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真夏の夜の淫夢 動画を見る 名称 真夏の夜の淫夢 ジャンル 実写 代表タグ 野獣先輩、TDN、遠野 ニコニコでの消されやすさ 3 発祥、素材 淫夢本編リンク 通称は淫夢。CORT社から発売された「真夏の夜の淫夢」、同性愛ポルノビデオを主な素材に使った動画の総称。Acceed社など同じくポルノビデオを発売している会社の商品や、それらに関連づけされた風評被害コンテンツ(クッキー☆など)もまとめて淫夢コンテンツとすることが多い。 ポルノとしての削除を回避するための加工をしている場合が多く、それから発展したBB素材文化を取り入れた作品も多い。 詳しくは↓ http //wiki.yjsnpi.nu/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
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真夏の夜の淫夢…ヴォー 概要 ビデオに映し出されたココロの○部 これは、夢なのか、現実なのか…。暑い真夏の夜 過熱した欲望は、遂に危険な領域へと突入する。 真夏の夜の淫夢とはCOATのブランドである「BABYLON」シリーズの34作目にあたるホモビデオである(?! 正式名称は『BABYLON STAGE34 真夏の夜の淫夢 the IMP』 現在は淫夢と呼ばれあらゆる棒読みホモビがネタ視されている。 淫夢ファンとしての扱い 内容は当然の権利のようにゲイ向けビデオコンテンツなのだが あまりにも謎のシチュエーションにまるでやる気がない演技、ボディが微妙、女々しい奇声を放つ、そもそもホモの需要を満たしてるかどうかすら怪しい内容に多くの人がネタ視されている。 そして淫夢の内容にある台詞のいくつかが汎用性の高い語録だったためネタとして非常に幅広い。 極師団での扱い 当然の権利のように団員の何人かが語録を使っている。 ホモの魔の手からは逃れられない!! 誰が言い始めたかはわからないが多分くろいのかミルク 正直すぺいのも怪しい + 使用例 ミルク「あくしろよ」 クロワール「は?」 演劇を終えて帰路へ向かう演劇部員レゴシ達。疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。後輩をかばいすべての責任を負ったルイに対し、車の主、暴力団員イブキが言い渡した示談の条件とは…。 或る真夏の昼下がり、フレースヴェルグはくろいヒカセンクロワールをドラヴァニアへと招待する。用意していた完璧な計画を実行するために…。 サカりのついた竜の腰づかい 雲海に響きわたる最後の咆哮 大帝の評価 なおケモナーたいてーの内容評価は散々である。 「無理です^p^」 でも語録は使う。 あらすじ 事情により一部伏せ字 全年齢対象wikiだし多少はね? 第一章「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」 試合を終えて家路へ向かうサッカー部員達。 疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。 後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、 車の主、暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは・・・。 第二章「モデル反撃!犯されるスカウトマン」 新宿の街頭でフリーター佐藤はホ○ビデオのスカウトマン小林に呼び止められ戸惑いながらも出演に応じる。しかし小林たちの強引なやり方に、佐藤の怒りは抑えきれなくなるのだった。 第三章「盗撮!そしてS○妄想へ 」 某一流大学生の鴻野はクラスメイト桜井を部屋に残し外出する。友人の部屋だというのについ○○○ーに耽ってしまう臼井には盗撮されていることなど知る由もなかった。欲望は理性をも狂わせ友情という越えてはならない一線さえも侵してしまう 第四章「昏睡レ○プ!野獣と化した先輩」 或る真夏の昼下がり、田所は密かに思いを寄せる後輩遠野を自宅へと招待する。 用意していた完璧な計画を実行するために……。 関連項目 あくしろよ あのさぁ… すいません許してください!何でもしますから! ん? やらないか 凡庸派は賢いな -- 名無しさん (2023-09-10 00 10 15) 凡庸ンゴwww -- 名無しさん (2023-11-24 14 51 24) 名前 コメント
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このページはこちらに移転しました 真夏のドライブ 作詞/つまだ ツギハギだらけの気持ちに サヨナラと手を振れるような午後 空が交差 真夏の日差し降り注ぐ ユビサキ走らすイメージに キラキラの海沿いを描いたら 黄色い声 僕の隣で出してくれんのかな 大嫌いな 首筋のだるささえ 今日だけは 仲間にして出かけよう ロードスターは駆ける 瞬間 快感へ変わる 波にのった君の 幻が 僕に微笑んで 加速してゆくよ 足元を 強くさせるんだ 流線型が 白い渚に 高らかと響かせる 真夏の恋の 始まりを響かせる
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真夏の夜の夢 BPM 126 作曲 メンデルスゾーン BGA 無し 一般曲 特徴 階段に慣れていないとトラウマになるくらいクリアできないのがこの曲。裏を返せばいい階段の練習になるので、是非クリアできるようになっておこう。
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真夏の夜のユメ ゲストコンボ Daum http //tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=1054199 Shinku for 真夏の夜のユメ "We Survive H/A" PandoraTV http //www.pandora.tv/my.vlwkvos/9422750 一応ここに置いておきます。 Shinku for 真夏の夜のユメ "Address" Daum http //tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=418525 KOTOKOのKをとったら男!! Naver vid=FA09287C1386D6272D6C330F82BE02EBEE14
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真夏の妖精の夢 収録作品:東方天空璋 ~ Hidden Star in Four Seasons. 1面ボス・エタニティ ラルバのテーマ データ BPM 168 拍子 4/4 再生時間 1 41 調性 使用楽器 コード進行 ZUN氏コメント 解説 コメント この曲の話題なら何でもOK! 真夏の夜の淫夢 -- (野獣) 2019-02-21 00 23 57 名前 コメント すべてのコメントを見る
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│ステータス│入手方法|詳細情報|性能|性能比較│その他│コメント│ 真夏のひと時 No.652 礼装名 真夏のひと時 初期 最大 Rare 5 LV 1 100 Cost 12 HP 0 0 タイプ イベント期間限定/イベントボーナス ATK 500 2000 自身のQuickカード性能をアップ 10% 15% &クリティカル威力をアップ 10% 15% &毎ターンスター獲得状態を付与 3個 4個 マグホイールのドロップ獲得数を増やす【『デッドヒート・サマーレース!』イベント期間限定】 2個 3個 コノートコインのドロップ獲得数を増やす【『デスジェイル・サマーエスケイプ』イベント期間限定】 2個 3個 詳細情報 イラストレーター nineo 解説 夏の光は全てに等しく降りそそぐ。 走り疲れた獣にも、 カタチだけの空洞にも。 寄せては返す波の音。 椰子の葉を揺らす風と共に、 彼らのひと夏はゆっくりと過ぎていく。 入手方法 性能 ホーリーナイト・サインのほぼ上位版。 Quickを主体とするサーヴァントは基本的にクリティカル運用に長けているため3つの効果が全て相性が良い。 効果比較 No. Rare Name Cost 初期HP 初期ATK MAXHP MAXATK 効果対象 上昇値 最大解放 備考 262 5 月の湯治 12 0 500 0 2000 クリティカル威力毎ターンスター獲得 20%3個 [25%][4個] 325 5 誉れを此処に 12 0 500 0 2000 15%3個 [20%][4個] 宝具威力 15%[20%] 652 5 真夏のひと時 12 0 500 0 2000 10%3個 [15%][4個] Quick性能 10%[15%] 796 5 トゥリファスにて 12 0 500 0 2000 10%3個 [15%][4個] NP獲得量 10%[15%] 866 5 ヒーロー・オン・ザ・ビーチ 12 400 250 1600 1000 10%3個 [15%][4個] Buster性能 10%[15%] 873 5 ウォーター・シャイン 12 0 500 0 2000 15%3個 [20%][4個] 必中状態 344 5 デンジャラス・ビースト 12 0 500 0 2000 Quickカード性能毎ターンスター獲得 15%3個 [20%]4個 562 5 壬生狼 12 0 500 0 2000 8%3個 [10%][4個] Buster性能 8%[10%] 652 5 真夏のひと時 12 0 500 0 2000 10%3個 [15%]4個 クリティカル威力10%[15%] 662 5 チア・フォー・マスター 12 400 250 1600 1000 6%3個 [8%][4個] Arts性能 6%[8%]Buster性能 6%[8%] 699 5 メリー・シープ 12 0 500 0 2000 8%3個 [10%][4個] Arts性能 8%[10%] 071 5 ホーリーナイト・サイン 12 375 250 1500 1000 Quickカード性能クリティカル威力 8%15% [10%][20%] 652 5 真夏のひと時 12 0 500 0 2000 10%10% [15%][15%] 毎ターンスター獲得 3個[4個] 905 5 スリー・アングラー 12 750 0 3000 0 10%10% [15%][15%] 宝具威力 10%[15%] 990 5 探偵ヱドモン~真の黒幕編~ 12 400 250 1600 1000 10%10% [15%][15%] NP獲得量 15%[20%] 999 5 姫様行脚 12 400 250 1600 1000 10%10% [15%][15%] 開始時NP 40%[50%] その他 イラストはエルキドゥと新宿のアヴェンジャー。 コメント 3枚所持から3万追加して凸した、水着オルタも1度来たから悪くない…はず - 名無しさん (2017-08-20 01 36 06) 四万ほど突っ込んでも出てこない、これは不具合では?クイックメイン鯖多いカルデアだからめっちゃ欲しいねん - 名無しさん (2017-08-24 20 34 26) イベのガチャ礼装って☆4はめちゃくちゃ出るけど、☆5は出ないときはさっぱりだよね。 - 名無しさん (2017-08-24 21 01 42) 運よく凸できたけどQメインはすごく相性いいなぁ…☆が増えてよい - 名無し (2017-08-25 00 41 18) これ%だけ見ると微妙そうだけど、ログ見る限り結構良さそうだね。ガチャ礼装だし凸で20%欲しいけどこれはわがままか - 名無しさん (2017-08-25 04 08 20) こいつの互換ってなるとホーリーナイト・サイン。配布で凸れるとはいえQ10%クリ20%でステがバランス型。こちらはATK偏重でこの性能。凸ってるなら相当なもん。 - 名無しさん (2017-08-25 18 04 39) 2~3枚とか中途半端に引いた人って、イベント終わった後とかってどうしてますか? - 名無しさん (2017-08-25 22 14 18) 復刻の事考えて置いておくか、ATK補正高めるために重ねるか。良ければ教えてください。 - 名無しさん (2017-08-25 22 15 46) 今3枚しか無いけどこのまま完凸行かなければ来年の復刻を期待して凸らないで倉庫行き - 名無しさん (2017-08-25 22 31 07) クリスマスの配布礼装がこれのAQ型+倍率調整で配布としちゃなかなかのものになってるな。 - 名無しさん 2017-12-13 21 48 08 壬生狼のAQ - 名無しさん 2017-12-13 21 59 19 凸ってもAQ10%の星4個か - 名無しさん 2017-12-13 22 06 41 これのBやA版がほしい - 名無しさん (2018-07-07 11 50 16) クリアップがあるぶんマシュケベよりも扱い安いね - 名無しさん (2018-07-07 18 01 16) 弓ギルに装備させたいけどあまり噛み合ってないのが悩ましい - 名無しさん (2018-07-07 22 31 50) とても好きな効果してるんだが、今のFGO、宝具ブッパゲーになってるから使い所がない…。 - 名無しさん (2019-10-05 00 32 07) 名前 すべてのコメントを見る
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BACK INDEX NEXT 226 :夏の残り香 ◆HdhN8f97gI :2008/10/18(土) 21 59 39 ID a1hKIFkM 今日も放課後がやって来る。 誰もが喜ぶはずのその訪れに、僕は鬱屈した溜息を吐くしかなかった。 二学期に入ってからは、楽しいはずの放課後が憂鬱だ。 いや、放課後だけじゃない。休み時間も昼休みも、学校での自由な時間すべてに鬱を覚える。 だから僕は、鞄を手にとって席を立つ。敦彦に一声かけてから、教室からそそくさと出て行こうとしたとき。 「よーねーくーらーっ」 僕の陰鬱な心境とは対照的な、明るい声の女子が立ちはだかった。 「今日は逃がさないわよ。ほらほら、皆で遊びに行くよー」 ショートカットがよく似合う、快活な笑顔をした深谷真奈子が、肩を叩いてくる。運動をやってるわけでもないのに妙に力が強く、少し痛い。 それに気圧されたように、深谷から目を逸らす。木目の床を見ながら落とすのは、謝罪と否定の連なりだ。 「ごめん、今日もちょっとパスさせて」 言ってから、叱られる子供のように深谷を伺う。彼女は、不満そうに頬を膨らませていた。 「えー、なんでよー? お昼もいなかったし、付き合い悪いじゃん」 「えっと、それは……」 上手い言い訳が見つからず口ごもってしまう。まごつく僕に、深谷は小声で追撃をかけてくる。 「名希と、遊びたくないの?」 息が詰まるくらいに、致命的な一撃だった。その一撃は、僕から言葉や思考を奪っていく。 気付かれていて当然だ。あんなに不自然で気まずい様子を察知できないなら、相当の馬鹿だ。 そして深谷は馬鹿なんかじゃない。 だからその指摘は、されるべくしてされたと考えるべきだと思う。なのに僕は、対策も応対も取れず打ちのめされるだけだった。 歯切れの悪い僕に、深谷は溜息を投げかけてくる。そして僕の腕を掴んで踵を返し、大股で歩き始めた。力の抜けた僕の身は抵抗できず、つまずきそうになりながら、ぐんぐん引っ張られていく。 「な、何するんだよ……!」 答えずに、深谷はあっという間に僕を連れて教室から出る。 開け放たれた窓から眩い陽光が差し込んでいて、廊下に熱を与えている。湿度の篭った風が吹き込み、外の音を伝えてくる。 人通りの多い、放課後の廊下。 その壁際に佇む二人――岸原敦彦と沢口名希の前で、深谷は立ち止まる。 「米倉とうちゃーく。連れてきたよー」 「連れてきたって、お前なぁ」 困った用に応じたのは、敦彦だ。心配そうに眉尻を下げ、僕を一瞥してから深谷に向き直る。 「無理矢理連れてくるのはどうなんだよ。啓祐にだって都合とかあんだろ」 「……都合? そんなのあんの?」 深谷が、ゆっくりと振り返った。 感情の波や気配を取り払った、驚くほどの無表情を、僕に向けてくる。 「バイトとか、あるよな?」 深谷越しの敦彦が助け舟を出してくれる。でもそれに足を掛けるより早く、深谷が口を開く。 「今日はないでしょ。牧田君からシフト聞いたよ」 切って捨てるような口調は有無を言わさない。押し黙ってしまう僕を、深谷の両目が捕まえる。真っ黒な瞳は、心を見透かしてきそうだった。 その真っ直ぐさに得体の知れない恐怖を覚える。後ずさりそうになる意思を、なんとか踏みとどまらせるのが精一杯だ。 「啓祐だって忙しいんだって。俺みたいに暇じゃ――」 「あたしは米倉に聞いてんの。岸原は黙ってて」 深谷は完全に敦彦をシャットアウトし、僕から目を離さない。圧力のある視線に不機嫌さが篭り始めていた。 「予定あるんなら付き合わなくていいけどさ。何があんのか教えてくれてもいいでしょ?」 声のトーンが低くなる。静かに責めたてるような深谷に、僕は応じられない。 さっき教室で聞いた、深谷の囁きがトゲになって心に刺さっている。 予定も都合も用事もない。なのに一人で帰ろうとしたのは、やっぱり遊ぶのが嫌なんだろうか。 浮かぶのは疑問だけで、声が出ない。答えが見つけられない。だから無言を返すしかない。深谷の視線に晒されながら、口を閉ざすしかない。 ないない尽くしに、嫌になる。 廊下の喧騒は少なくなり始めている。そのせいで強調された静寂を破ったのは、深谷でも敦彦でも、僕でもない。 ずっと俯いて黙っていた沢口だった。 「あ、あのさ。わたし、用事あったの思い出しちゃった」 上げられた沢口の顔は無理矢理な作り笑顔だった。眼鏡越しの瞳は宙に向けられていて僕らを見ていない。沢口の声は、いつものそれよりも、必要以上に大きかった。 嘘だと、丸分かりだ。 「その、だから、ごめん」 沢口の視線が動く。揺れる瞳が、僕を捕捉した。 そして、もう一言。 「――ごめんね」 魔法の言葉を投げかけられたようだった。 思考と行動が、眼鏡越しの瞳と震える謝罪によって、瞬時に停止させられたからだ。 応じられず考えられず、ただ、思う。 どういう意味の『ごめんね』なんだろう。 どうして瞳が揺れていたんだろう。 疑問に思うだけの僕をおいていくように、沢口は、肩まで伸ばした髪を揺らして駆け出した。 離れていく小さな背中。それをただぼんやりと眺めて、僕は立ち尽くしてしまう。 「ちょっと、名希!?」 深谷が慌てて手を伸ばすが、遠ざかっていく背には届かない。階段を下りる沢口に目を向けて、深谷は苛立たしげに髪を梳いた。 「あー、もうっ! 今日は解散解散!」 言い捨てると、深谷も沢口を追って駆け出した。先生に見つかったら叱られそうな勢いで、彼女は下校する生徒の間を縫って走っていく。その後姿が見えなくなったとき、敦彦が舌打ちを落とした。 「ったく、勝手な奴め」 勝手、か。 それはきっと、僕のことだ。 僕の身勝手で軽率な行動のせいで、四人の関係がおかしくなってしまったんだから。 それだけじゃない。敦彦に心配をかけているのも、深谷を苛立たせているのも、沢口を傷つけたのも、全部僕だ。 ぶち壊しておいて、何とかしたいと思いながら、何もできない僕が、勝手じゃないなら何なんだろう。 悪いのは、全部僕だ。 だったら。 僕なんていない方がいいんだろうか。僕がいなくなった方が、皆が楽しく過ごせるんじゃないだろうか。 「あいつら行っちまったし、今日も男二人で帰るか」 笑いかけてくれる敦彦。 まただ。 またこうやって、僕は気を遣わせている。 誘ってくれるのはとても嬉しい。気に掛けてくれるのはとてもありがたい。 だけどそれ以上に申し訳なくて、一緒にいる資格はないように思えた。 だから、僕は首を横に振る。すると敦彦は、寂しそうに小さく肩を落とした。 「……そっか。ま、一人がいいときもあるよな。昨日も言ったけど、何か言いたくなったらいつでも言えよな?」 哀しげな微笑みを湛えたまま、そっと肩を叩いてくれる敦彦。歩いて立ち去る背中から、窓の外へと視線を移す。 窓枠から身を乗り出してみた。 セミが鳴いている。部活に励む学生の声が空気に溶けている。空は青く日差しは強く太陽は眩しい。 力強さを感じさせるその世界は、情けない僕の居場所じゃないようだった。 だから、窓枠から身を離す。 振り返った廊下は既に閑散としている。日の光に照らされたリノリウムに、僕の影が投げ出されている。 取り残されたような感覚に、思わず笑ってしまった。 僕なんて、こうやって一人でいるのがお似合いだ。そしたら誰も傷つけない。迷惑をかけない。一番の解決策だ。 やけに広く感じる廊下を歩く。日の当たらない影をなぞるようにして。 こつり、こつりと、無意味に足音を立てる。それに耳を傾けていれば、階段まで時間はかからない。 無人の階段を降りながら、その段数を数えていく。 一、二、三、四……。 踊り場が見えてくる。日の光が届かない踊り場は、廊下に比べて薄暗かった。 無人の踊り場を通り過ぎれば、もう一度階段に差し掛かる。なんとなく手すりを掴んでみると、やたら冷たかった。 最初から数え直しながら、降りる。 一、二、三、四……。 数字が増えるたび、こつりこつりと音が響く。生まれては消え、消えては生まれていく音。それは薄暗い階段の中、一定のリズムを刻んでいく。その音を聞いているのは、きっと僕だけだ。 一人だけになったような感覚。 もしも本当に一人なら、きっと傷つかない。誰も傷つけない。迷惑をかけない。 それでいい。それがいい。 いいに決まってる。 こつり、こつり。 ……八、九、十。 階段を、降り切る。 足音も、止まった。 二階から一階へ降りただけだ。いつも繰り返している、余りにも日常的な行為。それだけなのに、異常に時間を費やしたように思えてならない。 陽光に照らされた廊下が真っ直ぐ伸びている。昇降口はすぐそこだ。 なのに。 僕は、階段に座り込んでいた。 薄暗くて、誰の気配もなくて、物音は遠くから聞こえる運動部の声くらいしかない場所。 世界の端っこがあるなら、きっとこんな場所なんだろう。 そこに一人ぼっちで、膝を抱えて蹲る。立てた両膝に顔を埋めれば、視界は闇に包まれる。 真っ暗な闇の中には何もない。だから、そこに記憶を描いていく。 楽しい、記憶だ。 敦彦が、深谷が、沢口が笑っている。 晴れやかで心から楽しそうな満面な笑顔を、湛えている。 皆、いい奴だ。 敦彦はさりげない気配りが上手い。敦彦が羽目を外しすぎたときはフォローするけど、僕だって何度もフォローしてもらっている。 深谷はリーダーシップに長けていて、行動力がある。僕と敦彦が沢口と仲良くなれて、楽しい時間が過ごせたのは、深谷がいたからだ。 沢口は何事にも一所懸命で、とても優しくて献身的な子だ。どんなに下らない話も真剣に聴いてくれるし、僕が困っているときは嫌がらずに手伝ってくれた。 本当に皆、いい奴だ。 だから。 だから、僕は。 ――皆と一緒にいたい。たとえ迷惑をかけても、傷つけることになったとしても、傷つくことになったとしても。 今なら確かに言える。遊びたくないはずがない、と。 また皆で楽しい時間を共有したいんだ。 皆で笑いたい。皆で馬鹿をやりたい。皆で遊びに行きたい。皆で何かをやりたい。 バーベキューだって、本当はやりたいんだ。 そうだよ。それは間違いないんだ。 心が重く苦しいのは沢口にフラれたせいだけじゃない。 皆で過ごす楽しい日常を、この手で壊してしまったことが辛かった。 元通りにしたい。皆で遊べる日常を取り戻したいと思ってるにもかかわらず。 僕はその本心からも、目を逸らしかけていた。一人でいようとしたのは、その証明だ。 一人ぼっちでいる方が、もっと苦しいのに。 でも、過ぎた時間は戻らない。告白した事実は消えない。 どうしたらいい? どうすれば元に戻れる? どうすれば? 暗闇の中で自問する。手探りで答えを求め欲する。 何度も繰り返してきた。その度に分からなくて、悩むのが辛くて、有耶無耶にして、目を背けてきた。 そんなことばかりやっているから、何も解決しないし前には進めないでいるんだ。痛くても辛くても苦しくても考えろ。 何もできないと言い訳をして、逃げて、悩み苦しむヘタレな自分に終止符を打つんだ。 また、皆と笑うために。 胸を締め付ける夏の残り香を、振り切るために。 決意をすれば、日当たりのいい廊下だって眺められる。 痛みと向き合おうと上げた顔。正面を向いた視線が、一人の女子生徒の視線と、交わった。 僕はその人を知っている。 整った顔に優しい笑みを浮かべる、長身長髪の大人びた女子生徒。今日の昼、一緒にご飯を食べた人。 宮野明菜先輩の存在を知覚した、その瞬間。 頬が、急激に温度を増した。 BACK INDEX NEXT
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このページはこちらに移転しました 真夏の昼の夢 作詞/スパッツ大魔王改めましてジョン・D・グッド・フォー・ナッシング・ベイベー16世の息子の友人一同 覚えてたのは君のシルエット はかなく消えた夏の空に 今でも思い出すのはなぜだろう? ただ美しかったあの瞬間を 濁った水をかき混ぜるように 君の切ない声が 遠いどこか奥のほうに 引っかかっているだけ 時が止まるような 素敵な夢だった もう3年たったなんて うそみたいだよね 冴えなかった僕と君は どうしてあの日出会った 今でもセピアカラーの中だけで 何気ない会話を繰り返す 凍った心溶かしてたのは 夏の太陽じゃなくて 君のさわやかな笑顔 それが答えなのさ 時を止めた君は 今はどこにいるのか もう二度と会うことは ないだろうけどね
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名前 真夏のカケラ (ぬみずぎ まなつのかけら) 解説 夏は誰にでも等しく訪れる。それが悪魔の撃退者だろうと天の護法神だろうと。暑い季節の想い出がSSR[怒水着]無能勝明王、[怒水着]降三世明王、[怒水着]金剛夜叉明王、[天水着]阿形吽形をUR【極+】へ特殊進化させる。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 R 999 0 0 0 備考: