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登録日:2017/08/19 (土曜日) 23 26 50 更新日:2023/06/26 Mon 01 19 56NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 CV;マダオ shadowverse ぶっ壊れ ぶっ壊れ→周りのカードも合わさった結果 みんなのトラウマ クトゥルフ シャドウバース ナーフ レジェンド ヴァンパイア 天閉ざす昏き者 昏き底より出でる者 環境トップ 「侵されて、破滅して、地の底へぬるりと墜つ。見渡せば暗黒、漆黒。人よ、識りて畏れよ。其処に息衝く者、罪の肉喰らい咎の骨喰らう絶望」 ―『奈落の底』、第二章、第四小節 「昏き底より出でる者」とは、スマートフォン/PC向けTCG「shadowverseに登場するカードの1つである。 CVはマダオ……もとい立木文彦氏。 【概要】 「破滅の果てに汝が罰有り」 初出は第5弾カードパック「ワンダーランド・ドリームズ」。クラスはヴァンパイアで、レアリティは最高クラスのレジェンドである。 ユーザーからつけられた愛称は「倉木」(昏(くら)き)。 イラストはタコのような髭が生えた、禍々しくもどこか荘厳さを感じさせる巨人のような生物。 元ネタはクトゥルフ神話に登場するクトゥルフ。 海外版の神撃のバハムートからの移植である。 海外版の名前も『Spawn of the Abyss』となっておりクトゥルフ神話における海底生物達を指す名称として用いられる『緑の深淵の落とし子(Spawn of the Green Abyss)』を想起させる名前となっている。 フレーバーテキストも相まって、非常に厨二心をくすぐる、その手のジャンルが好きな人にはたまらないカードである。 ……しかし実はこのカード、情報が公開された当初から「解禁されたらヤバいことになるのでは?」とシャドバユーザーたちを騒然とさせていたが、 実装後は想定以上のヤバさによりシャドバ史上類を見ないヴァンパイア一強環境という暗黒時代を作り出した諸悪の根源となってしまったことで、変な意味でも有名になってしまったカードである。 8コスト ヴァンパイア フォロワー 6/7(進化後8/9) 【潜伏】 このフォロワーが【潜伏】状態で攻撃したなら相手のリーダーに6ダメージ(進化後は8ダメージ) 【ラストワード】このフォロワーが【潜伏】状態で破壊されたら相手のリーダーに6ダメージ(進化後は8ダメージ) 8コストという重さが気になるものの、見ていただければわかるように、このカードはバーンカードとしてもフィニッシャーとしても最上級の能力を持つカードである。 何せ、フォロワーを攻撃するだけで相手ライフの1/4以上、進化すれば半分近い体力を削ることが出来るのである。 バーンの項目を見ていただければ分かるが、相手ターンの妨害が皆無に等しいシャドウバースでは、相手のライフを直接削るカードのダメージ量はかなり抑えられている。 最大で進化後の倉木を上回る9ダメージを与えられるエルフクラスのスペルカード《白銀の矢》でさえ、そのダメージ量は手札依存で安定性に欠ける上、9コストとこのカードより重い。 単体でここまで安定したダメージを与えられるのはこのカードくらいである。 だが、このカードの強みはそこではない。 テキストを見てもらえればわかるように、ダメージが発生するのは「潜伏状態で攻撃した時」。 つまり、リーダーを直接攻撃した時にも発生するのである。 相手のリーダーを直接殴るのには出してから1ターンかかるものの、進化前でも12ダメージ、進化後には16ダメージという、 強力すぎて規制された《サハクィエル》と《風読みの少年・ゼル》によるコンボを超える恐ろしいダメージを、より少ないコストで叩き込める。 その少し前に何かしらの方法でダメージを与えていればそこでゲーム終了である。 さらに厄介なことに、このカードは潜伏持ち。 相手の攻撃対象にならないどころか効果の対象にすらならず、攻撃される前に除去するのにも一苦労する。 ランダム除去のカードはそれなりにあるものの、ダメージ効果は潜伏状態で発生するラストワード、つまり破壊されたときにも発動する。 つまり、倉木を出されてノーダメージで対処するには対象を取らない破壊以外の除去もしくは変身を使用しなければならないのだが、倉木に対してそれを行えるカードは当時片手で数えるほどしか存在しなかった。 ……以上の点だけでも非常に対処しづらいカードなのだが、倉木「単体」では、8コスト故の重さもあって、出される前に決着をつける等まだ対処のしがいはあった。 しかし、倉木の本当の恐ろしさはとあるカードと組み合わさったときに発揮されるのである……。 バフォメット 2コスト ヴァンパイア フォロワー 2/1 ファンファーレ デッキから攻撃力5以上のヴァンパイア・フォロワーをランダムに一枚、自分のデッキから手札に加える エンハンス5;手札に加えたフォロワーのコストを-3する 倉木がヤバいと言われていた理由はこのカードの存在があったから。 デッキの中の攻撃力5以上のフォロワーを倉木のみにしておけば確定でサーチ出来、更にエンハンス効果が発動すれば、倉木を最速6ターンで出すことが可能になる。 倉木最大の弱点である遅さを克服することが出来る上、「引けないから勝てなかった」という運による敗北要素を軽減することが可能なのである。 「バフォメット引けなきゃ意味ないじゃん」と思う人もいるかもしれないが、そんなあなたにこのカード群をご紹介しよう。 ミニゴブリンメイジ 3コスト ニュートラル フォロワー 2/2 ファンファーレ デッキからコスト2以下のフォロワーを手札に加える 血の取引 2コスト ヴァンパイア スペル 自分のリーダーに2ダメージ。デッキからカードを2枚引く べルフェゴール 4コスト ヴァンパイア フォロワー 4/4 ファンファーレ:自分のデッキからカードを2枚引く。復讐状態ではないなら、自分のリーダーに体力が10になるようにダメージ …おわかりいただけただろうか? これらのカードの存在もあり、かなり安定してバフォメットを手札に加えることが出来る。 ならばバフォメットのような低スタッツを出す隙を突こうなどと考えるだろうがそうは問屋が卸さない。 もともと復讐で低コストで除去を撃てたりするヴァンパイアな上に今回追加された他のカードは、 トーヴ 2コスト 3/3 このフォロワーは攻撃不能 自分の場に他のニュートラル・フォロワーが出たとき、攻撃可能になり突進を持つ。 豪拳の用心棒 4コスト 3/4 ファンファーレ 体力3以下の相手のフォロワー1体を破壊する。復讐 状態でないなら、自分のリーダーに2ダメージ。 緋色の剣士 5コスト 2/4 必殺 ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分のリーダーを2回復。 どいつもこいつも、盤面を取ることに特化しているせいでバフォメットを出す隙をどうしても与えてしまうのである。 特にトーヴはニュートラル軸にしていればほぼデメリット無しで使える2コス3/3なせいで序盤から盤面を取られてしまいやすい。 つまり、倉木は上記の充実すぎるサポートカードの恩恵を受けた結果、 「安定性と即効性に長けた、最大16ダメージを与えられることの出来るフィニッシャー」というわけのわからないスペックを手に入れてしまったのである。 …というか《不思議の探求者・アリス》を軸としたニュートラルギミック自体が強力であり、ニュートラルシナジーカード全体の中でも前述のトーヴが特に凶悪であったため、別に倉木を出さずとも勝ててしまうことも多かった。バフォメットで呼んでくるよりそのまま盤面で押し切った方がいい場面すらあった。 7コスト疾走の《アルカード》とかもいるので倉木抜きで考えても決定力には事欠かなかった。 上記の研究が進んだ結果、前述したシャドバユーザーの危惧した通り、 ……いや、それを遥かに上回るレベルで大氾濫。 公式の発表によると、実装直後から7/30までの、このカードを主軸にした「ニュートラルヴァンパイア」デッキの使用率は38.1%、勝率に至っては56%というトチ狂った数字をたたき出し、 ランクマッチを阿鼻叫喚のヴァンパイア地獄に叩き落してしまった。 これは以前猛威を振るった【冥府エルフ】や【ドロシーウィッチ】、【ランプドラゴン】や【ヘクターネクロ】を凌駕する数字であり、右も左もヴァンパイアのあまりにも酷すぎるこの環境を「暗黒期」「史上最悪」と呼ぶユーザーも多い。 実際にこれを機にゲームそのものを辞めたというユーザーも少なからずおり、この時期のアクティブユーザーの割合はかつてない低さであったという。 【その後】 あまりにも暴れすぎた結果、7/31のアップデートで今までに類を見ないレベルでの大規模な修正が行われた。 まず、倉木のダメージを与える効果が、進化前、後問わず5ダメージに固定された 運営は今までレジェンドのナーフに対して非常に消極的であり、ビショップクラスの《スノーホワイトプリンセス》と共に今回初めてレジェンドにナーフが施された。 それほど運営も今回のヴァンパイア一強という事態を重く見ていたのだろう。 さらに、倉木の強さの根幹を支えていたバフォメットはエンハンス効果が削除されサーチの対象もヴァンパイアフォロワー全部と非常に広い範囲に、 トーヴはただの2コス 2/2のニュートラルを出した際に突進を得るだけのフォロワーに修正を受けることとなった。 これによって安定性を著しく失ったニュートラルヴァンパイアは第一線から退くことになったものの、顔面を殴れば10ダメージ以上を与えられるというのはまだまだ倉木の強みの1つであり、 以前ほどの活躍は難しいがフィニッシャーとしての性能は未だ逸品級である。 ナーフ後の環境では【コントロールヴァンプ】のフィニッシャーとして、環境に跋扈する他クラスのニュートラルデッキを狩る側に回ることに。 SFL環境末期においてもコントロールヴァンプの活躍から目にする機会も多かった。 だが、以降の環境では目立った活躍は見せないままスタン落ちを迎えることに。 お・待・た・せ♡ 2019年3月、第12弾の実装に合わせて遂にナーフ解除が発表。 かつて環境を支配したコイツの釈放に多くのプレイヤーが恐れおののいた。 ……とは言っても実際はそこまで暴れはしていないのが現実だが。 何せ前述のようにコイツの降臨をサポートしていた部下たちの大多数がナーフされているのだ。特にバフォメットが使えないのが痛い。 というか今ではアンリミテッドでしか使えず、「魔境」と揶揄されるアンリミテッドでは8ターン目は既に決着が付いていることもかなり多い。そんなところに速攻で盤面に干渉する力のない潜伏をポンと置いても、無視される確率の方が高い。 単純にフィニッシュだけ考えるなら同じコストの《闇喰らいの蝙蝠》の方が火力と即効性は上であるし。 仮にコイツを置けるような環境になったとしても、カードプールが増加した現在では潜伏を狩る手段やダメージカットが豊富にあるので、以前ほどの絶望感はない。 罪に濡れし者、破滅の果てを知るべし 天閉ざす昏き者 カードパック第13弾『リバース・オブ・グローリー』のアディショナルにて彼が生まれ変わって帰ってきた。 8コスト ヴァンパイア フォロワー 6/7(進化後8/9) 【潜伏】 このフォロワーが【潜伏】状態で攻撃したなら、囁く昏き者3体(進化後は4体)を出す。 アクセラレート 2 ; 囁く昏き者1体を出す。 囁く昏き者 2コスト ヴァンパイア フォロワー 1/2(進化後3/4) 【潜伏】 攻撃時 ターン終了まで+1/+0する コストとスタッツ、潜伏状態での攻撃時に発動する能力という、元の昏きを踏襲した能力。 本体と、本体から生み出される囁く昏き者による合計ダメージ量は元の昏きと同じ。 しかし、潜伏状態で処理された場合には何も能力を発動できないこと。 召喚時の隙が大きいこと。本体を起動するターンでは相手側は強力なAoEを使える可能性が高いということ。から元の昏きのように暴れまわることは今のところはなく、 アクセラレートで2コストフォロワーとして扱うことが多い。 ローテーション環境では強力な展開力を理由に、《プルソン》と組み合わせて使うユーザーがいた。まあプルソンは彼の実装から1ヶ月後にローテ落ちしてしまったが。 プルソン 10コスト ヴァンパイア フォロワー 6/6(進化後8/8) アクセラレート8;自分のフォロワーすべてと自分のアミュレットすべてを破壊する。破壊したカードそれぞれについて、「それよりコストの大きいフォロワー」をランダムに1枚ずつ、自分のデッキから場に出す。 【疾走】 【必殺】 「濡れよ、果てよ、嗚呼、嘆く声よ。遍くは飲み込まれ、暗闇の最奥へ流れていく。さぁ、永久より長く、瞬きより短き、汝の日が始まる。」 ―『奈落の底』、終章、第一小節 無情の追記、汝の修正! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 憎たらしいカードではあったけど変異の雷撃みたいな使いどころの難しい良カードを採用させるきっかけになった点は評価できる。 -- 名無しさん (2017-08-20 02 21 30) トーヴもたいがいくるっていた。ナーフされなかったカードが大暴れしているから普通にまだヴァンプは強い -- 名無しさん (2017-08-20 06 22 12) ドラゴンばっか使ってたから対処法がバフォの返しにウロボ出して次のターンにウロボアンリでワンパンか、全力PPブーストでバハを出すしかなくって笑ったわ -- 名無しさん (2017-08-20 08 54 28) ↑3変異の雷撃は土アグロで普通に使われてたし、ダメ分こっちが不利で評価とか本気かよ?と言いたい -- 名無しさん (2017-08-20 10 53 19) ↑2バハ出してもこっちがダメージ喰らうとかたまったもんじゃなかったわ。そしてたいがい次のターンの昏き(二体目)のバーンダメージで死ぬ -- 名無しさん (2017-08-20 17 44 55) 正直、バフォとトーヴと拳骨マンと緋剣が悪い、「倉木持ってるフリヴァンプ」ですら先行なら面白いように勝てたもの、出すまでの下支えがそもそもヤバイ -- 名無しさん (2017-08-21 10 07 57) ↑ちょっと変な言い方になってしまったから訂正、倉木がやばくないといってるわけじゃなくて、ヤバイカードに安定して出せる手段を与えるなってことね -- 名無しさん (2017-08-21 10 09 16) 一番上と一番下が凄い見にくいんだが、なんかできないかなあ -- 名無しさん (2017-08-21 10 14 37) 赤背景に黒字にするとか?それなら多少ましにならんかな -- 名無しさん (2017-08-21 10 15 58) 実装する前にみんな危ないってわかっていたカードが結局危ないからナーフしますっていうのはなんだかなあ -- 名無しさん (2017-08-31 19 48 08) 8月のナーフの時の話曰く今までの環境は意図的に壊れを仕組んで勝率底上げしてたらしいし、騒乱の追加でさえトップに立てなかったせいで感覚が麻痺してたんだと思う。 -- 名無しさん (2017-09-06 09 50 43) 倉木デッキがヤバかったのは倉木というよりは他カードも全部ヤバかったからだけどな 40枚中9種27枚ナーフはもはや伝説 -- 名無しさん (2017-11-05 15 43 01) 遊戯王のノーデンといい、クトゥルーモチーフのカードは壊れが多い気がしないでもない -- 名無しさん (2017-12-28 05 43 02) 運営にレジェンドナーフを踏み切らせたという意味では功がないわけでもない -- 名無しさん (2017-12-28 06 51 58) 今ならLegacy Deck Cupで全盛期の性能で使える。使えるのが黎明期のデッキだからドローなんかに不安があるけどそれでもやっぱ頭おかしい。 -- 名無しさん (2019-03-20 17 37 24) まさかの復活 -- 名無しさん (2019-03-23 11 40 38) ぶっちゃけパフォ無いと8t棒立ちとかで話にならない -- 名無しさん (2020-04-15 20 14 49) 最初に能力が発表されたのは英語テキストで、日本語訳すると明らかにぶっ壊れすぎてるから誤訳を疑われてた記憶。なお誤訳ではなかった模様 -- 名無しさん (2020-07-03 01 24 56) 倉木自体はエンハバフォでの早出しとそれ出す隙を抑えるN軍団等がいたから戦えたのであって、倉木そのものはナーフ前でも大したことないのに…未だに主犯みたいな扱いされてるの可哀想 -- 名無しさん (2021-10-02 15 49 57) このカード的に同じパックにタルトマンがいたら活躍していた可能性が微妙にあった -- 名無しさん (2021-10-02 16 23 09) ↑2こいつ単体だと8tパスして9tに勝つ封じられし熾天使みたいな物だからね… -- 名無しさん (2021-10-02 17 30 04) 一応野獣フェアリーである程度対抗はできた。もちろんこちらの手札がかなりいい+相手が少し以上に手札事故の時だけど -- 名無しさん (2021-10-02 18 47 24) こいつ出るまでは理不尽なことやられてキレたことは多かったが何だかんだ続けられた。この環境の時に引退した一人です、ハイ -- 名無しさん (2022-09-14 15 41 26) 名前 コメント
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少年は竹林を歩いていた。雪の吹きすさぶ中、一度迷えば二度と出られないという竹林 をただ歩く。 傍から見れば完全な自殺行為にしか見えないだろう。何のために、と問われると返答に 困る。 しかし確実にいえることが一つ、死ぬために歩いているのではない。それだけは確かだっ た。 死に相対し生を渇望する。十に満たない少年が出来ることではなかったが、彼にはそれ を為すだけの理由があったのだ。 だから歩く。強風に足を取られそうになっても、凍てつく吹雪に凍えそうになっても。 ただ、一つの目的の為に。 『わからない橙、わかりたい橙』 ゆっくり橙の生は恵まれたものではなかった。生まれて直ぐに両親から引き離され、そ れ以降会うこともままならず、安否すら定かではない。そして"おじさん"から調教と称 する虐待の日々が始まり、それが終わりを告げた今は露店に並べられている。 ――どうか優しい人に買われますように その願いが儚いものであることは橙も理解していた。 仲間達は誰もが殴られ蹴られながら、 「わがるぅー! わがるがらなぐらないでぇぇぇ!」 と泣き叫びながら買われていった。 一匹二匹と数が減っていき、次はとうとう自分の番になってしまう。 怖そうなおじさんや悪戯な子供が覗き込むたびに目を瞑ってやり過ごそうとしてきた。 そして優しそうな人が来ればぴょこんぴょこんと跳ねてアピールをする。 果たしてその努力が実ったのか、橙の元へと歩いてくる人影があった。 祭りの夜には似つかわしくない上等な着物を来た老夫婦。優しそう、という感じでもな くただ覇気がない。しかし自分を虐めなさそうというだけでも橙にとっては良き飼い主に 違いなかった。 じっと橙を眺める夫妻に段々と期待が膨らんでいく。 「わかる、わかるよ!」 買ってくれるんだね、と橙は再び飛び跳ねる。 それを鬱陶しそうに眺めながら的屋の親父が口を開いた。 「へい、らっしゃい! どれでもお一つ十銭。他では中々手に入りませんよ!?」 親父の声は耳が痛くなる程の大声だったが、相変わらず覇気のない夫妻。妻は俯いたま ま、夫の方がぼそぼそと聞き取れる限界くらいの声で喋る。 「これは何かね」 「ゆっくりですよ、ゆっくり! まあ霊夢と魔理沙が有名で、橙は知らない人もいるかも しれませんがね。何しろこいつら素早いですから、野生で見かけることもあまりないです からね。その希少なゆっくりがこの値段! お買い得ですよ!」 「逃げたりはしないのかね?」 「大丈夫ですよ、ほれこの通り」 親父の拳骨が振り下ろされる。形が変形するほどの衝撃が橙を襲った。 「い゛だい゛! わかる、わかるよ!」 「ばっちり調教済みなんでご安心! ストレス解消からお子さんの情操教育までこなす完 璧なペットですよ!?」 老夫婦は暫く考え込んでいたが、 「一つ貰おうか」 「毎度っ!」 「わかるよ!」 ぴょいんと飛び跳ね一回転。殴られた痛みも忘れて老夫婦に買われたことを喜ぶ橙。 もう殴られることはないんだ。そのことをただ純粋に喜んでいた。 * 「なに、こいつ?」 第一声はそんな台詞だった。 老夫婦に連れて来られた家は華美にならない程度にあしらわれた品の良い家だった。豪 邸だとも言って言い。 「この子の遊び相手になってくれ」 そういって通された部屋にいた少年が最初に放った言葉だった。 色白で背は低くやせ気味の十に届くかどうかといった頃合の少年。髪は綺麗に切り揃え られ、着物は部屋着にしては高価な布が使われている。普通にしていれば上品な少年で通 りそうな可愛い子なのだろう。しかしそれに反して視線はどこまでも冷めており、意地悪 そうな目つきで橙を睨んでいるのだ。 「わかる、わかるよ!」 「そうか、では頼んだよ」 二人は少年と目を合わせないようにしてそそくさと部屋を出て行った。 本当は何もわからない。不安な気持ちで一杯だったが、それでもわかるというように橙 は教育されていた。 精一杯愛らしく見える笑顔を浮かべて橙は少年に擦り寄っていく。怖そうに見えても本 当は良い人かもしれない。 「わかる、わかる゛っ!」 そんな淡い期待は振り下ろされた腕と共に儚く砕け散った。 十畳ほどもある部屋の半分くらいを転がってようやく勢いが弱まる。何とか壁にぶつか ることはなかった。 「わがっ……わがる、わがるよぉ……」 「何でここに来たのか知らないけど僕に近付くなよ」 そう言って少年は椅子に座ると本を読み始めた。 どうすればいいかもわからず橙は部屋の隅で、 「わかる、わかるよ……」 小さく呟くことしか出来なかった。 * 返品だけはされたくない、それが橙の心を占める思いだった。 帰ってきた仲間達の姿、それは思い出したくもないほどぼろぼろだった。しかしその弱 りきった仲間達に待つ運命、それを教育と称して見せ付けられたゆっくり達は驚くほど従 順になる。 自分を買ったのが老夫婦で、彼らは少年の遊び相手になってくれと言った。それならば いくら殴られようと蹴られようと、自分は少年と遊ぼうとするしか道はない。もし少しで も夫婦の気に食わないことになった結果、それが返品なのだとしたら例え餡子がはみ出る くらいに少年に殴られようと我慢出来るのだ。 「わかる、わかるよー!」 「うるさい!」 「あがっ! わがるよう゛!」 タイミングを見計らい少年に擦り寄ろうと努力する。しかしその度に殴られ、蹴られ、 部屋の隅へと追いやられる。 広い部屋の隅にぽつんと置いてある机、そこが少年の定位置だった。その対角線が橙の 場所。ただ座布団がぞんざいにおいてあるだけの寒々しい住処だった。 「わかるよー……」 自分の言葉が少年には届かない。そのことに気が付いていても橙には他に言える言葉が なかった。 * 橙の一日は緊張と共に有った。 まだまだ子供で遊び盛りだが、少年は一緒には遊んでくれない。一人で遊ぼうと思って もうるさくすると怒鳴られて、仕舞には殴られてしまう。いくらゆっくり出来るとはいえ、 何もせずにいるのは橙には苦痛でしかなかった。 また空腹との闘いもある。朝昼晩と食事はあるのだが、犬の餌と大差のない美味しくな いものだった。そしてわざとなのかわかっていないのか、成長期のゆっくりには余りにも 量が足りない。こんなものでも長靴一杯食べたいと思ってしまう程に。 外に出ることを許されない橙は、虫や草花で飢えを凌ぐことも出来ない。清潔に保たれ ている家屋には油虫さえ存在しない。腹の足しになりそうな虫を見つけることは出来なかっ た。 それに比べると少年の食事は毎食豪華だった。肉や魚という幻想郷では割と貴重な食材 がふんだんに使われ、揚げ物や刺身、そして橙には見たことのない外の世界の食材すら食 卓に並ぶことがあった。 食卓、といっても食事は全て女中によって部屋の前にまで運ばれて、その膳を少年が机 に運んで食べているだけであった。 その時間は橙にとっては辛いものになる。ただでさえ空腹の橙を食欲を誘う香しい匂い が襲うのだ。それだけで涎が間断なく流れ落ち、住居である座布団を汚していく。 「わひゃる、わひゃるよー」 涎で言葉も上手く喋れない。もう食事を分けて貰おうと擦り寄ることさえ無駄だとわかっ ていても、期待して見つめることだけは止められなかった。 しかし広い部屋の対角線にいる彼がその視線に気が付くことはない。 辛いことがもう一つ。少年は食事中に何度も席を立つのだ。まるで橙を試しているかの ように、何度も何度も。 もしその隙を付いたならば、自分もあの料理が食べられるかもしれない。そんなことを 考えてしまうのが何より辛いのだ。 絶対に食べられないならばまだ諦めが付く。だが誘われるように机にふらふらと近付き その度に戻ってくる少年の足音で慌てて座布団へと取って返す。 それが一日三回、毎日繰り返される。 少しづつ、少しづつ、橙のたがは緩んでいった。 偶然とは重なるものだ。その日は朝から夫婦がおらず、橙は全く食事にありつけなかっ た。女中は少年の食事は運んでくるが、橙のことは見ようとすらしない。 朝昼と我慢はしていたが、夜になる頃には中身の餡子がなくなってしまったんじゃない かと思うほどに絶望的な空腹感が橙を襲っていた。 今晩も少年の食事は豪華なもので、本人も気付かないうちに橙は少しづつ少年に近付い ていった。 今日も少年は席を立つ。近付いていた橙に気付かないまま部屋を出て行った少年に橙は 最大のチャンスが訪れたことを知る。 この位置ならば一品だけ料理を取って座布団まで引き返せば、少年に気付かれない可能 性は高い。 駄目だ、ばれたら返品されるかもしれない。 そうは思っても体は止まってくれなかった。気が付くと机の上に乗って料理を物色して いる。 「わかる、わかるよー!」 どれもこれも美味しそうな料理ばかりだ。こんな料理でも少年は残すことが多い。 橙なら絶対全部食べるのに、といつも思っている。だから少年が残しそうな料理には目 星が付いている。香ばしい匂いの揚げ物、それが橙の狙いだった。ボリュームもあり、そ して物凄く食欲をそそる匂い。さらに少年が口にしない定番の料理。 これならきっと大丈夫だ。そっと舌で掴んで隠れよう。そんな思考が残っていたのは料 理が舌に触れるまでだった。 「わかる、わかるよー!! しあわせー! おいしーよー!」 一つだけ、そう思っていたのがもう一つ。もう一つだけと際限なく繰り返される。それ ほどまでに衝撃的だった。例え空腹でなかったにしろ結果は同じだっただろう。 引き戸の立てる音、それが天国にまで上っていた橙の気持ちを地に落とした。 ゆっくりと振り返ると少年があの怖い視線で見つめていた。 ぽろりと口から食べかけの料理が落ちる。それが床を汚していることにすら橙は気付く ことが出来なかった。 近付いてくる少年の一歩一歩の足音が死刑宣告の如く聞こえた。 伸ばされた腕に思わず目を固く閉じたとき、 「へぇ……お前饅頭の癖にこんなもの食べるのか。餡子しか食べないと思ってた」 「…………?」 恐る恐る片目を開けるが、少年の顔は意外だというだけで他意を感じない。 「た、たべるよー。なんでもたべるよー」 それはもっと食べたい、ということもなく反射的に答えただけだった。 「ふーん……ほら、あーん」 「あ、あーん……むぐむぐ、しあわせー!」 口の中に揚げ物が放り込まれる。最初に広がる油の甘さ、そして咀嚼した瞬間に口一杯 に感じる肉汁。噛むたびに肉の歯ごたえと共に感じるのは肉本来の旨味。そしてそれを引 き立たせている塩と香辛料。橙はもう死んでもいいと思ってしまうほどの多幸感に包まれ ていた。 「ほら」 「あー、んぐ……むーしゃむーしゃ……わかる、わかるよおおおお!」 続けざまに放り込まれた白米。始めはこの美味しさの邪魔をしないで欲しい、そう思っ ていたのも束の間、絶妙に絡み合った白米と肉の味が引き立てる味の調和に舌鼓を打つ。 「わかるよー! しあわせ、しあわせのくりかえしだよー!!」 「ほら、まだまだあるぞ」 次々に放り込まれる料理。しかし無理矢理詰め込まれることはなく、時としてお茶まで 飲ませてくれる。 少年が何を考えているのかはわからなかったが、そんなことはどうでもよかった。 ただ橙はこの天国のような時間をいつまでも感じていたいと、それだけを願っていた。 * その日から少しだけ少年の橙の扱いが変わっていった。 まず少年の食事を分けてくれるようになった。橙にとって最も嬉しい変化である。食事 毎に天にも昇る気持ちになって「しあわせ、しあわせ」と叫ぶ橙をどう思ったのか。少年 の橙に対する反応は薄かったが、決して悪いものではなかった。 思わず飛び跳ねてしまった時、怒られると思っておずおずと少年の顔色を伺ったりもし た。しかし少年は無言で視線を逸らすだけで、橙を殴ったりはしなくなった。 運動が出来る、それも橙には喜ばしいことだ。あくまで少年が怒らないように、控えめ なものだったが、布団の上を転がったり、押入れの上部から布団に飛び降りたりとうるさ くならない遊びを考えてははしゃぎ回る。少年はそんな橙の姿を黙って見ているだけだ。 そして遊び疲れた頃には美味しい食事が待っている。最早返品を恐怖することはない。 少年のことはまだ"わからない"が段々と橙は気を許すようになっていた。 「たのしいよー! すっごくわかるよー!!」 落下遊びは段々と高さを求めて行き、今では天井の梁からのダイブを決行していた。少 年の布団は幾多の橙の重みを吸収した結果、煎餅布団のようになっていたがやはり少年は 怒らない。 すっかり少年に気を許した橙は段々と少年との距離を縮めていった。部屋の隅の寒々し い寝床が嫌で、座布団を少年の布団の横へと移動させる。始めは近くで寝ていただけだっ たが、寝惚けた橙が少年の布団の中に入っても、背を向けるだけで少年は文句も言わず、 手や足をだすこともない。初めて感じる人肌の温もりは、豪勢な食事を食べた時に勝ると も劣らない幸福を生んだ。 「んーんー!」 口に咥えたものを少年に見せる。 「何だ、それ?」 「おしいれにはいっていたよ! わかる!?」 「ああ、西洋カルタか。おと……あいつらが香霖堂とかいう店で買ってきたんだよ」 「あそびー? わかるよー、やってみたいよー!」 「やだ。面倒」 「わからないよー? おもしろいかもー! やろうよー!」 少年は溜息を付く。それでも橙は彼が自分を殴ったりするとは微塵も思わない。 期待に満ちた橙の視線に負けたのかどうか、少年はトランプの中身を取り出すと、カー ドを裏返しにして並べていった。 「神経衰弱。わかる?」 「……?」 「こうやって、こう。一枚ずつめくって同じ数字だったら取る。間違ってたらまた裏返す。 最後に取った枚数の多いほうが勝ち」 「わかる、わかるよー! たのしそー!!」 橙はカードをめくれないので、少年が代わりにめくることになる。 「こっちか?」 「ちがうよー。てまえのやつだよ、そうそっち! わかるよね!?」 「はい残念。前の奴で正解でした」 「あー! だめだめー、とったらだめー!」 ぼふんぼふんと埃を巻き上げて飛び跳ねる橙。そんな抗議も虚しく札は少年の手元に収 まってしまった。 「ずるいよー! わからないよー!」 「ははっ、お前馬鹿だなあ」 少年は橙と出会って初めて笑顔を見せた。余りにも自然すぎて橙は疎か、彼自身もその ことに気付くことはなかった。 * 一日中部屋に篭っている少年は床に臥せっていることが多い。そうでない時間も橙が遊 んでいるのを見ているか、そうでなければ本を読むくらいのことしかしていない。 本来は我侭なゆっくりも、調教の結果人にしていいことと悪いことは完璧に学ばされて いる。いくら退屈でも空腹でも少年を起こすことはしなかった。 だから少年が休んでいる間は橙のお散歩タイムが始まる。 器用に戸を開けると長い廊下をぴょこぴょこ飛び跳ねながら進んでいく。広い屋敷を探 検するだけでも橙の好奇心は満たされる。人とすれ違う時は廊下の隅に伏せ、人が通り過 ぎるとまた飛んで跳ねて転がっていく。 そうして最後に辿り着くのはいつも縁側だった。 この家に連れてこられたのは晩夏、しかし今では冬の土用も過ぎ去って、生の気配が薄 れていく灰色の季節になっていた。 「やあ、いらっしゃい」 縁側に腰をかけているのは橙を買った老夫。冬の日差しを浴びながら橙に声をかけるそ の老人、しかしあの時の無気力さは払拭され、今は優しげな笑みさえ浮かべている。 橙は彼を見つけると一段大きく飛び跳ねて、前方にくるくると回転する。そして見事に 着地を決めると、 「わかるよ!」 といつもの台詞を口にする。 買われてからすっかり体重の増えた橙の重みに床板が軋みを上げるが、彼は穏やかに笑 うのみだった。 着地後、ずりずりと彼に擦り寄っていくと節立った手で頭を撫でられる。 「お前が来てから息子が随分元気になった気がするよ」 「……?」 「いや、わからなくてもいいんだよ。おお、そうだお菓子を食べるかい?」 「それならわかるよ! もなか、おいしいんだよ!」 「そうかいそうかい、お茶菓子がわかるのかい。だったら良いお茶を煎れてあげないとい けないなあ。母さん、済まんがもう一杯お茶をくれ」 奥に呼びかけると直ぐに老婦人がお茶を運んできた。 相変わらず女性は口を開かなかったが、橙は彼女もまた自分を歓迎してくれていること に気が付いていた。 熱いお茶に息を吹きかけて冷ましながら、美味しいお茶菓子を食べる。それが何より幸 せだった。 橙は人生で初めて充実を感じていた。殴られないどころか、衣食住が満たされて、そし て何より自分が必要とされているのだ。その実感は幸福となる。 辛い過去をも忘れ始め、全てが上手く回っている。 橙はその時、そう信じて疑わなかったのだ。 後編へ 名前 コメント
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エクストリーム・アイロニング。 これは、およそアイロン掛けには不向きな会場でアイロン掛けに精を出すという、 もはやアイロン掛ける意味あるの? と言いたくなる競技である。 さて、今回の勝負、本来なら妖忌VS映姫となっているはずなのだが、 なぜか当然のように、傍らには妖夢と小町も控えている。 「魂魄妖忌。聞くところによると貴方は、弟子のスパルタ教育において一家言あるらしいですね」 「はい、そしていいえ、だ四季映姫。儂が得意とするのは弟子の教育ではない、孫の教育よ」 「言いますね。しかし、その割りに貴方のお孫さん、まだまだ半人前のようですが?」 「当然だ、我ら魂魄の末裔たるもの、全てを斬りうる程度の‘解’を見出して始めて一人前よ。 斬らねば解らぬようではまだまだ半人前。もっとも――閻魔殿の部下を斬る程度は、当然のごとくやってのけるが」 「ふむ、それもごもっともですね。ですが今回の勝負は彼女らではなく、私たちの一騎打ち。 私の部下遣いと貴方の孫遣い、どちらが上かが勝負の分かれ目でしょう」 「上か下か、という論法はまことに閻魔殿らしい、だがそれが貴方の限界よ。 見せてやろう。勝負とは、上手の者が勝つのではなく、先に勝利に至った者が勝者となるということを」 それっぽい前口上を挟みつつスタートラインにつく四人、いや三人と半霊×2? 当然ながら、弟子のほうと部下のほうは、双方ガクブル状態である。どちらも逆らうに逆らえずに付き従う。 勝負の舞台となるのは、急流の川。諏訪湖から未踏の渓谷まで、妖怪の山の川を下りながら、途中に現れる幾つものアイロン台のシャツをアイロン掛けする。 ちなみに各アイロン台のシャツはアイロン台にある程度固定されているので、とりあえず強風で飛ばされるようなことはない。 さらに、アイロン台は妖忌用、映姫用という風に色分けで分けられている。 自分用のアイロン掛けをして始めてポイントに加算される、逆側のシャツをアイロン掛けしても無効。 なお、川の途中では随所で妨害に出るので、それらを回避しつつ、アイロン掛けに勤しまねばならない。 そうやって川をゴールまで通過した時点で、より多くのシャツをアイロン掛けしたほうの勝ちとする。 なお、対戦相手への妨害行為は反則としてペナルティを与えられるが、 それが故意ではなく事故と見なされた場合は、不可抗力として許容される。 ちなみに判定は、時間を止めて各アイロン台をリアルタイムでチェックでき、 かつ家事にも抜きん出ている瀟洒なメイドこと十六夜咲夜によって執り行われる。 さて勝負開始。双方とも、小船でどんぶらこと急流を下っていく。 当然のように、映姫の船の舵取りを小町が、妖忌の船の舵取りを妖夢が務める。 「そう、その調子です小町。そのままスムーズに進めてください」 「それはいいんですけど、いいんですか四季様? 速く船が進めばそれだけ……」 「アイロン掛けが難しくなる、ですか? 心配は――」 早速現れるアイロン台。シャツが風にたなびいて、アイロンを上から当てるのが難しそうに見える。 が、四季映姫、これを身を乗り出してアイロンを接触させ、スムーズに滑らせる。 「――無用です。これでも一人暮らし長いんですから、アイロンの扱いはお手の物です」 「そういえばラスボス勢の中でも四季様は、一人だけ自宅じゃなくて職場勤めですもんね」 「それはあなたも一緒です。いいから前方に集中しなさい」 さて、一方の魂魄組。小町ほど船に慣れていないためか、舵取りに四苦八苦している妖夢。 それでも何とか、妖忌側のアイロン台へと船を近づけていく。 「遅い。未熟者め、だからお前は半人前だというのだ」 「は、はい、申し訳ありません! でもお師匠様こそ大丈夫で……」 「アイロンが、か? 確かに慣れぬ代物だが……それでも『得物』であることに変わりはない」 船のへりに足を踏み出し、居合い抜きのような挙動でアイロンを走らせる妖忌。 後には、きちんとアイロン掛けされたシャツが残される。 「わかるがいい、妖夢。道具を自らの身体の一部として扱う、これが剣術の基礎にして奥義であると」 「は、はい、心がけます!」 「わかったらお前も舵を己の物として扱うが良い。だからお前は半人前なのだ」 「し、精進します~」 さて、両者が幾つかのアイロン台を危なげなく通過したところで、第一の障害が待ち構える。 「くっくっく、ここ最近のファイトでは散々な目に遭ってますからね…… その何分の一かでも、鬱憤を晴らさせてもらいますよ!」 空中で待ち構える射命丸文、その後ろに控えるのは幾百ものカラスたち。 まずは先行してくる映姫の船にめがけて、カラスたちが襲い掛かる……! 「行きなさい、私のカラスちゃんたち! その嘴で彼女らの服をひん剥いてくるのです!」 「聞こえてますよ……あの天狗は後で説教として……小町!」 「はいよぉ!」 迫り来るカラスに向けて、距離を操る程度の能力を発動。 船の前から襲いかかろうとしたカラスたちは、後方へといきなり飛ばされて空中でつんのめる。だが、 「カラスの翼と私の風! 小船を追いかけるくらいは訳は無い!」 後方から追い風を起こし、カラスを導く文。 後ろから襲い掛かろうとするカラスたち。そしてそれに向けて映姫が取り出したのは、鏡。 「『浄頗梨審判 ‐射命丸文‐』」 「あやや?」 鏡から現れる文の虚像。そして、その虚像が起こす、文と同じ強風。 追い風と向かい風、双方に煽られたカラスたちが切り揉みしながら方向を見失う。 その間に、映姫たちは無事にその場を過ぎ去り、次のアイロン台をきっちりアイロン掛け成功。 「しかし、映姫様……今のは、わざとでは?」 「わざとではありませんよ? わざとではないとさえ言えば、不可抗力で済むのでしょう?」 さて、その後方、妖忌たちの船。 眼前につむじ風ができていた。 先ほどの、強風のぶつかり合いによって起きたものだ。つむじ風の中では文のカラスたちが切り切り舞している。 そのまま船を進めれば風に巻かれた上にカラスにもぶつかってひどい目に遭う。 「笑止、この程度ではとても障害などとは言えんわ」 対する妖忌、左手の刀で、前方に向けて縦一文字の振り下ろし。 断ち切られる風。二つに割れた風の間を、船は悠々と通り過ぎる。 ぼちゃんぼちゃんと、後方でカラスが落ちる音が聞こえたが、それは妖忌の知ったことではない。 右手のアイロンでアイロン掛け、こちらも無事に成功する。 「あ、あややややややや! も、椛、後は頼みました! 私はカラスちゃんたちの救出に向かいます!」 「はいはい……まったく、部下使いが荒いのはどこも一緒ですね」 というわけで文は脱落、代わって第二の障害、椛が現れる。 「私じゃあの方たちと真っ向勝負しても敵いませんからね……哨戒天狗隊! 撃ち方始め!」 ゴゴゴゴゴゴゴ…… 突如として、川の横合いから岩が転がり落ちてきた。それも、かなりいい勢いで。 椛の部下たちが投石器で放ったものだ。川を横断する幾つもの岩が、進路を妨害する。 「小町。幽霊弾幕と銭弾幕をばら撒きつつ、舟符『河の流れのように』発動」 「四季様、舟符は防御が堅くなるわけじゃないですよ!?」 「知ってます、速度を上げろと言っているんです。直撃さえ避ければ、後は私が何とかします」 弾幕で岩の軌道を逸らし、その隙間を舟符の速度で突き抜ける。 接触しそうな岩に限り、映姫の卒塔婆弾幕ゼロ距離射撃で無理やり弾き飛ばす。 そしてその片手間でアイロン掛け。だが―― 「くっ、一つ逃した!」 「そりゃ、これだけ速度上げて弾幕撃ちながらアイロン掛けなんて流石に無理でしょ。というかミスが一つだけなのがびっくりですよ」 そして後方の妖忌はもっと大変なことに。なおも転がり落ちてくる岩に加え、小町や映姫が残した弾幕もそのまま放置されている。 「なるほど、先行して障害を乗り越えながら、こちらの妨害も行おうという心算か」 「感心してる場合じゃないですよお師匠様、どうするんですか!?」 「妖夢。幽明の苦輪は使えるな? 用意せよ。そして、私と同時に発動するのだ」 「は、はい?」 前方の弾幕を、刀の一振りで切り潰す。だが、横合いから流れてくる岩までは手が回らない。 ここで、妖忌、幽明の苦輪発動。妖夢も、遅れてスペカ宣言――を、しようとしたところで、 分身になった妖忌の半霊が妖夢の半霊をむんずとわしづかみ、 「危険に対する保険その一!」 「みょん!?」 岩のほうへと投げ飛ばした。 そして投げ飛ばされた先で分身に変化する妖夢の半霊、半霊めがけて迫り来る岩石。 慌てた妖夢、半霊に刀を振るわせる。ずんばらりと斬り砕かれる岩。 「よし、その調子じゃ妖夢。半霊を維持したまま、進路に来る岩を斬っていくがいい」 「ちょ、待、舟が早いんですけど!? 進路上に追いつけませんよ!」 「ならばスペルを解除せい。半霊を戻した後に再び幽明の苦輪を使え、その都度儂が半霊で投げてやるわ」 「ひど!?」 「何ならお主の人間側を保険その二にしてやっても良いのだぞ?」 「今すぐやります!」 というわけで、こちらは悠々とアイロン掛けクリア。 さて、こちらは映姫側。 今度は突如として、川の水中から現れた妖怪魚が物凄い勢いで飛びかかってきた。 「危な!?」 「くっ!」 咄嗟に映姫、アイロンで無理やり打ち払う。 今は上手くいったものの、こんな緊急避難が何度も続くわけが無い。 「どうしますか映姫様!?」 「……今度は、あなたはどうもしなくてよろしい」 「へ?」 映姫がそう言って以降、ぴたりと妖怪魚の強襲は止まる。 はて? と小町が恐る恐る川を覗いてみると、水の下では、がこんがこんと魚たちが水面に頭をぶつけていた。 「……何だいこりゃ?」 「水面上と水面下の白黒をはっきりつけました」 で、後方の妖忌側。こちらは、魚たちが襲ってくるよりも先に、妖怪魚の気配に気がついていた。 動じない妖忌、悠然と刀を振るう。 が、これが魚を斬ることができず、映姫が作った水面の境界を斬るに留まってしまった。 「む!?」 その直後、一斉に襲い掛かる魚の群れたち。 「妖夢!」 「はい! 人符『現世斬』!」 妖忌の前に躍り出た妖夢が、魚たちを一刀で切り伏せた。 「この馬鹿もんが!」 「あいた!?」 拳骨一つ。 「お主自身が出てきてどうする!? 見ろ、舵を失ってアイロン台から離れてしまったではないか!」 「そ、そんな!? じゃあどうすれば良かったと」 「さっきまで幽明の苦輪を使っていたのをもう忘れたのかたわけ! 半霊だけ呼び寄せて一匹ずつ斬り捨てれば済むことだろうに、だからお前は半人前なのだ!」 「も、申し訳ありません!」 ……さて、コースもそろそろ半ばを過ぎたかというところで、今回おそらく最大の難所が待ち構える。 映姫はもちろん、後方の妖忌からもそれがそろそろ見えてきた頃だろう。 「四季様、こりゃまともに行ったら本気でお陀仏ですよ。死神と閻魔が揃って死に仏だなんて洒落になりません」 「はいはい上手いこと言ったみたいな顔にならないの。しかし確かにこれは……」 目前。川が、すっきりと姿を消している。 否。川が、落ちているのだ。九天の滝――幻想郷最大の滝。落ちれば滝つぼに真っ逆さまだ。 「どうします四季様、やっぱり距離を操って通り抜けますか? それとも、速度を上げて飛び越えますか?」 「距離を操ります……ただし、操るのは滝つぼに落ちる直前です」 「……マジすか」 「マジです。タイミングが命です、しくじらないように」 そんなこんなで映姫、滝からダイブ。 さて、妖忌側はというと。 「良いな妖夢、打ち合わせ通りで行くぞ」 「はい、お師匠様……でも、本当に大丈夫なんですか?」 「問題無い。妨害さえ無ければ、舟の舵取りとアイロン掛け、この二つ程度なら儂だけでやれる。半霊も使えるしな」 何やら企みつつ、妖忌側もダイブ。 こちらは妖夢が幽明の苦輪で分身しつつ、二人がかりで舟を漕いで強引に飛び越えようというらしい。 さてはて、両者、共に何とか滝から下流の川へと着水。 後はゴールまで一直線……その前に、最後の障害、河城にとりが待っているもの、と予測される。 ……のだが。 「来ませんね……」 「誤って自分が流されたとか?」 「まさか。姿を消して奇襲してくる気かも知れません、用心はしましょう」 それに、後方の妖忌たちの様子も気になる。速度が目に見えて遅くなっているのだ。 滝から落ちたときにダメージがあったのか? 映姫たちの舟が無事なのだから、あちらも無事なはずなのだが…… と、考えを巡らせたのが、一瞬の隙となったか。 「断迷剣『迷津慈航斬』」 斬撃。 突如。映姫たちの前方で、盛大な水しぶき。 そしてその水しぶきに――いや、そのしぶきをあげた原因、斬撃によって吹っ飛ばされる河城にとり。 「な」 「ふぇ?」 驚いている間など無かった。その斬撃は、舟のほとんど間近で起こったのだ。 しぶきに巻き込まれる舟――かと思えば、断ち割られた川に呑み込まれる。 慌てて舵を切り距離を操ろうとする小町、だがそこに、吹っ飛ばされた河城にとりが降ってくる。 どうしようも無く、もんどり打って舟が転覆する―― だが何故だ、と思ったのは小町。なんで後ろにいたはずの妖忌が、いつの間に前に回りこんで―― そうして見た。斬撃が飛んできた方向――横合いにいたのは、確かに妖忌。 船底から引っぺがした板をサーファーのように乗りこなしながら、脅威のバランス感覚で剣を振るった魂魄妖忌――剣を振るいながらも、半霊にアイロン掛けをさせている。 その一瞬で小町は悟った。滝を飛び降りた時点で、妖忌は前に先回りしていたのだ。おそらく、妖夢の斬撃と自分の斬撃を相殺させた勢いで―― 妖忌は後ろにいる、と思い込んでいた小町たちはそれに気付かなかった、妖夢は囮だったのだ。 そしてひっくり返る映姫の舟、川に投げ出される小町とにとり。 だが、投げ出されたのはその二人だけ。 奇襲を受けた瞬間から、四季映姫は考えることを放棄し、反射のみで行動していた。 ひっくり返りそうな舟から上空に飛翔、そしてすぐさま、ひっくり返った舟の底の上に着地。 不安定なさかさまの舟の上、映姫はほとんど四つんばいになりながら、アイロンを離さない。 その状態から、アイロンを伸ばそうと考え――距離、わずかに届かない――ならば。 しがみついた舟に向けて、弾幕を直撃させる。 吹っ飛ぶ舟。同様に、舟の破片にしがみつく映姫も、同様に吹っ飛ばされる。 吹っ飛ばされながらも、アイロン台には近づいた。無理やり空中で姿勢を維持し、アイロン掛けに成功。 成功のち沈没。 沈没したところが、ゴールラインだった。 「むぅ、敵ながら天晴れ、とはこのことか」 こちらもゴールしてから、舟板から川岸に飛び移る妖忌。 後ろからのろのろと追いついてきた妖夢。沈みそうな舟を騙し騙し動かしつつ、ようやく到着。 映姫と小町は、にとりが川から引っ張り上げた。 そんなみんなの前に姿を現す瀟洒なメイド長。審判。 「49対48。1ポイント差で、閻魔様の勝利ですわ」 む、と唸る妖忌。自分が取り逃したアイロン台は、妖怪魚エリアの一台のみ。 なのにこの集計では、二つ落としていることになる…… 「けほ、けほ……滝、ですよ、魂魄妖忌」 先ほど水を飲んだ息を整えつつ、映姫が告げた。 「貴方が飛び越えた滝――貴方は、ただ飛び越えただけだった。 しかし私は、落ちながら、滝に備え付けてあったアイロン台のシャツにアイロン掛けをしたのです」 「な……馬鹿な、滝を落ちる前からそんなものが見えるわけが無い。閻魔殿は、コースを事前に知っていたのか?」 「いいえ、知りませんでした。知りませんでしたが……もし私がファイトを仕組むなら、きっと滝の途中にアイロン台を用意する、そう思ったのです」 「……そうか……ふふ、なるほど。‘解’に至ったのはそちらのほうだったか。いや、儂もまだまだ修行が足りん」 「腕では貴方のほうが上だったかも知れません。しかし、経験では――東方ファイトの経験においては、私のほうが上だった、それだけのことです」 妖忌と映姫は、互いの健闘を讃えあい、がっちり握手した。 その後ろでは、水を飲みすぎて伸びた小町を、咲夜が往復ビンタで介抱し、 妖夢は疲労のあまりに昏倒、にとりはアイロン台の回収のためにまた川に潜っていったのだった。 にとり エクストリーム コンビ戦 乗り物 妖夢 妖忌 小町 文 映姫 椛 魚介類 鳥
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「アメリカ最悪の都市」・「Great place to leave(脱出するのに最適な場所)」等と呼ばれている リバティーシティだが、俺らのような人種には実に過ごしやすい。日本か何処かでのことわざでは、 「住めば都」そのもので、特にポートランドはママのレストランもあり、中国人ギャングのトライアドと ナワバリ争いをしている事を目を瞑れば気に入ってはいる。だからとある『大物著名人』を消して リバティーシティをずらかり、ほとぼり醒まして早く戻る事を望んでいる。 Grand Theft Auto Liberty City Stories 0 トニー・シプリアーニがルイズに召喚されました。 リバティーシティを離れたものの、逃亡先でも人間には生活はある。例え食事の用意をする為だけの外出で あっても、何時襲われても対処出来るようにピストルにウージー、ショットガンはたまた火炎放射器、手榴弾、 さらにはM-16、スナイパーライフル、ロケットランチャー(!)とそれらの弾丸をしこたま持って外出する 必要が生じてしまう訳だ。逃げる時に乗っていたレオーネ・センチネルに積み込んで常に行動していた。 この不思議な経験をした時も、丁度こんな時だったのを覚えている。俺は雨が降り視界が悪い中をセンチネルを 駆って走る。目的は他愛も無い話で、食事を外食でぱっぱと済ませて隠れ家に戻る途中……まぁ視界が悪かったし はっきりと確認出来た訳ではないが、鏡のような物体、それも見た事も無いような特大サイズを見た気がする。 気がすると言うのも、ほんの一瞬視界に入った感覚しかなく、反射的に急ブレーキを掛けたわけだから。 最後の最後までぶつかったかどうかの感触を味わう事は無かった。それどころか少々気を失ったらしい。しかし 目を覚ますと自分では想像できない光景が広がっていた。センチネルの窓越しから見ると、清々しい位の青空に 良く整備の行き届いた緑の芝生、何よりも四方を取り囲んでいる中世の城のような城壁。特筆すべきは全てに 於いてそれが生活感があり、加えて全て芸術的な域にあるところ。 「……どう見ても、アメリカじゃあないな……」 自分とは思えない程に目玉を引ん剥いて眺めていた。それ位、この光景が真にもって現実離れしている。しかし、 センチネルその他諸々は変わりなく、自分自身にも怪我が無いのは驚いた。 「×××××××××!!」 だがそれ以外にもおかしな異変はあった。車の周りには人、人、人。しかも喋っている言葉は英語でもイタリア語 でもない意味不明で何を言っているのかは分からなかった。加えて服装もおかしい。全員が黒いマントを羽織り、 まるで中世のような服を着ているのかと思うが、それにしては現代じみていて奇妙な感じをさせる。何とも目立つのが 褐色色のやたら胸を強調した女で、色っぽさはあるものの何故か青臭い雰囲気があるのがギャップがあった。 「……×××……×?…×…×××××……?」 最もおかしいのは目の前には地毛なのかウィッグなのか判別つかないピンク色の髪をした女……と言うには少々無理がある 少女がM字に股を開いた実にはしたない格好で尻餅を付いており、何か呟きながらこちらをじと眼で睨みつけていた。 周囲を見渡すと聞こえてくるのは大凡笑い声であり、雰囲気からしてこのピンク色の髪をした少女を笑っているのだろう。 轢いた覚えも無いし睨み付けられる覚えも無いので、試しに強くクラクションを押してみた。 「×××××!!!」 するとどうだろうか。このピンク色の髪をした少女が、素で驚いた様子でまるでコメディーのドラマのようにいい感じに 飛び跳ね、笑い声を上げていた周囲の人間も驚きの声に変わる。この連中は車と言うものが分からないのだろうか? 「×××××××××××××××××××××?」 「×××××××××××××××××××××!!」 それも束の間、このピンク色の少女は気が強いのか何なのかは定かではないが、褐色色の女に何か言われたこのピンクの少女は、 訳の分からない言葉で捲くし立て、センチネル、如いては俺の前で喚き散らしている。流石にここまで来るとイライラしてきた 気の短い俺はピストルを手に持ち、おもむろに外に出る事にした。 ――…一方のルイズ。 「……あんた……誰?…ど…どこの平民……?」 使い魔を召喚してみたら、訳の分からない鉄の塊と……平民ってどう言うことよ……おまけに腰抜かしちゃったじゃない!! ―――ブッブ――!! ひぃっ!!!何なのよもう!!けたたましい音を鳴らして!! 「お…大見栄切っただけあるわね……へ…平民を呼び出す……なんて」 キュルケはこの鉄の箱の中にいる、少々声を切らしているがちょっとハンサムだけどいかつい男を一瞥しながら私を馬鹿にする。 こいつもけたたましい音に驚いたのだ。 「ちょ…ちょっと間違えただけよ!!」 「さ…流石……《ゼロのルイズ》……期待を……裏切らないや」 ……うるさい、うるさい!!ビビりながら喋るんじゃないわよ!!Mrコルベール、もう一度召喚を…… 「おお!男が出て来たぞ……!」 奇妙な声があがると鉄の塊からいかつい男が出て来た。手には何か持っている。べっ別に…こ…怖くなんてないんだからね!! 「……なんなんだここはよ……よく見りゃガキばっかじゃねぇか」 場違いとも思える程に清々しい空気に包まれつつ俺は車から出ると、意味の分からない言葉を口走りながら周りの群集は何か 異端な物を見るような目で見据えている。まったく訳が分からない。正直言ってヤバイと言えばヤバイこの状況。ガキ共轢いて とっとと逃げるなんて選択肢もあったが、状況把握の為に車から降りてしまった。 「……仕方ない、あのオッサンに聞いてみるか」 群衆の中心に禿げたオッサンがいる。これもまぁ妙な法衣を纏ってるな……おまけに妙なバット持って……司祭か?まぁいいさ、 多分こいつら束ねている奴だろう。詳しく話を聞いてみようか。俺は歩みを進め、禿げたオッサンの所まで進んでいく。その時 まるでモーゼの様に道が開いたのは多少なりと驚いた。 「俺はトニー・シプリアーニ。なぁここは何処なんだ?」 だが、この禿げたオッサンも何を言っているのか分からなかった。本気で頭を抱えて困惑する俺だが、周囲ではどんどん状況が 流れている。その一つは俺のレオーネ・センチネルをガキ共が取り囲んでいるのだ。取り囲んでいるだけではない。物珍しい様子で 舐める様に見ているのだ。それだけではない。頭を抱えている横でハゲに説教されたピンク少女が、何かを呟きながら棒切れを オーケストラの指揮者の如く振り回してる。 『か…感謝しなさいよね……貴族にこんな事をされるなんて…一生無いんだから』 「よ…寄るなっ!!」 頭を抱えている俺を見上げながら何かを呟く少女。思わず俺は声を出し、持っているピストルを少女に向ける。初めての経験だ。 俺はレオーネファミリーに入って子供に銃なんて向けたことなど無かったが、どうしてだろうか、何かの悪寒だろうか、気が付い たら銃口を少女に向けていた。 「これ以上近寄ったら、子供でも撃つぞ!」 状況の変化を察知したピンク少女はジリジリと間合いを取るが、その歩みは間違い無く俺を捉えている。これが大人なら躊躇無く 撃っているだろうが、撃てない。やはり子供と分かってしまうと、幾ら俺でも二の足を踏んでしまうのか。 「!!」 だがこの瞬間が最悪だった。何と言うか俺の直ぐ横で行き成り何かが爆発、爆風で前に吹っ飛ばされた。リバティーシティでも エイトボール絡みでこんな爆発結構日常茶飯事だが、これはない。まるで狙い定めたように、俺にそうさせるかのようにスタントで 使うような地を爆破するなんて到底想像も出来なかった……ボディアーマーのお陰で多少助かったが……やれやれ、生憎こんな手を 使うギャング、リバティーシティじゃ見たことねぇしなぁ……エイトボールでもここまでは無理だぜ……。 ――…一方のルイズは。 「なんて事を!!」 この男は私に何かを向けながら叫んでいる。これが何かは分からないけど……ハンサムなのは認めるけど……どれだけ年上よ……。 しかも人相悪いし……うう、こんなのにファースト・キス捧げるなんて……。この際だから黙らせ、動かなくさせる麻痺の魔法を 掛けたつもりが、この男の足元を爆破してしまった。また魔法に失敗してしまったのだ。巻き起こる爆笑……と思いきや、巻き 起こってるのは悲鳴と怒号だ。 「やってくれるぜ『ゼロのルイズ』!!自棄起して使い魔殺しに掛かるんじゃないよ!!」 「これは退学もんだぜ!」 爆風で飛ばされた男にMr.コルベールと数人の人間が駆け寄り、急いで治療に取り掛かった……筈だが、何故か彼を見て全員首を 傾げてる。まぁ、死ななかっただけ良かったじゃない。 「良く無いわ!」 「痛っ!!!」 痛っ!!!いたたた……間髪入れずにキュルケが私に拳骨を落としやがった。手加減しなさいよ……脳天直撃して……いてて……。 見なさいよ……あの男気が付いたじゃない……うう、まだ頭が……。 「……衝撃はボディアーマーで助かったが、もう役に立たんな……」 爆風で吹っ飛ばされた俺は気を失い、中庭のど真ん中で寝かされていた。周りには黒いマントを着た幾人かの子供とハゲが俺を 治療している。幸い殆どボディアーマーで防ぎきった為に怪我が無く、擦り傷ばかりな事に子供達とハゲは首を傾げている。更に その横では、ピンク少女が多分大人なのだろう幾人かの人間に囲まれた挙句日本でいう所の『正座』で座らされ、説教をされていた。 「大丈夫ですか?」 ハゲは気が付いた俺にこんな風に声を掛けた……待て、なんで言葉がわかるんだ?さっきまで雑音にしか聞こえなかったのだが。 「怪我はボディアーマーで何とか防いださ……でもだ、何故言葉が通じてるんだよ……さっきまで通じてなかったぞ」 空を見ながら喋る言葉は何とも格好悪い物だ。気の短さもあってつい口をついて出たのだろう。だが、そんなうわ言のような言葉も このハゲは聞き漏らさなかった。 「魔法を使ったんですよ」 このハゲはっきり言い切った。魔法?馬鹿な事言うな。シンデレラや指輪物語じゃねぇんだぞ。 「もう一度、頼む」 「なるほど…えーと」 「アントニオ・シプリアーニ……世間からはトニー・シプリアーニと呼ばれてる」 補足するように俺はこう答えると、彼は割と穏やかな様子で説明を続けた。 「Mr.シプリアーニ、恐らく貴方の世界では魔法が存在しないのでしょう……しかし、我々の世界では魔法は普通に有りますからな ……ミス・ヴァリエールが間違った魔法を使って貴方の足元を爆発させたのも、魔法」 ヴァリエール……多分あのピンクの少女か……それにしても全く末恐ろしい話だな……この連中は本当に魔法を信じているらしい。 この世の中、そんなもの有ったら苦労しねぇぜ。 「……なぁ、最初下りた時、真っ先に聞きてぇ事があったんだが……えーとあんたの名は?」 「私はコルベール。この学院の教師をしている」 ここは学院だったのか……それだけでも驚きだ。しかしそれを考えると、この先の質問は心底恐ろしく感じてくる。 「Mr.コルベール、ここは何と言う州で何と言う町だ?」 「州……とは言いませんが……ハルケギニア大陸トリステイン王国首都トリスタニア。因みにここはトリステイン魔法学院です」 すらすらと出て来た以上、これは現実なんだな……実感させられた。背中に気持ちが悪い程汗をかく。しかし何だって俺がこんな訳の 分からぬ場所に……いや待て、そもそも何故俺はこんな場所に居るんだ? 「核心的な質問をするが、俺は何でこんな所に居る?」 「な…何!?すると何か、あのピンクガキが俺を引っ張って来たって言うのか!」 足を中心にピリピリと痛みを感じるが、思わず起き上がってしまった。要はこのコルベールが言う所には、俺はこの奇妙な世界に言わば 《強制的に》あのピンクガキに吸い寄せられたのだ……フルネームをルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとクソ 長い名前らしいのだが、俺の腹の立ち具合から併せ持って今はピンクガキと呼ぶ事にする。そう言えばこのコルベールが言うに『貴方の世界』 何て言い方していやがったな……! 「起き上がってはいけません!!」 「うるせぇ!」 俺はよろよろと立ち上がり、正座して説教されているピンクガキを後ろからウェーブの掛かったピンクの髪をまるで兎の耳を掴むかのごとく 引っ張り上げた。 「痛っ!!痛い!!使い魔の分際で主人の髪引っ張るんじゃないわよ!!」 使い魔?主人?とうとうヤキでも回ったかこのガキ。余りに口数の減らない事に腹を立てた俺は、このピンクの髪をまるでロープでも持つ ように拳でぐるぐる巻きにして掴み、更に引っ張り上げた。 「訳のわからねぇ事抜かしてねぇで俺の質問に答えろピンク……俺に何をしやがった?」 「ルイズよ!イタタタ!!……うう……何と言う……イタタタ!!どうやら…それなりの……『躾』が…必要……ね……イタタタタタ!!!」 「いかん!!全員で止めるんだ!!」 余りにもあんまりなこの状況に、コルベールはたまらず場に居る男女種族不問の連中全員に指示を出し、何人居るのか分からなかったが、 全員が俺にしがみ付き必死にピンクガキから離そうとしている。所々噛み付く奴まで現われ、堪らず手を放してしまった。 それから暫く喧騒が続いたが、結局コルベールの指示で俺と半べそのピンクガキ、コルベールを除く全員が飛ぶなりなんなりして帰っていった。 ああ、魔法が本当にあるんだなと心底実感させられた。何せ青い色で短髪のガキなんて、書物に目を通しながら涼しい顔して飛んで行ったしな。 しかしながらそれ以上に不快なのは俺はこのピンクガキ……いや、このルイズの『使い魔』に成り下がっているらしい。手の甲には訳の分から ない紋様が刻み込まれており、悪夢はとうとう現実のものになってきてしまったようだ。加えて実に余計な知識だが、キュルケが言う所では契約は キスなのだという。だが、あまり嬉しくねぇよなぁ……。 「確認するが、元の世界に帰る術は今の所無いんだな?Mr.コルベール」 「はい、残念な事にMr.シプリアーニ」 『LOUISE OF ZERO......Give Me Liberty』 辺りはまるで絵に描いたように素直にすばらしいと思える夕焼けに彩られていた。この世界に来る前に飯を食ったばかりだった筈だが、自然と 腹が減る錯覚を感じる。偶然にも来ちまったとは言え、帰る術の無い今暫くはここでの生活を余儀なくされるだろうから、今後の事を取り敢えず コルベールに尋ねてみた。 「仕方ない。Mr.コルベール、取り敢えず当面のねぐらが欲しいのだが」 「実は、メイジと使い魔はほぼ一緒に行動する事が常で、ミス・ヴァリエールと同室と言う事で……」 冗談じゃねぇ!!俺は何か、貧乏クジ引きまくってるなぁ!! だが、今にも泣きたそうなのは俺よりも寧ろこのピンクガキ……いや違う、ルイズだろう。だが俺としては知ったこっちゃねぇが。俺はこの ルイズを無視してコルベールと話を続ける。 「この車を納めるガレージ……いや、倉庫なんかあるか?」 「たいしたものは無いが……その『クルマ』に乗せてくださったら考えましょう」 どうやらコルベールはクルマに興味を持ったらしい。本当にこの世界には車なんて存在していないんだな。それ位で引き受けてくれるなら 安いものだ。 「Mr.コルベール……私はこれにて」 がっくりとした様子でルイズは体位を反転して帰ろうとする。あれ?おかしいな、こいつ魔法使いだろ?さっきの連中見たく飛んで…… ははぁなるほど……こいつ魔法からきしなんだな。 「乗れよ」 「!?」 俺の言葉に少々嫌な方面で反応した。ああ、こいつ俺が髪を引っ張ったのまだ根に持ってるな。 「どうせ戻る場所は一緒なんだ。手間じゃないだろ」 「べっ別に乗りたいなんて言って無いからね!!」 素直じゃねぇな!捨て台詞の如く言い放った割にはずかずかと乗り込んでくる当り、こいつ本当に捻くれているなと実感した。先が重いぜ。
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攻略掲示板 技表 いわゆるザンギエフ的な「投げキャラ」のポジションだと思われる。 が、通常技のリーチが長くダッシュは出来ないものの、攻撃を一度だけ耐える突進技、 地上ガード不能で長時間ダウンを奪うことが出来るスラヘ、飛び道具を衝撃波に変えて跳ね返すFDB等、結構色々出来る。 代名詞である投げ技の「ポチョムキンバスター」は非常に投げ間合いが広く、 単体でも十分なダメージだが、画面端だと追撃可能な為、非常に高火力である。 直前ガードやバクステが強いためにこれを主力にして、投げを回避しようとする相手を打撃で咎めるのが基本戦術となる。 相手の攻撃をガード中にひたすらレバーをぐるぐる回してボタンを連打するポチョムキンはぐるポチョと呼ばれる。 起き攻めはシンプルかつ見切りづらくループすることもあり、 空中の相手を捕まえるヒートナックルやハンマーブレーキからのポチョバス等、追い込まれると生きた心地がしない。 投げキャラは玄人向けという格ゲーの常識を覆した革新的なキャラ。 覚えることが少なく扱いやすいキャラだが、非常に相性の悪いキャラが多数いるので使用者には我慢強さも要求される。 でかい=強いって人向け 扱い易さ ★★★★☆ 勝ち易さ ★★★☆☆ ぐるぐる ★★★★★ 通常技 立ちP ただのフック。 ポチョバスという例外を除いたら一番発生が早い攻撃。 連打性能にも優れる。 隙消しや当て投げによく用いられる。 立ちK コミカルなモーションのローキック。 ポチョの主要なコンボ始動技その1。 下段判定で持続もそこそこなので起き攻めの初撃にどうぞ。 近S 上から相手を殴りつける。 硬直差が±0だが、基本はコンボの繋ぎ専用で生出しはしない。 遠S 巨体を生かした地獄突き。 斜め上への判定が広く、置くような感覚で振ると対空にも使えないことはない。 当たった時の為にヒートを入れ込んでおくと良い感じになる・・・かもしれない。 基本は近Sと同じくコンボの繋ぎ。 立ちHS 水平にチョップを繰り出す。 真横への判定が馬鹿でかく、地上での牽制に優れる。 カウンターヒットするとスラヘに繋ぐことができるオマケつき。 ただしあんまり下に判定がでかくないので、低姿勢の技に潜られてしまうので注意。 下P 両手を下のほうに突き出す。 恐らく青リロポチョの中で最も使われないであろう技。 連打が効くが発生が9Fと立ちKや下Kに負け、ダメージも高くはない。 更に下段ではないというオマケ付き。 下Kよりも判定が横に長いことが唯一の取り柄か? 下K 短い足を懸命に前へ伸ばすキック。 同じ下段技で発生も同じの立ちKよりダメージや攻撃レベルが低く、射程が長い。 相手との距離に応じて立ちKと使い分けを行おう。 下S 大きな拳で前方をなぎ払う。 判定が大きくカウンターヒット時によろけを誘発するが、その発生の遅さのためにあまり使われない。 しゃがみ食らいが小さくて遠Sが当たらないキャラへの代用として用いられることも。 下HS 真上に大きく拳を振り上げるアッパー。 カウンターヒットするとほぼ受身不能なのでリターン重視の対空として使えるが、発生が遅い為見てからでは大体間に合わない。 画面端のコンボではかなり頼れるが、前HSが入るのならそっちの方がよかったりもする。 前P しゃがみながら両手を合わせつつ前に突き出す。 ポチョの主要な対空。 上半身無敵で判定は強いが、キャンセルできるものが何も無く当たってもリターンが無いこともしばしば。 地上で通常ヒットすると硬直差がありすぎて反確になってしまうので注意。 前K 一旦スライドヘッドのように気をつけの姿勢をとってからお辞儀する。 対空としても中段技としても使える有能技。 更にヒットするとよろけを誘発するというオマケつき。 起き攻めに対空にスラヘフェイントにと使っていこう。 前HS 一瞬間をおいてから両の拳を思いっきり前に突き出す。 外した時の隙はでかいが気絶値2倍なので相手によってはカウンター一発でピヨるロマン技。 通常技の中ではこれが一番ダメージが高いので、コンボに組み込めるなら入れていきたいところ。 開幕の選択肢としても使える場合有り。 D ゆっくりとしたモーションで裏拳をお見舞いする。 射程が長いが、発生が遅くモーションもでかいのでまず食らってくれないことで有名。 ダストコンボもどれも起き攻めに移行できないので、あまり使いたくはない。 相手が忘れた頃に振ってみよう。 JP 空中でのただのパンチ。 発生が早いため空対空としてそこそこ使える。 連打も効くのでフォローも可能だが、それ程連打の速度が速くない。 JK 空中でのただのキック。 ポチョの空中攻撃の中で唯一JC可能な技。 長所はそれぐらいしかないが、そこに価値を見出すならば使っていくと良いだろう。 JS 真上から両手を振り下ろす。 発生は遅いが、偶に相手の対空をも潰すことがある程の判定があったりなかったり。 地上にいる相手にカウンターヒットするとよろけを誘発するので空対地に使っていこう。 JHS 恐ろしい形相でクロスチョップをかます。 空中でカウンターヒットさせると着地から拾えることが多いので、リターン重視の空対空として使える。 足のほうにまで判定があるのでめくりとしても使える。 JD 慣性の法則を無視していきなり真下に落下しながらケツで攻撃。 見た目の割に判定が強い。ソルのヴォルカニックヴァイパーと相殺することがあるぐらい強い。 でも当たってもリターンが少ないし、ガードされると隙もでかいと一長一短。 着地のタイミングをずらせるので上手く使っていこう。でないと死ねる。 通常投げ 相手を片手で掴んで真後ろにぶん投げる。 せっかく近づいた相手を遠くにすっ飛ばしてしまうし、受身も取られるので旨味はほとんどない。 しかしこのゲームは通常投げがとても強いゲームで、ポチョは切り替えしに乏しいので頼らざるを得ない場合が多い。 幸いポチョのみ通常投げの間合いが他のキャラの通常投げよりも広いのでより使いやすくなってはいる。 ポチョバスができるのならそれに越したことはないんだけどね! 空中投げ 相手を掴んで拳骨をお見舞いする。 相手が真下に落ちてダウンするので起き攻めに移行できる中々良い空中投げ。 DAA ダストと同じモーション。 画面端が近かった場合、相手が壁バウンドするので立ちHSなどで追撃可能。 切り替えしに使えるのは勿論だが、壁バウンドを利用して相手に止めを刺しにいくのもあり。 必殺技 メガフィスト・前方 前方に飛び上がり、下降時に両手を突き出して攻撃。 相手の攻撃を避けながら攻撃したい時や、微妙な位置調節に使う。 青キャン対応技なので、ゲージが有る時は隙消しも可能。 メガフィスト・後方 メガフィストの後方版。 基本はメガフィストと同じだが、硬直差が有利だったりCH時にはよろけが発生したりとこちらの方が優遇されている。 また前方後方共に発生から足元無敵が存在する。 スライドヘッド 地面に倒れ地震を発生させる。 判定はポチョムキンの身体部分と地震部分の二つがあり、身体部分は下段攻撃。 地震部分はガード不能技で、空中に逃げるか足元無敵の技で避けるかしないとダウンとなる。 スライドヘッドでダウンした場合は特殊ダウン扱いとなり、かなり長い間ダウン状態となる。 地震部分を当てて、後述のハンマーフォール(ブレーキ)で近づくのが主な使い方。 発生直後は少しの間上半身無敵になるので、相手の攻撃によっては避けながらダウンを取ることも。 F.D.B. 通称デコピン。 姿勢を低くしてデコピンの姿勢をとった後、見えない打撃判定を前方に発生させる。 打撃判定は通常ヒットだとよろけを発生させ、CH時は空中に浮き上がる。 またデコピンの姿勢をとっている時に相手の飛び道具を反射させることができる。 反射できる飛び道具を以下に列挙する。 ソル:ガンフレイム・タイランレイブ(2段目) カイ:スタンエッジ・空中スタンエッジ・セイクリッドエッジ・JD メイ:拍手でお迎えください・山田さん・五所川原さん ミリア:タンデムトップ・サイレントフォース・シークレットガーデン・エメラルドレイン エディ:ドリル・ドリルスペシャル・アモルファス・メガリスヘッド ポチョムキン:ガイガンダー・F.D.B.(反射部分) チップ:γブレード ファウスト:愛・何が出るかなのアイテム{チビファウスト(歩いている時)・ハンマー・爆弾(爆風部分)・隕石} 梅喧:畳 紗夢:戀崩孃 ジョニー:コイン アクセル:鎌閃撃・曲鎖撃・百重鎌焼(回転部分以外) 闇慈:疾(一段目・二段目両方)・針壱式・彩 ヴェノム:各種ボール・ダークエンジェル テスタメント:エグゼビースト・ナイトメアサーキュラー ディズィー:HS話し相手(レーザー部分)・木の実・魚・インペリアルレイ・ガンマレイ スレイヤー:無し イノ:抗鬱音階・ケミカル愛情・限界フォルテッシモ・窓際desperate ザッパ:そのまま帰ってこないでください・ダークネスアンセム ブリジット:ヨーヨー引き戻し・ジャックドロジャー・ロジャーハグ・俺とキルマシーン・ループザループ(ロジャー部分)・メンテナンス中の悲劇 ロボカイ:前P・下HS・前HS・地上ミサイル・空中ミサイル・限カイラバーズ(自爆部分) クリフ:咆哮返し・リフレクスロア・挑発 ジャスティス:N.B.・S.B.T.(雷部分)・インペリアルレイ・ガンマレイ ハンマーフォール 一回だけ相手の打撃を耐えながら一定距離進み、両の拳を合わせる攻撃。 相手の近くに到達すると自動的に攻撃が発生する。 後述のブレーキと合わせて使うポチョムキンの主要な移動手段である。 青キャン対応技であり、コンボの中核としても使う重要な技。 ポチョムキンを使うならば是非とも青キャンを安定して出せるようになっておきたい。 アーマーは相手の覚醒必殺技を耐えることができないので注意。 ハンマーフォールブレーキ ハンマーフォール中にPボタンを押すことによってハンマーフォールの攻撃部分を出さずに急停止することができる。 ハンマーのアーマーで相手の攻撃を耐えながら近づき、ブレーキ後に後述のポチョムキンバスターをお見舞いするのはポチョムキンの日常茶飯事。 フェイントにも使えるので、最速でブレーキできるようになっておきたい。 ポチョムキンバスター ポチョムキンを代表する投げ技。 ポチョムキンと言えばポチョバス。ポチョバスと言えばポチョムキン。 脅威の投げ間合いと脅威の発生、脅威のダメージを誇る。 更に画面端だとコンボに移行できるという夢の逆転劇製造技。 発生直後から投げ無敵が存在し、3F目から打撃無敵までついて4F目に相手を掴む。 初心者の人にはコマンドが難しいかもしれないが、是非とも咄嗟に出せるように練習をして欲しい。 ヒートナックル 斜め上に拳を突き上げ、空中にいる相手を掴む。 ガード不能の打撃投げで、後述のヒートエクステンドに派生するとゲージがモリモリ溜まる。 判定はそこまで強くはないが、対空やコンボの締めとして使われる。 ヒートエクステンド ヒートナックルからの派生技。 掴んだ相手を爆発と共に画面端まで一気に吹き飛ばす。 ヒートナックル単体ではダメージもゲージもそこまで増えないので絶対に派生させよう。 覚醒必殺技 ガイガンター 目の前に青い光の壁を発生させる。 発生まで完全無敵なので切り返しやリバーサルに使われるが、発生後に投げられたりすることもしばしば。 地上ヒットするとよろけを発生させ、空中ヒットすると相手はゆっくり下降する。 気絶値が3倍なので、カウンターヒットすると一発でピヨったりする逆転劇製造技その2。 ガイガンティックブリッド ガイガンターからの派生技。 片手を赤く、もう片方を青く光らせ、それらを合わせて前進する。 ガイガンターだけではダメージが少ないので、この技で大ダメージを与えたい所。 しかしガイガンターのよろけは、相手が必死にレバガチャするとガイガンティックブリットの発生前に復帰されてしまう程度の長さ。 ガイガンターが地上ヒットした場合はこの技ではなくポチョバスに移行した方が安全であることを覚えておこう。 ヒット後は相手が壁バウンドして戻ってくるため、更にコンボを繋げることができることも。 逆転劇製造技その3。 ヘブンリーポチョムキンバスター 覚醒技の光と共に斜め上に上昇し、空中にいる相手を掴む。 当然ガード不能技なので、相手が不用意にジャンプしていたら狙ってみよう。 覚醒必殺技なのでポチョムキンバスターよりダメージは多い。 しかし画面端であったとしてもコンボに移行することができない。 この技もガイガンターと同じく発生までしか無敵が無いので、相手の攻撃によって潰されてしまうこともしばしば。 一撃必殺技 マグナムオペラ まるでサイヤ人がスーパーサイヤ人へと変化するかのようなポーズを取り静止する。 そのポーズを取っている間はポチョムキンの周囲に見えない判定が発生し、相手がその判定に当たってしまうと真上に吹っ飛ぶ。 その後身に付けている首輪や手甲が外れ、落ちてきた相手を右ストレートで吹っ飛ばしてデストロイ。 打撃無敵が付いており判定もデカイのでギルティ内で1,2を争う程の実戦で使える一撃必殺技。 しかしポチョムキンは一撃必殺準備が滅茶苦茶長いのでやはり使えないのであった。 コンボ 立K>近S>遠S>(立HS)>脚払い ポチョの基本コンボ。基本なれどダメージ充分。相手がしゃがんでいれば括弧内の立HSも入る。 脚払い後はジャンプ、HJ、二段J、ハンマーブレーキなどで接近して起き攻めへ。 前K>ポチョバス ポチョバスが出せるなら問題なく出せる中段始動コンボ。コマンド自体結構単純なので問題ないはず。 無論、その後はジャンプなどで接近して再び起き攻めへ。 ポチョバスではなく近Sや遠Sに繋げ、上のコンボに移行するのもあり。ダメージはポチョバスの方が高いが、ガードされた時は近Sや遠Sに繋げた方がフォローがしやすい。 どちらが良いかはお好みで。 屈HS(CH)>立HS>ヒート>エクステンド 屈HSがどこかでCHしたときのコンボ。 対空などで使えるが、屈HSの硬直が長いのでFRC付きが理想的。 F.D.B.(CH)>HJS>JHS F.D.B.のCHで跳ね上がった相手への追撃。ダメージは安めでも安定。 F.D.B.(CH)>ヒート>エクステンド タイミングがやや難しくなるものの、大した難度ではないのでこっちが推奨。 ダメージ、テンション増加率共に優秀。 (屈喰らい)立K>近S>立HS>ハンマー 屈喰らい時かつ近距離限定ハンマーコンボ。FRCができるならさらに追撃が美味しい。 立K>近Sまでの間にヒット状態を確認して、脚払いルートかハンマールートかを決定。 画面端バスター>屈HS>ヒート>エクステンド 画面端専用のポチョムキンバスター後追撃。 ゲージがあるならヒートの初段をRCして前HS>ヒート>エクステンドでさらに大ダメージ。 ダスト>JHS×2>JS>JHS ポチョの通常ダストではこの辺が限度。できれば受身不能ダストを取得したいところ。 ~ハンマー青>近S>(遠S)>ヒート>エクステンド ハンマー青後の追撃。距離が近ければ青後に屈HS>ヒート~の方が高威力。 (画面端)~ヒート初段RC>前HS>ヒート初段RC>前HS>ヒート>エクステンド 画面端ヒート後の高威力追撃。 ゲージ50%でヒート>エクステンドにしても相当な威力になります。 ダスト>FD>JHS>着地立HS>ヒート>エクステンド 受身不能ダスト。かなりの威力になります。JHSが安定しない人はJSに変えると良いでしょう。 屈Sカウンター>ハンマー>ブレーキ>ポチョバス 屈Sがカウンターするとよろけを誘発する為、ポチョバスまで繋がる。 ヒット確認が必要なので要練習。 ちなみにハンブレボタンが設定しないとダメなので素人にはお勧めできない。 間違っても実線で「ハンブレボタン設定し忘れた」などといわないように。 起き攻め 立ちK始動 下段である立ちKを相手の起き上がりに重ねる基本的な起き攻め。 持続も長いので初心者でも簡単で、ヒット時でもそうでなくともとりあえず近S(遠S)に繋げておけば良いというゆとり仕様。 前K始動 立ちK始動の対となる中段起き攻め。 発生が少々遅めなので完璧に重ねるには練習が必要だが、慣れてくるとこれと立ちK始動だけで勝てるようになってくる。 ヒット時はポチョバスに繋がるが、ガードされた時のために近S(遠S)に繋げておいた方が良いかもしれない。 ポチョバス 何か攻撃を重ねると見せかけて投げる。 ただそれだけのシンプルな行動なのに強い。 ゲームのシステムとして起き上がり後に投げ無敵が数フレーム付与されるので、それに気をつけつつ入力を行おう。 JS詐欺飛び 相手のリバサ無敵の行動を警戒しつつ攻撃を重ねる。 ジャンプしているので大体ガードされるだろうけども、着地後に上記の三択が可能なので気にすることはない。 JSすかし 上記の詐欺飛びで攻撃を重ねる・・・と見せかけてわざとJSを相手に当てないまま着地する。 着地後はポチョバスなり立ちKなりを重ねるのがベター。 JHSめくり JHSの判定の長さを利用してめくりながらの起き攻め。 自分が画面端時だった場合には相手を画面端においやることができたりする。 めくれるかめくれないかのギリギリの位置で出せたら崩せる確立もアップ! 着地後は相手との距離が結構近いのでガードされていたとしても立ちK・前K・ポチョバスの三択も可能。 JHSめくりすかし 上記のJSすかしのJHSめくり版。 基本はJSすかしと同じ。ただJSすかしよりもインパクトが大きいので二度目は通用しないかも。 バクステ 攻撃以外の行動だって立派な起き攻めになりうる。 ポチョのバクステは優秀なので相手の暴れを読んだらとりあえずバクステしてみるのも一興。 特に詐欺飛びできない人はこちらで代用しよう。 ガイガンター 大体の暴れを一方的に潰せ、ガードされたとしてもほぼノーリスクな攻撃。 50%も使ってしまうのでその後の戦局を大きく左右してしまうが、当たると大ダメージかつピヨりにリーチがかかるので一発逆転の要素有り。 ただ相手の暴れ方によっては一方的に潰せない場合もあったりするので、その辺も覚えておくと吉。 例:ゲージ50%以上のジョニーにガイガン起き攻め→暗転見てから俺の名余裕でした
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登録日:2019/04/15 (月) 20 29 19 更新日:2023/02/11 Sat 07 19 23NEW! 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 19 19号 イナズマキック エキゾチックマニューバ ディスヌフ トップをねらえ2! ドゥーズミーユ バスターマシン バスターマシン19号 バスターマシン・マーチ フィジカルキャンセラー フラタニティ ラルク・メルク・マール 主役機 傷だらけ 努力 努力と根性 星を動かすもの 最古の機体 根性 歴戦の勇者 漢の機体 番長 縮退炉 義手 釘バット 鉄下駄 隻眼 鬼 いくぞディスヌフ! フィジカルキャンセラー始動……エキゾチックマニューバ!! ディスヌフ(Dix-Neuf)とは、OVA『トップをねらえ2!』に登場する対宇宙怪獣戦闘用決戦兵器「バスターマシン」の一機。 事実上、今作の主役機の一つを務める。 目次 クリックで表示 目次 ディスヌフ基礎スペック 機体解説 武装 必殺技 劇中の活躍 ドゥーズミーユ バスターマシン19号基礎スペック 機体解説 作中の活躍 立体化◇リボルテック 余談 ディスヌフ 基礎スペック 所属 フラタニティ 体長 約50m 重量 不明 装甲材質 スペースチタニウム、形状記憶超合金(ニューバスター合金) 動力 フィジカルキャンセラー 乗員人数 1人 武装 バスタービーム バスターキャノン バスターゲイター バスターマイト イービルガイザー バーニングウォール バスタークラッシャー バスタートマホーク バスタースピア 対人催眠光線 必殺技 バスターホームラン バスター雷王落とし 特殊装備 長距離侵攻セット 搭乗者 ラルク・メルク・マール カシオ・タカシロウ 他多数 機体解説 フラタニティが所有・運用しているバスターマシンの一機。 ガタイのいい人間の男性のような姿をしており、頭部にある無骨なヘルメットとチンガード状の装甲、そしてその間にある人間のような瞳が目を引く。更にボディを丸ごと覆ってしまうほど巨大な黒い装甲コートを纏っている。 腹部にはファイヤーパターンのような紋様があり、普段コートで隠れている背中装甲は巨大な鬼の顔のようなデザインとなっている。 素肌に長いコートを纏ったようなその姿は、かつて日本に存在した「番長」という種族に似ているとされる。 また、黒色をメインにした丸く太い四肢など、その姿にはかつてのバスターマシン1 2号が合体したガンバスターを想起させる面もある。 歴代バスターマシンの中では19番目に建造された機体(*1)であり、名前の「ディスヌフ」はフランス語の「19(dix-neuf)」が由来。 就役した正確な時期は不明だが、本編時点において現役稼働している約30機のバスターマシンの中では最古の機体である。 左胸部、人間でいう心臓に相当する位置には操縦席と一体になった動力機関、思考機械「フィジカルキャンセラー」がある。 ここに「超・能力者=トップレス」が乗り込み、エキゾチックマニューバを発動することで機体が稼働可能となる(バッテリーなどの補助動力もついているが、本格稼働するにはトップレスが不可欠)。 更に云えば、バスターマシンを戦闘行動可能なレベルで動かせるエキゾチックマニューバを持つのは全トップレスの中でも極一部。 つまりディスヌフをはじめとしたバスターマシンに搭乗できるのは優れたエキゾチックマニューバを持つトップレスに限定される。 フィジカルキャンセラー起動時には機体の周囲にエーテルによる青白い発光現象「エーテル・エキゾチカ」が起こるのが特徴。 エキゾチックマニューバ全開時には余剰出力によってまるで青い炎を纏っているかのような姿になる。 頭部には豊富な戦闘経験を蓄積した人工頭脳が設置されており、火器管制をはじめとした細かな機体の制御を代行するなど搭乗するトップレスの操縦をサポートしている。 そしてこの頭脳にはディスヌフ自身の意思、自我とでも言うべきものが宿っている。 流石に命令も無く自分で勝手に動き回ったりは出来ないようになっているものの、命令を受ければ無人状態でもある程度の自律戦闘は行える他、自身の搭乗者と意思疎通をしたり近付いた者に対してその瞳を向けたりと、心を持った兵器であることが随所で描かれている。 ちなみに作中では「蓄積されるのはあくまで戦闘経験値だけで過去のトップレスのことは忘れ去られる」と言われているが、記憶・知識として蓄積している部分は確かにあるようで、人類が忘れてしまった「本当の敵」の存在も憶えていた。 10番台の機体コンセプトとして近接格闘戦を得意とし、その強靭な両腕・両脚から繰り出される拳打と蹴撃を浴びせかけるパワフルな喧嘩殺法が持ち味。 ラルクも格闘戦を得意としており、相性もいい。 格闘時などにはヘルメット部分を少し下ろし、帽子を目深に被ったような形で目元をガードしたりする。 本体装甲や装甲コートはガンバスターなどと同じスペースチタニウムや形状記憶超合金、通称”ニューバスター合金”で構成され、小山一つ容易に消し飛ばす宇宙怪獣の光線を防ぎきる装甲としての「強度」と風を受ければ布のようにはためくほどの「柔軟性」を両立。 これにより高い運動性能を獲得し、機体各部のブースターと合わせて重力下・無重力下問わず非常に高い機動性を実現している。 火力面でもボディや装甲コートにバスタービームを始めとした多数の内蔵火器を搭載し、一対一の格闘戦から多数の敵を同時に相手取る迎撃戦まで熟せる。 また、装甲コートで機体をすっぽりと覆うことでロケット形態へと変形し、高速・長距離移動を行え、「長距離侵攻セット」装備時ではロケット形態を維持しつつ長時間の連続戦闘を行えるようになる。 更にラルクの得意とする物質転送により、量子化されて彼女の元へと瞬時に姿を現すことが出来る。 以上のような多数の兵装を備え第一線で戦える性能を持つディスヌフであるが、一方で機体各部に無数の損傷箇所も認められる。 随時修復と改修が施され戦闘可能状態を保っているものの、完全喪失し60番台機(*2)のパーツを流用した義手の左腕など、一目で分かるような大きな損傷痕もある。 特に右眼孔から後頭部にかけて巨大な角状の物体が貫いており、右目部分は完全に潰れ隻眼となってしまっている。 この右目の損傷は約500年前の戦闘で負った物らしいが、角が脳幹を掠めて突き刺さっているため、下手に抜くと人工頭脳が傷つき戦闘経験値まで喪失してしまう危険があり、ディスヌフ自身もそれを拒んだため現在もそのままになっている。 しかしこの影響で本来使用可能だったエキゾチックマニューバがいくつも使えなくなっている。 こういった戦傷以外にも機体各部にラルクやカシオ以前にディスヌフに搭乗した歴代トップレスたちが遺した落書きなども残されており(*3)、就役から経てきた膨大な年月をその身に刻み続けている。 なお、元々は「ディスヌフ」ではなく「バスターマシン19号」と呼ばれ、左胸には動力機関として1番台の機体と同じく縮退炉が内蔵されていたが、過去に起こった全人類規模での縮退炉廃止運動に伴い取り外され、その代用としてフィジカルキャンセラーを搭載。 これによりエキゾチックマニューバで稼働する仕様となりトップレスの能力を戦闘に反映することを可能としたが、機体自体の出力は大幅に低下し単体でのワープなども行えず、1番台の機体と比較して性能は大きく劣るものとなった。 これは最初からフィジカルキャンセラーを搭載して開発された後発のバスターマシンも同様である。 そして戦闘を重ね、コートを始めとした装甲の改修・修復などを経て、やがて「ディスヌフ」と呼ばれるようになった。 作中時点において実機が現存しないディスヌフ以前のバスターマシンについては既に資料が喪失して久しく、ディスヌフもまた縮退炉を含む機体建造当時の資料や技術が人類文明からは失われている。 そのため、縮退炉の再搭載や機体の完全復元はおろか、当時の原型と修復を重ねた現在の姿の間にどの程度の差異が生じているのかといった単純な比較すら不可能となっている。 武装 バスタービーム 胸元で両拳骨を打ち付け、両手の甲に描かれている半円を合わせて円を作ってエネルギーをチャージし、そこからビームを照射する。 チャージの溜めが必要なことや単発発射という制約はあるが、ディスヌフの持つ遠距離攻撃の中でも最も高威力。 バスターキャノン 両手の指先に内蔵された10門のミサイル砲。 連射性能が高いが初弾装填まで若干時間がかかる、という昔からのお約束仕様。 バスターゲイター コートの内側に収納されている鉄下駄型?のメリケンサック。 表面には高速回転するスパイクが内蔵されており、腕のブースターの加速も加えて、殴った相手を削り砕く。 バスターマイト 左腕に内蔵された多数の小型ミサイル。 イービルガイザー 背中の鬼の顔を相手に向け、眼の部分と両肩の後ろあたりから鬼の角を模したビームを放つ。 使用時には装甲コートを脱ぎ捨て目標をビームで薙ぐ。 また、外されたコートは巨大な筒型のビーム砲となり、遠隔操作で砲撃を行うことが出来る。 バーニングウォール 装甲コートの内側一面に内蔵されているミサイル群。 コートを広げた状態から一斉発射することで広範囲に弾幕を展開し、名の通りの爆炎の壁を構築する。 バスタークラッシャー 釘バット状の打撃武器。準備稿には設定されていたが劇中未使用。 バスタートマホーク バスタースピア これらも劇中未使用 対人催眠光線 背面の鬼面に内蔵されているという対人兵装。 必殺技 バスターホームラン バスタークラッシャーで敵を殴り飛ばす技。 バスタークラッシャー共々劇中未使用。 バスター雷王落とし 第5話でラルクが行った攻撃。 全開にしたエキゾチックマニューバによって近傍宙域にあった雷王星の残存中心核をまるごと転送し、そのまま敵にぶつけた。 要するに星を投げつける技。 劇中の活躍 第一話からラルクと共に登場し、火星に侵入した宇宙怪獣を迎撃する。 戦闘は地上から宇宙空間にまでもつれ込むが、無事バスタービームで宇宙怪獣を撃破する。 ちなみにこの時、ノノの生存を察知してラルクの命令に逆らい勝手に攻撃を中止するなどしている。 恐らくノノの正体にある程度勘付いていたからだと思われる。 以降もラルクと共に戦闘に参加し、時にはノノを同乗させて火星に墜落しそうになった戦艦を押し戻したり、木星急行で襲来する無数の宇宙怪獣を他のバスターマシンたちと共に迎撃したりと活躍する。 しかし、タイタンにおいて覚醒した変動重力源……本物の宇宙怪獣(混合型)には他のバスターマシンたち同様手も足も出ず、左の義手を破壊されるなど大ダメージを負った。 覚醒したノノ=バスターマシン7号の出現で何とかその場は助かったものの、トップレス排除の動きに伴い残存のバスターマシンたちと共に一時保管されることになる。 そしてエグゼリオ変動重力源覚醒の際、戦う気力を取り戻したラルクに呼び出され登場。 左腕は破損したままだったものの、いきなりバスター雷王落としを発動し宇宙軍の面々を驚愕せしめた。 しかしエグゼリオ変動重力源がそれすらも無効化したうえ、バスターマシン7号が人類の元から去ってしまったことで、人類はラルクとディスヌフに最後の希望を託すことになる。 ドゥーズミーユ エグゼリオ変動重力源を倒す為、人類が用意した決戦兵器。 「ドゥーズミーユ」の名は、フランス語の「12,000(douze-mille)」を意味する。 その実態は巨大なエーテル加速器を「旧 太陽系第3惑星」……つまり地球に装着し、「本土決戦用特別最終質量兵器」とした物。 制御はドゥーズミーユの先頭にいるラルクが搭乗したディスヌフが行い、起動時にはラルクのエキゾチックドライブで地球の周囲に設けられた軌道ロープウェイのラインを高速回転させ、地球そのものを移動・加速。 そのまま亜光速までにまで加速した地球をぶつけて超重力崩壊を起こし、エグゼリオ変動重力源をブラックホールに叩き落とすことを目的としている。 元々は『トップ』でのバスターマシン3号の開発と平行し地球脱出の手段として建造されていたエーテル加速器を転用した物である。 人類が生き残るための最後の策だが、同時に地球を犠牲にすることが前提の物でもあり、人類の中でもその使用に反対する者が多かった。 だが、迫りくる強大なエグゼリオ変動重力源を倒すためには他の手段がなく、ラルクも地球を犠牲にすることを承知で作戦に参加。 作戦は順調に進みドゥーズミーユは亜光速に達するが、そこに7号が操るダイバスターが出現。 ドゥーズミーユを止めようとするダイバスターに対し、ラルクはドゥーズミーユの一部をエキゾチックマニューバで巨大なバスターマシンのような姿に造り変え攻撃するが、その最中ラルクが「あがり」を迎えてしまい、ドゥーズミーユ、そしてディスヌフは停止してしまう。 しかしトップレスでなくなりながらも、ノノを想うラルクは再び動き出す。 やるぞ……っ!ディスヌフ!! バスターマシン19号 基礎スペック 体長 約50m 重量 不明 装甲材質 スペースチタニウム、形状記憶超合金(ニューバスター合金) 動力 縮退炉 乗員人数 1人 武装 バスタービーム バスターキャノン バスターゲイター 必殺技 イナズマキック 搭乗者 ラルク・メルク・マール 機体解説 縮退炉を取り込むことで覚醒したディスヌフの真の姿。 ラルクの願いに応えたディスヌフが自らの頭部に刺さった角を引き抜き人工頭脳に隠された真の操縦席を解放し、そこに乗り込んだラルクと共に胸部装甲を開き、更に近くにあったバスター軍団の残骸から抉り出した縮退炉を左胸に取り込むことで発現した。 頭部のヘルメットとチンガードが外れ人間のような素顔が露出し、纏っていた余剰出力の青い光はエネルギーとナノマシンの燃焼によって赤色へと変化。 空洞になっている左目と縮退炉がある左胸部分には赤い光が灯り、コートの裾部分は燃え盛る炎のマントのようになっている。 操縦席は前述の通り頭部に内蔵されていた建造当時の物となり、操縦方法もガンバスターと同様のダイレクトモーションとなっている。 また、操縦席に旧地球帝国宇宙軍トップ部隊のユニフォーム(*4)が置いてあり、ラルクもその場でこれに着替えて操縦を行った。この時ラルクの小ぶりなお尻が拝める。 フィジカルキャンセラーを捨てたことでエキゾチックマニューバに類する能力は使用不能となったが、縮退炉が戻ったことで本来の機体出力を取り戻している。 武装は基本的に変わっていないが、出力の上昇によってバスタービームなどの破壊力も増している。 そして最も得意とする格闘戦に関してもその攻撃力は以前の比ではなく、1番台の機体と肩を並べられる物となっており、戦闘能力は飛躍的に向上している。 この他、ゲームなどではイナーシャルキャンセラーも機能するようになっている。 だが、何よりの大きな変化はトップレスではない「普通の女の子」でも操縦できるようになった点だろう。 なお、作中ではフィジカルキャンセラー稼働時を「ディスヌフ」、縮退炉再搭載時のこの姿を「バスターマシン19号」とそれぞれ個別に表記され、現実にも同様に区別されている。 ただしこの「バスターマシン19号」の姿はあくまで数えきれぬ修復と改修を経た末の物であり、当然「建造当時のバスターマシン19号」とは姿形が違っている。 作中の活躍 ラルクが「あがり」を迎えドゥーズミーユも使用不能に陥り、エグゼリオ変動重力源の圧倒的な力を前にダイバスターが追い詰められていく中、ノノが感じている恐怖を悟ったラルクがコクピットの緊急ハッチからディスヌフ内部、角が抜かれ開いた非常用脊椎通路を通って頭部のコクピットに移動。 そしてユニフォームを纏ったラルクと共に胸元を開き目の前にあったバスター軍団・パララゴン級の残骸から縮退炉を取り込むことで、ディスヌフはバスターマシン19号に戻った。 ちなみにこの真の操縦席や縮退炉に関する情報はカシオがラルクに伝えていたもので、土壇場でそれが生きた形である。 こうしてかつての力を取り戻した19号は、ダイバスターから飛び出した7号と共にイナズマキックの同時使用=イナズマダブルキックを発動し、エグゼリオ変動重力源に突撃。 ラルクとノノの「努力と根性」が籠ったその一撃はエグゼリオ変動重力源を見事撃破するが、同時に取り込まれていたエグゼリオブラックホールをも破壊してしまう。 そしてノノが特異点と共に多元宇宙の彼方へ去った後、右腕から頭部だけの状態になりながらカシオの居るバスターマシン公社へとラルク送り届けた19号は、全ての力を出し尽くし燃え尽きたかのように真っ白になって機能停止していた。 こうして永き時を戦い続けた歴戦のバスターマシンの戦いの日々は終わりを迎えたのだった。 立体化 ◇リボルテック 通常のディスヌフが発売。 コートに可動軸が設けられているため、よりポージングに迫力を付けることが出来る。 コート下にある背中の鬼の顔もしっかり再現。 また、バスターゲイター、バスタークラッシャーが付属している。 余談 全体のイメージは前述の通り「番長」だが、デザインベースは『ガドガード』に登場する「メッサーシュミット」。 縮退炉のデザインは心臓、フィジカルキャンセラーのデザインは人工心臓をモチーフとしている。 また、縮退炉を取り込む一連のシーンは『トップをねらえ!』最終話でガンバスターが縮退炉を抉り出すシーンのオマージュである。 追記・修正は努力と根性を持ってお願いします! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成乙です!ありがたや! -- 名無しさん (2019-04-16 09 33 59) 物語的にはドゥーズミーユやダブルキックが最高潮なんだろうけど、個人的には雷王落としがそこに至るまでの流れを含めて一番好き -- 名無しさん (2019-04-17 14 14 48) ドラマCDで背中の鬼面には『対人催眠光線』が備えられていることが発覚。曰く「封印された対人装備」らしいが……対シリウス用なのかそれとも…… -- 名無しさん (2019-04-17 19 39 27) 名前 コメント
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+サニーミルク サニー 日符「アグレッシブライト」 ⇒日符「ダイレクトサンライト」>虹光「プリズムフラッシュ」>光精「ダイアモンドリング」>光符「ブルーディフレクション」>瞬光「フェイタルフラッシュ」>光精「クロスディフュージョン」>光符「イエローディフレクション」>陽光「サンシャインブラスト」>陽光「サンシャインニードル」 +光の三妖精 光の三妖精 光符「ルチルフレクション」 ⇒光符「エクステンシブメテオ」>光星「グレートトライアングル」>光符「フルムーンナイト」>降光「トリプルライト」>光符「ハイパーインクレクション」>激光「サンバースト」>日熱「アイスディゾルバー」>星熱「アイスディゾルバー」>月熱「アイスディゾルバー」>協力技「フェアリーオーバードライブ」>「スリーフェアリーズ」 ⇒空符「エルフィンキャノピー」>光符「トリプルメテオ」>光星「オリオンベルト」>光符「ブライトナイト」>空符「ブレイクキャノピー」 非想天則 +伝説の大ナマズ様 ナマズ ナマズ「ほらほら世界が震えるぞ?」>ナマズ「液状化現象で大地も泥のようじゃ!」>ナマズ「発電だって頑張っちゃうぞ?」>ナマズ「オール電化でエコロジーじゃ!」>大ナマズ「これで浮き世もおしまいじゃあ!!」 神霊廟 +宮古芳香 宮古芳香 回復「ヒールバイデザイア -Easy-」 ⇒欲符「稼欲霊招来 -Easy-」>欲符「稼欲霊招来」>欲霊「スコアデザイアイーター -Hard-」>欲霊「スコアデザイアイーター」 ⇒回復「ヒールバイデザイア -Easy-」>回復「ヒールバイデザイア」>回復「ヒールバイデザイア -Hard-」>回復「ヒールバイデザイア -Lunatic-」>毒爪「ポイズンレイズ -Easy-」>毒爪「ポイズンレイズ」>毒爪「ポイズンマーダー -Hard-」>毒爪「ポイズンマーダー」
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ライダー セイバー ランサー アーチャー キャスター アサシン バーサーカー カイザー ライダー ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:ライダー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:秋山好古 【レベル】:45 【アライメント】:中立/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:25 【耐】:25 【敏】:25 【魔】:05 【運】:20 【宝】:70┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】170/170 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ト ., ‐……‐ 、 厂 > z=- ミ \ Z ィ i ヽ ∧ / l ∧ { 、 i / /レヘ ト /l /{ y } | ' 7 l`tォN、____Ⅵ/ / 、 イ从| ー| --tォl / / ′ . ′ ー‐./ イ } 厶----ミ ∧-- 、 ,厶く_.ノ {//777i } ∧ ヽ ´}ハ ////l//| リ ーイ ,x===ァく//{ ̄ }/ 〉 x斧77/////{//∧__/ /、 //////厶斗ミ////〉 〈 } _ {/厶===</ \// ∨ .. /´ ..< }/ .イ { \ / l { | ∨ ヽ / リ / _〉ー─一ォ -- ミ V / / / / / /── 、 ヽ } ' / / 厂′ / ∧ i // - ─ { { ′ ̄` .∧ ! /´ ___厂`ヽ 、(`丁 ̄ ̄ ̄\ . l / / ___ } } \_ ___ . ‐<´ ̄`ヽ ∨ V!ィ _ムイ `\.イ \//∧´ \ ∧ ,リ / / \ `゙y′ Y--ミ ∨/∧ \ ヽ / ∧ /> 、 ヽ / _〈\. \ / / } ∨/∧ ヽ } 仁二 ィ´ /7≧ュ、 7 i ヽ. \ /ヽ / ド 、l///i \ } ./ . < ___ __ 仆v//1 \ { | 、 y′ ./ .|///} } ,厶ャ< ∧ }///|. \ | ∨\ / ___|//厶斗´ / `二二 >-- イ ノ ヘ/厶┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ライダー、秋山好古。日本騎兵の父と呼ばれ、当時世界最強とも呼ばれたコサック騎兵を打ち破った騎兵大将。 日本においての知名度はもう少し上だが、今回は舞台が日本ではないため、知名度補正もあってこのランク。 時代も近現代の人物であるため、能力・知名度・逸話に比してサーヴァントとしての格は低い。 余談だが、弟も弟でバルチック艦隊を殲滅したりしている。なにこの兄弟。 また、騎兵将校であった秋山ではなく、弟の学費を稼ぐための苦学生であった頃の秋山の姿での顕現であるため、 思考も若干若い頃に引きずられている模様。 なお、結果として病で髪が抜け落ちる前の姿であることに小さな喜びを覚えていたりもするが、当人以外は誰も知らない。 質実剛健。その拳そのものが騎兵であるため、騎乗スキルなど不要。 対魔力? 近現代の軍人にそんなものあったら良いですね! 全ては騎兵と拳に込めて、軍略を載せて叩き付けろ!【スキル】○対魔力:E このキャラクターは相手の魔術系スキルを軽減できたら良いですね。 敵の魔術系スキル効果によるペナルティを1つにつき2%軽減する。○軍略:B 戦闘時、“対軍”以上の種別の宝具が使用された場合にのみ発動。 その宝具1つにつき、+20%の勝率補正を得る。○質実剛健:C 戦闘時、常に+10%の勝率補正を持ち、合計10点までの勝率/ステータスペナルティを無効化する。 ただしこの効果は令呪や礼装などを戦闘時1つでも使用した場合無効化される。 ―――“身辺は単純明快でいい”。そう謳ったライダーの在り方。余計な要素は不要。ただパンチ。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【宝具】○騎兵とは、拳骨である ランク:A 種別:対軍宝具 消費魔力:100 ライダーが軍学校で語って、ついでに拳でガラスを叩き割って聞かせた言葉。 “攻撃力はあるが脆い”という意味を、流血する自分の拳と粉々に割れたガラスを対比させ、一発で生徒に叩き込んだ。 ―――さて、騎兵とは拳骨である。であれば、拳骨は騎兵である。 ライダーの拳はその逸話と信念が乗った結果、宝具として使用した場合は“騎兵突撃”と同じ破壊力を発揮する。 戦闘時、【筋】ステータスを【宝】ステータスで代用し、更に【筋】【宝】比較勝利時は1つにつき+15%の、比較敗北時は -15%の勝率補正を得る。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ セイバー ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:セイバー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:ウィリアム・トラヴィス 【レベル】:50 【アライメント】:秩序/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:35 【耐】:35 【敏】:50 【魔】:10 【運】:10 【宝】:50┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】140/140 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┌┐ 《^ Y Y ^》 \.v v./ _, ィュ-tー ァ┴、 | ______, ----- ―く  ̄ `ヽ ヾ Y }{⌒ヽ、 _ / ̄ ̄ ヽ` ヽ ( | /(二 ヽ ) , '  ̄ ヽ、 、 ) ! `)(_ ヽ} / ヽ _ヽ____ ノ ノ // |ヽ.ノ { _,.. -t‐''' 7 / ` \`=┴、 ( ノ/ i ヽ __,,. - ァ'' 7´./ ! !i i i i イ 、 \ >ェェイ_|___ ∧ ミi ̄ /./ // ,' i .ハ .| | l ハヾヾヾ/ ̄ 三_ \ ∧ ヘ ./ / /,イ i | i ヽ ! .ハ i { {ヾヾと任三}) ({三ニ⊃ ∧ /`ヽ. V / // .l ! l Г卞ト、! i !ヾヾりハ └|彡 .ィ|┘ ∧ ./ \. V_,.イ/彡| i. i.Nェェ弍.|弋.从 ヾゝ.ハ .[ト、(( {ト、 ∧/ . ,ヘ、 \ミニトミミシ'^| ヘ i爪仍リ'弋 \! ,ィ刈人 .| lY| |,.ィ\ .∧ ./ \ ヘ从N {= ! ヘ ヘ ゛`┴ ィ気イリ{ | lY| | V } ∧ / \'i从 ヽ. } }ヾ、ヘ. {ヒソ'いハ(\| lYl | | / .V Nハ i |`| ! ヽゝ ノ ! 乂i ハ\| lY| |l !! ∧. | V i | l. // __ ._ ´ / Vヾハ. |.i小 | } | .∧7 ', ヽ.Vノ人 !. // `ー' / \、ハ| Ⅴ リ ', .∧\ ', V ==| /、_` 、 / ヾ | | ハ ∧| ', V、.ノ ,.'i##Y#|` ー'^ヽ. `| |、 八、 ∧! ', V/ ,'rヘrイ#人 ヽ.ヾ、 \ | . | ヽ./ ノ} .∧. ', V/>-┴┴弋___\\. \ |. . . !彡'^V | }. '., // {{ ╋╋ }ト、⌒ヽ \. \. !. .. .. .! |、 /i ヽ. / { > 、 ┃┃,小ミ、 \ \ `ー 、_| . . .|、ヽ、_ } \ //'} / .!/ ` ー==ン ヾ#ミ、_ } 、 ` ー 、_| . . . |} ヽ、 |\. \ //.i i i .|. ヾミ#;ヽ!、\._ | . . .|i ト、 \ヽ\ ./ / iハ\ ./! | i ヽ ヾミ 幵幵 ゐ| . |i ト、\ \\\ / i /| ハ ヾニン/! ! ヽ、 人 .〉 ̄づ ##)| . |i ハ \.\ \\\ / i i ii ハヽ .{i{ | |. . . `ー .._/ i |_ (### ト| . |.! } } } \\\ ,' i i i l | ハ ヾ ヾ.! .! . . . . . . }\ \)##iト| . トl | | | V ハ l | i !|! ∧ ! | ヽ . . . . . / \{### ト| . | l | 川 } 川 | | !.! i.|. N、. ! Kエュ . . . .与ハ. V##ハ! . |人 | り 川 .ノ l |.! ! .| ト! !.! じへ . . メ┘爪 \#| .| | ノ //// ', ! | | !! ! ', ヘ ii、 `゙ ー==イ/ハ !ハ `| .| | //// ヽ l | |. Vヘ.| ', ヘ ii ヽ ii | ヘ\ .| .| | //// ヽ || .! ヾ ! ', ヘ iiヽ 丶. ノ ii |.ハ ヘ \ .! . ト-、_ ノ //´ \ ! `|`ヾ ', ヘi ー ii | V ヘ \ .! . !\ハ` ̄ //┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【スキル】○対魔力:C このキャラクターは相手の魔術系スキルを軽減可能。近現代の人物であるため、ランクは控えめ。 敵の魔術系スキル効果によるペナルティを1つにつき10%軽減する。○勇猛:C 戦闘時、【筋】【耐】ステータスを常時+10。 また、同ランク以下の精神効果を無効化する。○軍略:C 戦闘時、“対軍”以上の種別の宝具が使用された場合にのみ発動。 その宝具1つにつき、+15%の勝率補正を得る。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【宝具】○アラモ砦 ランク:D 種別:対軍宝具 消費魔力:00 召喚時、このキャラクターが召喚された位置に、生前セイバーが守護していた砦を顕現させる。 この砦は+15%の勝率補正を持つ他、対軍宝具に分類されるため、軍略スキルの発動条件に該当する。 ―――ただし、セイバーの本領はこの砦を発動条件とするもう1つの宝具にある。 ヴィクトリー・オア・ダイ○勝利、もしくは死を ランク:A 種別:対軍宝具 消費魔力:300 戦闘敗北時、令呪全損時、アラモ砦での戦闘時のみ使用可能。 アラモ砦が受けたメキシコ軍の総攻撃を再現する、固有結界に近い自爆宝具。 この時、アラモ砦内に居る全キャラクターは死亡する。それを避けるためには、“キャラクターごとに”令呪1画が必要。 ―――飛び交う大砲や銃弾の前では指揮官も一般兵も例外なく命を散らす。セイバーも、マスターも、共闘者も例外なく。 また、セイバーはその命を捨てる事でキャラクター1人の撤退必要令呪を“2つ”とする事が可能。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ランサー ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:ランサー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:磯野員昌 【レベル】:45 【アライメント】:混沌/善┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:40 【敏】:50 【魔】:10 【運】:10 【宝】:10┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】150/150 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ____ __ ,,≦=-──‐-=ミ≧ミ 、 / \/\ \ / / / \/\ ヽ 、______彡 / / } } V/ヘ , `¨¨ア ′ ‘ / ' i V/ハ ‘, / / i ; // //_| V/ハ ’ │ ⅰ │ 厶孑ヤ/ | } ∨/} ‘, | i iト、__| |i | / 仏弐弌ト| , [ト廴 ‘, | | ]「\[八 | ′笊う㏍ノリ / 从//}八 ‘, | 人 |ィ笊うがゝ|/ 弋'/ソ' //'/// i|ハ , |! \乂弋'/ソ / / '厶,// | ∧ ‘, |人 个トミ ' 厶イ / ̄ア 八い∧ ‘ 、 |人 、 ア / /}/ / ′ | |ハ ‘ \乂 > イ / / / | | ヽ个トミX≧=- イ__,」厶/ / / | } } リ \YニY⌒Yニニニ厶/ / | リ ′′ ,厶_ _ノニ{ }〕ニニニ>/ 厶==ミノ/ / / /⌒\¨ア\人__人>ニニ/ / \ / / _____/((⌒>冫/⌒><ニニニ./ / ∨/ __,xi辷〆 /\くニニ=ァアアア丁ニニ./ / / ⅰ -===≦仁ニニ㌻ニニ (ニ// /厶イ乂 /ニ/ , / []∃ | ,. '" ,x仁ニニニ∨ニニニニ>三しイニニニ7辷// / | / -=≦〆⌒\.ニニ{ニニニニ〃〃/ニニニニ// / ∧ヘ │ / '" / \)从ニニニニ{{ {{ {{ニニニニ./ ∧}以ニ=─=ミx.」 // / ,x仁ヘニニニニニ{{ {{ {{ニニニニ/ / /ニ∨ニニニニニヽ ∠ニニ>x / ∨)>ヽニニニ{{ {{ {{ニニニ./ / /ニニ.|ニニニニニニ| / 〈ニニニニニニ/ // Yニニ{{ {{ {{ニニニ′ , 〃 ニニ|ニニニニニニ|,/ マニニニニニ\/ / }ニニ}} }} }}ニニニ゙ {{ニニ.|ニニニニニニ| マニニニニニニ\,/ /ニニリ川 {ニニニ゙ |ニニニ|´¨¨¨¨¨¨¨¨`|ソ /マニニニニニニニ\ 'ニニ.//}}'/}ニニニ! |ニニニ| |ゝ / マニニニニニニニニ\/ニニ// {{V{ニニニ| |ニニニ| | \ / マニニニニニニニ/ニニ// Vハニニニ| |ニニニ| | \┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【スキル】○剛力:C このキャラクターは戦闘時、【筋】ステータスを+10する。 魔物としての属性を持たない、純粋に人間としての剛力。“怪力”スキルに比べて同ランクでの効果は低いが、弱点に なることのないスキル。○対魔力:C このキャラクターは相手の魔術系スキルを軽減可能。戦国時代の人物であり、ランクはランサーとしては平均程度。 敵の魔術系スキル効果によるペナルティを1つにつき10%軽減する。○姉川十一段崩し:C+ このキャラクターはシナリオ1度ずつ、ランダムステータスの“除外振り直し”か“無消費撤退”を行える。 浅井家の多くの中核武将が戦死した姉川の戦いにおいて、大いにヒャッハーして信長本陣に王手を掛けた挙句 生き残った戦闘遂行能力。 ただし、ランサーにとって“甲斐のある戦場”でなければ作用せず、具体的には最低でも同格以上の敵相手で なければスキルが発動しない。同格の場合、1D3を振って1なら発動、2なら不発、3なら使用拒否(使用回数は消費)を行う。○心眼(真):C このキャラクターは常に+10%の勝率補正を有し、最終勝率が-80%より大きいならば、 最終勝率を5%にまで引き戻す。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【宝具】○無銘・鉄槍 ランク:E 種別:対人宝具 消費魔力:10 ランサーが姉川十一段崩しと呼ばれる追撃戦で信長を追い詰めた時に使っていた武器。 特に名のある武器ではないが鉄芯入りでランサーの蛮用にも耐えうる逸品。 ―――このランサー、怖いのは宝具以外である。 戦闘時、【筋】か【敏】を+10。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ アーチャー ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アーチャー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:“畏るべきアブデュル” 【レベル】:40 【アライメント】:混沌/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:25 【耐】:25 【敏】:35 【魔】:10 【運】:30 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】250/250 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ |ニニニニニ\ ....... |ニニニニニニー1 . .. ^\ニニニニニ{ . .... \ニニニ={ . .... __ \ニニ { }, ...ヽヘ \ニ{ ./ハ ト、 .マ ヘz、 ^V ./ニ i ‘, ヽ }_ } _{ /ニニ ! . マ^ ,__,k ノ ト、 /ニニ | . {\_ ト- ヘ 〔 / } ト-イニニニ/ . ∨^\_ { V ト、 / }ニニニ=/ . `ヽ/^`>‐┬‐.、{^, V / / ̄ヾ¨ヾヘ|ニニニ./、 ... . `ヽ{ }ヽ丶 〉‐ v __,/^ⅥヘⅥヘⅥ |ニニ /圦 ,| . /^ヽ } ト、 \ //´ Ⅵ Ⅵ Ⅵ |ニニ/ニ朴、 ,.利 ト、 ..__,/ Y⌒}⌒ヽ{ ,^' / /〈 Ⅵ Ⅵ Ⅵ !ニ.ハニニニニ | ヽ >- ヘ /} }^ ヽ}∨ ./_/{',\ \\Ⅵ|ニ/リ}ニニニニ | 弋ー―孑 / / /‐ _} ヽ.{__{|ヽ \ ヽ}r^'|,/彡!!ニニニニ! ヽ{_,.斗 < / {_ }i }__{^ト、 __\.、rへ トz彡^iニニニニ| `¨¨ / } ヽ{ } _」 {. ヾ ー―‐^\ ユ_ !ニニニニ| /,' n } 〉 ヾ ‘, } ト、 r― \{i ーヘ iニニニニ ! ノ { / V,.k=ミx{ V {州>。.,_ 三{ 人_ヾ {i ヽ .!ニニニニ | { ハk< |i { { `ヽ ,}」 ト、州州州州州州州 ハ .iニニニニ! 〈 V/{i {k}j^U`ヽi{ト、 /ハ ,ヾ州州{州州州州.ヘ ‘, !ニニニ | У{i {K ヽ{ r〔 Ⅵム \州州州州>.,/ ¨´ i iニニニ| / /{j / ‘,__{ ト、 \`ー<⌒'―''―― /¨´ | lニニニ! ./ /小′ ‘, ヽ { \ \ヾ `¨¨´¨¨´¨¨´ ¨´ | | rーヘニ! { { |{ ‘, ‘, \ ヾ \_ ̄ ̄_ ̄ / / '′ V } | |! ‘, \ | | _,. 1^ ーr――}i .ハ ト、.  ̄ ̄  ̄ ¨´ |ト。,,_ //__/| / /ハ ‘, } ト、 iニニニ≧o。 利  ̄ ̄// } { |/ ヾ _ ‘,ニニニニニニ { .′ ̄7,イ } ト .,  ̄ ̄ ` ー i<ニニニニニ{ { {/ { { !', >。.,_ ,<. _ |. `゙ー<ニニ! ト ヾ ‘, ヾi^ゞ、\  ̄  ̄ ヾ ー ` ー | `И=|^斗 .,_ }∧ ‘, ^V f^ーォ_ ^ー―'⌒ レ^\ ≧o。., ヾ \ ^ヾ {i >‐z__, ∨ ′ ` ーr― 二¨¨ ヾ \ ^ヾi{_{__{ ヾ ー 、 V \_ (_>、う\ \ \_____,  ̄ `ヽ } `ー'' ̄`ヾ \ \ ヽ.  ̄ ‐ 、 ∨/┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【スキル】○策略:C+ このキャラクターはランダムに寄る遭遇結果をシナリオ1度まで、範囲安価で振り直せる。 ただし、ランダムイベントそのものの振り直し等は不可能。 策略家というより、スナイパーとしての高い技量を元にした敵味方の位置把握能力。○単独行動:A このキャラクターの貯蔵魔力限界を「+100」する。 単独戦闘時、勝率に+20%。○対魔力:D このキャラクターは相手の魔術系スキルを軽減可能。 敵の魔術系スキル効果によるペナルティを1つにつき5%軽減する。○心眼(偽):D 敵から受ける勝率ペナルティか能力ペナルティを、合計で5点まで無効化する。 また、このキャラクターは「+5%」の勝率補正を有する。 直感・第六感による危険回避。 虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【宝具】○畏るべきアブデュル ランク:C 種別:対人宝具 消費魔力:60 このキャラクターは凄腕のスナイパーとして名が知れた軍人、狙撃兵である。 戦闘時、(80-【レベル*2】)を目標値に暗殺判定が可能。 この際、対象とする相手は最もレベルが高い相手ではなくても構わない。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ キャスター ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:キャスター┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:ジョン・ウィリアム・キャヴェンディッシュ 【レベル】:35 【アライメント】:混沌/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:10 【魔】:30 【運】:35 【宝】:35┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】160/160 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ || |.| ,、‐'´"~゙`''‐ 、, / ,, {;;}.,, \ / `''´ ヘ { ,、-、‐‐--‐‐-、,. } V./ ̄ /|\  ̄\V, イ i. `¨i´ i/\i `T´ i ト {.i iヽ_,i,_. |´¨`| _,i,_ /i i } ゝi_r'´r-`ゝ、,,,.イ´--,.Y_i'" /7. i. /三\ i |.ヘ /;;/ゝ、Y、/¨\,.Y,、-ヘ;;\ /;;;;;/ . . . . .ヽi__iイ . . . . .V;;;;;\ \;;;;;/ . .,' '、 . .. . . . . . . . . ., .' . .i .V;;;;/ _ __ __ /,、i . . ,'. . '. 、. . . . . . . . ,、‐'. . .',. V;ヘ r‐‐‐'"´ イ' . . .`'‐ '"´ . . `'" . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .`'‐ '"'‐--、,,、-‐-、,----、,__ ,.--/ / . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . '. ‐. 、. ,. . . . . . . . . . . . ., 、. ‐. ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ ヽ-- 、 / ; ; ; ;}r‐‐、_, ノ. . . . . . . . . . . . . `' . 、,.. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ,.、 ‐ '. . . . . . . . . . \ ,、-、.}; ; ; ; ;ヽ、 ,イ; ; ; ; ; ; ; 〈 {llll} ノ;;;\. . . . . . . . . . . . . . . . . ' ‐.、 . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ., 、.-' . . . . . . . . . . . . . . /‐ f {llll} };; ; ; ; ; ; ; ゝ、 ノ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ゝ -.';|;;;;;;;;;;;\. . . . . . . `. -. 、., . . . . . 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K⌒∧ } , \ ^;三三 三,′ , / i| 、| 八 ´| } }厶=ミ∨ } ゙, ⌒ 、 三三__二,′ / }! i| i 斗ァ7⌒\ | }r㌣{_,ぶ㍉ i| ; 〈___ 三三 , /__ {{__j{ | 八{ |{/j厶=ミ\ ! kノri リ } i| i _,レ'⌒三ニ 三 i / // 八__从 、 灯k,ノ心 \{ ー' .′ 八 {_,.v'´ニニ 三 i / // / i{__ \ .、 代乂じソ . / / /\ }⌒ 三 / 冖彡' { `ヽ,_\ヽiハ __, ┐ 厶イ , ,′ヽ ;ニ //〉 ; ⌒「}┐}込. 、___丿 イ ,小 / / , /こ/// , . ; j_j_ |`'く、{≧ト ., __ . |/j/ }/j/ j/¨ 〈/ /. i ,__ | {{ ⌒T¨¨¨㍉、 ト、 /. i 「} | }} 乂__,,. ⌒>'⌒{ー―ヘ、 , . i _j_j | }} '⌒゙'トミ.,__y''^⌒ヽ ト、_____ /. ____ | {{ .., _j{;', ', ' ,' .,ゞ| ∨∧ .′ ; // ∧ }} '^ `ヾ'jv'レ' 弍,__∨/〉 } {_// /=∧ノ、 / ’, `'く]}┐ {┘ \iニ/ 〈__彡.′ ‐-}i‐-- '√}ゝ、 .,,__」 {__彡 ー=#=― , ト、 \_____彡'⌒ー'¨¨´ {_彡ヘ、 __,,... ..,__√ ̄ }| }トミ _,.. -―=━━… .,_ {_彡⌒ ァi〔__,.. ィ__ 〕iト . / リ⌒\ィし'v'´ _, '⌒ ∨_y'ア{__ _}.. ..,,{__ }iト ..,_yi才^ / \{ / / / ∨(__,> '^ `'<{ _} { \ , ゙ }レ'´ `'く} \ ; / / .′ {__/ ⌒ .,__i i y′ y==‐{ ,′{ / 「}┐i; i W ___ァ仁ア´ .′ } / }}トミ . 从,_ __/. { `Y^ 〈___ ∨ _j_j_ \ . '⌒ 、_ __,r-{ { | .; ∨}! ∨ _____ \ ⌒ア . ! | i' Ⅵ} '、 / \\ ⌒ア^. ‘、 、 Ⅶ ∨ \ 、 _,. , `. \ \ }}ト、 \ } } ` ⌒ / . . \_ \ 〃. . \ \ {{、 __,. / .⌒ 、\____________________,xジ. .\ }\ }}_乂_ _,.. イ. .`¨¨⌒¨¨¨⌒¨¨¨¨¨¨´ /. \}ト、 _j_j__⌒¨¨>'"⌒/}. . . ._ . . /. . . \ ______┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】○気配遮断:C 戦闘時、相手が初見のキャラクターのみの場合、勝率に+20%の補正を得る。 アサシンとしてのクラススキルであり、獲物を狩る獣としての技術。○俊敏:C 怪物・魔獣のみが持つ移動特性。 戦闘時、【敏】ステータスに+10。更に【敏】ステータスで比較が発生し勝利した場合、勝率に+10%。 ただし、このキャラクターは怪物としての属性を持つ事になり、敵に退魔属性が居た場合、このスキルは使用できなくなる。○巫術:C+ 消費魔力:40 神や精霊などへの祈願という原始宗教系の魔術体系。祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。 アサシンの場合は妖精との契約によるもの。 その特性上として対魔力の影響を極めて受けにくく、またアサシン自身の特性として肉体強化や治癒に長けている。 戦闘時、自身の勝率に+10%。また、【宝】以外のステータスのうち1つを+10。 また、消費は重いが“獣化”の属性から危機感知能力も兼ねており、自陣営への勝率/ステータスペナルティを 最大10点まで無効化する。○単独行動:D このキャラクターの貯蔵魔力限界を「+50」する。 単独戦闘時、勝率に+10%。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 テレグノシス○千里眼 ランク:D 種別:対人宝具 消費魔力:20(50) このキャラクターは妖精と契約して人狼となった、後天的な妖物である。 情報収集時に使用する事で、“詳細情報の調査対象”を2組にする事が可能。 また、このキャラクターはBランク以下の“迷宮”や“奇襲・暗殺”等の属性を持つ宝具・スキル効果を50点の魔力を 消費する事で無効化出来る。 獣としての耳目、鼻の鋭さ。このキャラクター相手に“かくれんぼ”は無謀な挑戦となるだろう。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ バーサーカー ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:“バネ脚ジャック” 【レベル】:50+5 【アライメント】:混沌/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20+5 【耐】:20+5 【敏】:60 【魔】:10 【運】:20 【宝】:30┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【貯蔵魔力】130/130 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ / 丶、_ {i, ) ,.イ´ ――‐, / ,. -―z==三ミヽ、!}/l /! _l_,,.ィ' / / ー=テ´,ィ'" ヾ!l/lリ/イ, -―-t、-___ _ ノ レイニ三ァ/ ∠ミヾ 〉 /!/ ミヾ三_ / ,.ィ",/ . . . /≧ァミミ/ /》ィf彡=、―-、 ゙に / / '7_,ィ_l . . . /彡シ / ,' / `ヘ!リヾミヾ ヽ / `ヽ、 / Z-‐彳 l//年L._ l / ',lトミヽゝ、 '、 / \ 〈 江ムィ! l/ /_,,,ミヽl| ,.-――fHト、ヽミ'、 \'ぅ、 ヽ ,r‐イメl //ッ'´(lil)ヾ, リ / . ,.ィ,.=、、! l l、 下ト=、,ヾミ、_ / ヾィナ彡 lイ ``'=''" ′,' . .`'=辷'ッ'リ l ト、ト、'、 v/ スプリングフィールド / `ヽ、 ゞ ‐ァ /{l /l /l l}ト、ト、`ヽ リ 「跳 躍 怪 人―――……バネ脚・ジャアアアアアック!!」 / \ ト、ヽト /ォil 、___ 二__ / ,i川l》l l 〈 / ̄`ヾ \!'´/l /ト、 ヾWI彡ミ竺l7≧-ァ' /リ/,イ ▽'´ ̄レi l ▽イリゝ、ヾィi_,、_,、_,、ッ'′,イlリ/Ll | | /ノリィi'lト、 、`二二´, ,.イl/i/ | | f▽! \__ ,.ィi/l リ▽ . . | | . ,.ィi! i / l二`L__ . . . . . . . . / ヽ、 . / く l, ,;'; / l/ └,、___ . . ._/ ヽ _,.ィ‐〈 \l, ィi ' ;' ,/ . / ,ィ / .\ . . . . .'ー-- ヾ彡'´,r'´ ト、 / ヽ_ノ^Y / ,.ィi . . . . .\ . . . . . . . . L__ 〈 l '、 / ヽ / ,ィ彡/ . . . . . . . . \ . . . . . (__L_ liУ l / ,ィ/ . . . . . . . . . . . .\ . . . / / ,j′ / l // . . . . . . . . . . . . . . . \ / _ 〈{ ヽ/ l l / / . . . . . . . _▽--―‐ァ' / \ \、l / i l / . . . ._/⌒l . . . . . . / . . / \ ` ̄/ ,l ll l /`` ー '゙/ ; ; ; ;', . . ./ . . . . . / / / ll l/ . . . . . . . . l ; ; ; ; ; ;ヾ´ . . . . . . . . l / / / . . . . . _,,_.ィ'、 ; ; ; ; ; ; ヽ、 . . . . . __ | l ,.-'―一''"´ ; ;i . . ヽ ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ . . . . . / 〉 `ー--i/ ; ; ; ; 、; ; ; ; ; ; ;ノ . . . . .ヽ ; ; ; ; ; ; ; ヽ . . . / /´ ヽ ; ; ; ; `f´ ̄ . . . . . . . . 〉 ; ; ; ; ; ; ;,' . . . ___/ / ゝ ; ; ; ; ゙、 . . . . . . . . . ./ ; ; ; ; ; ; ; ,' . . .. '"´ / 〈 ; ; ; ; ; ; ; l . . . . . . . . ,' ; ; ; ; ; ; ; ;,' . . . . . ) / `ヽ ヽ ; ; ; ; ; ;'、 . . . . . . l ; ; ; ; ; ; ; ;l . . . . . . / / \ ヽ ; ; ; ; ; ` 、、__,ノ ; ; ; ; ; ; ; ; l . . . . . ∠_ __ゝ、 ; ; ; ; ; `" ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ト、 . . . ヽ /´ ; ; ; ; ; ; ; ;\ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ-‐ 'i, 〈 ; ; ;\ ; ; ; ; ; ; ; `ヾ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヾ . | , -‐ 、 ヾ ; ; ; ; ``ヾ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; l . ヾー'---‐' ヽ____; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / . \ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/ . . 、 \ / / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/ . . . . `ヾー-' / \ 〈 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/ . . . . . \ ヾー――----‐ァ'′ . . . . . .. トi / ` ̄ ̄ ̄ ̄/ . . . . . . . . . . . | / \ / . . . . . . .,ィ . . . . . l / . ,_,.ィ . // . . . . . . / / `´// / . . . . . . . / / \ '-' /__ . . . . . . . / _ノ ; ; ; ; ;``丶、 / / / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / / \ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 〈 / / 〈 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / 。 。 \ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【スキル】○狂化:E+ このキャラクターは狂気に陥っているようだがいつものことである。 レベルと筋・耐ステータスを+5。狂化としてのランクは極めて低く、バーサーカーの補正があってもこの数値。 ただし、それとこいつが会話がし易い相手かというのは全く別の話となる。○跳躍:A+ 特に跳躍に特化した機動力を持っており、三次元機動でバーサーカーを捕殺するのは至難の業である。 戦闘時、【敏】ステータスを+20するが、この能力は自分の手番で【敏】を選択しなければ発動しない。○気配遮断:D- 戦闘時、相手が初見のキャラクターのみの場合、勝率に+15%の補正を得る。 クラススキルではなく、“切り裂きジャック”同様の正体不明の殺人鬼としての属性からのスキル。 ただしこのスキルは【敏】が戦闘で選択され、勝利していなければ発動しない。○都市伝説:A このキャラクターは被情報収集時の敵陣へのペナルティに30%の補正を与え、シナリオ1度まで、詳細情報を 抜かれたことによる足跡追跡をカットする。 その名はバネ足ジャック。正体不明の都市伝説! その足跡を掴むことは困難を極める。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【宝具】 スプリングフィールド○ 跳 躍 怪 人 ランク:C 種別:対人宝具 消費魔力:60 このキャラクターはシナリオ2回まで、この宝具を使用することで自陣営のみならば令呪を消費せず撤退可能。 ただし、この効果は【敏】ステータスを自陣営の選択で選んでいなければ使用できない。 ―――正体不明。影すら掴ませぬ都市伝説。 その逃走・撤退能力こそがバーサーカーの本領である。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ カイザー ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:カイザー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:蕭道成 【レベル】:55 【アライメント】:混沌/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:50 【耐】:50 【敏】:35 【魔】:15 【運】:10 【宝】:50┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:☆☆☆ 【魔力量】170/170 【魔力供給の不足】:なし┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ,.‐ ,.-‐''"/ ,.,./ // ,.-‐'" / ,.‐ "/ ,.-/ / / ,.-" / ,.-‐" /,.-‐"/ / // / //,.,.--─''''''",. /" / __ ,. / | ゙、 ,.‐" / /''",.‐,.,.-‐''"~ ./ /,.,.-''/ _,. |\ / / | .∨ / /,.-‐--,.,.,.,.,.__ /,.-‐'''"~ /_,.,.-‐''''/ ゙、 \ | | \/ ,.'-'" ,.,.-- ゙''"~ /"~ / ヽ ゙''──,.、 / / ,.‐'' ,.-/ / ,.‐ / ,.,.- \ ,.,.\ ,.,.,.--─..、 // / ,.-‐ ,../-‐'''/ 、,.,.,.,.,.,.,.,.,.-─/ ‐--、 ,.,.,.、 ゙''ヽ、‐'''''"""""~~"'''''''''‐'''"" / \ /''" ,.-'" ,.-‐''‐-、ヽ、,.、 \ / ゙‐-/ / ,.‐'"''.l ,.‐、 ヽ ゙、‐-..、 \ _,.,. / / ,.‐,../ / /ヽ''"''"゙゙''ヽ、 ゙、‐、 ゙''ヽ \-─'''"~,.,.,.-‐''''" ___,.,.,. / / / / / \ ゙、ヾ''ヽ、 \ "  ̄"""'''''''""" / .// / / | l ,. ,.,-、\ ゙、' ,.‐-、'ヽ、 ヽ‐--.、 / '" // .| | ./ /,..‐ヽ \,/ /ヾ、 ゙ヽ ゙゙''ヽ、,.-‐'',.,.-'" .|/ |lヽ、 " ,/-"| '、,., |二二ニ,.,.,. .\" ヽヽヽl l,.,./-''"-‐ ,.,.l ノ ___ ゙ヽ、 ,.,.‐" ゙、ヽ‐,'' '‐'",.、 /',.,/'''ヽ"""""-、 "'''''‐、----,.,'ヽ、,.,.,. <,.~ ,゙、 /,.,, ,.ノ ' |ヽ=ノ. \ ゙ ,.,.-‐'",.,.,.,. ゙‐''''/ .゙、 ''" ,.,.,. .ノ ヽ、 ,.-‐"" ,/ ,‐゙、 /| l ゙、. 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前ページ次ページ日替わり使い魔 ――時間は少しだけ遡る―― 「――当然だ。私は真っ先に死ぬつもりだよ」 返されたその言葉に、ルイズとその後ろに控える双子は、揃って絶句した。 ここはニューカッスル城、天守の一角にあるウェールズ皇太子の部屋。そこでルイズは、くだんの手紙を手渡された。そして、その直後にルイズが投げかけた 「死ぬおつもりですか?」 というニュアンスを含んだ問いに対する答えが、先の一言である。 ルイズは怒鳴りたくなる気持ちに駆られたが、直後に背後から同様の気配を感じて背後を一瞥する。そこには予想通り、今にも叫び出しそうな様子の双子の姿――ルイズは制止するように二人の前に片手を向け、自らの気持ちごと二人の叫びを圧し留めた。 呑み込んだ言葉の代わりに、ルイズは努めて平静に一礼する。 しかし、そこで素直に引き下がるつもりはない。ルイズにはアンリエッタのためにも、確認しなければならないことが一つだけあった。 「殿下……失礼をお許しください。恐れながら、申し上げたいことがございます」 「なんなりと申してみよ」 「この、ただいまお預かりした手紙の内容、これは――」 促され、ルイズはそう切り出してウェールズとアンリエッタの仲を推察したことを告げる。先に根拠から、そして結論という順番で。 姫様と殿下は、恋仲なのではありませんか?――言葉の締めとして投げかけたその問いに対し、ウェールズは 「昔の話だ」 と言葉を濁しながらも否定はしなかった。 「……殿下! 亡命なさりませ!」 その答えを聞いたルイズは、そこでとうとう抑えきれなくなった。感情の促すままに叫び、ウェールズに詰め寄ろうとする。 ワルドが諌めるようにその肩を押さえるが、ルイズの剣幕は収まらない。 「それはできんよ」 「殿下、これはわたくしの願いではございませぬ! 姫さまの願いでございます! ご幼少のみぎりより親しくさせていただいたわたくしには、姫さまのお気持ちがよくわかります! その手紙の末尾には、亡命を勧める一文が添えられているはずです! それに、わたくしの使い魔が申しておりました――戦いにおいては、勝つか負けるかの二択では済まされるほど、単純ではないと! 命を賭けるべき時は、そう多くはないと! 明日の勝利のため、今は逃げ延びるのも一つの選択ではありませんか!?」 詰め寄るルイズ。しかしウェールズは答えず、静かに目を伏せて窓際へと向かった。 ルイズたちに背を向け、視線の先は窓の外。空に浮かぶ双月の月明かりが、哀れむかのように彼の横顔を照らす。 「ラ・ヴァリエール嬢。君は……大使には向いていないな」 「殿下!」 「王家の名誉、ひいては姫と私の名誉に誓って言うが、君の言うようなことは一行たりとも書かれていなかった。 だが、君の使い魔……確か、そちらの少年少女たちの父親、だったかな。その人物は良いことを言うのだね。しかし、その言葉に共感を覚えるからこそ……私は、逃げるわけにはいかないのだよ」 「殿下……っ!」 さらに詰め寄ろうとするルイズを、今度こそワルドが押さえた。両肩をがっちりと両手で押さえられ、ルイズはそれ以上ウェールズに近付けなくなる。 そのワルドに、ウェールズはちらりと振り返って視線だけで感謝の意を見せ、ワルドは無言で小さく頭を垂れる。 「さて、そろそろパーティーの時間だ。君たちは我らが王国が迎える最後の客だ。是非とも出席してほしい」 言外に 「話は終わりだ」 と突き放すウェールズの言葉に、ルイズは小さな絶望を覚える。そして彼女は、ほんの数秒の逡巡の後、同じく後ろ髪引かれる思いである様子の双子を伴い、静かに一礼して部屋を退出した。 ルイズに続いてレックスとタバサがとぼとぼと出て行き、最後にワルドが残った。しかし彼は退出しようとせず、「僕も殿下とお話があるから」 とルイズたちに告げた。 「――しかし――」 ワルドがノブに手をかけ、ルイズたちを押しやるかのように扉を閉めるその最中、ウェールズは口を開きながらくるりと振り向いた。 「君の真っ直ぐさは、あるいは亡国の大使には適任かもしれないね――」 「…………っ!」 その言葉を最後に、ルイズの目の前で扉がパタンと閉まる。 扉が閉まるその直前、ルイズの視界に飛び込んできたウェールズの顔――それは、泣き笑いのような、痛々しい笑顔であった。 ――ルイズはウェールズ皇太子のことがわからなくなっていた。 燭台の明かりと月光がほのかに照らす廊下の中、ルイズは一人、佇んでいた。 執り行われたパーティーは、とうに抜け出した後だ。死を覚悟した者たちの、悲しくなるほどに賑やかな宴。その空気が痛々しくて、いたたまれなくて、耐え切れなかった彼女は逃げるようにホールを後にした。 いや、頭ではわかっていた。父親、母親、そして一番上の姉――厳しい三人に叩き込まれた貴族としての教えが、そして、魔法が使えないならばせめてと勉強し続けて得た知識が、ウェールズ皇太子の主張が正しいと告げている。 ウェールズ皇太子は、討ち死にするつもりだ。それは意地ではなく、ましてや自暴自棄になっているわけですらなく、ただトリステインの――アンリエッタ王女の身を案じてのこと。 はっきりと「そう」と言われたわけではない。むしろ、逆の言葉を告げられた。トリステインの事情など一言も言及せず、ただ王家の誇りと名誉のため、と。 だが彼女にはわかる。それを語った彼の目を見ればわかる。 そして――あの部屋で最後に見せた表情を見れば、わかる。 ここで彼がトリステインに亡命すれば、それはレコン・キスタがトリステインに攻め入る格好の理由足り得る。だからこそ彼はここで戦い、少しでも多くレコン・キスタの士気と戦力を削ぐつもりなのだ、と。 そうすれば、トリステインがレコン・キスタに対抗するための準備期間が稼げるから。アンリエッタ王女の身の安全が、少しでも高まるから。 少し前、自分が無謀にも30メイルのゴーレムに立ち向かった時とは、似ているようでまったく違う。 認められたい。馬鹿にされたくない。その一心で虚栄を張っていた自分を彼と比べるなど、おこがましいにも程がある。全てを見据えた上で立ち向かうことを選んでいる彼に比べて、見えるものも見ようとしていなかったあの時の自分の、なんと小さいことか。 ――戦いっていうのは、勝つか負けるかの二択で済ませられるほど、単純じゃないんだ。 命を賭けてまで勝たなきゃならない戦いってのは……そう多いものじゃない―― ウェールズにも言った、あの時リュカの台詞。それが、頭の中で繰り返される。 リュカの言葉とウェールズ皇太子の取った態度――二つを比べれば、ルイズにだってなんとなくわかってくる。 ウェールズ皇太子にとって、命を賭けるべき戦いというのは、まさに今この時なのだろう。そして彼は、勝敗とは違った場所に、この戦いの意味を見ている。 あの言葉を告げたその時、ウェールズはルイズの思惑とは逆に、その意志を固めてしまったようにも見えた。 皮肉にも、彼を止めようと告げた言葉が、彼を後押ししてしまったかのようであった。 ――そう。 頭ではわかっている。わかっているのだ。 だが―― 「だけど……だけど、こんなの……納得、できない……!」 愛し合う二人が結ばれることが叶わない。想い合うがゆえに死なねばならない。 そのジレンマを理屈で納得させることなど、いまだ年若いルイズには到底出来ないことであった。 そう。本当にわからないのはウェールズ本人のことではない。愛し合う二人が引き裂かれねばならないこの世の不条理が理解できない――いや、理解したくなかったのだ。 「ルイズ!」 と――そんなところに、背後からレックスの声がかかった。 ルイズはいつの間にか目に浮かんでいた雫を指で拭い、背後を振り向く。 そこには、両目いっぱいに涙を浮かべた、双子の姿。 「レックス、タバサ……」 どんっ、と。 なぜここにと問うより先に、タバサが体当たり気味にルイズの胸に飛び込んできた。 彼女はルイズの胸に顔を押し付け、すんすんと声にならない泣き声を上げている。レックスはさすがにそこまではしていないが、一歩引いた位置で立ち止まり、今にも泣きそうな顔をこちらに向けていた。 ――この様子だけでわかる。この二人も、自分と同じなのだと。 「やっぱり……二人も、納得いかないのね」 「当たり前だよ!」 確認するようなルイズの言葉に、レックスは激昂して叫んだ。 「なんでみんな、最初から諦めてるんだよ! どうして、笑って死にに行けるんだよ! それで……それで、誰が救われるんだよ! わからない……ボクにはわからないよ!」 「レックス……」 その叫びは、ルイズにも共感できる。彼女自身、つい先ほどまで考えていたことだ。 胸の中で泣いているタバサからは、「嫌、こんなの……嫌」 と小さくつぶやいているのが耳に届いた。 何か言ってあげたい。そうは思うも、今のルイズには彼らに向けて言える言葉は持ち合わせていなかった。 マニュアル通りの『名誉』や『誇り』を説くのも、同意して共感を得るのも、どちらも何かが違う。そもそも、自身でさえ答えの出ていないことを、どうして答えられようか。 (こんな時……あんたならどう答えるの?) 胸中でそう問いかける相手は、ここ最近顔を合わせていなかった自分の使い魔――リュカ。 だが彼はここにいない。いない人間を頼ることはできない。 けど、それでも―― ――バサッ。 「…………?」 窓の外から何かが羽ばたく音が聞こえ、ルイズは窓に視線を向けた。 淡い月光に照らされたニューカッスル城の前庭――彼女が視線を向けたちょうどその時、そこに月の光を受けて輝く黄金の鱗を持つドラゴンが降り立った。 見張りに立っていた兵士たちが、にわかに騒ぎ出す。彼らが次々と駆けつける中、そのドラゴンは前のめりにゆっくりと倒れ、重い地響きと共に地に倒れ伏した。 ルイズたちにとって、そのドラゴンには見覚えがあった。そして、その背から降り立つ人物のことも。 ――三人はそれぞれ顔を見合わせると、互いに無言で頷き、駆け出して行った。 「ごめんね、シーザー。ホイミン、彼についていてあげて」 ――無理をさせすぎた。 ニューカッスル城に辿り着くなり、シーザーは倒れた。それを見てリュカが悔恨の念と共に思ったのが、その一言だった。 それも当然だろう。シーザーは元々、人を乗せて飛ぶようなドラゴンではない。にもかかわらずリュカの無理を聞いてくれて、ここまでの相当長い距離を一息に飛び続けてくれたのだ。 彼は右手に刻まれたルーンを一瞥する。それからシーザーの方を再び見やり、そしてまた、ルーンに視線を戻す。その表情は、なぜか苦々しげに歪んでいた。 ――だが、考えることは他にもある。 「……あれは……」 ぽつりとこぼし、彼は自分が通ってきた方向に振り返り、その向こう側で浮かんでいる巨艦――レコン・キスタ旗艦 『レキシントン』 号に視線を向けた。 脳裏に浮かぶのは、つい先ほど自分に向かって放たれた赤黒い火球。直撃はしたものの、防具の呪文威力減退効果、そして回復呪文のエキスパートたるホイミンの治療により、事無きを得ている。 ――あの火球には見覚えがあった。 忘れもしない、『あいつ』の放つメラゾーマにそっくりだったのだ。妻の放つ、太陽のようなオレンジ色のメラゾーマとは似ても似つかない、血のように赤黒いメラゾーマ。 だが―― 「……いや、まさか……気のせいだ。奴は死んだはずだ。僕の目の前で……」 「き、貴様! 何者だ!」 不安げに瞳を揺らし、つぶやいた――その瞬間、彼の背後からそんな怒声が投げつけられた。 考えることを一旦止めて振り返ってみると、複数名の兵士やメイジが、手に持った槍や杖をリュカに向けている。 「……このような夜更けに騒々しく城内に立ち入った無礼、お許しください」 しかしリュカは、そんな兵士たちの剣呑な態度に臆した風も見せず、一瞬で気持ちを切り替えて優雅に一礼した。 その堂々とした態度に、周囲を囲んでいた兵士たちは出鼻をくじかれたように鼻白む。リュカはそれを見て、更に言葉を重ねた。 「私はトリステイン大使、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが使い魔、リュカ。我が主人がご訪問中であると存じますが、お取次ぎ願えないでしょうか?」 「つ、使い魔……だと?」 彼の名乗りに、兵士たちの一部が顔を見合わせる。 だが、よく訓練された大部分の兵士――特にメイジはうろたえることなく、それどころか疑わしげに眉根を寄せた。 「戯言を……! 人が使い魔などとは、聞いたこともない! 嘘をつくならもう少しマシな嘘をつけ! 貴様さては、貴族派の手の者だな!」 メイジの一人の一喝で、改めてリュカに武器が向けられる。 リュカが内心「失敗したかな?」と思いつつ、この場をどう切り抜けるか考えていると―― 「リュカ!」 「「お父さん!」」 折り良く、兵士たちの向こう側から、リュカの主人――ルイズと彼の子供たちが、揃って駆け付けてきた。 リュカを責め立てていたメイジは、自分が偽りだと断じたことがまさか真実であったとは思わなかったのか、ルイズたちの方を向いて固まった。 彼女たちは、そんなメイジには一瞥もくれず、そのまま兵士たちを掻き分けるように真っ直ぐリュカの方へと向かって来た。 そして三人は、にっこりと笑うリュカの目の前へと到着し―― ――ゴンッ。ゴンッ。 「「いったぁっ!?」」 迎えたリュカは、笑顔のまま双子の脳天に拳骨を落とした。 「リュ、リュカ!?」 「ルイズ、ちょっと待っててくれない? ――さて、レックス、タバサ。何か言い訳はある?」 「「お、お父さん……」」 あくまでも笑顔を崩さないリュカに、二人は顔を青くしてビクビクと震え始めた。 今の拳骨の威力と、何よりも彼の額に浮かび上がっている青筋が、その内面の怒りを如実に表している――あからさまな怒りの表情ではない分、レックスたちは逆に恐怖を感じていた。頭の痛みも加わり、すっかり涙目である。 リュカは、何に対して怒っているのかは口にしていない。しかしレックスもタバサも聡い子であり、言わずとも通じていた。 そしてしばし、互いに見詰め合い―― 「「ごめんなさい……」」 「よろしい。ま、お説教はまた後にしとこうか」 素直に謝った二人に、今度こそ親愛の笑みを浮かべる。もっともそこで終わりとはしないあたり、親として締めるところは締めているが。 と――そこでリュカは、ルイズの表情に気付いた。伏し目がちになり、どことなく雰囲気が暗い。子供たちの方も、よく見れば親に怒られただけではない、何か深刻な悲しみの雰囲気を纏っている。 (悪い予感が当たった……かな?) 人間同士の戦争を体験するには、いささか早過ぎる――クックルとメッキーから事情を聞いた時から思っていたことだが、懸念した通りのことが起こったのかもしれない。もっとも、話を聞かないことには判断のつかないことではあるが。 何にせよ、とにかく状況の把握が急務である。リュカは振り返り、近くにいた兵士に声をかける。 「すみません。その子たちが休める場所を提供していただけますか?」 言って指し示すのは、プックル、シーザー、ホイミンの三匹。特にシーザーの疲労は深刻なようで、ホイミンの回復呪文で呼吸は安定しているものの、いまだ目を覚ます気配はない。 声をかけられた兵士はその要求に戸惑い、判断を仰ぎたそうにリュカの主人と言っているルイズに目配せした。その視線を受け、彼女が 「言う通りにしてあげて」 と言うと、そこでようやっと動き始めた。 メイジたちが数人がかりで『レビテーション』を使い、シーザーを運んでいるのを尻目に、リュカは再びルイズに向き直る。 「遅れてごめん。事情……話してもらえるかな?」 「……うん」 力なくうなだれるルイズの肩をそっと抱き、リュカは子供たちを促して城内へと向かう。 ――そんな彼らの様子を、ワルドが上階の窓から、冷たい眼差しで見下ろしていた―― 数人の護衛を伴い、薄暗い廊下を歩くウェールズは、その顔に笑みを浮かべていた。 彼の脳裏に浮かぶのは、先ほどの宴。そして、こんな時であるのに自分を訪ねてきてくれた心優しい大使。 彼女のような女性が傍にいてくれるなら、きっと愛しの従姉妹は大丈夫であろうという安心感が芽生える。 その安心感が、宴の酒を一層美味いものにしてくれた。これほど良い気分で酔えたのは、一体いつ以来だろうか。 これで安心して逝くことができる――そう思えば、自然と頬も緩むというものだ。 (これで怖いものなど何もない。さあ、恥知らずの貴族派ども。明日は目にもの見せてくれようぞ――) 改めて胸中で気合を入れ直す。気分はいつになく高揚していた。 と――その足が、不意に止まる。 彼の視線の先、向かっていた自室の扉の前に、誰かがいるのに気付いたからだ。 「誰だ!」 護衛の一人がウェールズを庇うように前に出て、誰何(すいか)の声を上げる。 その声に応えるかのように、人影が一歩前に出た。燭台の明かりに照らされた横顔は、彼らの知らないものであった。 だが、ウェールズたちの警戒は一瞬で終わった。その人物の傍に、先ほど自分たちが歓迎していた客人たち――ルイズ、レックス、タバサの三人の姿があったからだ。 それで、ウェールズはこの人物の正体に当たりをつける。ルイズの本来の使い魔である勇猛果敢な竜騎士が、単身レコン・キスタの陣を突破してここまで辿り着いたと報告を受けたのは、耳に新しい。 「もしかして……君が、ラ・ヴァリエール嬢の使い魔という?」 「はい。リュカと申します」 「話は聞いている。単独で貴族派五万の陣中突破を成し遂げて来たと。まるで 『イーヴァルディの勇者』 のごとく素晴らしき偉業だ」 「……僕は 『勇者』 じゃありません」 「謙遜しなくていい」 「いえ……」 朗らかに笑うウェールズに対し、リュカは複雑そうな表情で自身の息子を盗み見る。その様子にウェールズは気付いたが、その視線に一体どのような意味と想いが込められているかなど、彼には知りようもなかった。 「それで、私に何か?」 「はい。遅れて参上することになってしまいましたので、一言ご挨拶に。それと……恐れ多くも一個人として、殿下とお話したく参りました」 その言葉に、護衛が 「分をわきまえろ」 とばかりに怒気を見せるが、ウェールズはそれを制した。 渋々下がる護衛と入れ替わるように前に出て、ウェールズはリュカににっこりと笑いかける。 「こんなところで立ち話もないだろう。ちょうど、ラ・ヴァリエール嬢の話を聞いて、君と一度話してみたいと思っていたところだ。私の部屋でゆっくりと話そうではないか」 言って、自室の扉を指し示すウェールズ。彼が護衛に目配せすると、護衛はその扉をゆっくりと開け、ウェールズに道を空けて一礼する。 彼はそのまま自室へと入り、扉の外にいるリュカに振り返って 「さ、入りたまえ」 と入室を促した。 「リュカ……」 「お父さん……」 「……約束はできないよ。たぶん、僕でも無理だと思うから」 そんな短いやり取りの後、部屋に入ってきたのはリュカ一人であった。彼に続いて入室しようとした護衛の一人をウェールズは手で制し、部屋の外で待つように告げる。 大人しく指示に従い、退室する護衛。部屋にはウェールズとリュカだけが残り、パタンと扉が閉じられた。 「質素な部屋で申し訳ない。なにぶん、仮住まいなものでね。ベッドにでも腰掛けて楽にしてくれたまえ」 「恐縮でございます」 木製のベッドに椅子とテーブルが一組しかない部屋で、その一つきりの椅子に腰掛けたウェールズは、リュカにベッドを勧めた。その言葉に甘え、リュカはベッドに腰掛けた。 ゴトリ、と重い音を立て、リュカの持っていた『光の盾』が、足元に立てかけられる。それを見てウェールズは 「ほう」 と小さく感嘆のため息を漏らし、次いで彼の服と杖に視線を向けた。 「立派な服だ……それに杖と盾も素晴らしい。ラ・ヴァリエール嬢が君に与えたものかな?」 「いえ、実家より持ち出したものです」 「となると、君は名のある家の者なのかな? それほどの意匠を凝らした物を個人で所有できるとなると、ただの貴族ではあるまい」 「トリステインでは何の地位もない、ただの田舎貴族でございます」 「ふふ……韜晦(とうかい)するか。まあいいさ。それで、話というのは?」 所有物に関しては何か事情があるのか、正直に話そうとしないリュカに、しかしウェールズは微笑を漏らすのみ。どの道本題ではないのでさっさと切り上げ、少しだけくだけた口調で本題を促した。 「明日の決戦について、お聞きしたいことが少々」 「君の主人からは聞いていないのかい?」 「一通りは。ですが、あなたの決意をじかに聞かせていただきたいのです」 「……君も、僕を止めるつもりかい?」 「それは、話を聞いてから判断します」 その返答に、ウェールズは 「ふむ」 と少しだけ考えた。 どうやら彼は、主人であるルイズよりも理性的に考え行動することができるらしい。まだ若いがゆえに感情の抑制がつたない彼女とは対照的に、彼はこちらの問いに即断を避け、慎重にこちらを見極めようとしている。 そしてウェールズは 「よろしい」 と一つ頷き、パーティーの前にルイズたちに話したこととほぼ同じ内容を、リュカに話した。 「…………」 「と――いうわけだ。ちなみにラ・ヴァリエール嬢は、アンリエッタからの手紙に、亡命を勧めるような一文が添えられていたはずと主張していたが……王家の名誉に誓って言うが、そのような文句は一行たりとてなかったよ」 「そう……ですか」 締めとして付け足された言葉に、リュカは歯切れ悪く頷いて、そっとまぶたを閉じて少しだけ考え込む。 時間にしてほんの数秒。その数秒の沈黙の後、目を開けた彼は真っ直ぐにウェールズの目を見て、ゆっくりと口を開いた。 「亡命を勧める一文などなかった……『アンリエッタ姫にそう伝えて』 おけばいいということですね?」 告げられたその言葉に、ウェールズは一瞬驚き――しかし次の瞬間には、満足げに微笑んだ。 ――思った以上に聡い人物である。 実のところ、ルイズが指摘したことは真実である。しかし王族である以上、あのような一文は 『なかったこと』 にした方が色々と都合が良いのだ。 そんなこちらの思惑を、目の前の人物は正確に汲み取ってくれた。言葉にしてはいけないことを、言葉にしないまま伝え合うことができた。 これは楽しい会話になりそうだ――そんな期待が、むくむくと膨れ上がる。 彼がルイズに教えたという言葉を聞いて興味を持っていたが、少なくとも期待はずれにだけはならなさそうであった。 「君はかつて、ラ・ヴァリエール嬢に言ったことがあるそうだね。戦いとは、勝敗の二択で済ませられるほど単純ではなく、命を賭すべき場面は多くない――と。 僕もその通りだと思うよ。必ず反撃の機会が訪れると信じ、首都ロンディニウムを手放したかつての敗走の心境など、まさにそれだ。しかし現実は甘くはなく、ろくな反撃もできないまま、ここまで追い込まれた。 このまま何の抵抗もせずに逃げて国を明け渡し、地下に潜って反撃の機をうかがう――そんな手段も考えた。しかし果たして、一度でも逆賊に国を明け渡した王族に、玉座に返り咲く資格はあるのだろうか? 答えは否だ。他のブリミル直系の王族は、そんな恥知らずを許さない。我が国民も同様だ。何より、父上も僕自身も、許せるはずがない。内憂を事前に払えずに敗北した王族が、同じ過ちを繰り返さないなどと、どうして約束できようか。 だからこそ、我々はここで命を賭すのだ。もはやここにしか、命を賭すべき場所は残されていないのだから」 決意を胸に秘め、そう告げたウェールズに、リュカは答えず少しだけ瞑目した。 「あなたは……いえ」 「どうしたのかね? 何か言いたいことがあれば、遠慮なく言ってくれたまえ」 「…………」 何か言いかけ、しかし言葉を濁すリュカに、ウェールズはその先を促した。だがリュカの方はすぐには答えず、目を閉じたまましばし考え込む。 その間、彼の口が小さく動く。ほとんどは聞き取れなかったが、「国を追われた王族……か」 といった、どこか懐かしむような小さな呟きだけが、かろうじてウェールズの耳に届いた。 ややあって、リュカはゆっくりとまぶたを開く。そしてそこで、ようやっと口を開いた。 「殿下……あなたには、もっと早くに出会いたかった」 「嬉しいことを言ってくれるね。それはなぜだい?」 「今の話を聞いて、是非ともあなたを僕の親友に会わせたくなったからです」 「君の親友?」 「ええ。今のあなたの告白に、明確な形で返せる 『何か』 を持っている男です。けど残念ながら、彼に会うには今からでは到底間に合わない……移動時間だけならカットする手段はあるけど、それ以外のことに時間がかかりすぎる」 「そうか……それは、僕としても残念なことだ」 移動時間をカットする手段、とやらに若干の興味が惹かれたし、何より 『自分の想いに返せるものを持っている』 というその人物には、それ以上に興味が湧く。 だが、彼の言う通り、時間が足りなさ過ぎた。明日には終わる身なれば、多くを望むことなどできようはずもない。 「ですから、代わりと言ってはなんですが……僕から一つ、英雄譚をお話しいたしましょう」 「英雄譚?」 「はい。これは一年前に、ハルケギニアの外――僕の出身地にて、実際に起こったことです」 ハルケギニアの外で、実際に起こった英雄譚。 それもまた、非常に興味をそそられる内容だった。彼がハルケギニアの外の人物であるということ自体も、驚きではあったが。 ウェールズは顔を綻ばせ、「是非お願いしよう」 と促した。 リュカはコクリと頷くと、目を閉じてすぅーっと息を吸い込み、静かに口を開く―― 「……かつて、『巨悪』 がいました。 『巨悪』 は多くの魔物を操って人々を苦しめ、数え切れないほどの命を喰らいました。 また一方では 『巨悪』 は神を騙り、しもべを使って教団を興し、人々に偽りの希望を与えていました。 世界は 『巨悪』 によってコントロールされ、人々は虚構の希望にすがりつきつつ、永い苦しみの時を過ごしていました。 ――そこに、『勇者』 が現れました。 『勇者』 は各地を回り、『巨悪』 のしもべたちを倒しながら、『巨悪』 そのものへと近付いていきました。 『巨悪』 の根城、邪悪の根源、悪魔の住まう山――エビルマウンテン。 ハルケギニアで言えば、ガリアの火竜山脈というのが最もイメージに近いでしょうか。普通の人間なら十人単位でかからなければ相手にもならないような強力な魔物が、数千数万とひしめく魔境です。 そしてそんな危険な山に、『勇者』 は信頼できる七人の仲間と共に、足を踏み入れました。 彼我戦力差は絶望的――しかし 『勇者』 一行はそんなことお構い無しに、『巨悪』 を目指して一直線に突き進みました。 絶え間なく続く、数え切れないほどの激闘がありました。しかしそれらを制し、『勇者』 一行はエビルマウンテンの最奥へと辿り着くことに成功すると、その勢いのままに 『巨悪』 とぶつかりました。 それまでの激闘がほんのお遊びにしか思えない――それほどの死闘が、幕を開けました。 何度攻撃を受けたでしょうか。何度苦境に立たされたでしょうか。どれほど戦っても崩れない 『巨悪』 の姿に心折れそうになったことも、一度や二度ではありません。 しかし 『勇者』 は決して諦めず、戦い続けました。 そして最後には 『勇者』 の剣は 『巨悪』 の喉笛を貫き、死闘が幕を閉じたのです。 『巨悪』 が倒れたその時、『巨悪』 が操っていた者どもは一斉に抵抗をやめ、いずこかへと逃げていきました。 かくて永く続いた苦しみの時代は終わり、世界に平和が訪れたのです――」 詠うように、流れるような口調で話し終え、リュカはふぅと一息ついた。 黙って聞いていたウェールズは、物語の終了を察すると、微笑を浮かべながらパチパチと拍手を送る。 「なかなか面白かった――なるほど、確かにそれは英雄譚だ。しかも、最後の死闘のくだり、まるで見てきたどころか体験すらしてきたかのような物言いだね。もしやとは思うが、君は当事者だったりするのかい?」 その問いに、リュカは少しだけ逡巡してから、「はい」 と小さく頷いた。 「なるほど。普通ならば荒唐無稽と一笑に付すところだろうが、貴族派の陣を抜けた君の実力、そして君の従える幻獣たち……何より君自身の纏う雰囲気が、その話に妙な真実味を感じさせる。 そして君の今の話を僕の現状にたとえてみるのならば、奴ら貴族派が 『巨悪』 とそのしもべ、 我ら王党派が 『勇者』 と七人の仲間たち。 そしてあの忌まわしき 『ロイヤル・ソヴリン』――いや、今は 『レキシントン』 号か。それがエビルマウンテンといったところだな」 「……負けるつもりで戦えば、それがたとえ勝ち戦であったとしても敗北は必至」 自分たちの現状を英雄譚になぞらえたウェールズの言葉に、リュカは肯定も否定もせずに言葉を紡ぐ。 「ここが命を賭す場所だと思う殿下のお気持ち、否定はいたしません。しかし 『負ける覚悟』 と 『負けるつもり』 では、同じようでまったく違います」 「…………」 「殿下、『負けるつもり』 で戦わないでください。一矢報いたいと言うのであれば、報いた一矢を切っ掛けに逆転を狙うぐらいのお気持ちで戦ってください。 さすれば、たとえ敗北という結果が覆らなくとも、貴族派に与える被害は違ってくるでしょう。あるいは本当に、勝利を拾えるかもしれません。 奇跡というものは、それに手を伸ばさぬ者には決して手に入らぬものなのですから」 「それは――」 告げられた言葉に、ウェールズは言葉を詰まらせた。 ――正直、ハンマーで殴られたかのような気分だった。 今の今まで、自分は死ぬことしか考えなかった。万に一つも可能性はないと、勝利することを諦めていた。 だが、それでは駄目なのだと気付いた。気付かされた。 勝つつもりで臨まずして、どうして王家の意地を見せられようか。絶対にこの国を明け渡さないという断固たる意志こそが、貴族派に見せるべき意地であるはずだったのに。 それを思い出し――ウェールズの口元には、自然と笑みがこぼれた。 「……君の言葉は、心に響くな」 「出過ぎた言葉、お許しください」 「はっはっはっ! いや、気にしないでくれ。君と話せて、本当に良かった。 ラ・ヴァリエール嬢といい君といい、最後の最後になって素晴らしい出会いに恵まれた。これは始祖ブリミルに感謝せねばなるまいな、はははっ――おっと、いやいや 『最後の最後』 などと言ってはいかんな」 言って、ウェールズは今度こそ、屈託の無い心からの笑顔を見せた。完全に憑き物が落ちたかのようなその顔に、自然とリュカにも笑顔が伝播する。 そして彼はおもむろに立ち上がり、うやうやしく一礼した。 「お元気になられたようで何より――では、僕はこれにて失礼いたします」 「ああ、とても楽しいひと時を過ごせた。君には感謝せねばなるまいな。今夜は良い夢を見られそうだ」 その言葉にリュカは 「それは何よりです」 と返し、部屋を後にする。ウェールズは名残惜しむかのように、扉が完全に閉まるその瞬間までリュカを見送っていた。 そして一人きりになった部屋の中、彼は窓の外の双月を見上げた。自分たち王党派を哀れんでいるかのように見えたその月明かりが、今では祝福しているかのようにすら思え、ウェールズの顔からは自然と笑みがこぼれた。 そして一方――退室したリュカは、そこから十数歩ほど離れた場所で、周囲に誰の目もないことを確認すると、壁に背を預けてズルズルと腰を落としていた。 「…………重い、な…………」 搾り出すようなその呟きには、確かな悲しみと後悔が滲み出ていた。 ウェールズとの会話で、リュカが彼に対して抱いた率直な感情は、『死なせたくない』 の一言に尽きた。しかし死地に向かうことをやめさせる隙が、リュカにはどうしても見出すことができなかった。 そしてその代わりとして、自分たちがミルドラースに立ち向かったあの時の心境や心構えを伝えたのだが――果たして本当にそれで良かったのかと、今では後悔ばかりが募る。その言葉でウェールズに力を与えてしまったのがわかった分、余計に。 ――彼はきっと、明日の決戦で善戦する。 王党派が善戦すれば、確かにレコン・キスタの被害は増えるだろう――そう、『被害が増える』 のだ。 それはつまり、それだけ散る命が増えるということに他ならない。そのことを自覚した途端、リュカは自分の足元が崩壊したかのような、あるいは山脈一つがまるごと自分の背中にのしかかったかのような、そんな絶望的な想いに駆られた。 自分の一言が、間接的に大勢の命を奪うことに繋がってしまうのだ。そして一度口から出た言葉は、もう二度と取り返すことはできない。今更なかったことになどできず、ウェールズの決意を以前の状態に戻すこともできない。 たった一人の言葉が、大勢の人間の生死を左右する――それが、戦争というものなのか。 「これが人間同士の戦争、か。……結局、僕も甘かったということか。思った以上に重い……こんなの、子供たちには絶対に背負わせられない」 少なくとも、大人になるまでは。 まるで身体が鉛になったかのように重く感じられるこの気持ち、今のあの子たちには早過ぎる。 そして彼は二、三度ほど深呼吸し、少しだけ気持ちを落ち着けてから、重くなった腰を上げた。 「……地獄に堕ちても、文句は言えないな……」 若干生気を失った自嘲の言葉は、夜闇の中に溶けて消えた。 ※注:ゲマとフローラでメラゾーマの色が違うというのは、この作品の独自設定です。原作ゲームを何度見直してみても、色の違いなどありません。 前ページ次ページ日替わり使い魔
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登録日:2012/06/05 (火) 01 23 22 更新日:2024/05/01 Wed 16 54 33NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 アベンジャーズ MARVEL NINJA X-MEN ウェポンX ウルヴァリン オーシャンクロー ヒュー・ジャックマン マヴカプ ミュータント ローガン ワンマンアーミー 一匹狼 主人公 乃村健次 人気者 公式メアリー 六爪流 小さいオッサン 小山力也 山地和弘 校長先生 正体不明 江原正士 磯部勉 長嶝高士 (顔にタイツを巻き付けながら)「俺は忍者だ」←幼女を肩に乗せています 「クリード!テメェはムカつくぜ!!」 ◆ウルヴァリン 【概要】 「ウルヴァリン」は、米MARVEL社のコミックヒーロー『X-MEN』の主要登場人物の一人。 スパイダーマンらと並ぶMARVELでも屈指の人気キャラクターであり、顔の広さと活躍の広さは間違いなく、全MARVELキャラクターの中でもNo.1と断言出来る程。 ……が、余りにもウルヴァリンの活躍に併せて設定やストーリーが繋げられる場合が多い事からワンパターンな上に公式メアリー的であるとして批判される面もある。 70年代中盤の第2期X-MENからの中心キャラクターであり、当初は型破りな悪童的キャラクターがウケて人気者となったのだが、多大な支持を得た90年代からは寡黙で渋い大人の男へと性格が変化しており、アニメや実写映画版でも基本的にその性格が踏襲されている。 ちなみにアベンジャーズにも所属している。 【プロフィール】 コードネーム ウルヴァリン 本名 ローガン(ジェームズ・ホーレット) 身長 160p 体重 110s 能力 超回復能力、アダマンチウムが骨格に分子レベルで結合させられている。 格闘術 暗殺術、忍術 通称 ウルヴィー、ローガン、チビ助 CV 江原正士(テレ東版X-MEN) 長嶝高士(カートゥーンネットワーク版スパイダーマン) 山路和弘(実写版X-MEN) 磯部勉(テレビ朝日・日曜洋画劇場「X-MEN」三部作) 小山力也(マッドハウス版マーヴルヒーロー) 乃村健次(ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ) 【活躍】 初登場は意外にも『インクレディブル・ハルク』誌で、カナダに出現したハルクを取り押さえようとするカナダ政府の秘密機関デパートメントHの一員としてだった。 『X-MEN』への本格登場を前にしての顔見せ出演であったが、この際にはハルクのパワーの前に敗北を喫している。 本格参加したX-MENでは大怪獣クラコアに捕らわれた初代X-MENを救う為にプロフェッサーX(教授)が世界中から召集した一人として登場。 尚、00年代以降の展開により教授との初遭遇はウルヴァリンが教授の暗殺を狙った為とする後付けが加わっている(挙げ句に精神操作を受けた)。 加入したX-MENでは経験でも年齢的にも他のメンバーを遥かに上回っている為か、基本的に粗野な一匹狼で自由に暴れ回ると云う型破りなキャラクターとして多大な人気を獲得した。 90年代以降は、前述の様に粗野な面が抑えられた替わりに寡黙で謎めいた大人の男として渋さが強調されたキャラクターへと変化。 個人タイトルのシリーズも出版される他、本編でもウルヴァリンを中心とした展開が多くなる等、アニメや実写映画での描写の原点はこの時代に作られたと言える。 現在は90年代後半から再び主人公(笑)から主人公に復帰したサイクロップスと共に間違いなく『X-MEN』の主人公。 厳しい戦いの中で盟友関係にあった両者だが、暫くは対立路線が続いていく模様。 サイクロップスの「理想郷(utopia)」から一部のX-MENと子供達(ついでに教授も)を連れて離脱。 「ジーン・グレイ学園」を設立し新世代ミュータントの教育係となっている。 ……人気者故に『X-MEN』以外での活躍も多い他、悪墜ちした息子やクローン美少女が登場する等、日本の漫画やアニメの影響を感じられる展開も加わった。 長らく謎とされて来た過去や「ウェポンX」計画についても一定の「真実」が明かされた事にされたが……。 デアデビルと同じ忍術の師匠スティックに習ったり、日本のヤクザと因縁深いNINJAでもある。 【能力】 本来のミュータント能力はヒーリング・ファクターと呼ばれる超回復能力で、極めて老化が遅い他(本来は100歳以上の年齢)、致命傷とも呼べる傷を負っても、絶命していない限りは即時に回復出来る程。 作品によって回復レベルの頻度が違っており、ある程度リアルな描写の場合もあれば、骨格から復活する等、冗談の様な復活を果たした時すらある。 この他、カナダ政府が「組織」と協力して行った超人兵士誕生計画「ウェポンX」により地上最硬の金属アダマンチウムを骨格に分子レベルで結合されており、手の甲から出現するアダマンチウム製の爪は最大の武器となっていた。 当初は爪も改造された後に移植された物だと思われていたのだが、磁界王マグニートーにアダマンチウムを引き剥がされてた際に爪も生来の骨格の変形した物で、骨格同様にアダマンチウムが結合した物であった事が明らかになった。 近年は魔神アポカリプスの手により死の騎士「デス」に一度改造された結果、再びアダマンチウムが移植されている。 また、五感が常人に比べて異常に発達しており、ほぼ暗闇の中でも常人のように視認でき普通では聞こえない音でも聞き分け猟犬のように匂いをかぎ分ける。 現在は身体能力のレベルが謎の超強化を遂げた描写がある(獣化等の影響か?)。 【ウェポンX計画】 大戦中にアメリカが生み出した史上初の超人兵士キャプテン・アメリカから始まる超人兵士誕生計画。 以前はキャプテン・アメリカとは別の「ウェポンX」なる別計画とされていたのだが、00年代からの展開によりキャプテン・アメリカから始まる10(X)番目の超人兵士としてウルヴァリン(ローガン)に与えられた名前である事にされた(その割には「ウェポンX」の名前で生み出されてたキャラクターが多いのだが……)。 因みに、ローガンは超人兵士として改造される以前からエージェントとして諜報活動に関わっていたのだが(この時期にキャプテン・アメリカと共闘もしている)、この実験により肉体を改造されるのみならず過去の記憶が失われたり、偽の記憶が刷り込まれる等の処置を受けている。 同じく実験の被検体であったセイバートゥースやマーヴェリックらと共に「ウェポンX」としても諜報活動に従事していたウルヴァリン達だったが、その当時の記憶にも嘘が刷り込まれており、更に混乱に拍車を掛けている。 ……「ハウス・オブ・M」の展開により本来の名前であるジェームズ・ホーレットと、過去についての“正しい”記憶を取り戻したとされるローガンだが……。 【関連人物】 ◆プロフェッサーX X-MENの指導者。 同士にして友人。 その友情は記憶を操作されていた事実が明らかになっても変わらないが……? ◆サイクロップス X-MENのリーダー。 一匹狼のローガンとは育って来た環境が違い過ぎる為に、そもそもタイプが違っていたのだが恋人ジーンを巡る過程で対立が生まれてライバル関係に。 それでもミュータントを巡る環境の変化の中、暗殺部隊として再編されたX-FORCEのリーダーを任される等、盟友関係にあったのだが……。 ◆ジーン・グレイ 死亡中。 サイクロップスの恋人だが、優等生タイプのサイクとは違うウルヴァリンの野生に浮気心を出した事で両者の対立を生んだある意味元凶。 実は何回かウルヴァリンを振っている。 「理想郷」から離脱した後に設立した学園に彼女の名前を冠する等、未だに彼女への想いは深い。 ◆セイバートゥース(クリード) ウルヴァリン最大の宿敵であり、矢張り「ウェポンX」計画が生み出した怪物。 ローガンとは虚実が入り混じった記憶の中で対立が刷り込まれており、誕生日の度にローガンを襲撃(※現在はローガンのその時の女をレ○プして殺して来た事にされた)していたりした。 ◆マーヴェリック ◆デッドプール ◆シルバーフォックス ……etc. 「ウェポンX」計画の産物。 ◆レディ・デスストライク 宿敵の一人。 悲劇の女サイボーグ。 ◆マツオ・ツラヤバ 忍者集団「ザ・ハンド」の首領。 ◆ダケン 本名 アキヒロ 漢字で書くと駄犬。 ダークウルヴァリンこと、悪墜ちした息子。 名前の通り日本人。 他に養女アミコも存在。 ◆X-23 ゲームでも顔を売った、ローガンのクローン美少女。 過去が不幸。 キャットウーマンの例もあるし、人気もあるだけに辛い過去はリセットされるかも? ◆マリコ・ヤシダ 元妻。 正史では故人。 フグ毒で毒殺された。 AOA世界では黒髪の美少女でX-23の母親。 マッドハウス版では『矢志田真理子』名義。 日本でも指折りのヤクザ『九頭竜(くずりゅう/ナインヘッド)』会長・矢志田信玄を父に持つが、犯罪都市国家『マドリプール』の権力者・黒萩秀樹と政略結婚させられる。 最期はローガンと再会時に黒萩の流れ弾から庇い死亡。 ◆ジュビリー ウルヴァリンの相棒を自認する生意気なロリ。 お互い特別な思い入れがあるがコンビは暫く復活していない。 最近ミュータント能力を失ったりヴァンパイアになったりと忙しい。 ◆アべンジャーズ X-MENのメンバーではある物の、いざという時には人殺しも辞さない覚悟がある彼は主要メンバーの1人しても受け入れられている 何しろアベンジャーズタワーに彼用の椅子すら用意されている。サイクロップスですら持ってないぞ ◆豪鬼 カプコンの格ゲーで、公式かどうか不明だがウルヴァリンの過去を知っている様な素振りを見せる。 XストやマヴストではCPU戦でタッグを組んでいたり、Xストの豪鬼EDとマヴストのウルヴァリンEDで互いに登場する因縁の相手でもあった。 …が、X-MEN本編でウルヴァリンの記憶が戻ったと同時にMVC2以降は豪鬼とウルヴァリンの因果関係はなかったことにされた。 ◆美影桔梗 マッドハウス版にて信玄に雇われたサムライ風のミュータント。 ローガンと同じアダマンチウム合金の骨格とヒーリング・ファクター持ちで、右掌に日本刀を仕込んでいる。 女子供は手にかけず、真剣勝負を重んじる剣の達人であり、剣からは鎌鼬を放つことも。ローガンとの勝負を求めるが勝敗は不明。 マッドハウス版ブレイドにもローガン共々カメオ出演する。 【余談】 ※初登場時には爪は伸縮式では無く、グローブに付けられた装備型だった。 ※マッドハウス版では個人版および『アイアンマン』&『ブレイド』にカメオ出演時だと若いイケメン。 実写版のヒュー・ジャックマンを意識したようだが、制作会社が制作会社だけに『獣兵衛忍風帖』の主人公・獣兵衛にも見える。 チーム版は原作に近い野性的かつ筋肉質な体系になった。 ※一方、原語系ではX-MEN CHILDREN OF THE ATOMやMARVEL SUPER HEROESではカハル・J・ドットが声を担当していたが、この人はウルヴァリン専属というわけではなくX-MENではアイスマン&MSHではキャプテンアメリカも兼任している 2000年以降は複数のメディアでアメリカでもっとも忙しい声優で野獣/BEASTとピーター・カレンから評価されたスティーブ・ブルーム/STEVE・BLUMが担当しており「二次元でウルヴァリンといえばスティーブ・ブルーム」と称されるまでになっている。日本でアニメ原語版になじみのないファンも『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』で彼の吹き替えるウルヴァリンを耳にできる。 ※マグニートーにアダマンチウムを剥がされていた時期に獣化が進んだが、当時のパートナーの女暗殺者エレクトラの調教で人格を取り戻した。 ※主役として扱われた実写映画では空気扱いの他のX-MENに対し、殆ど主演のヒュー・ジャックマンのプロモーションビデオ状態(笑) 発表当初はジャックマンが無名な上に、原作とかけ離れた長身イケメンだっただけに批判もあったのだが、余りのハマり役っぷりに反対意見を完全に覆した。 ※テレビ東京系で放送された『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』のX-MEN編にも登場。 実写版のジャケットスーツにアメコミのピカチュウカラーとイイとこ取りだが、むき出しになった両腕の筋肉には毛が生えていない。 トレードマークの無精ヒゲもなくなっており、キン肉マンの正義超人みたいな姿になっている。 追記修正は過去を取り戻してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ジャキンッ!!と/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 回復の許容量越えて死んだら死神だか死の天使だかと決闘して生き返ったり魂削られたりしたよね -- 名無しさん (2013-09-24 13 08 45) 先週やってたゼロ見たけど、ヒューのウルヴァリンがカッコ良すぎる。 -- 名無しさん (2013-09-24 14 35 10) MVC3のウルヴィーの声優さんはCCO様も演じてます -- 名無しさん (2013-09-24 17 24 49) 野獣先輩最有力説 -- 名無しさん (2013-09-28 10 58 02) 実写だと相性ゆえかマグニートー相手だとカッコよさが……(3では囮となってキュアを打ち込むのに貢献)でもローガン先生って何教えてるだろ、体育か社会かな? -- 名無しさん (2013-12-13 20 22 54) 野獣先輩最有力説 黙れクズ ウルヴァリンはクズリ -- 童貞 (2014-02-21 00 37 44) ↑2 確か歴史だったはず -- 名無しさん (2014-02-21 00 39 34) 南北戦争ぐらいからの歴史を生で見ているからなぁ。 -- 名無しさん (2014-02-21 10 33 08) 吹き替えの声優プラズマチョチョウだったのか -- 名無しさん (2014-05-14 00 25 02) マッドハウス版の小山力也って確か昔地上波放送での実写版でもウルヴァリン役だったよね -- 名無しさん (2014-06-01 23 46 24) ウルヴァリンまで謝らないのか?www -- 名無しさん (2014-06-01 23 51 12) デップーってウルヴィとスパイディ好きだよな -- 名無しさん (2014-08-17 12 08 04) DWでチョロ神を「小物」と言い切った。 -- 名無しさん (2014-08-17 12 48 57) おい.............おい.......。嘘だろ....?死んじまったぞクズリのおっさん。 -- 名無しさん (2014-10-16 01 06 56) 大丈夫大丈夫、どうせ次回作には間に合うからヘーキヘーキ -- 名無しさん (2014-10-16 01 18 11) 主人公の割に特殊能力他のと比べると地味だよな主人公らしくかっこいいが -- 名無しさん (2014-10-16 02 13 14) 性癖がドMとかは書かなくていいの? -- 名無しさん (2015-02-16 00 49 30) 爪がかっこいいけど、流血描写を避けるために、映画やアニメで全然敵にあたらない印象がある。 -- 名無しさん (2015-02-16 09 24 09) 日本で巫女と妖怪退治した作品買っちまった -- 名無しさん (2015-09-26 02 32 23) X-MEN:アポカリプスにも出たよ!ノンクレジットだけど! -- 名無しさん (2016-08-18 22 54 15) カメオ出演というにはあまりにも強烈な暴れっぷりだったな -- 名無しさん (2016-12-27 12 43 41) 「ローガン:ウルヴァリン・ファイナル(仮)」だと一気に老け込んだ姿で最後の戦いを行うらしい… -- 名無しさん (2016-12-27 17 16 09) 90年代のアニメ「スパイダーマン」でのスパイダーマンとの対決を見るあたり、少なくとも10tかそれ以上の腕力を誇るスパイダーマンと互角の怪力の持ち主。爪や再生能力もだがこの人素手でも超人である。 -- 名無しさん (2017-03-18 02 25 28) 骨格がアダマンチウムだから爪無くても拳骨だけで常人は普通に死ねる -- 名無しさん (2017-08-05 10 15 26) 最近アクシス騒動(ヒーローとウィランの善悪が反転した事件)があってその終結後に宿敵だったセイバートゥースが善玉化しちゃったけど、それについてはどう思っているんだろう? -- 名無しさん (2019-10-04 17 40 05) 色々な場所で転戦している事に対しては、休暇が欲しいと毒付く描写もある。引っ張りだこの人気者も大変だな!! -- 名無しさん (2021-12-16 16 20 17) 10↑あれを知ったときは知ってはいけないものを知った気分になって複雑な気持ちになった、再生能力はあっても痛覚があるから一周まわっちゃのかな -- 名無しさん (2021-12-16 18 48 45) マヴストでのテーマが渋くてツボなんだよなぁ... -- 名無しさん (2022-02-02 22 35 49) なぜか仮面ライダー響鬼を知ってる -- 名無しさん (2022-02-03 00 48 51) 名前 コメント