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「蒼き流星SPRレイズナー」の由来 サーニャは狙われている! ↓ イヤだァーッ!仕事に押しつぶされて死ぬなんてイヤだァーッ! ↓ コミケの汗に濡れた手でサーニャ(のシーツ)を抱くことは許されない……! ↓ このまま無職に踏みとどまれば、社会の秘密が分かるかもしれない……! 「見届けてやる!」 ↓ HDDのチェックだけは……HDDのチェックだけはやめてください!(懇願) ↓ なんかのツケを払いに行くらしい、それで時が流れるらしいよ ↓ トンファー持って北斗無双開始 あとレッドショルダーとかになったらしい 高橋さんもうやめて!3Dはアカン! サーニャの腋毛は、長い 喉にからみついて、むせる^^; (せっみーふりー) こーのぼーくをー (せっみーふりー) とーめーなーいでー このまま生かせてください、いやホント…… 名前
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ニコロワγ流星群(前編) ◆FbzPVNOXDo 「フムフム、透明の殺人鬼。それに味方の勝治くんやリュウセイくん。 色々情報ありがとうでゲソ」 「いや俺も味方が出来るのは心強い」 デルタイーグルを走らせながら、遊星とイカ娘は出来る限りの情報交換を交わしていた。 といっても、ろくに参加者に会えなかったイカ娘に、遊星が今まで起きた事柄を教えるという形だったが。 何はともあれ、危険人物、味方になるはずの者、警戒すべき対象。全ての認識を遊星とイカ娘は共通することとなる。 「居ないな。ケン、一体何処へ」 「海東の言ってたことは、本当なんでゲソ?」 「……あの少年が擁護してた以上、ほぼ間違いはないと思うが」 実際はムラクモと海東、更に星君も加え全員が口裏を合わせていたのだが、遊星に気づく術はない。 今はただ海東の言うとおりに、ケンの行方を捜すことしか出来なかった。 「辺りも暗くなっている。 もしかしたら、何処かで見落とした可能性もある。一度、光写真館に戻った方が良いかも知れない」 「そうでゲソね」 ケンも気になるが、海東の胡散臭さも相当気になる。 何よりあの場には海東を除けば、クッソ汚い害獣と女子供しかいない。 遊星の目が離れている隙に、何をしでかすか分からない。 ここは一度、元の場所へ戻るべきと遊星がデルタイーグルを止めた時、そのライトが数人の人影を照らした。 「おい、何だあの修正テープみたいなバイクは?」 「あの蟹頭は人間のものじゃない。ジュラル星人に組する宇宙人かもしれない!」 「待ちなさい二人とも、勝手な行動は」 「あれって……遊星さん、遊星さんですよね!?」 勝治の言っていたリュウセイの特徴に当て嵌まる少年が一人。 星君の言っていた泉研なる危険な少年が一人。 露出過度で目のやり場に困るおっぱいが一人。 そして、勝治のジャンバーを羽織った以外、ほぼ全裸の見覚えのある少女が一人。 「シャーロックか!?」 「はい、遊星さん!」 どうやら様子を見る限り、シャーロックはリュウセイと合流できたようだ。 一先ず安堵の息が遊星から漏れた。 「だが、そのジャンバーは……」 「その、透明の人に襲われて、物理的に食べられるところだったのを勝治くんが助けてくれて……でも」 「まさか」 あの三回放送は間違っていなかったということなのか。 遊星の心中に重い衝撃が走った。 「そうか……俺がもっと早く着ていれば」 「そんなこと、遊星さんが悪いんじゃありません」 そんな二人の会話を見て、シャーロックの知り合いと判断したアルセーヌとリュウセイは警戒を解いたが、研はそうもいかず変装していた。 アルファガンを構え遊星へと突きつける。 「なんでゲソ? その銃は?」 「黙れ! お前たちはジュラル星人の仲間だな!」 「それはこちらの台詞だ。お前は危険だと星君から聞いた」 「なんだって!?」 星君という名に研は強い関心を示す。 間違いない。あのジュラル星人の星君だ。ということはこいつらはやはりジュラル星人。 今、ここで葬っておかねば大変な事になる。 「おい研! 銃を下ろせよ!」 「リュウセイくん、騙されちゃ駄目だ。星君はね、ジュラル星人で危険人物なんだよ。 そんな奴の仲間なんて、信用できない」 「待ってください研くん。遊星さんは悪い人じゃありません。 もしそんな悪い人なら、私が最初に会った時に殺されてますし、勝治くんともずっと一緒に行動してたんですよ? 「いや、もしかしたらその勝治くん自体、ジュラル星人の成り代わりかもしれない。 考えても見れば、放送で何度も呼ばれるなんて異常だよ」 「異常なのは、お前の頭だ!」 アルセーヌは遊星を怪訝そうに見つめる。 シャーロックの証言ならば、そう危険な人物ではないはずだ。 しかし、研の言う星君という危険人物と関わっているのも事実。 「分かりましたわ。ともかく彼らの無実をなんとか証明する方法から考えましょう。 研くん。何かジュラル星人の判別方法はありませんの?」 「……奴らは鏡に映らない。あとはアルファガンで撃てば大体、正体を現す」 「アルファガンは却下ですけど、手鏡なら私の支給品にありますよ!」 シャーロックが手鏡を取り出し遊星とイカ娘を映す。 そこには紛れもなく、左右反転した遊星とイカ娘があった。 研は渋々アルファガンを降ろし、遊星たちは胸を撫で下ろした。 「でもよ。遊星さん、研が殺し合いに乗ったってのは多分嘘だぜ。 俺もずっと行動してたけど、そんな様子じゃない」 「そうですわね。それには私も同意ですわ」 「なら、星君が嘘を吐いてるって事なのか? だとすれば、あいつはまさか」 リュウセイやアルセーヌの話を信じれば星君が嘘を話したことになる。 当然、その理由はもう考えるまでもない。 「待て、ケンに会わなかったか? 放送で呼ばれてたが、リュウセイの友人のケンも生きていたんだ。 あいつはお前を探すと言って、飛び出したと海東に聞いたんだ」 「海東さんに? でもケンなんて見てもないぜ。 というか、生きてたのかあいつ。しぶとい奴だぜ」 憎まれ口を叩きながらも、何処か嬉しそうな表情をリュウセイは見せた。 だがそれも一瞬ですぐさま疑問の色に変わる。 「いきなり言われても、信じてもらえないかもしれないが、実は俺は権兵衛から海東を警戒するよう言われていたんだ。 そして、さっき海東と早苗、少年……名前はムラクモと言うらしいが。後は星君、ケンに出会った。 その時に、海東と星君、ムラクモはケンはリュウセイを探しに出て行ったと口を合わせていた。 だがもし、星君が殺し合いに乗っていたのなら……」 「ちょっと待って、ムラクモだって!? そいつも危険だ!」 研が再び叫び、またジュラル星人かと呆れかけるが、予想外なことに飛び出たのは速水もこみちの名前だった。 もこみちがオリーブオイルで首輪を外し、そこでムラクモと戦闘になったこと、その際なんらかの要因で幼い容姿になってしまったこと。 何より、ムラクモが殺し合いに乗った危険な思想を持つ参加者だということを、研はもこみちから聞いたままに説明する。 「あのオリーブ男の言うことを信じるのかよ」 「そうですよ。あれこそキチガイです」 もこみちと交戦経験のあるリュウセイとシャーロックは当然、怪訝そうな顔をした。 だが、逆にまともだったもこみちとの交流があったアルセーヌは、その話にはある程度信憑性があるのではないかと考える。 「一旦、話を整理しましょう。 まず遊星さんは、権兵衛さんとやらから海東という人物が危険だと聞いた。 ですが、シャーロック達の話では海東は仮面ライダーという正義の味方らしい。 更に、星君、ムラクモなる子供達も研君の話では危険らしい」 「海東さんが危ない奴だって!? 良く分からないけど仮面ライダーはいい奴なんじゃないのか?」 アルセーヌの話を聞きリュウセイが頭を抱える。 一体何が正しくて、何が間違っているのかまるで分からない。 もう面倒なので、全員ぶっとばせば良いのではないかとすら思えてくる。 「ここは最悪のケースを考えた方が良いかも知れませんわ。 研君も遊星さんも、二人の話が本当であった場合。つまり三人とも殺し合いに乗ったと仮定すると……ケンくんは恐らく―――」 それは最悪のシナリオだった。 殺し合いに乗った三人が口裏を合わせる理由などそう多くはない。 リュウセイもそれを察し、力なく顔を俯かせた。 「まだですわ。そんな中に早苗さんという女性が一人で居る。 今、彼女はこの島の中で最も危ない場所に居ると言っても、過言ではありません」 「不味いでゲソ! 早く戻った方が良いんじゃなイカ!?」 何処までの話が本当なのかはまだ定かではないが。 少なくとも早苗が危ないということだけは、この場にいる全員がはっきりと理解できた。 「とにかく、早く光写真館に戻ろう! あそこから離れていたとしても、あの人数じゃそう遠くへは行っていないはず」 「遊星さん、私は構いませんから。この子達を」 遊星がデルタイーグルに跨る。 この場でもっとも速く移動できるバイクだが、生憎と大人と更に子供数人を乗せることは出来ない。 それを察したアルセーヌが子供たちを乗せて先に行くよう促す。 「ちょっ、苦しいで、ゲソ……」 「速く出して下さい。遊星、さん…苦しい」 「なんてキツさなんだ、おのれよくもこんなキチガイバイクを……!」 シャーロック、イカ娘、研が遊星の後ろに無理やり乗り込むがあまりのきつさに窒息しそうだった。 もう安全など知ったことではない乗り方に、遊星は不安を覚えたが今はどうしようもない。 そんななかリュウセイは一人、バイクにも乗らず別の方を向く。 「リュウセイ、乗らないのか?」 「悪い、先行っててくれ」 その面持ちは真剣そのものだ。 何かあったのかと聞こうとした瞬間、黄色いカブトムシが飛来しリュウセイがトムキャットで弾く。 そのカブトムシは地面へと着地し、その車輪を回転させながら小さい砂煙を巻き起こす。 リュウセイは目線で遊星たちに行けと合図する。 それを見た遊星たちは戸惑いつつも頷いた。 遊星がデルタイーグルを発進させ、アルセーヌが駆け出す。 そして、遊星達が去ったその直後。 「やるな。リュウセイ」 「生きてたのか、ケン!」 黄色いカブトムシが跳ね、その主の手へと帰って行く。 そう龍昇ケン。その人の手へ。 死んだ筈のケンが生きていた。 そのことに喜びは感じたが様子がおかしいことにリュウセイは気づく。 目は血走り、顔は凶悪な表情に歪んでいる。 明らかにまともじゃない。何かが外れ狂っている。そんな様だ。 「俺を殺しかけた海東の仲間のお前達も、全員殺し合いに乗ってるんだろ? 天才の俺には分かってるんだぜリュウセイ?」 「何だと?」 「ぜってえ許せねえぜ。早苗以外全員皆殺しだ」 「待て、俺たちは殺し合いには乗っていない!」 「嘘だ!!」 リュウセイは何か話が食い違っていると誤解を解こうと訳を話そうとする。 だが頑なにケンは話を聞き入れない。 雛見沢症候群と同じ症状である。 自前で発症するのか(困惑)、これもうわかんねえな。 「殺してやる……そして早苗と結婚する!!」 「訳分からないが、良いぜ? 好きにしろ。ただし―――俺にボーグバトルで勝てたらな!!」 「良いだろう! 俺が勝ったらリュウセイ、お前は死に早苗は俺の嫁だ!!」 「ああ、勝てたら早苗だろうが、何だろうがくれてやる。 ただし俺が勝ったら早苗は諦めて大人しくしてろ!」 たまたま都合よくあったボーグ台で二人は向かい合い、使用するカブトボーグをかざす。 「チャージ三回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」 「チャージ三回、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」 ルールの復唱を終え、横のチャージ台にカブトボーグの後輪を擦り付けチャージを行う。 ボーグバトルにてチャージは非常に重要だ。その試合中のエネルギー源はここでしか補充できない。 よってこのチャージを疎かにした者は必然的に敗北者となる。 当然、彼らはそのことを知っている。故にそのチャージに対する素振りを常に怠らず、実践では咆哮をあげ全力でチャージをする。 「チャージイン!」 「チャージイン!」 そしてフィールトへカブトボーグを投げ込むチャージイン。 これもまた非常に重要だ。このチャージインをミスればそれだけで即敗北に繋がる。 幸い両者とも良いチャージインだ。 二体のカブトボーグは勢い良く走り、そして火花を散らした。 ――――― 海東に襲われてからしばらく経ってケンは何とか息を吹き返した。 辺りはもう真っ暗で、不気味に木々や草が生い茂るのみ、落ち着いた光写真館からの落差が激しい。 ケンは頭を擦りながら、海東に襲われ意識を失うまでの事を思い出す。 「あの、おっさんゆるさねえ!!」 こんなことになってるのに、誰も探しに来ないのは恐らく全員グルなのだろう。 海東もさることながら蟹頭もイカもムラクモも星君も淫夢くんも。 更にそんな海東と知り合いらしいリュウセイもグルに違いない。ケンはそう考える。 「待ってろ、早苗……みんなぶっ殺して助け出してやるからな!!」 早苗さんは別なのか(困惑) この人頭おかしい(小声) しかしそう意気込んだものの、海東の周りには流石に人数が多い。 何かしら、味方が必要になる。 ケンは光写真館へは直接行かず、敢えてその周辺をうろついてみる事にする。 「ねえ、誰か居るみたいだよ」 しばらくして、女の子と声と一緒に何人かの人影が見えてくる。 あれだけの人数で行動しているということは、殺し合いには反対派であることに間違いない。 上手く誘導すれば、海東達を倒しに行ってくれることは間違いないだろう。 「助けてくれ! 殺し合いに乗った海東ってのに襲われたんだ!!」 まどかはその話を聞いた時、笑みを抑えるのが大変だった。 ケンという少年が話す海東とその取り巻きが殺し合いに乗っているという話。 実にタイミングが良い。この無力な少年を襲った危険人物の討伐という名目で、堂々と殺しが行える。 話を聞く限り、まどかに課せられたハンデ分の人数は優に殺せるはずだ。 「こんな子を…絶対に許せない」 話を聞いていたさやかは既に怒りで周りが見えていなさそうな様子だ。 乗せるのは簡単だ。 もちろん、ほむらも自分の命令一つで簡単に動いてくれる。 「みんな、そんな殺し合いに乗った人たちなんて許せないよね。やっつけにいきましょうよ!」 「分かってる。そんな事許せない」 「……ええ」 わざとらしく愛らしい声をあげながらまどかは呼びかける。 ほむらは静かに頷き、さやかは力強くそれに答える。 「ちょっと待て、本当にそんな場所に行く気?」 「そうだ。わしもそんな連中と戦うのはごめんだ」 乗り気な様子じゃない麗華や閣下が気になるが、まあ別に居ても居なくてもそう変わらない。 どちらにしろ、さやかとほむらはまどかに従う気満々なのだから。 「そろそろ飽いてきたところだ。少し付き合ってやっても良い」 予想外なのはギルガメッシュが以外にその事に反発しなかったことだ。 だが、これで戦力は十分すぎるほど揃った。連中の討伐に不備はないだろう。 「麗華、来たくないならそれでもいいよ。世話になったねありがとう」 「さやか……?」 「私は魔法少女として、弱い人たちを守らなきゃいけないから」 言いたいことだけ伝えると麗華の話などまるで聞かずさやかは駆け出した。 追おうにも、その速度は人のそれではない。何より麗華にはもう追う気が失せてきていた。 (そうか、私が居なくても大丈夫か) 何かと面倒を見たがもう平気らしい。 あれならほっといても良いだろう。 「じゃあ、私はあんた達とここでお別れね。悪いけど一々喧嘩ふっかける趣味はないから。 私は船の方に行ってみるわ」 「待ってくれ、わしも気になってたんだ。一緒に行かないか?」 おっさんが待ってましたと言わんとばかりに、息を荒げながら迫ってくるさまに一瞬引く。 でも同行者が居てくれるというのは悪いことではない。 とはいえ、おっさんと十代の女子という絵面的にはあれだが。 「分かった。麗華さんたちは船に行くんだね? グレーテルちゃんは良いの? こっちは危険だと思うけど」 「いえ、私は……皆さんと一緒で」 「そう」 ついでに一番使えなさそうなグレーテルも押し付けておきたかったが、そうもいかないらしい。 まあ海魔の餌ぐらいにはなるだろう。 「ところでおっさん、支給品を寄越せよ」 「お前人のモノを…!」 話が纏まりかけたところでケンが閣下のバッグを強奪し勝手に中身を漁る。 自分も武器補充しないと不味いと考えたのだろう。 強奪は基本。 すると中から見知った黄色のカブトボーグを見つけた。 「おお、俺のキー・オブ・ザ・グッド・テイスト!」 「いやわしのだ」 「うるせえ!」 (腹パン) 海東にやられたのと同じように閣下に叩き込み閣下が腹を抱える。 「こいつは貰っていくぜ。あと早苗だけは殺し合いに乗っていないからな? 殺すなよ!!」 「ま、待て。ところでお前、その首輪どうやって……」 痛む腹を抑えながら閣下が疑問を口にする。 それはこの場にいる全員が抱いていたものだが、こいつはろくでもない答えしか返さなかった。 「適当に考えといて!」 そのまま嵐のようにケンは去っていく。 ろくでもないキチガイだったと閣下は思った。今時の子供はどうかしていると。 「チクショーめ!!」 閣下の悔しげな叫びが夜空に響いた。 【F-2/一日目・夜中】 【総統閣下@総統閣下シリーズ】 [状態] 疲労(大)、左肩負傷 、まどか達を警戒 [装備] 出刃包丁@現実 [道具] 基本支給品一式、大量のマンガと本、カイジの地下王国豪遊セット(ポテチ、チーちく、肉じゃが、ビール×4)@逆境無頼カイジ 破戒録編 [思考・状況] 基本行動方針 生きて祖国に帰り可能であるのなら二次元に行く。打倒主催。 0 麗華と共に船に向かう。 1 情報収集。首輪の解析 2 主催者どもは必ず倒すが、具体的な作戦及び行動方針はこれから考える。 3 クリーパーを失うのは惜しかった… 4 メイトリックスと譲治を警戒……? 5 青鬼とレーザー、およびそれを発射した「何か」を警戒。 6 まどかに違和感と何処かで見た既知感。 7 船に居るケイネスと会えればギルガメッシュの言う結界や首輪に関して意見を貰う。 [備考] ※出典はあくまで総統閣下シリーズ、現実や最後の十二日間での真面目な独裁者ではありません ※サブカル知識も豊富ですが、なんらかの制限がかけられている可能性があります ※ギルガメッシュ他、数人の参加者について情報を得ました。 ※アカツキ電光戦記の世界を知りました。 ※別の世界から呼ばれた事がほぼ確信に変わっています ※総統閣下のノートには今まで見聞きした事のまとめや考察が数ページにわたって書いてあります。 ※クリーパーの説明書を読みました。 ※総統閣下の持ち出した本やマンガの詳細は次の方にお任せします。ただしDVDやBDは持ち出していません。 ※過去に読んだ「HUNTER×HUNTER」を思い出しました ※メイトリックス、士、カズマ、サーニャが殺し合いに乗ったと聞かされましたが何処まで信じてるか不明です。 ※一応ケンの話を聞きました。 【東豪寺麗華@MMDDFF】 [状態]:健康 [装備]:エクスカリバー@Fate/Zero [道具]:基本支給品、DMカードセット(デモンズ・チェーン@遊戯王5D s) [思考・状況] 基本:生存優先、主催は殺す 0:もうさやかは放っといても良いだろうし船に行く 1:とりあえず積極的に人と会い情報を集める。 2:幽香の奴、死んだのか。 3:水色髪の男(さやか)はもう他人。 4:レア様とはいずれ決着をつけるつもりだったけど……。 5:まどかに何か嫌悪感? 6:メイトリックスは殺し合いに乗っているかどうかも船に行って確認してみる ※制限はほとんどされてません。 ※遊星、フランク達と情報交換しました。 ――――― 「死ね、リュウセイ!!!」 「くっこいつ!!」 リュウセイとケンの戦いはリュウセイの劣勢だった。 ケンの言う通り、その自称天才は伊達じゃない。 チャージ、チャージイン、ボーグのキレ、速度、パワー。全てが断トツに跳ね上がっている。 トムキャット・レッド・ビートルにキー・オブ・ザ・グッド・テイストの体当たりが突き刺さった。 フィ―ルド外に押し出されまいと辛うじて、トムキャット・レッド・ビートルは踏ん張る。 「何だぁ? おめえ弱くなっちまったかぁ?」 「なんだと!?」 「いや、俺が強くなりすぎたのかもな。―――キー・オブ・ザ・グッド・テイスト!!」 押される力が緩んだかと思えば、キー・オブ・ザ・グッド・テイストはトムキャット・レッド・ビートルから距離を取り始めた。 「何の真似だ!?」 「ここで倒しちゃ面白くない。俺が如何に天才なのか教えてやる」 するとケンはエレクトリカル・スピードワゴンを取り出し、チャージするとトムキャット・レッド・ビートルへとチャージインをした。 「何!?」 「教えてやる! 天才の俺の手に掛かれば、二体のカブトボーグの操作も自由自在だ!!」 二体の華麗な連携を取りトムキャット・レッド・ビートルを追いつめる。 トムキャット・レッド・ビートルがエレクトリカル・スピードワゴンの背後を取ったかと思えば キー・オブ・ザ・グッド・テイストが更にその後ろを取り追撃する。 そのキー・オブ・ザ・グッド・テイストの隙を突き、真横から突撃を喰らわせるとエレクトリカル・スピードワゴンの角に受け止められる。 「ちくしょう! かわせトムキャット・レッド・ビートル!!」 「無駄無駄! 天才の俺に勝てるわけないんだよ!!!」 多分、凡人でも二対一なら強いと思うんですけど(名推理) 流石のリュウセイも防戦一方だ。 まるで勝機が見えてこない。 普通の二対一ならば相手のその連携を崩せばいい。 つまり仲違いさせ揉めている間に倒せばいいが、相手はケン一人である以上、それは不可能。 (どうする……。何か、何か手はないのか) リュウセイは戦況を観察し、今までに見たケンの言動を頭の中で思い返す。 弱点とは思わぬところで、相手が口にしているものだ。 何か相手の脆い部分、何でもいい。リュウセイの頭が高速で回転し続ける。 「お前、早苗と結婚するとかどうとか言ってたよな?」 「あ? それがどうした? 俺たちは結ばれるんだよ!!」 冗談はよしてくれ(タメ口) 「俺は早苗と結婚する! そして―――夜のシークレットバトルをするんだ!! 聞け! これが俺たちの新婚初夜だ!! ケン『お前のことが好きだったんだよ!』 早苗『え、何それは…(ドン引き)』 ケン『暴れんなよ……暴れんなよ……』 早苗『う、羽毛…(気絶)』スタンガンバチッ ケン『この辺がセクシー……エロいっ!』 ケン『もっと舌使ってホラ』 ケン『ちょっと歯あたんよー』 ケン『こいつ玉とか舐め出しましたよ、やっぱ好きなんすねえ』 早苗『アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アッーンン!!(高音)』 ケン『イキ過ぎィ!イクイクイク……』 ケン『いいよ来いよ!胸にかけて、胸に!』 ケン『ンアッー!(野獣の咆哮)』 ケン『早苗のお尻の皴は2いt「お前、変な妄想しすぎだろ! レッドレッド・メテオバースト!!!」「何!?」 その妄想に気を取られた瞬間、エレクトリカル・スピードワゴンが弾き飛ばされ場外まで吹っ飛んでいった。 「何しやがるてめえ!」 「これで一対一だな」 「嵌めやがったなぁ!!」 ハメてたのはケンなんだよなあ。 そんなことは置いといてケンは怒りを抑え、笑い出した。 「フフフ、馬鹿な奴だ。これでお前は苦しんで死ぬ羽目になるんだからな?」 「何だと?」 「奥義チャイナクック・マーベラス・満漢全席」 「一体なんだそれは?」 「お前にも破る事は出来ない。それはさも恐ろしい究極の必殺技なんだ! この技は三日三晩、あらゆる必殺技を叩き込むという恐ろしい無敵の技。 こいつを使えばお前は確実に死ぬ。 三日三晩もこんな殺し合いの場で打ち続けられないから使わないがな」 それは脅しではないことがはっきりとリュウセイには伝わった。 そのチャイナクックなんちゃらは間違いなく今まで味わった中でも最強の必殺技だ。 だが――― 「……出せよ」 「何?」 「出せよ。その満漢なんとかってのを。お前は結婚するんだろ? 早苗と! なら、前が早苗に相応しい男かどうか、俺が試してやる!!」 「し、しかし……」 「ケン、本当はお前、俺に負けるのが怖いんじゃないのか?」 リュウセイの挑発にケンに残っていた僅かな理性が弾け飛ぶ。 「……後悔するなよ。チャイナクック・マーベラス・満漢全席、三日三晩分の攻撃を全てこの一撃に込めてやる!!」 「来い! 全て受け切ってやる!!」 黄色い閃光がトムキャット・レッド・ビートルをリュウセイをエリア一帯を包み込む。 本来の正史で辿る筈だったチャイナクック・マーベラス・満漢全席とはまた違う。 その三日三晩分の威力が込められたチャイナクック・マーベラス・満漢全席はエリアの半分を消し飛ばした。 閃光が止み、土煙と共に立っているのは龍昇ケン。そしてキー・オブ・ザ・グッド・テイストのみ。 「……それだけか?」 いやもう一人と一体が立っていた。 天野河リュウセイとトムキャット・レッド・ビートルが。 「そ、そんな馬鹿な……」 「いい加減、目を覚ませケン。 早苗はお前と結婚する気なんか更々ないし。まず無理だ」 「なんで、なんでそんなことが言えるんだよ!!」 「何故なら、お前は見た目が太っていて女性受けが悪い!」 「ギクッ」 「勝治みたいに話術も、甘いマスクもない!!」 「ぐわあ!」 「成績が悪い!」 「ごわっ!」 「屁が臭い!」 「づあああ!」 「口も臭い!」 「あがあがががあ!!」 「妹の方が賢い!」 「あややややややあああああ!!」 「お前の家のラーメンだって不味い!!」 「どうわあああああああああああ!!!」 「そして何よりも、俺に負けたお前は天才でもなんでもない。 天才になったつもりの底なしの大馬鹿野郎だからだよおおおおおおお!!!!!」 「そうだったのかああああああああああ!!!!!」 「行け、俺のトムキャット・レッド・ビートル! アルティメット・レッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニング!!!」 勝敗は―――着いた。 ケンは死んだ。 あのボーグバトルの余波に巻き込まれ命を落としてしまったのだ。 だがリュウセイは泣かない。 ケンはボーグバトルで死ねたのだ。ボーガーとして本望だった筈だ。 確証はないがそうである筈だ。それここなら警察に捕まる心配もない。 全部、主催者に責任を押しつけてやればいい。 「ケン……。お前は大事な事を勘違いしていたんだ。 愛っていうのは、そいつを愛することを愛っていうんだ……。 だけど、お前が愛していたのは早苗じゃない。早苗を好きなお前を愛していだけなんだ」 物言わぬ死体になったケンにそう言い。 リュウセイはフィ―ルド外に飛ばされたキー・オブ・ザ・グッド・テイスト、エレクトリカル・スピードワゴンを拾う。 そして光写真館へと急いだ。 「待ってろ。みんな」 【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグV×V】死亡 【F-3/一日目・夜中】 【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグV×V】 [状態] 疲労(大)、ダメージ(大)、左肩に刺し傷、オリーブオイル臭い、強い怒りと決意、首輪解除 [装備] トムキャット・レッド・ビートル@人造昆虫カブトボーグV×V [道具] 基本支給品、スコップ@現実、ノートパソコン@現地調達、USBメモリー@ニコロワγ キー・オブ・ザ・グッド・テイスト、エレクトリカル・スピードワゴン@人造昆虫カブトボーグV×V [思考・状況] 基本:殺し合いを止め、主催者を叩き潰す。 0 光写真館へ急ぐ。 1 もこみち死んだのか。 2 勝治、ケン、権兵衛…… 。 3 早苗達と合流。 4 研やシャーロックはユーチューバーなのか? ※ニコニコ動画の存在を知りました。今のところニコニコで把握した動画はチャー研、ミルキィ関連だけです。 ※海東、ムラクモ、星君が危険人物と聞きました。 ――――― sm165 サーニャ・リベンジャー 時系列順 sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm165 サーニャ・リベンジャー 投下順 sm166 ニコロワγ流星群(前編) sm163 レ陰謀クルーズ(後編) 不動遊星 sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm163 レ陰謀クルーズ(後編) イカ娘 sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm160 これマジ?首輪が貧弱過ぎるだろ 天野河リュウセイ sm167 新にとり計画 sm160 これマジ?首輪が貧弱過ぎるだろ 泉研 sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm160 これマジ?首輪が貧弱過ぎるだろ シャーロック・シェリンフォード sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm160 これマジ?首輪が貧弱過ぎるだろ アルセーヌ(アンリエット・ミステール) sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm161 友【さいかい】 鹿目まどか sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm161 友【さいかい】 暁美ほむら sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm161 友【さいかい】 グレーテル sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm161 友【さいかい】 ギルガメッシュ sm166 ニコロワγ流星群(後編) sm161 友【さいかい】 総統閣下 sm [[]] sm161 友【さいかい】 東豪寺麗華 sm [[]] sm161 友【さいかい】 美樹さやか sm166 ニコロワγ流星群(後編)
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流星妖怪自動車 山本周五郎 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)暖《あたたか》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)度|家《うち》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定] (数字は、JIS X 0213の面区点番号またはUnicode、底本のページと行数) (例)※[#感嘆符二つ、1-8-75] [#3字下げ]第一の事件[#「第一の事件」は中見出し] 三月初めの、とある夜のことであった。暖《あたたか》い伊豆《いず》ではもう桜も散りはじめていた。 午後から降りはじめた雨が宵になっても止《や》まず、風のない静かな夜を、音もなく霧のように降りこめていた。午後八時を少し廻った頃、下田の自動車会社の車庫へ、熱海《あたみ》まで客を送って行った車が帰って来ると、中から若い運転手の橋島《はしじま》が蒼白《あおじろ》い顔をして合宿所へとび込んで来た。丁度|家《うち》へ帰ろうとしていた友達の大井千之助《おおいせんのすけ》が、 「やあお疲れさん」 声をかけて振返ったが、橋島の蒼白い顔を見てびっくりして問いかけた。 「どうしたんだ、ひどく顔色が悪いぜ、何か事故でもあったのかい」 「事故どころじゃあないんだ、幽霊を見ちゃった!」 「なんだって――?」 橋島のひと言はみんなを恟《ぎょっ》とさせた。顔色から見たって冗談を云《い》っているとは思えない、其処《そこ》にいた五六人の仲間は、思わず椅子《いす》から立って橋島の方へ集って来た。 「どうしたって? 幽霊だって?」 橋島はまだ恐ろしさの消えぬ眼で、うしろを見返りながら話しだした。 「熱海を出たのが六時十分だった。絹糸のような雨がけぶっているので、速力を弛《ゆる》めながら帰る途中、――稲取《いなとり》と河津《かわづ》のあいだにある七曲《ななまが》りまで来たんだ」 七曲りとは、断崖《だんがい》伝いの危険な道で、左は二十五|米《メートル》あまりの切岸《きりぎし》が海に臨み、右手は高い崖《がけ》になっている。そのうえ道はうねうねと曲っているので、往来《ゆきき》の自動車には最も注意を要する場所であった。 「四つめの曲《カーブ》をきった時だった」 と橋島は話し続けた。 「曲《カーブ》したとたんに、向うからも一台の自動車がやって来るのに気がついた。前燈《ヘッドライト》が二つ、まるで真正面《まっしょうめん》にさっ[#「さっ」に傍点]と光ったんだ、危い! と思って僕は制動機《ブレーキ》をかけた……」 「――うん」 「すると……君――」 橋島は唾《つば》をのんだ。 「すると、向うの自動車は、すーと海の方へ曲って、そのまま消えてしまったんだ」 「消えた――?」 「そうなんだ、二つの前燈《ヘッドライト》がぐうっと海の方へ向かったと思うと、それっきりなんだ……海へ墜《お》ちれば水音がする筈《はず》だ――、僕は驚いて車を停め、崖っぷちへ行ってみたが、その辺《あたり》には車の跡さえないのだ」 みんな思わず身顫《みぶる》いした。――雨の中を走って来た自動車が海の方へ曲ったまま消えたという。然《しか》も後には轍《わだち》の跡さえなかったと――そんな事が有り得るだろうか? 怖《おそ》れと疑いと相半《あいなかば》した感じで、みんな暫《しばら》くは陰欝《いんうつ》な雨の音を聴くばかりだった。 その時、合宿所の表に一台の自動車が停まったと思うと、一人の警官がとび込んで来て、 「おい君、済まんが鉄綱《ワイヤー》を用意して車を一台持って来てくれんか」 と叫んだ。――言下に橋島と大井が、 「畏《かしこま》りました、何か事故ですか」 「うん、七曲りの窪地《くぼち》へ自動車が墜落しているんだ、怪我人《けがにん》もあるらしいので急がなければならん、早く頼むぞ」 そう云って警官は出て行った。 今の今、橋島の話していた七曲りで、「自動車が墜ち、怪我人があった」と云う。もしや――それが橋島の見た幽霊自動車ではあるまいか? 「おい行こう」 大井が元気に橋島の肩を叩いた。 「行ってみれば分るよ、自動車を牽《ひ》くんじゃあ五番の鉄綱《ワイヤー》が三本あれば宜《い》いだろう」 用意は出来た。そして橋島と大井の二人は自動車で、警官達の車の後を追って出掛けた。 現場へ着いたのは五十分ばかり後のことだった。其所《そこ》は橋島が、奇怪な自動車に会った場所から二十|米突《メートル》ほど先で、二人が行った時は、既に警官たちが窪地に集って、なかば壊れた車の中から、二人の重傷者を助けだしたところである。 「二人とも生命《いのち》は思束《おぼつか》ないですな」 医者は診察するまでもないと云ったように呟《つぶや》いた。そのとき満島は近寄って覗《のぞ》きこんだが、 「や……園田《そのだ》じゃないか」 と叫んだ。 [#3字下げ]妖《あや》しき盗賊?[#「妖しき盗賊?」は中見出し] 「君この男を知っているのか」 警官が訊《き》いた。 「知っています、此方《こっち》は下田《しもだ》自動車の運転手で園田と云う僕の知人、其方《そっち》にいる紳士は駿相《すんそう》銀行下田支店の八重垣《やえがき》さんです」 「おや、気がついたらしいぞ」 注射をしようとしていた医者が云った。警官が急いで跼《かが》むと、八重垣氏が、恐ろしそうに四辺《あたり》を見廻しながら、 「――早く、早く」 とかすれ声で叫んだ。 「彼奴《あいつ》を捉《とら》えて下さい。あの鞄《かばん》を取返して下さい。あの中には五万円入っているのです、早く、早く……」 「鞄ですって? どうしたんです」 「本店へ輸送する金です、ああっ、彼奴《あいつ》、畜生! 早く捉えて下さい」 本店へ輸送する金五万円、鞄に入れてあったのを強奪されたと云うのである。警官たちは、それッ! とばかりに八方へ手分けをした。 残った人達は、重傷を負っている園田運転手と八重垣氏を病院へ運んで行ったが、その途中で二人とも遂《つい》に絶命してしまった。橋島と大井千之助は、二時間ほどかかって壊れた自動車をひきあげ、ようやく霽《は》れかかる微雨のなかを車庫へ帰って来た。 明《あく》る日の新聞は、この奇怪な盗難事件の記事でいっぱいだった。その要点をしるすと、 一、駿相銀行で締切勘定の後、現金五万円を本店へ送るべく、出納係の八重垣|三造《さんぞう》が鞄へ入れて出た。 一、車は銀行へ古くから出入りの下田自動車店のもので、運転手は実直な青年である。 一、銀行を出たのが午後八時十分。 一、河津町を距《さ》る一|粁《キロ》の窪地で、自動車は墜落破壊し、現金五万円入りの鞄が何者かに盗み去られた。 一、附近一帯の大捜査をしたるも犯人の足跡は不明である。 一、運転手園田と八重垣は、車の墜落した時重傷を負って一時間後に死亡した。 「お帰りなさい兄さん」 大井千之助が家へ帰って来ると、弟の晋吉《しんきち》が新聞を投出して振返った。 「昨夜《ゆうべ》は大変な事件でしたね」 「うん、到頭《とうとう》いま迄《まで》かかっちゃった」 「事件はいま新聞で読みましたよ。だけど僕には分らないところがあるんです」 晋吉は利巧そうな眼を輝かしながら、 「園田さんは腕利《うでき》きの運転手でしょう?」 「そうだ、下田街道で園田と僕と二人は、どんな危険な場所を運転させても安心だと云われていたよ」 「それほどの腕をもっているのに、どうしてあんな失敗をしたんでしょう。強盗は車が墜落してから鞄を盗んだのですから、あそこで墜落さえしなければ、盗まれずに済んだ筈でしょう」 「無論さ、走ってる車から盗めるものか」 「そうすると、園田さんがどうして運転を過《あやま》ったかという事が問題ですね」 「そうだ、なにしろ七曲りは危険な道だが、僕達にはすっかり馴《な》れている、いくら雨が降ったからって、園田ほどの者がまさか……」 と云いかけて、ふと大井は口を噤《つぐ》んだ。 「そう云えばなあー晋吉」 「なんです」 「不思議なことがあるんだ。と云うのは、あの事件のある少し前に橋島君が同じ場所で幽霊自動車に会ったというのだ」 と千之助は橋島の話をかいつまんで物語った。晋吉は眼を閉じながら聞いていたが、 「変な話ですねえ。いま時幽霊自動車なんてあるかしら」 「橋島君の眼が、どうかしていたのかも知れないが、しかしその直《す》ぐ後であんな事件が起ったところを見ると、まん更眼の誤りとも云えないじゃないか」 「とにかく、兄さんも注意して下さいな」 晋吉はそう云って立上った。 事件は少しも発展しなかった。犯人の手掛りは無論のこと五万円入りの鞄の行衛《ゆくえ》も遂に分らずじまいであった。 ところが、それから五日めの夜、突如として第二の事件が起った。 その夜七時に下田を出た最終の遊覧自動車が、七曲りの二番めの曲《カーブ》にさしかかると、左手の崖へ衝突してめちゃめちゃに壊れている自動車を発見した。 「あ、事故だ!」 と急いで運転手が車を停め、破壊した車の側《そば》へ駈《か》けつけてみると一人の外国人が血だらけになって、半分のめり出るような恰好《かっこう》で呻《うな》っていた。 [#3字下げ]第三の事件[#「第三の事件」は中見出し] 「ああ! 私《わし》のダイヤモンド――」 外国人は瀕死《ひんし》の苦痛を堪えながら、 「私《わし》のダイヤモンドを取返してくれ、早く、あの妖怪《ようかい》自動車を捉《つかま》えてくれ」 「――どうしたんですか、妖怪自動車とはなんですか」 「海の方から」 と外国人は恐ろしそうに海の方を指《ゆびさ》した。 「彼方《あっち》から不意に……妙な自動車が現われた。私《わし》の車の前へ衝突する! と思ったから、私《わし》は思わず左へハンドルをきった、すると向うの車も同じ方へ曲った、そして衝突した、衝突してしまった」 遊覧自動車の運転手は驚いて四辺《あたり》を見廻したが、そこには外国人の云うような、妙な自動車は無論のこと、猫の仔《こ》一|疋《ぴき》いなかった。 「私《わし》は気絶した。しかし……そのあいだに、誰かが私《わし》の手筐《てさげ》を盗んで行くのを慥《たし》かに見た――あの中には十万|弗《ドル》のダイヤモンドが」 と云いかけたまま、遂にその外国人は再び気絶してしまった。 外国人は遊覧自動車で下田病院へ運びこまれた。かなりひどい重傷だが生命には別状がなかった。一方――この知らせを聞くと共に、第二の怪事件として警察は即時に大活動を始めたが、やはり犯人の行衛は分らなかった。 大井晋吉はこの事件を新聞で読んだ。 「こいつは面白いぞ」 晋吉は暫く考えてから呟いた。 「この外国人は、自分の車の前へ海の方から不意に自動車が現われたと云う。そして衝突を避けるために左へハンドルをきったら、相手も同じ方向へ曲ったので衝突したと云う――ところが、外国人の車はあんなに甚《ひど》く壊れたのに、相手の車は影も形もない……変だ。実に変だ。しかしそこに面白いところがある」 晋吉はふと、第一の事件の直前、橋島運転手が遭ったという『幽霊自動車』の話を思いだした。 「これは橋島運転手の話とよく似ている、ただ違っているのは、橋島運転手の時には、幽霊自動車は海の方へ消えてしまったのに、今度は海の方から現われたという点だ」 しかし、そんな事が有り得るだろうか、海の方と云えば右手は二十五|米《メートル》もある断崖だ、そこからどうして自動車がやって来られるか? そう考えると、外国人が『妖怪自動車』と云ったのも尤《もっと》もな話である。 「すると、本当に幽霊自動車が出たのだろうか? 橋島運転手も外国人も現にはっきり見たと云っている。二人までがそう云う以上は――いや待て、違うぞ、もしそれが本当に妖怪自動車なら、ダイヤモンドを盗むなんてことは出来ない筈じゃないか」 晋吉は腕組みをして考えこんだ。 それから更に一週間|経《た》った土曜日のことである。 毎日のように夕方帰って来た兄の千之助が、夕飯を喰《た》べると再び出掛けようとする。 「何処《どこ》へ行くんですか」 「これから駿相銀行の人を乗せて熱海まで行って来るんだ」 「何の用なんです」 「よく知らないが、土曜日だからまた本店へ現金を送るんだろう」 「厭《いや》だなあ」 「なにが厭さ」 「だって園田さんが殺《や》られたのも駿相銀行の現金を送る途中だったでしょう、また幽霊自動車が出るんじゃないかしら」 「ばか、そう毎《いつ》も幽霊が出て堪《たま》るかい、それに僕は腕に自信があるんだぜ、何が出たってびくともするものじゃないよ」 「とにかく気をつけて行ってらっしゃい」 「大丈夫さ、安心しておいで」 元気に千之助は出掛けて行った。 千之助の車が銀行を出たのは午後七時少し過ぎであった。用事はやはり現金を本店へ送るので、出納係りの種原一作《たねはらいっさく》が鞄へ入れた七万円の金を持っていた。 「おい君、このあいだのような事のないように注意してくれ給えよ」 「畏りました、充分注意致します」 千之助は叮重《ていちょう》に答えた。 その夜は曇日《くもりび》で、へんに生暖かい風が吹いていた。河津町をぬけると間もなく、道は海沿いの断崖にかかる、やがて七曲りの難所へさしかかった。千之助はぐっと速度《スピード》をおとして、殆《ほとん》ど徐行するように迂回路《うかいろ》を走りつづけた。 「この前の事件はこの辺だったね」 「そうです、この次の曲《カーブ》でした」 「大丈夫だろうな君」 「――大丈夫です」 千之助の声は遉《さすが》に少し顫えていた。彼は全身の神経を眼に集めて、曲《カーブ》へ来る毎《ごと》にうんと速力をゆるめた。二番の曲《カーブ》も無事だった、三番も四番も――何事もなかった。 「もうあと三つだ、あと三つ曲《カーブ》を越せば、あとは一直線の平坦《へいたん》な道だ」 そう思いながら大事に大事をとって進んで行った。――そして遂に無事に七曲りを通過《とおりす》ぎることが出来たのである。 「やれやれ、無事に危険区域を過ぎたね、僕あ腋《わき》の下へ汗をかいたよ」 「実は私も冷汗をかきました」 二人はそう云って明るく笑った。 七曲りを過ぎれば、道は左へ曲って杉林の中の広い一直線の道になる、二|粁《キロ》も先まで見通しが利くから、いっぱいの速力《スピード》で痛快に走ることが出来るのだ。千之助はぐんと速力《スピード》をだした。と……五百|米突《メートル》ほど走った時であった、四十五|哩《マイル》の速力《スピード》で走っていた車の前方、殆ど十|米突《メートル》ほどの近くへ、突然――全く突然、右手の杉林の中から、二つの前燈《ヘッドライト》を光らせながら一台の自動車が現われた。 「あ――※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 千之助は叫んだ。向うの車は真正面へ、恐ろしい速度で此方《こっち》へ驀進《ばくしん》して来る。危ないッ! 千之助は思わずハンドルを握って、左へ急曲《きゅうカーブ》をきった。あっ[#「あっ」に傍点]と云うまもない、車は左手にあった杉の大木へ、凄《すさま》じい勢《いきおい》で衝突し、がらがらぐわあん! と粉砕した、千之助はそのまま気絶した。 [#3字下げ]奇怪な謎《なぞ》[#「奇怪な謎」は中見出し] 千之助が病院で意識を恢復《かいふく》したのは、それから三日めの事であった。 附きっきりで看護をしていた晋吉は、兄が生命を取止めたと知ると嬉《うれ》しさに泣き笑いをしながら、寝台にすり寄った。千之助は気がつくと何より先きに、 「種原さんはどうした、現金入りの鞄は?」 と訊いた。 「種原さんも生命《いのち》だけは助かるそうです、しかし鞄は――盗まれました」 「やっぱり……そうか」 千之助は呻《うめ》くように「あんなに、威張っていながら、己《おれ》も園田君と同じように失敗した、残念だぞ――晋吉」 「兄さん!」 晋吉は低い声で云った。 「気を落さないでようく僕に話して下さい、いったいどうしてあんな失敗をしたんですか」 「橋島の云ったのは本当だ、幽霊自動車が出た」 「本当に出たんですか」 「あの杉林の中から、己《おれ》の車の真正面《まっしょうめん》へ、恐ろしい速度《スピード》で現われた……」 「眼の誤りではないでしょうね」 「ばかな、運転手ともあるものが、あの二つの前燈《ヘッドライト》を見誤る道理があるか、慥《たしか》に自動車が杉林の中から出て来たんだ」晋吉は頷《うなず》いてそっと寝台から離れた。 三人までが口を合せたように『幽霊自動車』の現われた事を証言する。そして三回とも多額の現金と宝石を盗まれた。――この奇怪な事件をそも何と見るか、 「宜《よ》し……」 晋吉は独りで呟いた。 「僕が秘密を探りだしてやる、これには悪漢の奇略《トリック》があるに違いない、問題は――幽霊自動車だ、どこからともなく出て、何処へともなく消えて行く、幽霊自動車の正体をつきとめるんだ、そうすれば悪漢を捕縛することも同時に出来る訳だ、宜《よ》しやってやるぞ」 そう決心はしたものの、さてこの怪奇な謎を何処からほぐして宜《い》いか、それは晋吉にもまだ見当がつかなかった。 警察の方でも手を尽して捜索を続けているが、依然として犯人の手掛りはない。晋吉は七曲りへ出掛けて行って、園田の車が遭難した場所や、外国人がやられた場所、また兄が襲われた杉林の道まで、何か犯人の残した証拠はないかと、――非常な熱心さで探査《そうさ》したが、結局なんの収穫もなかった。 「幽霊自動車……妖怪自動車……」 と唄《うた》のように呟きながら、寝る間も惜しく活動しているうち、日はいつか経って、またしても、駿相銀行から本店へ現金を送る日がやって来た。 その夕方、晋吉が病院へ見舞に行くと、千之助は待兼《まちか》ねていたように、 「晋吉今日は土曜日だな」 「そうです」 「駿相銀行の現金輸送日だ、また事件があるぞ……」 「今夜は警官が護衛して行くそうです」 「誰が護衛して行ったって駄目さ、相手は幽霊自動車だ、きっとまたやられるに違いないんだ」 「だって警官が附いていれば……」 と云いかけて、不意に晋吉は沈黙した。 兄の寝台の頭の方の壁に、姿見くらいの鏡があった。晋吉はその鏡に映る窓外の景色を見ながら話していたのだが、今しも、その鏡の表へ、病院の門を入って来る一台の自動車が映ったのである。 「はてな」 晋吉は思わず呟いた。 「どうしたんだ、晋吉――」 「そうだ」 晋吉は大声に叫びながら振返った。 「僕は発見しましたよ、兄さん」 「発見した? 何を」 「幽霊自動車の正体です、どうして今まで気がつかなかったろう、実に簡単な奇略《トリック》だ、到頭《とうとう》僕はみつけたぞ」 晋吉はまるで躍り上るように叫んだ。 「幽霊自動車、妖怪自動車、それに相違ない、その他に考えようはない、慥《たしか》にそうだ!」 「晋吉、まあ落着けよ」 「落着いてはいられません、もうすぐ現金輸送の車が出発する時刻です。僕はこれから行って幽霊自動車の正体をあばき[#「あばき」に傍点]悪漢共を一網打尽にして兄さんの敵《かたき》を討って来ます。待っていて下さい」 「――晋吉」 千之助の呼ぶ声を後に、晋吉は勇躍して病室をとび出した。 [#3字下げ]怪事件解決[#「怪事件解決」は中見出し] 晋吉が駈けつけた時、現金輸送の自動車はまさに出発するところだった。 「待って下さい」 晋吉は急いで警官を押止めた。 「僕は幽霊自動車の正体を発見しました。これから行ってその正体をあばいてやります。僕を車の助手台へ乗せて下さい!」 「それは本当か」 「見ていて下さい」 晋吉は確信を以《も》って云いながら、てきぱきと手筈を定《き》めにかかった。 「警官の方は別の自動車で、十人ほど武装して来て下さい、二百|米突《メートル》ほど後から前燈《ヘッドライト》を点《つ》けずに来て頂きます、それから――僕に拳銃《ピストル》を貸してくれませんか、いや、人間を撃ちはしませんから」 段取りは出来た。 前の車には現金五万円を携えた銀行員と、運転手の脇《わき》に晋吉が乗った。――後の車には武装警官が十名、凡《およ》そ二百|米突《メートル》ほど後れて続き、いよいよ熱海へ向けて出発した。 晋吉はそも何をせんとするか? 車は三十|哩《マイル》の速力で四十分後に河津町を通過し、七曲りの険路にかかって来た。 「大丈夫か、晋吉君」 運転手の持田《もちだ》が不安そうに訊く。晋吉は無言のまま頷く。 闇夜《やみよ》である、左は崖、右は断崖の海、道はうねうねと曲り曲って続く、妖気は犇々《ひしひし》と迫って、運転手も銀行員も腋の下にじっとりと冷汗を感じた。 「この次の曲《カーブ》が園田の遭難場だぜ」 持田運転手が囁《ささや》いた。晋吉は拳銃《ピストル》を右手に、身を乗出して前方を窺《うか》がっている――車は前燈《ヘッドライト》で道を照しながら、速力も緩めず突進していた。息詰るような刻々が過ぎる……二番三番の曲《カーブ》は無事に過ぎた。 四番の曲《カーブ》だ――車は崖に添ってぐいと曲《カーブ》をきる、と……その刹那《せつな》十|米突《メートル》ほど先の闇を劈《つ》いて、突如! 二つの前燈《ヘッドライト》が現われた。 「あ――※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 と見るまに、此方《こっち》の車の真正面へ、猛烈な速度《スピード》で突っかけて来る、危うし※[#感嘆符二つ、1-8-75] 「構わず進め、避《よ》けるなッ」 晋吉は喚《わめ》きながら、伸上《のびあが》って拳銃《ピストル》を構えるや、相手の車を狙《ねら》って射《う》った。 ターン! ターン※[#感嘆符二つ、1-8-75] とたんに前方で『ガシャン、ガラガラッ』 と凄じく何かの砕ける音がしたと思うと、忽如《こつじょ》として幽霊自動車の姿は消えた。 「ああ、消えた※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 運転手が呆《あき》れて叫びながら車を止める、同時に晋吉は車からとび出すと、左手の崖の裂目を狙って拳銃《ピストル》を浴びせかけた。 タン! タンタン※[#感嘆符二つ、1-8-75] 「きゃ――ッ※[#感嘆符二つ、1-8-75]」 悲鳴が聞えて、何者かが道の上へ転げ落ちて来た。晋吉は大声に、 「動くな! 警官隊が包囲しているぞ、逃げる奴《やつ》は容赦なく射殺するぞ」 喚きながら再び威嚇《いかく》の射撃をくれた。――そこへ後から来た車が追《おっ》ついた。ばらばらと十名の武装警官が駈けつけて来る。 「どうした」 「自動車強盗の悪漢共をお引渡しします」 晋吉はそう云って自動車の前燈《ヘッドライト》を崖の裂け目へ向けた。見よ其所《そこ》には四人の怪漢が、両手を高くあげながら慄《ふる》えている。そして道の上にもう一人、血だらけの足を抱えながら呻《うめ》き苦しんでいた。 「捕縛しろ、――反抗したら射《う》て!」 部長の言葉に、警官達はうむを云わさず五名を捕縛した。部長は振返って、 「それで、幽霊自動車と云うのは何処《どこ》だ?」 「ああ、其処《そこ》に壊れていますよ」 晋吉はにやにやしながら指さした。――見ると道の上に、大きな鏡の破片が散乱している、みんなは呆れて晋吉の説明を求めるように見返った。 「なあに簡単な奇略《トリック》です。奴等は差掛枠《さしかけわく》に、大きな鏡を取付けて、目的の車が来るとその前へ鏡を向けるのです、――夜ですから、鏡へは進行して来る自動車の前燈《ヘッドライト》が強く映るでしょう、此方《こっち》から見るとそれが丁度向うからも車が来るように見えるんですよ『外国人が、海の方から来た』と云ったのは鏡の向きを変えるところへ自分の前燈《ヘッドライト》が映るのを見たんです――つまり幽霊自動車の正体は、その鏡だったのです」 「おお――」人々は思わず感嘆の声をあげた。 「有難う、お蔭《かげ》で難事件の解決が出来た、このお礼はいずれ署長からもあるでしょうが、とりあえず我々の感謝を受けて頂きます」 「いやそれには及びません」 晋吉は部長の言葉を抑えた。 「僕はただ兄さんの敵《かたき》が討ちたかったんです、これで兄さんを満足してくれるでしょう」 そう云って大声に、晴々《はればれ》と笑った。 底本:「周五郎少年文庫 殺人仮装行列 探偵小説集」新潮文庫、新潮社 2018(平成30)年11月1日発行 底本の親本:「新少年」 1936(昭和11)年3月号 初出:「新少年」 1936(昭和11)年3月号 ※表題は底本では、「流星|妖怪《ようかい》自動車」となっています。 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
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【りゅうせいのたわごと】 アーティスト 乙女座長☆銀河団 作詞 乙女座長☆銀河団 作曲 tidigi 編曲 ─ リリース日 2016.03.19 全レパートリー中で作詞が唯一当時のメンバー(あみか・ももは・りかチャン・あんり)の手によるもの。どこかのどかなイントロから始まり、子供の遊戯「花いちもんめ」のように肩を組んで前後にステップしたりする。 音源については上記日付の公演(あんり・りかチャン卒業公演)において限定でCDが販売されたため、現在入手できるかどうかは定かではない…が、「サヨナラ/フリクション」のオンライン楽曲配信に伴い、2019年6月26日よりアルバム曲と共に配信される運びとなった。
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砂埃と煙が視界を支配する。 「カイン」 おそらく近くにいるであろう友の名をセシルは読んだ。 予想通り、セシルが目を覚ましたすぐ近くにカインは横たわっていた。 「気絶しているだけか……」 それを確認してほっと一息つき、今度は周りを見回した。 「一体どの辺りなのだろう?」 一人ごちた。あれだけの爆風が訪れたのだ。遠くまで飛ばされていてもおかしくない。 それにしても……? なんだったのだろう今のは? 周囲の確認をしていく内に、それの原因が疑問に浮かび上がってきた。 「まさか……テラが」 可能性は高いのではないか。ポロムやパロムも禁忌と言っていた魔法。 これほどまでの威力なのだ、並はずれた事態でない事は間違いないであろう。 「ここで待っていてくれ――なんて事はできないか……」 いまだ気絶したまま、目を覚まさないカインの肩を抱え歩きだした。 テラの身に何かが起こっていることは確かだ。今まで行動を共にした仲間だ。それくらいのことは分かる。 しかし、カインを放っておく訳にはいかなかった。セシルにとっては生涯愛すべき友なのだ。 此処に来たのも、カインとローザのためであるのだ。 それにセシルには負い目があった。あの日――ミストでの事件の時も今と似たような状況であった。 騙されていたとはいえ、自分達がミストを滅ぼした。そしてリディアにも深い傷を負わせた。それが原因で カインと離れることになった。 あの時は直ぐそばに倒れていたリディアが気がかりで書置きだけ残してオアシスの村カイポへと向かってしまった。 もっと自分がくまなくカインを探していたら? 炎の燃えさかるミストの町を、大地の魔人タイタンが包むこむ寸前にセシルとカインは誓いをたてた。 一緒にバロンに反旗を返す。その為、まずはローザを助ける。 結果的に見れば反故にされてしまった約束ではあるが、あの時のカインの気持ち全てが偽りだとは思えなかった。 すぐにでもカインを探して合流していれば……このような回り道をする必要もなかったのではないか。 勿論、リディアを身を案じてオアシスへと向かった判断は間違っていなかったとは今でも思っている。 所詮はたられば、仮定の話に過ぎないのだ。 だが、今のセシルにカインを一人残して行くとなど到底できるものではなかった。
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Permanent Card 阿羅耶識 2F/0C -/-/- ≪このカード≫はファストカードのタイミングでセット宣言可能。 このカードがセットされた時にアタック宣言が行われている場合、≪あなたの任意のキャラクター1人≫の アタック宣言を取り消す。 1:目標の≪アタック宣言しているキャラクター1人≫に1ダメージを与える。その後、≪このカード≫を捨て札する。 No.1774 Rarity UC Illustrator 篤見唯子 Expansion 星の煌輝 カード考察
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瞬間、世界は震撼した―― 世界中のありとあらゆる生物が異変を感じ取ったであろう。 一瞬の内に強大な魔力が世界の一点――ゾットの塔へと集約されていく。 それは一人の高名な賢者の全身全霊の想いと力。 それは復讐に燃える黒き炎。 それは愛する者を大切に思う人として当然の心。 様々な要素が含まれるその魔力を察知し、甚大な威力を誇る大粒の隕石状の物体が大空より大量に降り注ぐ。 ただ一点に。今紛れもなく世界の中心として動いている場所ゾットへと向かって。 その世界の中心で精一杯に自我を叫び、血肉を己の想いへと変えた賢者の気持ちに応えるべく。 ミシディアの中核にそびえる祈りの塔。ゾットより遥か離れた遠方の地でも巨大な魔力は感じ取られていた。 「長老これは――」 祈りに専念していた一人の魔道士が耐えかねたかのように話を振る――しかし、長老は無言を貫きとおす。 「間違いないわ――」 一人の魔道士が代理とばかりに返答し、話を続ける。 「メテオ」 誰かが言った。優秀な魔道士達の集約するこの場所において、そう結論づけるのにはさしたる時間がかからなかった。 「メテオだと」 正解だと言わんばかりに、複数の者達が一斉にその言葉を口にした。 最前まで沈黙の支配していた祈りの塔内部は既にざわめきの声が勝っている。 「長老!」 今度は先程に増して強く訴えかける者が一人。 「わかっておる」 重い口を長老は開いた。 「憎しみに捉われたのか――あれほどまでに危惧したというのに」 何か他の事に違いない。そう信じたかった。 だが、長老には分かってしまったのだ。誰に悔んでいいのかわからない。 「失礼しました」 長老の事情に詳しい者の一人が 「今は祈りの時――どんな大事であろうともそれは揺るがぬ」 慌てふためく周囲をその一言だけ言って静める。 「ですが……」 「言うな」 静かに言った。 戸惑いの支配する塔内部。彼だけは懺悔と行き場の無い悔しさを抱えていた。
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りゅうせいのやくそく【登録タグ Navy VOCALOID り 夏目咲希 曲 葵ゆり 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:葵ゆり(Navy) 作曲:Navy 編曲:夏目咲希(Navy) 唄:鏡音レン 曲紹介 いつから僕は僕でなくなってしまったのだろう。 あの日呟いた約束を思い出す為、僕は駆け出した。 Illustration:Kentaro Movie:おむ野-Omu- 鏡音コンピ『Kagamination2 輪響』収録曲。 歌詞 (動画より書き起こし) 流れ星はビルに消えた 行き先はここからでは 見えなくて 追いかけていけるかな 最終列車間に合うかな 夢から覚めた夢を見てた 欠けた気がした心に 僕が裏なら君は表 似てるのに違う二つの人生 それで終わりなら届くのに 宇宙は広い 僕が悪いよ君には到底 信じるよ消えぬ瞳の照映 いつか僕にもその続きを 聞かせて 二人で見た欠片にかけた 願い事もう一度呟いて きっと全部叶えよう そう言った君はもう届かない あの頃に残る君は 僕のことをどこに見るの 僕が勝ちなら君のおかげ 君の気も知らぬ迂闊な便箋 それが届くまで進むから 明日は未来 僕は弱いよ君に比べ でも待つよ君の瞳の透明 だから僕にもその悩みを 聞かせて 僕が裏なら君は表 似てるのに違う二つの人生 それで終わりなら届くのに 宇宙は広い 僕が悪いよ君には到底 信じるよ消えぬ瞳の照映 いつか僕にもその続きを 追いかけて 君に届けば背中押すから コメント 名前 コメント
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ためいきりゅうせいぐん【登録タグ た 五字熟語P 初音ミク 曲】 作詞:五字熟語P 作曲:五字熟語P 編曲:五字熟語P 唄:初音ミク 歌詞 夜空を見上げる ちっぽけなボクがいて また誰かを 傷つけたかな ほら星がキレイで 星が流れてく 誰かさんの憂鬱を乗せ 優しい人になりたくて 笑顔を真似る さぁ ためいき乗せ消える空 笑顔になれないから また 涙を星に預けよう 笑顔になりたいから たくさんの星達が 流れて消えてく あの空の星のようにこのボクも 消えていけたら ホントは空の星のように輝きたいけど ボクには輝くものなんて無いから ためいきひとつ さぁ 願いを乗せ流れ消える 今夜も星がキレイ また 涙が流れ消えていく 夜空に流れ星はしる さぁ この腕を伸ばして掴もう 笑顔になろうと思うから この星空を見上げている 涙がこぼれないように コメント 名前 コメント
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