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●2011年7月2日~3日にかけ、一佐殿ご本人が2chの書き込みに反応を示しました。 自業自得とは… 2011-07-02 00 02 03 http //blog.goo.ne.jp/fujioka2650/d/20110702 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0702-0101-09/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/d/20110702 追伸…自業自得の意味 2011-07-02 07 02 21 http //blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/49cba89db694b270dcc1d9166c5e96d6 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0702-0714-04/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/49cba89db694b270dcc1d9166c5e96d6 煽り、煽られて… 2011-07-03 05 25 06 http //blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/ecca8e9daf7074ebb9198363485993be 書き換え前 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0703-0736-37/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/ecca8e9daf7074ebb9198363485993be 書き換え後 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0703-1643-30/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/ecca8e9daf7074ebb9198363485993be ●2011年7月12日、再度一佐殿ご本人が2chの書き込みに反応を示しました。 どうやら、舐めるようにスレッドを巡回し情報を得ているようです。 その割にはいちいち苦言を吐いています。 事実を知るにつれ…2011-07-12 00 36 10 http ///blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/0ead412800231719c3f28baae53ba4a1 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0712-0109-21/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/0ead412800231719c3f28baae53ba4a1 正しく読み込まず批判すること如何に…2011-07-12 19 56 51 http //blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/ffbcdc538cceff7c1ee0319a8c2e7a16 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0712-2306-12/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/ffbcdc538cceff7c1ee0319a8c2e7a16 正しく読み込まず批判すること如何に…その2 2011-07-12 21 32 09 http //blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/acb8ace5027080fa182515d0558bc161 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0712-2308-57/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/acb8ace5027080fa182515d0558bc161 ●2011年8月9日、またまた一佐殿ご本人が2chの書き込みに反応を示しました。 今回も一度書いたエントリーを修正してまで何か言いたいようです。 一切反論したことないとか書いてます。 討論・論争と議論 2011-08-09 00 50 55 http ///blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/f160f1f892a2e66b5f3f328d283e11e1 書き換え前 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0809-0637-53/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/f160f1f892a2e66b5f3f328d283e11e1 書き換え後 (魚拓) http //megalodon.jp/2011-0810-0115-16/blog.goo.ne.jp/fujioka2650/e/f160f1f892a2e66b5f3f328d283e11e1 ●2011年8月10日、どうやら楽しんでいるようですw http //twitter.com/#!/fsunrise/status/101056728862429185 @fsunrise 籠球太郎 やっぱり乗ってきましたね♪チャネラーの方… 内容も吟味せず、論点も整理せず、相手を批難 するだけの論調は相変わらずですね。さすがです。 こちらも参考に撤回の撤回の撤回の撤回 ----- 自衛官ニュース ----- 空自三沢基地の1等空尉を逮捕 児童ポルノ製造容疑 /岩手 - 毎日新聞 ローンを組みやすい「自衛官」、老後のために58.3%が「資産運用」を実施 ~自衛官103名対象「マンション経営」に関する調査実施~|不動産投資の健美家 - 健美家株式会社 「能力不足感じ自信喪失していた」夜中に駐屯地抜けだし 実家 へ…母連絡し発覚 21歳自衛官を停職処分(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 頑張る理由は「元カノとヨリを戻したい」突然の電話で直談判するが...!?:CHOTeN - テレビ東京 MBCニュース | 「飲酒運転ゼロ」「被害者に支援を」長男亡くした女性の願い - 南日本放送 「性的衝動を抑えられなかった」コンビニ駐車場で下半身露出…37歳男性自衛官を 停職 女性目撃し通報(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アフガン撤退の教訓を肝に銘じよ! 国軍に士気がなければ米軍は動かない 自衛隊機の派遣命令遅れは政治に責任 (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「警察特捜2021 緊急出動!凶悪逃走犯を追え」父が元警察官の近藤春菜がナレーションを担当 - テレビドガッチ 高橋メアリージュン「吹き替えなし!」警棒奪ってアクション 練習写真公開(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 代表質問詳報コンパクト版 - 河北新報オンライン 恒例の日米指揮所演習ヤマサクラ アメリカ兵が日本文化を学ぶプログラムも - おたくま経済新聞 有事の国民保護、事前の備えを…第19回安全保障シンポジウム詳報 - 読売新聞 訓練中に迫撃砲が演習場外に着弾 「火薬の量誤る」陸上自衛隊が謝罪 12人懲戒処分 滋賀・高島市(ABCニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 宇宙飛行士・油井さんが子供たちに語る宇宙での生活 静岡・掛川市(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「家を選ぶときは必ず現地に」 流行のネット内見に警鐘鳴らす投稿が話題(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 5人が乗った車が石垣などに衝突で1人死亡…運転していた19歳の海上自衛官を逮捕(MBSニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【外交安保取材】日本の防衛力整備は失敗だったのか - 産経ニュース 「外交的ボイコット」日本はどう対応すべき?与野党の政治家から主張相次ぐ(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 綾野剛が語る『アバランチ』第8話の見どころ「勝敗以上の物語があります」(TV LIFE web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 部下の隊員に暴行、陸自の50代陸曹長を停職1日に 発生から処分までには1年8カ月(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自治会費横領の自衛官免職 北海道 - 産経ニュース 大村市の自衛官の男を酒気帯び運転で現行犯逮捕 - www.fnn.jp 松岡昌宏:日テレ土曜枠に11年ぶりの帰還! 成田凌への復讐に燃える元自衛官役 - MANTANWEB 元自衛官の芸人・やす子の「はい~」のルーツを探る『白黒アンジャッシュ』(TV LIFE web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元自衛官が香川・小豆島のオリーブ生産者に 胸に抱く平和への思い(ほ・とせなNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 神戸・新開地の名画座「パルシネマしんこうえん」 二本立てを500円で 神戸市の支援金で市民に還元(ラジトピ ラジオ関西トピックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【直球&曲球】葛城奈海 日朝交渉の場に制服自衛官の同席を - 産経ニュース 「あの基地は飯がマズイから嫌だ」と自衛隊員に言わせないために(JBpress) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ローンを組みやすい「自衛官」、老後のために58.3%が「資産運用」を実施 - PR TIMES 自衛隊の大規模接種センター閉鎖 防衛省「目的達成した」 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル 自衛隊の隊員食堂で出される「ねばねば丼」。免疫力アップにももってこい!(ESSE-online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新企画「海峡陣取り」でやす子がサンシャイン池崎に恋心…『アイ・アム・冒険少年』(TV LIFE web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「お前の骨全部折る」壮絶パワハラ告発 元自衛官“身内調査”に「我慢できない・・・」 - TBS News 「軍人」たちが見た「9・11」 自衛隊と日米同盟を変えたテロ事件|9・11から20年:絶対の「自由と民主」が去った世界で(新潮社 フォーサイト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「隊の生活になじめず」無断で帰省 隊員を減給処分 陸上自衛隊富士駐屯地(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 46歳で早期退職した元自衛官、59歳で「年収1500万円」に到達するまで(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 佐世保市で交際相手の首を絞めケガさせた疑いで海上自衛官の男を逮捕 - www.fnn.jp 海上自衛官、国立研究機関主任も…わいせつ動画配信「一斉摘発」の裏にある警察当局の執念〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ボート沈没、自衛官乗り訓練中 燃料切れ、流され浅瀬へ 宮古島(琉球新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【マンガ】「待ち合わせはヒトロクマルマル」キター!! 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- PR TIMES
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海上自衛隊のイージス艦「あたご」(艦長・ 舩渡 ( ふなと ) 健1等海佐)と新勝浦市漁協(千葉県勝浦市)所属の「清徳丸」が衝突した事故を巡って、防衛省の説明と清徳丸の僚船の証言に食い違いが生じている。 特に問題なのは、近くの僚船が清徳丸から無線で「(あたごに)ライトで照らされた」という連絡を受けていた点。無線があったとされるのは衝突の10分前で、事実であれば、あたごは衝突のかなり前から、衝突の危険を察知していたことになる。発生から丸2日が経過する中、謎は深まるばかりだ。 ◆回避行動の謎◆ あたごは房総半島沖を海自横須賀基地に向かって航行中の19日午前3時55分、清徳丸のものとみられる赤色の灯火を発見した。防衛省の説明では、その後、あたごが停止するために急制動をかけたのは11分後の同4時6分。清徳丸は約100メートルにまで迫っていた。当時のあたごの速度は約10ノット(時速18キロ)で、停止までは通常数百メートルを要することから、急制動だけではとても間に合わないタイミングだった。 ある海自関係者は「漁船と接近した場合、回避行動としては、右に 舵 ( かじ ) を切る面舵と急制動は一連の動作として行うはず」と指摘している。面舵を切ってもすぐには針路を変えられないが、事故を回避できた可能性もあり、なぜ急制動だけだったのかは不明だ。 ◆食い違い◆ 当時、現場付近の海域を航行していた僚船の船長(63)は、清徳丸の船主で行方不明になっている 吉清 ( きちせい ) 治夫さん(58)から、「(イージス艦に)ライトをつけられた」と無線を受けていた。 無線があったのは午前4時前。このライトが相手に警告を発する「パッシング」なら、あたごは衝突の10分ほど前に危険を察知していたことになるが、実際は衝突の1分前まで自動 操舵 ( そうだ ) を続けており、防衛省も記者会見などで「ライトのことは確認できていない」と説明する。 あたごが「警笛」を鳴らしていないことも、この見方を裏付ける。海上衝突予防法では、他の船舶と接近していて衝突の危険がある時には直ちに警笛を鳴らすと規定しているが、僚船は警笛を聞いていない。 「本当にライトを照らしたとすれば、清徳丸の接近を認識していたことになり、自動操舵を続けたという事実とも矛盾する」と、ある防衛省幹部は語る。 ◆見張りの実態◆ 当時、あたごは艦橋の左右に1人ずつ、後部甲板に1人の計3人の見張り員を配置。レーダー員も2人が画面を監視していた。防衛省側は「通常通りの体制だった」と強調する。 しかし、清徳丸の前方を走っていた僚船の「幸運丸」の船長、堀川宣明さん(51)によると、幸運丸は19日午前3時半の時点で、あたごとみられる船を6カイリ(約11キロ)先にレーダーで確認して、あたごを避けていた。漁船のレーダーで感知できたことが、あたごのレーダーでなぜ分からなかったのか疑問が残る。 また幸運丸のほか、「金平丸」と「康栄丸」もあたごと異常接近し、金平丸の船長の市原義次さん(55)は「危険を感じて左右に舵を切った」と説明する。これまでの防衛省側の説明に登場する漁船は、清徳丸と別の1隻だけ。当時、海域にいた漁船団を見張り員がどの程度、認識していたかも不明だ。 [ 2008年2月21日14時31分 ]
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登録日:2011/06/12(日) 18 00 46 更新日:2024/01/09 Tue 09 13 54NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 7.62mm H K MSG-90 PSG-1 スナイパー ドイツ ドイツの技術は~世界一ィィィ!! 兵器 小銃 廉価版 狙撃銃 軍事 銃 カタログデータ 全長 1128mm(PSG-1より約100mm短い) 銃身長 600mm 重量 6.29kg(PSG-1より約2kg減) 口径 7.62mm×51 使用弾薬 7.62mmNATO弾 装弾数 5/10/20 発射形式 セミオート 有効射程 700m(又は1000m?) 製造 H K(ドイツ) H K MSG-90はドイツのH K社が開発した軍用狙撃銃である。同社製品のPSG-1の廉価版である。 廉価版m9(^Д^)と言う人もいるが基本的な性能は殆ど変わらないとされている。 技術水準の向上により性能を下げること無く軽量、安価を実現した為、後継機と言って良い。 名前のMSGは「Militarisches Scharfschutzen Gewehr(軍用狙撃銃)」(青字はウムラウト)の略。 世界最高水準との呼び声高いPSG-1は製品単価が非常に高く(7000ドル)、非常に繊細で8kgと非常に重たいという欠点から、 過酷な状況下で使われる軍用ライフルとしては不向きであった。これらの欠点を解消したのが本銃である。 ○PSG-1との違い トリガーシステムはPSG-1と変わらないが、銃身を短くし、フレームをG3と同様の物を使用し、各部品の簡素化と部品点数削減を行い、コスト削減と同時に軽量化を図った。 PSG-1では固定式だったスコープを取り外し式に変更した。 この為、ノーマルのスコープを外せば、暗視スコープを取り付けることが出来るので運用の幅を広げる事に成功している。 が!なぜかマズルフラッシュを抑えるフラッシュハイダーは装備されていない。どういうこと? 結局アメリカに要請されたので、色々取り付けたモデルが開発されている。 最初から作ればいいのにと思う… ○採用・運用状況 可愛そうな事にPSG-1・G3SG/1があった為、ドイツでは軍に配備されなかった。軍用なのに… が、湾岸戦争でアメリカ軍が戦果をあげたことにより注目があつまる。 採用 アメリカ軍陸軍デルタフォース・グリーンベレー アメリカ海軍ネイビーシールズ フランス陸軍第一海兵歩兵落下傘部隊 海上自衛隊特別警備隊 ノルウェー・パキスタン・マレーシア・スペイン等々各国の特殊部隊 PSG-1と同様、特殊部隊の装備からその部隊に振り分けられる予算を推し量るには、ある意味、重要な判断材料と言える。 ○モデル MSG-90…初期モデル MSG-90A1…アメリカ軍の要請でフラッシュハイダーやアイアンサイトを装備したモデル。長くなり、重くなった。 MSG-90A2…二脚を変更したモデル 設計段階から軍用狙撃銃として開発された経緯よりセミオートマティックにもかかわらず、高い命中精度と耐久性を両立している、完成度の高い狙撃銃である。 〇登場作品 Phantom ~Requiem for the Phantom~ 追記・修正よろしく願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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幻想郷自衛隊 動画リンク コメント・レビュー 東方伝承記【緒方編】 東方武狼伝【荒木編】 東方士魂録【三國編】 東方古日誌【真田編】 幻想郷自衛隊 何人目の幻想入りか 作者 ひとこと 主人公 動画リンク 東方古日誌【真田編】 新作 1話 東方伝承記【緒方編】 新作 1話 東方武狼伝【荒木編】 新作 1話 東方士魂録【三國編】 新作 1話 0話 告知 コメント・レビュー 三國は成長していくタイプの主人公。荒木はある程度強いが過去がある感じ。緒方はその中間的主人公。銀色は・・・ギャグ? -- (名無しさん) 2010-07-18 14 47 40 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらをご覧下さい。
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QMA7 理系学問 その他 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ 問題文 文字 答え 2010年に日本人女性2人目の宇宙飛行士となりました 山崎直子 やまざきなおこ 1990年後半から注目された幅広い要素から成る科学です 複雑系 ふくざつけい 2008年に国際宇宙ステーションで活躍した日本人宇宙飛行士です 星出彰彦 ほしであきひこ 2009年にJAXAに入社した自衛隊出身の宇宙飛行士訓練生 油井亀美也 ゆいきみや 2009年に打上げられた、韓国初の人工衛星搭載ロケットは「?号」 羅老 ナロ 5億年以上前にできたものと判明した、茨城県常陸太田市の地層 西堂平層 にしどうひらそう 「いわし雲」「さば雲」とも呼ばれます 巻積雲 けんせきうん 「うね雲」「くもり雲」とも呼ばれます 層積雲 そうせきうん 「銀河座標の南極」があります 彫刻室座 ちょうこくしつざ 「原因は常に結果の前になければならない」という考え方です 因果律 いんがりつ 「里山」の概念を広めた日本の森林生態学の大家 四手井綱英 しでいつなひで 「しらす雲」「はね雲」とも呼ばれます 巻雲 けんうん 「新天体ハンター」と呼ばれる日本のアマチュア天文家です 板垣公一 いたがきこういち 「帆掛け星」「四つ星」とも呼ばれる星座です 烏座 からす座 「南斗六星」はこの星座の一部です 射手座 いてざ 「龍の雄と雌」に見立てた虹の別称 虹霓 こうげい おうし座にあるプレアデス星団の和名 昴 すばる おおいぬ座のアルファ星シリウスの中国での呼び名 天狼星 てんろうせい かつてボイジャー2号が観測した海王星の模様です 大暗斑 だいあんはん さそり座とケンタウルス座の間に位置する星座です 定規座 じょうぎざ さそり座の南にある小さな星座です 祭壇座 さいだんざ しし座とうみへび座の間に位置する小さな星座です 六分儀座 ろくぶんぎざ その形から、かつては「菱星」とも呼ばれました 海豚座 いるかざ アナグマやタヌキの別名です 狢 むじな アルゴ座が分割されてできた星座のひとつです 羅針盤座 らしんばんざ アルゴ座が分割されてできた星座のひとつです 船尾座 ともざ アルゴ座が分割されてできた星座のひとつです 竜骨座 りゅうこつざ エリダヌス座の南にある南天の小さな星座です 時計座 とけいざ オゾン層ができる部分 成層圏 せいそうけん カペラをアルファ星とする星座です 馭者座 ぎょしゃざ カルシウムやマグネシウムを含んだケイ酸塩鉱物です 角閃石 かくせんせき ギョーム・ル・ジャンティが発見した、いて座にある散光星雲 三裂星雲 さんれつせいうん ハロゲン化物からなる鉱物の総称 鹵石 ろせき モースの硬度計では「3」を表します 方解石 ほうかいせき ロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗した2人目の日本人です 野口聡一 のぐちそういち 阿蘇火山観測所を開設した地球物理学者 志田順 しだとし 緯度変化に関するZ項を発見しました 木村栄 きむらひさし 宇宙に関する著作でも有名な京都産業大学の初代学長です 荒木俊馬 あらきとしま 雨や雪が、地上に届く前に蒸発すると発生します 尾流雲 びりゅううん 英語では「サイアナイト」と呼ばれる深成岩の一種 閃長岩 せんちょうがん 塩分を大量に含んだ水 鹹水 かんすい 科学雑誌『Newton』の初代編集長を務めた地球物理学者です 竹内均 たけうちひとし 火山灰が固まってできた岩石です 凝灰岩 ぎょうかいがん 海上自衛隊の医師出身の宇宙飛行士候補です 金井宣茂 かないのりしげ 巻貝の大部分はこれです 前鰓類 ぜんさいるい 関東大震災の危険を予想していた地震学者です 今村明恒 いまむらあきつね 岩石が風化してできた砂や石が固まった堆積岩 砕屑岩 さいせつがん 気象庁の初代長官も務めた地震学者 和達清夫 わだちきよお 結晶が特定の方向に割れたり、はがれたりすること 劈開 へきかい 月や太陽の引力によって起こる海の潮汐のことです 天文潮 てんもんちょう 月や太陽の引力によっておこる潮の干満を起こす力のことです 潮汐力 ちょうせきりょく 恒星が一生を終えるときの形態は「白色○○」? 矮星 わいせい 鉱石「ボーキサイト」を日本語ではこういいます 鉄礬土 てつばんど
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『全てを巻き戻して…あの時の光を取り戻せれば…』 作者 空白 区分 オリジナル 画像↓(身内に描いてもらいました!!) 異界名:エルター・デ・クロウ(カラスの羽)/ネグリ・バウ(黒い鳥) 出身:日本国内 横須賀 年齢:18(EARTHES)/22(平行線地球) 日本に住まうキッチンスタッフ 皿洗いと時たまに調理を担当する 美柑の双子の兄である 誕生日 8/28 料理以外でも機械が得意で、機械工学や電子工学を独学で学んでいる 黒髪と黒い瞳の東洋人の風貌をしている 普段の服装はパーカーとTシャツとかなりラフ ゲーマーで徹夜癖があり、目の下に隈を作っている 黒い四角いフレームのメガネをしている 右腕に黄色いリボンを巻いていて、形見として持っている アニマトロニクス好きで、グッズを集めたりするのが密かな趣味 かなりの甘党で、コーヒーに砂糖を多めに入れたりデザートを好んだりする 好きな食べ物は肉、プリン、シュークリーム、チーズ 嫌いな食べ物は果物全般(フレーバーは柑橘系とぶどう以外)、レバー 現在は訳あってマイアミから帰還し、横須賀の友人のアパートで暮らしている クロウリアが開発した次元超越式波動変換型転送機でたまにベルドニアに遊びに来る バックサックに六角形の物体のキーホルダーがついている これは「審判の柩」というオーパーツ 紫色をしていて、淵に黒い溝が彫られている 大きさは防犯ブザー位、クッキーほどの厚さをもつ 表面には謎の言葉(地球外言語による呪文)が彫られている そして、呪われた大鎌である「黙示録の大鎌」の封印形態である 所持主の極限に達した憤怒や憎悪を感じると、封印が開放される その姿は悪魔の羽を模しており、禍々しい形となっている 封印解放後は衝動のまま破壊を行い、その身体能力は向上している それは鎌にかけられた邪気の影響であり、制御できれば自身を有利に持っていける 破壊衝動は所有者が憎しみを向けたもののみ発せられ、 所有者自信が「破壊したくない」と思ったもには刃を向けない アラウンド ザ アース 大きく飛び上がって放つ空中鎌技 重心を前にかけ、高速回転しながら落下斬撃を放つ クレセントダンス 隙を見せぬ斬撃を連続で繰り出す技 くらったものを容赦なく切り刻む ※以下黒時礼司の深層記憶領域に存在するデータである 前世の記憶をもってる節があり、時折謎の発言をする その正体は別世界から転生した痕跡であり、マスター(創作者)権限で前世の記憶として認識を書き換えられてる だが、認識を書き換えられたことを黒時本人は認知してない 前世界線では艦娘とともに提督をしていた だが、通常の艦娘存在世界とはズレたバグが発生し、 本来存在しない「ヘイウッド」という艦娘が誕生してしまった (ヘイウッドの元ネタ 海上自衛隊護衛艦1代目ありあけ) 黒時は彼女に情を抱き、保護することを決意 結果なんとか奮戦するも、ある時深海棲艦に鎮守府を奇襲される ヘイウッドや仲間達と死闘を乗り切るも裏切りにあい、殺害される 右腕のリボンはヘイウッドが髪を結んでた時に使ってたもの 奇襲時の防衛戦にて出撃の際彼女が黒時のお守りとして手渡した
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2ちゃんねる ■ 【調査】田母神氏発言に共感できる?→YES61% 自衛隊の存在を憲法に明記すべき?YES80%…テレ朝「朝まで生テレビ」 実況中… 2008.11.30- .
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2004年4月13日23時32分 福岡県遠賀郡岡垣町国道495号線 深夜の国道を1台のワンボックスカーが疾走していた。国道とは言え、片側1車線で数キロも信号のない田舎道だ。運転者の若者は缶ビール片手にステレオの音 量を全開にして疾走している。助手席の男もその音楽にノリノリだった。これから海の中道まで行って女の子でもナンパするつもりだった。 「おい!あれ!」 不意に助手席の男が指さした先には、道路にぽつんとたたずむ男が見えた。慌てて運転者は急ブレーキを踏んだ。ワンボックスカーは半分スピンしながらどうにか停車した。 「あの野郎!」 運転者は怒りにまかせて缶ビールを投げ捨ててドアを開けた。そのまま路上の男につかみかかった。 「てめえ!危ねえだろうがぁ!」 助手席の若者もくわえタバコでにやけながら車を降りた。やれやれ、ヤツが切れたらなだめるのに時間がかかる。どんな事情か知らないが道路の真ん中に突っ立ってるのは正気の沙汰じゃない。 「おい!てめえ、ふざけんなよ!」 運転者は男のむなぐらをつかもうとして一瞬躊躇した。その男は黒いマントで身を包んでいたのだ。 「コスプレか?おい!」 運転者はその男のマントをめくった。マントの中は銀色に輝く西洋風の鎧だった。運転者はそれを見て言葉が続かなくなった。次の瞬間、彼の首は胴体から切り離され、アスファルトの地面に転がった。 「ひ、ひい!」 助手席の男は運転者の無惨な最期を見るとその場にしりもちをついた。マントの男は無言で彼に歩み寄った。 2004年4月15日8時9分 北九州市小倉北区京町の某雑居ビル 村山次郎はソファーに座り込んで頭を抱えていた。決して二日酔いだけではない。それ以上に彼が目を覚ましてから見舞われた状況に対して、頭を抱えているのだ。 「だれだ、こいつ・・・」 迎え酒の缶ビールをあおりながら思わずひとりごちた。村山の職業は私立探偵。浮気調査やペットの捜索などが仕事だ。夕べは大手企業の重役から依頼された浮 気調査の報酬が入って街に繰り出した。そしてしこたまに飲んだ後、事務所兼自宅のここに帰ってきたはずだった。だが、今彼のベッドには金髪の美しい女性が すやすやと寝息をたてているのだ。 「まずい、もうすぐ美雪が来る・・・」 村山は時計を見てつぶやいた。田村美雪は知り合いの派遣会社の 社長に回してもらった秘書だった。大学を出たばかりの彼女だったが語学堪能、パソコンも使える有能な秘書だった。時給1300円では安いくらいだったが、 彼女は文句も言わずにこんなうらぶれた探偵事務所に勤務してくれている。時給の代わりに週に1,2度、特別ボーナスを提供しているのだ。そして今日がその ボーナスの「支給日」だった。 その時、村山の携帯が鳴った。相手は大学の同期で自衛官の重岡竜明だった。今度二尉に昇進したと聞いた。けっこうなことだが、今の村山にそれを喜ぶ余裕もない。 「おう、今近所にいるんだが・・・」 重岡のその言葉は村山にとって神の救いに等しかった。 「今すぐ来い!待ってるぞ!」 そう言うと村山は一方的に電話を切った。そしてベッドルームに入ると、床に脱ぎ散らかされたシャツとネクタイを取ってそそくさと身につけた。 2004年4月15日8時11分 北九州市小倉北区モノレール平和通り駅前 つっけんどんというより、ほとんど失礼な旧友の電話に重岡はいささか怒りを覚えた。モノレール駅から路上に降りてタバコに火をつけた。朝の小倉はラッシュが始まって、サラリーマンや高校生、大学生が大勢歩いている。大通りのバスも人々を満載して行き来する。 「俺も仕事じゃなきゃ、こんなヤツに連絡なんてしないよ・・・」 くわえタバコで駅前を行き来する女子学生を見ながら重岡がつぶやいた。通りすがりの彼を女学生が好奇心いっぱいの目で見ながら通り過ぎていく。無理もない。彼は陸上自衛隊の幹部である。濃い緑のスーツに身を包んでいるのだ。 「まあ、一頃に比べると落ち着いたよな・・・」 朝のラッシュの町並みを見ながら重岡がつぶやいた。彼の記憶は1年前の4月にさかのぼっていた。 重岡は早くも疲労で倒れそうだった。未明から問い合わせの電話が殺到しているのだ。対岸の下関の明かりが見えない。自衛隊の訓練じゃないのか?戦争か?テ ロか?災害か?この世の厄災がすべて自衛隊のせいではないのかと言わんばかりの電話攻撃で非番も含めて手の開いた隊員はみな、かり出されていた。 連隊も混乱していた。本州との連絡は未明から寸断していた。幸い、春日の方面隊とは連絡が可能でそっちからの情報はちらほらと入っていた。それでも、この九州だけが孤立した原因はわからないままだった。 「うちの、息子は今日初めて下関の市立大に行くのに関門トンネルも関門橋も通行止めってどういうこと?」 電話の向こうの子供の大学生活に自衛隊はまったく関係ないことは明白だが、電話に出た幹部はなんとかなだめようと必死だ。 隣にある大学の学生からは実家と連絡が取れないと、半分泣きながら電話をかけてくる。テレビやラジオもローカル以外は砂嵐。スーパーとガソリンスタンドには車の長蛇の列ができた。 やがて、九州は完全に孤立したことが判明すると治安は極端に悪化した。一時は自衛隊の治安出動まで検討されたが、各県警の努力でどうにか沈静化した。民心 の安定は県警の努力だけではなかった。その日の午後、テレビのニュースで重岡も知ったのだが。未知の大陸を海上保安庁が発見したという。「未知の大陸」と いうにはそれなりの根拠があった。保安庁は宮崎県沖に巨大な大陸を発見したのだ。地図上では太平洋にあたる地域に現れた大陸。そして海上保安庁は、その大 陸の住民とおぼしき一団と接触していたのだ。治安悪化は人々の予想を超えた事態のため、収まると言うより一時停止したのだ。 2004年4月15日8時43分 北九州市小倉北区京町の某雑居ビル 村山の事務所に入った重岡は思わず目を疑った。ソファーにはぐったりとした村山、奥のベッドにはすっ裸の金髪の女性が寝ているのだ。 「やあ、いいところに来てくれたな・・・」 村山は朝から缶ビールを飲んでいる。顔をしかめながら重岡は勧められたソファーに座った。 「仕事の依頼に来たんだが。今、だいじょうぶか?」 村山の勧める缶ビールを「勤務中だ」と断ってから彼は言った。 「おい、ありゃだれだ?」 重岡はベッドに横たわる金髪の女性を見て尋ねた。村山は言いにくそうにタバコに火をつけた。 「いや、夕べお持ち帰りしたみたいなんだが・・・・。覚えてないんだ。ロシアンパブの子でもないしな・・・」 「言葉がよく通じたな」 彼女が寝返りを打った。美しい金髪が顔にかかっているがその間から見える顔はかなりきれいだ。村山め。独身なのをいいことにいろいろやっていやがる。 「いや、日本語はペラペラだった。聞いたこともない国だったけど・・・思いだせん・・・」 そこで彼の背後のドアが乱暴に開かれる音がした。 「おはよー!センセー!」 黒っぽいスーツに長い茶髪をとりあえずアップにしてまとめた女子大生みたいなかわいい女の子だった。そのスカートの短さに重岡は思わず目をそらした。 「やべえ!」 村山はソファーから素早く身を乗り出すと奥の部屋に通じるドアを急いで閉めた。女の子は「センセー」の素早い動きに怪訝な表情を浮かべた。 「なに?誰かいるの?」 「いや!いない!いないよ!・・・・と、仕事のお客様だ」 村山は慌てて話題をそらした。女の子は濃い緑色の制服を着た重岡をしげしげと見つめた。そして彼が傍らに置いた帽子を見て大きく目を見開いた。 「お客さんって自衛隊の人?センセーを兵隊に引っ張るの?」 自衛隊は不況の現在、最も人気のある職種だ。こんなよれよれスーツの男を雇わなくても有望な人材はいくらでもいる。もっとも、現在交戦中のガシリア王国と アジェンダ帝国の戦争に巻き込まれないように微妙な立場でもあるが。特に海上自衛隊は困難な任務を強いられている。佐世保の護衛艦群は現在、ガシリア王国 首都ガシリアナ沖に展開して王国軍の後方支援を行っている。あくまで、非戦闘地域での活動に限定されているが、すでにアジェンダ軍の竜騎兵を数十騎撃墜し ていた。時折空爆にやってくる敵軍だった。 航空自衛隊も暫定的にもうけた防空識別圏を警戒しているが、アジェンダ竜騎士団は威力偵察も兼ねてす でに100回近く侵入していた。陸上自衛隊は首都ガシリアナに連絡部隊と護衛の普通科中隊を派遣しているだけで、大した事態に巻き込まれてはいなかった。 すでに、ガシリア王国軍は敵の聖地であるアジャトゥーパを陥落させる勢いだった。アジャトゥーパは敵の魔導師の根拠地で魔導大臣ドボレクが治めている。そ こを陥落させれば戦争の帰趨はガシリア王国に完全に傾くと言っていい。 「はっはは!こんなヤツ、兵隊にしたって役に立たないよ!俺が来たのは人捜しの依頼だよ」 それを聞いて女の子は表情を変えた。たちまち、模範的な営業スマイルを浮かべて深々と重岡にお辞儀した。 「大変失礼いたしました。私、当事務所の秘書をさせていただいております田村美雪ともうします。ただいまコーヒーをお持ちいたします。先生、後はお願いします」 そう言って美雪はパーテーションでかくしてあるキッチンに消えた。村山はとりあえずは彼女にベッドに寝ている女性のことで詰問される瞬間が遠ざかったことにほっとしていた。 「仕事の話をしていいかな・・・」 そう言って重岡はバッグから一枚の書類を取り出した。村山はそれを受け取ると隅々までそれに目を通した。 「行方不明者の捜索か。しかもガイジンか」 村山の言う「ガイジン」とは正確にはガシリア王国の国民を指す。一般の市民でもニュースなどでガシリアの高官や軍人が九州を来訪していること。九州の知事や県議会議員、鉱山会社や大手のゼネコン社員がガシリアに渡航していることを知っていた。 「ああ、しかも高官だ。ドローテア・ミランス。ガシリア王国大神官。写真はないが、肖像画のキャプがあるだろ」 重岡の言葉に村山は渡された書類の下を見た。デジカメからの画像だろう。少々荒いがその大神官とやらの顔は確認できた。美しい金髪に青い目。高貴な高い鼻・・・。いわゆる美女のたぐいだ。 「こんなに若いのに大神官様か?」 「うむ。彼女の両親はこの戦役でどちらも戦死されたそうだ。そこで彼女が先年、両親の称号を受け継いだそうだ。こっちに向かう途中に敵の竜騎士に不意をつかれてな。船団は壊滅状態になったんだが、彼女は行方不明になったままだ。覚えてるだろ?」 重岡の言葉にコーヒーを持ってきた美雪が答えた。 「ああ、4,5日前に椎田沖であった戦闘ですね」 低空侵入してきた竜騎士が、九州を訪問しようとしていたガシリア船団を襲ったという新聞記事を彼女は覚えていた。重岡は頷いた。 「まだ遺体はあがっていないし、生存の可能性がある。自衛隊でも県警と共同で捜索しているが、おまえは人捜しの腕前はぴかいちと聞いた。報酬ははずむから頼むよ!」 「センセー!引き受けてあげましょ!」 村山は頭をぼりぼりかいて考えていたが、ため息をついて了承した。 2004年4月15日9時48分 北九州市小倉南区北方 陸上自衛隊第40普通科連隊 「重岡です、入ります」 連隊長に呼ばれて重岡は会議室に入った。会議室には連隊長の丸山他幕僚が控えている。 「重岡君、今回知事から要請された件について、君の信用できる興信所に寄ってきたそうだな」 丸山が重岡に尋ねた。重岡は起立したまま彼に答える。 「はっ、市内では右に出る者がいない業績のある興信所です」 それを聞いて春日から出向いていた西部方面隊総監部の田島三佐が鋭い視線を重岡に向けた。 「まさか、村山とか言う探偵ではないだろうな?」 よもやこの場でその名前が出るとは全く予想していなかった重岡はいささか返答に窮した。 「は、はあ・・・。何か問題が・・・?」 その返答に田島はテーブルを叩いた。書類に目を通していた幹部たちが一斉に肩をびくっとさせた。 「よりにもよってあの男に依頼しただと!さっさと自衛隊を退職して興信所を始めたような節操のない男にか?」 田島の怒りっぷりに重岡も心の奥でなっとくした。そう言えば、総監部の幹部で奥さんから浮気調査を依頼された人物がいると聞いた。まさか、その調査対象が 田島で、依頼を受けたのが村山とは・・・。証拠はないが、彼の異常なリアクションは半分答えを言っているようなものだった。今後のことを考えて重岡は慎重 に田島に答えた。 「はあ、自分もうかつでした。早速この件はキャンセルしてきます・・・」 村山と田島の個人的な確執に巻き込まれてはたまらないと重岡は思った。とっととヤツに電話を入れてキャンセルしよう。 「当たり前だ。それと、このドローテア・ミランス大神官の画像だが。もっと鮮明にできんのか?」 ようやくイスに腰掛けた重岡に田島が続けていちゃもんをつけてきた。肖像画をデジカメで撮影したものだ。これ以上画像を鮮明にするのは困難なはずだ。お茶をすすりながら田島が文句を言っている画像を見た。きれいな金髪に青い目。よくわかるじゃないか・・・ 「あっっっ!あああああああああああああああああああっっっっっっ!!!!」 お茶を吹き出しながら重岡が絶叫した。そのまま彼はイスごと後ろにひっくり返った。 「いったい何事だ!?」 連隊長の丸山が重岡に大声で叫んだ。重岡は両隣の幹部に助け起こされながらどうにか丸山に答えた。 「そ、そ、それが・・・・。このド、ドローテア・ミランス大神官を・・・・、自分は、その発見しておりました」 重岡の言葉に今度は丸山がイスからひっくり返りそうになった。 「まちがいないのか?」 「はい、本日訪問した村山の事務所で・・・・、そのぉ・・・。一糸まとわない姿で休んでおられました・・・」 重岡の報告に今度は田島がお茶を吹き出した。大事な国賓が、うらぶれた探偵事務所のベッドですっ裸で寝ているなんて。しかも独身男の寝泊まりしている雑居ビルでだ。そこで繰り広げられた行為を想像するのはたやすい。先方にばれれば知事の首が飛ぶどころの騒ぎではない。 「む、村山・・・・。やつは疫病神かぁ・・・」 田島が思わずひとりごちた。彼は門司港に到着する大神官一行を出迎える役を仰せつかっていたのだ。知事の首が飛ぶ前に彼の出世コースが危ないことは明白だった。 「し、重岡二尉!す、すぐに、警務隊を連れてお迎えに行くのだ!」 丸山も大慌てで命令した。しかし、それを横にいた幹部が耳打ちした。それを聞いて連隊長は大声で怒鳴った。 「だっ たら、すぐに小倉北警察署に電話しておけ!パトカーで先導してもらえば自衛隊の車列なんて問題ないだろ!市長にも電話しておけ!全部すんだら知事に報告す るんだ。こっちの責任じゃないことにしておくんだ、なにぼうっとしてんだ!大神官をお迎えする準備をせんかぁ!!」 丸山の悲壮な叫びを合図に会議室に集まった幹部たちはそれぞれの仕事をするために部屋から飛び出した。 2004年4月15日10時16分 北九州市小倉北区京町 村山事務所 「ね~え、センセー」 美雪がソファーに座る村山に猫のように甘えてきた。今日は「特別ボーナス」の日だ。村山はタバコをくわえたまま、重岡の残した書類の一点を見ているだけだった。 「センセー?今日はないんですかぁ?」 美雪の再度の質問に彼は内ポケットからメモ用紙を取り出して彼女に渡した。メモの中身は、駅前のパチンコ屋の店員から聞き出した明日のモーニング設定台の 情報だ。美雪はその情報を仕入れて「特別ボーナス」をゲットしていたのだ。パチンコ屋の店員とは以前、闇金融にひっかかったのを助けてからの関係だった。 「センセー最高!」 美雪は書類に目を通す村山の頬にちゅっとキスをすると携帯電話にその情報を登録した。いつもはうれしい御礼のキスだが、今の村山にとってはそれどころではなかった。鮮明ではないがこの画像の人物。見たことがある。それも遠い過去ではない・・・。 「センセー。どうしたの?」 様子のおかしい村山に気がついた美雪が彼の背後から抱きついたときだった。ベッドルームと事務所を隔てるドアが不意に開かれた。カギをかけていなかったことを今更思い出して村山は顔をひきつらせた。 「誰?この人?」 村山の首に抱きついたままの美雪が呆然としたまま言った。ドアを開けたのはシーツに身体をくるんだ金髪で目の青い女性だった。そして村山はその女性が誰であるか、知っていた。 「ガシリア王国大神官・・・、ドローテア・ミランス様・・・・ですね・・・」 怪訝そうな顔をしている美雪と、彼女に抱きしめられて顔をひきつらせる村山を交互に見やって、金髪の女性、ドローテアは優雅に髪の毛をかきあげた。 「ゆ、ゆうべは、どうも・・・・」 その美しい仕草に昨晩のことを思い出しながら村山はどうにか挨拶した。 「そのことはよい。あれは私とそなたの「契約」だからな・・・」 多少顔を赤らめながらも優雅な仕草で髪の毛を整えながらドローテアは言った。それを聞いた美雪はたった今まで抱きしめていた「センセー」の首を締め始めた。 「センセー!どういうことよ!「契約」って?援助交際なんかしたんじゃないでしょうね!」 美雪はがっちりと村山をホールドしながら詰問した。当然と言っていいが、彼女は村山と関係があった。そうでもないと、こんなうらぶれた事務所で派遣社員をするはずがない。 「うううう・・・・、ギブ!ギブ!」 村山はソファーでもがきながら彼女の腕をぽんぽんと叩いた。本当にこのままじゃ殺されてしまう。ドローテアはそんな2人を見ながら無表情で立ったままだ。ようやく美雪は村山を締める腕をゆるめた。 「いや、美雪。これは勢いだ。男なら誰でも起こり得る勢いなんだ」 再び首を絞められてはたまらないと、とっさに村山は事務所の外に通じるドアに近づきながら弁明した。ここは外に脱出しないと命が危ない。そう思った村山がドアノブに手をかけようとする前にドアが勢いよく開かれた。 「命令あるまで撃つなよ!」 大声で叫びながら先頭で入ってきたのは重岡だった。その後に十数名の89式小銃で武装した警務隊員が続いた。村山はその場で立ちすくみ、美雪は目を丸くし ている。そしてドローテアはシーツが落ちないようにそれを手で持ったまま、相変わらず気品のある表情を浮かべているだけだ。 「重岡・・・」 呆然としたままの表情で村山はさっき彼の事務所に訪問したままの格好でシグを構える重岡に問いかけた。重岡は彼を一瞥すると目をそらした。 「おまえ、よりによってこの時期に一番お持ち帰りしちゃいけない人物をお持ち帰りしてしまったな」 重岡の言葉を聞いて思わず、村山は窓にとりついた。そして窓の下の光景を見て我が目を疑った。彼の事務所の前には10台以上のパトカーが停車して制服警官がびっしりとビルの入り口を固めている。美雪もこの光景を見て唖然としている。 「センセー、今度こそやばいよ・・・」 「君も一応、同行してもらうよ」 重岡は優しく美雪に言うと、ドローテアに近寄って一礼した。 「ガシリア王国大神官、ドローテア・ミランス様。私、陸上自衛隊二等陸尉、重岡です。お迎えにあがりました。」 それを聞いてドローテアは美しい微笑を浮かべてそれに答えた。 「重岡二尉、お役目ご苦労。準備したいので時間をくれぬか?」 「もちろんです」 そのやりとりを聞きながら村山はひとまず、この場から退散しようとこっそりと事務所のドアをくぐろうとしていた。それを見とがめたドローテアが声をかけた。 「村山殿!どちらへ?」 静かだが威厳ある声に村山は思わず動けなくなった。警務隊員も彼を見ている。 「な、なんか、自衛隊のみなさんに保護してもらったみたいだし。俺の役目も終わりかなって感じで・・・」 村山の言葉を聞いてドローテアは優しく微笑んだ。それを見てほっとした村山は騒ぎが落ち着くまで事務所から退散しようと警務隊をかきわけて外に出ようとした。 「村山殿・・・・。私との「契約」をお忘れのようだ」 そう言うと、ドローテアは何か口で呪文を唱えた。次の瞬間、村山の股間に強烈な痛みが襲いかかった。思わず彼はその場にへたりこんだ。 「いてててててててて!!!!」 もんどりうって転げ回る村山を見てドローテアは勝ち誇ったように笑った。それを見て重岡が恐る恐る彼女に声をかけた。 「あの・・・・、彼との「契約」とは・・いったい?できればそれに関しては我が自衛隊で代行したいのですが」 重岡の言葉を聞いてドローテアは少し頬を赤らめた。 「彼との契約は代行はできぬ。彼は私がこの九州で任務を果たすまで、私に同行し私を護衛することを契約した」 「ですから、その護衛は我々がやりますから」 重岡にとって旧友とは言え、これ以上村山とこの件で関わるのはごめんだった。ただでさえ、田島の心証を悪くしたのだ。だが、そんな重岡の希望を大神官の言葉は見事に打ち砕いた。 「彼と私は・・・その、肉体的な契約で結ばれておる。途中で解約などできぬ。その証拠に、今逃げ出そうとした彼を見なさい」 村山は警務隊の間で股間を押さえて半分泣きながらもがいている。美雪はあまりの出来事に目を白黒させるばかりだ。 「なんなんだ?ちぎれるところだったぞ!」 村山の悲壮な叫びを聞いて警務隊の1人が重岡に彼女の言う「契約」を推理した。 「これって孫悟空じゃないっすか?」 隊員の推理を重岡はドローテアに話した。彼女は無言で頷いた。 「彼が私を求めたときに説明したのだが、彼はよく聞いてなかったようだな。私は彼と交わるにあたり、契約魔法を彼の・・・・、その・・・・にかけた。この契約を履行すれば彼は私の契約魔法から解放される」 なんてことだ。村山が彼女と逢瀬を交わすときにした約束を果たさない限り、大神官とセットで彼がもれなくついて来るというわけだ。 「ドローテア様、いったい、彼とどんなご契約を?」 額に冷や汗を浮かべた重岡の質問にドローテアはあっけらかんとして答えた。 「決まっておるではないか。アジャトゥーパを逃れて九州に逃げ込んだアジェンダ帝国魔道大臣、ドボレクを捕まえるまでの私の護衛だ」 重岡はその答えに思わず泣きそうになった。もともと彼女が九州を訪問する目的は、行方知れずのドボレクの捜索だったのだから。つまり、重岡の任務完了までトラブルメイカー村山が彼に同行することがこの瞬間確定したのだ。 「俺、退職しようかな・・・」 野次馬の集まるビルの前で群衆整理始めた警官隊を見ながら重岡が思わずつぶやいた
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5 京都府舞鶴市西舞鶴駅前 2012年 6月5日 13時1分 全天を雨雲に覆われた空は暗く、激しい雨は視界を極端に悪化させていた。 西舞鶴市の攻略を決心した西方諸侯領軍エレウテリオ騎士団は、街道に重装歩兵の戦列を敷くと、喇叭と軍太鼓が鳴り響くなか、悠然と前進を開始した。 エレウテリオとその配下の騎士たちは、この時点で敵は未だに初戦の混乱から立ち直っていないと判断している。 まともな防御指揮官であれば、市街地に入る前に迎撃を試みるからである。彼等の常識では、市街地に突入された時点で、既に守備軍は敗北している。 ろくな守備軍はいないと見たエレウテリオは主力を街道──国道27号線上に展開し前進させると共に、左右の隊を率いる部隊長に、自己の判断で進撃することを許可した。 市街地に入り込んでしまうと、部隊間の連絡が難しくなるため、有力な敵がいる場合は各個撃破の恐れがあるが、現状ではその恐れはない。 騎士と兵は市街をアメーバの如く、侵食していった。 「はっ、あの程度の小勢で我らを防げると思うたか。戯けた奴らよ」 蛮族が前方に陣を敷いているのを見て、騎士の一人が嘲りの声をあげた。鉄車が数台、盾のように置かれ、その後ろに数十名程の重装歩兵がいるようであった。 その程度の兵力では、抵抗を試みるだけ無駄であろう。エレウテリオも騎士の意見に同意であった。 先鋒の騎士パスクアルが、大きく腕を降り下ろした。配下の太鼓手が小気味よいリズムで、軍太鼓を打ち鳴らす。 槍を揃えた重装歩兵の隊列が、太鼓のリズムに合わせ、並足から早駆けに移行しようとしていた。 「長弓、構え!」 重装歩兵の後方では、長弓兵指揮官の命令のもと、革の胸当てのみを身につけた軽装の弓兵が、一斉に矢を番えた。 長弓兵は西方諸侯領軍によくみられる軍種である。長射程(平均300ヤード)と速射能力を誇り、戦場ではしばしば猛威を振るってきた。 曲射弾道で飛来する長弓兵の矢は、後衛から放たれ、敵を地に縫い付ける。 ただし、その扱いの難しさから育成には時間と資金を要するため、誰もが揃えられる兵種ではない。 また、防御力が弱く、一度消耗してしまうと戦力の回復が困難であることから、運用には慎重さが求められる。 だが、約200名の長弓兵の全力射撃は、一分間に2000本以上の投射量を誇る。 欠点はあれど、恐るべき兵どもであった。 ──だが。 「何と、奴ら逃げ出したぞ」 嘲りの声がさらに大きくなる。蛮兵は、鉄車に飛び乗り、猛烈な速さで道の奥に走り去っていた。 「放ち方待て!」 長弓兵指揮官が命じる。 「これほどまでに惰弱とはのう」 「腰抜けが!」 騎士たちの言葉には、怒りさえ滲んでいた。名誉ある武篇の振る舞いではない、という想いを抱いたのだった。 エレウテリオは軍に前進を命じた。馬上から、周囲の街並みを見渡す。中心部に違いなかった。 もはや、敵に抵抗の術は無い。少し前に覚えた不安など、すでに消え去った。 「進め!騎士たちよ。恩賞は思いのままぞ!」 兵は猛り立ち、前進を再開する。左手から、それまで後備に控えていた傭兵団が、気勢をあげながら港の方向へ突撃していった。 「相変わらず、傭兵共は鼻が利きますな。もはや危険は無いと見たのでしょう」 アランサバルが馬を寄せてきた。 「では、団長。我が隊は助攻を勤めましょうぞ」 「うむ、後ほど会おう」 エレウテリオは頷いた。どうやら、普段は冷静なアランサバルも、前に出たくて仕方のないようだった。 アランサバルはエレウテリオに挨拶を済ませると、手勢を鮮やかに旋回させ、県道28号線を、東に向けて進撃していった。 13時30分。田辺城址大手門に、帝国軍旗、西方諸侯領軍旗、エレウテリオ子爵旗が翻った。 輸送車の中で、警官たちは屈辱に震えていた。 西舞鶴駅前で阻止線を守っていた20名は、本部からの退避命令を受け、五老岳陣地まで後退したのだった。 「畜生、犯罪者を前に逃げ出すなんて!」 尾崎が吐き捨てた。綾部市で暴虐の限りを尽くした、その相手から逃げ出してしまった。そんな命令を出した本部も許せなかった。 そして、何より眼前に現れた大軍勢に、臆した自分が許せなかった。 命令が下されたとき、心のどこかで安堵した自分がいた。 「あの、数は無理だ。雨でガスも使えん。執行実包は一人18発、弾も足りん」 「しかし!市民がまだ──」 「今は耐えろ」阻止線の指揮官、志馬警部が諭すように言った。 帝国軍の圧倒的な物量の前に、日本側は未だに有効な手が打てず、時間を稼ぎつつ、ひたすら市民の脱出を急ぐのみだった。 京都府舞鶴市 舞鶴西港第二埠頭 2012年 6月5日 13時27分 「押さないでください!ゆっくりと進んで!手荷物は持ち込めません」 「押すな!止めろ子供がいるんだ」 「早く乗せてくれ!彼奴等が来ちまう」 「慌てずに!全員乗れます!こら、そこ順番を守りなさい!」 「おかあさん、おとうさん。どこにいっちゃったの?」 「怪我人がいるんだ。先に乗せてくれ!」 まるで、終戦間際の満州か朝鮮みてえだな、畜生。 埠頭で避難誘導を行いながら、第八管区海上保安本部所属、巡視船「わかさ」特別警備隊員、中川清春三等海上保安正は唇を噛んだ。 眼前には、舞鶴市内から命からがら脱出してきた市民がいた。舞鶴西港は市民の避難場所に指定されている。舞鶴市はここにあらゆる船舶をかき集めて、市民の救出を試みていた。 すでに貨客船からプレジャーボートに至るまでの、民間船は福井方面に向けて脱出している。 残るは、海上保安学校の練習巡視船「みうら」のみであった。 「みうら」は普段は、学生の実習を主任務としているが、【災害対応型】巡視船として指定されており、災害時は1000名以上の避難民を収容できるように設計されている。 「みうら」は、その3136トンの船体を埠頭に横付け、残された市民全てを収容しようとしていた。 救出作業は遅れていた。 当初は順調に乗船が進んでいたのだが、警官隊か蹴散らされたという話が広まった途端、状況は一変したのだった。 自家用車で避難してきた市民が、立て続けに接触事故を起こし、埠頭の道を塞いでしまった。 このため、シャトルバスが使用できなくなり、徒歩で避難する羽目になった市民は互いに押し合い、進めなくなってしまった。 そりゃ、怖ぇよな。俺らがふがいねえばっかりに、餓鬼共に可哀想な経験をさせちまった。情けねえ。 中川は、防弾ヘルメットと防弾ベストを装着し、陸上自衛隊制式小銃である89式5.56㎜自動小銃を構え、鋭い視線を市内へ向けている。 【海の機動隊】とも称される彼ら特警隊の姿は、少なからず付近の市民に安心感を与えるものであったが、全体の混乱収拾には、寄与することは出来なかった。 中川はようやく最後の百数十人となった埠頭を見た。おそらく、あと十分もあれば、乗船が完了するだろう。何とかなりそうだな。中川は安堵した。このままいけば、市街地に侵入した連中に追い付かれる前に、「みうら」は離岸できる。 4名の警官と18名の「わかさ」特警隊(母船はすでに出港し、任務に就いていた)が警護するなか、港湾職員、税関、消防署員などが必死の誘導に当たった結果、 ようやく目処がついたのだった。 その時、中川の耳に聞こえてくる音があった。 競馬が趣味の中川が聞きなれた音──馬蹄の音である。だか、違うところもあった。馬が駆ける音と共に、野蛮さを隠そうともしない喚声が聞こえてきたのだった。 ジョッキーも観客も、そんな声をあげることはない。そして、ここは京都競馬場ではなく、数百の犯罪者に襲撃されている真っ最中の、舞鶴西港であった。 「きやがったな、畜生どもが」 中川の視線の先には、埠頭に向かって突進してくる数百名の集団がいた。騎乗している者、徒歩の者が入り交じっているが、皆まちまちな武装をしている。 何とも柄の悪そうな連中だなオイ。俺といい勝負だ。中川はにやりと笑みを浮かべたあと、周囲の部下に呼び掛けた。 「『わかさ』特警隊集まれ!気ィ抜くなよ!ここが、俺らの見せ場だ!」 京都府舞鶴市舞鶴西港 2012年 6月5日 13時45分 傭兵団の先頭を、豪雨をものともせず港へ迫る傭兵隊長ジスカールは、笑いを止めることができなかった。 栗毛の愛馬の上で、戦場で受けた無数の傷でひきつった顔面を、いかにも愉しそうに歪めていた。 その巨体を誇示するかのような派手なマントを羽織り、右脇に抱えたポールアクスを煌めかせている。 ジスカールと、彼の傭兵団にとってこの蛮地は夢のような土地だった。 西方諸侯領軍から蛮地征討の補助軍としての仕事を請け負ったとき、彼の傭兵団は、つもり積もった悪名のせいでまともな仕事が無かった。 いずれ山賊になるか、解散して怨みを持つ連中に復讐されるか、という有り様であった。 ジスカールは半ばやけくそな気分で、蛮地へと従軍したのだった。 しかし、いざ来てみれば敵は脆弱で、雇い主は気前がよく、財貨や女子供は拐い放題。そこには、まさに傭兵の楽園があった。 手下共も餓狼の如く、貪欲に振る舞っている。 「頭ァ、堪らんですな!」 「なんもかんも、ぶんどり放題じゃあ!」 雨音を裂いて、下卑た声があちこちからあがる。その姿に、真面目な西方騎士であったモデストなどは「我が軍に山賊紛いの連中を、なぜお加えになったのですか!」と、一時はエレウテリオに詰め寄ってきたほどであった。 ジスカール自身も、数ある傭兵団のなかでも、悪名高い方であると自負していた。しかし、それが何ほどのことであろうか。奪い、焼き、犯すのが人の楽しみであろう。 惰弱な蛮族どものお陰で、上手くすればひと財産、まかり間違えば城持ちになる夢も見えてきた。 今日は最良の日だな。ジスカールは手下をさらに煽り立てることにした。 「見ろ、港だ!野郎共、好きにやれィ!」 「イャッハー!!」 ジスカールの至極明快な指示に、手下共は素直にいきり立つ。 戦斧や手槍、片手剣を持ち、スケイルメイルやチェインメイルと、バラバラの武装で身を固めた傭兵たちが、舞鶴西港に雪崩込んでいった。 京都府舞鶴市 舞鶴西港第二埠頭 2012年 6月5日 13時52分 中川が声を張り上げる。 「隊列を組め。前列大盾中段に構え。後列、威嚇射撃用意」 機動隊によく似た装備を持つ海保特警隊は、18名を二列横隊に編成し、傭兵団を迎え撃つ構えをとった。 雨の中整然と並んだ隙のない大盾の列は、練度の高さを物語る。後列の隊員は89式小銃を立射姿勢で構え、ドットサイトを覗き込んだ。 その様子は、ジスカールからも見えた。歴戦の傭兵隊長であるジスカールには、前方の重装歩兵がなかなかの兵に見えた。 あいつら、手練れだな。しかし、なんじゃあの武器は?弩にしては、矢が見えねぇ。嫌な予感がするな。 手下共は相手が少ないため、完全になめきっている。ジスカールは、念のため自分の位置を集団のやや後方に下げた。 弩はこれで大丈夫だ。撃ってきたところで、手下がやられる間に間合いを詰めて揉み潰してやろう。 「蹴散らせェ!」 「うおおおおお!」 「威嚇射撃、単射。撃て!」 距離にして約100メートル。中川は法執行機関として手順を踏むべく、まず足元に銃弾を叩き込むことを部下たちに命じた。 傭兵団に対し戦列を敷いた敵が、何かを放った。敵の弩が光を放ち、破裂音が響く。微かな白煙が見えた時には、傭兵団の手前に何かが撃ち込まれていた。飛沫が跳ねる。 「痛ェ──ギャッ」 運の悪い手下の一人が膝を砕かれ、倒れる。手下はそのまま後続に踏み潰された。 「怯むな。敵の弩は次を放つまで暇がある。その間に突っ込め!」 重装歩兵の戦列まで、あと50ヤード。142名の傭兵が突っ込めば、ひとたまりもない。 この敵を破れば、港だ。その先にはお宝が──。 「小隊、正当防衛射撃。連射──撃て!」 宝の代わりに待っていたのは、5.56㎜弾による暴風であった。放たれた軍用小銃弾は、傭兵の身につけた革や鋼の鎧を易々と撃ち抜いた。 弾を受けた傭兵の背中側には大穴が空き、運のよい者は即死し、その場に崩れ落ちる。 死ねなかった運の悪い者は、絶叫をあげながらのたうち回った。矢や剣から身を守ってくれる筈の鎧は、何の役にも立たなかった。 たちまち数十名がぼろ切れの様になり倒れた。生き残りも、理解不能な攻撃に逃げ腰になる。 「こいつは、『ファイアボルト』?いや、数が多すぎる!」 ジスカールは、戦慄した。しかし、止まれば狙い撃ちになるとわかっていた。ジスカールは逃げ出した手下の一人を切り捨てると、突撃を続けた。 「野郎共、逃げるなッ!敵はすくねえぞ!」 その声を聞いた手下たちも、やけくそな気分で突撃を再開した。ジスカールは、辛うじて士気の維持に成功したと言える。衝力を維持したまま戦列に突っ込めば、勝機はある。 ジスカールはまだ勝利を信じていた。 ──だが。 中川は眼前に生じた──彼が命令した結果作り出された地獄絵図を、妙に冷静な気分で眺めながら、計算した。 70は倒した。30は逃げた。残りの30名ほどが、まだ突撃してきている。小銃班は2弾倉を撃ち尽くした。 もう、射撃の間合いじゃない。 「やってやるぜ」 中川は不敵な笑みを浮かべると、部下に命じた。 「前列大盾構え!後列警棒抜け。来るぞてめぇら。ビビるんじゃねぇぞ!」 「応ッ!」 ジスカールの傭兵団は、残り40名ほどまで撃ち減らされたものの、何とか敵の戦列に突撃を続行した。 傭兵団を迎え討つつもりか、敵の重装歩兵は前列が大盾を、後列は大盾と小振りなメイスを構えた。距離がつまる。 ジスカールが叫ぶ。 「野郎共、突き崩せェ!」 「─────!」 敵の指揮官らしい、騎乗した大男が、何かを叫んだ。中川には、何語かはわからなかったが、その叫びが意味するところは、明確に理解できた。 中川は彼我の距離を慎重に測ると、絶妙なタイミングで部下に叫んだ。 「『わかさ』特警隊、叩けェ!!」 特警隊員は、大盾を水平に構えると、全力で傭兵の顔面に叩きつけた。 射撃を受けたせいで、どこか逃げ腰だった傭兵たちは受け損ない、折れた歯を撒き散らす。 傭兵の攻撃は、前列の特警隊員の大盾に受け止められた。直後に盾が顎を跳ね上げ、警棒が小手を砕く。 恐るべき敵手だった。一撃で傭兵を打ち倒すファイアボルトを連射する魔力と、小振りなメイスと大盾を自在に操る戦技。 このような手練れの魔法戦士がいるとは。話が違う。 手下は全て倒れた。夢は潰え後には死が残された。当然自分もその死からは逃れられないだろう。 ジスカールは、腹をくくると馬上からポールアクスを手近な敵に叩き込んだ。傭兵隊長らしく、最期まで足掻いてやろうと思った。 大盾が砕け、魔法戦士が吹き飛んだ。次の獲物を狙おうとしたとき、あの閃光と破裂音が目と耳を打った。 そして、目の前が真っ赤に染まり、傭兵隊長の意識はそこで途切れた。 「損害報告」 「権田が肩を骨折しました」 「各自、残弾1弾倉程度」 「やるじゃねえかよ。俺の部下はよ!」 紛れもない、勝利であった。市民は全て乗船を完了し、「みうら」は間もなくもやいをはなそうとしていた。周囲には小銃弾と警棒に打ち砕かれた男たちが、転がっている。 流れ出した血の河は、雨に混ざりつつも、地面を赤く染めていた。 海保として、この対処は問題になるかもしれねえな。だが、あそこで呻いている野郎共を検挙するには、人手がたりねえしな。どうするか……。 無理だ。逃げる方が先だ。中川は現状からそう判断した。 暴徒は撃退した。ずぶ濡れで全身から湯気を上げながらも、部下は全員無事である。ならば、あとは自分達が乗り込むだけだ。 その時、部下の警告が耳に飛び込んできた。 「中川三正!新手です!」 中川は国道の方角に顔を向けた。 「……何てこった」 彼らの視線の先では、市街地の方向から異形の集団がわらわらと現れつつあった。 人に似ているが背は低く、肌の色も、その顔も明らかに人類と異なっている。少なくとも、この世界では。 粗末な革鎧を身につけ、錆の浮いた剣や斧を振り回していた。一応集団としての統制はあるらしい。だが、どう見ても降伏して無事でいられるとは思えなかった。 ヤクザみたいな連中の次は、宇宙人かい。 中川は押し寄せる異形と自分たち、そして巡視船「みうら」の位置を、冷静に測った。 一撃加えて怯ませたあと、全力で走ればどうにか「みうら」にたどり着けそうだった。中川は素早く決断した。ぐずぐずしていれば、逃げられるものも逃げられなくなる。 「かますぞ、射撃用意!」 特警隊員は、指揮官の命令で残り少ない弾倉を装填した。異形の集団はみるみるうちに増え続け、数百を数えるようになった。 どう考えても、弾より多い。 その時、左手方向から一台のライトバンがよろめくようにして埠頭に滑り込んできた。車体のあちこちが凹み、矢が何本も刺さっている。咳き込むようなエンジン音を響かせ、豪雨の中を走ってくる。 「中川三正、要救助者です!」 ライトバンは、ちょうど異形の集団と特警隊の間に来たところで、停止した。エンジンが遂にいかれたらしい。 ドアが開き、数名の男女がふらふらと出てきた。しかし、彼らは異形の群れを見て、力無くへたりこんでしまった。目の前の光景に絶望したようだった。 祖母らしい女性が、小さな女の子を胸に抱え、うずくまった。中川たちからは100メートル程の距離があったが、中川の目にはこちらを見た老婦人の、助けを求める表情がはっきりと見えた気がした。 彼は叫んでいた。 「畜生!要救助者を救助する!続けェ!」 部下たちも同じように感じていたらしい。彼らは海上保安官だった。要救助者を前にして、逃げ出すことなどできない。 「わかさ」特警隊は猛烈な勢いで走り出し、ライトバン前に隊列を組んだ。 異形の集団が迫る。水煙の向こうに霞む異形たちは、まるで地獄の餓鬼のように見えた。 特警隊は射撃を開始した。 周囲で89式小銃のキレのよい射撃音が響くなか、中川はライトバンに乗っていた市民に声をかけた。 「大丈夫ですか?海上保安庁です」 「ありがとうございます。逃げ遅れて──」 中年夫婦と、小学生位の女の子、そして祖母らしい婦人がいた。みな怯えていた。 周囲の射撃音に混じり、異形が発する奇声が、段々と近づいている。一刻の猶予も無い。 「もう、大丈夫。さあ、逃げますよ。清武、吉田、二人を背負え!」 中川は、部下に子供と老婦人を背負わせると、民間人を中心に円陣を組んだ。 埠頭に向かいジリジリと下がる。 「残弾なし!」 「こっちもだ!くそ、くそ野郎共」 彼等が岸壁にたどり着いたときには、特警隊員は小銃を棍棒がわりに、異形と殴りあっていた。 すでに「みうら」は離岸し、彼等を地獄から救いだしてくれるものはいなかった。 「兵隊さん。私は老い先短いからいいんよ。ただ、孫だけは助けてくださいな。御願いします」 老婦人が懇願した。疲れきった口ぶりだった。 「いやだ!おばあちゃんといっしょにいく!」 小学生くらいだろうか。女の子は、祖母の手を離さない。 逃げ場はなかった。 「意地を見せろ!」 「俺たちはまだやれる!」 特警隊員は互いに励まし合い、どうにか支えていたが、埠頭は異形で埋まっている。完全に包囲された状態では、気力が尽きた時が最期であった。 隊員の一人が、手斧に腕を切られた。しかしその隊員は、怪我などないかのごとく、棍棒代わりの小銃で斧を振るった異形の頭を叩き割った。 しかし、続いて左右から伸びた剣に切りつけられ、よろめいた。隊員は血を失いすぎたのか、幽鬼のような形相になっていた。 どの隊員も似たり寄ったりの状況で、早晩均衡が破れることは避けられぬ現実であるように思えた。 畜生、ここまでなのか? その場の誰もが、絶望的な未来に打ちのめされそうになったその時、高らかに喇叭の音が鳴り響いた。 中川は海を見た。 驚くほど近くに、海上自衛隊の多目的支援船「ひうち」がいた。「ひうち」は、その灰色の船体を岸壁に滑り込むように横付けしつつあった。 船上から海自隊員が発砲し、中川たちの周囲を制圧し始めた。飛来する小銃弾に、異形たちは怯み、逃げ出し始めている。 青い作業服を着た「ひうち」乗員たちは、船を岸壁に横付けると、手際よく桟橋を渡した。 幹部自衛官が一人、ひょいと陸に降り立ち、中川たちの方に歩いてきた。まるで、散歩でもしているかのような態度だった。 「遅くなって申し訳ありません『ひうち』へようこそ」 にこやかな態度だった。彼は、周囲ではいまだに銃声が響くなか、不安など何一つないという態度で、死地を脱したばかりの市民に語りかけた。 女の子に、ようやく安堵の表情が浮かんだ。 救出された市民を乗員に預けた幹部自衛官が中川に向き直った。うって変わって真剣な表情である。瞳には明らかな敬意が浮かんでいた。 彼は中川に対し姿勢を正すと、スマートな動作で敬礼した。 中川も敬礼を返す。 「海上自衛隊支援船『ひうち』運用士、三等海尉高山友也です。命により貴隊の救出にまいりました」 「第八管区海上保安庁、巡視船『わかさ』特別警備隊、三等海上保安正中川清春です。支援に感謝します」 「人員は何名ですか?」 「海上保安官18名、市民4名です」 「了解しました。乗員一同、貴隊の乗船を歓迎します。──お疲れ様でした!」 中川は、血と汗と硝煙とでどろどろの顔に、爽やかな笑みを浮かべると、言った。 「自衛隊員が、こんなにいい漢に見える日が来るたぁ、な」 「わかさ」特警隊は、その任務を完遂した。損害は重傷1名、軽傷17名。 一方、ジスカール傭兵団は、傭兵隊長ジスカールを始め97名が死亡、残りも逃散し、事実上壊滅した。
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小林 太志 こばやし ふとし 1983年5月11日生まれ 群馬県出身 群馬県立富岡高校−立教大−JR東日本を経て2007年ドラフト1位指名で入団 151キロのストレートとスライダー、チェンジアップで勝負する右の本格派。次代のエース候補。 1年目となった2008年シーズンは開幕一軍こそ逃すものの4月27日にセ新人一番乗りとなる勝利を挙げ、以降は主に先発ローテ投手として登板。 7月16日には完投完封勝利を挙げるなど、最終的には三浦に次ぐ6勝を挙げる横浜の上位指名らしくない活躍を見せた。 顔文字は【 ゚ 太 ゚) 愛称はスライダー王子、ハマのエクスプレス、ハマのファントム、ふとしくんなど・・・ 横浜1巡目指名小林「160キロ出したい」 http //www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2007/p-bb-tp1-20071128-288704.html 大学・社会人ドラフトで横浜から1巡目指名を受けたJR東日本・小林太志投手(24)が27日、 東京・田端の同社東京支社で指名あいさつを受けた。 村上チーム運営部門統括から「三浦、寺原を抜いてエースを目指して欲しい」と言われ、 「指名された実感がわきました」と、ほおを緩めた。 “ハマのエクスプレス”の誕生だ。今秋の日本選手権ベスト8に貢献。 大会優秀選手にも選ばれた最速150キロの剛腕は 「『ハマのエクスプレス』と呼ばれたい。160キロ出したいですね」と、 プロでの愛称に社業を引っ掛けた。 将来のエース候補に、球団は異例のお披露目案で応えた。 小林に球団キャップをかぶせた村上統括が「次は駅長さんの帽子をかぶってもらおうかな」と、 契約後にJR1日駅長を務めるプランを提案した。横浜スタジアム最寄りの関内駅か横浜駅が有力候補。 来月10日の新入団選手発表に先駆け、エクスプレスばりのスピードでファンに姿を見せることになる。 「スイカは便利なんですよ。これからも使います」と、プロでも「電車通勤」を誓った。【古川真弥】 [2007年11月28日9時6分 紙面から] マッハ2.4の戦闘機に感激!小林“ハマのファントム”襲名 http //www.sanspo.com/baseball/top/bt200802/bt2008021207.html 横浜の大学生・社会人ドラフト1巡目の小林太志投手(24)=JR東日本=が5日、 “ハマのファントム”を襲名した。 沖縄・宜野湾キャンプ初の休日だったこの日、外国人選手らと、那覇市内の海上自衛隊那覇基地を見学。 戦闘機の『スーパーファントム』を目の当たりにしたMAX150キロ右腕は「スゴいっすね」と、大感激した。 最高速度が時速2940キロのマッハ2.4で、東京−大阪間を約8分で飛行する計算。 豪速球投手としてその速さに一目ぼれするのも当然だった。 「今回、人生初の沖縄なんです。これも縁だと思うので、自分の武器の直球が1キロでも速くなるように努力し、 “ファントム”級のボールを投げたいですね」 7日には初のフリー打撃登板予定で、“ハマのファントム”の豪腕が、お披露目される。 (山下千穂)