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特定非営利活動法人スプリングウォーター 大丸 裕介. 今月はスプリングウォーター理事のご紹介です。REDAS(リーダス)株式会社代表取締役 大丸 裕介.氏。スプリングウォーター草創期からのメンバーと年齢も近く、頼りになる先輩・お兄さん的存在です。スプリングウォーターへの思い、社長として会社のこれからなどお伺いして参りました。 -SW- 本日は宜しくお願いします。スプリングウォーターに関してと、REDASに関してと両面でお伺いしたいと思います。まず、スプリングウォーター発足から7年が経過しましたが7年を振り返って頂きいかがですか? -大丸- 非営利の難しさを感じています。 みんなが手弁当で運営してきた組織です。それぞれが動ける範囲が限られていると思います。でも、だからこそ正直で思いやりのある組織でもあると思っています。 -SW- 昨年のTRIGGER2008でもプランナーサポートとしてサポートして頂きました。TRIGGER2008を振り返って頂いていかがでしょうか? -大丸- 第1回のTRIGGER2004と今回のTRIGGER2008。イベントの質としてはそれほど変わっていないかなと思いますが、「運営スタッフが楽しく成長する」という視点から見れば、今回のTRIGGER2008が一番成長でき、達成できたのではないかと思います。 プランナーサポートという面では、私がサポートしたAgriチームは素晴らしい4人でした。全員が本気でした。審査結果は審査結果として受け止めていますが、私としてはAgriチームが最も優秀だったと思っています!! TRIGGER2008に取り組んだ期間、プランを作りあげることで4人が学んだことはとても多い。負けたことで、「自分がこれをやりたい」と実感できたとも言ってました。今後に必ず活かしてくれると思います。 ※TRIGGER2008の開催方向はこちら 一方で「TRIGGER」は今一度コンセプトを見直す時期にきていますね。個人的にはコンテストを「学生の部」と「社会人の部」に分けるべきだと考えています。そうすることでますます公平性も出ますし、クオリティも上がります。それぞれの目的も異なるべきで、「学生の部」はあくまでも起業を前提としないビジネスプランコンテスト。一方の「社会人の部」は起業を前提としたビジネスコンテスト。ゴールを明確にすることで、「TRIGGER」への参加意義を高め、その後の結果につなげていきたいです。 -SW- ありがとうございます。続いて、お仕事に関してお伺いしたいと思います。現在REDAS株式会社とageUN株式会社の2社を経営されているわけですが、社内外のコミュニケーションで心がけていらっしゃることはありますか? -大丸- ブログを大切にていします。ブログを通して、社内外問わず多くの方々に伝えたいことを書いています。やはり、発信することにより言葉に対する責任が伴いますね。ブログには必ず本音を書くようにしています。 -SW- 経営者としての今後のビジョンをお聞かせ下さい。 -大丸- 心理産業の確立 マーケティングをREDASで、カウンセリングはageUNで。と、役割をそれぞれの会社に持たせることで整理をしました。最終的な目的は心理産業の確立で、私の頭の中では1つにまとまっています。購買・購入行動を理論で解明してみたい。そのためにIPOや海外進出なども視野に入れて準備をしています。 REDASの直近目標としては、(職人魂のある)製造業の尊厳をダイレクトマーケティングによって取り戻したい!}モノづくりの素晴らしさを再度認知できるようにしていきたいです。 -SW- ありがとうございます。最後に学生・若手社会人にメッセージをお願いします。 -大丸- 反省する。後悔しない。 編集後記 大丸さんのPioneer初登場は2002年の7月。当時はまだageUNもREDASも無く全く違う肩書きで大学時代のご経験を語って頂きました。今は2社の経営者としてご活躍です。その頃学生だった私も早社会人歴数年。。 スプリングウォーターの歴史を感じます。存続するためにたくさんの方のお力、ご支援を頂いて参りました。大丸さんもそのお一人です。今後もより多くの方にご支援頂けるNPO法人になればと思います。 事務局 三上 早苗 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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特定非営利活動法人スプリングウォーター 三代川 透 今月も先月に引き続きスプリングウォーター理事のご紹介です。 -SW- 先月のPioneer第1号の金田さんに続き、今月は第2号の三代川さんです!2002年当時の原稿をご覧になっていかがですか?※Pioneer of the Monthはスプリングウォーター初代WEBサイト(2002年当時)にあった復活コンテンツです。 -三代川- 写真が若いね。色々書いてるねぇ。1つウソついてるな。初めて彼女ができたのは高校1年じゃなくて中学2年だった。映画デートに行ったのを今思い出した!! -SW- 2001年発足当初から7年間スプリングウォーターと関わって下さっているわけですが、この7年を振り返ってみて頂いて理事としていかがですか? -三代川- よく続いたな・・。 ほんと、よく続いてますね。 あと、TRIGGERを創り出したことは素晴らしかった。TRIGGERが産まれたことで、誕生した価値はたくさんありますね。 でも、成長の仕組み作りが難しいですね。スプリングウォーターに常勤で命をかける人が必要。仕事も同じですが、主体者がやはり大事だと思います。 -SW- 先日の合宿にもご参加頂いたり、8/24にはセミナーも開催して頂くわけですが、7年間学生さんと触れ合ってきて、変化は感じますか? -三代川- 優秀だし、器用になったね。 でも、骨太でなくなった。これは社会全般に言えることだと思いますが、頭では考えられるけど、実際に行動できなかったり、頭で考えた通りになると思ってる人が多いですね。 あと、皆さん「世の中を変えられる」って信じてないですよね。 僕は原爆が投下された10年後に生まれました。破壊された社会が立ち上がっていく姿を知っています。社会なんて所詮人が作っているもの。ひっくり返すことも作り直すことも存外簡単だ、ということを知っているし、本気で信じられる。経済も政治もみんな同じ。みんなの力で変えられるんですよ。 -SW- なるほど。以前に「戦争を生き抜いた人が存命な時代は日本はまだ大丈夫だが、戦争を生き抜いた世代がいなくなった時に本当の意味で勝負。」という記事を見ました。戦争や戦争からの復興を経験されている先代に学ぶことは大事ですよね。 -三代川- 私たちの年代になるとビジネスの最前線にいられるのはもう長くないです。頑張ってあと10年くらいかな。後は次の世代に託すしかない。僕たちの先輩が自分たちに託してくれたのと同じことをするまでです。 スプリングウォーターを通して、次の世代の皆さんに自分が伝えられることを伝えたいと思っています。 -SW- ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。最後に。2002年当時、「夢は映画を創ること」と仰っていますが、実現しそうですか? -三代川- もうすぐできると思います!やっぱり、映画を創ることは長年の夢。アメリカに行って、学んだ頃からだから、もう30年近くずっと貫き通してます。映画という概念を越えた映画を創りたいと思ってます。 編集後記 先月の金田同様、2002年のインタビューから6年。 当時、とても緊張しながらインタビューさせて頂いたことを思い出しました。同時に、2002年のインタビューを読み返してみて「色んなこと聞いてたなぁ。」と感じました。 8/24のTRIGGER2008プランナー1次通過者に向けてのセミナーにて講師をして頂きます!アメリカでコミュニケーションを学んだ三代川さんの講演は必見!講義内容の一部はWEBサイトにも掲載したいと思います。 事務局 三上 早苗 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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入門編 第2回 「ダイレクトマーケティングが儲かる原理は?」 (1)通販の商品原価って、いったいいくら? 通販の商品原価は10~20%。これはぼったくりか!? 答えはNO。ぼったくるどころか、妥当である。 一般的に商品原価は40~70%?と思っている人が多い。 たしかに、小売店の感覚としては、仕入れ値が40~70%くらいだろう。 それでは具体的に大手コンビニエンスストアの場合どうか。 [A] 消費者 ↑ 100円 [B] コンビニ ↑ 70円 [C] FC本部 ↑ 40円 [D] 卸問屋…最近は問屋の存在を省くことも多い。 ↑ 35円 [E] メーカー ↑ 10円 [F] 製造元…実際はメーカーの下に本当の意味での製造業者がいることも多い。 この流れを、よく見てみてほしい。 実は、本当の意味での製造原価は10%なのだ。 (最終的な販売価格が100円に対して、製造元が卸しているのは10円) 消費者の手元に商品が届くまでに、様々な会社が仲介している。 勘違いしないでほしいのは、それぞれに必要な機能があるため、誰もぼっているわけではない。実際に、どこの会社もギリギリで運営している。 (最大手FCさんは潤っているが、それは素晴らしい企業努力の賜物) ダイレクトマーケティングは途中に介在する会社の大半を省く。 [A] 消費者 ↑ 100円 [F] 製造元 製造元にとってはこれまで10円で卸していた商品が100円で売れるようになるため、 原価率は単純計算10%となる。 しかし、[B]~[E]までの役割の全てを、自社で完結する必要があるため、 これまでに求められなかったノウハウとコストが発生するのだ。 (2)通販の場合の売上構成比 それでは通信販売には、何にお金がかかって、いくらくらい手元に残るのだろうか。 さっそく見ていく。 売上(販売価格)を100%とすると、 *商品原価…20% *集客活動費(広告宣伝費)…30% *リピート活動費…10% *フルフィルメント…15% *利益…25% 上記の利益から、社員の人件費や家賃水光熱費などが引かれるため、 ★営業利益としては10%くらいになる。 見ての通り、もっともお金がかかるのは、集客活動費。 従来のマーケティングであれば、集客は小売店がやってくれるため、 製造元は心配する必要がなかった。 通販にとっての広告宣伝とは、いわば店舗の役割。 常に広告を打ち続ける必要がある。 (3)利益が出るのは、顧客のリピート購入時 さてさて、それでは通販、どこで儲かるのか。 結論から、それは顧客のリピート購入時。 そこにかかるコストは10%程度だが、 売上そのものは全体の80%になる場合も。 2:8(ニッパチ)の法則をご存知だろうか。 一般的な会社では優秀な上位2割の人が8割の売上貢献をしている。 という話。 通販事業でも近いことがいえる。 2割の優良顧客が、8割の売上を占めている。 これはあながち間違っていない。 ダイレクトマーケティングは収益構造以外に、多数のメリットがある。 それは次回に…! 追伸: ここまでちゃんと読んでいる学生のあなたへ。 エライ! 優秀なビジネスマンであれば、「ふむふむ、なるほどぉぉぉ」という内容だが、 学生にとっては、やさしく書いていても難しく感じるし、 そもそもなかなか興味を持てないもの。 途中で寝ちゃわずに、最後まで読んでくれているあなたは、 マーケティングが向いているかもしれないい。 ぜひ我が社へ! ただ、就職活動において、「マーケティング」と謳っておきながら、 実際には、「どれがマーケティング???」という会社は多い。 「コンサル」という表現も要注意の1つ。 学生の段階で見極めるのは難しいかもしれないが、 わからなければ諸先輩方に相談を。 2008/08/29 大丸 裕介. Daimaru Yusuke Blog 特定非営利活動法人スプリングウォーター理事 REDAS株式会社代表取締役 ageUN株式会社代表取締役 日本におけるダイレクトマーケティングの発展、そしてその先にある心理産業の確立を、ただひたすら追い求めている。 北海道出身。東京水産大学(現:東京海洋大学)在学中に起業するも挫折を経験。広告代理店勤務後に占いプロダクション勤務を経て2003年ageUN株式会社創業。2005年REDAS株式会社を創業し現在に至る。 スプリングウォーターには2001年設立当初からセミナー講師などで貢献。スプリングウォーターを共に創っている。2006年NPO法人化に伴い理事に就任。 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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次代を担う若い起業家が夢実現に向けて本気の挑戦を行います。 発表するビジネスプランのフィールドはそれぞれ様々で斬新で刺激的! ビジネスプレゼンテーションだけでなく、コロちゃんコロッケで世界を駆け巡る小竹社長の基調講演や、アルビレックス新潟でスポーツビジネス界に伝説を刻んだ池田会長のお話など得られるインスパイアは無限大! TRIGGER2004アンケートより プレゼンターのレベルの高さに感動してしまいました!須子さん最高です。次回は自分も挑戦します!100万円ゲットします。(大学3年 経営学部) プレゼンターの人ともお話できて、色んな新しい情報、刺激を貰いました。様々な夢を持つ同年代のライバルに出会ったり、ゲストの経営者の方からアドバイスを頂いたりと、感謝しても仕切れません。(社会人1年目 ITベンチャー勤務) プレゼンも非常に勉強になりました。休憩時間の短い間でしたがとても良い出会いもあり、上手くビジネスにも発展できそうです。たくさんのキッカケをありがとうございました。ビバ トリガー! 来年を楽しみにしております。(社会人4年目 大手エレクトロニクスメーカー マーケティング担当) いまどきの大学生がこんなにスゴイとは思いませんでした。特に慶應大学の子のプランには驚きました。 (社会人 34歳) プレゼンターも参加者にも若い皆さんの意識の高さに驚いています。先輩として負けていられません。(人材系ベンチャー代表取締役社長) これからを担う若い皆さんに大きな希望を見出しました。また来年、成長したお会いできる事を心から楽しみにしております。(某大手企業 副社長) 1年に一度きりのチャンスを逃すな! 日時 2005年10月1日(土) 14 00~21 00 ( 開場 13 30) プログラム 会場 国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 小ホール 小田急線参宮橋駅下車 徒歩約7分JR山手線代々木駅下車 タクシーにて約10分 参加費 学生 500円/社会人 1,000円 主催 特定非営利活動法人スプリングウォーター 定員 学生及び若手社会人:約300人ゲスト(起業家、経営者、大企業役職者、学識者、資産家):約50人 プログラム 第1部 基調講演 14 00 開会挨拶 TRIGGER2005 実行委員長 碇 祐輔 14 05 基調講演 『自分らしく生きよ!そうすれば必ずあなたは大きくなれる』コロちゃん株式会社 代表取締役社長 小竹 守様 第2部 コンテスト 15 00 審査員紹介 15 10 来賓紹介 15 15 プレゼンテーション 1.藤原 実希子 Fujiwara Mikiko『Neet Expert(ニーテキスパート)』2.大塚 裕太郎 Otsuka Yutaro『PictureCode名刺』3.永澤 雄 Nagasawa Yu『タダコピ~広告付き無料コピーサービス~ 17 00 前回優勝者による事業経過報告 TRIGGER2004 優勝ジャストレード株式会社代表取締役社長 須子 はるか様 17 10 スプリングウォーター紹介 17 25 W-TRIGGERの紹介 17 40 審査結果発表及び表彰各審査員より一言各受賞者より一言 18 20 閉会挨拶 特定非営利活動法人スプリングウォーター代表理事 金田 浩邦 18 30 閉会 第3部 懇親会 19 00 開会挨拶 19 05 懇親会講演 『地域密着スポーツビジネス-アルビレックス新潟-』新潟総合学院 理事長株式会社アルビレックス新潟 代表取締役会長池田 弘様 21 00 閉会 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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第1回 「マーケティングの思い込み」 「マーケティング」と言う言葉は毎日いろいろなところで使われていて、「マーケティング」という言葉に触れない日はないくらい馴染みのある言葉かも知れません。でも、一番誤解されている言葉なのかも知れません。典型的な誤解を二つほど考えてみましょう。 1.誤解の1 「マーケティングは金儲けの手段でしょう。」 マーケティングの目的とは一体何なのでしょうか。コトラーは「マーケティングとは人間や社会のニーズを見極めてそれに答えることである。」と定義しています。経済学でもマーケティングでも人のもっているニーズは無限であると考えています。検索エンジンはグーグルが世界を席捲しましたが、ひょっとするともっと凄い検索エンジンが来年でてくるかも知れません。人間は常にもっとよいモノやサービスを求め続けると考えるところにマーケティングの面白さがあります。 2.誤解の2 「うちの商品はよいのだがマーケティングが弱くて・・・。」 「自社の商品は他社に負けない素晴らしい商品なのだが、どうも売るのが下手だ。」「だからマーケティングが弱いと考えている。」ということです。でも、本当にそうなのでしょうか。 本当に優れた商品だと、広告も営業も何もしないであっと言う間に世界に浸透していくのではないでしょうか。グーグルがグーグルアースという世界地図のソフトを発表しました。私の昔住んでいた、ニュージーランドのオークランドの家、イギリスのロンドンの家、アメリカのグリニッジの家、をパソコン上でみることができるのです。正直このソフトには圧倒されました。しかも、無料なのです。他社にはない優れた商品やサービスは恐らくマーケティングの力を借りなくても広がるのではないでしょうか。大多数の商品は十分な差異化がなく似たり寄ったりの場合が多いのです。 マーケティングは大体今から100年前くらいに誕生した歴史の浅い学問です。しかも、私たちの日々の生活と密着した学問です。私たちに非常に近いということはそれだけマーケティングは大切な学問であるといえますが、同時にその近さ故に多くの誤解を生んでいるとも考えられます。 マーケティングの元となっている言葉はマーケット(market=市場)です。「市場」は恐らく太古の昔から人が共同体を営む中で必要なものを入手するために自然に発生した人類の知恵の一つだと思います。海に魚釣りに行って鯛を二匹釣ってきた人が、その一匹を山で栗を拾ってきた人と交換することは、両者の幸せを高めるために最も合理的な行為だったのです。 経済学でもマーケティングでもこの市場を中心に考えて行きます。だれか特別の権利を持っている人が「東京都民は、今日はパン一人一個と卵焼き一個を朝食に食べればよい。」と決めて生産者と販売者に指示しているわけではありません。市場というメカニズムを利用して自然に多くの人の満足度が最大になるようにしているのです。勿論市場は完璧ではありませんが、かと言って、王様のような人が勝手に「私たちが朝食に何をどれくらいの量食べればよいか」を決めてもそれで私たち全員が幸せになるわけでもないのです。 2008/07/25 杉山 愼策 Sugiyama Shinsaku 特定非営利活動法人スプリングウォーター理事 立命館大学経営管理研究科教授 岡山県出身。岡山大学法文学部卒業後、ロータリー財団奨学生として西ワシントン州立大学大学院経済学研究科に留学。 1973年資生堂に入社、資生堂UK社長、本社国際広報課長を歴任。1994年から日本リーバ(現ユニリバージャパン)でマーケティングを担当(理事)、マテルジャパン代表取締役社長を経て、2001年日本ロレアル取締役副社長。この間、ブランド・マーケティングについて、ハーバード、ノースウェスタン大学等のMBAコースに招かれて講演。2003年国立大学法人東京水産大学(現東京海洋大学)客員教授。2006年立命館大学経営管理研究科教授。 1994年『愛しのイギリス』(日本経済新聞社)を上梓。「英国ロイヤルソサイエティーオブアーツ(RSA)」フェロー。AMA、JMA会員。 スプリングウォーターではTRIGGER開催支援や社会人のためのマーケゼミ講師などスプリングウォーターを共に創り上げている。2006年NPO法人化に伴い理事に就任。 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) 2001-2008 SpringWater. All rights reserved.
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第2回 「マーケティングとは」 「マーケティング」や「経営学」は一般に社会科学という領域に入ります。社会科学は自然科学と対比されます。自然科学と社会科学とは一体どこが違うのでしょうか。どうも自然科学が好きな方からみると社会科学は曖昧模糊として科学足りえていないのではないかという厳しい批判があります。確かに客観性、普遍性、実証性に欠けるかも知れません。社会科学の特性とは何かを考えてみましょう。 1.誤解の1 「マーケティングを学んでもどうも正解が曖昧で分からない。もっと明快なマーケティングはないのか?」 ダーウィンの進化論を持ち出すまでもなく実は私たち一人ひとりは生きるために日々、いや、刻々と変化する環境に対応をしています。対応ができなくなると人は死んでしまいます。今年は格別暑い日が続いていますが、恐らくこの暑さに合わせて私たちの発汗作用はかなり活性化されていると思います。企業も実は刻々と変化する時代に合わせて変化しています。変化できなければ企業も市場から撤退に追い込まれます。ただじっとして留まっていてもだめなのです。でも、変化の方法には無限大の可能性があります。自然科学の世界では正解は多くの場合一つで、それが決定的な意味をもちます。しかし、私たちが係わるマーケティングでは正解は多数、否、ひょっとすると無限大あるのです。ここに曖昧さの原点があります。 2.誤解の2 「では、マーケティングで一体何を学べば良いのか?」 わしたちは過去も未来も生きられません。私たちが生きられるのはこの一瞬だけなのです。ではその現在を生きている私たちは何を学べばよいのでしょうか。学ぶものは実は過去しかありません。この駄文を読んでいらっしゃる皆様も結局私が書き上げた過去から学んでいるのです。(学ぶものがあると仮定しての話しですが・・・。)私はマーケティングで大切なことは過去の成功よりも失敗から学ぶことだと思っています。食品の偽装の問題が最近大きな社会問題となりました。だれも嘘をつくことは良くないことだと知っています。でも、ビジネスの世界でもまだまだ嘘が多いのです。法令順守(コンプライアンス)は当たり前のことです。コンプライアンスを守らなければ遅かれ早かれ企業は終結を迎えます。 今日の経済学をつくった一人であるジョン・メイナード・ケインズは次のように言っています。 “It is far better to be vaguely right rather than precisely wrong.” マーケティングや経営学では“Absolutely Right vs Absolutely Wrong”という形で対比して議論します。社会科学とは過去から学び未来に向かって何かを実行することです。前述した通り過去から学ぶことは多くの場合過去の失敗例です。でも未来に向かってやるべきことは一つではなく無限大の方法があるのです。ですから、絶対に間違うことを選ぶより、大体合っている方向を選ぶことが大切なのです。 NHKの大河ドラマの「篤姫」はかなりの人気だそうですが、篤姫を演じている女優が出ている保険会社は業績抜群の保険会社です。でも、その会社の格付け会社の評価はAAです。理由は簡単です。この保険会社はガン保険に特化していますが、ガンは何時かは特効薬ができる可能性があります。(自然科学の成果ですね。)そうすると、たちどころにこの会社は存在価値がなくなるのです。ですから本来であればAAAの評価の会社がAAのままなのです。 2008/08/15 杉山 愼策 Sugiyama Shinsaku 特定非営利活動法人スプリングウォーター理事 立命館大学経営管理研究科教授 岡山県出身。岡山大学法文学部卒業後、ロータリー財団奨学生として西ワシントン州立大学大学院経済学研究科に留学。 1973年資生堂に入社、資生堂UK社長、本社国際広報課長を歴任。1994年から日本リーバ(現ユニリバージャパン)でマーケティングを担当(理事)、マテルジャパン代表取締役社長を経て、2001年日本ロレアル取締役副社長。この間、ブランド・マーケティングについて、ハーバード、ノースウェスタン大学等のMBAコースに招かれて講演。2003年国立大学法人東京水産大学(現東京海洋大学)客員教授。2006年立命館大学経営管理研究科教授。 1994年『愛しのイギリス』(日本経済新聞社)を上梓。「英国ロイヤルソサイエティーオブアーツ(RSA)」フェロー。AMA、JMA会員。 スプリングウォーターではTRIGGER開催支援や社会人のためのマーケゼミ講師などスプリングウォーターを共に創り上げている。2006年NPO法人化に伴い理事に就任。 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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第3回 「マーケティングとは(その2)」 「マーケティング」の目的は一体何でしょうか。 アメリカマーケティング協会は次にように定義しています。 「マーケティングとは、個人や組織の目標を満足させる交換を創造するために、アイデア、商品およびサービスについての着想、価格設定、プロモーションおよび流通を計画し実施する過程である」(1985年アメリカマーケティング協会) また、日本マーケティング協会はマーケティングを次のように定義しています。 「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」(1990年日本マーケティング協会) 私はマーケティングとは「企業価値を高める全ての企業活動である。」と考えています。 つまり、企業の目的は全て価値の創造であると考えています。このような視点からマーケティングを見直してみたらどうでしょうか。 誤解の1 「4Pはもう機能していないのではないか?」 マカーシーが作り出しコトラーが世界に広めた4pも、目的は消費者のニーズやウォンツを満たすアイデアにより競合他社を凌駕するためのものです。競合他社との競争に勝つ4Pにより企業価値が高まることになります。4Pのマーケティングは終わったなどとよく言われますが、私は全くそうは思っていません。他社の商品と十分な差異化のある4Pがつくれなくなっていることに本質的な問題があると考えています。 誤解の2 「要は、新製品を作ればよいのでしょう!」 マーケティングの第一段階はモノを造ればよいという「生産主義」からスタートとしました。ともかく、モノを大量に安く造ればよいという考え方です。次に、ともかく売れればよいという「販売主義」の考え方に移行しました。それから「製品開発主義」に移行しました。新しい製品を開発すればよいのだという考え方です。 現在では、企業―消費者―従業員の三つをバランスよく満たす「マーケティング主義」に変化しています。 でも、多くの日本の企業は依然として「生産主義」、「販売主義」、「製品開発主義」の段階に留まっているのではないでしょうか。皆さんの会社の実情をよく見直してみてください。 二十一世紀の時代、企業―消費者―従業員だけを満たすだけでは十分ではない時代になっています。これからの時代は企業―消費者―社会の三つを満足させるようなマーケティングが必要となります。 トヨタの渡辺社長は未来の車は「走れば走るほど環境を綺麗にする」車であり、それをトヨタは求めていると発言されています。それが、水素自動車なのか電気自動車なのか私には予測できませんが、これからの自動車のあるべき姿を現していると考えます。これをコトラーは社会的マーケティングと呼んでいます。 マーケティングも時代とともに変化させる必要があります。でも、根本は消費者のニーズやウォンツを満たす世の中にないアイデアを4Pにして展開し企業価値を高めることなのです。自然科学の世界と異なり消費者のニーズやウォンツは時代とともに変化します。そこに私はマーケティングの面白さや楽しさがあるのだと思っています。 2008/09/26 杉山 愼策 Sugiyama Shinsaku 特定非営利活動法人スプリングウォーター理事 立命館大学経営管理研究科教授 岡山県出身。岡山大学法文学部卒業後、ロータリー財団奨学生として西ワシントン州立大学大学院経済学研究科に留学。 1973年資生堂に入社、資生堂UK社長、本社国際広報課長を歴任。1994年から日本リーバ(現ユニリバージャパン)でマーケティングを担当(理事)、マテルジャパン代表取締役社長を経て、2001年日本ロレアル取締役副社長。この間、ブランド・マーケティングについて、ハーバード、ノースウェスタン大学等のMBAコースに招かれて講演。2003年国立大学法人東京水産大学(現東京海洋大学)客員教授。2006年立命館大学経営管理研究科教授。 1994年『愛しのイギリス』(日本経済新聞社)を上梓。「英国ロイヤルソサイエティーオブアーツ(RSA)」フェロー。AMA、JMA会員。 スプリングウォーターではTRIGGER開催支援や社会人のためのマーケゼミ講師などスプリングウォーターを共に創り上げている。2006年NPO法人化に伴い理事に就任。 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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入門編 第1回 「広告業界の風雲児、ダイレクトマーケティングとは?」 (1)ダイレクトマーケティングの概要、導入企業例 ダイレクトマーケティングとは、 「生産者(メーカーやサービス開発元)から直接、消費者に商品やサービスをお届けすること」 通信販売での活用が多いですが、実は金融商品や店舗展開など幅広く使えるマーケティングです。 消費者と直接コミュニケーションを図るからこそのマーケティング優位点が多々あります。例えば「誕生日に特別なご案内を送る」ということもダイレクトなら可能ですね。 実践している会社を挙げてみると…、やずや、山田養蜂場、再春館製薬、ドクターシーラボ、DELL、amazonなど。知っている会社もいくつかあるのではないでしょうか? パソコン業界で比較すると、「マスのNEC vs ダイレクトのDELL」。保険業界なら「マスの日本生命 vs ダイレクトのアリコ」といった構図。 最近では大手企業も続々参入し、明治製菓・永谷園・富士フィルムなど様々。 ちなみにマスマーケティング大手として、ダイレクトマーケティングでも成功している代表事例では、サントリーの健康食品「セサミン」が有名。 (2)マスマーケティングとは何が違うの? さて、従来の広告モデルとは何が違うのでしょうか。 マスマーケティングでの広告目的は“ブランドを認知させる”こと。 1,000人中100人に対して、良い印象として記憶してもらう。 そこから先は、小売店や販売代理店にバトンタッチ。 一方で、小売店や販売代理店を介さないダイレクトマーケティングでは、単に認知させるだけでなく、“深く情報を伝達・啓蒙し、一気にアクションまで促す”。 その分、ターゲットを絞り込み、対象は1,000人中たった1人。 感性というよりも、理論的な思考が重要となります。 マスとダイレクトのどちらが優れているというものではありませんが、 根本的な事業戦略が変わってきます。 マス ・広告接触1,000人×反応率10%×購入単価1,000円=売上10万円 ダイレクト・広告接触1,000人×反応率1%×購入単価3,000円×年12回=売上36万円上記では売上ではなく、計算式の違いに注目して下さい。 大手広告代理店ほどダイレクトマーケティングで苦戦するのは、ブランド認知での経験の延長上に捉えてしまっているからなのかもしれません。 ちなみに、ダイレクトマーケティングとダイレクトメールは別物です。ダイレクトでもマスと同じく、テレビや新聞やWebなどあらゆるメディアを活用します。その中にダイレクトメールも含まれるといった感じです。 (3)ダイレクトマーケティングはロングセラー商品を生み出せる? 皆さん、コンビニで売れる商品は何だと思いますか? その要素の1つは「新商品」です。 コンビニに足を運んだ際に、ドリンクやお菓子の棚を見てみて下さい。 あのコカ・コーラですら、新商品を次々に出しています。 棚の広さは一定ですから、新商品が出た分、何かが消えています。 10年の歳月をかけて生み出されたこの商品…なんてものは過去の話で、 3ヵ月ごとに商品を生み出さなければなりません。 3ヵ月後に消えるとわかっていて情熱を込めるのも大変でしょうね…。 さて、そこまで言うからにはダイレクトマーケティングではどうなのか。 「ニーズを絞り込み、情熱を込めて開発された商品」が売れます。 そして「愛用し続けること」の意義を訴求することで、売れ続けます。 バージョンアップ商品やクロスセル(併売)商品の追加はOKですが、 メイン商品を入れ替える必要は必要ありません。 なぜあなたにこの商品が必要なのか…、 この商品の特徴はどこか…、 開発にあたっての想い…、 創業の歴史…など、ダイレクトだからこそ豊富な情報を伝えていくことができます。 製造王国日本。 ダイレクトマーケティングは、物づくり職人たちの尊厳を取り戻すマーケティングともいえるでしょう。 2008/07/18 大丸 裕介. Daimaru Yusuke Blog 特定非営利活動法人スプリングウォーター理事 REDAS株式会社代表取締役 ageUN株式会社代表取締役 日本におけるダイレクトマーケティングの発展、そしてその先にある心理産業の確立を、ただひたすら追い求めている。 北海道出身。東京水産大学(現:東京海洋大学)在学中に起業するも挫折を経験。広告代理店勤務後に占いプロダクション勤務を経て2003年ageUN株式会社創業。2005年REDAS株式会社を創業し現在に至る。 スプリングウォーターには2001年設立当初からセミナー講師などで貢献。スプリングウォーターを共に創っている。2006年NPO法人化に伴い理事に就任。 当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁止します。 Copyright (C) SpringWater. All rights reserved.
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NPO法人矍鑠協会に関するメモ 矍鑠は「かくしゃく」と読む。年を取っても丈夫で元気なさまを指す言葉。「あのご老人はまだ矍鑠としておられる」といった使い方をする。 相互フォロー推進委員会との関連性 株式会社clean life supportのサイトに「事務局理事様」として「NPO法人かくしゃく協会」が記載されている 同社はプレミアムドメイン提供事業を行っており、「電子新聞比較.com」などのドメインを所有している 「電子新聞比較.com」は一時期会長の@All_Followがプロフィールに記載していたURLである また、株式会社clean life supportが手がける「野生牧場」について@All_Followが言及していたこともある 参考リンク NPO法人情報 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 設立からサイト開設 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 1999年にNPO法人の承認を受けて以降の活動が記載されていないが、突如7/27にドメインを取得しサイトが開設されている 活動 2010/10/29には株式会社玄米酵素の担当者によるセミナーが開催されている http //kakusyaku.com/news101029.html 2010/12/12にはしめ飾り講習会が予定されている http //kakusyaku.com/news101212.html 2010/12/22 しめ飾り講習会関連 株式会社ミラクルシトリンとの共催 http //ameblo.jp/miracle-citrine/entry-10691819840.html 株式会社ミラクルシトリンは、レイキ・西洋占星術などのキーワードがでてくるスピリチュアル系のセミナー/カウンセリング会社 神化 有限会社との共催 神化 有限会社は港区白金台にある貿易会社らしい http //www.mapion.co.jp/phonebook/M26016/13103/21331567542/
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