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天下一品 五条桂店 基本情報 住所 京都市西京区御陵溝浦町3西友ストアー西隣 Tel 075-392-3768 開店時間 AM10 30~AM3 00 定休日 毎週火曜日 感想 ぽん唐がおすすめ 店内雰囲気 まさかの二重扉 駐車場がTimes(無料)入り口出口がはっきりしているので注意 味 結構辛め(唐辛子多め)というか、辛くておいしくないよ。 メニュー 色々なラーメンがある 楽集ラーメン 豚角煮ラーメン あぶりチャーシュー(あっさり限定) 赤ラーメン 画像
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名前: 辛口マカダミア 履歴: 辛口マカダミア→あぶりる 「辛口マカダミア」とは? 「辛口マカダミア」に関するリンク」 「辛口マカダミア」に関する情報/コメント 「辛口マカダミア」とは? ぁょぅや新雪グレイシアと仲がいいらしい。 よく単発スレを立てる。 ブラック・ホワイトガイドの方にも現れる。 「辛口マカダミア」に関するリンク」 取得中です。 「辛口マカダミア」に関する情報/コメント 名前 コメント
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海遊亭 メニュー コメント 居酒屋のひとつ。 メニュー オクタンorオトスパス:タコライス ブロスター:伊勢海老ウニソース焼き ダルマッカ:トマトスライス コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 草案 メニュー ブロスター:伊勢海老ウニソース焼き ダルマッカ:トマトスライス カラマネロ:いかとあおさの天ぷら ブーピッグorエンブオー:あぶりソーキ ケンタロス:石垣牛刺身 パルシェン:シャコ貝刺身 -- (ユリス) 2017-01-22 15 16 52
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魔理沙/21スレ/895 タグ一覧 ○○は被害者 ○○ゲス シリーズpart1 不倫 夫婦 寝取られ 托卵女VS魔理沙シリーズ 標準的なヤンデレ 永琳 結婚 魔理沙 「なあ、○○。私達付き合ってんだよな。」 「そうだけれど。」 「結構時間も経ったよな。」 「まあね。」 「じゃあさ、そろそろ…。」 「そろそろ、何だよ。」 「こ、婚約とか、結婚とか…。どうなんだよ。」 「え、そうだな…。魔理沙は親父さんから勘当されてるんだろ。 それのかたがついてからだな。」 彼女の意を決した問いかけに、曖昧に答える○○。今の曖昧な 関係を、ズルズルと維持したいと思ったが故の彼の返事は先延ばし であったが、彼女はそうとは捉えない。普段とは異なりしおらしく -分かったと-返事をした彼女を、彼は気づかずに送り出す。 そうして劇は幕を上げる。 彼のその場凌ぎの返事を、本気と捉えた魔理沙は一路実家に 飛んでいく。彼の家を昼間に出発し、一度自宅に帰った後に家を出た ため、夕方遅くなってから実家に到着した。そして彼女は父親に面会した のであるが、彼女が実家を飛び出してから実に幾年かぶりである。 父親の方もあんな事があった以上、急に彼女が戻って来るとは思っても おらず、内心何故娘が戻って来たのか分かりかねていた。 魔理沙は父親に話しかける。 「親父、私○○と結婚したいんだ。認めてくれ。」 父親も突然の事で驚くが、同時にこれは好機だと考える。自分から啖呵を切って 出て行った一人娘が戻ってくることなど、最早この機会以外には無いであろう。 父親は魔理沙をなんとしてでも家に戻す為に、結婚をだしにして条件を出した。 「結婚を認めてもいいが条件がある。」 「何だよ。もったいぶって。」 「結婚して家庭を持つのなら、今みたいに遊んでいる訳にはいかん。妖怪供とつるんで 異変に首を突っ込むのを辞めるんだな。」 「それ位、いいぜ。」 清水の舞台から飛び降りる気分で娘に出した条件であったが、魔理沙はあっさりとその 条件を受け入れる。娘の性格ならば、てっきり今までの生き方を捨てることを嫌がって、 勝手に結婚するとでも言いだしかねないと、冷や汗を掻いていた父親であったが、 最大の懸念が解決したためつい口が軽くなる。 「しかしどうしてそんな奴なんだ。番頭でも婿に取れば、今すぐ家を継がせても 良いんだぞ。」 その言葉が出た瞬間に、部屋の空気は張り詰めて父親は娘の地雷を踏みつけた事を 思い知らされる。露骨な嫌悪を表した魔理沙は、吐き捨てるように言葉を投げつけた。 「だから親父は、母さんに言われるんだ。人の気持ちを踏みにじるあんた なんか、一時も愛していなかったって。」 父親がその言葉を聞いた瞬間に、過去の記憶が蘇る。自分が曾て商売に成功し、 霧雨商店を大きく成長させたことで、取引のあった呉服店の娘と家庭を築くこと となったのであるが、実の所その結婚は打算の賜物であった。即ち、一方は娘を 嫁がせることで、苦しくなっていた店を持ち直させ、もう一方は女を手に入れる。 起死回生を狙った呉服屋の人間と父親の両親が、状況を密かに作り上げた結果、 父親はその事に気づかないままに結婚し魔理沙が誕生するのだが、妻にしてみれば 好いていない人間と一緒に日常生活を送り、時にはそれ以上のことをするのである から、いつしか気苦労は病を呼び、病は若い彼女に死を呼び寄せた。 そうして自分の人生を犠牲にした妻は自分の不幸を呪い、死に際に彼女は最後の言葉を 心に刻み込もうとする夫を初めて裏切った。 -あんたに無理矢理結婚させられて、大嫌いなあんたと家庭を持って、私は片時も 幸せでなかった。人の気持ちを踏みにじるあんたなんて、私は一時も愛して いなかった-と 母が死んで悲嘆に暮れる父親を魔理沙が目にした時、最初に感じたのは驚きであった。 彼女にしてみれば、母が父を愛していないことはうすうす感じていたし、母の 病が気から来ていたことは、より明々白々であった為である。 そして彼女は次に怒りを感じた。父に味方する事は、自分の気持ちを押し殺して 死んだ母を、もう一度殺すように感じた為である。-母が抱いた恨みを自分が晴らさない といけない-そう感じた魔理沙は、母の死から暫くして 父親が嫌っていた魔術に傾倒し、父親と大きく衝突した後に実家を飛び出した。 自分が父と争うことで、母の無念を晴らそうとするように。 母親の面影を残す娘に、昔の自分を責められたことは、父親に後悔と 衝撃を呼び起こした。亡くなった妻が、あの今まで見たことが無かった様な目で、 自分を非難、侮蔑、糾弾する様が脳裏にフラッシュバックして、あたかも 黄泉の国から妻が這い出し、自分を地獄に引き釣り込もうとしているかのように 感じた。あまりにも恐ろしく、忘れることが出来ない出来事。魔理沙の言葉は 父親の心の殻を壊し、今まで忘れようとしていたことを呼び覚ましていた。 そしてすっかりしおらしくなった父親は、魔理沙に悪かったと謝ると、悪く なった空気を打ち消すように番頭とばあやを呼び、殊更明るい調子で番頭には 香霖堂経由で里に魔理沙が家を継ぐ事について電報を打たせ、ばあやには客室に 布団を敷かせたのであった。 真夜中が過ぎ、魔理沙が客室で布団を被っていると、部屋の外で小さな足音がして 二人の人間が部屋に入って来た。寝る前に小間使いが持ってきた、ほうじ茶に入って いた僅かな雑味を思い起こしながらじっとしていると、人影は布団を剥ぎとり狸寝入り をしている彼女に手を掛けた。 そして魔理沙が布団の中に忍ばせてあった八卦炉によって、番頭の左腕は豪快に 吹っ飛ばされる。 「元魔女に眠り薬を盛るなんて、百年早いんじゃないかい。」 そう言いながら彼女を襲おうとした番頭を、取り押さえようとするのだが、恐れを 抱いた番頭は客室を飛び出して、廊下の障子を蹴破り中庭より外に逃げていく。 片腕ダイエットに成功した番頭の、素早い逃げっぷりを見逃した魔理沙は、もう 一人の犯人に八卦炉を向けて牽制する。両手を挙げて降参の意を示した小間 使いを、取り敢えず足を軽く撃っておいて逃げられなくした彼女は、騒ぎを聞き つけた家の者が駆けつけるまで、じっくりと取り調べをするのであった。まさに 鼠をいたぶる猫である。 尋問が粗方終わった後に、騒ぎを聞きつけて来た使用人や父親に、逃げた番頭の 処分や改竄されているであろう電報の訂正、小間使いが持っていた永遠亭特製の 眠り薬といった後始末の処理を任せると、魔理沙はもう一度寝入った。流石に 今度は紅魔館テイストとなった客間ではなく、ばあやの部屋に布団を持っていった のであるが。 そして日が高くなった頃に魔理沙が起きると、待ち構えていた使用人が魔理沙の 服を整え、正装した父親と馬車に乗って出かけるのであった。勿論目的地は○○の家。 車中では電報が改竄されていて、番頭と魔理沙が結婚するとなっていた事や、 家から馬に乗って逃げた番頭が、里の外れで血の臭いに引き寄せられた常闇の妖怪 に半分食われている所を、新聞を配っていた烏天狗が見つけた事を、魔理沙は父親 から聞いていた。父親は魔理沙に睡眠薬の出所を尋ねてきたので、真性品ではない かと伝えておいた。舐めると僅かに口に残る砂糖とは異なる不自然な甘みは、永遠亭で 誤飲防止の為に付けられる独特の添加物である。 ○○の家に着くと、普段ならば魔理沙自身で御免と扉を開けるのであるが、今日は わざわざ丁稚に伺いを立てさせて、父親の後でしおらしく家に入った。普段の如何にも な魔女の格好とは異なり、呉服屋の取り扱う中で一番の物を着た魔理沙を見た○○は、 父親が乗り込んできたことと相まって圧倒され、すっかり胡桃割り人形と化していた。 言葉を投げかけられると何であろうと頷いてばかりであるのだが、今まで先送りに されていた話を付けるには好都合であるので、とんとん拍子で話は進められる。 そして結納と結婚式の日取りまで話が及んだ所で、烏天狗が先程撒いた文々新聞号外 を握りしめてた女が一人飛び込んできた。 一時間も経たない内に夜叉が到着したのだから、きっとどこぞの新聞を撒いた 烏天狗は、○○に魔理沙以外の恋人が居ると知っていて、里で一番の霧雨商店に属する 番頭が妖怪に食われた醜聞を切っ掛けに、女の元に魔理沙婚約の号外を直接配達 して煽った挙げ句、今も上空で修羅場が起こる事を、今か今かと待ちわびているので あろう。文の思惑に載ることは癪であるが、今はこの女の相手をしなければならない。 彼女は○○に食ってかかり、○○はこれに応答する。 「ねえ、○○、あの女はなんなのよ!」 「え、まあ…。」 「まあ、何よ!」 「その…。」 はっきりと煮え切らない返事をする○○に、魔理沙は態と丁寧に告げる。 「私、○○さんの婚約者でございます、霧雨家の娘、魔理沙と申します。」 -以後お見知りおきを-と余裕綽々と女に挨拶をすると、一層女は興奮して 魔理沙に食いかかってくる。 「この間女!泥棒猫!私の彼を取るんじゃないわよ!○○も何か言ってやりなさいよ。」 「うん、その…。」 答えに窮する○○に助け船を出すかのように、魔理沙が突っ込んでくる。 「彼ということは、○○さんとは婚約されてないんですよね。」 「はあ?何言ってんだよこの野郎!」 「私は○○さんの婚約者です。唯の恋人やら彼女やらの浮ついたモノとは違って、 私が彼の妻になります。貴方とは格が違いますので。」 -あと、これでも女ですので、野郎はお門違いですわね-とも付け足して女を煽って おくと、我慢の限界に達した女が彼の目の前にあった湯飲みを投げつけてくる。 幸い湯飲みに入っていた茶は温くなっており、魔理沙も手で目を庇ったため大事には 至らなかったのであるが、それでも重い湯飲みが彼女の額に当たり、流れた朱が零れた 茶と共に彼女の着物を汚していく。挑発した甲斐があったと、魔理沙は窓の外でカメラを 構える文が写真を撮りやすいように、髪をたくし上げて流れる血を一同に見せつける。 「あら、自分が正論では勝てないことを分かっているから、暴力に訴えるなんて、 野蛮な人ですこと。こんな危ない人が彼女を気取るなんて、よっぽど猫を被るのが お上手なんですね。うふふ…。」 普段の自分の行いを棚どころか倉に上げ、いつもならば口にもしないような丁寧な言葉 で女を焚き付けておくと、遂に女は実力行使とばかりに、奇声を上げて魔理沙に掴み 掛かってくる。 女が魔理沙の着物をひっ掴み、無抵抗を貫く彼女の首を絞めてこようとした所で、 連れてきた使用人や、やっと動けるようになった○○が、二人の間に入り引き剥がす。 するとここまで争いには与しなかった、魔理沙の父親がここで初めて割って入った。 「どうやら其方のお嬢様と我が家の娘の間には、少々誤解があるようです。二人だけでは 話も拗れましょうから、後日間に人を挟んで落ち着いて話をするとしましょう。この場は 一先ず之で散会ということで。」 馬車に乗り込む魔理沙の方を憎々しげに、丁稚に抱きかかえられるようにしながら 睨んでいた女であったが、急に勝ち誇ったかのように叫んだ。 「私のお腹には○○の子供が居るんだよ!さっさと引っ込めよちんちくりんが!」 -マジかよ-と○○が呟いたことを読唇で確認した魔理沙は、今までの○○の言動も 相まって少なくとも、「そういう」関係であると当たりをつけた。しかし今の今まで 隠していたことが「らしくない」あの女の性格ならば、真っ先に言って来そうな決め球で あるが、帰り際まで言ってこなかった。ならばそこに何か在るはず。 そう考えた魔理沙は馬車の中から紙に書き付け、飛行機にして窓より飛ばしておく。 風が突然吹き付けて、紙飛行機が舞い上がることを確認した魔理沙は、再び思考に 没頭していった。 一週間後に第三者も交えて、再び会談することとした魔理沙であったが、それまで 無策でいるのは彼女の性に合わない。家に着くなり再び筆を執って手紙を書き、 ○○の家まで使用人に送り届けさせた。○○に働き掛けて-お腹の子にとって興奮し たのが堪えたろう-とでも言わせて女を病院に行かせるようにすれば、この幻想郷では 女は永遠亭に行かざるを得ない。そこで永琳に診察を受けさせれば、第一段階はクリア である。異変の時に弾幕はパワーだと言って押し通る姿とは異なり、魔理沙はじっと 策を練り、詰将棋を完成させていく。未来の女主人としては、花丸の合格といえるその 様子は即ち静である。彼女は一週間後に向けてじっと時を待っていた。 それから数日が経ち、魔理沙が箒に乗って永遠亭に向かうと、偶々そこにいた優曇華 より裏手に引っ張り込まれ、そこから永琳の診察室にこっそりと案内された。部屋に入った 魔理沙は、表の顔である輝夜が居らず、裏の顔である永琳と二人っきりにされたことに 不安が鎌首をもたげるが、それは永琳によって一蹴される。 「あの女の人だけれど、「妊娠は」していたわ。」 「それで?」 患者のプライバシーなど、月に置いてきたとばかりの永琳の姿勢に、魔理沙も突っ込んで 話を聞いていく。 「DNA検査では彼と一致せず。良かったわね。殺さずに済んで。」 「まさか。そんなに私は暴力的じゃないぜ。」 「あら、それじゃあ、そういうことにしておきましょうか。で、どうするの?」 言外に、対価さえ払えばどうにでも出来ると伝えながら、永琳は魔理沙に問いかける。 幻想郷唯一の医者に掛かれば、「不幸な事故」すらもそれとは分からずに起こすこと すら可能であろう。しかし魔理沙はその選択には興味が無いように告げる。 「女にはまだ言ってないんだろ?」 「明日来るわ。その時に言えば良いの?」 「いや、顔合わせの時の方が良い。だから資料だけ作っておいて。」 「そう、中々えげつないのね。」 そして永琳に、文に後から新しい検体を持ってこさせることを伝え、永遠亭を後にする。 文は既に女の身辺を調査しているので、追加のサンプルは容易に用意が出来そうである。 準備万端で迎えた会合の日に、魔理沙は前と同じぐらいの値段がする着物を着ていた。 今回は飾りや小物も揃えていたので、前回よりも恐ろしく豪華になっていたし、それらは 魔理沙の元々の美貌を更に引き立てていた。 そして会合の場所として指定した稗田家に、一同が揃うと、立会人である阿求は今回の 会合の開催を宣言した。歴史を作る上白沢や裁判官である映姫よりかは、人間の阿求の方が ○○にとっては「まだまし」なのかも知れないが、それはどの道、火あぶりになるか市中 引回しになるかの違いに過ぎない-どちらも死刑宣告である。二股なんてことをしただけ にしてはやや過大な罰を受けることになった○○であるが、今回は相手が悪かったと思って 諦めて貰う他ない。唯の里人や町娘であるならば、どちらかから殴られるだけで済むかも 知れなかったが、生憎人里一番の大商店の跡取りを相手にしては分が悪い。ただ一人で 味方が居ない状態に陥っていた○○は、ひたすら小さくなっていた。 始めに阿求から書類が一同に手渡されるが、そこにはいきなり永琳の診断結果が示されて いた。DNA鑑定など知るはずも無い女とその両親に、阿求が一通り説明すると、女側は混乱 のるつぼに落とされる。自分の娘からは子供が居ると聞いており、結婚はたとえ無理で あっても、霧雨商店の次期当主の妾ならばどうにか立つ瀬があると考えていた両親は、 思わぬ伏兵に計画を潰された。そしてひとしきり騒いだ後、阿求は更に爆弾を追加する。 魔理沙が裏から依頼していた、文の調査結果が一同に見せられると、最早女は偽造だなんだ と叫び出しており、室内は阿鼻叫喚となっていた。絶対にバレないと思っていたことが 暴かれて、女は既に目を白黒していたが、ここで阿求が一芝居を打つ。 「皆さん、当事者がいますとかえって話がややこしくなるようですから、ここは一度 ご両親だけで話されては如何でしょうか?」 そして話はあっさりと片が付く。先日駄目にさせた着物の代金を、手切れ金代わりに 相殺し、○○は無事(?)霧雨家に婿入りすることとなった。あの時に阿求は気を効かせて 魔理沙と○○を同じ部屋に留めておいたので、そこで孤立無援となっていた○○に最後のだめ 押しをしていたのであろう。そして霧雨婦人となった魔理沙は稗田家を訪れて、阿求に挨拶 をする。 「いやぁ、助かったぜ、本当。」 「そう言っている割には、計画通りの落とし所でしたのでは?」 「逃げ道が無いように塞いでおいたからな。」 「いや、懐に過充填の八卦炉を入れておくのは、反則でしょう。見た時には驚きましたよ。 道理で慧音さんを同席させなかったんだと分かりました。まあ普段の貴方ならば、万が一 殴られたら倍にしてやり返しそうですが。」 「殴り付けても解決しないだろ?」 「異変を殴って解決する人の台詞では無いですね。」 「で、どうしようも無くなっていたら、解決してしまうように撃つ積りだったと。」 「さあな。」 暫くして魔理沙は、邪魔したぜと言って帰っていった。箒に乗らずに馬車を呼んで。 此にて舞台の幕は下りる。 魔理沙/21スレ/901-907へ続く 感想 名前 コメント
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なみだ【登録タグ NexTone管理曲 VOCALOID な ぶりるP 曲 神威がくぽ】 作詞:ぶりるP 作曲:ぶりるP 編曲:ぶりるP 唄:神威がくぽ 曲紹介 ぶりるPの初がくぽ曲。 ロック調のオケに乗ったがくぽの低音が聞きどころ。 歌詞 (ニコニコ動画より書き起こし) ねえ 君はまだ僕を ああ 今も許さないの ただひとり 生きることを選び それぞれの道を歩むために プライドとか 捨てられればいいだけ でも出来ずに ☆過酷な日々を 逃れ逃れ 君は何を考えてるの 悲しみ色に 染まれ染まれ 君のためいき 聞こえそうだよ 涙 あふれてる ねえ 僕はまだ君を ああ 今も探してるの ただひとりきりの部屋の中で 別々の世界築くことが せめて今を 忘れられるなぐさめ ただそれだけ ★過酷な日々に 追われ追われ 僕の心 砕けそうだよ あしたのために 走れ走れ 僕のためいき 響いてるよ 何にも取れない生き方より すべてを手にする生き方がいい 君なら出来ると思ってるよ さあ 今 (☆くりかえし) (★くりかえし) 涙 あふれてる コメント リズム感が大好きだっ!! -- 空飛ぶ猫 (2011-03-17 02 26 03) 歌詞もリズムも音も好き。 -- 名無しさん (2014-01-24 21 53 17) 名前 コメント
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メンバー 駄目太(管理人) むてきちゃんさん(副管理人) 夷羅夷さん(規制中) WHITEさん(副管理人) ミックスさん(副管理人) アイスフェニックスさん(副管理人) 33さん(仮) あzさん(仮) アイスさん 桃玉さん ソードさん 冬眠中のゲイザーさん(監視人) こうたんさん 桜さん(監視人) 393939さん カビさん メタタさん 夢羽さん マックスさん lunaofshadowさん なんかすいてたさん あぶり海老チーズさん 更新履歴 取得中です。 ここを編集
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「VS ぶりぶりざえもん」 ◆aAwQuafMA2 B-6のビル街の奥まった所、雰囲気の悪い路地裏にグリーンは立っていた。 片手に竹刀を携え、腰には武器か道具か黒い紐の束のようなものを下げている。 (人の気配はないが……) 油断なく周囲に気を配りながら、グリーンは先程から気になっていた首輪に手を触れてみる。 ひんやりとした硬質な感触。 継ぎ目はなく、歪みのない綺麗な円環の形状をなしている。 つるつるとも、すべすべとも、さらさらともつかない、不快ではないが奇妙な肌触りで、材質は見当がつかない。 支給品の中に入っていた「金属探知チョーク」を近づけてみても反応の無いことから、おそらく機械の類のしくみではないのだろう。 継ぎ目がまったくない。 金属ではない、謎の物質製である。 さらに、遠隔操作で爆発させることができる。 これらの条件を満たす「首輪」がつくれるような能力の心当たりは…… 「エスパータイプの、技か……?」 直接手を触れることなく、作用のからくりが目に見えることもなく、破壊的な効果を及ぼすことのできる能力といえば、 エスパータイプの技が一番近いように思える。レッドの話で聞いたことのある、ミュウツーがその念で作り出した 物理的実体を持つ武器「スプーン」と似たようなものではないか――とグリーンは推測した。 しかし解析や解除の助けになるようなポケモンが手元にいない今、グリーンには手の出しようもない。 だが、この場において頼みとなるのは何もポケモンばかりではないかもしれない。 グリーンは思い出す。 犠牲になった女が、ポケモンの技に似た術のようなものを使っていたことを。 (参加者の中に、首輪解除に役立つような特殊能力の使い手がいる可能性もある。そいつと接触できれば……) これは参加者合意のゲームではない。 突然「殺しあえ」と言われた所で、戸惑うばかりの者、あるいは反発している者も多かろう。 仲間は、探せば見つかるはずだ。 ――ただし、可及的速やかに見つけねばならない。 これは零和(ゼロサム)ゲームだ。 80人以上もいる参加者は、最後の一人になるまで減り続ける。 奪ったものが得をする。殺した奴が得をする。 ゲームに乗ってしまった思慮の足りない子供に数を減らされてしまう前に、 なんとか役に立つ人間に接触して手を結びたいものだ。 (……あいつたちとも、できれば合流したいものだな) 仲間候補として、名簿に載っていた自分の知り合いたちのことも考える。 レッドは……経験、実力においては自分に遜色劣ることなく、その面では不安は無い。 しかし、お人よしが高じて無茶をしないとも限らない。 ブルーは……まず上手く立ち回って生き残るだろうが、ゲームに乗らないとは限らない。 居れば首輪解除等の際に頼りになるだろうが、接触の機会があっても慎重にすべきだ。 イエローは……性格からして、絶対に殺し合いには手を染めないだろう。 相手のポケモンを傷つけるのを最後までためらうようなトレーナーだ。 人を殺してまで自分が生き残ろうとはしないだろう。逆に容易に自分を犠牲にしかねない―― 「…………」 なんだか不安要素が多くないか。 いや、実力だけみれば心強い面子であることは間違いないのだけども。 ただ、知己に対するこの見解にも不安はある。 例えばイエローの言動には、グリーンにもはかりきれない部分がある。 この異常状況下で、イエローがグリーンの知っているイエローのままでいてくれるという保障はないのである。 もし、仮に――レッドなどが先に死んでしまい、イエローがそれを知ってしまったなら。 レッドを生き返らせたいがために「なんでも願いを叶えてやる」という甘言に騙されて殺し合いに乗ってしまうことがないと、 本当に言い切れるのか。いや、それを言うならレッドやブルーだって…… グリーンは頭を振って、一度思考を中断した。 「もしも……」の可能性ばかりを論じても詮無い。 まずは目下の問題に考えを集中するべきだ。 (とりあえず、この下らないゲームを終わらせるのに必要な条件は……) 1.首輪を解除する。 2.会場から脱出する方法を確保する。 3.ジェダという男を倒す。 この中で、首輪解除の優先度はあまり高くはない。 首輪の存在自体、せいぜいが状況を理解させるためだけのダモクレスの剣の役割。 「皆殺し」ではなく「殺し合わせる」ことが目的である以上、そう安易に首輪を爆破することもあるまい。 むしろ、首輪を解除しようとしていることを向こうに知られれば、ゲームを駄目にされてしまう危険を感じた相手に 即座に首をはね飛ばされてもおかしくはない。 目立たずに、しかし着実に、事を進める必要があろう。 ……たしたしたし…… 「……!」 何かがこちらに向かってくる気配を察知し、グリーンは思考をやめて意識を現実に戻した。 角の壁にぴったりと身を寄せ、竹刀を構えて様子を窺う。 人間の足音とは違う。 たしたしたしたし……と、犬猫が歩いてくるような音。 しかし油断することなく、グリーンはそれが姿を現すのを待ち―― 「……た?」 現れたのは、ひまわり色のベビー服を着た乳児だった。 「……赤ん坊か」 先程の奇妙な足音は、はいはいの音だったらしい。 よく見れば首輪がしっかり嵌められており、一応参加者の一人らしい。 「……」 「……たぁ」 グリーンに凝視されて、照れたように赤ん坊がそっぽを向く。 「…………」 一緒に連れて行っても邪魔なだけだが、何もできない乳児を殺し合いの場に見捨てるのは人としてどうかと思われる。 せめて安全な場所に隠れさせてやるか、と竹刀を持っていないほうの片手でグリーンは赤ん坊を抱き上げた。 赤ん坊を隠れさせる場所として隣のビルに目をつけ、歩き出す。 薄暗い路地裏を伝い歩き、入口側に回ったところで。 ――――ふと、どこからか反射した光がちかりと瞼を射た。 「?」 頭上を見上げるが、林立するビルの隙間から狭い空が垣間見えるだけである。 おおかた、屋上の手すりか何かだろう。 あーうー、と暴れる赤ん坊を取り落とさないように押さえながら、グリーンは回転ドアをくぐってビル内に侵入した。 ○ ○ ○ ビルの屋上から、その二人を見ていた子供がいた。 「……ひま、オラがすぐにお助けしてやるからな」 決意したようにつぶやき、単眼鏡を黄色い短パンのポケットにしまう。 かわりにクロッキー帳と羽ペンをランドセルから取り出すと、屋上から繋がる非常階段を駆け下りていった。 ○ ○ ○ 暗い雑居ビルの階段をのぼり、一フロアずつ探索を進める。 掃除の行き届いていないリノリウムの床にはゴミが散見せられ、お世辞にも柄の良さそうな場所とは言えなかった。 廊下の突き当たりにぼんやりと瞬く紫の看板が見える。 用心しながらドアを開けると、中は小ぢんまりとしたパブ。 窓が塞がれているため、中は暗く視界がきかない。 手探りで照明を点けると、カウンター席、幾つかのテーブルの姿が浮きあがる。 参加者への配慮か酒類は丁寧に撤去されていたが、調度品はそれなりに整えられており、シックな雰囲気を醸し出していた。 お子様には何とも不似合いな場所だが、ふかふかのソファがあり、適度に冷暖房のきいている点が 赤ん坊を落ち着かせるには丁度よいと判断した。 「た、た…」 横一列に並べられたソファで、赤ん坊がハイハイで往復したり寝転んだりして勝手に戯れているのを横目に グリーンは赤ん坊のランドセルの中身を確認する。 ちなみに、ご丁寧にも赤ん坊サイズの赤ランドセルであった。チューリップのアップリケが蓋の隅についている。 最初に出てきたのは、グリーンのランドセルの中身とほぼ同じ内容の基本セット。その次に出てきたのは、 参加者ごとに異なるアイテム(ランダムアイテム、とでも言うのだろうか)の一つと思しき、指無しの革手袋だった。 サイズや色は違えど、レッドの絶縁グローブと似たような外観である。しかし説明書を読んでみると、 特殊な効果があるようだ。 他にも何かないかと探り、――そのサイズから、大したものは入っていまいと思っていたが―― 二つ目を取り出したところで一瞬絶句する。 どう考えても赤ん坊にも自分にも扱えなさそうなそれをすぐにしまい、ランドセルの蓋を閉めて赤ん坊に返そうとして―――― ――――ちょうどソファの端からバランスを崩して落っこちそうになっているのを見つけて、あわてて襟首をつまみ上げて引っ張り戻す。 その拍子に、ベビー服の襟に「ひまわり」と刺繍が入っているのを見つけた。 赤ん坊の名前らしい。 「ひまわり、と言うのか」 「た!」 聞いてみると、はたして赤ん坊はうなずいた。乳児とはいえ、中々に聡いようだ。 ふっくりしたもみじ手に手袋をはめてやり、さて自分は去るか――と立ち上がる。 「たー……」 赤ん坊が名残惜しそうに見つめながら、ハイハイでついてくる。 「ここに居ろ」 抱き上げてソファに戻し、今度こそ行こうとして…… 「たーぅ!」 ……またついてくる。ソファに戻す。 すると「行かないで」と言うようにしつこく袖を引っ張ってくる。 グリーンもさすがに辟易し、ひまわりの小さな肩に手を置いて―― ――というか置く場所がないので掌で包むようにして、噛んで含めるように言い聞かせる。 「……ここに隠れているんだ。外は危ない」 「やぁ!」 いやいやと首を振り、強情に袖を離そうとしない。 「言うことを……」 聞いてくれ、と続かなかった。 ――――複数の足音が、近づいてくるのに気付いた。 逃げ場を――ひまわりを抱っこしたまま素早く店内を見回し、奥まった場所、観葉植物に隠れるようにして 目立たないドアを見つける。とっさに駆け寄ろうとした瞬間、そちらからも足音が聞こえてきた。 こちらも複数である。 完全な挟み撃ちの構図である。 ニ方向からの襲撃。しかも、どちらも複数。 対して、こちらは乳児連れ。武器は竹刀と腰のものしかない。あまりにも分が悪すぎる。 「いいか、動くな……」 言い聞かせてひまわりをソファの上に座らせ、自分はその前に立って竹刀を構える。 二方向から近づいてくる足音が、唐突に止んだ。 降りる静寂。 緊張した空気に耐えられなくなって泣き出しそうになるひまわりを、グリーンは鋭く叱咤した。 「来るぞ!」 ――――向かって左右、二箇所のドアを吹っ飛ばして、豚の大群がなだれ込んできた。 飛び出してきた、見たことのないポケモンの群れ。 右に5、左に5で総数10体。豚に似た短?に紫色の股引を穿き、めいめいがオモチャのような剣を携えている。 豚どもは半円の制圧陣形を展開して、あっという間にグリーンとひまわりを囲繞する。 豚のいびつな円の黒目は揃って一様にぐりぐりと揺れ、不気味である。 油断なく構えながら、グリーンは策を立ててみる。 (状況は圧倒的に不利。できれば戦うのは避けたいが……) 豚は木を登れない。高い所に登るという手もあったが、この狭いパブの中では適当な場所も見つからない。 となると、やはり正面から打ち合い、すべて倒すしかない。 睨み合いは、続く。 ――――ふと、グリーンは気付いた。 無表情で取り囲む豚ポケモンたち。その、言葉以外の些細な雰囲気。表情ともとれぬ表情。挙作。 人間とはまったく異質な”ふしぎないきもの”と相対し、一般の人間からは超能力とも思えるような繊細な感受性によって そのコンディションを深く察知して心を通わせる「ポケモントレーナー」だからこそ、読み取れる微妙な機微。 ……やや怯えているな、コイツたち。 悟ると、グリーンは口角を釣り上げた。 「どうした? かかってこないのか?」 浮かべた覚悟の笑みは、粘性を帯びた橙色の照明を受けて陰惨ですらある。 「……」 意思を満身に湛えて、じりっと足を踏み出した。 豚たちが、気おされたように一歩退く。 (このまま、怖気づいて逃げ出せばいいのだが……) と、グリーンが思った瞬間、睨み合いの段階は崩れた。 蛮勇を示そうとした一匹が、跳ぶように襲い掛かった。 それが全員の攻撃合図となった。 グリーンは目前のテーブルを蹴倒し、即席の盾にする。 先鋒をきって飛び掛ってきた豚は磨きこまれた化粧板に激突し、「ぶべッ」と無様な断末魔を残して消滅した。 どうやら、このポケモン(?)は強い衝撃を加えられると消えるらしい。 要はそれぞれ一撃当ててやればいいようだが、豚たちはなかなかに手ごわい。 竹刀の太刀筋を短小な体躯を生かしてちょこまかとかわし、グリーンの腕に飛びついて上半身の動きを殺そうとする。 上半身の動きを殺されるということは、抵抗力の大部分を奪われるのに等しい。 それを防ぐために、竹刀を片手持ちに切り替える。 空いた片腕は曲げた肘を鋭く振って、飛び掛ってくる豚を猿臂で払い落とす。 思ったよりもこの豚ポケモンの力は強い。 いたずらに腕を差し出して捕まえられては、そのまま力任せにへし折られる危険もあった。 最初の一匹に加え、二匹を何とか仕留めたがそれでもまだ半数以上が残っていた。 豚たちは一匹一匹が疾捷く、なにより数が圧倒的に多すぎる。次第に竹刀一本と腕一本ではさばききれなくなってきた。 隙と見て、他の豚たちも覆い被さるように次から次へと竹刀にしがみついてきた。 腕にかかる重量がきつくなり、竹刀を手からもぎとられそうになる。 「ぐぅ……!」 力任せに奪い返そうとするが、豚の群れに埋もれ押さえつけられた竹刀はびくともしない。 無表情な豚面が、その間抜けぶりを嘲笑うかのように一斉に卑しく歪んだ。 「たー! たーやー!」 ひまわりの悲鳴に振り返ると、二匹の豚が両側からひまわりを捕えて無理矢理運ぼうとしている。 咄嗟の判断で竹刀をあきらめ、素手で駆け寄ろうとするが横ざまから飛んできた豚のヒヅメキックを食らって遠くに吹っ飛ばされる。 とっさに取った受身の、床に接触した二の腕を軸にしてグリーンの体はフローリングの床面を テーブルや椅子をなぎ倒しながら滑り吹っ飛んでゆく。 ソファの台座にぶつかってようやく止まり、苦痛の呻きを噛み殺しながら素早く立ち上がる。 だがしかし、ひまわりの姿は視界からすでに消えていた。開け放しのドアの向こうの闇から、赤ん坊の泣き声が遠く響く。 そちらにばかり気を取られてもいられない。好機と見た豚どもが三匹がかりで飛び掛ってくる。 やむなく、グリーンは腰にさげていたもう一つの武器を取った。 ――――ひゅうぉっ 風を切って九尾の鞭がしなり、一気に三匹の豚をとらえて打ち据えた。 竹刀より一撃の威力は劣るため効果は期待しなかったが、豚は三匹とも次の瞬間に消滅した。 消滅させるのに要るダメージの閾値は、グリーンが勝手に見積もっていたぶんよりかなり低かったようだ。要は攻撃さえ当たればよかったらしい。 ――もっと早くに気付いていれば、と心中で舌打ちする。 鞭を振り回しながら残っていた二匹も仕留め、グリーンを阻む豚ポケモンはいなくなった。 耳を澄ませば、まだひまわりの泣き声が小さく聞こえてくる。 (まだ間に合うか……!) グリーンは転がっていた竹刀を拾い上げてドアをくぐり、非常階段を降りてひまわりを追った。 最下の階、非常口隣の警備室の前で、赤ん坊を引きずっている豚を見つけた。 疲労した体に鞭打ち、グリーンは距離を詰めた。 ブレーキと同時に竹刀を上段に構え、ひまわりに当てないよう正確に狙いをつけて打ち下ろす。 唐竹割りを受けた豚の脳天は凹の字に潰れ、「ブヒッ」と情けない呻きをあげて消滅した。 しかしもう一匹はひまわりのベビー服を掴んでなおも引きずっていこうとする。 竹刀を持った腕が、もう碌に上がらないことに気付く。もはや形振りを構ってはいられなかった。 足で豚を踏んづけて力任せに引き剥がし、そのまま覆い被さるように頽れながらひまわりを懐に確保した。 その時、聞こえた――警備室の中から、かすかな物音。 「…………」 襲撃の親玉か。 ひまわりに「ここでおとなしくしているんだ」と言い残し、竹刀を逆の手に持ち替えてグリーンは警備室に入る。 一見、無人の部屋。 しかし、居るはずだ。 グリーンは目を閉じた。 感じろ。 形なき、敵を―― 見えぬ敵、その気配を―――― 「そこだ!」 鋭く振るわれた竹刀が、側に並んでいたロッカーの扉の一つを破壊した。 ひん曲がった扉がずれ、狭いスチールの間仕切りの間に、身を縮こめて隠れていた少年の姿が垣間見えた。 グリーンは隙間に手を突っ込み、首根っこを掴んで潜んでいた人間を外に引きずり出す。 「ひっ……、」 グリーンの足元に転がされて怯える少年は、クロッキー帳を抱えていた。 覗き見えたページには、襲い掛かってきた豚の絵がびっしりと描きこまれている。 グリーンは確信した。 「おまえの……仕業か!」 少年が何か行動を起こそうとするよりも早く、竹刀を構えなおし――クロッキー帳をその小さな手から叩き落した。 ボヮン!! ボヮン!! 「……!?」 クロッキー帳もろとも竹刀の一撃を受けた瞬間――少年は子豚に変身してしまった。 二人とも、予想外の事態に思わず硬直する。 「……ブッブー、ブー!」 先に我に返ったのは子豚(少年)のほうだった。 丸いお尻を向けて、グリーンの脇をすり抜けて素早く逃げてゆく。 「待て……!」 追おうと一歩を踏み出しかけるが、ビル内にひまわりを残していることを思い出して踏みとどまった。 今は深追いすべきではない。 増援でも呼ばれてしまう前に、ひまわりを連れてこの場を離れるべきだ。 逃げた子供が落としていったクロッキー帳とペンを拾い、グリーンは非常階段へと戻った。 案内した豚がいつの間にか消えていたことが気になって急ぎ足になる。 「た!」 ひまわりはグリーンの姿を見つけるやいなや、元気にはいはいで近寄ってきた。 とりあえずは無事だったことに安堵し、素直に受け止めてやる。 抱き上げて適当にあやしながら、グリーンはあらためて自分のランドセルの中を探った。 この竹刀の説明書を探すためだ。 はじめ、自身が竹刀に慣れていたせいか、かえって見た目だけで「ごく普通の竹刀である」と判断してしまった。 「普通でない力を持った竹刀」がある、という可能性に考えが及ばなかったのである。 案の定、説明書がもう一枚見つかった。 それによると、この竹刀の名は「こぶたのしない」――――攻撃した相手(人間)を豚に変えることのできるアイテムらしい。 相手を無力化できるというのはいざという事態の時に心強いが、それでも人間への使用はなるたけ慎重にした方がいいだろう。 説明書を戻し、グリーンはランドセルを背負いなおした。 地図の概観を思い出し、これからの移動経路を頭の中で組み立てる。 このビルを出て、さっきの路地に戻る。それから……市街地を抜け、山側に。最終的な目的地はD-4の「学校」だ。 仲間を集めるために、できれば多くの参加者が寄り付きそうな市街地に留まりたかったが、あの子供を逃がしてしまった以上、 よくない情報を広められるおそれがある。ひまわりの安全を優先した結果とは言え、やはり逃がしたのは痛かった。 ひまわりは、どうするか。 再び襲われるおそれがある以上見捨てることはできないが、やはり赤ん坊を抱えたままでは何かと面倒だ。 自分に足手まといの赤ん坊の面倒を見てやれる余裕はない。 仲間探しと並行して、赤ん坊を預ける相手を見つけて押し付けるか、あらためて安全な場所を見つけてやる必要があろう。 名簿には、ひまわりの家族らしき人間の名前もあったことを思い出す。 「野原しんのすけ」――おそらく彼は、必死でひまわりを探していることだろう。 できれば、彼に預けてやれるといいのだが。 グリーンは気づかなった。 ――――ついさっき接触した少年こそ、その「野原しんのすけ」だったということに。 ○ ○ ○ ヒヅメでアスファルトを蹴り、子豚は遁走する。 目指すは、高く聳え立つ赤いタワー。 あそこなら誰かいる。 妹を助ける力になってくれる誰かが、きっといる。 (ひまわり、兄ちゃんがきっと助けてやるから無事でいるんだゾ。 強い味方を連れてきて、お助けしてあげるから、待ってるんだゾ……!) 【B-6/路上/1日目・朝】 【グリーン@ポケットモンスターSPECIAL】 [状態] 疲労 [装備] こぶたのしない@FF4、ナインテールキャッツ [道具] 金属探知チョーク@ドラえもん、基本支給品、アーティファクト『落書帝国』@ネギま!(残ページ5) [思考・状況] 第一行動方針:また襲撃されないうちに、ここから移動する。最終的には「学校」を目指す 第二行動方針:ひまわりを保護してくれそうな人間を見つけるまで、ひまわりを守ってやる 第三行動方針:ゲームにまだ乗っていない参加者(できれば首輪解析・解除技能にすぐれた者)を探す 第四行動方針:レッド達は大丈夫だろうか……? 基本行動方針:ゲームの破壊、生きての脱出 【野原ひまわり@クレヨンしんちゃん】 [状態] 健康 [装備] ガードグラブ@SW [道具] 基本支給品、不明支給品1個(グリーンは確認済。ひまわりにもグリーンにも使えない物?) [思考・状況] 第一行動方針:(この格好いいお兄さんと一緒にいたい) 第二行動方針:(しんのすけに会いたい) 基本行動方針:(おうちに帰る) 【B-6/路上/1日目・朝】 【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】 [状態] 豚 [装備] なし [道具] 単眼鏡@デジモンアドベンチャー、基本支給品 [思考・状況] 第一行動方針:ひまわりを悪いおにいさん(グリーン)から取り戻す 第二行動方針:そのために、助っ人を探す 基本行動方針:ひまわりを、兄としてお守りする +アイテム辞典+ 【こぶたのしない@FF4】 人間の尊厳を最底辺まで貶め、屈辱を与える外道の武器。 この竹刀で攻撃された「参加者」は、数十分~一時間ほどの間、豚の姿になってしまう。 豚化中は、人語を話すこともままならなくなる(=魔法が使えなくなる)。 ちなみに、竹刀と名がついているが武器としての威力もなかなかのもの。 【金属探知チョーク@ドラえもん】 外見は、教鞭の先に赤いチョークが取り付けられている。 これで引いた線の上を機械(金属)がまたぐと、大音量の警報を鳴らす。 【ナインテールキャッツ@現実】 先端が九尾に分かれた、優美な革鞭。 見た目はゴツく禍々しく、いかにも打たれると痛そうな感じだが、実は威力はそんなでもない。 【ガードグラブ@ソードワールドNEXT】 一見すると普通の手袋だが、握り締めると盾として扱える堅牢な力場が発生する。 軽い為、子供でも重い大盾並の防御が可能になる。 【単眼鏡@デジモンアドベンチャー】 八神太一の持ち物だったもの。 掌中に握りこめるくらい小さな遠眼鏡。 【落書帝国(インペリウム・グラフィケース)@魔法先生ネギま!】 早乙女ハルナのアーティファクト。 インクボトル付きのクロッキー帳と羽根ペン、ベレー帽とエプロンのセット。 (能力発動はクロッキー帳と羽ペンのみで可能。 ベレー帽、エプロンの固有コスチュームは『落書帝国』発動時、使用者に一時的に強制装備される) 羽根ペンでクロッキー帳に描いた絵を、実体を持った簡易ゴーレムとして召還して使役できる。 『落書帝国』に関する制限は以下の七項目です。 具現したゴーレムは、 1.一体につき、持続時間は10分前後です(しんのすけサイズの場合)。 それを越えると自然消滅します。 2.一定以上の衝撃が与えられると、その衝撃を相殺して消滅します。 3.基本的に、具現化するものの内容・サイズへの制限はありません。 ただし、持続時間はサイズの大きさと反比例します。 (例1:見上げるような巨大カンタムロボを具現化したとしても、持続時間は1秒程度) 4.モデルになったものの特性は持ちません。ゴーレムはハリボテのようなものです。 (例2:カンタムロボットを具現しても、ビームやロケットパンチは撃てません) 5.ゴーレムの強さは描き手の想像力に依存します。 6.ゴーレムは基本的にしゃべれません(断末魔のみ例外) 7.一体具現に一ページを消費します。初期状態では15ページあります。 ≪031 「怖くて仕方がない」 時系列順に読む 033 天使が来たりて娘ツッコむ≫ ≪031 「怖くて仕方がない」 投下順に読む 033 天使が来たりて娘ツッコむ≫ GAME START グリーンの登場SSを読む 064 栄光のマウンテンロード≫ 野原ひまわりの登場SSを読む 野原しんのすけの登場SSを読む 055 誰のせい?≫
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数年ぶりの再会の基本情報 レアリティ ☆☆☆☆ タイプ キャラ 日向ヒナタ 八卦掌回天 忍術 性質 消費CP CRI POW 最大Lv 八卦掌回天 - - - - - ※調査中 入手方法 プラチナガシャ
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クリスマス会 毎年Acordeが12月におこなうイベント。企画係を中心におこなうことが多い。 このパーティのために、メンバーは必死に学祭で稼ぐ。 ★関連 くし団子、あぶりベーコン、萌えフリマ、ダーツフリマ・・。 学祭で稼いだお金が多いほど、クリスマス会は豪華になる。 ちなみにH19年度の1位の景品は任天堂DSだった。 もらったのはかねごん。
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