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紺碧の艦隊 391 名前:水先案名無い人 :04/11/10 07 44 14 ID HqcvTVXM 全艦船入場!! 蒼き殺人者は生きていた!! 更なる研鑚を積み人間魚雷が甦った!!! 軍神!! 回天だァ――――!!! アウトレンジ戦法はすでに我々が完成している!! 日本海軍 大和だァ――――!!! 追いつきしだい撃ちまくってやる!! イギリス代表 ロドネイだァッ!!! 衝角(ラム)での殴り合いなら我々の歴史がものを言う!! 衝撃の体当たり攻撃 オーストリア フェルディナント・マックス!!! 真の専守防衛を知らしめたい!! 海上自衛隊 こんごうだァ!!! 水爆には2回耐えたが砲戦なら全会戦オレのものだ!! 日本の象徴 長門だ!!! 動揺対策は完璧だ!! ドイツ海軍 ビスマルク!!!! 全戦艦のベスト・ディフェンスは私の中にある!! 揚陸支援の神様が来たッ アーカンソー!!! タイマンなら絶対に敗けん!! ヤンキーのケンカ見せたる Big-E エンタープライズだ!!! バーリ・トゥード(核もあり)ならこいつが怖い!! アメリカのピュア・サブマリン シーウルフだ!!! アメリカ海兵隊のホバークラフトが上陸だ!! ドック型揚陸艦ジャーマンタウン!!! ルールの無い戦争がしたいからウルフパック(狼群)になったのだ!! プロの通商破壊を見せてやる!!Uボート!!! めい土の土産に自沈とはよく言ったもの!! ドイツのポケット戦艦が今 ラプラタ沖でバクハツする!! アドミラル・グラーフ・シュペーだ―――!!! 米軍第七艦隊旗艦こそが世界最強の代名詞だ!! まさかこの戦艦がきてくれるとはッッ アイオワ!!! 闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! ドイツのピット(ケンカ)ファイター エムデンだ!!! オレたちは当時最強ではない全時代で最強なのだ!! 御存知ド級 ドレッドノート!!! 対空防御の本場は今やアメリカにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! イージス艦・タイコンデロガだ!!! デカカァァァァァいッ説明不要!! 333m!!! 10万㌧!!! 原子力空母ニミッツだ!!! 戦艦は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦戦艦!! 本家英国からウォースパイトの登場だ!!! 制海権はオレのもの 邪魔するやつは思いきり撃ち思いきり沈めるだけ!! ロシア海軍超音速王者 ソブレメンヌイ 自分を試しに 洋上へきたッ!! 元祖南米太平洋戦争チャンプ ワスカル!!! 戦略攻撃に更なる磨きをかけ ”潜水空母”伊-四〇〇が帰ってきたァ!!! 今の自分に死角はないッッ!! ジュニアのオプション サブマリン707II世!!! 時速70ノットの謎が今ベールを脱ぐ!! 飛行船空母 銀鯨だ!!! ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃えるエリア88 砂漠空母 通称での登場だ!!! 物理法則はどーしたッ 鋼鉄(くろがね)の咆哮 未だ止まずッ!! 反物質も波動砲も思いのまま!! ヴォルケンクラッツァーだ!!! 特に理由はないッ 氷山空母が強いのは当たりまえ!! 遅いのはないしょだ!!! 氷壁開山! ハボクックがきてくれた―――!!! 暗黒の海底で磨いた実戦潜水艦!! 鋼鉄衝角のデンジャラス・サブマリン ノーチラスだ!!! 実戦だったらこの艦を外せない!! 超A級幸運艦 準鷹だ!!! 超一流戦艦の超一流のドリルだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 原子力の海底軍艦!! 轟天号!!! 火葬戦記の系譜はこの奇想艦が完成させた!! 紺碧会の切り札!! 日本武尊だ!!! 老いた巨艦が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 第七の空母ッッ 俺達は君を待っていたッッッ米賀の登じょ 大井「国をあげての戦争に、水上部隊の伝統が何だ。水上部隊の栄光が何だ。 馬 鹿 野 郎 ! ! !」 関連レス コメント 名前
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日本とはわれわれが住む国である。 レーダー照射の証拠開示 菅官房長官「慎重に関係省庁で調整中」(2013/02/12) 日本でプルトニウム生産を再開へ(朝鮮日報)(2013/02/12) 日本、中国抑止の同盟構築へ(Voice Of Russia)(2013/2/12) 尖閣防衛念頭の日米合同軍事訓練「鉄拳」 オスプレイも参加(2013/02/12) 中国船が尖閣接続水域に…レーダー照射発表後初(2013/02/10) 安保基本法の制定提言 有識者懇方針 集団的自衛権行使記す(2013/02/08) 日本でアルカイダ細胞活動か=パキスタン情報筋-米TV(2007/02/13) レーダー照射の証拠開示 菅官房長官「慎重に関係省庁で調整中」(2013/02/12) 菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、中国海軍の艦艇による海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射をめぐる証拠開示について「(日本政府の)情報分析能力を明らかにする恐れがあるので、慎重に関係省庁で調整している」と述べた。同時に「射撃管制用のレーダー照射はないとする中国側の説明は受け入れられない」と改めて反論した。 日本でプルトニウム生産を再開へ(朝鮮日報)(2013/02/12) プルトニウム5トンを含むMOX粉末16.3トンを生産する計画核兵器への転用も可能、ウラン濃縮施設の新・増設も 日本政府が、福島第一原子力発電所の事故が発生して以来中止していたプルトニウムの生産を再開し、ウラン濃縮施設も新設・増設する方針を打ち出した。 青森県六ケ所村にある使用済み核燃料の再処理工場を運営している日本原燃株式会社は、今後3年間にプルトニウムとウランを混ぜた酸化物(MOX)の粉末16.3トンを製造する計画を立て、原子力規制委員会に報告したという。 日本、中国抑止の同盟構築へ(Voice Of Russia)(2013/2/12) 日本のマスメディアの報道によれば、日本政府はフィリピンに新たな監視船数隻を寄贈する決定を下した。一隻1100万ドルの船舶は、南シナ海における中国の活動を管理するためのものだ。 ここ数ヶ月先鋭化している尖閣(釣魚)諸島をめぐる紛争を背景に、日本は諸島周辺における自国の立場を強化する措置をとっている。北京が自国領土と見なす南シナ海の島々を防衛するために、常設の特別沿岸警備部隊も創設されようとしている。早くも今会計年度、日本政府は、新たな部隊のために6隻の監視船を註文する予定である。一隻あたりの排水量は1000トン。また数か月以内に、既に配備されている2隻の哨戒艇が近代化される。 尖閣防衛念頭の日米合同軍事訓練「鉄拳」 オスプレイも参加(2013/02/12) 【ワシントン=佐々木類】米海兵隊、海軍と陸上自衛隊が先月下旬から米西部カリフォルニア州で実施中の合同軍事訓練「アイアンフィスト(鉄拳)」に関し、米将校と陸自幹部が11日、同州ペンデルトン海兵隊基地で会見し、訓練の成果をアピールした。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)にも配備された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの同型機が訓練に初めて参加、東シナ海で挑発活動を強める中国を牽制(けんせい)した。 米海兵隊の第13海兵遠征部隊(司令部・同州ペンデルトン)司令官のテイラー大佐は、「島嶼(とうしょ)部での作戦に必要な高いレベルの戦術・戦闘訓練を通じ、海兵隊と陸自の連携能力を向上させた」と説明。陸西部方面普通科連隊長の國井松司1佐は、「隊員同士言葉の壁は残るが、意思疎通を密にした戦闘訓練ができた」などと成果を強調した。 MV22のほか、米海軍エアクッション型揚陸艇(LCAC)も参加。特殊ゴムボートで海から離島に侵入して海岸部に橋頭堡(きょうとうほ)を築く訓練や、陸自のトラックや高機動車をLCACに搭載しての上陸作戦のほか、日米の戦闘員が小隊を組み接近戦で敵陣を制するより実戦的な訓練も行った。 訓練終盤には、陸自隊員がMV22に同乗した訓練も実施し、島嶼防衛、奪還訓練の技能向上を目指す。 中国船が尖閣接続水域に…レーダー照射発表後初(2013/02/10) 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、10日午前6時59分頃から同7時22分頃にかけ、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)に中国海洋監視船「海監」4隻が相次いで入った。 午後7時現在、4隻とも同水域内を航行している。 安保基本法の制定提言 有識者懇方針 集団的自衛権行使記す(2013/02/08) 集団的自衛権行使容認に向けた有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)が、集団的自衛権の行使を明記する「国家安全保障基本法」の制定を提言する方針であることが7日、分かった。安倍晋三首相は、この内容を柱とする新たな報告書を今夏の参院選前に提出させ、選挙後に法案化に着手。 日本でアルカイダ細胞活動か=パキスタン情報筋-米TV(2007/02/13) 【ワシントン13日時事】米ABCテレビ(電子版)は12日、パキスタン情報筋の話として、国際テロ組織アルカイダが1999年から、日本に小規模ながら強力なネットワークを構築していることを示唆する情報が日本とパキスタンで入手されていると報じた。 アルカイダの在日ネットワークは現在、米グアンタナモ基地で拘束されているハリド・シェイク・モハメド幹部の直接指示で構築されたとされ、90年代後半に25人前後のパキスタン人が留学ビザで日本に潜入。複数の「地下細胞」を設置した。 関連項目 名前 コメント
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第9話半 海の防人 アデン湾はアフリカ大陸とアラビア半島の間に広がる細い湾であり、西はインド洋、東は紅海を経てスエズ運河につながる海の大動脈である。ここを通行する船舶は年間2万隻。その中で日本に関係する船は実にその10パーセントの2千隻にのぼる。 この重要な海域で海賊行為が頻発する様になったのは、ここ数年の事である。 アデン湾に面したアフリカ側の東端にあるソマリアが内戦により無政府状態となり、漁業(輸出)によって支えられていた経済が破綻して、漁民が海賊化したと言われているが、民間軍事会社により高度な訓練を受けた有力氏族の私兵団が犯罪組織化しているとの指摘もある。 エスカレートする犯罪行為はアフガニスタンから流出した武器や麻薬を、ソマリア対岸のイエメンに密輸するほどにエスカレートしているらしい。 漁業の破綻にしても無政府化したソマリア沖に、他国の違法漁業者が大挙して訪れ、魚場が荒らされてしまった事は無関係でない。なおこの時に狙われた海産資源の一つはマグロである。ツナ缶はヨーロッパの貧困層を支える食材であるため、マグロの行方は明らかだった。 クロマグロの漁獲高に対してEUが日本にケチを着けてきたのは記憶に新しい。これも世界史の一面である。 ついでに言うならソマリア沖には1990年代にヨーロッパから放射性物質を含む産業廃棄物が海洋投棄されており、これも不安要素の一つである。なお、海洋投棄自体はソマリアとの約定による事を付け加える。 まぁ早い話、何が何だか判らない混沌状態が続いているわけだ。 ちなみに現代における海賊行為は船員の誘拐による身代金目的が主であり、むやみな殺傷や暴行――婦女子に対するものも含まれる――を禁止する旨が書かれた書簡が押収されるなど、秩序立って行われているのが特徴である。ソマリアの漁村には身代金の交渉を行う業者が存在するらしく、海賊業が一大産業となりつつある現状が窺える。 諸外国もアデン湾に艦艇を派遣し、EUを主体とした合同海軍護衛部隊や、アメリカに英連邦や一部欧州を加えた第151合同任務部隊が海賊に睨みを効かせていた。中露韓といった国々も独自、あるいは他国との協調をとりつつ自国船の護衛を行っており、改めて海運というものが現代の物流の基幹であることを思い出させてくれる。 さて日本も文頭での数の通りアデン湾の使用率は高く、実際に数ヶ月の拘束と多額の身代金という誘拐被害が幾件か発生していた。 これに対して日本も自国の権益防衛と国際協調から海上自衛隊の派遣を検討するのだが、当時の野党民主党や社民党の――根拠のない――反対により実際の派遣は翌年にまで遅れた。しかも同じ理由による関連法令の不備から武器使用へのガイドラインは未決定であり、護衛対象も自国船舶のみ、海賊に襲われている他国船舶の救援に法的根拠が無いという有様で、当時の総理も派遣される隊員達に『見切り発車』を侘びたほどだった。 それほどまでに国の内外に迷惑の種を振りまいた民主党による政権下になっても、ダブルスタンダード極まりない事に海賊対策は継続し、現在では二隻の護衛艦に加えて二機のP-3C哨戒機を追加で派遣するに至っている。ちなみに自国の警戒網もある中で二機もの哨戒機を派遣したのは、アメリカと日本だけである。 なお、海賊対処法は政権交代直前の自民党内閣により何とか他国の船でも守れるように整備され、現在も施行されているが、その国際貢献がマスコミによって日本国民に知らされることは無い。 とまぁ、ここまで述べてきたのが我々の世界で観測できるソマリア沖の状況であり、ここより先は銀河列強の襲来という歴史の大分岐点を迎えた後のソマリア沖である事をお断りしておく。 4月半ば。アデン湾を抜けたアラビア海。濃い海の群青の上に派手に白い航跡を刻み、1隻の軍艦が疾走していた。メインマストに掲げた軍艦旗は真紅の太陽から広がる16条の旭光の意匠。国際的には日本国の軍艦旗であり、時宜を考えれば海賊対策に奔走する艦艇であると予測が付く。 海上自衛隊護衛艦『いなづま』。彼女はまさに予測の通り、ロシア船籍の貨物船からの救難要請を受け、最大戦足でもってアラビア海を走っていた。船団護衛を僚艦に任せて単独での急行だ。 日本に残って銀河列強との交戦を待つ他の護衛艦隊の面々と比べれば、これしきの難事は瑣末事。そう考えるくらいに隊員達は意気軒昂だった。 『いなづま』が海難事件の現場に駆け付けた時には、海上は火影が照らし出す修羅の巷と化していた。 救援を求めてきたと思われる巨大なタンカーは、喫水を下げるまで積んだコンテナが炎上し、まるで炎を積み込んだかのような有様だった。 『RPGでもマグレ当たりしたのか?』 見張り員の海士は有り得ない火勢に驚いて目をむく。 城塞のような艦橋の両脇から張り出した露天の見張り台からだと、まだ離れているのに熱すら感じた。だがその見張り員には呆けるという贅沢を味わう暇も与えられない。タンカーの陰からさらに衝撃的なものが顔を覗かせたのだ。 「うっ!?」 呻くように声を漏らした彼の眼には、甲板の構造物の殆どが炎に包まれた軍艦が映っていた。艦船勤務になってからこちら、海曹達から暇さえあれば海軍年鑑片手に艦影を覚えさせられて来たのだから、そのシルエットは間違えようがなかった。 「2時の方角、駆逐艦が炎上中!ロシアのザルキイと思われる」 何故ロシア海軍の軍艦が大損害を受けているのか。そりゃ自国の船の護衛に来たのだろうが――おりしも『いなづま』の艦橋で指揮を執る艦長のもとには、艦内のCICから、こちらへと接近する海賊らしき3隻の小型船舶の存在も報告されていた。 速力に勝る複数のモーターボートにより標的の船に接近し、ブリッジ周辺への攻撃によって船足を止めさせるのが海賊の常套手段だった。また、ボートだけでは航続距離が足りないので、大型の改造漁船が母船となるのが常だ。だが何れにせよ、後進国の犯罪者程度が入手できる火器を載せて軍艦をどうこう出来る訳がない…はずだ。それこそ爆薬をしこたま積んで自爆体当たりでもしない限りは。 では、何が二隻の大型艦船を炎上せしめたのか。 「LRAD(指向性大音響発生装置)の使用開始」 CICから副長が報告してくる。 LRADとは非常な大音響を指定した空間に指向できる非殺傷兵器だ。その威力は大の大人の行動を阻害するほどで、日本では過去に捕鯨船に接近しようとする海上テロリストを撃退するなどの成果を上げている。ソマリア派遣の護衛艦にもこの装置が2基準備され、実際にこれまでの派遣組でも海賊を追い散らしていたし、金のある海運会社でも採用しているとの話を聞く。 『いなづま』は護衛任務が始まってから日が浅いため、海賊との直接対決はこれが初めての事だったが、艦長の目には隊員達は浮き足立つことなく、成すべき事が成されていると映った。 何が起こったのかは海賊を撃退してから考えれば良い。艦長の常識的な思考は、しかし次の瞬間に見張り員の怒鳴り声で吹き飛ばされる。 「RPG!右舷に!」 とっさの事で内容は注意もへったくそも無い。ともかく右舷でLRADを動かしていた隊員達はしゃがむなり、物陰に飛び込むなりして退避を試みる。 大音響攻撃の効果の程は定かでないが、ともかく接近してくるボートの1隻から黒人が立ち上がって、筒のように見えるものを肩に担いでいた。 それはRPGよりも携行ミサイルの類に見える筒型だったが、そこからほとばしったのはロケット推進の爆薬でなく、一条の白光であった。砂漠の国にほど近い強い日差しの海の、その海面に照り返す陽光もかくやという輝きが『いなづま』の右舷艦首方向から照射される。 艦首の右舷側がざくりと裂け、溶けた飴細工のように形を変えた。 海面のうねりに翻弄されるモーターボートの上では安定しないのか、光条はすぐに跳ね上がって上空へと消えた。しかし光の道に撫でられた艦橋とメインマストは所々が 赤熱してケロイドのように様変わりしている。 これだ。こいつにロシア艦はやられたんだ。『いなづま』の誰しもが現実の濁流のような速さに浮き足立つのを覚えるなか、艦長は小さいが深く息をつき、 「主砲発射準備。目標は右舷のテロリストのボート。これは自衛のための交戦である」 あくまで事務的に呟いた。 命令としては煩雑だったかもしれない。しかし艦長はテロリストと言う言葉を使い、さらに自衛云々の部分を強調した。それは各員が各々の義務を思い出すには十分な意味を含んでいる。 艦橋の空気が即座に落ち着きを取り戻す。CICからは副長が了解とだけ返してきた。 「LRADによる呼びかけは続けてくれ。最大出力でだ」 手すきの人間に自動小銃でも持たせて甲板に上がらせたいところだが、今からで間に合うか。艦長の思考が目まぐるしく展開する。 畜生、この護衛任務はとんでもない事になるぞ。旧式のRPG程度だった連中に俺達も持って無いような武器を売ったのは誰だ?現在進行形で民族浄化が起こっているような大陸に、何てモノを持ち込みやがった。 険しい表情になる艦長の眼に、甲板の76mm短装砲が右舷方向に旋回してゆく姿が映った。 レーダー連動の火器管制が驚くほど速く諸元を整え、全自動による砲撃が始まると、海面が着弾で沸き立つように荒れ狂う。直撃でなくともモーターボートが耐えられるようには到底見えなかった。 船団護衛中の海上自衛隊の護衛艦がアラビア海で海賊と交戦し、小破の被害を被った。 それがロシア船の救助要請を受けて起こった事実よりも、ロシア海軍の駆逐艦が大破炎上する現場だった事実よりも、海賊が星間違法商人から武器を購入して使用した事実よりも、ソマリアの海賊を主砲でもって死傷させた事実のほうが野党とマスコミからの非難を集中させた。 社民党党首のおばさんは護衛艦の艦長を殺人罪で起訴すると騒ぎ立て、民主党の幹部連中はそれ見たことか――何を?――と口角泡を飛ばして、アメリカに費用を出して護衛してもらえば良かったのだと調子の良いことを抜かしていた。 マスコミは戦後初めて『日本軍』によって『殺人』が行われたと、まるで日本海の向こうの国々のように嘆き喚き散らして、日頃は口にもしないのにここぞとばかりに戦後の信頼をすべて失った、この国はもう終わりだと叫び続けた。 世界のGDPの10パーセントを担い、今も銀河列強と交戦を続ける国の在り様とはとても見えなかった。 それでもインターネットのアンケート等では艦長の選択を支持する旨の回答が圧倒的であり、混迷の時代に世論が割れているという現実が浮き彫りになっている。ルドガーハウゼン大剣卿が知れば、またほくそ笑んだ事だろう。 程なく、救助されたロシア艦船の生存者の口から事件の真相が明らかになるにつれ、国際社会に激震が走った。ロシアの駆逐艦は炎上して船足を落とした貨物船の盾となり海賊の携行レーザー兵器の的になったのだが、確認された光は各ボートから一条づつ…つまり駆逐艦一隻が3基の携行レーザーで大破させられたことになる。未確認だった兵器による技術的奇襲、それも護衛対象を庇っての事とはいえ、これは地球のパワーバランスを塗り替えかねない事態だった。 それにアデン湾の混乱が拡大する事は対岸の中東へと何時飛び火するかも解らず、ひいてはスエズ運河の安定的な利用にも影をさす。ただでさえ不調な世界経済にとって、これは更なる痛手となろう。このままでは銀河列強のショウマンシップのお蔭で何とか続けられている先進各国の抵抗も、その屋台骨である資源や資金の面から崩されてしまう。 いや、そもそも経済活動の否定は近代国家の否定となる。地球人が血の池でのたうちながら模索してきた持続的成長というモデルが、外圧によりいとも容易く否定されつつあるのだ。 「まぁ先進国と後進国の対立関係を、後進国として地球全体に当て嵌めただけと言えない事も無いがな」 大江戸博士は携帯電話越しの年来の友人に、そう身も蓋もなく言った。 電話の向こうで国場総理は僅かに苦笑した後、至極真面目な声で答える。 「だがそれを受け入れてしまえば銀河列強の統治が上書きされ、地球人類史は断絶する。文化人連中が言うような後世の人間の評価なんて知ったことじゃない。私達は今現在の悪戦に全力を尽くさねばならない」 「それも対話という人類文化の否定っちゃ、否定だがな」 「戦争行為とは文明を総動員した否定行為だよ。そこに至るあらゆるモノを動員したものだけが、相手を否定し切る事が許される。大日本帝国もドイツもそれが出来なかったから負けた。共産国では動員の方法が歪だから勝負の前に息が切れた」 「俺に愚痴らずに会見で言ってくれよ。すぐにマスコミ連中が国ちゃんを独裁者に仕立て上げてくれるぞ」 「そいつは良いな。心置きなく非常事態宣言が出せる。潤沢な戦争資源の確保とは耐え難い誘惑だ」 「耐えてくれ。今の日本で戦時統制なんて暴動が起きかねないぞ。プロ市民の先導家どもに利するだけだ」 「国民生活を維持しつつの戦争の継続…なんとも贅沢な話じゃないか」 「総理は政治的空白を突かれて、日本企業が銀河ハゲタカファンドに食い荒らされる光景がお望みかい?」 「それが嫌だからアデン湾で海賊対策を続けているんだよ、どこの国でもね。銀河列強にいつ文句を言われるかとビクつきながら。しかし修理艦船ばかりの中で更なる増派すら要請されかねないよ、今回の海賊戦力の上方修正は…艦船と言えば、大ちゃん、Y計画はどこまで進んでいるんだい?」 急に問われた大江戸博士は口の中で唸ってから答えた。 「あと、ふた月」 「遠いな。梅雨明けまでは残存艦艇で対処か…しかし」 「左様、逆に言うのなら…」 そこから先は二人とも言葉にしなかった。 今年の梅雨は例年に無く長く、そして荒れそうな予感がした。 つづく
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6版職業一覧 1.医師 2020医師 医学、応急手当、生物学、薬学、他の言語、対人技能 +任意の他の2つの技能 2010医師、2015外科医、2015歯科医 医学、応急手当、経理、信用、生物学、説得、薬学、他の言語(英語、ラテン語、ドイツ語) 2.アニマルセラピスト 2015アニマルセラピスト 聞き耳、心理学、精神分析、生物学、跳躍、追跡、博物学 +個人的な関心の技能 3.看護師 2015看護師 化学、生物学、応急手当、[言いくるめor説得]、薬学、心理学、聞き耳、目星 4.救急救命士 救急救命士2015 医学、応急手当、化学、鍵開け、機械修理、電気修理、登攀 5.形成外科医 2015形成外科医 医学、応急手当、経理、心理学、説得、値切り、薬学、他の言語(英語) 6.精神科医 2015精神科医 医学、化学、心理学、精神分析、生物学、説得、薬学、他の言語 7.闇医者 2015闇医者 医学、応急手当、経理、説得、法律、薬学、他の言語 個人的な関心の技能 8.海上保安官 2015海上保安官 機械修理、重機械操作、信用、操縦(船舶)、登攀、ナビゲート、法律、サバイバル(海) 9.科学捜査研究員 2015科学捜査研究員 医学、化学、コンピューター、写真術、人類学、生物学、法律、薬学 10.山岳救助隊員 2015山岳救助隊員 応急手当、聞き耳、跳躍、追跡、登攀、ナビゲート、サバイバル(山)、他の言語 11.消防士 2015消防士 運転(自動車)、応急手当、回避、機械修理、重機械操作、跳躍、投擲、登攀 12.芸術家(基本) 2015芸術家 [言いくるめor説得]、[芸術(任意)or製作(任意)]、心理学、目星、[歴史or博物学] +次の技能から3つ選択 コンピューター、写真術、生物学、天文学、[芸術(任意)or製作(任意)] 12.ダンサー 2015ダンサー 回避、芸術(ダンス)、忍び歩き、跳躍、登攀、目星 +個人的な関心の技能2つ 13.デザイナー 2015デザイナー [言いくるめor説得]、[芸術(任意)or製作(任意)]、コンピューター、心理学、図書館、目星 +個人的な関心の技能2つ 14.ファッション系芸術家 2015ファッション系芸術家 [言いくるめor説得]、[芸術(任意)or製作(任意)]、心理学、値切り、変装、目星 +個人的な関心の技能2つ 15.陸上自衛隊員 2015陸上自衛隊員 応急手当、回避、隠れる、サバイバル(山、砂漠)、任意の近接戦技能、任意の火器技能 +次の技能から2つ選択 機械修理、忍び歩き、水泳、登攀、他の言語、パラシュート、重機械操作、砲 16.海上自衛隊員(艦上勤務) 2015海上自衛隊員 応急手当、重機械操作、水泳、操縦(ボート)、ナビゲート、サバイバル(海) +次の技能から2つ選択:機械修理、電気修理、任意の近接戦技能、任意の火器技能、砲 17.自衛隊パイロット(陸海空) 2015自衛隊パイロット 機械修理、重機械操作、操縦(戦闘機、大型機、ヘリコプターなど)、電気修理、天文学、ナビゲート、パラシュート +個人的な関心の技能1つ 18.民間軍事会社メンバー 2015民間軍事会社メンバー 回避、隠れる、忍び歩き、水泳or登攀、任意の近接戦技能、任意の火器技能 +次の技能から2つ選択 応急手当、機械修理、サバイバル(山、砂漠)、他の言語 19.スポーツ選手 2015DEX系アスリート 回避、芸術(任意のスポーツ競技)、跳躍、投擲、登攀 +次の技能から3つ選択 応急手当、乗馬、水泳、こぶし、キック、組みつき、武道(任意)、日本刀、薙刀、杖、弓、競技用アーチェリー、拳銃、ライフル、ショットガン 、忍び歩き 2015スポーツ選手 回避、芸術(任意のスポーツ競技)、跳躍、投擲、登攀 +次の技能から3つ選択 応急手当、乗馬、水泳、こぶし、キック、組み付き、武道(任意)、日本刀、薙刀、杖、弓、競技用アーチェリー、拳銃、ライフル、ショットガン 20.冒険家教授 2015冒険家教授 応急手当、説得、跳躍、登攀、図書館、他の言語 +専門的研究分野として2つ選択 考古学、地質学、歴史など 21.評論家 2015評論家 信用、心理学、説得、図書館、値切り、母国語 +専門的研究分野として2つ選択 オカルト、博物学、歴史など 22.アイドル 2015アイドル、音楽タレント 言いくるめ、芸術(歌唱)、芸術(ダンス)、心理学、説得、変装 +個人的な関心の技能2つ 23.アナウンサー 2015アナウンサー 言いくるめ、信用、心理学、説得、芸術(アナウンス)、図書館、母国語 +個人的な関心の技能1つ 24.コメディアン 2015コメディアン 言いくるめ、聞き耳、心理学、芸術(物語)、芸術(演劇)、変装 +個人的な関心の技能2つ 25.スポーツタレント 2015スポーツタレント 言いくるめ、心理学、芸術(演劇)、跳躍or登攀、変装、任意の素手の近接戦技能 +個人的な関心の技能2つ 26.テレビ・コメンテーター 2015テレビ・コメンテーター 言いくるめ、聞き耳、信用、心理学、説得、図書館、値切り +個人的な専門の技能1つ 27.ネットタレント 2015ネットタレント 芸術(歌唱、演劇、ダンス、楽器演奏など)、コンピューター、心理学、説得、電気修理 +個人的な関心の技能3つ 28.俳優 2015俳優 言いくるめ、運転(自動車)、芸術(演劇)、心理学、説得、変装 +個人的な関心の技能2つ 29.プロデューサー、マネージャー 2015プロデューサー 言いくるめ、運転(自動車)、隠れる、聞き耳、忍び歩き、値切り、法律 +個人的な関心の技能1つ 30.ゴーストハンター 2015ゴーストハンター オカルト、化学、機械修理、写真術、生物学、説得、電気修理、物理学 31.占い師、スピチュアリスト、霊媒師 2015占い師 言いくるめ、オカルト、芸術(演劇)、信用、心理学、説得、値切り +個人的な関心の技能1つ 32.執事、メイド 2015執事/メイド [言いくるめor説得]、応急手当、聞き耳、芸術or製作(ワインの鑑定、料理、裁縫、掃除など)、経理、心理学、目星、他の言語 33.セールスマン 2015セールスマン 言いくるめ、運転(自動車)、芸術(演劇)、経理、心理学、説得、値切り +個人的な関心の技能1つ 34.ホスト、ホステス 2015ホスト、ホステス 言いくるめ、回避、聞き耳、経理、心理学、説得、値切り、目星 35.メカニック 2015メカニック 芸術or製作(大工、溶接、配管など)、登攀、運転(自動車)、電気修理、機械修理、重機械操作 +個人的な関心の技能2つ 36.料理人 2015料理人 化学、製作(料理)、生物学、博物学、目星、他の言語、歴史 +次の技能から1つ選択 ナイフ、杖 37.ギャンブラー 2015ギャンブラー 言いくるめ、隠す、聞き耳、芸術(演劇)、経理、心理学、目星 +個人的な関心の技能1つ 38.経済犯罪者 2015経済犯罪者 言いくるめ、経理、コンピューター、信用、心理学、説得、値切り、法律 39.ストリート・ローグ 2015ストリート・ローグ 言いくるめ、隠れる、心理学、目星 +次の技能から4つ選択 芸術(ダンス)、芸術(ファッション)、跳躍、投擲、登攀、変装、任意の素手の戦闘技能、ナイフ 40.ネット犯罪者 2015ネット犯罪者 コンピューター、心理学、芸術(ハッキング)、製作(コンピューター・ウイルス)、図書館、法律 +個人的な関心の技能2つ 41.用心棒 2015用心棒 鍵開け、隠れる、忍び歩き、心理学、追跡、変装、任意の近接戦技能、任意の火器技能 42.狂信者 2010狂信者 隠す、隠れる、心理学、説得、図書館、他の言語(英語、中国語、朝鮮語、ロシア語など) +次の技能から2つ選択 化学、電気修理、法律、薬学、ライフル、ショットガン、スタンガン 43.公選職 2015公選職 言いくるめ、聞き耳、芸術(握手)、心理学、説得、法律、歴史、母国語 44.自宅警備員 2015自宅警備員 隠れる、聞き耳、コンピューター、忍び歩き、図書館 +個人的な関心の技能3つ 45.人間山脈 2015人間山脈 投擲、武道、素手の近接戦技能2つ +個人的な関心の技能3つ 46.ビデオ・ゲーム・テスター 2015ビデオ・ゲーム・テスター 言いくるめ、聞き耳、芸術(ゲーム)、コンピューター、電気修理、値切り +個人的な関心の技能2つ 47.ビデオ・ジャーナリスト 2015ビデオ・ジャーナリスト 言いくるめ、隠す、写真術、電気修理、法律、目星 +次の技能から2つ選択 運転(自動車)、隠れる、ナビゲート 48.エンジニア 2010エンジニア 機械修理、コンピューター、重機械操作、電気修理、図書館、物理学、他の言語(英語) +次の技能から1つ選択 化学、地質学、電子工学 49.警官、刑事 2010刑事 言いくるめ、聞き耳、心理学、説得、追跡、法律、目星 +次の技能から1つ選択 運転(自動車、二輪車)、信用、組みつき、武道(柔道)、日本刀、拳銃、杖 基本警官 言いくるめ、応急手当、回避、組み付き、心理学、法律 +次の技能から2つ選択 運転(自動車)、乗馬、値切り、マーシャルアーツ、目星 基本刑事 言いくるめ、聞き耳、心理学、説得、値切り、法律、目星 +個人的あるいはその時代の特徴的な技能として1つ 50.古物研究家 2010古物研究家 芸術(任意)、コンピューター、製作(古書修復、古美術修復など)、図書館、値切り、他の言語(英語、漢文、ラテン語など)、目星、歴史 51.コンピューター技術者 2010コンピューター技術者 経理、コンピューター、電気修理、電子工学、図書館、物理学、他の言語(英語、その他) 52.作家 2010作家 オカルト、芸術(トリビア知識、詩的表現など)、心理学、説得、図書館、他の言語(英語など)、母国語、歴史 53.ジャーナリスト 2010ジャーナリスト 言いくるめ、写真術、心理学、説得、図書館、母国語、他の言語(英語など)、歴史 54.宗教家 2010宗教家 オカルト、聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、歴史 +次の技能から1つ選択 言いくるめ、信用、他の言語(漢文、梵語、ラテン語など) 55.商店主、店員 2010商店主 言いくるめ、聞き耳、経理、心理学、信用、値切り +次の技能から1つ選択 運転(自動車、二輪車)、コンピューター +商品知識として好きな技能1つ 56.私立探偵 2010私立探偵 言いくるめ、鍵開け、心理学、追跡、図書館、法律、目星 +次の技能から1つ選択 聞き耳、写真術、値切り、こぶし 57.水産業従事者 2010水産業従事者 機械修理、重機械操作、水泳、操縦(船舶)、天文学、ナビゲート、博物学、目星 58.大学教授 2010大学教授 信用、心理学、説得、図書館、値切り、他の言語(英語など) +次の技能から専門的研究分野として2つ選択 医学、化学、考古学、人類学、生物学、地質学、電子工学、天文学、博物学、物理学、法律、歴史 59.タレント 2010タレント 言いくるめ、聞き耳、信用、心理学、説得、芸術(何かの楽器演奏、歌唱、ダンス、演技、司会など)、変装、他の言語(英語) 60.超心理学者 2010超心理学者 オカルト、人類学、写真術、心理学、精神分析、図書館、他の言語(英語、ラテン語など)、歴史 61.ディレッタント 2010ディレッタント 運転(自動車)、芸術(音楽、美術、文学、ダンス、何かのスポーツ)、信用、図書館、法律、他の言語(英語など) +次の技能から2つ選択 乗馬、写真術、操縦(航空機、船舶)、拳銃、ライフル、ショットガン、武道(任意) 62.ドライバー 2010ドライバー 運転(自動車、二輪車)、機械修理、聞き耳、重機械操作、電気修理、ナビゲート、値切り、目星 63.ボートレーサー 2015ボートレーサー 操縦(モーターボート)、機械修理、聞き耳、重機械操作、電気修理、ナビゲート、値切り、目星 64.農林業従事者 2010農林業従事者 応急手当、機械修理、重機械操作、製作(農作物、畜産、養蜂など)、追跡、電気修理、博物学 +次の技能から1つ選択 杖、ライフル、ショットガン、チェーンソー 65.パイロット 2010パイロット 機械修理、重機械操作、電気修理、操縦(民間プロペラ機、民間ジェット機、定期旅客機、ジェット戦闘機、ヘリコプター、飛行船)、天文学、ナビゲート、物理学、他の言語(英語、その他) 66.ビジネスマン 2010ビジネスマン 言いくるめ、経理、コンピューター、信用、説得、値切り、法律、他の言語(英語、その他ビジネス相手の国の言語) 67.法律家 2010法律家 言いくるめ、経理、信用、心理学、説得、図書館、値切り、法律 68.暴力団組員 2010暴力団組員 言いくるめ、隠す、芸術(刺青彫り、イカサマ)、心理学、値切り、目星 +次の技能から2つ選択 隠れる、こぶし、キック、組みつき、武道(任意)、日本刀、ナイフ、拳銃 69.放浪者 2010放浪者 言いくるめ、隠れる、聞き耳、忍び歩き、心理学、値切り、目星 +次の技能から1つ選択:運転(自動車、二輪車)、芸術(ギャンブル)、他の言語(英語など) 70.ミュージシャン 2010ミュージシャン 言いくるめ、聞き耳、芸術(歌唱、何かの音楽演奏)、製作(作詞、作曲)、説得、心理学、値切り、他の言語(英語など) 71.メンタルセラピスト 2010メンタルセラピスト 言いくるめ、芸術(絵画、音楽演奏、歌唱、アロマなど)、信用、心理学、精神分析、説得、法律、他の言語(英語、ドイツ語など) 72. 73. 74. 75. 76.
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88: 635 :2019/07/17(水) 22 54 26 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 ネタ 比叡侍従日記 常世歴×年○日 快晴 主上昨日と変わらず御健康にあらせられる。 早朝より我が夫神崎提督が参内。 あの件についての報告と思われる。 主上「神崎よ此度はなにかあったのか?」 神崎「はい、本日0000に自然変針点にて駆逐艦吹雪が電探を用いて距離測定と座標計測を行ったところ、進行不能点を超えることができたことを確認しました。」 主上「真か!?」 神崎「0050に空中においても境界線が消滅したことを確認しております。」 主上「比島や本土と島を隔てていたクライン空間が消失したということか…。」 神崎「左様で、また電波情報を収集した結果、我々が戻ってきたのは21世紀の世界であると判断致しました。」 主上「現し世を去ってから10年以上もの月日が流れたのか…」 主上過ぎ去りし月日に思いを馳せられる。 神崎「現在鎮守府は第一種防衛基準体制を発令、総動員体制へ移行し各種予備役の配置も完了しております。」 主上「うむ、島を焼くわけにはいかぬからな。して本土と諸外国の反応は確認とれているのか?」 神崎「現在在日米軍と海上自衛隊が本島に向けて移動中、市場も株や先物取引でも早くも動いております。」 主上「そうか…。」 神崎「ただ一つ懸念が…。」 主上「大陸か…?」 神崎「はい、大陸にて軍の通信が増大、国営メディアで中華の夢を実現させる絶好の好機と盛んに喧伝しております。」 主上「かつての帝国主義と変わらぬか…。」 神崎「後もう一つ懸念というかなんというか…。」 主上「申してみよ。」 神崎「では…、日本国において地球外起源知性体、異星人の存在が確認されております。」 主上「なんと!?国名は!?どのような姿をしておるのだ!?」 主上、生物学者としての血が騒ぐのか提督に詰め寄る。 神崎「落ち着いて下さい!?」 主上「う、うむ。神崎よ、すまぬ。」 神崎「はあ、恒星間国家連合体ティエルクマスカ銀河共和連合イゼイラ星間共和国都市型調査艦ヤルバーン、それが現在日本本土にいる異星人の艦の名前です。」 主上「ヤルバーン…。」 主上、艦の名を噛みしめるように呟かれる。 神崎「イゼイラ人と呼ばれる種族が主体となっているようです。他にも少数ですが複数の種族が搭乗しているようです。」 主上「なんと!!」 神崎「そしてこれが異星人と思われる人物の画像です。電波情報経由のため少々荒いですが。」 主上「ふむ。」 主上、青い肌と鳥が翼の如き前髪を持つ金色の瞳の人物を食い入るように見つめる。 金色の瞳は白目の上半分も金色で翼が如き前髪は鳥の羽根のような毛髪であった。 主上「この羽根はもしやあの…。」 神崎「陛下?」 主上「神崎よ少々考えたいことが出来た。報告はもう良いか?」 神崎「はい、ではこの後の各勢力への対応の会議がありますので失礼させて頂きます。」 主上「うむ。」 提督退出する。 主上、小職も退出させ思索に耽られる。 89: 635 :2019/07/17(水) 22 56 14 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。 転載はご自由にどうぞ。 アメリカのゲーム会社がヒトラー美少女化ギャルゲを開発中なそうな。
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新暦76年 9月24日 ミッドチルダ 時空管理局本局 「何、これ・・・?」 なのはは、目の前の画面に映し出された光景に絶句していた。 ミッドチルダの市街地の一角で、ブラックホールのような物が、周囲の物体を飲み込みつつ増殖していた。 「これが初めて現れたのが6年前、そん時はまだゴルフボール大の大きさやった。それがどんどん成長して、この様や」 「何で本局は隠してたの!?」 「対処のしようがないんや。これはあちこちの次元世界に発生して、次々と成長していってる。発表したところで、皆がパニックを起こすだけ・・・って説明をうけたわ」 八神はやて二等陸佐は、ため息を吐きつつ言った。 「じゃあ、このまま世界は飲み込まれるだけなの・・・・・・?」 フェイトは呆然と呟きつつ、画面を眺めた。 「いや、このブラックホールみたいな物を作り出している『原因』には対処できるって、本局の人が言ってたわ」 「原因・・・・・・?」 リリカル自衛隊1549 第3話 「転移」 新暦76年 9月25日 ミッドチルダ 時空管理局本局 ブリーフィングルーム 「ホール対策特別部隊の隊長、八神はやて二等陸佐です。皆よろしく」 はやてはそう挨拶し、ブリーフィングルームを見渡した。普段は100人程入れるブリーフィングルームは、殆ど満席だった。 「それでは今回の作戦の概要を説明します。資料の3ページを捲ってください」 今回進行役を勤めるリインフォースⅡ曹長が言うと、室内には一斉にページを捲る音が響き渡る。 「皆さんは一応知っているかも知れませんが、改めて説明します。今回わたし達が対処しなければいけないのは、ホールと呼ばれる空間です」 はやてがそう言うと、室内前方に立体映像が浮かび上がった。ミッドチルダで3週間前に発見されたホールの映像だ。 「ホールとは、ありとあらゆる物体、更には光まで吸い込んで成長する、ブラックホールのような物です。最も、成長速度はブラックホール程早くは無いのが幸いですが・・・」 はやてはそう言うと、少し顔をしかめた。1週間前に見た、ホールによって頭を消滅させた少女の姿を思い出してしまったのだ。 今はこうして何とか復帰できたが、こうして対策部隊長となり、ホールの映像を見るたびにあの光景が浮かんでくるのだ。 「ホール対策室」は地上部隊や次元航行部隊関係なく、全て志願者で構成されている。志願者ははやてを含め404人で、実際に現場で行動する「ホール対策特別部隊」は64人だ。機動6課のメンバーも殆ど志願しているので、はやては見知った顔が多いのに安堵していた。 はやてが部隊長に就任した理由は、ただ単に実績があるからだけでなく、第97管理外世界で偶然ホールを発見してしまったからだ。どうやら管理局の上層部はこれ以上ホールと関わる人を増やしたくないらしく、はやてがホールを発見した3日後に対策特別部隊長就任を打診してきた。 「ホールの大きさは、現在確認できた中では最小でゴルフボール程、最大の物では直径100メートル近い大きさまで成長しています」 そこで画面が切り替わった。「第97管理外世界 日本国 富士山麓」と右下に書いてある立体映像を表示した途端、室内が一斉にざわめいた。 富士山麓に、巨大な大穴が開いている映像だった。周囲にはオリーブドラブ色のトラックが何台も停まり、迷彩服や白い防護服を着た人影が、周囲からホールを覗っているのが映っている。 「現在このホールは現地政府の治安維持組織によって、富士山麓に偽装基地を設置するということで、一般人の目には触れないようになっています。周囲には人口雲も展開され、全く外からは見えません」 はやてはそう言うと、手元のリモコンを操作して次の映像を映し出した。こんどは表とグラフが表示される。 「ホールは現在、93の次元世界で存在が確認され、その数はおよそ1万を超えます。その殆どは管理局によって隠蔽されてますが、これ以上は隠し切れないのが現状です。現に、次々と新たな次元世界にホールは出現してきてます。このままだとホールの発生した次元世界全てが、ホールに飲み込まれて消滅するでしょう」 表やグラフの内容は、各次元世界に現れたホールの数及び、その大きさである。ミッドチルダを例に挙げると、 ミッドチルダに出現したホールの総数 82個 ホールの最小の大きさ 直径約5cm ホールの最大の大きさ 直径約46m 一日に出現するホールの数 平均2.4個 などだった。 その時、席に座っていた一人の陸士の手が挙がった。はやては発言を許可する。 「陸士105部隊のレベッカ・グレイ一等陸士です。質問ですが、ホールを消去させる方法はあるんですか?または対処法は?」 「残念ですが、未だに発見されていないのが現状です」 はやてが即答すると、レベッカ一等陸士は少し困惑した顔をして着席した。同時にブリーフィングルーム内でも、対処法が無いという答えでざわついた。隣の人同士と話し合い、中には絶望したような表情を見せる人もいる。 「でも!ホールを発生させてる原因には対処出来ると思います!!」 収拾がつかなくなってきたので、はやては大声でその事実を告げた。その言葉に、室内の人間の視線が一斉にはやてに向けられる。 「資料の12ページを捲ってください」 リインフォースⅡがそう伝え、皆が一斉にページを捲った。 「なになに?『ヘリ墜落。200名死亡』?」 対策部隊に志願していた、スバル・ナカジマ二等陸士はそう呟いた。 「『昨夜防衛省は、陸上自衛隊東富士演習場で演習中の一個中隊約200名が、弾薬を積載したヘリの墜落で死亡したと発表した・・・・・・』。何コレ?スバル、意味分かる?」 「ううん。私もわかんない、ティア」 スバルと一緒に志願していた、ティアナ・ランスター二等陸士が隣のスバルに声をかける。スバルも困惑した表情を見せたので、ティアナは資料の続きを読んだ。 どうやらその資料は、第97管理外世界の新聞のコピーのようだった。一応訳してあったので、ティアナにも簡単に読めた。 「八神部隊長。この新聞のコピーは?」 一人の陸士が、意味が分からないといった表情で質問した。はやてはそれに、得意げな表情で答える。 「それが、ホール発生の原因です!」 はやてがそう言った途端、皆が「?」という表情をした。はやて自身、まだ完璧に理解しているとは思っていないが、とりあえず知っている事を全て話す。 「6年前、第97管理外世界である実験が行われました。詳細はわたしも理解できてないけど、軍用通信網を守るためのシールドを生成する実験のようです」 リインフォースⅡが立体映像を切り替えた。映像に直径数百メートルの円内に集められた、ありとあらゆる質量兵器とそれを囲む鉄塔が映る。 映った質量兵器の数々に、あからさまに顔をしかめる参加者が多くいた。質量兵器がご法度の管理局では、質量兵器は忌み嫌われる物なのだ。 「実験には現地の治安維持機関『自衛隊』が参加、シールドが装備品及び人体に与える影響を調べるため、シールド下に200名の1個中隊、『第3特別実験中隊』を展開させました」 「提供 日本国政府・防衛省」、「20××/10/13」のテロップが入った映像の中で、実験が開始された。ただシールド下で通信をやり取りするだけの実験で、外からは変わった所は見られなかった。 しかし数分後、突如として霧が発生。やがてその霧は渦を巻き、第3特別実験中隊を完全に覆い尽くした。 「実験は失敗しました」 そう言った直後、映像にノイズが走った。やがてカメラが動いているのか映像もかなりブレ、そしてすぐに画面に砂嵐が映った。 2秒ほどして、画面の砂嵐が消えた。だがカメラに映っていたのは、先ほどまで実験中隊が展開していた造成地ではなく、ススキが生えている草原だった。鉄塔の内部がきれいにススキ群と入れ替わっているのがわかる。 「え・・・?」 「どういうこと・・・・・・?」 スバルとティアナは呆然と画面を見つめ、他の参加者も同じような言葉を口にする。 「第3特別実験中隊は消滅、変わりにススキの生えた土地が現れました。土壌の調査の結果、この土地は460年程前の地層と一致しました。つまり、460年前の土地が、現在の土地と入れ替わってしまったんです。そして一週間後・・・・・・」 また映像が切り替わった。「20××/10/20」と右下に表示されているので、1週間後だとわかる。 誰もいないススキ群を、突如発生した霧が覆い隠した。霧は一週間前と同じく渦を巻き、そしてまた画面が砂嵐に切り替わった。 数秒後、画面が回復すると、そこにはススキ群ではなく造成地があった。元に戻ったのだ。 ただし、展開していた第3特別実験中隊は、そこにはいなかった。 「ねえ、あれ・・・?」 スバルが画面を指差したので、ティアナはスバルの指先に視線を巡らせた。 良く見ると画面の上方、つまり造成地の中心辺りで何か動いていた。カメラがズームし、動いていた物の正体が明らかとなった。 動いていたのは、馬に乗った武士だった。鎧兜を身につけ、背中から何本か矢のような棒が突き出ていた。 スバルもティアナも、武士というのはミッドチルダで放送していた第97管理外世界の大河ドラマでしか見たことがなかったが、それでも馬上の人物が本物だと悟った。 武士は馬から落ち、しばらく地面を這っていたが、やがて気絶したのか動かなくなった。 「保護されたこの武士の証言により、武士が来た時代は1543年・・・。つまり第3特別実験中隊は460年以上前に飛ばされてしまったと推測されます」 先程までの喧騒はいつの間にか収まり、ブリーフィングルーム内を沈黙が満たしていた。皆が真剣な表情ではやての報告を聞いている。 「ホールが現れ始めたのは、第3特別実験中隊が過去に飛ばされた直後。そして日本国の各地史跡にホールは現れはじめました。このことから勘案すると、第3特別実験中隊がホールの原因だと考えられます。そこで、わたし達ホール対策特別部隊の任務を発表します」 はやてはそう言って水を一口飲み、そして続けた。 「現地治安維持機関『陸上自衛隊』と合同で前回のタイムスリップした状況を再現します。そして我々も過去にタイムスリップし、第3特別実験中隊を現代に連れ帰ります!!」 戻る 目次 次へ
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ウーハン飛竜騎士団駐屯地では空母『ずいかく』を飛び立った艦載機の奇襲攻撃を受けていた。 「くそ!」 騎士の1人であるハクは歯噛みする。 敵の機械飛竜は4機、第1撃で竜舎を爆撃し、一気に飛竜騎士団の戦力を低下させた。 それでも20騎以上が離陸に成功して迎撃に向かったのだが、敵の機械飛竜は圧倒的性能で次々と僚騎は空から叩き落された。 それはもはや戦争ではなく一種の狩猟、獲物はもちろん我々、だった。 そして今1騎が自分を見つけて向かってきた。 やられる! 飛竜は本能的に乗り手の恐怖を感じ取り、危険回避の為自分の意思で急降下した。 それでも敵の機械飛竜のほうが遥かに速い。 死を覚悟して目を閉じたが次の瞬間空が翳った。 驚いて見上げると直上を背面飛行している機械飛竜の乗り手を目が合った。 その瞬間、自分は助かったと確信した。 敵の機械飛竜はハクを追い越すと編隊を組んで高度を上げ東へと帰っていった。 こんなことが・・・ ウーハン飛竜騎士団長の顔は蒼白を通り越して土気色だった。 僅か15分の戦闘でウーハン飛竜騎士団は幸運にも生き残った1騎を除いてたった4機の機械飛竜によって文字通り全滅した。 敵の損害はゼロ。完全敗北に限りなく近かった。 だが、彼は重大な事実を認識していた。 3日前まで皇国領であったタイランに日本の基地はもちろん無い。となると必然的に海上の飛竜母艦ということになる。 ウーハンはタイラン西岸から約430㎞、タイランの東岸沖に飛竜母艦が居るとすれば行動半径は500㎞を越える・・・ 500㎞という数字に彼は唖然とした。飛竜の行動半径はせいぜい200㎞、黒飛竜(ノワール)でも300㎞が限界だ。それでも戦闘時間は極めて限られている。防空戦闘の様な激しい戦いなら100㎞にさえ届かない場合もあるのだ。もちろんそれ以上の長距離飛行は出来るものの戦闘行動は無理だ。なぜなら飛竜は生き物であり体力という限界が存在する。そして戦闘行動はその体力を大幅に消耗させてしまうのだ。 それなのに敵は500㎞以上の距離を飛んでも余裕すら見せるほどの戦闘行動を見せ付けた! 戦ってはならない そう彼は直感した。 彼らは海岸から500㎞離れた地点であっても自由に攻撃できる。それは戦場を広げ『安全な後方』という概念を根本から覆す。 相手国の中枢を直接叩くことが十分可能であることを示しているからだ。 この世界で安全を確保する要素が『距離』から『防空力』に変化した瞬間だった。 そしてこの日、100機以上の機械飛竜がシア皇国に侵入し飛竜騎士団の大部分を撃滅してしまった。それはもうこのシア皇国に『安全な場所』など存在しないことを意味していた。 一方洋上でも勝負は決まりつつあった。 シア皇国各地の軍港を出港した艦隊はまっすぐにタイランの主島を目指していた。 それに対して海上自衛隊の水上打撃部隊が夜明けと共に阻止行動を開始した。 その編成は 火力支援艦『やまと』 軽空母『あまぎ』 ミサイル護衛艦(イージスシステム搭載艦)『こんごう』 汎用護衛艦8隻 補給艦『ましゅう』 の計12隻の艦隊だった。 朝日を背にして自衛隊の水上打撃部隊がシア皇国海軍の艦隊の前方1万5000mに現れたことにチン司令長官は驚愕した。 なんという大きさだ! どの艦もシア海軍最大の戦列艦である『テイワ』級よりも一回り以上大きい。中央の艦にいたっては島と見紛うほどの大きさである。まるで伝説に出てくる船のように。 そして驚愕と同時に疑問が生まれた。 どうして一夜にして目の前にこれほどの艦隊が現れたのか? シア皇国海軍艦隊にも複数の飛竜母艦があるが、船体規模が小さいため搭載能力は低く、せいぜい艦隊防空と偵察が手一杯という状態だった。それでも350㎞ほどの哨戒エリアを形成できる。そして350㎞という数字はこの世界の高速艦でも丸二日は掛かる距離だ。そしてこれほどの巨大な艦が複数航行していればその間に必ず飛竜が発見するはずである。 それにしても・・・ と彼はもう一度じっくりと前方の巨艦の群れを観察する。 木造ではない、まるで鋼鉄のようだ。となると装甲艦か!? この時期列強の1国である海軍大国アルビオンが完全鋼鉄製の装甲艦を就役させたが、海軍の主力はいまだ主力は非装甲の木造船だった。 しかしだ・・・ 小さいほうの艦はやけに砲身の長い小ぶりな大砲を1門積んでいるだけだが、島のように大きい艦はとてつもなく巨大な大砲を複数積んでいる。そして彼らは我々の進路を遮っている。それが意味するのは 少なくとも友好的な相手の行動ではない。 それはつまり敵であることを意味していた。 「全艦戦闘用意!飛竜母艦に攻撃命令を出せ」 彼の命令はすぐに旗信号で艦隊に伝えられた。 その命令を受けて戦列艦たちが砲撃戦の準備を整え、飛竜母艦からは飛竜が発艦していく。 敵は装甲艦だから飛竜のブレスは効果が薄いだろうが、何もさせないよりは・・・ そう彼が思ったところで前方の艦隊が動いた。小さいほう艦が左右に分かれて加速していく。 速い! 4隻の艦は帆も張らずに風の様な速度で艦首に白波を立てながら整然と散開した。 上空飛竜たちがその速度に戸惑いながらも追跡しようとした時だった。 複数の砲声が海上を駆け抜けた。 火力支援艦『やまと』CIC 「対空目標撃墜を確認。本海域上空の経空脅威レベル0」 マーカーの消滅を確認してオペレーターが無機質な声で報告を上げる。 「対水上戦闘用意。各兵装を起動」 「対水上戦闘用―意ッ!」 警鐘と共に水上戦闘用意が艦内各所に下命される。乗員は皆興奮していた。この戦闘は海軍関係者ならば誰もが夢に見た戦艦の主砲による対艦戦闘なのである。 「『たかなみ』、『しらなみ』は後方の敵飛竜母艦に対して対艦ミサイル攻撃準備。ただし1隻は残せと注意しろ」 「了解」 「敵先頭艦との相対距離約11000m。主砲及び右舷1番から5番砲塔スタンバイ!」 『やまと』の咆哮火器は主砲として46㎝3連装複合砲3基、副砲として主軸上に155㎜AGSを2基と両舷に127㎜両用砲4基、近接対空火器として76㎜レールガン6基を搭載している。このとき主砲9門を含む計14門が敵を照準していた。 「攻撃開始!1番から5番砲塔、撃ち方始め!」 前回を遥かに越える大音響が海上を制した。 飛竜を一撃で撃墜されてシア皇国艦隊は一瞬戸惑ったが司令長官は即座に敵艦隊への突撃を命じた。 その直後、先頭艦列の戦列艦たちの甲板で爆発が起こった。さらに次々と別の戦列艦たちの甲板で爆発が続く。 砲撃!?まさかまだ10000mはあるぞ! この時代の艦載砲の射程は僅か4000m、有効射程は3000m程度だ。それでさえ命中率は1%にも満たない。それに対して敵はその倍の射程から正確無比に砲撃してくる! その事実に一瞬気の遠くなりかけた彼を後方からの爆発音が現実に引き戻す。 彼の眼に映ったのは完全に安全な距離で待機していた飛竜母艦4隻が巨大な火柱を上げて炎上し、真っ二つになって沈んでいく光景だった。 それでもまだシア皇国海軍艦隊は指揮系統を保っていた。数では味方が圧倒している、その事実が彼らを支えていた。もし、『アレ』がなかったら全滅まで指揮系統を保持できただろう。 その瞬間、大気が震えた。 同時、いやそれよりも早く先頭から2列目までの複数の戦列艦(の残骸)が水柱と共に天高く吹き上がった。落下してきたそれが3列目の艦を押し潰す。 なんだ、これは!?一体何なのだ!? 砲撃?魔法?そんな生易しいものではない!これはもはや人に出来る限界を超えている! それならば何がこの光景を作り出したか!? 「・・・悪魔だ」 ブリッジでポツリと漏れた参謀の声がすっと思考に染み渡った。 「『ニホン』は悪魔の力を使ったんだ・・・『ニホン』は悪魔の力を使って海の神をそそのかしたんだ!」 冷静ならばこんな言葉は一笑していただろう。しかし、目の前でこれほどの光景を見せつけられたら冷静で居られるはずがない。 そして、その答えは疑問に正確ではないが的確な答を与えていた。そうなればそれは真実である。 我々が戦っているのは人じゃない・・・悪魔にそそのかされた神だ! そうなると恐慌は一瞬にして広がった。戦列艦たちは我先にと陣形を乱して離脱針路を取る。そこへ新たな砲撃が正確無比に浴びせられ混乱がさらに拡大する。 再び大気が震えた。 今度は兵士を乗せた上陸船団に天を突こうかというぐらいの水柱が立つ。そこに兵士や騎馬の残骸を見て全てを悟った。 『ニホン』に反逆すれば待っているのは死だけだということを 今の彼らに出港してきたときのような強者の誇りと余裕は消えていた。代わりにあるのは弱者の恐怖と焦りだけだった。 結局海上自衛隊の水上打撃部隊は上陸船団(と思われる)の95%を撃沈又は航行不能としたが、200隻中飛竜母艦1隻を含む20隻ほど敵艦を残した。 その後あらかじめ大量に積み込んであった救命ポッドを放出し、海域を離脱した。 その後おっとり刀で飛来した飛竜に誘導されたらしい10隻前後の艦隊が漂流者の救助にやってきた。彼らは驚くほど多くの乗員が生存・漂流していたことに驚いたという。 そして救助された漂流者が救命ポッドの中で発見したメモを見て司令長官は思わず天を仰いだという話は海軍関係者の間では有名な話だ。 メモの内容は 『船の無い船乗りに敵も味方も有らず、ただ救助するのみ』 第6話へ 第8話へ メニューへ
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630: 635 :2019/07/28(日) 17 28 50 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 ネタ 純国産ジェット戦闘機 噴式の胎動 神崎島鎮守府神崎島市 神崎海軍工廠造船部造船船渠 日本国航空自衛隊自衛官 多川信次は手摺りに寄りかかりドックを見下ろしていた。 ドック内は作業中なのか大型クレーン動き回りや小型車両が行き交い、ジジジという溶接の音、カーンカーンと何かを叩く音が響いている。 そして多川のいる位置から見える隣のドックでは多川が乗っている艦がなにやら改装作業中である。 かつての大戦の1万トンの小型空母ではなく排水量6万トンを超え、米ミッドウェイ級や英クイーン・エリザベス級航空母艦に負けないサイズを誇る 日本が世界に誇る(正確には神崎島だが)STOVL航空母艦鳳翔だ。 現在鳳翔は戦艦比叡、山城の改装で得られたデータを基に新型反応動力機関への換装、レーザー砲の搭載など対空火器の強化の真っ最中だ。 そこで暇になった多川はこうしてドックの見学に来ているということだ。 それだけではない現在多川の目の前で作業が行われている艦、これに多川が乗る可能性があるのだ。 そこへ多川のカミさん、シエがやって来た。 「ダーリン、ココニ居タノカ。」 「ああ、自分が乗るかもしれん艦だからな。」 「シカシ赤城ハ随分トデカクナッタモノダナ。」 そう多川達の目の前で鎮座するのは艦体各所に足場が組まれ絶賛改装作業真っ只中の航空母艦、 神崎島鎮守府連合艦隊 第一航空戦隊 航空母艦 赤城 神崎島にて採用予定のF-35CやF/A-18E/Fといった新世代噴式戦闘機に対応するために電磁カタパルトを始めとする新世代航空艤装、 神崎島名零式射撃管制装置、FCS-3を祖とする日本の先進的な電子系、反応動力機関の搭載にいたるまで新造艦クラスの改装である。 そして何より目を引くのがその大きさだ。 飛行甲板は大型のアングルドデッキとなり排水量も10万トン超えは確実視され、 米国ジェラルド・R・フォード級すら超えるのではないかと噂されている。 改装完了の暁には加賀ら他の空母の改装が完了するまで鳳翔とともに第一航空戦隊を編成、 海上自衛隊にいずもを皮切に新設されるだろう新生日本機動部隊の若鷲達を育む親鳥、練習空母として働く予定である。 「だが俺達が乗るのはF-35やF/A-18だけじゃないんだよなー。」 「ダーリン、ニヤニヤシテ気持チワルイゾ。」 そう、多川達が乗るのは既存の戦闘機だけではない。 神崎島の日本への帰属により齎された知識、人材、技術。 それは先進技術実証機X-2の早期飛行を実現し、アビオニクスの成長を高め、 そしてXF9ハイパワースリムエンジンの開発完了を早めた。 国内から日本の悲願純国産戦闘機を求める声が出るのは当然である。 F-15の退役も近づきF-35一本というのも不安があるからだ。 さらに神崎島では別の機体が求められた。 国産艦上航空機、艦戦だけでなく艦攻、艦爆も含めた開発計画が始動したのは必然である。 赤城に施される新世代の航空艤装とそれに対応する新世代国産噴式艦上機。 それに多川達は試験パイロットとして乗る予定なのだ。 そして彼らは動き出した。 防衛省防衛装備庁 ヤルバーン・ティエルクマスカ技術・装備応用研究所 君島重工航空宇宙事業本部 神崎海軍工廠空技廠 神崎島イゼイラ設計局 などなどなど。 参加人員も堀越二郎、ジャック・ノースロップ、パーヴェル・スホーイ、エド・ハイネマン、ロベルト・ルッサーetc。 どれだけの人が参加しているのか分からない程だ。 「シカシドンナ機体ガ採用サレルノヤラ。」 「まだ姿形すら出来てない段階だ。気長に待とうぜ。」 再び目をやると赤城の改修作業が未だに続けられている。 多川も夢見ていた純国産噴式戦闘機が自分の目の前に現れるのもそう遠い未来の話ではない。 ドックに響く作業音と動き回る機械達、多川にはそれが未だ母の中に眠る橘の花の血を継ぐ者の微睡みに思えた。 新時代の噴式の胎動、それはまだ始まったばかりである。 631: 635 :2019/07/28(日) 17 30 15 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。 純国産ジェット戦闘機を見たいのは自分だけでないはず。 転載はご自由にどうぞ。
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自衛隊 / 自衛隊の海外活動 / 自衛官の自殺 +ブログサーチ〔海外派遣自衛隊員の自殺〕 #blogsearch +ニュースサーチ〔海外派遣自衛隊員の自殺〕 海賊対処で海外派遣の元海自隊員 休暇認められず提訴 横浜地裁(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自殺自衛官の資料、国に22項目の開示命じる 札幌地裁 - 朝日新聞デジタル 「大臣。われわれがあと何人死んだら、日本政府は帰国させるのでしょうか」〜25年前、「市街戦そのものの戦場」に派遣された日本のPKO隊員の死。 - ハフィントンポスト イラク派遣隊員29人が自殺 帰還隊員らが語ったPTSDの恐怖 - dot. 自衛隊の自殺者は本当に多いのか?数字の読み間違いこそが最大の「悲劇」だ(髙橋 洋一) @gendai_biz - 現代ビジネス どう考えても普通じゃないなんと自殺者54人! 自衛隊の「異常な仕事」(週刊現代) @gendai_biz - 現代ビジネス 海外派遣の自衛隊員 自殺者数56人|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 +ブログサーチ〔イラク帰還自衛隊員の自殺〕 #blogsearch +ニュースサーチ〔イラク帰還自衛隊員の自殺〕 この現実を見よ! 戦争から戻っても自殺が絶えない米復員軍人 - 日経ビジネスオンライン イラク派遣隊員29人が自殺 帰還隊員らが語ったPTSDの恐怖 - dot. 自衛隊の自殺者は本当に多いのか?数字の読み間違いこそが最大の「悲劇」だ(髙橋 洋一) @gendai_biz - 現代ビジネス 空自いじめ自殺提訴/「おまえがなぜイラクへ」 暴言・暴行10年/国に賠償請求 - しんぶん赤旗 ● 自衛官自殺問題に対する防衛省の取り組みに関する質問に対する答弁書〔防衛省・自衛隊 - 平成十九年十一月二十二日受領〕 ● 自衛官自殺問題に対する鳩山由紀夫内閣の取り組みに関する質問主意書〔防衛省・自衛隊 - 平成二十二年三月四日提出〕 ★ 派遣自衛隊員の自殺者はイラクで29人、インド洋25人 「朝日新聞(2015.5.28)」より / 2003年から09年までイラクへ派遣された自衛隊員のうち、在職中に自殺で死亡したと認定された隊員が29人いることがわかった。27日の衆院の特別委員会で明らかになった。防衛省によると、うち4人は、イラク派遣が原因のストレスで自殺に至ったとみられるという。イラクに派遣された自衛隊員は陸海空の各自衛隊で約9310人。 01年~07年のテロ特別措置法にもとづくインド洋での給油活動に従事した隊員のうち、在職中に自殺で死亡した隊員は25人だった。こちらは、派遣が原因と認められる自殺者はいないという。この期間に派遣された海空の自衛隊員はのべ約1万3800人で、実数は明らかにしていない。 自殺者の総数については、共産党の志位和夫委員長の質問に防衛省の真部朗人事教育局長が答えた。真部氏は「個々の原因を特定するのは困難だ」と語った。志位氏は「自衛隊員の戦死者が出ていないものの、犠牲者がでていないわけではない」と指摘した。(三輪さち子) .