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たまに、サンプル品を貰っちゃうと、気に入っている物があっても、使ってみたいと思うのは、仕方がないことですね。 先日、洗顔石鹸のサンプル品を貰ったので、ちょっと使ってみたら、思ったよりも泡が出ていて、洗顔の仕上がりも良かったので、ちょっと買ってみようかなって思っちゃった。 今までサンプル品でも、たまたま探していたり、商品の生産が終了になって、新しい商品に切り替えようかなと思っていたときに、使ってみて良かったら、その商品を継続して使うことがあるのよね。 とくにお肌が弱いと、少しでも多く自分の肌に合った商品を知りたいから、やっぱり使い心地が良いと、どうしても気になっちゃって、ちょっとした浮気心じゃないけど、もう少し使いという気持ちになっちゃうね。 前々から使っている「どろあわわ」っていう、洗顔石鹸も正にそんな感じで使ってみたけど、この石鹸も弾力がある泡で洗顔できるから、その気持ちの良さに、「あわりっち」って感じることが多いから、その贅沢さのことを思うと、やっぱり切り替えることができないかな。
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「今年の目標は決まりましたか?」 「うーん、特に考えてないなー」 「そうですか。ところで唯先輩」 「うん?」 「私達も付き合って随分経ちますね」 「そうだねー」 「今日は私からプレゼントがあります」 「ん? 突然何?」 「これです」 「これは…、ネックレス?ありがとう。でも私は何も準備してないよ」 「いえ、唯先輩には物より行動で示して頂きます」 「はい?」 「それと訂正です。それはネックレスではありません」 「ん?でもこれは首につけるアクセサリーだよね」 「そうですね。商品としてはネックレスですが、私の気持ちとしては違います」 「な、何かな?」 「首輪です」 「あ、あずにゃん、目が笑ってないよ」 「本気ですから」 「えーっと、どうして私が首輪をつける事になるのかな」 「さっきも言いましたが私達が付き合って随分経ちます」 「は、はい」 「しかし一向に私以外の人への抱きつきが減らないのは何故ですか」 「そ、それは…、ど、どうしてだろうね。ははは」 「そんな訳で首輪をつけてもらう事にしました」 「い、いや首輪って…」 「ちなみにそれをつけてもまだ収まらないようなら」 「ど、どうするのかな…」 「リードをつけます」 「…こ、今年の目標が決まって嬉しいよ」 「そうですか。それは良かったです」 イイ感じで尻に敷かれてますね(笑) -- (通りすがりの百合スキー) 2011-01-08 18 05 33 唯先輩、なるべく減らそうね? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-10 19 04 08 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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■ 部屋の壁に背中を預けて俯いていたら、携帯電話が鳴った。 律だと期待して、でも期待しちゃ駄目だとも言い聞かせてそれを手に取った。 表示されているのは、梓の名前だった。先日の部室で集まるのを、台無しにしたから怒っているのかもしれない。 ムギの言っている事は真実だったのに、目を逸らすように逃げ出した私に怒りを表すのは当然だから。 声を聞くのは、怖かった。 先月書店で会った時は普通に話せたはずだったのに。梓が挨拶をしてきても、久しぶりだと声を出せたのに。 今はそれがどうにも不安で仕方ない。 あの時書店で、梓から逃げた律の気持ちが痛いほどわかる。 何を言われるかわからない。嫌われてるんじゃないか、相手は自分を表面上では笑顔でも、 心の底では良く思っていないんじゃないかって。 そんな事あり得ないはずなのに、そんな風に思ってしまうんだ。 そして、そんな風に仲間を疑う自分が恥ずかしくて。 律――。 いや……もう律はいいんだ。 私は電話を耳にあてた。 「……もしもし」 『――……澪先輩』 書店で会った時のような快活さはない、か細くて消えてしまいそうな声だった。 それから、お互いしばらく黙ってしまった。 正直、切りたかった。 だけど梓だって何か私に用があって電話をしてきたんだ。 それを何も言わずに終わらせるなんてできない。だからこそ梓に早く何か喋ってほしかった。 「……梓?」 『……澪先輩、すいません』 何に謝られたかわからなかった。 私は何も言えないまま、梓は続ける。 『すいません……本当に。律先輩にも……本当に』 「ど、どうしたんだよ……何に謝ってるかわからないぞ」 私は謝り続ける声を遮って、問うた。 もちろん私が梓に対して謝る事なら山ほどあるし、律や、軽音部の皆に謝って回りたいぐらい私はいろんな事で迷惑を掛けたと思う。 だから本来謝るべきなのは私なのだ。それなのに、梓ばかり謝ってくるのは居た堪れなかった。 『私……言ったんです。律先輩に』 「――何を」 梓の声と謝罪から、何を律に言ったかまでは想像はできない。 でも――梓が謝るような事を律に言ったって事。 それだけで、また不安を煽られた。 『澪先輩と別れてくださいって……もう、澪先輩を苦しめないでって言ったんです』 ――……。 ムギと同じだ。 私が――律が苦しいから別れろって。もう苦しめないでと言われた。 私はその言葉に、ショックと、否定できない自分に絶望して、逃げ出した。 律も、律も言われた? 私が――私が苦しんじゃうから別れろって。もう苦しめないでと言われたのか? 律もその言葉に、嫌というほど苦しんで逃げたのか? 思えばずっと律から何も言葉は掛かってこない。 もし律があのまま皆と会っていれば、一人帰った私に何か言ってくると思っていた。 でもそれがない。 それがおかしいんだって思ってた。 やっぱり律も、おかしくなってた。 私みたいに、言われたことがショックで引き籠っていたんだ。 予備校に連絡した時、律も仮病で休んでて。 どうしたんだろうって思って。でも電話も出来なくて。 もう律に会わないでいい、それでいいって思ったから。 でも私は、やっぱり待ってたんだ。 律が私に、何悩んでんだって笑いかけてくれるのを。 初めて律に出会った時みたいに、何やってんのって。 私が一人で泣いてたら、泣くなよって言ってくれたみたいに。 律が抱きしめてくれるの――期待してたんだ。 でも、この数日間。そんなことなくて。 ああやっぱり、律に嫌われちゃったなって思って。 律が苦しまないでいいなら、それでいいと思ったのに。 でも、でも――。 『澪先輩……私――私、澪先輩の事、好きです』 「梓……」 染みるような声だった。そして、涙を含んだ声でもあった。 電話の向こうで梓は泣いているのかもしれない。 でも何の涙かなんて、私にはわからなかった。 『……澪先輩の事大好きです!』 縋るような叫びに、私に対する想いは伝わった。 伝わったけど。嬉しいけど。 「……ごめん、梓。私やっぱり――」 大好きなんて言葉を聞いても満たされないのは、私の好きな誰かじゃないから。 律じゃないから。 好きという気持ちが伝わってきても、こっちも同じ言葉を返せない。 それは、やっぱり律にしか渡したくない言葉だったから。 律の事、まだ好きなままだ。 『まま』じゃない。 それがまるで過去のことみたいに言いたくなんかない。 この気持ちを『過去』にしたくない。 だけど、どうすればいいかもわからない。 『いいんです……私、あんな事律先輩に言ったけど…… でもやっぱり澪先輩は、律先輩と一緒にいなきゃ駄目だと思います……』 一緒にいなきゃ、か。 それが今まで当たり前だったし、そうしたいと思える毎日だった。 でも、私は律を苦しめていた。 態度に出さなくても、以前のようなお調子者の律を求めていた。 私がいるから、律が余計に悩んでいた。負担になってた。 それは紛れもない事実でもあったんだ。 だから、梓がそんなこと言ったって――。 私は律に。 律に、会っちゃいけない……。 「梓……ごめん。律の事は、もういいんだ」 『もういいって……どういう意味ですか?』 「律とは……――」 『そ、そんなの駄目です! 澪先輩には律先輩が――』 「ごめん」 もう会わない。 それでいいんだ。それで。 私は、最後に別れを言って電話を切った。 梓はまだ何か言いたい事があったようだけど、もういらなかった。 優しい言葉も何も要らない。 律じゃなきゃ意味もない。 でもその律にも会えないままでいいんだ。 これでいいんだ――……。 ■ 切られた電話に、項垂れた。 ……『もういいんだ』。 もう澪先輩は、律先輩とよりを戻すつもりがない。 『もう』って言ったんだ。澪先輩は。 私の馬鹿。 馬鹿! 馬鹿! なんであんなこと言ったんだろう。 律先輩に別れてなんて言っちゃったんだろう。 そうなったって私の心が満たされないの、少し考えればわかったはずなのに! わかったはずなんだ! それなのに! もう取り返しがつかない。 あの時に戻りたい。 あの時、律先輩に言わなければよかったんだ! 別れてなんて言わなきゃよかったのに。 後悔は、ずきずきと心を締め上げる。 痛い。 涙が出てくるほど、自分を呪った。 考えなしに、ただ澪先輩が欲しくて律先輩に放った一言。 そして言ってから後悔して、結局澪先輩は律先輩といるべきだなんて。 わがままにもほどがある。自分勝手にもほどがあるよ……。 何度も自分を恨んだけど、今はもう恨んでも恨みきれないぐらい自分が嫌いだった。 いなくなっちゃえばいいのに。 律先輩と澪先輩の気持ちを否定して、自分だけ満足しようとしてた。 二人の仲を引き裂いてしまった私なんて、消えちゃえばいいのに。 そして、あの時間も。澪先輩と律先輩の仲も。 もう取り戻せないのかな。 そんなの、そんなのって――! 私はベッドにうずくまって泣いた。 もう頭の中は、ぐちゃぐちゃだった。 しばらくしてから、誰かが電話をしてきた。 ずっと無視していたら、今度はメールが届いた。 どうせまたありきたりな心配メール。 そう思ったけど、一応開いた。 ギターの後輩だった。 『明日の部活、できればでいいですけど平沢先輩とお会いしたいです』 25
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メッセージの概要 登場人物 攻霊機レイブレード、どこかで・・・? サキト あなたを待っていますから エリシア ヒーローみたいに ティール あなたと話してみたいけど・・・ フィリス 賢明な判断だ ライオネル 早く帰ってきてくれよな マサキ いつまでも あると思うな 主役の座 シュウ このラ・ギアスにも、凶鳥の末裔がいるような・・・? アーマラ 浮気したら・・・ レミア
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モラ ◆7KR.e180t. 正月そうそう、喧嘩した挙句に離婚したいと嫁が出て行き、やり直したいと相談にきたモラ。 原因は本人は思っていないというが、自分のハゲを棚に上げ、160cm52kgの嫁に「相当太ってる」「重い」「二の腕が太い」と自分が病的に細い人が好みだからと発言し、住人一致でモラハラ決定。 以前浮気した事があった為、駆け込み寺からDV・浮気寺に誘導されるも、最後には踊るに誘導され、どこでもモラがおかしいとフルボッコにされ、モラハラを理解した上で翌日に嫁に会うことにしたモラ。 翌日にモラの妻という人物が現れ、経過と復縁の可能性を残しつつも離婚が決定したことを報告。 逃げられが決定した。 【あけ】逃げられ寸前男の駆け込み寺208【おめ】 32 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 26 53 新年早々、相談させてください。 ・詳しい悩みの内容 喧嘩した挙句離婚したいといって嫁さんが出てった。 喧嘩の原因は俺のモラハラと(俺はそうとは思ってない)セックスレス。 ・最終的にどうしたいのか もちろんやり直したい。 ・相談者の年齢と職業、収入 29歳・会社員・年収400万 ・配偶者の年齢と職業、収入 29歳・パート・年収150万 ・子供の有無、いるなら人数と年齢、性別 子供はいない ・住まいは持ち家か賃貸か 賃貸 ・親と同居かどうか 別居(嫁実家とは徒歩5分) ・結婚年数 5年 ・離婚歴がある場合はそれも記入 なし 新年早々、喧嘩してしまった。 嫁が言うには俺はモラハラらしい。 ・コミュニケーションが取れない(俺が取ろうとしてないらしい) ・嫁の体型のことをずっとうるさく言う ・一般的な挨拶(おはようとかお休みとかいただきますとかありがとうとか) を全くしない こんなことがモラハラになるのか? セックスレスは俺が拒否してるから。 1年近くしてない。 嫁は子供が欲しいらしくて誘ってくるんだけど、なんかその気になれない。 セックスレスは俺も悪いと思ってるんだけど、 モラハラって何なんだ? 上記のことでもモラハラになるのか? なんか頭が混乱して自分でも何を相談してるのか分からなくなったけど、 誰か答えてくれ。 36 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 35 10 33 レスについては俺も悪いと思ってる。 ただ10年くらい付き合っての結婚で、2人とも熟年夫婦みたいな落ち着きでさ。 それに、嫁、結婚してから太ったんだ。 50キロ以上になったら許さんって結婚前から言ってたのに、今52キロあって。 そのくせ夜中に俺が飲んでたら自分も飲みたいとか言い出すし。 それで性欲わかなくなったってのもある。 42 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 38 43 挨拶しないのは、別に嫁にだけってわけじゃなくて、 俺の実家がそうだったんだ。 母親にも父親にも注意とかされたことないし。 嫁には注意されるんだけど、嫁と俺って、家族だろ? 家族にそんな気を使いたくないし。 53 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 44 04 コミュニケーションが取れないって嫁が言うのは、 例えば俺が飲みに行ったりすると、 嫁はどこに行ってきたの?誰と飲んで来たの?と聞く。 でも、嫁の知らないところで嫁の知らない人と飲んだんだから、 そんなの嫁に話したってどうしようもないと思う。 嫁に言わせればそこから会話が広がっていくんじゃないの? ということらしいが。 そんなことが多くてコミュニケーションをとろうとしないといわれた。 58 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 46 49 嫁の身長は160センチ。 でも、前は45キロしかなかったんだよ。それが52キロって、相当太ってる。 俺が痩せてる女の子が好きって嫁も知ってるのに、 この太り様はないんじゃないかと思う。 65 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 50 05 俺は、ちょっとハゲかけてはきてる。 でもそれって、俺の努力じゃどうしようもないだろ? 体重は自分でどうにかできる。 普段は俺と嫁、仲がいいんだよ。 DVD借りに行って一緒に見たり、一緒に出かけたりもする。 82 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 55 07 離婚したくない理由は嫁のことが好きだから。 10年以上も付き合ってて、ものすごい情もある。 嫁に「愛されてるかどうか分からない」って言われたけど、 嫁のことは好きだし、でも、それを嫁には言えない。 ていうか、分かってくれてると思ってたし。 92 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 57 59 でも、付き合い長いんだよ? 毎月ちゃんと金も渡してるし、浮気がばれた時もちゃんと嫁を選んだ。 それで愛されてるって分からない? 98 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 22 59 49 浮気は結婚前のこと。 ばれた原因も嫁が俺の携帯見たからだし。 106 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 01 11 結婚前の浮気でもこのスレは駄目なのか? 移動したほうがいい? 111 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 02 12 行ってくる 【誘導】DV・浮気をやらかした男達の駆け込み寺【隔離】5 448 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 04 54 誘導されてきました。向こうでした相談はこれ。 ・詳しい悩みの内容 喧嘩した挙句離婚したいといって嫁さんが出てった。 喧嘩の原因は俺のモラハラと(俺はそうとは思ってない)セックスレス。 ・最終的にどうしたいのか もちろんやり直したい。 ・相談者の年齢と職業、収入 29歳・会社員・年収400万 ・配偶者の年齢と職業、収入 29歳・パート・年収150万 ・子供の有無、いるなら人数と年齢、性別 子供はいない ・住まいは持ち家か賃貸か 賃貸 ・親と同居かどうか 別居(嫁実家とは徒歩5分) ・結婚年数 5年 ・離婚歴がある場合はそれも記入 なし 新年早々、喧嘩してしまった。 嫁が言うには俺はモラハラらしい。 ・コミュニケーションが取れない(俺が取ろうとしてないらしい) ・嫁の体型のことをずっとうるさく言う ・一般的な挨拶(おはようとかお休みとかいただきますとかありがとうとか) を全くしない こんなことがモラハラになるのか? セックスレスは俺が拒否してるから。 1年近くしてない。 嫁は子供が欲しいらしくて誘ってくるんだけど、なんかその気になれない。 セックスレスは俺も悪いと思ってるんだけど、 モラハラって何なんだ? 上記のことでもモラハラになるのか? なんか頭が混乱して自分でも何を相談してるのか分からなくなったけど、 誰か答えてくれ。 結婚前に浮気したことがあって、こちらに誘導されました。 456 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 11 38 やっぱり俺はモラハラなんだろうか? 今日の喧嘩の直接の原因は 嫁が「お正月だから大きい風呂に入りたい」と銭湯に誘う ↓ 俺、めんどくさいから断る。家の風呂を沸かしてという ↓ 風呂を沸かしてる最中に友達から電話がかかってきて銭湯に誘われる ↓ 俺、OKする ↓ 嫁、怒る。 俺がOKしたのは、その友達が正月で帰省してて滅多に会えない奴だから。 別に嫁を蔑ろにしてるわけじゃないし、そのくらいで起こるなよと思う。 461 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 14 13 452 言葉や態度などによって人の心を傷つけ、心が壊れるまで貶めてしまうような ってあるけど、俺、そんなつもり全くないよ。 普通に接してるだけだよ。 476 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 19 30 でも、普段の嫁は俺のこと好きだって言ってくれてるし、 飯も作ってくれるし、家事もやってくれてる。 ほんとに夫婦仲はいいと思ってた。 レスについては今後どうにかなると思ってたし、 何か急にモラハラだの言われて、イライラもするんだ。 485 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 22 04 俺の体格は180センチの70キロ。 学生時代から何も変わってない。 494 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 24 18 嫁の体型については嫁が俺にもたれかかってきた時とかに「重い」といったり、 半袖の時に「二の腕が太い」と言ったり。 でも以前の嫁からすれば、ホントのことだし。 506 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 27 26 俺の言葉とか態度とかが嫁を傷つけてたことは分かった。 518 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 30 48 507 家には15~17万入れてて、俺の小遣いは5万。 その中からガソリン代やら昼食代やら出してる。 浮気がばれたときは、浮気相手と別れた。 嫁には特に何もしてない。 526 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 33 40 523 謝罪はしてない。ていうか浮気は認めてない。 ただ浮気相手と別れただけ。 533 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 35 35 浮気は認めたら絶対駄目だと思ったから認めなかった。 でも浮気相手とはすぐ別れたからいいと思ってた。 何年も前のことだし、嫁も何も言わないし、 そのことにはこだわってないと思う。 【母離れ】プリマ既男が独りで踊るスレ71【自立汁】 524 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 44 03 ID P/97/jgH0 寺から誘導されてきました。最初の相談は下記。 ・詳しい悩みの内容 喧嘩した挙句離婚したいといって嫁さんが出てった。 喧嘩の原因は俺のモラハラと(俺はそうとは思ってない)セックスレス。 ・最終的にどうしたいのか もちろんやり直したい。 ・相談者の年齢と職業、収入 29歳・会社員・年収400万 ・配偶者の年齢と職業、収入 29歳・パート・年収150万 ・子供の有無、いるなら人数と年齢、性別 子供はいない ・住まいは持ち家か賃貸か 賃貸 ・親と同居かどうか 別居(嫁実家とは徒歩5分) ・結婚年数 5年 ・離婚歴がある場合はそれも記入 なし 新年早々、喧嘩してしまった。 嫁が言うには俺はモラハラらしい。 ・コミュニケーションが取れない(俺が取ろうとしてないらしい) ・嫁の体型のことをずっとうるさく言う ・一般的な挨拶(おはようとかお休みとかいただきますとかありがとうとか) を全くしない こんなことがモラハラになるのか? セックスレスは俺が拒否してるから。 1年近くしてない。 嫁は子供が欲しいらしくて誘ってくるんだけど、なんかその気になれない。 セックスレスは俺も悪いと思ってるんだけど、 モラハラって何なんだ? 上記のことでもモラハラになるのか? なんか頭が混乱して自分でも何を相談してるのか分からなくなったけど、 誰か答えてくれ。 529 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 49 09 ID P/97/jgH0 自分の欠点、もちろん直す気はある。 嫁とこれからも一緒に暮らしたい。 540 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/01(火) 23 54 26 ID P/97/jgH0 釣りじゃない。 自分がやってることや自分の性格がモラハラなんて全く思ってもなかった。 嫁に「私は何をしてもいい対象じゃない」って言われたときも、 何がなんだか分からなかった。 ホントに反省してる。今から嫁に電話する。 557 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 00 04 ID P/97/jgH0 嫁に電話したけど、電源切られてた。 明日、嫁実家に行って来る。近所だからそこにいると思う。 541 俺の欠点 ・謝れない ・挨拶できない ・人の嫌がることをズバズバ言ってなんとも思わない ・嫁を人として扱えてない だと思う。 嫁をちゃんと尊敬して、愛する人間だと分かってもらう。 明日、嫁親の前でも宣言する。 581 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 05 20 ID P/97/jgH0 でも嫁も離婚したいって言ってたけど、 俺が誠心誠意謝って変わると誓えば許してくれると思うんだ。 俺と嫁は、そんなすぐに離婚とかしてしまえるような関係ではないんだ。 602 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 09 29 ID 7QBPJBoq0 俺は離婚したくない=嫁を愛してるからってことを嫁に話す。 628 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 14 48 ID 7QBPJBoq0 釣りではない。 嫁のことをサンドバックなんて思ったことはない。 特別貧乏させてるわけでもないし、遊びに行くのにいやな顔したこともないし、 欲しいものを買っても文句言ったこともない。 それが俺の愛情表現だったんだ。 645 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 18 39 ID 7QBPJBoq0 結婚前の浮気は好奇心。 俺、嫁が初めての人で、ずっと付き合ってて、 このまま結婚したら一人の女しか知らずに終わるんだと思ったら、 他の女としたくなった。 ちょうどその時に会社の先輩といい感じになったから。 俺は、自己処理してる。 660 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 22 18 ID 7QBPJBoq0 過食症とか拒食症にはならないと思う。 飯はちゃんと食ってた。 最近ビリーを始めてたから、ちゃんと考えてくれてるんだなと思った。 672 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 24 43 ID 7QBPJBoq0 でもビリーをやるってことは、痩せようと努力してることだろ? つい最近だよ、始めたの。 俺を愛してくれてるからじゃないの? 696 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 31 00 ID 7QBPJBoq0 ホントに自分がモラハラだなんて思ってなかったんだ。 今日嫁に言われて、そしてここで初めて気づいたんだ。 俺が悪かったと心底思ってる。 離婚したくない理由は、俺にとって嫁はそばにいて当たり前の存在だから。 だから嫁のことを気遣わず、今回のようなことになってしまったんだとも分かってる。 716 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 34 36 ID 7QBPJBoq0 カウンセリングって、精神科?心療内科? 728 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 36 34 ID 7QBPJBoq0 ありがとう。「モラルハラスメント」「カウンセリング」で調べる。 ちゃんと理解したうえで明日嫁に会う。 750 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 43 53 ID 7QBPJBoq0 体型のことは、もう絶対に言わない。 嫁が痩せてたから好きになったわけじゃないから。 759 名前: モラ ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/02(水) 00 46 36 ID 7QBPJBoq0 痩せてるだけじゃなくて、他のいろんなことも好きになった。 ただ後姿とかがあんまりにも以前と比べてプニプニだったから、 ものすごく気になってしまった。 【高性能】プリマ既男が独りで踊るスレ72【廃棄物】 41 名前: モラの妻です ◆7KR.e180t. 投稿日: 2008/01/03(木) 17 57 09 ID TmRqL1sa0 モラの妻です。 離婚が決まりました。 ここで報告してよろしいでしょうか? それとも「報告寺」のほうがいいでしょうか? 54 名前: モラの妻です ◆uyBOASgJA6 投稿日: 2008/01/03(木) 18 39 49 ID TmRqL1sa0 同じトリが多いとのことですので、トリを変更しました。 決してネタではありません。ネタならいいのですが。 主人は今、隣にいます。自分で報告するのは辛いと言っていますので、 私が変わることにしました。 長文になりますので、分けます。 昨日の朝、主人が私の実家に来ました。私の両親には事情を話していたので とても嫌な顔をされたのですが、「どうしても娘さんと会いたい」ということ なので、家に上げだそうです。(あ、ちゃんと両親に挨拶はしていました。) まず、全面的に自分が悪かったから帰ってきて欲しい、私が望むのならば カウンセリングでも何でも受けるとのことでした。 あまりの豹変振りに驚きました。今まで喧嘩をしても自分の非を認めたことが ない人なので。ですから、これはポーズなのだろう、家事をする人間がいなくなると 困るからだろうと思い、ただ、慰謝料も何も要らないから私を解放して欲しいと いいました。 56 名前: モラの妻です ◆uyBOASgJA6 投稿日: 2008/01/03(木) 18 41 01 ID TmRqL1sa0 二つ目です。 そうするとモラハラについて、昨日相談していろいろ意見をもらったから理解した、 俺が悪かったのみの繰り返し。その時にこの2ちゃんで相談していることも 聞きました。 ですが皆さんのおっしゃるとおり、1日かそこいらの知識で彼がどうこうなるとは 私も思えません。それより何より、私自身に不安がありました。 モラハラのことを勉強していて、「共依存」という言葉を知りました。そして、 私はこの状態になっているのではないかと思いました。 彼に浮気されたとき、私にそうさせるものがあったからだと思いました。 セックスレスもやはり私が太ったのが悪いと思っていました。 挨拶してくれないのも、ろくな会話がないのも、私を愛してないわけじゃなく、 本当に彼がここをくつろげる、誰にも気兼ねしなくていい場所だと思っているからだと 自分に言い聞かせていました。 私がこういう状態だから彼はますますモラハラを繰り返す、最悪の構造だと気づき、 離婚を決心しました。友達とお風呂屋さんに・・というのは、きっかけに過ぎません。 あなたのモラハラを助長させているのが私だ、あなたといると私の心はどんどん 死んでいってしまうから、どうか離婚してください。 何度も何度も何度も何度もこういって、両親からも言われ、今日になってようやく 離婚を承諾してくれました。 ただ、復縁の可能性ありの離婚で頼むと懇願されました。 彼も書いている通り、私と彼は長い付き合いで、付き合い始めたのは中学生の 時なのですが、幼馴染として育ちました。 そういうわけで彼には情があり、(彼もこんな風に書いていましたね)全ての縁を 切ってしまうのは、私にもためらいがありました。 57 名前: モラの妻です ◆uyBOASgJA6 投稿日: 2008/01/03(木) 18 41 54 ID TmRqL1sa0 最後です。 こういうためらいこそが共依存の証拠ではないかという葛藤もありますが、 絶対に変わるという彼の言葉を信じ、また私自身もカウンセリングを 受けることによって私自身も変わろうと思っています。 ですが、彼との長い付き合いの間で生まれてしまった私たちの関係が、 カウンセリング程度でどうにかなるとは私は正直思っていません。 ただ、次のステップに進むために私はカウンセリングを受けます。 ビリーを始めたのも彼にどうこう言われたからではなく、昔のお気に入りの スカートが入らなくなったから。 私のためらいをどうにかするためにカウンセリングを受けます。 今隣にいる彼はそれでもどうにかなると思っているようですが、 それは半年後、1年後に分かることだと思います。 皆様、先日より主人の相談、そして私の報告にお付き合いいただき、 本当にありがとうございます。 私は、2ちゃんねるを見るのは初めてだったのですが、本当に感謝 しております。 また、主人が失礼な態度を取ってしまったこと、妻の最後の仕事して 代わりにお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。 最後に、どなたかがされていた主人のプロファイリング、 大筋で正解です。分かるものなのですね。 823 名前:はじめまして名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/02(水) 01 14 06 ID ???0 プロファイル ・29歳 ・チビデブハゲ ・年収400万の白球 ・高卒 ・ロリ ・DQN育ち ・モラハラ ・テクなし租チン ・オナヌー好き ・三こすり半劇場 ・ デスノートが好き チビデブは違ったんだっけな
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友達と「どこから浮気でどこまで浮気じゃないと思う?」という話、1度はしたことがあると思います。私もいろんな友達とこの話をしたことがあります。意外と人によって定義が曖昧で、「手をつないだら」と接触の有る無しで線を引く人もいれば、「異性と一緒に2人で食事したら。」という人もいます。私は「これって浮気かな?と心配したら浮気」だと思います。そう思った時点で、相手を異性として意識してしまっているし、その先に発展する可能性を感じているんだと思います。ただ、それによって相手を許す、許さないはまた別の問題だとも思います。以前は浮気といえば男性がするものという雰囲気でしたが、最近は女性の浮気も多いそうですね。お互いに「ここまでしたら浮気だから。」と確かめるのも1つかもしれませんが、「自分が相手からここまでされたら嫌だから自分もしない。」という判断ができる関係が作れたらいいなと思います。 どこから浮気?
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/456.html
部屋の壁に背中を預けて俯いていたら、携帯電話が鳴った。 律だと期待して、でも期待しちゃ駄目だとも言い聞かせてそれを手に取った。 表示されているのは、梓の名前だった。先日の部室で集まるのを、台無しにしたから怒っているのかもしれない。 ムギの言っている事は真実だったのに、目を逸らすように逃げ出した私に怒りを表すのは当然だから。 声を聞くのは、怖かった。 先月書店で会った時は普通に話せたはずだったのに。梓が挨拶をしてきても、久しぶりだと声を出せたのに。 今はそれがどうにも不安で仕方ない。 あの時書店で、梓から逃げた律の気持ちが痛いほどわかる。 何を言われるかわからない。嫌われてるんじゃないか、相手は自分を表面上では笑顔でも、 心の底では良く思っていないんじゃないかって。 そんな事あり得ないはずなのに、そんな風に思ってしまうんだ。 そして、そんな風に仲間を疑う自分が恥ずかしくて。 律――。 ……もう律はいいんだ。 私は電話を耳にあてた。 「……もしもし」 『――……澪先輩』 書店で会った時のような快活さはない、か細くて消えてしまいそうな声だった。 それから、お互いしばらく黙ってしまった。 正直、切りたかった。 だけど梓だって何か私に用があって電話をしてきたんだ。 それを何も言わずに終わらせるなんてできない。だからこそ梓に早く何か喋ってほしかった。 「……梓?」 『……澪先輩、すいません』 何に謝られたかわからなかった。 私は何も言えないまま、梓は続ける。 『すいません……本当に。律先輩にも……本当に』 「ど、どうしたんだよ……何に謝ってるかわからないぞ」 私は謝り続ける声を遮って、問うた。 もちろん私が梓に対して謝る事なら山ほどあるし、律や、軽音部の皆に謝って回りたいぐらい私はいろんな事で迷惑を掛けたと思う。 だから本来謝るべきなのは私なのだ。それなのに、梓ばかり謝ってくるのは居た堪れなかった。 『私……言ったんです。律先輩に』 「――何を」 梓の声と謝罪から、何を律に言ったかまでは想像はできない。 でも――梓が謝るような事を律に言ったって事。 それだけで、また不安を煽られた。 『澪先輩と別れてくださいって……もう、澪先輩を苦しめないでって言ったんです』 ――……。 ムギと同じだ。 私が――律が苦しいから別れろって。もう苦しめないでと言われた。 私はその言葉に、ショックと、否定できない自分に絶望して、逃げ出した。 律も、律も言われた? 私が――私が苦しんじゃうから別れろって。もう苦しめないでと言われたのか? 律もその言葉に、嫌というほど苦しんで逃げたのか? 思えばずっと律から何も言葉は掛かってこない。 もし律があのまま皆と会っていれば、一人帰った私に何か言ってくると思っていた。 でもそれがない。 それがおかしいんだって思ってた。 やっぱり律も、おかしくなってた。 私みたいに、言われたことがショックで引き籠っていたんだ。 予備校に連絡した時、律も仮病で休んでて。 どうしたんだろうって思って。でも電話も出来なくて。 もう律に会わないでいい、それでいいって思ったから。 でも私は、やっぱり待ってたんだ。 律が私に、何悩んでんだって笑いかけてくれるのを。 初めて律に出会った時みたいに、何やってんのって。 私が一人で泣いてたら、泣くなよって言ってくれたみたいに。 律が抱きしめてくれるの――期待してたんだ。 でも、この数日間。そんなことなくて。 ああやっぱり、律に嫌われちゃったなって思って。 律が苦しまないでいいなら、それでいいと思ったのに。 でも、でも――。 『澪先輩……私――私、澪先輩の事、好きです』 「梓……」 染みるような声だった。そして、涙を含んだ声でもあった。 電話の向こうで梓は泣いているのかもしれない。 でも何の涙かなんて、私にはわからなかった。 『……澪先輩の事大好きです!』 縋るような叫びに、私に対する想いは伝わった。 伝わったけど。嬉しいけど。 「……ごめん、梓。私やっぱり――」 大好きなんて言葉を聞いても満たされないのは、私の好きな誰かじゃないから。 律じゃないから。 好きという気持ちが伝わってきても、こっちも同じ言葉を返せない。 それは、やっぱり律にしか渡したくない言葉だったから。 律の事、まだ好きなままだ。 『まま』じゃない。 この気持ちを『過去』にしたくない。 だけど、どうすればいいかもわからない。 『いいんです……私、あんな事律先輩に言ったけど…… でもやっぱり澪先輩は、律先輩と一緒にいなきゃ駄目だと思います……』 一緒にいなきゃ、か。 それが今まで当たり前だったし、そうしたいと思える毎日だった。 でも、私は律を苦しめていた。 態度に出さなくても、以前のようなお調子者の律を求めていた。 私がいるから、律が余計に悩んでいた。負担になってた。 それは紛れもない事実でもあったんだ。 だから、梓がそんなこと言ったって――。 私は律に。 律に、会っちゃいけない……。 「梓……ごめん。律の事は、もういいんだ」 『もういいって……どういう意味ですか?』 「律とは……――」 『そ、そんなの駄目です! 澪先輩には律先輩が――』 「ごめん」 もう会わない。 それでいいんだ。それで。 私は、最後に別れを言って電話を切った。 梓はまだ何か言いたい事があったようだけど、もういらなかった。 優しい言葉も何も要らない。 律じゃなきゃ意味もない。 でもその律にも会えないままでいいんだ。 これでいいんだ――……。 ■ 切られた電話に、項垂れた。 ……『もういいんだ』。 もう澪先輩は、律先輩とよりを戻すつもりがない。 『もう』って言ったんだ。澪先輩は。 私の馬鹿。 馬鹿! 馬鹿! なんであんなこと言ったんだろう。 律先輩に別れてなんて言っちゃったんだろう。 そうなったって私の心が満たされないの、少し考えればわかったはずなのに! わかったはずなんだ! それなのに! もう取り返しがつかない。 あの時に戻りたい。 あの時、律先輩に言わなければよかったんだ! 別れてなんて言わなきゃよかったのに。 後悔は、ずきずきと心を締め上げる。 痛い。 涙が出てくるほど、自分を呪った。 考えなしに、ただ澪先輩が欲しくて律先輩に放った一言。 そして言ってから後悔して、結局澪先輩は律先輩といるべきだなんて。 わがままにもほどがある。自分勝手にもほどがあるよ……。 何度も自分を恨んだけど、今はもう恨んでも恨みきれないぐらい自分が嫌いだった。 いなくなっちゃえばいいのに。 律先輩と澪先輩の気持ちを否定して、自分だけ満足しようとしてた。 二人の仲を引き裂いてしまった私なんて、消えちゃえばいいのに。 そして、あの時間も。澪先輩と律先輩の仲も。 もう取り戻せないのかな。 そんなの、そんなのって――! 私はベッドにうずくまって泣いた。 もう頭の中は、ぐちゃぐちゃだった。 しばらくしてから、誰かが電話をしてきた。 ずっと無視していたら、今度はメールが届いた。 どうせまたありきたりな心配メール。 そう思ったけど、一応開いた。 ギターの後輩だった。 『明日の部活、できればでいいですけど平沢先輩とお会いしたいです』 戻|TOP|次
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ルイズを見ながら私は声を出そうとして、 「が、ご、う、おぇえええええええええええ……」 「きゃ――――――――!?」 胃液を吐き出した。 「ちょ、ちょっと!?だれか―――!」 ルイズが慌しく部屋を出て行く最中、私は胃液を吐くのを止められなかった。 寝ていたベッドの毛布を取り替えてもらい右手と左手を確認してもらう。 そして、 「安静にしとりんさいよ。そうすりゃ自然に治るけ」 そういいながら医者(色気もない老婆だ)は部屋から出て行った。ルイズにはシエスタの家に行ってもらっている。デルフと猫を連れてきてもらいにだ。 さっき医者といったが学院のように水のメイジではない。 骨折や傷などの怪我の対処法に詳しい程度の人間だ。まあ、ここは田舎らしいので水のメイジなんていないだろう。 怪我に詳しい人がいただけで十分だ。出なけりゃ今負っている怪我の手当てをしてもらうことすら出来ないからな。 そして何故吐いてしまったのか?それは一つの体の変化が原因だった。 この変化をどう表現すればいいのか?答えはたった一つだ。 『痛』 これだ。漢字一文字で表現できる。 まず、自分の右手の小指と薬指が折れている。さらに左手も痛みで指一本動かせず、腹はまるで穴でも開けられたように異常な痛みを信号として脳へ送っている。 何故、こんなことになっているのか?もちろん予想はついている。おそらく、あの夢(厳密にいうと夢じゃないけど)が原因だ。 あの夢を、私はひどく鮮明に憶えている。 対峙したキラヨシカゲ。 傷つけられた右腕。 放たれた左手、シアーハートアタック。 自分の腹を貫通するキラークイーンの左腕、そのときの感触。 再び放たれたシアーハートアタックを受け止めるキラークイーンの右腕。 シアーハートアタックを右腕の能力で爆破したときの瞬間、そして同時に爆破される自分とキラヨシカゲの左手。 懐から銃を取り出しキラヨシカゲに狙いをつけたとき、絶望した表情のキラヨシカゲ。 キラヨシカゲの額に銃弾を撃ち込み頭を爆破し、自分自身の『世界』を、存在を確立した瞬間。 あの夢の全てを憶えている。今まで『幸福』を目指して行動してきたが、私はスタートラインに立ってもいなかった。 しかし、自分の『世界』を確立した瞬間、私はスタートラインに立つことができたのだ。その瞬間を忘れられるだろうか?忘れたくない、忘れられるわけがない。 私はキラヨシカゲだ。私という名の『キラヨシカゲ』なのだ。これからもずっと…… だが、そんないいことばかりではなかった。 それがこの痛みだ。腹と左手の尋常ならざるこの痛み、あの夢が原因だというのは明々白々だ。 イワシの頭も信心だ。あの夢の中で私が受けた傷が、思い込みで本物の肉体にも影響を及ぼしたのだろう。嫌なプラシーボ効果だ。 腹や左手や右手が異常に痛いだけで、シアーハートアタックの爆発の余波を受けた体も中々痛い。 さっき吐いたのはこの腹の痛みに体が拒絶反応を起こした結果だと思っている。そしてそれが答えだろう。 さて、ここで疑問が一つ出る。夢の中で私は右腕に傷を受けはしたが指を骨折したわけではない。 それにこの骨折は滅茶苦茶に折れている。手当てをしたばあさんがいうには指がねじれ折れていて、骨が肉を突き破り見えていたほどだという。 夢の中でこれと同じことをしても、現実で同じことになることはないだろう。せいぜい小指と薬指が動かなくなる程度だ。 指が勝手に捻れるか?捻れるわけがないだろ?いくら指に力を入れたところで指がひとりでに捻れ、あまつさえ折れるなんてありえない。 人間の指はそんな風にできていない。じゃあなんで折れてるんだ!? まったくわかんねぇ! クソッ!腹が立つ!痛いしこれじゃ右腕が不自由だしよ!左手も使えないんだぞ? これじゃあデルフを握れないかもしれないじゃないか!あ、デルフを持てばガンダールヴの効果が発動するから痛みが抑えられるじゃないか。 だったらこの痛みに対処する方法は武器に触れてガンダールヴの効果を発動させておくことだ。何か手近な武器といえば…… 銃だ。いつも懐に入れているんだ。右手が痛むが何とか懐から銃を取り出し……あれ?今気がついたがこれは私の服じゃないぞ? 辺りを見回すと私の服が少し離れたテーブルの上に畳まれている自分の服を発見した。服の上には銃が置かれている。 誰かが触れたのだろう。興味本位で弄くられはしていないだろうか?まさか暴発はしてないよな? まあ、今そんなことを考えても仕方がない。問題はあの銃を自分の手の内に納めることができるかどうかということだ。 そして答えは不可能。明らかに無理だ。 まず痛みで動けない。ベッドから転げ落ちただけでも想像を絶する痛みが全身を襲うだろう。 ではキラークイーンで取ればいいのではないか?それも不可能、射程範囲外だ。キラークイーン自体この痛みで出せそうにない。 出す意思も挫かれる。まったく、夢の中ならいくらでも我慢できるのにどうしてこんなときは我慢できないのだろうか? それとも夢だから我慢できたのか?多分後者だろう。夢だからな。そのときの心意気がダイレクトに反映されたんだろう。 「う……いつつ…………」 それにしても痛い!痛すぎる!また新たに気がついたが顔も痛い。 何かに思いっきりぶつかった、あるいはぶつけられた感じだ。右手で触れてみると明らかに腫れている。 なんで腫れてんだ?どうして指が折れてるんだ?なんで服が着替えさせられてんだ?そういえばルイズも頭に包帯してたな。一体何がどうなっていやがる? キラヨシカゲと対峙していた空白の時間に何があった!? そんなことを思っていると、ドアが開き誰かが入ってくる。入ってきたのはルイズとシエスタだった。 ルイズはデルフを抱え肩に猫を乗せ、シエスタは手にバスケットを持っている。 「ヨシカゲさん……。よかった、起きたんですね」 私を見たシエスタの第一声がそれだった。目は少し涙ぐんでいる。なぜ?それに起きた? 「不思議そうな顔してるから答えるけど、あんた3日も眠ってたのよ」 「…………~~~!?」 声に出して言おうとしたが痛みで声が出せず悶絶する。しかし、3日だと!?私は3日も夢の中にいたのか!? 「何言ってるんですか!ミス・ヴァリエールだってヨシカゲさんが起きる少し前に起きたばっかりじゃないですか!本当はまだ寝てなさいって言われてるのに」 「いいのよ。ちゃんと起きたし頭に怪我してるだけで他には悪い所なんてないんだから。それと」 ルイズがデルフを壁に立てかけ子猫を床におろす。 「あんたが言ったとおりちゃんと持ってきてあげたわよ。勘違いしないでよ?たまたまシエスタの家に行く用があったついでなんだから」 ありがたいが、デルフにも猫にも皆ギリギリで手が届きそうにない。もしかして嫌がらせか? そう思っているとルイズが机の上から銃を手に取りこちらに放り投げてくる。そして銃は何事もなく私のベッドの上に落ちた。 っておい!あぶねえ!暴発したらどうする! 「お守りなんでしょ?持ってなさいよ」 そういや前にお守りとかいったような記憶がある。あれを真に受けてたのか。別にいいけど。 銃に触れるとルーンが光り体から痛みが引いていく。よかった。これであの痛みから解放される。 「あの、ヨシカゲさん。起きたお祝いに私料理作ってきたんですけど食べませんか?もちろんミス・ヴァリエールも一緒に」 「わたしがおまけみたいに聞こえるんだけど」 「そんなことありませんよ~?」 ルーンの効果も発動して腹の痛みも殆んどなくなってるから食えるはずだな。よし、 「それじゃあ、いただこうか」 こうして私のベッドに二人が座り食事を始まった。そして2分後、二人の目の前で吐いてしまった。 痛みがなくなっているだけでダメージが回復しているわけではないというのを思い知りながら私は二人に謝った。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/4090.html
「みっ、澪……痛い、痛いって」 痛みを訴える律の声に構う事無く、澪は更に深く指を差し入れて掻き混ぜてくる。 「み、澪っ」 「やっぱり……」 澪は一言呟くと、苦痛に喘いでいた律を唐突に解放した。 律は痛み故の涙を目尻に溜めながら、 律の陰門から抜いた指を眺めている澪に向かって問いかける。 「な、何が?やっぱりって、何が?」 澪は脱力した声で言葉を返してきた。 「体液が分泌されてなかった……それにとても窮屈だった。 やっぱり萎えてたんだな。 私の性器じゃもう、律は興奮しないんだな」 「そ、そういう訳じゃないよ。 単純に、状況が状況だったから……濡れなかっただけで。 いつもいつも常に欲情してる訳でも無いし」 律は澪の意図を悟り、慌てて釈明する。 だが、澪は更に声を曇らせて言う。 「悪かったな、いつも欲情してて。 律は違うんだ……何だか、私だけ好きみたいだね」 「そんな事無いよ……私だって、好きだよ」 「浮気してたくせに」 「それは……反省してるよ」 「今日、そんな色っぽいショーツ履いてきた事だって、 もしかしてムギの為だった?」 「違う……違うよ……。ムギとはもう、何でもないよ。 もう昔の事だよ、ちゃんと別れだって告げたし。 ムギだけじゃない。梓もいちごも」 「未だにそいつらとも、仲良く話してるみたいだけど」 「いや、何でも無いとは言っても、友達ではあるんだけどさ。 だから、ムギの事も心配ではあるよ? ほら、私らが攫われた時、ムギがどうなったか、未だ明らかになってない」 勿論、紬の事も心配ではあった。 だが紬の安否に言及した発言には、話を逸らす意図もあった。 澪は律の言葉を受けて、深刻そうな表情を見せた。 澪も紬の事を心配しているのだろうか、そう思うと少しだけ安心できた。 澪の怒りの矛先が、浮気対象である紬達に向かう懸念もあったのだ。 しかし、黙した後に出てきた澪の言葉は、律の安堵を覆すものだった。 「大丈夫だろ?どうせこれ、ムギが仕組んだゲームだろうし」 律は咄嗟に反論する。 「そんなワケ無いだろ……」 どうして、と理由は問えなかった。思い付き過ぎるから。 確かに紬は仕組みやすいポジションに居る。 そもそも別荘に招待したのは紬だった。 同じ部活に属する唯や梓が来ていないという不自然も考慮すれば、 紬の容疑はより濃厚になる。 律が澪の推理を否定した事にせよ、紬が友人だから、 という感情面からの理由に過ぎない。 「大体、ツムギソウっていう名前自体が、ムギに似てるだろ」 律に問われるまでも無く、澪は理由を語っていた。 「そこは逆にムギが犯人じゃない証拠だよ。 確かに、ムギっぽい名前だ。 だからこそ、ムギが仕掛け人なら、 自分の本名を匂わす様な名前は名乗らないはずだし」 「そう思わせる為の策略かもな。 或いは逆に、自分の名前をアピールしたかったのかもな。 お前が本当に、ムギとの不埒な関係を断っていたら、の話だけど」 律は澪の言いたい事を察した。 別れを告げられた復讐がこのゲームだとするならば、 敢えて自分の名前を匂わせる事にも意味が生まれる。 私を捨てた事に後悔しろ、そういった声を届ける事ができるのだ。 しかし、すんなりとその考えを受け入れる訳にはいかなかった。 「お前の言いたい事は分かるよ。 でも、それだと……澪が巻き込まれるのは理不尽だ。 アイツに別れを切り出したのは私だ……澪は関係無い」 言いつつも、律には分かっていた。澪が巻き込まれた理由が。 自分の本命が恨めしい存在である事くらい、容易に想像が付く。 「関係無い?それはつまり、私なんて恋人でも何でも無いって事か?」 澪の声は不安に震えていた。 律は首を左右に激しく振る。 「そういう意味じゃない。澪は悪い事はしていない、って意味だ。 澪は私と恋人だっただけで……私だけが悪いのに……。 いや、勿論、ムギと決まった訳じゃ無いけど」 律は力なく言った。 しかし、別荘の中に居た律や澪を攫ったとなると、 確かに部外者の犯行とは考え難い。 紬が主犯では無くとも、仕組んだ側に加担していると考えた方が自然だった。 それに、紬が無関係だったとしても、 自分の浮気相手の誰かが主犯である気がしていた。 律と澪を攫った事、ゲームのテーマが絆であるという事、 そして流れる映像が全て浮気の現場を押さえたものであるという事。 これらを考え合わせれば、 捨てられた復讐こそが動機のように思えてくる。 少なくとも、無関係な人間が仕組んだスナッフムービーの撮影、よりは自然な解釈だった。 「実は私……お前が誰かと浮気しているんじゃないかって、疑ってたんだ。 律の事、ずっと見てきたから。だから、不自然な挙動にだって勘付ける。 でも……信じたくなかった。 だからお前の不自然な挙動、見ないフリしてた……」 「そうか……」 律は今更驚かなかった。 複数人に浮気をしていたのだ、 澪が不自然を感じたとしてもおかしくは無いだろう。 浮気をしていた頃にせよ、証拠さえ握られなければ疑われても切り抜けられる、 そう高を括っていた。 「私は……本当に辛かった。律に猜疑を抱いている日々は、地獄だった。 ヤケ食いする日と食欲無くなる日が交互に襲ってきて…… 胃だってキリキリと痛んだし、生理だって乱れて、夜も眠れず…… 精神科にだって通ったくらいなんだ。 そこまで追い詰められても、お前の事は信じたかった。だけど……」 澪は額に手を添えて、言葉を続けた。 「裏切られたよ……」 「ごめん、澪」 それ以上の言葉は出てこなかった。 澪の苦悩を知った今、掛けるべき言葉が見つからない。 先程澪に殺されてしまえば良かったとさえ思えてくる。 だが、ゲームの始めに澪と交わした約束を思い出し、何とか自分を奮い立たせる。 ──二人で助かる。 散々裏切ってきたからこそ、その約束を大切にしたかった。 既に水は胸の位置まで迫ってきている。 律は焦燥に駆られるまま、叫んだ。 「おい、ムギソウ、ここから私達を出してくれっ。 注水を止めてくれっ。頼むっ。 もし私の浮気相手だったのなら……謝るから許してくれ。 軽い気持ちで手を出した挙句、フった事は本当に悔いてる。 本当に、悪かった。手を出して悪かった、捨てて悪かった……。 本当にごめんなさい、お願いだ、許してくれ……許してぇっ」 嘆願を込めた律の絶叫が響き渡るが、反応は何も返ってこなかった。 もう、律に残された道は一つしかない。 水が満ち次第、澪と交互に息継ぎを行う事だけだ。 しかし、今の澪が協力してくれるだろうか。律は不安だった。 もし非協力的であっても、何とか翻意させて協力させなければならない。 そうでなければ、約束は果たせないのだ。 しかし、澪の説得に律は自信が持てなかった。 今の自分はもう澪からの信頼を失っていると、律には分かっている。 澪が未だ律と協力して助かる気でいる事を、祈るしかなかった。 そうして律はこのゲームの本質に、今更ながら気付く。 二人共に助かる方法を模索する謎解きゲームなどでは無い。 交互に息継ぎを行うだけという運動ゲームでも無い。 律が簡単過ぎると懸念した通り、本質は別にあった。 裏切りが露わになっても、なお信頼を保てるかという、心理ゲームだったのだ。 (ゲームのテーマ、絆か。くそっ) 例え自分が相手を信頼できても、相手からの信頼が得られなければ意味が無い。 露わになっていく裏切りの中でも、相手を信じさせる必要があったのだ。 つくづく嫌らしいゲームだと、律は胸中で毒づく。 「なぁ、律」 その律の耳に、澪の声が届く。 「ん?」 顔を向けた律に、澪は静かに問いを放ってきた。 「他にも浮気相手は居るのか?」 律は凍りついた。 事実は、あと一人だけ居る。 しかし、事実を言う事は躊躇われた。 澪からの信頼を、これ以上失う訳にはいかないのだ。 水は肩にまで迫ってきており、タイムリミットが近い事を示している。 ここで更に信頼に傷を付ければ、協力しあう事が絶望的に思えてくる。 だが、どうせその一人との映像を流されれば、露見する事なのだ。 嘘が露見した場合、正直に告白した場合よりも信頼の毀損は大きい。 勿論、ムギソウがその映像を持っているとは限らない。 だが、持っていない方へと賭ける事は、危険過ぎる行為だった。 何より、澪にこれ以上嘘を重ねたくなかった。 もう裏切りたくなかった。 律は葛藤の末、決断を下した。 「ああ、あと一人だけど、居るよ」 澪は脱力しきったように、壁に背を凭れた。 「あと一人?これでもう、四人目だよ。 私はまた、裏切られるのか」 澪は頭を抱え込み、言葉を続けた。 「律だけじゃない……クラスメイトのいちごにも裏切られた。 妹のように可愛がっていた梓にさえ裏切られた。 親友だと思っていたムギにも裏切られた。 その上、そのムギが仕掛け人かもしれないなんて……。 これ以上は無理だ……これ以上、恋人や友人や知人から裏切られたくないよ。 唯に会いたい……HTTの中じゃ、アイツだけが私を裏切っていない。 アイツだけが……」 澪の悲痛な言葉が、律の胸を劈く。 律は何も言えなかった。 言わなければならない事は分かっている。 だが、悲しみに嬲られた澪に、言う事ができない。 その時、唐突にディスプレイに光が灯った。 また浮気現場を押さえた映像が流されるのだろう。 律には相手の予想も付いている。恐らく、最後の一人だろう。 「今度は何だよ……」 嫌気が差したような声を上げて、澪がディスプレイへと視線を移した。 律は顔を歪ませた。 相手の予想が付いているからこそ、ディスプレイも澪も正視する事ができなかった。 8
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627 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 19 55 51.83 ID +JoO16Yb0 [1/2] 手短に報告。 引っ越す前にいたサークルで、俺のPCがヒロインを自分の手で 殺すというキャンペーンをやったことがある。 何とか対決を避けたいと思っていたのだが、所属する陣営が違 い、それぞれ戦いを避けられないしがらみがあり、GM側が対決 回避のヒントめいた物をたまにチラつかせるが、結局上手くい かず、色々あって最終12話で自分の手で彼女を殺すことになっ た。気絶打撃とか、蘇生リソースとか色々訴えてみたが、全て 却下され、「生き残っても彼女は死刑か自決だよ」と言われた。 俺は結構気落ちして(物語に感情移入しすぎる方なので)、2日 位ボンヤリして過ごした。腹が立つとか、悲しいとかでなくて、 感情の一部をスッパリ切り取られてどこかに持っていかれたよ うな、空しい感じだった。 暫くしてGMと話をする機会があった。彼曰く「君をヒロイン に入れ込ませて、敵対関係によって感情を冷却させないこと、 戦いから逃げられないよう周囲の絆と期待で縛ること、ジレン マのストレスでキャンペーンから逃げないようにやりがいを与 えるのに骨を折った」ということだった。 「アフリカのXX(忘れた)の部族は子供に子牛を育てさせ、大 きくなった牛を自分で殺させることで成人の通過儀礼にするら しい。それをやりたかった」らしい。 お陰で2日間頭が真っ白だったよ、と言うと、GMは残念そうな 顔をして「1話2万字のシナリオを12本書いた成果が君のたっ た2日間か、自分もまだまだだな」と反省しきりだった。俺は なんか違うと思ったが、反論して空しい思い出をしたくないの で言わなかった。 今にして思うと、彼のやったことは結構悪意のあることなので はないか、と思う。おしまい。 630 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 05 03.11 ID lXmycUhQ0 627 間違いなくそのGMはアホ 成長させたいのに精神的ダメージの深さを誇るのは手段のために目的を見失ってる 631 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 05 55.81 ID f/iwhldS0 [1/2] 627 なんかトラウマ残してやりたかったぜ的な何かだろうか… お疲れ様 洗脳系GMともまた何か違う、なんだろう、何か怖いGMだな… 633 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 07 32.40 ID L5uBlYm50 627 乙 他人巻き込まないで小説でやれって話かね 634 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 08 25.52 ID eiQnOKxY0 「1話2万字のシナリオを12本書いた成果が君のたった2日間か、自分もまだまだだな」 この台詞の自分に酔ってる感がキモい 636 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 19 34.29 ID Q1WpcR5V0 [1/3] 627 何と言えばいいのかわからんが、乙でした ……一話2万字のシナリオを12本書いたからなんだというのだろう あとアフリカの部族どうこうもひっくるめて「知らんがな」「へ、へー…」レベルや… てか「たった2日間か」ってなんだ、一生もののトラウマでも植え付ける気だったのかそいつ 634 なんかへたれで実力の伴わないけど自意識は過剰な小説家くずれみたいな印象 「書いた字数を出したがる」「自分の作品に影響されて当然な態度」「特に必要なかった無駄知識」とかそんな感じ 637 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 27 45.90 ID f/iwhldS0 [2/2] ああ、洗脳系GMとは違う何かだと思ったけど 636の小説家崩れって表現がぴったり来るわ バッドエンドや鬱エンドこそ至高みたいな考え方の 638 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 40 14.45 ID eb9esMSU0 627 お疲れ様 個人的に見て悪意は薄そうだけどまぁベタベタの吟遊だわな 典型的バッドエンド教信者というか小説とTRPGの違いを理解できてない勘違い野郎だ 639 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 44 41.74 ID lfhB9oKn0 [1/2] こういう「君が何をやってもこの結果にするつもりだった」ってのを臆面もなく言える神経が本当にわからん それで文句がないならコンシューマーゲームやりますよ… 特に鬱・バッド方向ともなれば、卓囲む気も起こらなくなると何故思わないのか 640 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 46 21.50 ID XOEttNHR0 [2/3] 前の報告にもあった気がする。「いくらでもあるハッピーエンドより一つの心に残るバッドエンドを。」ってGM。 実際はハッピーエンドの方が難しいんだけどね。つじつま合わせとかご都合主義になりすぎないようにとか調整しなきゃいけないから。 TRPGでもギリギリ勝たせるバランスのシナリオの方が、全滅間違いなしの強すぎボス蹂躙シナリオより難しいことと同じ。 641 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 20 56 45.39 ID ruUdXcgt0 バッドエンドもいくらでもあって、しかも大して心に残らないんだよなぁ 644 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 21 29 09.88 ID ipPInk390 [3/3] 小説として2万文字って微妙だし シナリオとしては、長すぎるし バットエンドなんて、しようと思ってなくてもダイス目次第で起こるものだしなぁ ただ、そこまで粘着できるGMの執着が不気味 646 名前:627[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 21 41 34.83 ID +JoO16Yb0 [2/2] GMは俺が苦しむのを見て楽しんでいたんだと思う。 個人としては温厚で物分りのいい人だったが、GMやった時、 NPCの死については絶対に譲ろうとしなかった。 「自分が傷つくより、自分の大事な人が傷つく方が痛い。君達 はそういう立派な人間だと信じている」といつも言ってた。 647 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 21 46 01.34 ID i8sNeRPJ0 [4/4] 646 なんかそのGM怖いし気持ち悪いな TRPGでPLに対して『立派な人間だと信じている』とか言っちゃえるあたりが特に気持ち悪い 649 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 21 49 33.66 ID gifOSSoD0 638 悪意は薄そうだけど このGMもそうだけど、大抵の困には自覚的な悪意がないんじゃね そして、荒木飛呂彦とかに「自分が悪だと気付いていない、最もドス黒い悪」とか 「それこそ悪より悪い最悪と呼ばれるものだ。他人を不幸に巻き込んで道づれにする真の邪悪だ」と評されるタイプ 650 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 21 52 14.22 ID lfhB9oKn0 [2/2] 自分が傷つくより大事な人が傷つく方が痛い←わかる だから大事な人を傷つけるし、それを阻止するのもできない方向で行きます←おかしい どこぞの愉悦部じゃあるまいし 651 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 22 14 03.98 ID 7TDbgNNz0 [4/4] そういう優しさがある相手と分かっててそれをわざわざやらせるって ただの腐れ外道じゃん 652 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/02/21(土) 22 18 28.08 ID XOEttNHR0 [3/3] 「キャラ殺せば感動させられる」病はGMがかかりやすい麻疹みたいなものだね。 大抵は「それだけじゃ面白くならない」ってきづくもんなんだけどなあ。 スレ407