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摩天楼の死兆星 ◆TJ9qoWuqvA 仮面ライダー・本郷猛は改造人間である。 彼を改造したショッカーは世界制服を企む悪の秘密結社であった。 仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦ったのである。 そして現在…… 夜空の下、必死で駆け抜ける男女が一組。 黒い癖の強い黒髪。気合の入った眉毛の下は穏やかな瞳を携えている。 顔の輪郭はやや太く、無骨な印象を与えている。 黒いレザージャケットに包まれた肉体はたくましかった。しかし、所々血が滲んでおり、激闘を繰り広げた後だというのが分かる。 彼の名は本郷猛。人類の自由を守る決意を改造人間で最初にした、仮面ライダー一号である。 その隣には肩に届くほど長い髪をなびかせる少女がいた。 彼女の整えられた眉の下の釣り目は恐怖の色が浮かび、本来の気の強さはなりを潜めている。 白い肌には玉のような汗を浮かばせ、いつもなら透き通る声を紡いでいただろう小さな口は、息を切らせ喘いでいた。 彼女の名は桂ヒナギク。白皇学園の生徒会長である。 彼女たちは林を抜け、大通りを横切り、民家が並ぶ住宅街を進む。 人の気配のしない、不気味な街を駆ける。街灯が点いていることが、人のいないことを強調しており、いっそう心細くしている。 何度繰り返したか分からないが、ヒナギクは後方を振り返る。いきなり後ろから斬りつけられるんじゃないかと恐怖に襲われているのだ。 大通りを横切ってまで開けた場所を避けている。小五郎が死んだであろう事実はヒナギクの心を確実に蝕んでいた。 やがて、二人は足を止める。二人の前に、川があった。 (冗談じゃない……) ヒナギクがそう考えるのも無理はない。後ろには殺戮者がいるのだ。 迂回して橋を見つけるために時間を食い、追いつかれれば命はない。 知らず、彼女の身体は震えていた。 「大丈夫だ」 優しい声をかける隣の本郷に、振り返る。 彼は穏やかな瞳で見つめ、突如ヒナギクを抱え始めた。所謂お姫様抱っこという奴である。 「ちょ、ちょっと。本郷さん」 今の状況を数秒忘れ、彼女はうろたえた声を上げる。それほど恥ずかしいのである。 「変身」 本郷が短く告げ、その姿を変える。 鋼鉄の仮面は明るい緑色で彩られている。目の位置に値するところには、赤くて丸い複眼があった。 瞳の下には黒い涙のような大きい窪み、昆虫のような二つの触角を持っている。 口から顎にかけては銀のクラッシャーに覆われており、首の紅いマフラーが夜風になびいていた。 黒いスーツに白のグローブに包まれた腕がヒナギクを抱えなおし、胸部の緑色のアーマーから血の匂いがした。 やがて仮面ライダーは地面を勢いよく蹴り、ヒナギクの視界が大幅に揺れる。 「え? ちょ、まさか……」 川の淵に仮面ライダーの足が僅かにかかったとき、ヒナギクは身体が激しく下に押しつけられる感覚を叩きつけられた。 一秒ぐらいすると、叩きつけられる感覚はなくなり、一瞬停滞して身体が浮遊感に包まれる。 だが、今度は身体が浮き上がる感覚が襲い、激しい落下感に気分が悪くなる。 ほとんど音もなく仮面ライダーが着地した。衝撃は彼が逃がしたのだろう。 しかし、吐き気は容赦なく彼女を襲う。 「ウプゥ……」 「すまない。だが、これで川は越え……」 「あの、大丈夫ですか?」 可愛らしい声がかけられ、二人が顔を上げる。 そこには、天を仰ぎながら額に手を当てる学生服の男と、こちらを心配そうに見つめる小柄な少女がいた。 □ 「これでよしっと」 マンションの一室で野太い声の男が、外見に似つかわしくない手さばきで本郷の傷口を縫合していく。 その間、麻酔無しの処置にうめき声一つ上げない本郷の強さに感心する。 彼は出会ったときの異形の姿をしていない。声をかけられた時点で人の姿へと戻ったのだ。 その不思議な光景に声をかけたつかさはため息をついて、自分は目を瞠った。 余りにも不思議な光景。怪我しているのを目敏く見つけ、例のマンションで処置をすることに決めたのだ。 少女を連れているならゲームに乗っている様子は無いと判断する。もう少し様子を見たかったのだが、つかさが無防備に声をかけていたのだ。 彼女に気をつけておくべきだった。もし、話に聞いた二人を襲った人物が近くにいたら、自分たちも巻き込まれてしまう。 冷たいようだが、生き残る確率は僅かでも上げといて損はない。 ゲームに乗った人間だけでなく、ゲームに乗った人間に追われている人物に警戒するのは当然である。 だが、彼女はそれを気にする気もないだろう。 「ありがとう。おかげでだいぶ楽になった」 「どういたしまして。それにしても妙な手術跡があるが、兄ちゃんが改造人間ね……」 「疑う気?」 「いや、姉ちゃん、疑っちゃいねえさ。なんせ俺が生き返っている事実がある。 改造人間の一人や二人いてもおかしくはない」 「改造人間か。こなちゃんがいたら喜びそう。ゲームや漫画みたいに本物の正義の味方がいた!って感じで」 その場には和やかな空気が流れている。 余り慣れない空気に若干戸惑いながら、川田は巡り合わせのよさに感謝した。 (駅に向かう前にタバコや使える物を探していたら改造人間を味方につけれるとは、俺は運がいい。 こりゃあ主催者にカウンターパンチをかますのも夢じゃないな) 目的のタバコはコンビニで見つけ、薬などを薬局で手に入れた。できればパソコンなどないか探したが、さすがに高望みをしすぎたらしい。 それにしてもと考え、本郷を見つめる。本郷の身のこなしは明らかに修羅場を潜り抜けたそれである。 その証拠にこのマンションに戻る途中、つかさに声をかけた事を嗜めていた。このくそったれなゲームを正しく認識しているということだ。 おまけに常人を超える力を持ち、七原のように正義に燃えている。これほど味方につけ甲斐のある相手も珍しい。 「とりあえず、しばらく休んでから駅に向かいたいんだが、あんたたちはどうする?」 「彼女たちを連れて向かってくれ。俺は別行動をしよう」 「! どういうことですか? 本郷さん。まさか……」 「あの場に戻って確かめたいことがある。ヒナギクちゃんも聞いたと思うが、俺はあの轟音に覚えがある」 「本当に?」 「ああ。あの音は俺と同じ改造人間、そして人類の敵のバダンの手先、三影が放った音に違いない」 本郷の言葉に沈黙が訪れた。正義に燃える改造人間とは対照的な悪の改造人間もいる現実に、少女二人が打ちのめされているからだ。 「で、でもあの場には刃を持っている変態神父が……」 「奴も放っては置けない。多くの無力な人を守るために、奴は俺の手で倒す」 静かに告げ、揺るがぬ決意を示す。七原といい、正義といっている奴は頑固だと思い、川田はため息をついた。 この本郷は一人で行かせれば守るために戦い続けるだろう。例え己の身が滅んでも。 なまじ力があり、覚悟があるだけ説得も難しい。どうしたものかと思考しているとき、身体を震わせていたヒナギクが勢いよく立ち上がった。 「ふざけないで! 一人であんな危険な場所行かせないんだから! どうしてもいくって言うなら、私もいく!」 「駄目だ! それは危険だ! 君だって怖がっていただろ!?」 「怖がっていた? 誰がよ! 私は微塵も怖くないんだから!」 言いながらヒナギクは豊かでない胸を張る。どうやら気が強く、負けず嫌いであるらしい。 「私も……本郷さんを一人で行かせたくない。川田くん、駅は後回しにして本郷さんの用事を確かめてからにしないかな?」 本郷の身を案じてだろう。つかさが心配そうに問いかけてきた。 正直言うなら、本郷を一人で向かわせるのが正解だ。合流の手段を用意して、本郷が生きていれば儲けもの、死んでもこちらの生存率は変わらない。 冷たいが、この殺し合いにおいては正解に限りなく近い答えだ。 だがそれは、正しいだけでしかない。七原のいない今、正しい答えを導き出す自分と、他人を心配する自分を持って動かなければならない。 幸い、七原や中川ののようなお人好しの『心』の方針は二人いる。 だからここで導き出す自分の答えは…… 「本郷さん。あんたは俺たちと一緒に、その三影って奴がいるかどうか確かめに行くぜ。 電車で移動するのはその後でいい」 「川田くん! 何を言っているんだ!? 危険なのは君なら分かるだろ!」 「このくそったれなゲーム、安全な場所なんざないさ。だったら、男二人で女を守って移動すればいい。 俺にはこいつがあるしな」 「あら? 誰が守ってもらうって言ったかしら? 私も戦えるのよ」 銃を構える川田に対し、ヒナギクもボーガンを構える。 不敵に武器を構える二人に本郷が焦っている。川田はその気持ちも分からなくは無い。 しかし、物知り顔で無理だの無茶だの言われるのは、結構腹が立つ。あのときの自分に諭されていた七原も、こんな気持ちだっただろう。 「じゃあ決まりね。三人で柊さんを守る。いい?」 「えーと、私だけ何もしないってわけには……そうだ! 料理を作るから、少し待って」 彼女の言葉に、本郷を含めた全員が笑みを浮かべた。 和やかな空気が再び訪れる。人を穏やかにする才能、柊つかさは中川典子と同じ才能を持っていたのだ。 ベランダにてタバコを吹かす川田。室内は禁煙だ。 肺に煙を満たし、心地よい陶酔感を味わう。ベランダの戸が開き、本郷が現れた。 「まだ十六なのだろう? タバコを吸うのは感心しない」 「見逃してくれよ。こいつがないとどうも落ち着かなくてね」 「一日一本だ。成長期なんだからな」 本郷の物言いにキョトンとして、つい噴出す。 「今おかしいこと言ったか?」 「ああ言ったぜ。まさか親父と同じこと言うなんて、思ってもみなかった」 ククッと目尻に涙を溜めて川田は笑い続けた。 ひとしきり笑い終わると、本郷にタバコの箱を向ける。 「一本どうだい?」 「いや、俺はタバコをやらないんだ。子供と接する機会が多かったからな」 「そうかい。そりゃ仕方ないな」 タバコをしまいながら、本郷の話を思い出す。 悪と戦う正義の戦士たちの話。この殺し合いにも本郷と同じ戦士がもう一人いるらしい。 熱血正義馬鹿の七原が聞いたら喜びそうな話だ。そしてこういうに違いない。 『俺も一緒に悪の組織と戦わせてください!!』 …………川田は何故か目眩をしたように感じた。 だが話はそう単純じゃないだろう。本郷は自分たちの国のTVのヒーローのように間違わない正義を掲げてはいない。 さらに、正義の味方にしては影を背負いすぎる。顔にある手術痕は醜かった。 川田は本郷が受けた哀しみを知らない。だが医者の息子であった彼は、本郷の身体にある無数の傷跡にその凄まじさを感じていた。 だからだろうか? ベランダを見下ろす背中が、ガタイのいい川田でも見惚れるほど広く感じたのは。 口だけでない本物の正義。それを垣間見た気がした。 沈黙が二人の男に訪れた。風が吹き、星が瞬く。 光のない街並みは夜に慣れた瞳でも何も写さなかった。 良い匂いがしてきた。料理が出来上がってきたのだろう。 「……やはり、一本もらおうか」 本郷に笑みを浮かべて、再度タバコを差し出す。自分のタバコの火で、本郷のタバコに火をつける。 「満足したら戻ってこいよ」 「ああ」 ベランダのの戸を開け、タバコの火を消して川田は中へと入っていった。 「あれ? 本郷さんは?」 「一人で大人の時間をお楽しみさ」 「大人の時間って……大人しそうな顔をして……」 「……多分桂さんが考えているようなことじゃないと思うぞ」 「!? じょ、冗談よ!」 「? ヒナちゃんの考えていることって?」 「き、気にしなくていいのよ! つかさ!」 「ヒナちゃん?」 「ヒナギクだからヒナちゃん。料理作っている時にそう呼ぶことにしたの」 「へぇ~」 川田がニヤニヤとヒナギクをからかうような目で見つめる。頭を本気ではたかれ、両手を上げて降参の意を示す。 ヒナギクが絶対後で仕返しをしてやると呟いてるのが耳に入り、おお、怖いと返す。 くだらないやり取りをして本郷を待っているうちに、並べられた料理が熱を失っていく。 「……本郷さん遅いね」 「ちょっと見てくる。さすがに三階から飛び降りようとは思わないだろ」 言いながらベランダに出ると、一枚の紙が風でなぶられていた。 本郷の姿はない。 「!? あの人は……!」 怒り、乱暴にメモが記された紙を毟り取る。 【川田くん。すまない。君たちを危険な身に遭わせるわけにはいかないんだ。あの二人を頼む】 短く書かれた綺麗な字。その紙をクシャッと潰して乱暴に室内へと戻った。 「どうしたの? 川田くん?」 「本郷さんが先走りやがった!」 「本郷さんっ!」 ヒナギクが怒りを示している。当然だ。 銃を構え、二人に顔を向ける。 「すぐに連れ戻してくるから、二人は待っていてくれ!」 「いいえ、川田くん。あなたこそつかさを守っていて。もともと本郷さんは私と一緒だったんだから、私が追いかける!」 二人が言い争っていると、プラスチックの容器に料理を収めるつかさが眼に入った。 「二人とも、私も追いかける。何もできないかもしれないけど、この料理はこの四人で食べたい!」 「つかさ……」 「OK。俺たちは運命共同体、生き残る為には周りを警戒して本郷さんを見つけ出す。いいな!」 頷く二人。銃を構えて出発の準備を整える。 川田は熱くなっている自分に少し皮肉の笑みを浮かべた。 (まったく。お前に影響されすぎだろ。なあ、七原) しかし歩みを止めるわけがない。川田は少し、本郷に惹かれていた。 余談だが、このときの柊つかさの勇気を振り絞った決意は、友達との再会を引き伸ばしてしまった。 電車を使い、繁華街の駅で止まればこなたに再会できたかもしれなかった。 だが、正義の味方との邂逅は、皮肉にも再会を邪魔してしまった。 その結果がどうなるか、この先の放送だけが知っていた。 それが一回目であるか、二回目であるか、あるいはつかさの死であるかは、誰も知らない。 □ 先程の道を仮面ライダーは駆け抜ける。 やがて川が見え、跳躍して飛び越えた。 闇を睨みつけ、変身をとく。 (すまない。俺は一人でも守りたい。……それだけでいいんだ) 天を仰ぎ、星を見つめる。彼の頭上には北斗七星があった。 (北斗七星の隣に星が。あんな星はあったのか?) だが疑問を浮かべている暇もない。 本郷は考え直し、また街を駆け抜ける。 その星が、拳王との出会いを示しているのか、彼の死を示しているのか、後の物語だけが知っていた。 【G-4、西南部/一日目 早朝】 【本郷猛@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:傷の手当ては完了している。疲労(小) [装備]:無し [道具]:無し [思考] 基本:弱者を保護するが、襲ってくるものには容赦しない 1:轟音の正体を確かめる(三影ではと思っています) 2:アンデルセンを倒す(場合によっては殺すのもやむえない) 3:村雨との合流、三影の阻止(場合によっては破壊) [備考] ※ 参戦時期はコミックス7巻(第二十八話)です 【F-5、マンション/一日目 早朝】 【桂ヒナギク@ハヤテのごとく!】 [状態]:傷の手当ては完了している。 [装備]:ボウガン@北斗の拳 [道具]:支給品一式。ボウガンの矢19@北斗の拳 [思考] 基本:ハヤテ達との合流 1:本郷を追いかけ、合流。 2:本郷に説教。 3:合流後本郷の疑問の解消。後に電車で移動。 4:川田に仕返し。 [備考] ※ 小五郎の生存を絶望視しています ヒナギクが聞いた轟音の正体は、三影の大砲の音です 参戦時期はサンデーコミックス9巻の最終話からです 桂ヒナギクのデイパック(不明支給品1~3品)は【H-4 林】のどこかに落ちています ロードローラー@ジョジョの奇妙な冒険と捕獲網@グラップラー刃牙は【H-4 林】に落ちています 【川田章吾@BATTLE ROYALE】 [状態]健康 [装備]マイクロウージー(9ミリパラベラム弾32/32)、予備マガジン6、ジッポーライター、バードコール@BATTLE ROYALE [道具]支給品一式、チョココロネ(残り5つ)@らき☆すた、文化包丁、救急箱、裁縫道具(針や糸など) ツールセット、ステンレス製の鍋、ガスコンロ、缶詰やレトルトといった食料品。 薬局で手に入れた薬(救急箱に入っていない物を補充&予備) マイルドセブン(二本消費) [思考・行動] 基本行動方針:ゲームに乗っていない参加者を一人でも多く救出し、最後は主催者にカウンターパンチ 1:本郷と合流。 2:合流後本郷の疑問の解消。 3:S8の駅から地下鉄で繁華街へ向かう 4:つかさの姉や友人を探すのに協力する。 5:ゲームに乗っている参加者と遭遇した場合は容赦なく殺す 参戦時期:原作で死亡した直後 [備考] 桐山和雄の動きを警戒しています 桐山や杉村たちも自分と同じく原作世界死後からの参戦だと思っています つかさには過去に2回プログラムに参加していること、首輪解除技能やハッキング技術を会得していることなどは話していません。医者の息子であることは話しています。 【柊つかさ@らき☆すた】 [状態]健康 [装備]なし [道具]支給品一式、ホーリーの制服@スクライド、ターボエンジン付きスケボー @名探偵コナン [思考・行動] 基本行動方針:ゲームには絶対に乗らない 1:本郷と合流。 2:合流後本郷の疑問の解消。 3:その後、S8の駅から地下鉄で繁華街へ向かう 4:お姉ちゃんやこなちゃんたちと合流したい [備考] 川田、本郷、ヒナギクを完全に信用しています 049 上がれ!戦いの幕 投下順 051 鬼と戦士と喧嘩師 048 主のために♪ 時系列順 051 鬼と戦士と喧嘩師 033 出動!バルスカ神父 本郷猛 053 アンデルセンは二度死ぬ!! 仮面ライダー最後の日!! 俺の名は――― 033 出動!バルスカ神父 桂ヒナギク 079 Blue sky 028 鳥の歌に導かれて 川田章吾 079 Blue sky 028 鳥の歌に導かれて 柊つかさ 079 Blue sky
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689 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/21(水) 16 06 56 [ p3c8vj4. ] 「星が綺麗ね、蓮子」 「そうね、メリー」 「最近、前は見えなかった星が見えるようになってきたのよ」 「夜空を眺めると視力は良くなるわよ」 「たとえばほら・・・北斗七星のミザールの伴星も見えるようになったわ」 「私には見えないわ」 「え?」 「メリー、それは死兆星よ」 「蓮・・子?」 「あなた死ぬわ」 「え・・・え!?」 697 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/21(水) 19 16 09 [ vp6xRQ6M ] 689からはこう続くんだなw ゆあ、SHOCK! ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- "// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___ , ,nイk___,// ヽ, , ヽ_rゝゝ- ー ,.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー "___,,.ィ ! ハ、、__イヽ、イ r ⌒ r´γ /__i_. i / V___ハ ゝ 〈_,.イ イ ,ィ´,.ー,` レ´ ,-,`!ヽ! ハ O i i .レイl ト i ト } ! ハ/ヽ( 。 | 。o i゜`,, ー ー ,,゜io 〉。 o .〉 ! ) l , ,.-─┐ 从 ( o i /〈 lヽ,. !´ ̄ヽ! ,.イノ Yヽ、 ノ イ /ヽ、| .i>、` ___,,..イ /_ハ,.--、 , ) i,.-ハ/ ゝ、__ 7 iゝノヽi ヽ./ , ヽ、 i / ./ 〈 ノ i ヽ、`} n {_,.イヽ(ゝ/ / i ハ !/ } {、 Y Y} {〈 .!ヽ/__/ / ! 〈 ハゝ 〉 `ー´ ハィ ゝ、ニニ`ン / iヽ/ヽ/ヽ/ゝイ /´ ̄ヽ, V i`ー--ン´ 700 名前:勝手に689をマジ方向に繋げてみるテスツ 投稿日:2007/02/22(木) 06 14 43 [ pjMt4iCc ] 「蓮子! 私が死ぬってどういうことよ!!」 「……『北斗の闘士』の物語、知らない?」 「そんなコトより、どういう事なの……説明してよ!!」 「落ち着きなさい、メリー……落ち着いて聞いて」 「…………」 「この物語の中に度々出てくるのがメリーが見つけた『死兆星』よ」 「…………」 「この星を見た人は近い将来……1年以内だったかしら……に、死ぬ」 「……それで? 私は死ぬんでしょう? そんな話して、どういうつもり!?」 「最後まで話を聞いて。ひとつ、例外もあるの……」 「……教えて。 できることならば何だってする!!」 「メリー……」 「私を、殺しなさい……」 701 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/22(木) 06 26 23 [ pjMt4iCc ] 「ちょ、それは本気で言ってるの? できるワケがないじゃない!!」 「だけど、方法はそれしかないわ」 「……『死兆』の運命は、近しい人の死で相殺できる、と取れる描写があるの」 「…………それで、蓮子は殺されていいなんて考えているのかしら?」 「メリーになら殺されてもいい……それくらい、大好きだから」 「………………バカ……」 「でも、やっぱり私に蓮子は殺せない……蓮子のいない世界なんて、死んだほうがマシよ」 「いいの? 死ぬわよ?」 「……私には境界が見える。 いつか操れるようになるかも知れない」 「遅すぎるかも知れない。先に死んじゃうかもしれない…………でも」 「……最期まで、蓮子と一緒にいたいの!!」 702 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/22(木) 06 42 21 [ pjMt4iCc ] それから1年。結局何事もなかったかのように過ぎ去った…… 相変わらず『死兆星』は消えず、不安も残ってはいたが、平凡な日々が続いていた。 ある日、メリーは眠れなかった。ふと、夜空を見上げてみる………… 「!!? 『死兆星』が……消えた!? まさか、蓮子に何か……?」 急いで蓮子に連絡を入れようとする……が、通じない。 眠っているだけかもしれない。そう思い、蓮子の家へ…………しかし、何か様子がおかしい。 「あら、メリーさん……その……蓮子を見なかったかしら? まだ大学から戻ってないのよ」 そんなバカな……私と蓮子は、確かに一緒に帰ってきたのに………… 事故ならば、ここまで来るのに気がついたハズである。 そして、蓮子が家に帰らない理由は……何ひとつ、ない。 「今、警察にも連絡を入れたんだけど……メリーさんも探してもらえるかしら……」 703 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/02/22(木) 07 08 35 [ FSjZqHH6 ] 思い当たるところ、ひたすらに駆け回った。 もう真夜中。人通りもない。 数時間後、あの日語り合った場所で…… ……境界を見つけた………… これで、ひとつの確信を抱いた。この先に――― 境界を越えようとしたとき、聞き覚えのある声が…… 『メリー、その境界は越えちゃダメ……』 「蓮子! どこにいるの!?」 『その境界の先……だけど、もう私はいない』 『…………情けないなぁ……急に境界に飲み込まれて』 『……食べられちゃった。 今は冥界、あの世から特別に喋らせて貰ってるの』 信じられるハズもなかった。蓮子が―――もう死んでいるなんて 『ここの主が私たちの事知っててねぇ……結界暴きがバレてたみたい』 なんでそんなにおどけて……まるで誘っているかのよう 『…………来るのね。止めてもムダだと思ったけど』 嘘。どう聞いたって、誘ってる…… そして、意を決して……飛び込んだ。 『……悠久の幻想を彷徨う、マエリベリー・ハーンに幸あれ』 704 名前:後書き? 投稿日:2007/02/22(木) 07 14 45 [ FSjZqHH6 ] ……ごめんなさい、書いているうちにスレ違いっぽくなりました。 やっぱり即興で書いちゃダメですね……全然いぢめてないし。 >近しい人の死で相殺 レイの死とマミヤ辺りからのご都合解釈です…… 境界に飛び込んだメリーの運命は……各人の想像にお任せします。 最後の一行は……後から見直すと意味不明orz とりあえず、スレ汚し失礼しました。 あと、 689氏、勝手に使ってゴメンナサイ。
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1スレ目 557殿 1(`・ω・´) 昌景「今日は重臣会議じゃ」 彡`Д´ミ信房「少なくとも3年は領国を守らねばなるまい」 (’ー’*)昌信「甲斐、信濃、上野、駿河それに遠州…大きくなりすぎた領国は 保持するのも大仕事ですね」 昌豊「おーい、みんな!遅れて申し訳ないお!」 (`・ω・´) 昌景「お、修理が来た様じゃ」 会合の間に入ってきた昌豊の形相は鬼のようであった。 ,,,,-―'' ''゛ー-、_, ,-''" ヽ ,-―――-, / ^ii~. ! l ぶーん } i ,テ--、_ _. 、_八._ , _,,.-‐r´ ..l `y-――-´ l '、 ● ) ( ● ,`. l i `''"`' ノ ヽ `''"^'' ! i Y. l l (. 人. ) i ゝ `ー‐' '~‐‐´ (0ω0)彡0Д0ミ(0ー0*)「………」 昌豊の形相に一同は呆然とした。 (`・ω・´) 昌景「どっ、どうしたのだ修理!」 ( ^ω^) 昌豊「何でもないお。」 その後、会合の間に長坂釣閑、原昌胤、小山田信茂らが入室し重臣会議は始まった。 2会合の進行役は両職である昌景と原昌胤が行う。 だが、昌景らの願いもむなしく武田家は強硬政策を進めることに決まった。 丶´`A´` 長坂釣閑「勝頼様が織田・徳川を討とうとおっしゃっておるのじゃ。 我らはそれに従うべきであろう?」 彡`Д´ミ信房「しかし、先代様の遺言では三年は事を起こすなと…」 丶´`A´` 長坂「だまらっしゃい!」 勝頼の守役を務めた釣閑斎の権力は絶大なものになっていた。 その時、沈黙を保っていた昌豊が叫んだ。 ( ^ω^) 昌豊「釣閑!いいかげんにするお!」 普段温厚な昌豊の一喝に釣閑はひるんだ。 ( ^ω^) 昌豊「お前が訴訟の際に賄賂を受け取り、私服を肥やしてるのは 知ってるお!貴様は鐘をついて奸人にならぬと誓うがいいお!」 丶´`A´` 長坂「黙れ黙れ!この百姓め!」 昌豊の家柄は釣閑にしてみれば百姓同然のものであった。 3昌景は、会合前の昌豊の形相がこのためだったのかと悟った。 釣閑の不正を咎める為の決死の表情だったことを。 「百姓め」の発言に昌豊は床を踏み鳴らして立ち上がった。 r'"⌒ヽ _,,r,'-ュヽ ビ リ / ^ω^ \ ,イ彡く,-‐' ゙i, __,,, -―,ァ''"くJ( ゞア´`ゝニ'ィ,〉 , f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、 /lトィヘ ノ ニ、゙リ ,..,, ``''ヽ,,, ''"´ ゙''ヾミ,r/ .l . し′ ,ィテ'J´,,.. ;;゙i, ,;,, ;;; ,,;; ,frア .l . ヾ リ . . .{'" ,ィト. ';;;;;;;;;;;' ,!;V . .ノ . . . (※編集注:修理のこれより下が文字化けするのでどなたか修正お願いします)4 百 姓 な め る と ひ ど い め に あ う お 年 貢 お さ,r'"⌒ヽ め な い お /^ω^ \ , .-‐- くJ( ゝ-rr- 、、 /Y ,r 、 `ー r'"^〃 、 つヒヽ ,ノ '^` i! =テミ i' 天ニ ミ、 ='"^ヾ } ,/ ''=''" ノ-‐'ヾ-人,,__ノnm、'' ;;,, イ i! ,∠-―-、、 `ー'フヾ、 j f'´ ノし `丶、 ー=ミ-JE=- / ヾ=ニ- 彡^ 〃 ,,>、、`''ー- ,,_,,ノ ``ー--┬ , ''"~´フ ソ´`7'' ''"´ ,に (`゙゙´ノ f^ヽ ,ハ ,ィ' ,;-ゝ、 /ミ`ーt!,_,ィ-‐彡''"^ヽ / ヾ r''" ぃ ;} l t / ノ / l! `'T7′ / / 昌豊の強靭な肉体があらわになった。釣閑は釣閑で刀を抜こうとしている。 会合は一気に修羅場となった。 (`・ω・´) 昌景「おやめなされ!御二方!」 昌豊は信房、昌信のふたりに羽交い絞めされ、釣閑は原昌胤が押さえた。 昌景は二人の間に入り、両方をなだめる。 会合はそれで終わった。 5会合後、昌景らは外に出た。 彡`Д´ミ信房「まったく、驚いたぞ修理」 (`・ω・´) 昌景「その通りじゃ」 ( ^ω^) 昌豊「ごめんお。どうしても釣閑が許せなかったんだお」 (’ー’*)昌信「しかし、お館が亡くなられて、すぐこれではこの先不安ですね」 (`・ω・´) 昌景「お館か…」 昌景は天を仰いだ。空には沢山の星がきらめいている。 彡`Д´ミ信房「今宵は星がよう見えるなあ」 (`・ω・´) 昌景「まことじゃ。北斗七星の脇の小さな星までくっきり見える」 _ / /.∧.∧ ☆ / //..//../ ☆ ./ /..|/|/ ☆ |  ̄ ̄./ _ /| ..| ..| ̄ ̄ \\ // ☆ | ..|  ̄ // ..|/ .// ☆ |/ ☆ ∧ ☆ <死> ∨←コレ ( ^ω^) 昌豊「きれいだおw」 (’ー’*)昌信(そんな星見えませんが…私も眼が弱くなりましたかな?) つづく 明智城攻めへ
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超弩級戦艦『死国』内。 同性愛者二人以外の超人血盟軍たちを送り込んだ後から、今回の話は始まる。 艦内の一角、そこは緑間とMEIKOたちが激戦を繰り広げた場所でもある。 その場所に、市街地に出かけている熱斗たち、ムギちゃん、祐一郎さん、AIのデューオ、悪魔将軍、春香と優、シグナムを除いた拳王軍全員が集まっていた。 「そんな……デュークが……!」 「ハクメンよ、メイちゃんよ、うぬらの話は本当なのか?」 「全て事実だ」 「緑間の奴が突然狂ってデュークを殺したんだ! 手遅れだった緑間はアタシがぶち殺したが……奴がこうなったのも全部黒幕と主催共の仕業だ、皆殺しにしてやる!」 ハクメンとMEIKOから伝えられたデュークの死と、緑間の突然の暴走。 その事実はラオウ率いる猛者揃いの拳王軍すらショックを受けていた。 特にデュークとは親友であった平等院は、これを悲しまずにはいられなかった。 「いつまでも二人の死体を艦内に置いていくわけにはいくまい」 「放置すると艦内で疫病が発生する恐れがある。残酷なようだが、二人の死体は水葬しよう」 進言したのは戦場で多くの死を見てきたドイツ軍人のシュトロハイムとアドラー。 水葬と言えば聞こえがいいが、ようは海に死体を捨てていくということだ。 しかし、放っておくと傷んだ死体が病魔が呼び寄せ、拳王軍に害を及ぼすのも事実であった。 「……」 「平等院、辛いだろうがわかってくれ」 「……わかった。俺がやるべきことはいつまでも友の死に感傷にすることではない。 デュークができなかった分まで、主催と黒幕を滅ぼすことだ……!」 悲しみを振り払い、平等院は友の水葬に承諾した。 そして一行はデッキにあがり、そこから二人の死体を海へと放り投げた。 海へと沈んでいく二人の仲間だった者たちに、仲間たちは黙祷を捧げる。 裏切ったとはいえ、緑間も野球の試合中は良き選手だったので、そこには仲間も敬意を払って死を悼む。 そんな葬式ムードな彼らに割って入るように拳王軍のタクアンことムギちゃんがやってきた。 「皆さん、悲しんでいるところ悪いんですが、お話があります」 「琴吹さん、今はスタメンはちょっと……みんなが突然の仲間の死に心を痛めてますので後にしてもらえませんか?」 野球脳である宗則はムギちゃんがチームのスタメンに欠員が出たため、新しいスタメンに誰を組み込むかを決める話をしに来たのだと思い、空気を読んでいない行為だと一時は不満な顔をするが、それはすぐに勘違いであったと知る事になる。 「いいえ、スタメンの話ではなくて……これから私たちが向かう関東に起こっている問題についてです」 「関東で起こっていること?」 「ええ」 「皆さんはヘルヘイムの森についてご存知ですか?」 # 死国の艦橋。そこに私、シグナムがいる。 拳王軍の仲間が狂ったり死んだりした話は既に聞いている。 死んでしまったのは可哀想だが、私は湿っぽいのは苦手なんで葬式はパスした。 そもそも、テニヌ高校生とバヌケ高校生とは紅白戦以外の接点がないので悲しみたくとも悲しめないのだ。 ……なんだかドライすぎると自分でも思っているが、別の世界で多くの殺し合いを経験してきた身として、原作以上に他者の死に慣れすぎてるものなんでね。 あんまり冷酷とか思わんでくれよ。 それはともかく、ここには私たちと同盟を結び、真の黒幕と言われるものが隠れる富士の不思議のダンジョン奥底にある死者スレへの侵攻を企てる男・悪魔将軍がいる。 そんな彼は酷く苛立っているのは、なぜか? 「ええい、祐一郎よ! おまえの息子たちはまだ戻らんのか?」 その理由は熱斗を主軸とする食料調達のグループが、送り出した大阪の街から一向に戻ってこないからだ。 将軍様は九州ロボにいる主催陣への陽動のために自分の部下が多く含む超人血盟軍を送り込んだ。 だが調達グループが戻らないようでは、いつまで経っても死国は関東へと発進できず、時間を無駄に消費する分だけ血盟軍の奇襲による陽動の意味もなくなってしまう。 イライラするのも無理はない。 「さっき受け取った熱斗からの情報によると、どうやら何人かが街の中で迷子になってしまったらしい。 迷子になった仲間を探すために時間を食っているようだ」 「急がせろ、8時までに戻ってこないようなら置いていくと伝えろ」 祐一郎さんの返答に対し、将軍はかなり酷なことを言った。 いくらなんでも仲間を置いていくのは酷すぎやしないか? そんなことを思っていたらカーネルが私の気持ちを代弁してくれた。 『仲間を置き去りにするのか? 戦力としても彼らは必要だろう。もう少しくらい待つべきはないか?』 「当初の予定では死者スレ攻めは私と飛竜、数人の悪魔超人だけで行うつもりだった。 多少の戦力は欠けても問題はないが、時間は惜しい。 このままでは今頃、九州ロボで戦っているであろう配下の戦いが無駄になる。 どのみち迷子になるような迂闊な奴は死者スレ、ひいては『あやつ』との戦いでむざむざと死ぬだけだ。 置いていった方が、そいつの身のためでもある」 『しかし……』 「いや、いいんだ。わかった、悪魔将軍。 8時を過ぎたら死国は出港する旨を熱斗たちに伝えておこう」 『祐一郎?!』 出港を強要する将軍に対して不満を顕にするカーネルに対し、祐一郎さんは意外にも将軍の意見に同意した。 なぜ同意したのか、疑問に思った私は祐一郎さんに尋ねる。 「本当にいいのか? だいぶ長く熱斗と行動を共にしてきた身として言わせてもらえば、あいつらはハチャメチャなネットバトル脳の持ち主だが仲間を置いていくような冷たい性格の持ち主でもないぞ」 「熱斗の父親だからこそ、あいつの性格はよくわかってるさ。 はぐれた仲間を置いていけと言っても、きっと熱斗は聞く耳もたずに仲間が見つかるまで探すのだろう。 だったら逆に考えるのさ、来ないなら置いてっちゃえばいいんだとね」 ジョジョ一部でも知名度の高い台詞を前振りに、祐一郎は理由を答えた。 「熱斗たちが出港した死国に後から追ってこれるように高速艇を港に用意しておく。 念のため、高速艇は仲間内の誰かでないと動かせない仕組みにしておくつもりだから、知らない誰かに高速艇を奪われる心配もない。 後は熱斗たちでなんとかできるだろう」 「なるほどな」 熱斗たちを置き去りにしても死国に合流できる手段を用意できるからこそ、先の将軍の催促に同意したようだ。 祐一郎さんなら五分足らずで高速艇の一台くらいは作れるだろうし、何も問題ないね。 そんなわけで祐一郎さんはさっそく船を作るべく格納庫へ向かおうとする……がその前に艦橋にムギちゃんことタクアンさんを先頭に、拳王軍の面々が入口から押し入ってきた。 「拳王と小娘? 仲間の葬式を行ってたんじゃなかったのか?」 「将軍様、それどころじゃないんです。これを見てください……デューオさん」 『ああ、ヘルヘイムだな』 タクアンさんの指示と共に艦橋のディスプレイにデューオが現れ、将軍や私たち全員に何かの情報を見せた。 「これは……」 「ベジータさんの持っていたパソコンに気になる情報があったので、本人の許可をもらった後でデータをコピーしておいたものです。 これはヘルヘイムの森だそうです」 タクアンさんは緑間とMEIKOたちが戦っている間、そしてデュークたちの葬式を行っている間に姿を見せなかったのは個室でこのヘルヘイムの森の情報を調べていたからだ。 開示された情報にはヘルヘイムとは異界の植物によって構成された森であり、クラックというブチャラティのスタンドの如く異界を移動できるジッパーから現れるその植物の成長速度は、通常の植物の何十倍も早いということ。 ヘルヘイムの森にはインベスという怪物がおり、ヘルヘイムから生み出された果実を食べてしまった生物はインベスという怪物に変異してしまうということ。 そして異界からやってくるヘルヘイムの植物はその生命力と成長測度から地球の植物を淘汰して覆い尽くし、食料がヘルヘイムの果実しかなくなる結果として地球上全ての生き物がインベスと化すので、最終的にこの世界が滅ぶという実に衝撃的な内容だった。 ユグドラシルという組織は、(組織の利益を優先しつつも)このヘルヘイムの驚異から人類を守るべく動いていたらしい。 「怖いよぉ……優ちゃん」 「春香ぁ……」 同性愛者二人のみならず、差異こそあれど皆が驚いていた。 「……」 「将軍様?」 「直接見たことは一度もないが、私はこの森と似たような話を聞いたことがある」 「本当ですか?!」 元は神話級の超人である悪魔将軍はどうやらヘルヘイムのことを多少は知っていたらしい。 彼の知りうる限りの情報が語られる。 「平行世界から現れ、恐ろしい速度で規模を拡大していく植物や、その植物になる果実を食らった者を怪物に変える森の存在があるとな。 手に入れたものに絶大な力を与えると言われる『禁断の果実』やそれを手にした強大な力を持つ『王』こそ載っていないが、それ以外の情報は私が知っているものと一致する。 このヘルヘイムとは、私が噂で聞いた森で概ね間違いないだろう」 「やっぱり、ヘルヘイムは実在するんですね」 「だが小娘、なぜ今ヘルヘイムの話をする?」 「それはですね……」 タクアンさんが次に出したのは、カオスロワちゃんねるに貼られた都庁――が大きな大樹と化した画像であった。 「なんだこれは?」 「都庁に僅か数時間の内に姿を変えたものです」 「都庁って確か、魔物が集まっているという東京の都庁のことか?」 昨日まで熱斗たちと共に東京を探索していた私だが、その頃の都庁はこんなに植物じみた姿をしてなかったはずだ。 これにはさすがの私もびっくりだ。 あんな短時間で東京の真ん中にこんな大木が生えるなんて……短時間の間? 「皆さんも、そろそろお気づきでしょうか?」 「まさか……」 「周辺に被害を及ぼすほど凶悪な魔物が集まり、短時間の内に異常な成長を遂げる植物……すなわち都庁にできたこの大樹こそヘルヘイムの森なのではないでしょうか?」 ΩΩΩ<ナンダッテーーーッ!? 「この成長速度では数日……いや、十数時間の内に日本がヘルヘイムの森に侵略されてしまうかもしれません……」 都庁はヘルヘイムの森に侵略されていたッ!!! タクアンさんからもたらされた衝撃の事実である。 東京にいた時は都庁に魔物が集まっている話は大したことではないと思い、シカトしたのが仇になったようだ。 「いかがなさいましょうか、将軍様」 「これからこの殺し合いの黒幕である『あやつ』を討伐しにいくのだ。 森など『あやつ』を討った後に焼き払えばいい、捨て置け。 ――と、言いたいところだが、今回ばかりは旗色が悪い。 なにせ、私は数時間前から私やハクメンに並ぶ力の存在が東京に現れたことを感知しており、それは時間増しに大きくなっている気がしていた。 ひょっとすると噂に効くヘルヘイムの『王』がこの世界に降臨したのかもしれない」 「禁断の果実を持つ王……!」 「悪魔将軍よ、王とやらはうぬほどの男が汗を流すほど無視できない存在なのか?」 「左様だ、それほどの危険な存在であるようだ。 もしヘルヘイムの王が悪辣さと知性を兼ね揃えているなら、この殺し合いという混沌とした状況はそやつにとって絶好の機会にもなる……そうだとしたら小癪なことこの上ない」 都庁にできたヘルヘイム、引いては王と言われる存在は悪魔将軍ほどの男でも汗を流すほどの力の持ち主らしい(この人、割と汗かきだが)。 「『あやつ』とも違う力に正体もわからず、最初は後回しにするつもりだったが…… 考えてみれば、都庁のある東京は富士のある静岡・山梨にもさほど遠くない位置にある」 「これだと最悪、死者スレに私たちが攻め込んでいる時に背後を取られてしまう危険もあります」 「誰かが足を止め、もしくは殲滅に出向かせる必要があるな」 ここにきて主力のために戦力を分ける必要ができてしまった。 だが、今の都庁は将軍様曰く絶大な力を持つ存在がいるらしく、生半可な者ではズガンされてしまうだろう。 「では、私がヘルヘイムの怪物たちの成敗に向かうか?」 「ハクメン、おまえの惑星すら破壊できるパワーは『あやつ』との戦いのために温存しておきたい。 ヘルヘイムと戦うよりも、血盟軍の奇襲の効果が続いている間に死者スレにおいておまえの実力を発揮させたい」 「ではその役目、我ら拳王軍が引き受けよう」 そこで都庁殲滅に名乗り出た男たち、拳王軍だ。 「拳王……確かにおまえたちほどの実力者なら都庁のヘルヘイムにも対抗できるだろうが……」 「都庁のヘルヘイム、そしてインベスという下賎な輩に我ら拳王軍が野球の試合を申し込み、王とやらも含めて全員屠る。 野球の試合をしなくても全員は屠るまでよ」 「ネットの情報によるとインベスたちは東京において多くの参加者を殺して回っているそうだ。 そんな凶悪な奴らは滅ぼすまでだ……!」 「黒幕をぶち殺す前座に、このクソッタレな殺し合いを助長する畜生どもを一匹残らず皆殺しにしてやる!」 (関東にはイチローさんがいる……チームもだいぶ集まってきたし、是非とも会いにいかなくては!) (働けばハチミツをもっともらえるかな?) 「拳王たるこの俺からしてみれば、そやつらとはいつかは覇を賭けて戦う時が来ると思っていた。 その時が黒幕とやらと戦う前か後になるかだけだ」 「拳王さんたちほどの実力ならインベスもきっと殲滅できるでしょう。 後は、ビッグサイトを本拠地にしている大量のDMC狂信者が気がかりなところですが……もののついでにその人たちも倒してきましょう。 そうすれば背後を取られる心配もなくなりますね」 この場にいない出っ歯さんや黒狸を除いて、拳王軍全員が都庁殲滅及び東京平定に乗り気であった。 ヘルヘイムやDMC狂信者どもは涙目だな。 「ハクメンさんと、そして野球で役に立たない……もとい、熱斗くんたちのようにスタメンに入ってないメンバーを死者スレ攻略に割り当てます。 後は拳王さんが東京を平定して、東京から富士まで移動する時間を込みで考えても三時間以内にはそちらに合流できますね。 血盟軍のBHさんが戻ってこれれば、なお早く向かえると思います」 「なるほど……それでは東京は拳王軍に任せよう」 拳王軍スタメンに入ってないメンバーは死者スレで黒幕と戦う側に回る……あ、スタメン落ち確定の私は死者スレ側だな。 将軍も拳王とタクアンさんの案には賛成したようだ。 さっき、死者スレ攻めは将軍自身が自分たちだけで行うつもりだったと言っていた上に、タフな血盟軍の超人連中も早々全滅はしないだろうし、拳王軍が抜けた分もたぶんなんとかなるでしょう。 「後は食料を調達しにいった連中さえ戻れば、すぐにでも出港できるのだがな……」 「うむ、殿馬とクロえもんがいなければ、次のキャッチャーやファーストだけでなくセカンドとサードにまで穴ができてしまうな」 「スタメンについては僕とムギちゃんでおいおい考えるさ」 「焦りは禁物ですよ。熱斗くんたちもきっと帰ってきますから」 そう、タクアンさんが言ったとおり、ロワにおいて焦りは禁物。 なるようしかならないんだ。 幸い、主催は九州で超人たちの奇襲を食らってアタフタしているだろうし、ヘルヘイムとビッグサイトも東京、黒幕は富士山と、主だったマーダーや敵対者はみんな遠い場所にいる。 この船が出港し、主戦場の関東に着くまでの間はゆっくりできそうだな。 ……ふう、そういえば紅白戦で汗をかいたまんまだったな(私はほとんど動いてないけど)。 ちと汗臭いのが気になるし、今のうちに温かいシャワーでも浴びとくか。 # 拳王軍をラオウ以上にコントロールしてきた琴吹紬は、大物との説得交渉に加えて野球もできる優秀な娘であった。 ……だが、そんな彼女も時には間違いを犯す。 ベジータが持ってきた高虎のパソコンのデータを見て、特徴の一致から都庁にできた世界樹をヘルヘイムの森と勘違いしてしまったのだ。 彼ら都庁の魔物は条件付きではあれど本来は拳王軍と志を共にする対主催であるが、天魔王軍がかつてネットで行った情報操作によって都庁の魔物=凶悪なものとされ、悪魔将軍にもたらされた情報により拳王軍の中では都庁の魔物はインベスであると思い込んでいる。 特に拳王軍の中では紬の存在が大きく、彼女に頼ってきたことも相まって、彼女の過失を疑うものは誰ひとりいなかった。 このまま間違いに気づかねば、関東で対主催同士の争いに発展し、血で血を洗う悲しき戦いが待っているだろう。 そして、シグナムは暢気にシャワーを浴びてる場合ではなかった……主催や黒幕、関東で幅を利かせている勢力ばかりに目が行き、現在進行形で死国組の面子を次々に暗殺しているジョーカーの存在や、自分たちを討伐せんと向かってくる対主催集団の存在に気づいていなかったのだった…… 教訓:置き引きは犯罪です。 勝手に他人の物を持ち出すのは止めましょう。 何が言いたいかと言うとベジータが全部悪い。 【二日目・7時30分/大阪府・超弩級戦艦『死国』】 ※デュークと緑間の死体が水葬されました ※現在、死国に残っている全員がヘルヘイムの森について知り、都庁にできたヘルヘイム(誤解)を殲滅するために拳王軍が討伐に向かうことになりました 【ラオウ@北斗の拳】 【状態】健康、首輪解除 【装備】炭酸水 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:ダース・ベイダ―たちを倒す 0:主催者チームを全員屠る 1:そして、拳王が新たな時代を作る 2:東京へ行き、拳王軍を率いて都庁のヘルヘイムを屠る 3:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ! 4:トキ似の男を配下にしたぞ! 5:強そうな鎧の女を配下にしたぞ! 6:謎の黒猫たちを配下にしたぞ! 7:なんかいろいろ配下にしたぞ! 8:悪魔将軍たちと協力体制を取るぞ! 【琴吹紬@けいおん!】 【状態】精神的にぶっ飛んでる、左手骨折、首輪解除 【装備】超弩級戦艦『死国』、キーボード、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース 【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明 【思考】基本:生き残ることを最優先 0:死者スレに向かう悪魔将軍と熱斗組を支援するべく、都庁のヘルヘイムを打ち倒す 1:新スターティングメンバーを選考する 2:拳王とやらの配下になる ※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!! ※核ミサイルは超弩級戦艦『死国』に改造されました。 ※ベジータの所持していたパソコンからヘルヘイムの情報を得ました、そして都庁の世界樹をヘルヘイムによるものだと誤解しています 【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 【状態】健康、悲しみ、首輪解除 【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚 【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明 【思考】基本:主催者達を滅ぼす 1:マーダーも滅ぼす 2:ラオウたちと行動する 3:テニスがしたいが、野球をする 4:デューク…… 【MEIKO@VOCALOID】 【状態】腹部にダメージ(大)、修羅化、首輪解除 【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ 【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実 【思考】 基本:『真の黒幕』及び主催者共の皆殺し 1:ラオウ達に協力してもらう 2:ヘルヘイムのインベスはとりあえず皆殺し ※今までとは別人です。 ※『無限の回転』を習得しました 【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】 【状態】健康、全ステータスMAX、首輪解除 【装備】木の棒 【道具】支給品一式、最高級ハチミツ、その他不明 【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために主催者たちを野球で潰す 1:ホームランを打つ 【川崎宗則@現実?】 【状態】健康、ウキウキ、首輪解除 【装備】バット、ボール、グラブ 【道具】支給品一式 【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す 1:関東からイチローさんの気配がする 【シグナム@リリカルなのはシリーズ】 【状態】健康、自称フリーター、首輪解除 【装備】レヴァンティン 【道具】支給品一式、PET(カーネル入り) 、SPW財団以上の資金とか多数のレアチップ、シンクロチップ 【思考】基本:働かなくて済むように動く 0:ひとまずシャワーを浴びたい 1:熱斗たちについてくる 2:主催者たちは倒す 3:そろそろ、本気出したい 4:『真の黒幕』と戦ってみたい ※今までとは別人ですが記憶(と一部能力)を受け継いでいます ※PSP版の技は使えませんが、念能力が使えます ※キン肉マンの知識があります ※首輪解除の技術を持っています 【カーネル@ロックマンエグゼ】 【状態】HP満タン 【装備】カーネルのブレード 【道具】なし 【思考】基本:ロワの破壊 1:今は(仕方ないので)シグナムに従う ※PETの中にいます 【光祐一郎@ロックマンエグゼ】 【状態】サイボーグ化、首輪解除、高速艇製作中 【装備】なし 【道具】支給品一式、自作爆弾 【思考】基本:息子たちをサポートする。 0:死国を使って、関東まで仲間たちを運ぶ 1:主催者について調べる 2:できれば九州ロボを取り戻したい 3:熱斗たち遅いなあ…… 4:息子たちのために念のため、港に高速艇を用意する ※九州ロボの制作を提案した人物がいるようです ※カオスロワちゃんねるにより、危険人物扱いのレッテルを貼られました ※製作中の高速艇は死国組の誰かでないと動かせない仕組みになっています 【デューオ@ロックマンエグゼ4】 【状態】HP満タン 【装備】ジャスティスワン、ザ・ワールド 【道具】なし 【思考】基本;とりあえず、ディオたちを見守る 1:死国に対主催達を乗せて、九州ロボ及び主催者を殺す 2:ディオの奴、まだ戻らないのか? 3:恐ろしいなあ、ヘルヘイム ※超弩級戦艦『死国』のメインAIになりました。 ※キン肉マン(旧シリーズ)全巻を読み、友情パワーに目覚めました。 ※36巻以降の知識(完璧・無量大数軍編)以降の知識はありません。 ※ベジータの持っていたパソコンから情報を抜き出し、ヘルヘイムの情報を得ました 【ルドル・フォン・シュトロハイム@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】首輪解除 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明 【思考】基本:主催共に一泡吹かせる 1:祐一郎達と行動する 2:雷電は確実に倒す 3:ブロッケンjr.を全面的に信頼 【アドラー@エヌアイン完全世界】 【状態】それなりに健康、首輪解除 【装備】電光機関@エヌアイン完全世界、四次元ポケット(中身入り)@ドラえもん 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:ダイアー達と行動する 0:俺は……アドラー……えもん 1:ブロッケンjr.を全面的に信頼 【悪魔将軍@キン肉マン】 【状態】健康、首輪解除 【装備】黄金のマスク、サウザーのバイク@北斗の拳 【道具】不明 【思考】基本:主催達の抹殺 1:死者スレに向かい、死者スレの破壊及び真の黒幕である『あやつ』の抹殺 2:他の悪魔超人たちには陽動を及び危険因子の排除 3:都庁のヘルヘイムは拳王軍に殲滅させる 4:8時までに戻ってこないようなら熱斗たちは置いていく ※完璧・壱式ゴールドマンです ※フォレスト・セル(ヘルヘイムの王と誤解している)の力を感知しています 【ハクメン@BLAZBLUE】 【状態】健康、unlimitedモード 【装備】斬魔・鳴神 【道具】支給品一式 【思考】基本:『悪』を滅する 1:主催及び世界に災いをもたらす者を『刈り取る』 2:風鳴翼は滅する ※勾玉ゲージ等の状態は次の書き手に任せます ※unlimitedモードに入りました 【高山春香@桜Trick】 【状態】健康、首輪解除 【装備】野球のユニフォーム 【道具】なし 【思考】 基本:優ちゃんとイチャイチャする 【園田優@桜Trick】 【状態】健康、首輪解除 【装備】野球のユニフォーム 【道具】なし 【思考】 基本:春香と一緒
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この動画はすべてのキャラの一撃必殺技が常に狙える様な調整を加えられたキャラ達の大会です。 解説 ゴールド杯、ブラック杯の讃岐うどん饅頭氏がお送りする小規模リーグ戦。 参加キャラは常時一撃必殺技が解禁されており、殴られたら即死、投げられたら即死とテンポの良い試合が楽しめる。 ルール 2R先取のシングルで総当りリーグ戦 勝ち数が同じだった場合は直接対決の勝利者の優勝 出場選手 + ... 選手名 本体製作者/AI製作者 各種設定 ケンシロウ cameron氏製/もんすん氏AI 12P 触れたら残悔封印 常時死兆星点灯 トキ TS氏製/karuhumu氏AI 12P 常時死兆星点灯 伊達政宗 ニート運送氏製/厨忍氏AI 1P 雑魚氏製常時一撃パッチ適用 初期援軍lv100 前田慶次 月砂氏製/同氏AI 11P 横恋慕のみ通常性能 AI微改変 ソル=バッドガイ 無敵医師氏製/平成㌢氏AI 1P ゲジマシ 相手気絶値1 AI微改変 ブロントさん リューサン氏製/Geros氏AI 1P 開幕光モード 言行録ゲージ常時MAX 超サイヤ人3悟空 三吉氏製/ちぃたま氏AI 1P ゲージMAX 一撃のライフ制限なし AI微改変 SS6恋 suigin氏製/ホルン氏AI 1P 祭スピリッツ 大奥義/秘奥義/絶命奥義の制限なし 大奥義→絶命奥義のキャンセルを可能に 氷の少女 名雪 rakurai氏製/同氏AI 1P 家族の絆の制限なし BGM変更 巴 マミ Geros氏製/同氏AI 7P 常時一撃モード 関連大会 生き残れ!! 金カラー限定ゴールド杯 黒カラー限定ブラック杯 コメント + ネタバレ注意 コメントないな・・とりあえず上げ。作成おつです -- 名無しさん (2013-11-14 06 02 37) 悟空が誤解されないといいなあ -- 名無しさん (2013-11-14 17 27 02) 急激に伸びたなーコレ -- 名無しさん (2013-11-14 17 44 07) 見るたびタグ変わってるのに吹く -- 名無しさん (2013-11-14 18 47 03) 速攻終わる系のMUGEN動画は本当に人気高いな -- 名無しさん (2013-11-14 19 58 36) マミさんカワイソス -- 名無しさん (2013-11-15 12 36 31) 北斗やBASARAや名雪さん抜くとマミさんはマミさんで胡散臭いやで… -- 名無しさん (2013-11-15 15 09 09) 悟空がなぜかクズロットに見えてきてしまった。 -- 名無しさん (2013-11-15 17 26 53) 最近恋姫勢(まだ恋だけくらいかもしれないけど)大会に出るようになってきたなぁ。にしても元ネタが偉人繋がりな筆頭との対決は悟空vsナイト並みに笑ったわww -- 名無しさん (2013-11-15 18 09 35) 追撃のグランドヴァイパ噴いたwwwお前が受けるのかよwwwww -- 名無しさん (2013-11-15 20 09 51) 名雪の一撃BGMはなぜ変更されたんだろ。普通にKanonOPでよかったと思うけど -- 名無しさん (2013-11-15 20 46 24) たしかrakurai氏のブログにうp主が某名雪MADの曲だって書いてたからそのMADの影響じゃね? -- 名無しさん (2013-11-15 23 44 00) 次回大会はこの設定そのままでタッグやチーム大会を開催してほしいなあ -- 名無しさん (2013-11-16 21 37 54) 悟空はこれっきりって言ってるからな。まあ面子そのままは無理だろう。見たいけど -- 名無しさん (2013-11-16 23 29 58) 今まで自分の応援キャラが出る出ないで見る動画決めてたけど、やっぱりキャラ選って重要なんだなということがよくわかった -- 名無しさん (2013-11-17 12 44 05) 原作作品やキャラで知名度に差があるから致し方ない、そしてうp主のグランドヴァイパ対応はニヤリとしたwこういう小ネタ好き -- 名無しさん (2013-11-17 15 23 55) 悟空に関しては通常の大会であの性能では出さないだけでネタとかならあのままで続投出来るでしょ、讃岐うどんさんがそもそも続投するかわからんがもしするならソルの気絶云々どうにかしてほしいかな -- 名無しさん (2013-11-19 09 56 13) 投稿来たな、最後の試合とエンディングであと1パートやるらしいが -- 名無しさん (2013-11-22 08 54 50) なんだかすっげえいい勝負(筆頭以外)。マジで誰が優勝するかわからねー!! -- 名無しさん (2013-11-22 20 32 36) いい感じでバランス取れてるな(筆頭以外)。ちなみにソルが名雪に勝つとソル優勝になるがさてはて -- 名無しさん (2013-11-22 23 46 35) なぜかバランスが取れているな(筆頭以外) 試合展開がまったく読めなくて面白いな。 -- 名無しさん (2013-11-23 01 40 30) バランス意外と取れてて凄いなあ(筆頭以外)。割と胡散臭さそうなキャラでもゴリ押しで負ける展開が多いから結果読めなくて楽しい -- 名無しさん (2013-11-23 13 56 18) もう許してやれよw -- 名無しさん (2013-11-23 15 54 51) おまえあら -- 名無しさん (2013-11-23 18 04 44) ひ、筆頭は現在最有力優勝候補のソルに参加者で唯一勝ってるから… -- 名無しさん (2013-11-24 00 01 57) ↑筆頭の唯一勝利がソルの間違いだろ -- 名無しさん (2013-11-24 00 24 14) ソルはマミさんのゴクトにもウ゛ォルカが無敵負けして負けたよ。というか筆頭もラウンド自体は取ってるから紙一重・・・なはず -- 名無しさん (2013-11-24 00 33 41) マミさんゴクト本家より強くね?筆頭と距離開けたら負けそう、マミさん一撃ぶっぱしないし、リボンくらいか -- 名無しさん (2013-11-24 06 36 30) あっという間に最終パートか、おつかれさまでしたー -- 名無しさん (2013-11-25 21 15 34) 楽しい祭りでしたね…… -- 名無しさん (2013-11-26 12 23 47) 霧が出てきたな -- 名無しさん (2013-11-26 17 49 40) 本当に最後まで楽しい大会だったな -- 名無しさん (2013-11-27 00 44 02) 悟空の方スゲー加筆されてんのにマミさんや恋は加筆されなくてショボーンとする… -- 名無しさん (2013-11-27 10 16 21) 書きたい内容がまとまってるなら自分で書けばいいじゃない -- 名無しさん (2013-11-27 10 21 21) マミさんのリボンぶっちぎって一撃当てる悟空と筆頭とか、筆頭戦で飛翔白麗の如く龍かわしてシンクノソラーするブロントさんとか、ネタもさることながらそういったかっこいい演出も見れた楽しい大会だった -- 名無しさん (2013-12-01 00 49 34) 対空北斗百裂拳で腹筋死んだwwwwwww -- 名無しさん (2018-09-24 17 10 18) 名前 コメント 見えるはずだこの死調整が!! マイリスト
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0050:魁!!一護100%~死兆星は危険な輝き~ 恐慌状態に陥った真中を覚醒させたのは、たった一つの思考だった。 (西野……東城……さつき……俺、こんなところじゃ死にたくない!) 辛くも小屋の窓から逃げ出すものの、ラオウの腕の一振りでバランスを崩し、その場に転倒する。ひ……膝が笑って、立てない!! 泡を食いながらも体勢を立て直し、ラオウに向けて自分の支給品、警察用拳銃、ニューナンブを発砲するものの。 悲しいかな、真中淳平は悲しいまでの一般人。 訓練も受けていないどころか、銃器に触れるのすら初めての彼では、数メートル先の巨漢に銃弾を掠らせることすらままならない。 逆に、銃器の反動で、自分の手首を痛めてしまう始末。 焦る真中をよそに、悠然とラオウは歩を進め、真中に近づいていく。 「フン……どのような強者がいるのかと思えば、単なる羽虫か」 だが、その顔に貼り付いているのは、これ以上ないほどの渋面。拳王たる自分が、このような塵掃除をさせられるとは! 「ウヌにこの拳王の拳は過ぎた土産ぞ!光栄に思い、死ねい!!」 「ったく、なんだってんだ!無事でいろよ、ルキア!!」 銃声を聞き、駆けつけてきたのは一人の青年。名を黒崎一護。携えるものは白銀の盾、シャハルの鏡。 彼もまた、このゲームに放り込まれて、仲間を探しているものの一人。 (力が制限されて、霊絡が読めねぇ!剣八のヤロウはゲームに乗っててもおかしくねぇし、あの藍染とかいうメガネまでいる。 あのヤロウがまだルキアを狙ってやがったらッ!畜生、どこだ、ルキア!) 彼の知り合いも、この『くそったれなゲーム』に招かれている。その面子をみて、一護は、このゲームが安全なものではないと確信していた。 ならば。自分に”護る”力を与えてくれた少女、朽木ルキアを、今度は自分が護ってやりたい。 そして例え自分と無関係な人間であろうと。目の前で襲われているのならば、そいつも護ってやりたい。 青年、黒崎一護は、そう考えていた。 そして今。眼前に見えるのは、天を衝くような巨漢が自分と同じ年頃の青年を殺害しようとする瞬間そのもの。 「クソッ!」 弾かれたように、一護は速度を上げる。このままではあの青年は殺される。これは絶対だ。 だが……巨漢はあまりにも迅く、自分はあまりにも遠い位置にいる。見殺しにしたくはない……が、それは動かし難い事実。 (間に合わねぇ……ッ!せめて斬月が手元にあればッ!!) そして…… 「ムゥ、何奴!」 ……結果として、一人の乱入者によって真中は命を取り留めることになる。それが幸運なのかは誰も知らない。 「わしが男塾塾長、江田島平八である!!!!」 その場にいる全ての存在の動きを一瞬止めたのは、銃声をも凌ぐ、鼓膜を張り裂かんばかりの大音声。 現れたのは一護ではなかった。勿論、東城綾でも西野つかさでも北大路さつきでもない。 現れたのは。禿頭の偉丈夫、希代のカリスマ、私塾、男塾における絶対神、江田島平八その人であった。 絶対的な眼差しでラオウを見据えつつ、吼える。 「情けなくも抵抗の力の無い子供を嬲るなど、日本男児にあるまじき所業である!」 「この拳王相手にそこまで吼えるか。殺す前に、もう一度、ウヌの名を聞いておいてやろう」 「わしが男塾塾長、江田島平八である!!!」 無論、平八にはこのような下らないゲームに乗るつもりなど毛頭ない。 これからの日本を復興させるのは若者。教育者としてその若者を育成しようと男塾という私塾の塾長となった平八にとって、 数多くの若者の未来を摘み取るこのようなゲームは、決して看過できるものではなかったからだ。 戦後はアメリカから「EDAJIMAが十人いたら戦争に負けていた」と言わしめた程の男、江田島平八を見てラオウは思う。 (この男、目の前の餓鬼のような腑抜けではない!ククク、このゲームとやら、全く楽しませよるわ! どれ、今、真に自分と戦うべき男であるのかを問うてやろう。) 既に真中の如き羽虫の生死など、拳王、ラオウの頭からは抜け落ちていた。 「ウヌには北斗七星の脇に輝く、あの星が見えているか?」 突然のラオウの言葉に、その場にいた全員が夜空を見上げる。 「……?何のことだ?」 平八の心は水面の如く。 (……アレのこと?ムッチャ見えてるんですけど) 真中は内心穏かではなく。 「フフフ……ハハハハハハハハハハ!!どうやら貴様はまだ俺と闘う運命には無いらしい!次に会う時まで、その命、預けておくぞ!」 自分と戦えば、相手は間違いなく死ぬ。だが平八に、死を告げる星、死兆星が見えていないということから、ラオウは判断する。 どうやら今は闘うべき時ではないらしい。そして平八の返事を待つこと無く、世紀末覇者は踵を返す。 威風堂々、その足取りは王者の如く。 「フフフ…いいよるわ」 平八のラオウを見送る目、それは百年来の強敵(トモ)に出会ったかのようで。 「……俺、助かったの?????」 真中の頭上の星、北斗七星の補星である「死兆星」は何故かさらにその輝きを増す。 「いや、ワケわかんねぇよ……」 一護の呟きは、誰にも聞き取られること無く…… 【群馬県の小屋周辺/黎明】 【真中淳平@いちご100%】 【状態】手首捻挫、放心状態 【装備】ニューナンブ@こち亀 【道具】水6分の1、食料1食分消費した支給品一式 【思考】放心状態 【ラオウ@北斗の拳】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明 【思考】1.いずれ江田島平八と決着をつける 2.主催者を含む、すべての存在を打倒する(ケンシロウ優先) 【江田島平八@魁!!男塾】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明 【思考】1.「わしが男塾塾長、江田島平八である!!!」 2.「日本男児の生き様は色無し恋無し情けあり」 【黒崎一護@BLEACH】 【状態】健康 、半茫然自失(名簿に写真がないため、メガネ藍染かオールバック藍染かは知らない) 【装備】シャハルの鏡@ダイの大冒険 【道具】支給品一式 【思考】1.目の前で襲われている奴らがいたら助ける 2.朽木ルキアとの合流 時系列順で読む Back 油断 Next いちご白書 投下順で読む Back 油断 Next いちご白書 049 油断 真中淳平 072 魁!!一護100%~血を吐くような思いと共に~ 049 油断 ラオウ 088 勝利への執念 GAME START 江田島平八 072 魁!!一護100%~血を吐くような思いと共に~ GAME START 黒崎一護 072 魁!!一護100%~血を吐くような思いと共に~
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