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0340:大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ◆saLB77XmnM そしてこれはマジック&ウィザーズの基本知識になるのだが、ゲーム内で生け贄――破壊されたモンスターは、自軍の墓地へと置かれる。 その際モンスターに付けられた装備カードの類は手札に戻ることはなく、そのままモンスターと一緒に墓地に送られる。 つまりは、アミバの装備も一緒に。 ここで問題なのは、アミバの持っていた荷物。クリークの大盾はともかく、中にはとても衝撃に弱い代物が混じっている。 ジャスタウェイ――ちょっとの衝撃でも爆発は免れない、紛れもない"爆弾"である。 本来なら狙った標的一体に対し、生け贄にしたモンスターの攻撃力×2だけだが、今回はそれにジャスタウェイの爆発力が加算され…… 「ヒャハハハハハハハハハハー!!! こいつぁスゲェ! 予想以上の威力だぜ!!」 結果、周囲を巻き込むほどの大爆発を巻き起こした。 あたり一面焼け野原とは、よく言ったものだった。 周囲には木々の残骸と燃え上がる炎、どす黒い硝煙に覆われ、数秒前までの森の形は見る影もなかった。 「ぐ……っくしょ……う」 倒れた木々の残骸から、立ち上がる人影が一つ。 「っ痛つ……ったく、一体何が起こったってんだ?」 荒っぽい動作で地表に立ち上がったのは、あの瞬間アミバの(フレイザードの)標的となっていた世直しマンから一番遠く離れていた人物、桑原和馬だった。 爆発の衝撃の際に身体を打ったのか、全身が軋むように痛む。あの一秒にも満たない一瞬の中で、桑原は動くことしか出来なかった。といっても、完全に逃げ通せたわけでもない。 助かったのは、運がよかったとしか言いようがない。桑原はチッと舌打ちをしながらも、周囲を見渡し被害の状況を確認する。 「あ……うう……」 幸運なことに、すぐ近くの足元には翼が転がっていた。 桑原と同様に木の下敷きになっているが、どうにか自力で抜け出せる程度だ。もしかしたら、この木がうまく爆発の衝撃を和らげてくれたのかもしれない。 「……無事か? 和真、翼」 桑原が翼を助け起こしている横から、三人目の生存者が姿を現した。 「JOJO君。よかった、君も無事で……」 「――空条!?」 空条承太郎は常の平然とした姿――とは言いがたかった。 もしかしなくても爆発による被害だろう。承太郎の左半身は焼け焦げ、むき出しになった左腕は見るに耐えない火傷で覆われていた。 「騒ぐな二人とも。少々しくじっちまったが、見た目ほど酷くはない」 「でもそれ……ひょっとしたらJOJO君、俺たちを守るために……?」 「な、そうなのかよ空条!?」 「JOJO君のスタンドなら、できるよね?」 珍しく、翼に感づかれた。 「……さすがにあれは俺としても予想外すぎたんでな。どうにか時を止めて、転がっていた大木を盾代わりにするくらいしかできなかった。それで自分をカバーしきれなかったってんだから、笑っちまう」 そう言いながら、承太郎は苦笑する。 あの一瞬、『スタープラチナ・ザ・ワールド』で時を止めた承太郎は、どうにか防御だけでもと思い、『スタープラチナ』のスピードを生かして身近にいた二人を大木で守った。 自分の左半身に当たるところまで防げなかったのが手痛いが、どうにか命は取り留めている。問題なのは、『スタープラチナ』でもカバーしきれなかったあちらの方。 「世直しマンは……世直しマンたちは無事なのか!?」 叫ぶ桑原に、反応は返ってこない。次第に黒煙が晴れていき、 「……くっそ」 「一体……何が……」 大事無い身体で静かに起き上がるボンチュー、ルキアと、 「………………」 その二人を覆うように仁王立ちした、世直しマンの姿があった。 「世直しマン……?」 その存在に気づいた者が、一人二人と声をかける。しかし、それらの返事は返ってこない。 よく見れば、世直しマンを覆っていた煌びやかな鎧は継ぎ接ぎのように剥がれ、半壊していた。 ピッコロとの戦闘においても損傷らしい損傷のなかった、あの世直しマンの鎧が。 「世直しマン……?」 鎧の半壊は、爆発による威力の大きさを物語っていた。 そして、鎧を半壊させるほどまでの衝撃を受けた中身――世直しマンは無事なのかどうか。 「世直しマン……!」 返らぬ返事が、一同を不安にさせた。 「………………がはっ」 静かに漏れた呻きと共に、宇宙をまたに駆けるヒーローの足は、折れた。 「世直しマァァァァァァンッ!!!」 絶叫が木霊した。 「……説明してくれ、空条。さっきの一瞬、一体何が起こったってんだ?」 状況の解析を求める桑原ら四名の視線が、『スタープラチナ』を通して全てを見ていた承太郎に向いた。 「あっちの方角に反りたった丘が見えるだろう? あそこから俺たちが追っていたアミバが飛んできた」 「飛んできたって……?」 「そのまま文字通り、"飛んできた"んだよ。その丘の上には、ぼんやりとだが人影も確認した。おそらくは」 「フレイザード!」 該当する人物は、もはや一人しかいない。 「おそらくは何か特殊な支給品を使ったはずだ。あの姑息な自称天才が、自分の身を捨ててまで俺たちを殺そうなんて思うはずもないからな」 「となると……全部そのフレイザードって奴がけし掛けたってわけか」 「………………許せん!」 結論は推測の域を出ないが、『スタープラチナ』の見た先に誰かがいたというのなら、そいつが黒幕である可能性が高い。 「……お? おいッ!? どこ行くんだボンチュー、朽木!?」 そして、そいつは紛れもなく。 「……フレイザードは」「俺たちの敵だ」 穏やかに、それでいて底知れぬ怒りを含めた声で、ボンチューとルキアが言う。 二人が足を向けた先は、アミバが発射された方角。まだそこにいるであろう、まだ殺しの余韻を味わっているであろう真の悪に、怒りをぶつけて。 「まさか……戦いにいくつもりか!?」 世直しマンを襲った突然の悲劇に、二人の感情は押さえが利かなくなっていた。 もちろん、この男も。 「……おもしれぇ! なら俺も行くぜ!! この桑原和馬様をコケにしたヤローだ、直々にぶっ飛ばしてやらなきゃ気が……」 「カズマ、おまえは駄目だ」 意気揚々と戦意を向上させる桑原に、承太郎の冷静な横槍が入った。 「っなんでだよ空条!?」 「今の爆発で他の誰かが寄ってくる可能性がある。ここからはさっさと離れた方がいい。おまえは世直しマンを運んでやってくれ」 「そんくらいテメー……!」 言いかけて、桑原は気づいた。 承太郎の焼け焦げた左半身。そうなのだ。彼とて重傷の身。今でこそ平然と話しているが、ダメージは確かに負っているはず。 重傷二人を翼に任せて放置など、危険極まりない。 だったらいっそ全員で、とも思ったが、ボンチューとルキアはもはや承太郎の言うことなど聞くつもりはなかった。 今、もっとも"ホット"なのはこの二人。桑原の方が、まだ微かに"クール"だった。 「ちっ、しゃあねぇな」 妥協した桑原は、気持ちを落ち着かせてボンチューの方を見やった。 「ならせめて、これを持っていきな。いくらなんでも丸腰じゃあつれぇだろ」 「……こ、これは――!?」 桑原はボンチューに向けて渡したかったのだが、その刀に驚嘆の声を漏らしたのは、死神を名乗るルキアだった。 斬魄刀。死神が虚を狩るために用いる専用の刀である。 「これを私に貸してくれ!」 ルキアはやや強引に斬魄刀を奪い取ると、すぐに刀との『対話』を始めた。 通常、死神の持つ斬魄刀は『始解』を行うまでは皆同じ形状で留まっている。故に、死神は刀と『対話』をし、名前を聞くことでその斬魄刀を誰のものか識別するのである。 「……やはり私の持つ『袖白雪』!」 その刀の正体は、ルキアが愛用する現在尸魂界で最も美しいとされる斬魄刀だった。 「なんだぁ? こいつは元々朽木の刀だったのか? だったら遠慮することはねぇ。持っていきな」 「すまない……だがこれがあればなんとも心強い。恩に着るぞ!」 そう言って、ルキアは斬魄刀を握り走り出していった。 あとに続こうとするボンチューが、 「…………世直しマンのこと、頼んだぜ」 「わぁってるよ。俺の名にかけて、死なせやしねぇ」 桑原にそれだけ言い残し、去っていった。 そんな光景を影から覗く男が一人。 「…………」 近場で起こった爆発に引かれ、様子を窺う男は、どうするかを思案していた。 (……相手は四人。しかも全員怪我人じゃないか) これはさすがに有利すぎる……絶好のチャンスともいえる。 (どうする……やるか? 俺にやれるか?) 悩む男は、志半ばに散っていった友のことを思い出し、 (……いや、俺がやらなきゃいけないんだよ) 意を決して、影から飛び出した。 ボンチューとルキアが去って数分後。 「やいやいやいやいやい!」 世直しマンを担ごうとしていた桑原達の前に、新たな来訪者が現れた。 「あとで絶対に生き返らせてやるから、ここは黙って俺に殺されな!」 拳法着に身を包み、意気揚々とおかしな発言をする男に、皆は訝しげな視線を送る。 特に桑原は、ヤンキーらしい睨みを利かせた目つきで牽制する。 「……誰だテメー」 「俺様の名前はヤムチャ! 地球人の中で一番強い男だ!!」 電波かなにかなのか。それとも、翼と同じように『クレイジー』な人種なのだろうか。 心中で早くも「やれやれだぜ」と呟く承太郎の横で、押さえが聞かなくなった男はついにぶちギレた。 今回は承太郎が止める理由はない。というよりもむしろ、ここを満足にやり過ごすには桑原の力が不可欠だった。 「……俺は今最高にキテるからよ……あんまふざけたこと言ってると……」 ぷるぷる震える桑原の拳を見て、承太郎はまた呟いた。 「ぶっ飛ばすぞゴラアアアアアァァァァァァァァァァアァァ!!!」 「…………やれやれだぜ」 舞台は再び薄暗い森の中へと突入していた。 どこかに潜んでいるであろうフレイザードを探し、疾走するボンチューとルキア。 暗闇からの奇襲など恐れず、目指すは敵の影唯一つ。かならず見つけ出し、今すぐ倒す。 『オオオオオオオオオオオーン!!』 「――!」 けたたましい雄叫びと共に、併走する二人の横合いから、一体の巨大な陸亀が飛び出してきた。 重厚ながらも速度にはかける陸亀の突進をかわし、すぐさま臨戦態勢を取る二人。フレイザードの影は、未だなかった。 「ちっ、なんだコイツは!?」 「うろたえるな! こやつはおそらく、フレイザードの使役するモンスター! まだ海馬瀬人のカードが残っていたのか!」 事態の把握を迅速に済ませ、現れた陸亀を敵と認識して構えなおすボンチュー。拳を繰り出す。 「ボボンチュー!!」 のろまな陸亀相手に、ボンチューの連続パンチは一つも外れることはなかった。が、 「っぐ……硬ぇ!?」 その装甲に、ボンチューの拳は弾かれてしまった。 カタパルトタートル。攻撃役よりも防御に特化したモンスター。守備力2000は伊達ではない。 「馬鹿者! 甲羅といえば亀の身体を覆う一番硬い部分! 小学校の理化で習わなかったのか!?」 「るせぇ!! 俺はまだ7歳だっつーの!」 戦闘中ながらも、ボンチューに学がないことをいじるルキア。だがそれは余裕の表れでもある。 「君臨者よ!」 この手の敵、少し考えれば弱点など一目瞭然。 「血肉の仮面、万象、羽搏き、ヒトの名を冠する者よ!」 虚との戦いで培ってきた観察力は、ルキアの手を早める。 「焦熱と争乱、海隔てて逆巻き南へと歩を進めよ!」 両の掌を翳し、陸亀へと向けて放つ。 「破道の三十一、赤火砲!!」 ルキアが放った死神の攻撃手段、『鬼道』は陸亀の足元を狙い撃ち、その身体を衝撃で浮かせる。 一瞬、陸亀の身体が起き上がり、腹を見せた。甲羅に覆われていない、腹が。 「今だ!」 ルキアの掛け声と同時に、ボンチューが詰め寄る。 そして、相手の腹部目掛けて、 「ボーン!」 強烈なアッパーカット。陸亀の天地を完全に逆転させ、 「チュー!」 上空から、握り合わせた両拳をハンマーのように打ち下ろす。 それを無防備な腹部で受け止めた陸亀は成す術もなく、咆哮を最後に消滅した。 幻獣王ガゼルの時と一緒だった。召喚されたモンスターはその生を終えた時、カード共に消滅する。 そして、カードの弾ける音はすぐ近くで聞こえた。 「ヒャハハハー! やるじゃねぇか、だがこれで終わりだぜェ!!」 草葉の陰で、フレイザードがパンツァーファウストを構えて笑っていた。 撃ち出された100mm弾は、森を燃やし赤くする。 その場には、笑う炎氷将軍と、 「ヒャハ?」 周囲の炎以上に、怒りに身を滾らせる男女が一組。 「フレイザード……!」 因縁の戦いが始まろうとしていた。 「霊剣!」 桑原が突き出す刺突は、一直線に伸びながらヤムチャへと放たれる。 「な、な、な!?」 「もっとだ!もっと伸びやがれ霊剣!」 それをバックステップで後方に避けようとしたヤムチャだったが、霊剣は伸びることをやめず、しつこく迫ってくる。 (なんだコイツの武器は!? 悟空の持っていた如意棒みたいに、伸縮自在なのか!?) ならば、回避方向は横しかない。ヤムチャは霊剣の刺突を左にかわし、すぐさま桑原へと駆け出す。 「ぬらぁっ!!」 だが、今度は横合いから霊剣の薙ぎ払いがきた。かわすのは雑作もないが、なかなか相手との距離を縮めることが出来ない。 (クソッ、ならここは一発、遠距離から特大のかめはめ波で……って、まだうまく気が引き出せなかったんだよな俺!) 攻めあぐねいているヤムチャを尻目に、桑原は霊剣による攻撃をやめない。 戦況は桑原の優勢に思えたが、傍観者である承太郎は一人難しい顔をしていた。 「……マズイな」 「なにがマズイの、JOJO君? 桑原君の方が優勢に見えるけど」 疑問に思う翼に、承太郎苦しそうな息を吐いて答える。 「表向きはそう見えるが、カズマの方はだいぶ疲労が溜まっている。このままじゃあいつか息切れをおこすぜ」 考えてみれば、桑原は一日目が始まってから碌に休息を取っていない。重傷を負うような戦闘はなかったが、体力は既に限界が近いはずだ。 「それにあのヤムチャという男、力の全部を出し切っているようには見えねぇ。まだいくつか、切り札を隠し持っている風だぜ」 霊剣を避けながら不恰好なダンスを踊るヤムチャにも、承太郎は眼を曇らせたりはしなかった。冷静に分析して、あの男は強い。ならば、打開策が必要だ。 そう考えている矢先、ついに均衡が破られた。 「狼牙風風拳!」 ヤムチャの狼を模した拳の連激は、懐から桑原を強打する。 いつの間に懐まで間合いを詰めたのか、やはりこの男、計り知れない。 だが、この攻撃の成功に一番驚いているのは、他ならぬヤムチャ本人だった。 (……今のスピード……) 一瞬だったが、足が不自然に軽くなったような気がした。 (……ひょっとして、大蛇丸の封印が解けたのか?) 立ったままダメージに耐える桑原を尻目に、ヤムチャの表情は徐々に緩み始めていた。 「……翼、突然だがサッカーでは、特にキャプテンの地位に立つ者には、フィールドの状況を正確に判断し、的確な指示を出すことが出来る観察力と判断力が必須だ。そうだろう?」 「え? う、うん。その通りだよ」 承太郎から急に振られるサッカーの話に戸惑いながらも、翼は無碍に聞き逃したりはしなかった。サッカーとなれば、翼が黙っているはずもない。 「おまえのその観察力を見込んで訊きたい。あの敵を見て、何か気づいたことはないか?」 「気づいたことって……体術はすごいけど、どこか危なっかしいって言うか……」 「そういうことだ。どんな些細なことでもいい。奴の動きから弱点を捜し当て、勝機を見つけるんだ。じゃなけりゃこの戦い、負けるぜ」 承太郎とて、なにも桑原に全てを任せるつもりはない。この場を凌ぐには、桑原、承太郎、翼、三人の力が必要だ。 普段サッカーで培われた観察力を生かし、翼はじっとヤムチャを注視する。 「おらおらおらぁ! どうしたどうした! 攻撃が止まりだしたぜ!」 「ちぃ、あんま調子乗んじゃねぇぞ!!!」 戦況は一転し、桑原は防御に徹していた。 それをいいことに怒涛のラッシュを仕掛けるヤムチャの手は、眼にも留まらぬ速さだった。確かに、この男は強い。先ほど承太郎が言った台詞も頷ける。 「あっ」 そこで、翼は気づいた。 ヤムチャの、弱点と呼べる一点に。 「足元がお留守だ」 翼の呟き元に、承太郎はヤムチャの足元へと視線をやる。 「なるほど……あのヤローは攻撃に集中する一方、妙にフットワークが悪い。そこをつけば、勝機はあるな」 分析を迅速に済ませ、承太郎は次なる策にでる。 「翼、おまえにこれを渡しておく」 「え?これって……!」 承太郎の差し出したそれに、翼は思わず眼を見開いた。 荒々しい木目の残る、凹凸塗れのかろうじて球と呼べる物体。大きさはちょうど、『翼の友達』と同程度。 「忘れたか翼? 俺の『スタープラチナ』は精密作業をも得意とする。これくらい朝飯前さ」 それは、爆発の際に破砕した木を利用して作った、承太郎お手製簡易サッカーボールだった。 「おまえにはこれを使ってあることをやってもらう……わかるな翼?」 「うん! 任せてよJOJO君!」 立ち上がり、翼はピッチに立つ。 戦場という名のフィールドに、一人のキャプテンが降り立った。 「ヒャダルコォ!!」 凍てつく氷の礫が、ボンチューとルキアを襲う。 「――なめんなよ!」 「貴様の手の内など、もはや完璧に把握しておるわ!」 繰り出される攻撃にも、ボンチューとルキアは焦らず対処した。フレイザードが炎と氷を扱うことは既に今までの戦闘で分かりきっている。ならば、幾分か避けやすい。 「ちぃ! テメーら、あんま調子に乗ってんじゃねぇぞ!」 敵は雑魚二人――だからこそ、フレイザードはこうやって堂々と姿を現し、血祭りに挙げたやることを選択した。 疲弊を抑えるため、なるべく大技は使わないよう攻撃は中級呪文に限定し、宝具も使わないよう努力したが、 「ボボンチュー!!」 「赤火砲!!」 (こいつら――想像していたよりも強え!?) まったくのイレギュラーな事態に、フレイザードは頭を困惑させていた。 このまま二人を相手にするのは、さすがに骨が折れる。追撃してこないところ見ると世直しマンは再起不能のようだし、ここは一度引くべきか。 (こんな奴ら、いつでも殺せる。こんなところで無駄な体力使っている暇は……) 思案中にも、相手は攻撃の手を休めない。 「ボボン!!」 高速でフレイザードの後方に回り込んだボンチューは、怒りという重さを乗せたパンチを叩き込む。 「チュラアアァアアァアァァァァアァァ!!!」 一撃、一撃、一撃、一撃、また一撃。 常人離れしたボンチューの拳は、フレイザードに確実なダメージを負わせていく。 「くそぉ!」 纏わりついたボンチューを腕で薙ぎ払い、フレイザードは体制を整えようとするが、 「舞え、『袖白雪』」 生憎――敵は一人ではない。 フレイザードの前方には、斬魄刀『袖白雪』を解放し、その白い刀身を振るっているルキアの姿があった。 その穢れのない白き一閃は、フレイザードを縦に一刀両断する。 もちろん避けた。が、中途半端に避けたためか、ルキアの一閃はフレイザードの身体を斜めに傷つける形となった。 「グギャアッ――!!?」 血こそ流れなかったが、その痛みと苦しみは、人間が感じるものとほぼ同種。フレイザードは、確かな深手を負った。 「皆の仇――今ここで取らせてもらう!」 ルキアの猛攻は、まだやまない。 刀の切っ先を地に向け、苦しむフレイザードを囲うように円形に斬激を与える。 これが、『袖白雪』の能力発動に於ける布石。 「初の舞・月白」 その声と共に、円形に覆われ天地を、フレイザードごと氷付けにしてしまった。 氷雪系斬魄刀『袖白雪』。その純白のイメージ通り、氷を操る能力を持つ。 一瞬の内に、その強大な冷気がフレイザードを閉じ込める。完全凍結とまではいかなかったが、十分なほどに自由は奪った。 そう、元より、氷を支配し炎の半身を持つフレイザードに、『袖白雪』の能力だけで勝てるとは思っていない。 相手の身動きを封じ、確実な打撃を与える一瞬を得る。それこそが、ルキアの真の狙いだった。 「フレイザード……」 氷で全身の八割を覆われ、身動きをとることができないフレイザードに、ルキアが幽鬼のように歩み寄る。 「あの天然パーマの男……海馬瀬人……エテ吉……そして、世直しマン」 彼女を支配する感情は、怒り唯一つ。 フレイザードはこの時、生命に死を齎す絶対的存在――『死神』を前にしたのである。 「皆の仇、今ここで取る!」 死神、朽木ルキアの刃が迫る。 悪行を重ねてきた絶対悪を打ち砕こうと、迫る。 ――あ、あ、あ、 栄光が、遠ざかる音が聞こえた。 勝利が、崩れ去ろうとしていた。 バーン様の、蔑む顔が見えた。 ――俺は、こんなところじゃ終われねぇ! フレイザードの強さは、その残虐までな執念と、栄光への執着心にある。 ――俺はまだ、強くなる! どこぞの天才のように慢心し、愚直な行動を取ることなどなかった。 この戦いにも、勝算があったから臨んだはずだ。 ――メラ! 迫る刃から眼を離さず、フレイザードは唱える。 ――ヒャド! 練習どおり、今まで積み重ねてきた努力を重ねる。 ――混ざって、弾けろ! 途端、 フレイザードを覆っていた氷が、爆散した。 その閃光と衝撃に、刃を振り下ろそうとしたルキアは吹き飛ばされた。 地べたに尻餅をつき、何が起こったかを確認するため、視線を前方に向けると、 「なっ…………!?」 驚愕と共に、フレイザードを包んでいた氷が、跡形も無く消え去っていたの見た。 「メラ! ヒャド!」 氷付けから解き放たれたフレイザードが、さらに唱える。 「メラ! ヒャド! メラ! ヒャド! メラ! ヒャド! メラ! ヒャド! メラ! ヒャド! メラ! ヒャド! メラ! ヒャド! メラ! ヒャド!」 何回も唱え続け、乱暴に魔力を繋ぎ合せる。炎と氷、二つの下級呪文を。 「ルキア、なんかヤベーぞアイツ! 早くそこから離れろ!!」 フレイザードすぐ傍にいるルキアに対し、ボンチューが忠告するが、 「何を言う! こやつにとどめを刺すのは、今しかない!!」 ルキアはあと一歩というところまで追い詰めた標的から、退こうとしない。 再び『袖白雪』を振り上げ、フレイザードに斬りかかろうとするその刹那、 フレイザードが、笑った。 「――完成だ」 「――ッ!?」 フレイザードの右手のと左手、そこに集まった炎と氷の魔力が合わさり、弾け、放出される。 ルキア目掛けて。 「ルキアァァァァァ!!!」 ボンチューの叫び声があがった頃には、ルキアはその身を地に転がしていた。 合成された魔力の波動を一身に受け、甚大なダメージを負って。 「……やった」 ボンチュー絶叫の最中、フレイザードは小さく呟く。 「……やりやがったぜ」 そして、笑う。 「やりやがったぜェェー!! さすがは俺様だァァァ!!!」 呵呵大笑しながら、はしゃぎ回る。 もう一人の敵など、歯牙にもかけず。 ――……おい、嘘だろ? ボンチューは、自分の眼が見た光景に信じられず、思わず問いかける。 ――守るって、決めたんだよ。 ――失わないって決めたんだよ。 ――誰にも負けないって……。 悲しみと怒りが、人の死に対する当たり前の感情が、湧き上がる。 ボンチューの場合はそれに加えて、守れなかったことへの背徳感――否、『敗北感』をいっそう滾らせて。 再び、叫ぶ。 「…………フゥレイザァァァドォォォォォ!!!」 その怒声により、フレイザードはやっとボンチューを視界に入れる。 「ヒャハハハ、そういやもう一匹いたんだったな。いいぜ、こいつの試し撃ちに使ってやる!」 戦いは、第二ラウンドを迎えようとしていた。 「うおぉぉぉぉおおおおおおお!!!」 けたたましい雄叫びと共に、翼が駆け出す。 足元には、承太郎が『スタープラチナ』を使って作り出した(削りだした)お手製サッカーボール。 サッカーボールと呼ぶにはあまりにも粗末で、重さ、強度、弾力性から見ても、とてもスポーツとして使うボールとは認められない。 だが、問題ない。これを叩き込む先は敵チームのゴールではなく、敵プレイヤーの足元――つまり、ヤムチャの。 翼の足元に火花が散ったような錯覚が見え、同時に懐かしくもどこか違った感触を思い出す。 大空翼必殺のドライブシュート。その鋭い弾道と回転力は、常人の眼に留まるものではない。 「ん、なんだ?」 常人と呼ぶにはあまりに逸脱しているヤムチャだったが、『足元がお留守』な彼は、地面擦れ擦れを飛ぶ木製サッカーボールに気づくことができなかった。 「おわっ!?」 ただでさえ夜の森は視界が悪い。加えて翼の正確無比なコントロールは、狂うことなくヤムチャの足を狙い、命中させた。 結果として、ヤムチャはすっ転んだわけである。 「ってて……いったいなんだっていうんだ?」 浮かれてはいたが、多少は戦闘中であるという緊張感があるのだろうか。すぐさま起き上がり、体制を整える。 そして気づいた。さっきの一瞬、攻撃を加えるには絶好のチャンスであったにも関わらず、対戦者の桑原は何もせず、自分から距離を取っていたことに。 「足元がお留守だぜ」 不意にした声は、すぐ後ろから聞こえた。 いつの間に――と思う刹那、 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 「そして、後方不注意だ」 振り向くと、そこには学ランの男ともう一人――フリーザの仲間とも思える、宇宙人のような人物がいた。 「オラァ!」 その名を『スタープラチナ』。 本来、スタンド使いでなければ見ることも叶わない影の分身は、"敵"に向けて拳を叩き込む。 ただひたすらに、持てる全ての力を出し切り、この男を行動不能にするために! 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァ!」 まだ、まだ足りない。ここは自分の生命をすり減らしてでも、黙らせる。この男を! 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァ! ――叩き込まれる拳。その全ては、ヤムチャへと命中した。 『スタープラチナ(星の白銀)』。ずば抜けたパワーとスピード、そして正確さを誇る、空条承太郎のスタンド。 その真骨頂こそが、この連打(ラッシュ)なのだ。 投下順に読む Back 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 Next 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 時系列順に読む Back 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 Next 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 大空翼 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 アミバ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 雷電 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 空条承太郎 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ブローノ・ブチャラティ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 桑原和真 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 フレイザード 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 世直しマン 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ルキア 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ボンチュー 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編) 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ヤムチャ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(後編)
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両手の痺れが、私を罵倒している。皆が私を嘲笑している。そのような被害妄想が、私の脳内を何週も、何週も駆け巡っていた。 喉元に突き付けられるは、竹刀。相手は武器を持っている。『あれ、私のは…?』その様な疑問が麻痺状態の脳に浮かび上がると同時に――― 「一本! 一刀正伝唯刃流、中邑 瑛月の勝ち!」 審判の快活な声で、『負けた』と言う真実が喉を貫いた。呼吸が一瞬、止まる。目線の焦点が合わない―――ようやく合った先には、額の汗を拭く相手。 中邑…と言っただろうか、確か父に「あの家には負けてはならぬ」などと念を押されてはいたのだが、誰であろうと負ける気などしていなかった。 それが、この有様である。 「フー…。 …。」 目線に気付いたのか、相手は一瞬だけチラリとこちらに眼を送った。其の流し目と同時に、口角が少しだけ上がっていた気がした。 その瞬間、「剣術小町」などと持て囃されていた私のプライドとでも言えようモノが、砕け散ったことを確信した。不思議にも音はしなかった。 まだ自信が何に怒り震えているかも理解できずに、振り返りその場を離れようとする。振り返った先にあったのは、畳に乱雑に置かれた2本の竹刀であった。 その光景を両目に受け入れた瞬間、あまりの感情の起伏に忘れていた痺れが激しく自己主張をする。其の時、私は理解した。どれ程無様な負け方をしたのか、を (…両方、弾き飛ばされたんだ) ――――――――――――――――――――――――――――――― 武織流小太刀。其れが私の使う剣術である。順手逆手を多種多様に使い分け、相手を翻弄する変則二刀流…とでも言おうか。 私にとってはこれが当たり前なのだが、今まで他流試合で叩き潰してきた男共はいずれも意表を突かれたなどと悲しい言い訳をしていた。 …無敗であった。29戦29勝。全部が男から捥ぎ取った一本である。25連勝をした辺りから、「武織の剣術小町」だの、逆手を使うからか「くのいち侍」だの言われていた。 くのいち何とかは正直気に入らなかったが、「剣術小町」は気に入っていた。この頃の私は、自身に溢れ輝いていただろう。「男なんて」と思うようになったのは、此処からだったか。 だが、もうその私はいない。今の私は30戦29勝1敗であり、「調子に乗っていた小娘」であった。 其れでも素晴らしい戦績なのだが、日頃勝気な態度で周りからは嫌われていた様であり―――私を嫌う連中は少しのヒビを抉る様にこじ開けてきたのである。 「…ああああああああああっ!!!!!」 その日から3日ほど遅れて感情が、鬼の如く湧いて出てきた。周りの眼も変わり、「無様な負け方をした勘違い少女」などと言われていたようだ。 ―――怒りを撒き散らすためか、修行か、理由は解らないが、こっそり家の真剣2本を携えて山に籠った。喚き声と共に木に十字傷を作る度に、フラッシュバックする光景。 相手の面を受けようと、順手に持ち替え十字に竹刀を交差した刹那―――手に奔った衝撃。二本同時巻き上げを喰らった、と言う真実。 軌道は全く見えておらず、今でも信じがたい。受け止めたと思ったら、両手の獲物が弾き飛ばされ、喉元に竹刀が突き付けられていた。意味が解らなかった。 「中邑…エイ…ゲツ…」 私に土を付けた男。私の名声を堕とした男。私を―――哂った男。この感情は悔しさではない、怒りとも違う―――これを殺意、と彼女は呼ぶことにした。 ―――――――――――――――――――― ―――8年後。流石に8年も経てば昔の恥など薄まる。あの後、3回ほどリベンジのチャンスがあった。が、一度も彼女の竹刀が彼の身体に触れることは無かった。 一度2人きりで会い、真剣勝負を申し出たりもした。殺す気でいたし、失意に満ちたあの時は殺されても良いと思っていた。 結局、抜いた真剣を弾かれた上に、絶望の余り切腹しようとした私に峰打ちを食らわせて失神、目を覚ませば道場の天井だったことまである。 あの時、私は彼に勝つことを諦めた。そして私はこの日まで親の跡を継いで道場の師範を務めていた。未練はあるが、可愛い子供たちに囲まれて汗を流すのは悪くなかった。 ある小雨の日、毎朝の勤めである道場の雑巾がけをしていた所に、来客が来た。サングラスをかけた、金髪の男であった。櫻の人ではないことは傍から見てもわかる。 肌は白く、左頬に昇る黒龍のタトゥーが特徴的であったが、其の微笑みからは敵意の欠片も無かった。 「…お嬢さん。 武織…千代さん…。 さて、此処に薬があります…名を「beyond2」と言うのだが」 「殺したい…殺したくて堪らない…殺さないと気が済まない…!! そんな人が…」 「 ――――――― い る で し ょ う ? 」 ―――其の後暫くの事は、覚えていない。その日から、道場に募る埃の量が、増えたとは聞くが。
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こちらについては事実無根の確証のない被害にあった物に関する情報 我々の情報は間違いなく的確に証拠に基づいて判断した結果の内容 擁護と捉えるもそれはあなたの自由 kandatano1 被害者派と基地害と分断されているカリスマ、色々と叩かれているが我々としては甲乙付け難い deidara~~~ IDが変わりすぎて略 叩かれている内容が事実なのか虚偽なのか謎が多い人物、暴言疑惑などあるが今や神扱いされる galaxymeteo 被害者代表格、DADA及び私怨による陰湿な誹謗中傷、ロスプラ2妨害行為を受けていた被害者の一人 mixi、youtube、twitterを晒されdream-hopeとの個人間の問題でdream-hopeが逃げ続けメンバーらに擁護され、 BOAメンバー全員に対して叩きあげる悪質極まりないDADAの陰謀?により、自らのtwitterにて自ら壊れて信頼を失いロスプラから姿を消す 一部の人間に嫌われているだけの被害者であり、メンバー達には親しまれているのでそれを羨まれての叩きと判断される 因みに、決定事項と言われているが決定事項はLOSTPLANET_e2である、よってメテオ氏は無実である masamichi1129 中学生くらいの少年に対して事実無根の書き込みを続け本人を混乱させそれを恰もしていたかのように仕立て挙げる yoshi-43252 フレンドにURLを知らないと見れない非公開動画をyoutube動画を晒される。 takamanbou 声がキモイとチヤホヤされ晒される。
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※このぺージにおける被害についての記述は、違法ダウンロードを行った本人のweb上での発言からわかる範囲のものであり、実際にはこれよりも被害が大きいものである可能性が高い。 被害ゲームのタイトル・メーカー・価格 確定情報 タイトル メーカー 価格 備考 初音ミク -Project DIVA- セガ 6090 ぷよぷよフィーバー 2【チュー!】 セガ 4800 遠隔捜査 ~真実への23日間~ ソニー・コンピュータエンタテインメント 4980 みんなのテニス ポータブル ソニー・コンピュータエンタテインメント 3450 BLEACH ~ソウル・カーニバル2~ ソニー・コンピュータエンタテインメント 4980 みんなのスッキリ ソニー・コンピュータエンタテインメント 2980 ポップンミュージック ポータブル コナミ 7300 ハヤテのごとく! ナイトメア パラダイス コナミ 5250 アンデットナイツ テクモ 5040 ディシディア ファイナルファンタジー SQUARE ENIX 6090 らき☆すた ネットアイドル・マイスター 角川書店 6090 未確定情報 タイトル メーカー 価格 備考 遊戯王ファイブディーズ タッグフォース4 コナミ 5250 タイトルは推定。文中では「遊戯王」と記載 マクロス アルティメット フロンティア(通常版) バンダイナムコゲームス 5229 タイトルは推定。文中では「マクロス」と記載 クランク ラチェットマル秘ミッション☆イグニッション The Best ソニー・コンピュータエンタテインメント 2800 タイトルは推定。文中では「ラチェクラ」と記載 本人がブログでタイトルを公表していて確定しているのは上表の11本 合計すると57140円 未確定なのは下表の3本 これらも含むと70419円の被害 <ゲームの被害のソースたのむ!> 漫画・楽曲における被害 漫画100冊以上:一冊約500円で換算すると50000円以上の被害 楽曲900曲以上:一曲約200円(iTunesなどでの価格)で換算すると180000円以上の被害 アニメ,映画における被害 アニメは105話分、映画は劇場版盗撮が1本。 メディアをDVD、Blu-Rayとした場合の、推定被害額は20万5275円。 アニメ 文中の記載タイトル タイトル(推定) 話数 推定被害額 被害額備考 とらドラ! とらドラ! 18 37800 DVD(通常版)換算、6300円×6枚 ハルヒ(1期全話) 涼宮ハルヒの憂鬱 14 39900 Blu-Ray Disc-Box換算 ハルヒちゃん(全話) 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 25 14700 Blu-Ray Disc-Box換算 灼眼のシャナ(1~20話ぐらい) 灼眼のシャナ 20 47775 6825円×7 Blu-Ray換算 荒川UB(5~8話) 荒川アンダー ザ ブリッジ 4 10500 5250円×2 Blu-Ray換算 超電磁砲(1~15→16~全話) とある科学の超電磁砲 24 54600 6825円×8 Blu-Ray換算 映画 文中の記載タイトル タイトル(推定) 備考 涼宮ハルヒの消失 劇場版 涼宮ハルヒの消失 ダウンロードしたものが、劇場内盗撮であることブログに記載 よって漫画50000+楽曲180000+ゲーム確定分57140、少なくとも28万7140円の被害、 推定タイトル、金額(ゲームが70419円、アニメが205275円)を含むと50万5694円以上の被害があると考えられる。} <ソース>(他にもソースあったら随時追加してください) 涼宮ハルヒ、けいおん!楽曲多数 http //megalodon.jp/2010-0708-1825-10/zzz.zoku-sei.com/Date/201004/4/ PSPゲーム多数(一番下のリンクは音楽の大量ダウンロードを匂わせる文章有) http //megalodon.jp/2010-0708-1825-35/zzz.zoku-sei.com/Date/201004/5/ セガ 初音ミク -Project DIVA- コナミ (遊戯王ファイブディーズ タッグフォース4) バンダイナムコゲームス (マクロス アルティメット フロンティア(通常版)) ソニー・コンピュータエンタテインメント 遠隔捜査 ~真実への23日間~ テクモ アンデットナイツ http //megalodon.jp/2010-0708-1827-03/zzz.zoku-sei.com/Date/201003/1.html コナミ ポップンミュージック ポータブル ハヤテのごとく! ナイトメア パラダイス SQUARE ENIX ディシディア ファイナルファンタジー ソニー・コンピュータエンタテインメント (クランク ラチェットマル秘ミッション☆イグニッション The Best) みんなのスッキリ みんなのテニス ポータブル セガ ぷよぷよフィーバー 2【チュー!】 角川書店 らき☆すた ネットアイドル・マイスター http //megalodon.jp/2010-0708-1827-39/zzz.zoku-sei.com/Date/201003/2/ ソニー・コンピュータエンタテインメント BLEACH ~ソウル・カーニバル2~ 音楽 以下は時系列に沿って記載を抜き出したものであり(下に行くほど新しい)、重複はないものと考える 800曲以上をダウンロード http //megalodon.jp/2010-0708-1827-39/zzz.zoku-sei.com/Date/201003/2/ 11曲+Top50 http //megalodon.jp/2010-0708-1827-03/zzz.zoku-sei.com/Date/201003/1.html ハルヒ系33曲 http //megalodon.jp/2010-0708-1825-10/zzz.zoku-sei.com/Date/201004/4/ ドラマCDとか http //megalodon.jp/2010-0708-1821-29/zzz.zoku-sei.com/Date/201005/2/ 50曲 http //megalodon.jp/2010-0708-1820-42/zzz.zoku-sei.com/Date/201005/1.html 5曲 http //megalodon.jp/2010-0708-1817-24/zzz.zoku-sei.com/Date/201006/4/ 漫画 ダウンロードに使用していたサイトや100冊以上漫画をダウンロードしているとの記述有り(2010/03/09) http //megalodon.jp/2010-0708-1828-32/zzz.zoku-sei.com/Date/201003/4/ アニメ とらドラ!×1~18話 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱×全話 http //megalodon.jp/2010-0708-1818-56/zzz.zoku-sei.com/Date/201006/3/ とある科学の超電磁砲×16~全話(2クール目) 灼眼のシャナ×1~20話位 荒川アンダー ザ ブリッジ×5~8話 http //megalodon.jp/2010-0708-1817-24/zzz.zoku-sei.com/Date/201006/4/ とある科学の超電磁砲×3~15話(1クール目) http //megalodon.jp/2010-0708-1822-32/zzz.zoku-sei.com/Date/201005/4/ 劇場版 涼宮ハルヒの消失(劇場内盗撮)×フル とある科学の超電磁砲×1,2話 http //megalodon.jp/2010-0708-1825-10/zzz.zoku-sei.com/Date/201004/4/ 涼宮ハルヒの憂鬱×1期全話 http //megalodon.jp/2010-0708-1825-35/zzz.zoku-sei.com/Date/201004/5/
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飛びかかる宮間夕菜(まぶらほ) 飛びかかる宮間夕菜 (緑) クリーチャー — 猫(Cat) エコー(緑)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後に あなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わない限りそれを生け贄に捧げる。) 2/2 奇声を上げて人に飛び掛る彼女はまるで猛獣のようであった。 飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar (USG)の同型再版。 強力なエコークリーチャー。
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0340:大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ◆saLB77XmnM 五十パーセントといったところか。 六時間、体力の回復に努めたフレイザードのHPである。 あの忌々しいゴム人間――ルフィにやられた傷跡は決して消えることはないが、どうにか動けるまでには回復した。 砕けた岩石の肉片は、いつか果たす怨念の証。今度会った時こそ、あのゴム人間を殺す。 決意を胸に秘めたフレイザードは、なおも力を蓄える。 炎と氷、決して相容れぬこの二つの魔力を使いこなすために。 生きるためへの執念というのは凄いものである。この六時間、ひたすらに努力した結果は着々と実を結ぼうとしていた。 こちらの完成度はまだ三十パーセントといったところだろうか。 「基礎はできてるんだ……あとは安定さえすれば……あん?」 洞窟内で一人黙々と氷炎を繰るフレイザードの耳に、人の声が聞こえてきた。 近くに誰かいる。それを知らせるには、大きすぎる音量で騒いでいる輩が。 フレイザードは洞窟内から顔を出し、周囲を確認する。 洞窟の周りは深い木々で覆われていたためこちらから見つかることまずないだろうが、もしかしたら、声の主はカモになるかもしれない。 体力の半分は回復しているのだ。やってやれないことはない。 もちろんピッコロクラスの化け物を相手にするのは無理だが、もしも雑魚だったら、軽く殺して支給品を奪うくらいは…… 「な!?」 その存在を視覚に入れたフレイザードは、驚愕した。 「だぁーかぁーらぁー! いつまでもウォンチューウォンチューうるせぇんだよ! 俺の名前はボンチューだと何度言やぁ……」 大声の主である三人組の一人目は、見知らぬ若造だった。 「ふん、ならばまた助平と呼んでやろうか? 私だけでなくイヴにまで働いた狼藉、忘れてはおるまいな?」 大声の主である三人組の二人目は、北海道で殺したはずの小娘だった。 (あの小娘……生きてやがったのか!?) 「二人ともよさないか。この近くには真崎杏子という少女を殺した輩がいる可能性がある。視界が悪い場所ではあまり騒ぐな」 大声の主である三人組の三人目は、鎧を身に纏った男だった。 (あいつぁたしか……ピッコロと戦ってた野郎じゃねぇか!? あいつまで生きてやがったのか!?) ルキアと世直しマンが共にいることにも驚くべきだが、それよりもまず、死んだと完全に思い込んでいた二人が生きていたことに驚いた。 ルキアについては確かに生死は確認しなかったが、世直しマンのほうはピッコロが確かに倒したはずだ。 こちらも確認こそしなかったものの、ピッコロが自分以外の参加者に負けるとも思えない。 その証拠に、ピッコロはまだ生きている。第四放送でも、その名前は呼ばれていない。 ということは、 (ピッコロの奴はあいつと引き分けた……それも、あの鎧野郎のほうは見る限りピンピンしてやがる! あいつのほうが優勢だったってことか!?) だとすれば、今のピッコロは満身創痍の疲弊状態である可能性が高い。 あれほどまでに自分に煮え湯を飲ませた、あのピッコロが。 (こりゃあチャンスだぜ……ピッコロは今でも合流地点で身を休めてるに違いねぇ……だとすれば、奴を出し抜くのは疲弊している今しかねぇ……いや、まてよ) 一瞬の間に、フレイザードは妙案を考え付く。 今は、自分とて負傷の身だ。ダメージを負っているとはいえ、『前世の実』を隠し持っているピッコロに自分が立ち向かうのは危険。ならば、 (あの野郎にピッコロの潜んでいる場所を教えて……野郎はヒーローとかぬかしてたからな。是が非でもピッコロに止めをさしたがってるはずだ) 悪者らしい思考は、さらに加速する。 (問題は交渉が成立するかだな……当然俺も見逃しちゃぁもらえねぇだろうし……いっそあの二人を人質に取るってのも手か……) 「楽しそうに何を考えているんだ? フレイザード」 「――!?」 ほくそ笑みながら悪知恵を働かせるフレイザードの名を、誰かが呼んだ。 その偉そうな口調から一瞬ピッコロの顔が浮かんだが、それはありえない。この場にいるのは、フレイザードと、 「そこに隠れているのは分かっている。隠れていないで出て来い」 世直しマン――!! 気づかれた。フレイザードは身を潜めていたことを気づかれた事実より、なぜ自分の考えていることがバレたのかに疑問を持った。 だがその疑問も一瞬、フレイザードは瞬く間に立たされた窮地を自覚し、その場を立ち去る。 本当ならこの場で全員八つ裂きにしてやりたいが、今は無茶は禁物だ。 「世直しマン、フレイザードとは……」 「ルキアを襲った、炎と氷のバケモンか!?」 「ああ、間違いなく草葉の陰から私たちを監視していた。読心マシーンで読み取った思考からしても、まず間違いないだろう」 宿敵の一人が、すぐ近くに。ルキアとボンチューは、この事実に身体と心を震わせる。 「見つけてしまっては、逃す理由もないだろう……奴とて満身創痍のはず。今度こそ、とどめを刺す!」 「おお!」「うむ!」 三人は、決意を改めフレイザードを追撃する。 ふははははは~好調好調、絶好調! ――ついに宿敵、江田島平八を倒した。 ――この手で倒せなかったのは残念だったが、あれはこの天才の策略により齎された死。言うならば、作戦勝ち。天才の知略が江田島に勝ったと考えれば完全勝利も同意! 江田島平八、そしては目の上のたんこぶのような存在であった拳王ラオウ。 アミバにとっての邪魔者を、二人まとめて始末することができた。 そして手に入れた新たな支給品、そしてのこのことアミバのあとを追ってきた江田島の仲間。 既に奴らを葬る新たな策は考えている。あとはそれを実行するだけ。 「恐るべきは天才の知能! 恐るべきは天才の戦略! 所詮凡人が天才に勝るなど、無理なことなんだよぉ~!!」 笑いながら疾走するアミバは、どこか間抜けな姿だった。 だからだろうか。辺りが木の生い茂った森林地帯でも、簡単に見つけることが出来た。 「おい、そこのおまえ」 「――ん?」 突然、声をかけられた。 「んな!?」 振り返り、その姿を見て唖然とした。 そこにいたのは、ある意味拳王や江田島よりも威圧的な姿……身体を縦真っ二つに仕切り、炎と氷で構成された人型の化け物だった。 「な、ななななななんだ貴様はァァ!? こ、この天才になんのようだ!!?」 初めて見るモンスターの姿に戸惑いを隠せないアミバ。それもそのはず、アミバとフレイザードの住む世界では、あまりに環境が違いすぎる。 人間が覇権を争う世界に住むアミバにとって、魔物の存在など受け入れられるはずがない。 「おおっと、あんまりビビるんじゃねぇよ。見たところてめぇも誰かに追われているようだが、ちょっくら俺様に協力してくれねぇか?」 「きょ、協力だとぉ~?」 あまりにも唐突だった。 突然現れた異形の怪物、何者かは知らないが、その形相からして只者ではあるまい。 天才とはいえ、少なからず身の危険を察知したアミバは、ある妙案を思いつく。 「……う、うむ。おもしろい。どうやらおまえも誰かに追われているようだな。この天才に力を借りたいというのなら、喜んで協力しようじゃないか」 天才たるもの、常に臨機応変に。 アミバはとりあえず、フレイザードの話を聞いてみることにした。 この化け物、戦闘能力は高そうだが、頭のほうは悪そうである。ならば、この天才が遅れをとることはない。 未だ笑みを浮かべながら、アミバはフレイザードと共に並走していく。 「ド畜生!! どこに行きやがったあの野郎ォ!?」 「撒かれちゃったのかなぁ……足はかなり早いみたいだね」 アミバを追っていた二人、桑原と翼は、標的の姿を見失ったことに怒り狂っていた。もっとも、翼の胸中はほのかな期待感が占めていたようだが。 「熱くなりすぎだ二人とも。もっと冷静になって対処しなければ、見えるはずの敵も見えなくなるぞ」 そして、もう一人。ほぼ二人のお守り役として同行してきた、空条承太郎である。 「奴がこの近くにいることは間違いない。だとすれば、どこかで俺たちを狙い撃とうと画策しているかもしれない」 「へっ、っつっても奴の持ってた銃は弾切れだぜ。俺たちから逃げたのも、もう打つ手がねぇからだろうが」 「忘れたのか和真? 奴は江田島平八塾長の荷物を持ち去った。あの中には、高性能爆弾であるジャスタウェイが入っているはずだ。それに弾切れの銃にしても、まだ予備の弾丸を隠し持っている可能性がある」 ホットな二人とは対照的に、唯一承太郎だけは、クールな立ち回りを見せていた。 あの手の謀略を廻らせるタイプには、冷静な対応が必要だ。この二人だけに任せては、そのうち怪我をしかねない。 いや、このゲームにおいての油断は怪我をお通り越して死を招く……二人が熱ければ熱いほど、承太郎は冷静でいる必要があった。 「しかしよぉ、この暗闇じゃあ奴がどこに潜んでいるかなんて分かったもんじゃねぇぜ。それとも、奴を追うのは諦めてここから尻尾巻いて逃げろとでも言うつもりかよ?」 三人の周囲は、現在多くの針葉樹によって覆われている。頭上あたりに位置する枝からは、梟らしき鳥類の鳴き声も聞こえる。 それに加え深夜という時間帯。深く高く聳える木々は月光を覆い隠し、視界を無力化させるほどの闇を形成していた。 正に闇討ちにはもってこいの環境といえる。そんな状況での深追いは危険だと感じつつも、桑原の気持ちは治まらなかった。 「止めても無駄だぜ、空条。俺ぁ、この手であの下衆ヤローをぶっ飛ばしてやらなきゃ気がすまねぇんだ。大空、てめぇもそうだろ?」 「うん、監督の荷物を泥棒したのはいけないことだけど……でも、彼ならきっといい選手になれると思うんだ! 健脚もさることながら、あの攻撃的なダッシュ力はフィジカル面からしてみても……」 「おめぇ……今がいったいどういう状況か分かってんのか?」 桑原と翼の会話は、微妙に噛み合っていなかった。 と、桑原が翼の言動に呆れかえっている間際。承太郎は、迫る三つの気配を察知した。 「そこにいる奴ら、俺らに用があるならとっとと出てきな」 承太郎のこの言葉で、残りの二人も一斉に顔を向ける。 集まった視線の先はやはり闇で覆い隠され、一瞥しただけでは何者なのかが判別できない。 が、今回は相手の方から積極的に接触してきたため、襲撃者であるかもしれないという心配は早々に晴らされた。 「警戒する必要はない。私たちは"ゲームに乗っていない者"だ。おまえもそうだろう?」 闇の草むらから姿を現したのは、鎧姿の男。その後方に、まだ若い男女二人が付き従うような形でこちらを警戒している。 世直しマン、ボンチュー、ルキア。承太郎、桑原、翼。 それぞれ異なった敵を追う三組は、深夜の森にて接触した。 余談だが、この時翼は警戒よりも先に、初めて見る鎧姿の男にピッタリなポジションを考えるのに悩んだという。 夜空に浮かぶ月と、それの眼下に佇む広大な植物地帯。すなわち、森である。 そこから一点、突出して盛り上がった丘が見える。周囲に聳える木の全長を微かに上回る丘の頂上は物陰に邪魔されることなく、月から放射される光を一身に受け止めていた。 そこに、立つ姿が二つ。 「あそこにいやがるだろう? あれが俺様を追い回しやがった連中さ」 炎と氷、二つの自然物質を司る魔人――フレイザードと、 「ほう。一緒にいる残り三人はこちらに見覚えがあるぞ。思惑通り、のこのことこの天才を追ってきたようだなぁ……ククク」 世紀末に生まれし天才――アミバだった。 数分前に接触を交わしたこの二人は、フレイザードから持ちかけた同盟の話を元に、互いの標的を付け狙っていた。 両者とも追われる身であり、両者共に相手を利用してやろうという思惑があったため、こういう形になったのである。 (ふふふ……この怪物、どうやらなにか企んでいるようだが……この天才を出し抜こうなど笑止! あの拳王すらを手駒とした我が知略に、狂いなどない!) 自ら天才を名乗るアミバは、追ってきた三人の凡才、さらにはフレイザードとその追撃者三名もを一片に葬り去ろうと思考をめぐらせていた。 武器ならある。策もある。だが、駒が足りない。だから、フレイザードの存在は実に都合がよかった。 この頭の悪そうな怪物を使い、皆殺しを敢行しよう。そう考え付いたアミバだからこそ、フレイザードの協力要請にも瞬時に答えを出したのだ。 決して、決してフレイザードの異形に圧倒されたからではない。 「おまえさんの気に入らねぇ奴と、俺の敵が一緒にいるってことか。そいつぁ都合がいい。アミバとか言ったな。ここは一つ、俺様の作戦に付き合わねぇか?」 「なに?」 二人が立つ高台の丘からは、世直しマンら六人が一同に集っている姿が確認できる。 闇を恐れたのだろう。周囲の木々を何本か切り倒し、月光を受け入れやすいよう環境を整えた場が形成されている。 その分、木よりも高地に位置するここからは丸見え。フレイザードが高台の丘に移動したのは、そういう狙いがあった。 「俺様の支給品を使えば、奴らを一網打尽にできるのよぉ……どうだ?俺に任せて協力してみねぇか?」 「……ふん、いいだろう。おまえの言う作戦とやらに乗ってやろうじゃないか」 怪物が浅知恵を……フレイザードが何かを企んでいるということは十分に感づいていたが、アミバはそれでも余裕を保っていた。 所詮、誰であろうと天才を出し抜くことは出来ないのだ。 「で、具体的にどうするというのだ?」 「こいつを使うのよぉ――」 両者共に己の内側は見せず、フレイザードは一枚のカードを取り出す。 元は大原大次郎に支給されたマジック&ウィザーズのカード、その最後の一枚である。 「――なるほど。全て合点がいった。確かにあんたらはゲームには乗っていないようだ」 世直しマンから借りた読心マシーンを返し、承太郎は一人納得した表情を浮かべる。 先刻、闇夜の森で接触を果たした三人二組。 世直しマン側は読心マシーンがあったため、相手が人畜無害な集団であるということがすぐに分かった。 しかし、承太郎側は違う。ただでさえ油断がならないこの状況、例え相手が友好的でも、警戒は必須。 その確認のためにも、承太郎は世直しマンの持つ読心マシーンを試させてもらった。結果として、承太郎の心配は杞憂に終わったようである。 双方、敵意がないことを確認した後、揃って情報交換が行われた。 世直しマン達が追う、フレイザードなる怪人。 承太郎達が追う、アミバなる外道。 ニコ・ロビンという名の探し人。 世直しマンが、桑原の知る友情マンの仲間であるということ。 数多のキーワードから、両サイドの情報を纏めにかかる。 「しっかし、フレイザードねぇ……ピッコロの野郎、友情マンの仲間を殺しただけでなく、そんな野郎ともつるんでやがったのか」 「だが桑原の話によれば、友情マンもピッコロを追っている可能性があるな。それだけでも希望が持てた」 桑原の齎した情報によると、友情マンはピッコロと一度接触したらしい。さしもの大魔王も、ヒーロー二人から目をつけられているとなれば、大っぴらな行動は控えるだろう。 「フレイザードもそうだが、承太郎達の話を加えると、この周囲には二人のゲームに乗った者がいることになるな」 マーダーがもう一人……この事実に、ルキアが難しい顔で唸る。 「アミバって野郎は大したことねぇさ。野郎は影からチマチマ狙ってくるような腰抜けだ。今度見つけたら俺が直々にぶっとばして……」 「忘れたのか和真?奴は塾長の爆弾を持っていったと言っているだろう。油断は禁物だ」 味方と呼べる人間に出合ったせいだろうか。未だ敵への認識を改めない桑原に、承太郎が諭すように言った。 「けっ、へぇへぇそりゃ分かってるよ。それでも、俺は野郎を放っとくような真似はしないぜ。もちろんそのフレイザードとかいう奴もだ」 承太郎がクールでいる一方、桑原の感情はまだまだホットだった。 ただでさえ情に厚く、気に入らない奴にはとことんまで喧嘩を売るような性格の桑原。その執念も頑なだった。 (やれやれ、ブチャラティといいこいつといい、どうにも熱い。なかなかクールな奴が揃わないな……) 心中で吐き捨てると共に、クールな仲間が欲しい承太郎は世直しマンの方に視線を向ける。 宇宙を舞台に、悪の手から人々を守るヒーロー。肩書きは妙だが、少なくとも承太郎が今までに出合ったどの人物よりも冷静な判断が出来そうな人間に見えた。 「ったく、そうなってくるとまだまだ身体は休めそうにねぇぜ。アミバにしてもフレイザードにしても、一体全体どこに逃げやがったんだ?」 ちょうど椅子くらいの長さに切られた切り株に腰を下ろし、桑原は愚痴をこぼす。 ちなみにこの切り株、桑原が自慢の『霊剣』で切断したもので、周囲にはその残骸と思わしき枝付きの丸太が錯乱していた。 情報を交換するなら、少しでも明るくしようと思っての配慮だった。が、これが原因でフレイザードたちに居場所を知らせるようになったことを、桑原は知らない。 だが承太郎は違う。木を切り倒した際に起こる轟音、不自然に明るくなった一部分、相手が馬鹿でもない限り、そこに人がいるであろうと思うのは道理。 そこが狙い。追うのではなく、今度はこちらが"誘き寄せる"。 このまま追いかけ逃げてのいたちごっこを繰り返していても埒が明かないし、なによりあのアミバという輩は、今までの行動パターンからして既になんらかの罠を張っている可能性ある。 もちろん、相手が誘いに乗ってこないのであればそれはそれでいい。ここにいる全員、体力的にも満足といえる状況ではないし、避けられる戦闘は避けるべきだ。 現に、休息を取りながら談笑しているように見える今でも、承太郎は警戒を解いたりなどはしていない。それは世直しマンも同様で、さりげなく周囲の気配を探っていた。 (ざっと周囲を見渡してみたが、やはり近くにそれらしき影はないな。俺の考えていることはちゃんと伝わっているか? 伝わっているなら、眼で合図してくれ) 声には出さず、心中で思う承太郎に対して、 (……そうか。私から見ても、なんら他者の気配は感じられない) 読心マシーンで承太郎の思考を読み取り、世直しマンはアイコンタクトを取る。 もし、近場で誰かがこの状況を見張っているとするなら、会話で作戦の打ち合わせをしては相手に警戒されてしまう。 それを危惧しての、世直しマンと承太郎だけによる読心マシーンを応用しての作戦だった。 しかし敵もこの大人数に臆したのか、なかなか気配を見せない。もしかしたら、既にこの場を離れたのだろうか。 ひとまずの安全を得た一行は、このまま情報を交換しつつしばしの休息を取ることにした。とはいっても、近くにマーダーが潜んでいる恐れがある以上、そう易々と緊張感を解けるものではない。 中でも一番ピリピリしていた桑原に翼が、 「桑原君」 「あん? なんだ大空」 「さっき木を切ったそれ、霊剣だっけ? すごいねそれ」 「お、分かるのか。この桑原様ご自慢の霊剣の凄さが……」 「でもさ」 「?」 「それ、サッカーじゃ使っちゃいけないよ。ルール違反になるから」 「…………あ、ああ」 そんなことを言いながら、翼は新たなメンバーのポジションに悩んでいた。 そういえば、これでメンバーの総数は8人。翼の目指す11人まで、いつの間にかあと3人となっていた。 (やったね。これで世直しマンたちの仲間も入れたらちょうど11人。悟空君やアミバ君が加わってくれたら控えも充実する) 膨れるドリームチームへの夢で、翼の胸は一杯になっていた。 「――――召喚」 その名を呼び、フレイザードは一枚のカードから一体のモンスターを呼び出す。 現れたのは、巨大な陸亀。身体の各所を機械で覆った、半機械の陸亀型モンスターだった。 特に背中の甲羅部分が印象的で、そこには何かを射出するための装置のようなものが備え付けられている。 「こいつの名前は大砲亀っていってよぉ」 出てきたモンスターについて、フレイザードがアミバに説明をする。 「背中の甲羅から炎の弾丸を打ち出すことができるのよぉ。その射程といったら相当のもんだ。これでここから狙い撃ちすりゃあ……」 「なるほど。これが貴様のいう作戦というやつか」 度重なる異形の出現に少々驚きながらも、アミバはフレイザードの説明を耳に入れる。 「だが一つ難点があってな。こいつを動かすには、高度な操縦技術と頭脳が必要なんだ。そこで、あんたの出番ってわけだ」 「このアミバ様に、こいつを操縦しろと?」 「天才、なんだろう?」 フレイザードとアミバ。互いが牽制するように笑い合う。 (――なるほど) その胸中で、天才アミバはフレイザードの狙いを瞬時に解析していた。 (私を利用し、この亀を動かそうという魂胆か。だが、やはり詰めが甘いな) フレイザードの狙い。それは、アミバを利用し多くの参加者を殺すこと。 (これが天才にしか動かせぬというのなら、俺様以外にこいつを動かせる奴はおらんだろうな。……おもしろい。ならば天才たる私が、存分に使ってやろうじゃないか) もちろん、フレイザードの思い通りになるつもりなど微塵もない。 (とくれば、試し撃ちをする必要があるな……ふ、考えるまでもないか。すぐ近くに格好の標的がいるというのに) 天才にしか動かせない大砲亀――その最初の獲物は、既に決まっている。 (やはり、こいつは凡才を通り越してただの馬鹿だな。この天才が、手厚く葬ってやるから安心しろ) 胸中では、早くもフレイザードに向けて手向けの言葉を投げかけていた。 (ふふふ……ふははははははははははははははっはははははははははっはははははははは~~~~~~~) 心の高笑いは、フレイザードには聞こえず。 「それで、こいつはどうやって操縦するんだ?」 「直接背中に乗ってくれ。そこから大砲亀に命令を下せば、とりあえずは反応してくれる」 アミバはフレイザードの言うがままに、大砲亀に跨る。すると 『オオオオオオオオオオオーン』 「うおっ!?」 大砲亀がわずかに首を上げ、静かに唸り声を上げた。 「おお、どうやら大砲亀がおめぇを主として認めたようだぜ。やっぱり天才は違うな」 「ふふふ……この天才の素晴らしさを瞬時に見抜くとは。亀のクセになかなかやるではないか」 ほくそ笑むアミバに、フレイザードがさらなる操作を促す。 「何か命令してみな。天才のおめぇなら、大砲亀はなんでも従うぜェ」 「ほう……なんでも、か。では……」 まずは、初期動作の確認から。 「大砲亀よ、あの連中を狙うのだ!」 試し撃ちの前に、大砲亀の動きを見るために承太郎たちのいる方向を促す。 しかし、大砲亀はアミバの命に反応せず、微動だにせぬまま欠伸をかくだけだった。 「う、うん? どうしたというのだ?」 単純にのろまというわけではなく、本当に1ミリも動かない。 話が違うじゃないか、と不審に思うアミバが顔を振り向けたそこに、 「――――セット」 極上の――気味が悪い――笑顔を浮かべたフレイザードがいた。 「な、な、なんだ!? か、身体が動かん!?」 その瞬間、アミバの身体が固定されたかのように動かなくなった。 否、本当に固定されたのである。アミバが跨る、大砲亀――これはフレイザードが適当に付けた名前で、真名は『カタパルトタートル』という――の甲羅の射出カタパルトに。 「おい、どういうことだこれは!?」 「あぁ?天才様はこんな簡単なこともわからねぇのか?」 焦るアミバに、フレイザードは不適な笑みを見せる。 何かが狂いだした。それがなんなのか、自分を『天才』と誇るアミバには理解できなかった。 「この『カタパルトタートル』は俺が召喚したモンスターだ。端から俺の言うことしか聞かねーよ。ヒャハハハ」 笑い声が、狂気に変わる。何かが、起ころうとしている。 それを感じ取ったアミバは、冷や汗を流しながらフレイザードの顔を睨みつける――未だ自分がはめられたことは理解せず。 「こいつの効果は今から教えてやるよぉ……実践って形でなぁ」 アミバは、未だ状況を理解できていない。 天才が、馬鹿と思いこんでいた異形の怪物に出し抜かれたということ。 それが原因で、今現在のピンチを生んでいるということ。 天才が、よりにもよってこんな形で。 「ふ、ふざけるなぁ~! 貴様、今すぐ俺様を離せ!! 俺を誰だと思っている!? 俺は天才……」 「天才アミバ様だろ? そいつぁもう嫌ってほど聞いたんだよ。ただ、テメーが天才だってんなら俺様は……」 ニタァっと、フレイザードは口が裂けるほどの笑みを見せる。 「超天才ってところか」 「ちょ、超だって……!?」 不覚にも、アミバはその時劣等感を感じてしまった。 たかが『超』を付けただけだというのに、天才である自分が負けた気がしてしまった。 実際にはアミバの完全敗北なのだから、今さらとも言えるが。 「じゃぁな、アバヨ」 「ま、待て……」 「アミバを生け贄に……」 「お、俺は……」 「カタパルトタートルの効果を発動」 「……天才、アミバ様だ」 「――発射!」 「――ぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」 アミバの最後の言葉は、カタパルトタートルの効果発動後、空中に身を投げ出されても途切れることはなかった。 その衝撃音で、六人十二の視線が一斉に同方向を向いた。 「――――!」 驚きの声を発している暇などなかった。 見えたのは、猛烈なスピードでこちらへ飛来してくる何か。 鳥か――――否!鳥よりももっと大きなもの。 銃弾か――――否!銃弾の大きさではない。 大砲か――――否!大砲の弾よりも巨大だ。 では何か―― (――――人!?) それの正体に真っ先に気づいたのは、反射的に己のスタンド、『スタープラチナ』を発現させた承太郎だった。 (――アミバ――あの丘に立っている人影は――フレイザードとかいう奴か?) その強靭な視力で敵の存在を確認、人がこちらに向かってくるという事実に驚いている暇はなく、考えるよりも先に身体を動かす。 「スタープラチ――――」 その場の何人が適切な対応を取れただろうか。 フレイザードがカタパルトタートルで打ち出したアミバという弾丸は、標的に向けて伸び、 そして、 「うわらば―――――――!?」 爆発した。 【カタパルトタートル】 [攻撃力 1200][守備力 2000] 自軍のモンスター一体を生け贄に捧げ、相手モンスターに打ち出す効果付きモンスター。 その攻撃力は生け贄に捧げたモンスターの二倍であり、同時に壁・砦破壊の効果も持つ。 これが、カタパルトタートルの基本能力。 仲間を犠牲にして他者を攻撃するという使いどころの難しいこのカードに、フレイザードはずっと頭を悩ませていた。 仲間といっても既に他のモンスターカードは使い果たし、自分よりも高い戦闘能力を持ったピッコロを弾にすることなど叶うはずもなく、かといって単に手駒として扱うには少々勿体無かった。 しかし今回、アミバと言う動かしやすい駒の登場により、このカードを有意義に活用することに成功した。だからこその一時的同盟。 今を思えば、アミバの敗因はフレイザードを甘く見たという一点に限る。 その戦闘向きな体躯と怪物のような面からは想像できないが、仮にも炎氷将軍の肩書きを持つフレイザード。その地位は、なにも戦闘能力だけを買われて手に入れたものではない。 他者を騙し利用する狡賢さと、それ相応の知略があったからこその話。 慢心した天才は、より高みを目指そうとする悪の将軍に完敗したのだった。 投下順に読む Back 0339 5%の希望 Next 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 時系列順に読む Back 0363 帰結する復讐心 Next 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0330 受け継がれる魂 大空翼 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0330 受け継がれる魂 アミバ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0330 受け継がれる魂 雷電 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0330 受け継がれる魂 空条承太郎 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0330 受け継がれる魂 ブローノ・ブチャラティ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0330 受け継がれる魂 桑原和真 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0294 フレイザードの世界~いつか勝利の旗の下で~ フレイザード 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0336 その光の名は 世直しマン 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0336 その光の名は ルキア 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0336 その光の名は ボンチュー 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 0331 ヘタレ放狼記~籠球の罠~ ヤムチャ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編)
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律「よ!掃除当番当たってさ!遅くなったな。」 澪「そこでちょうど梓に会ってさ。」 梓「こんにちは。」 唯「みんな!」 梓「sっと・・・唯先輩今何か食べようとしませんでしたか?」 唯「え?ま、まっさかー!」 梓「怪しいです!何か・・・」 唯「証拠でもあるの?」 梓「女のカンです!」 唯「ありゃりゃ・・・」 梓「ムギ先輩からお菓子でも貰おうとか思ってたんじゃないんですか?」 唯「・・・あーあー。」 澪「どうしたんだ唯?」 唯「もうすこし遅いったら私だけ先にお菓子食べれたのにー!」ガッカリ 梓「やっぱりそうだったんですか・・・」 唯「あずにゃんには全部お見通しみたいだねー!」 紬「まあ、皆で食べればいいんじゃない?はい、唯ちゃん。マーブルチョコよ。」 唯「わーい!」 唯「いっただっきまー・・・」 梓「唯先輩!ちょっと待って下さい!」 唯「待たないy」 バシッ! 唯「痛い!いきなり何するの!あずにゃんったら!」 梓「・・・なんの薬なんですか?」 律「な、何を言ってるんだよ・・・ハハ・・・」 紬「別に隠すことじゃないわ。」 澪「眼球が飛び出る薬だ。」 梓「え゛」 唯「ちょっと待って・・・眼球が飛び出るってどういうこと・・・?」 紬「私にはよく・・・」 梓「でもさっきの言い方・・・3人とも何か知ってるって感じでしたけど。」 梓「澪先輩に至っては薬の効果まで言い当てましたし・・・」 梓「どういうことか説明してください。」 唯「え?え・・・?」 律「あのさ、実は私この流れ見るの3回目なんだ・・・」 梓「3回目・・・ですか?」 律「うん。一回目は自分の眼球が飛び出て。 実はそれは夢で・・・次は澪の眼が飛び出るんだけどそれも夢で・・・」 澪「ちょっと待て律。実は私さっき自分の眼が飛び出る夢を見たぞ!」 梓「澪先輩もですか!?」 澪「ああ。律の数え方で行くなら私はこの流れを経験するのは2回目だ。」 律「澪・・・お前・・・」 澪「でもさっき、梓はこんな質問はしなかったぞ。」 律「あ、ああ!私も3回感じたけど梓がこんなこと言ったのは初めてだぞ!」 梓「そ、そうなんですか・・・?」 唯「ど、どういうこと・・・?意味がわからないよ・・・」 梓「もしかして、私たち今もまだ夢の中なんですかね?」 律「全員一緒の夢ってか?ありえないって!」 梓「でも記憶の一致とか・・・」 澪「でも梓は覚えてないんだよな?」 梓「はい・・・」 律「その感じじゃムギも覚えてないよな?」 紬「え、ええ・・・」 唯「なになに?今って夢の中なの?」 澪「多分っていう仮定の話をしているんだ。」 唯「さっぱりだー」 紬「でもこのままじゃ埒があかないわね・・・」 梓「じゃあとりあえずこの夢を終わらせましょう。 夢が終わる条件とか・・・ありませんか?」 澪「私は眼が破裂したところで眼が覚めた・・・」 律「私もだ。2回とも破裂で眼が覚めてる。」 唯「じゃあもう一回破裂しようよ!みんなで夢から覚めよ!」 澪「でもそれじゃあ誰かが犠牲に・・・あんな思いもうしたくないよ・・・」 梓「わ、わたしがやります!」 唯「あずにゃん!?」 梓「これで眼が覚めるならいいです。確かこのマーブルチョコが薬でしたよね?」 律「ああ。多分そうだ。」 梓「じ、じゃあいただきます・・・」スッ 唯「ま、待ってあずにゃん!!」 梓「唯先輩・・・?」 唯「そんなあずにゃんが傷つくことなんかないよ!!だから犠牲になるのなんかやめてよ!」 梓「唯先輩・・・///」 梓「でもいいんです。みんなのためになれるなら喜んで・・・」 紬「ちょっとそのチョコ返して欲しいんだけど・・・」 梓「え?」 唯「ムギちゃん?」 紬「お願い。」 梓「嫌だと言ったら・・・?」 梓「えいっ!」 澪「!?」 唯「澪ちゃん!?」 澪「・・・」モグモグ 紬「な、何を・・・」 梓「返すくらいならこうしますよ。」 唯「あずにゃんうまい!」 澪「痛い痛い痛い!やっぱ痛い痛い痛い痛い!!もう我慢できないくらいヤバい痛い瞼破れそう!!」 律「おい、どうするんだよ!?」 梓「皆さんの話聞いた感じじゃこれは夢だそうじゃないですか。」 澪「痛い痛い!!やっぱり痛いって!!これやばいって!!」 梓「多分眼が破裂したら眼が覚めますよ。きっと夢ですから。」 澪「そんなこと言って夢じゃなかったらどう責任とってくれるんだよ!!」 梓「きっと夢です!大丈夫!!」 澪「やべ・・・外れるぞこれ・・・」 ぼとっ 律「ありゃー澪のやつとうとう外れちゃったかー」 澪「外れた!外れたぞ!!たすけてくれ!!」 唯「どんどん膨らんでもうサッカーボールみたい・・・」 梓「ここに来て膨らむ速度が・・・人一人が入れそうな大きさですね」 唯「澪ちゃん・・・」 澪「だめぇ、弾ける・・・」 パーン! 紬「また無理だったわね・・・」 斉藤「もうそろそろ諦められたら・・・」 紬「いいえ、皆が一つになるまで諦めないわ!もう一回よ!」 斉藤「はい・・・」 紬「私は皆が一つになるまで諦めないわ。」 紬「そうだ、今回は少し変えて見ましょう。」 5
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紬「はい、唯ちゃん。マーブルチョコよ。」 唯「わーい!」 梓「・・・なんの薬なんですか?」 律「な、何を言ってるんだよ・・・ハハ・・・」 紬「別に隠すことじゃないわ。」 澪「眼球が飛び出る薬だ。」 梓「え゛」 唯「あ、あれ・・・?眼が痛くなってきたよ・・・?」 紬「さっそく来たわね・・・」 唯「あれ?痛い・・・痛いよ・・・」 澪「・・・」 梓「唯先輩・・・?」 唯「やばい・・・もう我慢できなくなってきたよ・・・痛いよ・・・!」 紬「ぷーっくっくっく・・・」 梓「唯先輩!!ちょっとこっち向いてください!!」 唯「え?」 梓「ちょっとそれ・・・!」 梓「な、なんですかその眼は!?」 唯「え?どうなってるの?あずにゃん?」 澪「プーックックック・・・」 梓「えっと・・・眼が・・・飛び出てます!」 唯「そ、そんなの嘘だよ・・・ね?」 梓「か、鏡・・・ご自分の眼でご確認ください・・・」スッ 唯「うわっ・・・!!」 梓「唯先輩・・・」 紬「ぷ。ぷくく・・・」 唯「いやっ!こんなの嫌だよ!!誰か助けて!」 律「いや、でもくりくりお目目でかわいくなったんじゃないか?」 澪「まるでカエル・・・」 紬「出目金とも言えるわ。」 梓「ムギ先輩!!あの薬が原因なんでしょ!すぐに直してください!!」 紬「わり。便所。」ガタン 梓「ムギイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!」 梓「皆さん変ですよ・・・どうしてこんなことを・・・」 澪「いや、これ全部唯が望んだことだから。」 梓「そ、そうなんですか・・・?」 唯「うん。私眼が大きくなりたいって相談したから・・・」 紬「スッキリした~」ガラ 唯「でもこんな目じゃ外歩けないよ・・・」 梓「唯先輩・・・」 唯「やばい。眼が乾燥してきた。」 梓「ちょっと唯先輩・・・」 澪「また眼が飛び出てるぞ・・・」 唯「え?嘘!?」 律「もう半分ぐらい飛び出てるな。」 紬「これは乾燥するわけね・・・」 唯「誰か!誰か眼薬ちょうだい!!」 唯「眼薬ちょうだい!」 澪「誰か持ってる人いるか?」 梓「持ってないです・・・」 律「無いなー」 紬「そんなの持ってないわ・・・」 梓「・・・だそうです。」 唯「じ、じゃあ水でいいから!水分無いと眼が痛いよ!!」 梓「急いで持ってきます!!」 梓「水汲んできました!!」 澪「唯!水届いたぞ!!」 唯「届いた!?早く・・・!水!水!」 律「今かけてやるからな!」ジョボジョボ コツン 唯「いったー!!ペットボトルの注ぎ口が眼にあたったよ!!」 律「ご、ごめん!」 ニュッ・・・ 澪「うわ!また飛び出て来たぞ!!」 梓「どうやら衝撃を受けるとより飛び出てくるみたいね。」 唯「もう嫌だよ~助けてよ~」エーンエーン 紬「でも一旦飲んじゃったんだからもう治らないわよ・・・」 唯「そ、そんな・・・」 ギュリッ・・・ 唯「あれ?まぶたが痛い・・・また飛び出てない・・・?」 律「いや・・・飛び出ては・・・」 澪「眼球が・・・巨大化してる?」 唯「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!もう我慢できないくらいヤバい痛い瞼破れそう!!」 梓「どうするんですか?」 紬「そんなこと言ってもどうしようも無いじゃない!!」 唯「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」 律「こうしてる間にもどんどん唯の眼は・・・」 澪「ヤバいぞ!もう表面積は2倍近いぞ!!」 唯「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」 唯「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」 澪「ヤバいぞ・・・膨らむ速度が速く・・・」 律「それだけじゃない・・・眼球自体が大きくなったせいで・・・」 紬「眼が飛び出て来てる・・・」 唯「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」 ぽとっ 梓「眼が・・・」 澪「落ちた・・・?」 唯「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 律「眼球は落ちたけど神経はまだ眼の内部とつながってるな」 唯「痛い・・・痛いよ・・・眼球に砂が・・・汚物感バリバリだよぅ・・・」 澪「それでもまだ膨らむのは止まらない・・・」 梓「もう野球ボールぐらいの大きさにまでなってますね・・・」 紬「外れちまった・・・あぁ外れちまった・・・もう、戻らない・・・」 律「そして止まらない・・・」 梓「そう言ってる間にもうソフトボールぐらいの大きさに・・・」 澪「もうサッカーボールぐらいだぞ・・・」 律「ここに来て膨らむ速度が・・・」 紬「もう人一人が入れそうな大きさね」 梓「唯先輩・・・」 唯「あ、ああ・・・」 パーン! 唯「ハッ!ゆ、夢か・・・朝から嫌な夢見ちゃったな・・・」 どたどた 唯「おはよう憂。」 憂「あれ。お姉ちゃん今日は早いね。」 唯「変な夢見ちゃって・・・それで眼が覚めちゃった。」 憂「ははは。朝から災難だったね!」 唯「・・・」 2
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イベント概要 イベント楽曲 選抜メンバー イベントストーリー イベント報酬累計イベントpt イベントptランキング イベント曲スコアランキング イチ推しランキング 形式:ミラクルコレクション 開催期間:2023/09/31 14 00 ~ 2023/10/10 13 59 イベント概要 期間中にイベント楽曲以外のライブでライブをプレイすると、ライブのスコアに応じてアイテム「ミラクルスター」とイベントptが獲得できます。 「ミラクルスター」を使ってイベント楽曲をプレイするとより多くのイベントptを獲得できます。 イベント期間中に獲得したイベントptに応じて「イベントストーリー」や「イベントpt報酬」を獲得したり、ランキングに参加することができます。 イベント終了後に、ランキングの順位に応じた報酬を獲得することができます。 (ゲーム内お知らせより) イベントページをチェックすることで、毎日一度、イベントログインボーナスを得ることができます。 また、イベントページから「推しメンバー」を登録することで、同じ推しメンバーを選んだプレイヤー間でイベントptランキングを競うことができるようになります。 推しメンバーの登録はイベント中一度だけ可能で、選び直すことはできません。 推しメンバーの登録は必須ではありませんが、未登録のままイベントを終えると、後述の「イチ推しランキング報酬」を受け取ることができないので注意。 イベント楽曲 曲名 区分 属性 難易度 ステージレベル 消費スター EXP コンボ数 Love U my friends (12人 Ver.) ニジガク スマイル NORMAL ★5 1000 10 151 HARD ★7 295 EXPERT ★10 439 MASTER (未配信) ※イベント楽曲ではLPは消費しません。 選抜メンバー 選抜メンバー ミラクルスター獲得ボーナス イベントptボーナス 入手方法 UR[サプライズハロウィン]ミア・テイラー 覚醒前:+250覚醒後:+500 覚醒前:+10%覚醒後:+20% ピックアップ勧誘「Trick or Treat!」で獲得 UR[ハロウィンアフタヌーン]鐘嵐珠 UR[ヒミツの計画]桜坂しずく 本イベントの報酬 UR[闇の力が集う場所]津島善子 覚醒前:+250覚醒後:+500 (なし) 勧誘で獲得 UR[遠い月を覗いて]小原鞠莉 UR[ススキのさざなみ]渡辺曜 イベント「銀色の月が輝く丘に降臨」報酬 「ミラクルスター獲得ボーナス」を持つメンバーが加入している場合、イベントログインボーナスで獲得できるミラクルスターの量が増加します。 「イベントptボーナス」を持つメンバーを編成してライブをプレイすることで、ライブクリア時に獲得できるイベントptが増加します。 イベントストーリー ストーリー 解放条件 何が飛び出す!?Halloween 第1話 イベント参加で解放 何が飛び出す!?Halloween 第2話 イベントptが5000に達する 何が飛び出す!?Halloween 第3話 イベントptが12000に達する 何が飛び出す!?Halloween 第4話 イベントptが20000に達する 何が飛び出す!?Halloween 第5話 イベントptが30000に達する イベント報酬 「累計イベントpt」は、イベントptを一定量稼いだ時点で報酬を受け取ることができます。 「イベントptランキング報酬」「イベント曲スコアランキング報酬」「イチ推しランキング報酬」は、イベント期間終了後、それぞれの順位に応じた報酬を受け取ることができます。 累計イベントpt イベントpt 報酬 10 ラブカ×30 50 ゴールド×50000 100 ペンライト×10 250 レッスンノート(小)×180 500 スキルブック(小)×10 750 メモリアルピース×30 1000 ラブカ×30 1500 ゴールド×100000 2000 ペンライト×10 2500 レッスンノート(小)×180 3000 スキルブック(小)×10 4000 メモリアルピース×40 5000 ラブカ×40 6000 ゴールド×100000 7000 ペンライト×10 8000 レッスンノート(小)×180 9000 スキルブック(小)×10 10000 1回通常勧誘チケット×1 12000 メモリアルピース×50 14000 ゴールド×100000 16000 ペンライト×10 18000 レッスンノート(小)×180 20000 ラブカ×100 22000 メモリアルピース×50 24000 スキルブック(小)×10 26000 ゴールド×100000 28000 ペンライト×10 30000 ラブカ×50 32000 レッスンノート(中)×60 34000 スキルブック(小)×10 36000 メモリアルピース×70 38000 ゴールド×100000 40000 ラブカ×100 42000 ペンライト×10 44000 レッスンノート(中)×66 46000 スキルブック(小)×10 48000 メモリアルピース×80 50000 10回通常勧誘チケット×1 52000 ゴールド×100000 54000 ペンライト×10 56000 レッスンノート(中)×66 58000 スキルブック(小)×10 60000 ラブカ×100 62000 メモリアルピース×80 64000 ゴールド×100000 66000 ペンライト×10 68000 レッスンノート(中)×66 70000 ラブカ×50 72000 スキルブック(小)×10 74000 メモリアルピース×100 76000 ゴールド×150000 78000 レッスンノート(中)×66 80000 ラブカ×100 82000 ペンライト×10 84000 スキルブック(小)×10 86000 メモリアルピース×100 88000 レッスンノート(中)×66 90000 ラブカ×50 92000 ゴールド×200000 94000 ペンライト×10 96000 レッスンノート(中)×66 98000 スキルブック(中)×5 100000 [ヒミツの計画]桜坂しずく 105000 メモリアルピース×100 110000 ゴールド×300000 115000 ペンライト×30 120000 ラブカ×100 125000 レッスンノート(大)×54 130000 スキルブック(中)×5 135000 期限付きスキップチケット×30 140000 ラブカ×50 150000 1回通常勧誘チケット×1 160000 ペンライト×100 170000 ラブカ×50 180000 レッスンノート(大)×86 190000 スキルブック(中)×5 200000 1回通常勧誘チケット×1 210000 ペンライト×100 220000 ラブカ×50 230000 レッスンノート(大)×43 240000 スキルブック(大)×3 250000 ゴールド×500000 260000 期限付きスキップチケット×30 270000 ラブカ×50 280000 ペンライト×20 290000 スキルブック(大)×3 300000 ラブカ×100 325000 ペンライト×100 350000 ラブカ×50 375000 期限付きスキップチケット×40 400000 ラブカ×100 425000 ペンライト×30 450000 期限付きスキップチケット×50 475000 ペンライト×30 500000 ラブカ×300 525000 ペンライト×30 550000 メモリアルピース×30 575000 ゴールド×100000 600000 メモリアルピース×30 625000 ゴールド×100000 650000 メモリアルピース×30 675000 ゴールド×100000 700000 メモリアルピース×30 725000 ゴールド×100000 750000 メモリアルピース×30 775000 ゴールド×100000 800000 メモリアルピース×30 825000 ゴールド×100000 850000 メモリアルピース×30 875000 ゴールド×100000 900000 メモリアルピース×30 925000 ゴールド×100000 950000 メモリアルピース×30 975000 ゴールド×100000 1000000 メモリアルピース×30 本イベントの報酬で入手できる通常勧誘チケットの使用期限は2023/10/15 11 59までです。 本イベントの報酬で入手できる期限付きスキップチケットの使用期限は2023/11/30 23 59までです。 イベントptランキング 順位 報酬 1~500位 ラブカ×3000ペンライト×900レッスンノート(大)×300スキルブック(大)×35スキップチケット×30ゴールド×2000000メモリアルピース×1000 501~1500位 ラブカ×2000ペンライト×7500レッスンノート(大)×250スキルブック(大)×25スキップチケット×25ゴールド×1700000メモリアルピース×950 1501~3000位 ラブカ×1500ペンライト×600レッスンノート(大)×200スキルブック(大)×20スキップチケット×20ゴールド×1500000メモリアルピース×900 3001~5000位 ラブカ×1200ペンライト×500レッスンノート(大)×150スキルブック(大)×15スキップチケット×15ゴールド×1200000メモリアルピース×800 5001~10000位 ラブカ×1000ペンライト×450レッスンノート(大)×150スキルブック(大)×15スキップチケット×15ゴールド×1000000メモリアルピース×700 10001~20000位 ラブカ×500ペンライト×180レッスンノート(大)×50スキルブック(大)×5スキップチケット×5ゴールド×400000メモリアルピース×600 20001~35000位 ラブカ×400ペンライト×120レッスンノート(大)×40スキルブック(大)×4スキップチケット×4ゴールド×300000メモリアルピース×550 35001~50000位 ラブカ×375ペンライト×90レッスンノート(大)×30スキルブック(大)×3スキップチケット×3ゴールド×200000メモリアルピース×500 50001~100000位 ラブカ×250ペンライト×45レッスンノート(大)×20スキルブック(大)×2スキップチケット×2ゴールド×160000メモリアルピース×300 100001~1000000位 ラブカ×200ペンライト×15レッスンノート(大)×10スキルブック(大)×1スキップチケット×1ゴールド×100000メモリアルピース×150 イベント曲スコアランキング 順位 報酬 1~10000位 ラブカ×300レッスンノート(大)×150ゴールド×1000000 10001~30000位 ラブカ×200レッスンノート(大)×75ゴールド×500000 30001~50000位 ラブカ×100レッスンノート(大)×50ゴールド×300000 50001~75000位 ラブカ×75レッスンノート(大)×30ゴールド×200000 75001~120000位 ラブカ×50レッスンノート(大)×10ゴールド×100000 120001~250000位 ラブカ×40 250001~450000位 ラブカ×30 450001~750000位 ラブカ×20 750001~1000000位 ラブカ×10 イチ推しランキング 順位 報酬 1~100位 称号【何が飛び出す!?Halloween (メンバー名) TOP100】ラブカ×300レッスンノート(大)×150ゴールド×1000000 101~300位 称号【何が飛び出す!?Halloween (メンバー名) TOP300】ラブカ×250レッスンノート(大)×100ゴールド×750000 301~1000位 称号【何が飛び出す!?Halloween (メンバー名) TOP1000】ラブカ×200レッスンノート(大)×75ゴールド×500000 1001~30000位 ラブカ×200レッスンノート(大)×75ゴールド×500000
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大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ◆saLB77XmnM しかし、反動で遠く吹き飛ばされるヤムチャを見て、承太郎は言う。 「なんてヤローだ……俺がこんな状態であるとはいえ、『スタープラチナ』の攻撃を六割も防御するとは……」 その不用意な発言に、翼は「えっ?」と声を漏らす。 だが、承太郎の言うことは嘘偽りなく真実。その証拠として、 「ぐ、ぐぐぐぐ……」 顔面を歪まされた状態に陥りながらも、ヤムチャは立ち上がった。 恐るべきは超神水の引き出すパワー。この男、単純な戦闘能力だけなら最早…… 「"地球人最強"か。どうやら、その肩書きはあながち嘘でもないようだな……やれやれだぜ」 承太郎のぼやき、溜息を吐くが、決して慌ててはいない。 「しぶてぇヤローだ! なら今度は俺が……」 「そこを動くなカズマ。奴は既に負けている」 とどめを刺そうと勇みだす桑原を声で制し、承太郎はヤムチャへと目をやる。 「テメーの敗因は……まあ色々あるが、一番致命的だったのは"注意力"の欠如だ」 「な、なんだと!? ま、まだ俺の足元がお留守だって言うのか!?」 不細工顔で抗議するヤムチャは、見た目こそ酷いがそれほどのダメージを受けているわけではなかった。 『スタープラチナ』の攻撃をまともに受けて、ここまで平然としていられる"生身の人間"も珍しい。 「違う。"足元"の話をしているわけじゃあない。もっと、全体的な"場"を見る注意力が欠けていると言ったんだ」 「? どういう――」 首をかしげて、ヤムチャは嫌な予感を感じた。 漠然とした、嫌な予感。 承太郎の言う、注意力。 そして、本能的に感じたこの"気"。 「よ……な……」 今なら、承太郎の言葉の意味が全て分かる。 「おまえは初めから、敵を"一人"しか見ていなかった。だから翼のシュートも避けられなかったし、俺の『スタープラチナ』による攻撃が布石であることにも気づかなかった」 承太郎から八メートル右、そこには、両の指を突き立てた世直しマンが。 「おぉぉぉぉぉぉぉぉしッッ!!!」 「…………この勝負、俺"達"の勝ちだ。"地球人最強"」 思えば、あの時もそうだった。 強大な敵に立ち向かう非力な俺に、アレは力を貸してくれた。 「なんだ? なんだ、テメーのその支給品はァ!?」 負けたくない。その思いに、コイツは答えてくれた。今回も。 でもな、今回はただ『負けたくない』だけじゃねぇ。守って、帰りてぇんだよ。 仲間の下に。 「――蟹座の黄金聖衣だ! よく覚えて、それから死にやがれクソヤロー!!!」 黄金の鎧を身に纏ったボンチューが、神速の動きでフレイザードに詰め寄る。 本来、黄金聖闘士だけが身に纏うことを許されたこの衣も、今のボンチューを確たる主として認めていた。 その気高き心に反応し、力を貸す。ピッコロ戦の時の様に。 「ボボンチュー!」 だが、今回はピッコロ戦の時に比べて『思い』が違う。 求めたのは単なる強さだけではなく、守る強さ。 生き残りたいという意思も、仲間を思えばこそ。 「ボボン」 その上昇し続けるスピードとパワーは、フレイザードを圧倒する。 抗う暇も与えず、『スタープラチナ』にも匹敵しそうなほどの連打を、 「チュラァアアァアァアアアアアァァァァアァアアアアアアァァァァァァアァ!!!」 ――浴びせる。 今度こそ。 ルキアが果たせなかったとどめの代行を担ったボンチューは、最後の拳にありったけの力を込めた。 これで、フレイザードという悪に完全なとどめを刺す。ボンチューの小宇宙(コスモ)は、未だ滾ることをやめない。 「グッ!」 悶絶しながらぶっ飛ばされたフレイザードは、震える足腰で迫るボンチューに向き直る。 「…………今度こそ、仕舞いにしてやる」 短く言ったボンチューに、フレイザードは恐怖を覚えた。 もはやボンチューは、雑魚などではない。もちろんルキアも。自分の体力が全開であったら勝てただろうが、現状では敗北は免れない。 それでも、 「……俺は、俺様は……死なねぇ!!」 フレイザードは、再び呪文を唱える。 「メラミ! ヒャダルコ!」 今度は中級呪文で、魔力の合成を試みる。 「遅ぇ!!」 ダッシュでとどめを刺しにくるボンチュー。だが、問題ではない。 土壇場に陥った炎氷将軍の恐ろしさは、並大抵のものではないのだから。 「喰らいやがれェェェ!!」 フレイザードはボンチューの手よりも逸早く、魔力を放出した。 ただし、それはボンチューではなく、 (――――ルキア!?) 攻撃先には、ルキアがいた。 それも震える身体を起こし、今にも立ち上がろうとしている。 (――――生きてた!) 歓喜する暇もなく、ボンチューは駆け出した。 悪の魔の手が向けられた、大切な仲間を守るために。 (――――今度こそ、守るんだよぉぉぉ!!!) 「承太郎君……」 戦い終わりし後、翼はすっかり疲弊した承太郎を心配そうに見遣る。 思えば、彼も重傷の身でよく戦った。承太郎がいなかったら、今ここには誰も生存していなかっただろう。 「……少し、無理をしすぎたな。いいかげん休みてぇ気分だ……」 体を倒し、身を休める承太郎の意識は、今にも消えかかっていた。 「翼……カズマ……俺は少しばかり休ませてもらう。あとのことは、頼んだぜ……」 「うん……うん……」 「……無茶しやがって。大馬鹿野郎だよ、テメーは」 涙ながらに頷く翼と、ぶっきらぼうに返す桑原。 そして、一番の功労者であるヒーローに語りかける。 「あんたも……さすがは"ヒーロー"だな、世直しマン」 未だ立ったままのヒーローに、承太郎は言葉をかけるが、 「……世直しマン?」 声が、返ってこない。 一同が心配そうに見る中、数秒して、一言。 「ルキアとボンチューを……頼む」 その一言がどんな意味を持つのか、考えるのは難しくなかった。 「よ(4)、な(7)」 「……か……め」 世直しマン最大の攻撃『よなおし波』発動の合図と、 亀仙流最大の必殺技の掛け声が、重なる。 そこにいた三人、誰もが「まさか」と思っただろう。 だが、これが地球人最強の底力。 「お(押)ぉぉぉぉぉし!!!」 「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ぶつかる衝撃と衝撃。相殺しあうエネルギーとエネルギー。 力の質量はほぼ互角。お互いが綺麗さっぱり打ち消しあって消えたのだから、間違いない。 かめはめ波とよなおし波のぶつかり合いは、相打ち。 だが、それを放った世直しマンは、 「世直しマン……」 「死んでる……監督みたいに、立ったまま」 「…………ド畜生ッ!!」 その攻撃が、限界だった。 宇宙をまたにかける正義のヒーローは、世を正す正義のヒーローは、 「…………やった」 自称、地球人最強に敗北した。 「やったぞぉぉぉ!! 俺は、俺は勝ったんだー! やったぜ、クリリィィィン!!」 今までにない最上級の功績に、ヤムチャは歓喜の咆哮をあげた。 ドラゴンボールを使い、皆を後から生き返らせるため、まずは人数を減らす。 クリリンの残したこの壮大な計画に、ヤムチャはこれ以上ない形で貢献したのだ。 浮かれるヤムチャの一方。どうしようもなく消沈する三方は、半ば絶望にも近い憤りを感じていた。 桑原も怒りに任せて飛びかかろうとしたが、あのかめはめ波の威力を考えれば、自分に勝ち目がないことを認めざる得なかった。 「おいおい、何しみったれた顔してるんだよ!? どうせあとでみんな生き返るんだから、そんなに落ち込まなくても……」 「『スティッキィ・フィンガーズ』!」 「――へ?」 浮かれるあまり、反応が遅れた。 ヤムチャの後方から迫った襲撃者に、後れを取った。 背後には、二つの影。おかっぱヘアの男と、宇宙人のような人間。まるで、先ほどの『スタープラチナ』の再現のような。 ヤムチャは、この存在が『スタンド』という名であることを知らない。 「うわっ、と!?」 後方からの奇襲をギリギリで避けるも、また転びそうになってしまうヤムチャ。だが、今回は足元がお留守とは言わせない。 「な、なんだおまえは!?」 「なかなかの反射神経だ。だが、『スティッキィ・フィンガーズ』の攻撃は確かに"当たった"。見えるか? おまえの"小指"に取り付けられた"ジッパー"が」 この突然の奇襲に、ヤムチャは困惑する。だが、自分の左小指を見た途端、その困惑はさらに加速することとなる。 「な、なんじゃこりゃあ!?」 そこには、紛れもなく"ジッパー"が取り付けられていた。あの、服についてる"ジッパー"だ。 「その"ジッパー"を引けばどうなるか……まさか分からなくはないだろう?」 おかっぱの男は、ヤムチャに歩み寄る。 「なんなら、もっと"ジッパー"を増やしてやろうか? 身体が"ジッパー"塗れになる様を……俺に見せてみるか?」 「ひっ……」 ヤムチャは、このおかっぱの男の今までにない異質な能力に、これ以上ない恐怖を覚えた。 「……きょ」 あと三人……あと三人だったが、もう少しと言うところで一人増えた。 その一人は、謎の力を秘めた能力者。冷静に考えて、浮かれている場合ではなかった。 「今日のところは見逃してやる! 次にあったら、このヤムチャ様があの世に送ってやるからな~! 覚えてやがれ!」 限界を感じたのか、それとも『スティッキィ・フィンガーズ』の異能に恐怖したのか。 ヤムチャは、宇宙のヒーローを葬ったとは思えない逃げ足で去っていった。 「ブチャラティ……」 「JOJO――空条承太郎、だな? まさか俺の顔を、忘れてはいないだろうな」 ヤムチャが去り、おかっぱの襲撃者――ブローノ・ブチャラティは、承太郎と邂逅する。 この二人、数時間前までは些細な誤解から激闘を繰り広げた間柄である。しかも同じ『スタンド使い』。結果は承太郎の勝利に終わったが、今はあの時とは立場が逆転している。 「無様だな。"ボス"と同じような『スタンド』を持ってしてこれとは、情けない」 「仕方がねぇさ。なんたって相手は、"地球人最強"だ」 「ふん。あの時は後れを取ったが、今やったら"100%"俺が勝つな」 「おい、まさかブチャラティ……」 その攻撃的な言葉から、桑原は嫌な風を感じた。 あの時のいざこざ。まさか、今ここで『スタンド使い』同士のバトルを再現するつもりでは……。 「心配はござらん、カズマ殿。ブチャラティ殿にその気はない」 事が起こる前にブチャラティを止めようとした桑原を、遅れてやってきたもう一人の仲間、雷電が制した。 「雷電さん!」 「遅れて済まぬ、翼殿。もっと早く駆けつけるつもりだったが、ブチャラティ殿と『話』をしていたら遅くなってしまった」 「……事情は雷電から全て聞いた。おまえ達が俺と同じ思想を持っているということ、既にカズマはその仲間入りをしたということもな」 複雑そうな顔で語るブチャラティ。どこかしら後ろめたさがあるのだろうか。特に桑原とは眼を合わせようとはしなかった。 「カズマ殿、ブチャラティ殿はちゃんとこちらの話に賛同してくれたぞ」 「それじゃあブチャラティ……」 「おっと、再会を喜び合うのはまだ先だカズマ。生憎だが、"すぐにやらなければならないこと"ができた」 「やらなければならないこと?」 ブチャラティの加入に喜んだのもつかの間、彼は"また"突拍子もないことを言い出した。 「さっきの奴――ヤムチャだったか。俺は奴を追い、この手で倒す」 「なんだと!?」 そこ言葉に驚きの色を見せる桑原だったが、 ブチャラティは至って平然とした顔で、 「奴は危険だ。この先少なからず、俺たちの障害となる。倒すなら……疲弊し、"ジッパー"の能力を恐れた今が好機だ」 「じゃ、じゃあ俺も行くぜ!」 「言うと思ったよ、カズマ。だが、おまえは駄目だ。これは俺が一人で行く」 「なんでだよ!? 仲間だろうが!?」 「"仲間"だからこそだ。言わせてもらうが、おまえ達三人は戦える状態じゃあない。下手に数で攻めるよりも、一人のほうが"確実性"がある」 「ぐっ……しかしよぉ」 なおも食い下がろうとする桑原に、承太郎は「やれやれ」と吐き捨てる。 「ブチャラティ、奴は強いぜ。いくらおまえの『スタンド』が特殊でも、一人じゃ荷が重い。だが……」 「最良の策であることは否定しないだろう? こうしているうちも、奴は遠ざかっていく。俺は行くぞ」 「やれやれ……」 「"無口"そうな割に、この手の話になると"饒舌"になる奴だ。雷電、あんたはカズマ達を頼む」 「承知」 踵を返し、ブチャラティはヤムチャが去っていた方角を見る。もはや、止めるものは誰もいなかった。 最後に、 「ブチャラティィィィィィィィ!!!」 桑原が、腹に力を溜めて大きく叫ぶ。 「テメーは俺たちの仲間だ! だから、だから絶対に戻って来いよォォォォ!!!」 ――声は、届いただろうか。 既に姿の見えなくなったブチャラティに、確認する術はない。 「では、一刻も早く安全な場所へ」 「いや、その前にボンチューとルキアを迎えにいってやらねぇと。……負けてるとは思いたくはねぇが、無事でいてくれよ!」 「……」 「あん、翼?」 ブチャラティが去った後、気を失い身を休めることに専念した承太郎を見ながら、翼は一人考える。 これで、これでいいのかと。 「JOJO君は……」 静かに、翼が語りを始める。 「JOJO君は、僕がこの世界で初めて出合った『チームメイト』だったんだ」 思い出す――最初はサッカーをお遊びだって、貶してたっけ。 「僕は、この世界で石崎君っていう『チームメイト』を亡くした。さっきの戦い……承太郎君も石崎君みたいになっちゃうんじゃないかと思って……」 心配だった。初めて、クレイジーでいられなくなった。 たしかな生命の危機を感じてしまったんだ。 「――みんなが、みんなが楽しくサッカーをすることが出来れば、こんなことにはならないんだ」 何を思ったか、翼は承太郎が作った木製ボールを手に取り立ち上がる。 「僕は彼に――ヤムチャ君に、サッカーの楽しさを教えてあげるんだ!」 「……………………はぁ?」 呆れ顔になる桑原と雷電を無視して、翼は走り出す。 その方角は、ヤムチャやブチャラティが向かっていった方向と同方向。 止める間もなく、翼はサッカーの楽しさを知らしめるため、布教活動に出かけてしまった。 ――やれやれ、まったく"クレイジー"だぜ…… 気絶しているはずの承太郎が、わずかに呟いたような気がした。 炎と氷、溶けた水の散乱する大地に、二人の男女が仰向けに倒れこんでいた。 強敵との戦闘を終え、勝利を手に掴んだ二人は決して喜び合うこともせず、することもできなかった。 疲労感から、身体を一ミリも動かすことが出来なかったから。加えて、意識も夢の中である。 ――ボンチュー、ルキア…… 夢の中で誰かが語りかけてくる。 鎧に身を包んだ、正義のヒーローだ。 いつも自分達を守ってくれていた、正義のヒーローだ。 ――後は、お前達二人に全てを託す 彼は、もういない。 最後まで、人間を守るために戦い、 そして散った。 ――奴らを倒せとは言わん。だが、必ず生き延びろ 二人を残して、 ヒーローは行ってしまった。 ――バッファローマンと共に、見守っているぞ ボンチューと、ルキア。 二人は、夢の中で涙した。 【宮城県/黎明】 【フレイザード@ダイの大冒険】 [状態]腹部を中心に身体全体にダメージ大。重度の疲労。成長期。傷は核鉄で常時ヒーリング。 窮地に追いやられたことでどうにか氷炎魔法の両立を安定させることに成功。しかし実戦で使うにはまだ経験値不足。 [装備]霧露乾坤網@封神演義 火竜鏢@封神演義 核鉄LXI@武装錬金、パンツァーファウスト(100mm弾×3)@ドラゴンボール [道具]支給品一式 [思考]1、ひとまず逃げ延び、体力を回復させる。 2、氷炎同時攻撃を完全に自分の物にする。 3、その後にピッコロと集合場所にて合流 4、優勝してバーン様から勝利の栄光を 【朽木ルキア@BLEACH】 [状態]:気絶、重傷、重度の疲労、右腕に軽度の火傷 [装備]:斬魄刀(袖白雪)@BLEACH、コルトパイソン357マグナム 残弾21発@City Hunter [道具]:荷物一式、バッファローマンの荷物一式、遊戯王カード(青眼の白龍・使用可能)@遊戯王 [思考]:1、ロビンを捜す。 2、ゲームから脱出。 3、第五放送が終わったら東京タワーに行く。 4、いつか必ず、フレイザードとピッコロを倒す。 【ボンチュー@世紀末リーダー伝たけし】 [状態]:ダメージ中、重度の疲労、軽度の火傷、気絶 [装備]:蟹座の黄金聖衣@聖闘士星矢 [道具]:荷物一式(食料ゼロ) [思考]:1、ルキアを守る。 2、ロビンを捜す。 3、もっと強くなる。 4、これ以上、誰にも負けない。 5、ゲームから脱出。 6、第五放送が終わったら東京タワーに行く。 7、いつか必ず、フレイザードとピッコロを倒す。 【桑原和真@幽遊白書】 [状態]:全身各所に打撲、戦闘によるダメージ中、軽度の火傷 [装備]:なし [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費) [思考]1:ルキアとボンチューを迎えに行く。 2:ブチャラティのことが気になる。 3:ピッコロを倒す仲間を集める(飛影を優先) 4:ゲームの脱出 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:左腕骨折、肩に貫通傷(以上応急処置済み)。全身各所に打撲、左半身に重度の火傷。気絶。 [装備]:シャハルの鏡@ダイの大冒険 [道具]:荷物一式(食料二食分・水少量消費) :双子座の黄金聖衣@聖闘士星矢 :らっきょ(二つ消費)@とっても!ラッキーマン [思考]1:(やれやれだぜ……) 2:悟空・仲間にできるような人物(できればクールな奴がいい)・ダイを捜す 3:主催者を倒す 【雷電@魁!!男塾】 [状態]:健康 [装備]:木刀(洞爺湖と刻んである)@銀魂、気絶した承太郎@ジョジョの奇妙な冒険 :斬魄刀@BLEACH(一護の衣服の一部+幽助の頭髪が結び付けられている) [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費) [思考]1:ルキアとボンチューを迎えに行く。 2:何があっても仲間を守る。 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:右腕喪失・全身に無数の裂傷(応急処置済み) [道具]:荷物一式 :スーパー・エイジャ@ジョジョの奇妙な冒険 [思考]1:ヤムチャを追い、倒す。 2:必ず仲間の下へ帰る。 3:首輪解除手段を探す。 4:主催者を倒す。 ※ブチャラティの外れた間接は、中国拳法の達人である雷電が治しました。 【大空翼@キャプテン翼】 [状態]:精神的にやはり相当壊れ気味、全身各所に打撲、軽度の火傷 [装備]:拾った石ころ一つ、承太郎お手製木製サッカーボール [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費)、クロロの荷物一式、ボールペン数本 [思考]1:ヤムチャを追い、サッカーの楽しさを叩き込む。 2:悟空を見つけ、日向の情報を得る。そしてチームに迎える。 3:仲間を11人集める。 4:主催者を倒す。 【ヤムチャ@ドラゴンボール】 [状態]:右小指喪失・左耳喪失・左脇腹に創傷(全て治療済み)ダメージ中、特に顔面が酷い。中程度の疲労。 左小指に"ジッパー" 超神水克服(力が限界まで引き出される) [装備]:無し [道具]:荷物一式(伊達のもの)、一日分の食料、バスケットボール@スラムダンク [思考]:1.一旦引いて、休憩。 2.参加者を減らして皆の役に立つ。 3.あわよくば優勝して汚名返上。 4.悟空・ピッコロを探す。 5.友情マンを警戒(人相は斗貴子から伝えられている)。 ※世直しマンの荷物とアミバの荷物は大破しました。 【アミバ@北斗の拳 死亡確認】 【世直しマン@とっても!ラッキーマン 死亡確認】 【残り55人】 投下順に読む Back 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) Next 0341 暴走列島~原点回帰~ 時系列順に読む Back 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) Next 0344 恋する少女は盲目で友達の声も耳に入らないの 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 大空翼 0361 共同戦線~武道家VS能力者~ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) アミバ 死亡 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 雷電 0359 ヒーローになろう 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 空条承太郎 0359 ヒーローになろう 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) ブローノ・ブチャラティ 0361 共同戦線~武道家VS能力者~ 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 桑原和真 0359 ヒーローになろう 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) フレイザード 0364 狂殺万華鏡 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) 世直しマン 死亡 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) ルキア 0359 ヒーローになろう 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) ボンチュー 0359 ヒーローになろう 0340 大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告(中編) ヤムチャ 0361 共同戦線~武道家VS能力者~