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【検索用 きょうもきちょうなさんそをしょうひしたたけてした 登録タグ 2019年 VOCALOID き アゴアニキP 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:アゴアニキP 作曲:アゴアニキP 編曲:アゴアニキP 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『今日も貴重な酸素を消費しただけでした』(きょうもきちょうなさんそをしょうひしただけでした) 2018年に頒布されたCD『今日も貴重な酸素を消費しただけでした』『アゴアゴーゴー3』収録曲。 歌詞 (piaproより転載) どうしよう次の言葉を早く早く早く形にして どうしようもない気持ちを強く強く強く吐き出したいのに 今日は貴重な酸素を消費しただけでした 診断結果が遠すぎて完全無欠な夢を見る 待つしかできない毎日に膝を抱えるだけ 人生開花が遅すぎて優柔不断な僕たちは 誰にも知られず眠るだけ 何も残らないこのハコで どうしよう次の言葉が遠く遠く遠く離れて行く どうしようもない気持ちは弱く弱く弱く膨らみ続ける 今日も貴重な酸素を消費しただけでした 診断結果が遠すぎて滑稽洒脱な夢を見る 諦める事が出来たならどれだけ楽だろうか 人生開花が遅すぎて荒唐無稽な僕たちは 誰にも知られず消えるだけ 何も残らないこのハコで 人生開花が遅すぎた言い訳だらけのこの歌は 季節が流れ時と共に消えてしまうけれど 完全無欠に憧れた子供の頃の僕の夢を 残してこのまま消えるだけ あなたしか知らないこのハコで コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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元スレURL 善子「スマホを落としただけなのに」 概要 これが現実 関連作 梨子「スマホを落としただけなのに」 タグ ^桜内梨子 ^津島善子 ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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たくっちスノー「最終回!?なんでまた急に!」 たくっちスノー「え、便宜上!?10話だしちょうどいい!?続きやりたくなったら2期を作る!?」 たくっちスノー「ふざけんな!ノルマの為に終わらされてたまるかよ!」 たくっちスノー「こうなったら最後はとことん最終回っぽくしてやる!大きな存在なんかに負けるかよ!」 たくっちスノー「……………実際これで何作目なんだ?」 たくっちスノー「てか、このオチ大丈夫?」 ……… たくっちスノー「改めて俺って……あっちこっち旅をしてきたよなぁ」 たくっちスノー「こう確認してみると変な体験とかばっかだけど」 たくっちスノー「あんまりにもめちゃくちゃだが………」 たくっちスノー「!」 その時たくっちスノーに電流走る……… たくっちスノー「自伝だ!自伝を作ろう!」 たくっちスノー「俺が見てきたものを本にすれば高く売れるぞ!ジーカ稼ぎにもなる!」 たくっちスノー「早速本を作るか!」 ………… たくっちスノー「さて、まず自伝のタイトルはどうするかな………しっくりくるのが浮かばねーし……」 たくっちスノー「………『旅の話をしていいか?』でいいか、うん」 たくっちスノー「ページ数は何処までがいいかなぁ…………ま、こういうのは書けるところまで書いてみるもんだよな!」 〜2時間後〜 たくっちスノー「400ページはいけた」 たくっちスノー「これが多いのか少ないのかは全然分からねえ」 たくっちスノー「後はこれをそれっぽくタイトルいじくり回して………」 ……… たくっちスノー「出来た!なんだよやってみれば出来るものじゃないか!!」 たくっちスノー「でも後は………」 たくっちスノー「これをどうやって売るか、なんだよな………」 たくっちスノー「犯罪者の俺が出版社に持ち込むわけにもいかないし、かと言って自分で立ち上げるのもな………」 たくっちスノー「………しかも」 たくっちスノー「もう3巻は作っちまった………」 たくっちスノー「仕方ない、最初は路上販売でもするか………」 ………… たくっちスノー「おっも!!」 たくっちスノー「本ってなんで売るとこんなにいっぱい用意しなくちゃならないんだ!?」 たくっちスノー「あーもう!!なんか夜逃げみたいになっちまったじゃねーか!荷車とか用意すればよかった!」 ……… たくっちスノー「用意した!用意したらいいけど」 たくっちスノー「これはこれでなんで悲しくなってくるんだ………」 たくっちスノー「なんかアレだ、セガサターン売ってる時のあのCMみたいになってくるんだ…………」 たくっちスノー「ええい!!なんでもいい!!」 たくっちスノー「誰か買ってくれる人はいないのか!!」 ……… たくっちスノー「い、いない………」 たくっちスノー「マジかよ………400円くらいなのに」 たくっちスノー「やっぱアマチュアがいきなり本を出すとか無理があったのか?」 たくっちスノー「!」 たくっちスノー「そうだ!コミケで売ればいいんだ!アマチュアにはアマチュアの為の敷居がある!」 たくっちスノー「そうと決まれば早速!」 ……… たくっちスノー「スペース確保できなかった………」 たくっちスノー「畜生!何が悪いんだ!」 たくっちスノー「仕方ない………こうなったら転売だ!」 ……… たくっちスノー「買取拒否ってなんだよ………」 たくっちスノー「俺が一体何をした!?…………何かしらやってたな」 たくっちスノー「となると……たくっちスノーだからダメとか?」 たくっちスノー「よし、ペンネーム使うか」 たくっちスノー「たくっちスノーだから……うーん」 たくっちスノー「御井ラックとか?」 たくっちスノー「よし、ペンネーム御井ラックにして改めて作り直して………」 たくっちスノー「念の為顔面もマガイモノチェンジで」 たくっちスノー「よし!」 ………… たくっちスノー「やっと1冊売れたか……まさか、軽く弄るだけで売れるものになるとはな」 たくっちスノー「だがここからだ!定期的にレビューも確認して、やばかったら自演!」 ……… たくっちスノー「………」 ……… 数年後 たくっちスノー「………そういえばこんなの作ってたな、懐かし」 たくっちスノー「まさか、また俺は一人旅をしてるとはな……ま、俺はこういうのが1番落ち着くって訳だ」 たくっちスノー「でも今回は触れ合って知り合って……真面目にやってるんだよな」 たくっちスノー「いや、前の旅が真面目じゃなかったみたいな感じだけど………真面目じゃなかったか?」 たくっちスノー「………御井ラックの新刊、作ってみるかな」 たくっちスノー「色んな面白いやつと交流したし、そこで名前を変えて色々楽しめたしな………」 ……… 『たくっちスノーの旅を話をしていいか、続編出版後』 たくっちスノー「………え、マガフォンに電話?え、マジ?」 たくっちスノー「めっちゃ売れたの!?出版社が協力してくれる!?」 たくっちスノー「そ、そうか……あの時と違って今は誰でも時空を越えられる時代、別世界の話は全時空で需要があるのか」 たくっちスノー「え?ああ、今も旅はしてるしまた続編は作れるけど………」 たくっちスノー「今回の本の収入?え、それはまぁ……」 たくっちスノー「500万ジーカ!!?」 たくっちスノー「しかも月々!?いやいらねえよそんなに!!」 たくっちスノー「また自伝を書けばいい?それはそうだが倍近くになるだろ金が!!」 たくっちスノー「…………はははは」 たくっちスノー「どうしよう、このお金………」 一夜にして大富豪になってしまったたくっちスノー……… たくっちスノー「俺が一体何をしたっていうんだ!!」 たくっちスノー「旅の話をしていただけじゃねーかよ!!」 (一時的に終わり)
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元スレURL 梨子「スマホを落としただけなのに」 概要 レズには命取り 関連作 善子「スマホを落としただけなのに」 タグ ^桜内梨子 ^渡辺曜 ^高海千歌 ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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465 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/27(水) 02 26 21.68 ID ncBjcytU0 [2/2] いわゆるマンチなPLなんだけれども、敵を行動できなくして勝つような事は嫌いで 正面切って戦って、ピンチっぽい局面にはなるけどPCは必ず勝てる、そんな戦闘を好んでいるPLがいて、セルと呼ばれていました ある時、セルがいるのにGMはあえて、行動できなくするバステ等で、行動させないように戦うべしという敵を出しました やはりと言うか何というか、セルは正面切って戦おうとして、結局自分のPCを死なせることになりました その時セルは自分の判断が悪かったけど、自分的には嫌な戦法だったので正解の戦法を使う訳にはいかなかったと謝って割り切っていました しかしGMはセルの割り切りっぷりがつまらなかった(後日言っていました)ために セルが好む行動を取ったら全体の責任になるようなシナリオを連発して、何とかセルに嫌な思いをさせようと言う思惑に取りつかれてしまいました(何故かはわかりません) 何が理由かはわかりませんがセルに嫌な思いを抱かせないと前に進めなくなってしまったGMと セルのせいで迷惑こっちに来てるのに「これが俺のやり方だから」といって何もかも正当化しようとするセルの困話でした 466 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/27(水) 02 46 12.17 ID VPyjKmA2O 465 報告乙 他の迷惑を省みずに好き嫌いを押し通すPLと卓巻き込んで厨返しするGMか… もう同卓しないようにするしかないんじゃないかな 467 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/27(水) 02 48 51.69 ID XGWDlvqW0 [1/2] 報告にある内容だけだとGMが一方的に嫌がらせしてるだけのようにしか見えないけど そのGMが嫌がらせシナリオにシフトした後の件のセルの行動はどうだったの? 468 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/27(水) 02 56 18.69 ID mlJ3JaiI0 一番下の段はどうしてセルのせいになってるんだ? GMが別の人なら卓は普通に楽しく回ってたんじゃないか? 469 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/27(水) 03 01 56.54 ID 8yQYcCxrO [1/2] 465 妄執に捕らわれた困GMは救いようが無い。セルに打診するより、GMに対して「他のPLが困っている」と伝えた方が良いと思う。 セルはマンチというよりはリアルマン(正面切って戦いたがるPL)のような気がする。負けても気にしないし、それで他のPLに謝る辺りまだ微困のレベルかと。 勝つために嘘をついて存在しないルールをねじ込むPLとか、友好的に接しているNPCが気に入らないけれど攻撃する訳にはいかないからとGMを攻撃するPLとかよりはマシだから。 470 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/27(水) 03 14 36.26 ID Jxs7FZbz0 セルが封殺系を嫌うのはいいけど、同卓した他PCはどうなの? 他PCが使うのまで拒否するんだったらあれだし、しないんだったら普通に役割分担すればいいんじゃないかと思うんだけど スレ393
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都合の悪い発言や情報漏洩の前後に使われる単語。 使用例としては「脳を潰す」「海馬を焼く」などが挙げられる。 「なかったことにして(した)」の意。 たまに潰しすぎてなな湖の存在すら忘れてしまうリスナーも。
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TBS系火曜ドラマ 婚姻届に判を捺しただけですが 共通事項 基本の放送時間…火曜22 00~22 57 Panasonic、三菱電機ビルテクノサービス 以外カラー表記 固定スポンサー Kao(60秒) 大正製薬(60秒) アコム 小林製薬 KIRIN(キリンビール) Daiwa House Aj AJINOMOTO meiji 明治 TOYO TIRES(PT扱い・2021年10月) 2021年10月19日 ♯1(新・22 00~23 12) 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…アコム、小林製薬(白帯)、KIRIN(キリンビール)、Daiwa House、Aj AJINOMOTO、O-net、meiji 明治、TOYO TIRES(PT) 2021年10月26日 ♯2 1’00”…大正製薬、Kao 0’30”…アコム、小林製薬、meiji 明治、Daiwa House、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO(AGF)、TOYO TIRES(PT)、KDDI(PT) 2021年11月2日 ♯3 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…小林製薬、meiji 明治、Daiwa House、Panasonic、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO、アコム、KDDI(PT) 2021年11月9日 ♯4 1’00”…大正製薬、Kao 0’30”…Panasonic、Daiwa House、meiji 明治、HONDA、アコム、Aj AJINOMOTO、KIRIN(キリンビール)、小林製薬 2021年11月16日 ♯5 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…KIRIN(キリンビール)、Daiwa House、HONDA、meiji 明治、アコム、小林製薬、Aj AJINOMOTO(AGF)、KUMON(PT) 2021年11月23日 ♯6 1→1→1→3→3で表示 1’00”…大正製薬、Kao、DAIKIN 0’30”…Daiwa House、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO、アコム、小林製薬(白帯)、meiji 明治 2021年11月30日 ♯7 1→1→1→3→3で表示 1’00”…Kao、大正製薬、アコム 0’30”…築地銀だこ、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO、小林製薬(白帯)、meiji 明治、Daiwa House 2021年12月7日 ♯8 1’00”…大正製薬、Kao、DAIKIN 0’30”…meiji 明治、アコム、小林製薬、Aj AJINOMOTO、KIRIN(キリンビール) + AC JAPAN(PT)*Daiwa House 自粛分 2021年12月14日 ♯9 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO(CM=AGF)、O-net、アコム、小林製薬(白帯)、meiji 明治、三菱電機ビルテクノサービス + AC JAPAN(PT)*Daiwa House 自粛分
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【検索用 きょうもきちょうなさんそをしょうひしたたけてした 登録タグ CD CDき アゴアニキPCD アゴアニキPCDソロ】 + 目次 目次 CD紹介 曲目 リンク コメント 前作 本作 次作 アゴ ア ゴーゴー2 今日も貴重な酸素を消費しただけでした アゴアゴーゴー3 アゴアニキP 発売:2018年8月25日 価格:¥500 流通:即売 サークル:アゴアニキの巣 CD紹介 CD名:『今日も貴重な酸素を消費しただけでした』(きょうもきちょうなさんそをしょうひしただけでした) アゴアニキPのCD。 初音ミク歌唱の3曲を収録。 マジカルミライ2018内音楽即売イベント「KARENT Presents クリエイターズマーケット」で頒布。 曲目 僕はまだ1回目の人生だから ノストラジックレボリューション 今日も貴重な酸素を消費しただけでした リンク 作者ブログ 作者twitter コメント 名前 コメント
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エーリカ「にぃにぃ、来なかったね」 ウルスラ「…忘れちゃったのかな」 すんと鼻をすする音がハルトマン家のリビングに転がった。 ソファの上にパジャマ姿の幼女が二人、カレンダーを見つめて座っていた。 4月19日の二人の誕生日の少し前から、俺は姿を見せていない。 俺が部屋にこもって早2ヶ月。 大好きな両親に聞いても笑ってごまかされるだけ。 小さな二人の胸は、兄に見放されてしまった寂しさでいっぱいだった。 それでも、夏になれば来てくれるかもしれないという淡い希望を胸に、 今日までずうっと夜更かしを続けてきたが、玄関扉は鳴きもしなかった。 エーリカ「ケーキも作ってくれなかった」 あの優しい兄が、誕生日に作ってくれなかったのは初めてで ウルスラ「虫取りもしてない」 遊ぶことも、虫籠いっぱいの虫を図鑑と比べることすらやってない。 エーリカ「それに」 エーリカ・ウルスラ「星も見てない」 天体観測が夏の夜の日課。星を見て、兄の説明を聞いて、 それを子守唄に眠るのが大好きだった姉妹にとって、 俺不在の2ヶ月はどうしようもなくつらい、空っぽなものだった。 エーリカ「にぃにぃのばかあ…」 そう呟いて、また鼻をすすって。泣きだす寸前のエーリカと、 じっと唇をかみ、姉の手をにぎるウルスラ。 しばらくそうしているうちに、振り子時計のぼおんという音が部屋にひびいた。 これ以上はさすがに母に怒られてしまう。 ウルスラ「ねえさま。もう時間」 エーリカ「うん……」 「エーリカ、ウルスラ!いるか!?」 眠気が一気に吹き飛んだ。 聞き覚えのある声。というより話の中心、つまり俺の声が飛びこんできた。 バッと、二人は勢いよく後ろに振り向いた。 エーリカ「にぃにぃ……なんで」 俺「何でって、今日は君たちの誕生日じゃないか」 ウルスラ「今、7月……」 俺「………ちょっと寝坊しただけさ」 一瞬固まり、平静を装いつつ歩いてくる。 頬には木炭を擦り付けたような汚れ、ワイシャツはまっくろ。まるで暖炉に潜ったような汚れ方。 ウルスラ「なにを調べてたの?」 俺「ああ。この間サンタさんの話をしただろう?」 二人の手を取り、優しく微笑む。 十二月の頃に聞いた、サンタさんにあったという兄の話。 大きな大きな吹雪の晩に、赤く光る鼻で道を照らしたトナカイ。そして帰り際の虹色の雪。 俺の話す珍しく堅くない話だし、なにより、二人はこの話が大のお気に入りだった。 エーリカ「トナカイさんの?」 俺「そうだよ。エーリカは偉いな」 ウルスラ「…覚えててくれたの?」 俺「もちろん。誰が忘れるものか」 不安そうな彼女たちの金糸の髪を撫でつける。 久しぶりの兄の手に、二人はうっとりと目を細めた。 すると、とんとんとんと、階段を下りる音。 ハルト父「やあ俺君。ようやく終わったのかい?」 扉が開くと、いつも誤魔化していた父が悪戯っぽく笑っていた。 隣にいる母と共に、まるで全部知っていたような口ぶりで俺と言葉を交わす。 すっかりのけものにされた二人は、ぷうと頬を膨らませた。 ウルスラ「とうさまも、かあさまもずるい」 エーリカ「ぶぅー、なんでだまってたのさ!」 ハルト母「ふふ。俺君の心意気を尊重して、かしら?」 ハルト父「そういう事。俺君、熱中するのもいいが、まわりも見る事だな」 俺「あはは……ご迷惑おかけしました」 ばかー、と笑いながら、双子が腰に飛び付いてくる。 ころころ変わる表情に笑みが零れた。 俺も、両親も、長い付き合いで家族同然になっているのは確かだった。 俺「では、行って来ます」 エーリカ「…え?」 ウルスラ「どこに?」 二人の手を両手でしっかりにぎる。 ついて行けていない二人が、俺を見て、両親を見上げる。 ハルト母「早めに帰ってくださいね。エーリカ、ウルスラ、行ってらっしゃい」 ハルト父「三人とも気を付けて。しっかり祝ってもらうんだよ」 ◇ エーリカ「いいの?」 俺「今日はちゃんと許してもらったから大丈夫」 真夜中の外は初めてではない。だが、これからどこかに行くなら別だった。 そして、あれだけ聞いたのに両親が答えてくれなかった理由も気になった。 ウルスラ「にいさま、どこに行くの?」 俺「んー?あそこだよ」 指を指した先の丘。 含み笑いの両親と、今だ見えない俺からのプレゼント。 二人はますます首を捻った。 ◇ ◇ 大人から隠れるにはもってこいの小高い丘。 俺と幼い二人は、それこそ色んなことをした。 ピクニックに訪れたり、花を摘んだり、虫を取ったり、こっそり夜に抜けだして季節の星を眺めたりした。 意地の張り合いをしてけんかをした日、もう話さないと言ったのに、みんな登ってきていて笑ったこともあった。 実験につまった俺がごろんと昼寝していることもあったし、 遊び場を争って近所の悪ガキ共と、大立ち回りを演じたこともあった。 この控えめな丘が、三人の思い出だった。 青臭く、生ぬるく、それでいて温かく、柔らかい場所だった。 カールスラントはネウロイに奪われてしまって、丘はそこにあるが、 今行くことは叶わない。その二年後に行ったのが最後になった。 そうやって時間は流れていく。 そんな真夜中、登り始めると見えてくる小川を飛びこえて、 青く濃い夏の匂いを胸一杯にすいこんで、 俺はウルスラとエーリカの手をひいてゆっくり、けれど早足に登っていった。 丘の上には大きな木。いつからか、10より下の子供は登ってはいけない決まりがあった。 そんな木に、俺は二人を何も言わずに登らせた。 初めて登る嬉しさと、木の高さとで足がすくむが、なんとか上の、頼もしい枝までたどり着いた。 エーリカ「わあ…空を飛ぶってこんな感じなのかな」 さえぎるもののない空は光にあふれていた。 見ればなんともない星々だった。眩しくもなければ、珍しいものでもない。 こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブに始まる大三角。 こぐまのポラリス、まだ知らない小さな星、さそりのアンタレス、ペガススのニエフ 残念ながら俺が好きなオリオンはまだいない……それでも、いつもそこにある光だった。 思わず星に手をのばすが、エーリカの手は空をつかむだけ。 だがそれさえも、幼い彼女には嬉しくてたまらなかった。 ウルスラ「にいさま、怒られちゃう」 ウルスラがそう言って俺の袖をひく。 俺「ウルスラは心配性だなぁ…平気さ」 ウルスラ「でも、にいさまが…」 俺「大丈夫。何が来ようとも、オレにお任せあれ。……さぁさ、お立会い」 ウルスラの頭を一撫ですると、俺がぱんと両手をうつ。 そして二人の手を取って、交互に顔を見て、 俺「これから起こることは奇跡でも何でもない、正真正銘の科学の魔法さ 裾を持って、そう、落ちないようにしっかりね」 二人がそっとワイシャツの裾をにぎった。 横目で確認して、祈るように両手を合わせる。 エーリカ「なにするの?」 俺「見てからのお楽しみさ」 俺が目をつむると、ざわざわと青葉がささやき、細かい風が吹いてくる。 まるで俺を中心に、世界が浮き立ったような気がした。 それは忙しい両親の代わりに俺がいつも隣にいて、 すっかりお兄ちゃん子になってしまった二人の感じた幻かもしれなかった。 俺「ファーゼン、ウバガン」 じっと青い電流がはしると、あたり一面、パッ、と昼間のような明るさに包まれた。 その音もさることながら、衝撃波が風にのり、木やら花やらをごうごうと波打たせる。 何を言っても聞こえなかったし、突然の光で目はちらついて、まともに立っていられなかった。 俺「二人とも、目を開けてごらん」 裾をつかんだ手を取られる。 見えなくても分かる大きくて硬くて、温かい手。 あれだけの突風でどうして立っているのだろう。すぐ隣の俺に安心すると、ふっと疑問がわいてきた。 目を開けると、ちょうど俺がシールドをしまった所。 俺「誕生日おめでとう。エーリカ、ウルスラ」 とびきりの笑顔でふりかえる。が、返事がない。 二人の顔を見ると、目を見開いて、口を開けてぽかんとしていた。 まるで天の川に飛びこんだような光の洪水。 顔はきらきらとかがやいて、小さな手が震えるのが分かった。 エーリカ「…すごい……すごいすごい!すごいよにぃにぃ!」 少し怖かった高さも忘れ、俺に飛びつく。 受け止め、ふらついた所で木の高さを思い出し、俺は慌てて足に力を入れた。 エーリカ「サンタさんの通ったあとみたい!」 俺「はは、エーリカは詩人だね。…この位お安いご用さ」 そう言って胸をはった俺を見て、エーリカとウルスラはぷっと吹き出した。 ウルスラ「うそはだめ」 俺「なっ…本当だよ!」 エーリカ「うそが下手だもん。服もきたないし……二ヶ月も待ったんだよ?」 俺「う……き、きっと君たちはこういうものの方が好きだと―――」 エーリカ「にしし、うそだよ!にーいにぃ!」 俺「ああ嘘か、そっか………えっ?」 ウルスラ「にいさま、ありがとう」 煤だらけのワイシャツに顔をうずめた。 けむたい匂いと、色んな薬品の混ざった良く分からない匂いに、大好きな兄の木みたいな匂い。 枝に腰をおろして、細かな粒子の風をうける。 今だ爆発の中心からは虹色の粒子が流れ、夏の夜空に虹色の雪がふる……そんな風に見えた。 エーリカ「サンタさんのお話ってこんなふうなの?」 俺「ああ。どうしても二人に見せたくて……まあ、トナカイとサンタさんはいないけどね」 落ちないように二人を支えて、鼻を光らせる俺が笑った。 ―吹雪の夜にサンタさんを待っていたら、真っ赤な鼻のトナカイと、虹色の雪がふって来た― どうしても見せてやりたかった。 書斎をひっくり返して、教授に教えをこうて、二ヶ月もかかったけど見せられるまで漕ぎつけた。 範囲を図って、規模を計算して、泥のように疲れ切った体。 しかし、そんなものは二人の笑顔を見たら吹き飛んでしまった。 すると、ついと袖をひかれた。 ウルスラ「…にいさま、私、もっと知りたいです」 彼女はそう言って、俺の方を見た。 ウルスラ「もっと、科学を知りたい」 どうやったの、と聞かれるのかと思った。 教えて、はいつものことで、そこまでで終わりだった。 そんないつものことだと思ったが、ウルスラは落ち着いていた。 俺は彼女との距離が無くなった気がした。 それほど彼女はまっすぐに俺を見つめていた。 俺「ウルスラなら、出来るよ」 ◇ ◇◇ そんな夢心地のプレゼントの光が止んだころ、 手伝ってやりながら二人を木からおろすと、俺が言った。 俺「明日は川に行きます」 エーリカ「本当!?」 ウルスラ「遊んでくれる?」 嬉しいような、迷うような目で俺を見上げる。 俺はベルリンの大学に呼ばれているとかで、度々いなくなってしまう。 だから今回も、もしかしたらと思っていた所はあった。 俺「今は夏休みだよ?それに、レポートも一段落したからね」 エーリカ「やったあ!にぃにぃ大好き!」 ウルスラ「…うれしい」 ぱっと咲いた笑顔とともにエーリカが抱きつく。 全身で喜ぶ彼女とは反対に、ウルスラは静かに口元をほころばせていた。 俺「……よし、家まで競争!!」 ウルスラ「あ、にいさま!」 俺「早くおいで!」 手早くエーリカを下ろすと、俺は風を切ってなだらかな丘をかけて行った。 すぐに追いかけようとしたけれど、俺には追い付けないし、何より、姉であるエーリカの方が足がはやい。 待って、と言おうとしたけれど、のどがつまったようになって、うまく言葉が出なかった。 ウルスラはつらくなってうつむいた。 すると、こちらに伸ばされた手。 エーリカ「いこ、ウルスラ」 ウルスラ「…うん」 手を取ると、嘘みたいにはやく走れた。 いっしょに走る先で、俺がふっと笑った。 ウルスラ「ねえさま、にいさまの通った道の方が草が少ない!」 エーリカ「よしきた!まーてーにぃにぃー!!」 ◇ ◇ ◇◇ 半分うとうとして、夢を見ているような感じから目が覚めた。 なんとなしに右腕を動かして、その重さに長い息を吐く。 季節は夏だが、妙に暑い。 頭を動かせば、右にウルスラ、左にエーリカ。 ガッシリと両腕にしがみ付かれ、寝がえりすら打てない状況。 明朝にウルスラが帰るからと、三人で寝ることになり、結局川の字で落ち着いたのだ。 俺「ずいぶん大きくなったんだな…」 小さくて、後ろをついて来た二人はもういなかった。 もう俺を頼らず、二人とも別々の道を選んでいった。 誇らしいと思うと同時に、胸にはもやもやと、寂しさにも似た何かが浮かんでくる。 俺「離れられないのは俺じゃないか」 俺は思わず苦笑いをして、目を瞑った。 あの日も丁度今日だった。間に合わせようと必死になって、カレンダーを捲ることすら忘れていた。 面と向かって祝ったのはもう何年も前になる。 今から言っても許してくれるだろうか?…もっとも夢の中だろうが 俺「誕生日おめでとう。エーリカ、ウーシュ」 ページ先頭へ
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79 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 16 05 51.54 ID ??? そんなことやる奴がGM決定におとなしく従うはずないだろ おとなしく従うような奴ならプレイ前に聞いてるって 言わずにプレイするのは プレイ中にGM裁量に対してごねる→空気が悪くなるのを嫌ってGMが譲歩 を狙ってるんだから 81 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 16 20 42.57 ID ??? 79 被害妄想過多でGM続けると困になっちゃうから休んだ方がいいよ 過去に何か実害あったのなら報告よろ 84 名前: ◆JesclICE5U [sage] 投稿日:2011/09/04(日) 17 10 31.31 ID ??? 81 79とは違いますが、プレイ前にあるPLにバランスがおかしくなるような解釈を言われ、 「その解釈はおかしいから止めて」と言ったのに、実プレイ中にその解釈をごり押しされて、 キャンペーンの最終バトルがつまらないモノになってGMであるこちらが非難された事があります。 挙げ句の果てに「決めた事に従えないGM」「何でも却下するGM」などと言い続け、 自身のした事は「GMを試しただけで悪くない」と言い、後輩にも中傷めいた事を吹聴して、 こちらの話を全く聞かせないように根回ししていました。 かなりの年月が経っていますが、似た事をするPLが居るので、怖くてGMが出来ません。 85 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 17 13 53.53 ID ??? GMを試すのは悪いことだよな、普通に。 86 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 17 23 29.18 ID ??? それはルール解釈云々よりサークル内の力関係をゲームに持ち込んでる方が問題な気が 87 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 17 29 11.89 ID ??? 86 それのできない人間のなんと多いことよ 88 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 17 45 51.49 ID ??? >解釈が微妙なルール うちにいるPLで事前にその辺りの確認をしないのがいる。 後からできないってなると時間の無駄だから思いついたらまずGMに確認取ってってしつこいくらい言ってるんだが絶対に口を濁して確認しようとしない。 どうも確認したら潰されると思っているらしいんだが、実際やる時になってからでも駄目なものは駄目なんだから結局は容赦無く潰されるから隠蔽は無意味だというのに。 とにかくPCの情報を開示するのを嫌がる。 何かトラウマでもあるんだろうか。 89 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 18 06 35.53 ID ??? 88 うちにもいるな。 うちのはトラウマじゃなくて頭が悪いんだと解釈してる。 何度トラブルになって何度自分の解釈がGMに却下されて何度行動が潰されても、土壇場で「●●だと思ってた」が直らないんだよなぁ。 ゲームの事なんかならいいけど、「自分の予定は黙っていても全員に伝わると思ってた」とかそういうレベルでのトラブルが直らない。 90 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 18 06 56.70 ID ??? そういう話しだとDX2ndの《絶対の恐怖》+《天性のひらめき》を思い出す うちの鳥取でまっぷたつに意見割れて、持ち回りセッションとかが面倒になった スレ282