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セレーネは、アムロのトランクス一枚で機械いじりをする姿を見て育った シローは、アムロのガンダムでアクシズを押そうという無茶をする背中を見て育った マイは、アムロの機械いじりとする姿と、セレーネのフラグクラッシュを見てそだった ドモンは、アムロのフラウに頭が上がらない姿と、シローの熱血ぶりと、マイの唯我独尊ぶりをみて育った コウは、アムロの無気力な時代と、シローの後先考えずに特攻する姿と、ドモンの不器用さを見て育った カミーユは、アムロとシャアの女癖の悪さと、ドモンの沸点の低さを見て育った シーブックは、シローの生真面目さと、コウの地味さと、カミーユの綺麗な部分を見て育った ロランは、セレーネの女性の強さと、シーブックの面倒見の良さを見て育った キラは、アムロのムッツリな姿と、ドモンの男泣きと、カミーユの逆ギレする姿を見て育った シンは、コウの主役を奪われる姿と、シーブックのシスコンと、カミーユの関わる女性が不幸になる呪いを見て育った 刹那は、ガンダムしか見ずに育った ヒイロは、シャアの死亡回避方法と、爆発!で爆発できるドモンの姿と、刹那のガンダムに語りかける姿を見て育った ガロードは、シローの愛の告白と、ロランの前向きさと、ヒイロがMSをポイポイ乗り捨てる姿を見て育った ジュドーは、シーブックとシンのシスコンぶりと、カミーユの毒舌と、ガロードのバイタリティを見て育った ウッソは、アムロのエロ大名ぶりと、カミーユの死亡フラグのばらまきと、キラのコンピューター技術を見て育った アルは、ザクに乗ってた頃のシャアと、ドモンの純心さと、シーブックの普通さを見て育った この様に兄弟の間で受け継がれていった結果、シュウトは アムロ・カミーユ並の人間磁石でありながらマイ並のフラグをクラッシュし、セレーネ並に機械の心を理解しつつ シロー並のボールで戦果を上げるMS操作技量を持ち、ドモン・ヒイロ並の身体能力に加え コウ並のねばり強さに、シーブック・ロラン並の常識を持ち、刹那並にガンダムに愛され ガロード・ジュドー並に赤い服で、ウッソ並にスペシャルな独創力を持ち、アル並の純心である 正にガンダム家の集大成な末っ子になったのだ byキャプテン
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このページはこちらに移転しました 夜空を見て想う事 作詞/17スレ317 作曲/17スレ553(アカペラ)、299スレ49(アカペラ) 街の明かり 月の光 窓を開けると 懐かしい匂い 子供の頃は挫折なんて知らず 好きなものに直球だった 挫折を知って大人になって 好きなものには遠回り 音源 夜空を見て想う事.mp3(アカペラ) 夜空を見て想う事(アカペラ:299スレ49ver) (このページは旧wikiから転載されました)
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夜空を見て想う事 作詞/17スレ317 作曲/17スレ553 街の明かり 月の光 窓を開けると 懐かしい匂い 子供の頃は挫折なんて知らず 好きなものに直球だった 挫折を知って大人になって 好きなものには遠回り 音源 夜空を見て想う事.mp3
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「ピカチュウと新しい仲間たち」の実物を入手!とは、ポケモンカード公式チャンネル第47回のこと。 (第46回 ←← 第47回 →→ 第48回) 主な内容 「ピカチュウと新しい仲間たち」を紹介! 『ポケットモンスター サン・ムーン』のはじまりの3匹、モクロー、ニャビー、アシマリのカードが早くも登場! 登場するキャラクター ポニータ石井 使用されているBGM Youtube動画 写真集 備考 ミス 関連項目
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どうも吉田 悠紀です。 最初に。個人的なお話ですが先週携帯を壊してしまい、みんなと連絡が取れない状況になってしまいました。 連絡していただいた方申し訳ございません。 wikiを確認して、気づいたことを情報共有のため記載します。 ①備品で会社にあるものを入手しました。 模造紙 大10枚 マジック 大4本 小20本 ②年末ジャンボ宝くじの発売が12/20火曜まで ③プログラムの最初にあるチーム分けを会社で事前に行うこともできます。要望があれば、リーダーと大体のチーム分けをすることが可能です。その際設定チーム数を教えていただきたいです。 ④賞品を買う予算10万円の仮前払い可 ③④に関しては僕が出勤する水曜までにご連絡ください。 ②については、時間がないということで早急に一度買い出しする必要があると思います。 以上を見て何か反応していただけると助かります。 ======================= >お疲れ様です、前田です!! 宝くじ&予算前払い、とりあえず明日のMTGでも間に合いそうだよね?? 作ってみた掲示板(http //6617.teacup.com/mogumogu/bbs)は全員が見れているかわかんないのでここにレスしました(汗)
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Kスタに行って触ってきた人の感想や、聞いてみたいことをコチラに↓ 電池は何Aでしたか? -- (名無しさん) 2007-11-14 17 54 02 870だよ -- (七誌) 2007-11-20 18 25 23 キーの一番下列が打ちにくい。 キーバックライトの7・8・9列がマイクの配置の都合上か暗い。 -- (名無しさん) 2007-12-06 19 06 13 液晶保護フィルムが貼れない 早いとこ専用のやつでないかなぁ -- (名無しさん) 2007-12-06 19 14 15 本体のカレンダーとau oneカレンダーって同期しないの? できることならgoogleカレンダーと同期させたいのだが。 -- (名無しさん) 2007-12-07 03 52 39 ↑そりゃ無理じゃね -- (名無しさん) 2007-12-07 23 41 37 ヤフオクで保護フィルムうってましたが張った人います? -- (名無しさん) 2007-12-08 14 14 04 保護フィルムは100均一のDS用フィルムを カットして使ってます。いい感じです。 -- (名無しさん) 2007-12-09 10 50 27 電池の持ちが異常に悪いです。 -- (名無しさん) 2007-12-11 10 55 06 電池持たないね、ストレートは画面点灯時間が長いから仕方がない というのがあるにしてもそれにしても持たない。なんなんだろ。 その画面点灯時間だって有機ELの寿命対策でかなり短いのに。 ファームアップデートとかで多少でも改善されないかな。 -- (名無しさん) 2007-12-11 19 10 41 液晶保護シートですが、100円均一のデジカメ用2.8インチの保護シートがおすすめです。 シートを張るときは画面の上方から張ることをオススメします。このとき 画面の上方の端までシートで覆ってしまうと、どうしても空気が入ってくるので、 液晶の黒枠(映像等が表示されないところ)部分の下から張るときれいに張れます。 -- (名無しさん) 2007-12-15 17 36 33 自作した着うたとか聞けはしても着信とかに設定はできないのね…orz -- (名無しさん) 2007-12-19 00 57 27 連打していてキーのすきまに爪が入ると、キーがめくれそうになる orz -- (名無しさん) 2007-12-20 07 53 31 オートロックと○ボタン長押しのキーロックが別個に機能するというのが不可解。○ボタン長押しでキーロックを解除したあと、暗証番号入れてオートロックを解除するなんて、無駄な二度手間。 -- (名無しさん) 2007-12-20 10 18 53 買って4日でディスプレイにひびが入って映らなくなりました。 落としたわけでなく、コートのポケットに入っていて、コートを脱いだときに コツン程度です・・・・やはりあの形状は割れやすいのですね。 私の過失かもしれませんがこの程度は日常に良くあることじゃないですか? 修理費も取られるし、二年は機種を変えられないプランに(1ヶ月未満なので 解約金18900円かかる?)入ってしまったためかなり憂鬱です。 買って後悔です。。 -- (名無しさん) 2007-12-21 00 04 09 耳あてるとこの穴から液晶内部にほこりがはいって画面がきたなくなりました。 外側ならまだ納得できそうですが内部って… デザインはいいんですが細かいとこでダメすぎですね;; -- (名無しさん) 2007-12-23 20 41 32 充電用の卓上フォルダが非常に使いにくい。 変わった形状のため、置く場所や向きが限定される。 -- (名無しさん) 2007-12-24 01 38 59 デザイン重視端末なんだから本体・ホルダ等多少の使い辛さは付き物でしょ。 WIN端末でボタンがそこそこ打ち易いストレート。これだけでも私は良しとします。 コートのポケットに入っていて、コートを脱いだときに コツン程度です ↑ 信じられん。ともあれご愁傷さま。 -- (名無しさん) 2007-12-24 11 10 29 買ってきたメールブロックが曲面ディスプレイに貼れなかった。 とりあえず今は保護フィルム貼ってる。 -- (名無しさん) 2007-12-30 21 30 52 もとソニエリユーザーなのか知らんが、文字入力がかなりめんどくなった。 特にアルファベットに変えるときが 保護シートはつけるのにコツがいる 2回失敗した 特に空気を抜くときが -- (名無しさん) 2008-01-13 16 17 56 皆さん、悲喜こもごもでドモです。 保護フィルムはハードタイプとソフトタイプと販売されてますよ。 ヨドバシに出てます。専用とは申しますが私はハードタイプ、即、 はがれてOUTでした。ソフトタイプを既出のとおりディスプレイ上部の チョイ下から貼り始めるが「良」かと。使いにくいのは覚悟の上、 keyの使いにくさなどモノともせず楽しんでます。そりゃ、使いやすいに こしたことはないですが、使い勝手の不満を聞くにつけ、、見るつけ 何かガッカリでやす。 -- (washi) 2008-02-03 04 49 12 画面の明るさの自動調整を切ってても 画面がまだらに明るくなったり暗くなったり… はずれ引いたかな、修理に持って行こう -- (名無しさん) 2008-02-15 10 20 26 保護フィルム、百均で一発で貼れました!3日経ちますが剥がれてません。コツは2.8インチのを1mm程切ります、外枠に掛かるとそこから剥がれますので小さめ方が良いようです。シリコンカバーにしたら、使いやすくなりました。 -- (名無しさん) 2008-02-17 20 45 49 2タッチ方式が使えない。 最初は、面白半分で使っていたのだが、 句読点が打てないことが分かり、 もう使っていない。 アップデートで対応してくれないかな。 -- (名無しさん) 2008-02-18 12 25 46 句読点は辞書登録で対応すればよろし -- (名無しさん) 2008-03-24 22 00 17 機種変更3日目。 なんか○キーが日に日に陥没してきているような希ガス -- (名無しさん) 2008-04-03 15 45 36 ↑同意。 クレイドル使っていたら、上の部分がハゲてきた・・・ -- (名無しさん) 2008-05-28 10 31 32 この形、飽きないですか? TALbyの方が飽きがこないし、今でも新鮮って気がします。 -- (名無しさん) 2008-11-07 21 29 19 名前 コメント すべてのコメントを見る
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夏の終わりの夜 の唯視点 別作者 684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 05 04 22.07 ID EeRkDB+g0 681 夏の終わりの夜 夢を見ていた。 夏がぶり返したみたいに部屋が暑くて、憂にアイスをねだった。 いつもみたいに笑ってアイスを持ってきてくれて、夢中になって食べていた。 でもアイスを食べたら涼しくなるはずが、ちっとも涼しくならなくて。 もう一つ食べたいと伝えようとしたら、その姿は見当たらなくて。 だから名前を呼ぼうとしたけど、うまく声にならなかった。 やけに不安になって目を開けると、部屋はやっぱり暑くて一瞬夢かどうかの区別がつかなかった。 なんだか落ち着かなくてごそごそしていると、ふいに左手が握られたような気がした。 最初だけ少し冷たかったその手が、すぐに温もりを帯びて汗をにじませる。 確かに伝わるそれが私に夢じゃないんだと教えてくれる。 だって、憂は此処にいるから。 たったそれだけのことにすごく安心すると、また眠気がやってくる。 誘われるままにまた寝ようとしたら、左肩に何かが当たった。 でも私は目を開けない。それが何かなんてもうわかっている。 明日食べるアイスは特別な味がしそうだから、明日もまだ暑いといいな。 そんなことを考えながら、私はまた眠りに落ちた。 素敵な文章に影響されて勝手に唯視点を 作者さんごめんなさい 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kopikopipe/pages/83.html
高校生の頃、冬場に本屋で立ち読みをして 帰ろうとしたら、女子高生のバイトに呼び止められて いきなり「あんた!万引きしたでしょ!」と大声で怒鳴られ有無を言わさず 周りの男の通行人らに取り押さえられた そのまま事務室まで連行されてもう一人の女子高生店員が店長呼びつけて 店長はバイトの女子高生に「いったい何の本を盗ったの」と聞いて 「よくは見えなかったけど数十分もぞもぞしていて気になってこいつを見ると 背中に本を隠しているらしく、背中にうっすら本の形が見えた!」 と言ってきて、いきなり俺の背中をまくし上げた でも、俺の背中には本なんて無い 「あれ?」と言った女子高生更に俺の下まで半分ぐらいをいきなり脱がしたけど本なんて無い 「どうして…」と言って顔面蒼白になる女子高生二人組、状況が分からない店長 おもむろに俺が背中のTシャツの貼るほっかいろを取って「もしかしてこれと勘違いしたの?」 「あ・・・」と、顔色が凄く真っ白になっていく女子高生 つまり、俺が背中に貼っていたホッカイロが本の形に見えて俺が隠し持っていたと勘違いしていたと言うこと 女子高生二人組おもむろに泣きながらごめんなさいの連呼、 店長もひたすら謝って商品券みたいなのを何枚か渡そうとしたけど、 「ふざけるな!!」と怒鳴って商品券と女子高生の連絡先だけもらって帰った 今でも当時の状況を思い出しただけでムラムラしてくる
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ずっと夢を見て * * * それは、この悪夢のようなイベントが始まるより前の出来事。 深夜の街中、並び立つ建物の一つ。 その中は店として繁盛していて、とても騒がしく。 室内の一角にある席には、六人の男女が酒を交わしていた。 一見、女の子にしか見えないような女性はすでにかなりできあがっていて、それに付き合う色気のある女性も顔が赤い。 壮年の男性がそんな光景を微笑ましく見ていて、その隣に座る女性もまた、笑顔が絶えない。 どこにでもある、よくある光景。何の変哲もない、平和な日常。 「はぁ……」 その席の中で、一人の男性が小さくため息をついた。 「……どうかしたんですか、プロデューサーさん」 その声を聞いて、隣にいた女性が声をかける。 小さな物音は、他の周りにいる人には聞こえていないようだった。 「あずささん……いえ、なんでもありませんよ」 彼女の言葉に、男は取り繕う。 とはいえ、その表情は暗く、陰りが見える。 男が何かを取り繕っている事は明白であった。 「何かあったなら、いつでも相談にのりますからね」 そんな男の反応に対して、女性はにこりと微笑む。 何かあるのは分かっている。ただ、そこに無下につけこみはしない。 無理に聞く必要なんて、ない。必要とされているなら、きっと自ずと話してくれるだろうから。 「いつも、お世話になってますから」 ここにいる二人、そしてこの席を囲む六人は、一つの事務所に所属するアイドルと、その事務員、そして社長である。 彼女達――この場所にいない、他の皆も含めた彼女達は、最早仕事の幅を超え『仲間』としての信頼を築いていた。 困っているなら助け合い、共に大きな夢へ向かっていく。 傍から見れば綺麗事のように思われるかもしれない事でも、彼女達はしっかりとそれを実現していた。 だからこそ、これは純粋な気遣いと日頃の感謝の気持ちを込めた彼女の善意からの言葉。 その言葉に男は俯き、戸惑いながら。 「……俺は、彼女達の期待に応えられない」 ぽつりと、そう呟いた。 「……そんな事、ないですよ? プロデューサーさんは、皆をしっかりと導いてるじゃないですか」 その言葉に、女性は疑問を抱く。 女性の知る限り、男は『プロデューサー』としての最近の仕事に不備はない。 むしろ、男の働きによりこの事務所は大きく成長していったのだ。感謝こそあれど、不満なんて微塵もない。 だから決して慰めなんかではなく、本心から女性は言葉を投げかけていた。 「……そういう事じゃ、ないんです」 「……?」 そんな彼女に対して、男は首を振る。 その表情を伺う事はできない。 ならば、一体何なのだろうと。そう問うようり早く、男は誤魔化すように笑顔を向けた。 「変な事、言っちゃいましたね」 「……いえ、大丈夫ですよ」 男は、それ以上語ろうとはしなかった。 だから、彼女はそれ以上聞く事をしない。 その言葉が気にならなかったわけではないが、彼女は人が止めた言葉を追及するほど積極的ではない。 きっと、今はその時ではないのだろう。彼一人でどうしようもならなくなったら、また頼ってくれればいい。 その時、女性はただそう思っていた。 そうして夜は更けていき、運命の日へと向かっていく――― * * * 時と場所が移り変わり、随分と華やかな店内の一角。 そこでイベントの開始からずっと、一人の女性が飲みつぶれていた。 華やかとはいえ、彼女以外には誰もおらず、閑散としている。 ここが具体的に何処かは分からないが、こういう建物がある以上は誰か住人がいたはず。 しかしそれを感じさせない、この異常とも思える空間で、それでも彼女は飲み続けている。 「……ほんっと、不思議よねぇ。ま、どーでもいいけどっ」 その事を彼女――百瀬莉緒は疑問に思わなかったわけではないが、それ以上に深く考えなかった。 彼女にとってそんな事、それ以上にもう全てがどうでもよかったのだ。 ただ、思考を放棄して一心不乱に酒を呷る。それだけが、今の彼女にできる唯一の行動だった。 そんな中響いた、足音と。 「……あら?」 間の抜けた、おっとりした声。 「あら、あずさちゃんじゃなーい! ねぇねぇ、 一杯どう?」 訪れた人物の事を、莉緒は知っていた。 落ち着きのある、柔らかな雰囲気に包まれた女性。 個性豊かな765プロの中でも、母性と包容力に関しては一二を争うであろう彼女の名前は、三浦あずさと言った。 「折角ですけど……ごめんなさい。遠慮しておきますね」 彼女は、莉緒の誘いをやんわりと断る。 それも当然と言えた。この場所は、いつもの日常なんかじゃない。 普通に考えれば、こんな場所でお酒なんて飲んでいる暇なんてないだろう。 その言葉を聞いて、莉緒はその場にふさぎ込んだ。 「……ま、そうよねぇ。こんな状況で飲むなんて、どうかしてるわよねぇ」 彼女だって何も、この現状をわかっていないわけじゃない。 百瀬莉緒は、もう大人なのだ。言われた事も、今何が起きているかも十分理解できる。 ただ、逃げていた。酒という誘惑に逆らえず、目をそらしていた。 「隣、いいですか?」 「どうぞぉ」 すぐ横に、あずさが座る。 その間にも莉緒は慣れた手つきで蓋を開け、目の前のグラスに注ぐ。 彼女達の間には、沈黙が広がっていた。 話題も見つからず、特に世間話をするような雰囲気でもなく。 それでもここは、殺し合いという異常な場においてなお、穏やかな間が流れている。 「……私、分かっていたのかもしれません」 その沈黙を先に破ったのは、三浦あずさの方。 俯いていた彼女は、普段からは考えづらいような神妙な面持ちをしていた。 「何が?」 「このイベントが、始まってしまう事を」 その言葉は、彼女の懺悔であった。 「あの時、もっとあの人の話を聞いていたなら……。 もっとあの人を分かっていたなら、こんな事にはならなかったかも。そう思うと……」 あの時――プロデューサーが心を見せかけたあの時に、あずさは何も言うことができなかった。 プロデューサーの苦悩の鱗片を垣間見て、それでも何もできなかった。 もしあの時、少しでも彼を支える事ができたのなら、こんな事は起こらなかったかもしれない。 この罪は、見て見ぬ振りをした三浦あずさに非があるのではないか。彼女は、そう思い込んでいた。 「……今更もしもの話なんて、しても意味ないわよ?」 「でも……何もしなかったのは事実ですから。 こうなってしまったのは、私のせいでもあるんです」 莉緒の言ったことにも、一理ある。 その時に言えたからといって何かが変わったとも限らないし、今更どうこう言ったところで、何も変わりはしない。 それでも、あずさの中に渦巻いた後悔の念は少しも晴れる事はなかった。 彼女は、優し過ぎた。 自分のせいで、皆が苦しみ、プロデューサーに間違いを犯すきっかけを作ってしまったと考えて、止まらない。 「じゃあ、どうするのよ」 目の前で懺悔する彼女に、莉緒は問う。 それに、特に深い意図はなかった。ただなんとなく、気になった程度のもの。 だが、その言葉を聞いたあずさは俯き、険しい顔をしている。 その姿は悩んでいるというわけでなく、ただ悔やんでいるというもので。 「―――私もその『罪』を、背負おうと思います」 その間違った道を、共に歩みたいと願う。 心の内はもう、決まっていた。 「………おぉ」 立ち上がり、彼女が手に持っていた物に気付いた時、莉緒は感嘆の声を上げた。 三浦あずさがその手に『剣』を持っていた事に、今まで気づいていなかった。 まるで、マンガやアニメで主人公が持つような両刃の剣。 普通ならこの店に入った時にすぐ目に入る筈だったが、泥酔していた彼女はそれを見逃していた。 散漫な注意力が、彼女の明暗を分けた。 「それ、本物?」 「はい。先ほど触ってみたら、指が切れちゃいました」 「へ~……実感わかないなぁ」 自らの身に、危険が迫っている。 莉緒はやんわりとそれを理解して、それでも抵抗することはしなかった。 「私を、殺すんだ」 「…………」 「……あーあ」 返答はない。そんな事は分かり切っていたかのように、莉緒は声をあげる。 結局、彼女は最後までただ流される事を選んだのだ。 ここで死ぬなら、そういう運命だったと言うこと。 納得はできないが、抗いもしない。もう、さっさと楽になってしまいたい。 酒に呑まれた思考と、信頼する人に裏切られた絶望は、もう真面目に考える事を放棄していた。 「もっと色々したかった事、あったのになぁ」 その代わりに口から発せられたのは、今までの後悔。 「こんな事になるなら、あの時フンパツしとけばよかったし、美味しいものも食べておけばよかった。 アイドルだって、もっともっと上を目指せた筈よねぇ? あぁ、悔しいな……」 彼女が思い浮かべたのは、かつての日常と、その少し上に広がる世界。 折角酒で忘れようとしていたのに、いざ死が近づけば走馬灯のように駆け巡る。 彼女が当然と思っていた欲も、もう二度と叶う事はない。そんな後悔にうなされて、彼女は俯く。 「色々、迷惑もかけたわよね……このみ姉さんに、ちゃんとお礼ぐらい言っとけばよかったかしら。 お母さんやお父さんにも、まだ何にも恩返してないのよ? ホント私ってば、親不孝者ねぇ」 言葉尻に自身を卑下する彼女の眼は、どこか遠いところを見ているようだった。 何を信じて、何を想って、何が好きで、何が見たかったか。 それを思い返しても、もうどうにもならない。ここで全てが、終わるんだから。 「それに…………結局、想いを伝えられなかった」 それでも口惜しく最期に思い浮かべるのは、一番信頼していた男性の姿。 「あずさちゃんも、そうなんじゃない?」 「……そう、かもしれませんね」 その返答は歯切れの悪いものだったが、莉緒は半ば確信していた。 大人だからこそ、その男性への想いはただの『プロデューサー』への感謝では終わらない。 明確なものとして、彼女達の中に存在している。今更になって、それに気付いた。 「ま、今となっては関係ない話だけど……他の子達はどう思うのかしら。あの人、結構慕われてたから相当でしょうねぇ」 ただそれさえも、諦観の感情に塗りつぶされる。 その脳裏に浮かぶのは、同じ場所で同じ夢を目指した、48人のアイドル達の姿。 プロデューサーに突き放されて、彼女達はどう想うのだろう。 今ここにいる二人よりも、より深い絶望の底に沈んでいるのかもしれない。 そんな見当もつかない思考は、早々に打ち切られた。 「ねぇ……あと一杯だけ、飲んでもいい?」 その答えも、また帰ってこない。それを気にせず、彼女はグラスになみなみと注ぐ。 彼女が最期に選んだのは、何の変哲もない缶入りのお酒だった。 とても『銘酒』とは呼べない、どこにでもある、莉緒自身もよく飲んでいたもの。 それでも彼女は、まだ多く並んでいる酒の中からそれを選ぶ。 「…っはぁ、おいしっ」 人生最期の一杯を、ぐいっと飲み干す。 それはまた、格別に美味しく感じられた。 心の奥底に沈殿する鬱憤とした想い、それらとは遠く離れた、ひどく現実的で喉に痛む甘さ。 最期に飲むものとしては悪くないかな、と。そう思った。 「あぁ、つらいわね……ほんっと、こんな事なら」 思考が澱み、意識がぼやけて。 ここで意識を手放せば、もう二度と目覚めないのだと認識して。 哀しみも、後悔だって数えきれない程あるけど、それらを全て諦観が上回り。 彼女は、最期の言葉を絞り出す。 「好きにならなきゃ、よかったな」 その瞳から、大粒の涙が零れた。 * * * 「………最低ですよね、私」 静かな――『静かになった』場所で、彼女は誰に語るでもなく呟く。 虚ろな目は、血に染まった自分の両手を映していた。 勢いよく突き刺した剣は、正確に莉緒の体を貫き、破壊した。 ――百瀬莉緒は死んだ。他でもない三浦あずさの手によって。 それはもう、誰が見ても明らかだった。 「今更、皆より一人の事を選んで」 あんな事を宣告されても、彼女の中の想いは揺るがない。 ただ、こうなってしまった責任は自分にあると思い込んで。彼女は、一人の男性に尽くす事を選んだ。 「こんな、過ぎた物を持つ資格なんてないのに……」 彼女が血で染めたのその武器の名は、『明日を拓く剣』。支給品と共に入っていたメモに、そう書かれていた。 春日未来という少女がとある仕事で勇者を演じていた時に、手にしていた物。 ここにあるのは、それを模した本物の剣。あの時とはよく似た別物であっても、意図されてるのは同じであって。 なんて、皮肉なのだろう。 この剣にはもう、明日を拓くような使われ方はしない。それどころか、この剣は他人の明日を奪ったのだ。 無数に広がっていたであろう未来を、この剣で。 最早、この剣にその名は相応しくない。それでも、彼女は剣を持つ。 自己嫌悪の闇に沈んだ彼女に、生き残る意思はない。 それでも殺し合いに乗る理由はただ一つ、あの人の意思だから。 全てを裏切り、許されない道を選んでしまったプロデューサー。 その人に対し自分は、せめてもの罪滅ぼしとしてこの身尽きるまで捧げたい。 世界全てが彼を責めても、自分一人だけは味方でいようと決めたのだ。 「……もう一度、会いたい」 哀しく狂った決意を胸に秘めて、あずさはその場を後にする。 最期に莉緒が同意を求めたあの言葉は、厳密には当てはまってはいない。 想いが伝わらなくたっていい。過ぎた事は望まない。 「ただもう一度だけ、その姿が見られれば――」 ――きっと、それで満足だから。 【百瀬莉緒 死亡】 【一日目/朝/D-8 カジノ・バー】 【三浦あずさ】 [状態]健康、 [装備]明日を拓く剣 [所持品]支給品一式、不明支給品0~1 [思考・行動] 1:殺し合いに乗る。 【明日を拓く剣】 三浦あずさに支給。 『大冒険!アイドルファンタジーRPGガシャ』で出演した春日未来が持っていた剣……を模したもの。 これも今までの支給品の例に漏れず、殺傷能力を持っている。 武器の名前は『伝説の勇者 春日未来』のスキル名から。 いつまでも、ずっと 時系列順に読む 乱れ撃ち手打ち饂飩 いつまでも、ずっと 投下順に読む 乱れ撃ち手打ち饂飩 GAME START! 三浦あずさ 絶望偶像 Day dream believer 百瀬莉緒 死亡 ▲上へ戻る
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「きれいだね…」 「ん?」 「月」 あたしの言葉に誘われて夜空を見上げたのっち その横顔を見つめるのが好きで あたしはいつも月を餌に使う 「今日は三日月だね」 「次の満月はいつかな?」 「……わからん」 「ふふ。あ〜ちゃんもわからん」 二人で目を合わせてふふって笑う 柔らかい空気に包まれながら手をとりあって、また歩きだした 「夜、気持ちいいね」 「そうじゃね」 「あ〜ちゃん…のっちね、今めっちゃ幸せ」 「何?急に」 「こうやって手繋いでさ、同じ月見てさ…めちゃくちゃ幸せ」 空を仰ぎながら話すのっち 大好きなその姿に 目の前が霞んでいく 「…ちゃんと前見ないと危ないよ」 そう言うとピタっと立ち止まって、手にはぐっと力が入った 「泣かんでいいでしょ?」 困ったような顔で眉をハの字にさせて それでも嬉しそうに、のっちは頬に流れたしずくを拾ってくれる 「…なんで泣いてるんかわかる?」 「ふふ、うん。あ〜ちゃんのことは全部わかる」 「アホ」 のっちの肩におでこを乗せたらそっと包みこんでくれた その体温でさえも、こんなに愛しい 「泣いちゃうほどのっちのこと好き?」 「……うん」 「のっちも。好きだよ、あ〜ちゃん」 あたしの事全部わかるって言ったけど のっちは結局何もわかってない この涙はね、のっち あなたの全てを盗むために流れたの のっちに降り注いでシミになってずっと残るように あ〜ちゃんがずっと残りますようにって、流したんよ? また手をとり歩きだす この夜空の下をあと何回一緒に歩けるかな あの三日月をあと何回一緒に見れるかな 終わり