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マゴのみ or たべのこし 確定技 かげぶんしん、バトンタッチ、みがわり 選択技 まもる、かえんほうしゃ、だいもんじ 第7世代の加速分身バトンバシャでござるなvvvある意味忍者らしい戦術でござるvvvvニンニンvvvvv 先に他のニケで麻痺を撒いてから、身代わりで粘って分身を積むのが定石でござるよvvv バトン先はマジックガードニクシーやニノガッサ等でござるvvv ほえるやふきとばしには弱いので注意するでござるvvv
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夜行 結羅之介(やぎょう ゆらのすけ/Yagyo Yuranosuke) メイン:異能者 サブ:探索者 エクストラ:悪魔使い 種族:忍者 隊列:前 年齢:15 性別:男性 コミュニティ:十四夜会 身長 180cm 体重:72kg PL名:あたろう 『殿!!!やりもうしたでごさる!!!見て欲しいでござる!!殿!!!聞いて欲しいでござる……殿!!!拙者はやりもうしたでごさる!!!殿!!!見て欲しいd』 外見 鮮やかな朱色の髪と瞳、濃い褐色の肌を持つ。なんだか日本人離れしている。 長身に、しっかりとした体躯をしているものの、表情や声はまだまだ幼さが残る。 現代社会にはそぐわない、なにやら装束のようなものを着ていることが多い。 そして声がデカい。それ故に、大変目立つ。 人格 基本的には素直で真面目。快活で、受け答えもハキハキとしている。 純粋なのだが、故に騙されやすく、また、興奮しやすい質でもあるので暴走すると迷惑極まりない。 人のために行動することに重きを置いており、そのために全力で行動するが、 その親切心が大きなお世話になっていることもしばしば。 また、人に言われたこと、頼まれたことは、基本的に善悪の区別なく断らないため、扱い方によっては危険。 『主探し』『鍛錬』『任務』が彼の3本柱である。 来歴 歴史と伝説の間で今に生き延びた忍者の一族。 赤毛と褐色の肌は彼らの一族の特徴であり、 悪鬼羅刹、人喰い鬼の血を引く一族の末裔が故であると、彼らの間では言い伝えられている。 その真偽のほどはともかく、卓越した身体能力と技能、また異能を受け継ぐ一族であり、 その力と技は人外のものとして扱われ、恐れられ、時に迫害もされてきた。 悪意でもって人を害せば悪意が返り、怨嗟は怨嗟を呼ぶ。 みだりにその力をふるえば自らを滅ぼすと知った彼らは、 人に仕える事を自ら課し、己を律そうとした。 何度恐れられようと、憎まれようと、裏切られようと、 彼らは今も、自分たちの力を受け入れ、揮う先を与えてくれる存在を常に求め続けている。 『我欲のためにその力をふるうなかれ。人のためにこそ在れ。』 そんな教えを受けて育った彼もまた、『主』を探して里を出た一人である。 +契約対象 人を惑わし喰らうインド神話の悪鬼、ラクシャーサ。 変身能力を有し、彼の前では分霊をアガシオンとして、鷲や狼の姿で顕現させる。 実家の習わしで生まれた時からこの悪鬼と契約していたため、身近な存在。 ラクシャーサからしても身内の様なものだとかなんとか。 結羅之介曰く「師匠」であり「おじいちゃんみたいなもの」らしい。 +参加セッション 02/20 フラー 冥海道中膝栗毛 御月無礼/時刻時計/稲荷月雲/夜行 結羅之介 シームレスミドル ◯ 梅月殿のもとにお使いに参ったでござる!拙者にとってはじめての宵草の任務にござった! 道中に死霊や骨が沢山いたでござるが、皆ものともしなかったでござるね! 燃費の悪さを無礼殿に指摘されたでござる。まだまだ精進せねばならないでござるな!! 02/28 コマ 古道具整理 夜行 結羅之介/尼崎櫛奈/ウェスト・V=ライヒ/碧空瑠璃/上杉トノ ダンジョンアタック ◯ 九十九屋殿の依頼を受けて、お店の倉庫の整理整頓でござる! 倉庫にいる、付喪神たちと色々な勝負をして遊んだでござるな!楽しい時間だったでござる! 殿から楽器の演奏を教わったでござる!拙者、これから修行の傍ら、音楽にも手を出してみるでござるよ。 03/11 リース 怪しげな祭祀 下津ブリュッセル/哥津己駆梨(かっこかり)/緋月幸美/相羽 慶/夜行 結羅之介 筋肉の宴 ◯ 謎の儀式の調査と、それの立ち退きについてでゴザル! 敵ながら良い筋肉でござった!! やはり"とれーにんぐ"は見るのもするのもよいことにござる!! +友人関係 時刻時計 進む道、使う業は違えども、年の近い男子同士。負けてはおれんでござる! 上杉トノ 殿!!!殿!!!……殿!!殿ーーーー!!!! 早瀬零夜 魔剣に悪魔と似通ったところがあるでござる! 大事な目標のために高みを目指しているとのこと。 互いに精進していければよいでござるな!その為には協力は惜しまぬ故! 雛山リイナ 優しくてかわいらしいお子にござるな! 稚くござるが、その実力は本物のようにござる。 下津ブリュッセル 立派な筋肉と技の持ち主にござる! 気さくな方ながら、自分を高めることを怠らぬ! 鍛錬について"あどばいす"をいただいたでゴザルよ! ウェスト・V=ライヒ 博士殿!物知りで、すごいお方にござる! 色々とお世話になってござる故、御恩をお返ししたくゴザルな! しかし、研究所で見たあれは一体……? 伝法エソラ あのようなことを言われたのも、考えたのも初めてござった。 難しいでござるけれども。 それはきっと必要なことなのでござろう。 PickUp 彼が扱うのは血の魔剣と、悪鬼との契約による身体強化である。 魔剣は鉤爪のような形状に変化し、 肉体もまたそれを振るうに相応しい、人の形をしているが人ではないものへと変化する。 その異貌と力は最早どう見ても人間ではないのだが、それでも彼は自分を人間だと思っている。 異能、探索という補助系クラス持ちだが、補助、探索スキルは無い。 技能は全て攻撃に特化している。 比較的高い行動値と高い命中、魔剣による固定値がウリ。 物理防御は異様に高いものの、 筋力が低く、またフォールダウンと魔剣で防御面を犠牲にしているので 必中や固定ダメージに弱いだろう。 回避は低くは無いが、リソースをなにがしか切らないと余裕で回避、には至らない。 隊列 火力 命中 耐久 回避 支援 妨害 行動 便益 燃費 罠探 罠解 探索 情報 識別 鑑定 前 A A E C E D C E E × × × × × × +戦闘指数 HP 物防+結界 魔防+結界 防御値 86 50 1 HP+防御値 136 87 回避 ダイス 期待値 コスト 通常回避 2d+11 18 瞬間移動+回避 2d+11+2 20 MP2 見切り+回避 2d+11+4 22 MP4 攻撃 ダイス 期待値 コスト 通常攻撃(アクセルダガー) 2D+8+19 34 なし 通常攻撃(血の魔剣 最大値) 2d+8+40 48 なし(HP-25) デスブリンガー 2D+8+19+18 52(物防半減) MP10 自在の刃 2D+8+3+5 56 MP3 真空牙 2D+8+3+5 56 MP3 スキル 増加値 タイミング コスト 縮地 +6 ムーヴ MP2 亜空間殺法 +20 マイナー MP6 フォールダウン +49 マイナー MP8 忍術 +12 DR後 MP6 血の魔剣+縮地+亜空間殺法+フォールダウン+キリングエッジ+忍術 =2D+8+40+6+20+49 =期待値130(物防-20) 消費MP 2+6+8+6+6=28
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東日本大震災原発まとめ 目次 目次2012年05月2012年05月31日 / 18 00 2012年05月29日 / 18 00 2012年05月28日 / 18 00 2012年05月27日 / 18 00 2012年05月26日 / 18 00 2012年05月25日 / 18 00 2012年05月24日 / 18 00 2012年05月23日 / 18 00 2012年05月22日 / 18 00 2012年05月21日 / 18 00 2012年05月19日 / 18 00 2012年05月18日 / 18 00 2012年05月17日 / 18 00 2012年05月16日 / 18 00 2012年05月15日 / 18 00 2012年05月14日 / 18 00 2012年05月13日 / 18 00 2012年05月12日 / 18 00 2012年05月11日 / 18 00 2012年05月10日 / 18 00 2012年05月09日 / 18 00 2012年05月08日 / 18 00 2012年05月07日 / 18 00 2012年05月05日 / 18 00 2012年05月04日 / 18 00 2012年05月03日 / 18 00 2012年05月02日 / 18 00 2012年05月01日 / 18 00 お約束 ▲▼ 2012年05月 2012年05月31日 18 00 週間天気予報をみていたでござる。気温が40度の日があったでござるので驚いていたら降水確率でござった まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月31日 18 00 (・ω・)首相は近く原発津再稼働の決断を「自らの責任」で行うとあかす(05/31 テレビ東京) 大飯原発再稼働について橋下市長が政府方針を事実上容認の姿勢。期間限定で(12 04 FNN) 浜岡原発に安全技術研究所を設置。安全対策の強化へ(16 41 時事) ▲▼ 2012年05月29日 18 00 今日はすごい雷でござったな。光って3秒後に音ということは1kmぐらいでござるよね?どこに落ちてるのでござるかな? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月29日 18 00 (・ω・)敦賀原発の断層評価について南北100kmの断層帯が連動すると仮定した評価を保安院が指示(17 14 時事) 中越沖地震の断層は連動の対象に加える必要はないと保安院が見解。想定の甘さに疑問も(05/29 新潟日報) 海水注水での再臨界がないことは知っていた-管元総理(05/28 産経) 1号機の格納容器内部を調査へ。近く溶融燃料近くの冷却水を採取(05/28 時事) 海水注水中断は武黒フェローの指示-管元総理(02/58 FNN) ▲▼ 2012年05月28日 18 00 午後は曇りの予報でござったので普通に外出したら豪雨になり戻れなくなったでござる。とほほでござるよ まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月28日 18 00 (・ω・)浜岡原発5号機の覆水貯蔵槽内の穴やへこみ計40カ所の原因は海水流入による錆の退席が原因(14 53 産経) 7月に4号機燃料プールの燃料を試験的に取り出しへ。損傷程度を確認(09 13 NHK) ▲▼ 2012年05月27日 18 00 もう、いきなり半袖でもいいぐらいでござるね。夏は食べ物の楽しみが少ないのであまり好きでないでござるよ まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月27日 18 00 (・ω・)大飯原発再稼働はフル出力まで6週間必要。節電開始に間に合わず(11 54 読売) 内閣府原子力委員会は推進派だけを集めた事前会合で政策の原案を作成していたことが明らかに(05/27 信濃毎日) ▲▼ 2012年05月26日 18 00 最近節電のために休止状態にしてるでござるが、なんちゃらファイルが無くて起動できませんとかになるでござる。なぜでござるかな まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月26日 18 00 (・ω・)4号機内部を初めて報道関係者に公開(17 19 NHK) 東電が4号機建屋の強度を公表。深刻な傾きやひび割れなく強度も保たれていると結論(05/26 河北新報) 福井県が公募した県政モニター対象のアンケートで稼働すべきは2割未満(05/26 読売) 4号機建屋の外壁の一部に水素爆発でできたとみられる膨らみ(01 56 日経) ▲▼ 2012年05月25日 18 00 最近、お酒用のグラスを購入したでござる。同じお酒でござるのにまったく味が変化するのにびっくりでござるね まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月25日 18 00 (・ω・)東電の推計する放出量について専門家の検討必要-保安院(15 58 日経) 2号機の容器損傷が最大の汚染放出源と推定05/24 読売) ▲▼ 2012年05月24日 18 00 最近、御殿場高原あらびきポークを食べたでござるが、値段のわりに味が美味しくパリッとしていたでござる。ステマではござらんよ まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月24日 18 00 (・ω・)WHOが被曝線量推計値を発表。福島以外の日本全体で0.1~10mSV1と試算(05/23 共同) 福島第一で放出された放射性物質はチェルノブイリの1/6との試算(15 58 日経) ▲▼ 2012年05月23日 18 00 拙者が育てていた三つ葉が刈り取られたでござる。さては昨日の親子丼の三つ葉が・・・・(´Д⊂グスン まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月23日 18 00 (・ω・)志賀原発付近に新たな活断層の可能性(16 35 NHK) トウモロコシの芯で作る活性炭がセシウムを吸着する高い効果(05/22 swissinfo.ch) 茨城県が洋上風力発電区域を制定へ。事業者を公募(05 22 佐賀) もんじゅは廃炉も選択肢。文科相が将来の稼働案を4案提示(11 12 福井新聞) 東電が今回の事故で放出された放射性物質の量を推計。保安院推定の約1.6倍(05/23 読売) 東京湾のセシウムは基準を下回るも原発事故前の6倍(05/22 朝日) ▲▼ 2012年05月22日 18 00 東京スカイツリーなんかぜっっっっっっったいに上らないでござるよ。窓際にはたてそうにないでござる まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月22日 18 00 (・ω・)格納容器と抑制室をつなぐ配管周辺に穴か(07 02 東京) 格納容器内の水位が1号機は40cm、2号機は60cmと判明(07 02 東京) 早川ゴムが放射線を遮るゴムを開発。厚さ5mm、自由な形状に変えられる(02 00 日経) 原発再稼働せず再生エネ35%に頼った場合、光熱費は最大で5割上昇。総合資源エネルギー調査会が試算(00 52 NNN) 総合資源エネルギー調査会が将来のエネルギーについて意見集約できず4案を報告(02 32 毎日) 韓国古里原発が事故なら長期的な死者は7万人以上との試算(05/22 佐賀新聞) ▲▼ 2012年05月21日 18 00 近くの公園のカメが死んだ鯉に群がっていたでござる。食べていたでござるのかな(*1))ガクガクブルブル まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月21日 18 00 (・ω・)原発は将来的に無くすべき40.2%。再稼働の安全性の政府判断信頼できず72.0%-時事世論調査(16 43 時事) 東北電力は東通原発の津波最大高さの見直し結果を報告へ。最新手法採用せずもっと高くなるとの見方も(05/21 朝日) 安全確認の原発、再稼働させてよい51.5%-産経世論調査(12 39 産経) 原発再稼働反対54%。安全対策信頼していない78%-朝日新聞世論調査(00 04 朝日) ▲▼ 2012年05月19日 18 00 今日の拙者がしたよい行いござる。それはICカードリーダライタを買わないことでござる まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月19日 18 00 (・ω・)東電が政府に対し福島第一から全面撤退を申し出たとの認識示す-細野原発相(15 06 読売) 火力発電所で事故が起きパニックになる停電テロを狙っているところまでいくのでは-大阪市特別顧問(17 07 朝日) ▲▼ 2012年05月18日 18 00 春になるといつも食欲が増える感じがいるのはなぜでござるかな。いつも、春に太る気がするでござるよ まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月18日 18 00 (・ω・)7月2日から節電へ。電力逼迫で政府が携帯電話による緊急速報メールを送信へ(07 46 朝日) 2006年の耐震性指針の見直しで保安院が旧指針で問題ないことを強く要求(04 00 NHK) 原子力安全委員会の2006年の耐震設計改定で、訴訟などを恐れ安全審査をやり直す必要ないよう保安院が強く求める(05/17 徳島新聞) 4号機の原子炉建屋の耐震性を目視や機器で調査へ。倒壊の不安受け(05/17 産経ビジネス) 除染で発生した汚染水をその場で処理できる小型の車載装置を東工大が開発(14 12 MBS) 日本需要増でアジア向けLNG価格が急騰。米国向けは過去最低(14:00 日経) ▲▼ 2012年05月17日 18 00 いやぁ、暑くなるとビールが美味しい季節になるでござるな。お勧めのご褒美ビールは何がいいでござるかな?エビスでござるか? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月17日 18 00 (・ω・)1号機のベントの遅れは東電のためらいと思った-海江田元通産相(16 33 日経) 柏崎刈羽5号機で規定違反。制御室に外気を取り入れる弁が閉じられない状態(05/17 毎日) 東通原発の燃料プール冷却ポンプの一時停止は、送電線ショートで電圧が一時低下したことが原因(05/17 毎日) 昭和コンクリートなどが開発した線量を99.9%低減できる放射性廃棄物保管施設が被災地で注目(10 37 岐阜新聞) 核燃料サイクル検討委員会は、原発依存が不透明な場合、再処理と直接処分区の併存案を最も優れるとし、全量再処理に厳しい意見(05/17 朝日) 泊まり原発でも15年度をめどに免震重要等を設置へ(05/17 読売) 女川原発1号機の非情報冷却海水ポンプモーターの故障はモーター給油口からの雨水が原因(05/17 河北新報) 北朝鮮が進める軽水炉型原発が数年以内に稼働できる状態になると米大学が分析(07 33 NHK) 2006年、保安院が敷地より1m高い津波で全電源喪失になると指摘していた。泊、女川、福島第一、浜岡、大飯の各原発(05/16 北國新聞) 陸自が最新鋭NBC偵察車を公開。柔らかい物質をつかむのが難しく人間が特殊ゴム製の手部頃で汚染物質を採取(05/16 ANN) 事故当時の観点の事故対応は伝言ゲームになっており危険と感じた-海江田元経産相(17 25 日経) 事故当時の東電の撤退意向は、全面撤退と解釈-海江田元経産相(17 24 ニッカン) 陸自がNBC偵察社を公開。原発事故などに対応可能。14台を全国配備へ(17 07 朝日 ) ▲▼ 2012年05月16日 18 00 庭に勝手に西洋朝顔の種をまいたでござる。勝手に生えてきて花が咲いたときの家族の顔が見物でござるな。ふふふ まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月16日 18 00 (・ω・)事故の5年前、スマトラ沖地震を受けた東電参加の勉強会で津波による電源喪失の文章をまとめていた(05/15 NHK) 4号機の燃料プール崩壊で首都圏4000万人が避難する状態に(10 03 JCAST) ストレステストの二次評価に竜巻や噴火を追加へ(5/15 読売) ▲▼ 2012年05月15日 18 00 拙者の地域では明日の予報で温度が27度だそうでござる。いよいよ扇風機の出番でござるな まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月15日 18 00 (・ω・)1号機の圧力容器から格納容器へ蒸気を逃がす配管に設置された温度計を誤設置(5/14 共同) 東通原発敷地内の断層は問題無し-東北電力(15:49 NNN) スマトラ地震でインド南部のマドラス原発が津波で浸水するトラブルが起きていた実例を知りながら国や東電は放置(14:37 産経ビジネス) スマトラ地震を受け全電源喪失の恐れを保安院が東電に指摘していた(12:48 毎日) 4電力原発再稼働ができない場合を想定し計画停電を準備(05/15 日経) 管前総理が震災直後に原発を訪れたことに対して、芳しいことではない-東電会長(04:22 NHK) スラトら沖地震で想定外の津波が全電源喪失につながる保安院の文書、伝達ミスで経営陣に伝わらず(05/14 富山新聞) 敦賀原発直下の破砕帯が活断層の可能性2008年から指摘(01:33 毎日) 浜岡の再稼働について今は動かせる状況ではない-静岡県知事(05/14 日経) 大飯原発1~2号機近くの斜面が地震で崩落する可能性を否定できないと関電が解析結果報告(05/14 佐賀新聞) 1~3号機の燃料取り出し準備のため米国製ロボット「バックボット」で調査へ(05/14 ニッカン) おおい町議会、大飯原発3~4号機の再稼働の容認を決定(05/14 NNN) ▲▼ 2012年05月14日 18 00 主に大震災や事故に関連するまとめをしてきたでござるが、再稼働問題とかのニュースもまとめたほうがいいのでござるかな? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月14日 18 00 (・ω・)敦賀原発下の断層の活動調査へボーリングなど実施へ(12:45 産経) ▲▼ 2012年05月13日 18 00 テレビで新鮮な○○の見方!なのよくやるでござるが、その都度覚えたつもりでも、実際にはまったく活用したことないでござる。どうすればいいでござるかな まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月13日 18 00 (・ω・)東電が破損した設備の補修や津波対策などに関する計画を公表(05/12 毎日)福島第一原発は今も毎時750万ベクレルの放射性物質が大気に放出。ほとんどが2号機とみられる 排気口が1号機の水素爆発で開いたとみられるため新たなパネルで閉じる計画 汚染水の循環を敷地内4kmに渡っての瞬間から建屋内だけの循環に縮小する 地震による汚染水をためるタンクからの水漏れを防ぐため堰を作る ▲▼ 2012年05月12日 18 00 100均で、ええ?これが100円でござるか?という品物があったでござる。よくみたら左右のパーツが別売りでござった。これって200円でござるよね? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月12日 18 00 (・ω・)志賀原発沖の近くに活断層がある恐れ。総延長10km超(06 48 読売) ▲▼ 2012年05月11日 18 00 ジーンズの色落ちしない洗剤を探しているでござるが、中性、無蛍光、無漂白だとアクロンぐらいしかないでござるね まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月11日 18 00 (・ω・)【福島第1原発は、すでに冷温停止に至りました】電事連パンフレット、記述に疑問(05/11 共同)http //www.47news.jp/47topics/e/229191.php 志賀原発2号機に燃料搬入(12 58 NNN) 伊方原発1号機消化配管から漏水。2号機でも脱気器建屋で火災報知器などに不具合(05/11 読売) 「朝日・毎日」VS「読売・日経」 核燃料処理コスト試算やり直す羽目に。再処理優位性を強調した社のバツ悪く(05/10 JCAST)http //www.j-cast.com/2012/05/10131226.html 米ネブラスカ州の原発事故で安全性に否定的な調査結果がもみ消されたとNRC職員が告発(05/10 WSJ) ▲▼ 2012年05月10日 18 00 根っこだけ植えた三つ葉から葉っぱがもうもうと生えてきたでござる。だけど食べるの可哀想でござる まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月10日 18 00 (・ω・)2号機の圧力抑制室にカメラで撮影。どこから漏水しているか少しずつ明らかに(05/09 NNN) 東電の事業計画を政府が認定。実質国有化と10%の電気料金の値上げ含む(05/09 朝日) 保安新が志賀原発のMOX使用を妥当としたことに対し、原子力安全委員会から批判相次ぐ(17 35 時事) 米研究グループは使用済み燃料から取り出したプルトニウムはコストとテロの観点から地下に埋めるべきと発表(13 00 NHK) 大飯再稼働なら8月の電力不足は回避されると政府が試算(05/10 読売) 今夏の受給見通しについて関西、九州、北海道で供給力不足になると政府が報告(11 20 MBS) 東海原発で消火用ポンプ付近から白煙。ポンプ停止で白煙消える(05/10 毎日) ▲▼ 2012年05月09日 18 00 いまお金があって200万の車を購入するのと、太陽光発電システムを購入するのとでは、どちらがいいのでござるのかなぁ? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月09日 18 00 (・ω・)東北電力は女川原発に整備した防潮堤を公開(05/09 河北新報) 福島第一の下請け作業員の中に当時17歳の少年がいたと発表(15 04 共同) 東電と政府の事故当時の議事録1300ページが情報公開請求で明らかに(11 20 JNN) ▲▼ 2012年05月08日 18 00 納豆が好きでござる。拙者はミツカンが結構美味しいと思うでござるが、あまり人気がないみたいでござるね。不思議でござる まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月08日 18 00 (・ω・)東電次期社長、柏崎刈羽の再稼働を目指すことをあかす(16 56 日経) 鹿島が重機を遠隔操作できるシステムを開発。福島第一で稼働中 (10 18 日経)http //www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E2E5E2E3EB8DE2E5E2E7E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2 ▲▼ 2012年05月07日 18 00 夏と言えばビールと枝豆でござるね。第三のビールで一番美味しいのはどれでござるかな? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月07日 18 00 (・ω・)与野党の調整進まず新規制庁の見通したたず。大飯以外の再稼働も停滞(10 18 読売) ▲▼ 2012年05月05日 18 00 子供の頃拙者が水遊びしてた池で子供が遊んでいたでござる。今思えば何が楽しくてキャッキャッしてたのでござるかな まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月05日 18 00 (・ω・)最も電力が逼迫する関電が現在もオール電化を推進(11 37 毎日) 関電がピーク時割り増し夜間割引、節電強力で商品券などの新プランを検討(05/05 読売) 原発停止後に向けシェールガスなどの確保に大手商社が本腰。原発に未練がある電力の腰は重い(05/05 東京) ▲▼ 2012年05月04日 18 00 今日は夏日でござった。歩いているだけで汗がでてくるでござる。拙者は夏より冬のほうが好きかもしれないでござるな まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月04日 18 00 (・ω・)霊光原発で燃料棒に欠陥が見つかる。燃料棒に小さな亀裂の可能性(11 10 朝鮮日報) 1991年、福島第一1号機で冷却用海水が漏れ地下の発電機が一時使用不能になっていたことがわかる(05/04 東京) 津波と過酷事故を結びつけるのは安全対策の中ではタブーと言われた-1991年当時の元技術者(05/04 東京) ▲▼ 2012年05月03日 18 00 有名店の冷めたたこ焼きより、そこそこ美味しい自宅で作るできたてたこ焼きのほうがおいしいでござるよね?ね? まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月03日 18 00 (・ω・)放射線を遮る樹脂製シートが開発される。金属製と比較し厚さや遮蔽率同じなら価格は1/20(05/02 大分合同) 原発検査機関の業務用パソコンがウィルスに感染。情報が海外へ送信される状態にあったことがわかる(05/02 NHK) 国直轄の除染作業による廃棄物の仮置き場に関する保証基準を策定(05/02 毎日) 浜岡原発に想定しなかった課題が次々と浮上。稼働へのハードルは高まるばかり(06 00 日経) ▲▼ 2012年05月02日 18 00 先日鉢植えした三つ葉の根から小さな葉っぱがでてきたでござる。なんかいとおしくなってきたでござるよ まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月02日 18 00 (・ω・)福島第一原発周辺を緩衝地帯として国有化することを提案(13 12 福島民放) 超小型線量計の実証実験をつくば市で実験へ。市民の不安解消につなげたいと説明(05/02 毎日) 大飯原発に再稼働で府と経産相が意見交換。議論がかみ合わず物別れ(05/02 読売) 福島第一1号機について復水器を利用せず対処する手順書になっていたことがわかる(05/01 朝日) ▲▼ 2012年05月01日 18 00 いつもどおりせっせと起きて会社にいったら休みだったでござる。そうかGWでござったな まとめのまとめwiki http //www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html 各原子力発電所の状態のまとめ 2012年05月01日 18 00 (・ω・)韓国の原発部品納入による贈収賄事件で金額は1億4千万以上に上ることが明らかに(05/01 聯合) 活動する可能性の高い活断層について、保安院が一方的に否定する文章を作成(05/01 朝日) ▲▼ お約束 正確に記述するよう努めていますが内容についての責任は負いかねます。 ▲▼ 2012年06月13日 (水) 17時51分36秒 trackback
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 種族値 H A B C D S 85 115 80 105 80 50 耐性及び弱点 無効 じめん 4分の1 半減 でんき/ひこう/はがね 2倍 4倍 育成例 性格 のんき/なまいき 特性 ふゆう 持ち物 たべのこしorオボンのみorラムのみ 努力値 HB252 技構成 ドレインパンチ/とぐろをまく/でんじは/ギガドレインorとんぼがえりorドラゴンテールorいかりのまえばorしめつける 解説 地無効の耐久電でござるvvv 電や飛だけでなく地や鋼に強めでござるが高火力持ちは厳しいでござるvvv 積み技で命中率も上がるため稀に電磁波の代わりとして電磁砲を採用する場合もあるでござるvvv 鬼火からの起点防止や地面を返り討ちにするためにギガドレを採用することもあるでござるvvv 電飛にはかなり強めに出られるものの雪崩等が欲しいでござるvvv
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 種族値 H A B C D S 65 90 120 85 70 60 耐性及び弱点 無効 じめん 4分の1 半減 くさ/かくとう/どく/むし/フェアリー 2倍 エスパー 4倍 育成例 性格 ずぶとい 特性 ふゆう 持ち物 ゴツゴツメット/くろいヘドロ 努力値 HB252 技構成 おにび/いたみわけ/クリアスモッグ/どくどくorみちづれorおきみやげorたくわえる 解説 物理受けでござるねvvv Bが高く耐性も物理受けに向いておりHは低いものの痛み分けでカバー出来るでござるvvv ただし鋼で止まることが多く貰火ドランや型破りドリュには何も出来ないでござるねvvv ガブなどA130鉢巻級の高火力ATに押し負けるので痛み分けの代わりにねむねご型を取ることもあるでござるvvv 鬼火/痛み分け/クリスモまでほぼ確定でござるvvv 残り1枠はどれでも良く攻撃技もありでござるvvv
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種族値 H A B C D S 90 130 80 60 85 55 耐性及び弱点 無効 4分の1 半減 むし/いわ/あく 2倍 ひこう/エスパー/フェアリー 4倍 育成例 性格 わんぱくorしんちょう 特性 ノーガード 持ち物 オボンのみ/たべのこし 努力値 HB252orHD252 技構成 ねむる/ねごと/はたきおとす/ばくれつパンチ 解説 ねむねご型でござるvvv 特性により必中の爆Pで確定混乱させつつダメージを与えるでござるvvv また爆Pが通らない耐久超霊に対しては叩きが致命傷になるでござるなvvv ただし相手の一撃技も必中なので不意に瞬殺されることもあるでござるvvv ねむねご型でなければ毒々/アンコ/光の壁/ビルド等も候補でござるねvvv
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登場人物 魂魄妖夢 苦労人の庭師。悩むくらいならたたっ斬るタイプ。 西行寺幽々子 亡霊のお嬢様。今回はお留守番。 ○○ 侍の居候。悩みとかなさそうだけど、気はそこそこ遣う。 先日は、とてもひどい目にあいました。 いえ、なにがどう起こったとかは特にないんですけど。 そう、湯当たりしてしまった事が一番の不覚でした。 結果としてひどい目にあったと言う事です。 はあ…… 「店先でそんなため息をつかないでくれるかな?」 そうおっしゃるのは香霖堂の店主、森近霖之助さんです。 「ため息もつきたくなります。こんな品揃えではお客さんを満足させられませんよ」 「そんなため息じゃなかったように見えたけどね。 それと、品揃えについては僕個人の趣味だから、期待に沿えるかどうかは別の話だよ」 この方は趣味で商いをしているようです。おかげで売り上げは芳しくないそうです。 「今日は何か入用なのかな?」 「特にはありませんけど。霊具の一つでもあればと思って見に来たのですが」 「なるほど。専門外だね。いや、有れば有って、無ければ無いのがうちの店だよ」 「役には立ちませんね」 「道楽だからね」 開き直られても困る。とはいえ、道楽が故に、ここにはときに面白いものがおいている事もある。 そういったものがあれば、と、思ってきたのですけど。 「その霊具でもあれば、○○くんにでも上げるつもりだったのかい?」 「ええ。少しは何か護身用になるものでもあればよかったのですけど……。 って、○○さんのことを知ってるんですか」 実に自然に名前が出てきたのでそのまま答えていました。 「それは知ってるよ。あの迷惑新聞に載っていたからね」 「ああ、そういえばそうでした」 ○○さんが来た当初、居合わせたのか駆けつけたのか、鴉天狗がいて取材をしていた事があった。 その後、余計に投函された新聞の処理を○○さんに任せたのでした。 「まあ、情報源はそこだけじゃないよ。うちには霊夢も来るからね」 「それもそうでしたね。あの暇な紅白巫女は何か行ってましたか?」 「特には。なんというか、異変とは関係ないところで異変な感じのする頭の平凡な侍だとか」 「あの巫女は頭に何かこだわりがあるんですか?」 「さあ? まあ、そのつてかな……。いろいろと話を聞いているよ」 「どんな話をしてるんですか?」 少しは興味がある。 彼が周りからどんな評価を受けているのか。 それは白玉楼の名誉とも直結しかねない事でもありますし。 「温泉でのぼせて介抱したのにボッコボコ」 「な!? 何で知ってるんですか!?」 あの事を知ってるのは少ししかいないはず。 そのメンバーは……。 あ、ダメだ。 「うちには霊夢が来るっていたよね。その霊夢のところに来たらしいよ」 「迂闊でした……。いえ、あの方なら口止めをしても無駄ですね。他に、知ってる人はいませんか?」 この先に余計な広がり方をする前に、ここで口止めしておかないと。 私の醜態です。白玉楼の沽券に関わります。 「そうだね。まず、そのときここにいた人物かな。魔理沙とか」 「また厄介な人に……。それだけですか?」 「あとは、そうだね。鴉天狗のお嬢さんが一人」 「何でそっちを先に言わないんですか!」 とても厄介な人に、よりのもよって……。 「そうそう。魔理沙といえば、さっきここから彼を連れて行ったよ」 「彼?」 「渦中の人物さ。君のところの居候の○○くん」 「なんでですか!?」 話の順序がメチャクチャだ。 整理しよう。 まず、○○さんはここにきた。 それで、魔理沙に連れ去られた。 飛んで、私の話は鴉天狗に伝わってしまってる。 「なんというか、お手上げなんじゃないかな? 大人しく彼を連れて帰った方がいいんじゃないかな?」 「それは分かってます! ……○○さんは以前からここに?」 そもそも、なんであの人はここに来てるのか。 まだ外に出ていいなんていってないんですけど。いえ、ダメとも言ってない。 「本人曰く、『ろーどわーく』らしいよ。紫氏から聞いたそうだ」 「あの人の差し金ですか。発音がおかしなところがあの人らしいですけど」 「それと、西行寺のからお使いを頼まれて来たりもする」 「いつもなら私に頼むのに。何で誰も彼も私に何も言わないでそういうことをするんでしょう……」 先日の件といい、私はのけ者にされているんでしょうか? 「別に君に伝えてないんじゃなくて、君に伝えない方が彼で面白く遊べるからじゃないかな」 「ああ……、それはあるかもしれません」 「何故そんな節があるかは知らないけどね。君は彼が嫌いなのかい?」 「そんなことはありません。なんでそんなことを?」 「いや、言ったとおりの意味さ。君に断りが入らないのだから、周りが遠慮しているのかと思ってね」 「遠慮なんかする人たちじゃありませんよ」 むしろ、面白がったからこそ、先日の件があるはず。 「それは良かったよ。一方的に嫌われていたら彼がかわいそうだからね」 「一方的? あの人が私のことを嫌ってるんですか?」 「おっと、違うよ。むしろ逆さ。恩人だの師匠だのと言って、崇めてしまいそうな勢いさ。一体何かしたのかい?」 「何もしてませんよ。少し命の恩人になって、剣術の稽古を付けてるだけです」 「なるほど。十分すぎるね。そうだ、彼にこれを渡してくれるかな?」 そう言って霖之助さんが私に見せたのは、清潔感のある折りたたまれた布。 「なんですか、これ?」 「聞かない方がいいよ」 あっさりと言い切られるので、ちょっと気になった私はその布を開いた。 なんとも縦に長い布。上の方には紐のようなものがついてる。 「これは、なんですか?」 「君の祖父がいたら聞くといい。と言っても、まあ、見れば分かると思うけど」 「褌……、ですか?」 「そうだよ」 「ひい!」 つい手放してしまいそうになりました。 「やめてくれよ。それは新品なんだから」 「こ、このために、○○さんは、ここに?」 「そうだね。彼はそういう下着を好むようだし。まあ、風体を見れば納得できるけどね」 「なんだかよく分からない理解が深まってるんですけど」 「そもそも、褌というだけで毛嫌いされる事はないと思う。 君らがドロワーズを愛用しているのといささかも違いはないと思うんだけどね」 「なんで私が悪いみたいに言うんですか。別に何も言ってないじゃないですか」 「今、『ひい!』って言っただろうに」 言ったことは言いました。 そりゃ、そんなもの手渡しにされたら驚きますよ。 「まあ、そうかもしれないね。僕だって逆の立場なら驚く」 「そう思うなら言わないでください」 「まあ、それはいいさ。とにかく渡しておいてくれよ。彼をボコボコにしたお詫びだと思って」 「う……。ここには関係ないのに……」 「そうは言うけど、別に君に対して失礼な事をしたわけでもないだろうに。 聞けば、八雲の狐が君を引き上げた後に彼が介抱したそうじゃないか」 「え、そ、そうなんですか……?」 聞いてなかった、それは。 それが本当なら、私は本当に悪い事をしたんじゃ……。 「その日は結局、彼は温泉に浸からずに帰ったみたいだし、 ある意味、君よりもひどい扱いになってるんじゃないかな」 「そうなんですか……」 「そうなんですか、って、それは君が考える事であって、 僕は僕で思ってることを言ってるだけだよ」 なんだか、私が悪い事をしたんじゃないか。そんな気がしてきました。 「まあ、僕に言えることなんか特にないよ。君の態度次第じゃないのかな」 「そういうものですか」 「それ、渡しておいてくれるかい?」 「あ、はい」 諭されているその手に褌。 なんというか、閉まらない話です。 「御免」 「おや」 と、いきなり香霖堂の戸を開いたのは○○さんでした。 どうやら魔理沙から開放されたみたいですね。 「霖之助殿。ただいまでござる」 「おかえり、というか、ここは君の家じゃないんだけどね」 「どうしたんですか、その格好は?」 「おや、妖夢殿。こちらにはどのようにして?」 「それよりも、何であちこち焦げてるんですか?」 「む。これは深い事情があるのでござる」 「魔理沙に連れて行かれたのですから、ある程度分かります」 すすけてるというか、ぼろぼろです。 「どうせ変な実験につき合わされたのでしょう」 「否。弾幕ごっこなるものをご教授たまわった次第にござる」 「なにをしてるんですか!」 どうも予想の斜め上に、この人は飛んでいく。 だからでしょうか? あまり何事においても可哀想と思えないのは。 「ああ、○○くん。君に渡す予定だった褌は彼女に渡してあるよ」 「おお、かたじけない。妖夢殿もかたじけないでござる」 「べ、別に私は……」 受け取り拒否寸前で固まってたなんていえません。 いえ、承諾はしていたのですから後ろめたいことなんかありません。これ以上。 「魔理沙が失礼な事をしたみたいだね」 「否、こちらから申し出たようなものでござるよ。 しかし、『ますたーすぱーく』なる光を浴びたときには生きた心地がしなかったでござるよ」 「命がけでなにをしてるんですか……本当に……」 「人生これ修行にござる。時には命がけのこともあるでござろう」 「修行に命をかけないでください」 それでは、何のために助けたのかよく分かりません。 放っておいたら、とんでもない事になりそうですし。 「あまり勝手な事をしないでくださいね。 ここまで一人で来ているのも、人間の○○さんにして見たら危険な事なんですから」 「そういえば、○○くんは人間だったか。だったら気をつけないとね」 「まるで他人事ですね。いえ、確かに他人事ですか」 「ふむ。気をつけるでござるよ。ところで妖夢殿」 「なんですか?」 「先ほど、実に面妖な漆黒の玉が浮遊してござったが、アレは何でござろう?」 この人は、放って置いたら、死んでしまうんじゃないのでしょうか? 妖夢殿が香霖堂におられたのは些か虚を突かれたでござる。 とはいえ、拙者に含むところはありもせず。 ただ、弾幕ごっこなるものを言及された事にのみ、後ろめたさがあるところ。 「○○さん」 「なんでござろう、妖夢殿?」 「今の待遇に不満はありますか?」 香霖堂よりの帰路、妖夢殿が突然おっしゃるが、何ゆえ? 「不満などござらん。仕事もあり、剣術の稽古もあり、衣食住のあるところで何を不満に思えようものか」 「そういうことじゃないんですけどね……」 「どういうことでござるか?」 なにやらしおれた雰囲気でござるな。 「いかがなされたでござるか、妖夢殿。しおらしくされるなど、妖夢殿らしくないでござるぞ」 「私だって思うところはありますよ。貴方も一人の使用人として、待遇面もちゃんと考えないといけないんです」 「左様でござるか。さすがは妖夢殿、ありがたき心遣いでござるよ。しかし、拙者には不満の類といったものはござらんのだが」 「そうですか」 何があったのでござろうか。 拙者、何か心配になるような事でもしでかしたでござろうか? 考えてみても思いもつかぬ。 「あの、○○さん」 「なんでござろうか?」 「先日は、すみませんでした」 「何のことでござるか?」 「その、温泉に言ったときの事です。あの時、開放してくれたのに暴力を振るってしまいました」 「そのことでござるか」 確かにあの時、明らかに気の動転した妖夢殿にひどい目に合わされたでござるよ。 「御気になさるな。誰であれ、動揺するものでござろう。打たれることも修行と思えばなんともござらん」 「マゾなんですか?」 「それはなんでござろう?」 「なんでもありません。以後、気をつけますから」 「何も大したことではござらんよ」 とはいえ、何もないというままでは納得されぬでござろう。 今の妖夢殿はそういう雰囲気をお持ちでござる。 さすれば、拙者にも一つだけ思うところがあるでござる。 「妖夢殿。では、一つだけよろしいでござろうか?」 「なんでしょう?」 「妖夢殿。妖夢殿は妖夢殿らしくあってほしいでござる」 拙者の知る妖夢殿。 所詮は片鱗でしかないのでござろうが、それを妖夢殿としてとらえるに間違いはなかろう。 生真面目で真っ直ぐな妖夢殿。 それが、拙者の知る、妖夢殿らしい妖夢殿でござる。 「私らしく、ですか……。らしくなかったですか?」 「然り。後ろ向きに悩むことはござらん。真っ直ぐにしていて欲しいというのが、拙者のわずかばかりの願いにござる。 聞き届けていただけるでござろうか?」 元気のない者に元気を出せと言うだけならば、酷なことでござろう。 しかし、相手は妖夢殿でござる。 力無きことを指摘されて、 力無きままである事を是とするはずもなし。 「……ふぅ」 「妖夢殿?」 「そういうことは願い事とは言いません。なんなんですか、それは?」 「なに、と、申されても……」 「口ごもるのは、らしくありませんよ?」 「な! そう申されまするか!?」 まるで揚げ足を取られたかの如し。 これも、らしいとは言いがたきことではござるが、さきほどよりも、『らしい』でござる。 「あまり甘やかす事は良くないですね。分かりました。 これから白玉楼まで走って帰りましょう。私より遅れたら素振りでもしてもらいましょうか」 「なんと! 否、否、望むところでござる。勝負でござる妖夢殿」 「私に勝負とは、いい度胸です。では、参りますよ!」 実に踏ん切りの良い足で駆け出される。 その足踏みたるや、なんと快活であろうか。 これぞ、妖夢殿にござる。 「どうしたんですか! 遅れてますよ!」 「は! 甘く見ぬことでござる! 『ろーどわーく』の成果、とくとごらんあれ!」 拙者もその足に続く。 その勢いに勝るものなし。拙者をしてもまた然り。 快活に走る様を、拙者は後ろから見守る事で、心に安住を得る事に相成った。 見守るなどの言っては、妖夢殿に怒られるでござるな。 ちなみに、約定の如く、拙者は素振りを千本行ったでござる。 もっとも、一人ではなく、妖夢殿も一緒だったでござる。 「なんていうか、青春してるみたいでなによりだよ」 「なんだよ香霖。遠い目をしてよ。こっちは疲れたって言うのに」 「単に弾幕ごっこをしてただけだろう」 「それだけじゃないぜ」 「ふぅん。誰の差し金だか知らないけど、余計な事をしない方がいいと思うよ」 「なんだよそいつは? 私は少しばかりの親切心からやった事だぜ?」 「西行寺のお嬢様からかい?」 「いいや、違うね」 「そうなのかい。まあ、大方予想はつくけどね」 「なんだよ、つまんないな」 「面白がる要素は無いと思うけどね」 「そうかい。まあいいさ。必要になるかどうかなんて、わかりゃしないんだからな」 「なんのことだい?」 「弾幕ごっこだよ。○○のやつに、いつか必ず必要になるって紫がな」 「……そうなのかい……」 「どうしたんだよ、香霖。難しい顔をしてよ」 「……いや、もう僕たちの出る幕は無いんだけどね」 「分からないな。何の事だよ」 「なるようにしかならない……。そういうことらしい」 「香霖が悪いことを考えると実現しそうだな」 「言わないで欲しいね」 <幻想郷の白岩さん> Q.香霖堂はどこにあるの?(藍様の式) A.魔法の森、だったかしら? とにかく森の中ね。 だいたい、幻想郷に森といったら一つしかないから名前なんて必要も無いわね。 森の中のどこかは知らないわよ。 Q.あたまぶつけたー(泣)(るーみあ) A.前を向いて飛びなさい。 Q.一度でいいからここに何か書いてみたかったんだけど、何を書けばいいのかしら?(西行寺幽々子) A.聞きたい事を決めてから書いて欲しいわね。 それと、本編に出てるくせに実名で書かないでよ。 それと、また春を集めてくれないかしら。冬を長引かせるために。 Q.温泉では藍が引き上げた事になってるけど、実は○○が引き上げたのよ。内緒よ?(スキマ妖怪 YU☆KA★RI) A.貴方も隠す気無いわね。 しかも、内緒も何も、ここに書いた時点でみんなに知れ渡ってるわよ。 そうね、それならそのときのことを詳しく教えてくれると助かるわ。 それと、センスがダサいって言うか、古くないかしら? Q.この間はありがとうございました。(匿名希望) A.本当に冬の山に来るなんて命知らずね。 つい、遊び心で助けちゃったじゃない。妖怪失格よ。 どうしてくれるの? ▲あとがき ようやくこのスレらしくなってきた気がします。 伏線をばら撒き始めましたが回収の見込みは、今の段階ではついてません。 この物語の結末が幸か不幸か、どちらで終わるかも……。 うpろだ679 ─────────────────────────────────────────────────────────── 魂魄妖夢 半霊の庭師。いろいろと気にかけるようにはなってる。 西行寺幽々子 亡霊のお嬢様。おちょくるのが好きそう。 ○○ 侍の居候。意外と手先が器用。 白玉楼ならずとも、幻想郷において宴会は日常茶飯事だそうな。 幽々子殿も、妖夢殿をお供につれて出かけられることもしばしばあるでござる。 なにかにつけ、宴会はあるでござるが、本日は行事があるそうな。なんでも、西洋の風習に習うものの様でござる。 「『苦しみます』、でござるか?」 「なんというか、ベタなボケですね。予想はしていましたけど」 「そうなのよ。今日は大昔にイエスっていうひとが磔にされた記念の日なのよ」 「違いますよ!」 「まことでござるか!?」 「信じないで下さい」 なんでも、「いえす」なる御仁の誕生日を祝う日の様でござる。 「潅仏会の様なものでござるか」 「まあ、言ってしまえばそういうものですね。何かの開祖というものは祭り上げられてしまうものですから」 「左様でござるか。しかし、伴天連の風習に関しては疎いものでござる」 「また古風な言い方ですね。まあ、宴会に理由は要りませんし、今日はそれにたまたま大義名分があっただけですよ」 宴会は日常茶飯事につき。 されど、大義名分さえあればより盛り上がることが出来ると言うことでござろう。 「それでは、お留守番をお願いしますね」 「心得たでござる」 されど、拙者は留守番でござる。 これも拙者の務め。後ろめたいことなどござらん。 「ねえ、妖夢」 「なんでしょう?」 「なんで○○ちゃんを連れて行かないの?」 幽々子様はおっしゃるけど、それには理由がある。 「今の○○さんをいきなり幻想郷の、『あの人』たちに引き合わせたら食べられてしまうかもしれません」 ○○さんは人間だ。それも生きてる人間。 妖怪ばかりが集まる宴会に連れて行こうものなら、襲われてしまうことでしょう。 「そうかしら? 紫とも顔合わせが済んでるわけだし、結構大丈夫なんじゃないかしら?」 「そうとも限りません。あの方は気まぐれですから、いつ気が変わるかも分かりません。 まあ、白玉楼にいる間には変なことをしないとは思いますけど」 そう思えば、○○さんがいつの間にか遠出をしていることも何とかしないといけない。 あの人は抜けてますから、そんなことで大変な目にあったら気分が悪いと言うもの。 「博麗神社には霊夢もいるじゃない。そんなことにはならないでしょう。 魔理沙も来るでしょうし、メイドもくるでしょう。他にも人間はいるわ」 「その人たちと比較しないで下さい。規格外じゃないですか。そもそも、神社でクリスマスって、節操がないですよ」 「そんなもの、あそこには神様なんて祭ってるとは思えないもの。山の上に来た新参の神に信仰を迫られるくらいだし」 「まあ、そうですね」 「ところで妖夢。妖夢は何かプレゼントを贈ったりしないのかしら?」 「幽々子様にですか? 別に、欲しいといって働くことはいつものことじゃないですか」 「そういうことを本人の前で言うものかしら? ○○ちゃんにもないのかしら?」 「そうですね……。ああ、……考えてませんでした」 あの人の世話焼きを考えるばかりで、そういったことを全く考えていませんでした。 そうですね。少し気が利かなかったかもしれません。 「あらあら、妖夢ったら。○○ちゃんには気を使ってあげるのに、私には気を使ってくれないのね。悲しいわ、しくしく」 「嘘泣きはやめてください。どうせ、何かにつけて何かを要求するじゃないですか。一応、聞いておきますよ」 「もう、そんなんじゃ気持ちがこもってないわ。もう少し気持ちがこもってないと。○○ちゃんなら、どんなものをくれるのかしら?」 「なんですかそれは?」 そもそも、クリスマスがどういう日なのかも知らないのにプレゼントなどを用意しているとは思えません。 「屋敷を出る前に教えておいたのよ。プレゼントを用意しておきなさいって」 「そうなんですか」 「妖夢の分は頼んでないわよ?」 「……」 「あら、妖夢。今、むっとしたかしら? ダメよ、そういうことは自分で伝えないとダメなのよ。妖夢も言ったじゃない」 「そういう意味じゃないんですけど」 ともあれ、もとよりあるとは思ってなかったこと。期待なんかしていません。 「ちなみに、私は○○ちゃんにプレゼントを用意してるのよ」 「え!? なんですかそれは!」 「それは教えられないわよ。○○ちゃんにも、上げるまでは秘密なんだから」 「そうではなくて、なんでそのプレゼント交換の話で私が仲間はずれになってるんですか!?」 「だって、妖夢が意地悪なことばっかり言うんだもん。○○ちゃんがきたらもうちょっとやわらかくなると思ってたのに、くすん」 「泣き真似は……、ああもう、手の込んだ泣き真似しないで下さい。目薬見えてますから。 それに、普段、意地悪なことを言うのは幽々子様のほうじゃないですか」 本当に、幽々子様は何をたくらんでるのか良く分からない。 いま、ポロリと漏らした言葉を聴く限り、どうやら私が縛ることを言わないようにしようと思っての行動みたいだけど。 別に、○○さんがいたからって私が丸くなる理由にはならないんですけど……。 「このままじゃ、妖夢は何ももらえないわね♪」 「何でそんなに楽しそうなんですか。別にいいですよ、私なんか仲間ハズレにしてください」 「あらあらいじけちゃって、可愛いんだから」 「ちょっと、幽々子様! 抱きつかないで下さい!」 いつものようにからかわれてしまって、本当に大変です。 毎年の事なのに、飽きない事です。 まあ、もらえないくらいは当然としても、何かしら用意するくらいはいいでしょうね。 「さて、仕掛かるでござるかな」 『くりすます』なる行事にて、贈り物をする風習を伺いしこと、つい先刻。 とはいえ、拙者、実はそれ以前から少し知っていたのでござる。 「ああ、○○さん、順調ですか?」 気配すら察せずに神風のように現れしは、拙者に事の次第を教えてくれたお方。射命丸どのにござる。 「おお、射命丸殿。次第順調にござるよ」 「それは何よりです」 贈答の風習について教えていただいたのは、一週間ほど前のことでござろうか。 此度の如く風のように現れた射命丸殿は、事の次第を伝えた後にまた風のように去ったものでござった。 「それで、○○さんはどなたにプレゼントを贈るんですか?」 「ふむ、そうでござるな……」 幽々子殿。先にお話をただいた次第ゆえ、贈らぬわけには行かぬでござる。 他にも、幽々子殿らがお世話になっている博麗神社の霊夢殿。 香霖堂の霖之助殿に魔理沙殿。 紫殿に、その従者である藍殿もでござろう。 当然、妖夢殿もでござる。 そうして指折り数えているところに、射命丸殿は「え?」と、奇怪な声を上げられた。 「そんなにあげるんですか?」 「然り」 射命丸殿に教えていただいたことにある。 なんでも、好きな者に贈り物をするとのこと。 故に、 「日ごろ世話になりお慕い申し上げる方々全てに贈るのが筋でござろう」 「あ、はは……。そうなっちゃうんですね……」 なんだか射命丸殿は力なく笑われるでござる。 「いかがなされ申した、射命丸殿?」 「なんでもありませんよ。ちょっとやそっとのテコ入れじゃ変化がないと思っただけです」 「テコ入れでござるか?」 「そうです。まあ、あまりに気にしないでください」 そうは申される。気にするなと言われてしまえばそれまででござるが。 「そうでござるな。しからば……」 拙者は用意していたものを、射命丸殿に差し出したでござる。 「どうぞ、射命丸殿」 「え、なんですか?」 「普段世話になっているのは射命丸殿も相違ござらん。故に」 「そ、そうなんですか!? それは考えていませんでした」 そういって、射命丸殿に贈り物をする。 「木彫りの……、紅葉ですか。置物ですね。ずいぶんと器用じゃないですか」 「季節を逸してはござるが、射命丸殿には良くお似合いと思ったのでござるが、いかがでござろう?」 「いえ、嬉しいですよ。ありがとうございます」 射命丸殿は顔をほころばせ申した。 そう笑っていただけただけで何よりでござる。 「ということは、他の方々もそれ相応のデザインを模した物を作られたのすか?」 「『でざいん』でござるか?」 「あー、なんと言いましょうか。皆さんにお似合いのものを作られているんですね」 「む、うむ。そうでござるな」 各々方には相応の物をお贈りして然り。 その姿見は贈られる方のために考えて作っているでござる。 「しかし、○○さんに意外な特技があったものですね」 「ふむ、そのようでござるな」 「そのよう、って……。なんだか他人事みたいな言い方ですね」 「記憶がなかればそういうものでござろう?」 手先の器用さは、なんとなくわかっていたことでござる。 しかし、その因果関係。何故、得意なのかは知る由もなし。 「そういえばそうでしたね。もしかして、その腰の刀で掘ったのですか?」 「良く気付かれたでござるな。その通りでござるよ」 「本当に器用な人ですね」 刀で気を彫るのは堀師にしてみれば邪道に思われることでござろう。 されど、拙者に今用意できる刃物と言えばこれしかないのでござる。 「たいした業物ではござらん、はず」 「そうなんですか。けっこう適当ですね」 「拙者のみを省みるに、記憶があった頃に大した碌のある職を持っていたとは思えぬでござるからな」 「なんだか自嘲気味なことを平気で言いますね。まあ、でも。後ろ向きよりはずいぶんいいですよ」 「うむ。それに、業物如何は、間近で妖夢殿の刀を目の当たりにしてござる。拙者もあれだけ物を手に入れたいものでござるな」 「あれは、確か家宝じゃなかったでしたかね」 妖夢殿に少し伺った事でもござる。 一振りで幽霊数十匹を断つという楼観剣。 そして、人の迷いを断つ白楼剣の二刀。 妖夢殿に相応しい大業物でござる。 「幽霊を数十匹斬る刀といっても、幽霊って触れないんじゃなかったですかね?」 射命丸殿、それは身も蓋もないというものでござるよ。 「おお。そういえば射命丸殿、これをお願いできるでござるか」 「なんですか、この紙束は……、ああ!」 「左様。年賀状というものでござる」 これは霊夢殿よりお教えいただいたこと。 新年を迎えるに当たり、その挨拶を書状により行うとのことでござる。 年始回りを簡易にしたようなものでござるが、これも風習でござろう。 「なんだか、これも知らなかったような口ぶりですね。それも記憶喪失ですか?」 「それは拙者に判ぜぬところでござるよ」 「そうですか。まあ、これは確かに承りました」 「お願いするでござるよ」 「いえいえ。私、こんな素敵なものをもらえるとは思ってませんでしたから」 そういって、拙者が渡した木彫りの紅葉を見せるでござる。 「これくらいはお安い御用です。では、また新年にお会いしましょう」 「良いお年を、でござる」 「クリスマスなのに気が早いですけどね。メリークリスマス」 そういうや否や、やはり射命丸殿。風のごとく去って行かれたでござる。 「ふむ。天狗なるもの。なんとも軽快なものでござるな」 その足速く。 実に快活なもの。 「さて、これからが肝心な仕事にござるな」 拙者にはまだやる事がござる。 妖夢殿の分を、これから誠心誠意、彫り上げるでござる。 帰ってきたのは、もう夜半過ぎでしょうか。 「さすがに、もう寝てますよね」 ○○さんは寝つきがいいほうです。 酔っ払って寝付いてしまった幽々子様を部屋に返して、少し様子を見てみましょうかね。 一応、相応のものは用意しておきましたし。 通例に倣い、枕元にでも置いておきましょうか。 「何やつ!」 「って、まだ起きてたんですか!」 ていうか、部屋に入るなりその反応はないと思います。 「これは妖夢殿。お帰りになったでござるか。静かなもので、出迎えをし損なった出ござる」 「いえ、それはいいんですけど。なんでまだ起きてるんですか? また素振りとかしてたんじゃないですか?」 「否、そうではござらんよ。これでも帰りを待っていたのでござるが」 「ああ、幽々子様のことですか。それなら部屋に寝かしつけてきましたよ」 そういえば、この二人はプレゼント交換の約束をしていたのでした。 「む、そうでござろうな。それならすでに、枕元に」 「え、そうなんですか。いつのまに……」 侮れないものです。 「ていうか、それならもう用はないでしょうに。寝ていても良かったんですよ」 「だから、妖夢殿にもあるのでござるが」 「え?」 私の分が、ある? 「どういうことですか?」 「どういうことも何も、今日と言う日はそういう日なのでござろう」 「……そう、ですか」 意外です。 いえ、予想外です。まさか私にプレゼントがあるなんて。 ああ、でも、私からありましたし、渡せば何か返す性格ではありますし。 いずれにしても、何かいただいていたのでしょう。 でも、先方から自発的にもらえるのなら、それは嬉しい事でしょう。 「それで、一体何を……」 聞いて、はたと思います。 少々気持ちが逸ってる事に。 だって、まあ、嬉しいじゃないですか。 「それはこれにござる」 そう言って、差し出されたものは……。 「えっと、これは……?」 思わず、言葉に詰まってしまいました。 「熊でござる」 よくお土産物屋で置いてあるようなものでしょうか。香霖堂にもあったような、幻想入りしそうな産物です。 なんでしょう……、このがっかり感。 「ずいぶんと、荒削りのようですが」 「申し訳ござらん。さすがに拙者も苦労したのでござるが。本物を模す事は難しかったでござる」 「○○さんが作ったのですか!?」 だとしたら驚きです。 荒削りとは言いましたけど、それは工芸品としてのこと。それが手作りだと言うのなら、話は別です。 「これは、……ありがとうございます」 「気に入っていただけたでござろうか?」 「ええ、もちろんです」 手作りと言うものは嬉しいです。 それだけの心遣いがあるということですから。 「ああ、それと、妖夢殿。これを」 「なんでしょう?」 そういって取り出したのは、木彫りの花。 「妖夢殿の刀の鞘にある花を模したのでござる。一本添えようと思うのでござるが、いかがでござろう?」 「そう、なんですか?」 木彫りなのに、活ける様な花。 本当に、見事なものでした。 それを見るに、多分、本当はこちらから彫ったのではないかと思います。 「本当に、ありがとうございます」 「喜んでいただいて何よりでござる」 「では、私からも」 「いただけるのでござるか!?」 ずいぶんと驚いています。 ああ、そうか。お互いに、期待していなかったのでしょうね。 それもなんだか悲しいですね。 まだ、親交が甘いですね。反省しないと。 「これです」 「おお、なんと!」 ずいぶんと目を丸くされています。それほど驚くほどのものでもないのですけど。 「お守りです。クリスマスに贈るには少々おかしいですけど」 厄除けです。 この人には、これから何に巻き込まれるか分かったものではないです。 まあ、気休めでしかありませんけど。 「ありがたく頂戴するでござるよ、妖夢殿」 「いえいえ、これからも気をつけてくださいね」 「どういう意味でござるか?」 「言葉どおりの意味ですよ」 なんというか、もうすぐ年も明けるというのに。 いろいろ起こる気がしてならないです。 それもないように、私もしっかりしないといけないですね。これからも。 ○○さんも、白玉楼のためになるようになって来てますし。 頑張っていきましょう。 「まあ、しっかり精進する頃ですよ。サンタは良いこのもとにしか来ないのですから」 「む? もしやそれは朱色の服に身を包んだ白髪の老人のことでござるか?」 「クリスマスを知らないのによくご存知ですね」 「さきほど、不法侵入者だと思って追い出したのでござるが」 「何をやってるんですか!?」 すごいものが幻想入りしたものです。 なんだか、今からでも大変な気がしてきました。 「妖夢―! 私のところにサンタが来たわよ! 木彫りの蝶! 可愛いでしょう!」 「そうですね。良かったですね」 「あら妖夢。何か言い事があった顔をしてるわね。何かあったのかしら?」 「え、いえ。特には何も」 「あらそうなの」 「ところで幽々子様。幽々子様は○○さんに何を贈られたんですか?」 「あら、気になるの? うふふ、秘密よ」 「そ、そうですか……」 「気になるなら○○ちゃんに聞いてしまえばいいのに」 「別に、そこまで気になるわけではありません」 「意地張っちゃって、もう。……妖夢」 「なんですか?」 「あんまり、ゆっくりはしられないかもしれないわよ?」 「なんですかそれ?」 「私にも分からないわ」 「なにか、異変でも?」 「さあ?」 「さあ、って……」 「それよりもお腹がすいたわ。何か食べましょう」 「はいはい、分かりました。ああ、○○さんも呼んできますね」 「……そうね。そうしなさい」 <幻想郷の白岩さん> Q.今頃クリスマスって、もう遅くないかしら?(紅魔館の主) A.察してあげなさい。 Q.年賀状の起源っとはどのようなものですか?(犬走椛) A.元は年始周りといって、直接回っていたみたい。 それでは挨拶する側も迎える側も手間だったみたい。 簡素化し始めて、手紙の普及に伴って広がったのね。 Q.春ですよー(春妖精) A.まだよ Q.春です(黒春妖精) A.まだだって言ってるでしょ Q.白岩さん、あなたのことを愛しているのですが 結婚を前提としたお付き合いをしていただけませんか?(匿名希望) A.えっと、あなたとはついこの間あったばかりなんだけど。 それがいきなり何なのかしら? まずは匿名で名前を隠す事をどうにかする事ね。 それと人間と妖怪よ。問題が多すぎるは。 それに私は冬の間にしか人前に姿を現さない。 それだけ分かっての事かしら? ……どうしてもっていうなら、友達からなら始めてもいいわよ。 登場人物 魂魄妖夢 白玉楼の弄られ役。質実剛健なタイプ。 西行寺幽々子 白玉楼の弄り役。自由奔放な感じ。 ○○ 白玉楼の問題児。晴耕雨読を地で行く馬鹿。 白岩さん お便りに答える人。ちょっと予期せぬお便りがあったりする今日この頃。 「あけましておめでとうございまする」 「はい、あけましておめでとうございます」 「あけましておめでとうね、二人とも」 年始にて、新年の挨拶となり候 主従の交わす言葉にしては気安きものなれど、それが白玉楼らしさというものでござろう。 否、その主たる幽々子殿の器でござろうな。 「して、年始回りなどされるのでござろうか?」 「いつの時代の風習ですか、それは。今は、その、○○さんがされたように年賀状で十分です」 「まあ、新年会の予定もあるみたいだし、いいんじゃないかしら」 またも宴会の予定が入っている模様。 幻想郷の方々は、つくづく酒豪な方々にござるな。 「左様でござろうか」 「それよりも、○○さん。同じ屋敷に住んでいる者に年賀状を出すのはおかしくないですか?」 「そうなのでござるか。確かに、年始回りの代用として行われる風習にあると聞き及んでいるのでござるが」 「まあ、間違いじゃないですけど。それは外に対してですよ」 「そうなのでござるか」 年始の挨拶を書状にして行うというのも、伝え聞いただけの話にござる。 間違いがあったのは、全てを把握し損じた拙者の不手際にござる。 「申し訳ござらなんだ」 「年の始めから謝るのはやめてください」 「そうよ、○○ちゃん。まずはおめでとう、そして、良い年でありますように。なのよ」 「なるほど。出銭は縁起が悪いというのと似たようなものでござるか」 「合ってますけど、何だか変ですね」 新年にして、その始めから頭を下げ通しでは門に福も来やせぬでござろう。 「して、今日のご予定にござるが」 「ええ、本当に珍しい事に、お誘いがありました」 なんでも、急なお誘いだとか。 妖夢殿は少々訝った様子でござるが、幽々子殿のあっけらかんとした態度に押される形で誘いを承諾したようでござる。 その場所というのは、 「それでは、紅魔館に行きましょうか」 「あけましておめでとうございまする。美鈴殿」 「あけましておめでとうございます、○○さん」 「って、なんでいきなり顔見知りなんですか!」 紅魔館についた折、門番の美鈴殿に年始の挨拶を交わしていきなり怒鳴られたでござる。 「これは年始の挨拶にござる」 「そんな事は分かってます!」 「あの、妖夢さん? 別に私たちが知り合いで何も問題ないと思うんですけど……」 「いつの間にか勝手にこんなところまで一人で歩いてるところを叱ってるんです!」 「え、あの、ごめんなさい」 なぜか美鈴殿まで叱られる事に。 「妖夢殿、少し落ち着いてくだされ」 「だったら釈明してください!」 「『ろーどわーく』でここまで来た折に、知り合ったでござる」 「それだけですか!」 それだけもなにも、それ以上の事は何もござらん。 「妖夢ったら。新年早々、怒ってばかりでは福が逃げちゃうわよ」 「う……、まあ、そうなんですけど」 出かける前の掛け合いもあり、妖夢殿の怒りはすぐに収まられた。 「はあ、全く……。○○さん。自分が人間だって言う事を忘れてませんか?」 「否。拙者、身の程を十分に承知してござるよ」 「ほんとうですか?」 胡散臭げに妖夢殿はお尋ね申す。 「然り。なにせ、拙者は目の前に広がる湖にいた童女にすらやられかけたでござる」 「大威張りで馬鹿なこといわないでください」 「まあ、それが紅魔館までやってきた縁なんですけどね」 「その節はお世話になり申した」 深々と頭を下げると、これまた美鈴殿は頭を下げられる。 「いえいえ、大したことじゃありませんよ」 この方は本当に腰が低いでござるな。 ……門番として、どうなのでござろうか? 否、これほど器の大きなお方なれば立派に勤め上げられている事にござろう。 「美鈴、いつまでそこでお客様を足止めしてるのよ。侵入者でもない相手ばかり引き止めないで欲しいわね」 美鈴殿の背より、辛らつな声があり。 「おお、咲夜殿。あけましておめでとうございまする」 「あけましておめでとう」 紅魔館の冥土長なる人物、十六夜咲夜殿のご登場にござる。 「本当に、なんでこんなに色々と親しくなってるんですか」 なぜか妖夢殿は呆れ調子。 「あけましておめでとうございます。それと、別に親しくしているわけではありません」 「あけましておめでとうございます。そういうものですか。そもそも、顔見知りになってる事が疑問なんですけど」 「あけましておめでとう。というか、よく生きてるわね、○○ちゃんって」 幽々子殿の感心したような声。 それほどのことでござろうか? 「お誘いに○○ちゃんの名前もあったから、まさかとは思ったけど。○○ちゃんったらけっこう社交的なのね」 「それほどでもござらん」 普段に挨拶を交わしていれば、顔見知る事ぐらい容易でござろう。 妖夢殿はひたすらに首をかしげている様子でござるが。 「それでは皆さん、お嬢様がお待ちです」 咲夜殿の先導に続き、拙者らは館の中へと入っていったでござる。 「あけましておめでとう、○○」 「あけましておめでとうございまする、れみりあ殿」 「発音がまだおかしいわね。レミリア、レミリア・スカーレット」 「本当に、どうなってるんですかこの人は」 年始の挨拶に館の主、れみりあ殿と交わす折に妖夢殿が固く呟いてござる。 「レミリアったら、どういう風の吹き回しかしら。私たちを年始の挨拶に呼ぶなんて」 「本当ならこちらから出向くのが筋だと言いたいんでしょうけど、生憎と日中は出かけるのに余り向かないのよ」 「そのあたりの事情は知ってるわ。私が聞きたいのは、そんなことじゃないわよ」 幽々子殿とれみりあ殿が互いに含みのある会話をされているでござる。 双方、主足りえる威厳をかもし出すかのようでござる。 「それで、食べ物はたくさんあるんでしょうね?」 「咲夜に抜かりないわ。呼ぶ客人の事は考えてあるもの」 にして、会話の内容はするりと宴会のことに移り変わっていたでござる。 「ならいいわ。妖夢、○○ちゃん。今日は年始の宴よ。無礼講という事でいいわ」 「そういうことは、館の主である私に言わせてもらいたいんだけど」 なんと、無礼講のお達し。 それにして、なんと、拙者、初めての宴会参加にござる。 「あんまり無茶な事はしないでくださいね」 なにやら先読みを聞かせたかのごとく、妖夢殿は呟かれたでござる。 「心配御無用」 「本当ですか? ○○さん、お酒とか大丈夫なんですか?」 「記憶になき事ゆえ、分かりかねるでござる」 「……本当に無茶をしないでくださいね」 心底心配そうに、妖夢殿は堅く堅く呟かれたでござる。 とても意外なことでした。 いえ、○○さんの性格なら、可能性はあり得た話です。 けっこう、誰とでも仲良くなれるみたいです。 社交的、というか、精神年齢が低くて誰にでも合わせられる感じでしょうか。 「ていうか、無茶しないでって言ったのに」 言ってるそばから、お酒を飲まされてます。 飲ませているのは、なんとパチュリーさん。 学術的興味なのか知りませんけど、どうせ人間の限界がどうとか言って飲ませているのでしょう。 どうなっても知りませんよ。 これで酔いつぶれられたら、私が連れて帰るんでしょうか。 それはそれで、嫌な感じです。 まあ、○○さんには以前、同じ事をされていますし。そう考えれば、貸し借り無しともいえるでしょうね。 もっとも、酔いつぶれなければその手間もないんですけど。 「あら、妖夢。貴女は輪の中に入らないの?」 「パチュリーさん。なんですか? 貴女らしくもない。喘息はいいんですか?」 「私らしさって何かしら? それよりも、貴女のところの使用人、とんでもない事になりそうよ」 「なんですか、それは」 見れば、○○さんの目の前には咲夜さんが立っている。 その手には、なにやら洋服のようなものがありますね。 なんだか、フリフリの……。 「悪い冗談か何かですか?」 「そうね。冗談よ。お正月ならではの冗談ね」 「お正月関係ないと思います。ていうか、止めてください」 「いやよ、めんどうだもの」 「貴女は○○さんのメイド服姿が見たいんですか?」 「目に毒かもしれないわね。もしかしたら可愛いかもしれないけど」 「ありえませんよ、それは」 ○○さんは、けっこう体格が良いです。 体つきがしっかりしすぎているのに、女物のメイド服姿はひどいものになりそうな気が―― 「妖夢殿―!、似合うでござるかー?」 「って! もう着てる!?」 何て気持ちの悪いメイド。 まさに思ったとおり。 細身に締まった体に、細分の隆々とした肉付き。 それに合わさるフリルの気持ちの悪さ。 「すごく似合ってません……」 「そ、そうなのでござるかぁ!?」 「なんでそんなに驚いてるんですか!」 「幽々子殿が、これを着れば妖夢殿が喜ばれるとおっしゃったのでござるが」 「そんなわけないです!」 というか、私以外はノリノリで○○さんを玩具にしてます。 「しからば、妖夢殿ならば似合うのではござらぬか?」 「え? まさか!?」 私には、そんなフリフリの服が似合うはずもありません。 庭師兼剣術指南役。そんなものが似合う生活を送ってません。 「そうは思わぬのでござるが……。しからば、咲夜殿!」 「すでに用意しています」 「なんで貴女がノリノリなんですか!?」 よく見れば、顔に朱が刺してるんですけど……。 ……酔ってますね。酔ってるんですね!? 「それでは、不肖、紅魔館メイド長、十六夜咲夜。手品をご披露させていただきます」 「ちょ、ちょっと! 貴女の手品って!」 私の非難の声も届かず、紅魔館の皆さんは大喜び。 勘弁してください。 ○○さんも、そんなに異様に期待した目で見ないでください。 「それでは、3!」 「ちょっと、本当にやめてください!」 「4!」 「数字が増えた!?」 「5!!!」 このメイド長のあり得ないボケに、対処が遅れ、 「はい!」 手品師の、『さあ、どうですか!?』といわんばかりのポーズに。 私は、己の身に起こった事を悟った……。 「「「「おおーーーー!!!」」」」 種が割れてるんですから、そんなに驚かなくても言いじゃないですか。 それと、幽々子様。おなかを抱えて笑わないでください。 「妖夢殿」 「な、なんですか?」 「実によくお似合いでござるよ」 「嘘吐かないでください!!!」 「嘘にござらん! これが虚偽ならば、拙者はここで腹を掻っ捌く!」 「だったら! 冗談にしてください! …よぉ……」 こんなフリフリの服。 私のメイド服姿、というか。 なんでしょう。 女の子らしすぎる姿というのは、なんとも違和感があるもの。 似合ってるといわれても、あんまり実感もありません。 でも、○○さんは、嘘吐かないんですよね……。 困った事に。 「そんなに浮かない顔でいかがなされたでござるか?」 「なんでもありませんよ」 「されど、お似合いでござるの。実に、美しきものでござるよ」 「あんまりそういうことは言わないでください」 そういう褒められ方は、された事がありません。 「あら、殿方の褒め言葉はしっかり聞いておいたらどうかしら?」 「普段からこういう服を着てる人が何を言うんですか……」 「普段から着ていると、そういう褒め言葉はもらえないものなのよ」 確かに、そうなのかもしれませんけど。 「つまりは、ギャップで殺すということね」 「パチュリー様。流石です」 「絶対楽しんでますね……」 迷惑な話です。 咲夜さんはともかく、パチュリーさんは自分で着ればいいのに。 ……まあ、それほどの活動感もないでしょうけど。 とはいえ、まあ、正直な話。 そんなに悪くは無いんですよね……。多分。 「ところで、私の服はどこへやったんですか?」 「妹様に預かってもらいました」 「さりげにわけの分からない事をしないでください!」 「おお、ふらん殿でござるか! 今日は何処に?」 「妹様なら――」 どっごーん!!! 「○○――! あけましておめでとうー!」 「ふらん殿! あけましおめでとごばああぁ!!!」 「○○さん!」 扉を破壊しながら乱入してきたフランさんに、○○さんはぶっ飛ばされてしまいました。 「○○さん、大丈夫ですか!?」 「あれ? ○○、壊れちゃった?」 「不吉な事を言わないでください! それよりも、何で預かった私の服を勝手に着てるんですか!?」 「その変な恰好どうしたの?」 「私のことですか!?」 「ううん。○○のこと」 「ああ、これは……。あれ? そういえば、○○さんの服は?」 「それは小悪魔が洗濯しています」 「何でですか!?」 宴会という名の混沌の中。 何もかもが分からないまま、色々と潰れていきました。 「もしかして私は、この恰好のまま帰らないといけないんですか……」 「よくお似合いでござるよ」 「起きてたんですか!?」 まあ、似合ってるらしいから良いんですけど……。 「それで、○○ちゃんをどうしようというのかしら?」 「別に。ただ、このままじゃ面白くないと思っただけよ」 「何かしたのね」 「ひどい言い草ね。感謝して欲しいくらいなのに」 「どういうことかしら?」 「別に、あなたの思いのままにするにしても、このまま生ぬるいだけで終わらせるのが不愉快だっただけ」 「それのどこに感謝しろというのかしら?」 「ぬるま湯ならいいわね。でもそれは、不幸にならない代わりに幸福にもならない」 「貴女には先読みの能力なんてあったかしら?」 「現状からそう判断しただけ。でも、一石を投じようとする姿勢は評価して欲しいわ」 「私の評価なんかいらないくせに」 「そうね」 「まあ、私としても、なるようになれって感じではあったのだけけども。ゆっくりしてられない、というか、不穏当な感じはあったわね」 「まあ、どうなのかしらね。どこの誰かが『どこ』から連れてきた人間かは知らないけど」 「それで、これ以上介入してくる気かしら?」 「そんなつもりは無いわ。そんなこと、あの人間次第でしょう」 「それもそうね。……いえ、少し違うわね」 「あら、誰の介入があるのかしら?」 「西行寺家の庭師兼剣術指南役よ」 「そう……。まあ、せいぜい楽しい結末にして欲しいわね」 「あら、応援してくれるのかしら?」 「そうね。暇を潰せる座興なら何でも歓迎よ」 <幻想郷の白岩さん> Q.紅魔館って?(大妖精) A.霧の湖の近くにある洋館ね。 吸血鬼や妖怪の住む、人間にはとても危険な場所。 そこにいる門番はしょぼいのだけど、人間相手に負けることはないわ。 Q.メイド服って男が着ても良いの?(七色の人形遣い) A.良い訳ないわ。 気持ち悪いったらないもの。 体格の良い男が着てたりしたら、それはもう悪夢ね。 Q.お酒は二十歳を過ぎてから(鬼) A.二十歳を過ぎてないのは殆どいないわ。 紅白巫女や白黒魔法使いはどうか知らないけど。 ……紅魔館のメイドは幾つなのかしらね? というか、貴女は少しお酒を控えなさい。 Q.人形の地位向上に向けて!(コンパロ) A.人形の地位ってどの辺り? 人間と妖怪ってどっちが上なのかしらね? Q.白岩さん、いえ、レティさん。 先ずは匿名を希望した無礼から謝罪させていただきます。私は●●、しがない一人間です。 確かに今回の告白は早計でした…。しかし、あなたを想うにつけ募りに募るこの思いは、伝えずにはいられませんでした。 妖怪? だから何だと言うのです、誰に否定されようと糾弾されようと、どんな問題が起ころうと、私は貴方を愛し通します。 冬の間だけ? 私は、貴方を目にする度に恋に落ちてしまうのです。三ヶ月の幸福の為ならば、九ヶ月など何でもありません。 ですからどうしても、お願いです。友達でも良い、貴方の傍に居させてください(匿名希望改め、●●) A.まあ……友達でいいなら、それでいいわ。 でも、あくまでも友達よ? その、あんまり過剰な表現は慎んで欲しいわ。 友達は友達なんだから。それが出来ないなら友達になれないわ。 *編集注釈 告白が早計だと言っているわりには愛を語る口調が収まってません。 まずは、本人のご要望の通りに、ちゃんと友達をしてあげてください。 本人は戸惑っています。もう少し、時間を置いてあげてください。 ひたむきな態度は、いつか報われる事でしょうから。がんばってください。 (文責:文々。新聞編集・射命丸文) 登場人物 魂魄妖夢 白玉楼の庭師。最近は○○の動向を訝っている様子。 西行寺幽々子 妖夢の主。何かしら暗躍している様子。 ○○ 白玉楼の居候。どこか自由な人。 白岩さん 最近暖かくなってきているようで、ちょっと心配。 ○○さんは、実に自由な人です。 気付けばどこかへふらふらと出歩き、 そして、私の見知らぬうちに交友関係を広げてきます。 別に、悪いことじゃありません。 妖怪が人間にとって危険な存在といっては聞かせても、その妖怪自体と仲良くなってくるようなら問題がありません。 少し、気が気でないところもありますけど。 そんな今日この頃。 「何用でござるか、妖夢殿?」 「いえ、特に何というわけではありませんけど」 「では、何ゆえ拙者の後を付いて来られるのでござるか?」 「なんとなくです」 この自由な人が、普段、一体どこをほっつき歩いているのか、少し気になりました。 わざわざ隠れて後追うのも変な話なので、堂々と後を追います。 「もしかして、妖夢殿。怒っているのでござるか?」 「怒る事は無いと思いますけど。それとも、私が怒るような事に心当たりがあるんですか?」 「滅相もござらん」 ぶんぶんと、精一杯に○○さんは否定します。 必死な態度は、どういう意味なんでしょうね? 何かやましい事があるのか、ただ何事にも精一杯なだけなのか……。 「それで、どこへ行かれるんですか?」 「ふむ。考えてもござらん」 「なんですか、それ?」 ○○さんらしいといえば、らしいですけど。 そんな行き当たりばったりな事をしてたら、危ないんじゃないでしょうか? 「『ろーどわーく』でもあるでござるからな。それ相応の距離を歩きたく思うところでござるよ」 「走らないんですか?」 「それも修行にはなるでござるよ。しかし……」 ○○さんは、周囲を見渡しました。 冬の季節柄、木に葉もなく、寂しく寒々しい景色が映ります。 ぱらりぱらりと、雪のちらつくその景観を、○○さんは、 「春夏秋冬の偽り無きこの風光。ただ過ぎ去るには、余りにも、惜しい」 そう言って、笑いました。 「そういう、ものですか」 「そういうものでござるよ。見る目には同じ景色なれど、同じ風情ではありもせぬ」 「何が違うんですか?」 「心にござる」 歌人が詠うように、○○さんは言葉を紡ぎます。 一歩一歩踏み入り、落ちてくる雪の一欠けらを肩に落としながら、 「景色は思い出と共にあり。故に……」 そして、今度は私を見ながら、 「傍らに妖夢殿がおられるなら、また違う、美しき展望になりましょう」 実に柔らかく、笑いました。 「思い出、ですか……」 「左様にござるよ」 「まるで悟ったように言いますね。○○さんは何かを修められた人なのですか?」 「それは無いでござろう。修行中の身である故、これは拙者なりの解釈でござる」 「そうですか」 「左様にござる」 「悪くは無いですね」 「恐悦至極」 多分、私のほうが長く生きています。 でも、私はこれほどゆっくりと、何かを見てきた事があったでしょうか? 寒々しいと評した景色が、まるで、これから芽吹きを待つ鼓動を発するように見えました。 この人がいなければ、気付きもしなかったこと。 隣にいる人によって、景色は変わる。 「なるほど、そういうものなんですね」 「そういうものでござるよ、妖夢殿」 人間が、短い生の中でこれだけの発見をするのは、その短い時間の中に全てを凝縮しているから。 いえ、私も半分人間ですから、分からなくもありません。 逆に、長い生だから気付く事もあったりします。 本当なら、この景観に風情を見出すのは我々の様な存在の方でしょうに。 この自由な人は、常にそれらを見ながら歩いているのでしょうか。 「む、そこにおられるは……」 ○○さんが、何かに気付いたようです。 いえ、私も気付いていましたけど、それほど危険もありませんでしたし気にしていませんでした。 「おお、りぐる殿」 「あ、○○さん。っえくし!」 「大丈夫でござるか? りぐる殿」 「うーん。蟲にこの季節はきついかも」 そこにいたのは、リグル・ナイトバグ。蟲の妖怪でした。 「それで、寒さに弱いはずの貴女が何をしているんですか?」 「えっと……、なにしてるんだろう?」 あまり頭の良い方ではないと思ってましたけど……。 「なるほど。では、りぐる殿も景色を眺めておられたのでござるか?」 「そうじゃないと思うけどな。もう、それでもいいかな」 「ところで、なんで二人とも知り合いなんですか?」 この間の紅魔館の時もそうでしたけど、この人は交友関係を広げすぎだと思います。 危険だと思ったんですけど。 「貴女も、相手は人間ですよ?」 「あれ? そうだっけ?」 「……そんなんでいいんですか?」 「そういうものなのでござるよ。なるようになる。これは道理でござる」 「それとこれとは違うと思いますけど……」 誰とでも仲良くなる能力は、天賦の才なのでしょうか。 神社の巫女も、妖怪と親しくされているような気がしますけど、あれとは違う気もするにはします。 「あー! ○○!」 「おお、ちるの殿もおられたか」 「またあたいにやられにきたの?」 「否、此度は妖夢殿と冬景色を眺め行脚の出に候」 「あんぎゃー? なにそれ?」 「簡単に、散歩って言ったらどうですか?」 また五月蝿いのが出てきました。 これでは、先に○○さんが言った様な、景色を見ながら散歩というにはいかないでしょう。 「もしや、みすてぃあ殿とるーみあ殿もご一緒でござるか?」 「うん? そうだよ?」 「なるほど。ではりぐる殿はもしや、そこからはぐれたと?」 「あー、そうかもしれない」 「まるで他人事ですね」 頭が弱いと、なんとも間の抜けた会話になりますね。 その中に合って、理性的で且つ、ついていけている○○さんって、 ……もしかしたら、すごいんじゃないでしょうか? 「ああ、そうだ。なんでこっちに来たのか思い出した」 「ほう、いかにしてそうなされたのでござるか、りぐる殿?」 「これだよ」 蟲の妖怪は指先を、○○さんに見せる。その先には、小さな虫がいました。 「これは?」 「蛍だよ」 「はて、蛍は夏の季語、風物詩ゆえ夏の虫なのではないでござるか?」 「別に、蛍は夏だけの虫じゃないよ。真冬にいる蛍だっている。ただ、雪の中にいるのは珍しいかも」 蟲を操る妖怪らしく、見識のある物言いです。 「もしかしたらって、思って」 「リグルー。それがどうしたのー?」 「ちょっと待ってて」 氷精の声を聞いて、蟲の妖怪は、仰ぐように手を開いた。 冬景色。 深々と慎ましく雪の中、ぽつりぽつりと淡い燐光が灯る。 「おお、これは……」 感嘆をもらす○○さんの声。それは、私も同じだった。 そして、その光に誘われたかのように、雲の間から日の光が一筋、顔を出しました。 雪に照らされて眩しく、強い光。 その中にあって、雲の陰に健気に光る蛍。 蛍雪あわさり、芽吹きの鼓動がよりいっそう強くなったように、感じました。 「すごい、ですね……」 「まさしく、絶景」 「すっごーい! 綺麗――!」 氷精の無邪気な声が、無粋な評価を物ともしない純然たる総意に聞こえる。 理屈もなく、ただ本当に単純に突き詰めた、美しさというもの。 私は、初めて見た気がします。 「○○さんは、いつもああいうものを見てるんですか?」 ひとしきり、景色を眺め、その後に解散した後の帰路で、私は尋ねてみました。 「まさか。あれほどの絶景、拙者も初めて見たでござるよ」 「そうなんですか」 「そうでござるよ。しかし、妖夢殿がご一緒でよかったでござる」 「何故ですか?」 「景色は、思い出。ゆえに、共に思い出せるお方がいて、よりいっそうに、心に残るものでござる」 「……そう、ですね」 ついて来て、良かったと思います。 しかし、同時に残念でもあります。 「次は、……」 「そうでござるな。幽々子殿も、ご一緒に」 私の言葉の先を、○○さんは先読みしてくれます。 とても、気のつく人です。 幻想郷に、白玉楼に来て幾星霜。 いえ、大した時間が過ぎているわけではありませんけど、短くもありません。 庭師の仕事を、いまや二人で行い。私の負担も半分になったというところ。 幽々子様とは一緒にからかわれて、私は呆れつつ、この人は笑っていました。 気のつかない、ボケ倒されることもしばしば。 それも、多分、この人の愛嬌で済まされること。私の頭が固いところもあるんでしょうけど。 でも、この人は、ちゃんと真面目に、一生懸命ですから。 「景色は、思い出と共に、ですか……」 「うむ」 「その、昔はどうなんですか?」 「昔、とは?」 「失った記憶の事です」 この人は、全く気にする風でもありませんけど。記憶喪失なのです。 その無くした思い出の中にも、この日のような雅やかな風景があったのかも知れません。美しい、景色があったのかもしれません。 「無くしたままで、いいものなのですか?」 「拙者にも、図りかねることでござるよ」 「そう、ですよね。思い出したいですか?」 「それこそ、図りかねるでざるよ」 その言って、天を仰ぎ、 「なに、拙者の事ゆえ、重みのある事態にはござりますまい。思い出したところで消えるものも無きゆえ、必死になることもなし」 「それも、そうです、か……」 いつもより小さい声で言った○○さんが、いつもより、儚く思えた。 この自由な人は、 いつか、多分、 どこかへ行ってしまうのだろう……。 「○○さんは、白玉楼の使用人です」 「む? 妖夢殿?」 「あなたは未熟なんですから、まだまだ修行を積まねばいけません」 「妖夢殿……」 「いいですか?」 そう返事した、○○さんは。 苦笑したようでした。 「承知仕る」 拙者の、失くした景色。 いったい、なにが映っていたのでござろうか……。 知る由も無し。 されど、 この景色は、失くしたくないでござる。 「あら、二人とも、どこへ出かけたいたのかしら?」 白玉楼に戻った際、幽々子殿が出迎えられた。 主に出迎えさせるとは、恐悦至極。 「おお、幽々子殿。散歩にござるよ」 「あらあら、それは楽しそうね。次は誘ってもらえるかしら?」 「もちろんでござるよ」 「それは良かったわ。……どうしたの、妖夢?」 「え? いえ、なんでもありません」 「……そう?」 「む、妖夢殿」 妖夢殿の頭に、淡き燐光の一片があった。 それを、手ですくう。 「え?」 「蛍にござる。妖夢殿に惹かれてついてきたのござろうな」 「え、いえ、そんな……」 「あらあら、風流ね。随分と、良いものを見たようね」 「幽々子殿に見せられずに、残念至極にござるよ」 「いいのよ。思いがけずに見る風景にこそ、風情があるというものよ」 「さすがは幽々子殿でござる」 ふと、妖夢殿を見る。 少しばかり俯き加減。頬に朱の差している模様。 「妖夢殿、寒かったでござるか?」 「あ、いえ、そういうわけではないです」 「顔が赤いでござるよ」 「なんでもありません」 「あらあら」 幽々子殿は、とても可笑しそうにお笑いになる。 大した事では無いのでござろうか。 拙者には皆目見当のつかぬこと。 寒さでないなら、なんでござろうな……。 まあ、なれば、 そうでござるな……。 次は暖かな季節に出るが吉でござるな。 <幻想郷の白岩さん> Q.蛍って冬にもいるの? A.その答えは蟲の妖怪に聞くことね。 まあ、雪の中はともかく、冬にも発行する種はいるみたい。 Q.蛍雪の功って? A.夏は蛍の光で、冬は雪の反射光で光を集めて暗い部屋の中で勉強をしたという四字熟語ね。 『蛍雪』で勉学に励む事を表し、『功』はその成果を表すそうよ。 今にしてみたら、けっこう目に悪いんじゃないかしら? Q.ルーミアとミスティアは何をしてたの? A.かくれんぼ。 もしくは鬼ごっこ。 まあ、かまくらでも作って暖を取っていたって言うのが妥当かも Q.妖夢の様子が変なの。(西行寺幽々子) A.私には分からない事ね。 というか、貴女の方が黒幕じゃないかしら? そもそも、目論見どおりじゃなくて? Q.それでは、友達としてどこかへ遊びに行きませんか? ( ●● ) A.そうね。それなら構わないわ。 あ、でも。どこへ行くかはそっちで決めて。 その、友達とどこへ遊びに行けばいいのか、ちょっと分からないから。 ───────────────────────────────────────────────────────────
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wiki13.JPG 信頼と安心の老舗 業界最大手 鎧、盾生産といえばハトリ!伝統の技術 純度の高い鉱物資源 職人の腕が光る一点物 連絡先 Ninja Hattori 現拠点 リムサ・ロミンサ 生産 LV? | ∧∧ |(´・ω・`) <良くぞ参った、とりあえずゆっくりするでござる |o ヾ 決して家具メーカーのニ○リとは関係ないでござるよ! |―u 旦 コトッ ∧_∧ ( ´・ω・) <一つ一つが職人の技によって生み出されているでござる ( つ旦O ただ多少の価格と時間は必要でござるが と_)_) 修理復旧までは徹底して戦士をサーポートするでござる あとどこかで吹いたら俺の勝ち 企業資料室~ハトリってどっかで聞いたことある名前だけどどんな企業なの? +... 業界の中でも群抜いて高い突出した耐久力統計ハトリ調べ ?cmd=upload act=open page=%E9%9D%A9%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AA%EF%BC%88%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%89 file=%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95.PNG 目の前のメテオに微動だにしないハトリ製の防具を身にまとった戦士の写真(ハトリ調べ) ?cmd=upload act=open page=%E9%9D%A9%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AA%EF%BC%88%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%89 file=aaaaaawww.PNG ※メテオによる被害軽減を絶対補償するものではございません 純度99%以上の金属 独自のノウハウから生まれた耐久加工 そして贅沢に装飾にはレアメタルをあしらった美しい盾 ?cmd=upload act=open page=%E9%9D%A9%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AA%EF%BC%88%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%89 file=%E8%A3%85%E5%82%99%E5%93%81_1-28_300.PNG ※職人が一点一点つくっておりますので大量生産はできません アルデナード大陸の技術の粋を集め、盾の概念をも覆すからくり盾、その名も ブレードランタンシールド を現在開発中 ?cmd=upload act=open page=%E9%9D%A9%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AA%EF%BC%88%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%89 file=%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8A%E7%9B%BE.PNG ※まだまだ実用段階まではいっておりません みなさまの声(購入者でご編集ください W.Oさん 私のおじいさんがくれた始めての盾 それはハトリーズオリジナルで、私は4才でした。 その防具は硬くて耐久度が優れていて、こんな素晴らしい盾をもらえる私は、 きっと特別な存在なのだと感じました。 今では、私がおじいいちゃん。孫にあげるのはもちろんハトリーズオリジナル。 なぜなら、 彼もまた、特別な存在だからです ?cmd=upload act=open page=%E9%9D%A9%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AA%EF%BC%88%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%89 file=%E4%B8%83%E3%83%B6%E6%9D%A1a.PNG 生産~修理維持までをトータルサポート! 拙者も生きる為に相応の報酬だけはいただきたいでござる あまりにも高価であったりする物はそれ相応の値段で販売するでござる 鉱物はバンバン,買い取るでござる! 勿論その時に応じて価格は変動するでござる LS内限定で生産委託は無料!(施設代金は必須) が材料は各自集めてるでござる 不足材料によって相応の料金発生もありうるでござる レベル的にきつそうなら失敗もありえるでござるが 基本目の前生産でござるし 警告するでござる レアメタルは需要相応価格売りになるとは思うでござるが 高め設定でも拙者に買うでござる? と聞いてくれれば嬉しいでござる 極力Gは容易しておくでござるよ 基本表 素材買取 相場相応 市場状況によって変動します 生産委託 無料 目の前生産 ただしこちらまで移動してきてください 即対応できない場合あり 素材だけはおぬしで揃えるでござる 不足素材は相応に料金発生 今後料金発生もありうるでござる 修理 有料 素材代×1.2~1.5G 素材持ち寄りであれば板金店売り価格の0.2Gが手数料 状況見て値下げ値上げも検討中 中間素材 LS内は材料費用だけで販売、交換等も歓迎 在庫があるかないかだけ聞いてくださればいいでござる こちらは中間素材を買い取るでござる 材料交換 歓迎でござる その時に応じてでござるな どんな小さな物でもいいでござるよ 高価素材 値段相応 安ければ嬉しいが、言い値価格歓迎 ある程度のボッタクリの値段でいいからリテイナーで出す前に拙者に一言、言ってくれると嬉しいでござる ?cmd=upload act=open page=%E9%9D%A9%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%AA%EF%BC%88%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%89 file=%E5%8F%96%E5%BC%95%E5%A7%94%E8%A8%97.PNG 連絡方法 ゲーム内チャット※ログ流れ注意、VC、ハトリwiki編集、ハトリコメントにて 買取 素材名 買取価格 個数 状況 備考 ファイアシェード 100~200 常時買取 待ち クリスタルも募集します アースシェード 50~100 常時買取 待ち クリスタルも募集します ウィンドシェード 100~200 常時買取 待ち クリスタルも募集します 鉄素材全般 値段相応、交渉可 常時買い取り 待ち 20~の品は高値で買い取ります 革中間素材全般 値段相応、交渉可 常時買い取り 待ち こちらの中間素材との交換も可能 販売 商品名 販売価格(単価) 個数 状態 リテイナー配置都市 鉄防具全般 値段相応 ? 待ち 予定リムサバザー1 盾装備全般 値段相応 ? 待ち 予定リムサバザー1 生産委託 現在の甲冑レベル LV お名前 製作してほしい物 次の大体のIN日、時間 不足している素材 依頼した日付 質問、コメント 以下の文字を消してお使いください お名前 製作してほしい物 次の大体のIN日、時間 不足している素材 依頼した日付 質問、コメント お名前 製作してほしい物 次の大体のIN日、時間 不足している素材 依頼した日付 質問、コメント お名前 製作してほしい物 次の大体のIN日、時間 不足している素材 依頼した日付 質問、コメント お名前 製作してほしい物 次の大体のIN日、時間 不足している素材 依頼した日付 質問、コメント お名前 製作してほしい物 次の大体のIN日、時間 不足している素材 依頼した日付 質問、コメント レシピ 外部リンク +... 生産wiki 解析サイト wiki編集が分からないメンドイかたはこちらで 名前 コメント すべてのコメントを見る
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真名と楓の恋愛日記 その1 ○月×日 楓と街でデートをした。 我々は日ごろから緊迫した雰囲気の中で戦っていた。 たまにはこんな日もあっていいだろう。 まずは映画館だ、何の事前調査もせずに入ったら80年代のラブロマンスだった。 まずい、あんなの見るとムラムラきてしまう。 楓は「なかなかよかったでござる」とさらりと言った、案外普通の反応だ。 次に食事だ。適当にファーストフード店に入った。 ハンバーガーも悪くは無い。シェイクもうまかった。 ただ楓。長いポテトでポッキーゲームもどきはやめろ。正直恥ずかしい。 色々と周ったが楓の表情は硬いままだ。面白くなかったのか? 帰りにアイスを買って私の部屋で食べた。 私が「美味しいか?」と聞くと「美味しいでござるよ」と返した。 すると私の胸元にアイスが落ちて、楓が「拭いてあげるでござる」と言って何と舌で取った。 その挙句に私のパンツを奪い取ろうとしてきた。 ま、まさかずっと硬い顔だったのは……。 「もう我慢できないでござる!!」 それが私がまともに聞けた楓の言葉であった……。 何故だ、何故楓が本気になると私がいつも総受けになってしまうんだ。 by 龍宮真名 真名と楓の恋愛日記 その2 ○月△日 最近、授業に出るのがとてもだるい。 寝不足と疲労で気合すら入らない状態だ。 おかげで頻繁に授業中に居眠りをするから先生から怒られた。 どれもこれもあのニンジャのせいだ。 毎晩毎晩私のベッドに潜り込んでは私の敏感な場所を(自主規制)。 「今日は本気で疲れてるからだめだ」と断りを入れたから大丈夫だろう。 そう考えたが楓はやってきた。 すると両手にまむしドリンクやらすっぽんの血とか抱え込んできた。 こいつ……どこまで性欲盛んなんだ。 絶対2、3本は飲んでるな。 翌日、私は腰痛で学園を休んだ。 寝不足と疲労が直るので、ある意味ラッキーかもしれないが……。 正直、看病までしてもらっていると気が滅入る。 by 龍宮真名 真名と楓の恋愛日記 その3 ○月□日 真名からのプレゼントがあった。 どうも妖魔退治の報酬の一つにマウンテンバイクがあったからそれを譲ってもらったでござる。 正直あまり必要はないと思うでござるが、折角の真名のプレゼント。 誠意をもって受け取るでござる。 このお礼はベッドの上で――おっと何を書いてるでござるか。 我ながらとっても恥かしいでござる/// 真名はさらに色々といじっているらしいでござる。 ぎあと言うものをを5段式にして、さすとか言うものもショックに強いものに変えてるらしいでござる。 正直よくわからないでござるがありがたい。 さらに真名はベルの部分を指差した。 「6連ホーンでお前がよく知っている曲だ」 だそうでござった。 気持ちを高ぶらせながらベルを鳴らすと…… その日のうちに取り外しを要求したでござる。 たしかに携帯の着信音はゴッドファーザーのテーマでござるが 自転車にそんなものを取り付けられると……。 by 長瀬楓 真名と楓の恋愛日記 その4 ○月・日 楓が鳴滝姉妹と遊んでいた。 プリ○ュアごっこかと思いきや、なんと鳴滝姉の腰に巻いているのは電○ベルト!? しかしベルトが一つしかなくて使いまわしている。 鳴滝姉がソード、鳴滝妹がロッド、楓がアックスを操っていた。 全く、揃いもも揃って子供だな。 すると楓が誘ってきた。 勘弁してくれ、私はそんなごっこなんか面白くもなんともないんだ。 断ろうとしたら鳴滝姉妹が腰に強引に巻いてガンフォームを使わせた。 ガンフォーム、確かに私は銃というイメージがあるが… 挙句、楓が私の体に後ろから抱き付いて「ベガフォーム」とか言い出した。 こいつらと来たら……もう次からはもう付き合わんぞ。 by 龍宮真名 ――真夜中 真名「ほほう、ここをこう繋げたら銃、これで斧か。最近のおもちゃはよく出来てるな……」 翌日 ふふふ、楓とベガフォームごっこのためなら ゼ○ノスベルトと武器セット×××0円など痛くも無いわ。
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659 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/26(月) 01 00 12.66 ID RVsUzJlMO [2/13] 忍者キリノ・コウサカ ただいま 参上 グラウンド飛び ハードルを越え ぼくらの町へ やってきた きりりん忍者が やってきた ★抜群なスタイルに まん丸な顔 茶色い髪に 二本のヘアピン 目にもとまらぬ 早業で 兄貴に 一撃 ストライク ござる ござるよ きりりんは ユカイな味方 妹でござる 妹でござる 忍者キリノ・コウサカ またまた 参上 風をきり オタクをかきわけ みんなの町へ やってきた きりりん忍者が やってきた かわいい寝間着 クジラのスリッパ 大事に しまった 秘蔵のエロゲ 目にもとまらぬ 早業で シスコン兄貴と 妹婚決定 ござる ござるよ きりりんは うれしい味方 妹でござる 妹でござる -------------