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概要 大晦日江璃考案の開幕TDアタック亜種系テンプレ。大晦日江璃考案のTDアタック(亜種)テンプレとしては最初となる。 詳説 SOZ土台(LZS土台)のテンプレで、1巡目積み込み(循環あり)、2巡目で理想TST、準理想TST、準妥協TST、妥協TSTの4パターンに分岐し、理想形は3巡目にTSDパフェ、TSSテトリスパフェ、TSSパフェなどのパフェを取れる。準理想、妥協は3巡目にインペリアルクロスに派生する。 このテンプレに対する評論 SZO土台のためMr. T-Spin‘s STD、乾パン積み、かぐやSP、ファイナルブリッジと競合する。ただ開幕SZOの場合ほぼ確定で1巡目ソフドロが入ってしまうが2巡目以降はハードロで組みやすいため使えなくはない。開幕SZOのTD8段パフェに悩むならぜひこのテンプレの採用を検討していただきたい。 星 ★★★☆☆ このテンプレのテト譜
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来世ヨシュア 【プロフィール】 名前 来世 ヨシュア(くるせ -) 年齢 15歳 身長 169cm 体重 56kg 一人称 私 二人称 貴様、貴方 誕生日 不明 血液型 不明 出身 第10次元 職業 教徒 好き 自らの理想の神 嫌い 理想ではない神を騙る神 目標 理想の神に巡り会うこと 【詳細】 修道院附属の孤児院で育つ。それ以前の経歴は一切不明。 幼い頃からありとあらゆる聖典を暗記してきたのだが、どれも信ずるに足らずと理想の神を追い求めている。 美しくきらめく金髪を持ち、左目はオレンジ色である。 右目は眼帯によって隠されている。 季節を問わず詰め襟の制服と外套を羽織っており、純銀製の二丁拳銃と十字架を携帯している。 これまで数多の宗派を渡り歩き、どれも自分の理想の神ではないと教祖を殺害。 いつしか『教祖殺し』として呼ばれるようになった。 ある日突然現れたアリステアの強引さとその強さに渋々石名教に入信。 石名至には「私の信ずるところの神でなければ殺害する」と予告している。 二丁拳銃の腕は確かであり、また、相手の脳に大量の情報を流し込み思考回路をショートさせる能力や 自白をさせる能力を持ち合わせている。 「正気か。神の御前であるぞ」 「貴様には来世などない、死すら生ぬるいことを覚えておくといい」 更新 2015年07月16日
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種類 あんぱん 苺ジャムパン クリームパン 果実 あんこ・バターあんこ・塩 ストロベリー・バターストロベリー・砂糖ストロベリー・卵 生クリーム・砂糖生クリーム・卵 理想温度 180度 180度 180度 発酵時間 01時間40分 02時間30分 02時間30分 種類 メロンパン チョコチップメロンパン チョココロネ 果実 メロン・ミルクメロン・バターメロン・砂糖メロン・卵 メロン・チョコレート チョコレート・ミルクチョコレート・砂糖チョコレート・卵 理想温度 220度 220度 180度 発酵時間 03時間20分 06時間40分 02時間30分 種類 餡ドーナッツ シナモンロール ストロベリー蒸しパン 果実 あんこ・オイルあんこ・オリーブ シナモン・バターシナモン・卵シナモン・洋酒 ベーキングパウダー・ストロベリー 理想温度 200度 200度 180度 発酵時間 05時間00分 04時間10分 06時間40分 種類 フルーツパン スイートブール ハートのリース 果実 ストロベリー・メロン ベーキングパウダー・砂糖ベーキングパウダー・はちみつ 奇跡 理想温度 180度 220度 ---度 発酵時間 05時間50分 05時間00分 --時間--分
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ガーゴイル世界 ガーゴイルと名乗る人物はいつも理想の究極の絶望郷(デストピア)の世界の創造を目指していた。いつも覆面をかぶっていて、衣装を着ているのでどこのドイツかわからない。「理想のガーゴイル世界」、「究極のガーゴイル世界」、「理想のドイツ」、「究極のドイツ」 ガーゴイルドイツ ガーゴイル伝説 ガーゴイル帝国 ガーゴイルドイツ帝国 ガーゴイル神話
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概要 サポックスは【バザックス】を【サポート仲間】で延々と狩り続ける事を指す。 バザックスは強敵である為、Ver1.1で経験値が1763と膨大になったが、魔力かくせい→弱点のイオラで十分狩っていける相手である。 更にチョッピ荒野はルーラ地点のすぐ近くに狩場があり、ほぼ2体沸きなので効率が良い。 おかげで混雑時の荒野の休息所はNPCが表示されなくなるほど重い。 Ver1.1当時、バザックス狩りは【魔力かくせい】をサポートが使わなかった為、肉入り専用の狩りであったが、 Ver1.2以降、サポートも使うようになって一斉に流行りだした為、このような造語が生まれた。 Ver2.1で【オノむそう】の威力が大幅に上げられ、更に光属性を持つ【アポロンのオノ】の登場により、オノを使う方法も検討できる。 バザックスの攻撃力がきつすぎると感じるならば反対側の【サウルスロード】を使う手もある。 1~2体沸きで、【やけつくいき】?のマヒや、【やいばのぼうぎょ】で二体が離れていくなど、効率は大幅に落ちるが、 この行動のおかげで被ダメ率は低くなるので、安全性はこちらの方が高い。(それでも強い事は強いので、ある程度のステータスは要求されるが) 配置がまばらで索敵が大変だが、Ver1.4で実装されたドルボードである程度は緩和された。 更に効率の上がった【トリカトラプス】狩りも存在…しない。 バングルとほぼ同じ理由なのだが、こいつとの経験値の差は100程度。 それでいて【サンドブレス】は軽減しづらい上にダメージが痛すぎる。 HPもイオラ二発分ぐらいの差があり、狩場も若干遠いので、効率はむしろ落ちる。 トリカトラプスに移る理由は無いだろう。 各職に要求されるステータスや装備 理想の数値もあるが、かなり高いステータスが要求される為に探すのが大変なので最低値で妥協する方が懸命。 魔法使い×2 サポックスの要。魔力かくせい→イオラでガンガン攻撃する。 HP最低280↑、理想300↑ MP最低280↑、最低300↑ フォースと両手杖の兼ね合いもある為、HP、MPはどちらかを妥協するしかない。どちらにしろ、回復役のMPが先に切れる為、MPは最低限あればよい。 攻撃魔力最低-400↑、理想-420↑ もちろん、高ければ高い方がいいが、かなり探すのが大変。だが、やっぱり最低でも400は欲しい。 装備羽衣セット+魔法使いの証or竜のおまもり 激しい炎が痛いため、羽衣セットは必須。竜おまで更に軽減できるが、羽衣だけでも十分な為、ダメージ効率を上げるために証が望ましい。守備力はどうやっても怒り状態の2撃に耐えられないので考えなくて良い。 僧侶、旅芸人 【ガルゴル】以上に攻撃がきつい為、当然回復役として必須。 僧侶だとバザックスから逃げ回って二体を引き離してしまって効率が落ちる為、旅芸人の方が良い場合もある。 HP旅芸人 最低310↑、理想330↑ 僧侶 最低290↑、理想310↑ MP旅芸人 最低140↑、理想160↑ 僧侶 最低190↑、理想220↑ 回復魔力旅芸人 最低220↑、理想250↑ 僧侶 最低360↑、理想380↑ 装備旅芸人 ホワイトバックラー+竜のおまもり 僧侶 羽衣セット+竜のおまもりor僧侶の証 僧侶は羽衣セットがあるが、旅芸人は装備できない為、少しでも軽減する為にホワイトバックラーを。探せばバザックス仕様に身体にブレス耐性をつけてくれているサポートもいる。 賢者 イオラを使える上に回復役までこなせ、MPも高いので魔2と賢1の構成で安全性と効率、両面で活躍できる。 関連ページ 俗称・通称
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【分類】 思い付き 独自研究創作 社会 目次 【分類】 【概要】 【参考】関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 常識や定石に捉われた作品や思想より、大衆・世論などの空気を読んだものの方が受けるのだと思う。 意図的に空気を作り出す事は出来るが好まれない。 空気や常識を無視してずけずけ切り込んだり破壊することは、流れを変え斬新なもの・型破りなものとして受け入れられる?暫定的に切り込んでいくタイプを理想とする。 夢見がちな人? 保身的な殺意は対象としない? 理想というより我儘? 型あっての型破りだとしたら、常識・定石も大事になる。 基礎が身についてなければ、地に足がついてない、若しくは芯がしっかりしてない鈍ら。 最終的に三竦み構造のようなものが見えてきたように思う。 常識 < 空気 < 我儘 < 常識 比喩 グー パー チョキ グー 熱意 悪意 殺意 熱意 基礎 計略 理想 基礎 【参考】 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/ジャンルデザイン ★★★ 創作/プロパガンダと活力 ★★★ 創作/理想的な大衆向けの深さ ★★★ 創作/理想的なゲームバランス ★★★ 創作/いじめと仲間意識 ★★★ 創作/殺意と悪意と熱意 ★★★ 創作/場を作るということ ★★★ 創作/常識より空気 ★★★ 創作/数の暴力について ★★★ 創作/理屈と存在と社会と ★★★ 創作/破天荒のカリスマ性 ★★★ タグ 創作 社会 霊長 最終更新日時 2013-10-13 冒頭へ
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このページについて 改造ポケモンの情報を寄せ合うページです。 交換における改造ポケモン拡散防止が目的です。 Wikiの編集について このWikiはどなたでも編集することが出来ます。編集してもらえるとうれしいです。 編集はページトップメニューの「編集▼」>「ページ編集」から行えます。 また、Wiki荒らしはWiki・サイト・掲示板のアクセス禁止処置を行います。 簡易リンク PokemonStyle サポート掲示板 改造ポケモン個体リスト(情報交換スレ) Wi-Fiポケモン交換掲示板 改造ポケモン個体リスト ※夢御三家※ 夢アチャモ 意地っ張り 6V inドリボ 親名:ルキ、表ID:46267、裏ID:20814、性格値:30AA797 夢アチャモ せっかち めざ草理想 31-31-30-30-31-31 inドリボ 親名:ルキ、表ID:46267、裏ID:20814、性格値:30AA797 夢アチャモ 陽気 6V inドリボ 親名:ルキ、表ID:46267、裏ID:20814、性格値:30AA797 夢アチャモ うっかりや めざ氷理想 30-31-30-31-31-31 inドリボ 親名:ルキ、表ID:46267、裏ID:20814、性格値:30AA797 夢アチャモ 無邪気 めざ氷理想 30-31-30-31-31-31 inドリボ 親名:あつし、表ID:03919、性格値:33225DFB 夢アチャモ 意地っ張り 陽気 6v 親名:ホワイト ID53519 夢アチャモ 無邪気 めざ電理想 31-31-31-30-31-31 inモンボ 親名:ホワイト、表ID:50598、裏ID:43998、性格値:6208523C 夢アチャモ やんちゃ めざ電理想 31-31-31-30-31-31 inモンボ 親名:ホワイト、表ID:50598、裏ID:43998、性格値:6208523C 夢アチャモ うっかりや めざ電理想 31-31-31-30-31-31 inモンボ 親名:ホワイト、表ID:50598、裏ID:43998、性格値:6208523C 夢キモリ 意地っ張り 6V in不明 親名:ブラック、表ID:63985、裏ID:64659、性格値:1FC095EE 夢ゼニガメ 図太い A抜け5V in不明 親名:ブラック、表ID:63985、裏ID:64659 親名の書き換え D6 30 E9 30 C3 30 AF 30 FF FF FF FF 00 00 00 00 00 00 元々の親名は5文字 夢フシギダネ 控えめ めざ氷理想 31-30-30-31-31-31 inドリボ 親名:ナンバー、表ID:17029、裏ID:48697、性格値:B2BA1EF4 夢フシギダネ 臆病 めざ氷理想 31-30-30-31-31-31 inドリボ 親名:ナンバー、表ID:17029、裏ID:48697、性格値:B2BA1EF4 夢フシギダネ 穏やか めざ炎理想 31-30-31-30-31-30 inドリボ 親名:Mat、表ID:30160、裏ID:15781、性格値:8F7C65D1 夢フシギダネ 図太い めざ炎理想 31-30-31-30-31-30 inドリボ 親名:Mat、表ID:30160、裏ID:15781、性格値:8F7C65D1 夢フシギダネ 図太い めざ炎理想 31-6-31-30-31-30 inプレミア 親名:Mat、表ID:30160、裏ID:15781、性格値:8F7C65D1 夢ヒトカゲ 臆病 めざ電理想 31-31-31-30-31-31 inドリボ 親名:Mat、表ID:30160、裏ID:15781、性格値:E9CE7A1 夢ヒコザル 無邪気 めざ氷理想 30-31-30-31-31-31 inドリボ 親名:ナオキ、表ID:35563 夢ポッチャマ 意地っ張り C抜け5V inドリボ 親名:ブラック、表ID:63985、裏ID:64959 名前の書き換え D6 30 E9 30 C3 30 AF 30 FF FF FF FF 00 00 00 00 00 00 元々の親名は5文字 ※XD改造個体情報※ トゲピー 臆病 -個体地S31他22、3程度 親:アカ ID26790 トゲピー 控えめ 28-18-28-31-30-30 親名:リョウト、表ID:15830、裏ID:36105、性格値:1004F トゲキッス 図太い 26-17-23-31-29-28 親名:リョウト、表ID:18614、裏ID:22795、性格値:6B45C51B ヨマワル 呑気 31-28-31-19-30-3 親名:XD、表ID:24858、裏ID:52139、性格値:2609F サンダー 臆病 25-10-26-31-23-31 親名:セツナ、表ID:37766、裏ID:37252、性格値:750BB0A1 しんそくマッスグマ いじっぱり 6-31-30-22-31-31 親名:トレイン ID 52384 性格値が合いません しんそくマッスグマ ようき 31-31-27-18-28-31 親名:サクヤ ID 3948 性格値が合いません ※EM改造個体情報※ キモリ 臆病 めざ氷理想 31-10-30-31-31-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:39572 ルンパッパ 図太い 31-4-31-31-31-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:39572 エアームド 腕白 31-31-31-21-31-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:45736 バンギラス 意地っ張り 31-31-31-21-31-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:31329 リザードン 無邪気 29-31-30-31-30-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:31329 ラッキー 図太い 31-4-31-31-31-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:31329 ナマケロ 陽気 31-31-31-5-31-31 親名:ラルド、表ID:48165、裏ID:31329 以下の親名の夢御三家は改造らしいです 親:セナ ID:21395 親:あつし ID:03919 親:ルキ ID 46267 親:ジャム ID:24072 親:はると ID:00000 親:せいら ID:21356 親:あやめ ID:46267 親:ホワイト ID:23722 親:ホワイト ID:53519 親:ホワイト ID:50598 親:Mat ID:30160 ポケモンパン 色アクロヒトカゲ 親:ブラック2 ID:05175(進化後特性サンパワーになることを確認済み) 色ウェザボフシギダネ 親:ニキト ID:00324
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870 名前: 五年後にて ◆dJsTzPZ4UE [sage] 投稿日: 2007/10/12(金) 20 04 49 こんな俺が、切嗣に何を言いに行くんだ? 心からの笑みで、安心したと言ってくれた切嗣の顔は忘れたことがない。 俺がすべきなのは、あの信頼に恥じないように前を向いていることだろう? 今の俺のように、踏み出した途端に揺らいだりはせずに―――― 「―――」 そこに至って、ようやくわかった。 あの不安の正体が。 俺は、迷っているのだと。 今さらになって理解した。 正義の味方になるという、その夢を疑ったことはない。 一度たりとも、その夢は残毀していない。 誇りを汚すことなく駆け抜けた彼女のように、俺も理想を追っていくと決めた。 それなのに、今の俺は―――迷妄の中にある。 当たり前のことだ。 だって――俺には夢のカタチがわからないんだから。 遥かに佇む星を追うように、理想を諦めないと誓った。 だけど、俺は決めただけだったんだ。 何も見えていなかった。 ただ闇雲に飛び込んで、必死になっていれば理想の姿が見えてくると思っていた。 そうして俺は、霧中を駆け回っていたのだ。 “―――おまえの理想で救えるものは、おまえの理想だけだ” ヤツは正しい。 俺は理想を追っていくと決めて、そして理想の中で生きてきた。 “―――おまえが理想を抱き続ける限り、現実との摩擦は増え続ける” 現実など見えていなかった。 理想の輝きに目が眩むほど、俺は現実から離れていた。 目の前で自分の手から零れていった人たちが現実だったからこそ、俺は自分の理想を疑わなかった。 全てを救うことなんて出来なくても、それでも助けたいと願った。 やせ我慢をして、歯を食いしばっていれば、少しだけでも理想に近づくと信じていた。 それでいいと思っていた。 ―――なんという、欺瞞か。 本当はずっと悲鳴を上げていた。 気づかないフリをし続けただけ。 かつて騎士王とともに駆け抜けた。 綺麗で、鮮やかなまでなその生き様に、俺は見惚れた。 憧れて、目指して、脇目も振らずに走り抜けようとした。 ――そうして、見なければならないものを見なかった。 871 名前: 五年後にて ◆dJsTzPZ4UE [sage] 投稿日: 2007/10/12(金) 20 05 40 “おまえ――馬鹿だけど、いい仕事するじゃん” どうして、慎二の笑顔を忘れなかったのか。 それがやっと理解できた。 慎二は許されないことをした。 無関係な人々の命を踏み躙ろうとした。 だから、あの結末に到った。 それは仕方がなかったことかもしれない。 慎二自身が招いたことかもしれない。 でも―――その重さを考えたことがあったのか? 慎二の命を奪うということの重みを、俺は本当に理解していたか? 慎二の首に手をかけた、そのときのことを覚えている。 止めなければいけなかった。 だから、慎二を殺そうとした。 苦しくなかったわけじゃない。 殺したかったわけじゃない。 魔術師同士だったから、迷いがなかった? そうじゃない、それだけじゃない。 でも、あのとき、俺の中には理由があった筈なんだ。 だからこうして、アイツの死を背負っていられるんだ。 それとも――そう思っているだけなのか。 本当は、俺はその重さを理解していない――? 不意に、眩暈がした。 自分の醜悪さに吐き気がした。 目の前の、自分で引き起こした現実を引き受ける。 そんな当然過ぎることさえ、俺は果たしていなかった。 その道に生きたことを背負う。 自分が切り捨てたものを背に負って、なお歩き続ける。 そうやって生きてゆくのに必要な、けれど俺には決定的に欠落したものがある。 それが、俺の予感する通りのものだとするのなら――― 「―――行くよ。親父に、会っておかないと」 淀みなく、言った。 自分でも不思議なぐらいに穏やかな声が出た。 その言葉を口にした途端に、波立つ胸の裡が嘘のように落ち着きを取り戻していた。 靄のかかった不安は少しずつ姿を見せている。 きっと切嗣に会うことで、ぼやけた輪郭は定まっていくだろう。 本当はそれが――恐ろしい。 それでも直視しなければいけない。 そうしなければ、俺は前に進めない。 「…そう。じゃあ、着替えたらすぐに戻ってくるから」 藤ねえはそれ以上何も言わなかった。 静かに立ち上がって、確かな足取りで居間から姿を消した。 静寂の中で、俺はじっと動かなかった。 俺の胸の裡は、首を傾げたくなるほどに静かだった。 波紋すら起らない水面のようだった。 だが胆の底では、じくりじくりと血が滲み出ている。 その感覚は、藤ねえが戻ってきても消えなかった。 むしろ切嗣の眠る場所へと近づけば近づくほど、それは強くなっていった。 切嗣への哀傷からではない。 墓参りへ行かなかった背徳からでもない。 それは―――予感。 柳洞寺。 その奥にある死者の寝所を、再び訪れた。 イリヤの墓も、葛木先生の墓も、通り過ぎる。 隅の隅。 隠れるようにして、切嗣の眠る墓標が佇んでいた。 872 名前: 五年後にて ◆dJsTzPZ4UE [sage] 投稿日: 2007/10/12(金) 20 07 50 「こんにちは、切嗣さん。 今日はね、士郎も来たの。話を聞いてあげて」 藤ねえはそれから一言二言続け、俺を残して立ち去った。 俺の立ち位置では、切嗣の墓は陰になって見えない。 ……動悸が激しい。 今ならば、まだ逃げられる。 ここで引き返すべきだ。 ――予感がある。 この疑念を確かなものへと変えてしまえば、衛宮士郎の基盤は粉々になるのだと。 それでも、逃げるわけにはいかない。 逃げ出しても、いつか必ず恐れが俺を呑み込むだろう。 十五年前のあの日。 真っ赤に染め上げられた世界で、俺は逃げた。 だから、もう逃げることは許されない。 「――よう。久しぶりだな、爺さん」 唇を噛み締めて、俺は踏み出した。 正面から見た切嗣の墓は想像していたよりもずっと普通だった。 特別でないからこそ周囲に溶け込み、ひっそりと佇んでいる。 風が肌を撫でていった。 熱を奪われていく。 体の芯が、凍るように冷たい。 「…何から話したらいいのか」 違う。 何も話せることがないだけだ。 いや、それも違う。 言うべきことがあったところで話せない。 栓が抜けていた。 口を動かす暇などあろう筈もない。 ――だらしのない格好で日がな一日転がっていた。 今まで抑え込んでいたものが、次から次へと流れ出てくる。 ―――ふらりと出て行っては、途方もない土産話を自慢げに語る。 吹っ切った筈のものが、糸繰りのように次々と現れる。 ――――どこかの子供が怒っていて、困ったように笑っている男がいる。 もう、十分すぎる。 これ以上は見る必要もない。 ―――――灰色の空の下で覗き込んでいる笑顔は途方もなく嬉しそう。 もうわかっている。 俺がこんなにもおぞましい理由。 ――――――縁側で安堵するその顔は心に焼きついた。 …………ああ、それが、答えだ。 873 名前: 五年後にて ◆dJsTzPZ4UE [sage] 投稿日: 2007/10/12(金) 20 08 45 本当は、もう判っていた。 その事実が首をもたげようとする度に、無理やり押さえつけてきたのだ。 直視してしまえば、いたってシンプルな話。 衛宮士郎は衛宮切嗣に憧れて、そして衛宮切嗣自身になろうとした。 ヒーローに憧れて、そうなりたいと思う子供の心と同じように。 ――贋作、偽物、まがいもの。 誰かを救うという理想は綺麗だった。 綺麗だったから憧れた。 理想を抱き、駆け抜けた騎士の姿は鮮やかだった。 鮮やかだったから心奪われた。 憧れて、心奪われて。 そうなりたくて、俺は走り続けてきた。 ただ“彼らのようになりたくて”、理想を追い続けてきた。 誰かを助ける。 正義の味方になる。 その美しい理想を追い求めてきた。 そこに――――自身の裡より零れ落ちた気持ちなど、ありはしない。 理想のために、自分が理想に近づくために、そうしなければいけなかっただけのこと。 だから、助けなければいけない。 だから、より多くを救わなければいけない。 だから――殺した。 一人でも多くを救うために、少数を切り捨てた。 理想のためだけに人を殺した。 だが、その理想は己が胸に兆したものでなく、ただの借り物に過ぎない。 自身の満足のために偽善を被り、人の命を奪った。 そんな男に、奪ったものの重さを理解出来る訳がない。 世界が暗くなった気が、した。 その後、どうしたのかは覚えていない。 気づいたときには藤ねえと並んで、坂道を下っていた。 山間から射し込む黄金の陽。 その明かりが、恐ろしく強く、瞳を突き刺したことだけが、心に焼き付いていた。 874 名前: 五年後にて ◆dJsTzPZ4UE [sage] 投稿日: 2007/10/12(金) 20 10 12 夢の先 夕飯は俺が作ったのだと藤ねえは言っていた。 だが、俺はまるで覚えていなかった。 それどころか、どうやって帰ってきたのかも、何を食べたのかも記憶にない。 記憶が、千々に引き裂かれているようだった。 そうすることで、どうにか自分を保っていたのだろう。 藤ねえが居てくれることがありがたかった。 自分一人だったなら、とうに壊れているに違いない。 藤ねえが俺を見ているから。 だから、こんな自分の姿を見せるわけにはいかないと、下らない意地だけでどうにか衛宮士郎の外殻を繕っていられた。 「そういえば、昔の士郎は英語が全然ダメだったわよね。 向こうで大丈夫だったの?」 縁側で湯呑みを手に、藤ねえが言った。 寒いのならコタツに戻ればいいのに、背中を丸めて星のない空を見上げている。 「んー。まあ、おおざっぱな意思疎通ぐらいはな。 執事をやってる間に定型の挨拶とかも覚えたし」 俺は立ったままで答えた。 どうしても動こうとしない藤ねえに付き合って、俺も縁側で茶を啜っている。 空は暗かった。 雨こそ降っていないが、雲に覆われて月明かりもない夜は、漆黒に包まれている。 その中で藤ねえは何を見ているのか、俺にはわからなかった。 「そうなんだ。ちょっと心配してたんだけど、うまくいってるならよし……かな」 茶に口をつけては、もにょもにょと舌を動かしている。 その度に冬の寒空に白い雲が浮かび上がった。 少しばかり熱過ぎたのかもしれない。 「…俺の英語、そんなに心配されるような出来だったか?」 俺は些かの抗議も込めて、藤ねえに問うた。 不本意だ。 一応、平均点ぐらいはとっていたと思うのだが。 「英語の成績がよくなかったのもそうだけど…。 ほら、士郎ってよくわからない割り切りみたいのがあるじゃない」 「そうか? 俺はどっちかっていうと頑固な方だと思うけどな」 賛同出来ないものには出来ないし、認められないものは認められない。 それを変えたことはないと思う。 そりゃあ、自分の思い違いで間違ってたと気づけば、後で認めることもあるだろうけど。 「頑固よー。 だけどね、頑固なのとは別にスパっと頷いちゃうところがあるのよ。 ポンって嫌な答えが出ちゃっても、それで納得しちゃうとこ。 『ああ、そうなんだろうな』って。 そのクセ、納得しても譲らないのよね、士郎は」 「……それじゃあ、ただの分からず屋じゃないか。 俺はそこまで聞き分けがないわけじゃないぞ」 「そうかなー、士郎は十分に分からず屋でしょ? 苦労するよって言われてても、無理だって言われてても、絶対に聞かないじゃない」 そりゃあ……そうだ。 どれだけ大変なことだって、やろうと決めたならやるべきだ。 無理かどうかなんて、やってみるまでわからないんだし。 「そうやっていつも誰かを助けようとして、貧乏くじ引いて、それでもやめない」 そこでやめたら、始めた意味がなくなる。 だから、そんなのは当たり前のことだ。 「それを分からず屋だって言うなら、俺はまあ分からず屋なんだろうけどさ。 けど、それが英語にどう繋がるんだよ」 「だからぁ、そういうところが心配だったのよ。 英語って人の話す言葉でしょ? 結構いい加減なところもあるし、色んな意味も一つの言葉に詰まってる。 ―――本当のことは一つだけに決められない。 何か一つが本当でも、それ以外に本当のものが何もないなんて限らない。 なのに、辞書通りの意味を一つだけ見て、妙に割り切っちゃったりしないかなーって」 「む。俺だって、そこまでバカじゃないぞ。 それに面と向かって話してれば、そいつの感情だってわかるだろ」 「……そうね。 面と向かって話せれば、大丈夫なのかも。 案外、士郎は他人(ひと)のことはわかってるから――」 そこで言葉を切って、藤ねえは音をたててお茶を啜った。 嚥下した後に、小さな白い雲が口から生まれては消える。 前髪が邪魔になって、藤ねえの視線の先はわからなかった。 相変わらず夜の闇の中には何も見えない。 家の中から漏れる光が庭をどうにか照らすだけだ。 「お茶も冷えちゃったみたいだし、もう閉めよっか」 「ん、そうだな」 ぱたん、とガラス戸を引く。 冬の冷気が薄くなり、部屋の暖かさがよく感じられる。 俺は随分と冷たくなった茶を、一息に飲み干した。 875 名前: 五年後にて ◆dJsTzPZ4UE [sage] 投稿日: 2007/10/12(金) 20 11 08 藤ねえは布団に入り、俺も自分の部屋へと戻った。 一人になると、予想に違わず、奔流のように呵責が襲ってきた。 いや、迫ってきたのは呵責ではなく、ただの事実だったのかもしれない。 今まで俺が直視することのなかった現実。 必死に遠ざけていた真実。 堰は切れた。 もはや雪崩を留めるものもない。 生身の俺に、流れ込んでくる。 逃げ場はない。 これは今までのツケだ。 泥人形が太陽に憧れた罰。 石ころが風の颯爽と駆ける姿に見惚れて、そんなふうになりたいと願った。 その身の程を知らぬ願いに返された、当然の報い。 自身の歪みを知りながら、それでもいいと進み続けた先に待っていた必然の崩壊。 ――切嗣の嬉しそうな表情(かお)に目を焼かれた。 切嗣の安堵に口を閉じた。 騎士王の生き様に心を引かれた。 そして……俺は、そのまま何も考えずに進んできたのだ。 誰かを助けることが出来る嬉しさに、憧れた。 皆を助けられる正義の味方になると、そんな理想に心を固めた。 理想を追い続けた姿に涙した。 故に、人を救うはその理想のため。 そこに自身の裡から溢れた願いはなかった。 故に、救うために殺したその犠牲を背負うのは自身に非ず。 俺は……理想のためだと叫ぶ盲目さに、奪ったものの重さを押し付けていた。 偽善。 見るも汚らわしい、蔑まれるべき在り方。 より多くを救うことで、その重さは軽くなると嘯(うそぶ)いた。 本当はその重さを知りもしないのに。 ……あの火事の中、幾つもの命を置き去りにした。 その重さを背負ってきた。 だから、思い込んだ。 理想のために切り捨ててきたものの重さを理解しているのだと。 そしてこのザマだ。 理想が借り物なのだと思い知り、自身の姿を鏡に映された途端に俺は崩れ去った。 けれど、心は必死でもがいている。 ――――それでも。 俺自身が如何に醜悪であろうとも。 その理想は綺麗だ。 俺が目指した理想は、間違ってなんかいない。 誰もが悲しまずに済みますように、と。 皆が一度は願っただろう理想の世界。 それは―――間違いではない。 俺じゃない誰かが信じたその理想は、間違いなんかじゃない。 ……その思いだけが、俺のカタチをどうにか保たせている。 だから、正しいのか? それが おまえの醜さを隠してくれると? 重さは消えない。 今でも俺を押し潰し続けている。 だから、許されるのか? 理想の美しさが 切り捨てることを許してくれると? 切り捨てたものがある。 この手で奪ったものがある。 だからこそ、止まってはいけないのだと言い聞かせる。 だから―― その重さを 受け止めることもできない男が、 それっぽっちの自我も持たない 模造品(つくりもの)が、 必死で生きる、本物の命を奪い続けていいと思っているのか―――!! 止まない。 俺を苛む声は止むことがない。 俺は――― 1:偽物の理想でも――俺が偽物だとしても、構わない。 2:……わからないんだ。 投票結果 1 1 2 5 決定
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【種別】 人名 【初出】 新約十三巻 【CV】 松岡 禎丞(ゲーム『とあるIF』) 【概要】 【人物・性格】 【能力・スキル】 【作中での行動】 【口調】 【余談】 【概要】 学園都市の外からやってきた、『どこにでもいる平凡な高校生』を自称する少年。 上条の幻想殺しと同種にして対極とされる異能力、『理想送り』をその右手に宿している。 「魔神」娘々とネフテュスの前に突如として現れ、彼女達を含む全ての魔神を追放するという衝撃的な登場を果たした。 【人物・性格】 茶髪で身長は171cm、特に鍛えられているわけでもなく「貧相」と自認する体格の持ち主。 はいむら氏によれば、顔周りは上条と似せているが、 全体的なキャラクターデザインは削板軍覇の初期案をベースにしている。 これといった個性や趣味もない事を気にしていて、首の骨を鳴らす事を癖にしようとしているが、殆ど鳴っていない。 が、上条と対立した際に感情が高ぶった時、初めて音を立てた。 優しそうな声色だが、その言動の節々に退廃的な雰囲気がある。 去鳴(サロメ)という義理の妹がいる。 上里自身は学園都市の人間ではなく、日本の地方都市にどこにでもあるような高校の生徒。 能力を手に入れるまでは平凡な学校生活を送っており、 女性関係も、上手く会話できない疎遠な幼なじみの獲冴や、ちょっと気になるクラスの園芸部員暮亞程度。 上里もそれに満足しており、平凡な日常を愛していたと語っている。 しかし「絶滅犯」の義妹サロメに対し、兄として普通に彼女に接していた事から、 理想送りに関係なく既にこの時点で異常性があったと思われる。 11月初頭から、彼は自身の右手に違和感を覚え始めた。 その力に呼応するかのように「困難に苛まれている少女」達が現れ、 上里が語るところの「女の顔をした物ならなんでも救うクソッタレな性質(=ヒーロー性)」により、彼は少女達を助けていくことになる。 ところが、少女達は上里を異常な程に慕いだし、 更には原石や魔術師といった常軌を逸した存在と化していった。 (これは上里視点での話であり、理想送りのせいとは明確に証明できない。 上里が認識していなかっただけで元からそうだった可能性もある。) そして少女達は、上里勢力と呼ばれる「上里の為になんでもする」集団と化した。 この有様を目の当たりにした上里は、「魔神が与えた理想送りのせいで、 自分も彼女たちも望んでいた未来を無理矢理変えられた」と認識し、 自らの日常を壊した魔神への復讐を誓う事になる。 しかし、上条の推測によれば、「普通の高校生」でしかない自身を慕う少女達が上里には理解できず、 「これは理想送りによって作られた繋がりだから、右手が消えた時に自分から離れていってしまう」 という可能性に怯えていただけだという。 かつてオティヌスが上条に「偽上条が上条の居場所を奪った世界」を見せたように、 魔神を倒すことでその恐怖を無くそうとしていたのではないか、と上条は指摘している。 実際、理想送りを木原唯一に奪われた後も上里勢力の少女たちは上里を慕い続けており、上里も上条の推測を認めざるを得なくなった。 上条に対しては、最初は「自分と同じく望まない能力を押し付けられた被害者」として友好的に接しようとしたが、 思想の違いで対立し、以降は一触即発な関係になっており、 翌日出会った際には本気の喧嘩をした。 上里の信念は「迷いながらも抱いた理想を現実に負けずになし遂げさせる」といったものであり、 相手の譲れない矜持を尊重し、後押しをする事で救う。 上条が「幻想を殺し『否定』して」救うのに対し、 上里はいわば「理想へ送り『肯定』して」救う。 右手の力には辟易しているが、サンプル=ショゴスを利用したトラップ工作にも怒りを露わにするなど、根本的な思考は善人のそれである。 上条と同じように目の前の人間を見捨ずに必ず救っており、 だからこそ上里勢力という集団が出来上がったのだと言える。 【能力・スキル】 彼の特異性は右手に宿った『理想送り』の力だけではなく、 彼自身が概念的な特異性・異常性を持つ存在である。 自己評価は「何事も平均値かそれ以下しか叩き出せない凡人」と低いものの、 僧正が「幻想殺しは偶然で上条当麻に宿ったのではなく、 神浄の討魔たる魂の輝きに惹かれて定着した」と語っていたように、 ネフテュスは「上条当麻と同じように、上里翔流もまた、理想送りを引き寄せるほどの何かを持っていた」と考えていた。 反りが合わない上条でさえ、「上里もまた皆に慕われるヒーローである」という一点だけは認めている。 理想送りの力を失ってからも、「もし学校にテロリストが現れたらどうする?」という妄想をもとに、 日常雑貨を使った戦法で100m超級のエレメントを難なく倒す等、平凡とは言いがたい戦闘センスを見せている。 上里に言わせれば「平凡であるがゆえの自由度の高さ」であるようだが、 その様子を見た上条からは「これが本当にどこにでもいる平凡な高校生なのか」と疑問を持たれており、 作中の描写でも「どんな非日常も日常として実行できてしまう」という異常性を生まれつき持っていることが示唆されている。 【作中での行動】 初登場は新約十三巻。 娘々とネフテュスの前に突然現れ、娘々を新たな天地へ追放する。 その後、「他の魔神達は…?」と尋ねたネフテュスに対して「知らないし覚えていない」と返し、 続けて消し飛ばした。 しかし主要な臓器が別の場所に保管されていたため、結果的には逃走を許してしまった。 彼の存在は真のグレムリンの魔神達はもちろん、 アレイスター=クロウリーですら予想できなかった事であり、 娘々やネフテュスの前に姿を現した際に初めて存在が確認され、 ローラ=スチュアートのみが最初からその存在を感知していた。 新約十四巻。ネフテュスが上条へと逃げ込むことを予見し、上条の前に現れるが、 突如現れた『赤』と『黒』の戦闘に巻き込まれたため、一時上条と共闘。 『黒』の正体であったパトリシア=バードウェイを回収し、現場を離れる事になった。 上里勢力の絵恋達と合流し、パトリシアの事情を聞いた後、 上里は『サンプル=ショゴス』の除去が難しい事を踏まえ、 肉体ごと理想送りで全て消滅させる手段を提案したが、 「姉を救いたい」という強い思いから彼女はこれを拒否。 パトリシアに理想送りが作用しなかったことで 「命をかけてでも姉を救う」という彼女をヒーローとして尊敬し、望みを叶えるために協力を約束した。 再び上条と対峙し、 「望みもしない力を与えられ、日常を乱された者」として同類だろうと期待したが、 上条に 「俺とお前は全く違う」「他人を信じることができなかったから疑念を払えなかった」 「自分を信じることができなかったから卑屈に定義付けた」と評され憤る。 『幸運』で卑屈になった上里と、『不幸』で前向きになった上条は決裂。 レイヴィニアとパトリシアの激突ではパトリシア側につき、 上里勢力を投入した上で上条達と交戦。そこで上条と再度主張をぶつけ合うが、 最後まで両者を救うための方策を諦めない上条に押し負けることになった。 結果的に上条が考案した暮亞の能力を利用するパトリシア救出作戦に協力した。 作戦後、上条に「魔神に対して復讐しようと思わないのか」と尋ねるも、 「パトリシアを救ったネフテュスを見ても『悪』だけしかないように見えるなら、お前の方こそが敵だ」と断じられる。 最後には「幻想殺しと理想送りがぶつかったらどうなるのか?」という純粋な疑問を解消するため、再び上条と激突した。 理想送りは幻想殺しに打ち勝ち、上条の右腕を消し飛ばした。 しかしその直後に腕の『奥』から出てきたモノに襲われ、深手を負いながらの撤退を余儀なくされた。 撤退後、アレイスターの意向を受けて現れた木原脳幹と対峙。 理想送りで対魔術式駆動鎧を消し飛ばされ、 「新たな天地を望むか?」と問われてもなお、 『願望の重複』をもたらすことがなかった脳幹に対し、敵として敬意を示した。 抵抗する脳幹を警棒のような物で叩きのめして瀕死にした後、どこかへ姿を消した。 新約十五巻。僧正がとある高校を破壊したため、上条達は別の学校の校舎を間借りすることになったが、 上里自身も偶然その学校に一足先に転入しており、図らずも激闘から一夜明けて上条と再会することになる。 地の文曰く、ここでまたもや軽い殺し合いになった模様。 初日はお互いいがみ合いながらも平穏な生活を送った。 一転してその次の日は、去鳴が学園都市に侵入したことを利用し、対処に協力する振りをして上里勢力と共に上条の殺害を決行。 しかし、上里を元に戻す為に上条が必要と判断した去鳴が上条を助けた事、 去鳴と交戦していた一方通行が現れた事により上条を逃す。 その後、上条の男子クラスメイトと上条の右腕から出たものの正体を掴もうとしたが、 復讐を図る唯一の策により隙をつかれ、理想送りごと右手を切断され出血多量で気を失う。 辛うじて意識を取り戻すが、上里勢力が自身の右手を簒奪した唯一に従い自分を殺そうとすると思い込み、 近づく少女達に対し初めて恐怖を露わにした。 しかし、以前と同じく自身を慕う彼女達の姿を見て自分の勘違いを悟り、迷走を止めて正当な進化を歩むことを決意した。 そして理想送りを取り戻すべく、上里勢力の少女達と共に唯一へと立ち向かった。 新約十六巻。エレメントの活動を抑えるために、 府蘭に指示を出して学園都市に大熱波を引き起こした。 自身を「平凡な高校生」だと強調しながらも、右手がない中で 「もし学校にテロリストが現れたら?」という妄想をシミュレートし、 日常雑貨を使った戦法で100m超級のエレメントを難なく倒す等、卓越した戦闘センスを見せた。 「水晶の塔」の破壊工作後に常盤台中学を急襲してきた唯一から上条たちを救った。 そこで上条を自分達の拠点に連れていって事情を話し、唯一いるという『窓のないビル』への殴り込みを持ちかけて協力を得る。 唯一との決戦では、自身と同じ復讐者である唯一の思考を読みつつ、 上里勢力が「世界」を把握する連携で、A.A.A.を駆使する唯一に理想送り無しで対抗する。 獲冴の能力によるハッタリで唯一を動揺させ、その隙にA.A.A.の破壊に成功。 が、唯一の策にハマり、ブースターによる全面焼却を阻止するために理想送りを使わざるを得なくなってしまう。 既にこの時点で上里は「復讐を果たしたい」「周囲への被害を抑えたい」という、相反する願望を抱えてしまっていた。 理想送りを使用すれば自身が『新たな天地』へ追放され、使用しなければブースターの高熱で全員が消し炭になる。 自分の追放を覚悟の上で強引に繋ぎ合わせた右手を振るい、上条達を死守。 共に戦った少女達を上条に託し、笑いながら世界から消滅した。 『新たな天地』に送られた後は、先に追放されていた魔神たちに死なない程度にお礼参りされた。 娘々が冗談めいて「演武」と言うように、かなり加減されていた。 その後、彼に悪意を抱いていない娘々とネフテュスに、 彼を本気で殺害しようとする魔神達から保護され、全力全開の「魔神」同士の本気の戦闘を安全圏から目撃する。 その最中、 「上里翔流はどこにでもいる平凡な高校生『ではなく』、非日常の妄想通りにどうにかしてしまう自身の異常性に理想送りが宿ったのではないか。そしてそれを自覚していたのではないか」 などとネフテュスと娘々と押し問答を続ける内に 「ありふれた世界の中で何度でも挑戦し続けたい、輝ける自分に!」という答えを口にする。 そして二柱の魔神はその答えに価値を見いだし、上条たちがネフテュスを媒介にして発動させた術式により、『新たな天地』から現世に舞い戻った。 その後「理想送り」の力を消すために世界を旅することを決め、上条に別れを告げて学園都市を去った。 【口調】 一人称は「ぼく」。二人称は「きみ」。 理想送りの使用時には、「新たな天地を望むか?」と問いを投げかける。 「ぼくは上里翔流。どこにでもいる平凡な高校生さ」 「なあ、一つ教えてほしいんだ。きみにとっての『救い』の定義を」 「新たな天地を望むか?」 【余談】 オティヌスから「上条が天然のダイヤなら上里は人工のダイヤ」と称されている。 が、これは上条の理解者であるオティヌスが上里を色眼鏡で見ていた故の評価である。 よって、上条と交流を交わした上里勢力の去鳴、琉華、府蘭が上条を高く評価したように、その逆もあり得ると言える。 また、本人が素晴らしい輝きを持ち多くの人を惹き付ける点、 描いた理想像をまっすぐなぞり、それを笠に着る事無く困った人を助け出す点、 右手に宿る力の名が自身の本質そのものを表す点、 そして何より、これらを本人がまるで自覚していない点が徹底して上条と共通している。 なお、 違和感を感じ始めたのは11月初頭(第三次世界大戦前後) 明確に『身に宿る力』と自覚したのは2、3日前(サンジェルマンの騒動前後) と、時系列がズレていることから、 理想送りを使わずに、最低でも意識外で使うことで少女達を救っていたことが分かる。 つまり上条と同じく、自分の力に頼りきらずに多くの人を救ったということになる。
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