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ビリー隊長にあこがれてイエスブートキャンプ サブタイトル ビリーズブートキャンプを書けば まぁ7日はネタに困らないかとそんな感じでスタートさぁ~ 紹介 ダイエット日記 ダイエット情報を中心に 更新されております。 最近のネタでは ハレルヤダイエットなど 紹介 rss取得 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。
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R団の部屋 【賢島(かしこじま)】 リプレ「神官・・・カシコジマ・・・、まさかこんなところにいたなんて」 カシコジマ「・・・、で。今日は何か用なのかい」 ドトウ「もちろん。用もないのにこんな辺鄙で神聖な場所には来ないよ」 カシコジマ「ははぁ」 ドトウ「今日は、お前にR団のメンバーとして聞きたいことがある。」 カシコジマ「どうぞ?機密でなけりゃ何でも話そう」 ドトウ「お前はウオッカ♪という奴を知っているか」 カシコジマ「無論。」 ドトウ「そいつが今、おかしな動きをしているというのは?」 カシコジマ「・・・薄々とは感じているが・・・」 ドトウ「そうか。おっと・・・こんな小さなことよりももっと重大なことを話すべきだったな」 カシコジマ「何だ」 ドトウ「・・・、神官ウジヤマダが、クーデターを起こしロンシャン達を始末しようとしている」 カシコジマ「何!?あの、ウエロク様に従属する真面目な神官だった、あのウジヤマダがか!?」 ドトウ「それも昔の話・・・、今やタバコと女に溺れてしまって、職権乱用も甚だしいプレイボーイに変貌してしまった」 カシコジマ「あのウジヤマダが、そんな悲惨なことになってしまっていたのか・・・!」 ドトウ「そしてだ、我々ORIGINはその原因がそのウオッカ♪にあるとにらんでいる訳だ」 カシコジマ「ほー。何故そうにらんだ?」 ドトウはカシコジマに、ウオッカ♪就任以降起こり出した不可解な事件を語りだした。 ドトウ「奴は・・・名将ウエロクが更迭された後後釜に納まり、そこから急にR団内でおかしな事件が起こり出した。今回のウジヤマダのクーデターもその一環、あまりに短期間の間で起こって不可解だったのでな」 カシコジマ「ウエロク様が更迭だと!?ウオッカ♪は形ばかりで実力などほとんどない、『形ばかりの大幹部』!何故そんな愚か者がウエロク様の部隊を掌握できたのだ!?」 ドトウ「おそらくは団長であるロンシャンの心の乱れだ、あの名将が更迭されるような失態は確認されていない」 カシコジマ「だろうな。そう考えるのが妥当か」 ドトウ「その後・・・全てがウオッカ♪の仕業ではないにしても、不可解な事件は次々起こった!」 カシコジマ「!?」 ドトウ「アベノバシが急に何者かに倒される事件を始め・・・、現ウオッカ♪部隊での集団食中毒!さらにはロンシャンの暗殺!!!」 カシコジマ「な、何!?ロンシャン様が暗殺されただって!?」 ドトウ「まだ正確な情報や彼の安否は入っていない・・・、速報だったからな」 カシコジマ「流石に不可解だな・・・。私も久しぶりに出るとするか」 ドトウ「それはダメだ。お前はこの賢島の主。それに、頼みたいこともあるしな」 カシコジマ「何だそれは」 ドトウ「・・・私が持ってきたその娘を預かっていて欲しい」 カシコジマ「はぁ?何故また」 ドトウ「さっきも言った様に、この娘は今はるか♪の刺客に命を狙われている。だがこの通り今は貧血でダウン中だ。だから、お前に守ってもらいたくてね」 カシコジマ「そ、そりゃかまわんがな・・・」 この決定にリプレがキレた。 リプレ「ちょっと、勝手に決めないでくれる!??何で私達がこいつと一緒に暮らさないといけないの!!」 ドトウ「誰がカシコジマと一緒に暮らせって言ったお前」 リプレ「こいつはR団の神官なのよ!?いつ裏切るか分からないわ!」 ドトウ「フン、お前に刃向かおうなんていうバカは誰も居ないさ。例えそれが神官でもな」 リプレ「ーーー!?それどういう意味よ!!」 ドトウ「すまない、私は本部へ戻る。その娘・・・オシリアを頼んだぞ、カシコジマ、リプレ!!」 そう言ってドトウは、オシリアとリプレを賢島に置いて去っていった。 カシコジマ「おう、気をつけて帰れよ」 リプレ「ちょっとーーー!!!置いてかないでぇぇぇぇ!!!」 カシコジマ「まーお嬢さん、ウーロン茶でも飲も・・・ぐほぇ」 カシコジマはリプレにシッポで叩かれてしまう。 リプレ「気安く触らないでよ!あんたのこと信用したわけじゃないからねっ!」 カシコジマ「(ワーオ・・・ドトウの言うとおりだ、こんなのに刃向かえば殺されるぜ)ところで、あいつと私が知り合ったきっかけを知っているか」 リプレ「知ってるわけないでしょ・・・」 カシコジマ「ここ英虞湾は真珠の名所でなー、あの真珠オタクはよく来たんだよ。そもそも真珠っていうのは勝手に出来るわけじゃなくてだなー・・・」 リプレ「・・・・ZZZ」 リプレはぐうぐう眠っている。 カシコジマ「あー・・・こんな短時間で寝るか」 作者は神羅ライジング・NEXに粉砕されました。時間軸的にはR団大混乱へ続く。ドトウのその後はORIGIN壊滅?神滅隊の陰謀へ。
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メタボ解消ビリーズブートキャンプでゴー サブタイトル メタボ解消をビリーズブートキャンプで行っていこうというブログ ダイエットの感想 検証もろもろほかにも日記やらいろいろ投稿 紹介 メタボリック 解消を御旗にかかげるダイエットブログ ダイエット記事 だけではなく日常ネタもおりまぜ更新中~ ダイエットしつつも 甘い者を食べるその勇気に 乾杯w rss取得 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。
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ビリーズブートキャンプやっている社会人 サブタイトル あまりブログのネタがない!! ビリーズブートキャンプの体験談などを書きつつ更新していきます。 脱メタボがんばれ三十路前サラリーマン 紹介 ネタの無いKさんが ダイエット体験談 日常生活のこと などを記事にしブログ更新しております。 ブートキャンプも一度卒業しているので 興味のある方は一度 訪れてみては如何でしょうか? rss取得 ぽてち が値上げ 原油だかぁぁぁぁぁぁぁ 人間ドックをお勧め! ハリーポッター 組閣 5 item(s) Last-Modified 2008/09/08 17 30 41
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ダイエットと日記とブログと私 サブタイトル どうでもいい日常と仕入れたばかりのターボジャムダイエットをまじえつつ宇宙と交信w 紹介 女性の方が更新しているブログです。 ブログタイトルは 部屋とワイシャツと私 をもとに 考えたそうです。 ダイエット&日常生活で更新中~ おもにターボジャムです。 rss取得 相撲界 第554回「急に大雨が降ってきた!どうする?!」 ハレタァ ターボジャム9日目 5 item(s) Last-Modified 2009/07/25 22 46 17
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痩せたい人の情報ブログ サブタイトル きになるダイエット情報紹介していきます。ネタ切れのため生活日記もおりまぜ更新!! 紹介 ダイエット情報を発信しつつ ネタ切れ時は日常ネタで更新だそうですわw rss取得 サザン CDTVスペシャル 体調不良 ターボジャム ビリーズブートキャンプ 豆乳クッキー 5 item(s) Last-Modified 2008/09/16 23 27 38
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社会人とダイエット サブタイトル 社会人としてのダイエットと日常ブログ ダイエットプログラム ビリーズブートキャンプ等を体験レポ 紹介 いち社会人としてのブログ 日常ブログ とビリーズブートキャンプレポで 今後更新していくそうです。 ビリーズブートキャンプレポはまとまり次第更新? (たぶんだそうです。) rss取得 老眼いややねw 梅宮アンナの愛娘 ああっあつい 水曜どうでしょう たのしいなぁ キャンプアウトするためのコツ 5 item(s) Last-Modified 2009/08/14 22 46 54
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リーマンダイエットですよ サブタイトル お腹を引っ込めたいのさオイラw日常生活を交えつつダイエットブログ 紹介 サラリーマン の方が お腹を引っ込める為に 日々奮闘 ないようは ダイエット 8 日記 2の割合で更新されております。 ガンバレ!!w rss取得 山口と九州 アメリカ大統領選 支持率 テンプレート変更 コメント スパム 迷惑メール おっめぇすっげぇなぁ〜 5 item(s) Last-Modified 2009/07/26 23 01 00
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リーマン日記です。 サブタイトル 日常の事、最近はまっている事、ダイエットなどを勝手気ままに綴っていくブログです。 紹介 最近転職された方ばかりの人のブログです。スーポーツ 政治 仕事の事など 幅広く取扱っている 社会人ブログです。 rss取得 タイの憲法 そういえば オッサンの星山本昌200勝 ソロソロ夏ですね ビリー到着 忘れ物キング!! 5 item(s) Last-Modified 2008/09/12 23 29 06
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優希「到着!」 和「東京……去年以来ですね」 久「私とまこもそこらへんは同じねー」 まこ「まぁ、わしは応援しとっただけじゃけぇ」 咲「……」 咲(お姉ちゃん、お母さん……) 和「咲さん、頑張りましょう」 咲「……うん」 優希「私をハブるとは何事か!」 和「きゃっ」 久「ほんと、仲間はずれとかひどいじゃない」 咲「わっ」 まこ「暑苦しいことしとらんではよせんかい」 京太郎「お、来たか」 和「先輩っ」タタッ 京太郎「? どうかした?」 和「もう……寂しかったんですよ?」ギュッ 京太郎「あ、ああ」 京太郎(あれ、なんか距離近くない?) まこ「注意せんでいいのかの?」 久「私が注意するとブーメランになる可能性もあるのよねぇ」 優希「むむむ、危険な香りがするじぇ」 咲「なによ、デレデレしちゃって」 京太郎「と、とりあえず部屋行こうぜ。ほら、先に鍵もらっといたから」 久「それじゃ、行きましょ。荷物置きたいしね」 まこ「そうじゃな」 優希「そろそろタコスの時間かー?」 京太郎「先に売ってる店見つけといたから、後で行ってみろ」 優希「同伴希望!」 京太郎「まこっちゃん、出番だ」 まこ「わしにふるな」 優希「うぅ、つれないじぇ」 京太郎「冗談だ。連れてってやるよ」 優希「せんぱーい!」ダキッ 京太郎「重いからおりなさい」 京太郎「んじゃ、俺はそろそろ部屋戻るな」 久「おやすみー」 まこ「夜更しせんようにな」 優希「明日もタコスよろしくだじぇ」 和「おやすみなさい」 咲「おや、すみ……」ウトウト ――パタン 久「さ、私たちも寝ますか」 優希「えー? もうちょっと遊んでもバチは当たらないじぇ」 まこ「明日寝坊したら元も子もないじゃろ」 和「そうですよ。明日は試合じゃないとはいえ大事な日なんですから」 優希「う~、咲ちゃんはどうなんだじぇ?」 咲「……」ウツラウツラ 久「聞くまでもないみたいね。じゃあ電気消すわよー」 優希「zzz……」クカー 和(あれだけ騒いでた割に、すぐに寝ちゃいましたね) 和(他のみんなももう寝たみたいですし……) 和(……行きましょう) 和(お父様、和は今日、悪い子になってしまいます) 和(先輩、待っていてください……!)ムクッ 和「……」ソロー 久「あら、どこか行くの?」 和「――っ」 和「ぶ、部長? 起きてたんですか?」 久「まぁね。で、トイレ?」 和「は、はい」 久「でも、トイレなら部屋の中でもいいと思うんだけど」 和「じ、実は眠れないので散歩に行こうかと」 久「じゃあ私も行こうかな。ちょうど眠れなかったし」 和「え、それは……」 久「ダメなの?」 和「あ……わかりました」 久「そ、じゃあ夜のデートとしゃれこみましょうか」 久(起きててよかった……この子、見かけによらず相当大胆じゃない) 和(そ、そんなぁ……) まこ「ん……誰か出ていったのかの?」 まこ「ふわぁ……トイレ」 咲「ん、んん……」モゾモゾ 咲「お、おしっこしたい……」 咲「トイレ……あれ、だれか入ってる?」 咲「ど、どうしよう……漏れちゃう……!」 咲「そ、外のトイレに……」ガチャ 咲「ふぅ……間に合って良かったぁ」 咲「ん……」ウトウト 咲「部屋、戻ろ」 京太郎「zzz」 ――コンコン 京太郎「――んん?」 『開けてよぉ』コンコン 京太郎「うるせぇな……」ガチャ 京太郎「開けたから勝手に入れー」 京太郎「ふわぁ……寝よ」 優希「んー、いい朝だじぇ」 まこ「ん、もう朝か……」 優希「おはようだじぇ」 久「……もう朝なの?」 和「……こんなはずじゃなかったのに」 優希「なんか眠そうだじぇ」 まこ「夜更しでもしとったんじゃろ」 優希「ずるいじぇっ」 まこ「まったく……ん?」 まこ「そういえば、咲は……?」 久「なに? いないの?」 優希「布団はもぬけの殻だじぇ。しかも体温は残ってないところを見ると……犯行は夜か!」 和「も、もしかして……」 京太郎「……」 咲「ん~」ギュー 京太郎「どうなってんの、これ?」 京太郎「こいつを部屋に入れた覚えは……あれって夢じゃなかったのか?」 久「そこまでよ!」ガラッ 和「先輩っ」 京太郎「な、なんだ!?」 久「やっぱり……!」 和「そんな……」 京太郎「待て、まずは話を聞け」 久「話もなにも、こうやって部屋に迎え入れてる時点でアウトでしょ」 京太郎「そもそもお前らはどうやって入ってきたっ?」 久「ドアにスリッパ挟まってたわよ」 京太郎「……そんなバカな」 和「先輩! 私に言ってくれればいつだって……!」 京太郎「落ち着け!」 咲「えへへ~、京ちゃぁん」スリスリ 京太郎「お前は起きろ!」 京太郎「あぁ、ひどい目あった……」 「大丈夫ですか?」 京太郎「あれ、ハギヨシさん?」 ハギヨシ「久しぶり、というほど間は空いてないですね」 京太郎「ということは龍門渕の面々も?」 ハギヨシ「ええ、こちらの方でホテルを取っています」 ハギヨシ「ところで、またなにかあったみたいですね」 京太郎「わかります?」 ハギヨシ「君のことだ。いつものことですね」 京太郎「手厳しいな……実はですね――」 優希「寝ぼけてたとは言え大胆だじぇ」 咲「うぅ、だって眠くてよくわからなかったんだもん……」 和「何事もなくてよかったです……」ホッ 優希「にしても、寝ぼけてると方向音痴が治るとはまた驚きだじぇ」 和「そうですね。外のトイレに行ったんですよね?」 咲「そう、だと思う」 まこ「ほれ、そろそろうちの部長の番じゃ」 『長野、清澄高校――!』 久『……』トテトテ 和「もしかして、緊張してます?」 まこ「団体戦は初じゃからの」 咲「なんか新鮮……」 優希「それにしても、なんか周りがざわついてるじぇ」 まこ「うちは無名じゃが、うちの部長は去年の入賞者じゃけぇ」 『――33番!』 和「直前の姫松と同じブロックですね」 優希「その姫松の時は歓声がすごかったじぇ。有名人か?」 まこ「インハイ上位の常連じゃ。うちとは扱いも反応も違うわな」 洋榎『――』 久『――』 咲「あれ、なんか話してますね」 まこ「去年、個人戦でかち合ったからの」 まこ(しかし……) 『4 新道寺女子』 『24 阿知賀女子』 『27 永水女子』 『29 宮守女子』 『49 有珠山』 『52 臨海女子』 まこ(なんともまぁ、知り合いの多そうな) 京太郎「あれ、抽選もう終わっちゃった?」 まこ「ちょうどさっき」 京太郎「まぁ、あとで見ればいいか。久ちゃん出迎えよーぜ」 京太郎「……そろそろ開会式終わったかな?」 京太郎「出場者しか入れないんだもんな……」 哩「あれ、須賀くん?」 京太郎「そういうお前は白水」 哩「清澄、出てきたんやね」 京太郎「久ちゃん、優勝狙うって燃えてるからさ」 哩「たしか別ブロック……当たるとしたら決勝」 京太郎「あ、そうなのか。俺、抽選見逃したからさ」 哩「なんばしよったん?」 京太郎「知り合いに会って盛り上がってさ」 哩「ふぅん」ジッ 京太郎「……何その目」 哩「その知り合い、女の子?」 京太郎「いや、違うけど」 哩「そ、そう?」ホッ 京太郎「そういや、鶴田は? 今日は姿が見えないな」 哩「なんね、そんセット商品みたいな扱い」 京太郎「どっちか貰ってもう片方ついてくるならお得かな」 哩「……そい、本気?」 京太郎「ま、同時に相手すると身がもたないかもな」 哩「ハッキリせんね」 「あ、部長。ここにいましたか」 哩「花田」 「みんな待ってますよ?」 哩「ん、わかった。そいぎ、また」 京太郎「おう」 「……あの、こちらの方は」 京太郎「清澄の須賀。白水たちとは……まぁ、友達だな」 「須賀……ああ!」 「姫子と部長が――もがっ」 哩「は、花田? 余計なことは言わんでもよかよ?」 「むー」コクコク 京太郎「……いきなりどうしたよ」 哩「なんでも」 「たしかにそういうことを軽々しく話すのはすばらくないですねぇ」 京太郎「すばらくない?」 「あ、申し遅れました」 「私は花田煌と申します」スバラッ 京太郎「ああ、よろしく」 煌「同じ長野出身だとか。すばらっ」 京太郎「あれ、そうなのか。てかよく知ってたな」 煌「それはもう、部長と姫子から――」 哩「はーなーだー?」 煌「――っと、喋りすぎるのはすばらくないみたいです」 京太郎「ところで、そのすばらってなに?」 煌「すばらはすばらですよ?」 京太郎「あぁ、はい」 京太郎(多分、素晴らしいかなんかの略だろ、うん) 哩「花田、そろそろ」 煌「あ、そうでしたね」 京太郎「そんじゃ、鶴田にもよろしくな」 哩「ん、わかった」 煌「また会いましょう」 京太郎「うーむ、また面白そうな奴がいたもんだ」 京太郎「でも普通にいい子って感じだったな」 京太郎「俺の周りに足りないのはああいうのだよな」 京太郎「てかあいつらが出てきたってことは、もう開会式は終わったんだよな?」 京太郎「じゃあそろそろ俺も戻るか……ってあれは」 誓子「……」テクテク 京太郎「またまた見知った顔か」 京太郎「せっかくだし、声をかけるのもいいけど……よし」 京太郎「……」ソロー 京太郎「なあ」トントン 誓子「ひゃっ、なに――」プニッ 京太郎「よし、成功」 誓子「……なに、してるの?」 京太郎「いや、普通に声かけてもつまらないかなって」 誓子「……」ジトッ 京太郎「うっ、そんな目で見るなよ……」 誓子「……」ジトッ 京太郎「……ごめんなさい」 誓子「ふーん、竹井さんがね」 京太郎「そっちはあのメンバーでいいのか?」 誓子「うん、みんないる」 京太郎「そうか……真屋も元気か?」 誓子「……うん」 誓子(一番にユキの心配なんだ……) 誓子(ちょっと、モヤってするなぁ) 京太郎「あいつ、なんかふわふわしてるからな。お前がボディガードにつけた理由もよくわかるよ」 誓子「あ、ああ……そんなこともあったね」 京太郎「お前もちょっと言っといたほうがいいぞ。もうちょっと警戒心持てって」 誓子「あのさ、自分だけが特別って思ったことない?」 京太郎「俺が特別? まぁ、妙な連中からは好かれてるとは思うけど」 誓子「みょ、妙な連中、ね」 誓子(どうしよう、そこに自分が含められた気がしてならないんだけど……!) 京太郎「どしたよ?」 誓子「なんでもありません」 京太郎「機嫌悪い?」 誓子「悪くありません」 京太郎「……ジュース飲まない?」 誓子「飲む」 京太郎「じゃあ、みんなによろしくな」 誓子「うん、そっちも竹井さんと染谷さんによろしくね」 京太郎「さて、いい加減戻らないとな」 京太郎「……てかお腹空いたなぁ」グゥ 春「そんなあなたに黒糖」ヌッ 京太郎「おわっ、どっから出てきたっ」 春「普通に向こうから」 京太郎「腹減りすぎて気づかなかったか……」 春「んっ」ズイッ 京太郎「あのさ、手渡してくれれば自分で食べるんだぞ?」 春「それはダメ」 京太郎「マジか」 春「それとも……あれ、したい?」 京太郎「あれ?」 春「口移し」 京太郎「……それをしたいって言ったらやるのか?」 春「そっちの誠意しだい」 京太郎「まったく……あんま年上をからかうな」ワシャワシャ 春「そっちが恥ずかしい思いをすれば万々歳」 京太郎「やっぱりそれが目的か」 春「姫さまが会いたがってる」ポリポリ 京太郎「知ってる。時々手紙来るし」 春「ちゃんと返事してるの?」ポリポリ 京太郎「簡単にだけどな。てか携帯持ってないのか?」 春「うん。それに持ってても結界の中じゃ使えないし」ポリポリ 京太郎「は?」 春「電波とかも遮断しちゃうから色々不便」ポリポリ 京太郎「……お前ら普段どうやって暮らしてんの?」 春「でもワープできるから移動には割と便利」ポリポリ 京太郎「うん、聞かなかったことにするわ」 京太郎「というか、俺にも食わせなさい」 春「食べさせられたいの?」 京太郎「背に腹は代えられないか……」グゥ 春「じゃあ、まずはそこのベンチに座って。このままじゃ食べさせにくい」 京太郎「はいはい」 春「目を閉じて。視界を遮断して味覚を鋭敏にする」 京太郎「はいはい?」 春「最後……そのまま動かないで」 京太郎「はいはい……って待てこら」 春「ふぁに?」 京太郎「顔、近いとは思わないか?」 春「ふぇつに」 京太郎「そんで、なんで口に黒糖咥えてんの?」 春「ひょれはね――」 京太郎「ええい、くわえながら喋るな」パッ 春「ああっ、黒糖が」 京太郎「いただきます」ポリポリ 春(あ、間接キス……) 春「……してやられた」 京太郎「そんなに食べさせたかったのか」 春「そうだけど、そうじゃない」 京太郎「どっちだよ……まあいいや。俺はもう行くぞ」 春「うん」 京太郎「じゃあな。おいしかったぞ」 春「私の唾液?」 京太郎「アホか」 京太郎「……」グギュルルル 京太郎「とはいえ、黒糖一個じゃ足りないのは目に見えてたんだよなぁ」 京太郎「一個食べたせいで余計腹の虫が暴れだしたし」 京太郎「それに、どこからかいい匂いが――」 洋榎「串カツうまー」 京太郎「……」グギュルルル 洋榎「なんや、けったいな音やなぁ」 京太郎「お前、たしか……愛宕姉」 洋榎「そういうあんたは……ガースー」 京太郎「その黒光りしてそうな呼び方はやめろ」 洋榎「そっちこそスライムA、スライムBみたいな呼び方はやめんかい」 京太郎「じゃあ、愛宕レッド」 洋榎「なんでやねん」ビシッ 京太郎「おっと」サッ 洋榎「なんで避けるねん」ビシッ 京太郎「ほっ」サッ 洋榎「……」 京太郎「……」 洋榎「なんでやねんっなんでやねんっなんでやねんっ」ビシッビシッビシッ 京太郎「よっほっはっ」サッサッサッ 洋榎「なんでやねん――と見せかけて回し蹴りっ」シュガッ 京太郎「甘いっ」サッ 洋榎「はぁ、はぁ……」 京太郎「い、意外にスタミナあるな……」 洋榎「もうかれこれ何発ツッコミを繰り出したことやら……」 京太郎「えっと……334ぐらい?」 洋榎「なんでや! 阪神関係ないやろ!」 京太郎「冗談はさて置き、疲れないか?」 洋榎「……無駄に体力消耗してもうたな」 京太郎「だろ? だからここは――」 怜「そこで癒し系美少女の登場やねん」 京太郎「いやー、お前けっこうやるじゃん」 洋榎「うちもまさかあないツッコミかわされるとは思わへんかったわ」 怜「ちょーい、お二人さーん」 京太郎「久しぶり」 洋榎「たしか千里山の……」 怜「そ、あなたの怜ちゃんやで」 怜「ね、ダーリン」ギュッ 京太郎「こら、くっつくんじゃない」 洋榎「なんや、浮気かいな」 京太郎「誰とも付き合ってないのに浮気になるとは」 洋榎「え」 怜「……」ピクッ 京太郎「なんで驚いてんの?」 洋榎「竹井と付き合っておらへんの?」 京太郎「まぁ、付き合ってはいない」 洋榎「なんや曖昧やなぁ」 怜「というわけで、今はうちのダーリン(仮)なんやで?」 洋榎「(仮)と言うたら、いつになったらガールフレンドは本物になるんやろなぁ」 怜「きっとあれやな、だから中々進展がないんやろな」 洋榎「せやなぁ」 怜「ところで、その串は暗殺用?」 洋榎「そーそー、仕事人みたいに……って違うわ! 普通に串カツや、串カツ」 怜「ほー、串カツ」 洋榎「この前タレ漬けるの失敗してもうて、ごっつ寂しい思いしたねん。二度漬け厳禁やねん」 怜「せやったら容器持ってタレかけたらええやん。ダバーって」 洋榎「――新しい!」 京太郎「お前ら、知り合いだったの?」 怜「ううん、特に」 洋榎「セーラと一緒にいるとこ見るぐらいやな」 京太郎「……これが関西人か」 怜「いえーい」パシ 洋榎「いえーい」パシ 洋榎「そんじゃー、竹井によろしくなー」 京太郎「ふぅ、なんか一気にエネルギー持ってかれたな」 怜「うちで良ければチャージさせたってもええよ?」 京太郎「チャージって、なにするんだよ」 怜「まず、須賀くんがうちを背負います」 京太郎「さらに疲れる気しかしないから却下」 怜「よよよ……病弱なうちを見捨てる気なんやな」 京太郎「エネルギーチャージの件はどこいった」 怜「おっぱい押し付けられたら元気になるんとちゃう?」 京太郎「もうちょっと増量してから出直せ」 怜「ふむ、大中小で言えば中ぐらいはあると思うんやけどな……触ってみる?」モミモミ 京太郎「え、いいの?」 怜「ほんまにダーリンになってくれるんやったら」 京太郎「そうきたか」 「あ、園城寺先輩、ここにいましたか」 怜「泉やん。どしたん?」 「どしたん? じゃないですよ! トイレ行きたいって言ったからついていったのにもう……」 京太郎「この学校側に喧嘩売るような改造制服のやつは後輩か?」 「うぇっ、お、男の人ですか?」 怜「うちのダーリン」 「ええっ!?」 京太郎「冗談だからな?」 怜「せやなぁ、本気に取られて竜華に漏らされたら大変やし」 「そ、そうですか……」 京太郎「須賀京太郎だ。よろしくな」 「二条泉です」 怜「じゃあ、うちは須賀くんとデートしてくるから」 泉「わかりました……って言うわけないでしょ! 戻りますよ」 怜「あーん」ズルズル 京太郎「うんまぁ、気をつけてな」 怜「竹井さんによろしくー」ズルズル 泉「竹井……?」ピタッ 泉「竹井久と同じ学校なんですか?」 京太郎「ああ、清澄高校麻雀部の副部長やってる」 泉「じゃああの原村とも同じってことやないですか!」 京太郎「あれ、知り合い?」 泉「インターミドルでちょっと……言っといてください、次は負けへんって」 怜「ほななー」 京太郎「ライバルってやつか……いいねー、そういうの」 京太郎「ちゃんと伝えといてやるか」 久「遅い」 京太郎「ごめん、知り合いに遭遇しまくってさ」 久「まぁ、私も何人かと話したけどね」 京太郎「だろ?」 久「それにしても遅い」 京太郎「うっ」 優希「もうお腹ペコペコだじぇ」 和「ゆーきはさっきタコスを食べてたでしょ?」 優希「タコスはタコス腹!」 まこ「ビール腹の仲間かい」 優希「それはさすがにやだじぇ!」 京太郎「ああ、はらむ――和」 和「なんでしょうか?」 京太郎「さっき二条ってやつに会って伝言頼まれた。次は負けないってよ」 和「二条? 誰でしょうか?」 京太郎「え、知り合いじゃないのか?」 和「はい、覚えもありませんし」 京太郎「ぉう、そうか……」 京太郎(こいつが単純に覚えてないだけか、向こうの一方的な執着か……) 京太郎(どっちにしても二条……哀れな)ホロリ 優希「それにしても咲ちゃん遅いじぇ」 久「え」 まこ「え」 和「え」 京太郎「……おい、まさかまた迷子か?」 優希「多分そうだじぇ。トイレ行くって言ってたし」 まこ「ついて行かなかったんかい……」 優希「近いしきっと大丈夫だと思ったんだけどなー」 和「ゆーきは楽観的すぎます」 優希「そこまで悲観される咲ちゃんも咲ちゃんだじぇ」 京太郎「しょうがない……行ってくる」 久「悪いけどお願い」 京太郎「よく知ってるとこでも迷子になるのに、こんなとこで単独行動とか……」 京太郎「えっと、トイレはここだから……ここからありえないって方に行けば――」 「あ、京太郎くんだー!」 京太郎「――むぐっ」 豊音「やっぱり来てたんだねっ」ギュー 豊音「あのねあのね、今年は私たちも頑張って来たんだよ?」 豊音「シロもエイスリンさんも胡桃も塞も!」 豊音「みんな竹井さんや京太郎くんに会えるって喜んでたんだよ?」 京太郎「」 豊音「京太郎くん?」 京太郎「」 豊音「京太郎くーん!」 豊音「ほんとごめんなさいだよー」 京太郎「いいって、なかばもう恒例だし」 豊音「そう言ってくれるとありがたいかな」 京太郎「にしても宮守がな……」 豊音「これも全部先生のおかげだよー」 京太郎「熊倉さんだっけ?」 豊音「うん、すっごく強いんだよ?」 京太郎「まぁ、ただものではない感じはしたけどな」 京太郎「エイスリン、元気か?」 豊音「あ、はとこさんだったんだよね。うん、日本語もけっこう話せるようになったんだよ?」 京太郎「そっか……で、小瀬川は?」 豊音「シロは相変わらずダルダルだよ?」 京太郎「まぁ、だろうな」 豊音「……シロとなにかあったのかな?」 京太郎「いや、特には」 豊音「も、もしかしてだけど……シロに一目惚れ、とかじゃないよね?」 京太郎「そんなんじゃないって」 豊音「良かったよー」ホッ 豊音「京太郎くん、お昼は?」 京太郎「あー、そうだった。探さないといけないんだった」 豊音「なにかなくしたの?」 京太郎「うちの一年が絶賛行方不明中」 豊音「た、大変だよー!」 京太郎「ああ、いつものことなんだけどさ」 豊音「大丈夫なのかな?」 京太郎「多分な」 豊音「うーん、でもそれじゃあんまり引き止めるのも悪いよね」 京太郎「まぁ、昼飯早いとこ食いたいし」グゥ 豊音「あ、もしかしてお邪魔しちゃったかな?」 京太郎「気にすんな。久しぶりに会えて嬉しいのはこっちも同じだから」 豊音「……ちょー嬉しいよー」グスッ 京太郎「んじゃ、また会おうぜ」 豊音「あ、ちょっと待って!」 豊音「京太郎くん、これ」 京太郎「……色紙?」 豊音「原村さんのサイン、お願いします」 京太郎「そういや冬に久ちゃんのサインももらってたな」 豊音「インハイに来たからには色んな人のサインをもらいまくるんだよー!」 京太郎「うんまぁ、頑張れよ」 京太郎(インハイの有名人と知り合いだって言ったら大変なことになりそうだな……) 豊音「またね、京太郎くん」 京太郎「おう」 咲「ここ、どこぉ」ゴウンゴウン 京太郎「やっと見つけた……」 咲「きょ、京ちゃん!」 京太郎「お前はどこに行くつもりだよ」 咲「だ、だって知らないとこなんだもん」 京太郎「知ってるところでも迷子になってるだろうが!」 咲「あれは寄り道してるだけ!」 京太郎「ああもう、どっかのだれかと同じ言い訳を……とりあえず出るぞ」グイッ 咲「ひ、引っ張らないで!」 京太郎「いいから黙ってついてこい」 咲「……強引」 京太郎「ちゃんといるか?」 咲「……ずっと手、握ってるでしょ」 京太郎「いつの間にかすり替わってるかもしれないからな」 咲「それ、軽いホラーだよ……」 「……」 咲「京ちゃん、あの子」 京太郎「ん? 幽霊でも見えたか?」 咲「違うよ、自販機の前にいる子!」 京太郎「ああ、あの子な。ジュースでも飲みたいのかね?」 咲「あの子、なんだかちょっと……」 京太郎「それとも迷子か? ならほっとくのもあれだし……」 京太郎「とりあえずお前はここを動くな。すぐ戻るから」 咲「あ、ちょっと」 京太郎「よう、迷子か?」 「……キミ、だれ?」 京太郎「別に怪しいものじゃないって」 「悪い人は大抵そう言うよね」 京太郎「それもそうか……じゃあ俺は怪しいものだ。安心しろ」 「通報していい?」 京太郎「それはやめろ」 「で、なんなのさ」 京太郎「いや、迷子なら届けようかなって」 「むっ、ネリーは子供じゃないよ? もうハイスクールに通ってるし」 京太郎「まぁ、迷子じゃないならいいんだけどさ」 京太郎(ネリー? よく見りゃこの子、外人か? 民族衣装っぽいの着てるし) ネリー「でも、喉は乾いたかな?」 京太郎「何飲みたい? 奢ってやるよ。迷子と間違っちゃったしな」 ネリー「ホント? やった、言ってみるもんだね」 京太郎「調子のいいやつめ……ほら、どれだ」 ネリー「お金だけちょうだい。自分で買うよ」 京太郎「ほい」チャリン ネリー「ありがと……それじゃ」ゴソゴソ 京太郎「ちょっと待て、どこ行く気だ?」 ネリー「どっか別の場所。ここで買うとは言ってないから詐欺にはならないよね?」 京太郎「やっぱ返せ、俺が買う」 ネリー「ネリーがもらったからこれはもうネリーのだもん」 京太郎「いいから返しなさい!」ガシッ ネリー「やだってば!」 咲「京ちゃん、どうしたの?」 ネリー「だからネリーのだってば!」 京太郎「やっぱ迷子じゃないとか嘘だろ! 高校生ってのも怪しいしな!」 ネリー「メーヨキソンで訴えるよ!? 慰謝料もらうよ!?」 咲「えぇっ、ど、どうしよう……」アタフタ 「なにをやっているんだ、お前らは……」 京太郎「あ、辻垣内」 ネリー「あ、サトハ」 智葉「須賀、ネリーが迷惑をかけた」 ネリー「違うよ? ネリーは間違ったこと言ってないもん」 京太郎「どの口が言ってんだぁ?」グリグリ ネリー「いたいいたいっ、しょーがいざい! ぼーこーざい!」 智葉「二人とも――」スッ 智葉「――斬るぞ?」 咲「ひっ」ゾクッ 京太郎「問題ない、俺たち仲良し」ガシッ ネリー「うん、仲良し」ガシッ 智葉「とりあえずお金は返してやれ」ハァ 智葉「そうか、清澄が団体戦にな」 京太郎「今年は先鋒なんだって?」 智葉「ルールでそうなったからな」 ネリー「サトハはそんなの関係なく強いよ?」 京太郎「そこは俺も同意見」 咲「……」 咲(この人が去年の個人戦三位) 咲(お姉ちゃんと、宅を囲んだ人) 智葉「……チャンピオンの妹か」 咲「は、はい」 智葉「そう身構えないでくれ。去年はしてやられたが、それで君をどうこうするつもりはない」 咲「あの、お姉ちゃんは……」 智葉「圧倒的だった。どうすればあそこまで強くなれるのか……それに――」 智葉「あれは執念、執着、そういったものを感じさせたよ」 京太郎「……」 咲「京ちゃん?」 京太郎「ああ、大丈夫だ」 智葉「では、私たちはもう行くよ。ラーメンが食べたいとうるさいやつがいるんだ」 ネリー「ああ、メグが」 京太郎「ん、じゃあ久ちゃんによろしく言っとく」 智葉「頼む」 ネリー「サキって言ったっけ?」 咲「うん」 ネリー「大将なの?」 咲「そうだけど……」 ネリー「わかった。じゃあ、楽しみにしてるね」 咲「――っ」ゾクッ ネリー「あと、ケチな人」 京太郎「……俺か?」 ネリー「いつまでそんな背負ってるの?」 京太郎「……」 智葉「ネリー、行くぞ」 ネリー「はーい」 京太郎「ふぅ……」 咲「京ちゃん、大丈夫?」 京太郎「ああ、俺たちも戻るか」 智葉「お前はいなくなったと思ったらなにをやっているんだ」 ネリー「喉渇いたけどちょうど手持ちがなかったんだよ」 智葉「だからといって他人に迷惑をかけるな」 ネリー「えー? あれはあくまであっちの自由意思だよ?」 智葉「まったく……」 ネリー「でも、キヨスミ……面白そうだね」 智葉「あの竹井のチームだ。一筋縄ではいかないだろうな」 ネリー「その人は知らないけど、面白いのが二人もいるんだもん」 智葉「二人?」 ネリー「うん、サキとあのケチな人」 智葉「須賀が、か」 ネリー「当たるとしたら準決勝……楽しみだね」