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これまでに除名された人の経緯 ・注意しても無視した ・内戦中に歌を歌い続けた ・ホモネタを叫び続けた ・暴言を言い続けた ・クランの雰囲気に合わなかった ・除名されたが別のキャラで入ってきた ・ツイッターで陰口を書いていた
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最初の過ちをどうか(後編) ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百八話⇔第百九話 第百九話⇔第百十話 「わっ、なに!?」 こなたが、かなり驚いてる。 いきなり人形が動き出したら当然の反応だ。 実はデジヴァイス光ったときに喋ってたんだが。 「安心しろ、こなた。こいつは水銀燈、ゲームには乗ってないんだとさ」 「本当に?さっきのTASみたいに、嘘ついてない?」 「ほらねぇ、むしろそっちの子の方が、危なっかしくないわぁ」 ぐっ、たしかに、嘘って可能性も考えないと駄目なんだけどな。 「そんな酷い怪我してるんだ。俺たちに襲いかかって、無事には済まないだろ?」 「……まぁねぇ。それに、私も嘘はついてないもの。信じてほしいものねぇ」 家の中に運んだこなたを寝かせ、頭を冷やしてやろうとタオルを探した。 だが、見つけたそれは、血まみれだった。 どうやら、先客がいたらしい。 探せば他にあるだろうが、時間が惜しい。 「おっ、あのぬいぐるみならちょうどいいか」 犬っぽい生き物のぬいぐるみがある。 「これの綿を、なんとかタオル代わりに……あ?」 なんだろ、取れない。 隣の壊れかけてる人形に引っかかってるようだった。 「鋸か何かで切っちまうか」 それが失言だった。 「くんくんを切るなんて、ジャンクにするわよぉ!!」 「ぎゃああああああ!!呪いの人形ぉぉぉ!?」 その後、落ち着いて自己紹介してたうちに、こなたが起きたのだった。 「でも、中々やるじゃない。ジャンクみたいだったその子を、立ち直らせるなんて」 「仲間には、口先の魔術師なんて呼ばれててな。口なら誰にも負けないぜ」 あんまり威張れることじゃないけどな、と圭一は付け加える。 「……そんなこと無いわぁ」 圭一の言葉は、全て水銀燈も聞いていた。 夢の世界はnのフィールドの一部。 そこは完全に理解など出来ない場所だから、そういった不思議もありえる。 圭一の話を否定する要素は持ち合わせていなかった。 それに、その話を裏付ける事実を、知ってるのだから。 そして、圭一は言った。 罪は、滅ぼせると。 アリスになるため、私がしてきたことを博之は一蹴した。 姉妹で戦うなんて間違っていると、それではアリスになれないと。 それなら、間違っていた私は、その罪を滅ぼすことが出来るのか。 「罪を滅ぼすなんて、言える人間が、そんなにいるわけ無いじゃない」 あの真紅の眼鏡の人間の家に集まった姉妹達は、皆がそうだったのかもしれない。 真紅も、かつての自分が間違っていたと、アリスへの道を自分で探し始めた。 雛苺も、翠星石も蒼星石も……なんだったかしらぁ、カナブン? 全員が、それぞれの考えをもって、アリスゲームをやめようとしていた。 それは、偽者のお父様によって壊されてしまったけれど それでもまた、あの家で、自分達の間違いを背負って生きている。 「私は、今まで自分の罪を認めないで生きてきたけれど」 それが、お父様の愛を手に入れる道ではなかったのならば 「今からでも、許してもらえるのかしらぁ?」 私の罪を滅ぼして、お父様に愛してもらえるのだろうか? 「俺は許してもらえる存在が、もういない」 それは、私も同じだ。 真紅はここにいるけれど、もう話すことも、謝ることもできない。 「だから、俺は……同じ間違いを止めることで、罪を滅ぼす」 それなら、私にもできる。 「なら、私は……この殺し合いを止める。それが、私の罪滅しになりそうねぇ」 姉妹を憎んで、お父様の愛を得ようとアリスゲームを続けたことが罪ならば 同じ殺し合いを止めることが出来れば、その罪は滅ぼされるのだろう。 だが、そう決めたなら……私も、大事なことを話さなければ。 「さっき、悟史って言ってたわよねぇ?」 「あ、ああ。それが、どうした?」 「……園崎、詩音って名前に心当たりは?」 反応だけで、わかってしまった。 「なんで、その名前が出てくるんだ。水銀燈」 殺されるわけには、いかない。 でも、これを今言わなければ、きっと後悔する。 「私が、殺したわ」 場の温度が下がる。 血なんて流れてないのに、体が冷える感覚が襲ってくる。 さあ、怒りをぶつけるなら、いくらでも……そう思ったのに 「……詩音の奴は、どんな……様子だった?」 「……悟史くん、悟史くん。そう言ってたわぁ。 話に出てきた、貴方のように……正気ではなかったわねぇ?」 がっくりと、圭一がうなだれる。 「それじゃあ、危険な緑髪の女ってのは……?」 どうやら圭一は、おかしくなっていたことを感じていたようだ。 「どうするの?私を……ジャンクにする?」 「それはない、な」 あまりにもあっさりと、圭一は言った。 「魅音って姉がいる。もし、魅音が水銀燈を恨むなら、俺が止めてみせる。 でも、俺が水銀燈を壊す理由は無いな」 「だって……大事な仲間なんでしょう?」 「ああ、そうだ。だから、水銀燈……俺は、お前を許せない」 許さないから、同じことを繰り返すなんて間違っている。 許してもらえないからって、狂うことも許されない。 過ちを犯したなら、許されずともしなければならないことは、決まっている。 「貴方の……仲間を殺してしまった。許してとは言わない。 償うわ、その姉にも、仲間にも……必ず」 「ああ……俺だって、完全に許せるほど、人間は出来てない。 でも、どうしようもなかったことは、俺が……一番知ってるんだ」 圭一は、泣いていた。 狂った世界を正せなかった自分の不甲斐無さを。 「お互い……楽な道を歩めばいいのに、物好きねぇ?」 「まったくもってその通りだな。まぁ、本質的にMなのかもなぁ?」 「あら、私はSだけどぉ?」 「ほほう、これは生でSMプレイを見るチャンス?」 あれ、何この流れ?さっきまでのシリアスはどこに? 俺の固有結界が消えていく!? 「お望みなら、特別にしてあげようかしらぁ?」 「う……ウッディーー!?」 銀様は、体の調子が悪いそうなので、なんとか助かった。 まずは、食事を取ることにした。 何か冷蔵庫に無いか、と思ったが大した物はぐぶあ!? ヤ ク ル ト !! 乳酸菌、取っれるぅ♪ さて、私の一人称のターンだね。 後は、ペットフードしかないや……え、ピッピたちのご飯なの? どれ一口……こ、これは!? 激マズ!このポケモンフーズを作ったのは誰だぁ! こ、これはチョココロネで中和しなくてわ…… 交代、というか人間の口に合わないだけですよ。 僕に支給された食料は人間用だったから、これは嬉しいなぁ。 二日分くらいかな、コロネと分けて食べよう。 ……カビゴンとかいたら、大変だよなぁ。 でも、人間用でも僕たち食べれるし、そういうのを用意してくれてもいいのに。 回復したから交代な。 クローゼットの中には、血まみれの女の子の着るような服が入っていた。 こなたでも着れそうに無いこれは、水銀燈が見たという、血まみれの幼女の物だろうという。 そんな子供まで、このゲームに乗っているのかと、状況はあのピエロの求める展開に進んでいるようだ。 水銀燈に着せる服を探したが、流石に人形サイズの服はなかった。 何か武器になるものを探したが、包丁とおたまくらいしか見つからなかった。 それぞれに、セイクウアライ、リリス・エルロンと刻印がされている。 それなりに高価なものなのだろうが、武器としては不安が残る。 それと……ま た フ ラ イ パ ン か。 いや、フライパンがあるのは普通なんだが、さっきまで持ってたのと同じ奴だ。 つまり、日用品は支給されずともあるということで…… なんとも酷い支給品だったんだなと、今更ながら悲しくなってきた。 「圭ちゃん、二人で大丈夫?危ない奴らもウロウロしているらしいけど」 圭一は、ノコギリと包丁を持って、出発の準備をしていた。 「初めから決めてたことだし……水銀燈の体を治す薬も、どこかで見つけないといけないからな」 「っだだだだ大丈夫!僕もケーイチが守ってみせたです!」 「色々めちゃくちゃだぞ、ピッピ…… こなた、お前も気をつけてな。いざとなったら、水銀燈と逃げるんだぞ」 俺たちは、この辺りをうろつくゲームに乗った人間について、仲間について以外に 恐るべき情報を聞いてしまった。 TASなんて名前は、呼ばれていない。 死亡者の後半を聞いていなかった俺たちは、TASは死んだものと思い込んでいた。 だが、TASは偽名か、もしくは生きているのか。 偽名ならともかく、生きているなら危険すぎる。 町に向かったのを知っている以上、こちらに来るかもしれない。 「任せてよ、コロネの力を借りれば、きっとなんとかなるって」 「私は誇り高きローゼンメイデン。足手まといになるくらいなら……」 「なあに、ついでに塔の様子も見てくる。そのとき、一人で置いてきたなんて言ったら、印象悪いだろ?」 もちろん、単なる方便だ。 それは水銀燈にもわかったが、実際この体は動きが取れない。 動けるようになるまでは、圭一の言葉に甘えるしかない。 「それで、ピッピ。これみたいな実が薬になるんだな?」 「あ、そうです。これはモモンの実って言って毒を中和する実で こっちはオボンの実って言う、体力を少し回復できる実です」 花壇に生えている実を見て、ピッピは自分達の世界にある特別な実だと言った。 この二種類が5個ずつしか手に入らなかったが、他にもマヒを治す実などがあるという。 話によると、水銀燈を襲ったポケモンの技の影響で、体が動かないそうだ。 それならば、ポケモンの食べるこれらの実も、効くはずだとピッピは言う。 ためしに、オボンの実を食ってみると、味こそ合わないが元気が出てきた。 どこかにあるかもしれない、マヒを治すクラボの実と、何でも治すラムの実。 薬の他にも、色々あるかもしれない木の実も一緒に探すことにする。 ピッピと話せなくなる前に、大体の実の特徴と効果を聞いて、書きとめておく。 よし、状況整理だ。 こなたと水銀燈は、生きてるはずのゴマモンと真、スパイダーマンとロックマンの仲間たち、それに水銀燈の仲間が来たところで塔へ。 水銀燈と仲間は、西の城にいくつもりらしいが、それは話し合いでどうするか決められるだろう。 しかし、問題は塔が今、安全かどうか。 それは、俺とピッピが確かめに行く。 最悪戦闘中なら、なんとか水銀燈の仲間も助けたい。 その後、町を探索して、役立つものと、このゲームを潰す意志を持つ仲間を探す。 それで、ある程度見て回ったら、塔に戻る。 「議長、どっちも時間を決めておくべきだと思いますがッ!」 こなたも、随分調子が戻ってきたらしい。 「そうだな。どうせ日が沈んだら探索も出来ない。 どんなに遅くても、日没……そう、次の放送の前後までに集合しよう」 考えたくないが、待ち人が死んだとわかったら、待つ必要は無いからな。 殺人鬼がウロウロしてる以上、この通りうまく行くとは限らない。 緑髪の女は、詩音の可能性が高い。もし、魅音なら……俺が止めてみせる。 他にも、刀を持った男、大鋏を持った女の子、銃を持った凶悪なポケモン使いなど かなりのゲームに乗った人間がいるらしい。 ポケモン使いは、ピッピが見た人殺しのトレーナーらしい。 願うことなら、これ以上の犠牲は出したくない。 だが、たとえそれが無理だとしても、俺たちは進んでいくしかない。 あいつらの、絶対の運命を打ち破るためにも。 俺たちは足掻く、俺たちは運命を覆す。俺たちは、未来を掴む。 それが、どんなに絶望的なデス・マーチでも、俺たちは、進むしかない。 【E-4 民家外/一日目・日中】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:全身に軽い裂傷、胸骨にひび、腹部強打、強い決意、口先の魔術師 [装備]:ゼットソーハードインパルス@現実、包丁@フタエノキワミ アッー!(るろうに剣心 英語版) [道具]:支給品一式*2(一食分消費)、雛見沢症候群治療セット1日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に、テニスボール、オミトロン@現実? モモンの実@ポケットモンスター [思考・状況] 1.マーダーに気をつけながら、町を探索する。 2.薬、木の実、対主催思考の仲間を探す(出来れば雛見沢の仲間優先) 3.放送前後までに、塔に戻る。 4.仲間がおかしくなっているなら、命を賭けても戻してみせる。 5.人は殺さない 6.ゲームの破壊 ※チョココロネはこなたに食べられました。 ※包丁の切れ味は逆刃刀(刃側)に匹敵します。でも包丁なのでリーチに不安があります。 【ピッピ@ポケットモンスター(ピッピのゆびをふるのみで殿堂入りを目指す)】 [状態]:強い決意、二時間会話可能。 [装備]:リーフシールド@ロックマン2(技マシン的な使い方でポケモンは使える) [道具]:支給品一式、ほんやくコンニャク(1/2)(半分で八時間)@ドラえもん、 五寸釘@現実、モモンの実@ポケットモンスター、オボンの実@ポケットモンスター ポケモンフーズ一日分(一食分消費)@ポケットモンスター [思考・状況] 1.もう逃げない。仲間のことは絶対に守る。 2.圭一と街に向かい、薬や仲間を探す 3.あのポケモントレーナーと会っても、今度は逃げないぞ。 4.あの怪しいポケモンとトレーナーを倒し脱出 ※首輪は頭の巻き髪についてます ※ピッピは、はたく、うたう、おうふくビンタを使えることを思い出しました。 ただし、まったく使ってこなかったため、かなり信用に欠けます。 「コロネ、いとをはく!」 バタフリーになったコロネは、変わらず口から糸を吐き出す。 「良かった。これって結構役立ちそうだから、使えてよかったよ」 「……で、これってなんなのかしらぁ?」 いとをはくの命中先にいる水銀燈が文句を言う。ヤクルトを飲みながら。 「その上着の下、裸じゃん?やっぱりここは隠さないと、恥ずかしいでしょ?」 「それはそうだけどぉ……これって、逆にエロいんじゃないかしらぁ?」 水銀燈の胸など、隠すべきところが糸で巻かれている。 「これがいいんだよ。男物の上着に包帯少女……くぅ~、萌えるよね!」 「糸でしょ、これ。まあいいわぁ……それより、こなた?」 「ん、何?」 「圭一のことを知らないのに、圭一の過去を知ってたみたいだけど それなら、私のことも知っていたりするのぉ?」 「んーん、全然。どこかで見たかなってのはあるんだけど、似た人形を見ただけかもしれないし」 だがが、水銀燈はこなたが忘れているだけなのではと考えた。くんくんを抱きながら。 (もしそうなら、何故?あいつらに記憶を消されたのかしらぁ?) 夢の中を覗けば、もしかしたらわかるかもしれない。 だが、それは少し難しい。すぐにできることではないだろう。 「その蝶々に見張りは任せて、少し休んだら?棚に漫画もあったみたいだけどぉ?」 やはり少し疲れが見える。リラックスすれば何か思い出すかもしれない。 バタフリーも任せろと、外の屋根から周囲を見渡しに出て行く。 「ありがとね、二人とも」 こなたは棚の本に手を伸ばす。 漫画っぽい表紙のそれを手に取る。 「なにこれ、フタエノ極意書?」 「漫画じゃなかったかしらぁ?」 「ううん、漫画形式だよ。フタエノキワミって極意が書いてるみたい」 へー、これは凄いなあ。 でもなんだろ、漫画の主人公……どのコマでもアーッってうめいて倒れてるなぁ。 「ホントに強いのかな?面白そうだし、ちょっと読んで覚えてみようかな」 【E-4 民家/一日目・日中】 【泉こなた@らき☆すた】 [状態]:顔面強打、右腕打撲、腹部強打、軽い疲労、強い決意 [装備]:おたま@TOD、団長腕章@涼宮ハルヒの憂鬱、フタエノ極意書@ニコニコRPG [道具]:支給品一式*2、DMカード(ブラック・マジシャン・ガール、ホーリーエルフの祝福)@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(現在使用不可)、カワサキのフライパン@星のカービィ デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、コロネ(バタフリー)@キャタピーだけでクリアに挑戦(残り100%)、テニスボール テレパしい@ドラえもん(残り3粒、初音ミク@現実 モモンの実*3@ポケットモンスター、オボンの実*3@ポケットモンスター ポケモンフーズ一日分(一食分消費)@ポケットモンスター [思考・状況] 1.つかさを助けたい。 2.家で塔に来る仲間を待つ。 3.放送前後になったら、集まらなくても塔に。 4.フタエノキワミを覚えよう。 5.バトルロワイアルから脱出する ※圭一の言葉から「ひぐらしのなく頃に」の記憶が僅かに戻りました。 なぜ知っているのかも、これ以上詳しいことを思い出すことも不可能です。 ※おたまは、普通のおたまより丈夫です。やはりリーチなどに不安があります。 ※全ての家にある包丁とおたま等が、特殊な品ではありません。 【水銀燈@ローゼンメイデン】 [状態]:まひ、右腕欠損、腹部強打、強い決意、包帯人形、男物の上着、ジャンク、幸せ [装備]:真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン(真紅の技が使えます) [道具]:三幻神@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(ラーのみ使用可だが遊戯、海馬などのみ) オレイカルコスの結界@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ (24時間使用不可) ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、くんくん人形@ローゼンメイデン、ヤクルト(残り6本)@乳酸菌推進委員会 [思考・状況] 永井博之と契約 1.博之の帰りを待つ。 2.『アリス』の捜索の為にどこに行くかを、今後来る人たちとも話し合う。 3.ゲームに乗っていそうな人間達に警戒。 4.ピエモンを殺す。その仲間も殺す。 5.仲間を探して、脱出する。役に立たないなら別行動してもらいたい。 6. 殺した詩音の姉への償いをする。 7.ピエロの思惑に乗りたくないから、できるだけ人は殺さない。 8.襲ってきた奴とは戦う。殺すのも仕方ない。 9.少女の持っていた鋏に見覚えあり。 10.くんくんと乳酸菌に囲まれて幸せ。 [備考] ピエモンが自分の世界で何かしていたということがわかりました。 マヒの回復が時間により可能かは不明です。 ※コロネの詳細 コロネがいとをはくを覚えていた最終レベル46からの参戦。 進化してバタフリーになり、かたくなる、とぎんいろのかぜを覚えました。 これ以降、レベルアップで技は覚えません。 ※フタエノ極意書@ニコニコRPG 読めばフタエノキワミが使えるという書物。漫画形式なのはオリジナル設定。 格闘家の素質を持った人間にしか理解できません。 ※ピカチュウ、千早、リョーマはD-4に埋葬しました。 sm109:最初の過ちをどうか(前編) 時系列順 sm110:なにもかも なにもかも sm109:最初の過ちをどうか(前編) 投下順 sm110:なにもかも なにもかも sm109:最初の過ちをどうか(前編) 前原圭一 sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編) sm109:最初の過ちをどうか(前編) ピッピ sm115:罪滅しと、新たな罪と(前編) sm109:最初の過ちをどうか(前編) 泉こなた sm121:蝶々と薔薇と乙女 sm109:最初の過ちをどうか(前編) 水銀燈 sm121:蝶々と薔薇と乙女
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最初の過ちをどうか ◆j1I31zelYA はじまりは、たった一つの過ちだった。 あるところに、とても仲間意識の強い中学校のクラスがあって、 先生と生徒はとても仲が良くて、 皆、学校に行くのが楽しくて仕方がなかった。 でも、ある馬鹿な女子のついた『嘘』が、その絆をぶち壊した。 ――ばっしゃん ◆◆◆ えーと……何があったんだっけ。 そうだ、お父さんとお母さんが、やっと仲直りできて。 なんだか、色々と気持ちがすっきりして、 あたしの『けじめ』を、やっとつける気になって、 二か月ぶりぐらいに学校に行って。 不思議と晴れやかな気持ちで、校門をくぐって。 そしたら、真っ暗になって。 気がついたら、石板の浮いてる変な部屋にいたんだ。 いつになく落ちついた心境だったあたしも、あれにはパニクった。 校門をくぐったと思ったら拉致されてましたなんて、まるでスリラー映画の世界じゃん。 しかも、どっからか声が聞こえてきて『殺し合え』とか言われるし。 いくら『死ぬ覚悟』をしていたって、動転して叫ぶぐらいする。 そして、謎の声が説明を終えたと思ったら、また景色が切り替わっていて―― 今、あたしは、ここだ。 ◆◆◆ 「あったかぁい……」 顔を伏せると、とぷん、と顔の下半分までが湯につかた。 相沢雅は、温泉の真っただ中に、ばっしゃんと盛大に落とされていた。 制服姿のままで熱い温泉に放り込まれた時は、動転して盛大に水を跳ね散らかしたけれど、慣れてしまうと気持ちいい。 金髪から黒に戻したばかりの髪の先端が、湯気のたつ水面にユラユラと広がる。 着ていた制服はたっぷりと水を吸って、重たく肌にはりついていた。 誰かに見られたら泣きたくなるような格好だけれど、不幸中の幸いか、雅以外の入浴者はいない。 『どうしよう』とぼーっとしているうちに、思考がほかほかと麻痺してくる。 突然拉致された場所で、着衣のまま放り込まれた温泉だろうと、気持ちが良いものは気持ちいい。 いやいや、麻痺してる場合じゃないだろうと思いながらも、これだけ理解を越えた事態が起こると、あらゆることに対する実感が希薄になって現実感がまるでない。 殺し合いをしなければならない、らしい。 ――嫌だなぁ。 ひとごとのように、そう思う。 いや、ひとごとになってしまうのは仕方ない。 人殺しの心境なんて味わったことがないんだし。 雅だって、無菌室で育ったホコリひとつない優等生というわけじゃない。 過去に、三人もの教師の人生を狂わせた。 自殺未遂に追いこんだり、廃人にしたり。 つまり雅は法に触れないだけで、とっくに殺人未遂犯にカテゴリされるのかもしれない。 でもそれは対象が『教師限定』だった場合のケースだし、だいいち今では『先公いじめ』に手を染める理由も憎悪も消えている。 だからこそ、雅は知っている。 罪というのは、重ねれば重ねるほどに、心が擦り減らされていく。 どんなに『あたしは悪くない』と言いわけしても、自分の心は決してごまかされない。 逆に、言いわけを重ねるほど心が苦しくなって、傷つける人間の数が増えるほど、後戻りができなくなる。 ――また、『あんな気持ち』になるのは嫌だな。 ようやく、自分の罪と向き合うことができたのに。 ようやく、けじめをつけようと、決意することができたのに。 そこまで考えて、やっと思い出した。 「そうだ。あたし、死ぬはずだったんだ」 暗闇に包まれて拉致されるその時まで、雅は死のうと決めて学校に向かっていた。 これ以上、クラスメートを騙し続けてはいけない。 これ以上、クラスメートを騙して、優しくしてもらうことはできない。 本当のことを知ったら、きっと皆、雅のことを許さないと思うだろう。 それだけのことをしたんだから、雅はあのクラスに存在することを許されない。 そうだ、どっちみち、死ぬつもりだったのだ。 ならば、これから殺し合いをするも何も無い。 携帯のアドレス帳を見たところ(あれだけ濡れたのに、なぜかディパックの中は無事だった)クラスメイトも何人かここにいる。 でも、あの神崎麗美とあの菊地がいる時点で、あんまり心配する気持ちにはならない。 少なくとも、雅があの2人以上に、クラスメイトに貢献できるとは思えなかった。 雅にできることなんて、きっとない。 だいいち、いちいち知り合いの全員を探しまわって、挨拶をしてからサヨナラするという悠長な真似はできない。 皆に罪を告白する機会がなくなったのは残念だけれど、こんな風に誘拐されているんじゃ仕方ない。 むしろこういう場所でこっそりと死んだ方が、みんなに忘れてもらうには都合がいいかもしれない。 濡れそぼった制服から水滴をしたたらせ、更衣室を経て番台へと上がる。 レンタルのシャンプー売り場を探すと、剃刀はあっさり見つかった。 それを持って、再び大浴場へ。 風呂場でリストカットというのは陳腐すぎる死に方だけれど、制服びしょ濡れのまま死に場所を探して歩き回るわけにもいかない。 誰かに見られたら、間違いなく痴女だし。 再びお湯の中に半身を漬けて、右手に剃刀を持ち、左手首を内側に向けて構える。 このまま、刃物を深く抉りこみさえすれば、あとは簡単に死ねるはずだ。 血管の位置なんて分からないけど、とにかく深く広く刺せば、どこかの太い血管には当たるはずだし。 お湯につければ血は止まらなくなると言うし。 どこかの太い血管をざっくりいけば、血が勢いよく吹き出して、 そしたら、あっという間に気が遠くなって、 どんどん、血が体から抜けて―― 「ダメだなぁ……ここまできても、死ぬのが怖いや」 ここまでお膳立てが整っているのに、手が震えてしまう。 そんな自分の見苦しさが、本当に厭わしい。 本当は投身自殺とかの方が楽なんだろうけど、その為には体を拭いて浴衣とかに着替えて、 外に出て高いビルを探さなきゃいけなくて、その間に決意が鈍ってしまったらそれはそれで困る。 『殺し合い』とやらに乗っている人間に襲われて、もっと惨い死に方をするかもしれないし―― ダメだ。震えるな。 余計なことを考えるな。 眼をかたく閉じる。 剃刀の刃を手首にそっと押し当てる。 あとはこのまま、力を入れて切り裂けば―― 「そこのひとーっ! 早まるなあぁぁぁぁぁっ!!」 体当たりを、食らった。 「な、きゃあっ!?」 まさに『体当たり』と言っていい激突だった。 それも、力任せのタックルではなく、狙い澄ましたかのように正確な動き。 まず両の手首をつかまれ、しっかりと拘束された。 よほどの速さで飛び付かれたのだろう、衝撃を殺しきれず、2人はそのまま倒れこむ。 剃刀があさっての方向に吹き飛んだ。 ばっしゃーん! 自殺は止められてしまったが、風呂場で溺死しかけた。 ◆◆◆ 鼻から侵入したお湯に盛大に咳き込みながら、雅は眼の前で同様にしている女子生徒を見つめた。 雅とおなじくズブ濡れになったロングスカートとネクタイ付きのブラウス。 凛々しげな顔つきとポニーテールにまとめられた緑髪が、スポーティーな印象の女の子だった。 「いやー、危機一髪だったねゲホッ……先客がいるかな~ってこっそり覗いたらリストカットに出くわしてケヘッ! おじさんびっくらこいちゃったよゲホッ! ……こんな状況だし、悲観したくなるのも分かるけどさグシュッ」 「いや、喋るか咳き込むかどっちかにしてよ」 驚いたという割に、涙目でくしゃみしながらの感想は、どこか呑気そうだった。 まいったな、と思う。 この女の子が傍にいては、自殺をしようとしてもさっきみたいに止められるだろう。 何より、自殺をしようという決意がにぶってしまう。 いや、本来、大勢の生徒が見ている前で飛び降りをする予定だったのに、人目を気にするのもおかしな話だけど。 実際問題、『赤の他人がガン見している前でリストカットをして自殺する』というのは、すごく気まずいのだ。 経験した奴なんて、そういないだろうけど。 そもそも、あたしの覚悟が足りてないせいかもしれないけど。 「ぐしゅん……ん、もう大丈夫。それで、なんで死のうと思ったりしたのさ?」 なれなれしくも真剣な瞳が、責められているようでいごこちが悪い。 「あんたには関係ない。どっか行ってよ。 半端な同情で何か言われても腹立つだけだし、『自殺は良くない』とか通りいっぺんのこと言われても、ウザイだけだから」 なれなれしくされると刺のついた言葉を返したくなるのは、もはやデフォルトだ。 いつからそういう習性になったのかは分からないけど、そうすれば色々と楽だったのは確かだった。 「関係ないってことはないと思うな。突然、こんな事件に巻き込まれた者同士じゃん。 自殺しようとしたってことは、少なくとも殺し合いなんてしたくないんだろうし。 だったら助け合えることもあると思うんだ。 おじさんもこないだ圭ちゃん――仲間から、結束の大事さを説教されたばっかりだし」 ニコニコと笑顔で接近してくるところに、クラスメイトの藤吉を思い出した。 なるほど、少なくとも悪いヤツじゃないみだいだ。 なら、なおさら――自分みたいなのに構って欲しくはない。 「あっそう。それならあたしは信用できないね。だってあたし、サイテーだから」 いいヤツらは、いいヤツら同士でつるむべきなんだ。 少なくとも、こういう汚い女と関わるべきじゃない。 「あたしはね、死んでもしかたがないぐらいの悪いことしてるの。 振られた逆恨みから昔の担任を陥れて、クラス全員を煽って追い詰めたんだよ。 その先生はあたしが煽った生徒から金属バットで殴られて、頭5針も縫う大けがした。 あたしが煽ったそいつも逮捕されて、今ではどっか遠くの施設に収監されてる。 それだけじゃない、たくさんのセンコーや仲間が、あたしのせいで道を踏み外したの」 ……本当に、馬鹿なことをしたものだ。 今思えば、大ごとになることは分かり切っていたのに。 扇先生は、クラスの中心で、みんなから慕われていて、人気者だったのに。 そんな先生が受け持ちの生徒に性的暴行を加えたと噂になったら、騒ぎにならないはずがないのに。 「自殺未遂をした先生だっていたし、精神を病んで、教室に火をつけようとした先生もいた。 誰かが嫌がらせを思いついたら、真っ先にあたしにやらせてって買って出て、先生が登校拒否になったのを笑ってた。 それだけじゃなくて、センコーに味方したクラスメイトだって攻撃した。 修学旅行費を使いこませたり、友達の言って欲しくなかった秘密をばらして、その子の自殺未遂まで起こしたり。 アタシほど信用できないヤツもいないよ?」 誰にも話せなかった過去をベラベラ話せたのは、赤の他人だったからだけじゃない。 雅がいかに汚いかを理解してもらえれば、きっとこいつも離れてくれるはずだ。 何故なら、ここは殺し合いが開かれている場所で、この女は初対面なんだから。 こんな告白をしたら引くに決まっているし、『他人を廃人に追いこんだり自殺させました』と言ったヤツを信頼できるわけがない。 クラスの皆だって、『扇先生の件が嘘でした』と知ったら、きっと―― 「それがどうしたの?」 あっさりと、何でもないことのようにそいつは言い切った。 勝気な笑みを口元にたたえていた。 「そういう風に告白するってことは、自分の罪に気がついたんでしょ? 間違ってるって認めたんでしょ? なら、何を軽蔑することがあるの?」 乾いた張り手を食らわされたみたいだった。 痛いのに、どこか気持ちがいい。 「だって、信用できないに決まってるじゃん。 あんたが騙されたクラスメイトの側だったら、普通はあたしのこと許せないでしょ。 っていうかなんであんた、そんな分かった風に言えるのよ」 「そうだねぇ。上手く言えないけど、キミがそんな悪い人に見えないって言うか。 ……たぶん、私の親友が泣いてた時と似てるんだよね。 その子も、他人から責められるのが怖くて、わざと攻撃的になってる感じがしたからさ。 そういう相手を見ると、もっと仲間を信用してって気持ちになるんだよ」 眩しいぐらいカラッとした笑顔だった。 その見透かしたような指摘が癇にさわって、けれど痛いところを突かれたような気もして、 反発とぐさりと刺さるような気持ちが、同時に心を揺らした。 「キミのクラスメイトさんが……キミ……えーと、どなたでしょう?」 「相沢、雅」 「うん、相沢さんの仲間が、実際に『許せない』って言ったわけ? みんなに、本当のことを告白したの?」 また、痛いところを突かれる。 「い、言わないよ! だって、本当のこと言えなかったから……けど、許されることじゃないし、今さら『許して』とか虫が良すぎるじゃん。 だったら死ぬ意外に償いようがないじゃん」 言った瞬間、『しまった』と思った。 冷たくして追い払うつもりだったのに、『償いたい』とか、本音がこぼれている。 きっと、呆れられている。 卑怯だと言われる。 みんなを騙したまま死ぬなんて、やっぱり卑怯だと言われる。 眼の前の少女は、考えを整理するように、ふぅ、と息を吐いた。 その後に続く糾弾の言葉が怖くて、雅は顔を伏せた。 「だったらさ、相沢さんの償いは、死ぬことじゃなくて、仲間を助けることなんじゃないかな?」 「助ける……?」 「そう。誰かを傷つけたなら、それを取り返すぐらい罪滅ぼしをすればいいんだよ。 別に相沢さんだけじゃなくて、誰だって間違いぐらいするし、それを隠したがったりするよ。 こう見えておじさんも、昔は留置所の常連だったもん。梨花ちゃん――仲間からも、札付きの悪猫とか言われちゃったし。 それでも、私の仲間は私についてきてくれるし、一緒に遊んでくれる。 本当の仲間だったら、罪滅ぼししようとしてる仲間は、絶対に見捨てないよ。 相沢さん――雅ちゃんのクラスメイトは、大切な仲間だった?」 「うん。みんな、優しかった……」 お母さんが出て行っちゃった時も、ご飯を作りに来てくれた。 藤吉は盗んだ車で海に連れて行ってくれたし、麗美も酷いことをしたのに、みんなと家に来てくれた。 鬼塚も、最初は嫌な奴だと思っていたけど、お父さんとお母さんの為に、誘拐事件まで起こしてくれた。 「だったら、きっと雅ちゃんを許してくれるよ。 本当に大切な仲間だったらさ、たいていのことは許し合えるもんだから」 きっと許してくれる。 根拠のない言葉だと思った。 すがりつきたくなるぐらい、希望的観測だった。 でも、そんな言葉にすがりたくなるぐらい、相沢雅は弱かった。 「あたし……みんなを助けたい。助けたいし、許されたい。 そしたら……また、昔みたいになるかな。みんなで笑えるようになるかな?」 あたしも仲間を助けたかったから、雅ちゃんに声をかけたんだよ、と。 出会ったばかりの女の子は笑った。 ◆◆◆ 初対面の相手に泣いているところを見せるなんて、いつもの雅なら考えられないことだった。 それが少し照れくさくて、自己紹介もそこそこに大浴場を出た。 いつまでもこの格好ではいけないと、まずは更衣室で制服を脱ぐ。 柔らかいタオルが、ふかふかして気持ちよかった。 しかし、ここで問題がひとつ発生した。 たっぷりと水を吸って重たくなった衣服は、ちょっとやそっとのことでは乾きそうにない。 とりあえずは2人でレンタルの浴衣を着たものの、下着の替えまではない。 この格好で、仲間探しに出発するとなると問題だ。 胸元はタオルを巻いてどうにかするとしても、裾がまくれた時は深刻だ。 もし、誰かと出会った時に風が吹いて『見えた』りしたら―― どう見ても痴女です本当にありがとうございました。 おそるおそる、雅は尋ねた。 「園崎……園崎の荷物に、替えの服とか入って……ないよね?」 「一応、あたしの支給品にそれっぽいのがないこともない、かな……?」 上に着る服があればなんでもいいやと思っていた雅だったが、魅音はそうではないらしく、妙に言葉の歯切れが悪かった。 そして魅音は麻袋のようなものをディパックから取り出した。 袋を開けると、色々なものが出て来た。 見覚えがあるものだった。 「これ……鬼塚が用意したやつじゃん」 モデルガンに、手榴弾型ライターに、緊縛用の縄などなど。 いつかの狂言誘拐計画の為に、担任教師が用意した一式が入っていた。 そして、極め付きは、『凶悪』の二文字がプリントされた、全身を覆う白装束。 雅は想像する。 曰く、殺し合いの会場で、いかにもテロリストのコスプレのような白装束を着て歩く2人組。 どう見ても不審者です本当にありがとうございました。 「これは……浴衣の方がマシかも。 ……でも浴衣だと、誰かに襲われて走ることになったらヤバいわね」 雅が一番に危惧したのはそのことだったが、魅音には無用の心配らしかった。 「ああ、そのことなら心配いらないよ。移動には車を使えるから」 「車……? どっから手に入ったのよそんなもん」 「実は、おじさんにはなんと車が丸一台支給されていたのさ。高級そうな白い車。 それに乗ってここまで来たんだよ。……うん、だからおじさんは、こっちを着るしかないんだけどね」 なるほど、確かに車の運転をするなら、浴衣姿のままでは不安だろう。 主に、アクセルとかブレーキとかを踏む時に。 ……じゃなくて。 「園崎、あんた車の運転できるの!?」 「そりゃあ、おじさんは雛見沢の『部活動』メンバーの部長だぜ? 部員には優秀なトラップマスターや口先の魔術師がいるし、おじさんにも特技のひとつやふたつないとリーダーなんて務まらないよ」 ヤケに自信満々だ。 つい最近、クラスメイトの無免許運転に付き合って死にかけたことがある雅としては、果てしなく不安だった。 『高級そうな白い車』だというのが、いっそう不安だった。 「それで……どっか行くあてとかあるの?」 「そうだねー。『ジーピーエス』だっけ? それを見た限り、北西にデパートがあるみたいなんだよね。 まずはそこを目指そうと思うんだ」 「デパート? またどうして」 「主催者と戦うんにせよ、脱出するにせよ、武装は必要でしょ? デパートなら色々揃ってそうじゃん。凶器はダメでも、例えば薬品や花火だけでけっこうな武器は作れるし」 なるほど、『部長』を自認するだけあって、園崎にはリーダーシップがあった。 しかも、アイデア自体もかなり的確だ。 『部活』とやらで慕われているという話も、決して誇張じゃないんだろう。 「それに……」 「それに?」 「ほら……服があるかもしれないし」 「……そだね」 非のうちどころがないぐらい、切実な行動方針だった。 【H-7/温泉玄関前/一日目 深夜】 【相沢雅@GTO】 [状態] 健康、泣きはらした跡 [装備] 浴衣(はいてない)@現地調達 [道具] 基本支給品一式、不明支給品×1~3 、剃刀@現地調達、濡れた制服 基本行動方針 みんなを助けたい 1:園崎と行動。デパートで物資を調達する。 2:クラスメイトと合流。今までのことを許してもらう。 3:ま と も な 服 が ほ し い(切実) [備考] ※23巻、登校直後からの参戦です。 【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 健康 [装備] 浴衣(はいてない)@現地調達、『凶』の字が大きく書かれた白装束と暗視スコープ@GTO、内山田教頭のクレスタ(六代目)@GTO [道具] 狂言誘拐セット@GTO、不明支給品×0~1 、濡れた私服 基本行動方針 みんなで殺し合いから脱出 1:物資調達の為にデパートに向かう 2:部活動メンバー、詩音と合流。 3:ま と も な 服 が ほ し い(切実) [備考] ※『罪滅ぼし編』、少なくともゴミ山での告白以降からの参戦です。(具体的な参戦時期と竜宮レナに対する認識は、次以降の書き手さんに任せます) 【狂言誘拐セット@GTO】 園崎魅音に支給。 鬼塚英吉と一部の4組生徒が、相沢家の家族仲を改善させる為の狂言誘拐で用意した誘拐犯変装セット。 その内容はモデルガン(コルトガバメントやウージーサブマシンガンらしい)数丁、 目元以外を隠す白装束二着(鬼塚の字で『凶』『悪』と書かれている)、 太い麻縄(人間2人を緊縛できる程度の量)、暗視スコープ、手榴弾型ライター(ダミー)数個。 【内山田教頭のクレスタ(六代目)@GTO】 園崎魅音に支給。 吉祥学苑の内山田教頭の愛車であるクレスタ。その六代目。 なぜそこまで代を重ねているかというと、事あるごとに鬼塚や4組の生徒たちの手によって(悪意なく)破壊されるのが、お約束になっているから。 (主に屋上から転落した生徒や鬼塚を受け止めて大破することが多い) ちなみに支給された六代目のクレスタは、相沢雅(と鬼塚英吉)が屋上から転落した際に、その身を犠牲にしてボンネットで衝撃を吸収し、命を救った縁起物。 Back 残酷な天使のアンチテーゼ 投下順 Gong Down Back 残酷な天使のアンチテーゼ 時系列順 Gong Down START 相沢雅 アンダースタンド START 園崎魅音 アンダースタンド
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ベンチのみんな、そしてKING TAKUも興奮を抑えきれない。 だが大喜びしても拓真はすぐに切り換える。 拓真「まだまだこれからだぞ!!! 気を引き締めろ!!!」 選手権の時のシゲのようにチームを落ち着ける。 KING SARUの頃はよく先制で調子に乗り、逆転され、負けたことが多々あるので、最終戦にして同じ過ちは繰り返したくなかった。 やはりその後のXの逆襲は凄まじかった。 プロレベルのパスワークからは華麗さと同時に、この試合に対する情熱がうかがえた。 それは拓真の喜びをも生んでいた。 プロレベルのチームが拓真の引退試合のためにここまで本気で取り組んでくれていることがただ嬉しかったのだ。 そして、試合は依然Xペース。 速いパスワークに拓真の体力がついていかない。 拓真は一度ベンチに下がった。 するとその直後、素早いつなぎから失点。 今までなんとか耐えていたKING TAKUだったが、ついにゴールを破られ、落胆の色を隠せない。 察し、すぐさまチームを鼓舞する。 新藤監督「切り換えろ!! これからだぞ!!」 しかし、プロレベルを相手にするということはそんなに甘くはない。 またしてもすぐに同じような展開で2失点。 チームが崩壊しかけている。 若き頃の苦い記憶が蘇る。 1-3 観客は大喜びだ。 それ以上の失点はなんとか防ぎ、前半終了の笛に助けられた。
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最初の過ちをどうか(前編) ◆CMd1jz6iP2 (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第百八話⇔第百九話 第百九話⇔第百十話 K1覚醒 ピカチュウを埋葬しようと場所を探していた俺たちは ショックに追い討ちをかける光景を目にしてしまう。 折り重なるようにして倒れている。男女の死体。 ピッピの怯え方が尋常じゃない。 皆集まったときに話していた、危険なトレーナーに殺された女の子……まさか? どうやら、その後更に犠牲者を出したらしい。 二人とも、絶望の表情を浮かべ、息絶えている。 涙の後、恐怖に歪んだ表情……怒りしか沸いてこない。 「どこのどいつが……こんな酷い殺し方を……!」 これが、俺の仲間だったら、そいつを絶対殺してやる。 ああ、そうさ。1500秒もあれば、人間なんか…… ッ、駄目だ駄目だ……KOOL……違う、COOLになれよ、前原圭一。 こんな感情で動いて、何にもなりはしない。 ともかく、この二人も埋めてやらないとな。 三人分を埋めるための穴掘りに、かなりの時間がかかっちまった。 ほとんどが、コロネとピッピ。 俺たちは、怪我のせいもあり、あまり約には立てなかった。 ピッピより、コロネがかなり疲れたようで、フラフラしていた。 全員を埋葬した俺たちの頭上に、またピエロたちの放送が響いた。 「くそ、今度は違う奴か」 ともかく、禁止エリアとかを聞かないといけない。 人をなめた口調のピエロ……ピエモンの言葉をもらさず聞く。 禁止エリアは遠かった。 ――それじゃ次は脱落者の発表だね。みんな心待ちにしてたかな? ふざけるなよ、コンチクショウ! 高町なのは……鈴仙・優曇華院・イナバ……琴姫…… どんどん読み上げられる名前……くそ、こんなに!? ピカチュウ……オメガモン…… ピカチュウ……それに、強い味方だって話のオメガモンまで? しかし多いぞ、いったい…… 柊かがみ 「え……?」 ひ い ら ぎ か が み ? な、何かの間違いだよな? だ、だって……ッヤバイ! 「う おおおおおお!!!」 俺は飛び跳ねるように掴みかかった。 顔面蒼白で、駆け出そうとしていた、こなたに。 「離して!離せえええええ!!」 馬鹿野郎、誰が離すかよ。 こなたは、完全に冷静さを失ってる。 落ち着け、COOLになれ、泉こなた! 「嘘だ、かがみんが死んだなんて嘘だああああ!」 「ッ……ピカチュウの名前が呼ばれた。残念だけど……ガッ!?」 は、腹に……肘打ち? こなたが、俺の拘束を解こうと殴りかかってきた。 ぐおっ……ヒビが入ってるところに、これは……! こなた、そういや格闘技の経験あるとか、TASに襲われる前に言ってたな。 「や、やめろ、こなた!俺は、どんなに殴られても離さないぞ!」 「うるさい、うるさい!離せぇ!かがみのところに行くんだぁあ!」 「どこでやられたのかも分からない!ゴマモンと真が無事なんだ、二人が戻ってきたときに、仲間の俺たちがいなくてどうするんだよ!」 二人とも、こっちに逃げてきてるかもしれない。 だったら、下手に動くより待ってた方が合流できるはずだ。 「ナ カ マ……?」 打撃の重みが、増した。 胃液を戻しそうになるが、こらえる。 「私の仲間は、かがみとつかさだけ……お前達なんて、仲間なんかじゃない!」 う、嘘だろ、こなた。 みんなが信用しあえるようにって……初めに言ったのは、こなたじゃないかよ。 「コロネッ!」 何する気だ、こなた……まさか、冗談だろ!? 「圭一に体当たり!」 こなた、本気で……くそ、耐えられるか!? 「……コロネ?」 何だ、コロネが動かない……それどころか、苦しんでいる? 「使えないな!なにして、あうっ!?」 え……攻撃を食らったのは、こなた? しかも、体当たりなんかじゃない。 どうも、ピッピです。 コナタが大暴れしているのを、僕はまた見ているしかなかった。 向こうに行ったカガミが呼ばれたんだから、当然なんですけど。 ああ、他の二人は無事なのか、と思っていると、コナタがケーイチを殴る殴る。 とうとう、仲間じゃないなんて言ってます。 ああ、あのTASと戦ったときは、あんなに団結していたのに。 でも、コナタの悲しみを考えると、何にも言えません。 止めないと……でもどうしよう。 ゆびをふるで、ちょうどいい技なんか出ないだろうし。 ゆびをふる以外に脳の無い僕にできること、できること…… ん? ゆびをふるしか脳が無い? 本当に? 「コロネ!圭一に体当たり」 わあ!?もう、こうなったらやるしかない!! 僕は、こなたに攻撃した。 僕の技「はたく」で。 完ッッッッッッッッッッッッ全に忘れていた。 僕の技は、ゆびをふる、だけじゃない。 はたく、うたう、おうふくビンタ。 覚えてから、一回も使ったことの無い技の数々。 あまりにも使わないから、覚えてることすら忘れてた。 というか、本当に忘れてないか心配になったが、この通り使えた。 「こ、こなたあ!」 初めてで、威力の加減すら出来なかった。 やっちまったあああああああああ!! 吹っ飛んだ、TASに蹴られたときみたいに、コナタが吹っ飛んだ! しかも油断してるところにモロ!やばい、死んでないよね! 「ぴ、ピッピ……」 ケケケケケケーイチ、は、判定は? 「せ、セーフ……」 気を失って、動かなくなったコナタと、苦しんでいるコロネを僕たちは町まで運んだ。 博之を待って、どれだけ経ったのか。 再び放送が始まった。 そして、声を聞いて私は狂いそうになる。 「真紅をジャンクにした奴……!」 nのフィールドまで入り込み、真紅を壊したピエロ。 「そう、ピエモンと言うのねぇ?」 たかが道化師が、お父様の作った最高の人形、ローゼンメイデンを破壊するなど、許されない。 それが、どれほど嫌いな姉妹だったとはいえ (……なんて、いつまでも嫌ってたのは、私だけかもしれないけどねぇ) それじゃ、哀れな脱落者の名前を読み上げようか―― いけない、動けないなら、せめてこういうことは聞いておかないと。 高町なのは いきなり、ティアナが探していた人の名前が呼ばれた。 とんでもない実力者だということだったが、つまりそれ以上に強い人間がいるのか。 (それとも、ティアナみたいな甘い人で、騙し討ちで死んだのかしらぁ?) その後も読み上げられていく。 永井 (えっ!?) けいこ (違った……けど、あの二人の母親……) 私から見ればお父様を失うのと同じこと。 (耐えられない……!) 長い時を姿を変えて生きるお父様が、死ぬなどありえない。 だが、万が一そんなことになったら、私たちは耐え切れない。 (あの二人、今頃――) ――永井浩二――サトシ 以上十四名が今回の脱落者だ (――――ながい、こう、じ?) 永井浩二?博之の兄? どうしようもなく不完全で……それでもたくさんの人に愛されていた? 「ほ、ほら、やっぱり。ふ、不完全で、た、戦いの場で生き残れるはずが……」 当然だ、あまりにも当然過ぎる。 なのに、なぜ 「馬鹿みたい、なんで私が泣いてるのかしらぁ?」 ああ、きっと博之が悲しんでるから、逆に感情でも流れてきたのだろう。 母と兄、両方一気に死んでしまったのだから―― 「――――あ」 塔に行ったのに、死んだのは浩二だけ? ティアナも、博之も呼ばれていない。 「まさか、まだ……戦っている?」 戦闘が、放送で区切り良く終わるなんて限らない。 たまたま、放送中は生きていて、その1秒後に死んでいても、読み上げられない。 「ひ、博之……!」 立ち上がるが、数歩歩いて、また倒れてしまう。 「まさか……一生治らない?これじゃあ、あの頃と同じ……」 初めて、真紅とあった頃を思い出す。 あの頃の私は、ローゼンメイデンですらなかった。 ローザミスティカも与えられなかったジャンク。 歩くことも、まともに出来なかったのを、優しく教えてくれたのは……真紅。 それは、ローゼンメイデンを名乗るジャンク人形への、哀れみに過ぎなかったのだけど 「……同じことを、雛苺にもしているのかと思ってたのだけど」 真紅は、変わった。 私同様の完全主義者だった真紅は変わり、雛苺を擁護していたのも、私の時とは違った。 「こっちは100万時間以上も恨んできたのに、眼鏡と出会って1万時間もしないで、反省するなんて……こっちが馬鹿みたぁい」 変われなかったのは、私。 お父様にローザミスティカを与えられてローゼンメイデン第1ドールになったのに。 長年恨みを持ち続けるような人形が、アリスになれるはずもないのに。 「……?」 自分で言ってて、何かおかしいと思った。 私はローゼンメイデン第1ドール…… でも、ローザミスティカが無かったのでローゼンメイデンじゃなかった。 真紅たちは、私より前からアリス・ゲームをやっていた。 初めから7体と決まってるのに、それじゃあ最初は6体しかない。 私は、お父様が認めてくれたからローザミスティカを貰ったのだと思う。 でも、それまでは6体で戦わせていたのだから、アリスなど決まらない。 まさか、まさかとは思う。あのお父様がそんなことをするはずが無い。 大ポカとか、私を完全に作った気でいたとか、そんな馬鹿な真似をするはずがない。 そんなことは絶対に無いと思うが、もしそうなら。 「お父様の、馬鹿乙……」 乳酸菌が足りないから、こんな変なことを考えるのだと、忘れることにした。 やはり、体がたまに自由に動かない。片手が無いため、その瞬間に倒れてしまう。 待とう。下手に動けば、博之の体力を吸ってしまうかもしれない。 そう思った矢先に 「よし、この家に運ぼう」 外から、知らない声が聞こえた。 (マズイわぁ……どこかに隠れないと) どこにだって隠れられるが、体が痺れクローゼットの中に這い上がることも出来ない。 何か、良い隠れ場所はと家の中を見回すと、部屋の隅にぬいぐるみがたくさん置いてある。 この中に紛れれば、となんとかもつれながら人形に混ざる。 (え……そ、そんな!?) そこで私は、ありえないほどの衝撃を受けた。 だって、隣に、私の隣にいたのは、私が誰よりも愛している…… 「ん……?」 ここは、どこだろう。 「痛ッ、なんでこんなところが痛いんだろ?」 記憶が曖昧で、頭がボーっとする。 「こなた、気がついたのか」 「あれ、圭ちゃん?私、なんでベッドに……」 それじゃ、哀れな脱落者の名前を読み上げようか―― 「あ……アアアアアアアア!」 かがみん、かがみんが……かがみんが!! 「お、落ち着けこなた!」 「落ち着いて?落ち着いてなんかいたら、かがみんが!」 「……もう、遅いんだ」 モウ オソインダ もう、死んでしまったのだから。 「私のせいだ……私が、チームをシャッフルしようなんて言ったから!」 「そうは思わない。あれは俺も正しいと思った。俺達の認識が、少し甘かったんだ」 どんなフォローをされたって、もうかがみは死んでしまった。 「つかさに……なんて言って謝ったら」 「こなただけの責任じゃねぇ!俺にも、誰にも責任はある!」 「でも!」 「どんなに責任を感じたって、生き返らないんだ!俺を庇った、ピカチュウも!」 ピカチュウ……でも、やっぱり私は…… 「あ……れ、コロネ?」 クッションの上で、コロネが弱弱しく丸まっている。 そうだ、さっき命令しても…… 私、使えないな、なんて酷いこと…… こんなに弱っていたコロネに、なんて言葉を吐き捨てたのか。 ちょっと格闘技をかじってるから、大男にだって素手なら負けないって思ってた。 でも、あのTASは恐ろしく強くて、殺されるかと本気で怖かった。 ただのオタクの私が、ここで生き残れるわけが無いんだ…… こなたは、終わっちまったのか? いいや、違うね。 終わらせることは簡単さだ。 だが、せっかくだから俺は困難な道を選ぶぜ! 生きてる以上、終わってしまうことなんて無い。 ちょっと火が消えかけてるだけさ。 そして、その火を燃え上がらせるのは、誰の仕事だ? 俺だろ、口先の魔術師、前原圭一! 「聞いてくれ、俺たちがあいつらに勝てない理由を」 「勝てない……理由?」 ちょっとだけ反応してくれた。 「俺たちが勝てないのは、あいつらに絶対の意志があるからだ」 「絶対の、意志?」 「あいつらの絶対の意志が、絶対の未来を俺たちに叩きつけてくる。 俺たちは、ただのガキだ。ただの人間だ。あんな奴らの意志に一人で勝てるわけが無い」 強い意志は運命を強固にする。 それに対して、俺達一人の意志では、あまりにも弱く、崩れやすい。 「絶対の未来を叩きつけてくるなら、俺たちはその未来を吹っ飛ばして運命を切り開く! 生き残った俺たち全員は、分かり合えないのかもしれない。 でも、きっと分かり合える人たちはいる。 後は、信じて疑わないだけだ。俺たちは、あいつらの未来を打ち破れるってな」 こなたの目は、まだ虚ろで……震えていた。 それでも、圭一は言葉を紡ぐ。 「だが、それでも勝てない。なにせ相手は人間とは思えないからな。 俺達の意志の力が、やっとあいつらに及んだところで、全てを打ち破るだけの力を、あいつらは、きっと持っている」 あのTASより、確実に強い。 自分で制御できない相手を、この場に呼ぶはずも無い。 「勝てるわけ……無いよ」 「諦めるなよ、泉こなた。俺たちは、生きてる。 こなた、なんであの時……ピカチュウは死んだんだと思う?」 「それは……あのTASっていうのが、凄く強くて……」 「違うな」 それはありえないと、否定する。 「なら、何だって言うのさ!」 「俺達の中に、勝利を信じられない奴がいたからだ」 ピッピの体が、ビクッと震える。 「初めの不意打ちを入れたって、俺達の力はTAS一人と互角だった。 ピカチュウは、最後の最期まで、TASに屈しなかった。 それでも、ピカチュウが死んだのは……きっと、俺達の意志があいつの意志に負けてたんだ」 ピッピは、もうこの場から逃げ出したかった。 ごめんなさいと謝って、この場から離れなかった。 「それでも、あいつに勝てたのは……土壇場で、みんなが信じてくれたからに違いない」 ピッピの体の震えが止まり、圭一を見つめる。 「こなたは、コロネに命令して、TASの動きを封じてくれた。ピッピは、あいつにトドメを刺してくれた。 奇跡は起きる、俺達の力で、意志で起こせるはずなんだ。 あの瞬間に、どっちかが何もしなかったら、少なくとも俺は死んでたよ」 突然、圭一が頭を深く下げる。 「ありがとう、こなた、ピッピ。俺を助けてくれて……本当にありがとう」 「なに言ってるのさ、圭ちゃん……「仲間」なんだもん、当然じゃん」 頭を上げた圭一に、こなたが胸に飛び込んできた。 「ごめん、ごめんなさい。仲間じゃないなんて言って、ごめんなさい、ごめんなさい……!」 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ああ、そうだった。あの時も、こんな風に泣いてたはずなのに。 「こなた、そりゃあこっちの台詞だ。仲間にごめんなさいなんて、二度も言わせるつもりはなかったのにな」 「二度、も?」 「……ああ」 正直、これは話すべきかと思ったが……伝えられるときに、伝えないと。 きっと、いつか後悔する。 「仲間じゃないって、言われて……思い出したことがあるんだ」 「思い出した、こと?」 「俺は、大きな間違いを犯したんだ。仲間を信じなかった、仲間を……敵だと思い込んだ」 それは、この世界に来る前の話だ。 俺は、都会から田舎の雛見沢村に引っ越してきた。 そこで、魅音、レナ、沙都子、梨花ちゃん……大事な仲間が出来た。 でも、雛見沢村には、よそ者を嫌うその土地の神様であるオヤシロ様のタタリ そう呼ばれる、不可解な殺人事件が何年も続いていた。 それを、レナは、魅音は……俺に隠していた。 「えっ、それって……気遣ってたんじゃないの?」 「ああ、そうだ。転校したての奴に、この村では殺人事件が横行してるなんて、どうして伝えないといけない?」 でも、俺は気付けなかった。 魅音は、その事件を裏で起こしているのではないかと言われる、園崎家の次期党首。 レナは、村を離れ、オヤシロ様のタタリにあったという、村に帰ってきた少女。 沙都子と梨花ちゃんの両親は、オヤシロ様のタタリの被害者…… そんな情報だけを聞いて、俺は……仲間の声を聞かなくなった。 そればかりか、俺自身がおかしくなった。 人の言葉を、自分の勝手な解釈をするようになり、ちょっと考えれば当然のことを 信じられない事だと恐れるようになった。 「狭い村で、俺がどこで何してたなんて、すぐわかるってのに……俺は村中が監視してるなんて思い込んだ」 風邪を引いたんだろうって、お見舞いに持ってきてくれたおはぎに、タバスコが入ってた。 それを、俺は舌の感じだけで、裁縫針が入ってたなんて、思い込んだ。 ちょっとした冗談だったのに。針なんて入ってるはずが無かったのに。 様子がおかしい俺を心配して、家まで来てくれたレナを、怪我させて追い返した。 「大雨の中、外で俺を怒らせたと、ごめんなさいごめんなさいと 泣いて謝るレナを………俺は、不気味だと、恐ろしいと、そう思いやがった」 沙都子の兄貴の、北条悟史って奴が、オヤシロ様のタタリで行方不明になっていた。 魅音たちの仲間で……去年まで、俺がいた場所にいた人間。 それを知って、みんなが俺を消そうとしてると思い込んで、金属バットを振り回して。 「隠し事をしたお前達は、仲間じゃない。そう言った」 それでも、皆は俺を心配して心配して……なのに 「俺を、本気で心配してくれたレナと魅音を……バットで殴り殺した」 唖然として聞いてるこなたとピッピの顔が、涙で見えなくなった。 「はは、何で泣いてんだ。自分から勝手に話しておいて、悪い」 信じられないはずだ。だって、レナも魅音も生きて参加してるんだから。 そもそも、ここに呼ばれる直前の俺の記憶でも、レナも魅音も生きている。 少なくとも、まだ誰もおかしくなっていない世界だったはずだ。 これは、二度と許されない所業。 この殺し合いに呼ばれたレナと魅音は、俺が殺した時間とは、きっと違う時間のレナと魅音だから。 誰も知るはずの無い、絶対に許されない罪…… 「圭ちゃんを、許すよ」 「こな、た?」 「慰めなんかじゃない。私は、それを「知ってる」よ、圭ちゃん」 そんなはずはない。だって、これは俺しか知りえない「ありえない別の世界」の話なのに? 「ごめん、でも……なんで知ってるのか、わからないんだ。 記憶がごちゃごちゃで、適当に言ってるようにしか聞こえないだろうけど…… 私は知ってるよ。圭ちゃんが、それを、その世界で悔いることなく死んでいったことを、 どれほど悔いているのかを」 それは、俺しか知らない、別の世界の愚かな俺の心理 俺は、その世界で死んだことなんて言ってないのに、俺が身勝手な考えを抱いたまま 死んだことを、何故知っているのか。 いや、そんなことを、どうでもよかった。 ただ、こなたの言葉は真実なのだと思えた。 曖昧だと自分で言って、それでも、こなたは自信をもって 「私は、その事件の当事者でもない、ただ知っているだけ。 それでも、それが何よりも凄い奇跡だって、私にはわかる。 この言葉も、何もかも、ゲームか何かの借り物だけど こんなオタクの私にも、圭ちゃんを許せる」 「……私を、信じて」 満面の笑顔で、俺の罪を、許してくれた。 ディパックから、ある物を取り出す。 かがみから託された、薬……雛見沢症候群治療薬。 「あ、まさか……」 きっと、そうなんだ。 これが、俺の狂った原因を治す薬。 手遅れだった俺を、救えたかもしれない薬。 あの時、俺は死んだけど、きっとこの日の為にチャンスを与えられたんだ。 「詩音は助けられなかったけど、まだ魅音とレナと富竹さんがいる。 俺の記憶じゃ、富竹さんは、俺と同じ症状で死んでるはずなんだ」 三人の誰かが、俺のようにおかしくなっているかもしれない。 「こなた、許してくれてありがとう。おかげで、俺は……罪を滅ぼす決意が出来たよ」 俺の罪は、俺と同じことになってしまった人を救って、本当に滅ぼせると思う。 「俺に、どれだけのことができるかわからない。でも、俺は命を賭けて戦う」 狂った俺に、バットで殴られても、俺を救おうと死ぬまで俺を止めようとしたレナ。 俺を元気付けようとしてくれたのに、それを勘違いして殺してしまった魅音。 そして、俺を庇って死んだ……ピカチュウ。 三人は、命を賭けてくれた。なら……俺も賭けないでどうする。 「私も、賭けるよ」 こなた? 「今更間に合わないかもしれない。どこかで、血を流して死に掛けてるのかも かがみを生き返らせるために、人を殺しちゃってるのかもわからない」 だけど、それでも助けたいと思うことが、全ての始まり。 「許されるなら、かがみんを、生き返らせたい。でも、それよりも……つかさを、助けないと」 「僕も、そう思います」 ピッピ……ピカチュウのほんやくコンニャクを食べたのか。 「このゲームに乗って、ピカチュウを生き返らせて、喜ぶはずが無い」 貴方は、他のみんなの死を引き換えに生き返ったなんて……嬉しいはずがない。 「それは……生き返らせた人しか喜ばないよ」 貴方を生き返らせるために、他の皆を殺しました。 大事な仲間も、貴方の妹も殺したけど大丈夫。 これから、生き返らせてあげるから。 それで、いったい誰が喜ぶ? 「ああ。そんなことは……たとえ、本当に生き返らせることができるとしても」 「許されない、ね。どんな願いも叶える万能の力を求めた英雄達がいた。 でも、その求めた物は、悪意でしか願いを叶えられない不完全な力だった…… ま、ゲームの話だけどね。悪い奴の力なんて、そんな物なんじゃないかな」 その言葉は嘘だ。こなたが、仲間を生き返らせたいように、俺もその思いはある。 「決め付けるには、まだ早いぜ。本当にそんなことができるなら、奴らをぶっ潰してから奪ってやるって手もあるんだ。」 まだ、何も諦める必要はない。 奴らが神に等しい存在なら、その神通力だけ頂いてやればいい。 そこに、ピッピが、何かを持ってきた。 デジヴァイス……そういえば、これの追跡機能は? 「今見ても、映らないんです。遠すぎると、映らないのかな?」 「それを、私にくれるの?」 「ぜひ貰ってください。カガミも、同じもの持ってたじゃないですか」 「ありがとう、ピッピ……」 こなたが、ピッピからデジヴァイスを受け取る。 その瞬間、デジヴァイス震え始める。 「な、何?」 「何だ?」 「ええ、な、何?」 「ちょっとぉ、なんなのぉ?」 デジヴァイスから、発生した進化の光。 その光の向かった先は、弱っているコロネ。 「コ、コロネ!?」 コロネの体が、サナギのような生き物へと姿を変える。 そればかりではない、そのサナギにひびが入る。 そして、中から美しい蝶が生まれた。 「に……二段階連続進化!?」 たしかに、そういう前例があるって聞いたことはある。 進化をキャンセルし続けたポケモンが、一気に進化するって話は。 苦しそうだったのは、進化を止めようとしていたから? でも、それを後押しするどころか、一気にもう一段階進化するなんて…… 「うわっ、凄いじゃんコロネ!断然強そうになったよ!」 だが、当のコロネは浮かない顔だ。 理由を聞いてみる……げ、マジで? 「なんか、コロネの本当のトレーナー。進化させない主義者らしいんです。 だから、進化したら帰っても捨てられるって、今まで進化を我慢してたらしいです」 ポケモンの進化キャンセルは、正規のポケモントレーナーにしか出来ない。 それを無理やり我慢するなんて、体に悪い影響しか与えない。 「ね、コロネ。私もコロネのトレーナーに事情を説明するよ。 それでも駄目だったらさ。コロネの面倒は、私が一生見てあげるよ」 どうやら、それで不安が無くなったらしい。コロネも元気に部屋を飛ぶ。 「かたくなるって防御アップ技と、ぎんいろのかぜって攻撃技が使えるようになったそうです」 へー、強くなったじゃんって言うコナタには悪いけど、実際はイマイチだ。 たいあたり、いとをはく、かたくなる、ぎんいろのかぜ ぎんいろのかぜは、休まずに使える回数は多くないし、そこまで強くないようだ まあ、ゆびをふる以外に攻撃手段の少ない僕の言えたことじゃないけど…… レベルが高くて、もう技を覚えられないバタフリーは、イマイチな能力だと思う。 わざマシンがあれば、問題ないのになぁ。 「ところで、そろそろ私も喋っていいかしらぁ?」 銀様はそろそろお怒りのご様子だった。 sm108:ヒゲ☆パチ 時系列順 sm109:最初の過ちをどうか(後編) sm108:ヒゲ☆パチ 投下順 sm109:最初の過ちをどうか(後編) sm89:friend 前原圭一 sm109:最初の過ちをどうか(後編) sm89:friend ピッピ sm109:最初の過ちをどうか(後編) sm89:friend 泉こなた sm109:最初の過ちをどうか(後編) sm94:愛媛のジャンク/凡人打開配信(後編) 水銀燈 sm109:最初の過ちをどうか(後編)
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大規模戦闘イベント「若き海賊ロジャーの過ち」 内容 開催予定期間:11月6日(火)~9日(金)、11月13日(火)~16日(金) 大規模戦闘イベントを前後編の二部構成にて開催します。NPC海賊“ロジャー”がビスケー湾を封鎖。 事態を重く見たフランス海軍は、航海者に協力を要請します。無名だった“ロジャー”が急激に力を付けたのは何か理由があるようです。 FifthLuna司令長官を筆頭にaQua勢にて海事イベント企画予定です。 本番ではFifthLuna司令長官にお願いしますが、下準備は RunaKooh作戦参謀の方で主に行いますのでよろしくお願いします。 平日なのでどこまで集まるか謎ですが・・・
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#blognavi 一夜の過ち。 誰も気付いてくれませんが、密かにダイエットに取り組んでいるんです。 そうです、3ケ月で4kgくらい減りました。 でも、でも。(クスン)一昨日の暑気払い。 料理が美味しかった。雰囲気が良かった。 最後の鍋なんかは、他の人は満腹であまり箸を運ばないのに一人で頑張っちゃいました。 明らかに食べすぎです。 その後の2次会(カラオケ)でもスイーツをガブガブ。 ポッキーをボリボリ。チョコレートをムシャムシャ。 かくして、アット言う間に2kgのリバウンド。 一夜にして、一月半の成果が雲散霧消。 (昨日も、after 5で抹茶アイスを少々。・・・懲りないタロウさん。) 「まあ、楽しく、美味しかったのだから良しとしよう。」と、自分に言い聞かせております。 カテゴリ [卓球] - trackback- 2006年07月17日 11 38 08 ドキッとするタイトルに惹かれますね。 -- Gonchan (2006-07-17 19 38 28) タロウと名乗っていますが、桃色三人娘の末娘のアタイはか弱い女の身。一夜の過ちを悔いて、ヨヨト泣き濡れているばかり。袖の乾く間も無し。 -- タロウさん実はハナコさん (2006-07-18 00 11 45) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/q-pitch/pages/117.html
医者も人間である以上、過ちを犯すこともある。 ①Humans are fallible and doctors are human. ②Humans make mistakes and doctors are human. 彼は20代の頃に麻薬に手を出していたが、それは若気の過ちだと言った。 He said he used drug in his twenties and it was a youthful indiscretion. 過ちを改むるに憚ることなかれ。 It’s never too late to mend your ways. *mend one’s ways *ことわざ
https://w.atwiki.jp/ottomanpress/pages/108.html
大規模戦闘イベント「若き海賊ロジャーの過ち」 商会艦隊組んでみんなでご褒美もらっちゃおう(゚∀゚) 大規模戦闘イベントを前後編の2部構成にて開催します。海賊“ロジャー”がビスケー湾を封鎖。事態を重く見たフランス海軍は、航海者に協力を要請します。無名だった“ロジャー”が急激に力を付けたのには何か理由があるようです…。 イベント開催日時:11月6日(火) 21:00 ~ 22:00頃、10日(土) 20:00 ~ 21:00頃 集合時間:上記日程開始30分前 集合場所:プリマス 海戦海域:北東大西洋、ビスケー湾 戦闘報酬受取り期間:後半戦終了後 ~11月27日(火) 定期メンテナンス開始時(10:30予定) 【6日前半戦】 参加予定者 choco、ぬる、83、シュヴァ、とーこ ペア艦隊 キャロル・リゴット艦隊 【10日後半戦】 参加予定者 choco、キャロ、ぬる、83、とーこ ペア艦隊 キャロル・リゴット艦隊 土曜日は20時からだーよ -- ぬる (2012-10-30 23 31 23) や、ほんとだww ありがとう -- グリエール (2012-10-31 04 31 25) ギリギリまで未定っす -- まり (2012-10-31 08 10 50) 火曜は間に合うかもっすごびもー!間に合うと信じて! -- 83 (2012-11-05 22 24 31) 6日出たいです、ギリギリになるかもですがボルドーに移動済みです(`・ω・´)ゞ -- シュヴァ (2012-11-05 23 14 40) 10日は法事のため欠席です(。・・) -- シュヴァ (2012-11-05 23 15 56) ともにでます -- ぺこ (2012-11-06 01 05 56) 6日は間に合いそうにありません。 -- 55 (2012-11-06 08 29 10) 間に合いそうなら、参加します~^^ -- クレア (2012-11-06 10 26 28) 参加シマス -- シュウ (2012-11-06 15 36 07) 金曜と土曜日の夜はINできません、実家帰る~(*´ω`)日曜に戻ります♪ -- シュヴァ (2012-11-09 19 00 30) 後半戦も参加でー -- ジョシュア (2012-11-10 02 10 39) 名前 コメント
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元ネタ:Z・刻をこえて(機動戦士Ζガンダム 鮎川麻弥) 作:ヤジタリウス 今は凸れない そんなサレ夫だけど あきらめはしない もう覚悟したから 燃えるこの怒り 汚嫁を照らし 色鮮やかに 罪と嘘をあばく Cring 今は悲しくとも Winning 僕は乗り越えるさ I wanna comeover you No truth in your heart 暗いこの部屋 窓も閉め切り とても虚ろに 灯り揺れても そこに残った 勇気取り出し Fighting against Puddin beyond the hard time from now 裏切りに耐える サレの姿見れば 嫁の過ちを 知ることもあるさ 今を見るだけで 憐れむのやめて 自分を愛し 信じていたいから Cring 今は悲しくとも Winning 僕は乗り越えるさ I wanna comeover you No truth in your heart 心欺き 言葉繕い 嫁が残した 熱い怒りを この手の平で 叩きつけよう Fighting against Puddin beyond the hard time from now Cring 今は悲しくとも Winning 僕は乗り越えるさ I wanna comeover you No truth in your heart 涙乾いて 顔を上げたら 痛み癒して 寂しさ置いて 歩いて行けると 信じているから Fighting against Puddin beyond the hard time from now 検索タグ アニメ ガンダムシリーズ フルコーラス ヤジタリウス 不倫サレ メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト