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【ライダー名】 仮面ライダーバッファ 王蛇フォーム 【読み方】 かめんらいだーばっふぁ おうじゃふぉーむ 【変身者】 吾妻道長 【スペック】 パンチ力:不明キック力:不明tジャンプ力:不明走力:不明 【基本形態】 仮面ライダーバッファ エントリーフォーム 【声/俳優】 杢代和人 【スーツ】 縄田雄哉 【登場作品】 仮面ライダーギーツ どやさ!? 男だらけのデザイアグランプリ 王蛇はオレだー!!(2023年) 【詳細】 吾妻道長がデザイアドライバーの右半分にVバックルバックル(王蛇)を装着し変身したバッファの特殊形態。 フォームの上半身には「王蛇」をイメージした紫色のアーマーを装着した姿を持ち、複眼部分が黄色へ変化した他、顔の下半分に追加装甲が装着されている。 Vバックルバックルはライダーの力を備えた鎧を纏う。 拡張武装は「ベノサーベル」。 必殺技は不明。
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種族 ダークライダー人間 属性 ダークライダー蛇カード犯罪者戦闘狂鏡 系統 毒 変身ベルト Vバックル 変身アイテム カードデッキ(王蛇) ライダーマシン ライドシューター 武器・武装 ベノサーベルメタルホーンエビルウィップ サポート召喚 ベノスネーカーメタルゲラスエビルダイバー 他アイテム ソードベント(ベノサーベル)ストライクベント(メタルホーン)スイングベント(エビルウィップ)アドベント(ベノスネーカー)アドベント(メタルゲラス)アドベント(エビルダイバー)ユナイトベント(ジェノサイダー)ファイナルベント(王蛇)ファイナルベント(ガイ)ファイナルベント(ライア) サイズ 1マス 特殊能力 なし 対応適正 地上 空中 水上 水中 宇宙 溶岩 通常 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ ライドシューター 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ 必殺技 ソードベントファイナルベント ベノクラッシュファイナルベント ドゥームズデイ
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登録日:2009/06/06 Sat 20 32 22 更新日:2024/05/16 Thu 16 05 27NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 4号ライダー ※日曜朝8時です。 かつての超光戦士 ばた足キック みんなのトラウマ やべーやつ アンチヒーロー イライラするんだよ… カップ焼きそば カンフル剤 コブラ コブライマジン コブラ男 コメント欄ログ化項目 サイコパス シリアルキラー デザイアロワイヤル デビルライダー軍団 ド外道 ニヒル ネタが多すぎてタグに困る項目 バーサーカー ビーストライダー・スクワッド ライダーキラー ワイルドカード 人の皮を被った悪魔 仮面ライダー 仮面ライダーアウトサイダーズ 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー龍騎 俳優の本気 劇薬 名悪役 変身中のライダーを襲う男 外道 好戦的 岡元次郎 平成ライダー 怪物の心を持った人間 悪のカリスマ 悪役ライダーリンク 悪食 戦闘狂 所要時間30分以上の項目 最凶のライダー 極悪人 正真正銘の怪物 殺人鬼 活性剤 浅倉先輩 浅倉威 清々しいまでの悪役 演者の怪演 濃すぎるキャラクター性 特撮 犯罪者 狂人 生身でライダーの首を絞める男 相互理解不可 祭りの場所はここか?狂暴凶悪なライダー 紫の悪魔 脱獄ライダー 脱獄囚 脱獄犯 萩野崇 蛇 野良イダーズ 黒い東映 イライラするんだよ、こんな所にいると…… 出典:仮面ライダー龍騎/東映/第19話「ライダー集結」/2002年6月9日放送 『仮面ライダー龍騎』に登場する、仮面ライダーシリーズ初の脱獄ライダー。 「あさくら たけし」と読む。 演:萩野崇 ▷目次 【人物】◆性格 ◆美学? ◆悪食 ◆小説版での浅倉 ◆仮面ライダー王蛇(おうじゃ)スペック 【契約モンスター】 【召喚機】 【所有カード】 ◆仮面ライダー王蛇サバイブ(HERO SAGA) ◆仮面ライダー王蛇サバイブ(仮面ライダーアウトサイダーズ)【契約モンスター(サバイブ)】 【召喚機(サバイブ)】 【所有カード(サバイブ)】 2種類の王蛇サバイブ 【活躍】本編 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL 仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS『13 RIDERS』コミカライズ版 小説 仮面ライダー龍騎 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーブレイブ 〜Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!〜 RIDER TIME 仮面ライダー龍騎 仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル 仮面ライダーアウトサイダーズ その他 【ゲーム作品】ガンバライド ライダージェネレーション 【余談】 【人物】 戦いが進まないことを快く思わなかった神崎士郎に戦いのカンフル剤として選ばれ、ベノスネーカーと契約して仮面ライダー王蛇となった男。 1977年4月10日生まれ、25歳、神奈川県出身。 本人曰く「殴るか殴られるかしていないと気が済まない」という凄まじい凶暴性を持った仮面ライダーシリーズ随一の危険人物。 その異常性は秋山蓮や北岡秀一、霧島美穂などの多くの人物から「人間じゃない」とまで称され、 後年には悪魔であるバイスをして「いるもんだな、人の皮を被った悪魔ってのは!」と評されるほどである。 「イライラする」という理由だけで相手を傷つけ、しまいには殺害まで行い、裁判にかけられていた。 初登場時点では関東拘置所に拘置されていたが、ライダーの能力を用いて脱走。 担当弁護士だった北岡に対しては、自分を無罪にできなかったことから逆恨みしている(*1)。 脱獄後はミリタリーショップの店員を殺害し強奪した蛇柄のジャケットを着用し(ちなみに裸ジャケット)、廃屋をねぐらにするなどホームレス同然で過ごしている。 劇中で桃井令子が所持していたプロフィールによれば、高校に通ったり、1年で高校中退した後は仕事をしていた時期もあったようである。よくこんなイライラする人を採用したもんだ。 なお、企画当初では死刑囚の設定だったらしいが、流石にニチアサには相応しくないと判断されたらしく、ボツとなった。 ……と思われていたが、後に白倉伸一郎Pとメインライターの小林靖子女史のトークショーにて、実際は「(死刑囚である事を)言わないようにすればいい、セリフに書かなければいいと判断して劇中で言及させなかっただけ」と明かされた。 理性によるブレーキをかけず、己の本能の赴くままに行動する様はまさに「人間の皮を被った獣」とでも形容すべきもので、チビっ子から見ればおしっこちびりそうなほどおっかない人物だが、その異様な強さから人気はかなり高い。 シザースやガイといったそれまでのいわゆる悪役が、どちらかといえば陰湿で、かつあまり強くなかったのに対し、 終始ライダーバトルにおいて上記の類とは一切縁の無い、シンプルな強さと凶悪さを撒き散らし、ライダーシリーズ屈指の強烈な印象を与えた。 恐らく『龍騎』という作品から、王蛇の暴れっぷりを連想する人も多いのではないだろうか。 ◆性格 端的に言えばことあるごとにイラつき、暴力に走ってそのイライラを解消する超弩級の危険人物。 「殴られて育った」と語ったこと以外、少年期の家庭環境詳細は不明だが、13歳のとき家を燃やして両親を殺害。この時の火傷の痕が右肩に残っている。 その時に一緒に殺すはずだった弟・暁が生きていると分かるや否や、「命懸けで助けようとした」「会えば変われるかもしれない」と言って令子を騙して呼び出させ、ベノスネーカーに捕食させるという、人間とは思えない行動を取った。 浅倉の凶悪な精神性は生まれながらにしてこれなのか、それとも家庭環境が悪く性格が歪んだのかは、ファンの間でも議論になることがある。 一応、後述する小説版では生まれながらの性格ということになっている。 傍から見れば暴力的な狂人だが、ただ力任せに暴れるしか能の無い単細胞ではなく、こと戦闘や悪事に関しては単純な戦闘能力だけでなく相手を出し抜く術にも長けており、非常に狡猾で頭の回転が速く、おまけに卑怯な手段も辞さない。 事実、劇中ではそれを駆使して何度も脱獄を成功させている。しかも、そのうち一度はライダーの力に全く頼らず逃げ延びている。 戦闘においても悉く卑怯な手を駆使しており、ガイを盾にした件はもちろんのこと、変身動作に入った真司を後ろから殴りつける特撮界のタブーも躊躇なく行なったほど。 加えて屈辱を与えられた相手は延々と追い回す蛇のごとき執念深い性格で、一時は城戸真司や東條悟、そして全編に渡って北岡を狙い続けた。 一方で律儀な一面も持ち合わせており、車に乗る際にはきちんとシートベルトをしたり、弁護士に成りすまして脱獄する際は奪ったスーツはともかくとしてネクタイまでちゃんと結んでいるという考えてみるとシュールなシーンがちらほら。ネクタイ結べたのかお前。 他にも真司をバカにする多数決に参加したり、上記のように高校に行ったり働いたりした経歴があること、戦いのない世界ではチンピラ程度に抑えられていることも踏まえると、すぐイライラする凶暴性さえなければ意外と真面目なのかもしれない。 なお、「ライダーの力で戦いを愉しむこと」が望みであるため、真司同様最後の1人になった時叶える望みを持っていない。 むしろ、終盤では「勝ち残って戦いが続くように願うのもいい」と口にしていた。 その他、とんでもない生命力の持ち主であり、生身で車の爆発に巻き込まれても生還したりミラーワールド内で消滅寸前まで戦ったり……やっぱり人間じゃない。 ◆美学? 一方で囮に使っていたとはいえ、モンスターに狙われていた少女・浜崎実加を守ったこともある。 誰も必要とせず本能のまま生きる浅倉にとって、実加は目的のために利用していただけの何でもない存在である。 だが、実加にとって両親をモンスターのせいで失って絶望している時に手を差し伸べ笑顔を見せた浅倉は心の拠り所であり、それはこれからも変わらないだろう。 手渡された花の意味を理解できず、病室から見つめる実加に背を向け浅倉は立ち去る。 2人の思いが交わることはなかったが、この時の浅倉がどういう思いだったのか、それは誰にも分からない。 ただ、モンスターのための囮なのでその後は用済みのはずだが、事件解決後にわざわざ病室を訪れていたため、何らかの感情はあったと思われる。 あるいは、北岡を誘き出すための人質や人権派の弁護士といい、自分の目的のために利用した人物は命までは奪わない方針なのかもしれない。 なお、浅倉の演者の萩野氏は、彼について「花の意味が分からない哀しい男」と解釈したとのこと。 ※このエピソードは浅倉への苦情が殺到したため急遽書かれたエピソードであり、元々は浅倉が大暴れする話だった模様。 また、戦闘において卑怯な手も辞さない浅倉だが、ゾルダとの戦いにおいては全力で戦うことを望んでいるのか、目の前に北岡がいても状況によって戦闘しないこともしばしばあった。 特に東條をターゲットにしていた番組後期にこの傾向が見られる。浅倉としても何かが変わっていたのだろうか。 ◆悪食 これまでの人生を過酷な環境で過ごしてきたからか、食に関するこだわりを全く持たず、胃の中に入れれる物であれば何だって食う恐ろしいまでの悪食。 本人曰く「泥を食った」ことがあるようで、そのことから自分の家を放火した後の彼の生活具合が伺える。 サバを食べたことがあるかについては劇中で言及されていないが、『仮面ライダーブレイブ ~Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!~』登場時にハマチを貪っていた描写がある(*2)。 生卵をそのまま飲んだり、シーフードパスタのムール貝を殻ごと平らげたり(*3)、トカゲの丸焼きを食らう(*4)といった描写が見られ、 彼の悪食っぷりは「コレクッテモイイカナ?」の一言もなしに他人の食べ物を奪うことなどから、某悪食鬼を優に越している。 特に貝殻をバリバリ噛み砕くシーンは北岡や吾郎ちゃんもドン引きしていた。 だが、一度カップ焼きそばを食べるシーンがあり、「彼がわざわざお湯を捨てたのか」と一部で話題にあがった。 他にも誰もいない状態の北岡法律事務所に侵入して、前の回で吾郎ちゃんが作っていた餃子とヨーグルトを食べるシーンがあるが、 これに関しても「浅倉がわざわざ餃子を焼いたのか」と一部で話題になっている。 上記のトカゲやカップ焼きそばの時には神崎が現れ、その時は彼に未開封のカップ焼きそばや食べかけのトカゲを分けるという行為に出ており、 (差し出した時にはいなくなっていたり、浅倉が「ま、食わんだろうな」と諦めたりしていたが)自分が望んだ状況をくれた神崎には感謝の念はある模様。 一応味覚は正常なようで、『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』では吾郎の手料理を素直に評価している。 ◆小説版での浅倉 小説版では「子ども向け番組」というタガが外れたことで、狂人っぷりに拍車がかかっており、 彼に限ったことではないが日曜朝のテレビでは絶対に放送できないような猟奇的な殺人事件を何十件と繰り返した極悪非道な人物と化している。 生まれていきなり成り行きで母親を殺害 まだオムツが取れたばかりの頃に児童施設で友達や先生を皆殺し ホームレス生活を始めれば育ててくれたおっさんを虐殺 殺した相手の腹を切り裂いて腸を取り出し、投げ捨てる。 コンビニに現れ、店員の喉を切り裂く。ついでに店にいた全員を殺す。 ……などなど。流石は井上敏樹である。 詳しくは後述。 ◆仮面ライダー王蛇(おうじゃ) 変身……! あぁ…… 出典:仮面ライダー龍騎/東映/第27話「13号ライダー」/2002年8月4日放送 スペック 身長:200cm 体重:98kg パンチ力:250AP(12.5t) キック力:400AP(20t) ジャンプ力:ひと跳び40m 走力:100mを5秒 主なスーツアクター:岡元次郎 浅倉が変身する仮面ライダー。イメージカラーは紫。 変身直後に首をぐるりと捻ったり腕をしならせるなど特徴的な動きが見られる。 契約モンスターはベノスネーカー。 浅倉の攻撃的な性格に手段を選ばない凶暴性、生命力の高さなどによってスペック以上の力を発揮し、執拗に標的を襲撃する。 剣とキックを主体としている点については仮面ライダー龍騎及びリュウガと同様だが、防御系のアドベントカードが一枚も無い為、強引に攻められると圧されやすい。 また遠距離攻撃にも弱く、劇中でもそのように追い詰められ、他のライダーの介入などが無ければ倒されていただろう場面もいくつかあった。 圧倒しやすいが、圧倒されやすくもあるという良くも悪くも攻撃力重視のライダーと言える。 ライダーとしては契約のカードを複数枚所持しているのが大きな特徴。 劇中で倒したライダーのモンスターとも契約し、ガイのメタルゲラス、ライアのエビルダイバーも従え、これに伴いガイとライアのカードも使用可能になった(*5)。 結果的に、他のライダーよりも使えるカード数が多いという地味に大きいアドバンテージを手に入れている。 ただし、メタルゲラス、エビルダイバー由来のカードにガードベントなどの防御用アドベントカードがないため、防御面の貧弱さは変わらない。 ベノバイザーが杖状であることや複数のモンスターを使役できることから、「本来は召喚士タイプでデザインされていたのでは?」と考察する声もある。 契約しているモンスターを合体させるカード、『ユナイトベント』でベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーを合体させて「ジェノサイダー」にすることが出来る。 その反面、複数の契約モンスターにエネルギーを与えなければならないので維持コストが大きいという弱点もある。 まあ、人間を平気で食べさせる浅倉にとっては大した問題ではなさそうだが…… と思っていたら、第31話・第32話では餌の供給が追いつかずに契約モンスターに殺されかけていた。 秋山蓮曰く「モンスターが契約違反を望んでいるとしたら?それくらいの抵抗なら出来る」とのこと。 なお、主契約であるベノスネーカーのみと契約が切れた場合、メタルゲラスやエビルダイバーへの契約移行が理論上は可能だが、劇中ではそのような機会はなかった。 劇中では多くのライダーを倒したが、意外なことにテレビ本編においては、他のライダーの攻撃で相手が弱っているところを攻撃や身代わり行為、または初心者故の戦闘経験の低さから勝利したために正当なやり方で勝ったことはない。 ただし、殺害時はそういう状況だっただけであり、真っ向勝負で対戦相手を圧倒した戦闘がないとかということではない。 その容赦の無さ極悪っぷりもあって、神崎にとっては「うってつけの人材」であり、デッキをわざわざ届けてあげたりと目をかけられており、多くのライダーを減らすことに成功した。 なお、倒したライダーの人数は本編で4人、TVSPで1人、外伝で3人。当然ながら平成ライダーシリーズのライダーバトルではトップクラスのキルスコアだが、反面浅倉自身も何度か倒されている。 【契約モンスター】 ベノスネーカー 身長:625cm 体重:190.kg 特色 / 力:長大な身体、毒液、鋭い牙 コブラ型モンスター。5000AP。 浅倉同様に凶暴な性格をしており、口から放つ毒液と頭部両脇の8本の刃「ベノハーシュ」、猛毒のある黄金の尻尾「ベノサーベル」を武器に戦う。 口から吐く毒液は他のライダーのガードベントを溶かしてしまうほどの強力な威力を持つ。 そして長大な胴体の背中にある無数の刃状の部位「ベノフィン」で巻きついた相手をバラバラにできるなど、全身全てが刃物と言わんばかりのミラーモンスター。 浅倉が逮捕された際に助けに現れたりすることはあるが、普段の浅倉がライダー相手に戦うことにしか興味がなく、 基本的に野良モンスター退治などには無関心なため、長期間餌を与えられず不満を抱くこともあり、メタルゲラス、エビルダイバーと共に浅倉を捕食しかけたことがある。 一応、この時は「待て」と言われて大人しく引き下がっていたが…… メタルゲラス サイ型のモンスターで、元々はガイが契約者だった。4000AP。 頭部のドリル状の角や両手の鋭利な爪を武器とし、巨体を活かした突進攻撃を得意とする。 ガイには心を開いており、契約が無効になり主人が死んだことに悲しみの咆哮を上げ、その途中浅倉に似た男性を車ごと間違って殺害しているなど敵討ちを行った。 本編では2回目に襲撃した際に逆に契約させられ、テレビ絵本版ではガイ死亡後すぐに契約されている。 放送当時に発売されたゲーム版では、アドベント・ファイナルベントでの召喚時の挙動がガイの時と違うという粋なアクションがあった(*6)。 エビルダイバー エイ型のモンスターで、元々はライアが契約者だった。4000AP。 水中活動だけでなく飛行能力を合わせ持ち、王蛇を乗せての飛行も可能。 ライアにはやはり心を開いていたらしく、死後は浅倉をつけ狙うが、逆に契約させられた。 ジェノサイダー 全長:530cm 体重:490kg 特色 / 力:口から吐くエネルギー破、腹部のブラックホール ユナイトベントの効果により上記の3体が合体して誕生するモンスター。7000AP。 設定上は直接召喚出来るアドベントカードも存在する。 メタルゲラスを基点に首にベノスネーカー、背中にエビルダイバーが合わさり、竜に似たキメラ型となっている。 口から吐く光弾は、1発で複数のライダーをまとめて吹き飛ばすほど。 スペック自体はミラーモンスターの中でもかなり強い部類だが、合体前と比較すると機動力が鈍重になり、 倒されると契約モンスターを一気に全て撃破された扱いとなって、王蛇がブランク体に戻ってしまうといった弱点がある。 一応、合体後も単独のファイナルベントなどで分離が可能なのか、ユナイトベントの初披露の後はハイドべノンを発動していた。 後にエビルダイバーとメタルゲラスの契約者である手塚と芝浦もユナイトベントした。 【召喚機】 ベノバイザー コブラを模した杖型の召喚機。普段は所持しておらず、自動的に手元に出現する。 コブラの頭を模した部分にカードスロットがあり、そこに各種アドベントカード装填することで能力を発揮する。 DX版では「牙召杖(がしょうじょう)」という二つ名をつけられている。 設定上は殴打武器として使うこともできるが、劇中未使用。 【所有カード】 アドベント ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの召喚。 設定上はジェノサイダーのアドベントカードも存在するが、王蛇はユナイトベントで召喚していたため劇中未使用に終わり、第25話のエンドカードのみの登場に留まった。 なお、放送当時に発売されたゲーム版と『クライマックスヒーローズ』シリーズではアドベントでジェノサイダーを召喚している(*7)。 ユナイトベント ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体を融合させ、ジェノサイダーを召喚する。 ソードベント:ベノサーベル ベノスネーカーの尾を模した黄金の突撃剣。3000AP。 主武装として好んで使っている。 斬撃よりも主に殴打や刺突といった攻撃方法がメイン。 ストライクベント:メタルホーン メタルゲラスの頭部を象ったガントレット。2000AP。 盾としても使用できる。 ヘビープレッシャー使用時には自動的に装備される他、第24話でナイトサバイブと戦うために装備しようとしたが、王蛇の手元に届く前にダークブレードに弾かれた。 スイングベント:エビルウィップ エビルダイバーの尾を模したムチ。2000AP。 高圧電流が流れている。 第28話で仮面ライダーオーディン相手に振るうも、テレポートで避けられた。 ファイナルベント ベノクラッシュ:ベノスネーカーが毒液を吐き、その勢いに乗って王蛇が連続蹴りを放つ。6000AP。 劇中ではガイ、ライア、インペラー、TVSPではシザース、『RIDER TIME 龍騎』ではタイガを倒している。 なお、劇中では足をバタつかせながらのキックだったが、『RIDER TIME 龍騎』では毒液を纏いながら降下→ヒット時に連続蹴りに変更されている。 ヘビープレッシャー:メタルホーンを装着して突進するメタルゲラスの肩に乗り、その勢いのまま敵を粉砕する。5000AP。 ハイドベノン:エビルダイバーの背に乗っての波乗りアタック。5000AP。 ドゥームズデイ:ユナイトベント時の必殺技。 ジェノサイダーが腹部を開き、そこから小型のブラックホールを発生させ、王蛇がきりもみキックでその中に敵を蹴り込んで葬り去る。8000AP。 この時、ファイナルベントのカードは3つのライダーズクレストが描かれた専用のカードを使用する。 単純な威力ではナイトサバイブの「疾風断」に匹敵する技だが、発動までの時間が長い上に、発動中はジェノサイダーは動けずに隙だらけになってしまうなどデメリットが多く、時には合体直後にタイガのフリーズベントで無力化させられた事も。 そのため、成功したのは最終回のみ。と言っても肝心のゾルダには避けられ、マグナギガがほとんど動けないため成功したようなものなのだが。 『EPISODE FINAL』に至っては発動中にドラグブラッカーの炎により身動きが取れなくなったところをファイナルベントの「ドラゴンライダーキック」を喰らってしまい、ジェノサイダー自体が撃破され、王蛇もブランク体にされてしまうという始末。 ゲーム等では爆発演出がよくあるが、劇中では吸い込まれる描写だけである。 余談だが『空想科学読本15』でこの技を考察した際、柳田理科雄氏は「浅倉は昭和なら間違いなくショッカーにいるべき人材」と評していたがそうとしか言いようがない。 事実、ショッカーの怪人であるキノコモルグは、服役中の凶悪犯という人材がベースとなったモンスターである。 そして後述の通り、『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では本当に大ショッカーに加わろうとした。 肝心のドゥームズデイの考察?察せ。 スチールベント 相手の武器を奪う効果がある。 超全集や『仮面ライダー図鑑』等に記載されている設定では王蛇が所有しているとされるが、実際に使用したのは龍騎サバイブとオーディンであり、王蛇が劇中で使用することはなかった。 しかし、第44話のラストカットの後のカード紹介で写っており、佐野の幸せを奪った王蛇のカードというなかなか皮肉なチョイスとなっている。 コピーベント(PSゲーム『仮面ライダー龍騎』オリジナル) 相手の持つ武器を複製して自身も使えるようにする。 本編設定では先述の通り所持してるか不明、放送当時に発売されたゲーム版でのみ使用できた。 ゲーム版では王蛇のデッキは各契約モンスターに対応した4種類のデッキか1つ選んで戦闘に入るのだが、メタルゲラスとエビルダイバーはそれぞれガイ・ライアのデッキ内容を流用していた関係で、王蛇でもコピーベントを使えるという仕組みである。 ◆仮面ライダー王蛇サバイブ(HERO SAGA) スペック 身長:198cm 体重:97kg パンチ力:350AP(17.5t) キック力:550AP(27.5t) ジャンプ力:ひと跳び60m 『ホビージャパン』で連載されている、S.I.C.を用いたジオラマ小説『HERO SAGA』の 『MASKED RIDER RYUKI EDITION -アドベントカレンダー-』に初登場した、IF世界の王蛇が進化した姿。 見た目は肩に爪がある禍々しいデザインに変化している一方、他のサバイブライダーと異なりデッキの配色には変化がない。 身長と体重はムック本収録時に追加されたが、意外にも数値が低くなった。走力は不明。 ナイトが所持するサバイブ『疾風』のカードを奪いサバイブ化した。 ベノバイザーが左腕に装着する盾形の「ベノバイザーツバイ」に変化し、契約モンスターのベノスネーカーも「ベノヴァイパー」にパワーアップしている(作例がないため、姿は不明)。 作例で手にしている「ベノサーベル」はエビルウィップにも似たより禍々しい形状に変化しており、その威力は龍騎のスーツをも容易く切り裂くほど。 さらに『アドベントカレンダー』ではストーリー中に自分が倒したライダー全てのモンスターと追加契約している。 ベノヴァイパー、メタルゲラス、エビルダイバー、ボルキャンサー、デストワイルダー、ギガゼール、バイオグリーザ、ブランウィング、 さらにトリックベントで呼び出したダークウィングの分身、近くにいた龍騎のドラグレッダーを巻込みユナイトベントで融合させた。 その結果生み出されたのが「ジェノサバイバー」というキメラモンスターである。 なんとそのAPは15000。オーディンのゴルトフェニックスを遥かに超える。 しかしドラグレッダーが反抗してベノヴァイパーと争い、合体により破壊力が増した2体の攻撃はミラーワールドを大きく揺るがし、空間に亀裂を生じさせた。 これによりミラーワールドが崩壊の危機に陥り、現実世界にも鏡やガラスにヒビが入るなどの影響を及ぼしてしまう。 動揺した浅倉の声も届かず為す術もない状況だったが、最終的にその場に現れたゾルダの「エンドオブワールド」により葬り去られた。 そして、ナイトまでも消え去る様子を目の当たりにした龍騎は、その姿を黒く変化させ…… ファイナルベント:ポイズントルネードクラッシュ 2作目の『MASKED RIDER RYUKI EDITION -IFの世界-』で使用。9000AP。 名称的に龍騎サバイブの「ドラゴンファイヤーストーム」に類似した技と思われ、文章でも毒液を撒き散らしながら疾走し、体当たりする描写となっている。 最終話にて、ただ一人生き残った王蛇サバイブがオーディンに対して発動したが…… ◆仮面ライダー王蛇サバイブ(仮面ライダーアウトサイダーズ) 頂くぜ。根っからの悪党は、手癖が悪いんだ…… おぉ…フフフ… -SURVIVE- フン… 長らく『HERO SAGA』におけるIFの姿としての登場のみだった王蛇サバイブだが、2023年1月29日に東映特撮ファンクラブで配信の『仮面ライダーアウトサイダーズ』ep.1「鏡の世界のお宝と王蛇の帰還」において、遂に映像作品で登場。 ただし、『HERO SAGA』とは異なりサバイブのカードは『疾風』ではなくオーディンが所持する『無限』を使用している。 また、見た目も『HERO SAGA』に登場した姿とは大きく異なり、『無限』を使った影響か金色を主体としたデザインとなっている。 デッキの配色もナイトが紺→青、龍騎が黒→赤だったのに対し、王蛇は紫→金(ライダーズクレストが紫)に変わる。 【契約モンスター(サバイブ)】 ベノスネーカーがサバイブの力でパワーアップした姿。モンスターの名称は2023年2月時点では不明。 龍騎サバイブのドラグランザーとナイトサバイブのダークレイダーを掛け合わせたような姿をしており、やはりファイナルベントでのバイクへの変形機構も備えている。 なお、『アウトサイダーズ』配信を記念したトークショーでスタッフが語ったところによれば、本来は王蛇サバイブのみの登場予定だったのをCG班が奮発して契約モンスターまでCGを製作したとのこと。 【召喚機(サバイブ)】 ベノバイザーツバイ 蛇の頭部を模したハンドガン型の召喚機。 サバイブのカードを手に取ると黄金の光がベノバイザーを包みツバイへと変化させる。 龍騎のドラグバイザーツバイに酷似しているが、目に当たる部分が王蛇サバイブの顔に近いデザインとなっている。 龍騎サバイブ同様にサバイブ化の時は口の銃口部分にサバイブを装填し、他の通常カードは後頭部のハンマー部分に装填する。 また、他のサバイブライダーのバイザーと同様にカード発動時の音声はエコー仕様になっている。 劇中ではブレードを展開して武器としていた他、ブレード部分を鞭のように伸ばして敵を縛り付けるという蛇らしい使い方も見せていた。 トークショーでは、ドラグバイザーツバイに似ているのはベノバイザーを戦闘に直接使わなかったことへの対策と、今後商品化を検討しているためと語られている。 【所有カード(サバイブ)】 サバイブ-無限- 不死鳥の胴体が描かれているカードで、これを手に持つことでベノバイザーがベノバイザーツバイへ変化、装填することで王蛇サバイブへと強化される。 この時はナイトサバイブが風に、龍騎サバイブが火に包まれたように、王蛇サバイブは黄金の霧に包まれる。 また『疾風』ではカードが青く、『烈火』ではカードが赤く光っていたが、『無限』では赤と青が混ざり紫に光る。 元々はオーディンの所有するカードだったが、ベノスネーカーの攻撃を受けてオーディンが取り落とし、王蛇の手に渡ることとなった。 ファイナルベント サバイブを除けば現状唯一判明している王蛇サバイブの所有カード。10000AP。 この数値はオーディン及び『HERO SAGA』に登場したリュウガサバイブのファイナルベントと同等であり、威力も『HERO SAGA』版の「ポイズントルネードクラッシュ」より強力。 契約モンスターをバイク形態に変形させ、黄金のオーラを纏いながら敵に突進し激突した後、怯んでいるところをベノバイザーツバイのブレードで滅多刺しにする(ただし、ブレードでの攻撃は追い討ちの可能性もある)。 これを喰らったオーディンをよく見ると金色の粘液のようなものが垂れており、ただ轢き逃げするわけではなく毒を纏っていた可能性が高い。 2種類の王蛇サバイブ 上記のように、王蛇には『龍騎』に登場するミラーライダーで唯一サバイブ態が2種類存在している。 しかし、『HERO SAGA』版は雑誌企画におけるIFでしかないため、『アウトサイダーズ』に登場する『無限』のカードを使った王蛇サバイブが公式という扱いである。 その一方で、デザインに関してはファンの間で評価が分かれており、『HERO SAGA』版の王蛇サバイブを好むファンも一定数いる。 加えて、『アウトサイダーズ』版の登場で「使用するカードでサバイブ態の見た目や能力が変わるのでないか?」という推測も出てきたが、『HERO SAGA』版があくまでもIFである以上、実際の設定がどうなのかは定かではない。 ただ、『龍騎』の本編終了からちょうど20年が経過するタイミングで、新たにサバイブ態が登場した王蛇という仮面ライダーに根強い人気があるのは事実だろう。 また、後述の余談でも触れているように王蛇は仮面ライダー史上最大の論争を巻き起こしたライダーであり、そんな王蛇が放送当時に強化フォームになっていれば、火に油を注いだであろうことは想像に難くない。 そういう意味では、放送終了から20年経った今だからこそ実現可能な公式でのサバイブ化だったと言えるかもしれない。放送当時に企画されていたライバルであるゾルダのサバイブ化は現在もお蔵入りのままであるが…… 【活躍】 本編 TV本編では蛇の如く執念深さとしぶとさで終盤まで生き残るが、士郎に北岡の脱落を聞かされる。 その事実を認めぬまま北岡を探すが、結局見つからず(北岡はその時入院していた)、大量発生したモンスターで苛立ちを解消しようとするが、逆に苛立ちが高まっていった。 その後、これまでの暴挙により射殺もやむなしと判断した警察によって廃墟に追い込まれる。 しかし、ふとガラスを見るとそこにはゾルダが。 浅倉は「会いたかったぜ、北岡……」と喜びながら即座に変身して強襲、互角な戦いを繰り広げた末に「ドゥームズデイ」によってマグナギガを消し飛ばし、ゾルダを倒す。 が、地に伏したゾルダの変身が解けたのを見て愕然とした。 そこにいたのは宿敵にして好敵手であった北岡ではなく、その助手の由良吾郎だったのだ。 病状が悪化していた北岡もまた、浅倉と決着をつけることを望んでいたが、病には勝てず既に事務所で息を引き取っていた……。 苛立ちが頂点に達した王蛇はひたすら叫ぶ。 何故だ…何故だ…何故だ……!! その後、変身を解いて、苛立ちをぶつけるかのように警察に向かって特攻し、弾雨の中に飛び込み射殺された。 しかし、大量の警察に囲まれたにもかかわらず狂気的な笑みを浮かべ、鉄パイプを拾い上げて特攻して行く姿は、最後まで視聴者に浅倉の恐ろしさを感じさせた。 と同時にその姿はどこか哀れさを感じされるものであった……。 怪物と言われた男は最期まで恐ろしい怪物として死んだのか?それとも、自分の望みが叶わぬことを知った哀れな男として死んだのか? それは浅倉自身にもわからぬことであろう。 最終話の「ライダーバトルのない平和な世界」にも登場。 真司が起こしたバイクを「邪魔だ」と蹴り倒し、去り際に「イライラさせるな……」と言うなど、相変わらず不機嫌そうだった。 ただ犯罪は犯してないようなので、そんなに悪い人じゃないのかもしれない。 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL ある女性を殺しており、その妹である霧島美穂に付け狙われている。 中盤、ファムと戦闘になりその強さからファムを圧倒するが、突如現れたリュウガ相手に劣勢に陥り、しまいにはジェノサイダーさえ失う。 そしてブランク体になった瞬間、ファムによってデッキを破壊され、最後はファムの首を笑いながら掴み締め上げたが、自身が消滅していることに気が付き、獣のような声をあげながら消滅。 まさかの劇場版で最初の脱落者となった。 ちなみに、この時のブランク体はCG処理による色変えであったため、色が黒くなった以外デザインは通常の王蛇と同じだったが、後の映像ソフト版で修正された。 仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS 須藤雅史によって捕まり牢獄に囚われ、デッキを北岡に取られるがミラーワールドから呼び寄せたベノスネーカーを使って奪還、脱獄した。 そして、捕まった恨みを晴らすために龍騎と戦っていたシザースを強襲し、程なくして撃破。 その後、高見沢逸郎を中心にしたライダー達に参入し、龍騎とナイトを追い詰めた。 戦う場合も戦わない場合もTVSPが終わるまでその時点で倒されていないライダーたちと一緒に生存している。 『13 RIDERS』コミカライズ版 こちらの世界では多少展開が異なり、シザースと最後まで共闘している。 脱獄に利用したものはペットボトルの水ではなくヘルメットのゴーグル。 戦う場合は最終的に荒廃した世界でナイトサバイブが唯一人生き残り、王蛇は敗れ去っている。 戦わない場合は龍騎サバイブがコアミラーを破壊(この時点でナイトも生存している)。 王蛇を含めライダー達は(一部を除き)苦しみながら消滅する。 映像版と異なりバッドエンドではなく、街頭の大型ビジョンに浅倉の無期懲役が確定したことと、それに対する北岡のコメントが映った。 小説 仮面ライダー龍騎 ああ? 臭ぇんだよ、人間は。殺すともっと臭くなる。もっと臭くなれば臭くなくなる。 テレビ媒体という垣根から解き放たれ、完全にリミッター解除。 元々はとある田舎村の女子高生がくみ取り便所に産み落とした望まれぬ子供。 自力で便所から這い上がって母親の女子高生を殺したのを皮切りに、その後も孤児院の子供と職員、工業団地に住み着いていたホームレス達……と少年時代から殺戮を重ねていた生まれながらの怪物。 その根底には悲惨な生まれに起因する「全身に汚物の臭いが染みついている」というトラウマが存在し、殺人を繰り返すのはその汚物の臭いを血の匂いで塗りつぶすため。 そしてライダーとしての願いは「悪臭のしないミラーワールドで永遠に戦い続ける」こと。 このためか残虐性・狂暴性こそテレビ版の比ではない一方、どこか儚さも持ち合わせているのが特徴。 美穂の両親を殺害したことから、この世界でも美穂に仇として憎まれている。その一方、北岡との因縁は特にない。 最終局面で吾郎の変身するゾルダを葬った後、ファムと対峙。 彼女を追い詰めるが、あまりの悪辣さに説得を諦めた龍騎とナイトが乱入、3人の連携の前に遂に致命傷を負う。 ミラーワールドに輝く満月を見上げ、ずっと自分が求め続けた「便所からの出口」を想いながら消滅していった。 仮面ライダーディケイド 第19話:『響鬼の世界』で鳴滝(正確にはキバーラ)が召喚。 何故か仮面ライダー凍鬼が使う音撃金棒・烈凍の色違いを持っていた。 相変わらずイライラしていたが、バケガニの封印を解いただけで出番が終わってしまう。 『オールライダー対大ショッカー』:仮面ライダーキックホッパーと共に何処かの世界で登場。 海東大樹から雑魚ライダーと称され、大ショッカーと戦うように誘われるが、 「面白え、その大ショッカーとやらに入れば毎日が祭りだな!」と、逆にキックホッパーと共に大ショッカーに荷担することにしたため、仮面ライダーディエンドが召喚したライア、ガイと戦うことになった。 本編で因縁のあるメンバーである。というかこの2人がそんな話を聞いたら寝返るに決まってると思うのだが…… どちらもオリジナルキャストの萩野氏が声を演じたが、声というかテンションが当時とかなり違っている。 結局、仮面ライダーディケイドとは戦えていないどころか顔を合わせてすらいない。 『超・電王&ディケイド 鬼ヶ島の戦艦』では、G3・コーカサスと共にディエンドに呼び出されたが、リュウタロスに憑依されてしまう。 リュウタそのまんまの言動で、天真爛漫にはしゃいで跳ね回る王蛇の姿は「不気味すぎる」「ある意味危険映像」と専らの評判。 仮面ライダーブレイブ 〜Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!〜 『仮面ライダーエグゼイド』のスピンオフ作品にて、浅倉威としては15年ぶりの登場。 自分と同じ野獣系のライダーを率い『ビーストライダー・スクワッド』を結成。 鏡飛彩の部下であるさつきの買い物袋から魚を取り出して生のまま喰らい付く相変わらずの悪食ぶりを披露し、サバを望んでいたのか21年ぶりにあの台詞を披露。 Web配信作品ということもあってか、鉄パイプを容赦なく叩きつける、ガラス片を握り締め手から出血しながらも切り裂く、永夢に重傷を負わせる(*8)など、その暴力の限りは相変わらず。 王蛇への変身も披露し、仮面ライダーブレイブと激闘を繰り広げた。 実は本来の浅倉ではなく、財団Xの手でデータを再現して生み出された複製のようなものだった。 なお、萩野氏は「俺が出たらドラえもんに北斗の拳のキャラ出すようなもんじゃねえの?」と突っ込んでしまったらしい。 ちなみに、当時は岡元氏が『宇宙戦隊キュウレンジャー』の方に専念していたためか、ここでの王蛇のスーツアクターは高岩成二氏が担当。 岡元氏が高岩氏のライバルキャラを演じることも多かった平成ライダーシリーズにおいて、氏が演じたキャラクターに高岩氏の起用は何の因果か。 RIDER TIME 仮面ライダー龍騎 仲良かったぜェ俺達は……殺し合うほどになァッ!! 謎の女性・サラによってミラーワールドに招集されたうちの一人として登場。 スーツアクターはもちろん岡元氏。 ボサボサ髪とヒゲを伸ばした浮浪者状態だが、蛇柄ジャケットの下には新たに黒いシャツを着込むなど『龍騎』当時からビジュアルが様変わりしており、以降の客演でもこれがデフォルトとなる。 真司達が記憶を失っていたにもかかわらず、なぜかこの時点で明確に『龍騎』当時のことを覚えており、「また祭りが始まるってか」と嬉しそうに呟いて真っ先に王蛇に変身。 その後は蓮が仮面ライダーナイトに変身したことで彼と戦っていたが、その最中に乱入してきたゾルダが王蛇を攻撃してきたデッドリマーを撃退する。 当時を覚えている浅倉にとってはゾルダは因縁というにも余りあるライダーであり、割り込まれたイライラから襲いかかろうとしたが、変身解除した吾郎がなぜか自分を「先生」と呼んでついて来ることに面食らう。 当然のごとく追い払おうとしたが吾郎の方が折れなかったため、結局「お前は最後に殺すことにする」と妥協してそのまま行動を共にすることになった。 なお、北岡の事務所で食べた吾郎の料理については、「北岡の奴、いいもん食ってたんだな」と素直に評価している。 その後も手塚チームと芝浦チームが交渉(という名目でのマッチポンプ)をしていたところへと乱入。映って10秒も経たないうちにベノクラッシュでタイガを撃破するとんでもない登場をしてのけた。 一気に乱戦となる中でゾルダを従えてかつての如く大暴れを繰り広げ、最後はゾルダにエンドオブワールドを発射させて自分以外全員を一網打尽にし、ご満悦な様子で戦いを終える。 が、脱落が続いたことでライダーが減り、戦う相手が見つからずイライラを募らせ始める。 そんな矢先、EP3にて真司の肉体を掌握した仮面ライダーリュウガが出現。 嬉々として戦いに臨み、『EPISODE FINAL』とは一転して互角の勝負を繰り広げるが、真司の奪回を狙うナイトが乱入。ファイナルベントの直撃を受けて吹っ飛ばされて追い払われ、さらに吹っ飛ばされた先でゾルダのギガランチャーを食らって致命傷を負う。 吾郎の目的は北岡の敵討ちであり、最初からこのために浅倉の近くにいたのである。 砲撃により炎上しながらもすぐさま突撃し、ベノサーベルによる刺突でゾルダを抹殺したものの自身も変身解除され相打ちに。 ……と思いきや、浅倉のほうはまだ生きており、リュウガとナイトの戦いに突如乱入。生身でベノサーベルを振り回し、真司を庇った蓮を刺殺。 しかし遂に限界を迎え、これだけ暴れておきながらなおも戦いへの未練を叫びながら消滅した。 まだだァァッ!!……もっと……もっと……!! これによってミラーワールドで生き残ったライダーは真司=龍騎ただ一人となり…… こちらでもミラーワールドのライダーの対人キルスコアとしては最多となる13人(14人)中3人を殺害しており、かつて辛酸を舐めさせられたリュウガを相手に互角に渡り合い、 常人なら消滅していたであろうダメージを受けても生き延び、生身でベノサーベルを使ってライダー変身者を殺害するという、原典と同様かそれ以上の大暴れを見せてくれた。 仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル フン、また戦えて嬉しいぜ。信用できるのは……“憎しみ”だけだからな。 デザイアロワイヤルの参加者として裏真司=リュウガ、蓮=ナイトと共に登場。 予選ゲーム「悪魔マラソンゲーム」では仮面ライダーバッファと交戦。 ベノスネーカーを召喚して収縮するエリアの壁までバッファを吹き飛ばし、脱落に追い込んだ。 加えて去り際には、背中がガラ空きだった自分自身に攻撃を仕掛けなかったバッファに「甘過ぎるんだよ、坊や」と吐き捨てている(*9)。 続く本戦「仮面ライダー絶滅ゲーム」では『命つきるまで戦え』という願いのため、相変わらずの暴れぶりで仮面ライダーギーツ達を追い詰めたが、真司が龍騎として復活してからはナイトと交戦。 最終的に仮面ライダーシーカーの撃破に伴うゲーム終了と共にリタイアとなり、脱落した。 スーツアクターは当時と同じく岡元氏が担当…… したのだが、氏の元々の体形に加齢の影響もあってか、放送当時より体格が大きくなり、スーツがパツパツになってしまっている。 仮面ライダーアウトサイダーズ ep1「鏡の世界の宝と王蛇の帰還」にて登場。 『龍騎』最終回から10数年後の世界でも犯罪者に落ちぶれており、悪徳政治家・根津忠太の下で協力者兼用心棒として汚れ仕事に従事されられていた。 しかし、『龍騎』本編と比べて性格の軟化が見られ、劇中では汚れ仕事をこなす理由も「苦労を掛けた弟への恩返し」と語っていた他、 それどころか根津から「場合によっては殺しても構わない」と言われた際にはきっぱりと「俺は殺しはやらない」とまで言い切っていたほど。 しかし、いつものように根津の指示で銀行強盗を行っていたところ、彼が用済みになった自分を警察送りにしようと目論んだ事を知って怒りに震える中、再度出現したオーディンからカードデッキを手にした事でそれまでの記憶と残忍な本性が復活。 俺は…殺しはやらない。 だが、初めて殺したくなった奴がいてよ…… イライラするんだよ…… シザースに変身しようとしていた根津の下に現れると、鏡の破片で滅多刺しにして変身の隙すら与えずに惨殺し、そのまま王蛇に変身すると、続けざまにミラーワールド内で戦闘中のゾルダ・ライア・ガイを一方的に屠ってみせた。 そしてオーディンが現れると、ベノスネーカーを召喚して彼から『サバイブ -無限-』のカードを奪取し、王蛇サバイブへとパワーアップ。その圧倒的な力を以てオーディンに執拗に攻撃を加えて嬲り殺したのだった。 現実世界へ帰還後もイライラが収まらず、オーディンのカードデッキの入手に現れたディエンドにも攻撃を加えようとしたところ、彼から『ゼイン』の存在を聞かされると、次のターゲットを弟とゼインに定めてその場から去った。 ……フン。ハハッ…面白い、俺が潰してやる。弟(アイツ)を殺った後でな…… なお、スーツアクターは『ギーツ×リバイス』に引き続き岡元氏が担当しているが、前回に比べると少しだけスリムになっている。 しかしそれでも放送当時と比べれば太めであり、変身者の浅倉を演じる萩野氏が現在も細見の体型を維持しているのも相まって、ファンからネタにされてしまっている。 その他 あまりに凶暴かつ好戦的、卑怯卑劣残虐の三拍子そろった悪の化身のごときキャラクターのため、非常に動かしやすいのもあり、 本編後も先述のように『ディケイド』関係やスピンオフ作品、『HERO SAGA』や小説版などなど、しょっちゅう悪役として登場している。 そしてヒーローショーでも三井グリーンランド(当時)で開催された『仮面ライダー555』ショーでハカイダーやシャドームーンと一緒になって暴れまわるわ、 東京ドームシティの『仮面ライダー剣』ショーで「カードバトル」という単語に反応してオリジナルのアドベントカード「リバイバルベント」(ミラーモンスターを蘇生させる効果を持つ)引っ提げて生き返るわ、 挙句よみうりランドの『仮面ライダーゴースト』ショーでは終ぞ叶わなかったゾルダとの決着を付けている(何故か鉄パイプ持参)。 なお『てれびくん』のハイパーバトルビデオ『龍騎VS仮面ライダーアギト』に登場するミラクルワールドの浅倉は同姓同名の似ている他人です。 あんな明るくて正義感に溢れた人が浅倉なわけありません。 【ゲーム作品】 ガンバライド 第4弾から参戦。 最高ランクのLR(レジェンドレア)として登場するも、なぜかLR唯一のコウエイ指定スキル持ちでの登場となった。ゼンエイにガイを置けと…!?(*10) SR(スーパーレア)のカードも強力だが、全て相手同調スキルかつデメリットも大きいスキルを持っている(シャバドゥビ弾からは相手同調はなくなった)。 かつて旧弾の高レアカード3枚は、ほとんどがデメリット持ち、内LRを含めた2枚がコウエイ指定と扱いづらかった。 だが、そんな王蛇も見放されてはいなかった。 なんとシャバドゥビ3弾で再びLRに帰り咲いたのだ。 しかも高ステータス 強力スキル&最高必殺威力4000&新必殺技「ドゥームズデイ」を引っ提げての参戦となった。 ちなみに前述の強力スキルの内容は{「ゼンエイのときコウゲキ・ひっさつ+200 あいてのボウギョ-200」である。 相性も攻撃的な王蛇の性格を表している攻撃&必殺ベスパ。 ちなみに王蛇が参戦したシャバドゥビ3弾は「巳(蛇)年」である2013年に初めて稼動した弾である。 ライダージェネレーション ワールド1のボスとして登場。 常に自分の中にあふれる闘争心を戦うことで解消するためにライダーたちに戦いを挑んでくる。 乗り気ではない相手には襲い掛かったり、警察官のライダーには自分が凶悪犯であることを理由に戦わせたり口車を駆使して戦う。 どの媒体でも果たせなかったゾルダとも完全決着をつけることもできるため、基本、戦えば満足して倒される。 スーパー1やストロンガーは戦いを挑めば即時OKで戦ってくれたりと浅倉にとって割と恵まれた環境だった……かも? もっとも、ライダーによってはそのどうしようもない精神性を鋭く指摘されたり、哀れまれたりなどされてイラつくこともあり、 特にフォーゼと戦うための詭弁に彼とダチとなると言ってしまったため、戦いの後、 ダチになるというのは嘘と言ってもダチであろうとしたフォーゼのせいで気分が台無しになって倒されるという心身ともに完全敗北したと言える最期を迎えた。 まあ、フォーゼ自身、不本意な結果であったが。 如何な浅倉も「全てのライダーと友達になる男」には形無しであったということだろうか。 【余談】 かつては弟の名前を名乗りながら、名門私立探偵をやってるノーテンキラキラな超光戦士だったが、 例の決戦の後、変身能力や仲間を失って心が荒み、今のようになったという説もある。 これだけ悪辣非道な人物にもかかわらず、意外にも子供のウケはよかったらしく、放映当時、萩野氏は小学生から手書きで「ちょっとこわいけどけっこう好き」という内容の手紙を送られた。 ……劇中での浅倉は場面によってはちょっとどころではない怖さを見せているが。 また、一部のファンからは「浅倉先輩」と呼ばれ、慕われていたとか。 とはいえ、やはり直に会うとなると話は別であったのか、放送当時、荻野氏が街を歩いていて番組を見た子供達と出くわした際には、泣かれるのはまだしも、 「殺されるー!」と叫んで逃げ出され、更に運悪く、それを偶々近くで巡回中だった警察官に聞かれてしまい、交番に連行され職務質問を食らったことがあるという。職質でなんて説明したのか気になるところである。 なお、萩野氏は『龍騎』放送当時、新年会で偉い人に「あれ(浅倉の言動)はやりすぎではないか(意訳)」と苦言を呈されたが、 それについて白倉プロデューサーに相談したところ、「責任は自分が取るから、思う存分演じてほしい」と激励されたという。 『仮面ライダー電王』の劇場版『俺、誕生』において萩野氏が声を演じるコブライマジンが登場。 スタッフ曰く配役は偶然らしいが、同じ蛇モチーフということもあってコブライマジンのシルエットは王蛇によく似ている。 上述した浅倉を象徴する服装の蛇革ジャケットだが、これは番組側から用意された衣裳ではなく萩野氏の私物である。 (当然であるが)素の萩野氏は浅倉のような残虐さや凶悪さとは無縁な、とても気さくな兄貴肌な好人物であると、周囲の共演者やスタッフから明言されている。 『RIDER TIME 龍騎』への出演が発表され、17年ぶりに再び浅倉役としてステージ上でインタビューを受けた際も、 「現実にこんな人がいたら警察にはちゃんと逮捕しておいてほしいですね」とコメントし、客席の笑いを誘った。 『龍騎』で共演した須賀氏や松田氏とは今でも交流があるらしく、上述の『RIDER TIME 龍騎』の際にLINE交換をした他、 『MOVIEバトルロワイヤル』でまた3人で共演が決まった際には、台本を読んで松田氏に「いいシーンあるじゃん」とLINEを送ったらしい。 ちなみに松田氏の下にはその時はまだ台本が届いておらず、図らずも萩野氏はネタバレをかますことになった。 同作公開時の3人での対談も、ちょくちょく須賀・松田両氏に萩野氏がイジられる和気藹々とした雰囲気を醸し出していた。 なるほど、追記・修正するのは面白いな…。イライラがすっかり消えた……。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 意外と自分に協力的な人間は積極的に傷つけない所がある。まあライダータイムでイライラが頂点だった時は従ったふりしていたゴローちゃん殴っていたけど -- (名無しさん) 2022-12-29 12 34 31 アウトサイダーズではなんと三原暁こと浅倉暁の存在まで言及。浅倉も弟が関わっているとされる根津議員の汚れ仕事を引き受けているという設定。 -- (名無しさん) 2022-12-29 14 02 41 王蛇が無限のサバイブを理由としては赤と青のペイントを混ぜると紫、アンデッドバックルのモチーフでもあるウロボロス=蛇は無限の象徴など、意外と説得力がある。 -- (名無しさん) 2022-12-30 16 20 07 仮面ライダーの皮を被った怪人コブラモルグ -- (名無しさん) 2022-12-30 20 04 33 龍騎以降の作品では王蛇の複製だったり、別次元の浅倉だったりする。さらに4号、ビヨジェネではベノクラッシュの発動にベノスネーカーを必要とせず、両足に毒々しい紫のエフェクトを纏わせた新技を披露している。 -- (名無しさん) 2023-01-08 23 56 03 ファンミーティングにて王蛇サバイブのスーツやアイテムのプロップも展示されている他、紋章の周囲に羽根にもナイフにもデザインが特徴のファイナルベント(サバイブver)のカードもあり、それによるとAPは10000AP!3000APも上がっていた龍騎やナイトより4000APも上でオーディンのエターナルカオスやリュウガサバイブのドラゴンファイヤーストーム(推測)に匹敵する。 -- (名無しさん) 2023-01-21 16 57 27 ついに映像化されたアウトサイダーズではベノヴァイパー?まで登場。バイク形態まで披露した他、王蛇サバイブ自身はベノバイザーツバイでオーディン(ある事情で傀儡化)を滅多刺し。ファイナルベントはバイクに乗るタイプとアビスのユナイトベントとも言えるアビスダイブと似たタイプがある。 -- (名無しさん) 2023-01-29 16 54 16 アウトサイダーズのオーディンコメンタリーによると、蛇柄ジャケットは龍騎登場からの物とのこと、もちがいいなあ -- (名無しさん) 2023-01-30 19 35 38 ベノバイザーツバイはブレード部分を剣としての機能だけでなく、伸縮して相手の捕縛も可能な鋼の鞭にもなる。ファイナルベントはオーディンがよろめいていたが、あれが毒によるものならポイズントルネードクラッシュ(仮)で間違いないかもしれない。 -- (名無しさん) 2023-01-30 21 17 35 改めて見直すと、平成ライダー初期にしてあらゆる束縛がない危険人物で、蓮が令子に言ったように人間的な考えのままでは決して理解できないキャラで平成2期の凌馬も黎斗もこの分類だと思う。 -- (名無しさん) 2023-01-31 10 39 46 王者のブランクデッキも20年ぶりに登場。ぶっちゃけ契約済みの紋章付きでもよかったとか言うのはたぶんNG。描写がないだけでブランク体に変身後、TV本編でもアウトサイダーズでも『近くにベノスネーカーがいた』だけでこの強さ。 -- (名無しさん) 2023-01-31 16 41 56 劇中(あらゆる龍騎の世界線は除く)では王蛇がスチールベントを持っていた事を神崎以外は最後まで誰も知らぬまま終わったと思われる。浅倉的には契約のカードを3枚も持っているうえに武器がなくなった相手を一方的に叩き潰す事には退屈しかないので敢えて使用しなかったのだろう。 -- (名無しさん) 2023-02-03 09 15 32 子供のせいで職務質問は草 -- (名無しさん) 2023-02-04 23 29 09 アウトサイダーズで王蛇のブランクデッキが出てきたのは、メイキングによるとプロデューサーと撮影スタッフが当時の龍騎の設定を忠実かつ律義に持ってきたためらしい。 -- (名無しさん) 2023-02-05 16 27 01 放送当時はクレームだらけだったそうだが、自分としては大好きな極悪キャラで、地元のイオンの玩具コーナーではエビルダイバーと契約してジェノサイダーが誕生するシーンが何度も流されていた。 -- (名無しさん) 2023-02-07 19 11 25 ジェノサイダーは着ぐるみのほうもちゃんと作られ、主にメタルホーンを兜にしたベノスネーカーの頭部は舌を含めてCGで描かれ、EPISODE FINALではドラグブラッカーに横倒しにされるなど所々で着ぐるみであることがわかるシーンも。その存在と機動性の無さからゾルダのマグナギガと対を生していて、互いのタイガのフリーズベントも食らっている。 -- (名無しさん) 2023-02-08 10 23 11 劇中、ハイドベノンは26話と43話の2回で、43話ではジャンプで逃げようとしたタイガに対してエビルダイバーに乗りながら左パンチを喰らわせている。RIDER TIMEではタイガに不意打ちのベノクラッシュを発動しているが、これは当てずっぽうではなく複数契約でフリーズ対策ができない他、タイガの手の内を知っていた浅倉の先手と思われる。 -- (名無しさん) 2023-02-23 22 47 09 日曜の朝に人間らしさはおろか、人間としての愛情を持たないが故に徹底的に人間を蹂躙できる怪物である事をちびっ子たちに教えた人物で、ポジティブに言えばひたすら戦いを愛し、戦いに生きた男。 -- (名無しさん) 2023-02-28 20 11 15 時を経て大幅に強化されるとは… -- (名無しさん) 2023-03-03 13 32 06 オーディンを倒したサバイヴが登場した今、本編じゃ凍結されたり三体纏めて爆殺されたりと寧ろデメリットのが目立ったジェノサイダーくんの明日はどっちだ。 -- (名無しさん) 2023-03-07 23 30 40 浅倉と最も良好な関係を築いているのは本来の契約モンスターであるベノスネーカーのみで、メタルゲラスとエビルダイバーはほとんどアドベントや必殺技のときだけ浅倉に協力している。36話で現実世界にメタルゲラスを召喚した理由は浅倉が護送車内での脱走を計画するにあたり、小回りが利く2足歩行型モンスターの長所を最大限活かすためとされ、狡猾や悪知恵というありがちな言葉では表現できない浅倉のヤバさが窺える。 -- (名無しさん) 2023-03-07 23 37 26 ギーツのHBVにも王蛇バックル共々登場決定。龍騎勢は令和になってからの出演頻度が凄まじい -- (名無しさん) 2023-03-26 11 52 07 ギーツのHBVでは萩野氏でバッファと再戦を果たす。藪から猛牛に襲い掛かる大蛇のように跳び箱からバッファを強襲。相変わらず道長を坊やと嘲笑するなどギーツ&リバイスの王蛇と同一であるとされる。最後はベノクラッシュでやられた意趣返しのゾンビストライクを喰らい、坊やではない事を認めた道長に王蛇レイズバックルを譲渡。自身と同じ紫のカラーリングを持ちながら動物モチーフは因縁深い弁護士と同じ牛という組み合わせのバッファに何を思っていたか。 -- (名無しさん) 2023-06-20 23 32 19 結局ライダーの力を持ってしても、浅倉のイライラは解消されなったのか。 -- (名無しさん) 2023-07-05 23 16 46 浅倉自身は別に何かを他者に伝える気はなかっただろうが、真司と蓮に「所詮、自分の気持ちと信じる何かは自分のもので愛する誰かを持つ者もそれを言い訳にしているだけ」と戦う理由を再認識させたと思う。実加の花の意味に理解もなく、戦う理由をあれこれ飾らなかった浅倉だからこそ暴いた真理もまた龍騎のテーマ。 -- (名無しさん) 2023-09-15 22 18 42 刹那的な衝動だけで生きる姿には恐ろしさと同時にどこか儚さもあったし、時々結構人間臭い場面も見せたりするから、完全悪でありながら不思議と憎めない奴でもあった -- (名無しさん) 2023-09-15 23 19 57 仮面ライダーの多様性という意味では大きく貢献した存在だとも言える。放送当時は、極悪非道なライダーなんて以ての外な空気があったけど、それから悪のライダーが当たり前のように登場するようになった。これに関しては浅倉だけの功績ではないけれど多種多様な仮面ライダー像を生み出しても問題ない雰囲気を作った龍騎という作品を象徴するキャラであることは間違いない。それにしてもよく犯罪者に威(字は違うけど)という偉大な先輩と同じ名前を付けようと思ったもんだ・・・ -- (名無しさん) 2023-09-17 22 25 20 本編では警官隊、小説だと龍騎ナイトファムゾルダにリンチされてるね。幻水2のルカ様みたいだ。 -- (名無しさん) 2023-10-23 23 58 46 NARUTOのマダラと言い、こいつと言い。戦闘狂キャラって脳筋と思わせての用心深い頭脳派の面もあるのがやべー奴たる所以よな -- (名無しさん) 2023-12-27 23 18 33 実加の花の意味を理解できない浅倉だが、北岡との決着をつける事に執着した浅倉は10数年ぶりとなる種子の某MSの映画のキャラの台詞で言えば、愛(歪な)が芽生えてしまったんだと思う。 -- (名無しさん) 2024-02-02 17 01 30 名前 コメント すべてのコメントを見る
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王蛇のブランチ ◆7pf62HiyTE 仮面ライダー浅倉威は犯罪者である。彼にデッキを与えた神崎士郎はある目的を企む神崎優衣の兄である。仮面ライダーは己の願いのために他のライダーと戦うのだ。 浅倉威は戦いを求めている。その為、浅倉は戦う相手となる人物を捜して市街地に向かっていた。 何故市街地に向かうのか?一番の理由は数時間前に出会ったキングからもたらされた鎌を持った参加者、浅倉は名前を知らないがキャロ・ル・ルシエを追う為である。 彼女に追いつく事自体は出来なかったが、市街地に向かったことは容易に想像出来た。それ故に浅倉は市街地に向かっていた。 とはいえ、実の所キングからの情報が無くても市街地には向かうつもりではあったのだ。 そもそも浅倉は天道総司と戦う為に彼を追っていたが、彼に追いついた後は他の参加者がいるであろう市街地の施設に向かおうと考えていたのだ。 なお、天道自体はキングが抱えていたが、浅倉は彼が負傷していたという事もありその場では見逃している。 さて、『戦いを求める』という願いを持つ仮面ライダー王蛇浅倉威は今現在…… 「焼けたか」 と、焼き上がった肉にかぶりついた。十分に焼かれた肉は肉汁がしたたり誰が見ても旨そうに見える。 「熱ぃ」 焼きたての肉は熱く舌を火傷しそうになる。 そう、浅倉はF-6のレストランで肉を食べていたのだ。何故、戦いを求めていたはずの浅倉がレストランにいたのだろうか?ここで時間を少々遡ってみよう。 ★ ★ ★ E-6に入った浅倉が見たのは倒壊したビル街である。エリアが崩壊した理由は数時間前に行われた相川始とエネルによる戦闘……正確にはエネルの雷による攻撃によるものだ。 とはいえ、浅倉にしてみれば誰が行ったかなど特別問題ではなく、その場所で戦いが起こったことの方が重要である。 「随分時間が過ぎているようだな」 崩壊したビルから出てくる煙等から判断して、その戦いが行われてから既に数時間経っているものだと浅倉は判断した。 「流石にこの辺りにはいないだろうな……」 既に戦いを行った者はこのエリアには居ないと浅倉は結論付けた。もしかしたらこのエリアを散策すればもしかすれば負傷し動けない参加者がいるかもしれない。 だが、戦いを求めている浅倉にとっては戦えなさそうな参加者になど興味はない。浅倉が求めているのは自分と戦える参加者なのだ、故に浅倉は早々にこのエリアから移動しようと考えた。 さて、浅倉の表情には笑みが浮かんでいる。何しろエリア1つを崩壊させる程の参加者なのだ、それだけの参加者と戦えるのは浅倉にとって至上の喜びである。 だが、出会えないのであれば現状でそれに固着する必要はない。あれだけの参加者だ、そうそう簡単に死ぬことも無いだろう。ひとまず浅倉は移動を始めようと…… その時、浅倉の身体から音が響いた。 「腹減ったなぁ……」 それは浅倉の空腹を告げる音である。考えても見ればこの殺し合いが始まってから既に10時間弱、それまでに浅倉は何一つ食べていない。 元々浅倉はそれ程食事には恵まれていなかったので多少の空腹など問題にはならない。その為、これまでは食事よりも戦いのことを優先していた。 また、つい先程まで同行していたヴィヴィオとシャーリー・フェネットも殺し合いという異常な状況、放送による母親や友人の死のショック等で食事をしよう等とは言わなかった。 故に浅倉はこれまで食事を一切行っていなかったのである。 とはいえ何時までも空腹でいるわけにはいかないだろう。浅倉自身も本能的に空腹では戦えないことはわかっている。だからこそ浅倉は何か食べようとデイパックを開けた。 そして中からパンを出しそれをほおばる浅倉であった。その浅倉が思うことは…… 「肉が食いてぇなぁ……」 浅倉は肉を食べたかったのだ。 ここで参加者に支給された食料を簡単に説明しよう。各々のデイパックの中には丁度9食分の水と食料が入っている。つまり、主催者としては約3日間の期間を想定した上で殺し合いを行っているという事である。 さて、その中身だが何処でも食べられるように調理の必要が無い、もしくは簡単な調理で済むものばかりである。つまり、パンや缶詰及びレトルト食品等といったものばかりなのだ。 なお、余談ではあるが各種施設には食料が置かれている所もある。仮に食料が無くなればそちらで補充する手段もあるだろう。しかしそうそう甘い話などあるはずがない。 現実としてスーパーにも食料が置かれていたがどれも生の物ばかりでレトルト食品の類は見付けられなかった。 またデパートにも食料が置かれていたがやはりすぐに食べられそうな物は野菜かパンばかりでだった。 恐らくは他の施設でも調理の必要が無い物はせいぜいパンかおにぎり、野菜ぐらいしか見付けられないだろう。 閑話休題、先程も述べた通り支給された食料はパンや缶詰といった物ばかり。空腹を満たすだけならば十分に事足りる。 しかし、浅倉はそれだけで満足出来なかった。浅倉の中は肉汁の滴る肉を食いたいという欲求が湧き上がっていた。 勿論、食料の中に肉の類が無いことも無いが、保存食に適した缶詰の肉等で浅倉の欲求が満たされるわけもない。 その浅倉は周囲を見回す。その理由はその辺にいるトカゲ等の動物を探す為である。浅倉は非情に悪食でトカゲも平然と食するし、ムール貝も殻毎食べようともする。仕舞には泥すらも喰う人物だ。 つまり、浅倉はトカゲを見付けそれを食しようと考えたのである。しかし、市街地にトカゲなどいるわけがない。 そんな中、浅倉はある事を思い出す。 「待て……そういえばここに来てから虫も動物も見てねぇな……」 それは、参加者以外の動物や虫を一切見かけていないという事である。市街地であればともかくこれまで浅倉のいた森の中でも動物や虫の類を見かけないというのは奇妙な話である。 特に空腹時にトカゲ等を捕らえて食していた浅倉から見ればある意味異常だろう。なお、これまで気に留めなかったのは戦いを求めていた為気にしなかったからというのは言うまでもない。 「まぁいい……」 が、別に狩りをしたいというわけではない為その事については深く考えないことにした。無い物をねだっても仕方がないと考え、パンを頬張りながら次の目的地をどうするか考える為地図を広げる。 「ん、これは……」 そして、今の自分の目的が果たせる場所が近くにあるのを見付けたのだ。 ★ ★ ★ その場所こそがF-6にあるレストランだったのだ。言うまでもないがレストランは食事を行う所だ。つまり、中には食料……肉がある可能性は高い。 肉を食べたい浅倉はすぐさまそこへ向かったのだ。仮に他の参加者がいるのであればそれはそれで好都合、一応パンを食していることで空腹は満たされている為戦うことには支障は無い。 参加者がいなければそこでゆっくり肉を食えばいい、浅倉はそう考えレストランに向かったのだ。 幸か不幸か今までにレストランには他の参加者は一切来ていなかった。つまり、全く手つかずの状態で置かれていたのだ。 戦いが出来ないことについては正直残念ではあったが、今の目的は肉……浅倉はすぐさま厨房に入り肉類や魚介類、野菜類といった食料を見付けた。 そして見付けた肉を使ってレストランの調理道具を使いすぐさま調理を始めたのだ。そして見事に焼き上がった肉を食していたのである。 「ふぅ……」 食事を終えて満腹となった浅倉は少し休むことにした。ちなみにレストランで見付けた他の食料や、包丁やナイフ、フライパンといった調理器具はデイパックに収められている。 また肉を食いたいと考えていたというのもあるし、包丁等は武器として使えると考えたのだ。 当初はある程度絞ろうかと考えたが、物を入れていく内に質量と体積を無視している事に気が付いた浅倉は使えそうな道具はある程度多めに持っていくことにしたのだ。 自身の持っている仮面ライダー王蛇のカードデッキがあるならば武器に固着する必要は無かったが、手元にそれが無い以上はどうしても他の武器が必要なのだ。 手元にはヴィンデルシャフトとマシンガンブレードがあるにはあるが、使い慣れていない武器で戦えるかは正直微妙、アテにはしきれない。故に武器として使えそうな物を確保したのだ。 そして浅倉は手持ちの武器を眺めながらこれからの事を考える。 「こいつはどうしたものかな……」 浅倉はデイパックから出したベルトを見つめていた。キングから渡された仮面ライダーカブトの変身ベルトである。実の所、キングから受け取った時はこれで仮面ライダーに変身出来ると驚喜してはいた。 しかしすぐさまそれは頓挫する。何故ならベルトには何かを填め込む所があるが、そこに填め込むべき物がなかったのだ。これでは仮面ライダーに変身出来ないことは浅倉にも明白だ。 ちなみに浅倉達が使うカードデッキの場合は変身する際にVバックルというベルトが出現する為、カードデッキさえあればすぐさま変身出来る。 だが、カブトのベルトはそうはいかない。変身しようと思っても都合よくはめ込む物が現れるという事は無いのだ。お陰で浅倉の苛立ちは頂点に達したのである。 だが、口うるさいヴィヴィオやシャーリーと別れ、空腹も満たされ、武器の補充も完了した今の浅倉は冷静だ。 「無いなら探せばいいんだろう?」 填め込むべき物を探せば良いと考え、これから戦う相手を捜すついでに探せばよいと結論付けた。 但し、浅倉は気付いていないが実の所そんな必要は無いのが現実だ。カブトのベルトで変身する為には浅倉の推測通り、カブトゼクターと呼ばれる物が必要だ。 しかし、そのカブトゼクターについては実は参加者には支給されていない。支給されているのはカブトの力を強化する為のハイパーゼクターやパーフェクトゼクターで変身する為のゼクターは支給されていないのだ。 では、どうしたらカブトゼクターを入手する事が出来るのだろうか? 答えは簡単だ、カブトゼクターは変身する時において何処かから飛来してくるのだ。それを使えば変身することが出来る。 但し、その為には条件がある。それはカブトゼクターに認められなければならないということだ。カブトゼクターが認める為の条件……それは『自信』である。精神的にそれが満たされていればゼクターは変身者の元へと飛んでくるのだ。 ちなみにこのカブトのベルトが支給されたのはキングである。しかし、カブトゼクターはキングを認めなかった。故にキングはカブトへと変身することは出来なかったのだ。 もっとも、キングにしてみれば本来の持ち主である天道がベルトを所持していないことで変身出来ない事の方が重要だった為、全く気にしていなかったが。 さて、ベルトの本来の持ち主は天道である。天道はその名が示す通り自信に満ちあふれており当然のことながらカブトに変身する資格を満たしている。では、他の参加者の中にその資格を満たす人物はどれだけいるだろうか? 雷となりて自らを神と名乗る男、 赤いコートを着て闘争を求める吸血鬼、 偉大な妖怪を父に持つ妖怪、 愛と平和を訴える男の兄で人間を抹殺しようと目論む男、 元の世界にて人類抹殺を行おうとする片翼の天使、 帝国を破壊しようと目論む漆黒の皇子、 既に死亡している者もいるが彼等ならばカブトゼクターも認める可能性はあるかもしれない……では、浅倉をカブトゼクターは認めるのだろうか? 今はまだ何処かで浅倉を見定めているのかもしれない、浅倉を認めるかどうか……それはまだカブトゼクターにしかわからない話である。 そんなカブトゼクターの思惑を余所に、浅倉の中には別の思惑もあった。 「天道だったか?今度奴に会ったらコイツを返してやってもいいな」 それは、次に天道と会った時にカブトのベルトを返すというものである。 カブトのベルトが天道の物だという話は既にキングからも聞いている。しかし負傷している天道ではベルトを使えないということでキングはベルトを浅倉に渡したのだ。 となればだ、仮に天道の怪我が回復し戦える状態になったならばベルトを返すというのも良いと考えたのだ。 勿論その理由はその後で自分と戦ってもらう為である。もっとも、填める物の無いベルトが使えるとは思えないとも浅倉は考えていたが。 その最中、浅倉は残る2つの武器を見つめる。マシンガンブレードに関しては深く考えることはない。普通にマシンガンとして使える武器だと考えた。とはいえどうせならば剣とかの方が良いと浅倉自身は考えていたが。 続いて、ヴィンデルシャフトを起動して改めて回してみる。トンファー型ということで、浅倉にしてみれば少々使いにくい武器というのは言うまでもない。とはいえ、他に使えそうな武器が無い以上は仕方がないと考えていた。 と、暫くヴィンデルシャフトを回したり調べている内にあるものを見付けた。 「何だこれは……?」 それはヴィンデルシャフトの柄の所に存在するカートリッジシステムである。最初は何の事かわからない浅倉だったが眺めていく内にあることを思い出した。 「そうか、こいつはあいつらが使う武器と同じ……」 それはこの殺し合いに呼ばれる前での話だ。浅倉達仮面ライダーの戦いを妨害する者が自分達の前に現れたのだ。 浅倉は仮面ライダーになる際に士郎よりその人物達の事を大まかに聞かされていたのだ。 そう、その人物こそが高町なのは達なのだ。浅倉が実際に彼女達と遭遇したのは一度しかないが、ヴィンデルシャフトは彼女達の使う武器と系統が近かった。 「コイツを使えば連中と同じ事が出来るというわけか……どうやら、考えていたよりは使えそうな武器らしいな」 確かにデバイスを使えば浅倉でもある程度の魔法を使うことが出来るだろう。真面目な話、浅倉が魔力を扱えるかどうかは不明だがカートリッジを使えば純粋に攻撃力を強化することが出来る。 事実として魔力を扱えない少女でもある吸血鬼の両腕を切断した上で更に身体を切り裂いた事が出来た事からもそれは明らかだ。その事を知らない浅倉ではあったが、カートリッジシステムは十分に使える物だと考えていた。 「待てよ、確かあのガキのママって奴の名前は……」 その最中、浅倉はヴィヴィオが話していた『高町なのは』の事を思い出す。ヴィヴィオの話など殆どまともに聞いていない浅倉ではあったがなのはの事ばかり話していた事もありその事は覚えていたのだ。 ヴィヴィオによるとなのはは優しくて強いという話であった。とはいえ、子供の言う『強い』など殆どアテにしていなかった為、その事については殆ど気に留めていなかった。 浅倉にとって重要だったのはヴィヴィオを餌にして他の参加者をおびき寄せる事でしかなかった為、ヴィヴィオの話など殆ど聞き流していた。 だが『高町なのは』という名前を冷静に思い出した浅倉にとってこれは重要な意味を持つ。 「奴のママも『高町なのは』だったな……あのガキの名前も『高町なのは』……どういう事だ?」 そう、先程も述べた通り浅倉はこの殺し合いに呼ばれる前にもなのはと遭遇しているし、彼女についての話も士郎から聞いている。 だが、その情報には大きな差異が見られる。 士郎から聞いた『高町なのは』は9歳の子供、ヴィヴィオから聞いた『高町なのは』は大人の女性でヴィヴィオのママ、 同じ名前でありながらその人物像には大きな差異が見られる。 「確か名前が2つあったな」 浅倉は改めて名簿を確認する。 実の所、名簿自体は来た時点……ヴィヴィオと遭遇する前にも一度確認はしている。だが、知り合いや仲間、守るべき者のいない浅倉にとって名簿確認は自分と戦うべき強者を確認する為のものでしかない。 さて、名簿を見た限り元の世界にいた仮面ライダーの名前は誰一人としていなかった。士郎と同じ姓を持つ優衣の名前が気になった物の2人の関係に興味など無い浅倉にしてみればどうでもいい話だった。 しかし、名簿の中には士郎から聞かされた仮面ライダーの戦いを妨害する者達の名前があったのだ。 高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやて、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、クロノ・ハラオウン、ユーノ・スクライア 仮面ライダーの戦いを妨害する者である彼女達の名前を確認した浅倉はその存在をマークしていたのだ。ちなみになのは、フェイト、はやての名前が2つあったもののその時の浅倉は特に気に留めてはいなかった。 ちなみに浅倉が実際に遭遇したのはなのは、はやて、シャマルの3人しかいない為、彼女達以外の実力については知らないが、彼女達の実力を踏まえて相当な物だということは予想出来ていた。 その為、先程の放送でなのは、シグナム、クロノの死亡が知らされた時には戦える相手が減ったことで僅かながらも悔しさがあった。もっとも、他の奴を探せばいいと特に引きずる事もなかったが。 さて、これまで浅倉はずっと『高町なのは』を9歳の少女だと思っており、名簿にでている『高町なのは』は彼女の物だと思っていた。 だが、ヴィヴィオの話では『高町なのは』は大人の女性とある。そうなれば名簿にでている『高町なのは』は彼女の物の可能性があるという事にはならないだろうか? そして、名簿には何故かなのは、フェイト、はやての名前が2つずつ存在する。もし、これに意味があるとしたらそれは何だろうか? だが、浅倉はその事について深くは考えず、シンプルな結論を出した。 それは、言葉通りなのは、フェイト、はやては2人ずついるというものである。そして、彼女達の片方が浅倉の知る9歳の彼女達で、もう片方がヴィヴィオの話していた大人の彼女達だと結論付けた。 ちなみに、大人のフェイトがいる事についてはヴィヴィオとシャーリーの会話が耳に入った時に彼女の名前が出ていたことからの判断で、大人のはやてについては大人の2人がいることからの推測である。 無論、どうして同じ名前で年齢の違う2人がいるのかは引っかかるが、浅倉はそれについては特に考えていない。何度も書くが浅倉の目的は戦うことでしかないからだ。 となれば、この後なのは達を探すというのも良いだろうと浅倉は考えた。 既に死亡しているなのはがどちらなのかは分からないが、9歳のなのはの実力は確かな物だし、大人のなのはにしてもヴィヴィオの言葉を信じるなら強い相手という事になるのでどちらにしても相手としては相応しいだろう。 更に、大人のなのはに遭遇したならばヴィヴィオの名前を出せば戦いに応じる可能性は高い。探す意味はあるだろう。 その一方、浅倉は自身が持っていたカードデッキの事を考えていた。ある程度の武器が揃った為、戦う分には困らない。だが、浅倉は仮面ライダーだ。 出来うるなら仮面ライダーとして戦いたいのが本音である。果たして、自身の持っていた王蛇のカードデッキは何処に行ったのだろうか? 「そういやプレシアが言っていたな……武装を解除してランダムで支給したと、ならば支給された奴から奪い返すだけだ」 今更ながらに最初の場所でプレシアが参加者の元々持っていた武装を解除してプレシアサイドで用意した幾つかの道具と混ぜてランダムに支給した事を話していたのを思い出した。 実際、浅倉がそこまで考えているかは別にして浅倉自身の支給品もその辺にありそうな鉄パイプはともかくぬいぐるみはヴィヴィオの所有物であったし、クラールヴィントはシャマルのデバイスだ。 それから見ても、参加者の武装がその持ち主本人にそのまま支給されている可能性は低く、他の参加者に支給されている可能性は高い。 また、参加者がある支給品を支給されていても、それが元々その参加者自身の支給品である可能性は低い。むしろ他の参加者の所有物の可能性が高いと言えるだろう。 もっとも、幾つか例外は存在し参加者の所有物や武装が持ち主自身に支給されているもしくは没収されずにそのまま残っている参加者は何人かいるが、それは稀なケースだ。 なお、先程も述べた通りこの事はプレシアが最初に話していた事、つまり参加者全てに与えられている情報だ。 だが、ある参加者はその事実を見落としている……もしくは聞き逃している、忘れているだけかもしれないがその為に致命的な勘違いをしている。 その参加者はつい2,3時間程前まで浅倉と同行していたシャーリーだ。彼女の父親はゼロと名乗る仮面の男の行動に巻き込まれて死んだ……ゼロに殺されたと言ってもいいだろう。 偶然にもシャーリーはこの場においてゼロの身に付けている仮面が支給された参加者……天道と遭遇出来た。 彼女はあろうことか仮面を天道が持っていたことで天道をゼロだと決めつけてしまったのだ、天道自身もプレシアが入れたと話したにも関わらず全く信じていない。 勿論、彼女の心情を考えれば、プレシアの話を忘れていたり、天道の言葉を信じられないのも無理は無いだろう。 しかし彼女はその後自分を含めた参加者数人の支給品を確認している。ヴィヴィオのぬいぐるみやシャマルのクラールヴィントを浅倉が持っていた事を知っているし、 シャーリー自身に支給されたヴィンデルシャフトやマシンガンブレード、銃が本来は誰の物かは知らないものの彼女自身の物ではない事も当然わかっている(余談だが銃の本来の所有者はゼロである)。 そこから冷静に考えれば、ゼロの仮面も天道の元々の所有物ではない可能性がある事に気付きそうなものだが……果たして彼女はいつまで勘違いを続けるのだろうか? もっとも、もしかしたらその勘違いに気付きゼロの仮面の本来の所有者……ゼロの正体を知らない方が彼女にとって幸福かも知れないが、それはまた別の話である。 閑話休題、 何はともあれプレシアの言葉を信じれば自身の武器ともいうべき王蛇のカードデッキも他の参加者に支給されているのは想像に難くない。その人物を探し出して奪い返せばいい、浅倉はそう結論付けた。 そして浅倉は首に手を当てる。そこにはプレシアによって嵌められた首輪が着けられている。 「この首輪……イライラさせる……」 首輪はこの殺し合いを嫌がる参加者に強要させる、プレシアに刃向かうのを阻止する為の物だ。 殺し合いからの脱出を目論む参加者については邪魔な物でしかないが、殺し合いに乗った参加者については別に邪魔な物ではない。 また、殺し合いに乗っていても最終的にプレシアも殺すつもりの参加者にとっては邪魔だが、そういった意志がなく放送で言っていた願い事を叶えるつもりの参加者ならば邪魔ではない。 さて、浅倉にしてみればどうだろう?浅倉は殺し合いに乗っていて、なおかつ現状プレシアを殺そうと考えてはいない。願い事については現状考えていないが、せいぜい『戦いの続行』といった所だろう。 しかし、浅倉にとっても首輪は邪魔な物だった。 何て事はない、首輪をさせられているのが気に入らない、イライラするといった単純な理由だ。 だが、その単純な理由であっても浅倉は機会さえあれば首輪を外したいとは思っていた。とはいえ、機会があれば程度でそれに固着するつもりもなかったが。 さて、これから浅倉はどうするのだろうか?このまま戦いを求め他の参加者を捜しても良いがもう少し休んでもいいだろうと考えていた。 それに時計を確認した所11時を過ぎている。12時になれば放送が流れる、放送となれば新たな死亡者、禁止エリア等といった新たな情報が入る、今後の戦いの為にも放送は聞いておきたいと考えていた。 勿論、それまでにレストランの食料目当て等で他の参加者が来たのであればその人物と戦うつもりではある。 では、放送が終わり情報がまとまった後はどうするか?放送の内容にもよるが、戦える参加者を求めて市街地にある人が集まりそうな施設に向かうのも良いだろう。 しかし、ここで浅倉の脳裏にある手段が浮かぶ。 別にこっちから参加者を探しに行くばかりが能ではない。逆に向こうからやって来るのを待ちかまえるというのも1つの手である。そう、何かしらの手段で他の参加者を誘き寄せ、彼等を迎え撃つという手段だ。 問題はどうやって参加者を誘き寄せるか……浅倉はレストランの厨房のコンロを思い出し…… 「燃やしてみるか?」 【1日目 昼】 【現在地 F-6 レストラン】 【浅倉威@仮面ライダーリリカル龍騎】 【状態】右手に火傷、満腹 【装備】ライダーベルト(カブト)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、マシンガンブレード@仮面ライダーカブト 【道具】支給品一式、ヴィンデルシャフト@魔法少女リリカルなのはStrikerS、肉×10kg、魚×10kg、包丁×3、フライパン×2、食事用ナイフ×12、フォーク×12 【思考】 基本:戦いを楽しむ。戦える奴は全員獲物。 1.放送まで休む。但し、放送前に誰かが来た場合はそいつと戦う。 2.放送後、戦える者を探す為市街地にある施設に向かうか?もしくはレストランを燃やし他の参加者を誘き寄せようか? 3.王蛇のカードデッキ、及びカブトのベルトに填める物(カブトゼクター)を探す。 4.回復した天道と戦う時にはベルトを返した上で戦う。 5.なのは(sts)と遭遇した時にはヴィヴィオの名前を出してでも戦ってもらう。 6.キング、鎌を持った奴(キャロ)、なのは、フェイト、はやて、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、ユーノと戦う。 7.首輪にイライラ、外したい 【備考】 ※プレシアは殺し合いを監視しており、参加者の動向を暗に放送で伝えていると考えています。 ※ヴィンデルシャフトのカートリッジシステムに気付きました。 ※カブトに変身できる資格があるかどうかは分かりません。 ※なのは、フェイト、はやては自分の知る9歳の彼女達(A s)とヴィヴィオの言っていた大人の彼女達(StS)の2人がいると考えています。 Back Paradise Lost(後編) 時系列順で読む Next 未知あるいは既知との遭遇 Back 三人の印象 投下順で読む Next 暇をもてあました神々の遊び Back 三人の印象 浅倉威 Next 狼煙
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,イ 〉/`ヽ、_ _,ィ'',\ / / | | \ ヽ _,/ヽ、 ヽ、 | | | ', ,r '´-ァ‐‐-ヽ、_`ー-、/_/\ヽ、_/ 〉、 l l 三l _ `゙゙゙`''' /\`ー-─'´" l ヽ、 ', ',三', ヤニ二二`ー-、 ̄ ̄_,,, -─, l三./ ', ',三',ヽ=ニ二`ニ二'_ '-‐ニ二 /三/ ', ',三', =ニニニ二ニl 三ニニ=./三/ ヽヽ=ヽ ,‐-、_ __'-‐‐' /三/ `i lヾ`ヽ、l r、_  ̄__,,`l /三/ l__l ヽ、`ヽヘ  ̄ // / / l lヽ ', `ヽー' ´ `ヽ、_//´ _` ヽ、_ ,r‐l \ ヽ_| l/`ヽ , < / ` ー 、 /´/ l `ー-───-'_/ ∧ , < /.', /,>- 、_ __/ l、 _, ィ´ , ィ `ー- 、___ _,, - / /./. ', l l l`´ ̄ / l /´ , ィ // / / /. ', l l `ー、 ヽ, / / _,ィ ´ , -─‐'´/ / / / アステールに所属する仮面ライダー。
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仮面ライダー王蛇ブランク体 種類:Sユニット カテゴリ:ワイルドビースト BP:500 SP:- 必要パワー:0 追加条件:なし CN:なし 特徴:仮面ライダー/男/ミラーライダー テキスト: なし フレーバーテキスト 契約の蛇を失い脱落するその刹那ですら、邪悪なる性(さが)はその眼光に宿り続けた…。 イラストレーター:NAKAGAWA レアリティ:ノーマル 作品:仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL 収録 ザ・マスクドライダーEXP vol.3 自販:パック カード評価 このカード単体ではただのバニラ。アドベントやボルキャンサーと組合わせれば役に立たないこともないが、原作を再現したネタカードという印象がどうしても拭えないのが現状。 関連カード 特徴「仮面ライダー」関連 特徴「男」関連 特徴「ミラーライダー」関連 コメント WBで、500のバニラのSユニットって、本当に使わない。ただ、見た目とフレーバーテキストに反して、前線にも出られるし、アタックも出来るw -- 桃 (2016-04-17 08 55 43) 名前 コメント
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使用キャラ 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー王蛇サバイブ
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相楽 王蛇 (さがら おうじゃ) 身長 194cm 体重 81kg 神人類。武具の神。 相楽三蛇兄弟の長男。 苛烈な性格で、一度決めたことは絶対に曲げない。意外と一般常識に欠ける。破壊を楽しむ性格で、やるなら徹底的にやる性格。若干暑苦しい。 白髪で白眼。斬ったり斬られたりするほど髪と眼が紅く染まってゆき、真っ赤になると真の実力を発揮する。 体のあちこちに蛇の刺青を入れている。常に雑草を咥えているが、たまに口に痺れを感じるらしい。 何でも突き通す神力と、何でも防ぎ通す神力を持つ。矛盾の体現者。 神器は盾の付いた矛。 「我が矛は全てを貫き、我が盾は全てを防ぐ!」 「良かろう!いざ、尋常に、勝負!」 「全てを壊し、灰燼へと返してくれようぞ!」
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使用キャラ 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー王蛇
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RK-068 仮面ライダー王蛇 種類: カテゴリ: BP: SP: 必要パワー: 追加条件: CN: 特徴: テキスト: 対応FAQ なし