約 57,471 件
https://w.atwiki.jp/kakuto/pages/89.html
Rza U-God
https://w.atwiki.jp/weedgundam/pages/49.html
――その日、地獄から甦った男がいる―― 「ブラックエンペラーウジサト!?や、奴は死んだ筈だッ!」 加藤は驚嘆した。震えで操縦桿が握れない。 ウジサト・ガモウ…。 彼については逸話がある。 ―満員電車で痴漢をしたらバレて逮捕された事― ―幼女のパンツをコッソリ盗む事― ―二次元の女(ランカ・リー)に溺愛してしまっている事― ブラックエンペラーウジサトはフッ、とほくそ笑むと加藤に勝ち気に告げた。 「ふっふっふっ。ダルタイルナンバーワンと言われたこの私を知らない田舎者がまだいたとはね…絶対に許さないよ」 どこかで聞き覚えのある台詞を加藤に叩きつけると、幼女のパンツを頭に被った。 パンツの両脇からツインテールがこぼれ落ちる。 「私は一度死んだ。だが多額の生命保険が私にかけられており 絶望の縁に立たされたのだがしかし、 ライサーガンタンクと 同一化する事でそれなんてオービタルフレーム?と言われそうだが マクロスFも糞エンドを迎えてランカ死ねよとか思ったり…etcetc」 加藤は戦慄し、ガタガタと震える指で操縦桿のトリガーを弾いてしまった。 ジュウウウ――。 核ビーム砲に焼かれてウジサトは跡形も無く消滅した。 ウジサトは死んだ。 戻る
https://w.atwiki.jp/dragonokokoko/pages/482.html
PHANTOM(仮) ~イギリスからのラブコール~ 741 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2008/02/19(火) 23 47 30.73 ID BgUxFb20 ぴりりりり K「ありゃ。」 ぴ ボーカル「お疲れさまでーす。」 K「どしたん。」 ボーカル「Kちゃんイギリス来ません? 今なんか仕事請けてます?」 K「いや特にないけど なんか手伝ってほしいんか?」 ボーカル「Kちゃんに会ってほしい人いるんですよ。」 K「んじゃお前が日本まで来いってゆうといて。」 ボーカル「いい話なのに。」 K「ちょこちょこと予定あるし人と会う予定もあんねん。 いい話やからってほったらかしてそっち飛びつけるかい。」 ボーカル「余計なとこで真面目なのやめてよww」 K「なんや俺があわへんとお前が困るんか。」 ボーカル「あたしは特にどーもないけどKちゃんの為にはなりますよ。」 K「じゃあええわ。 いつも気ー遣ってもらってすいません。」 ボーカル「じゃあ今度予定開けて一緒にイギリスきましょーww」 K「そうです ね」 PHANTOM(仮) 22へ
https://w.atwiki.jp/presenile/pages/1082.html
html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 私の記憶は 窓の外を流れる広告写真のように確信が失われ 黙って窓ガラスに頬をよせると ヒンヤリとした季節の風が 感じられた ああ なんて さびしいんだろう 私はひとりになった ああ ひとりになった 悲しく通りすぎてゆく 私の話を聞いてくれますか 淋しい日の風のように ただ過ぎては海に堕ちる 私の話を 黙って聞いてくれますか 頬に涙が零れることもないほどに 悲しい話を 窓の外の闇に照らされた 古びた広告写真のような話を 暗く沈んだ地下のジャズ喫茶の 背の高い 黒いソファは 擦り切れて 季節の残酷さを 受け入れていましたね 君と並んで坐リ続け 暗闇の風に吹かれていましたね 私は ああ といい 悲しい話をしたかったのです 乾いていく皮膚感覚は ふたりで飲み続けた薬のせいでしたか それとも 淋しい季節の風に 皮膚がサラサラと 時を失っていたからでしたか 肩と肩がわずかに触れて ふたりは 友達だった サラサラと乾いた肌が 優しく触れ合うのは 涙が頬を伝う前触れのようでした 産毛の先が 君を求めて震えていたのを 覚えています 私が喋り続けるのを 黙って聞いていた君の 手には 冷めてしまった珈琲カップが 握られていた 君の視線は 暗闇の奥の 一枚のレコードジャケットを 見つめたまま 動かなかった 時がそこで止まっているように Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django Django 私の話を聞き続けていた君は 微かに微笑んで 泣いてくれた 男のくせに泣いてくれた 君の頬を伝う涙を そっと指で拭ったとき 私は 悲しくて幸福だった そして 私も泣いた いつか淋しい季節の風を 頬に記憶する 君と記憶する 肩を抱き合って流した 静かな 暗闇の涙を 記憶する 夢のように 儚い広告写真のように 色褪せて さびしい季節の風に吹かれていても .
https://w.atwiki.jp/auaukobe/pages/28.html
Zan 出典:本人 Zan(ずわぁん)とは、夢幻燈のリーダーを務めるベースさんである。 プレイスタイルは激しい。 夢幻燈初ライブではヴォーカルをベースで撲殺しかけた。 紅楼夢オフ会の幹事も務めた。 いろいろ舐めることが趣味。特に腋が好物。 夏場は注意が必要。 HP 夢幻燈Web Site 意味 舐め専 Hyan 名言 脇を舐めてひゃん!って言わすのが好きなんだ・・・ 腋は舐めるもんじゃね? やめろぉぉぉぉぉぉぉ 絶対領域は美味しいものだろう くしゃみはいいだろう 俺もメガネ属性ないんだ ドロワは見せつけるもんだろう 嫁 鈴仙・優曇華院・イナバ
https://w.atwiki.jp/dragonokokoko/pages/23.html
PHANTOM 第3部 202 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 06 11 ID kRJjXhnx 第3部 F「なんだよ 仕事によっては むちゃくちゃ 報酬 安いじゃん」 K「まあなあ それだけ 危険も ないちゅう ことかいの」 OP「とりあえず どんなふうにするか 慣れるまで がんばってね」 K「よろしくお願いします」 OP「大体 一つの仕事は 一週間めどで 終わらせていく感じ なんだけど 3~5日 くらいは 足使って調査になんのね。 それで ラスト1日に「行動」」 K「行動。」 OP「うん。 仕上げはお母さん しろってこと。 それは 訓練で 講習 うけたよね」 K「あ あれかあ・・・。 でも 調査とか 全然 教えてもらってない ですけど」 OP「仕事の時使う 端末 あるじゃん。 あれが ものすごい 情報 はいってんの。 だから 普通の探偵より 全然 やりやすいし 俺も 指示出すしね」 F「なんか すげぇなw」 204 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 12 59 ID kRJjXhnx S「慣れるまで ・・・・・ あ いや Kくん 一人で できる?」 K「(・・・。あんまり 買いかぶんなよ クソ) いや F と 二人で いいですか」 S「ああ そうだった ベテラン とか 教育係 つけようかとおもったんだけど まあ 大丈夫だよね Kくん」 K「OPさんが 教育係 みたいな もんじゃないですかw じゃあ 行ってきます これから よろしく お願いします」 S「さすがw」 K「・・・・。(ちっ)」 K「仕事 引き受けました~~~」 F「おお~~~~~ww」 OP「そんじゃ 端末の使い方 大体は 今日覚えようか」 K F「はい」 205 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 19 05 ID kRJjXhnx K「すごいな」 F「なんだこりゃ!!」 OP「絶対に 端末の 私用 は 禁止ね。 プライベートの友人に頼まれても」 K「仕事のこと 言えませんしね。 F も 絶対 他の奴に 言うなよ」 F「当たり前だろ」 K「それにしても どうして ここまで わかるんですか? 明らかに おかしくないですかw」 OP「しらんw」 K「しらんのやw まあ 莫大な金 かけてんのは 確かやろけど」 OP「うんうん。 じゃあ 調査 いってらっしゃい」 206 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 28 31 ID kRJjXhnx F「詐欺と 恐喝 と 傷害・・・。 まあ 夫婦で ここまで よくやるなあ」 K「まあ なんか 拍子抜けするほど 安全な 仕事っぽいなあ」 F「こういうの 警察で やんねーのかよ」 K「行方が 知れないし 無能な 刑事 数人に 給料 払うより 安い金で 俺らに 任せたほうが 手っ取り早いし 安上がりなんちゃうの」 F「お前 やっぱ 頭良いな」 K「知ってる。 じゃあ とりあえず ここ いってみるか」 ポピ ポピ ピーー F「うお。 もう それの使い方 覚えたのかよ。」 K「完全に 使いこなすまでは 1年は かかるやろうけどな。 行くぞ。」 F「おう。」 207 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 33 40 ID kRJjXhnx K「聞こえますか」 OP「どした?」 K「見つけました」 OP「はあ? マジで?」 K「はい。 この端末 すごいですね」 OP「まあ 運も あっただろうけど・・・。 じゃあ どうする?」 K「(どうする? って アホか こいつは) 捕まえます」 OP「ちょっと 危なくない?」 K「え じゃあ なんか 捕まえる前に するんですか?」 OP「いや 心の 準備とかw」 K「・・・・・。 よっしゃ F 裏回れ」 F「え マジで? マジで?」 K「はよせえ」 208 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 40 56 ID kRJjXhnx K「・・・・・・・。」 K「出て来んか。 しゃあないな。」 バタン 旦那「・・・・? なんだ お前」 K「動くな」 旦那「!!!! おい!!」 嫁「!!!!!!」 バタバタ K「!!!!」 旦那「おごっ!!」 腹を蹴り飛ばした 嫁「あああああああ!!!!」 投げ飛ばした 旦那「jひ;ぎps;gs!! お前 警察 かよ!!」 K「知るか ボケ F 聞こえるか 入って来い あと タイラップ 用意しろ」 F「え? え? マジ?」 K「はよせえ」 210 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 21 50 43 ID kRJjXhnx F「なんだよ 俺 すげえつまんねーじゃん」 K「じゃあ 次は お前が 先陣 きればええがな あ もしもし」 OP「今 どこ?」 K「終わりました 引取りの 連絡 お願いします」 OP「はあ? マジで!!?」 K「はい。 引き取りお願いします。 拘束も それなりに 終わりました」 OP「・・・ 行動 に 移る時は 直前に 連絡 してね」 K「あ それは すいません。 気をつけます。」 旦那「ゴラアアアアアアアア!!! お前ら なんじゃあああああ!!」 K「やかましいわ しばくぞ」 F「あとは 待つだけ?」 K「多分w ・・・・・・・? お前ら 子供おんのか」 旦那「・・・・・・。」 212 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 22 01 52 ID kRJjXhnx K「おい 聞きよるやろ こたえろ」 旦那「それが どうかしたかよ」 K「どこや 親に 預けて きたんか」 嫁「うるさい!!」 K「・・・・・? おい お前ら・・・・。 どこや!!! どこにおんねん!!」 旦那「はあ? 知るか バーカ」 K「お前ら 捨てたんか!!! 置き去りにしたんか!! 言え!!」 旦那「うごぉ!!!」 F「お おい やめろって」 K「どこにおんねん!! 言え!! 言えや コラア!!」 ドゴッ F「やめろっつんってんだろ コラ!!!」 K「うっさいんじゃ!!!!! どこや!!!! ゆえや!!!!」 旦那「はあ はあ ま 前の家 前の家」 213 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 22 09 37 ID kRJjXhnx K「前の家 どこやねん!!! 言え!!!」 旦那「wwww・・・・ どこやねんwwww」 K「くそっ!! カスが・・・・!! おい F ここ頼むわ」 F「え あ 俺も行くって」 K「お前はアホか こいつら 誰が見とくねん 頼むぞ」 F「お おう」 K「くそ!!! あああああああ!!! ムカつく!! ・・・・前の家・・・ 住所のところは 警察 はいっとるやろうし・・・ どこや・・・ これか!!?」 ぴ ぴ K「(前の家) まで 急いで下さい!!」 タクシー「え 結構遠いよ」 K「ええから はよせえ!!!」 214 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 22 17 14 ID kRJjXhnx K「オラア!!」 ドアを 蹴やぶった K「!!!! うお!!」 腐臭が した 5歳前後の 子供と 2、3歳くらいの 幼児が ぐったり うつぶせに なっている K「・・・・・・・。」 二人とも 死んでいた。 5歳の 子供のほうは 体に 火傷や 痣があった。 二人とも 衰弱と 飢えによる 死亡だった。 痩せ細っていた。 K「あああああああ あああああああああああああああ・・・・・」 人間は どうしようもなく 悲しい時は 泣く時に 声がでるんだなあ と 考えていた 自分と 同じ境遇だった 子供が 死んでいた。 どうしようもない 親のせいで。 それが 初任務の 他の仕事 では 見ることの出来ない 現実だった。 215 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/19 22 18 11 ID kRJjXhnx 第4部 おわり やみのしょ を きろく しますか? →はい いいえ 224 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/20 00 44 15 ID 1c/i72aq K「報告書 おわりました」 S「あれ 報告書 とかの 説明 聞いたっけ?」 K「いや こんな感じかなってやり方で 作りました 至らん点があれば ゆうてください」 S「すごいねw いや 全然 これでいいよ。 Fくんにも 教えといて。」 K「はい。 あ、 あと 余計に勝手な行動 してしまった事は すいません。」 S「いやいや、 引渡しさえ すれば あとは ほとんど自由だからw 軍人 じゃ あるまいし」 K「いい職場や。」 S「じゃあ ほとんど1週間あいちゃったから 他の人に 挨拶するなり ここの 構造知るなり 休むなり 色々しといて」 K「わかりました。」 225 1 ◆3GcCm7z.d2 06/11/20 00 52 20 ID 1c/i72aq K「40万か。 割る3で ・・・・ 13 余り1 ほい F OPさん 勉強になりました 1万多めに 取っといてください」 OP「ええ!? 割り当ての 相場 きいてなかった?」 K「聞きました。 でも まあ慣れてきたら そうします。 今回は 均等に行きましょ」 F「おい 俺 なんもしてねーよ」 OP「正直 俺もw しかも OPが 行動組 より 多く貰うとか まずないしねw」 K「そんなん 関係 ないわ。 ええやんけ。」 F「なんかなあ。 お前 経験者みたいで ついてけなかったし。」 K「経験者 ぶってみた だけや 後は全部 勘。」 F「そうかw ・・・お前 大丈夫か?」 K「何が」 F「子供の事で 気分落ちてないのかよ」 K「大丈夫やで。」 F「・・・・・・。」 PHANTOM 4へ
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1989.html
携帯のアラームが鳴る。 今の時間は朝の七時……眠い目をこすりながら、アラームをストップする。 今日は休みなのに……どうやらいつも通りにセットしてしまっていたようだ。 こうなると、もう一度寝ようにも変に目が冴えてしまい、起きるしかなくなってしまう。 ベッドから出て、部屋を出る。 そして台所に向かう、そこには、 「いのり?おはよう」 お母さんが食器を洗っている。 「おはよう、お母さん」 「いのり、今日は休みでしょう?めずらしいわね」 「何か、目が覚めちゃったのよね」 思わず変な見栄をはってしまった、意味は無いのに。 「そう、じゃあいのりも朝ご飯食べなさい」 出してあった皿をもう一枚増やすお母さん、私は素直に従ってイスに座った。 「あ……何か手伝おうか?」 「いいのよ、いのりは座ってて」 暫くしてお母さんはベーコンと目玉焼きを乗せた皿を私の前へ運んできた。 そして、その姿勢のまま私の顔を至近距離から凝視してくる。 「ど、どうしたの?」 思わず上ずる私の声。 お母さんはそのままの体勢でふわっと微笑んで言った。 「目の保養しておこうかな、って思ったの」 ……。 「お母さん……やめてよ、私朝っぱらから理性飛ぶわよ?」 それはジョークでも何でもない本当の事だった、というかもう既に飛びかけている。 「そうなの?」 「そうよ」 そう言いながら、私はお母さんの顔に手を添え、唇を押し付けた。 結構強引な口付けではあったが、しょうがない、これでも極限まで抑えているんだから。 やがて顔を離すと、お母さんは照れくさそうに笑った。 「本当はまだ足りないんだけど、朝っぱらだしこの位にしておくわ」 お母さんにそう告げて私も笑う、全く、私も少し自粛しろと自分に言い聞かせた。 その時、向こうからトントントン……と誰かが降りてくる音が聞こえた。 そうか、私と違ってかがみとつかさは学校あるものね、まつりはもう出てしまったみたいだし。 となると、かがみかつかさか、恐らく……。 「おはよ……って姉さん起きてたんだ、今日休みでしょ?」 やっぱりかがみの方だった、つかさは多分まだ寝てるわよね。 「たまにはね」 「おはようかがみ、朝食の用意出来てるから食べちゃいなさい」 「はーい」 私の向かいに座るかがみ、目玉焼きに醤油をかけ、トーストにかぶりつく様を、私は微笑ましそうに眺めていた。 「?どしたの姉さん」 「何でもないのよ、ただ、こうやって改めて見ると大きくなったわねかがみ、って思っただけ」 「んぐっ、な、何よ急に」 私の追突も無い言葉にかがみはパンをつまらせる。 変な話だが、妹達の中で私に一番甘えてきたのは、他ならぬかがみだった。 つかさはかがみに甘えているのだろうし、まつりはそういうタイプじゃないし。 かがみも一見しっかりしてる様に見えるけど、それは一種の使命感みたいなもんから無理に取り繕っている面もあるのを私は知っている。 つかさの前では立派なお姉さんでいなきゃいけないし、家族の前でもしっかり者の位置づけを担っている以上、それを崩せないでいるかがみ。 そうなれば、影で甘えさせてくれる人物が必要になってくるのはある意味当然の事と言える。 つかさ、お父さんやお母さん相手に面と向かって甘える事が出来ないでいるのは仕方の無い事かもしれない、まつり相手などにはもってのほかだ。 そうなると、私しかいないのである。 今でこそ少なくなったものの、こっそり私の部屋を尋ねてきては、よく私に泣きついてきたかがみを思い出す。 その度に胸を貸して頭を撫でてあげていたものだ。 今でも露骨では無くなったにせよ、周りには打ち明けられない悩みや相談事は、私にこっそり打ち明けたりするものだ。 その度に私はかがみに必要とされているのだと思うと、嬉しくてつい相談事に熱くなり過ぎてしまい会社を遅刻なんて事もあったっけね。 「急に変な事言わないでよもう……」 口では軽く毒づきながらも、満更でもないとかがみの表情が語っていた。 つい私はいたずら心から、かがみの頬に指を持っていき、ついていたパンの食べかすを取ってやる。 そして、自分の口に運んだ。 「……!ちょ、姉さ」 動揺して若干顔を赤くするかがみ、初々しいというか何と言うか、やっぱりいくつになっても可愛いものだ。 だからこそからかい甲斐もあるのだが。 「あははははっ、かがみ、まだまだそういう所は子供のまんまよね」 「急にあんな事されれば動揺するっつうの」 「ごめんごめん、でもそういう所見ちゃうと、まだまだかがみには大人になってほしくないかな」 そんなやり取りをお母さんは微笑ましそうに見ていたが、やがてお母さんも近づいてきて、かがみの頬に指を持っていく。 だが既に何もついていないかがみの頬に、ただ指をくっつけて、そして舐めた。 その行動に私は軽く吹きだして笑った。 お母さんも釣られて笑う。 「二人して何よぉ……」 二回も慌てさせられたかがみは流石におもしろくないのか、軽く拗ねる様に口をとがらせた。 「おふぁいあよ~~~……」 これでもかという欠伸をかましながらつかさがリビングに下りてきた、朝ごはん食べる時間あるのかしら? 「あ、ほらつかさ、早く座って食べちゃいなさい」 まるで私たちから逃げる様にしてかがみがつかさを即す、そんなかがみの行動がまたおかしさを買った。 私はこの光景を見て、再び誓いを立てる。 壊す訳にはいかない、この家庭を、だが、お母さんを手放す気になどなれる訳もない。 だから、考えよう、都合がいいかもしれないが、どちらも両立させられる方法を。 それが叶うのであれば私は、文字通り何を投げうっても一向に惜しくは無かった。 「「いってきまーす」」 「いってらっしゃい」 かがみとつかさが二人で家を出る。 「今日は予定あるの?」 開口一番、お母さんは私にそう聞いてくる。 「無いわよ」 私はそう言った、というよりもお母さんからの誘いであれば、先約があったとしても答えは同じである。 「今日一日、いのりの時間、頂戴」 天使の微笑みにその台詞は反則だ。 もちろん断る理由も無く、すぐさまOKを出す私の口。 お父さんを始めとする家族皆の事もある故に、私がお母さんと逢引する時は深夜が常、たまに夜と相場が決まっていた。 だから真昼間からデートというのはかなりめずらしい。 それに……今日は「あれ」を受け取りに行く日でもあったから、丁度よくもあった。 一旦部屋に戻って、軽く化粧を施し、着替えをすませるとリビングへ戻る。 「お母さん?」 お母さんはもう支度を整えていた、手には二枚のチケット。 「今流行ってるんですって……いのり、知ってる?」 手に持っているチケットを見せてもらうと、どうやらSF映画らしい。 「聞いた事がある位ね、これ、見にいくの?」 頷くお母さん、どうやらこの映画うんぬんというより、SFというジャンルが珍しいらしい。 「OK,じゃ行きましょう?」 私は別段好きなジャンルの映画ではないが、何でも良かった。 どんな映画だろうとお母さんが隣にいるというだけで、どうせ集中して見れる訳ないのだから。 実際中に入って周りを見渡しても、真面目にスクリーンに見入ってる人は思いのほか少なかった。 イチャつくカップル、わざわざ金払って何をしに来ているのかとさえ思う。 ……もちろん私も人の事などまるで言えないのだが。 墨の目立たない所にお母さんと座り、お母さんが抵抗しないのをいい事に体を抱き寄せ、密着させた。 その温もりに思わず恍惚の息を漏らし、しかもそのまま私は寝入ってしまったのだから、正しく私こそ何をしにここに来たのか、となってしまう。 目を覚ませば既にクライマックスらしく、最初に見ていた時よりやたらと騒がしい。 お母さんはというと、どうやら真剣にスクリーンに見入っているらしい。 そんなにおもしろいの?コレ。 やがて、エンドロールが流れ始めると、お母さんはふう、とため息をついた。 「これ、おもしろかった?」 私がそう聞くと、お母さんは、 「よくわからなかったわ、でも人気あるらしいからおもしろいんでしょうね、きっと」 やはり、よくわからなかったらしい。 私などは途中から見てすらいなかったのだから解説など出来る筈もない。 お母さんはゆっくり座席から立ち上がった。 「このあとは、どうする?」 もちろん私はここでお母さんとの時間を終わらせる気など毛頭無かったが、あえてお母さんに話をふった。 「お昼にしましょ」 「何処で食べるか決めてあるの?」 お母さんはハンドブックらしき物を取り出してみせた、ひょっとして、今日のプランを既に決めてあるのかもしれない。 嬉々としてその本を見て店選びをしているお母さんを見て、私は思わず顔が綻んだ。 「あ、ここよ、ここ、最近この近くに出来たらしいの」 「パスタか、いいんじゃないかしら?」 ぶっちゃけお母さんさえいるなら何でも良いんだけどね……。 なんて台詞を表に出す事は無く、二人で映画館を出る。 人前で手をつなぐのは、最初こそ恥ずかしさはあるものの、慣れれば後は暖かいだけ。 食べ終わった後のお母さんの口を自分が持ってきたハンカチで拭った、大して汚れてなどいなかったが、ただ拭きたかっただけである。 (もちろん自分の口もお母さんの口を拭った部分で拭いた、こっそりと) 後はお馴染みのコース。 二人でデパートに寄り、新しい服を見て周る。 お母さんが食器を見ている間、私は一度お母さんから離れ、ジュエリーショップに寄った。 私が2週間前に注文していた「あれ」を取りにきたのだ。 「いらっしゃいませ」 私は店主に領収書を見せた。 「柊です、注文したもの出来上がってますか?」 「ああ、柊様、出来上がっております、さ、こちらへ」 私は携帯で連絡を取り、お母さんと合流した。 お母さんの手には買ったばかりの品物があった、新しい食器に食材だろう。 「持つわ」 「平気よ」 「じゃあせめて半分ちょうだい」 強引にお母さんから荷物を半分取った。 しばらく歩いて、途中途中でパークショップやアクセサリーショップなどにも寄ったりしてお母さんとウォークデートを楽しんだ。 「今日はありがとうね、いのり」 「ううん、すごく楽しかったわ」 すっかり暗くなっている、私とお母さんは公園のベンチに腰掛けていた。 私はここである物を用意してある、今この場で言葉と共に送るつもりだった。 古いやり方かもしれないが、私にはこれ以外の方法は思い浮かばなかった。 最初の頃に犯してしまった仕打ちも含め、謝罪の気持ち。 家族として、私のお母さんへの気持ち。 それとは別に、どうあっても抑えるのは不可能な、私の気持ち。 全てを込めて、お母さんを想う気持ちを形にしてしらしめたくて、ここまでお母さんを連れてきたのだから。 これが私なりのけじめだ、そして、これからお母さんとの関係をどうしたいのか、それの答えだ。 「ねぇ、お母さん」 「?」 私は一息おき、 そして、言い放った。 「私と結婚してくれない?」 「……」 お母さんの表情は変わらない。 「いや、もちろん法的にとか、そういう意味じゃないのよ、第一そんなの不可能だし」 私は少し慌てて言葉のフォローに入る。 「そうじゃなくて誓約っていうのかしら、それをお母さんに言いたかったの、これが私の嘘偽りない気持ち」 「……」 「無理にとはもちろん言わないわ、お母さんの気持ち、もう一度だけ聞かせて」 お母さんを見る、私がこんな事を言ったにも関わらず、その顔は相変わらず綺麗な微笑に彩られていて……。 「~~♪……~~♪」 お母さんが急に鼻歌を口ずさみ始めた、そのメロディーはまぎれもなく結婚行進曲、結婚式の定番ソングだった。 楽しげに口ずさむ声、私は思わずお母さんの手を取っていた。 やがて、ゆっくりとお母さんがメロディーを止める。 そして……。 私の肩に手をおき、唇が静かに重なった。 普段の私なら暴走しかねないのだが、この時ばかりは唯々お母さんのされるがままになっていた。 唇から伝わるお母さんの答えを感じ、最高の幸福を噛みしめながら。 「お母さん、渡したい物あるの」 ゆっくりお母さんの手を置き、私は内ポケットから細長い箱を取り出した。 それを開けて、お母さんに見せる。 「……」 「流石に指輪っていう訳にはいかなかったから、これ……」 先ほどジュエリーショップから受け取ってきたばかりの物。 緑柱石が散りばめられた、オーダーメイドのペンダント型シルバーネックレス、値は大分はったがそんなの関係なかった。 ペンダントの蓋を開ける、そこにはお母さんの名前「MIKI」と彫られており、その下には、 「Mon amour」(私の愛しい人)と彫られた文字。 「受け取って欲しいの、お母さんに」 「……」 ネックレスを手に取り、しばしそれを見つめているお母さん、言葉も発しない。 私も、お母さんを見たまま言葉を発しなかった。 やがて……。 「……ありがとう、いのり、本当に嬉しい」 両端に湛えた涙を軽く拭いながら、お母さんが私を見て喜びの言葉を伝えてくれた。 それで感極まったのは私も同じだった、お母さんを自分の腕の中に収めて、再度キスを交わした。 「……ね、いのり」 「何?」 「つけてくれる?」 私にネックレスを差し出す。 「わかったわ、後ろ向いて」 素直に後ろを向くお母さん。 私は前に手をやってネックレスを通す、そしてお母さんはこっちをむいた。 ……お母さんは何をつけても似合うな。 本心からそう思った。 「私、なんか貰ってばっかりね……」 お母さんが嬉しそうに、そしてすまなそうに言う。 そんな訳ない、貰ってばかりなのはこちらの方だというのに。 「今日は最高の一日だったわ、お母さん」 心からの一言、お母さんはまた嬉しそうに笑った。 お母さんを抱く、ずっとこうしててもキリはない、でも決して飽きはしない。 ――――幸せってきっと、そういうものでしょう? 私は今お母さんと結婚式でもあげているような気分で時計を見る。 …………。 ……。 …。 「あ~~~~~~~っ!!!!!」 思わず私は叫んでいた。 「え……どうしたのいのり?」 「お母さん!もうあんな時間!!夕食!!」 「え?……あっ……!」 つい時間を忘れて二人の世界に浸りこんでしまっていた。 家で夜ご飯をおあずけされているお父さんとまつり達を思い浮かべる。 慌てて携帯を見ると、不在着信履歴に4人全員の名前が代わるがわる入っていた、うわ~~マナーモード解除すんの忘れてた……。 お母さんもどうやら同じ状態のようだ、携帯のディスプレイを見て、慌てて電話をかけている。 「お母さん、早く帰ろ」 「そうね、急がないと」 急いで荷物を持ち、お母さんと一緒に小走りで家を目指す。 手はもちろん、繋がれたまま。 今日の出来事で、私にはもう怖いものは無くなった。 覚悟は決まった、まつりを始め心強い味方もいる。 家族とお母さん、両立させる方法が無いなら作ればいい。 考える時間だったらあるんだから。 さあ、帰ろう、自分の思い描いた結末を目指して。 この暖かい手を、永遠に勝ち取る為に。 いつになく軽い足取りでお母さんの手を引く。 私達は、ずっと終わる事は無いのだから。 FIN コメントフォーム 名前 コメント ただおの気持ちになって考えると気の毒 -- 名無しさん (2010-07-27 18 55 56) すげぇぜ柊さん -- 名無しさん (2009-02-17 17 38 18) これはなかなかいいじゃない? かがこなとかで見飽きてたけど、これは斬新で良かったと 思います^^ -- taihoo (2008-08-08 09 51 29) 素敵です……ボクはOKしちゃいそうだな…… -- 美霊☆ (2008-05-10 00 20 05) いのりの愛がヒシヒシ伝わってきました、文章力が無いとこうはいかないですよね、大人なラブストーリー素敵です。GJ! -- hirari (2008-04-28 20 53 54) …この二人ならただおさんも許してくれると思うのは俺だけかな? -- 名無しさん (2008-04-27 20 12 44)
https://w.atwiki.jp/suriken/pages/92.html
GA比較第1章~2大マップの比較 当aoc研究所では、 新たな試みとして、マップの研究に着手しました。 とりあえず、すうりけんaocでよく行われるものとして、 「Green Arabia」 「Green Arabia Pro B3」 このふたつを比較してみました。 ちなみにマップは、マップのファイルをワードパッドで開くことで情報が見られます。 また、用語の詳細に関しては、別項目にて解説する予定です。 Green Arabia Primary Forest 14% number_of_clumps(以下nocと略)13 secondary Forest 3% noc 40 羊の距離 8-10に4匹、12-20に2匹×2 猪の距離 14-20が1匹と16-18が1匹 鹿の距離 14-18に4匹 狼の距離 12-40に3匹、12-30に2匹 7金の距離 12-16 4金の距離 18-26と25-35 5石の距離 14-18 4石の距離 20-26 Ex金 4×4グループ 最低距離40 Ex石 3×1グループ 最低距離40 高低差noc 15 タイル数 3000 崖の数 5-8 長さ4-10 Green Arabia Pro B3 Primary Forest 12% noc 12 secondary Forest 20% noc 5 羊の距離 8-8に4匹、14-30に2匹×2 猪の距離 16-22に2匹 鹿の距離 18-24に4匹 狼の距離 40-120に3匹、30-40に2匹 7金の距離 12-16 4金の距離 18-26と25-35 5石の距離 14-18 4石の距離 20-26 Ex金 4×4グループ 最低距離40 Ex石 3×1グループ 最低距離40 高低差noc 16 タイル数 4000 崖の数 5-8 長さ4-10 両者の比較 便宜上、Green ArabiaをGA、Green Arabia Pro B3をB3と略します。 相違点1-森 GAは合計17%に対して、B3は32%。 またsecondaryForestのnocが小さいことより、より大きな森が生成されるため、森が多い、守りやすい地形になりやすい。 相違点2-動物 GAは猪、羊、鹿全て近く設定されており、早期に見つかりやすい。 B3は初期羊は8で固定されているものの、2羊の最大距離が30と相当遠い。 初心者には運が悪いと見つからない可能性も高い。 相違点3-狼 GAは狼の最低距離が12。運が悪いと5匹の狼に町を囲まれることになる。 B3は狼の最低距離が30or40なので、何もしていないのに狼に襲われる、ということはほぼない。 相違点4-高低差の生成 GAが3000タイルに対して、B3は4000タイル。 B3の方が高低差の割合が高い。 その他 金・石・崖に関しては全く変わらない。
https://w.atwiki.jp/puyopuyodictionary/pages/19.html
現在のぷよぷよの創造神。 だが、古参ぷよらーからすれば敵でもある。 手抜き、絵柄カクカクといった嫌がらせと自分の作ったキャラをこよなく愛する地元東京都大田区を拠点にする超次元株式会社。 社長は臼井興胤、会長は里見治。(wikipediaから) 決してクレ○ンし○ちゃんの作者と社長は一切関係無い。 もちろん自分の作ったキャラは優先的に出し、コンパイルのキャラはバッサバッサと斬り捨てていく。 それはまるで派遣斬りの如く。これは酷い。 嫌がらせの件については、まるで特定のユーザー狙いだろと言われかねないぐらいチコを復活させようとしないなどとかなり酷い。 「すけとうだらとチコ、どっちがいい?」と言われたら普通に考えてみよう。 チコ>>>>>>>>>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>>>>すけとうだら こんな感じである。(>が逆だったらスマソ) 特に7に関してはほとんどが悪いレビューと酷評であり、「こんなのに金を費やした方が悪い」と言われる程だったり。 発売から1年経った今ではどこで売ろうがあまり金にはならないだろう。 ならばあえて長く保管し、そろそろだと思ったところで某鑑定番組に提出すればそれなりの額にはなるだろう。 ただし何百年かかかりそうなので金欲しけりゃ孫の孫の(ryまで引き継ごう。 そうすると未来の子供が金欠の時にどれだけ助かるか。 まあそれ以前に某鑑定番組が残っているかすら不明だが。 まあぷよぷよ好きの他人に売るなりして購入した金を何分の一なりにすればお小遣いのピンチに役立つ。 まあ当然購入金額より売却した時の金が少ないのはお約束だが。
https://w.atwiki.jp/dragonokokoko/pages/472.html
PHANTOM(仮) ~くれよんしんちゃん~ 504 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2008/02/12(火) 08 13 10.44 ID zFeA4X60 こんこん K「ぬぁーいー。」 がちゃ OP「また凄い体勢してますねww」 K「ョガ」 OP「なにしてるんですかww」 K「アニメみちょるよ」 OP「アニメですかww?」 K「うん クレヨンしんちゃん。 おもろいよ。」 OP「Kちゃんがクレヨンしんちゃん見てるっていう事の方が面白いですよww」 K「今しんのすけが「ハードラック」と「ダンス」っちまったとこなんやけど」 OP「いやわかんないです(^^;」 505 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2008/02/12(火) 08 17 41.03 ID zFeA4X60 K「ビキビキッ」 OP「(^^; 置いときますね。」 K「(OP)って嫁さんおったっけ。」 OP「いや、独身ですし彼女すらいないですよww」 K「そーかぁ。 俺野原ひろしみたいなお父さんになりたい~。」 OP「すいませんわかんないですww」 PHANTOM(仮) 17へ