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vano /// / 意欲がある 2 \ 15 seren klel sorn vudas \ 意欲、有意、乗り気、やる気、活力 \ [ iyuan ] \ 意欲があった、有意な、乗り気の、意志があった、やる気があった、活力があった、気合がある、気力のある \
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ツベルクリン反応陽性者に対するrifampin Chest 2006 Dec; 130 1712-7. isoniazid(INH)は何年にもわたり、潜伏結核感染症(latent tuberculosis infection:LTBI)の発症への進行を予防するうえで選択すべき薬物となっている。しかし、INHの通常の9ヵ月間治療コースによる毒性、耐性、さらには服薬の遵守度がきわめて悪いことに関する問題から、代替薬への関心が高まっている。 非ランダム化レトロスペクティブ研究で、大規模なニュージャージーの結核病院の研究者は9ヶ月間のINH予防投与をした患者213人と、代替治療としてrifampinを4ヵ月間投与した患者261人の治療完了率を比較した。 全体として、成功した治療完了率はrifampin群がINH群より有意に高く(80%対53%)、多変量解析でもrifampinの使用が治療完了のきわめて有意な予測因子であった。治療を制限する副作用は、有意ではないもののわずかにINH群で高かった。治療効能は検討されなかった。 コメント:潜伏性結核感染の治療では、rifampinの短期治療コースが患者にやさしいINHの代わりとなる治療である。さらに、現在、3ヵ月間の併用治療法を評価する研究が終了間近である。 _
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治療 無症状患者に手術すべき? (JCEM 2007; 92 1687) デザイン RCT、無症状患者191人 (mean Ca 10.8mg/dL) 介入 観察 or 副甲状腺摘出術 結果 1-2年のフォローを終了した最初の99人。QOL、心理敵領域に有意差なし。腰椎と大腿骨頚部とで有意な骨密度の改善が見られたが、橈骨では見られず。
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【方法】 被験者 札幌市、下関市在住の学生、社会人90名(Table1参照) 手続き 被験者を3郡に分け、各々に刺激広告としてデメリット型比較広告(相手ブランドのデメリットを指摘する比較広告)、メリット型比較広告(自社ブランドのメリットを強調する比較広告)、従来広告(Fig1参照)、を文書で提示する。その後、広告に対する評価(17項目、Fig2参照)、広告提供企業と比較対象企業の企業イメージと商品イメージ(両イメージとも良さ、信頼度、高感度の3項目)を7段階尺度で評定させた。広告に対する評定項目は、Wilkie Farrisの評定項目に基づき、中谷内・石橋(1989)が比較広告評価のために作成した項目を採用した。 また、商品、企業イメージの評定項目に、良さの他に一見類似している好感度を加えたのは、最近の消費者は、好き、嫌いの次元で評定することが多く、それが良さという概念と必ずしも同一方向に作用しておらず、よいけど嫌いとかよくないけれど好きという現象が見受けられることを考慮したためである。 【結果】 ◆比較広告が広告イメージにおよぼす影響 広告評定項目の各評定値に基づき、デメリット型比較広告、メリット型比較広告、従来広告の3広告間で1要因の分散分析を行った。その結果、腹黒い、反感をもつ、信用できない、悪い、嫌いな、暗い、センスが悪い、感じが悪い、目にとまる、の9項目において1%水準で、また、平凡な、興味をひく、の2項目において5%水準で有意差が認められた。さらに下位検定(テューキーの多重範囲検定)を行ったところ、比較広告は従来広告と比べて腹黒く信用できない悪い広告であり、被験者に好まれず反感さえ感じさせる広告であり、特にデメリット型比較広告には暗くてセンスや感じが悪いイメージが付帯していることが明らかになった。しかし、一方で奇抜で目にとまりやすく被験者の興味をひくという効果も認められた。 ◆比較広告が自社の商品・企業イメージにおよぼす影響 商品イメージと企業イメージの評定項目の評定値に基づき、3広告間で1要因の分散分析を行った。その結果、商品に対する好感度において有意な差が認められ、下位検定を行ったところ従来広告とデメリット型比較広告の間に有意な差が認められた。また、企業イメージについては、良さ、信頼度、好感度のいずれの項目においても有意な差が認められ、下位検定の結果、従来広告は両比較広告と比べて良さや信頼度においてポジティブに評価されることが明らかになった。 ◆比較広告が相手企業の商品・企業イメージにおよぼす影響 2つのタイプの比較広告の効果を比べるために、商品イメージと企業イメージの評定項目の評定値に基づき2広告間でt検定を行った。その結果、商品に対する良さ、信頼度、好感度において有意な差が認められた。また、企業イメージにおいても良さ、信頼度、好感度で有意な差が認められた。 【考察】 比較広告が広告イメージにおよぼす影響 比較広告は従来広告と比べて腹黒く信用できない悪い広告であり、被験者に好まれず反感さえ感じさせる広告であること、とりわけデメリット型比較広告には暗くてセンスや感じが悪いイメージが付帯することがあきらかとなったが、しかし、一方で奇抜で目にとまりやすく被験者の興味をひくというデメリット方比較広告がもつ効果も認められた。このことから、広告表現を洗練したものにするなど工夫次第で比較広告が魅力的な広告手法に成長する可能性もあるように思われる。 比較広告が自社の商品・企業イメージにおよぼす影響 結果から、比較広告が自社の商品イメージについてネガティブなイメージを喚起させることはまず間違いないといえよう。 比較広告が相手企業の商品・企業イメージにおよぼす影響 結果は、相手企業の商品・企業イメージにダメージを与えるというデメリット型比較広告の攻撃効果を示しているものといえる。
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課題レポート(「心理統計法Ⅱ」) 以下の問題をRで解き、統計的検定を用いて判定しなさい。全5問あります。 期限:2月10日(木)厳守(成績提出期限があるので、これ以上延長できません!) 提出先:小西研究室のドアのBOX 2月7日(月)に学生より質問があり、問題のミスが発覚しました。問題を1問修正、1問削除しています。ご注意ください。 問題がほしい人は、下記をクリックして下さい: 課題プリント 1.(1要因分散分析) ある動物の行動についての実験を3つの実験装置(X、Y、Z)で行い、装置の違いが結果に影響するかどうかを調べた。 平均のグラフを描き、有意水準5%で分散分析を行い、多重比較を行い、その結果から何がわかるか。 X Y Z 12 11 18 16 15 19 20 12 20 17 14 19 16 14 18 2.(被験者内1要因分散分析) 3人の被験者(S1,S2,S3)の5つの刺激図形(a,b,c,d,e)に対する反応頻度を測定すると、下のような値になった。 図形による反応数の違いがあるか?あるとすると、どれとどれの間にどのような差異があるか。 平均のグラフを描き、有意水準5%で分散分析を行い、多重比較を行いなさい。 a b c d e S1 91 88 99 72 76 S2 89 87 96 77 70 S3 95 78 92 76 71 3.(適合度検定) ある乱数表の一部を取り、0から9の個数を数えた。乱数の性質の1つとされる一様性(等頻度性)を満たしているかどうか、有意水準5%で検定しなさい。 乱数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 観測値 26 30 23 20 28 20 35 22 21 25 4.(独立性の検定) ママさんドライバーの「運転腕前度」に、本人とその夫が100点満点で点数を付けた。 対象者は300組で、下表の結果を得た。自己評価と夫の評価の間に違いがあると言えるか。 有意水準5%で検定しなさい。 点数 ~49 50~59 60~69 70~79 80~89 90~ 合計 自己評価 12 21 58 98 77 34 300 夫の評価 22 32 49 95 73 29 300 5.(マン・ホイットニーのU検定) マーク・トウェインの1863年(A)と1897年(B)の著作から、ランダムに選んだ単語の長さを調べ下表を得た。 30年隔たった2つの作品の間で、単語の長さの分布は変わっているか、有意水準5%で検定しなさい。 単語の長さ A(1863年) B(1897年) 1 312 122 2 1146 466 3 1394 653 4 1777 517 5 661 343 6 442 207 7 367 152 8 231 103 9 181 92 10 109 45 11 50 18 12 24 12 13~ 12 9 合計 6706 2739 以上5問です。健闘を祈ります!
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(1) Hyponatremia may reflect severe inflammation in children with febrile urinary tract infection. Pediatr Nephrol 2012; 27(12) 2261-7 尿路感染後にDMSAシンチグラフィで腎皮質欠損が認められた群では認めなかった群と比較して, 血清ナトリウム値が有意に低く, 低ナトリウム血症の頻度も高かった. さらに血清ナトリウム値は白血球数やCRP値と反比例した. (2) Antimicrobial Prophylaxis for Children with Vesicoureteral Reflux. N Engl J Med 2014; 370 2367-76 初回もしくは2回目の有熱性や症候性尿路感染症後にVURと診断された児において, ST合剤の予防内服を行っていた群では再発率は有意に低かったが, 腎瘢痕の発生率はプラセボ群と有意差はなかった. (3) Diagnostic Accuracy of the Urinalysis for Urinary Tract Infection in Infants 3 Months of Age. Pediatrics 2015; 135(6) 965-971 菌血症性UTIでの白血球エラスターゼ(LE)は感度が97.6%で膿尿( 3 WBC/HPF)は96%であった. LE陽性もしくは膿尿のいずれかが陽性の場合, 感度99.5%, 特異度87.8%であった.
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100mSv問題 161 名前:名無しに影響はない(愛知県)[sage] 投稿日:2012/03/11(日) 15 22 39.47 ID T6OysFgd その0,背景の説明 震災以来、「100mSv 以下で健康影響は観察されていません」といった言説をしばしば耳にします。ここでは この言説の妥当性を検討してみます。主な資料として用いるのは、放射線影響研究所の『寿命調査(LSS)報 告書シリーズ』です。放影研が政治的に偏った機関であるという指摘もよく耳にしますが、今回は以下の理由 により、放影研の資料を用いた検討は意味があると考えます。 (1) 『寿命調査(LSS)報告書シリーズ』は英語で世界中の研究者を対象に発行されている報告書であり、世 界中の研究者から批判的な検討を受ける資料です。つまり、反原発派の批判的検討に対してもある程度 diffensiveである必要があり、あからさまにおかしな分析や、安全デマのようなものが入り込む余地はあまり ないと考えられます。また、解析の目的もあくまで放射線の健康影響を明らかにすることであり、予防原則の ようなものも考慮されていません。 (2) 上記「100mSv以下では~」という言説には、しばしば「広島・長崎半世紀以上に渡る疫学調査の結果によ ると」や「世界に類のない大規模な疫学調査として」と言った言辞がともないます。放影研の調査からという ことを権威付けに利用しているわけです。ですので、当の放影研の調査に基く批判は、他の研究を持ち出すよ り、批判として有効であろうと考えます。 放影研の『寿命調査(LSS)報告書シリーズ』は、1950年より調査を開始し、新しいデータを加えて更新をす るという作業が現在でも主なわれており、12報(-1990年)、13報(-1997年)ときて、最新は14報(-2003年)とな っています。今回検討するのは2003年の13報に書かれていることです。最新の14報は必要に応じて参照します 。リンクは以下の通りです。 13報(要約): http //www.rerf.or.jp/library/scidata/lssrepor/rr24-02.htm 14報(プレスリリース): http //www.rerf.or.jp/news/pdf/lss14.pdf 14報(全文、英語):http //www.rerf.or.jp/library/rr_e/rr1104.pdf これらは全てタイトルが「原爆被爆者の死亡率に関する研究」となっており、調査対象となっているのは癌死 、つまり癌による死亡の増加です。2003年の13報の著者グループが、2007年に癌の罹患率データを解析した研 究も存在しています。両者の関係については、 http //nonuke2011.blogspot.com/2012/02/normal-0-10-pt-0-2-false-false-false-en.html で説明されています。 その1 さて、ここからは、実際の検討に入ります。まず、「100mSv以下」の具体例としては先日の「低線量被曝のリ スク管理に関するワーキンググループ」報告書を受けて作成されたパンフレット (http //www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/info/twg/120228.pdf)を用います。余談ですが、これは、危いとこ ろをギリギリ避けつつ100mSv以下は安全であるというイメージを最大限強めるために官僚話法全開の、ある意 味とてもよくできた文書ですw。 上記文書2ページ目左側には「放射線による発がんリスクは、100ミリシーベルト以下の被ばく線量では、リ スクの明らかな増加を証明することは難しいとされています。」とあります。その直後に、「健康影響が科学 的に証明されていなくても」という記述があり、下のグラフでは「リスクがあるかどうか明らかになっていな い部分」となっているわけです。ちなみに、これは「発がんリスク」となっています。 さて、放影研の調査の方を見てみましょう。13報(http //www.rerf.or.jp/library/scidata/lssrepor/rr24-02.htm)では、 「固形がんの過剰リスクは、0-150mSvの線量範囲においても線量に関して線形であるようだ。」とあります 。14報(http //www.rerf.or.jp/news/pdf/lss14.pdf)でも、「被曝放射線量に対して全線量域で直線の線量反 応関係を示し」とあります。両者共、「100mSv以下では~」という記述はありません。14報には「リスクが有 意となる最低線量域は 0-0.20 Gy」という記述がありますが、これについては後述します。 さらに、14報では、「閾値は認められず」という記述があります。日本語版ではサラっと書いてありますが、 英語原文の方では"a formal dose-threshold analysis indicated no threshold; i.e., zero dose was the best estimate of the threshold."とあるように、これはちゃんとモデルを立てて閾値があるかどうかの検証 を行なった結果として、閾値0が一番妥当な見積りであるということになったということです。 以上のことから、100mSv未満の影響にわからない点があるにしても、放影研の解析は基本的にLNT直線しきい 値なし仮説を支持しています。少なくとも直線で閾値を持つ例えば20mSvから直線的に一定の傾きでリスクが 上昇していくようなモデルについては、否定されているということがわかります。実際、13報のグラフ (http //nonuke2011.blogspot.com/2012/02/normal-0-10-pt-0-2-false-false-false-en.html)の上の図表で も、14報のグラフ(http //www.rerf.or.jp/news/pdf/lss14.pdf)の図4でも、それなりにLNTに適合する形で リスクが上がっているように見てとれます。 その2 さらに検討を進めます。ここでは、がん死の増加についてほぼ合意が取れていることとして、(1) 100mSvでは 0.5%の増加、(2) そこ以上の線量ではほぼ直線的に増加していき1Svでは5%の増加という2点を前提として、 1-100mSvの間の点pmSvにおいて、LNTが予想するより大幅にリスクが低い(例えば1/10である)ということがど のぐらいありそうか、ということを検討して行きます。 まずは、pを50mSvとしてみます。LNTでは100mSvのリスクが0.5%、50mSvが0.25%ということになりますから、 50mSvでリスクがLNTの1/10であるとすると、0.025%ということになります。この仮定で100mSvと50mSvを直線 でつないでみると、50mSvから100mSvにかけて、100mSv以降のほぼ倍の傾きで、リスクが増加していくという ことになります。さらに、pを60,70,80と上げていくと傾きはさらに急になっていくことがわかります。これ はモデルとしては、あまりありそうなモデルではありません。もちろんモデル上どんなにありそうになくても 、現実のデータがそれを示唆しているのであれば、モデルの方を修正していく必要があるわけですが、データ 上もそのような傾向は見られないわけです。 http //space.geocities.jp/iitate0311/0604.htmlにおいて、今中先生が「私は多分50ミリシーベルトぐら いまでは広島長崎のデータでは癌影響は観察されていると思っているんです。」ということをおっしゃってい るのも多分上記のことを念頭に置いているのかなと想像します(外れかも知れませんが)。 さて、こんどはpを40,30,20と逆に小さくしていきます。そうすると当然のことですが100mSv以上の領域との 傾きの差も小さくなっていきます。それ伴なってLNTの予測するリスクとの差ももちろん小さくなっていくわ けですが、例えば1mSvのところが1/10になっていても、全体の傾きはLNTとほとんど変わらないことになるわ けです。ここが、今福島で問題になっているあたりの線量域になるわけですが確かにこのごく低線量のところ については、放影研のデータからは何も言えません(だからホルミシスなんてものを主張することが可能にな ってるわけですが)。念のために言っておくと、これは100mSvよりはかなり低いごく低線量の部分の話しです。 ただし、この領域の話になると、放影研のデータからは原理的何も言えません。つまり、有意だとか有意なな いとかを検討する以前に、「そもそもデータとして使えない」に等しい領域になります。第14報によると、 0.005Gy以下の対象者数は、38,509人、0.005-0.1の対象者数は29,961人で、区分は0.005-0.02,0.02-0.05と という刻みです。LNTの予想する1mSvの被曝による癌死の増加は0.005%(2万人に1人)、5mSvで0.025%(4000人 に1人)ですから、38,509人ではおよそモデルが予測する増加は2人-10人でとても統計的に何かが言えるよう な数字ではないわけです。この領域について疫学的に何かを言うためには、まあざっと見積もっても、5mSv刻 みの正確な被曝量測定(5mSv以下ではできれば1mSv刻み)と、最低でも10倍程度のサンプル数が必要です。さら に結果が出るまでには最低でも20年はかかるでしょう。 ここで必要とされているデータは、たまたま今の福島の状況にピッタリと当てはまっており、誰かがやたらと ハシャいでいたのもわかる気がします。 以上の考察から、放影研の解析から最も可能性が高いモデルとして考えられるのはLNTであり、逆に言うと放 影研の調査結果からLNTを否定するような根拠は何一つ得られていないということになります。 その3 では、どうして「100 mSv 以下において統計的に有意なガン死増加は観察されていない」がこれほど出まわる ことになったのでしょうか?今中先生の(http //www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/etc/Kagaku2011-11.pdf)によ ると、『寿命調査(LSS)報告書シリーズ 13報』における分析が根拠とされています。4ページには「表1は ,LSS データ全体(0~4 Sv)から被曝量の大きなグループを順に除いてゆき,解析範囲を低い被曝量域にず らしながら固形ガン死の過剰相対リスクを求めたものである。被曝量の大きなグループ(200mSv 以上)を含 むときの統計的有意性は明白であるが,有意性の判定に用いるp 値は,たしかに100mSv 以下の被曝量域では 通常の判定基準である0.05 より大きく」とあります。 (こっからは今中先生とも見解を異にすることになるので、自信ないのですが)しかし、この分析はずっと疑問 でした。問題は、この分析が何のために行なわれたかです。buvery氏のトンデル論文への批判に対する牧野先 生の論評から引用します。「(私はこんなのは当り前だと思ってたので書いてないけど、当り前ではないと思 う人がこうして現にいるらしいので書いておくと)、複数ビンにわけたデータの線形回帰では、一つのビンの 数字から何かをいえるわけではなくて、あくまでも全体の相関係数や残差が問題になる」とあります。ここで は、「一つのビンの数字」ですが、放影研の分析も「一部の(かなり狭い)区間データ」を用いているので似た ようなことをしているわけです。 もし、100mSv以下の区間を問題とするならば、「ある区間の数値が、線形回帰ででてくるモデルから 3σとか 5σとかずれていれば、それは何かがおかしいわけだけど、」とある通り、でてきたモデルと100mSv以下の区 間のプロットが有意にずれているか、の検討を行なうのが定石で、そこに有意なずれが見られなければ、 100mSv以下の区間でもモデルは妥当であると少なくともこのデータからの推測としては、結論付けられるはず です。 では、なぜ「解析範囲を低い被曝量域にずらしながら固形ガン死の過剰相対リスクを求めたものである。」よ うな解析が行なわれたのでしょうか。 http //nonuke2011.blogspot.com/2012/02/normal-0-10-pt-0-2-false-false-false-en.html の注4にヒントを見つけました。原文からの引用です。"Direct assessment of the radiation-associated solid cancer risks at low doses in the LSS indicates a statistically significant increase with dose when analysis is restricted to survivors with dose estimates less than about 0.12 Sv. The ERR per Sv estimate over this range is 0.74 (90% CI 0.1; 1.5). There is no indication that the slope of this dose?response curve over this low-dose range differs significantly from that for the full range (P . 0.5) and no evidence for a threshold. ,(ibid., p.386)” 今中先生の論文でも指摘されていますが、実は100mSv以下の領域では、データから単純に算出した「相対過剰 リスク」は全体から計算される0.47よりむしろ大きくなっています(0~0.05では0.93)。もし、この低線量域 での相対過剰リスクが、0.47より有意に大きいとすると、その2で検討した低線量域で急激にリスクが立ち上 がりその後ゆるやかになるというモデルにも検討の余地が出てきます。これを検討するためには、低線量域と 全体から計算される相対過剰リスクが有意に異なるかを比較すればいいのですが、そのために一つ条件があり ます。比較される低線量域の相対過剰リスクが、少なくともその線量域では有意になっていないと、全くあて にならないことになるので、比較がなりたたないのです。 まとめると、 (1) 相対過剰リスクが有意になる最小の線量域を計算。 (2) その線量域での相対過剰リスクを全領域の相対過剰リスクと比較。 (3) その差が有意であれば、その2で議論したようなモデルを検討。 という一連の分析の一部が問題の分析ではないか考えています。ちなみに結果は引用部にもありますが、最小 の線量域は1-125mSvとなり、相対過剰リスクは0.74と全線量域より大きかったものの、90%の信頼区間は、0.1 から1.5であり、0.47はここに含まれるので有意ではないというものです。結論として"no evidence for a threshold(閾値があるという証拠はない)"とされています。 最後に、もうひとつ付け加えておくと、『寿命調査(LSS)報告書シリーズ 13報』では、癌以外の疾患として 心臓疾患、脳卒中、消化器官および呼吸器官の疾患に関しても線量の増加にともない統計的に有意なリスクの 増加を報告しています。そして、こちらには、どのような解析を行なったのかは追えてませんが、要約にすら 「約0.5Sv未満の線量については放射線影響の直接的な証拠は認められなかった。」ということが明記されて います。一方でここで問題にした分析は、確実に13報で行なわれたものにも関わらず、癌死の相対過剰リスク については、こうした記述は見られません。 その4 さて、その3までで、「100mSv以下では有意ながんリスクの上昇は見られない」という言説の根拠が、少なくとも放 影研のがん死リスクの研究には見当たらず、根拠となったと思われるリスクが有意になる最小区間は1-125mSvという のも、誤解である可能性が高いことを見てきました。ここでは、それにもかかわらず「100mSv以下では有意ながんリ スクの上昇は見られない」という言説が、どうしてここまで広まったかについて考察していきます。 まず、前段として「有意である」ということの意味について改めて考えてみます。疫学で用いられる推測統計では、 通常、どれほど明らかな結果であっても、結果を確率的に予測することしかできません。計算の結果は、データに表 われた傾向について、「その傾向が母集団においては存在しないにも関わらず、全くの偶然で表われた確率」の形で 表わされます。これが十分低ければ、母集団にもその傾向が存在することがほぼ言えるわけですが、この確率は0%に はならないわけです。 日常の判断では、偶然に起きる確率が例えば20%以下であれば、まあ偶然でない確率の方がずっと高いということに なるわけですが、研究で同じことをやると困ったことになります。つまり、20%では原理的に、世に出る論文の5本 に1本は偶然の結果を誤って有意であると判定したものになってしまいます。ですので、研究上のお約束として、こ の線引きはもっとずっと低いところ、5%と1%におくことにして、それぞれ5%水準で有意、1%水準で有意と呼 ぶことにしています。 上記のようなことは、必ずしも一般常識と言えるほど普及した知識ではありません。ですから、「100mSv以下では有 意ながんリスクの上昇は見られない」と言われても、「え、どういうこと?」と思う人も多いと思います。研究者に とっては、上記の有意の意味は自明のことではありますが、同時に「有意ではない」ということが即「母集団にはそ の傾向がない」ことを意味するわけではないことも知っていますから、この情報だけで「100mSv以下は安全」という 判断をすることもまずないだろうと思います。 ですから、この言説と共に与えられる、他の材料が判断を大きく左右することが予測されます。たとえば、「100mSv 以下では有意ながんリスクの上昇は見られない」と共に下記リンク先の図4が提示されたとします。 http //www.rerf.or.jp/news/pdf/lss14.pdf この場合は多くの人が、「有意じゃないけど、100mSv以下でもそれなりに線型になってる」と判断すると思います。 一方で、提示された図が、下記リンク先の図1だった場合はどうでしょう。 http //www.rerf.or.jp/radefx/late/cancrisk.html この場合は多くの人が、「確かに100mSv以下では、プロットが下の方に固まっていて、リスクがわからない」と判断 すると予想できます。 最初の図は、がん死によるグラフ、後の図はがん発症によるグラフです。「100mSv以下では~」という言説がそれな りの説得力を持って受け入れられたのは、後の方図と一緒に提示されたからだと思います。実際、上の方のものに当 る図は、ネット上を探してもなかなか見つかりません。ただし、これだけだと、説明した人がただ単に2007年の癌罹 患率に関する研究だけを見て主張したという可能性も捨て切れません。 そこで参考になるのが、過剰絶対リスクの数値です。癌発症/癌死の発生(率)がどのぐらい上がるのかという過剰相 対リスクの方は、癌発症/癌死とも1Svで約50%とほとんど変わりません。しかし、その線量を浴びた時に、何%の人 がんを発症するか/がんで死亡するか、という絶対過剰リスクの方は両者で大きく異なります。癌死の場合は、よく 言われている「100mSvで0.5%」です。これに対して癌発症の方は http //www.rerf.or.jp/radefx/late/site.html にある通り「死亡率の1.9倍」つまり「100mSvではおよそ1%」ということになります。 つまり、同じ説明資料の中に、グラフは http //www.rerf.or.jp/radefx/late/cancrisk.html のものが使われ、過 剰絶対リスクの方は「100mSvで0.5%」が使われているとすると、説明者は、どういうわけかグラフには罹患率のもの を使い、絶対過剰リスクは死亡率の方を出しているということになります。 258 名前:名無しに影響はない(愛知県)[sage] 投稿日:2012/03/12(月) 21 02 52.76 ID bZ1dN1Ps [7/9] その4補足 さて、それではその4で考えたようなことが実際の情報発信についてどうだったのかということを検証していきます 。ただ、これは、たまたま目についたものを分析するだけであり、ここでとりあげるものが、こうしたやり方の出所 だったり、意図的にやっていたりということを主張するものではありません。他の誰かがやっていたことを引き写し た結果としてこのようになった可能性も否定できないからです。 まずは、野尻氏の資料から(長いです)。 http //research.kek.jp/people/nojiri/asahi_f_nojiri.pdf 41ページに該当する記述があります。癌発症の方のグラフが使われており、「しかし100mSv 以下のヒトで統計的に 意味があるデータがとれているわけではない。」とされています。また「線形モデルを使うと生涯発ガンリスクは 0.5%」という記述もあり、過剰絶対リスクの方は癌死のデータが用いられています(もっとも線量が明記されていな いので、何とでも言いのがれできるようになっているのですが、まあ普通に考えればこれは100mSvでしょう)。さら にグラフの解説として「2Sv から 0.2Sv の間では線形のようにしか見えないが、それ以下では影響を見積もれない 。」という解説がされおり、その4の考察そのままの情報発信になっています。 次につい先日の田崎氏の資料から(こちらも長いです)。 http //www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/slides/Kashiwa20120310TasakiSlide2.pdf こちらは24ページで癌発症のグラフが使われています。解説はやはり「100 mSv = 0.1 Sv 以下の「低線量被ばく」 の影響があるかどうかは(この調査では)よくわからない」となっています(小さな字で「10 mSv 程度の被ばくでの 影響の報告もある」との記述もあります。そして、次のページで過剰絶対リスクを用いて具体的な目安を示すわけで すが、ここからICRPを引いて癌死のデータに切り替わっています(もちろん100mSv→0.5%です)。田崎氏に関しては、 チーム中川の情報発信について、http //www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/cancerRiskSupp.htmlで癌 死と癌発症を混同していることを批判していた方なので、どうしてこういう資料になったのかちょっと理解しがたい ものがあります。 こうした講演資料の怖さは、その場で納得してしまうと聞いた人は後からなかなか検討しないことで、グラフのイメージから100mSv以下では影響を見積れないという情報がそのまま聞いた人に残ってしまうことにあります。 ## Googleで"100mSv 0.5%"なんかで検索すると他にもこうした資料が見つかると思います。あと、日付を指定し ## た検索を活用すれば、この方法を最初に誰が用いたのかをある程度特定できるかも知れません。私は面倒な ## のでやりませんが、誰かやったら結果を教えてくれるとありがたいです。
https://w.atwiki.jp/wikijournal/pages/53.html
原著論文 Intensive blood-glucose control with sulphonylureas or insulin compared with conventional treatment and risk of complications in patients with type 2 diabetes(UKPDS 33). UK Prospective Diabetes Study (UKPDS) Group. Lancet. 1998 Sep 12;352(9131) 837-853. Pubmed 論文の背景 良い血糖コントロールは糖尿病性微小血管合併症の進行を止めることは分かっていたが、大血管合併症に対する効果ははっきりしていなかった。SU剤が2型糖尿病患者の心血管死亡を増やしたり、高いインスリン濃度が動脈硬化形成を高めるかもしれないと考えられていた。 疑問のタイプ:治療 論文のデザイン:RCT 論文のPECO P(patient):新しく2型糖尿病と診断された患者(3867人) 平均54才、3ヵ月の食事療法後の空腹時血糖が6.1-15.0mmol/L(110-270mg/dl) 男女比62:38、BMI約27.5、血圧135/82、現在の喫煙者約30%、HbA1c7.08、網膜症36%、タンパク尿1.9% E(Exposure):SU剤(chlorpropamide, glibenclamide, glipizide)やインスリンを使った積極的治療法 C(Comparison):食事による従来型の治療法 O(Primary Outcome): ①あらゆる糖尿病関連エンドポイント(突然死、高血糖・低血糖からの死、致死的・非致死的心筋梗塞、狭心症、心不全、脳卒中、腎不全、少なくとも一指の切断、硝子体出血、光凝固の必要な網膜症、一眼の失明、白内障摘出術) ②糖尿病に関連した死亡(心筋梗塞、脳卒中、末梢血管疾患、腎臓病、高血糖・低血糖からの死亡、突然死) ③全ての死亡 論文の妥当性 ランダム化か?:されている。 ITTか?:されている。 フォローアップ率96% 結果(一次アウトカムに関して) ①あらゆる糖尿病関連エンドポイント…千人年で40.9対46.0(有意差あり;p=0.029; RR0.88(95%CI 0.79-0.99)) ②糖尿病に関連した死亡…千人年で10.4対11.5(有意差はなし;p=0.34; RR0.90(95%CI 0.73-1.11)) ③全死亡…千人年で17.9対18.9(有意差なし;p=0.44; RR0.94(95%CI 0.80-1.10)) 補足 積極治療群のchlorpropamide、glibenclamide、insulinの3群間でのエンドポイント①②③に違いはなし。 低血糖のエピソード:従来治療群は年間0.7%、chlorpropamide1.0%、glibenclamide1.4%、insulin1.8%体重増加は積極治療群の方が高い(insulinは4.0kg増加、chlorpropamide2.6kg、glibenclamide1.7kg) 微小血管のエンドポイントは積極治療群においてRR0.75(95%CI 0.60-0.93)だが、網膜光凝固に関するエンドポイントの差によるものが大きい。 積極治療群による大血管疾患への特別な副作用があるという結果は出なかった。(効果があるという有意差も出ず) (MIに関してはRR0.84(95%CI 0.71-1.00)だがp=0.052と有意差ありまでは至らず) 最終更新日:2008年9月13日 評価者:DK
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26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/06/09(木) 21 54 09.14 ID /ZIKDZOd0 スレ違いだというのはわかっていますが、頭のよさそうな人がいるこのスレで質問させてください。 文科省の報告書で、「放射線業務従事者等に係る疫学的調査」というのがあります。 http //www.rea.or.jp/ire/pdf/report4.pdf 報告書を作成したのは、「財団法人 放射線影響協会」というところで、理事に長龍重信がいます。 報告書のp50で10mSvを超えたときから、がんによる死亡率が増加しています。 しかし、「このデータは95%信頼区間の下限が全て1を下回っているため、統計処理の評価上は有意差なしと結論付けれる」 と言われたですが、p値が0.024のデータでも信頼できないデータとなるのでしょうか? おわかりの方がいましたら、教えてください。 803 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(京都府)[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 10 08.31 ID Yhx4b4Qx0 [1/2] 26 遅レスだが... OE比(観察死亡数/期待死亡数)が1を越えるかを判定するために信頼区間を使っているのと、 累積線量の増加に伴い死亡率が上昇しているかの検定とは別物ですから。 期待死亡数と整合する期待死亡数が累積線量と共に増えていたら、OE比では1を越えないという 判定になり、一方、後者の検定では死亡率が上昇するとなりえます。 期待死亡数が累積線量とともに増えたとしても、それは放射性物質とは関係ない環境(平均年齢、 都市と農村等)を元に計算されているわけで、放射性物質との関連を論じるには余り意味がないと いえます。 しかし、この部分だけの検討でも以下の疑問が生じます。 1)OE比の増加傾向について傾向性検定をなぜ掛けなかったのか?それを掛ければ期待死亡数の 増加傾向を考慮に入れてもなお死亡数が増加しているという意味のある分析ができたはずです。 2)OE比の判定ですが、故意に区間推定を用い、片側検定を行っていません。しかし、「より大きい」 を判定する場合は普通片側検定を用います。まあ、あまり結果はかわらないのですが、p.46の 全悪性新生物、20mSv-のクラスでは片側検定で5%有意がでますね。その他の線量では、5%有意に はなりませんが。p.50の該当行については、5%有意な結果はないです。
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論文の「結果」について Table1には、学年、年齢、性別、SOC、GHQの相関係数の結果を示した。Table1では、SOCとGHQに、かなり強めの負の相関がみられた(r=-0.691,p .01)。そして、SOCと年齢に、ほんのわずかではあるが負の相関がみられた(r=-0.189,p .05)。また、SOCと性別にも、ほんのわずかではあるが負の相関がみられた(r=-0.183,p .05)。 Table2には、自分たちで作った質問項目とSOC、GHQとの相関係数の結果を示した。自分たちで作った質問項目では3(2)、3(7)、3(9)、3(11)、3(14)から、相関がみられた。それぞれ、3(2)、3(7)、3(9)、3(11)、3(14)の質問項目は、「2.満足できる睡眠時間はどのくらいですか?(1)4時間以下(2)4~6時間(3)6~8時間(4)8時間以上」「7.あなたの周り(家族や友人等)に喫煙者はいますか?はい ・ いいえ」「9.運動することは好きですか?はい ・ いいえ」「11.どのくらいの頻度でお酒を飲みますか?(1)ほとんどしない(2)月1~3(3)週1~3(4)週4以上」「14.自分の飲酒について悪いとか申し訳ないと感じたことはありますか?はい ・ いいえ」であった。3(2)とSOCでは、ほんのわずかではあるが負の相関がみられた(r=-0.197,p .05)。3(7)とGHQでは、ほんのわずかではあるが正の相関がみられた(r=0.170,p .05)。3(9)とGHQでは、ほんのわずかではあるが正の相関がみられた(r=0.182,p .05)。3(11)とGHQでは、ほんのわずかではあるが負の相関がみられた(r=-0.176,p .05)。3(14)とSOCでは、ほんのわずかではあるが正の相関がみられた(r=0.172,p .05)。 Figure1には、ストレス対処能力(SOC)の結果を示した。ストレス対処能力が高い人は27%、中程度の人は46%、低い人は27%であった。また、Figure2には、精神的健康度(GHQ)の結果を示した。精神的健康度が高い人は57%、低い人は43%であった。Figure3には、ストレス対処能力が高い人の精神的健康度の高さの割合を示した。Figure4には、ストレス対処能力が中程度の人の精神的健康度の高さの割合を示した。Figure5には、ストレス対処能力が低い人の精神的健康度の高さの割合を示した。Figure6には、精神的健康度が高い人のストレス対処能力の高さの割合を示した。Figure7には、精神的健康度が低い人のストレス対処能力の高さの割合を示した。 ストレス対処能力では、60点以上の者を高い人とし、45点以下の者を低い人とし、46-59点までの者を中程度の人とした。精神的健康度では、15点以下の者を低い人とし、16点以上の者を高い人とした。 Figure3より、ストレス対処能力が高い人は精神的健康度が高い人が約16%、低い人が約84%と低い人が多かった。Figure4より、ストレス対処能力が中程度の人は精神的健康度が高い人が約63%、低い人が約37%と高い人が少し多かった。Figure5より、ストレス対処能力が低い人は精神的健康度が高い人が約89%、低い人が約11%と高い人が多かった。Figure6より、精神的健康度が高い人はストレス対処能力が高い人が約8%、中程度の人が約41%、低い人が約51%と、低い人、中程度の人、高い人の順に多かった。Figure7より、精神的健康度が低い人はストレス対処能力が高い人が約53%、中程度の人が約40%、低い人が約7%と、高い人、中程度の人、低い人の順に多かった。 それぞれストレス対処能力と精神的健康度において、男女差があるのか、また、自分たちで作った質問項目のなかで「はい・いいえ」で答えられるもので、そこに差はあるのか、t検定を行った。男女の差では、ストレス対処能力において5%水準で有意な差があった(t(133)=2.147, p .05)。精神的健康度においては有意な差はなかった(t(134)=-1.092, n.s.)。自分たちで作った質問項目では3(10)、3(15)で有意な差がみられた。3(10)では、ストレス対処能力においては有意な差はなかった(t(133)=1.377, n.s.)。精神的健康度において5%水準で有意な差があった(t(134)=-2.144, p .05)。3(15)では、ストレス対処能力において5%水準で有意な差があった(t(133)=-2.009, p .05)。精神的健康度においては有意な差はなかった(t(134)=0.441, n.s.)。