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装甲支援ガトリンガー カードの種類・・・クリーチャー 文明・・・水 マナ・・・6 パワー・・・4000 レア度・・・ノーマルレア 種族・・・グレートメカオー パック・・・不死鳥編 第3弾 封魔王の系譜(ヒストリー・オブ・デビル・ノヴァ) 効果 ○このクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、バトルゾーンにある自分のキカイヒーロー 1体につきカードを1枚引いてもよい。 このカードについての感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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後方支援機体マニュアル ■基本解説 味方への支援能力が高く、対拠点攻撃力が全カテゴリー中最も高い。 後方支援機になるか拠点攻撃の切り札になるかはメイン武装であるキャノンの砲弾によって役割を選択できる。 タンクがいるかいないかで、両陣営の戦い方は大きく変化してくる。戦術の鍵となる機体だ。 射程400~700mは狙撃機体に次ぐ長さで、メイン射撃のリロード時間も短め。ただし、12/20のアップデートでリロード性能が落ちてしまった。 射程とともにレーダー範囲も広く、シンボルチャットの上or下ボタンを2~3秒押し続けることで、全体マップを表示させることができる。マップは、マッチング時に現れる画面に敵味方MSが赤・青の光点で表示。残り体力わずかのMSは点滅表示されている。 敵の布陣を読み、味方に指示を出しやすくなる為、余裕を見ながら積極的に索敵しよう。 反面、画面中央に透過表示されるため、視界が不十分になってしまうので注意。 表示中も移動や攻撃は通常通りできる。 (通常のレーダーに戻すにはもう一度上or下キー) 一方、格闘戦や近距離機とのタイマンは圧倒的に不利。 格闘は一段の為連撃は無く、格闘・タックルともにダメージが低いのでまず勝てない。サブ射撃もダメージは低いが、幸いダウンを奪いやすいので、格闘・タックル・サブ射と上手く使い分けて敵機をダウンさせ、素早く味方のところまで下がろう。 拠点攻撃にしろ、後方支援にしろ、戦場全体を見渡す大局的な視野が必要。いかに邪魔される前に拠点を落とし切るか。いかにMSに効果的な支援をするか。敵味方の位置取りを常に意識しながら、自らの行動で戦いの流れを引き寄せるのだ! ■射撃性能 メイン武器であるキャノン砲の射程は400~700m。 弾道は放物線を描くので、相手の近くで撃っても当たらない。 出来るだけ離れ、射程ぎりぎりから拠点・敵MSを攻撃したい。 また拠点を攻撃する時や物陰から攻撃する時、 ピンポイントで狙いたい場合以外は赤ロックは基本的に使用しないようにしたい。 理由は赤ロックして攻撃すると相手に警告が出るため容易に避けられてしまうからだ。 青ロック状態で弾をバラ撒くだけでも相手に相当のプレッシャーをかけることも可能になる。 中距離戦型よりも砲弾の種類が豊富で、現在は4種類。 榴弾(対MS用) タンクを始めた場合最初に撃つことになる、威力が高い一般的な榴弾。 かすめただけで爆発する近接信管が使用されている上、着弾時の爆風にも当り判定がある。カットに利用できればその威力も相俟って強力な支援になりうる。 リロードも早めなので、どんどん撃っていこう。 その気になれば拠点を落とせなくも無いが、止めておいた方が無難。 しかし100ポイント、つまり2回出撃すれば(勝っても負けても)すぐに拠点用のB弾が手に入るので、実はお蔵入りしやすい不運な武器。 徹甲弾(対拠点用) 威力は高いが誘導性は皆無の徹甲弾で、対拠点兵器としては他の追随を許さないが、リロードが遅くなってしまったため、邪魔が入らなくても約1分かかってしまうようなってしまった(それでも十分強いが)。尚、MSに当った場合の威力はA弾と同等であるが、誘導性の問題でまず当らない。アラートを鳴らして注意を逸らせるくらいに考えよう。 クラスター弾(対MS用) 着弾点より手前の空中で炸裂し、小さな破砕片(クラスター)を撒き散らすクラスター弾。有効範囲が広く、1発で複数の敵にHitさせられるが、その分威力は他の砲弾に比べて低め。 当たれば強制ダウンさせられる上、広範囲の着弾を意識した回避を強いることになるので、足止めや牽制には効果の高い支援弾である。 反面、味方が交戦しているところに打ち込むと邪魔になってしまう場合もある。スナイパーやキャノン系に粘着するのも良いが、他にも敵のブーストを消費させて行動を制限したり、装甲の薄いMSを狙ったりと使いどころをよく考えよう。 また、拠点攻撃力はほとんどないが、弱って回復に向かう敵機に当てやすいという面もある。リロード時間はやや長い。 ナパーム弾(対MS用) 着弾後、広範囲に延焼を引き起こすナパーム弾。被弾したMSは強制ダウンする上に一定時間炎上し、機動力が低下する。 着弾地点を炎上させることで、持続的なダメージが期待できる。味方の前衛が切り込む直前に敵前衛にHitさせ機体の有利不利を逆転させたり、敵別働隊に撃ち込んで進軍を遅らせたりなど、C弾とはまた違った効果的な運用を目指したい。 リロード時間は全弾中で最も長く、さらに弾速も若干遅い。支給されるまでかなりコストがかかるので、存在がレア扱いされる一面もある。 サブ射撃はダウン能力に優れている為、接近された場合の生命線となる。射程は短く、威力も低い。リロードもあまり早くないため無駄撃ちは控えよう。 ■キャノン砲の射角調整と弾道・射程の関係について 射程内の弾道と飛距離は、射角によって調整できる。 出撃時の45度(角度バーの中央)が最大の700mで、角度をつければつけるほど射程は短くなっていく。射角調整は、射撃トリガーを引いたままホールドし、撃ちたい射角で離す。(射角の変化はリアルタイムで画面に表示されるので感覚的にもわかりやすい) 高い射角をつければ、遮蔽物越しの砲撃や視界外から降り注ぐような砲撃が可能。低い射角なら、水平に近い弾道で着弾までの時間を短縮できる。赤ロックすればある程度融通が利くものの、射角で決まる射程以上には届かない。尚、射角を調整しても次弾ではデフォルトに戻っているので要注意。 また、ロックできていなくても弾の着地地点に敵機がいればヒットする。ロックせずに射角調整で着弾地点をコントロールできるようになれば、相手にはロックオン警告が出ない砲撃をお見舞いできるようになる。開幕早々に砲撃を開始することも可能だ。(下記テクニック集のブラインドショットを参照) ■ブースト・ジャンプ性能 ダッシュ、ジャンプ共に持続が長い。しかし、ブーストの回復速度も遅い為、オーバーヒートにはくれぐれも注意したい。 タンク系はキャタピラ移動のため通常移動速度が他のMSより若干速めという長所がある。基本は通常移動で十分だろう。 ■格闘性能 格闘機体や近距離機体に出遭ったら無理せず引くのが定石。その時には手遅れになる前にボイスチャットやシンボルチャットで助けを求めよう。 「ちょっとぉ、助けて、助けてー!!」by某k山P タイマンを余儀なくされたなら、タックル・サブ射・格闘・先読み攻撃などを駆使し、とにかく敵をダウンさせつつ、味方が来てくれるまで凌ごう。この時無闇に飛び回ったり、サブを無駄撃ちしたりしないように気をつけることで、グッと生存率が上がるはず。 ■どんな機体がいるの? 連邦 ガンタンク ジオン ザクタンク ■カスタムについて カスタムは機動重視(1~6)と装甲重視(1~2)。 機動重視にすると位置を取りやすくなり、混戦をこっそりと抜け出して拠点を落としに行くこともやりやすくなる。 しかし、機動をカスタムしすぎると非常に柔らかくなってしまう為、注意が必要。 装甲重視は囲まれた場合や、接近戦を余儀なくされた場合に安心感がある。ただ素早く移動できないため格闘機に捕まりやすく、拠点落としの場合も迅速に行動をしないと時間が足りなくなってしまう。 しかし、NYにくらべGCはMapが狭く、必然的にタンクも敵に捕まりやすい。その為、割り切って装甲重視も悪くないかもしれない。 チームの作戦や、個人の趣味でカスタムしよう。 ■今後の戦術 多人数対戦になることで4vs4のように拠点に向かってただ突き進むだけでは勝てなくなる。味方が敵を足止めし、その間に拠点を落とすという従来の手ももちろんいいが、コストの安さと、タイマンの弱さを逆手にとって囮(おとり)としての役割も考えよう。 味方の格闘機が3機に囲まれるようなことも多人数ではよくある。その際にタンクをちらつかせると大抵の相手はカモだと思い、ターゲットをこちらに変えて襲いかかってくる。そうして敵を集めたところでタンクは撤退、回り込んだ仲間達が袋だたきにし、それを後ろから援護するという戦法が有効だ。 味方の高コスト機が落ちるくらいならタンクを囮に。最悪落ちてもトータルコストで勝てる。つまり、拠点狙いと囮。この二つの立ち回りをこなすことが、今後のタンクの重要な戦術となっていくのではないだろうか。 ■テクニック集 (小説「戦場の絆」より) ブラインドショットレーダー範囲=有効射程であることを生かして、レーダーの外縁辺りにいる敵機に対し、ロックオンせずに射角45度(最大射程)で発射。ロックオン射撃と違って敵には警告が出ないため、うまく使えば脅威になりえる。慣れれば射角調整で最大射程以内の敵も狙えるようになる。 ホッピングショットジャンプと同時に敵をロックオンし、砲撃する技。着地の際、障害物の影に隠れるようにできれば、着地の硬直を狙われにくくなる。素早い操作が必要になるが、対中~長距離・狙撃戦に有効。 タイムラグショット初弾を最大射角で発射後、ロックオン警告を受けてダッシュで逃げる敵機に最低射角(水平撃ち)で次弾を発射。最大射角で打ち上げた弾がなかなか着弾しないタイムラグを利用して、敵機のダッシュ硬直に当てるのが狙い。 先読み攻撃格闘はタックルに弱く、タックルは射撃に弱く、射撃は格闘に弱い。この3竦みを利用して格闘機が相手だろうが無傷で撃破すること。タンクも格闘が出来るのがポイント。 ■まとめ 700mの射程を生かし開幕砲撃を狙え! シンボルチャットの上下キーどちらか押しっぱなしで、全体のレーダー画面を見ることができる。赤・青の光点で敵味方が表示される。 B弾とそれ以外で立ち回りは変わってくる。B弾で出る場合はあらゆる手段を講じてとにかく拠点を落とすことを考える。味方の支援をしなくても拠点を2回落とせればまず負けはない。 敵軍のゲージがなくなった時点で、残り時間があってもゲーム終了になってしまう。連続して拠点を落とす時は、戦力ゲージに注意しよう。 B武装で拠点を落とす前に撃墜されるのは一番避けたいところ。手遅れになる前に援護を求めよう。 対拠点兵器と思われがちだが、B弾以外は対MSにも威力を発揮する。B弾もMSに当たれば強烈なダメージを与える。 MSを相手に長距離支援をする場合、格・近機体には明らかな隙がない限り、C・D弾以外は当たらない。中~狙撃機体は味方の位置取りと相手の残り体力を見て、牽制程度にとどめるか、しつこく砲撃するか決める。 後方支援時は、味方機体(格闘機体や近距離機体)より前に出ないこと。 敵味方の配置を意識して、二手先三手先を考え、迅速に行動できれば一人前。 バンナム戦でB弾を選択した場合、拠点攻略が早すぎて敵軍コストを0にしてしまう場合がある。バンナム戦の場合、味方はQDや連撃の練習をしている場合も有り得るので、その場合は戦闘時間終了間際まで待ってあげると喜ばれるかもしれない。
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934 :New ◆QTlJyklQpI:2012/05/02(水) 12 33 00 支援SS ~ソ連軍の黄昏~ バグラチオン作戦。それは今まで攻められるままだったソ連軍が行った最初にして最後の反攻作戦である。 総兵力は防衛するドイツ側の3倍近い量を集め、額面だけ見ればソ連が圧倒的に優勢であった。 しかし、その作戦を指揮するジューコフらの表情は暗い。 「これでは戦闘にすらならんぞ」 実際、下から上がってくる「故障」「使用不能」の文字の羅列に霹靂するほどだった。 確かに数は揃えた。だが言ってみれば「数だけを揃えた」とも言えその結果不良兵器の山を送られ 前線では大混乱が起きていた。 「糞!また弾詰まりだ」 「そのアリサカ(三十年式小銃)をくれ!」 「馬鹿野郎、まともに動くのはこれしかないんだぞ」 ソ連兵らは弾詰まりか暴発を繰り返す小銃を渡され、その小銃すら足りずに「3人に1丁持たせれば、すぐに1人1丁になる」 という、どこぞの人民解放軍よろしく前線に立たされる状態になっている。 「?なんだあれは」 「一応、戦車・・・となっておりますが」 そして送られてい来る戦車も自称”戦車”のオデッサ戦車とハリコフ戦車といったトラクターに装甲と機銃砲塔を乗っけたのを 駆り出し、その鈍足で見事に戦車部隊の快速をスポイルしてしまっていた。 まともな戦車であるT-39やT-44にしても砲や機銃の作動不良やエンストに悩まされ、切り札であるはずのIS-2重戦車に至っては 1日故障がなければ奇跡とも言われているほどだ。 そして航空機に関してはもっと酷い。大抵は故障=死であるためパイロットらはせめて飛ぶ前に故障してくれと祈る始末。 それに輪を掛けて送られてくる一部の人員が士気を決定的に下げていた。 「彼らは?アジア系やアフリカ系の顔をしているが」 「満州と朝鮮から持ってきたそうです・・・・」 「奴隷・・・・・・・・か」 「・・・・・・”弾よけ”・・・・と言ってください。まだ士気が持ちますから」 死んだような眼で政治将校はジューコフに言う。少し融通が効かないが政治将校内では有能な部類に入り、 共産主義を心から愛する彼には祖国が人身売買をやってるの見て自殺したい気持ちなんだろう。 「武器はボロボロ、戦車も航空機も動けるかどうか、しかもその輸送を優先したせいで食糧も僅か。 なるほど短期で決めろと言われたのはそういうことか」 最早軍の維持さえ困窮する祖国の現状にジューコフは苦笑を浮かべる。 1943年、まもなくソ連軍の最後の戦闘が始まろうとしていた。
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やったことの記録 特別支援教育
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キャラクター 支援レベル Lv クラス 備考 犬走椛 C+ 11 剣士【剣】 カズキ C+ 10 ソルジャー【槍】 故人。何者かに蘇され裏闘技場ダアトの剣闘士になっている。 柊蓮司 B- 12 傭兵【剣】 華琳 B+ 14 戦士【斧】 川添珠姫 C+ 19 剣士【剣】 ユーミル C+ 14 戦士【斧】 カズマ B- 12 チンピラ【特】 エリザ B 14 アーマーナイト【槍】 まどか B+ 16 マジックアーチャー【特】 ポップ C 10 魔道士【特】 二代 B- 10 近接武術師【槍】 ザク・ツー C 10 モビルスーツ【斧】 エド B- 12 盗賊【剣】 ジール C+ 14 マテリアル使い【特】 リエラ C 12 アーマーナイト【槍】 ディルムッド C 12 ソルジャー【槍】 マタムネ C 16 剣士【剣】 シュテル B- 40 マムクート【特】 キョン B- 情報屋(副業)をしてくれる先輩剣闘士。 灼岩 B- 武器・道具屋。 ホライゾン C 裏闘技場ダアトの地下深くに居るはずの母を探す少女。
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難民の受け入れに関する法律(難民支援法) (61608002) 発効:81608002 草案:暁の円卓藩国摂政 風杜神奈 承認:暁の円卓藩国藩王 白石裕 難民の受け入れに関する法律(難民支援法)前文 第一章 総則第一条 目的 第二条 定義 第3条 一般義務 第4条 無差別適用 第5条 宗教 第6条 この法律に関わりなく与えられる権利 第7条 例外的措置の適用 第8条 例外的措置の適用の免除 第2章 法的地位第9条 属人法 第10条 動産及び不動産 第11条 著作権及び工業所有権 第12条 結社の権利 第13条 裁判を受ける権利 第3章 職業第14条 賃金が支払われる職業 第15条 自営業 第16条 自由業 第4章 福祉第17条 配給 第18条 住居 第19条 公の教育 第20条 公的扶助 第21条 労働法制及び社会保障 第5章 行政上の措置第25条 行政上の援助 第23条 移動の自由 第24条 身分証明書 第25条 旅行証明書 第26条 公租公課 第27条 資産の移転 第28条 避難国に不法にいる難民 第29条 追放 第30条 追放及び送還の禁止 第31条 帰化 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。 前文 暁の円卓藩国は帝國の一員としてそのヒロイックさを掲げていることを考慮し、難民問題を処理するために有効な措置を取ることが出来る可能性を認め、次のとおり制定する。 第一章 総則 第一条 目的 難民の受け入れに関する法律(以下難民支援法)は、暁の円卓藩国(以下、本邦)に共和国内戦にて生じた難民を受け入れ、生命、身体的・精神的安全、自由、財産、その他社会生活において欠くことのできない権利を保護し、支援することを目的とする。 第二条 定義 A 難民支援法及びこれに基づく命令において、「難民」とは次のものをいう。 戦争またはそれに準ずる事件等(以下、戦争等)により共和国テラ領域より発生した、やむをえない事情で出国した民。 T11までに発生した事件の結果として人種主差別等により迫害を受ける恐れがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいるものであって、その国籍国の保護を受けることが出来ない民。 B Aの規定に該当する者についてのこの法律の適用は次のいずれかに該当する場合には、終止する。 1 任意に国籍国の保護を再び受けている場合。 2 国籍を喪失していたが任意にこれを回復した場合。 3 新たな国籍を取得し、かつ新たな国籍国の保護を受けている場合。 4 難民であると認められる理由が消滅したため、常居所としていた国に帰ることが出来るとき。 5 本邦にて国籍を取得する条件を満たしたとき。 C この法律は次のいずれかに該当すると考えられる相当な理由がある者については適用しない。 1 戦争原因となる等、国際的に敵対行為と認められる犯罪を行ったこと。 2 難民として本邦に入国することが許可される前に避難国の外または中で重大な犯罪(政治犯罪を除く)を行ったこと。 3 本邦又は帝國の方針に大きく反する行為を行ったこと。 第3条 一般義務 すべての難民は、本邦における法令を遵守する義務及び公の秩序を維持するための措置に従う義務を負う。 第4条 無差別適用 本邦はすべての難民に対し、人種、宗教又は出身国による差別なしにこの法律を適用する。 第5条 宗教 本邦は、その領域内の難民に対し、宗教を実践する自由及び子の宗教的教育についての自由に関し、本邦民に与える待遇と同様の待遇を与える。 第6条 この法律に関わりなく与えられる権利 この法律のいかなる規定も、本邦がこの法律に係わりなく難民に与える権利及び利益を害するものと解してはならない。 第7条 例外的措置の適用 本邦は、特定の外国の国民の身体、財産又は利益に対してとることのある例外的措置については、形式上当該外国の国民である難民に対し、その国籍のみを理由としてこの措置を適用してはならない。 第8条 例外的措置の適用の免除 この法律のいかなる規定も、本邦が、戦時に又は他の重大かつ例外的な状況において、特定の個人について国の安全のために不可欠であると認める措置を暫定的にとることを妨げるものではない。もっとも、当該特定の個人について真に難民であるか難民でないか又は当該特定の個人について当該不可欠であると認める措置を引き続き適用することが国の安全のために必要であるか必要でないかを本邦政府が決定するまでの間に限る。 第2章 法的地位 第9条 属人法 1 難民については、その属人法は住所を有する国の法律とし、住所を有しないときは、居所を有する国の法律とするものとする。 2 難民が既に取得した権利であって属人法に基づくもの特に婚姻に伴う権利は、難民が本邦の法律に定められる手続に従うことが必要な場合にはこれに従うことを条件として尊重するものとする。。ただし、この権利は“当該難民が難民でないとした場合においても、本邦の法律により認められるものでなければならない。 第10条 動産及び不動産 本邦は、難民に対し、動産及び不動産の所有権ならびに動産及び不動産についてのその他の権利の取得ならびに不動産に関する賃貸借その他の契約に関し、同一の事情の下で一般に外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第11条 著作権及び工業所有権 難民は、発明、意匠、商標、商号等の工業所有権の保護並びに文学的、美術的及び学術的著作物についての権利の保護に関しては、本邦において、国民に与えられる保護と同一の保証を与えられるものとする。 第12条 結社の権利 本邦は、合法的にその領域内に滞在する難民に対し、非政治的かつ非営利的な団体及び労働組合に係る事項に関し、同一の事情の下で外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第13条 裁判を受ける権利 1 難民は、本邦において、自由に裁判を受ける権利を有する。 2 難民は、本邦において、裁判を受ける権利に関連する事項(法律扶助及び訴訟費用の担保の免除を含む。)につき、国民に与えられる待遇と同一の待遇を与えられる。 第3章 職業 第14条 賃金が支払われる職業 本邦は、合法的にその領域内に滞在する難民に対し、賃が支払われる職業に従事する権利に関し、同一の事情の下で外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第15条 自営業 本邦は、合法的にその領域内にいる難民に対し、独立して農業、工業、手工業及び商業に従事する権利並びに商業上及び産業上の会社を設立する権利に関し、いかなる場合も、同一の事情の下で外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第16条 自由業 本邦は、合法的にその領域内に滞在する難民であって、本邦の権限のある機関が承認した資格証書を有し、かつ、自由業に従事することを希望するものに対し、いかなる場合も、同一の事情の下で外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第4章 福祉 第17条 配給 難民は、供給が不足する物資の分配を規制する配給制度であって住民金体に適用されるものが存在する場合には、当該配給制度の適用につき、国民に与えられる待遇と同一の待遇を与えられる。 第18条 住居 締約国は、住居に係る事項が法令の規制を受け又は公の機関の管理の下にある場合には、合法的にその領域内に滞在する難民に対し、住居に関し、できる限り有利な待遇を与えるものとし、いかなる場合にも、同一の事情の下で外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第19条 公の教育 1 本邦は、難民に対し、義務教育に関し、国民に与える待遇と同一の待遇を与える。 2 本邦は、難民に対し、義務教育以外の教育、特に、修学の機会、学業に関する証明書、資格証書及び学位であって外国において与えられたものの承認、授業料その他の納付金の減免並ひに奨学金の給付に関し、いかなる場合にも、同一の事情の下で外国人に与えられる待遇と同様の待遇を与える。 第20条 公的扶助 本邦は、合法的にその領域内に滞在する難民に対し、公的扶助及び公的援助に関し、国民に与える待遇と同一の待遇を与える。 第21条 労働法制及び社会保障 本邦は、合法的にその領域内に滞在する難民に対し、報酬、社会保障について、自国民に与える待遇と同一の待遇を与える。 第5章 行政上の措置 第25条 行政上の援助 1 難民がその権利の行使につき通常外国の機関の援助を必要とする場合において当該外国の機関の援助を求めることができないときは、難民が居住本邦により同様の援助が当該難民に与えられるように取り計らう。 2 本邦は、難民に対し、外国人が通常本国の機関から又は本国の機関を適じて交付を受ける文書又は証明書と同様の文書又は証明書を交付するものとし、また、その監督の下にこれらの文書又は証明書が交付されるようにする。 3 2の規定により交付される文書又は証明書は、外国人が本国の機関から又は本国の機関を通じて交付を受ける公文書に代わるものとし、反証のない限り信用が与えられるものとする。 4 生活に困窮する者に対する例外的な取扱いがある場合には、これに従うことを条件として、この条に規定する事務については手数料を徴収することができるが、その手数料は、妥当な、かつ、同種の事務について国民から徴収する手数料に相応するものでなければならない。 5 この条の規定は、第24条及び第25条の規定の適用を妨げるものではない。 第23条 移動の自由 本邦は、合法的にその領域内にいる難民に対し、当該難民が同一の事情の下で一般に外国人に対して適用される規制に従うことを条件として、居住地を選択する権利及び本邦の領域内を自由に移動する権利を与える。 第24条 身分証明書 本邦は、その領域内にいる難民であって有効な旅行証明書を所持していないものに対し、身分証明書を発給する。 第25条 旅行証明書 1 本邦は、合法的にその領域内に滞在する難民に対し、国の安全又は公の秩序のためのやむを得ない理由がある場合を除くほか、その領域外への旅行のための旅行証明書を発給するものとる。 2 他国規定にて難民に対して発給された旅行証明書は、帝國国内の法に基づいて取り扱われている場合に限り、有効なものとして認められ、かつ、この条の規定により発給されたものとして取り扱われる。 第26条 公租公課 1 本邦は、難民に対し、同様の状態にある自国民に課している若しくは課することのある租税その他の公課以外の公課を課してはならず、また、租税その他の公課につき同様の状態にある自国民に課する額よりも高額のものを課してはならない。 2 1の規定は、行政機関が外国人に対して発給する文書(身分証明書を含む。)の発給についての手数料に関する法令を難民について適用することを妨げるものではない。 第27条 資産の移転 1 本邦は、難民がその領域内に持ち込んだ資産を定住のために入国を許可された他の国に移転することを許可する。 2 本邦は、難民が入国を許可された他の国において定住するために必要となる資産につき当該難民から当該資産の移転の許可の申請があった場合には、この申請に対し好慮的考慮を払う。 第28条 避難国に不法にいる難民 1 本邦は、その生命又は自由が脅威にさらされていた領域から直接来た難民であって許可なく本邦の領域に入国し又は許可なく本邦の領域内にいるものに対し、不法に入国し又は不法にいることを理由として刑罰を科さない。ただし、当該難民が遅滞なく当局に出頭し、かつ、不法に入国し又は不法にいることの相当な理由を示すことを条件とする。 2 本邦は、1の規定に該当する難民の移動に対し、必要な制限以外の制限を課してはならず、また、この制限は、当該難民の本邦における滞在が合法的なものとなるまでの間又は当該難民が他の国への入国許可を得るまでの間に限って課することができる。本邦は、1の規定に該当する難民に対し、他の国への入国許可を得るために妥当と認められる期間の猶予及びこのために必要なすべての便宜を与える、 第29条 追放 1 本邦は、国の安全又は公の秩序を理由とする場合を除くほか、合法的にその領域内にいる難民を追放しない。 2 1の規定による難民の追放は、法律の定める手続に従って行われた決定によってのみ行う。国の安全のためのやむを得ない理由がある場合を除くほか、1に規定する難民は、追放される理由がないことを明らかにする証拠の提出並びに権限のある機関又はその機関が特に指名する者に対する不服の申立て及びこのための代理人の出頭を認められる。 3 本邦は、1の規定によつ追放されることとなる難民に対し、他の国への入国許可を求めるのに妥当と認められる期間の猶予を与える。本邦は、この期間中必要と認める国内措置をとることができる。 第30条 追放及び送還の禁止 1 本邦は、難民を、いかなる方法によっても、人種、宗教、国籍若しくは特定の社会的集団の構成員であること又は政治的意見のためにその生命又は自由が脅威にさらされるおそれのある領域の国境へ追放し又は送還しない。 2 本邦にいる難民であって、本邦の安全にとって危険であると認めるに足る相当な理由があるもの又は特に重大な犯罪について有罪の判決が確定し本邦の社会にとって危険な存在となったものは、1の規定による利益の享受を要求することができない。 第31条 帰化 本邦は、難民の本邦の社会への適応及び帰化をできる限り容易なものとする。本邦は、特に、帰化の手続が迅速に行われるようにするため並びにこの手続に係る手数料及び費用をできる限り軽減するため、あらゆる努力を払う。
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572. yukikaze 2010/11/23(火) 18 55 38 お礼と言ってはなんですけれども、SS投下。 しかし史実海軍と他国空軍の編制の対応ってこれであっていたっけ? 支援SS 「大空の侠客」 1943年1月17日。この日、つい3日前に陥落したミッドウェー航空基地において、 凄まじい爆音が鳴り響いていた。 名状しがたいほどの騒音に、航空基地陥落以降、突貫工事に狩り出されて寝不足気味 の工兵隊の中には、騒音を立て続ける存在に対して罵詈雑言を呟くものもいたのだが、 それも上官や同僚にある事実を知らされると無言になり、自分達が割り当てられた仕事を、 それまでよりも熱意を込めて作業に従事していた。 そんな中、航空基地の管制塔から、この騒音集団の先頭に位置する存在に向かって、指令が入る。 「忠臣蔵より全機、規定どおりに発信を許可する。武運を祈っていますぜ、親分」 「おお。派手に喧嘩にいってくらぁな」 いつものように、そう軽口を叩きながら、ハワイ夜襲部隊攻撃隊隊長である野中五郎中佐は、 その口調とは裏腹に丁寧にスロットルレバーに手をかけ発進を始めながら、心中そっと溜息をつく。 (しかしまあ・・・上も随分と無茶をしやがるなぁ。そりゃあアメちゃんも予期しないだろうけど、 だからといって、こっちの身にもなってくれよ。レニングラードにベルリンと俸給分以上の仕事してんだぜ) 無論、こうした愚痴を、ぼやいた顔で部下達に見せるようなことはしない。指揮官になってから彼が己に課していたのは、 いかなる時でもどんな場合においても、侠客の大親分の如く、勇敢さと安心感を部下たちの前で示す事であった。 「野郎共。喧嘩の準備はいいかぁ!!」 「合点承知!!」 出撃時のいつもの作法を終え、「野中一家」は進撃を開始する。彼らが目指すのは、アメリカ合衆国海軍最大にして、 そして最後の砦とも言うべきハワイであった。 「ハワイ・・・ですか?」 トラックに進出している第11航空艦隊第22航空戦隊司令部において、美幌海軍航空隊第一攻撃隊隊長である 野中五郎中佐は、突然司令部に呼び出しを受けるや否や、司令官の有馬正文少将にそう告げられ、 思わず問い返してしまう。 「そうだ。美幌空の爆撃機部隊全てを投入して、今朝、陥落したミッドウェーに進出し、 可及的速やかにハワイ攻撃を執り行えと言うのが、軍令部からの指令だ」 (随分と急な話だな・・・おい) 野中が困惑するのも無理はなかった。 現在、日本海軍において重爆を保有しているのは、半島で睨みを利かせている元山空と鹿屋空、 そして台湾で再編を始めている高雄空と、自分達が所属し、そして中部太平洋における抑止力 として置かれた美幌空である。(他に後、4部隊ほど新編訓練をしている) 「困惑するのも分かるよ。実際、うちの司令部もてんてこ舞いだ」 有馬はそう言うと、自分達が移動することになった理由を告げる。 「上は、短期戦で決着を付けたいようだ。中国・フィリピンと勝ち戦を続けては来たが、 未だに彼らの戦力は無視できないし、それに休戦期間があったとはいえ、2年以上も戦争を続けている以上、 これ以上の戦争は、内政上避けたいと言うのが上の意向らしい」 事が政治に関わってきた事から、野中は敢えて口を挟もうとはしなかった。軍人が政治に関わるとろくな事にならない と言うのが彼の認識であり、実際、源田実の末路や、ベルリン空爆でのイギリス空軍のやり方を見ることで、 彼にとっては確信に近い認識になっていた。 「つまり・・・ハワイ攻略を容易くする為に、美幌空の重爆部隊でハワイを平らにしてのけろと言うことでしょうか?」 「上が求めているのはまさしくそれだな。美幌空の重爆部隊による断続した空襲で、 航空要塞と化しているハワイの戦力を漸減し、攻略部隊の被害を減らしたいらしい」 (ヒデェ話だ。そりゃあ艦隊にとってはいい話なのかもしれないが、矢面に立つのは俺たちだぜ) 573. yukikaze 2010/11/23(火) 18 58 42 大津波以降、補給が先細っているとはいえ、痩せても枯れても太平洋艦隊の根拠地であるハワイに殴り込みをかけるのが何を意味するのか、 軍事的には何の意味もなく、主に政治的な意味で強行されたベルリン空爆で大損害を受けた当事者である野中にとって、火を見るより明らかであった。 「お話は分かりましたが、戦力は足りるのでしょうか? 美幌空の重爆部隊はうちの航空隊64機だけですが。これではジリ貧になりかねませんが」 野中の懸念も尤もであった。日本海軍の航空部隊編成は、「小隊」→「中隊」→「飛行隊」→「航空隊」→「航空戦隊」→「航空艦隊」であった。 これを他国風に直すと、「中隊」までは同じで、「飛行隊→航空大隊」「航空隊→航空団」「航空戦隊→航空師団」「航空艦隊→航空軍」となる。 そして日本海軍の重爆部隊は、大隊規模としては他国よりも上であるが(日本が64機であるのに対し、他国は大体27機〜48機)、 その反面、航空部隊拡充に爆撃機の生産が追いつかなかったことと、他国と違い、航空団が戦闘機隊と爆撃機隊で編制されていたことから、 航空団以上になると、一気に戦力が目減りすることになっていた。(他国が最低でも80機程度、最大では160機近くであるのに対し、海軍は64機のまま) 無論、日本海軍の基地航空派はこうした事態を憂慮し、戦力拡大に尽力しているのだが、前述の理由から遅々として進まないのが実情であった。 (彼らは知らないことであったが、これは夢幻会の意向もあった。弾道弾が完成した後、重爆の役割が低下するのは自明の理であったことから、 戦後にいくつかできた部隊を統合して運用した方が、コスト的にマシであるという声が強かったのだ) 「それについては、嶋田総理直々に、継続して戦力を配備できるよう、上に念押しされたそうだ。ついでに言えば、少しでも被害を減らすために、 昼間空襲を止めて夜間空襲のみとし、併せて電子戦機の投入や、搭乗員を助けるために、救難飛行艇や潜水艦も配備するように命じられている」 その言葉に、野中は軽く頷いた。嶋田については、爆撃機乗りとしては、戦闘機無用論の一件で、思いっきり冷水を浴びせられたことから、 感情的にあまり良い思いはしていなかったが(何しろ爆撃機部隊拡充があれでストップしたのだ。まあ、理性の面では、嶋田の意見に全面的に賛同しているし、 連山での彼の「搭乗員を絶対基地に戻れるようにしろ」と、高価になっても、搭乗員の命を優先するような機体作成を命じた彼の姿勢には、素直に有難いと思っていたが)、 自分たちを使い捨ての駒のように扱っていないことには好感が持てた。 「で・・・出発は何時になるのでしょうか?」 そう問うた時の、有馬少将の顔は、酷く同情的なものだった。 「今日だよ。具体的には今すぐ」 野中が天を仰ぐのを批判するものは、誰もいなかった。 (で・・・こうなっちまった訳だ) 眠い目をしょぼつかせながら、野中は操縦桿を握り、見張り員に、後続がきちんと付いてきているかを確認させる。 自分の機体はあまり損害らしい損害は受けていないが、部下の中には、飛んでいるのがやっとという機体もちらほら 見受けられた。もっとも、敵の本陣に攻め込んでこれだけの被害ですんだのは、第三者から見れば軽微と言ってよかったであろう。 もっとも、部下思いの野中にしてみれば、確実に失われた機体のことを思うと、軽微などと言う言葉で納得することは出来なかったが。 眼下にミッドウェー島が見え始め、乗員に自分達が最後に降りる旨を伝えながら、野中は一人ごちる。 (ちくしょう。電子戦機持っていって、おまけに奇襲状態で攻め込んだというのにこの有様かよ。これでアメちゃんが本腰を入れてやり始めたら、 一体どんだけの被害になるんだよ) これからの苦闘に辟易としながらも、彼は自らが海軍の槍であるという任務を放棄するつもりはなかった。 何故ならば、それこそが彼にとっての誇りであったからだ。 後に「大空の侠客」として、小説や映画にもなることになる、ミッドウェー航空隊(通称「野中一家」) の栄光と苦闘に満ちた戦いは始まったばかりである。
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707 :①:2011/12/24(土) 10 27 43 今朝、ある方の訃報を聞き、この短編を書きました。 と、同時に、あの事故で亡くなられた方たちの無念を思うと あんな事故は二度と起きて欲しくないという思いと共に 鎮魂もこめて、駄文で申し訳ないですが。 提督たちの憂鬱 支援SS ~「翼をください」~ 1.社長室にて 「しかし、夢幻会、いや、嶋田さんがよく 富嶽 の機体の一部流用を認めましたね」 「カリフォルニア進駐があるからな。軍部としても400人の完全武装兵士がつめる輸送機は使い勝手があるだろう。 それにもともと嶋田さんは航空屋だ。日米戦後の世界も見ている。民間航空の発展が明らかなのはわかっている。 アメリカが分裂した今、民間航空機の供給先は日・英・独・ソだ。このうち日英が熾烈な商戦を繰り広げることはわかりきっている。 今のうちに大型機製造の経験は積んでおくことに越したことはないからな。辻さんもそこはわかっていて予算も出してくれた」 ここは倉崎重工のビル 社長であり設計者の倉崎重蔵と息子の潤一郎が茶を飲んでいた。 二人の前には模型がおかれている。 試製「富嶽」輸送機 XY99とボーイング747をモデルとした巨大輸送機は試作機が完成し、試験飛行を順調に重ねていた。 「これが本当に飛ぶとは思いませんでしたよ」 潤一郎は模型を手に取りながら、浮かない顔で続ける。 「しかし、出来たばかりなのに、トラブルを想定した飛行というのはかなり危険じゃないかと…」 「流石にこんな巨大飛行機を一から製造したからな、どんなトラブルが起きるかもしれん これから製造する旅客機の設計の為にも試すに越したことはない」 重蔵は紅茶を飲み干し、カップを机に置いた。 「本当に、大丈夫ですかねぇ」 息子の潤一郎は心配だ、以下に技術が進んでいるとはいえ扱うのは人間。しかも飛行試験である程度慣れているとはいえ 今まで見たこともない巨人機にわざとトラブルを発生させてテストするというのはいささか性急過ぎると感じていたのだ。 しかし父親の重蔵は一向に心配する気配もなく、 「大丈夫さ」 と言って、パイプに火をつける 「彼らは私がもっとも信頼するテストパイロットチームだ、大型機の操縦経験も豊富だ。それに…」 ふうっとパイプの煙を一息はく。パイプの香りが社長室に広がる 「…彼ら自身が望んだのだ、借りを返す為に」 そう言って重蔵は窓に近づいた。 「借りを返す?借りってなんですか?」 潤一郎が背後から質問をする。しかし重蔵は空を見ながら独り言のように呟いた 「そうだ…彼らはあの山に二度と飛行機が行かないためにな…」 窓の外には夏の太陽がさんさんと輝いていた。 708 :①:2011/12/24(土) 10 29 37 2.相模湾上空 羽田飛行場を離陸した試製「富嶽」輸送機は順調に高度を上げていた。 「キャプテン、まもなく予定高度に達します」 「そやね、ほんなら水平飛行に移るとするか、コーパイたのむ」 「はい」 副操縦士は操縦桿を水平に戻していく。 「エンジン・油圧共に正常…しかし6発のターボプロップエンジンというのは面倒ですね」 後ろの航空機関士が計器を読みながらぼやいて報告する 「しょうがないよ、俺は前の時代で操ったことはあるがそれでも双発だからなぁ。まだこの時代でジェットはまだ早すぎるからね」 「まあでも、また747並の大きさの飛行機を操れるとは思いませんでしたよ」 副操縦士が笑いながら言う。 「操縦性もYS11並に安定してるから良い飛行機だわ、これは」 「ま、僕もいろいろやることがあって楽しいですけどね」 クルーは笑いながら試製富嶽をテスト開始地点へと操縦する 「まもなく開始地点です」 航法担当の航空機関士がチャートを見ながら報告する 「よし、はじめるか。tokyo control…あー、東京管制、こちらJ10001、これより非常対応飛行試験を行う」 「了解、周辺に航空機なし、気をつけて」 「了解」 機長はマイクを置いた 「どうも昔の癖がぬけんな、管制と話すときはつい英語が出ちまう」 機長は苦笑いをする 「みんな気合入れろよ、エンジニア、始めてくれ」 「了解」 航空機関士がパチパチとスイッチを入れた 「ハイドロプレッシャオールロス!」 とたんに操縦桿は重くなり、機体はフゴイド運動を始めた。 「重い…」 「ストールに気をつけろ!」 「はい」 副操縦士が重い操縦桿を操作しながら返事をする 「あの時と同じか…いや、垂直尾翼があるだけまだマシだな…さぁて、どーんといこうや!」 試製富嶽とパイロットクルーの格闘が始まった。 709 :①:2011/12/24(土) 10 30 49 3.故郷の山にて 群馬の山中で1機の零式練戦が戦闘訓練を終えて飛んでいた。 「いいか、今日教えたとおり空中戦は単機でやろうと思うな、電話無線があるから遼機と連携を取りながら敵を追い込むんだぞ」 「はい!」 練習生が力強く返事をする。 眼下には険しい山が折り重なり、谷間の川沿いに少し家が見える。 「教官殿、ここら辺は教官殿の生まれ故郷ではありませんか?」 「ああ、そうだ。いーとこだぞ」 彼が見間違えるはずもない。 「山んなかにある村だが、情は厚いしうまい酒もある」 そう言うと練習生が笑う。しかし彼はすぐに緊張した声で 「教官殿、左に大型機!」 「ん?」 見ると見たこともない大型機がヨタヨタと険しい山の上を飛んでいた 「何かトラブルが発生したようだな…近づくぞ、操縦を代わる」 零式練戦は大型機に近づいていく。 やがてヨタヨタしている大型機に並ぶ 無線機の周波数を民間周波数に変えて呼びかけた 「そこの民間機!こちらは筑波海軍航空隊黒沢大尉!何か故障か?操縦可能か?」 「…こちら倉崎重工J1001、黒沢大尉、こちらは機体障害テスト飛行中。心配ない、テストは終了した。まもなく正常飛行に戻る…」 そう言っている間に大型機はヨタヨタした飛行をやめて上昇し始めた。 「…よかった、問題はないんだな、しかしでかい飛行機だなJ1001」 黒沢大尉は富嶽よりも太い胴体を見て問いかける 「…日本の明日の翼ですよ、ところで黒沢大尉…」 「ん?」 「…下のお名前は?」 妙なことを聞いてくるもんだなと思いつつ黒沢大尉は答えた 「小官の姓名は黒沢丈夫だが…」 答えた途端、しばらくJ1001の沈黙が流れた 「どうした?J1001」 「…いやなんでもない。本機は羽田に戻ります」 「そうか、我々も厚木に戻る、無事な飛行をJ1001」 「…黒沢村長も、またお世話になりました…」 (村長?「またお世話」?どういうことだ?) 黒沢大尉はそう思ったが、大型機は南東の空に向かって旋回し始めた。 (まあ、いいか…) 「練習生、我々も筑波に帰るぞ、操縦を任せる」 「了解!」 零式練戦は東に向かって旋回する 二機の飛行機が離れていくのを、「御巣鷹の尾根」だけが静かに見守っていた
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369 :名無し三流:2013/04/11(木) 11 11 50 ――――二人に属する者は共に、町で死ねば犬の、野で死ねば鳥の餌食となって果てる ――――旧約聖書 預言者エリヤ、イスラエル王アハブとその王妃イゼベルに告げて 提督たちの憂鬱 支援SS ~半島の烏~ ――――朝鮮半島北部。 肌に突き刺さるような冷たい風が吹き荒ぶ中、隙間風の酷そうな粗末な木製駅舎から1人の男が出てきた。 そして彼が周囲を見渡した時、最初に眼に入ったもの。それは駅舎の壁際に張り付き、筵に包まる子供だった。 ――――子供には片腕が無かった。 「やあ、どうも」 不意に後ろから聞こえた声に、男は振り向く。 「この度はわざわざ釜山からご苦労様です」 振り向いた先にいたYシャツの男が言う。彼は日本人のように見える。 その隣には、30歳は超えているだろうか、煤けた鉱員服に身を包んだ朝鮮人と思しき男もいた。 370 :名無し三流:2013/04/11(木) 11 12 31 駅舎から出てきた男の名を日野という。ごく普通の名である。 彼は弁護士だった。 日野はかつて、釜山で朝鮮人相手にインチキまがいの商売をしていたのだが、 彼はそういった汚い仕事をするには少々優しすぎた。日野は人を騙し続ける事に耐えられなくなり、 日本へ戻って勉学に打ち込み弁護士に転身したのだ。そして再び朝鮮へ戻り、 今度は朝鮮の日本企業と朝鮮人労働者との間で起きるいざこざの解決に精を出していた。 日野の真面目な仕事ぶりは日本人、朝鮮人双方の信頼を勝ち取り、 もともと朝鮮には弁護士が少なかった事もあって彼は大忙しの身となっている。 彼がこの寒々とした駅に降り立ったのも、彼の新しい、真っ当な仕事のためだ。 「そうそう、ああいうのには構わない方がいいですよ。 ああすればどこかのお人好しが金か何かを落としてくれるだろうと踏んで、 あれの親がわざとやってる事なんです。いいですか、くれぐれも可哀想だなんて思っちゃいけない。」 Yシャツの男が、筵に包まった隻腕の子を指して吐き捨てるように行った。彼の後ろにいる朝鮮人は憮然としている。 それを知っているのか知らないのか、Yシャツの男は日野に名刺を差し出した。 「どうも、日野さん。黒田鉱業の松井と申します。よろしくお願いします。 彼は金成柱、うちの鉱員たちのまとめ役で、今回の争議の労働者側の代表です」 松井と名乗るYシャツの男に紹介を受けた朝鮮人は、軽く頭を下げた。 371 :名無し三流:2013/04/11(木) 11 13 18 「それにしても」 日野は今回問題が起きている鉱山までの道中、ふとこぼした。 「人間、衣食足りて礼節を知る、というのは本当なんですねえ」 「まったくです。今の朝鮮人は、衣も食も足りてないのがほとんどだ。 だからああいう、自分の子の手足を切り落とすような真似ができるのでしょう」 松井は朝鮮人に対し、あまり良い感情を持っていないらしい。 鉱員側の代表である金はそれを感じているのか、黙り込んだままだ。 後で聞くところによれば、金成柱はもともと半島南部の方で、 民族主義グループの活動に加わっていたらしい。だが仲間割れや当局の妨害などで挫折し、 今はここでひたすら汗を流しているという。彼は生来のカリスマのためであろうか、 他の鉱員達から冗談交じりに「首領様」などと呼ばれているそうだ。 ここでの日野の仕事も、彼がこれまで解決してきた争議と大して変わるところは無かった。 鉱員らを宥め、支出増大を渋る会社側を時には人情に訴えて説得し、 双方の納得を目指すというよりは双方がモアベターだと思う結論まで着地させる。 「皆が満足」よりは「皆が今よりましだと思う」ような状況を目指すのが日野のやり方だった。 そもそも「皆が満足」まで辿りつくのは相当に難しい。不可能な事さえある。 紆余曲折はあったものの、黒田鉱業で起きた争議は、日野の尽力もあって一応の解決を見た。 一つ日野を驚かせた事には、あの金成柱が釜山に帰る彼を見送りたいと言い出したのだ。 鉱業側の人間も、「まあ金なら妙な真似はするまい」と考え彼に見送りを任せる事にした。 372 :名無し三流:2013/04/11(木) 11 14 14 「日野さん」 金成柱は、あの駅で日野に話しかける。 「あなたの言う事は正しい。人から衣食を取ってしまえば……人はけだものと化して生きるか、あるいは死ぬしかない。」 駅舎の向こう、空を3機のプロペラ機が飛んでいく。かなり旧式だ。韓国軍が日本からもらったお下がりだろうか。 「しかし」 金は3機のうち1機の飛行機が、突然煙を噴き出して墜落するのを見ながら続けた。 「あれを飛ばしている人達……いや、あれを飛ばしている人達の上司、そのまた上司は衣食共に足りている筈だ」 金は飛行機から目を背け少し逡巡したが、やがて日野の方に向き直ると言った。 「では彼ら――上司の上司の上司たち――は、果たして礼節を持っているだろうか」 373 :名無し三流:2013/04/11(木) 11 14 45 日野は何も言えなかった。 ただ見送りに対する一通りの礼を述べる事しかできなかった。 ――――朝鮮半島北部。 肌に突き刺さるような冷たい風が吹き荒ぶ中、隙間風の酷そうな粗末な木製駅舎に1人の男が入っていく。 そして彼がその前に、最後にまじまじと見つめたもの。それは駅舎の壁際に張り付き、筵に包まる子供だった。 ――――その上には烏が佇んでいた。 「衣食足りて……礼節を知る……か」 男はあてもなく虚空に呟いた。 ~ fin ~
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377 :名無し三流:2013/04/14(日) 11 25 51 「参ったな、これは」 カナダの日本大使館で、男が独りごちていた。 男の名は蜂須賀正氏。れっきとした日本の華族であり、また逆行者でもある。 提督たちの憂鬱 支援SS ~華族も楽じゃない~ 蜂須賀正氏として逆行した男は、史実における蜂須賀正氏とは間逆の人間だった。 謹厳実直、そして些か女嫌いが過ぎた。かといって男色趣味があるわけでもない。つまり独身主義者だ。 そんな彼は冒険や探検といった類のものを敬遠し、史実において彼の挙げた生物地理学や鳥類学上の功績、 それらを同じ逆行者達に譲り渡してしまっていた。彼本人はその趣味人達に金銭的バックアップをするに留まり、 政治学や経済学、西洋史について修め史実より三年早い1940年に貴族院議員となった。 彼は生来の女嫌いから周囲の縁談を断り続け、そのうち「蜂須賀のには何を言っても無駄だ」という評判が高まって、 日本華族のどこからも縁談が来なくなってしまった。しかし彼はそんな状況にも満足していた。 ゴシップ誌ですら突っ込みどころが見つけられない程の地味な男、正氏の転機は戦後に訪れる。 彼は45年末、カナダ大使に任命される。年齢的にはやや若いといえるかもしれなかったが、 彼の普段の素行や西洋史についての見識を知る者は皆これに賛同していた。彼もあまり派手な立場になる事は好まなかったが、 かといって周囲の期待を裏切るような真似を平気でできるような男ではなかったため、これを受け入れた。 問題はその後である。 378 :名無し三流:2013/04/14(日) 11 26 22 彼がカナダ大使に着任するや否や、彼が42歳にして未だ独身であるという話を耳聡く聞きつけた現地の上流階級が、 こぞって、いや、怒涛の如く彼のもとへ縁談を持ち込んできたのだ。正氏は日本でそうしたようにしばらく冷たくあしらっていれば、 そのうち向こうも諦めて無視されるようになるだろうと考えたのだが、その期待はあえなく裏切られる。 カナダの上流階級は日本のそれとは違い必死だった。その理由は、彼が『日本の華族であったから』という事に尽きる。 カナダは太平洋と大西洋の両方に面し、日本との関係を発展させていこうとしているまさにその真っ最中だ。 そこでカナダ人と日本の華族との間に婚姻関係を結ぶ事ができれば、これは決して無視することのできないパイプになる。 それだけでなく彼は謹厳実直、博学なのだ。日本の華族で、しかも人間性に優れ、知識もある。 そんな人間が独身である事を放っておくなどという事は彼らには考えられなかった。 どさくさ紛れにイギリス本国の上流階級からも縁談が殺到するようなありさまで、 果ては「正式な妻ではなく愛人でもいいから」などと言い寄ってくるような女性さえ現れる中、 彼はついに山と積みあがる縁談と姉蜂須賀年子の説得に根負けし、ある1人のイギリス人女性と結婚する。 この世界の蜂須賀正氏は、史実の彼からすればほとんど無為と言ってもいい半生を送ってきた。 史実の彼が結んだウォルター・ロスチャイルド男爵との親交も、この世界の彼には無かった。 しかし運命とは皮肉なものである。 この世界での彼が選んだ伴侶は、なんとロスチャイルド家の遠戚だったのだから…… ~ fin ~