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スクラップアート スクラップアート アーティスト 水瀬いのり 発売日 2023年9月13日 レーベル キングレコード CDデイリー最高順位 1位(2023年9月13日) 週間最高順位 2位(2023年9月19日) 月間最高順位 13位(2023年9月) 初動総合売上 14215 累計総合売上 18620 週間1位 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 スクラップアート デッドマウント・デスプレイ OP 2 クータスタ 3 運命の赤い糸 CD/総合ランキング 週 月日 CDシングル 総合シングル 順位 週/月間枚数 累計枚数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 9/19 1 9793 9793 2 14215 14215 2 9/26 10 1359 11152 13 2099 16314 3 10/3 19 427 11579 427 16741 2023年9月 6 11579 11579 13 16741 16741 4 10/10 19 308 11887 308 17049 5 10/17 292 12179 292 17341 6 10/31 16 1040 13219 28 1040 18381 2023年10月 34 1640 13219 55 1640 18381 6 10/31 16 1040 13219 1040 18381 7 12/5 95 13314 95 18476 8 2/6 144 13458 144 18620 デッドマウント・デスプレイ OP 前作 次作 ネロSou スクラップアート 関連CD アイオライト
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黒案山子/Brack Scarecrow 人間-狼陣営・単独陣営 あなたの占い結果は狼である。 あなたが襲撃によって死亡した時、あなたは単独陣営としてゲームに勝利する。 ActionSpeed 6/- Developed by Chrom 解説 案山子の調整版。 狼陣営であるとともに、単独陣営でもある。 2つの陣営を持っているが故、多様な戦い方で勝利を目指せる。 人間通知に当たり、喰われれば美味しく勝利を頂ける。ただし、占い結果は狼であるため、占われればたちまち食われにくくなるだろう。 狼陣営として動いて、処刑されても美味しい。上手い立ち回りが求められる。 関連項目 案山子
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図・オートシェイプ・クリップアートを挿入、操作する そんなんできるよという人が大多数であると信じたいですが 2007になって配置が変わっていますので、それの確認がてらやってみるのもいいと思います。 またこの操作はPOWERPOINT、EXCELなどでも共通して受講することができますので合わせて覚えてみてください。 問 下記「お題」をダウンロードし下記の操作を行いなさい。 タイトルに図形(2003ではオートシェイプ)リボンを適用し、タイトルをリボン内のテキストとする。なおリボンのテキスト入力可能範囲は左右を拡張、上下を縮小すること。 1段落右側に写真matsuoka.JPGを挿入すること。なお文章の折り返しは四角とし、文章の右側に配置する。またサイズは縦横比を固定したまま150%とし、下側%5mmをトリミングする。 第2段落左側にクリップアートからテニスに関するイラストを適当に選択し、挿入すること。そのほかは既定値とする。 お題ダウンロード 練習用写真 答 図形の挿入 図形を挿入します。2003まではオートシェイプといわれていた彼です。2007になってから彼はどこに行ってしまったのでしょう?メニュー画面をころころ変えるなということですな!! 上記写真の『1』のことをリボンといいます。Microsoft曰く「必要な操作をリボンごとにあつめているから操作が便利になってるぜ!」ということですが2003の使いにくい画面に慣れきった我々には使いにくいったらありゃしない!のです。使いたかったら使え(しかも高い)まるで国鉄ですね。まああまりそれるのはやめましょう。 われわれの目標は『2』にありますので、ここをクリックしてください。 するとおよそWORDで必要になると思われるすべて“挿入”集まっています。われわれが今回復習するのはこの赤枠のところだけですが、ほかにグラフやら、挨拶文やらいろいろありますね。この講座で全部やっていこうと思いますの請うご期待!!(数式なんかは数学の先生が数学のテストを作るためにありますが、これであなたも数式をつくることができるのです!!) では早速「リボン」を挿入します。名前が同じなので分かりにくいですがこちらは図形の中にあるリボンです。 下記の赤丸の図形を挿入します。図形をクリックすると、マウスポインターが十字になると思いますので、適当な場所でドラッグしてください。大きさなどはあとで変えられますので、適当で大丈夫です。 できました。まずはテキストを追加しますので、タイトル「強化合宿のお知らせ」をお知らせを切り取ってください。その後、リボン(図形のほう)の上で右クリックをすると、『テキストの追加』をクリックするとテキストを追加することができます。この状態で貼り付けてください。 黄色のダイヤモンドがあるのをお気づきですか?これをドラッグすると、形を変えることができます。これは図形全般に共通する項目ですので、黄色のダイヤモンドを覚えておいてください。 よく見るとテキストが偏っていますね。これは中央に寄せたほうが見た目がよくなります。図形の線の上を右クリックすると 上の図のようになります。図形の中で右クリックをすると下の図のように中に入力したテキストに対する右クリックになります。 「オートシェイプの書式設定」>「テキストボックス」のタグ>垂直方向の配置から「中央揃え」を選択してOKをクリックします。 まだ左右が中央揃えになっていないのでリボン(こっちはメニュー画面のほうです)からホームをクリックして、段落のこうからセンタリングをクリックすると完成です。 ※もし垂直方向が中央揃えできない場合は改行が入っている場合がありますので、削除してください。 完成した図形をもとのタイトルがあった位置まで動かすと完成です!!(このときも図形の線をドラッグするとうまくいきます!) 図の挿入 「図を挿入」とは、自分で描いた絵や写真を挿入する操作をいいます。昨今文章だけの文章なんて誰も読んでくれません。そんなわけで図を挿入して見やすくしていきます。 リボン「挿入」>「図」をクリックします。 「図の挿入」というファイルを読み込むウィンドウが表示されたらmatuoka.JPGをクリックします。すると文章上に松○○造の写真が表示されるので第1段落の右に移動させてください。 なんかうまくいきませんね^^; けっして写真の題材が悪いわけではありません。これは写真が一文字として扱われているからです。大きな一文字が行の中に挿入されている扱いになります。これでは邪魔ですね。けっして写真の題材が悪いわけではありません。 この変更は 図の上で右クリック>文字列の折り返し>四角をクリック をすると、文章が写真を回り込むように配置されますので、文章の右側に貼り付けてください。ちなみに 行内・・・おおきな一文字扱い 外周・・・図形のでこぼこに合わせて文章を回り込ませる 四角・・・図形の一番出っ張っている部分の直線にあわせて文章を回しこませる。 背面・・・文章の後ろ 全面・・・文章の上に覆いかぶさる 上下・・・段落の上か下 内部・・・文章内部で入り込み文章がまわりこむ です。 サイズの変更はドラッグでも可能ですがかっちりやりたい場合は図を 右クリック「サイズ」 「サイズ」のタブで可能です。 「縦横比を固定する」をチェックしておくと、形をゆがませることなくサイズを変えることができます。 またこの場で一緒にトリミングもしてしまいましょう。 トリミングとは、図の上下左右のいらない部分を削り取る作業です。 トリミング範囲の下に5mmと入力します。 クリップアートの挿入 クリップーアート(OFFICEであらかじめ用意されているイラスト)を挿入します。また リボン「挿入」>クリップアート をクリックしてください。右にクリップアートが出てきますので検索窓にテニスと入力し出てきたクリップアートを挿入してください。(どれでもかまいません。) また図の挿入を参考に、段落の左側に配置しましよう!
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スクラップアート美術館 世界に一つしかないスクラップアート美術館 ここ北海道岩見沢市栗沢町美流渡は、自然豊かな山間の小さな村です。 ここの陶芸家、塚本竜玄先生に出会い元炭鉱の施設を紹介され、町からお借りし2000年6月にスクラップアート美術館として開館しました。 モダンな建物のアトリエとギャラリー、夢に見た念願の美術館ができました。 自分では世界に誇れる楽しいアートの美術館だと思っています。 捨てられた物の哀れみを忘れさせる、ユーモラスに甦った作品を展示しています。 物たちの誇りを傷つけることなく、愛しみながら廃品を拾い集め作品を作り35年間制作してきました。現代の競争社会や弱いものいじめ、物の有り難みを感じない醜い人間社会を改める癒しの空間がここにはあります。 たくさんの新聞やテレビで紹介されるのも作品に物の心があるからです。 どうぞ優しい空間で作品たちと語り合う時間を持ちませんか。 5月から11月中旬までの土、日しか開館していませんが、素晴らしい自然豊かな環境の中で心豊かになれますよ。 たくさんの来館者が訪れることを願ってお待ちしています。 〈スクラップアート美術館公式サイトより引用〉 スクラップアート美術館 〒 北海道岩見沢市栗沢町美流渡若葉2—3 TEL:090ー1527ー4151(携帯) FAX:011ー762ー4377 パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ホームページ http //www3.ocn.ne.jp/~babatchi/momo.html 〈ブログ〉 廃品アート/スクラップアート美術館へ http //blogs.yahoo.co.jp/hibabatchi/62428562.html 廃品アート/スクラップアート美術館へ http //blogs.yahoo.co.jp/hibabatchi/62385625.html 廃品アート/スクラップアート美術館への旅 http //blogs.yahoo.co.jp/hibabatchi/62072643.html 廃品アート/スクラップアート美術館のたたずまい http //blogs.yahoo.co.jp/hibabatchi/61634399.html 廃品アート/スクラップアート美術館の開館です。 http //blogs.yahoo.co.jp/hibabatchi/60683432.html 廃品アート/スクラップアート美術館の旅。 http //blogs.yahoo.co.jp/hibabatchi/59661406.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
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【検索用 かかし 登録タグ 作か 作かか 作り手】 + 目次 目次 特徴 リンク 曲 CD 動画 関連タグ内の更新履歴 コメント 【ニコニコ動画】 特徴 作り手名:『案山子』(かかし) 処女作は2017年6月16日投稿の「ガウスとアール」。 神秘的な音作りと繊細な歌詞が特徴のボカロP。 使用合成音声は、初音ミク、音街ウナ、flower。 「啼くowl」にて自身初の殿堂入りを達成。 リンク ホームページ Piapro Twitter SoundCloud Youtube BOOTH 曲 actor city atman dimbula dorothy juicebox vow シバレンジャー 真生活 隣の残花 啼くowl 百夜通い CD blue/案山子CD GUMIFUL! rouge Una-Chance!2 feat.音街ウナ 茶番 動画 関連タグ内の更新履歴 + 関連タグ内の更新履歴 関連タグ内の更新履歴 ※「案山子」「案山子CD」タグ内で最近編集やコメントのあった記事を新しい方から10件表示しています。 真生活 vow dimbula actor city 百夜通い 啼くowl atman juicebox シバレンジャー dorothy コメント 名前 コメント
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はじめに 当サイトが扱っている合成ポケモンは 任天堂、ゲームフリーク、株式会社ポケモンとは一切関係ありません。 当サイトで起きた問題等を管理人は責任を負いません。 注意
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私とルッピーの楽しい談笑を邪魔するように、どこからともなく不愉快な声が響いてきた。 この声を発しているのは確かワールドオーダーとかいう気狂いだったか。 この人もいずれ殺さなければならない相手だ。 何故なら私は正義のヒーローだから。 私はルッピーの代わりにあの子が憧れた正義のヒーローとして、皆に殺し合いなんかを強要した巨悪を許すことなんてできない。 そうだよねルッピー? ルッピーはうんと言ってお日様のように笑い声を聞かせてくれる。 ルッピーはいつだって天使の様にかわいい。 だというのに、天から響く声がうるさい。 邪魔をするな。ルッピーの声が聞こえないじゃないか。 こんな輩の話す言葉なんかにまったくと言っていいほど興味はない。 だから、ルッピーの名前がこんなやつに読み上げられた事は非常に腹立たしい。 こんなやつが気安く呼んでいい名ではないのだ。 しかもルッピーだけじゃない。 こいつは今、舞歌の名を呼んだ。 何のために? これは確か何の名を呼んでいるんだっけ? 確か、死者の名前だったか。 けれど大丈夫。何の問題もない。こんな戯言は信じるに値ししない。 だっててて同じく放送ででで呼ばれれたたルッピーはここにいる。 こううして今も私に向かっててて語りりりかかけけけけけてくれててててている。 つまり、死んででででいるけどどどどどどど、生ききていいいる。 むしろ死んでるんだだだだだだだから生きてるるるに決まっているるるるるるる。 だからだからだからだからだからだだかかかから舞歌にもスグにまた会ええるししし、昔のようにユキと四人でででいつまでも一緒にいられるに決ままままままままっててててる。 また、みんな、みんながみんなみんなががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガgggggggggggggggggggggggggggggggggggggggggggggg。 誰かの悲鳴が聞こえた気がした。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 尾関裕司はバラッドたちの合流を目指し、来た道を辿るように引き返していた。 だがショッピングモールに差し掛かったところで何処からともなく声が聞こえてきたため、その足を止める。 言うまでもなく、それは主催者ワールドオーダーによる定時放送ではあるのだが、放送なんてものがあるなんてことを完全に忘れていた裕司は、突然の声に驚きながら、漠然としたままその内容を適当に聞き流していた。 そしてその声が、死者の発表に移ったところで、ようやく『ひょっとしてこれ聞き逃しちゃマズイ情報なんじゃね?』という発想に至った所で。 「…………ぅわぁぁああああああああああああああああ!」 唐突に響いてきた断末魔の様な叫びによって、天から響く声は上書きされた。 「かぁ、案山子ィ! うっそだろお前…………!」 慌てて背後の声の発生源を見ればそこには、頭を抱えた――いやそんなレベルではなく顔面を引き剥がす勢いで爪を食い込ませ掻き毟る男がいた。 その顔面も拙い手製の覆面で覆われており、その隙間から覗く血走った眼からは狂気の色が色濃く滲んでいる。 加えて、片手に握られた手斧からはまだ付着して間もないであろう血液がポタリポタリと滴り落ちており、疑うまでもなく明らかな危険人物である。 大声を上げたからこそ気付けたものの、物陰に隠れていた様子からして、放送に乗じて裕司に襲い掛かる算段だったのだろう。 だが、放送を聞いてそれどころではなくなったらしい。 そのお蔭で襲われる前に、発見できたのは裕司にとって幸運だった。 裕司は迷うことなく回れ右して、陸上選手の様な完璧なスタートを切る。 「ッ! ……あっ。ま、待てこの野郎ッ!」 その足音に、呆けていた相手が気づいたようだがもう遅い。 裕司は1番センターを任される野球部のホープだ。 その俊足は陸上部にだって負けない自信がある。 いかに成人した大人といえど容易く追いつける代物ではない。 ショッピングモールを抜け、商店街のアーケードを一直線に駆け抜ける。 (ヤベェ、ヤベェ。さっさとバラッドさんたちを探してと合流しないと…………!) これまで直接的な危険人物と会う事もなく、バラッドといった頼れるお姉さんと首尾よく同行できたり。 なんだかんだでのらりくらりと安全に過ごしてきた裕司にとって、初の直接的な危機である。 商店街を抜け大通りに出た所で、どの程度引き離せたのかを確認すべく、裕司は走りながら後方を僅かに振り返る。 そこには変わらずの距離に、案山子の面を被った殺人鬼がいた。 50mを6秒台で走る俊足をもってしても、なかなか引き剥がせないどころか、むしろ先ほどより距離が詰められている。 呼吸しづらい覆面を被りながら、それなりの重量のある斧を片手にしていながら、この速度である。 変態的な見た目とは裏腹な高い運動神経の持ち主だと言えるだろう。 このままではいずれ追いつかれると悟り、裕司は自慢の俊足で相手を置きざりにするという方針を変える。 大通りから脇道に入り、道の入り組んだ住宅街へと逃走劇の舞台を移す。 細かくコースを変え、障害物を越えてゆき、機敏さで相手を巻く作戦だ。 まずは目の前にある小さな公園を突っ切るべく、その入り口にある車止めの柵をハードル走のように飛び越える。 「…………ぶッ!!」 だが、飛び越えようとした後ろ足を柵の上部に引っかけ、見事に顔面で着地してしまった。 豚のような悲鳴と共に、鼻から鮮やかな赤い血がドロリと零れる。 「あれ、なんで…………?」 いつもなら楽勝で飛び越えられる高さだというのに。 それに野球の練習で生傷など日常茶飯事だが、こけた程度でこんなに鼻血が出るのも珍しい。 だが、そんなことを気にしている場合ではない。 スグに立ち上がろうとする裕司だったが、ガクンと体を起こそうとした腕から力が抜けた。 一度立ち止まってしまったためだろう、そこで自分が全身で息をしているほど疲労していた事に気付く。 何故という疑問が頭の中を過る。 この程度の全力疾走で動けなくなるような軟な鍛え方はしていないはずなのに。 だがそれもそのはず、現在の裕司の肉体は裏松双葉のモノである。 裏松双葉も少女にしては運動神経は悪い方ではないが、日ごろから地獄のシゴキに耐える野球少年とはレベルが違いすぎる。 つまり、相手を振り切れないのは、相手が早いのではなく、単純にこちらが遅かっただけの話だ。 この感覚のズレに気付いていれば、あるいはやりようもあっただろうが、裕司はその事に今の今まで気付く事が出来なかった。 「――――フゥ………フゥ。追いついた」 そして裕司が立ち上がる前に、後方から声が追いついた。 首だけで振り返れば、そこには斧を振り上げ、覆面の口元をペコペコと上下させながら息を切らした狂人がいた。 どこか追いつめられたような血管の浮いた赤い瞳。 その覆面の中心に描かれるのは――――案山子だ。 案山子面の男、スケアクロウは何の躊躇もなく、倒れこんでいる裕司目がけて斧を振り下ろした。 何とか逃れようと裕司は転がることでその一撃を回避する。 車止めのポール越しの攻撃だったためか、その一撃は狙いが甘く、直撃を避けられたものの太ももを刃が掠めた。 「ぅわあぁぁぁぁあああああああ!」 鋭い痛みに悲鳴が上がる。 それほど深い傷ではないが、これほどまで深く刃物で刻まれるのはこれが初めてである。 バットで殴られたことや、骨折したことは何度か経験があるが痛みの質が違う。 とはいえ、身が固まってしまう程の痛みではない。 気力を振り絞れば動くことは可能だろう。 だが、走ることは難しいのも確かである。 つまりもう、 「逃げらんねぇなぁああ!!!」 車止めを越え、近づいてきたスケアクロウの絶叫する様な声。 それに対して、地に伏せたままの裕司は祈るように身を縮こまらせることしかできなかった。 そこに、狂気を以て凶器が振り下ろされる。 「ッ。ぎゃあぁあぁぁぁあああああああぁあぁぁ!!」 野太い男の悲鳴が公園に響き渡る。 「…………え?」 その悲鳴は裕司の口から漏れたモノではなかった。 何が起きたのかわからず、おずおずと面を上げた裕司の目に入ったのはオレンジがかった赤い光だった。 それは炎。 裕司の前で案山子が炎に包まれ燃えていた。 正確には、案山子の描かれた麻袋が、つまりスケアクロウの顔面が炎上している。 顔面を炎に包まれたスケアクロウは悲鳴を上げながらその場にゴロゴロと転がった。 ザッという足音。 それは、いつの間に現れたのか。 生命探知の羅針盤も最も近い裕司を指していたため、スケアクロウも気付く事が出来なかった。 公園の中心にあるひときわ高い滑り台の頂点に、日本刀を手にした女子高生が立っていた。 「え? 姉、ちゃん…………?」 それが己の実姉であると気付き、裕司は戸惑いの声を漏した。 外見は間違いなく毎日見ている己の姉のソレである。 だが、纏う雰囲気が別物だった。 余りにも剣呑としており、加えてどこか神々しさの様なモノも感じられる。 「…………誰?」 だがそれは夏実からしても同じである。 夏実とは逆に雰囲気は裕司のソレであるのだが、外見が完全な別人である。 これでは気付けるはずもない。 夏実は見覚えのない少年の言葉に首を傾げた。 だが、スグに中学生という年の頃からして、弟の友達だろうと中りを付ける。 無駄に友人の多い弟は、よく家に友人を連れてきていた。 弟にもその友人にあまり興味がないのでいちいち覚えてはいないけれど、向こうはこちらを見かけて覚えていたのかもしれない。 「まあいいわ、その辺に隠れてなさい」 構っている状況でもないので、適当にあしらいながら滑り台の頂点から飛び降り、裕司の隣へと着地する。 夏実から見て中学生に一方的に襲い掛かっていた卑劣漢はまだ生きている。 ならばとどめを刺さなければ。 「ルッピーも、ちょっと下がっててね」 裕司に向けた声とは明らかに声色を変えて、己の背負った荷物に語りかけた。 これからここは戦場となるのだ。 大事な大事な友人に万が一があっては困る。 彼女には安全な場所に待機してもらわなくてはならない。 とは言え、現状彼女は自力で動ける状態ではない。 故に、夏実はいくつかの装備を手元に残し、断腸の思いながら、弟の友人と思しき少年へと彼女の入った荷物を預けた。 「貴方に一時預けるわ。ルッピーの事よろしくね。 けど、もしルッピーに何かあったら――――――殺すわよ?」 有無を言わせぬ一方的な命令。 姉弟間において年長者がそのような理不尽を行うのはそれほど珍しい事ではない。 裕司としてもその言葉に従うのに抵抗はない。 だが、その中に含まれた『殺す』という言葉には僅かに背筋を凍らせていた。 それは、いつもの冗談めかしたモノとは根本から違う、本気の色が見えたからだ。 冷たさを帯びた本当の殺意が。 「っあぁぁぁあ、こ、のっ…………!」 地面を転がるスケアクロウはなんとか炎上する仮面を脱ぎ捨てることに成功する。 そして未だ炎の止まぬそれを、勢いに任せて地面へと叩きつけた。 放り投げた後でハッとして、慌てたように何度も炎を踏みつけ消火を試みる。 「ぁあ…………俺の、俺の案山子が!」 だが、必死の消火活動も空しく、案山子を描いた手製の麻袋を炎が伝い、中央から消えてゆくように焼け落ちてゆく。 それはただの麻袋で作られた仮面ではない。 彼の案山子信仰の象徴ともいえる代物なのだ。 その象徴が、燃えカスとなって消えてゆく。 そして、全てが黒い消しクズになってしまったところで、絶望したようにスケアクロウが膝をつく。 信仰の対象たる案山子が死に。 信仰の象徴たる仮面をも失った。 残った燃えカスは風に浚われ塵すらも残らない。 全てが燃え尽きたスケアクロウはただうわ言のように案山子と繰り返す事しかできなかった。 「……案山子?」 だが、スケアクロウのうわ言に、意外にも夏実が反応した。 何かに思い至ったのか、そう言えばと手元に残した荷物を漁る。 「ねぇあなた」 かけられた声に反応して、地に落ちたスケアクロウの視線が上がる。 夏実は荷物から取り出した仮面を、前方に突きつけながら尋ねた。 「あなたが案山子?」 スケアクロウが目を上げた先。 そには聖遺物があった。 見紛うはずもない。 それは、運命を変えたあの日、痛烈に脳裏に焼き付いた。 ――――案山子の面だ。 スケアクロウが、ゆらりと幽鬼のように立ち上がる。 天啓を受けた気分だった。 その瞬間、スケアクロウの中で全てが繋がった。 「そうだ、俺が、案山子だ。いや――――案山子が俺だ」 取りつかれたようなスケアクロウの言葉に、やっぱり、と夏実は納得を得る。 案山子は彼女が殺した初瀬ちどりが殺したはずである。 その案山子が生きているという事は、やっぱり死んだ人間は生きている。 彼女の望む人物は死しても死なず。 彼女の望まぬ悪は死すれば滅ぶ。 そんな彼女の無茶無茶で矛盾だらけな生死感は、肯定を得ていよいよ確信へと至った。 「そう、なら」 死になさいと、夏実が無慈悲な再殺を行おうとした瞬間、その眼前を缶の様な物体が山なりに横切った。 それはスケアクロウの放り投げった焼夷手榴弾だった。 手榴弾が地面に落ちると同時に、爆炎が上がり少女を中心とした一帯が炎に包まれ、鉄骨すら溶かすとされる燃焼温度がその身を焼く。 だが、その少女を確実に焼殺せしめるはずの凶器はしかし。 少女の命はおろか、その身を焼く事すら叶わなかった。 彼女の宿す甕速日神は彼の武甕雷男神と同格とされる炎の神だ。 炎は彼女の支配下に置かれ、彼女を焼くことなど叶わないのである。 だが、彼女が防げるのは炎だけであるとも言える。 炎以外の爆風やそれによって巻き上げられた砂塵などは防ぐことが出来ない。 右腕に剣を、左腕に仮面を持ちながら、夏実は鬱陶しげに口と鼻を二の腕で覆い、炎が止むのを待つ。 だが、そこにスケアクロウが炎の壁を破って飛び出してきた。 己が身を焼きながらの特攻に虚を突かれ、夏実の対応が遅れる。 どころか迫る相手に夏実は反射的に目を閉じてしまい、致命的なまでの隙を晒してしまう。 だが、スケアクロウはそんな事には目もくれなかった。 ただ一直線に、夏実の左手に飛び掛かり、傍から見ればどうでもいいような仮面を手に取った。 「ふへ…………ふははははは…………」 飛び掛かった勢いのまま炎の外へ離脱したスケアクロウの口から、狂気を秘めた乾いた笑いが漏れる。 何の防御もなく炎の中に突撃したため、僅かに身を焼かれ火傷を負ったが、そんなことはどうでもいい。 今彼の手の中には何物にも代えがたい聖遺物がある。 案山子と共にこの場に呼ばれた自分。 余りにもあっけない案山子の死。 己の手に案山子の手記が渡った事。 そして今、この手の中にある案山子の仮面。 まるで何かに導かれるように、おあつらえ向きに集められたこれらの材料には運命が感じられた。 スケアクロウの中で脳内シナプスがかつて無いほど活性化し、ただ一つの冴えた答えを導き出す。 案山子の仮面を被る。 案山子の後継者になるのではない。 第二の案山子になるのではない。 案山子を生き続けさせる方法それは。 「――――俺自身が案山子そのものになる事だ」 そこにいたのはスケアクロウでも、ましてや槙島幹也でもなかった。 それは案山子と呼ばれる正義の断罪者であった。 脳内麻薬がドバドバと溢れ興奮が冷めない。 股間はギンギンに勃起し絶頂にも似た幸福感に全身が包まれている。 頭痛や苛立ちも、火傷や骨折の痛みと共にどこかに吹き飛んだ。 今ならば出来ない事などないという万能感すら感じている。 既に日記は熟読した。案山子の思考はトレースできる。 いや、もはや案山子をトレースする必要すらない。 案山子とは彼であり。彼の行いが案山子の行いとなるのだ。 案山子とは民間習俗の中では田の神の依代であり、山の神の権現とも言われている。 今この瞬間、狂信者は神となった。 スケアクロウ、否、案山子が両手を広げる。 それは巨大な十字の様でもあり、田畑に突き立てられた案山子の様でもあった。 君臨する案山子を前に、夏実はブンと日本刀を振った。 その行為に、勢いを弱めつつあった炎は完全に鎮火され焼け跡を境に案山子と夏実は対峙する。 そもそも彼女が裕司を襲っていたスケアクロウを攻撃したのに深い理由はない。 ただ、人を襲っているのだから悪い奴に違いない。その程度の浅慮である。 それだけの理由で躊躇いなく人間に火を放ち焼却できる。 それが今の尾関夏実という人間である。 もとより彼女の精神は限界だったのだ。 親友である朝霧舞歌の死が完全な引き金となった。 いや、もうとっくに壊れてしまっていたのかもしれない。 今の彼女に残っているのは親友たちの幻影。 その親友が残した、残したはずの夢だけだった。 故に彼女は正義を行う。 悪を挫くヒーローとして、あるいは弱きを助ける騎士として。夢を引き継ぐモノとして。 正義という名の元ならば、どのような行為も許される。 卑劣も卑怯も、人殺しさえも正義ならば許される。 『大丈夫だよ夏実。夏実は何時だって正しい』 「そうだよねルッピー!!」 晴れやかな声で夏実は叫ぶ。 彼女の中のルピナスが彼女を肯定する限り、彼女は正義のヒーローであり続けられる。 「我は正義の断罪者。これより正義を執行する! 故に―――――」 バネ仕掛けの玩具が跳ねるように案山子が動く。 拳銃を取り出し、少女へと銃口を向ける。 「悪は許しちゃいけないんだよね。全部全部駆逐しないと! だから―――――」 ゆらりと陽炎のように揺らめき少女が動く。 少女の眷属たる炎を尻尾のように従えて。 『―――――死ねよ、悪党』 二つの声が交錯する。 銃声と共に消炎と弾丸を掠め取る炎が揺らめく。 互いを悪と断じる、正義のヒーローと正義の断罪者が衝突する。 【H-8 公園/朝】 【スケアクロウ】 [状態]:案山子、絶頂(脳内麻薬により痛みを感じない)、全身の至る所に打撲、肋骨にヒビ、顔面に中度の火傷、全身に軽度の火傷 [装備]:手斧、コルト・ガバメント(6/8)、生命探知の羅針盤、案山子のマスク [道具]:焼夷手榴弾(3/5)、案山子の手記、ランダムアイテム0~1(確認済)、予備弾倉×1、基本支給品一式×2 [思考] 基本行動方針:俺が案山子だ 1:案山子として悪を捌く 【尾関夏実】 状態:健康 装備:神ノ刀(甕速日神) 道具:なし [思考・状況] 基本思考 殺し合いから脱出する。ルッピーを喜ばせるために悪人は殺す。 0 目の前の案山子を殺す。 1 ユキ、星、九十九、ルッピーの家族、魔王軍を探す。 2 悪人は殺してルッピーに捧げる。 ※魔王軍の情報、ルピナスと暗黒騎士が死んだ原因を知りました。ただし全て暗黒騎士の主観です ※火に関する能力を習得しました ※喘息薬を飲まなければ最悪、吐血します ※ルピナスの声が聞こえています。 ※荷物は裕司預けていますが、もしかしたらいくつかの武器は手元に置いているかもしれません 【尾関裕司】 [状態]:裏松双葉の肉体(♂)、右太ももに中度の切り傷 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、天高星のランダムアイテム1~3 夏実の荷物(基本支給品一式、ランダムアイテム5~13、夏みかんの缶詰(残り4個)、黄泉への石(残り4個)、記念写真、ルピナスの死体、ショットガン(5/7)、案山子の首輪) [思考・行動] 基本方針 バラッドさん達と合流したい 1 姉ちゃん…………だよな? 2 バラッドさん、鵜院さん(あとついでにピーター)にザ・ニューユージーを披露する。 3 どうよこの女顔。どうよこのロンギヌス。 4 次は童貞卒業を目指す。 ※放送を途中から聞けていません。 073.憧れ 投下順で読む 075.戦士の心得 時系列順で読む Hyde and Seek スケアクロウ Red Fraction 尾関裕司 Eyes Glazing Over 尾関夏実
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案山子 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 【来れない日時や曜日、時間帯等】 平日は夜中に出没 休日は午後に良く出没 【称号/階級】 【好きなカード】 ゼラ 【使用デッキ】 ビートダウン系ほとんどですね。 他にも使いますが 【自己紹介】 アイアムボンコツプレイヤー
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案山子/Scarecrow 人間-単独陣営 あなたが襲撃によって死亡した時、あなたはゲームに勝利する。 ActionSpeed 8/-
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案山子男 概要 あらすじ リンク 概要 20002年の映画。 原題:SCARECROW とうもろこし畑の古びた案山子に死んだ男の霊が乗り移り“案山子男”となって次々と殺戮を繰り返していくホラームービー。 あらすじ いじめられっこのレスター。 クラスメイトや教師、バイト先でもその悲惨なイジメは続いていた。 おんぼろのトレイラーで暮らし、アル中の母親は年中男を連れ込んでいた。 さらに密かに心を寄せていたジュディがキスしているところを偶然見てしまったレスターは 行き場のない怒りと悲しみを母親の愛人へぶつける。 しかし逆にとうもろこし畑で無残に殺されてしまう。 唯一の目撃者は古ぼけた「案山子」だった・・・。 それから1年後―。 平穏な街では不可解な殺人事件が続いていた。 それも過去にレクターを苛めていた人間たちばかり・・・。 リンク アルバトロス・フィルムの作品紹介ページ