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桜の木(手持ち) cherry_sakuranoki_0903.swf 2009お花見 通販 パソコン 期間限定 男女共通 ファッション 小物 10アメG
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スザク達が家路につき、幹久朗が姿を消した後、大木に戻ったアカノミの横に、女性の姿があった。 白いワンピースに帽子と靴、桜色の長い髪は夕風に揺れる。 背の高い彼女は、サクヤ。このいかせのごれのどこかにある、桜の古木の精霊。 その彼女が、呟く。 『後はお願いしますって……具体的に何をすればいいのかしら?』 小首を傾げる彼女は、口を動かしていない。彼女の意志を伝えるのに、音などと言うものは無用の長物だ。 『にしても、この子が、ねぇ』 言って、アカノミを見上げる。彼女自身も、樹木としてのアカノミも、人の姿の印象以上に歳を食っているのだが、所作や声音にはそれは現れない。 さておき。実はサクヤ、アカノミと直に話すのはこれが初めてだったりする。 『とりあえずは自己紹介ね。私は咲耶(サクヤ)。桜の木の精、って言えばいいのかしら? あなたも聞かせてくれる?』 『僕? 僕はアカノミ。百物語組の、80番目です』 『百……ああ、あれね。もしかして、この間街で暴れたのってあなた?』 シン・シーの一件である。 『……まぁ、そうですけど』 『やっぱり……そんな気がしたのよ。あ、別に気にしなくていいわよ。単に知りたかっただけだから』 そう言って、サクヤはあっけらかんと笑った。 彼女らの話は長く続いた。これはその一部始終である。 『……それじゃ、ずーっと僕達を見てたんですか?』 『そ……15年前にこっちに来てから、ね。色んな人も、出来事も見たわ』 幹に寄りかかって言うサクヤの表情は、心なしか遠くを見ているように思われた。 『僕と、同じなんですね』 『んー……ちょっと違うわね。私は、元々桜の木だもの』 どこか自分を見透かされているような気がして、アカノミは少しこの女性が不気味になった。 しかし、そんなこころの動きも、桜の古木はお見通しのようで。 『年季が違うわよ、年季が』 『年季って……サクヤさん、樹齢何年なんですか?』 『100から先は数えてないわ。110辺りから面倒になっちゃって』 つまり、最低でも樹齢110年ということだ。アカノミとは確かに年季が違う。 ある意味の大先輩にアカノミが感心していると、サクヤは「そうだ」と顔を上げ、身体ごと向き直って言った。無論声には出さず。 『せっかくだから、あなたに「私」を見せてあげる』 『え?』 『ちょっと失礼』 言うと、サクヤはアカノミに寄り添うように、額を幹につける。そして、次の瞬間。 『!? う、わぁ………!』 アカノミの心の中に、その風景は広がっていた。 夜空……煌々と輝く満月の光のもと、枝を広げ、風に花弁が舞う、雄大にして壮大な、桜の大樹。 尋常でない年月を経ていることが、一目で見て取れた。だが、それを引いてもなお、優美さがいささかも損なわれない。心が、魂が、引き寄せられる。魅入られるというのは、まさにこんな感覚の事を言うのだろう。 その風景は僅かな間だったが、アカノミの心に強烈な印象となって焼きついた。 『見えた? あれが「私」よ』 『す、凄い、です……』 『そりゃあそうでしょ? なんたって、こうなるまで途方もない時間がかかったんだから。もう、何度戦争で焼かれそうになったか』 胸を張って鼻高々のサクヤ。が、その言いまわしにアカノミは「ん?」と疑問を覚えた。 樹齢があるのは確かだが、そんなに何度も戦争を見たのか? 『えぇ、と……ちなみに、昔はどうだったんですか?』 そして答えは、 『一番最初は苗木の頃だったわね……えぇと、えぇっと、尊が火計を返り討ちにした頃だから……』 『み、みこと?』 『日本武尊。知らない?』 で、あった。 『……ということはあれですか? サクヤさん、樹齢は2000年以上ということに……』 『…………2000年? そっか……もうそんなになるのか……』 何やら感慨深げに呟いた後、サクヤは身を離して言う。 『ま、今、ここでは関係ないわね。気にしないでちょーだい』 『は、はあ……』 スケールの違いに圧倒されるアカノミであった。 歴史を見て来た桜の木 (栄枯盛衰、会者定離) (移り変わる世と共に、彼女は在った) 『……ところで、それなら何でそんな格好を?』 『趣味。流行には敏感なのよ、私は』 (――――それだけに順応も、早い)
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秋の桜の木 2008年10月13日 (月) いつもボートの上げ下ろしをしている桧原湖の桟橋の傍に咲いている桜の木が紅葉していました。 春には綺麗なピンク色の桜を咲かせていた木が真っ赤になり、秋なのねぇと、ほのぼのした気持ちになります。 この桜の木がピンク色の桜の花で満開になった写真が、今年の春東京駅に大きく張られていました。 裏磐梯の観光用ポスターのようで、私の身長よりずっと大きなポスターで、あぁ!いつも福島で見ている桜の ... 続きを読む» 普通の日記 かなえキッチン : ごはん日記 2008年10月
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登場 Recipe 144 『ときめけ!アトリエ☆メモリアル ~好評発売延期厨~』 備考 |] レシピNo.961 伝説の桜の木(死亡フラグ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[属性:地] ┏──────────┓ 《材料》 ∥ヾ;ゞゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞヾ;ゞゞ ゞ ∥ ・桜の苗木 ∥ヾ;ゞゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞヾ;ゞゞ ∥ ・死亡フラグ ∥iiii;;; イヾ;ゞゞ;ゞ ∥ ・シリアススレの欠片 ∥iiii;;; | ∥ ・青酸カリ ∥iii;; 死| ∥ 《器具》 ∥iii;; | ∥ ・ ∥iii;; | ∥ ┗──────────┛ 【効果】 根元を掘り返すと…… 【価値】 4444マニー ───────────────────────────────── この樹の下だと男女間のもつれは死亡フラグに繋がりやすくなったり ───────────────────────────────── 一時的に【状態異常:病み】が発生したりする傍迷惑な代物。 ───────────────────────────────── 見た目じゃ区別付かないからこれまた厄介な事この上ない。 ───────────────────────────────── ……街中にこの桜を植えてこようかな (byエンキドゥー ─────────────────────────────────
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登録日:2012/05/17(木) 00 02 46 更新日:2022/09/21 Wed 05 47 15NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 CIRCUS D.C. D.C.II D.C.III ネタバレ注意 割と枯れる 枯れない桜の木 桜 魔法 枯れない桜の木とは、初音島で全ての桜の木が一年中咲き誇る現象。特にその中心に位置する一本の桜の木のこと。 D.C.シリーズ全般の根底に関わる代物である。 以下ネタバレ注意 D.C. D.C.S.S. D.C.II&D.C.G.S. D.C.III ↑特にネタバレ注意 【D.C.での桜】 6年前から枯れることなく咲き続いている桜。 初音島では名物・観光資源として扱われ、見物客も多い。 ついでに清掃業者にも大変ありがたがられている。 元々枯れない桜はある魔法使いが植えた一本の大樹だけだったが、6年前から島中全ての桜にまで広がった。 その原因は、『ある少女』が好きだった少年に自分の名前を忘れて欲しくないという無意識の願いを叶えたこと。 この大本の桜は人々の奇跡を願う些細な思いを花びらを通して吸い上げることで花を維持している。 その副産物として、二つの効果が発生した。 一つは特定条件の人物に他人の夢を見せること。 これは思いを吸い上げる過程でその人物をパスと誤認してしまうことが原因。 それゆえ夢の内容は選べない。 もう一つは願いを叶えること。 小さな奇跡が集まることで大きな願いを叶える。そうして皆がハッピーになれればいいという桜の創り手の願いから派生した効果。 より純粋な願いであるほどにこの効果は発揮されやすい。 ちなみにその中、夢の奥深くにある桜の精神とでも言うべき場所には桜の意識がある人物を模した姿で存在している。 オリジナルと違い目の色が赤いためすぐ区別が付く。 そのデザインは後に桜の精霊として系列会社の作品に流用された、のかもしれない。 ◎恩恵を受けた人々 朝倉音夢 彼女が病弱なのは「兄さんに構って欲しい」という想いを桜の木が叶え設定してしまったから。また、「一緒にいたい」という願いから心を共有してしまう。 アニメでは特に恩恵は受けていない。 白河ことり 養女だった彼女の「他人の気持ちを知りたい」という願いから、相手の心を読む能力を得る。 天枷美春(ミハル) 美春のコピーロボットとして「もっと本物に近づきたい」と願った結果、本来なら存在しないはず過去の記憶を夢に視る。 水越萌 幼い頃、事故で死んでしまった遊び相手の少年・啓くんに「もう一度会いたい」と願ったことで、夢の中で彼の幻に会っていた。 彼女が寝てばかりなのは、睡眠薬を使ってまで夢の中の彼に会いたかったから。 アニメでは言及されていない。 頼子 鷺澤美咲の飼い猫である頼子が、飼い主の「想い人の気持ちを招いてほしい」という願いを叶えたいと願ったことで、飼い主と瓜二つ(ネコミミ)の姿となった。 原作では美咲の精神と入れ替わったが、アニメでは頼子のまま。 月城アリス 人付き合いが極端に苦手だったため「他人ともっと話したい」と願ったところ、人形のピロスが彼女の代わりに話す様になった。 佐伯加奈子(みっくん) ブラコンの彼女が「ピアノ留学してしまう兄と一緒にいたい」と願ったことで、兄がピアノを弾けなくなった。 芳乃さくら 桜の魔法使いの孫。そのため彼女に限り無意識で些細な願いも叶え"られて"しまう。 彼女が心に区切りをつけたことで桜は役目を終え花を散らした。 【D.C.S.S.での桜】 D.C.での桜と同一個体。 純一と音夢だけが幸せであると考え、それを疑問に思ったアイシアが復活させたもの。 今回は朝倉兄妹の関係性に関わる記憶をリセットした。 しかし全員が納得している中、独りよがりな願いで関係性を壊してしまったことをアイシアは自覚。 暴走してしまった桜に、『自身の存在を世界が忘れる』という代償を払い再び枯らせた。 【D.C.II&D.C.G.S.での桜】 今度は別個体が大本。 研究を継いださくらが40年以上もの時間をかけて創ったコピー。 今回も同じ原理で動いているが、『純粋であれば悪意による願いも叶える』という別の欠陥が発生。 そのため枯らせる必要があったのだが、『ある人物』のために手作業で逐一バグを取り除いてやり過ごしていた。それでも本編の頃に限界が来てしまう。 ◎恩恵を受けた人々 桜内義之 彼はさくらが桜の木に「家族」を求めた結果、『さくらと純一が結ばれた可能性』の中から誕生した。 そのため桜かさくらの影響下にないと存在できない。 雪村杏 記憶障害だったために捨てられた過去から、「忘れたくない」と願ったことで、一度目にしたり聞いたものは絶対に忘れなくなった(忘れられなくなったとも)。 白河ななか ことりと同じ願いから、彼女も相手の心を読む能力を持つ。 ただ彼女の場合、事の起こりが同性に仲間はずれにされスキンシップに飢えていたためか、相手に触れないと効果が出ない。 花咲茜 死別した双子の姉妹・藍と「別れたくない」と願ったことで、彼女の中に藍の人格が宿った。 沢井麻耶 ルート終盤。ある出来事からおねえちゃん(幼い頃に破壊されたメイドロボットのミアキ)に「助けを求めた」ことで、一時的にミアキが出現した。 アイシア かつて、「自分がいない世界」を祈ったことで、人々の記憶に残らなくなった。 古城史桜 「自分のことを知って欲しい」という願いから、触れた相手に自分の心の声が伝わってしまう。 しかも、パニック状態になると触れていなくても周囲に伝わってしまう。 四之宮稜平 四兄弟の末に生まれ幼少期は自分の居場所がないと感じていたが、 史桜に出会い「彼女を守る」ことに自分の存在意義を見出し、史桜が稜平のことを考えていない時限定で彼女の心の声が聞こえる。 【D.C.III】 今作でついに桜のルーツが発覚する。 再度警告、ネタバレ注意!! イギリス在住のカテゴリー5の魔法使いリッカ・グリーンウッドが、 親友の願いである「一年中花が咲き誇る世界」を目指し研究していた『一年中枯れない花』に人々の願いを集める魔法を一緒にし、 その研究成果を初音島に植えたもの。 つまり、D.C.の桜と同一個体。リッカとはさくらのばあちゃんである。 その内部には『さくら』が持っていたコピー桜の枝が取り込まれている。 さくらは欠陥を指摘したが、ループ世界でのことだったため正史では覚えていなかった。 また2072年にメールを飛ばしたのもこの桜。 三たび桜が咲いたのも、約束のお花見にあわせてのことだった。 ◎恩恵を受けた(?)人 葛木姫乃 前世の縁で魔法の影響を受けやすい体質だったのと桜の魔力が中途半端だったことが原因で、「清隆の事をもっと知りたい」と願ったら清隆と精神が入れ替わってしまった。 春になって桜が咲いたら、追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 今までたびたび問題を起こす傍迷惑な桜の木だったが最新作でようやく主人公の役に立った -- 名無しさん (2016-01-15 21 18 22) ということは、初音島には、芳野のばーちゃんが植えたオリジナルと、さくらが作ったコピーの二つの桜があるってことでいいのかな? -- 名無しさん (2016-03-16 18 36 43) 日本が火葬の国でなかったら、一部のヒロインがゾンビになったいた。 -- 名無し (2017-09-25 20 48 35) こうして見ると、「お金持ちになりたい」とか「モテたい」とか言ってしまえば俗な願いは叶えてないんだな。いや、そういう「努力でどうにでもなる」願いじゃなく、ただの人間では叶えられない願いを叶えてるのか。 -- 名無しさん (2017-09-25 21 34 17) ホントにお金持ちになったり、モテるだけが目的の人がいないからじゃない? -- 名無しさん (2019-10-22 19 51 39) どちらかと言えばギアスみたいに基本的に精神にしか作用しないんじゃないかな -- 名無しさん (2020-03-19 08 53 25) 名前 コメント
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年末の大掃除をきっかけに 初めての断捨離にチャレンジすることにしました。 自分や夫のものは割と順調に断捨離できているんですけど、 てこずるのが息子のおもちゃ関係。 我が家は今の感じだと1人っ子になりそうなので 赤ちゃんの時のオモチャや幼稚園の時に使っていた おもちゃのやり場に困っています。 私は正直処分したいです。 (これは捨てるというよりは友達に譲ったりリサイクルショップに売ったりという意味です。) でも、なかなか息子の許可がおりません。 特にトッキュウジャーやニンニンジャーなどの グッズはかなり場所をとっています。 そのくせ本人はほとんど遊んでいない。 今日も息子に処分していいか聞いてみましたが 断られてしまいました。 息子の気持ちもわからなくもないので 私もなかなか思い切れません。 何か良い解決策があればいいんですけどね。
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―――― 一番最初の記憶は、平原の中に植わった自分。 私の親木は一種の霊木だったらしく、そのせいか私は若木の時点から既に「私」だった。 特に動けるわけでもなかったけど、特段不満もなかった。樹木というのはそういうものだし、私にとってはそれが当たり前。だから、ただ風や雨、日の光を受けて時を過ごした。 風というのは不思議なもので、私にはその中にある色んなものが見え、聞こえた。 その中にあった一つ。大和王朝の皇子が、辺境の蛮族の討伐に向かうというもの。別段興味はなかったけど、この平原を通るらしいと聞いて、何となく意識を巡らせていた。 何やら大仰な名前のその皇子が平原に差しかかった時、それは起きた。待ち伏せしていた部隊が平原を火を放った。 正直、本当に死ぬかと思った。私がいたのは尊のすぐ近くで、彼が向かえ火の計で返り討ちにしなければ、こうしてここにはいなかっただろう。 その後しばらくして、尊が山の神の怒りに触れて死んだと聞いた。万難より主を守るという神剣を持っていたはずなのに、どうして? 疑問は浮かんだけど、答えが出るはずもなかった。 後に風の噂で、尊はその時、折悪く剣を持っていなかったと聞いた。まったく、勇者だなんだと言われても、人なんて呆気ないものね。 月日が流れた。木の私に取っては、人の一生が短く感じる。だけど、私は他の木とも少し違うようだった。他の木が月日とともに枯れ落ちて行くのに、私はただ大きく伸びあがるばかり。それが嫌なわけではなかったけど、ちょっと浮いた感じがした。 女の帝が即位したと聞いた。この国では初めての出来事だ。ただ、その裏には豪族の権力争いがあったらしい。尊の時代とあんまり変わらないわね、人なんて。 帝の前で有力者が討たれた。皇太子と下級貴族によるクーデターらしい。身内の仕業とは言え、一国を治める者の前で人殺しがあるとは、全く度し難いものね。 法律、というものが作られた。人が人を管理するための決まりらしい。何の役に立つのか、よくわからなかった。民衆の負担は大きなもので、笑っている人はほとんど見なかった。少なくとも、私の周りではそうだった。 都を造る計画が移転した。前の都は3回も事故があって、怨霊の仕業だなんて言われてる。馬鹿馬鹿しい、人を殺せるのは人だけよ。 皇家に急接近して力を高めている一族がある。いつかのクーデターの首謀者の孫達らしいけど、これからどうなるのかしら。 4つあった分家が1つを残して全滅。こうなるような気はしてたのよね。現当主は権力拡大に余念がないけど、ちょっと人間関係がおかしなことになっている。自分の孫に自分の娘を嫁がせるって、どうなのかしら? 各地で武士、という人達が蜂起しているらしい。あちらこちらで戦争が起きて、世の中がガタガタ。政治の方も何やら情勢が怪しいし、本当にどうなるのかしら。 武士の一族が世を平定した。我らに在らずば人に非ず、ですって。思いあがってると痛い目見るわよ、その内。 対立する一族の生き残りが蜂起して、大勢力だった一族が滅んだ。意外に呆気なかったわね。それにしてもあの坊主頭、予想以上に小賢しく立ち回るわね。天狗だの狸だの言われてるだけはあるわ。 一族の当主が実弟、残る勢力を滅ぼして世を統一した。てっぺんを取ったわけね。でも、何だかすぐに落ちそうな予感……。 案の定だった。直系はたったの3代で滅亡、後は別の一族の天下。帝と戦争するとは、人も変わるものね。 月日が流れて行く。私は、自分が「桜」と呼ばれている木であること、そして、散れども散れども変わらず花を咲かせ続ける特別な木だということを知った。だからと言って、何が変わるわけでもなかったけど。 ……あ、一つあったわね。世の平定あたりから、私は人の姿をしたもう一人の私自身を生みだせるようになった。その器に「私」を移して、人として世の中を見て回ったの。発見が多くて、退屈はしなかったわ。良きにしろ悪しきにしろ、ね。 海の向こうの国との争いがあった。台風と向こうの準備不足のおかげで二回とも勝ったけど、人々は神の風だって言ってる。そんなに神様が好き? 世を統一した組織が滅びた。時が立つほど、権力を持つ者は腐敗して行く。世の中、そんなものよ。 皇家が真っ二つに分かれた。形だけとはいえ、国の頂点が二つもあるって実態はどうなのよ。どっちが正統でもいいから、さっさとまとまってくれないかしら。 話せばまだまだ長くなるわ。世を統一した者が、この後3度現れて3度滅びた。盛者必衰、生者必滅。これは自然の理ね。つい最近……って言っても50年以上前だけど、酷い戦もあった。人も街も疲れ果て、お先真っ暗だった。私は何とか燃えなかったけど、熱風に煽られて半分焦げちゃった。痛かったし、熱かった。でも、人々はもっと苦しい思いをしたのよね。 それから30年ばかりして、私はある男の子に出会った。人の姿で「私」の横に立っていた私を見つけたのは、ちょっと気の強そうな男の子。 いつもなら無視するんだけど、その子があんまり見つめて来るから、思わず声をかけた。 『……坊や、誰?』 「おれ?『きりなみ りゅうや』っていうんだ」 桜の木の見て来たもの (移り変わる世を、移り変わる人を) (見て、聞いて、感じて来た) (その果てにあった、一つの出会い)
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