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更新日:2016/08/01 Mon 19 03 30 人間の犯す誤りと国防論 国防論は、GDWチャットにおいてもしばしば話題になる。 白銀はどうもGDWスタッフでは左巻きになるらしい。 国を守るという使命感に対して、白銀は敬意を覚えるものである。 艦これをやりながら白銀はガチで涙を流したこともある。艦の乗組員や彼女たちは国を守るために命をかけて戦ったのである。 戦争の良しあしがどうであれ、その点に対しては敬意を払う。 しかし、そういった使命感に対する称賛だけで「全て」を肯定するような言動については、百害あって一利なしと考えている。 アニメや映画作品では、狂気的な指導者が覇権的野心をむき出しにして何の罪もない国を攻め滅ぼし併呑してグハハハハみたいなことがよくある。 だが、現実にそれが通用するのはせいぜい中世辺りまでであろう。 現代では、建前としては民主的・立憲的な国家システムが多くの国で採られるようになっている。北朝鮮でさえ「北朝鮮民主主義人民共和国」だ。 国家が大規模化すれば、ワンマン独裁者のやりたい放題では国政は進まず、最低でも部下の官僚にも相当数の支持者が居なければならない。 例え敵国を滅亡させるという大義名分がなくとも、例えば自国に対する経済政策や国内政治への不平をそらすための外征という現象はしばしばみられる。 自分勝手だと言えばそれまでだが、現実に起こることだ。 HELLSINGの少佐のような自らの身も国も滅ぶことをよしとする国家上層部。 あるいは何の根拠もなく自国は勝てると言う妄想に取りつかれた国家上層部。 これは狂気的と評するにふさわしいであろうし、現代においてそんな国家上層部はまずないであろう。北朝鮮ですら、そこまでアホウではない。 日本がアメリカに大平洋戦争を仕掛けたのが無謀だったことは常に指摘されるが、序盤は日本が攻勢に立っていたことを考えれば、根拠なき勝利への妄想だけで仕掛けたとは言えないと考える。 にもかかわらず、狂気的な国家上層部が考えにくくなった現代でも戦争は起こっている。これはなぜなのだろうか。 唯一の答えを出そうとするのは危険だろうとは思う。 だが、一因として白銀から確実に挙げられるものがある。 それは人間が誤りをおかす生き物であると言うことである。 といっても、戦争自体が誤りであると言う立論はここでは取り上げない。 将来を嘱望されるエリートが寸暇を惜しんで可能な限り綿密に学び、学んだエリート多数で綿密に打ち合わせても、結局誤ってしまうことがある。 日本がアメリカに無謀な戦いを挑み、案の定負けてしまったのは、戦争の行く末を読み誤ってしまったからである。 原爆を落とされる、東京大空襲をやられる、沖縄戦が起こる。現代のような国家に生まれ変わる。 一つの可能性として予測した人物くらいはいたかもしれないが、日本の首脳部がここまで「読み切って開戦に踏み切った」とは考えられない。 では、なぜ読み誤ったのだろうか。 それを考えるとき、アンチ”アンチ平和主義者”の言説に対し、白銀はしばしば危惧感を覚えるのである。 将来、一部の仮想敵国が暴走し、日本に侵略的な形でケンカを売ってくると言う「危険」に配慮することが大切だと主張することは一理ある。 だが、それと同様に、自分たちの読み誤りという「危険」にも配慮する必要がある。 自分で誤った路線を突っ走るのは、敵より危険なことの方が多いのだ。 何せ味方の方が自分に与える影響は直接的なのだ。影響が大きくなりやすくて当たり前である。 国防に関心を持つ、戦史やミリタリー関係の研究が大好きな人たち。しばしば「憂国の士」を気取ってweb上で国防論を展開している。 彼らは、自身が読み誤ることはあり得ないと思っているように思われる。 だが、もしそう考えているならば、あまりにも戦前の軍人や政治家をなめ切った考え方である。 そんな「憂国の士」ごときが、軍事の知識や見識量で国防のプロに勝てるとでも思っているのだろうか。 自国である日本の戦力も、機密情報のかたまりである。自国民に情報を公開すると言うことは、現代においては仮想敵国やテロリストにも情報を教えてあげることに他ならないからだ。 情報公開が抑止力として働きえることを考慮しても、全ての情報は公開できない。 アマチュアの戦史・ミリタリーマニア「程度」に機密情報が洩れまくっているなら、それは自衛隊の情報管理が深刻な機能不全に陥っていることを意味している。 自国の情報すら完全に手に入る訳ではないのに、敵国の情報を日本以上に入手できることなどあり得ないではないか? 自分の手元にある情報からして不足しているにもかかわらず、自分は読み誤らないと考えるならば、それは戦前の日本よりもタチの悪い根拠なき妄想である。 「根拠なき妄想で国が守れない」ということは、「憂国の士」が常日頃から憲法9条護持の平和主義者に向けている言葉だ。 もちろん、最大限の知識を手に入れることで誤りの可能性を減らすことはできるだろう。だがそれは所詮「減らす」だけだ。戦前軍部だってそのくらいのことは分かっていたはずである。 まさか、この程度のことも分からないで軍事に詳しい憂国の士を気取っている訳では・・・よもやなかろうな? 何故に読み誤るのか。もちろん前記したような情報不足も一つの原因である。 だがもう一つ考えるべきこととして、「相手がいる」という事実である。 当たり前のことだと思われるかもしれないが、実はこれを踏まえて考えることはなかなか難しい。 こちらがどれほど奇策を練ろうと、敵も奇策を使ってくるかもしれない。こちらが勝つために軍備を整えるなら敵もそうする。 自分だけが行動することを考えるあまり、「敵も自分たちに勝とうとする」「敵にも立場がある」という一見当たり前の事実を見落としてしまう。 と言っても、国防のプロがそんなことを見落とす等とは白銀は思っていない。 だが、さらに厄介な現象がある。 人間誰しも自分の弱点には気付きにくく、他人の弱点はすぐ目に入ると言う困った側面があることである。 こういった人間の困った側面と付き合うことを考えずに国防を語ることは非現実的である。 ましてやそれを考慮に入れられない人たちが9条平和論を非現実的だと言って貶している様子には、失笑すら禁じ得ないのである。 まず、国外に目を向けてみよう。 日本が自分たちの行動に正当性があると考えていても、相手の立場を重んじなければ、相手はこちらに不快感を示し、ときには様々な圧力を示してくる。 いや、重んじたつもりでも、敵から見れば十分に重んじられていないと考える場合もある。人間は自分の弱点に気付かないからだ。 これは守るための力なんだ!!というのは創作ものではよくある言い分であるが、「自衛、あるいは自国の正当な利益を守るためのための戦争」と称して侵略戦争が行われた例は珍しくない。 むしろ現代においてそういった大義名分のない戦争は考えにくい。 自衛のための力だという言葉をはいそうですかと信用するのは根拠なき妄想である。 これを逆の立場から観察すれば、「自衛のためだと言えば信用してくれる」と言うのも根拠なき妄想であることが分かる。 守るための力と連呼していれば外国が分かってくれると考えるのなら、それは平和主義だけを声高に叫ぶ運動と同レベルでしかない。 そして、それが例えこちらの言い分が正当であり、相手の言い分が自分勝手であろうと、その圧力をはねのけきれる訳ではない。 自国の正当性を声高に叫ぶ人たちは、「自分たちとしては自衛のためです」という言い分が国際社会に通じるかどうか、という点を見落としがちである。 戦前の日本は侵略をしますと国際社会で公言するような国だったから外交的封じ込めを受けたとでもいうつもりだろうか。 日本側にも言い分はあり、それを主張したにもかかわらず、その言い分が国際社会で通じなかったと白銀は認識している。 もちろん、日本の行動を受け全ての国がどう出るかなど把握しようもないだろうが、せめて地理的・経済的・政治的に近い国や近くなっていくべき国がどのように考えるかは考えなければいけない。 しかも国によって立場が異なるのが普通であり、どちらを優先すべきか、優先するにせよ、リスクをどれだけ軽減していくかという難しい問題に政治家は常に迫られる。 諸外国の圧力をはねのけるように軍備を拡張せよ、というのならば、結局それは国を疲弊させてしまう。 戦争に関して国民にとって一番忌むべき事態は、国民が悲惨な生活を強いられることであって、敗戦ではない。例え敗戦しても国民の豊かな生活が保障されるならば別に敗戦したってよいのである。 (もちろん、敗戦した方が国民が豊かになるような戦争を起こしたとすれば国家上層部はドアホウだが) 国を疲弊させることを忌むことは当然である。 「どんな敵性勢力が現れても侵略を跳ね返す」だけの軍隊を持っていると思われる国は世界に数えるほどでしかない。 例えば、アメリカに対して「侵略すれば痛い目にあうよ、やっても戦略目標は達成できないよ」という程度の軍備はできるかもしれない。というより、多くの国の軍備はその程度である。 しかし、「痛い目にあっても構わない、破壊できればそれが戦略目標だ」というような獣じみた思考でアメリカに攻めてこられたらお手上げな国が多いだろう。 多くの国は、そんなことにならないようにアメリカや周辺国と組んだりすることで平和を確保している。 なにも自国の軍備だけで全ての攻撃を跳ね返すことができると考えている訳ではないのである。 自国だけでどうにもならないのだとすれば、組んでいる他国、あるいは中立的な他国が自国をどう考えるかは国防上非常に大きな問題である。 むろん、それは日本も例外ではない。 また、相手は敵国だけではない。国内に目を向ける必要もある。 自説が正しいと信じるのはいいが、「正しい自説」を通すために必要な民主的な同意に対して、酷く無頓着な言説を見る。 正しい知識を広めることは必要である。時には、厳しい言葉を用いる必要もあるとは白銀も考えている。 心優しい説得だけでどうにかできる問題ばかりとは限らないし、最後の手段として、数の力で押し切ることも、国家権力の行使としては許されると思う。 だが、相手に対してお花畑と言ったり、法禁や弾圧を主張するような行為で相手が主張を変えてくれるとか、国民世論の多数の支持を得られると思っているならそれこそ甘い。 強硬な国内世論が優勢になっている情勢下で日本が自衛隊の増強に走るならば、余計に諸外国の警戒を招くことも忘れてはならない。 また、権力による押し切りは「切り札」である。使用すべきでないとは考えないが、だからと言ってホイホイと乱発できるものではない。 押し切ることが必要だとしても、数の力で押し切るだけで、国民に一致団結して侵略行為に対応してもらえるように協力してもらえると思うだろうか。 自身の土地や権利を取り上げられ、時には命すら奪われるような事態になってまで、「国のためなんだから我慢しろ」と言われ、金銭による補償すらろくにされない。 そんな状況下で、やられた側が「日本は自分を守らない国だ、そんな国いらない、外国の侵略がない可能性に賭ける方がまだまし」と言うのは当然の心理である。 日本が国を守っているんだ!!といくら騒いだところで、いくら国際情勢や最新のミリタリー知識を手に入れて事実としての国難を訴えたところで、多くの人たちにとっては、目の前で展開される人の死や奪われる自分の平穏な生活や財産が全てなのだ。 目の前で泣き叫ぶ人を見てそれを排除するに際し、引っかかる心が一片すらわかないのだとすれば、せめて、自身の人間性が常人と違うことくらいは認識した方がいい。 こういった人間の心情に対する絶望的な無理解を抱えたままの思考が「現実主義」を名乗る資格はありえない。 戦後、日本軍が悪玉、戦前の日本政府が悪であるかのような考え方が強くなった。 だが、そこで少し立ち止まって考えてみてほしい。 そんな戦後教育を受け付けるだけの土壌が日本にないのに、日本全国津々浦々で、そんな教育ができるだろうか? いくらGHQだって、全ての学校教師の教育を統制できないだろう。 そんな教育ができてしまった原因は、日本国政府や旧軍部が信用を失ったことにあると考えている。 国の上層部が戦争に突っ込んだために、自分たちの豊かな生活も、財産も、家族の命までも奪われ、ろくな補償もされない。 そんな日本国に対し、少なからぬ日本人が愛想をつかした。 結果として命を懸けて国のために戦った軍人たちまでが村八分を受け、国家不信が形成されてしまった。 もちろん、国民自身の責任という側面はあるだろう。だがそれでも、自身にとって利益にならなければ、国だって当たり前のように捨てられてしまうのである。 もちろん、自国民の心理だけの問題ではない。 人間にはことが起こってからあやまちを悟っても、それを認めたくないという心理がある。 下手をすれば責任を追及されることを恐れる。 結果として嘘をつく。(それが後からバレることが見え見えな嘘でさえも) 後から検討すればどう見ても不合理と分かる説にしがみつく。 誤った結果を他人のせいにする。 これらは軒並み、{起こさなくてもいい戦争を起こし、あるいは起きてしまった戦争を泥沼化させる人間の心理である。 } 国防に当たっては、こうした人間がもつ様々な感情とお付き合いをしていかなければならない。 国防につき、至上の価値を見出すならば、当然そういった感情とのおつきあいの方法を最大限に考えていくことも模索していく。 むろん、これは途方もなく難しい作業だ。やろうとしたが結果として失敗してしまうこともありえるだろう。 しかし、一部の批判者を取り上げて批判してさえいれば憂国の士になれると考えているような人たちに、日本の防衛を任せることは白銀にはできない。 そういった感情とのおつきあいの方法を踏まえつつ、可能な限りの国防論を模索していくあり方を白銀は国防のあり方として支持したいのである。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ 名前 コメント -GDW世界 白銀の賢者分室 GDW メインページ
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名前 白銀(しろがね) 所属:㈱東亜機甲科学 変態企業で有名なアンドロイド会社 開発、製造のみだったが最近修理、改造のほうにも手を広げ始めたのでその宣伝の為参加 参加理由:自社技術の宣伝 性別型:女性(設定年齢24歳) 容姿:胴体部分はほぼ人間と同じではあるが 四肢は重機のように無骨に仕上がっている。(例えるなら『まどかタイタス』) 戦闘時は銀色のアーマーを纏っている。 頭はショートの赤毛にタレ目と泣きボクロが特徴的 足の裏に自走ホイールがついているので、見かけによらず高速移動ができる 全長は1.75m(元のプラチナは1.5m) 性格:外見とは裏腹に男らしい 武装:斬機刀「大刮裁(だいかっさい)」 全長1.5m(鞘1.15m) 日本刀型の大型チェーンソー 刃の部分が超高速で回転しているので一見ただの刀に見えたりする 非戦闘時は鞘に収め、帯びている(鞘は着脱可能) 基本戦術:基本的に近接装備による接近戦、勝利よりも生存を優先するのでたまに撤退することがある 概要: 「リユース」をテーマに修繕、改造された機体 AIに使われているのは、往年の兵士アンドロイド 素体に使われているのは大ヒットセクサロイドシリーズの初期型と異色の組み合わせがされている。 名前の由来はAIの元々の名前の「黒金(くろがね)」と素体のシリーズ名「プラチナ(白金)」から
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更新日:2016/11/19 Sat 22 34 08 白銀的な考え方⑧GDWにおける人間原理からの解放 GDW社会では、文化的な背景や考え方につき、多種多様な種族が共存することを前提にしている。 そして、ここで創作に関して重要なことの一つが、「人間原理」というものである。 GDWスタッフは、全員人間である。 また、国籍を確認した訳ではない(そもそも白銀はスタッフ勢の実名や性別すらほぼ知らない^^)が全員日本人であると思われる。 これが実は非常に厄介な創作のくびきになっている。 銀河社会について考えるに際しては、人類社会よりはるかに知的に進化した開発者種族や監視者種族が主力を占めているということが大前提となる。 アイテム類なども人類社会よりはるかに進歩しており、人類社会より進歩したアイテムが存在し、運用できることを前提に制度を構築することができるだろう。 人類よりはるかに能力の高い開発者や監視者を任務に当たらせることができるという面もある。 だが、それを前提に補正をかけて銀河社会を考えても、どうしても日本人原理な発想になってしまうことは避けられない。 国際社会においても、文化的な背景や価値観の差によってしばしば軋轢が生まれる。 イスラム教圏とキリスト教圏、仏教圏にアミニズム的信仰を持つ世界での価値観の差は、思わずへえという反応を返してしまうことも少なくないだろう。 日本国内ではアミニズム的な信仰が強いため他宗教に寛容であると言われるが、他面寛容を通り越して「無関心にすぎない」と感じられる場合も多い。 無関心すぎて他の宗教に対して尊重せず横柄・傲慢な対応を取ってしまっていると思われるケースもある。 むしろ、個人に譲れない宗教的信念があるからこそ、他人にも譲れない宗教的信念があることを理解し、それはそれとして尊重できるという面もある。 様々な価値観の尊重という視点でも、日本人的な感性は助けになる可能性の反面、邪魔になる可能性も十分にあると言えるだろう。 それでも、国際社会であれば一先ず「全員同じ人間である」ということは間違いなく、最低限度の共通の価値観がある場合が多い。 男女の別があり、寿命は最長でも120年程度であり、基本的に腕が2本で足が2本で・・・と言った基本路線は共通しているはずだ。 ところが、銀河社会はその前提から成り立たない。 価値観どころか体型・能力・性形態・歴史・・・そういったものが、てんでバラバラな銀河社会である。 こういった最低限度の共通項しかない人々が集まって運営されている社会を想像するのは難しい。 人間の政治学ですら非常に難しいのに、多数種族によって構成される社会の政治を考案できる能力は、白銀だけでなくGma氏にもないだろう。 結果として、現在の日本や諸外国のあり方を参考にするしかない。 にもかかわらず、それがそのまま使えるとは限らないというジレンマがそこにはある。 おそらく、これを解決する方法はないと思われる。 GDWスタッフに日本語の分かる外国人が入ったとしても、人間原理から逃れることはできないのではないだろうか。 また、あまりに人間原理から外れると「ただの訳の分からない設定」になるリスクも高い。 政治とか文化とか全てにおいて徹底的に教養を深めることが重要・・・ハイ、白銀にそんな根性はありません(爆沈)。 ただし、対処方法が全く存在しない訳ではない。 一つは、上記のような人間原理があり得ることを常に意識することである。 自分がこうした原理に縛られていることを意識すれば、ふと「これは人間原理ではないのかな?」という認識を持つことは可能になるかもしれない。 自分自身で意識することが難しいのであれば、チャットなどでぶつけて、他の人の指摘を待つことも考えられる。 二つ目は、論理性や合理性の重視である。 例えば、AとくればBと返ってくるからBにならないようにCとするという論理性や合理性は、流石に銀河社会でも共通だと思われる。 だとすれば、銀河社会でも通じる論理性・合理性は重要である。 人間社会では論理性や合理性を欠いた行動もしばしばみられるが、理性の確立した開発者主導の銀河社会ならばこういった理性に従い、論理や合理に従った行動が優先されるはずである。 その意味でも、論理性・合理性が重視されることは必要である。 人間の不合理な行動をそのまま銀河社会にトレースしてしまうのは、理性の発達した銀河社会という視点に限らず、人間原理という視点からも大きな問題なのだ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ 名前 コメント -GDW世界 白銀の賢者分室 GDW メインページ
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XenepicOnlineギルド『白銀の風』
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更新日:2017/05/20 Sat 23 48 17 銀河社会における伝統の位置づけ 先日のチャットで、少し話題になったのが銀河社会における伝統の位置づけであった。 伝統とは、信仰、風習、制度、思想、学問、芸術などの様々な分野において、 古くからのしきたり・様式・傾向、血筋、などの有形無形の系統を受け伝えることらしい。 では、なぜ伝統と言うものが発生し、伝統である時点でひとまず正当なものとして考えられ、受け伝えることが重視されるのだろうか。 白銀は、伝統と言うのは人間の思考に限界があることが原因で発生するものと考えている。 伝統なんかにこだわらず、そのときそのときで評価すべきものを考える。「臨機応変」であり、使いこなせるならば素晴らしいことである。 しかし、それでは、考えるたびに間違ったこと・筋の通らないことを考えてしまったり、人と違う答えを出して周囲を混乱させてしまったり、人間が個人ではなく種族・社会として得てきた経験的な知識を生かすことが出来なくなってしまう。 一個人が独力で他人から教わることすらなく得られる知識などはたかが知れている。考える時間だって、一つのことを何日もずっと考えてなどいられない。 うんうん悩むうちに堂々巡り、なんてことは誰にも経験があるはずだ。 それならば、他人の考え方や流派などを学ぶことで知識や優れた技能などを得て、その上に思考を完成させる。そうすることで、人類は場合によっては更なる深い世界に思考を飛躍させ、優れた知を得ていく。 そこに伝統と言うものが生まれる。 しかし、伝統に対して単なる個人の思い付きを越えた科学的検証や他の伝統との比較などが入ってくると、否応なく状況は変わってくる。 社会的な知識は大まかなものになるし、科学的な知見などからすればバカバカしいとしか言いようのないもの、改良の余地があるものが出て来ることは避けられない。 最初の方向性から間違ってしまったため、歴史の積み重ねは盛大な間違った方向への積み重ねだった、と言う可能性も考えられる。 また、伝統が出てきたことについては何らかの背景がある。 そういった背景となる事情が時代の変化などによって変わってしまえば、伝統の持つ経験的な知識も「状況が違ってしまった以上は、単なる間違いでしかない」と言うことも考えられる。 しかしながら、一旦正当と考えられてしまったために、科学的・統計的に誤りだったことが発覚したり、背景となる状況が変わったにも拘らず、伝統と言う言葉だけで科学的に正当な在り方が排除されてしまうということが起こる。 いわゆる「悪しき伝統」と言う現象である。 白銀のこうした伝統観からすると、銀河社会における伝統と言うのも難しい問題をはらんでくる。 銀河社会である以上、現実の人類社会よりはるかに解明されている要素は多いであろう。 惑星内で発展した種族が宇宙社会に出るならば、当然開発者として人類よりはるかに完成された理性と科学的な見識を有している。 伝統についても、そういった科学的な知識から検証されることを受け容れ、更にはその検証の結果を受け容れるのでなければ、開発者としての理性を白銀は疑ってしまう。 要は「間違いが証明されたにも関わらず認めたくない」と固執する姿勢に他ならず、そのような思想では種族内の対立を危機値以下に抑えられる安定した理性を持つことは難しいと考えるからだ。 ただし、銀河社会において伝統が不要なものとして位置づけられることはない、とも考えている。 なぜなら、開発者と言えど銀河社会の全てを科学的に解明することは不可能だと考えられるからだ。 見たことのない生物や種族・現象に対してどのように対応していくのか。 監視者ですら、全てを研究して理解できる訳ではなく、また研究したとしても結果の全てを他に伝えられる訳でもない。 従って、「全てが科学的に科学的に解明・検証される」ということはあり得ない。残っている不確定要素に伝統は確実に存続し続ける。 当然その新たな伝統には種族的な特性が反映されている場合が考えられるため、そこに種族のアイデンティティも反映されることになるだろう。 また、宇宙進出に伴い、個体や種族の直面する世界は桁違いに広がっていく、と言うことも忘れてはならない。 科学的に解明されたジャンルは技術の発展に伴って増え、更に知性の発達によってそれを受け入れるだけの知性が発生することから、その点では伝統は縮小する。 だが、宇宙進出に伴って向き合う世界自体が知性や技術の発達による縮小では追いつかないほどに巨大であり、更にそれを支える科学は銀河社会全体でも完全でない。 そして、完全でないからと言って思考を放棄することもできない。 そこで伝統と言う考え方の下で向き合うべきものは、個人的にはむしろ拡大するように思うのだ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ 名前 コメント -GDW世界 白銀の賢者分室 GDW メインページ
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更新日:2016/08/27 Sat 13 15 37 シン・ゴジラと希望的観測 ※当項目はネタバレ項目です。ネタバレが苦にならない方以外は本編鑑賞まで閲覧を控えることをお勧めします。 シン・ゴジラで、内閣が鎌田のアイツは上陸しないと言う希望的な観測に基づいて初動をしてしまったことを批判する評論を見た。 作中の発言で、主人公格の矢口のセリフとして、 「大臣、先の戦争では旧日本軍の希望的観測、机上の空論、こうあってほしいという発想などにしがみついたために、国民に300万人以上の犠牲者が出ています。 根拠のない楽観は禁物です。」 という発言があった。 この発言について、白銀の感想を話してみよう。 例えば、シンゴジが「陸上に上がってもつぶれるだろうから上陸の心配はない」という発表は確かに結果としては外れていた。 しかし、「生物学の常識」からすれば、それ自体は決して間違っておらず、根拠がある判断であったと言える。 (上陸して潰れるまでの間に暴れる可能性を考えると、川の沿線住民に避難を呼びかけることはすべきだったとは思っているが、尺の都合で描かれなかったか白銀が見落としたという脳内補完は可能であろう) 未確認生物であれ、生物である限り、最も頼りになる情報は既存生物学の常識であろう。結果的に外れていたとはいえ、必ずしも間違った判断だとは言えない。 希望的観測、というのをもう少し深く突っ込んでみると、そこには「取捨選択」がある。 例えば、一個人の自宅などに車が突入してしまうという事故は、たまに報道されることがある。 では、家に車が突入してくるような事態に備え、自宅を建てるにあたって何千万円もの追加コストを払う人を見たらどう思うだろうか。 普通は、 「この人はそんなことまで気を回すことができるすごい金持ち」 「心配性が度を越している」 「テロリストにでも狙われている人なのだろうか」 という感想を抱くであろう。 ノーコストで対処できるならばまだしも、そのために何千万円も割くなど普通の人の対応とは思えない。 行政にせよ個人にせよその他の組織にせよ、「例え何が起こったとしても全てに対処する」という対応態勢の構築は、実際には不可能だ。 富士山と阿蘇山と浅間山が全部一度に噴火した上に第二次東日本大震災が同時に起こってくるような事態に対処する対応態勢ができるだろうか。 アメリカと中国が突然組んで日本を焦土化・国民全員虐殺するために攻めてくるような事態に対処する対応態勢ができるだろうか。 はっきり言う。できっこない。 それを目指すとなれば、想定しがたい事態に対処するためだけに恐るべきコストを割かなければならない。 もちろん、想定しがたい事態が起こらなければかけたコストの大半は無駄になってしまう可能性が高い。 限りある予算(金銭も労力も資源も)中で、非現実的な事態まで軒並み想定して対応するだけの余力など、日本に限らずアメリカだって持っていない。 確かに根拠のない希望的観測が太平洋戦争での敗戦につながった、あるいは勝てない戦争への突入につながり、大量の犠牲者につながったことは白銀も否定していない。 しかし、それは太平洋戦争当時、日本に国力に余裕がまるでなかったのも一つの原因であろう。 アメリカがああして来たら、こうして来たら、という「想定はしただろう」と考えている。白銀はそこまで日本の軍部をバカにしてはいない。 しかし、そこまで踏まえて徹底的に対処していくような戦力的な余裕のない日本には、そういった想定にまで配慮することはできなかった。 だとすれば、「そんなことはやってこないだろう」「なんとかなるだろう」という期待に賭けるしかなかった。 もちろん、個人的な資質の問題で取捨選択のやり方があまりに酷くなってしまい、質の悪い希望的観測に頼った形になってしまった、あるいはいつまでも誤りを認めずしがみつきつづけたということもありえただろう。 だが、大平洋戦争における希望的観測の主要な正体は国力不足の裏返しであり、そこは今日まで続く教訓となりうる要素であると考えている。 現代の視点から太平洋戦争を振り返ることは必要だとは思っているが、「根拠のない希望的観測が悪い」という訳ではない。 悪いのだとしても、「根拠のない希望的観測をしないで全てに対処できる」ということ自体ができないからである。不可抗力を悪いと呼ばわったところで意味がない。 ましてや、作中ならば相手は謎の新生物。 既存生物学からの常識以外に根拠を持った対処など準備すること自体が難しい。 「根拠がない根拠がないを連発した結果、何の対応もない」方がよほど問題である。 根拠のない希望的観測もせざるを得ないこと、さらには人間がどうしてもそういった自分に都合の悪い情報を無視しがちになることを前提に、そこにどう付き合っていくかを考えていくことこそが、本当の危機管理である。 映画の中における日本閣僚の対応を希望的観測と断じるばかりの危機管理などは、白銀に言わせれば「所詮その程度の危機管理」である。 シン・ゴジラの作中で言えば、住民の不安を解消し、無意味なパニックや経済的悪影響を防ぐことも、行政としては当然の仕事である。 里見臨時総理の言を待つまでもない。住所を離れると言うことだけでも、住民たちは生活の糧どころか財産も生きがいも肉体的・精神的健康も、下手すれば命さえそれで失ってしまう。 経済活動は停止だ。東日本大震災などでそれは現実のものになっている。 映画の中の政府対応は未知の生物に対する対応として結論としては誤っていたが、その時点での判断として誤っていたとは言えないというのが白銀の評価である。 現に、日本にも本栖湖とか池田湖・屈斜路湖などにUMAがいると言う噂はあるが、UMAが上陸して建物に被害を出すかもしれないから付近住民を避難などさせていない。 湖の上を普通に釣り客がボートで遊弋しているし、それで問題が起きている訳ではないのである。 ヤシオリ作戦(矢口プラン)だって、「これなら効く」というのは、希望的観測でしかない。 綿密な準備をしていたとはいえ、実験ができない上に時間的猶予もない以上やってみるしかない。 矢口プランが確実に効くと言うのは、希望的観測にすぎないと判断したからこそ、諸外国はゴジラに対する核攻撃を準備したのである。 ヤシオリ作戦が絶対に効き、ゴジラが絶対に絶命すると分かっていたならば、諸外国は日本にもっと時間的猶予を与えた可能性が高いだろう(諸外国が日本にある程度の時間を与えたのは、人道面への配慮に他ならない)。 ただし、上記のこの発言について白銀は矢口が間違ったことを言っただとは思ってはいない。 根拠のない楽観や希望的観測は確かにせざるを得ない。 だが、自身の行っていることは楽観や希望的観測にすぎないことを自覚した上で、現に起きてしまった楽観や希望的観測に対し取捨選択を変更して、残された手の中で可能な限りの最善手を打つ態勢を準備することは可能である。 そもそも、矢口は「しがみついた」ことを問題にしている。根拠がないこと・希望的観測の可能性を考えずに状況を注視しない、あるいは注視していて希望的観測だと分かっても方針を変えないのが最大の問題なのだ。 「ゴジラvsビオランテ」の黒木特佐は、芦ノ湖でビオランテと戦った後太平洋上に逃げたゴジラが伊勢湾に現れるというのが希望的観測に過ぎなかったと分かった途端、ゴジラを倒すのと人的被害を抑えるために最善の手を打った。 太平洋側の全沿岸を警備することが非現実的な状況の中で、伊勢湾に現れるだろうと言う「せざるを得なかった希望的観測」に「しがみつかなかった」好例だと言える。 それに、油断してはいけない、事態がまた変わる可能性も高いのだから、ここで楽観するのではなく状況を注視しているべきだと言う説得は、あの時点で必要だっただろう。 そのために太平洋戦争を持ち出したならば、内容に多少の誤謬があれそれも一理ある。 そこまで矢口や製作者が考えていたのかはわからないが、むしろ一時的な説得の方法としては評価さえしているところである。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ 名前 コメント -GDW世界 白銀の賢者分室 GDW メインページ
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登録日:2018/06/24 (日) 10 40 00 更新日:2024/04/09 Tue 09 49 20NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 かぐや様は告らせたい かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 アホ ガリ勉 シスコン ポンコツ モンスター童貞 ロマンチスト 主人公 兄 努力の人 努力の天才 努力は才能を凌駕する 努力家 古川慎 大伴御行 天才 奥手 寝不足 平野紫耀 死にかけのアルパカ 毒親育ち 猫派 生徒会長 発言が意外と乙女 目つきが悪い 秀知院学園 結構暗い過去持ち 虫嫌い 貧乏 資格マニア 近眼 運動音痴 運命に挑む脇役 鉄腕アルバイター 音痴 頭のいいバカ 高校生 四宮がどうしても付き合ってくれって言うなら 考えてやらんこともないがな……! 『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の登場人物。 本作の主人公の一人。 CV:古川慎 演:平野紫耀(King&Prince) プロフィール 性別:男性 学年・クラス:秀知院学園高等部2年B組 生徒会役職:会長 誕生日:9月9日 血液型:O型 趣味:天体観測、音楽鑑賞(ラップ) 身体的特徴:眼つきが悪い 名前の由来は『竹取物語』の登場人物で、かぐや姫への求婚者の一人・大納言「大伴御行」。 大伴御行は「龍の頸の珠」を持ってこいという難題に対し、正面からドラゴン退治に向かって撃沈した。 このある種の正々堂々した部分が白銀に反映されている。 原典では結局かぐや姫を手に入れることができなかった脇役の一人に終わったため、本作では「運命に挑む脇役」と言える。 人物 秀知院学園の歴史上3人目の混院(*1)の生徒会長。 学内でも少数派の一般家庭、更に言ってしまえば貧乏家庭の出身。 近眼と慢性的な寝不足のため眼つきが悪く、自覚なしに常に威圧感を周囲に振り撒いている。 髪の色は明るくビジュアル上は金髪だが、あくまで漫画的表現のためで純日本人。 口癖は「それな!」 学業に特化した「努力型の天才」。 学年1位、全国模試トップレベルの学力を持ち、事務処理能力も非常に高い。 ただし、「努力型」とあるように天賦の才がある訳ではなく、毎日10時間の勉強をはじめとした死に物狂いの努力で学力を維持している。 学年1位であることに王者として筆舌しがたい凄まじいプレッシャーを感じており、試験直前にはペンが持てなくなる程の謎の震えに襲われることもある。 中学時代から学業にはそれなりに優れていたようで、父親が(息子に無断で)願書を提出し、補欠合格に滑り込む。(*2) 当初はあまり乗り気ではなかったが、奨学金制度で家の負担も軽くなるという考えから入学を決心。 しかし、入学当初は純院と混院の摩擦によって荒れており、影で「お高く止まったボンボン共」「金持ちがそんなに偉いのか」と悪態を吐くような有様だった。 そんな折に生徒会に勧誘され、「氷のかぐや姫」と呼ばれていたかぐやと出会い学業に励むようになる。 勉強だけに留まらず一種の努力中毒で、数少ない空いた時間を使ってアルバイトを掛け持ちし、資格試験の勉強も行っている。 アルバイトは社会経験の一つと考えており、一つの職場に長くは勤めない。 資格については現在取得が判明しているものは漢検2級、英検準1級、危険物取扱(乙)、ひよこ鑑定士(*3)、小型船舶免許(*4)。 激務の生徒会長職と勉強とこれらの掛け持ちのため、いつ寝ているのか分からない生活を送っている。 この過激スケジュールをこなすためカフェインの力に頼っており、3時間おきに接種しなければ電池切れを起こして唐突に寝てしまう。 上述の通り家庭が貧乏なので、通学にはママチャリを使って往復2時間(距離で15km)も掛けている。 バイトの収入も全部で月10万程度あるが、全て家計に入れている。 普段の食事も質素で毎食必ずもやしが出る模様。 また、母親が出奔してからは家の台所を預かっており、料理は得意(ただし生きた魚は触れない)。 「朝から夕方までの学校(登校1時間+授業がおそらく6時間くらい+生徒会活動2~3時間+帰宅1時間)で10~11時間」、「毎日の勉強で10時間」とのことなので授業との差分を考えると「家庭学習4~5時間」、「アルバイトで数時間(明確な時間が不明であるが、経済状況を考えればそれなりに働いている可能性が高い)」、家事や食事、歯磨きや風呂などもある。後に明かされた1日のスケジュールによれば通常時の睡眠時間はおよそ3時間。「(藤原との特訓がある日は)朝や放課後に時間を割いている」ことを考えると 睡眠時間が短いどころか、日によっては寝ていない可能性すらあり得る のだが、それでいて(目つきは悪いが)基本的に元気という異常なタフネスを誇る。 プライドが高く、一部病的な所があるものの、それらを除けば善良な性格。 困った人を放っておくことを良しとせず、相談を持ち掛けられれば全力で応えようとする。 意外にも趣味はヒップホップで、ラップに関しての造詣は非常に深い。 しかし、彼自身のラップの腕は下記の弱点が祟り壊滅的。 また、天体観測が好きでロマンティストな一面を持ち、テンションアゲアゲでキマってしまうと恥ずかしい発言を連発する。 そして冷静になって黒歴史認定するまでがお約束。 実はキザな台詞がかぐやに抜群に効いていることに気付いていない。 女々しい部分もあり、渚曰く「発言が意外と乙女」。 基本的に温厚だが、名前が女っぽいことを気にしており、「御行ちゃん」と呼ばれるとマジギレする。 周囲からは天才である他に、「煩悩などない」「恋愛も百戦錬磨」「振られたことがない」等と勝手に思われている(告白したことがないので、振られたことがないというのは一応事実ではある) 実際は年相応にスケベな面を持ち、初恋がかぐやなので恋愛経験も皆無。 ただし、これまでラブレターを貰ったり、好意を寄せられることは何度もあったため「モテる」という自信ばかりが先行してモンスター童貞と化している。 一見完璧超人だが実は弱点だらけで、それらを並々ならぬ努力と藤原による弱点克服トレーニングで補っている。 以下はその一例。 勉強はできるが機転・発想が重要な謎々は苦手。 (前述の通り)化け物じみた体力を持ち、足も速いが、球技となると奇天烈な動きしかできない運動音痴。 「ナマコの内蔵」と表現され、藤原には「私の交際相手の条件に音痴じゃない人が加わった」と言わしめた程の致命的な音痴。 体育祭プログラムのソーラン節を踊ると「もがき苦しむ人」にしか見えない程リズム感覚が皆無。 小学生時代の経験でゴキブリを見ようものなら立ったまま気絶する程の虫嫌い。 非常に視力が悪い。視力チェックをしたところ0.1未満。その癖普段から裸眼で過ごしている。 …etc. これらの克服の大部分に付き合ってくれた藤原にもっと感謝すべき。 また、努力した範囲から少しでも外れると途端に対応できなくなり、酷い時には克服したはずのラスボス同士が悪魔合体して復活することもある。 弱点にぶち当たり奇行を繰り返してぶっ倒れる様子を周囲からは「死にかけのアルパカ」と表現されている。 しかし、克服できたものについてはものの数日で人並み以上にまで技量を向上させており、「さすがは努力の天才」とでもいうべき成長ぶりを見せている。 加えて、不器用という訳ではなく、ヨーヨー・独楽・お手玉など古めかしい遊びをやらせたときは悉く高い技術を披露しており、センスの問題であると思われる。 白銀御行最大の弱点 彼の自室には夥しい程の数の自己目標が張られている。 病的なまでに「自分は優秀な人間である・天才である」と思い込むことで精神の安定を図っている彼にとってこうした自己目標の山は即ちそのまま多数の弱点を抱えているという白銀御行の重大な欠陥そのものと言っても過言ではない。 そしてこれらの真ん中に張られている目標こそが「四宮の横に立てる男になる」という原初の誓いである。 ちなみに妹の圭もこの狂気じみた光景に引き気味で、父親は若干の罪悪感を抱えている。 かぐやに好意を抱いているがプライドの高さ故に素直になれず、彼女から告白するよう腐心するようになってしまった。 ただし、かぐやと違って自分の恋愛感情についてはしっかり認めている。 かぐや同様、自分で考えたアプローチに強い好意を感じさせるようなものがあれば「お可愛いこと……」と蔑まれる様子を思い浮かべる等、恋愛において卑屈かつ奥手。 つまるところやっぱりポンコツ。 頭脳戦・心理戦に長けたかぐやの策略を見抜いて対抗し、逆に自分から攻勢を仕掛けているが、結局ほとんど関係は進展していない。 2年2学期が半ばを過ぎた頃、生徒会長特典として得た秀知院理事会推薦状を使い、スタンフォード大学への海外進学を決定。 残りの高校生活でかぐやと交際するために、自ら告白する期限を定めて今まで以上の覚悟で恋愛頭脳戦に挑む。 その結果は…… 迎えた文化祭。彼は「ウルトラロマンティック作戦」を決行。様々な策略を用いて雰囲気を作り出すと、校舎の屋上でかぐやにスタンフォードに一緒に来てくれと頼む。 (実質的な)告白を受け入れそのままキスまで行った二人だが、その後かぐやは急に(氷)になってしまい対応に苦慮する。 かぐやは白銀が「自分」を全て出していないことに気付いてしまい、そしてそれはかぐやも同じだった。 そしてかぐやは自分の汚点たる(氷)の側面でいることで白銀に自分の全てを見せることとした。好きな人には全てを見せることが誠意だと考えたからである。 しかし、白銀は逆に好きな人にこそ弱点を見せたくないと考えており、クリスマスイブの日に遂に互いの認識の違いが発覚してしまう。 例によって意固地な二人だが、今回プライドを捨てられないのは白銀だけ。しかしそのプライドも自分がかぐやの為だけに用意したプレゼントでへし折られてしまう。 白銀がかぐやに贈ったプレゼントは高級けん玉。見栄を張ることなく直感で選んでしまったものであり、言うまでもないが白銀からしたら汚点の一つと言ってよい。 しかしかぐやは大爆笑したものの白銀に幻滅することはなかった。 そうしてかぐやは白銀の全てを受け入れることを誓い、彼もそれを受け入れた。 その答えを聞いたかぐやは箱の下地の布をリボンとして結び、(氷)から元の彼女に戻った。 冬休みのある日、今度はかぐやからのアタックを受けてOKした白銀。 こうして恋愛争奪戦の結果人生の勝者となった二人なのであった。 交友関係 四宮かぐや 初恋の相手。 両想いなのだが、お互いプライドが高く恋愛に関する思考レベルが小学生並なので関係がなかなか進展しない。 当初は高を括っていたが、結局関係が進展せず覚悟を決めることになる。 告白が恥ずかしいということ以外にも「家柄・その他要素で遥か高みにいる四宮から求められる立場にならなければ対等ではない」という考えがあった。 そもそも白銀が生徒会に入り、会長にまで上り詰めたのも「憧れの四宮と並び立ちたい」という一心によるもの。 学業成績のみ全戦全勝であるが、裏を返せば勉強でも負けてしまえばかぐやが手の届かない所に行ってしまうと感じている。 定期試験でのプレッシャーの大部分はこの恐怖からきており、学年順位が張り出される度にトイレで勝利の雄叫びを上げている。 藤原千花 女友達。 女性としては見ておらず、「珍獣」「奇天烈」とキワモノ扱いしている。 間接キスをしょっちゅうしているがお互いに恋愛感情としての好意は全くない。 ただ最近は藤原が母性とも独占欲とも取れる奇妙な感情を白銀に抱き始めているため少しややこしくなってきた。 その気安さも手伝ってか弱点克服に毎回駆り出し壮絶に苦労させている。 書記としての能力が今一つな藤原を生徒会役員に指名した理由は未だ不明。 石上優 後輩。 年下の友達という認識で、学内外問わず一緒にいることが多い。 石上が引き籠っていた頃その原因を生徒会で調査、自ら家庭訪問して真相の推理と現況を伝えて部屋から引っ張り出した。 このため石上からは非常に慕われている。 伊井野ミコ 後輩。 第68期生徒会会長選挙ではライバルで、最後の演説での論争で信頼を得る。 しかし、その後異常なまでの間の悪さでかぐやとのあれやこれやを目撃され、一転してケダモノ扱いに。 現在では誤解が解かれたので尊敬されるようになった。 早坂愛 同級生。 「早坂愛」としての関わりは殆どないが、四宮家の使用人「スミシー・A・ハーサカ」としては面識がある。 かぐやに煽られた早坂から一度誘惑されるものの告白を断り、その後合コンで一緒になった際に素性の一部を打ち明けられ「普通の女友達」になった。 女友達になって以降 白銀とガンガン距離を縮めており、それをネタに早坂はかぐやをからかっている。 妹の圭の中では「お兄の好きな人はハーサカさん」となっているのでこれまたややこしい。 田沼翼 友人。 彼からの恋愛相談を受けてアドバイスした結果、奇跡的に告白が成功。 その後もちょくちょく恋愛相談をされるが殆どが惚気話なので殺意を向けている。 一応クラスメイトのハズなのだが、長いこと「柏木の彼氏」と名前登録されていた。 白銀圭 妹。 母親が蒸発した事で「自分が母代りにならねば」と意識した結果、過干渉が過ぎて反抗期を招く。 ここ数年は兄妹として朗らかな会話をしたことが殆どない有様。 ただ圭にとっては「友達に見せつけたい自慢の兄」であり、白銀がお出かけの際は圭による私服チェックが入る。 四条眞妃 女友達。 泣き崩れていた眞妃の頭を意図せず踏みつけてしまった結果交友が始まった。 自分が失恋の原因であるにもかかわらず眞妃への協力を約束してしまう。 かぐやと似ていることを感じ取って「可愛い」と評している。 龍珠桃 女友達。 白銀が天体観測好きである点や、後述の理由から「四宮かぐやの無理難題」シリーズに関わってくると読者から推測されている。 それ以外にも天文部の部長であり、秀知院学園VIPであり、難題女子でありと物語としては結構なキーパーソン。 第66期生徒会 会計の同期(白銀は当時庶務)であり、白銀とは少なくとも「あいつ」と気軽に呼び会える。 ついでに白銀に大きな借りがあるらしく、所々でこき使われている。 白銀が今の病的なまでの努力家になる前の一面やなった背景を知っているので結構気安い関係。 白銀の過去編(アカ先生曰く『かぐや様ゼロ』)における白銀のヒロインとされている。 尚かぐや様ゼロが本編で描かれるかは未だ不明。 名前の由来は原典で大伴御行が手に入れるべき宝「龍の頸の玉」。 原典では手に入れられなかったばかりか、龍神を怒らせてしまい、大伴御行は人前に出られる顔面では無くなってしまった。 四条帝 友人。 当初は彼に全国模試1位を攫われたため一方的に恨んでいたが、3年生になっていざ対面すると彼も白銀を意識していたことが判明し一転し気の置けない仲になった。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ラブコメの男主人公の中じゃ一番好きかもしれんキャラだわ -- 名無しさん (2018-07-01 01 12 18) かぐやさまという正妻いるけどハーサカと藤原書記と天文部部長とも向こうからフラグ立ちそう -- 名無しさん (2018-09-13 19 06 34) ラブコメ主人公としてだけじゃなく、少年漫画全体見てもかなり上位の好感度主人公。こんな男になりたい人生だった。 -- 名無しさん (2019-01-25 16 56 33) 勉強以外はポンコツで努力して克服する…のだけど、克服したそれらが基本的に平均よりハイレベルになってるように見える。初期値は異常に低いけど成長率が異常に高い、まさに大器晩成な男 -- 名無しさん (2019-01-27 15 42 53) ときメモ系主人公だわぁ、必死に努力して女の子に振り向いてもらうっていうのがドンピシャ。好きな子の為に努力する会長のかっこよさは男も惚れるわこんなん -- 名無しさん (2019-02-23 01 43 54) 母親が気になる せめて妹だけでも連れてけよw -- 名無しさん (2019-02-23 23 21 28) 会長の特訓前の歌のレベルがジャイアン未満で草。アレより酷いってどういうこと? -- 名無しさん (2019-03-21 15 39 07) 桃ちゃんが思った以上に白銀と関わり深いし、白銀の理解者っぽいぞ。これは藤原ママピンチ。 -- 名無しさん (2019-05-09 00 16 21) 過去が重い…重い… -- 名無しさん (2019-05-09 08 53 40) なんというか、過去以上に抱えているものが重すぎる。部屋がガチでヤバい。 -- 名無しさん (2019-05-16 21 18 16) 以前はかぐや様と連絡するだけでドギマギしてままならなかったのに、今では長通話でイチャイチャする仲に… -- 名無しさん (2020-05-02 11 26 41) 会長のとこ毎日10時間の勉強って書いてるがデタラメだろ -- 名無しさん (2020-06-13 23 31 03) ↑に書き忘れ。63話のスケジュール表みても、朝起きて勉強してたとしても授業以外の勉強時間は多くても5時間程度だぞ -- 名無しさん (2020-06-13 23 35 45) ↑授業と合わせて -- 名無しさん (2020-07-25 03 53 34) ↑誤送信すまん。授業と自宅の勉強合わせて10時間だと思うよ。生徒会業務、家事、月10万分のバイトこなしてるんだから自宅勉強だけで10時間は物理的に無理でしょ -- 名無しさん (2020-07-25 03 59 00) 会長、あんたの意思は鋼より硬いさ。でも、鋼を砕く手段が無い訳じゃないんだ…… -- 名無しさん (2021-05-20 17 52 25) どうにもね、一瞬、しろがねぎんこう、と読みそうになってしまうのだった。 -- 名無しさん (2022-03-06 01 50 32) 近くのスマホすらよく見えないとかいってたのによく石上くんとゲームできたなw -- 名無しさん (2024-02-24 20 44 55) 名前 コメント
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【用語名】 白銀騎士 【読み方】 はくぎんきし(しるばーないと) 【分類】 称号 【備考】 ページの登録タグ: コーリン教 レイワイト王国 用語 白銀騎士 称号 【詳細】 レイワイト王国にあるコーリン教の本部から与えられる称号。 各地を放浪し、自身の信じる正義を守る騎士。 現在はライタス=オールエーに与えられている。オールA?
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名前 白銀タラバ(はくぎんたらば) 分類 不明 初出 3話 捕獲レベル 不明 生息地 深海 概要 ゲームでの活躍 関連項目 概要 白銀に輝く殻を持ったタラバガニ。 深海に生息し、稀に獲れる大きな個体は1匹700万円の高値で取引されている。 グルメ中央卸売市場で、競りに出されていた食材の一つ。200キロ700万円でバティが落札した。 ゲームでの活躍 グルメサバイバルシリーズでは、ルビークラブの亜種として登場している。 詳細はルビークラブの項を参照。 関連項目 猛獣・食材図鑑(原作) ルビークラブ カタカニ
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白銀君インタビューのインタビューコーナー にょろ<ようこそ。 白銀<どーも(´・ω・`) にょろ<何歳ですか? 白銀<13の中学1年(´・ω・`) にょろ<毎度聞きますがそれは「しろがね」ですか?「はくぎん」ですか? 白銀<しろがねのつもり(´・ω・`)b にょろ<なぜその名前に? 白銀<妹から付けられた。由来、ポケモンの白銀山らしい(´・ω・`) にょろ<ところでちびちゃとはいつからしてますか? 白銀<今年の6月ぐらいからですかね(´・ω・`) にょろ<タイピング早いですね^^喧嘩師ですか? 白銀<ぇ、違うよWWW オレタイプ遅いよWW にょろ<一時期ちゃっとに来てなかったみたいですが何かありましたか? 白銀<アク禁WWWW にょろ<ちびちゃとの友達は誰が居ますか? 白銀<にょろちゃん、、以下省略w にょろ<あなたのそのかっこいい顔を見せて頂きたいのですが・・・。 白銀<かっこよくないよ>< にょろ<僕のことってどう思います? 白銀<(´・ω・`)むっちゃ優しい人だぬ にょろ<白銀君は彼女居るのですか?リア充ですか・・・? 白銀<彼女はいるが、リア充と非リア充の真ん中ぐらいですかね(´・ω・`) にょろ<ご趣味は。 白銀<サッカー にょろ<将来の夢は? 白銀<医者とかほざく(´・ω・`) にょろ<ご協力ありがとうございますた。 白銀<どーも(´・ω・`)インタビューさんくす(´・ω・`)b 名前 コメント