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禁断真祖(きんだんしんそ) カイン・アンセス Fwanted サイコ・パス(ゼロ)文明 (44) 禁断クライム・クリーチャー:種族なし 37564 ■スピードアタッカー ■T・ブレイカー ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コストの合計が13以下になるように、サイコ・パスを持つクリーチャーを好きな数、自分の牢獄ゾーンまたは墓地から選び、バトルゾーンに出す。 ■誰も、このクリーチャーに封印を付けることはできない。 ■このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地または牢獄ゾーン以外のゾーンに送られる時、かわりにコスト13以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、各プレイヤーはバトルゾーンにある自身の封印を1つずつ選び、手札に加えてもよい。 ■このカードが牢獄ゾーンとバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。 禁断開闢前:《巌窟王〜禁断の囚人〜》 ※殿堂入り 作者:ザ=ガーン フレーバーテキスト (8/16) ページ自体を修正。 DM-EX02「嵐を呼ぶ!真夏のデュエル・フェス!」にて初登場した新たなカードタイプである禁断クライム・クリーチャー?。《巌窟王〜禁断の囚人〜》が禁断開闢?した姿です。 開闢前が牢獄ゾーンからスタートする関係上cipを持ち、かなり強力な踏み倒しが可能。また、これが出た時には禁断開闢によって全クリーチャーを封印しているはずなので、踏み倒しメタを気にせず使うことができます。 なにげに封印されず、破壊以外の除去に対しても耐性を持ちます。相手に逆利用されそうな内容ではありますが。 総じて、封印解除の条件が厳しめな分、圧倒的なフィニッシュ力を誇るロマンカードと言ったところ。同弾収録のイニシャルズPsy?でのサポートはおそらく必須。ファンデッキで輝かせましょう。 名前の元ネタは聖書に登場する人類初の殺人をした人物「カイン」から。また、「真祖」ともあるように、こいつこそが「原初のクライム・クリーチャー」であり、探偵編におけるすべての元凶です。 かつてジゴロックとモリアーティーが所属していた研究施設を襲撃した後、牢獄に封印されていました。そして、今弾では祭りの裏側で、ある人物が彼の封印を解く為に暗躍している模様。 評価 名前 コメント
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メニュー トップページ メニュー 基本性能 クレセント 通常技(クレセント) 必殺技(クレセント) 連続技(クレセント) 固め,起き攻め,崩し(クレセント) 立ち回り(クレセント) フルムーン 通常技(フルムーン) 必殺技(フルムーン) 連続技(フルムーン) 固め,起き攻め,崩し(フルムーン) 立ち回り(フルムーン) ハーフムーン 通常技(ハーフムーン) 必殺技(ハーフムーン) 連続技ハーフムーン 固め,起き攻め,崩し(ハーフムーン) 立ち回り(ハーフムーン) キャラ対策 +... シオン アルク シエル 秋葉 翡翠&琥珀 翡翠 琥珀 志貴 都古 ワラキア ネロ Vシオン 暴走アルク 赤秋葉 メカヒスイ 七夜 さつき レン 青子 白レン 軋間 リーズ ロア ネコアルク 両儀式 制服秋葉 ネコカオス 琥珀&メカ翡翠 メカ翡翠&ネコアルク 真祖アルクェイド ここを編集
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特性タイプとして扱う。 《優位種:吸血鬼真祖》は〈※ポリグロット〉で取得できず、[23ネフィリム]のスタイルを取得することも出来ない。 あなたは伝承で語られる不死身の吸血鬼である。多くの場合、元々は人間であり、何らかの原因によって吸血鬼として蘇った。 あなたは不死身の肉体と様々な特殊能力の代わりに、多くの弱点を得た。 あなたは《※優位種:~~》を取得している者として扱う。また、〈神聖〉属性を含むダメージを受けた時、負傷決定ステップの際に全ての防御力を2分の1(端数切捨て)とする。アルスノトリア8Pも参照すること。 また、あなたがソウルエンコーダーや装魂具となることは出来ない。 《†真祖》 解説:吸血鬼の能力を使用する。肉体を霧や無数の蝙蝠、ネズミ、蟲に変化させる、魅了の魔眼による催眠、怪力、飛行、吸血、動物を使い魔として使役するなど多岐に渡る。 ただし日光や銀、十字架を苦手とする、河や海の上を渡れないなど多くの弱点も同時に抱えている。 コスト:疲労1 効果:自身が判定を行う際、その判定で《優位種:吸血鬼真祖》の力を活用する方法、アイデアなどをGMに告げ《†真祖》を任意の技能と組み合わせて使用することで、 その技能の成功率に+50%する。その他の制約や注釈は他の拡張効果に準ずるものとする。 1.《†永生者》 コスト:- 技能:- タイミング:常時 対象:自身 射程:- 解説:吸血鬼として長い生を得たことで様々な知識や技術、経験に通じている。同時に様々な弱点を抱えるに至った。 効果:あなたは以下の効果を得る。 ①あなたは合計で[[ランク-4]×10%]点だけ、任意の技能の成功率を上昇させる。この時、複数の技能を選択して数値を割り振っても良い。 ②あなたの死亡以外の全ての負傷ゲージの最大値に+[ランク÷5(端数切り上げ)]する。 ③[ダメージ軽減:呪魔(ランク×2)]のバフを常に受けている。 ④フリーアクションで即座に[飛行状態]になることを宣言、または解除を行うことが出来る。 ただし、あなたは以下のデメリットを常に受ける。 ①〈神性〉属性を含む攻撃に対するリアクションの成功率は常に半分(端数切捨て)となる。 ②あなたが受ける〈神性〉属性のダメージに+[ランク]する。 ③あなたが日光に晒された状態で行うあらゆる判定の成功率に-20%する。 ④〈※水泳〉の効果を受けることが出来ず、水上または水中で行うあらゆる判定の成功率が半分(端数切捨て)となる。 この効果は水上であってもあなたが飛行状態であったり、船や足場の上に立っているなどで水に触れていなければ無視することが出来る。 2.《†怪力》 コスト:- 技能:- タイミング:常時 対象:自身 射程:- 解説:人間のそれとは一線を画す怪力を持っている事を現す。 効果:自身が行う近接攻撃のダメージに+[ランク+1d10]する。また、【身体】に+2する。この時、初期値の上限18を超えても良い。 近接武器による近接攻撃の命中判定でファンブルとなった場合、ダメージ適用後にその近接武器は失われる。 3.《†ドレインライフ》 コスト:- 技能:当身 タイミング:メインアクション 対象:単 射程:至近 解説:攻撃の際に噛みつく、敵から流れ出る血を吸うことで自身の生命力を回復する。 効果:素手による近接攻撃の命中判定〈当身〉と組み合わせて使用し、自身が行う近接攻撃のダメージに+[ランク]し、属性に[呪魔]を追加する。 ダメージを与えた後、塗りつぶした負傷ゲージから1種類を選択する。自身のその負傷ゲージを2点回復する。 負傷ゲージを回復する効果は1メインプロセスに1回まで使用できる。 ただし、GMが生物ではないと認めたキャラクターにダメージを与えた場合、負傷ゲージを回復する効果は適用されない。 4.《†霧散》 コスト:疲労2 技能:効果参照 タイミング:リアクション 対象:自身 射程:- 解説:肉体を霧や無数の蝙蝠、動物に変化させることで攻撃を回避する。ただし、神聖属性の攻撃に対しては効果が無い。 効果:自身が行うあらゆるリアクションの技能と組み合わせて使用する。その判定の成功率に+50%する。 ただし、〈神聖〉属性を含む攻撃の命中判定に対しては使用できない。また、自身の疲労ゲージが1以下の場合でも使用できない。 5.《†ノーライフキング》 コスト:- 技能:特性能力 タイミング:クリンナップ 対象:自身 射程:- 解説:不死身に喩えられるほどの生命力を持っている。 効果:自身の負傷ゲージを合計で[ランク]ポイント分まで回復する。[疲労3]につき1ポイント、[軽傷2]につき1ポイント、[重症1]につき1ポイント、 [致命傷1]につき2ポイント分必要となる。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。 この効果は1シーンに[ランク÷5(端数切り上げ)]回まで使用できる。 備考:この効果はあなたが死亡した時、即座に死亡チェックを取り消して使用することが出来る。 6.《†深紅の魔弾》 コスト:軽傷2 技能:特性能力 タイミング:メインアクション 対象:単 射程:至近~遠 解説:自身の血液を弾丸として射出する。 効果:対象に特性攻撃を行う。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、命中判定とする。攻撃のデータは以下の通り。 この特性攻撃の使用時に、ダメージ属性を銃弾か灼熱のどちらか一つ選択する。 属性:〈銃弾/灼熱〉〈呪魔〉 攻撃力:2d10+[ランク×3] 備考:「対象:範」に変更することが出来る。そうした場合、特別に攻撃対象の数だけ連続攻撃を行うことが出来る。 7.《†常闇の外套》 コスト:疲労2 技能:- タイミング:負傷決定ステップ 対象:自身 射程:- 解説:吸血鬼としての強靭な生命力を防御面で発揮する。 効果:自身がダメージを受ける時、そのダメージを[ランク]点軽減し、防御無視の効果を受けずにダメージを適用させる。 この効果は1ラウンドに2回まで使用できる。ただし、〈神聖〉属性を含むダメージには使用できない。 8.《†血界幻想(ブラッドファンタズム)》 コスト:重傷2 技能:特性能力 タイミング:いつでも 対象:自身 射程:- 解説:自身の血を媒介に様々な魔術や特性能力を再現する。 効果:この効果はいつでも使用することが出来る。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。特性効果か魔術効果を一つ選択する。選択した効果をこのシーン中、自身が取得しているものとして使用することが出来る。ただし、ソロエフェクト、バディエフェクト、サポートエフェクト、[コスト:致命傷]を含む効果は選択できない。 この効果は1シーンに1回まで使用することが出来る。 備考:選択した魔術効果が[技能:魔術]だった場合、特別に[技能:特性能力]に読み替えて使用することが出来る。 9.《†不夜城の主》 コスト:致命傷2 技能:- タイミング:セットアップ 対象:自身 射程:- 解説:吸血によって溜めこんだ犠牲者の血と魂を解放し、自身の使い魔として自在に使役する。 効果:自身が行う攻撃のダメージと先制値に+[ランク+5]し、あらゆるダメージを[ランク+5]点軽減する。また、あらゆる判定の成功率に+[ランク×2]%する。 《†不夜城の主》の効果中、あなたは1度のメインプロセス中にフリー、ムーブメント、メインアクションを2回まで行うことができる。 また、[タイミング:セットアップ][タイミング:クリンナップ]の行動をそれぞれ2回まで行うことが出来る。 また、《†血界幻想(ブラッドファンタズム)》の使用制限回数が「1ラウンドに1回まで」となる。 ただし、《†不夜城の主》の効果中あなたは《†ノーライフキング》を使用することができず、負傷ゲージを回復することも出来ない。 この効果はラウンド終了まで持続する。ただし、「タイミング:クリンナッププロセス」に致命傷ゲージを1点塗りつぶすことで、次のラウンドまで効果を持続させることが出来る。 この効果は1シナリオに1回まで使用できる。 10.《†ソロエフェクト》 コスト:- 技能:- タイミング:常時 効果:ソロスタイルの時に有効。あらゆる害悪や苦痛を感じなくなる。あなたは[衰弱]を含めたあらゆるデバフを受けない。 11.《†バディエフェクト》 コスト:疲労1 技能:特性能力 タイミング:メインアクション 効果:バディスタイルの時に有効。あなたの血を分け与えて傷を癒す。ただし、吸血鬼化のリスクが伴う。 バディの負傷ゲージを合計で[ランク]ポイント分まで回復する。[軽傷1]につき1点、[重症1]につき2点、[致命傷1]につき3点必要となる。 〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。この効果は1シーンに1回まで使用することが出来る。 備考:《†バディエフェクト》の判定でファンブルとなった場合でも、特別に成功したものとして負傷ゲージを回復しても良い。 ただし、回復したキャラクターはシーン終了時に〈抵抗力〉で判定を行う。失敗した場合、そのキャラクターは吸血亜種または屍鬼(グール)となる。 詳細はGMが決定すること。この〈抵抗力〉の判定の成功率はは2回目以降から半減する。(3回目からは4分の1、4回目から8分の1……という風にペナルティは累積していく)
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―――アースラ 「ん?」 リンディは結界の外で奇妙な光景を見ていた、丸で結界内部を見ているように二人の女性が居ることを・・・ だがそれはすぐに消えた、そしてエイミィの絶叫が響く 「や、闇の書の防衛プログラム!」 モニターに移った光景・・・かつて闇の書事件において倒したはずのプログラム・・・だがそれは復活しただが、 前よりかは縮んでおり体は欠損していた。 「ど、どうして?コアはアルカンシェルで消滅したはずなのに・・・エイミィすぐに解析して!」 リンディの指示にエイミィはすぐに解析をする。 「コアに高魔力反応これは・・・ジュエルシードです!」 「ジュエルシードですって!」 まだジュエルシードが海鳴に存在していたとは・・・恐らく回収し損ねたプログラムの肉片が偶然取り込んだ上に再生、 そして魔力反応に呼応して現れた・・・悩む暇もなくリンディは回線を使って本部に連絡する。 「防衛プログラムの残骸がジュエルシードを取り込んだことによって復活、 至急フェイト・ハラオウンならびにヴォルケンリッターを現地に派遣してもらいたい。」 答えは一時間かかるというのだ・・・リンディは決断した。 「至急デュランダルをクロノの下へ、私も出ます。」 その答えにギョっとする一同、しかし時間を稼ぐに為にはある意味理に叶った選択だ。 「万が一の場合はエイミィ、指揮をお願い。」 指示を出しながらリンディは転倒ポートへ走る。 ―――結界外 「あらあら、とんだイレギュラーのご登場ね、ま、アルクェイドが何とかするわ。」 扇子で口元を隠しながら女性は言う。 「いいのですか本当に?」 「あら、大丈夫よ・・・折角の見世物だもの、これぐらいのアクシデントは付き物よ。」 ―――結界内 「なのはちゃん、大丈夫。」 「え、え・・・。」 光線の直撃を喰らったがバリアジャケットとかいう防護服のお陰か、たいした傷は負っていないようだ、 それに一安心するアルクェイド、そして突然の乱入者を見据える、至る所が掛けているものの禍々しい形をした 何かは虫類と蜘蛛を合わせたような怪物が咆哮をあげながらこちらを見据える。 「あれはなんなの?まさか管理局のとか?」 「いや、違うあれは・・・。」 クロノはあれがなんなのか簡単に説明する、闇の書事件の経緯を・・・ 「ああ、そう・・・いいわ私が何とかするから。」 アルクェイドはクロノに負傷したなのはを託すと防衛プログラムに向かって歩いていった、 それに呼応するが如く怪物によって生み出された異形の傀儡がアルクェイドに飛び掛る。 だがそれはアルクェイドの爪によっていとも簡単に切り裂かれ消えていく。 「アルクさん?」 「なのはちゃん、さっき言わなかったけど私はある理由で管理局に連れていかれそうになった・・・その理由見せてあげる。」 なのはとクロノは感じた、彼女に物凄い魔力が集まっていた。 さっきまでルビーのような瞳は傷一つない黄金の瞳となっていた。そしてアルクェイドが手をかざす。 「星の息吹よ・・・。」 突如無数の巨大な鎖が防衛プログラムに絡みつき其の身を押し上げていく。 「肉片も・・・。」 右手に魔力を集中させる。 「残さないから!!!!!」 『マーブルファンタズム・メルティブラッド』真祖の慈悲なき一撃が防衛プログラムという存在をかき消してゆく・・・。 ―――結界外 「ほら、私の言った通りでしょ、あの程度なら彼女を倒すことすら出来やしないわ。」 自分のように言う紫の女 「あれが・・・例の・・・。」 「そう、私に怪我を負わせた技。」 ―――結界内 「お仕舞いねこれで・・・。」 アルクェイドの手にはプログラムの中枢を担っていたジュエルシードが握られていたが、 「アルクェイド・ブリュンスタッド!やはり我々の下へ着てもらう。」 クロノはデュランダルをアルクェイドに向ける、彼は彼なりの意識でアルクェイドの能力の危険性を察知したのだろう、だが・・・ 「クロノ、デュランダルを下げなさい。」 女の声が響きクロノはデュランダルを下げる、その声の主にアルクェイドは顔を向ける。 「時空管理局提督『アースラ』艦長のリンディ・ハラオウンと申します。」 緑髪の女性はアルクェイドに軽く会釈する。 「アルクェイドさん、貴女の行動は先ほどからモニターさせてもらっています・・・ 貴女も知っていると思いますがそのジュエルシードは大変危険なものですこちらに渡していただけないでしょうか?」 柔らかに言うリンディに警戒心を緩めないながらもアルクェイドは答えた。 「分かったわ、こんなもの持っていても私にはいらないし・・・そうだ取引といかない?ジュエルシードとか言うのは渡すわ、 その代わり私を時空管理局へと連れて行くことをやめてもらいたいんだけど。」 「そんなこと出来ない!」 クロノは叫ぶ・・・アルクェイドの能力はあまりにも危険すぎると判断した、それはそうだ規模は小さいとはいえ防衛プログラムを一瞬にして葬り去るほどの能力者、 挙句にAAAランク魔道士と互角以上に渡り合う存在を野放しに出来るなんて到底出来ない。だがそれをリンディは遮る。 「クロノ、その判断は私がします・・・受け入れましょうアルクェイドさん。」 「かあさ・・・いや提督!」 抗議の声を上げるクロノだが、リンディは首を横に振る。 「クロノ、確かに真祖の捕獲という任務があるけど・・・あれはかなり上層部の一派の私人的な命令でもある、 それにジュエルシード2個を手に入れられるだけ十分でしょ。」 「はい・・・。」 不承不承だがクロノは応じ、負傷者を抱えてアースラに転送される。 「御免なさいねアルクェイドさん、あの子はちょっと融通が利かないのよ。」 申し訳なさそうにリンディは言う。 「ううん、気にすることはないよ・・・ああいう手合いは沢山見てきたから。」 「まぁ本音を言うと貴女が管理局に入局してくれればうれしいんだけどどう?」 「遠慮しておくわ、私はここにある世界が好きだから。」 「そう、あまりムリは言わないわ、高望みすると墓穴掘るといいますからね。」 「まぁね、ところでなのはちゃんは大丈夫?」 「大丈夫、バリアジャケットのお陰で多少の打ち身ですんだようね。」 「分かった、ありがとう・・・もう会うことはないかもしれないけど。」 「ええ、こちらからも礼を言わせてもらいますわ真祖・・・。」 ―――道中 「怪我は大丈夫なのはちゃん?」 アルクェイドはなのはをおんぶしながらビルとビルを渡りながら翠屋へと向かった。 「うん、大丈夫です。」 「そう、ならいい。」 そしてなのはは問う。 「アルクェイドさん、貴女は一体何ですか?会った時から何か不思議な力を感じていましたが。」 そしてアルクェイドは自分が真祖と呼ばれる吸血鬼ということなのは達とは全く異質な存在であることを・・・ そこでなのはは驚いた。 「え!アルクさんって吸血鬼なの!」 「そうよ(具体的に言うと精霊に近い存在だけど。)」 「ええ、だって吸血鬼って日光浴びると灰になるし、十字架や大蒜が大嫌いって。」 ・・・まぁ一般的な価値観とすれば吸血鬼とはそういった者だろう、その答えにアルクェイドは少し失望感があった。 「あのさぁ・・・貴女も魔法使いなら、祖ぐらい知っていると思ったけどそれに日光を浴びると灰になるって・・・。」 そこで彼女は言うのをやめた、そういえば日光浴びても平気な吸血鬼・・・そういえば以前幻想郷に行ったときに博霊の巫女ですら 「日光浴びても平気な吸血鬼って一体なんなのよ!あんた滅茶苦茶すぎ。」 と言われた、それに自分が知っている限り知り合いであるリァノーンもスカーレット姉妹なども日光はダメだったし、 精々爺や、そしてあの忌々しき姉とその従者ぐらいしか思いつかなかった。 「・・・ま、まぁ私は普通の吸血鬼とは違う・・・貴女はいいのなのはちゃん?」 そう真顔に問うアルクェイドに対しても 「ううん、アルクさんが何であっても友達なの。」 とあっさり受け入れ、そんなこんなで翠屋に到着した。 「じゃあおやすみ、アルクさん・・・明日また。」 「うん分かった、じゃあまた明日なのはちゃん。」 ―――ホテル 「よっと!到着。」 アルクェイドはなのはを家まで届け、結界が解けたのか、人が存在するホテルのロビーに向かった、そして見知った顔を見つける、 外に出る分特徴的なナーススタイルではないものの、長い銀髪の女性の事をアルクェイドは知っている。 「永琳?」 「あら、真祖?」 ―――スイートルーム 「久方ぶりね永琳、外の世界に来るとは思わなかったけど。」 「外の世界にちょっとした知り合いが出来たの、ジャム店の女主人なんだけどそこに用事があって新しい謎ジャ・・・じゃなくてちょっとした知識交換を・・・。」 「・・・一応聞かなかったことにしとく、大丈夫なの?イナバはともかく輝夜(あのニート)は?」 「姫様の世話はイナバ達がやっているわ、それに貴女のお陰で使者がやって来る事はほぼないし当分は大丈夫よ。」 アルクェイドは八意永琳の事を知っていた、かつて自分を生み出した朱い月が月に存在していた頃に、永琳は朱い月と互角以上に渡り合い (最終的にはゼルレッチがぶちのめしたが)その記憶が彼女に残っている、そして志貴の直死の魔眼が酷くなり、魔眼殺しでさえ押さえきれなかった時、 ゼルレッチのつてで幻想郷に渡り、魔眼を抑制する薬を作ってもらったのだ、 その対価として真祖の血としょうも懲りなくやってきた月からの使者皆殺しだった、まぁそんなこんなで志貴の魔眼は抑えられることとなったのだが・・・。 「ところで真祖、また幻想郷に来て頂けないかしら?」 永琳の顔が真剣になる。 「突然ね・・・輝夜がまた相手して欲しいとでも言い出したの?」 「それもあるけど・・・。」 次を言おうとした永琳を遮るように空間が裂け二人の女性が現れた。 「久しぶりね真祖。」 「昨日あったばっかじゃない、スキマ妖怪、挙句にさっきタダ見していたくせに。」 「あらそうでしたっけ?」 「はぁーで用件は、紫?」 紫という女性は薄笑いを浮かべた顔のまま話す。 「時空管理局がどうやら幻想郷を嗅ぎつけたらしいわ、恐らく目的は私の能力。」 「そして私が過去に作り上げた『蓬莱の薬』と私自身の確保。」 それにアルクェイドは他人事のように答える。 「それで?私にどうしろと?」 今度は藍という九尾の女性が答える。 「まぁつまりは本部に殴り込みだ、出来ればアルクェイドも参加してもらいたい。」 それをアルクェイドはすっぱりと断った。 「遠慮しておくわ・・・大体紫と藍それに永琳もいれば十分じゃないの?」 扇子で口元を隠したまま紫は答えた。 「少人数では駄目なのね・・・大人数でやった方が面白いでしょ?」 ああ、やっぱりこいつはいつもこうだ・・・アルクェイドは思った。 「で、どれぐらい参加するの、本部への殴りこみ。」 「とりあえず、霊夢はあくまで里に置いとくけど・・・私を含めて、萃香、幽々子と妖夢に魅魔に幽香に妹紅、レミリアと咲夜にパチュリー、 それに永琳・・・後ゼルレッチと貴女の姉も参加するわ・・・」 「それだけいれば十分じゃないの! 「あら、残念ね・・・どうしてかしら真祖?」 「あのねぇ・・・紫のせいで危うく冥界の住人になりかけるわ、閻魔に裁かれかけるわ、魔界(弱かったけど)と神社の神と ガチバトルする羽目になるわ、向日葵畑で酷い目にあいかけるわ、大学教授に拉致られかけたり・・・それに私不在をいいことに 志貴と・・・(ピー)で(ピー)な事して・・・貴女に関わるとろくな目に合わないし。」 「あら残念だわ、折角幻想郷に居る分色々お膳立てして楽しませたけど・・・。」 あくまで不気味な微笑を浮かべたまま紫は残念そうに言う。 「まぁ今となってはいい思い出だったけど・・・あまり体を動かしたくないね、六権王復活の儀式が近いからあんまり力を使いたくないんだけど。」 「まぁ、また機会があれば来なさい、幻想郷はすべてを受け入れる・・・それはとても残酷な話ですわ。」 「はいはい、では幸運を、紫、藍、永琳」 「ええ、貴女もね真祖。」 「そちらも。」 「また暇があれば幻想郷にきなさい、リターンマッチを挑みたい連中も多いし、リァノーンも貴女に会いたがっているわ。」 「ん、またの機会ね。」 こうして3人は部屋から消え去った。 「ふぅ、疲れた・・・今日は色々あったなぁ、明日の約束の為お休み!」 アルクェイドはベッドにもぐりこむと目を閉じた。 ―――はやては何していたって? 「うへへへへへ、リンディ提督もレティ提督もええ胸しとるな~。」 「・・・・。」 レンのお陰で夢の中色々と悶絶していた。 翌日―――翠屋 「アルクェイドさん、此の子は私の友達フェイトちゃん。」 「フェイト・ハラオウンです、よろしくお願いします。」 「うん、よろしく。」 アルクェイドはもう一人友達が出来ることになる・・・ ―――そして 「あ、はやてちゃん。」 親友を見つけたのか、なのはが車椅子の少女に駆け寄る、そしてアルクェイドはその少女の膝上に乗っかっている猫を見つける。 「あ、レン!!」 初日から行方不明だった使い魔を発見した、はやてが言うにはケーキを焼いていたらやってきてケーキをあげたらなついたと言う事だ、アルクェイドは驚いた。 「珍しいじゃん、レンが人に懐くなんて・・・こうみても結構誇り高いからね、あ、そうだ。」 アルクェイドははやてにある頼み事をする、あともう少しだけレンを預かって欲しいと無論お礼はすると言った、だがはやてはそれを断り素直に「ええよ」と言った ・・・その時だ妙な寒気がして後ろに下がった、そしてそこにはさっきアルクェイドが存在してちょうど胸がある所にはやてという少女の両手があった、 そしてはやてはいたずらそうな笑みを浮かべ 「ええ胸しとるな~ちぃ~と揉ませてくれへんかなぁ?」 と言ってくる、当然断るがはやてはじりじりとこっちによってくる・・・ まぁ、そんなこんなで真祖が海鳴に滞在する時間はあっという間に過ぎた。 「アルクさん、やっぱり行くのですか?」 「うん、私にも家があるから・・・。」 「もう会えないのですか?」 「分からない、でも難しいと思う。」 アルクェイドは分かっていた、いずれまた自分は千年城で長きに渡る眠りに付かなければいけないことを・・・。 「私達友達だよアルクさん。」 微笑むなのはにアルクェイドは微笑み返す。 「うん、友達だよなのはちゃん・・・。」 「「またね。」」 ―――数日後の本部 「酷いね・・・。」 リンディは目の前に起きた惨状にただ呟く・・・ 「突如10数名の武装勢力が現れ本部で暴れまわり、任務に付くはずの次元航行艦6隻と任務に付く武装局員の大多数が死亡もしくは負傷、 其の中にはレアスキル持ちのSSランク魔導士が含まれていると。」 レティは淡々と状況を分析する。 「犯人たちは何が目的なの?」 「それがね・・・。」 レティはあの時の光景を思い浮かべる、攻撃を受け爆発する施設、魔法に撃たれ絶叫し倒れる局員達、其の中で一人の日傘をさして 不気味な笑みを浮かべる女性がレティに手紙を渡した・・・それにはこう書いてあった。 「過去の幻想に手を出すな。」 「恐らく、上層部は何か触れてはいけないなにかを知ってしまい、それを無理やり取り込もうとした結果こうなったと。」 「はぁ・・・。」 「管理局も触れてはいけないパンドラの箱に触れたというべきか・・・まずは本部の修復ね、当分忙しくはなるわ、リンディ。」 ―――三咲 「ま、色々あったけど、志貴今からデートに行こう。」 「行こうっていうけどなぁ・・・学校が・・・。」 「学校と私、どっちが大事なの?それに私に黙っていて修学旅行に行っていたじゃないの!」 「う・・・分かったよ、こうときのお前に何言っても無駄だからな、分かった今日一日中どこでも行こう。」 「うん!」 アルクェイドは笑みを浮かべながら志貴に抱きつく、いずれ別れなければならない・・・だけど今は今で楽しもう、そう思った彼女だった。 真祖海鳴りに行くの巻 (一応完) 戻る 目次へ 次へ
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このサイトはMelty Blood Actress Again 真祖アルクェイドの攻略まとめwikiです 情報の間違いなどの指摘、このwikiへの要望があったら 攻略スレか、連絡・要望のほうにレスをお願いします。 勝手に編集してもらってもかまわないです 現行スレ 【化粧直しだ】姫アルクスレ2【待2がよい】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/48793/1320057645/l50 過去スレ 姫アルクスレ1 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/48793/1250644703/l50 コマンド表記は以下のを用いることとします テンキー レバー方向 (右向き時) 7 8 9 ↖ ↑ ↗ 4 5 6 ← N → 1 2 3 ↙ ↓ ↘ [>] キャンセル [jc] ジャンプキャンセル [hjc] ハイジャンプキャンセル [IH] イニシアティブヒート [BE] ブローバックエッジ [AD] アークドライブ [AAD] アナザーアークドライブ [LA] ラストアーク 合計: - 今日: - 昨日: -
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姫は繊細 各スタイル攻略 *[[クレセントムーン]] AなみとBなみがそっぽ向いてる。 かぜを自分で起爆する。BEかぜ起爆かっこいい。 開放できる。 誰か書いて。 *[[ハーフムーン]] Bなみがそっぽ向いてる。 かぜは自動起爆。 触られたらバンカーしか考えてない。 *[[フルムーン]] AなみBなみ両方コンボ行けるけど発生がCHより若干遅い。 カマキリガード後の反撃なみが確定するかしないかくらいの違い。 2Cうんちリーチ。 ツツシンデ…ウケルガヨイ!ナニガノゾミダ!カンジュセヨ…コレガホシノキオク…タエキッテミヨ(ギュオオオオオオオオオ) 誰か書いて。
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時空管理局本部 「アラヤ、蒼崎、27祖、ロードヴァンパイア、バチカン埋葬機関、王立国教騎士団、魔術協会・・・そして真祖。」 モニターを眺める二人の提督レティ・ホワイトR・・・じゃなくてロウランとリンディ・ハラオウン、第97管理外世界に存在する。 魔法的存在などの映像だ。 「あの世界に魔法技術が?」 「ええ、そうよリンディあの世界の魔法は裏に潜ったけど細々と続いているわ・・・そのおかげであの世界に派遣した 管理局の武装隊や魔道士が次々と討ち取られていったわ。」 「そんなにすごいのですか?」 驚いたリンディはレティに問う。 「ええ、其の通りよ・・・特に酷い例はこれ。」 レティがモニターを操作すると初老と思しき男が移っていた、その周りには彼によって倒されたと思われる多数の職員がいた。 リンディはその顔に見覚えがあった。 「死徒27祖第4位キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ、通称「魔道元帥」。」 それにはっとするリンディ、以前あるロストロギア回収に向かった際にリンディは彼と遭遇したことがあったのだ、しかし其の時は何もなく、 危機に陥った自分を助けたのだ。 「独自で世界移動する魔法道具を所持、数多くの世界で管理局と衝突したわ、その理由はなんだと思うリンディ?」 レティの問いにリンディはその問いを思い浮かぶ事はできない、それにレティは皮肉めいた口調でその答えを言った。 「『気に入らない』のだと。」 「は?」 文字通り口をアングリとするリンディ、そらそうだ管理局を襲うのは明確的な敵対意識をもって襲い掛かる(例えば自分達の利益保護、もしくはテリトリーに踏み入った侵入者に対する防衛)のが恒例だが「気に入らない」という 理由で管理局を襲い掛かる人なんて初めて聞いたのだ。 「しかし、これは初めて聞きました・・・これだけのする人物が何故手配されないか・・・。」 「本来なら彼は間違いなくブラックリストに載る存在だけどねぇ、いるのよ・・・彼をリストに載せない為に働きをかけている連中が。」 レティは困った顔で言ってそれらの連中と呼ばれる人達を挙げる。其の答えにリンディは呆然とする。確かに彼を擁護する人は極めて少ない、 しかしそれらの人々は・・・ 「ぜ、全員エースクラスや教導団や果ては将官クラスまで・・・どうなっているの!」 「彼は世界を渡るたびに弟子を取っているわ、大体は過酷な試練で廃人になるけどそれらの試練を乗り越えた人達が管理局に入局する事があるわ、 そして入局した人達は多方面で多大な戦果をあげているから、そういった連中の意向を無視するわけにはいかないし。」 両手を広げ処置無しのジェスチャーをするレティ、そしてモニターを操作し一人の女性を移す、その女性はリンディですら感嘆するほどの美人なのだ。 「アルクェイド・ブリュンスタッド、さっきの述べた死徒と正反対の存在真祖とよばれる吸血鬼・・・保持スキルは「空想具現化」上層部が目を付けている、 上手くいけばその能力をこちらの利に回す事が出来るとね。」 「そうですか・・・しかし・・・。」 リンディにしても嫌な任務だった、別段敵対もなにもしていない女性に対して勝手な理由を付けて拘束しなければならないのか、それを察知したのかレティは言う。 「貴方の気持ちはよくわかるわ・・・だけどこれも仕事・・・例え納得がいかなくても私たちは管理局の職員。」 「ええ・・・。」 「場合によってはなのはさんも出動待機させといて。」 「了解しました。」 レティとリンディは知る由もなかった、管理局が極秘裏に着目していた地球において科学が発展する事によって その存在を失った者達や魔法などが最後の楽園を築きあげ生活をしている場所に対する制圧作戦を・・・ そして二人とも知る由もなかったアルクェイド・ブリュンスタッドがどんな存在なのか。 真祖海鳴に行くの巻(多分中かな?) ―――海鳴 「ここの名所どこにあるのか教えてくれない?」 すごく美人だ、金髪のショートにルビーを髣髴とさせる紅い目、そしてモデルと思えるほどのスタイルそれを引き立たせるシンプルな服装 ・・・溜息がでそうだ。高町なのはは声を掛けた主に対してそう思った・・・がその問いを答えようとした。 「う~~~んと、あ、翠屋っていうとっても美味しい喫茶店があるのですがどうでしょうか?」 そうすると女性は少し考え込むと 「あ、そうね・・・朝ごはんそんなに食べなかったし、丁度お腹が空いたわ。うん、どこにあるのか教えて。」 大人なのに子供と髣髴させる笑顔で答えた。それに一瞬見とれるなのはだが 「あの、駅前にあるので一緒に行きませんか?」 すぐに答えた。 「それじゃ行こうか。」 二人は感じていた相手がただの人ではないということが (でもこの人から強い力を感じる・・・魔法?いや違うけど何か純粋な力・・・昨日感じたあの力?) (この子・・・全身から強い魔力を感じるわ・・・魔法使い?いや違う此の世界の魔法使いが増えたとは聞いたことはないわ。) (ま、いいか。) いいのか? 「あ、あの私は高町なのは・・・なのはって呼んでください、お姉さんの名前も知りたいな。」 「私の名前はアルクェイド・ブリュンスタッド、アルクって呼んでも良いわよ、なのはちゃん。」 そして二人は翠屋に到着する間にも色々と話をした、どこから来たのか?とか日ごろはどんな暮らしをしているのか 極めて他愛ない会話だった、そして翠屋に到着する二人 「ただいま~お父さん、ちゃんと買い物行ってきたよ。」 「あ、なのはお帰りなさい。」 だが声を掛けたなのはの父、士郎はなのはと一緒に入ってきた女性に平静を装っているものの内心仰天した。 (し、真祖の姫君!まさかねぇ) そう思ったのが束の間。 「あ、この人アルクェイドさんって言ってさっき知りあったのだけど・・・。」 (嘘~~ん) その道の仕事をしていた高町士郎・・・かつて護衛対象を巡ってあの七夜黄理やナルバレックとガチで殺りあった事もあり一応は埋葬機関、 死徒や真祖の事は知っているのだ。まぁそれをおくびに出さずに「いらっしゃいませ~」といいメニュー表をアルクェイドに渡しなのはに 接客するように言った。 「へぇ~結構いい店じゃない、それに感心するわ、小さな子供でもしっかりと自分の店を紹介して仕事するなんて。」 アルクェイドの店の印象とそして自分が褒められたことにより機嫌がよくなるなのは。そしてなのははこの店自慢のメニューを言う。 「アルクさん、カレーはどうですか?ただのカレーじゃなくて一から仕込んだ自慢のメニューなんですけど・・・。」 それに対してアルクェイドは一瞬にして断った。 「そのカレーは尻が大きいシスターに薦めたほうがいいわよ。」 「え?誰ですかそれ、アルクさんのお友達ですか?」 「まぁそういう(殺しあう)仲ね・・・う~んじゃAランチにアイスティーにデザートはショートケーキあ、大蒜は省いといて。」 「ありがとうございます。」 ―――デリー 「ブエックション!!」 「どうしたのシエル、風邪でもひいた?」 「いいえ、メレム私は健康そのものです、というわけでカレー特盛を10人分。」 「・・・アンタどこまで喰うの。」 「経費は全部ナルバレックに押し付けているので大丈夫です。」 「おいおい。」 ランチタイムを過ぎた辺りなのか翠屋はあまり人がいないのかアルクェイドはなのはと一緒に話していた、そして・・・ 「アルクさん・・・。」 「ん?どうしたのなのはちゃん急に真顔になって?」 「友達になれますか?」 アルクェイドは二つ返事で答えた。 「うんいいわよ。」 「本当?ありがとうございます。」 ―――八神の家 「あれ?ここは二階の部屋?おかしいなぁ私はさっきリビングにいたはずやけど・・・。」 はやては自分が置かれている状況は分からなかった、がどうやら下がなにやら騒がしいそしてはやては耳を疑った、 其の声は事故で死んだはずの父や母そして・・・ はやては衝動的に車椅子から飛び出した、こけると思ったが足はしっかりと地に着いていた。 「え?何で・・・まぁええや。」 はやては階段を降りリビングに降りるそこには・・・ 「はやて(ちゃん)」 と7人と1匹の自分の呼ぶ声があった・・・死んだはずの父はシグナムと将棋を打っている、リィンⅡはそれを見ている、 死んだはずの母はシャマルに料理を教えながら食事前にアイスを食べようとするヴィータを注意する、ザフィーラは居間に寝そべっている、そして・・・ 「はやて。」 「リィン?」 目の前には病魔に身を蝕まれる自分の身を案じ消える事を決意し消えてった闇の書の意思リーンフォースがいた。 「な、なんで?リィン?」 はやての問いにリィンは不思議そうに答える。 「なんでといいましても私たちは家族じゃありませんか。」 リィンは微笑みながらはやての頭を撫でる。 「あ、ずりぃぞリィン、私だってはやての頭なでるぞ。」 「私も撫でるですぅ~。」 それを見たヴィータとリィンⅡもはやてに駆け寄るとはやての頭を撫でる。 「こらこらヴィータちゃん、リィンⅡちゃんはやてが迷惑しているでしょ。もうすぐ御飯だからお皿を並べて。」 母の声に従いヴィータもリィン達も夕食の準備をする、そして夕食机をぐるりと取り囲むように8人は座り (ザフィーラは床・・・哀れ)談笑をしながら夕食を取る、現実には起こることは在り得ない事、父も母もリィンも皆笑いあい御飯を食べる、 そしてリィンと一緒にお風呂に入り自分の部屋に戻った。そこには一人の少女がベッドに座っていた。青い髪を結ぶ大きな黒いリボン、 黒いゴスロリ衣装に身を包む不思議な少女だった。だがはやては直感した此の子は・・・ 「レン、貴方が見せてくれたの?」 レンは素直に頷いた、シフォンケーキのお礼という事だろうか。 「ありがとう、確かにこれが私の望み・・・やった・・・でもなぁ~何時までも過去に囚われてはあかんねん、今の私は十分幸せや確かにリィンも父さんも母さんもおらんやけど家族もいるし親友もいる、せやから私は未来を見つめたい。」 「いいの?それで本当に?」 滅多に喋らないレンは不思議そうに話した。 「うん、でもありがとなレン、いい夢みさせてくれて。」 はやてはレンの頭を撫でた、そして眩い光がはやてを包みそして――― 「ん?目ぇ覚めたか。」 はやては目を覚ます、同じく膝上で眠っていたレンも目を覚ました。 「今何時・・・って5時!!!うわぁ・・・今から夕飯の支度しても遅ぅなるなぁ、まぁありあわせの物でなんとかするか。」 そしてはやては夕食を作ると共に、レンに猫まんまを与える。 「これしかないけど我慢しぃや~。」 とレンに言ったが、レンは美味しそうに猫まんまを平らげた。 「レン、お風呂一緒に入るで~。」 はやては意地悪そうな顔をしながらレンを抱き上げた、それにレンは首をフルフルフルと横に降りもがこうとするが。 「ちゃんと体は清潔にせなあかんでぇ。」 といわれ強引に湯船にドボン!・・・ああ、レン哀れ・・・ ―――ホテル 「う~~ん、今日は楽しかったな。」 アルクェイドは今日を振り返りながら呟いた、あれからあの「翠屋」という喫茶店でアルクェイドとなのはは話こんでおり、 さらにその友達であるアリサとすずかと言う少女がやって来た事により話は盛り上がり気付くと夕方になっていた。 そしてアルクェイドは明日なのは達が海鳴の名所に連れて行く約束をしたのだ。 「レンは見当たらないけどまぁいいか。」 いいのかおい? 「それにしても・・・。」 不思議よね・・・ほんの数年前はアルクェイドが今のアルクェイドを見たらどう思うのだろう?朱の月がみたらどう思うのだろう ・・・志貴との出会いが自分をここまで変えるなんて・・・だが悪くはなかったむしろぽっかりとあいた何かの穴を埋めることがとても心地よかった。 「でもなのはちゃん・・・あの子は一体なんだろう?協会の子とは到底思えないし、敵意もこれといって感じられなかったし。」 そう思った時である、 (この感覚・・・結界?) 一瞬夜景を彩っていたビルが歪み、星空が雲に覆われたように暗くなった。 (人の気配が消えた・・・それにこれだけの広域結界張ることが出来るなんて一体・・・) 今日出合った少女の顔が一瞬思い浮かぶが否定する。 (これだけの結界張れるとしたら・・・爺や・・・いやあんな回りくどいことはやらない・・・聖杯戦争・・・はこの前終わった ・・・祖は此の地にはいないはず・・・。) そしてもう一人のニート月姫と魔眼殺しですら封じることができなくなった魔眼を抑制する為の薬を作ってもらった その従者である薬師そしてあの胡散臭いスキマ妖怪・・・ (ありえない・・・あんな事をする理由はまずない・・・) 思考するが彼女の答えは簡単だった。 「まぁいいや、地上に降りて調査するか。」 そして彼女はめんどくさいのか最上階のスイートルームから地上に降り立った。そして彼女は何かを感じた。 「魔力反応?」 彼女は反応する場所に向かった、場所は公園の広場そして彼女が見たもの・・・それは恐竜を髣髴する巨大なトカゲだった。 「竜種?じゃないみたいね・・・かといって誰かの使い魔ではない・・・。」 その大きなトカゲはアルクェイドを確認すると大きな口と開け牙を見せ飛び掛ったがアルクェイドから見れば欠伸が出るほど遅かった、 攻撃をかわすまでも無く爪の一振りで巨大トカゲを切り裂いた。 「呆気ないね。」 そう呟くアルクェイドは真っ二つにしたトカゲに寄った。 「え?宝石になった?」 そのトカゲは青い宝石になった、それを拾い上げるアルクェイド 「何だろこれ?強い魔力を感じるけど・・・。」 そう思いつつ彼女は言った、彼女は感づいていた何者かが自分達を取り囲んでいたことを。 「誰かいるんでしょ、出てきなさい。」 そしてアルクェイドを多数の男が囲んだ、男達の手にはそれぞれ杖が握られていてそれをアルクェイドに向けられていた、 そして隊長格と思える黒尽くめの少年が現れこういった。 「アルクェイド・ブリュンスタッド・・・手に持っているものを大人しく渡せば危害を加えない。」 「お断りね、それを渡しただけで大人しく引き上げるとは思えないし・・・それに貴方達は誰? 魔術協会や埋葬機関の人間ではないようね・・・。」 図星をあてられたのか一瞬詰まる隊長格の少年クロノ・ハラオウン、だが素直に答える。 「僕は時空管理局時空航行艦アースラ所属クロノ・ハラオウン。君の持っているものは捜索指定ロストロギア『ジュエルシード』 それは他人が無闇に保持してはいけないんだ、そしてアルクェイド・ブリュンスタッド・・・少し我々と同行してもらいたい。」 「時空管理局・・・爺やと紫と永琳から聞いたことがあるわ、何でも時空間に色々とちょっかい出す組織と。」 「ちょっかいじゃない!世界のバランスを守る為だ。」 管理局の仕事を誇りにしているクロノにとっては看破できない発言だった。 「まぁいいわ、大方私の能力にでも目を付けているでしょ?」 「分かっているのなら話は早い、我々と来ていただけませんか真祖の姫君?」 「お断りよ・・・そこまでというなら、力ずくでやってみなさい!」 (紫や爺やのいった通りね管理局が祖の能力を着目している事は本当だったのね) 挑発めいた発言をクロノは受け止めそして従来受けていた指令をだす。 (本当は穏健的に済ませたかったのだが。女性一人にここまでとは・・・) だが任務は任務素直に割り切る。 「目標を確保、多少傷を付けてもかまわない!」 隊員達はデバイスをアルクェイドに向け一斉に攻撃を仕掛ける。 ―――アースラ 艦内は緊迫感に包まれていた、第1目標であるジュエルシードはすでの第2目標に確保されていること、そして局員が結界を維持し続け、 武装局員が目標を取り囲んだ。そしてモニターに写る目標を見てエイミィは見とれてしまった。 「うわ、めがっさ綺麗・・。」 「エイミィ、別のキャラが混じっているわよ・・・。」 「にょろ~ん・・・って本当に目標はあれなんですか?」 「ええ、そうよ・・・。」 エイミィは真顔になって目標の解析を行うが、答えは「アウノウン」そうデータが無いのだ・・・。 「大丈夫ですかね?」 「大丈夫よ、少しはクロノを信じ・・・。」 だが解析を続けていたエイミィは仰天する、彼女の魔力反応がいきなり上昇したのだ。 「え?嘘なんなのこれ!」 そしてモニターに移る光景それは・・・ ―――公園 (数はざっと20・・・隊長格を除けば大したことはないが残しておくと後々厄介・・・それじゃまずは外堀から潰す!) 戦闘モードに切り替え瞬時に状況分析する。 (敵の魔術は大したことはない、だが何発も喰らう気はない。) 瞬時に武装局員の前に出ると鳩尾に一発撃ち込み昏倒させる、確かに殺そうと思えばこの公園一体を瞬時に血の海に出来るが、 下手に殺してしまって志貴まで迷惑をかけるのは正直御免である。 (最低、骨の一本や二本は覚悟してもらう、状況判断が出来ていないうちにせめて8,9人は眠ってもらう。) そして判断が出来ない隊員を一人撃ち上げる、クロノはアルクェイドが動き出した事を瞬時に悟り局員に散開するように指示をしたが、 動きは遅かった。そしてアルクェイドは局員をつかみあげるとまだ散開していなく固まっている局員にむけて投げ飛ばした、受身を取れずに局員は5人まとめて吹っ飛ばされた ・・・そしてアルクェイドは状況判断する。 (指揮官は優秀、だが部下は完全にそれについていけない・・・だが局地的に反撃を開始・・・予定が狂った。) クロノにしても正直誤算だった、一つはアルクェイドの速さ、一つはアルクェイドの攻撃力・・・いわゆるデバイスなし大きな魔法は撃てまい、 よしんば撃てたとしても詠唱に時間がかかり其の間に攻撃を加える・・・単純な誤算であった。アルクェイドは死徒を狩るとき何を使ったのかそれを調べられなかった 自分に腹が立った(最も、アルクェイドが活動している時間は3年ぐらいしかなく、詳細なデータを保持しているバチカンや祖は管理局を嫌っていた。) そう魔法を基準にして考えていたのだ、反撃を加えるが呆気なくかわされ彼女の魔力を少しこめた肉弾攻撃で局員は次々と倒れていく、本来なら多少の攻撃を防ぐ事が出来る バリアジャケットもアルクェイドにとっては紙切れに等しかった、そして半数以上が戦闘不能に陥った事を確認するとクロノは指示を出した、局員では相手にならない・・・自分が相手になると。 「ふ~ん、隊長が出ると言うことね。」 「正直君の事を誤解していた・・・本気で行かせてもらう!」 クロノは「スティンガースナイプ」を発動させる・・・誘導性を持った魔法弾がアルクェイドに襲い掛かる。アルクェイドは直撃寸前に空へ飛んだ、これもクロノの考えていたことだ、 「スティンガースナイプ」はあくまで囮にすぎない、狙いは・・・ 「ブレイズキャノン!」 アルクェイドが飛べない以上、空中では機動を変えることは不可能・・・瞬時に計算し必殺の一撃を放つ、その光はアルクェイドを直撃した。 「やったか!」 クロノは思ったが・・・、突然首根っこを掴まれると地面に叩きつけられた。 「やるものね・・・ちょっと本気になっちゃった・・・頑張りなさい、次があるなら期待するわ。」 アルクェイドの服はただの服ではなく魔力を帯びた服でもある、ブレイズキャノンはたしの防御力こそ上回ったものの服の防御力により弱まりアルクェイド本体自体も魔力防御は極めて高く、 表面を焼いただけなのだ。アルクェイドの服は所々焦げており、肌も若干火傷を負っていたが彼女の回復力からしてみれば大したことはなかった、だがクロノはもうひとつ保険をかけていた、 もしブレイズキャノンがスカった時を想定した束縛式魔法「ディレイドバインド」、アルクェイドに多数の鎖が絡みつく・・・ 「子供だと思っていたけど、やるものね、2段重ねのトラップを瞬時に張るなんてだけど・・・。」 アルクェイドが力を加えるとバインドは呆気なく千切れた。 「何!」 「悪いけど、鎖といった類はこっちも慣れているわ!」 結界外から近づく影をまだアルクェイドは知らなかった。 ―――結界 「武装隊が苦戦しているわ、休暇中だけどスクランブルお願いします?」 リンディ提督の要請に従い、高町なのはは結果内にむけて出撃した。そして結界内に入ると目標を確認しレイジングハートを向けた。 アースラから回されたデータを見ると目標はかなり強い事が分かった。 (目標はかなりの魔力反応・・・反応性もかなり高い・・・なら!) 大体の目標を一撃で昏倒させるだけの威力をもたすことが出来る「ディバインバスター」の狙撃モード・・・ロック (まだ目標は気付いていない・・・よし!) 「ディバインバスタァーー!!!」 ピンク色の魔法がアルクェイドに向けて放たれた。 ―――公園 「大人しく引いてくれないかしら?命まで取らないわ。」 アルクェイドの問いにクロノはきっぱりと拒絶する。 「冗談じゃない。」 アルクェイドはクロノの誠実な目を見て感嘆するも、冷めた口調で言った。 「時々貴方達が解らなくなるわ、勝てないって分かっているのに、どうして自分から命を差し出すのかって。」 「まだ負けると決まったわけじゃない!」 クロノはデバイスをアルクェイドに向けるが通信が入る。 「クロノ!」 「エイミィ!」 「なのはちゃんがそっちに向かっている・・・早速ぶっ放すらしいよ!」 「分かった!」 クロノはもう一度「ディレイドバインド」でアルクェイドを拘束し、離脱する、アルクェイドにとって バインドはほんのわずかな時間拘束出来るだけにすぎない。 「何度やったって無駄と言っているのに・・・どうしてこう・・・この反応!」 クロノにとっては時間稼ぎだった・・・そう・・・、それに気付いたアルクェイドは拘束を瞬時に 解くと突然の攻撃を回避する・・・だが離脱するさい左足だけ掠った。 (ダメージ・・・左足・・・修復可・・・完全修復まで121秒・・・動き若干低下・・・) 瞬時にダメージを計測する。 「あれはマスタースパーク?幽香?魔理沙?いや違う!」 そして二人はお互いを視認して驚いた・・・ 「な、なのはちゃん!」 「アルクさん!」 そして海底では何かがうごめいていた 戻る 目次へ 次へ
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信祖を食らう 黒2 ストラテジー クイック あなたはバトルスペースのスクエアにある対象の使用コスト 3以下のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。 連動 「悪魔の予言」 (あなたの墓地に「悪魔の予言」がある場合、以下 のテキストが有効になる。) あなたは自分の山札を見てユニットを 1枚まで選び、持ち主の墓地に置く。残りの山札をすべて 裏向きでシャッフルする。 Ⅲ-1 C 055/200 Illust 榎本
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遠野邸に響く声 「え~~~!!志貴がいないの!」 文句を垂れる金髪美女、それにメイドと思しき少女は頭を下げる。 「申し訳ございません、志貴様と秋葉様は学校の修学旅行で昨日オーストラリアに言っております。」 「う~、妹め!図ったな・・・シエルも修学旅行で居ないし、シオンは一旦里帰りしちゃったし、ブルーはあれ以来どっかいっちゃったし、 リァノーン、爺やも・・・う~ん。」 彼女にとって退屈はまさしく苦痛であった、一人きりで三咲にいるのも正直嫌だ、かといって今からオーストラリアに行っても恐らく 秋葉と衝突することは必須だし、志貴にそれこそ「何で来たんだ!」と怒られる(こうなると当分口は聞いてくれないだろう)そこで彼女は思いついた。 「そうだ、折角だから私も旅行に行こう!丁度いい暇つぶしにでもなりそうだし。」 かつてボコりあった仲でもある魔法使いの言葉「自由気ままに旅をする。」そして何の因果か知り合う事となった旅を続けているロードヴァンパイア、 それもたまにはいいだろう彼女はそう思った、そして彼女は志貴のベッドで主の居留守を守っているのかそこに座っている黒猫を呼ぶ。 「レン~~~~、旅行に行こう~~~。」 拒否するのかと思ったが、黒猫は頷くと彼女によってきた。黒猫は彼女に問う『どこに行くの?』、それに対して彼女はただ明るい顔で 「ん?行き先はどこだって?そんなの全く考えてないよ、ほら自由気ままに旅っていうのも悪くないじゃない。」 と言う、『やれやれ、彼女らしいな。』黒猫はそう思った、だが黒猫はそれを受け入れた。そして彼女は旅行に行く為のトランクを買うと マンションに戻り用意をして電車に乗った、切符は大人1枚、子供1枚、目的地など何も考えても居ない、ただ暇つぶしのぶらり旅 ・・・それが彼女やある少女達を巻き込む大事件になるとは此の時思いもしなかった。 ――――真祖海鳴に行くの巻(多分上) 「海鳴~、海鳴~」 アナウンスの声がホームに響く。 「ここが海鳴か~、良い所ね~。」 全く地図も観光雑誌も何も見ていないのに彼女は言う、だが彼女にとって此の町には何か惹かれるものがあった、 理由は分からないただ何となく惹かれた。 (何だ(や)ろう・・・此の感じ・・・) そしてある喫茶店の少女、そして家族の帰りを待つ少女も似たような感じを嗅ぎ取った。しかし日は沈み、夜空には星が瞬いている。 彼女達は近くにある高級ホテルに入りスイートルームを一週間分取り(ただ、予約制といったホテルのオーナー達一同に魔眼をかけたりしたのは気にしない) そのままベッドに潜り込むと明日に備えて寝た。 「う~~~ん、おはよう・・・あれ、レンは?どっか行ったのかな?まぁいいかお金も持たせているし彼女なら十分やっていけるでしょ、んじゃ観光に出発。」 無責任にもほどがある・・・ 「ふう、皆まだ帰ってこうへんか・・・一人は慣れたと思ったやけどやっぱ寂しいなぁ。」 一軒家で少女は呟く、名前は『八神はやて』3ヶ月前におきた『闇の書事件』に深く関わり解決へと導いた子である、 孤児になっていた彼女には新しい家族がいるヴォルケンリッターという騎士達3人と1匹が居た・・・しかし騎士達はある事情で管理局本部に居る。 寂しさを紛らす為でもあるのか彼女はケーキを焼いていた、騎士達が帰ってきた時に振舞えるように・・・。 「お、結構良く焼けたな・・・どれどれ味見と・・・うん中々美味いなぁ。」 はやては自分の作ったシフォンケーキの味に満足していたがやはり一人でケーキを食べると寂しいものであった。思い出すに今は亡き母、 よく自分の為にケーキを焼いてくれた感傷に浸るはやてだが窓から視線を感じた。そして窓からは一匹の黒猫がケーキを見つめていた。 「何や?ケーキ食べたいんか?」 はやては窓を開き黒猫に問う、そうすると黒猫は首をコクンコクンと縦に振った。 「おいで~。」 はやては微笑むと黒猫は慣れたようにはやての家に入って来た、そしてはやてはケーキを切り、 ザフィーラの餌皿にミルクを注いで黒猫に出した。黒猫はケーキをあっという間に完食しはやてに御代わりを強請った。 「しゃあないなぁ、もう一切れやで。」 そしてもう一切れを食べた黒猫は『この人は信用できる』と判断したのかはやての膝上に乗っかりそして・・・ 「ん~それにしても此の猫はなんて言うんや?『レン・・・』レン?」 黒猫は頷く。 「どっから~聞こえたんやろ?まぁええわレン~♪」 はやては黒猫の頭を撫でる。 「レンはどこからきたんやろ・・・ひょっとしてすずかちゃんの家からかな?・・・あれ何か眠くなってきたなぁ・・・ 昨日けっこ・・・う・・・はよ・・・寝・・・ZZZ・・・。」 「ええと、買出しは終わったから帰ろう。」 高町なのはは店の買出しを終わらせ帰ろうとしていた、管理局員(仮)でもあるが翠屋の娘として店の為の仕事もしなければならない、 本来なら付き合ってくれる少女と淫じゅ・・・じゃなくて少年も今は諸事情もあってミッドチルダにいる。 (それにしても・・・) なのはは昨日のちょっとしたある反応に疑問を浮かべる。 (あれは何だったんだろう、魔法に近いけど魔法と違う力・・・) そう考えている彼女だが声を掛けられその思考を中断する。 「ねぇ、ちょっとそこの貴女。」 そして声を掛けられた方向を見て一瞬唖然とした、 彼女から見てもすごい美人がいたからだ。 「う~~~ん、何でここにきたんだろ?」 彼女は考えた、確かに三咲と海鳴・・若干は違っていたが、ほとんど似ていた・・・デパートにゲーセン、 悪趣味といえるネオンがあるパチンコ屋、ブティック、レストランそして・・・ 「ねぇ見てあれ。」 「すごい美人!」 「モデルさんかな?」 「なぁお前声掛けてみろよ。」 「いやムリだろ。」 「綺麗~~~」 「ブルァァァァァァ」 自分を見て口々に何かを言う人達、三咲と変わらない光景・・・ 「そうだ、地元の人に聞いてどっかいい場所ないか聞いてみよう。」 ひょっとして三咲にはない何かがあるかもしれない、そして彼女はツインテールを小学生と思しき少女に声を掛けた。 「ねぇ、ここの町に始めて来たのだけどどこかいい名所とかないの?」 ―――時空管理局本部 「レティ提督。」 「どうしました?」 「ジュエルシードが例の場所で観測されました。」 「わかりました、すぐに現場に居る隊員に連絡を・・・。」 「それから局員を武装20名回してもらいたい、観測された地域に強い魔力反応が観測された恐らく例のあれだと。」 「分かりましたすぐに手配します。」 「というわけでリンディ、クロノ君借りるわよ。」 「行きなりね・・・ジュエルシードならなのはが回収・・・」 「リンディ、今まで言わなかったけどあの世界若干だが魔法が残っている。」 「え?」 「機密情報だがあの世界に存在する魔法やそれ相応の技術はミッドチルダやベルカを上回っている、 特にお偉方は空想具現化の能力に強い興味を示している、その能力者が現れたそうよ。」 余談 「やっほ~、暇そうね真祖、久々にこない?」 「誰かと思ったたらいつぞのスキマ妖怪、今回は遠慮しておく。」 「あら、残念ね、レミリアやフランが貴女に会いたがっているそうよ。」 「まだ根に持っているのね・・・。」 目次へ 次へ