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外野/P/一/左/中/右 右投げ/左打ち/174cm/69kg 大阪/Bs/COST:23 筆頭・打の2番 史上唯一2000本安打と300犠打を同時に記録し、シーズン130試合制での最多安打記録者でもある、80年代を代表する安打製造機。 黙々とつなぎ役に徹し、いぶし銀ながらも輝かしい記録を残していることから、最高の2番打者と称える人も多い。 ステータス 期数 打撃 守備 パワ 走力 肩力 更新 1 11 8 8 9 6 up120320 2 11 8 8 8 6 up120412 3 10 9 9 8 7 up120330 4 12 9 9 7 7 up120403 5 10 8 8 6 7 up120412 6 10 8 8 6 6 up120403 7 8 6 6 4 5 up120412 8 6 4 4 2 3 up120412 9 4 2 2 1 2 up120412 10 3 1 1 1 1 up120412 守備適性 ※四段階表示、モバプロ画面で濃いオレンジが4、チョイ薄めが3、濁ったオレンジが2、グレーが1にしています。 4 4 4 1 1 1 3 1 打順適性 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 4 4 4 1 2 4 3 3 3 特性/球種 バント ○ 流し打ち チャンスメーク アベレージヒッター ミートセンス いぶし銀 更新日:2012-06-09
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会計情報システム(2015) シラバス 授業科目名 会計情報システム 担当者名 新井康平(アライ コウヘイ) 単位数 2 開講期別 2015年度 後期 曜日・時限・教室 火曜日5-6限 612教室 キーワードR,統計的経営分析 授業の目標および期待される学習効果社会人MBAレベルの統計的経営分析技法を習得し,自身で能動的に分析可能となること。 授業内容のレベル応用レベル。 履修資格会計学と統計学の知識があるモノ。 この授業の基礎となる科目会計学I,II,企業財務,統計学I 授業の形式(授業方法)講義および演習。 評価(成績評価基準)講義中レポートおよび講義内での試験。 オフィスアワー火曜日18:00-19:30 テキスト/参考書講義ノートを配布する。
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ラウンドワン白石本通(3/15オープン予定) 最寄り駅 アクセス 営業時間・稼動台数等 10 00~24 00 台/ 予習 周 問設定 備考
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第21節第3試合 10月17日(土) 18 00 札幌ドーム 前半 後半 SNA 0 0―10―1 2 SSS 得点者 9 嵐崎円(沢渡ほのか)78 新井聖美 警告 退場 57森里奈→白石果鈴63七尾つばさ→鷹村このみ73催馬楽笙子→茜木温子 選手交代 74沢渡ほのか→難波花梨76谷由利佳→犬塚さおり85青葉林檎→春日つかさ 48.3% 支配率 51.7% 11 シュート 19 4 枠内 5 0 PK 0 13 FK 5 1 CK 3 28 GKセーブ 12 299 ボールタッチ 315 169 パス回数 180 25 クロス回数 28 160 成功数 171 27 パスカット 35 136 ドリブル回数 147 440 ドリブル距離 981 5 ファウル 13 0 オフサイド 0 Pos No Name Pts Time スタメン Pos No Name Pts Time GK 1 熊野愛子 5.5 90 GK 12 山下志津香 6 90 DF 5 社流音 5.5 90 DF 4 山本るりか 5 90 DF 3 桜町由子 5.5 90 DF 6 星乃結美 5.5 90 DF 30 ロナ・ダンガード 6 90 DF 15 松田麗美 5 90 MF 4 催馬楽笙子 6 73 DF 5 並木智香 6 90 MF 13 山口星奈 6 90 MF 36 秋穂みのり 6.5 90 MF 31 森里奈 5 57 MF 18 青葉林檎 6.5 85 MF 7 七尾つばさ 5.5 63 MF 8 沢渡ほのか 6.5 74 MF 8 桜井真美 6.5 90 FW 21 谷由利佳 5.5 76 FW 9 滝沢馨 5.5 90 FW 17 嵐崎円 6.5 90 FW 18 左京葉野香 5 90 FW 11 新井聖美 7 90 MF 17 白石果鈴 6 33 リザーブ MF 20 難波花梨 6.5 16 MF 23 鷹村このみ 5.5 27 FW 19 犬塚さおり 5.5 14 FW 22 茜木温子 6 17 MF 49 春日つかさ - 5 詳細データ SNA 名前 ボールタッチ シュート パス クロス パス成功 パスカット ファウル オフサイド ドリブル回数 ドリブル距離 熊野愛子 19 0 12 10 12 0 0 0 0 0 社流音 15 0 9 0 9 2 1 0 4 7 桜町由子 16 0 10 0 9 4 0 0 6 12 ロナ・ダンガード 22 0 9 0 8 3 1 0 8 53 催馬楽笙子 33 0 22 2 22 5 0 0 15 30 山口星奈 46 0 26 1 25 6 1 0 23 64 森里奈 8 0 5 0 5 0 0 0 4 25 七尾つばさ 16 1 7 1 7 2 1 0 7 20 桜井真美 44 2 27 4 27 2 1 0 27 85 滝沢馨 27 3 11 2 10 1 0 0 13 34 左京葉野香 27 4 12 1 8 0 0 0 10 42 白石果鈴 14 1 11 2 11 1 0 0 10 30 鷹村このみ 7 0 4 1 3 1 0 0 5 9 茜木温子 5 0 4 1 4 0 0 0 4 29 SSS 名前 ボールタッチ シュート パス クロス パス成功 パスカット ファウル オフサイド ドリブル回数 ドリブル距離 山下志津香 10 0 6 3 6 0 0 0 0 0 山本るりか 14 0 8 0 8 3 0 0 5 23 星乃結美 24 0 12 0 10 5 0 0 5 6 松田麗美 18 0 11 1 10 0 3 0 9 107 並木智香 25 0 15 1 15 4 1 0 11 81 秋穂みのり 35 0 19 0 19 9 1 0 18 102 青葉林檎 39 1 26 2 26 5 2 0 21 150 沢渡ほのか 27 2 20 4 19 2 1 0 12 51 谷由利佳 36 2 14 5 12 3 0 0 23 224 嵐崎円 35 5 21 5 20 1 0 0 21 104 新井聖美 34 9 16 4 15 3 5 0 8 29 難波花梨 10 0 5 2 5 0 0 0 9 29 犬塚さおり 2 0 2 1 2 0 0 0 1 17 春日つかさ 6 0 5 0 4 0 0 0 4 58
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会計学II(2015) シラバス 授業科目名 会計学II 担当者名 新井康平(アライ コウヘイ) 単位数 2 開講期別 2014年度 後期 曜日・時限・教室 火曜日7-8限 101教室 キーワード財務諸表,原価計算 授業の目標および期待される学習効果「ビジネス会計検定3級」の全内容と「日商簿記検定2級」の工業簿記部分を学習する。 授業内容のレベル基本レベルだが,会計学Iか簿記3級程度の知識が必要。 履修資格会計学Iの単位履修者か,簿記3級合格者。 この授業の基礎となる科目会計学I 授業の形式(授業方法)講義および演習。 評価(成績評価基準)講義中レポートおよび講義内での試験。 オフィスアワー火曜日18:00-19:30 テキスト/参考書http //www.amazon.co.jp/dp/4502094307
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内野/G/一/三 右投げ/右打ち/189cm/94kg 広島/T/COST:20 愛される長距離砲 思い切りのいいスイングから放たれる力強い打球と、豪快なホームランが魅力の右の長距離打者。 スランプに陥り、ファンから厳しい声を浴びせられることも多いが、その声には親しみも感じられ、誰からも愛される人気選手である。 ステータス 期数 打撃 守備 パワ 走力 肩力 更新 1 9 6 10 6 7 up120404 2 10 6 11 6 7 up120405 3 10 7 11 6 7 up120620 4 9 7 10 7 7 up120620 5 up 6 9 6 10 6 7 up120620 7 up 8 up 9 3 2 4 2 2 up120619 10 2 1 3 1 1 up120610 守備適性 ※三段階表示、モバプロ画面で濃いオレンジが3、濁ったオレンジが2、グレーが1にしています。 1 1 1 1 1 4 3 1 打順適性 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 2 2 4 4 4 4 3 2 2 特性/球種 キャプテンシー 引っ張り 大振り 更新日:2012-06-20
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「社会を読み解く統計的技法」 シラバス 授業コード 81U59 授業科目名 パブリック研究プロジェクトV (23)(集中) 担当者名 新井康平(アライ コウヘイ) 単位数 6 開講期別 2012年度 前期~後期 曜日・時限 前期(集中講義)、後期(集中講義) 講義の内容 ビジネス・パブリック・グローバルの様々な分野にわたり,統計的な分析技法の重要度はますます増しています。このプロジェクトでは,いままで一度も統計的技法を学んだことがない学生を対象に,多様な社会問題にアプローチするための統計的技法の基礎から応用までを学んでいきます。基礎的な部分の習得では,統計理論を学びエクセルを使って実際の計算演習問題を行い,レポートを毎日書いてもらうことになります。また,応用部分では「R」と呼ばれる無料ですが高度な統計解析言語を利用し,実際の社会問題を統計的に分析し,毎日レポートを書いてもらうことになります。応用部分では,担当者の専攻上どうしてもビジネスの応用問題が多くなりますが,可能な限りパブリック・グローバルな問題も設定するようにします。 なお,集中講義として設定した理由は,4回生の卒業論文に間に合うようにするため,そして,留学帰国者でもプロジェクトを複数受講できるようにするためです。 到達目標 様々なプロジェクト科目および卒業研究プロジェクト科目に応用可能な統計的知識とそれを実践可能な統計解析ソフトウェア(「R」)の使い方を習得することです。 講義方法 第1日目から第5日目までは指定テキストを通じて,統計理論の基礎とエクセルによる演習を行います。各日でレポートを提出してもらいます。第6日目から第12日目までは,「R」により実際の問題を統計的に分析します。このパートでは新井も執筆陣に参加しているビジネスの統計分析の応用事例原稿を用います。また,場合によってパブリック・グローバルの題材も活用予定です。 なお,下記の教科書は講義初日から使いますので,かならず購入してきてください。 準備学習 講義の復習が何よりも重要になります。繰り返しの演習が重要となるので,わからない部分を次回に持ち越さないようにしてください。 成績評価 講義内レポートで採点します。なお3日間以上休んだ場合は採点対象外です。 欠席基準 授業実施回数の3分の1(端数は切り捨て)以上を欠席した場合は、単位を修得することができません。(「欠席」評価となります。) 講義構成 (毎回4コマ連続の12回となります。)【8/2】1. 理論編1:データの中心を知る(平均,中央,最頻値) 【8/3】2. 理論編2:確率論的にデータをとらえる(区間推定と仮説検定) 【8/6】3. 理論編3:データ間の関係の強さと因果関係を知る(相関分析と回帰分析) 【8/7】4. 理論編4:過去のデータから将来を予測する(時系列分析) 【8/8】5. 理論編5:データの山から重要な情報を抽出する(多変量解析) 【8/9】6. 利益計画作成のための統計分析の活用 【8/10】7. 予算作成における統計分析の活用 【8/20】8. コストドライバー分析のための統計分析の活用 【8/21】9. 組織内データの取得方法(マーケティングメトリクス・組織行動サーベイ) 【8/22】10. 理念の浸透度と個人行動への影響を分析するための統計分析の活用 【8/23】11. 施策・政策の導入効果の検証をするための統計分析の活用 【8/24】12. 投資決定のためのモンテカルロシミュレーション分析の活用 教科書関正行(2011)『ビジネス統計入門』プレジデント社。
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【ミリマス】白石紬「彼女の笑顔はミリオンドル」 執筆開始日時 2017/12/03 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512227698/ 概要 === それはここしばらくの間を実家で過ごしていた私が久々に劇場へ顔を出すことのできたある日のことです。 開口一番と申しましょう。私たちのところへやって来た茜さんはいつにも増した爛漫さで。 「おっはようプロちゃんいい朝だね! こういう爽やかな一日の始まりは、グッドニュースで迎えたいとは思わない? 実は! あるのだ! そんなニュースが! さてさて一体それはなんでしょーか?」 と矢継ぎ早に言葉を捲し立て。 「ハイ残念ですけど時間でーす! 正解は、なななんと! 今あなたの目の前に立っている超絶美少女プリティーアイドル 野々原茜ちゃんのたーんじょーうびーっ!! ハッピーバースデー茜ちゃん! お誕生日おめでとう茜ちゃん!! さあプロちゃんよ、財布の紐を緩める準備はオーケーかい? 明日は朝から晩まで盛大に! ド派手に! ゴージャスに! 天使茜ちゃんの生誕を祝って祝って祝いまくるのだーっ♪」 などと身振り手振りも交えて大変な盛り上がりよう。 対するプロデューサーと私はと言えば、朝から食卓に特盛のカツ丼を振る舞われた胃弱な人の如く顔を曇らせつつ。 「……あー、そうな、誕生日な」 「本当ですか? それはおめでとうございます」 「もうもう二人とも元気ないよー? ほらほら、テンション上げて行こ?」 「いや、別段暗いつもりは無いんだが……」 「どちらかと言えば、茜さんが元気過ぎるのではありませんか?」 タグ ^白石紬 ^野々原茜 ^北上麗花 まとめサイト アイマスSSまとめサイト 456P アムネジアss大全 あやめ2nd えすえすゲー速報 えすえすログ えすえすMode エレファント速報 おかしくねーしSSまとめ だる速 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! ポチッとSS!! SSまとめ SSでレッツゴー SSびより SSまとめプラス SS2chLog YomiCom wiki内他頁検索用 ほのぼの コメディ シアターデイズ ミリオンライブ 作者◆Xz5sQ/W/66氏 北上麗花 白石紬 誕生日 野々原茜
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現役中学生アイドル小神あきらがパーソナリティを務めるラジオ番組、『らっきー☆ちゃんねる』の アシスタントが僕のバイトに加わったのは、たまに霜の降る冬の真っ只中、年末のことだった。 良いとこ端役、普段通行人と言うエキストラ係の僕としてはその仕事は快挙で、快挙過ぎて、 逆に怪しいとすら思ったものだけど――その勘は的中した。カメラが向いていないときのあきらさん、 いやさあきら様は、とにかくいつも不機嫌そうにのんべんだらりと机に臥せっている。控え室の空気は 滞留して圧し掛かり、プレッシャーとなる。 勿論僕みたいなぺーぺーの三下とアイドルの彼女は扱いなど雲泥の差だ。僕には控え室なんて上等な ものは用意されない、大概スタジオの隅の邪魔にならない場所でぼんやりしているのだけれど、 彼女にはリクライニングチェアやテレビ・ゲームのある大きな部屋が与えられている。 がしかし。 何故僕はこんな重い空気の中で彼女と一緒にいるのだろう。 座敷状になっている一角、ちゃぶ台に伏せる彼女の向かいに座りながら――僕は正座だった。 番組が始まってから少しした頃だっただろうか、彼女の本性や扱い方が判り掛けてきた頃から、 僕はこうやって控え室に呼ばれるようになった。恫喝されるでもなければいびられるでもなく、まして ゲームや稽古の相手をされるでもなく、ただこうやってぐったり身体を休めている彼女の横にいさせられる。 アイドルと一つの部屋に! と言えば夢もあるかもしれないが、一度たまりかねて訊ねたときは、世にも 凶悪な顔でひと睨みされただけだった。萎縮して二の句が継げなくなった自分はひどくチキンだと思うが、 年下とは言え目上の人であるわけだし、あとやっぱ怖いし。 収録までにはまだ少し時間がある。その少しがこの部屋ではひどく長い。音を立てないようにゆっくりと 足を崩すと、ぴくり、彼女が僅かに指を動かした。床に顎をつけて眠る犬のようだと思ってから、いや 彼女はネコだろうかと思う。どちらかと言えば、きっとそうだ。鋭い牙と柔らかな頬袋を持つげっ歯類が、 一番近いかもしれない。 少し痺れた足を揉んでゆるゆると解せば、喉の乾きに気付く。衣装でもある制服は詰襟で、あまり 通気性はよろしくない。加えてプレッシャーから、汗が出すぎなのだろう。ゆっくり立ち上がって靴を履き、 僕は彼女を見る。ぴくり、ぐらいはしたかもしれないけれど、その身体は伏せったままだ。 疲れているんだろう、やっぱり。 「あきら様?」 囁くように声を掛ければ、だぼだぼの袖がふりふりと返事をした。 「飲み物買ってきますけど、何か要りますか?」 「おれじゅー」 「いつものつぶつぶですね。判りました、行ってきます」 現役中学生アイドル小神あきらは忙しい。義務教育でもある学業をおろそかにすることは基本的に 許されないし、テスト期間だろうがなんだろうが仕事は絶え間なく収録も絶え間ない。多分一番に削られて いるのは睡眠――休養の時間、だろう。だから僅かの暇に彼女はぐっすりと、あるいはぐったりと身体を 休める。 僕も一応役者の端くれなわけで、仕事は欲しいしもっと売れたいと思うけれど、彼女を見ていると それにも少し複雑なものが混じる。最寄の自販機を見て、あ、と喉から声が漏れた。あきら様御用達の オレンジジュースはには、売り切れランプが点灯している。勝手に別なの持っていくと怒るだろうなあ。 仕方ない、ちょっと遠いけど、他の自販機に行こう。 随分小さい頃からこの業界で育ってきたと自負する彼女は、酸いも甘いも通り抜けてきたらしい。 彼女の母親もサポートしただろうが、やはり試されるのは本人、それはおそらく事実なのだろう。少し 性格が歪んで、わがままで横暴だったりはするれど――先輩として尊敬していないわけは、もちろんない。 いじられるだけ僕もまだ先が明るいだろう。暗くても、少なくとも今はそこそこに明るいのだから、 構わないか。事実レギュラー番組があることで、バイト生活は幾分楽になっているのだし。 彼女はきっと、僕よりずっとハードなスケジュールをこなしているのだろう。あの華奢な身体でよくもつ なあと、感心するばかりだ。フィジカルな負担もそうだけど、メンタルな負担だって相当なものだろうに―― 自分のコーラと彼女のつぶつぶオレンジジュースを両手に持って、僕は小走りになる。 遅れたらちくちくと言葉を刺されそうだ。 僕にとってそれが特に負担になっていない辺り、なんともなぁ、なんて。 「あきら様、戻りま」 言葉は途中で止まった。 ドアを開けると、プロデューサーが彼女の腕を掴んでいた。 ちゃぶ台に向かい、彼女の隣に身を摺り寄せてそうしているのは、どう見ても穏やかではない。 僕の登場にプロデューサーは唖然とし、僕もそうなる。 あきら様だけは、苦虫を噛み潰したような顔で―― 掴まれていた腕を、振り払った。 「白石くんおっそーい! あきらもう待ちくたびれちゃったよぉ、つぶつぶちょーだーいっ!」 べとり、顔にアイドルの仮面を貼り付けて、きゃぁっと彼女ははしゃいだ声を出す。呆然とした僕は 胡乱な返事をしながら、求められるままに缶を差し出した。その間にそそくさと立ち上がった プロデューサーは、靴を履いて僕と擦れ違いにドアに向かう。 「それじゃあきらちゃん、今日も頑張ってね!」 「うん、あっりがとー! あきらがんばっちゃうよ、アイドルだもんっ☆」 「はは、流石に元気だね、中学生は……じゃ、じゃあ」 ぱたん、と響いたドアの音は、いやに白々しかった。 「あ――あきら様」 「うん? なぁに、白石くんっ」 「いえ、その、なんでもありません――ジュース、零さないように、気をつけて……下さい、ね」 「大丈夫だよーっ、コドモじゃないんだから!」 水で濡れたティッシュをガラスに貼り付けたようにべとりとしたそのアイドル面を剥がすことは、 僕には出来ない。だから何も見なかったことにして、僕は靴を脱ぐ。ちゃぶ台に向かう。 急いで来た所為か、プルタブを開けたコーラは少し泡を吹き出して、彼女はそれを指でさして笑った。 ※ ちょっと体調悪いからごめんね、と言って、彼女は収録後の食事をパスした。いつもならタダ飯として 一週間の貴重な栄養源になるそれを、僕もなんとなく断る。プロデューサーはそ知らぬ顔で次の仕事に 向かった――ぺーぺー役者の僕なんて取るに足らないし、あきら様は、隠蔽を主導した。それで、 彼にとっては何もかも十分かつ十全だったのだろう。 荷物を取りにあきら様の控え室に向かうと、彼女はジュースの缶の縁をがりがりと噛みながら、 あの苦虫を噛み潰したような顔をしていた。 なんとなく言葉が見付からなくて、僕は鞄とスポーツバッグを拾い上げる。 傍らに置かれてある可愛らしいボストンバックは、あきら様のものだ。ちゃぶ台の他にテーブルもある のに、どうしてこんなところに置いておくんだろう、と思う。ブランドっぽいのに。床になんか置いたら、 埃がついてしまう。 収録後はあきら様が起きている分、それほどプレッシャーは感じないはずだった。ダメ出しされたり からかわれたりと番組の延長めいていじられるのは、やっぱり嫌いじゃない。やっていることが同じでも それがプライベートの会話だからだろう、それは――楽しい、かも、しれなくて。 押し黙った彼女がアルミ缶を噛む音が、カシカシと響く。 不意にそれが、止む。 背中を押された、気がした。 「あきら様」 と呼んでいる途中で、僕は早くも後悔を始めていた。声を掛けたところで、次に何を言うつもりだと―― あの時プロデューサーに何をされていたのかとか、本当に体調が悪いんですかとか、どうして僕をいつも 控え室に置くんですかとか、どれもなんだか都合が悪い。過剰に踏み込みすぎている。きっと機嫌を損ねる だろう、それは怖くないけれど――嫌われるのは、嫌だ。仕事が遣り辛いとかそういうわけじゃなく、 それは、僕が、僕が悲しいから。 だから、無難な言葉を、愚鈍な言葉を、精一杯に、 「た――体調は、大丈夫ですか? その、どこが悪くて」 「別に体調はそんな悪くないわよ」 「で、でも」 「胸糞は死ぬほど悪いけどね」 トーンの落ちた低い声で、彼女はちゃぶ台に缶を置く。軽い音は、もうそれが空だと示していた。不機嫌 そうに口唇を突き出しながら、舌打ちする。これは――突っ込んでも良いのだろうか。それを許されている 隙なのだろうか。逡巡する間に、彼女はくくっと喉を鳴らして肩を揺らす。 「あんたさぁ、意外と空気は読めるみたいだよね」 「く――くうき」 「あそこで大騒ぎしてたらメッチャクチャだったわよ、主にあんたの役者人生が。あのプロデューサー、 元々ドラマ関連で仕事してたからそっちの方にコネ強いわけよ。ペーペーのパッとしない三下の一人 ぐらい潰すの、簡単過ぎ。基本的にドラマなんか事務所とテレビ局の関係だしね……、 イメージどーのこーのなんて後付けよ、後付け」 「あ、あきら様」 「『無かったこと』にすんのが一番手っ取り早くて都合が良いの。そーゆー噂は聞いてたけど、 まっさか中学生相手にコナ掛けてくるとは思わなかったって言うか、ねぇ?」 くけけけけけ、と押し殺された笑いはどこか老婆めいて、彼女の風貌に似合わない。 そういう噂。 だったらやっぱり、あの時彼女は、プロデューサーに。 ふつふつと沸いてくるのは怒りだったはずなのに、込み上げて迫り上げるほどにそれは萎んで冷たく なっていく。諦めのようなものがじんわりと滲んでいくのは、僕も何だかんだで、この業界の人間だから だろう。女性にはとくにそういうものが多いらしい、だからって――彼女は、中学生だ。そんな対象で 見る気には、到底なれない。 伺うようにすれば、手持ち無沙汰なのかぺこぺこと缶を鳴らしながら彼女は遊んでいる。 華奢で小さくて子供みたいでだけど先輩で。尊敬するひとではあるけれどたまに居た堪れない プレッシャーを与えられたりして。それすらも特に苦痛ではなかったけれど、今は、この空間は、少し苦痛で。 この部屋で過ごす時間は、いつも少し秒針が遅い。 「……すみません。もっと早く、戻っていれば」 「まったくよ」 くけけ、やっぱり彼女は笑う。悪そうに、悪ぶって。 「ほんとはマネージャーとかがどーにかしてくれるはずなんだけど、うちのママそういうの全ッ然頼れない からさ。だからパパと別居なんかしてんだけど。下手するとあたし売られるかもね」 「そ、そんなッ」 「冗談に決まってんでしょ、半分ぐらいは。とにかく自衛はしとかなきゃってことで、あんたをここに 置いてるの。大体今日の遅さナニ? なんであんな時間掛かってんの、あんたどーせいっつも コーラでしょ。迷ってんじゃないわよ」 「いえ、その、つぶつぶが売り切れで」 「はぁ?」 だから玄関近くの自販機まで買い出しに行ってたんです、と言うと、あきら様はくすくす笑う。 それはシニカルでも老婆めいたわけでもなく、いつもの彼女の笑い方だ。 すぅうっと、胸が透いていく気がして、ほうっと肩の力が抜ける。 けらけらしながらばたつかせた足は、脹脛もまったいらで細く―― 一瞬大腿まで捲れたスカートに、どきりとした。 あれ――まずい。 違う、そういう、わけじゃ。 「じゃ、これからは第二候補まで教えといてやるから、絶対離れるんじゃないわよ。 ったく手間掛かるんだから、ほら、ちょっとあたしのバッグ取って」 「あ、はいっ」 「さっさと行くわよ。あんま遅くなると混むんだから」 「え、混むって、どこに……あ、待ってください、あきら様っ」 とててて、と可愛らしく走りながらドアを開け、彼女はくるりと僕を振り向く。 「あきらの、とーってもお気に入りの、お・み・せ☆」 「……って、まさかそんな、いけませんあきらさん!!」 「様って付けろ」 「はいあきら様」 「勘違いしないのーっ! いっしょにご飯食べよって言ってるだけなんだからっ。すっごく美味しいし、 やっすいんだよー! あきらおごってあげちゃう! いつもジュース貰ってるもんねっ☆」 「は、はい、恐縮です……」 ※ ちなみに連れて行かれた先はラーメン屋で、お父さんと昔行って以来お気に入りだというそこは、正直 そこまで美味しいと言うほどではなかった。ごく普通、ただ、陽気な店主さんがあきら様の写真を店に 沢山飾っていたし、居心地の良い場所だったと思う。多分そういうものも含めて、彼女には美味しいのだ。 思い出とか、空気とか。 人を連れてくるなんて珍しいねと、店主さんは言っていた。 お父さんと行った、と言う辺りに、少しだけもやもやとしたものを感じなくも無い――この複雑な心地は、 あまり自覚したくないと思った。正直、そういうのは、勘弁して欲しい。 そういう、見込みのないことは――悲しい。 「あの、あきら様」 「んー?」 大盛りタンタン麺を平らげてご機嫌な彼女は、僕の三歩ほど先を歩いていた。日も暮れているから 一応送っていく為に一緒の帰路についているのだけど、前を歩かれたら意味が無いと思う。 どっちが送られているんだか。方向は、確かに大体同じだけど。 「つぶつぶがないときの第二候補、なんにします?」 「ああ、それね――まあ、あんたと同じコーラで良いかな」 「? あきら様は炭酸飲めないって聞いてますけど」 「あんなんキャラ付けに決まってんでしょキャラ付けに。カロリー高いけど糖分摂んなきゃ やってらんないし、その点コーラって結構良いエネルギーよ。眼もさめるしさ」 「やっぱり、しんどい……ですよね」 フィジカルにも。 メンタルにも。 くるりと振り返って、彼女は笑う。 「そんなことないよっ?」 「でも、」 「だってあきらアイドルだもーん☆」 ああ、と僕は、やっぱり彼女を尊敬する。 心配なんか、無用ですよね。 むしろ心配なのは、僕のほうか……。 あきらの家にてへ続く コメントフォーム 名前 コメント
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