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ぬえ1 新ろだ954 「さぁ、さっさと掃除終わらせるよ」 「わかってるよ。面倒だなー」 そんなやり取りをしつつ、私はぬえと共に彼女の部屋へ向かった。 「てかなんで○○までいるのさ」 ジト目のままぬえが尋ねてくる。 「俺は自分の部屋掃除は終わって暇だったし、どうせぬえの部屋は混沌とした状態になってるんだろうし、なにより船長からもお願いされたし」 自分の部屋の掃除を終わらせ、他に手伝えることがないか船長に尋ねたところ、ぬえの部屋掃除を手伝ってあげて欲しいと言われたのだった。 「ムラサったら失礼ね。自分の部屋くらいちゃんと掃除できるから」 「でもぬえの部屋に行くのは初めてだし楽しみだよ」 これが一番の本音。 「どうせ部屋見て笑うんでしょ。『やっぱりか』って」 ふてくされた顔でぬえがつぶやく。 そう、俺は命蓮寺に住まわせて貰ってから結構経つが、いまだに恋人であるぬえの部屋に入ったことが無かったのだ。 そもそもぬえ自身自分の部屋にいることのほうが少なかった。大抵船長のところにちょっかいを出しに言ってたり、俺の部屋でごろごろしてたりしていたからだ。 そんなやり取りをしつつ、ぬえの部屋の前まで来た俺達。 「さーて。どんな惨状なのかな?オープン」 「だからそんなに酷くないってば!……多分」 ……うん。思っていたよりは普通だ。物は多いが、別に足の踏み場もないような状態でもないし、さすがに「惨状」は失礼だったかな? 「……黙ってないでなんか言いなさいよ。笑いなさいよ」 おっと、沈黙が長すぎたようだ。 「あぁ、いや、思った以上に酷くはないな。変に疑ってすまないな」 とりあえず素直に謝っておこう。 と、改めて部屋を見て気づいた。 「あ、でもさ」 「なに?」 本人は気づいてないみたいだね。?マークを頭に浮かべながらこっち見てる。 こういうの灯台下暗しかな? 俺は、布団のあたりを指差しながら、 「下着くらいはちゃんとしまったほうがいいと思うよ」 「……っ!……ちょっと外で待ってて!」 はいはい。 1,2分でぬえが部屋から顔を出してきた。顔赤いぞ。 「もう大丈夫……だと思う」 「そんな、猛獣が居たわけじゃないんだから気にするなって」 「気にするよ!」 「じゃあ今度俺の部屋に自分の下着1枚置いておくからそれでチャラな」 「なんか違う気がするんだけど……」 このままじゃいつまで経っても掃除が始まらないので、ここら辺で切り替えましょうかね。 「ぬえ、あまりお喋りが過ぎると船長に怒られるからさっさと終わらせましょうぜ」 「誰のせいよ誰の」 多分ぬえのせいかもしれないが、言わないでおこう。 もともとそれほど酷い状態でもないぬえの部屋は、ちょっと真面目にやればすぐ綺麗になった。 「はい。綺麗になりました。ほーら簡単でしょ?」 「誰に向かって言ってるのよ」 「その辺は気にしないで、時間もちょうどいいしお茶にでもしようか。ちょっと取って来るよ」 「いってらっしゃーい」 手と一緒に独特の形をした羽を左右にフリフリ……あの羽絶対切味凄いでしょ…… などと考えながら台所からお茶とお茶菓子のお煎餅を取って再びぬえの部屋へ。 「はい、掃除お疲れ様です」 そういってお茶をぬえに手渡す。 「ありがと」 受け取ってすぐ飲もうとしたので、 「あ、お茶熱いz「っあ゛っづぅぃ」……遅かったか」 「熱いなら熱いって先に「言おうとしたぞ。明らかにぬえのフライングだったけどな」 そういいながら俺も飲む。はー……お茶が美味い。 遠くを見ていた俺の目の端になんか悶えてるようなぬえが見えたので、 「どした?」 ま、予想は付いたが。 「……っ……○○……火傷した」 「当然の結果だな」 「うるひゃいなぁ。仕方ないひゃない」 「ったく。今水持ってくるからちょい待ってなさいな」 そう言って再び俺は台所へ行こうとしたのだが、ぬえに服を軽く引っ張られてしまった。 「ん?」 「いい。妖怪なんだからすぐ治るよ」 「そうかい。なら……」 ぬえの隣に座りなおし、お茶をもう一口。 「ごめんね、ここで一緒に過ごすの初めてだから変に舞い上がっちゃった……」 「いやいや、気にするなって」 「ムラサの部屋も聖の部屋も○○の部屋もみんな綺麗だから……自分の部屋に呼び辛くて……」 「いやいや、気にするなって」 こういうときに気の利いたセリフなんて出てくるわけでもなく。 「だから「はいストーップ」っん?!」 とりあえずぬえを抱きしめておいた。 「さっきも言ったけど、そんなに酷い状態じゃないんだから気にするなって」 まぁ何か落ちていた気もするが忘れよう。 「俺としては綺麗ならこうやっていられるし、散らかってれば一緒に片付けできるし、どっちでも嬉しいんよ」 多分俺の顔真っ赤なんだろうな……普段こんなこと言わないし。 「……ばーか」 結局離れるタイミングが分からなくなり、開けっ放しだった扉から船長に見られるまで、俺は抱きしめ続けていた。 ~~~~~ 「ムラサのばーかばーか」 「なっ!開けっ放しだったぬえが悪いんでしょー!!」 ごめんね。最後に扉開けたの多分俺だ。 END 脳内イメージをテキストで出力する大変さを知りました。 新ろだ2-179 「雨か」 梅雨の季節は嫌だなと、○○は黒く染まった空を見ながら考えていた。 ○○が人里の周りを、団子屋の親父の愚痴を呟きながら散歩している最中に、予想外の雨が突然襲いかかり、それをスタートにスプリンターさながらに走っていたら、丁度青い葉が繁る大きな木があったので、その下に逃げ込んだという顛末だ。 そこからは人里がちっさく見える。 走って行けば、多少濡れるが、まぁ、バケツの水を浴びたようにはならないだろう。 しかし、彼はここに居る。 理由としては、繁る草木の匂いを吸いながら、雨を風流として楽しむと自分らしくない行動、もう一つあるのだが、それは、 「わぁ!!」 「なんだ、多々良じゃないのか」 ○○は大して驚いた様子もない、平然とした顔して、大木の裏から飛び出した少女を見ていた。 「私じゃ驚かないと言ってるの?」 肩にギリギリかからない黒髪に、黒いワンピース、黒いニーソックスと上から下まで黒い少女は首を傾げる。 そして、彼女が人間ではない証拠に奇抜な形をした羽根が生えている。 「驚かせるつもりないだろ、その姿じゃ」 「でも、声だけで驚く事あるじゃん」 「それは気付いてなかった場合だろ? 大体な、」 ○○は自分と頭一個分小さい少女は横目で見る。 少女は髪を伝う雨粒を指でピッと払っているところだった。 「さっきまで、裏側に居たろ?」 「え? もしかして、気付いてたの!? じゃ~言ってくれたらいいのに。 私、さっきまで気付かなかったよ」 「俺の能力忘れたのか? 一ヶ月前まで、一緒に居たろ?」 っても、一緒に居た時間の方が短いけどな、と○○は付け加えた。 「覚えてるわ。 あれのせいで、最初に脅かした時も怖がってくれなかったからね」 「そうそう、何か、女の子がでっかい着ぐるみ着てるだったぞ。 アレ。 正直言って、なんてリアクションすればいいのか分からんかった」 「それは酷いなぁ、私意外と頑張ったんだから。 最近も○○と同じので、三人怖がらせたよ」 と言って、少女は○○の顔を覗き込む。 一瞬、少女の端正な顔立にドキッとした○○は、恥ずかしさを紛らわす為、また、このまま惰性な会話に成りそうだったので、話の車線を変える為に口を開く。 「そうか、っつかさ・・・・今、聖さんどうしてる?」 「ん?」 ぬえは腰に手をやったまま首を傾げる。 「聖さんどうしてるんだ?」 「いつもように貧相な飯を私に振る舞ってるわ。 このままじゃ、私、餓死しちゃう」 「よく言うよ。 また、誰かから盗ってんだろ?」 「封獣ぬえは誰からも、食べ物は奪った事はないよ」 と黒髪の少女―――封獣ぬえは起伏が緩い小山を自慢げに張りながら言った。 ○○は本当に栄養不足なのか、心配で聞きたくなったが、言ってしまったら殴られそうなので、心の奥に仕舞い込む。 「じゃあ、その封獣ぬえさんは、私の魚を何匹盗りましたか?」 「え~と」 ぬえは、細い指を一本、一本、折る。 (両手使う程、盗られたっけ?) 丁度、二本目が開かれたところで、 「確か、12匹!!」 ぬえは顔をピカッと嬉しそうにして言った。 まるで、クイズ番組での早押しクイズのようだ。 ○○は呆れた顔をして、 「そこは、嬉しそうに言うところじゃないよ」 「そっかな?」 「そうだぞ」 「ふ~ん。 ○○? あのさ、」 ○○は何気なく、遠くを見る。 雨は降り続いており、見渡すばかり、自分達以外誰もいない事が、別の次元に迷い込んだようで不思議な気持ちに感じられる。 雨音はとても、心地良く感じられた。 「私は○○とまだ居たかったなって思う」 「え?」 「あ、え、さ、さっきのは違う!! わ、私も、私も一緒に居たかったなって、勿論、聖も言って、たよ。 うん」 ぬえが顔を自分の大きな赤い目のように真っ赤にして、横に頭を振っている。 不意打ちに動揺しながら、○○は口開く。 「ふ~ん、じゃあ、聖さん」 「うん」 「俺の事、何か言ってなかった?」 ○○は癖で頬を掻く。 「え、いや・・・・その・・・分からない」 嘘をついた為か、他の要因か、ぬえの顔からは笑みや顔の赤みが引く。 嘘なんかつかなくても、バカみたい、私、とぬえは自分をなじった。 聖が毎日のように溜め息をつく原因は○○という事を知っていたからだ。 口癖も『帰って来ないかしら、○○さん』に変更しているのにも気付いてる。 聖は口にしてはいないけど、結局、○○を好きなのだ。 そう考えると、何だか心苦しくなる。 「そう、か」 ○○は遠くを眺める。 それを見るのは、○○が聖を探してるように感じられて嫌だった。 私だって、○○を探してるのに。 気付いたら、心の何処かで探してる。 今日は偶然だった。 雨宿りしていたら、たまたま居た。 それだけで、嬉しかったような、嬉しくなかったような、変な気持ちにぬえは陥る。 「あのさ、俺、バカだよな?」 「何が? ○○がバカなのは知ってるよ」 「いやさ、自分から人里に移ったのに、気になるってさ」 え? とぬえの口から無意識に声が漏れる。 「気になるってのはさ、好きって意味じゃなく! あれだ、やっぱり飯食わせてもらった人じゃん。 やっぱり、今どうしてるか、気になんだよ」 ○○は恥ずかしくなり、ぬえから顔を逸す。 顔から火が出そうだった。 (結局、好きって言ってるようなものだろ。本当、バカだな俺!! 勘違いすんじゃん!!) 「ねぇ? ○○は」 「ん?」 ぬえが○○の裾をグイッと引く。 「聖の事、好きなの?」 雨音が二人の間に数秒滑り込む。 そして、 「おまっ、何言ってんだよ!! べ、別に好きってわけじゃないけどよ、なんつーか、分からねえ・・・」 心臓か打ち上げられた魚さながらにバクバクと脈打っていた。 嫌いな訳ない。 それどころか、好きな部類に入る。 それが、友達として好きなのか、異性として好きなのかは本当に分からない。 「・・・・・・」 喋らないといけないのは分かっていたが、喉に雨雲がつまったように言葉が出てこようとしない。 雨の雫が落ちるのが、長く感じてしまう。 「じょ、冗談だよ!!」 ぬえは木の影からステップを踏むように飛び出して、雨に打れる。 「おい、ぬえ!! 風邪ひくぞ!!」 黒いワンピースが更に色濃くし、下に着ている下着や、聖と違い起伏が緩い体躯をはっきりとさせる。 「大丈夫!! 妖怪だし、それと・・・・バカだし」 「・・・・、」 また、声が出ない。 「雨ってさ、いつ止むの・・・・かな?」 突然、ぬえはゆっくりとした歩調になり、○○の裏、大木を挟んで丁度反対に回った。 「ねぇ、○○?」 ぬえは返事を聞かずに、 続ける。 「・・・・・」 「止まない雨はないのなら、雲がかからない空もないよね。 でも、私の心に雨なんて、一生降らなくてもいいのに・・・・そしたら、いつも晴れだわ」 ○○は数秒考え、喉の詰りの隙間から、声を出す。 「・・・・・雨降らないと地面は乾燥してひび割れるだろ? それと同じでさ、多分、雨が降らないとカサカサになって、結局、心も割れると思うぞ」 「じゃあ、じゃあさ。 私は今、良い事してるの? こんなに嫌な気持ちなのに? 理由は?」 「俺じゃ、わか――――」 「――――理由ぐらい、分かってるわよ!! ○○が聖を好きな事が嫌なの!!」 ぬえの声が、巨人の胴程に太い樹越しに聞こえる。 「だって、聖と話してる時は私と違って、嬉しそうにして!! 美味しそうにご飯食べて、今日だって!!」 ○○は唇を噛む。 なんだよ、まるでぬえが俺の事―――― 「私も、私も・・・・」 ぬえの声が弱くなり、ついには雨音に負けた。 ○○には届かない。 「・・・・あのさ、ぬえ」 ○○は太陽光を遮る厚い雲を一瞥して、重い足で歩き出す。 「楽しい時は楽しいし、美味しい時は美味しい顔するのが俺なんだ。 俺は天の邪鬼じゃないからな。 別に特別じゃない、ただお前には特別に見えただけだ。 お前は背が俺より、聖さんより低いからさ、多分、顔をちゃんと見れなかっただけだぞ」 トンッと肩を叩かれた気がして、樹に向かってしゃがみ込んでいたぬえは振り返る。 「だから、塞ぎ込むなよ」 ○○は手を差し延べていた。 彼は良く分からないまま手を差し延べていた。 友達として差し延べているのか、また、想い人に差し延べているのか。 でも、 と○○は思う。 どちらにしても、塞ぎ込んでいるぬえに手を差し延べないと駄目なのだ。 優しさとか崇高なものではなく、座ってた奴を手を引いて立たせてやるぐらいなものだ。 「○○・・・」 ぬえの目から、雨の雫より濃い大きな雫が、傷口から血が流れるように零れ落ちていた。 さっきまでも、泣いていたのだろう、目を紅く腫らしてる。 「まぁ、そう言う事」 誰に言うわけでもなく、話にピリオドを打つように○○は言葉を放ち、終わるが、 「私」 ぬえはうつむいたまま、独り言のように言う。 「私・・・○○の事、好きだと思う・・・・」 言葉が無くなり、ザァァと雨が一段と強くなる。 「え?・・・い、いや、」 突然、バッ!!と○○の手をぬえは弾き、 「う、嘘だから!! 気にしないで!!」 と言って、泣きそうだけど、何処か恥ずかしそうな顔をしたぬえが逃げ去ろうとするが、 グイッと、何かの力で彼女の一歩を止めた。 「別に」 ○○は開いている左手で頬を掻く。 「ぬえが嘘をついているかついてないかなんて、バカで、団子をろくに作れない俺でも分かるぞ」 振り切れる程、○○の力は緩んでいるだが、ぬえは呆然と彼の顔を見ていた。 「まだ、俺はバカだから自分の事とか良く分からなくて、答えとか、色々、出せないけどさ。 でも、でもさ。 単純に好きって言ってくれた事は普通に嬉しかったぞ」 「・・・・」 「だからさ、これからも、友達でいいと思う。 もし、好き同士になったら、そん時は付き合えば良いじゃん。 何言ってんだ、俺。 くっそ、恥ずかしいな。ん? ぬえどうした?」 濡れた髪が頬につくのがうっとおしく感じながらぬえは○○の紅い顔を見上げ、 「・・・○○のバカ」 爪先立ちになる。 Megalith 2011/12/31 「…ん。こんなもんだな」 氷のように冷える土間に立ち、竈の大鍋に向き合いながら一つ頷く。 川魚の煮干しを代用した出汁というのも、慣れてくれば中々に悪くはない。 あとは檀家さんから頂いてきた蕎麦を茹でれば、すぐにでも振る舞える手筈だ。 竹から切り出した椀も十分な数を用意してある。抜かりは無いだろう。 「あらまぁ、いい匂い」 後ろから掛けられた声に振り返れば、やはり見慣れた姿が視界に入る。 胸元などに施された独特の意匠が特徴的な、黒を基調とした布地のドレス。 本人は「魔法使いらしさを法衣に入れてみました」と笑顔で言っていたが、 仏教の知識に疎い俺ですら、それはどこかおかしいのではないかと言いたくなる。 檀家さん達が何も気にしないことも含めて、まだ俺の感覚はこの地に馴染んではいないらしい。 特徴的である腰を過ぎるあたりまでの長髪は緩やかな曲線を描き、 その圧倒的な量とは反比例した、空気のような軽やかさを思わせる。 頭頂から伸びた艶やかな紫の髪は、後頭部を越えたあたりで一変し、稲穂のような黄金色を放つ。 柔らかな笑顔と慈しむような眼差しから放たれる雰囲気は、慈母や女神・菩薩と言った表現が相応しい。 締まる箇所と豊かな場所の緩急は芸術品の域。完成された、女性としての"美"の形そのもの。 世話になっている命蓮寺の美人住職、ゆるふわ愛され系僧侶、聖白蓮さんの姿がそこにあった。 「今ちょうど仕上がったところですよ。味見されますか?」 「そうね、では…」 差し出したつゆの小皿を受け取る姿すら、品と美しさに満ち満ちている。 仕草のどれを切り取っても、これほどまでに大和撫子という言葉が似合う姿など他に無いだろう。 「うん、お出汁が利いてて美味しいです」 「良かった。すぐにでも蕎麦を茹でて、配るとします」 「ふふ、お願いしますね」 柔らかな破顔と共に掛けられる優しい言葉。 その組み合わせが一体どれだけの男性を魅了してきたのか、彼女は気づいているのだろうか。 再び竈へと向き直り、蕎麦の束を湯へと放りながらそんなことを考える。 と。 突如として訪れた軽い衝撃と、温もりを持った柔らかな感触が作業に小休止を挟み込む。 「…やはり、だいぶ冷えてしまっていますね」 「まぁ火を使っていようと、結局は土間ですから。致し方ありません」 ゆっくりと胸元へ伸ばされたのは、背後から回された両腕。 乾布を擦るよう音を伴いつつ、背中から特別柔らかな物の感触を覚えた。 なんとも扇情的で、官能的で、魅力的な行為ではあるが、そろそろ後ろの彼女に一言告げるべきだろう。 「それで? いつまで続ける気だ…"ぬえ"」 「あら酷い。これだけ女性が意を表しているのを、貴方は悪戯と受け取るのですか…?」 「とぼけてんな。抹香の香りが全くしない僧侶がどこにいる、このアホ」 「………なんだよ、もぅ」 ふてくされた調子の言葉は、先ほどまでの白蓮さんの声とは打って変わり、 お転婆の盛りな小娘の声のそれであった。 同時に、軽く空気の抜ける音が聞こえ、それと同じくして背後の感触が変貌する。 回されていた両腕の位置も、胸元から腹の上あたりまで下がっていた。 「なにさ、途中までヘラヘラしてたくせに…」 「途中も何も、最初っから気が付いていたんだがな。 今日一番忙しい住職が勝手場までふらふらと現れる時点でそもそもがおかしい」 「てことは何? その最初っからわざと引っかかってたっての?」 「そう言ったつもりだが」 なおも背中に張り付いたまま、ぶつぶつ煩いぬえに構うこともなく手を動かす。 年の瀬の大一番、大晦日の今日に参拝していただいた方々と、 いつも世話になっている寺の人たちに年越しそばを振る舞うために。 「それで、居候としてせめて蕎麦作るくらいはしようと俺が頑張っている時に、 お前さんは一体何をしてたんだ? ん?」 「朝から境内の掃除。…だったけど響子にやらせた」 「わかった。お前だけ蕎麦抜き」 「やーウソウソっ、ちゃんとやったってば!」 背中に張り付いたままぴょんぴょんと飛び跳ねて抗議するぬえ。 千年近く生きている大妖怪だというのに、これではただの駄々っ子ではないか。 体格差によりさほど揺れるわけでもないが、それでも背中から伝わる振動は作業をするには幾らか煩わしい。 全く、いつになっても"せめて吐いて意味のあるウソを吐け"という言葉を理解してくれない事が頭を悩ませる。 「本当なんだな?」 「本当だよ…」 首だけをゆっくりと巡らせ、右肩越しに背中を見下ろす。 視界に入ってきたのは、垂れ下がった尖り耳と不安そうな目で見上げてくる悪戯娘の顔。 全く、いつもこの位しおらしくしていてくれれば素直に可愛いというのに。 「ねぇ…本当だよ……」 「…ったく、ホレ」 溜息を吐きつつ、竈の縁へコンと音を立てて置く。 「あ、お蕎麦…」 「味見だ。食ってみろ」 竹の節を使った椀には、出来たての小さいかけ蕎麦。 それを確認し、ようやっとぬえは身を背中からはがす。 一緒に差し出した竹箸も受け取り、静かに傍を啜るぬえ。 「ん…おいしい…」 「そうか、なら良かった」 ちゅるちゅると小気味良い音を響かせる悪戯娘姿の大妖怪とは、世も末と言うべきか。 ならば、そんな大妖怪の頭をわしゃわしゃと撫でている俺は相当の変人なのだろう。 「………むぅ」 頬だけはむくれさせながらも、黙って蕎麦を食べてされるがままのぬえ。 これではまるで犬のようだなと考えがよぎる。 尻尾の代わりに両の尖り耳がピコピコと振られているあたり、案外間違っていない気もしてきた。 「…ごちそーさま」 「あいよ。さてと、そろそろ表に持って行かんと…」 手ぬぐいを二つ鍋の取っ手に乗せたところで、鈍い轟音が境内から鳴り響く。 どうにも、除夜の鐘が鳴り始まってしまったらしい。 流石にこれ以上遅れるわけにはいかないか。 うむ、遅れるわけにはいかない。いかないのだが… 「…なんだってまたお前はひっ付いているんだ。しかも今度は前に」 「へへへー、だってこうすればあったかいんだもん」 満足そうな笑顔でひしっとつかまっているぬえのせいで、盆が持ちにくいことこの上ない。 しかもこの悪戯娘、両腕だけでなく奇怪な形状の翼まで動員してがっちりと張り付いているため、 一筋縄では引き剥がすのも困難に思える。 「退いてくれ、頼むから」 「やだ、離れない」 「離れろ」 「いーやーだ」 「……無理にでも引き剥がすぞ」 「そしたらこのまま裸の若い男に化けて大声あげてやる」 最悪の文句を残して顔をうずめる、最悪の生意気悪戯妖怪小娘。 悪戯とはいえ、いくらなんでも交渉の材料が悪質すぎる。 コイツに要らん知恵を吹き込んだ奴はいつか探し出さねばならないだろう。 「あのなぁ……」 「大丈夫、他の人からは見えないようになってるから」 「そう言う問題じゃなくてだな…はぁ、もういい…」 こうなったぬえが言うことを聞かないのも、もう慣れ切ってしまった。 その度にこうして根負けしている自分が情けないのも、同じくいつものことで。 呆れて頭を抱える仕草が、もう周囲に俺の癖だと思われていそうだ。 「盆から零れて頭にかかっても知らんからな」 「そんなことしたらその時も化けてやるもん」 「……覚えてろよ」 「いいからいいから、ごーごー!」 「…ったく」 ゆっくりとぎこちない姿勢のまま、よそった蕎麦を乗せた盆を持ち境内へと向かう。 胸元できゃっきゃとはしゃぐ小娘に張り付かれたままという、なんとも滑稽な姿のまま。 一年の締めくくりである大晦日でこの有様では、また来年も気が思いやられるしかないか。 …そんな日々も悪くは無いと感じてきてしまっているあたり、やはり俺は相当の変人なのかもしれない。 うpろだ0033 ──私は不定。 ──私は未確認。 ──私は正体不明。 ──私は…… ──鵺。 そう私は泣く子も黙る大妖怪。 人を脅かし、畏怖される物の怪。 誰しもが私を恐れ、そして語り継ぐのだ。 曰く──その鳴き声はまるで鳥の様だと。 曰く──その姿はまるで多種多様な生き物《キメラ》だと。 曰く──誰もその姿を正確に認識出来ないと。 人を驚かし、嘲笑ってきた。 それが私という存在なのだと判っているから。 だからなのかもしれない。 ワタシ ──誰もが《鵺 》を知っていて。 ワタシ ──誰もが《ぬえ》を知らないのだと気付かなかったのは。 それをどうと感じたこともなかった。 当然だ。 自分だけが知っていれば──正体を判っていればそれでいいと考えていたのだから。 だから、その考えが変わったのはアイツのせい。 愚かでか弱い──一人の人間のせいだった。 「人間がこんな夜更けにお出掛けかな? 悪い妖怪に出逢ったら食べられてしまうよ?」 「あん? なんだお前。別に俺がいつ出歩こうが勝手だろうが」 丑三つ時の真っ暗闇の中、珍しく見掛けた人間を驚かそうと声を掛けるとそんな風に返された。 ──愚かなもんだね、人間って奴は。 口には出さずほくそ笑む。 「あぁそれはお前の勝手だねぇ、──でも、妖怪は獲物を見つけたら勝手に襲うモノなんだよ?」 「あぁお前妖怪か。 ──まぁだからなんだってもんだけどな」 「──? お前は妖怪が怖くないのかい? 喰われてしまわないか、とは思わないのかい?」 「別に構いやせんよ。 そうなったらそうなったで運が悪かったと諦める」 恐怖を覚えないその人間──不遜なだけなのかもしれないが──に少し興味を惹かれる。 最後には望み通り喰らってやればいいだろうと考えながら、暇潰しがてら会話を続ける。 「お前は面白い奴だねぇ、それとも──脅し文句とでも思っているのかな?」 「別に、俺は自分の予定を邪魔されるのが嫌なだけさ」 「予定?」 「散歩だ。毎日の日課なんだ」 その言葉に思わず言葉をなくす。 日課、日課の散歩ときたか── 「く、くっくっく──あーっはっは!! この私に脅されてるのにそんな言葉を出すとはね!」 さて、このふざけた男をどういう風に喰らってやろうか── そんな考えを巡らしているとその哀れな獲物から声を掛けられる。 「まぁ暇潰しがてらだったんだがな。ちょうどいいや、話し相手でもしてくれや」 「──お前は本当に図太いというか頭がおかしいんじゃない?」 そろそろ馬鹿にされてる気分になってきたので翼を広げ弾幕を出そうとすると── 「ってもそんなちんちくりんな姿じゃな。それで妖怪って言われても怖がれんよ」 ──私の姿を言い当ててきた。正体不明のこの鵺の。 「お前っ!? なんでただの人間が私の姿が判るんだっ!?」 「判るも何も最初からその姿だったろうに」 「そんなはずはないっ、私は誰にも認識されないはずだっ!!」 「そんなん知るかよ、俺は見たままを言ってるだけだ」 正体を見破られる──それはつまり、私という存在が脅かされるということ。 私の中に若干の焦りが広がる。 すぐにでもコイツを喰らってしまわないと── 間髪いれず手に用意した愛用の三つ又の槍を突き付ける。 確かな殺気を込めるが未だに素知らぬ顔をする男に薄ら寒いものを感じる。 「脅かすだけで済まそうと思ったが──私の正体を見破るお前は危険だ、喰らってやろう」 「あー……ここで終わりか。まぁちょっと早く終わりが来ただけだな」 「ちょっと早く──?」 「病気だよ、病気。もうすぐ死ぬんだからそれが少し早まっただけだ。──早く一思いにやってくれ」 「……」 その態度に心がざわつく。 恐怖を振り撒くのが妖怪だ。 私を恐れない奴を喰らっても逆に私の格が落ちるだけである。 「──止めた。恐れない奴を喰らっても仕方がない。だけど──私の正体を誰かに喋ったらその時は容赦なく喰らってやろう」 「なんだ、喰らってくれないのか。ならしゃーない、せめて話し相手にぐらいなってくれないか?」 理解が出来ない。 今、殺されようとしていた奴に対して話し相手とは。 その全てを諦めている態度に何故か苛つく自分に気付かないようにして、その場を離れようとする。 「忘れるな、哀れな人間──お前はいつでも私が喰らえるのだと」 「あぁ、早めにしてくれると助かるよ」 最後まで憎まれ口を叩くその男を置き去りにして、空へと飛び立った。 ──その私を恐れようともしない態度に苛立ちを感じたままに。 「おや、こんばんわ。お前も案外暇なのかい」 「冗談──口が軽そうだったからね、釘を刺しに来たのさ」 あくる日、ふらふらと彷徨っている男をまた見掛けた。 自殺願望でも──あるのだろう。この間の言い分だと。 ──愚かしいものだ。心の中で毒づく。 正体が掴めないどころではない。 隠そうともしないその諦めの表情と不遜な態度に自然と口調に棘が混じる。 「別にお前の正体なんかに興味はないさ」 「可能性は潰しておかなければいけないのよ」 「なら昨日も言った様に喰らってしまえばいいだろうに。判らん奴だねぇ」 そう、この男の言う通りだった。 正体を見破られる危険があるのだったらその芽を潰すべきだと理解はしていた。 それをしないのは何故なのか──自分でもよく判らなかった。 「まぁいいや。喰わないのならこの間と同じお願い事だ」 「──なんだ? 言ってみるがいいさ」 「俺が暇なんだ。話し相手にでもなってくれ」 そんなことを、再度何でもないかのように言ってきた。 鵺として生まれて人と対峙したことは数知れずあれど、語らうということはしたことがなかった。 皆、私の事を討ち取ろうと、襲い掛かってきた。 その全てを退け、嘲笑ってきた。 だからだろうか──初めて言われたこんな突拍子もない他愛事を聞いてしまったのは。 「つまらない話しだったらすぐにでも喰らってやるからな」 「そんなもん約束出来るわけないだろうに。まぁ暇潰しだと思ってくれ」 話しは本当に中身の無いものだった。 曰く──この時間に出歩くような酔狂は自分だけだと。 曰く──性質の悪い病魔に蝕まれていて先がない命だと。 曰く────つい最近看病してくれていた母親が自分の病が移り死んでしまったこと。 そんな──人の身では重く──私にとっては取るに足らないお話だった。 「まぁそんなわけでな。──俺は何よりも大切に思ってたお袋を自分で殺したも同然なんだよ」 「……」 「だからもう生きてる意味もなくなっちまったってわけだ」 「だから当てもなくふらついていると?」 「あぁ、特にしたいと思うこともなし。いっそのことお袋と一緒になりたいのさ」 ──よくある話だ。 私の様な妖怪ではなく人の身。 ふとした拍子にその命を簡単に散らしていく。 特に何かを感じるものでもない。 「だからお前を見た時ちょっと期待したんだぜ? 天使なんかじゃなく――悪魔が来てくれたってな」 「勝手なことを。お前の自殺に付き合う気はないよ」 「手厳しいことで。もう行くのか?」 羽根を動かし、空へと羽ばたく。 お話はお終いだ。 「まぁ寿命が来るまで同じ様にふらふらしてるからまた会ったら話そうや」 「誰かに私のことについて話さなければね」 「──話したい相手ももう居ないからな」 「……その時が来たら私が喰らってやるよ」 憐みを感じるはずもない。 だけどこの男のその表情が気になる。 その諦め、悟った様な表情の奥にある感情が。 私以外に正体が掴めないモノがあってはならない。 だから──その不確かなモノの正体を掴むまでは相手をしてやろうと決めた。 「よろしくお願いしますよ、悪魔さん」 「悪魔とは違うよ──鵺だ。私は」 「ぬえ……ねぇ。まぁ何であろうと気にしないさ」 そうして飛び去ろうとすると去り際に男の声が聞こえた。 「俺は○○っていうんだ。またな、ぬえ」 その声に返事を返さず、一人夜空の暗闇へと溶け込んだ。 いつの日でもアイツ──○○は夜更けにそこに居た。 まるで夜明けなど来なければ良いとでもいうように。 「しかしお前も本格的に暇人だねぇ。毎日毎日飽きないのか?」 「その言葉そっくりそのまま返すわよ」 「ちげぇーねぇな、はっはっは」 そんな風に○○の話し相手は続いた。 そのほとんどが他愛もない話だった。 私から話すことは全くなく、あくまでも聞き役に徹していた。 ときたま相槌を打つくらいで全く実のない内容だったと思う。 それでも何故か飽きることなくその奇妙な逢瀬は続いた。 「──だから俺はどうにもあの味が嫌いなんだよな」 「ふぅん」 「これだけはガキの頃から変わらないんだ。──まぁもう作ってもらうこともないけどな」 時々──母親の話になると見せるその憧憬の表情。 その、もう届かないモノに手を伸ばして、そんな権利はないのだと諦めている顔。 自分自身でどうしようもないと判っているのに上手く飲み込めないと感じている表情。 その顔を──どうしようもなく苛ついているのだといつからか気付いた。 だけど私が何故苛つきを感じてしまうのかは私自身、判っていなかった。 「それじゃ、私はそろそろ行くよ」 「おう、毎度毎度暇潰しに付き合ってくれてありがとな──ごほっ」 話し過ぎたのか咳き込む○○。 連日であるし──病の身では辛いのかもしれない。 「あまり無理をするもんじゃないよ──アンタには言っても意味がないか」 「あぁ、むしろ望むところだからな。まぁ生憎まだピンピンしちまってるよ、気にすんな」 「アンタがどう生きようと私の知ったことじゃないからね」 「手厳しいもんだ。んじゃまたな」 そう言って別れる。 ──またな、か。 私自身その言葉が当たり前に感じすぎて驚く。 いつから私はアイツとのこの少しの時間を退屈に感じていないのだったか── 「おかえり、ぬえ。最近は出歩くことが多いみたいじゃのぅ」 そうして命蓮寺に戻ってくると一人で飲んでいるマミゾウに声を掛けられた。 「別に、ただの暇潰しさ」 「ふむ、永い命じゃ。退屈に殺されないのはいいことじゃな」 酒ビンを片手に気楽そうに言う。 どうやらいい感じに酔っているらしい。 久しぶりに一緒に飲ませてもらおうと隣に座る。 「美味しそうじゃないか、ご同伴に預からせてもらおうかな」 「構わんよ、その暇潰しについても多少聞いておきたいしのぅ。年の功とも言うしな。誰かに話して何かに気付くこともある」 気付くこと──か。 何に気付きたいのかも判らないのだけどもね。 そうして久方ぶりのマミゾウとの酒宴を開いた── 「なるほどのぅ、酔狂な人間も居たもんじゃ」 「あぁ酔狂だよ。あんな自殺志願者なんて不味くて喰えたもんじゃない」 マミゾウ秘蔵の酒はとても美味しく、何杯でもいけそうだった。 自然と口数も増えていく。 「短い生なんだから面白可笑しく生きればいいんだ。それなのにもったいないもんだよ」 「いやいや、そんなの人間には多いもんじゃよ。──酔狂なのはお前さんと語らうということじゃ」 その言葉に傾けていた盃が止まる。 「──人間が私と話すのがおかしいかい?」 「あぁそうだろうに。なんせお前さんは『鵺』──人を脅かす存在だろう?」 そう、私は妖怪だ。 本来人間と毎日語らうなんてことはしないはずだった。 「別に、約束を破らないか見張っているだけさ」 止めていた盃をぐいっと飲み干す。 マミゾウが何を言おうとしているのかは大体判る。 「お前さんはそうでも、その人間はやはり酔狂と呼ぶべきじゃよ。 ──死を求め、その癖死にきれず妖怪と語らう──半端者じゃな」 何故か自分の中でどこか判らないイライラとした気持ちが芽生える。 よく判らないそれを気にしないように盃のペースを上げる。 「──ふぅ。──半端者、なんだろうね。人間らしいじゃないか」 「あぁそうじゃな。──だから気になるんじゃろう?」 「──はっ?」 マミゾウから言われたその言葉の意味が理解出来ず、素っ頓狂な声が出てしまった。 「懐かしいもんじゃ。わしも若い頃はあったのぅ……」 「ちょ、ちょっと……どういう意味よ!?」 「どういう意味も何もそのままじゃよ──気になるんじゃろう? その人間が」 けらけらと楽しそうに笑うマミゾウに言葉を失くす。 私があの人間を気にかけている──? 「なっ!? 私は暇潰し以外のなにものでもないわよっ!?」 「照れるな照れるな、まぁ今はそれでもいいんじゃないかねぇ」 「~~っ!! もう行くっ!!」 これ以上飲んでいてもおちょくられるだけだと判ったので席を立つ。 その場を急いで離れようとすると後ろから声を掛けられる。 「あぁ最後に一つだけ──後悔は何も産んではくれんよ、年寄りの忠告じゃ」 最後に投げ掛けられたその言葉に何も返さず、その場を後にした。 「……そういうことがあったのよ」 「よく判ってるじゃないかそのマミゾウさんも」 どこか居心地の悪さを感じてはいたが今日も変わらず○○と話している。 どこ吹く風という様にひょうひょうとしているその口振りにイライラが増す。 「アンタがおかしいのはよく判っているからいいんだけど私が馬鹿にされてるのが嫌なのよ!」 「その通りだから返す言葉もないが酷いなお前も」 「うるさい、それよりもお替わりちょうだい」 「へいへい、どうぞ。 つーか自分で手酌しろ」 「付き合ってやってるのにうるさいのよ!」 珍しく酒を用意してきた○○と酌み交わす。 どうやら里で買ってきたらしい。 特に不味そうな酒でもなかったのでそのまま道端で飲み始めた。 「だいたいね、私は大妖怪なのよ。 本来は人間なんかとこうして飲み交わすなんてことないんだから」 「へぇへぇ、そりゃ立派なことで」 「あのねぇ……ほんとに判ってるの? アンタなんか一蹴出来るんだから」 「こっちとしちゃさっさと一蹴してもらいたいぐらいなんだがな」 飲み進めて判ったが○○は意外と酒に強い様だった。 どうやら、私の方が先に酔ってきてしまったようだ。 落ち着いた、いつも通りのその変わらぬ態度に苛立ちが強くなる。 「その態度がムカつくのよっ!!」 「んなこと言われてもしょうがないだろうに。 お前意外と悪酔いするんだな……」 「うるさいっ!! おかわりっ!!」 どんどんとペースを上げる。 単純に私の方が飲んでいるだけなのかもしれなかった。 飲み進めて残りが少しになってきて多少気分も落ち着いてきた頃。 口数もなくなり二人して黙って飲み進めていた。 だからだろうか── 「ねぇ──今でも死にたいと思ってるの?」 そんなことを──私から初めて──問い掛けてしまったのは。 「……あぁ。生きていてもしょうがないからな」 「……そっか」 ただそれだけ。 それだけを聞いて──後は静けさが広がった。 「──ん──ふぅ。……ただな──」 ぐいっと一息に飲み干し落ち着かせてから○○が口を開く。 「未練がないわけじゃないんだよ。正確には出来た」 「未練?」 「あぁ──惜しいと思っちまってんだよ。──この時間が」 その言葉に何も返せない。 何故なら── 「お前とこうして飲んだり話したり。──それがどうしようもなく楽しいって、そう思っちまったんだよ」 それは私もいつしか感じてしまっていた思いだったから。 「……」 「まぁ勝手な言い分だ。気にすんな」 「……ふん、高望みが過ぎるわね」 「まったくだ。んじゃそろそろ良いころ合いだから行くわ」 「……判った」 自分でもよく判らない感情のまま、別れようとする。 「あぁそうそう。──今日でお別れだ」 ──去ろうとしたその時、そんな言葉を言われた。 「お別れ……?」 「あぁ、そろそろ身体にも本格的にガタがきちまっててな」 言われた言葉が判っているのに頭で理解出来ていない。 「掛かりつけの医者が居るんだがそいつに言われたのさ。 これ以上出歩くのは難しいだろう──ってな。まぁ自分から短くしてたんだから当たり前だが」 「……そうなんだ」 「あぁ、だから最後にお前と酒を飲みたかったんだよ。さっきの言葉はまぁ、死に際の冗談だと思ってくれ」 ──まだ、時間はあると思っていた。 もう少しはこんな風にふざけて笑いあっていけると。 それは儚い願望でしか……なかった。 「……判った。アンタとの時間は──楽しかったよ」 「そりゃありがたいこった。んじゃ、さよならだな。付き合ってくれてありがとう──楽しかった」 全ては私の勝手な思い込みでしかなくて──遅すぎたんだと判った。 今ではもうどうしようもないのだと──空を飛びながら理解した振りをしていた。 「おや、おかえりなさいぬえ──どうかされたのですか?」 「……別に。どうもしないさ」 帰ってきた時に、ちょうど寝るところだったらしい聖に声を掛けられた。 正直今は何も考えたくなかったので、そのまま離れようとしたのだがお人好しの聖人に興味を持たれてしまったらしい。 「何やら悩んでいるようですが……もしよければ話してみてくれませんか? 誰かに話して解決することもあります」 「……他愛もない話さ、わざわざ聖に話すことでもないよ」 「……なら良いのですが……私は助けになれることがあればなんでもしますよ?」 「──そうだね、楽しくもなんともない話だけども付き合ってくれるかい?」 他の誰かだったなら絶対に話さなかっただろう。 ただ純粋に心配の眼差しを向けてきてくれる聖を無碍に出来ないと思ったのが一つ。 元ではあるが○○と同じ人間だということが一つ。 ──そして、以前聞いたことがある老いるということ──『死』を恐れて魔法使いになったのだという話を思い出したからだった。 「……私がその方に偉そうに言えることはありません。なにせ、自然の摂理に逆らい邪法に手を染めた身です」 聞き終えた聖が悲痛な面持ちで言う。 そう、死というのは自然なこと。 私やマミゾウだってその存在を終える時が必ず来る。 それが人と妖では早いか遅いか──それだけの事なのだ。 「うん、判ってるさ。──他愛もない話だったろう?」 それでも、と思ってしまう。 何に対して納得がいかないのか判らないままに。 「──それでも、聖 白蓮としてではなく、一人の仏僧としてならば言える言葉はあります」 「……よくある説法かな」 「えぇ、当たり前の話です。だからこそ尊い。──未練があるのならばそれは生きる理由にもなれます。 ──私が、さもしくもこの生を続けているように」 「正論だね、でもそれじゃ──諦めきっている奴には届かないんだよ」 生きるということを諦めている奴に何が出来るのか──長い時を生きる妖怪である自分に判るはずもなかった。 「……そうですね、私もその方の考えを変えられるような言葉というのは持ち合わせていません。……情けない話ですが」 「聖は救える奴だけ救えばいいのさ。誰もその手から零さないなんて、神様だって出来やしない」 絶望というのはそれ程深いモノなのだから── 少しの間互いに沈黙していると不意に聖が口を開く。 「──逆に貴女に問いましょう。貴女は──彼に死んでほしくないと思っているのですか?」 聖に言われて少し考え込む。 どうなのだろう──私は。 「判らないな、アイツとは話してて楽しいし一緒に居ると不思議と安心するんだ。 だから、出来るならもう少し一緒に居たいと思っているよ。 ──でも、アイツが死にたいと思っているのならそれを止めるのも違う気がするんだ」 それは私とアイツの意地みたいなものなのかもしれなかった。 アイツが死にたいと願っているのであれば。 ──生きたいと願うのであれば── 「……それも正しいのだと思いますよ。私には──そんな強さはありませんでしたから」 「強さなんかじゃないさ、正直──自分でもよく判らないしね」 苦笑いを浮かべ立ち上がる。 私が悩んでもどうにもならない、決めたのはアイツなんだから。 「ぬえ、一つだけ。──後悔だけはしないようにしてくださいね」 「……マミゾウにも同じ様なこと言われたよ、判ってるさ」 後悔──今のままではこの先未練になるのだと思う。 それでも──どうすれば正解なのかは判らなかった。 そうして○○との別れから数日が過ぎた。 今でも無意識の内に夜、あの場所へと行ってしまう。 少しの間だったってのに、思った以上に私の中でのあの時間は大きい物だったらしい。 「……弱くなったもんだね、私も」 誰も居ないその場所で一人零す。 こんなところをマミゾウや小傘に見られたら笑われるだろうか── そんなことを考えているといつも○○が座っていた場所に何やら置いてあるのを見かける。 近くに寄ってみるとどうやら手紙らしかった。 誰が書いたかも判らないそれを無意識に開いていた。 ──ぬえへ。 見ることもないだろうが、というか見られると恥ずかしいんだが自分の中で未練になっちまいそうだったんで書き残しておく。 とうとう身体に本格的にガタが来たらしくて二、三日中が山らしい。 笑っちまうもんだが不安なんかは不思議と感じてない。 藪医者のアイツの見立てよりも多少長生き出来たみたいだから嬉しいやら悲しいやらだ。 ──本当のことを言うとな、悲しいんだ。 お前と話す時間は楽しかった。 本当に、楽しかったんだ。 こんな俺なんかと毎日話してくれた。 付き合ってくれた。 ただ死ぬだけだった俺には──それだけで嬉しかったんだ。 お袋を死なせちまった──殺してしまったも同然の俺に生きる価値なんてないと今でも思ってる。 だから静かに誰にも迷惑掛けず死にたいと思ってる。 でもな、お前と一緒に居たらもっと、って思うようになっちまってたんだよ。 ──もっとお前と一緒に笑ってたいって。 生きていたいって──思っちまった。 笑っちまうよな、あんだけ死にたいって言ってたのに結局は死の間際に未練が残っちまったんだ。 だから──これは俺の弱音だ。 こんなん残されてもこれからも生きていくお前には迷惑だって判ってる。 それでも── 俺にとってお前はとても大切な奴だったんだ、ってことだけは残しておきたかったんだ。 ありがとう、こんな俺と一緒に居てくれて。 楽しかったよ。 陳腐な言葉だけども──愛してた。 さようなら、黒い天使さん。 最後には出来れば不味いだろうけども俺のこと喰らってくれると嬉しい。 そうして読み終えると同時に全力で飛んでいた。 どこかは判らないが行先は決まっている。 ──こんなふざけた書置きを残した奴を一発ぶん殴りに行くのだ。 「しかし、動かなくなるのなんてあっという間なんだな」 「当たり前じゃ。生きる気力のない奴が長生き出来るわけがないわい」 「そらそうだ。──ごめんな、バカで」 「……あぁ、大馬鹿じゃよお前は。申し訳なくてあの人に顔向け出来んわ」 いつもの様に──最後になるかもしれない軽口を医者と交わす。 思えば、子供の頃からずっと親身にしてくれた人だった。 お袋を亡くした時に泣き腫らしていた自分を静かに抱きしめていてくれていた人だった。 幼い頃に父親を亡くしていた自分にとっては、正にもう一人の父親の様な存在だった。 ──そんな人を裏切るような真似をしている。 とても言い訳なんて出来ない。 でも──駄目なのだ。 母親を──殺してしまった。 その負い目を背負ったまま生き続けられる程、自分は強い人間ではない。 これでも長く生きれた方だ。 ただ、一つだけ心残りがあるとすれば── 「死んだらどうなんのかね、どうせ何もないんだろうが」 「ふん、年寄りよりも先に死んでしまう奴なんて知らんよ」 「そりゃごもっともだ。──地獄の道案内がアイツだったらいいなと思っただけだよ」 未練があるとすればアイツのこと。 数日話しただけのアイツのこと。 だからどうしようという気も起きないがそれでも──と思ってしまう。 「惚れた弱みかねぇ、弱くなったもんだ」 「……誰のことか知らんがそいつは悲しまないのか」 「どうだか……気にせずひょうひょうと生きてってもらいたいんだがな」 「……救い様のない阿呆じゃな、お前は。もう行くぞ、後始末はしてやる」 腰を下していた医者が立ち上がる。 情けないが見送ることさえ出来そうになかった。 「判った。……ありがとな、こんな俺のことを見守ってくれて」 「……この大馬鹿息子が」 そうして一人残される。 思ったよりも気持ちは落ち着いていた。 さて、何を考えながら死のうか──と思って目を閉じる。 思い出されるのは幼い頃の記憶、思い出。 それと少しの間語らった── 静寂以外の何もない部屋で── 「起きなさい、○○」 もう聞くことのないと思っていたその声が聞こえた。 「起きなさい──と、言っているのよ」 横になっているアイツに呼びかける。 間に合ったという安堵の気持ちとぶん殴ってやろうという激情の気持ち。 その二つが私の中でせめぎあっていた。 「……驚いた、まだお迎えには早すぎるんじゃないか?」 いつもと変わらず──弱弱しくはあるが──目を閉じたまま○○は言う。 その態度に苛つく。 今まではそれが何故か判らなかった。 判らないから知りたかった。 判るまで一緒に居てやろうと思った。 ──いつの間にか、一緒に居たいと思った。 「……ふざけたことを書き残した奴を一発ぶん殴りに来てやったのよ」 「あー……見たのか。確かにふざけた内容だったな。 ただ、今ぶん殴られたらただでさえもうすぐ死ぬのに早まっちまう。勘弁してくれ」 「一つだけ聞いておきたいの」 「無視かよ……なんだ? 出来れば手短に頼む。──死ぬなら一人で死にたいんだ」 「まだ死にたいと思っているの?」 そんなことを問い掛けた。 返答なんて判り切っているのに。 「──当たり前だ。今更、意地汚く生きたいとは願わねぇよ」 そして返ってきたのはやはり判り切った答え。 ──だから私の答えも、用意していた通りの物だった。 「そう、判った──なら、死なせてなんてあげないわ」 布団を隔てたその距離で絶句する気配が伝わる。 「──どういう意味だ?」 「言葉通りの意味よ。──アンタを死なせてなんてあげないわ」 「──ふざけんな、俺はこのまま死ぬんだよ」 「あら、知らなかったのかしら? 私は天邪鬼なのよ」 コイツの言葉を、その決意を嘲笑う。 目を閉じたままだった○○がようやくこちらを向く。 その目には怒りと──ほんの少しの戸惑いが窺えた。 「放っておいてくれ。──決めたことなんだ」 「脆弱な人間風情がこの私に──『鵺』にお願い事だと? ──身の程を知れ」 妖気を静かに広げる。 人間の身では抗えぬはずのソレに──覚悟を決めている○○は臆さずしっかりと私を見据える。 「身の程なんてな、情けない程自覚してるんだよ」 その覚悟は痛い程判ってしまう。 ──今から私はきっと、コイツを傷つけるのだろう。 「──それでも私が」 でも──その覚悟に応えるには私もこの正体不明の気持ちを把握しなければならなかった。 たとえ──私も傷つくとしても。 「私が! お前と、○○と!!──アンタと、もっと一緒に居たいんだ……」 「アンタと居る時間が楽しかった、語らう時が心地よかった」 ずっと一人で生きてきた私は知らなかったモノ 誰かと居れること 誰かに認めてもらえること 誰かに必要としてもらえること 不定な妖怪の鵺ではなく 未確認なモノへの恐怖ではなく 正体不明な存在への畏怖ではなく 一人の私《ぬえ》として、接してくれるただ一人の存在 ──そんなコイツと、私はもっと一緒に居たかった。 「私の我儘だということは知ってるよ、それでも──未練を残してこの先生きていたくはないんだ」 「……」 「だから、アンタがいくら否定しようとも、生きていたくないと嘆いても──その度に胸倉を掴んで奮い立たせてやる」 「……勝手過ぎるだろう、それは」 苦笑を浮かべて○○が言う。 そんなこと今更だ。 「さっきも言ったでしょう? ──私は天邪鬼なのよ」 「──こんな俺にそんな風に言ってくれるのは素直に嬉しいよ。 ありがたい、でも──」 ぐいっと胸倉を掴んでこちらを向かせる。 いい加減その無気力な態度に苛つきも頂点に達していた。 「いつまで甘えてるつもりなんだアンタはっ!! アンタの母親が今のアンタの姿を見てどう思うか判らないのっ!?」 「──お前」 「意地汚くたっていいじゃないっ!! それの何が悪いっ!! アンタが殺したも同然だっていうのなら、その罪にさいなまれるって言うのなら──」 大切なものを傷つけて、失って、立ち上がれないと言うのなら── 「私が一緒に背負ってやるわよっ!! 泣きたいのだったらいくらでも隣で泣き止むまで付き合ってやるわよっ!!」 せめて傍で癒したい。 孤独に気だったことに気付かせてくれて、その孤独を埋めてくれたコイツの為に。 「……泣いてくれるのか、こんな俺なんかの為に」 言われて初めて気付いた。 いつの間にか視界が滲んでいることに。 「うるさいっ!! ……だから、お願いよ──私ともっと一緒に居てよ、また独りにしないでよ……私を」 胸倉を掴んだまま、○○に顔をうずめる。 そのまま、恥ずかしさも気にせずただ嗚咽を漏らしていた。 「──ずっとな、考えていたんだ」 どれくらいそうしていたのか 時間の感覚なんて判らなくなっていた私に○○が言う。 「俺の病気が原因でお袋を亡くしちまった。ずっと、自分の身を粉にして看病してくれた大切な人を」 言葉を挟まず静かに聞く。 まだ生きている、どこか落ち着く○○の胸の鼓動を聞きながら。 「後悔しかなかった。あの人に何も返せなかった。だから俺は償わなきゃいけないって」 それは強い未練── 「死なせておきながら自分だけのうのうと生きながらえるなんて嘘だって、死ななきゃならないって」 それは深い絶望── 「何一つ意味がなかった命だとしても、せめて最後ぐらいは、って」 それは歪な思い── 「なぁ──こんなくそったれでも、何か生きてて意味はあるのかな」 それは必要とされたいという願望── その様々な感情が入り混じった思いに── 「──知らないわ」 素直な私の思いを口にした。 「アンタがどう思ってて、アンタがどう償って、アンタの生き様にどんな意味があるかなんて、知ったこっちゃないわ」 そう、知ったことではないのだ。 何故ならば── 「私がアンタと居たいと思ってて! 私がアンタの罪を肩代わりして!! ──アンタと一緒に居たいと思ってる!! 私にとって大事なことはそれだけよ」 『傍に居たい』 ただそれだけが私が願って、決めたことなのだから。 「──大層な我儘娘に気に入られちまったんだな」 「当然よ、私は鵺。──我儘に気ままに、人を驚かす──妖怪なんだから」 だから私はコイツを死なせたりなんかしない。絶対に。 これからもずっと傍に居たいと他ならぬ私が願っているのだから。 「──俺は、弱いから」 ポツリと、○○が零す。 どこか消え入りそうな、それでも安堵感が混じったような声色で。 「自分で責任一つ取れない弱い人間だから、これからもうなだれちまうと思う。 これから先のことなんて何一つ判っちゃいないし、どうでもいいことでおっ死んじまうかもしれない」 か弱く、か細い、その生。 私とは違う──その生き様。 「それでも──生きてていいのかな、こんな俺でも」 その歪な生き方に──惹かれたのだ。 私を認識してくれたのだ。 だから── 「生きててほしいの──アンタに」 共に生きていくと、生きたいと願う。 「死なないで──一緒にまた、笑いましょう?」 止まらない涙を拭うこともせず、ただ○○の胸に顔をうずめていた。 「まぁ判ってたことじゃが──若いっていいのぅ」 「その台詞はどうなのさ……」 マミゾウの空になった盃に注ぎ足す。 お互いに長く生きているとはいえとりわけ渡世感がマミゾウはだいぶ強いと思う。 ──だからこそ頼りになるのだが。 「生きていくこと、それはそれだけでとても辛いことですから」 お茶を飲みながら聖が言う。 断酒なんてよく続くものだ。 私には絶対に出来そうにない。 まぁ、する気もないが。 「そんなことを考えるのは修験者だけでいいんじゃよ。 限りあるのならばとりあえず生きてみる。 生きている内に出来ることなんてたかが知れてるんじゃからな」 「その通りですね、私も贖罪になるかは判りませんがこの人生を誇れるものにしたいものです」 「二人して難しいことを考えるもんだねぇ、今が良ければ過去なんてどうでもいいじゃないか」 一息に飲み干して言う。 そう、過去なんて過ぎ去ったものよりも今。 そう思う。 「うむ、それでいいんじゃよ。過去なんてたまに振り返るぐらいで」 「そうですね、大事なのは囚われないこと。反省は必要ですが必要以上に囚われるのは意味がないことです」 そう、大事なのはこれから── 「さってと……そろそろ私は行くね。アイツの様子を見に行かなきゃ」 「おぅおぅお熱いことじゃ。今度ぜひ連れておいで。一緒に飲み交わそうじゃないか──色々聞きたいこともあるしね」 ニヤリとマミゾウが面白そうに笑う。 ──正直嫌な予感しかしない。 「まぁおいおいね──あぁそれと」 「ん? なんじゃ?」 「えぇとね、──ありがとう、話を聞いてくれて。感謝してる」 面と向かっては恥ずかしいのでそっぽを向いて言う。 色々と話を聞いてくれて、手助けをしてくれたことへの拙い感謝の気持ち。 「……ほぅ、あのぬえがのぅ。うん、長生きはしてみるもんじゃな」 「~~っ!! それじゃ私は行くからっ!!」 そう吐き捨てて逃げ出すようにその場を後にした。 「情けない奴だなぁお前も」 「うるさいっ、慣れてないのよああいうのは」 「ガキかよ……」 「アンタに言われたくないわよっ!!」 「いてっ!? お前こっちは病み上がりだぞ少しは手加減しろよっ!?」 「知るかバカっ。んで、今日はどこに行くのよ」 「全く何も考えてねぇ。というかまだ絶対安静中なんだよこちとら。出歩くなんて出来ねぇよ」 「よわっちいわねぇ……一晩で治しなさいよ」 「何を言っとるんだこの妖怪娘は。──治る見込みが出来ただけでも儲けもんなんだよ」 あの後、全速で飛び永遠亭の扉を蹴破った。 警戒して出てきた妖怪ウサギとあわやひと悶着、というところだったが後から続いて出てきた薬師の落ち着いた対応と 月の姫の鶴の一声でとんとん拍子で話は進んだ。 あの薬師曰く── 「掛かりつけの医者の対応が良かったわね。生きる気力がない者に対してよく生きながらわせたものだわ」 とのことだった。 ○○の病状に関しては、難しいが対処の仕様もあるとのことでその助けを借りることになった。 「これでも医者の端くれですから。治したいと望む者は助けるわ。──それに愛の力も加わるんですもの、余裕よ?」 ──そんなふざけたことを言われて暴れず抑えられた自分を褒めてあげたい。 そうして、今も私はここに居る。 コイツと一緒に。 この先のことなんて、知らない。 どうしようもないと嘆くことも、あると思う。 互いの違いを意識しなければいけなくなる時も──きっと来るだろう。 それでも── 「まぁお前と一緒に居ると退屈しないからな、これからもよろしく頼むよ」 「アンタこそ退屈させるんじゃないわよ。その時には捕って喰ってやるんだから」 ──ただ今は、一緒に。 不定形な不安な気持ちではなく、正体を判ってくれるコイツと一緒に。 それだけを願いながら笑っていた。 うpろだ0036(0033続き) 「いい天気だねぇ……」 「まったくだ。こんな日は何にもする気が起きんな」 「自堕落だねぇ、まぁ同意だけども。──ふぁー……眠い」 晴れ渡る晴天 雲一つない青空 そんな天気であろうとも何をするわけでもなく二人のんびりとしている 健全な人間だったら出歩くものであろうけれども生憎とそんな気力も湧かない それ程までに──その日差しの暖かさは素晴らしいものだった 「お前もこんな日までここに入り浸って暇人だねぇ」 「退屈で可哀想なアンタと一緒に居てやってるんだ、感謝してもらいたいぐらいだよ」 「モノは言い様だな」 「いいじゃないか、別に困ることがあるわけじゃないし」 「枯れるにはまだ早い気がするけどな」 「枯れてるのはアンタでしょう、私はいつでも活動的で可愛いのよ」 「どの口が言うk……おーけぃ、俺が悪かったからその手を下ろせ」 「判ればいいのよ、まったく──あふぁ、でもほんとに眠くなるわね」 そう言って可愛らしく欠伸をする その仕草に目を奪われてしまうのはまぁ──惚れた弱みという奴なんだろうきっと 何をするでもなく互いに日向で横になっていると、立ち上がる気配がした 「──もう帰るのか?」 「なーに? 寂しいの? 単純に退屈なだけよ」 「さようで、生憎とここには退屈を埋められるようなもんねぇよ」 「確かにねぇ、一人暮らしが板についてるとはいえほんとに最低限しかないわよね」 この家に一人で住んでそれなりになる 確かに、コイツの言う通り最低限の物しか置いていない それは自分なんかには贅沢は分不相応だと思っていたからであるし、なにより── 大切な人を殺した、その罰は受けるべきだと──死ぬべきだと、思っていたから 「でもいいのよ、なんせここには──」 その考えを少しづつでも改めているのはコイツのおかげ 無邪気で可愛い天邪鬼──ぬえのおかげだった 「アンタが居る──それだけで、私は退屈しないのよ」 そう言ってふざけながら覆いかぶさってくるぬえ 「……さっきと言ってることが真逆だな」 「あら、乙女心の判らない奴はモテナイわよ?」 「別に、モテタイとも思わないしな」 「……本格的に枯れてるのね、アンタ」 腰の上に跨りながら、可哀想なモノを見る目で見下ろされるのが少し癪に障った だから── 「──お前が傍に居てくれるんだったら、他の奴なんてどうでもいいのさ」 少しは吃驚させてやろうと、覆いかぶさっていたぬえを逆に抱きしめる 「ちょっ!? ア、アンタ何を──!?」 真っ赤になって慌てふためく様を満足気に眺める ぎゅっ、と固く目をつぶるぬえに── 「──さってと、いつまでもだらだらしてたら腐っちまうな。どっか買い物でも出掛けるか」 何をするでもなくそのまま立ち上がり、固まっている様子を横目に声を掛ける なんせ仕返しを成功させて、満足している笑みを見られたら拙いのと── 「や、やったわねっ!! ちょっと待ちなさいよっ!!」 「待たねーよ、さっさと行くぞーお天道様と時間は待ってはくれない、ってなー」 ぬえに負けず劣らず、真っ赤になっているであろう表情を見られたくなかったからだ 外は変わらずの晴天 晴れ渡る青空に心地よい風 何をしようか、少し考える でもきっと、何をしても楽しめるだろう 「憶えてなさいよ! 次は私が悪戯してやるんだからっ!!」 「へいへい、期待せずに待ってるよ」 「だから待てって言ってるでしょうにっ!」 隣で腕を組んで笑う彼女 ずっと一緒に笑って、傍に居てくれると──約束してくれたコイツと一緒なら そんなことを、口には出さずに思った
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M MAGNOLIA(マグノリア) むせるようなお花畑って感じの匂いだったよ。ちょっと濃い目の。花の匂い好きならいいかも。 木蓮の甘~い香りに少し石鹸(花○ホワイト)を足したような感じです。 甘くてさわやか。香りが控えめで自然なので、時と場所を選ばず焚ける。インド香初心者にもいいかも。私は気に入りました。 最近濃厚系でお腹いっぱいだったけど、こういうやわらかくてあっさりしたのもいいですね。 草木の萌えいづるこの季節の外気こそ、かぐわしいと思いますけどね。道を歩いていてふっと香る沈丁花や梅の香り。HEMのマグノリアがそれに近いかなーと思ってます 自分的には駄目。ただの線香って感じかな。 さっきマグノリアを別窓で焚いたら、コウモリが焦って逃げて行きました…参考になるかしら(笑 香りが強すぎ・・・。それでDENIMと焚きあわせてみたら、癖のあるマグ独特の香りが弱くなった感じで何とか使えそう^^; (花系でお薦めは?に対して)私はHEMマグノリア好きです。お花のお酒みたいに感じる。 生臭い花の香り。こういう臭いの農薬があったような気がする。 そのまま嗅ぐといい香りなのに、焚くと野焼きに間違ってプラスチック的なものを投入しちゃった~みたいな悪臭に。耐えきれなくて消したよ。 HEMのMAGNOLIAが好きなのだが・・・臭い言われます・・・ (女性に気に入られそうな匂いのインド香は?に対してのレス)フラワー系ならHEMマグノリアとか HEMのお香って癖の強いのが多いね。今まで特にダメだったのがマグノリア。吐きそうだった。 爽やかな香りでいい匂いです。が、やはりちょっとケミカル臭が。 最初はいい匂いと思ったけどそのうち樹脂が焦げる匂いが鼻に付き始めてアウト 作り物っぽ過ぎるのが気持ち悪くなる。消臭プラグとかハンドクリームに似たニオイのやつがあったな~。 生花っぽいけどわりと好き MAMA BABY(ママ ベイビー) ……床屋においてある白い粉か運動場の白い粉だコレ。なんでこんな名前なんだ? MEDITATION(メディテーション) 吐いた…ついでに泣いた。(期待していただけに。) (瞑想マニアな方が)もろ仏壇用の香だとチョット気分でないので、(中略)焚いてますよ。メディテーションも気分にあわなかったw 今焚いたらもろ線香だな。好きだけどさ。 メディテーションはパッケージ通り瞑想黙想に最適 (「瞑想・寺院系のお香で何かオススメないですか 」へのレス)hemのmeditationとかthe moonとか良いんでね METAL(メタル) HEMメタルが強烈過ぎる 。ビニールを二重にしても香ってくるし 、風水香セットを開けても香ってくるし 、他のお香らとまとめても香ってくるし 、怖過ぎて焚けない( ´Д⊂ MOON (ムーン) 自分には合わなかった…。店でかいだ時は良かったのにな。残り19本どうしよう。 ちょっと苦手。自室で焚くと、なにかが違う。でも、以前、野外レイブでMOONを焚いている時には、良い香りだと思った あまり煙たくない所がいい。安らぐ感じ。 …鼻の頭にわだかまるようなこれは何?と思ったら、おじさんたちがよく使うヘアトニックの臭いに感じられた…(゚Д゚) (失恋した方に)落ち着くよ~。なんか不思議な香りで癒されます。 寝る前のMOON、香りにつつまれてぼんやりできて最高。 MOONこないだ買ったけど、デニムぽくてダメだった・・・なんか甘い感じがどうも・・・ (ちょっと重く感じてお蔵入りしていたが)イライラしてたときに焚いたらマッタリできました。 やっぱり夜ですね 絶え間無く焚いてしまう時ってあるね~w HEMムーンがそんな感じ。 焚いて寝たんだが朝起きたらなんて心地よい香り・・・ moonってデニムみたいに洋風な香りじゃね? (他のメーカーも含む4種類のMoonのうち)HEMが一番甘かった気がします。 焚いて寝たんだが朝起きたらなんて心地よい香り・・・ 最近ハマりだした。 ミルラと白檀の匂いがする。ナムナム Ω\ζ`)チーン系の香りだね。 SUNを柔らかくしたような匂い。ほのかに残る親父臭さ。 ひさびさに焚いたら、なんかCK oneみたいな匂いに感じた。 (瞑想マニアな方へのお薦めとして)ミルラ+サンダルウッド?ラベンダー? ハイになった気分を優しく沈める香り。 やば~い●´Д`●やっぱり大好きだぁぁ好きすぎる(´∀`) 落ち着く香り。寝る前いいですね。 (「白檀系の香りは好きなのですがバニラみたいな甘ったるい匂いは苦手です。あとフルーツ系も苦手かな…? 」との方へのお薦めとして)白檀系が好きなら、気に入るんじゃないかな。 あの怪しげなパッケージと香りに惹かれて手にとってしまったけど、買って正解だったわ。この二つのほかにナグチャンパも持ってるんだけど、3つの中で一番好きな香りかもしれない ドルガバのライトブルーとかアナスイのスイドリームみたいな匂いだった。いい匂いだけどちょっと甘すぎる( A`) 焚きながら寝て朝起きるとほのかにイイ香り♪ (「寝る前に焚くお香」はなんですか? へのレス)HEMのムーンかヴァニラ おっさんの頭の臭いだ・・・。 何か懐かしい香り・・・どこで嗅いだのかと思ってたら母が「これ・・・ポマードの匂いっぽい」 そうだ、これお爺ちゃんの匂いだった気がする (↑へのレス)あんまりおじいちゃんの匂いとは思ったことないなぁ~…おじいちゃんと暮らしたことがないからかな?だけど懐かしいっていうのは少し分かるかも。 私は、おっさんの頭の臭いっぽいだって感じた。多分それがポマードってやつなのかな。 ムーンは石鹸の匂いではないかと。 ムーンやサンは床屋臭がするよな。自分もそれが苦手なんだよw HEMムーンとトゥラシグリーンティーの合わせ焚きに新しい予感! (↑へのレス)たまたま両方持ってたから試してみてる。焚いて間もなくの印象はグリーンティーが前面に出てるけどこれからどうなるかな、同時焚きは初めてだ ドルチェ&ガッバーナのライトブルーって香水の甘さ 、シーブリーズの清涼感 、たたみの匂い 嫁に「床屋の臭いがする!仕事思い出すからやめろ!」って…orz 頭がくらくら・・・・ぼんやりした香りに弱いのかな? 体調が悪いのかと間をおいて焚いてみたけどムリだった。 MOON系は頭がぼんやりしてくるのがふしぎ (「HEMチャンダン・HEMムーン・HEMカンナビス・ナグチャンパ・デニム、コーンがHEMフランキンセンス・HEMパチュリ・白檀(ドンキで500円で売ってた日本香」の併せ焚き) 最初はよかったけど気分悪くなった。カンナビスが強いけどフランキンセンスの香りが優しく包み込んでチャンダンで纏まる感じ 。だがカオスだった 清々しい夜空のイメージ。寝る前、星を見ながら一本焚くのが幸せのひととき。 オジサンの整髪料って感じだねえ、パーマ液に似ていると言えば似ているかも試練。刺激臭ってレベルでは無いと思う。 HEMのMOONはHEMの他の商品に比べて少し匂いが弱いよね HEMのムーン好きだ。だけど劣化?が一段と早い気がする。なんかちゃんと管理してないと臭くなる 苦手だったんだけどさっき焚いたらいい感じ。気温が高いからかな。 うわーいい匂い。こういうあんまり煙たくなくて落ち着く感じの大好きだわ HEM焚き始めて最近やっと焚いたときの香りの違いがわかるようになってきた。ラベンダーとムーンとレモングラスとラブがあるけどラブが一番好きだな (「瞑想・寺院系のお香で何かオススメないですか 」へのレス)hemのmeditationとかthe moonとか良いんでね (上の話題で)スピリチュアルガイドがダメだったならムーンも危険かも。両方とも整髪料系のかほりです 前は全っ然ダメだと思ったのに、最近hemのmoonを焚いてみたら結構好きになった。やはり季節が関係してるのかな。 (書き込み時 夏) 数年前に買ったときはなかなかいいと思ったのに久々に今日買って焚いてみたらなんか好きじゃなくなってた。好みも変わるものなんだな なんて抹香臭いんだろうと思った。葬式かよと。でも好き。パッケージデザインも良い。 MUSK(ムスク) (蚊対策で自然な感じなお薦めのものは?へのレス) MYRRH(ミルラ) バニラというか生クリームみたいな香りでナイスです。 柔らかい感じの香りで個人的にはかなり満足。スパイシーなのが苦手って人にはいいかも。 かすかにクリーム臭があるが柔らかい香りではなく、鼻に刺さるような棘のある香り。和風な感じがする。着物に合いそうな。 なんか覚えがある香りだなぁと思ったら、墓参りの時の匂いに似ているw (ムーンが好きな人へのお薦め) HEMのミルラさえあれば生きていける (インドとかチベットで、たくさんの僧侶が修行をしているところにもうもうと焚かれているお香のイメージに近い銘柄はありませんか? に対してのレス) HEM社曰く、「伝説の聖なる香りで厳粛でスピリチュアルな体験を。」 レンジに指定されてるミルラとヘムチャンパとディワリは寺院などの神聖な香りを再現したやつ 香水に似た匂いがありそうな感じがした。 浄化とかに使えるかも! 何とも奇怪な香りだと思って調べてみたら、、どうやら没薬 = 木乃伊 = 粉末白骨 の香りのお香である模様・・・・・・・マジ!? 確かに昔火葬場で嗅いだ事があるような香り、それにわずかにミント系が混じった印象。杉線香と共に焚いたら納骨堂の雰囲気が楽しめそうです。 (↑へのレス)ミイラ作る時に防腐剤?だか何だかに使ってただけじゃなかったっけ? 白骨とは関係ないと思う (↑へのレス)没薬は防腐剤になるんだよ。ミイラ作りだけじゃなくて乳香と並んで、あちらでは代表的な香料でもあるが N NIGHTQUEEN(ナイトクイーン) 「セックルやオナヌーをする時の、お勧めのお香ってありますか?w」に対してのレス (プレシャス・チャンダンがバスクリンに似ている、という意見に対して)バス九厘はナイトクイーンの方だとおれはヲモタ バスクリンの香り。官能的な香りを期待すると、裏切られるかも。 びっくりした。ポップコーンが焦げたような香り O OODH(オード) 近所でサンマ焼いてる匂いが漂って来たような感じ。 甘さは無いんだけど、印象として甘いような柔らかくて丸いイメージ。でも軽いっていうんじゃなくて、包み込まれるような深みとまろやかなコクがある。角が無いし鋭くキツい香りはしない。クセのない感じ。特記してしっとりって感じでもないけど、乾いてるっていうよりはしっとり。 OPIUM(オピウム) 甘い香りで、リラックスできます。お休み前に使うと熟睡できるかも? 焚いて寝ると一番安眠できると思う。 おばばの白粉くさい! 箱の上からだといい香りなのに、実際に焚いてみると、やたら焦げ臭い…これはハズした。 (↑の人)焦げ臭く感じたのはたぶん、その時の体調のせいでしょう。後からハマって、今ではリピート焚きしています。 自分が焦げ臭いと感じたお香は、HEMオピウム(後から好きになったけど)bicヒマラヤかな。 爆睡したいときはオピウムかなぁ。芥子の花の匂いらしいんですが、ぱたっと寝れちゃいます。 だめだ臭い!おばはん臭 ココアの香りがする。好きか嫌いか分からない不思議なかほり (インドとかチベットで、たくさんの僧侶が修行をしているところにもうもうと焚かれているお香のイメージに近い銘柄はありませんか? に対してのレス) (蚊対策で自然な感じなお薦めのものは?へのレス) 火をつけなければ一風変わったミントのような香り。しかし良い香りとは言いがたい。爽やか系でもない。生きていれば一生に一度くらいはこういう香りもかぎたくなるかもしれない ORANGE(オレンジ) オレンジだけど、柑橘系の爽やかな酸っぱさはない ORNAMENTAL(オーナメンタル) 泥とヤニが混じったような非常に不快な臭いだった。 なんかガソリン臭いんですが、こんなもんなのでしょうか。 (「寝る前の30~1時間くらいに焚くのに向いてるお香でお勧めなのはありますか?黙想とかに使うんで出来ればちゃんと煙が見えるタイプで、リラックス出来そうな香りか甘めの香りがベストなんですが」へのレス)これは体の汚れを浄化する作用があるって言われてる
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■戻る■1-101-201-301-401-501-601-701-801-901- ■ 多肉植物 part15 ■ 901名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/17(火) 01 56 12 ID CV7iO1oY ヤフオクの話は荒れるからしちゃいけないんだっけ? 902名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 01 59 35 ID eCYJOrNE 内容次第だろ せっかくだし書いてみたら? 903名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 07 24 34 ID ESFUzpMN 2ちゃんに常駐しているわたしは当然オクの話も期待して見てるんですがなにか? 904名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 07 39 42 ID E0Gp4z2C 901 リトコノスレでは一時期、ヤフオクに出品されていたトチョープスの話題でもちきりだったし、 別にいいんじゃないの? 905名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 08 19 56 ID mujzyDp6 濾過兄のヤフオク話聞きた~い おもしろいのたのむよ 906名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/17(火) 10 56 30 ID CV7iO1oY そっか。じゃあ書くよ。 別にそんなに面白くはないんだが・・・。 ペペロミアのフェレイラエが「ハッピービーン」って名前で出されてるし、 同じ出品者がユーフォのスザンナエに「ドラゴンボール」って名前付けてるんだけど、 そんな名前で売ってる業者がどっかに居るの? 「購入した時の名前です」って但し書きが書かれてるんだけどさ。 907名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 11 38 37 ID iqxKwhZK スザンナエのドラゴンボールはホムセンで見たことある。 カクトロコのやつだったように思うけど。 908名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 13 29 07 ID mujzyDp6 ハッピービーンの方は、海外でも、ペペロミアのそれを「Happy Bean」って 呼んでるから許せる。(葉がインゲンマメの鞘みたいだからということみたい。) スザンナエは、去年の夏かそのへんで「ドラゴンボール」って名前で 売ってるのに気が付いた。だから、もっと前からかも知れない。 「薬師瑠璃光如来」の「瑠璃光」では、仏教的で抹香臭くて売れないのかもしれんね。 どこかが、その名で大量出荷すれば、一人歩きするみたい。 そういう名前が多くなったと思う。中学英単語の名前にすると売れるのかなあ。 和名を英訳したのも多いねえ。 キセロシキオスの「緑の太鼓」は直訳で「グリーンドラム」で売ってる、 英名では「Dollar vine」だから、完全な和製英語だと思う。 黒法師の「サンシモン」もそうだろうね。英名かと思ったけど違うし、 品種名でもないらしい。海外では、それのことを「Saint-Simon」とは言わない。 和製英語名だと思う。英名は、Black Tree Aeonium。 909名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/17(火) 13 29 31 ID CV7iO1oY 907 そうか。カクトロコのかw 今、アロエのハエマンティフォリア出されてるね。あのサイズであの値段じゃちょっとな・・・。 910名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/17(火) 13 32 22 ID CV7iO1oY 908 そっか。やっぱりハッピービーンは英語の流通名か。 多肉の英名って知りたいな。海外のどこかに多肉植物データベース的なものってあるのかしら? 911名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 18 49 21 ID Fu8f3g2E 流れぶった切ってすみませんが 質問スレから誘導されてきました。 名前がわかりません。教えて先を行く者たち ※火祭りが正解みたいです(管理人) 912名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 20 01 35 ID d2905Ivs 911 エケベリア パリダあたりが暴れているような気がする 913名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 23 00 41 ID mujzyDp6 911 う~ん。ベンケイソウ科の多肉であることは間違いないんだけど 徒長作をいっぱい持っている人ならわかるかもしれん。 エケベリアの、色の悪い「寒鳥巣」か、「パリダ」の痩せたもの。 オロスタキスの「岩蓮華」類も環境が悪いとこんな風になるかもしれん。 914名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 23 11 43 ID CuJo7Za+ 911 オイラは「火祭」かと思ったけど、自信ないな。 915名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/17(火) 23 23 07 ID CV7iO1oY 火祭じゃないだろ。葉っぱの形状が違うよ。 葉の出方からしてクラッスラだと思う。 916名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 23 43 47 ID mujzyDp6 火祭とはまったく違う。 濾過兄は、クラッスラだって? 2枚づつ90度で出るところがか? 葉数が少ないんでそう見えるだけじゃないのかなあ。 う~ん。普及種でこんな形状の葉のクラッスラってあるかなあ 917名前:花咲か名無しさん:2009/03/17(火) 23 57 06 ID CuJo7Za+ 1枚目の写真の花茎と穂先からクラッスラ。 薄葉だから火祭。紅葉祭りも薄葉だっけか? 火祭も時期によっては丸葉もあるのよ。 だけど、ちょっと丸葉すぎるんだよな。 交配種も多いし近縁種あたりかね。 918名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 11 15 27 ID n/zhHvR4 徒長しているほうのアップの写真も欲しいです そっちのほうが葉のつきがいいので 919名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 11 31 49 ID DH72s0v5 911 この植物の葉の付き方を見てくれん? 葉が2枚左右一組で茎に付いているか、 1枚づつ順番に交互についているか。 その部分の写真もみたいが 920名前:911:2009/03/18(水) 12 25 55 ID BLXPClWH 回答が多くて感謝感激雨あられ 新たに写真を撮りましたので、厚かましくもよろしくお願いします 徒長している部分です 葉は2枚左右一組で茎に付いているようです 921名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 13 00 58 ID 28iuPdVM 鬼の様に増えた多肉をちょっとだけ挿し木にして 後は捨ててます(´;ω;`)友人ももういらんみたいだしw 別に珍しい品種でもないからオークションに出せるでもなく 泣く泣く捨ててる人っていますか? 922名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 14 00 20 ID DH72s0v5 921 泣く泣くじゃないけど、こんな感じで刈ったり抜いたりして燃えるゴミに出してるよ。 923名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 14 20 47 ID DH72s0v5 920 クラッスラか、カランコエの何かにまで絞れるとこまで来たな。 あとはだれかが・・ 924名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 16 08 29 ID xJ4QgVLG 921 可能か?w 【空地ニ】花ゲリラ 11【花ヲ】http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/engei/1221137917/ 925名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 16 34 21 ID 28iuPdVM 922 あーやっぱり捨ててるんですねw良かった ちょっと罪悪感に苛まれてたんですw 924 友人の庭にそれして怒られますたw グラパラリーフって食べられるそうだから育ててみようかな でも朧月と近種らしいからまた爆発しそうな 926名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 17 11 34 ID DH72s0v5 925 グラパラリーフ=朧月 [Gra]ptopetalum [para]guayense leaf 927名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 18 13 49 ID 28iuPdVM グラパラリーフは一応食用に品種改良してるみたいだから 厳密には朧月とイコールでないかも?試しに朧月がある人 かじってみて感想下さいw 928名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/18(水) 18 18 28 ID pgtTPLd8 便乗して俺も訊いちゃお。 これ、なんだかわかりますか?カランコエ?レノフィルム? どなたか教えてくだされ。 929名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 18 54 26 ID DH72s0v5 928 これって、1年じゅう、こんな色しとんの? 930名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/18(水) 19 04 24 ID pgtTPLd8 929 うん(´・ω・`) 931名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/18(水) 19 08 01 ID pgtTPLd8 確か池袋西武屋上で買ったもの。札落ちしとった。 932名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 19 09 08 ID kwKPSBu1 920 うちの火祭りに似てるね。 933名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 20 11 34 ID DH72s0v5 931 この鉢は何号? 934名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/18(水) 20 20 01 ID pgtTPLd8 933 3号鉢ですお 936名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 20 52 42 ID AKuoerYJ ここじゃないと判らないと思うので質問ですが ドリミオプシス マクラータの受粉に成功したようで実がなっています。 この実が熟すのにどの位まで待てば良いかと種を蒔く時のコツなどありましたらお願いします。 今は5mm位のボール状で緑色、少ないので割って見る事ができないでいます。 937名前:花咲か名無しさん:2009/03/18(水) 21 14 00 ID DH72s0v5 920 クラッスラ火祭は、徒長したら葉が長くなるんじゃないかな。 ワーテルメイエリの徒長したヤツではないかなあ。 Crassula atropurpurea var.watermeyeri 天狗の舞の徒長したヤツかとも思うし。 Crassula dejecta これさ、植え替えて、肥やして、もっとしっかりした 状態にしないと分かんないのではないかなあ・・・ 944名前:911:2009/03/19(木) 13 36 21 ID /Xn1ZPka 多くの回答助かります。 みなさんの回答を画像検索してみると、どれもそうだと思えるほど似てますね。 少なくとも、ベンケイソウ科の何かということは確かっぽいので、 その線で育て方等を調べてみます(どうやったら肥えるんでしょ)。 ありがとうございました。 945名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/19(木) 18 39 30 ID lx4zbPcW 944 とりあえず屋外に出せ。 947名前:花咲か名無しさん:2009/03/19(木) 19 03 44 ID hnEuIX9R ここんとこの陽気&日差しで、日照不足グリーンだったちび黒法師が すてきに黒く。 958名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/22(日) 00 26 12 ID jUUyo6bZ ラエータがついに手に入るかも♪ 961名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/22(日) 21 48 06 ID jUUyo6bZ http //page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d93507043 これ、絶対種子だってわからないで入札してるだろw しかもたった3粒かよw 962名前:花咲か名無しさん:2009/03/22(日) 22 01 17 ID k4ADRvu6 その人の評価の「悪い」にワロタ 963名前:花咲か名無しさん:2009/03/22(日) 22 41 49 ID 221oWl4V メサなら10粒で150円 965名前:花咲か名無しさん:2009/03/23(月) 15 45 41 ID 5czMR8x9 多肉植物の寄せ植えをしようと思っていますが、 色々な方法があるみたいで、悩んでいます。 これが基本。という方法を教えてください。 【品種名_】ヒメレンゲ、メイゲツ、ツルマンネン、白美人、乙女心 【栽培地域】広島市、 【入手状況】(入手時期)3月19日、園芸店)で購入。 【栽培状況】ベランダ、10F、東向き、風通し良。 【症_状_】テラコッタのプランター(底穴アリ)に植える予定です。 土は「花ごころ、サボテン、多肉植物の土」を購入済み。 ・鉢底の軽石は必要でしょうか? ・苗の茎をカットして、下の葉を取って挿していけばいいのでしょうか? ・土は上記の土だけでよいでしょうか? ・植えるのは今すぐでもよいのでしょうか? 多肉植物は始めて育てるので、戸惑っています、 宜しくお願いします。 969名前:花咲か名無しさん:2009/03/24(火) 02 35 12 ID 8UQY2OcL 965 > ・鉢底の軽石は必要でしょうか? 無くても平気。 > ・苗の茎をカットして、下の葉を取って挿していけばいいのでしょうか? それで平気。 > ・土は上記の土だけでよいでしょうか? 良い。 > ・植えるのは今すぐでもよいのでしょうか? 良い。 基本、生育期の異なる種を一緒に植えるのは避ける。 各生育期はググってね。 970名前:花咲か名無しさん:2009/03/24(火) 22 16 34 ID +Cb3+tJE 965です。 お返事、有難うございました。 各生育期を調べて、植え付けします。 どうも有難うございました。 974名前:濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/25(水) 22 28 56 ID D7YwZ3xu ところで、ライチーってユーフォ知ってる椰子居る? 982名前:花咲か名無しさん:2009/03/27(金) 01 49 08 ID XCcD3DCw 勤務先近くのダイソーにある徒長しまくった不死鳥。 葉が普通の草木並に薄くなり、模様が消えて真緑。縁はギザギザ。 原型の葉が残ってなければ不死鳥どころか、 多肉植物であることも分からない。 このままの姿で育ったらどうなるんだろう。 あまりにも見た目が変わってしまっているのでかえって興味をそそられ、 行く度に観察している。 一応元気はありそうなんで、100円なら出してもいいけど、 不死鳥なら状態良いのがもっと割安で買えるよなー。 983名前:花咲か名無しさん:2009/03/27(金) 09 27 42 ID fHRw7MyK 982 ダイソーといえば ぱりっぱりに乾燥した高砂の翁を見たことがあるよ 救出したかったけど さすがに手に負えないと思って諦めた… 今日は良く晴れて、ベランダの多肉たちも気持ちよさそうだ。 983名前:花咲か名無しさん:2009/03/27(金) 13 54 53 ID 7S4VnRUY バラのシュートみたいに一本だけ伸びて 菜の花みたいなつぼみつけてるのがいるんだけど その茎の葉っぱだけが真っ赤 紅葉する種類があるってことだけど、今の時期でも紅葉ってするの? 放置してても大丈夫かな? 985名前濾過一◆O4wqlIxkyU:2009/03/27(金) 23 08 48 ID 3jOvAevQ ところで うちのゴーラムはまだお花が咲いています。 頑張りすぎかな^^ 戻る1-前100
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前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 《虎よ! 虎よ! あかあかと燃える 闇くろぐろの 夜の森に どんな不死の手 または目が おまえの恐るべき均整を つくり得たか? …またどんな肩 どんな技が おまえの心臓の筋を 捻じり得たか? おまえの心臓が 脈うち始めたとき どんな恐ろしい手が 恐ろしい足が用いられたか? どんな槌が? どんな鎖が? どんな炉に おまえの脳髄が入れられたか? どんな鉄床が? どんな恐ろしい手力が その死を致す恐怖を むずと掴んだか?》 (ウィリアム・ブレイクの詩集『無垢と経験のうた』中の「虎(The Tyger)」より) 度重なる戦火に燃える、天空の大陸アルビオン。 シティ・オブ・サウスゴータから敗走し、スカボロー港に集結していたトリステインの敗残兵は、 ロサイスから艦隊に乗って回りこんできたゲルマニア軍の奇襲により、完膚なきまでに殲滅された。 「ハハハ……なんと他愛もない、鎧袖一触とはこのことか!」 勝ち鬨をあげるゲルマニア軍。そこへ内陸側から、風竜に乗った将校たちが味方の旗を持って飛んで来た。 小柄で痩せた指揮官の男は、《ガンダールヴ》のルーンを持つアドルフ・ヒードラーだ。 「やあ諸君、奇襲は成功したようじゃないか。これぞまことのトラ・トラ・トラ、だな」 「おお、ブラウナウ伯爵! いや、ヒードラー総督閣下!」 「いやいや、自分は総督代行ぐらいでいい。アルビオン属州総督の責務は、ハルデンベルグ侯爵に担わせて差し上げよう。 ちょっと狩りをしてきたところだ。アルビオン軍数万とトリステインの殿軍は、地獄へ落ちてしまったよ」 ゾロゾロと数百ほどの将兵が彼の前に集まり、整列して右手を斜め前に突き出し敬礼する。 「「ジーク・ハイル(勝利万歳)! 総員、傾注!!」」 ヒードラーはにこやかに微笑み、片手を挙げて敬礼に応えた。 「ジーク・ハイル。うむ、ご苦労だったね諸君。この新兵器、ティーガー戦車の威力はどうだったかな?」 「素晴らしい、の一言です! ご覧下さい、この地獄のような光景を! 敵の死体の山を!」 廃墟から立ち昇る熱と血肉と硝煙の臭いに、将校は酷く興奮している。 「自走する車に、強力な大砲を乗せるという大胆な発想! 寸分の狂いもなく組み上げられた分厚い鋼鉄の板! それにこの精巧なカラクリ! まさに芸術品です! ゲルマニアのメイジが総掛かりで研究しても、とうてい同じものはできますまい!」 異世界からもたらされた超兵器、《ティーガーⅠ》。 全長8.45メイル、全高およそ3メイル、重量は12万リーブル(約56トン)。前面装甲の厚さは10サントにおよぶ。 第二次世界大戦中にナチス・ドイツが開発した、当時最強の重戦車である。 光の矢のように発射される8.8サントの徹甲弾は、秒速750メイル以上の速度で回転しながら、 2リーグの距離から8.4サントの分厚い鋼鉄製の装甲板をぶち抜くことができ、内部で炸薬が爆裂する。 副武装として7.92ミリメイルMG34機関銃×2、NbK39 90ミリメイルSマイン発射機×6。 ハルケギニア程度の文明世界の軍事兵器としては、馬鹿と冗談が総動員というところだ。 強力なメイジかドラゴンの群れでもなければ、まずこれに立ち向かうことはできまい。 今のところ整備と操縦は部下の悪鬼に任せてあるが、訓練しだいでは普通の人間にも扱えるようになろう。 さらにティーガーⅡ、ヤクトティーガー、シュトゥルムティーガーなども、ロマリアから持って来てある。 記録によれば、始祖ブリミルが降臨した『聖地』の門は、数十年に一度活性化する。 そして《ガンダールヴの右手の槍》として、その時代の地球上でもっとも強力な武器をもたらしてくれるという。 ただ基本的に個人用なので、機甲師団として運用できるほどの物量はないし、 ミサイルや戦闘機の大半は墜落して破壊されていた。まあ、AK-47だけはコンテナごと山ほど来ていたが。 砂漠の中にある聖地は、かなり放射能で汚染されているのかもしれない。 さてしかし、一つ問題がある。 始祖の秘宝、『祈祷書』と水のルビーは、ルイズ・フランソワーズともども地獄へ落ちてしまったようだ。 これでは始祖の虚無が復活するのに必要な《四つの虚無》、つまり担い手・使い魔・秘宝・ルビーの四組が揃わない。 おそらく始祖でなければ、あの門を正しく潜るのに必要な知識は持っていないだろう。 だが、あれらは六千年もの間、このハルケギニアなる文明世界を守護してきた強力なマジックアイテムだ。 四大王国同様、一時的に埋没しても、消えてなくなることは決してなかったという。 まぁ、そのうち松下やルイズともども、現世に戻ってくるだろう。 なんなら悪魔に命じて地獄まで回収に行かせてもよいのだし。うん、さしたる問題ではない。 最後には我が神《シーレン》様を復活させ、ハルケギニアも地球も地獄も天界も、我らが膝下に屈服させてくれよう! ヒードラーはそう思案してほくそ笑み、拳を振り上げてゲルマニア軍を激励する。 「では諸君、天下無敵のゲルマニア軍よ、さらに進軍しよう! 不実のアルビオンを掌中におさめ、ロンディニウムの異端者クロムウェルどもを滅ぼそう!! ジーク・ハイル!!」 「「「Sieg Heil!! Sieg Heil!! Sieg Heil!!」」 「…………」 ヒードラーに、否、ダニエル・ヒトラーに背負われていた魔剣デルフリンガーは、ずっと沈黙したきりであった……。 さて一方、地獄を歩いていた松下・ルイズ・シエスタ・佐藤の一行は……。 「……なんとも、図体ばかりでかくて悪趣味なフネねぇ……冥土の渡し舟に、デザインをどうこう言いたかないけど」 深淵の縁に設置された桟橋には、死人の爪で作られたフネ・ナグルファルが繋留されていた。 これに乗れば、目的地である地獄の中心まで二日ほどで着く、というのだが。 「これでもまだ小さなほうです。ちなみに帆布は死人の皮膚で、綱は髪の毛で、櫂などは人骨でできていますが。 私ども『案内人』は、この地獄でそれなりの生活を営んでいましてね。 たまに深淵から浮き上がってくる小型のフネを捕らえて、こうして移動に使うんですよ」 「実に乗る気が起きないフネね……って、私ども?」 「まあフネの上をご覧下さい。なんか白っぽい、虫みたいのがたくさんいるでしょ?」 なんと、フネに群がってさまざまな作業に携わっているのは、みな『案内人』と同じ姿の異形のものばかりではないか。 「「!?」」 「私どもは、地獄に湧く蛆虫のようなもので、生物でもなければ亡者でもありません。 妖怪、と言うものが一番近い存在でしょうか。……さ、どうぞお乗りください。そろそろ出港です」 一行はフネに乗り込むと、しばらく深海のように静かでひんやりした船内を歩き、適当な座席を見つけて座る。 すると異形のものたちは、静かに『死を讃美する歌』を歌い出し、続いてお経のような『別れの歌』を歌った……。 実に縁起でもないが、出港の準備が整ったようだ。 ピイイーーーッ、と桟橋のそばで異形のものが笛を吹き、チリンチリンと寂しげな鈴の音を響かせた。 「出港ぉ…………っ!!」 ギギイイイ~~ッ、と納骨堂の扉が開くような不気味な音を立てて、怪異なるフネは深淵の底へと出港した。 肌を切るような雪風に乗り、ふわりと真っ暗な虚空へ浮き上がる。 ……そしてしばらくグラグラ揺れた後、どうやら安定軌道に入ったようである。 船員と話していた案内人は、そそくさとルイズたちの席に戻ってきて、ガイドを再開する。 「ええ皆様、大変お待たせいたしました。反逆地獄コキュトス巡り、これより終点に向かいます。 よろしければこの毛布をお使いください。機内食が出せませんで申し訳ありませんがね」 よく喋る案内人の冗談を、松下が毛布を受け取りながら鼻で笑う。 「はは、きみも言っていた通り、我々亡者に食事は不要だよ。霊的な飢渇を癒すため、供物などを食べることはできるが。 しかし冥土のものを水一滴でも口にしてしまえば、二度と現世には帰れなくなるじゃないか」 案内人は体内から淡い燐光を放ちつつ笑い返し、説明を続ける。 「さて、この反逆地獄は四つの円に分かれています。 外側からカイーナ、アンテノーラ、トロメア、ジュデッカ。 それぞれに、愛するべき肉親、自分の祖国や党派、守るべき客人、大恩ある主人を裏切った罪人が幽閉されています。 まあ、見て楽しい光景でもありませんし、全部上空を通り過ぎてしまいますが。 中心に突き刺さっているのが、造物主たる神を裏切った《悪魔大王》だというのは、先ほどお話しましたね」 左側の硝子窓の向こうに、黒々とした岩山のような、両腕を左右に広げた悪魔大王の姿がぼんやり見える。 数百リーグも彼方にあるはずだが、圧倒的な迫力と存在感だ。見ているだけで体が、いや霊体が重圧を感じる。 ぐいぐいとフネごと吸い寄せられていくような、異様な重圧である。 「あの悪魔大王の醜悪な頭は三つあり、各々の顔色は赤と黄色と黒で、これは三つの大陸に住む三つの人種を表します。 全身は黒い毛に覆われ、頭には山羊のような角が生え、耳からは大蛇が出ています。 背中には六枚の蝙蝠に似た皮翼があって、これを羽ばたかせると吹雪が起こり、反逆地獄全体を凍りつかせます。 また彼はその巨大な三つの口で、落ちてくる罪人の魂を吸い込んでは噛み砕き、硫黄の煙とともに吐き出しているのです。 まるで噴煙を上げる火山のように……」 「……そいつは、なぜ神様に反逆なんてしたの?」 ブリミル教では、悪魔に関する神学的知識はまだ整っていないようだ。 ルイズは子供のように、案内人と松下に質問していくほかない。 「ふぅむ、諸説ありますね。 有力な説は、自分が神より優れていると思い込み、宇宙の支配者になりたいと願ったというもの。 もう一説は、神が自分に似せて人間というものを創造し、自分の地上における代理人とした時、 土くれなどに跪くことはできないとして背いたというもの。つまり罪状は『高慢』と『嫉妬』による不服従です。 彼はもともと最初に創造された偉大な天使であり、神に次ぐものとして君臨していたのだそうですから」 「……でも、神様は全知全能で、完全に善なる存在でしょう? なんで神様の作った世界は、こんなに罪と悪に満ちているの? なぜ神様に敵対するような、悪魔が存在できるの? そいつらが反逆した時に追放なんてしたりせず、すぐ消滅させてしまえばよかったのに……」 ルイズはそう言うと、頭から毛布を被り、不安そうに震えてうつむく。 松下が案内人に代わって答えた。 「神を、善悪とか強弱とかいった、平凡で不確かな人間の尺度で測るべきではない。 悪魔も神の被造物であり、宇宙のシステムを管理する天使の一種だ。 人間に試練を与え、霊的成長を促す《神の影》というべきかも知れん。 神は善も悪も、天使も悪魔も、平和も災いもともに造るのだよ。万物は唯一の源泉から発する。 全ては神が与え、神が取り去るのだ」 《私が主である。他にはいない。私の他に神はいない。 あなたは私を知らないが、私はあなたに力を帯びさせる。 それは、日の上る方からも、西からも、私の他には誰も神がいないことを、人々が知るためだ。 私が主である。他にはいない。 私は光を造り出し、闇を創造し、平和をつくり、災いを創造する。 私は主、これらすべてを造る者である》 (旧約聖書『イザヤ書』第四十五章より) 明快な答えだ。だが、それを聞いたルイズの震えは、ますます酷くなった。 足元にぽっかりと穴が開き、すーっと底なしの深淵に落ちてしまいそうな感覚に襲われる。 ……おお、神が、神が悪を造った、だなんて。 ごくり、と唾を呑み込み、ルイズはさらに質問する。 「じゃ、じゃあ、人間はなぜ罪を犯し、争い、悪事を働くの? 悪魔のせい? それとも神様のせい?」 松下は即答する。 「いいや、人間自身のせいだ。 自由意志の悪用、無知、無明、欲望……あるいは《原罪》のせいとも言える。 神の目から見れば、すべて人間が心に思い図ることは、生まれながらに悪く、罪深い。 外から人の中に入るものは人そのものを汚さないが、心の内側からはあらゆる罪悪が出て来るじゃあないか。 悪魔は人間に悪事を唆すが、行為の決定権は人間の側にあるのだから。 ……そして彼らの罪業は、終わりの日に裁かれるのだ」 ルイズはしばらく黙りこくったあと、ぼそりと呟く。 「終わりの日……ハルマゲドン、ラグナロク、神々の黄昏……。 そして古い世界の終末と、そこの案内人は言っていたわね……」 「ああ。ぼくらが布教している『千年王国』の小冊子を読んでいないのか? これから起きるであろう大艱難について、簡単に預言しているぞ」 松下がそう言うと、シエスタがポケットから件の小冊子を取り出し、ルイズと佐藤に手渡す。 ルイズは興味なさそうにパラパラとページをめくり、松下が興奮したような口調で説教を始めた。 「厳しい冬が何年も続き、激しい疫病と飢饉、全世界規模の大戦争、地震や洪水などの天変地異が起きる。 魔物や盗賊が跳梁跋扈し、人心は腐敗し、食と富と快楽と権力に対する渇望が、罪深い人間どもを衝き動かす。 現世の終わりは近い。今まさに、現代文明の大破壊が起ころうとしている。 天から炎と隕石と熔鉱が降り注ぎ、選ばれた人間だけが救われ、悪人は地獄の炎で焼かれるだろう!」 ―――完全に異端だ、邪教だ、カルト宗教だ。犯罪的狂人のたわごとだ。 しかし、ブリミル教の聖職者たちが説く抹香臭い教えより、妙に説得力があるように感じるのはなぜだ。 ここが地獄の深淵で、あそこに悪魔大王が鎮座ましましているからだろうか。ああ、なんだか口の中が渇く。 「わ、私たちは、ていうかマツシタは、せ、世界を滅ぼそうとしているの?」 ルイズの発言にシエスタが気色ばむが、松下は彼女を手で制した。 「社会のひずみを生み出している、腐った現体制を打倒する程度のことはする。 そして築き上げられるのが、人類究極の目的である理想的な世界国家『千年王国』だ。 最終的に世界を滅ぼすのは、創造者である神自身だよ! 陶工が使い物にならない作品を、みな砕いてしまうように。 悪に汚染された古い世界が、最後の審判を受けて滅びるのは、神が定めた必然、摂理だ。 天体が回転し太陽が東から昇るのと同様、止めようがない」 松下は、危険な終末論を口から吐き出し続ける。 「太古の昔から、何度も繰り返し《生命の大絶滅》は起きている。おそらく霊的な革命、進化に必要なのだろう。 我々のすべきことは、その時が近づいていることを告げ知らせ、なるべく多くの人間を救いに導くことだな。 ぼくはメシア、救世主なのだから。 ……とはいえ、救われる人間というのも、神が既に定めているのかも知れんが」 ルイズにはもう、頭を抱えて髪をかきむしることしかできない。 ああ、自分には理解できない。いや、したくない。すれば自分は、真の貴族どころか、正気の人間でなくなってしまう! 「―――――はぁ、神学問答はこれぐらいにしましょう。とにかく、早く現世に帰還しなきゃ。 アルビオンやトリステインは、ハルケギニアはどうなっているのかしら……」 「現世のことは天に任せるんだな。今は休息の時だ。 早めの精神力回復のために、瞑想のテクニックをいくつか教えておくよ」 佐藤は黙って二人のやりとりに聞き入りながら、メシアの著した小冊子に目を通していた……。 《栄光あれ 讃えられてあれ サタンよ かつて君臨した天の高みにおいても また今 事やぶれて 沈黙の内に夢想にふける 地獄の深みにおいても 我が魂がいつの日か 知恵の木の蔭にて 御身の傍らに憩えるようになしたまえ 御身の額の上に 新たな寺院のように その小枝が広がるであろう時に》 (ボードレールの詩集『悪の華』中の「サタンへの連祷」より) (つづく) 前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ
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BACO BALAJI LOTUS(ロータス) すっきり軽い。 BAYKERI S INDUSTRIES Shivranjani(シヴランジャニ シブランジャニ) 火を点ける前は湿布のスーっとする部分を削ったような香り。火を点けるともの凄くホコリ臭い香り。耐えられなかった。 BHARAT INDUSTRIAL CORPORATION (BIC) CHANDAN(チャンダン) しっとり生っぽい香り。 HIMALAYA(ヒマラヤ) 石鹸系ならBIC HIMALAYA。 クリームみたいな石鹸、花王ホワイトそのまんまの香り。 箱の上から嗅いだ匂いがあまりにも好みなんで火をつけるのがためらわれたほどでした。でも火をつけた後もまさに「花王ホワイト」そのものの香りで嬉しかったです。雪山のパッケージも涼しげ。 「線香臭くない香はありますか? 」という質問に対してのレス (石鹸の香りを求めてたが)キツイというかクセがあり、欲しい香りには近いには近いのですがもう一歩で違う感じ 元が石鹸(花王ホワイト系)だから、実際に焚くと、ちょっと焦げ臭い感じ。 個人的には、一番石鹸っぽいのはbicのヒマラヤだと思います。 (新年の一本目に焚きたいのは?に対して)あえてヒマラヤで (石鹸の香りを探している方に)ちと焦げ臭くも感じるけどBicヒマラヤも石鹸じゃないかな 自分が焦げ臭いと感じたお香は、HEMオピウム(後から好きになったけど)bicヒマラヤかな。 ヒマラヤパッケージ開けた瞬間、胸が切なくなりました。多分昔好きだった男の人がつけていた香水に似ていたのだと思います。いつもプールみたいな匂いだなと思ってました。 ちょっとキツ目の洗剤っぽい香り。 (「スーッとするのはコレだ!っていうお勧め」へのレス)プールみたいな匂いで夏向き (↑の質問者のレス)どうも少し苦手な感じです。BICヒマラヤとか、Nandiミストとか、爽やかの代表みたく言われてますよね。でもどうも個人的に「爽やか」とは思えなくて。なんか濃厚っていうか。爽やかなイメージっていうのは分かるんですが。 「爽やかな香り」って言われてるけど、自分にはどうしても爽やかとは思えない。むしろ逆だと思ってる。爽やかって表現したい気持ちは分からないでもないけど、あんなにムッとくる強くて濃い臭いを、爽やかって言うのかなぁと。なんか凄く人工的な香料っぽい気がしてならない。 戸外だとヒマラヤとかパーカーとかBicのけっこう爽やか ゲホーorzお香で初めて頭痛がしたw (「眠気が飛ぶ感じのすっきりするようなお香ってありますか? 」に対するレス)洗剤系のさっぱりしたクールな香り。 よく匂いかぐと便所臭くない? (「あまりきつくないスーと、爽やかな香りのお香は? 」に対するレス) (「南国系、マリン系で強すぎない、やわらかい感じの。」を探している方へのレス)自分的に夏向けのオススメはスッキリ系なら・・・ ヒマラヤって石鹸の香りと言われているけれど、自分的には新品のえんぴつの香りに思える PARKER(パーカー) (デニムはリピート香ではないが)パーカー(bic)の甘さは、好きなんですけどね。 甘い系は敬遠していたんですけど、パーカーの甘さは好きで、(スーッともしてますが)甘い香りってのも癒してくれるもんんだなぁ(以下略) パーカーがやばい。甘いけどすーっとする香りで落ち着く (女性に気に入られそうな匂いのインド香は?に対してのレス)無難にbicパーカー 戸外だとヒマラヤとかパーカーとかBicのけっこう爽やか (HEMのチャンダン、GONESHの8番、ブラックチェリーが好きな人へのお薦めとして)ほの甘い上品な?高級チックな香りだ。 (「あまりきつくないスーと、爽やかな香りのお香は? 」に対するレス) 爽やかで癒される♪ (「南国系、マリン系で強すぎない、やわらかい感じの。」を探している方へのレス)自分的に夏向けのオススメはスッキリ系なら・・・ やっぱ王道はめちゃくちゃ良いね!久しぶりのヒットでテンション上がってる。好みの匂いと出会うとテンション上がるな~ Panchavati(パンチャヴァティ) (「HEM サンダル香とではどちらがきつくなく、柔らかい香りか」という質問に対して)BICらしさというかオリエンタルな味が強めに出てて、重い感じに仕上がってる気がする。(中略)少し甘みがあるけど、スパイシーと対極の甘みっていう感じではない。 (薫寿堂の「花宴」というのが)インド香のBICパンチャヴァティドゥープをマイルドにした上で磨きまくって上品にした感じ。 SANDALWOOD(サンダルウッド 赤ピカ キラピカ) サンダルウッド系は苦手だったけど、これはいい。 懐かしいよう癒される香りですよね。 ソーダっぽさを求めるなら(オーロビンドより)BICサンダルウッドの方がよろしいかと思います。 一番好きなサンダルという事もあるけど、スクエアパックが可愛い。赤ピカがくどいと思う人もいるだろうけど一度見たら忘れられない存在感。箱も丈夫。 赤ピカサンダルが数cmで燃え尽きそうなあたりで、サイババナグを新規点火で併せ焚いたりしてる。 キッっとした感じだね。夏に合いそうだけど冬にはわざとらしく感じそう (「本物の百檀に近い香りのインド香って何かありますか? 」という質問へのレスとして)再現率がより高くて、他香の味付けがより少ないもの、っていうことで言うならBICのサンダルウッド(通称 赤ピカ)はどうかな。生っぽさを残してるし、白檀独特の香成分を突出させてるから分かりやすいと思う (↑へのレス)ってあれ本物に近いんだ。自分はまとめwikiにあるとおり「ソーダっぽさ」を感じた。良い匂いなんだけど何か疲れちゃう。 赤ピカやっぱ苦手だ (「女子がエッチな気分になるお香ってありますか? 」と言っていた方へのレス)赤ピカサンダルの香りもエロいよ。 白檀系のお香で一番濃い香りがするのを探してるんだが・・・やっぱりBICの赤ピカが一番濃いのかな 濃いと噂のsitalスーパーサンダルを買ったけど、煙が濃いだけで香りは・・・香り別格らしい赤ピカも買ったけど、期待した煽り文句との落差が酷い。どっちもハズレ引いたのかもしれないけど、もう買うことはないな 赤サン100円20本、いい時代だ。サンダルウッドの精油も買ってみたけど、なんかヒノキみたいな臭いばかりでサンダルウッドぽさは僅か。赤サンのあの香りは、サンダルベースに何か入ってるんだろうか (多分↑へのレス)余計な合成香油成分が入っていないから一番ナチュラルで木っぽいだろ。銀ピカのサンダルウッドは。 (色んなサンダルを試して)一番クセが無くて炊き易い上に飽きが来ない、そんな存在。でもちょと高めなのが欠点 SHIVAM (シヴァム) たまに焚きたくなるお香なんだけど(パッケージの)青冷めている神様がちょっと怖いと思ったりしますw BICのシヴァム濃すぎで噴いた.今ベランダで焚いてるが窓閉めきってるのに匂いが入り込んでくるww CHARISMA INCENSE STICKS (カリスマインセンス) *シリーズ名 カリスマインセンスとスピリットコアはDQNが好きそうな香りだった。 Sexylove(セクシーラブ セクシーラヴ) NO8に似ている香りζ (GONESHの8、スピリットコアのミネラルが好き、という方へのお薦め) VANILLA(バニラ) (HEMバニラが駄目だった、という方が)マーベルバニラ>カリスマインセンスバニラ>100円ショップのバニラ>HEMバニラみたいな感じでした。 COMA(コーマ) GONESHとComaは香りのベクトルは同じ気がする。 crystal blue (クリスタルブルー) 言われるように「青」という感じ。シャンプーの香りでありそう。「海」というか「風呂場」というか。人工的。 (COMAでお薦めは?に対して)香水っぽいのならLoveRomanceかCrystalBlue Dark Cherry(ダークチェリー) 上品な甘い香り。最近、甘い系から遠ざかっていたけどこれはイイ感じ。プレゼントにもらったら嬉しいかも。 super black loveよりちと甘みが強いか?正直区別が難しいw Gonesh好きな人にはおすすめ。 (「女子がエッチな気分になるお香ってありますか? 」と言っていた方へのレス)Comaだったらスーパーブラックラブよりダークチェリーがお気に入り。 garden of roses(ガーデン・オブ・ローズ) 本来の薔薇が持つ独特の臭み、そういったものは柔らかくなってる感じ。しっかりした芯はあるけど、多少角が丸くなったような。希釈無しの香りだからまさにピュアなローズの香りだけど、余分な味付けはなくて、ちょっと温かみがあると思う。ツンとくるよりは華やかに香るっていうか、高度があるっていうか、 (後略) 優しく自然でいい。竹芯の焦げた香りはどうしてもするけど、このローズはアロマオイルをかいだ時のように胸がすっきりする香り。 Kyoto (京都 キョウト キョート) まだ焚いてないけどKyotoはあまり京都っぽい感じの匂いじゃないな。。 love romance (ラブロマンス) 友人宅でハマりまくりで毎回焚いてもらってる。香りもメチャクチャいいし、なんか煙が柔らかい?カンジ。売ってるトコが見つからないからまとめ買い依頼中。アレはマジでヤバい。 (↑へのレス)すごい好き!オイル希釈してないんだってね。ほんと、マジでヤバい。自分が持ってるのはクリスタルブルーとガーデン・オブ・ローズだけだけど。 焚いてみたら…煙の匂いしかしない。(´・ω・`) やっぱり劣化してたのかなあ。焚く前の匂いがすごく良かったから楽しみにしてただけに余計残念。 お香って結構普通に嗅ぐわけでもなく呼吸してるだけでもツンと鼻についたりするけどこれはそんな感じは無いね。自然と入ってくる感じ。 香水臭い。香水の鼻を刺すような香りと、むせ返るようなモワッとした花の香りと、スーッとする香りが混ざっている(+竹心の燃える匂い)。どっかで嗅いだ香りだと思ったのだが、HEMのアムラ・パリに似てるかも。 (COMAでお薦めは?に対して)香水っぽいのならLoveRomanceかCrystalBlue (Comaでどれが一番No8の匂いに似てますか?に対してのレス)ラブロマンスかスーパーブラックラブだと思うけど、今GoneshNo8が手元になくて、はっきり分からない。 女の匂いがするな Super Black Love(スーパーブラックラブ) Goneshの4番や8番によく似てる。シロップ系の甘い香り。Goneshより若干上品か? (COMAでお薦めは?に対して)甘いのが好きならWildberryかSuperBlackLove GONESHと比べたらComaってすごく上品だな (Comaでどれが一番No8の匂いに似てますか?に対してのレス)ラブロマンスかスーパーブラックラブだと思うけど、今GoneshNo8が手元になくて、はっきり分からない。 (皆さんが「なんだかエロい・・・」と思う香りのお香は?に対してのレス) (「女子がエッチな気分になるお香ってありますか? 」と言っていた方かな?)甘くてとろけそうなにおいでいけそうな気がします。 (↑の方)スーパーブラックラブで勝負してみたけど駄目でしたorz Comaのワイルドベリーは最高だな。スーパーブラックラブはいまいちだったんだけど。 WILDBERRY(ワイルドベリー) すごく甘いのに柔らかくて嗅ぎやすい(中略)甘いんだけどなんか優しいっていう矛盾したかんじ comaのワイルドベリーとガーネッシュのラズベリーは同じ香りだと思いませんか? (COMAでお薦めは?に対して)甘いのが好きならWildberryかSuperBlackLove Comaのワイルドベリーは最高だな。スーパーブラックラブはいまいちだったんだけど。 DARSHAN INTERNATIONAL (ダルシャン) BHARATH DARSHAN(バラートダルシャン) (薔薇の香り、またはいい香り、香水みたいな感じのを探している方に)花のような、香水みたいでいい匂いだよ 夏に焚いたら吐きそうになったバラートダルシャン、寒くなってきた今、久しぶりに焚いたら幸せだー。 cool water(クールウォーター) 系統としてはヒマラヤとかミストに近いかもしれないけど、それよりもコクとかクセっていう強みが無くて、ふわーっと柔らかくてすごく軽い感じ。インド香いっぱい持ってるけど、これが1番水のイメージに近い。(中略)例えるならば、ヒマラヤとかミストは作られた爽やかさで、クールウォーターは自然の爽やかさ、って感じ。 なんかちょっと香水っぽいけど爽やかで好きだわ 部屋の温度が2~3℃下がったような錯覚を起こすぐらい涼しげなお香でした(^O^) 爽やかで癒される♪ 涼しくはならんかった。当たり前だが(笑) お香というより香水に近い香りで、半量で一部屋じゅうぶん香りました。甘さも含んだ爽やかさで、しばらくお世話になりそう あの香水イメージしてたけどどっちかというとラムネに近いな。悪くはないけど、リピートはしないでし。 (↑の補足)なんつーか抹香臭さの割合が少ないなと感じただけです。お香くさ!て感じを少なめにしてある印象ですた 好意的なレスが多いが、自分は何回焚いてもピンと来ないなぁ…嫌いとかじゃなくて、特に悪いとは思わないけど印象に残らない感じ。1箱消費するのはつらくないがリピートする気は起きないというか。 SACのママ ベイビーはどう思う?香りは全然違うものだけど、何かどこか似たような部分があるかなって思ったんだけどたまたま自分が両方とも好きなだけなのかな (「南国系、マリン系で強すぎない、やわらかい感じの。」を探している方へのレス)自分的に夏向けのオススメはスッキリ系なら・・・ Gulab(グラブ) ほかのローズとは一味違った、トガリのないパウダリーな甘さのあるバラ。雑味のない、強すぎないところがなかなかいいです。もっとも、リアルローズやローズムスクには及ばず。 Geranium(ゼラニウム) アロマオイルのゼラニウムとは別物。かすかにフローラルですが、カナビス系の青臭さがけっこう強いです。お花を期待すると肩透かしかも。 JASMINE (ジャスミン) いい匂いだ・・・スタッセンというとこのジャスミンティーと同じ匂い。焚く前と火をつけたあとも匂いに差がない。 KANISHKA (カニシュカ) カニシュカファンの方って、いますか。類をみない、まれな香りだとおもったので。自分には甘すぎるんだけど。 (HEMオピウムが気に入ったという方が)あとはカニシュカが好きかなあ、これも体調によるのですが。 バナナを連想させる香り。バナナ入りのフルーツミックスジュース。ちょっと甘すぎ。 ほんのり甘酸っぱくてイイワァ ただ、煙が多いから離して焚いてるのに目の前が白いw 眠れるかどうかはわかんないけどカニシュカってやつが落ち着くかなぁー チューインガムみたいだった (少し甘いバニラ臭を探してるんですが、という方へのレス) ウンコ臭いってゆわれた… (↑へのレス)頭痛するくらい甘い香りじゃなかったかwwww (↑へのレス)だなあ。カニシュカってココナッツよりバニラよりハニーより甘いのに。甘さにおいては最強レベルだぜ。 普段はカシュニカ,プルメリア(ゴールデン),コーンのGONESHバニラ&No.8 を交互に焚いてる。なんとなく似た系統なので違和感が無い。甘くてイイ匂い♪ これは特記して上品ってわけでもないか。でもお香をよく知らない人にもうける感じ。一般ウケする。バニラの香りを再現っていうことよりも、バニラの良い部分だけをとりました、みたいな。 パンテーンpro-vエクストラダメージケア(オレンジの)シャンプー&リンスはカニシュカの香りっぽくてステキ。 好意的なレスが多いが、自分は何回焚いてもピンと来ないなぁ…嫌いとかじゃなくて、特に悪いとは思わないけど印象に残らない感じ。1箱消費するのはつらくないがリピートする気は起きないというか。 スティック受け4+コーン皿1タワー型香箱にHEMバニラココナッツチャンダンとスーパーヒットにカニシュカの合わせ炊きで超甘甘地獄だぜwww OM(オーム) 少し金属っぽい匂いも感じられる、神秘的な香りだな。バルゴのシャカ思い出す PATCHOULI(パチュリ パチョリ) パチューリならDARSHANか Parimalのが実物に近くて自然な感じ。緑の草の香りに46さんの言う土の香りが少々(ヴェチヴァーほどではない)。 (「レモングラス系にお香が好きです。さわやかな香水くさくないのがいいです」へのレス)そっち系が好きならパチュリーがオススメかも。ダルシャンのコーンのパチュリーもオススメ。(ダルシャンはパチュはコーンしかない)探すの大変かもだけど LOVE(ラブ ラヴ) 海外の柔軟剤を思わせる、石鹸系の香り。焚いても香りにさほど変化はなく、柔らかい香りです。 ダウニーの香り、結構近いと思います。 海外の柔軟剤のようなリネンウォーターのような香りでステキです。 パッケージも可愛いし、香りも柔らかめなキラキラで好きです。 (ワイルドベリーの香りが好きな方に)ベリー系統に近いと思います。 LOVEはいいよ。「LOVE」っていうより「初恋」って感じの香りがする。 洗剤っぽい。柑橘系の洗剤って感じか。ネーミングの割りにはさわやかな香り。朝~昼間の愛だな。夜向けではない。 ほんと海外の洗剤みたいなフワフワした香りでイイですよこれは!! Sandalmysore (サンダルマイソール) (TulasiのグリーンティーとDarshanのサンダルマイソールが)お気に入り。 どちらもまるで香水みたいだ。 (白檀でのお薦めとして)すごい上品な感じ。 DUMBO (ダンボ) → 日本製です。→感想まとめ19へ DURANCE(デュランス) ROSE(ローズ) (薔薇の自然な香りのお香でお勧めってありますか?に対して)デュランスのローズはどうでしょ? 自分はここのローズが一番好き ESTEBAN (エステバン) (名称不明)桜の香りのお香 (春っぽい香りのお香は?に対して)春季限定でサクラの香りのお香が出ていたような。 PINE(パイン 松) (秋から冬にかけて焚くつもりのお香は?へのレス)トップはピリっとした松の香りでちょっとクセがあるんだけど、ラスト&残り香はバニラなんだよねー! Pivoineimperiale(ピポワンヌアンペリアル 牡丹) 焚く前の方が好みな香り・・・でもいいにおい (薔薇の香り、またはいい香り、香水みたいな感じのを探している方に)とてもいい。牡丹らしい。 TECK TONKA(テッケトンカ) 秋から冬にかけて焚くつもりのお香 インド香とはまた違った感じのスパイシーさがいいですよね。 Vanilla(バニラ) (甘い香りが好き、という方へ)エステバンにもバニラありますがこれはあんまり私の好みじゃなかったな。 Esprit de Nature(エスプリ・ド・ナチュール)シリーズ BAMBOO (バンブー 竹) (甘い香りが好き、という方へ)竹の香りですが甘系だと思います。 今の季節、この爽やかな香りはすごくキモチいいので、同シリーズの柚子と合わせてヘビーユース中。 LOTUS(ロータス) 「甘めの香り?」に対してのレス→それほど甘くない方だと思います。意外とスパイシー。それでいて何処と無く涼やか で品のある香りです。むしろバンブーの方が甘みがあるかも!?です。 Fantasy Garden(ファンタジーガーデン) (管理人注:恐らくシリーズ名だと思うのですが、 メーカー名が把握できなかったので一般名が良く知られているこの名前で表記しました。また、スレ内では「ガーデン」と記されているのもここにいれてあります) BLACK LOVE(ブラックラブ) セクシーで甘い香り。好き。 (GONESHの8、スピリットコアのミネラルが好き、という方へのお薦め) (「女子がエッチな気分になるお香ってありますか? 」へのレスとして)ファンタジーガーデンのブラックラブ(コーン)はいちおしですが、売ってない。 甘い香りだけどそこまでくどくなくて好きだ。エッチな気分になる効果もあるのかw ROSE(ローズ) 香りがあまりなく、煙っぽい。火をつける前から香りがすくなかった。はずれー。Made in THAILAND VANILLA(バニラ) 線香のような香りの中にバニラっぽい香り?あまりバニラや甘さは感じません。 FLUTE (フルート) → 感想まとめ12…N.RANGA RAO SONSへ Francfranc(フランフラン) No.3 マリン系の爽やかな香りです。お値段もお手ごろだしお勧めです。
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市外荏原郡世田ケ谷町に満行寺という小さな寺がある。その寺に、今から三、四代前とやらの住職が寂滅の際に、わしが死んでも五十年たった後でなくては、この文庫は開けてはならない、と遺言したとか言伝えられた堅固な姫路革の篋があった。 大正某年の某月が丁度その五十年になったので、その時の住持は錠前を打破して篋をあけて見た。すると中には何やら細字でしたためた文書が一通収められてあって、次のようなことがかいてあったそうである。 愚僧儀一生涯の行状、懺悔のためその大略を此に認め置候もの也。愚僧儀はもと西国丸円藩の御家臣深沢重右衛門と串候者の次男にて有之候。不束ながら 行末は儒者とも相なり家名を揚げたき心願にて有之候処、十五歳の春、父上は殿様御帰国の砌御供廻仰付けられそのまま御国詰になされ候に依り、愚僧は芝山内青樹院と申す学寮の住職雲石殿、年来父上とは眤懇の間柄にて有之候まゝ、右の学寮に寄宿仕り、従前通り江戸御屋敷御抱の儒者松下先生につきて朱子学出精罷在候処、月日たつにつれ自然出家の念願起り来り、十七歳の春剃髪致し、宗学修業専念に心懸候間、寮主雲石殿も末頼母しき者に思召され、殊の外深切に御指南なし下され候処、やがて愚僧二十歳に相なり候頃より、ふと同寮の学僧に誘はれ、品川宿の妓楼に遊び仏戒を破り候てより、とかく邪念に妨げられ、経文修業も追々おろそかに相なり、果は唯うかーとのみ月日を送り申候。或夜いつもの如く品川宿よりの帰り途、連の者にもはぐれ、唯一人牛町の一筋道を大急ぎに歩み参候と思の外何処まで行き候ても同じやうなる街道にて海さへ見え申さず候故、これはてつきり、狐のわるさなるべしと心付き足の向次第、唯有る横道に曲り候処、いよ/\方角を失ひ、かつはまた夜も次第にふけ渡り、月も雲間に隠れ候故、聊か途法に暮れ、路端の草の上に腰をおろし、一心に念仏致をり候処、突然彼方より女の泣声聞え来り候問弥ー妖魔の仕業なるべしと、その場にうつくまり、歯の根も合はず顫へをり候に、やがて男の声も聞え、人の跫音次第に近づき来るにぞ、此方は生きたる心地もなく繁りし草むらの間にもぐり込み、様子如何と窺をり候処、一人の侍無理遣りに年頃の娘を引連れ参り、隙を見て逃出さむとするを草の上に引据ゑ、最前よりいろー事の道理を分けて御意見申上候得ども、御聞入れ無之候得者、是非なき次第に候間、このまゝ手足を縛りてなりとお屋敷へ連れ帰り、御不憫ながら不義密通の訴をなし申べしと、何やら申聞しをり候処へ、また一人の侍息を切らして駈来り、以前の侍に向ぴ、今夜の事は貴殿より外には屋敷中誰一人知るものも無之事に候なり。われら駈落者を捕へ候とて、さほど貴殿の御手柄になり候訳にてもあるまじく候間、何とぞ日頃の誼みにこのまゝお見逃し下されよと、袂に縋り、地に額を摺り付けて頼み候様子なれど、以前の侍一向聞入れ申さず。貴殿に対しては恩も恨もなき身なれど、このお小夜殿は恩儀ある我が師の娘御なり。道ならぬ恋に迷ひ家中の者と手に手を取り駈落致したりとの噂、世に立ち候時は、師匠の御身分にもかゝはり申べく候。今の中なれば拙者の外は誰一人知るものなきこそ幸なれ。このま㌦そつと御帰宅なされ候はゴ、親御様も上部はとにかく、必手ぴどい折檻などはなされまじ。かくいふ中にも時刻移り候ては取返しの付かぬ一大事、疾くー拙者と御一緒にお帰り遊ばされ候へと、泣沈む娘を引立て行かむとするにぞ、一人の侍今はこれまでなりと覚悟致し候様子にて、突と立上り、下手に出でをれば空々しきその意見、聞いてはをられぬ。ない/\御嬢様に色文つけ、弾かれたを無念に思ひ、よくも邪魔をしをつたな。かうなれば、刀にかけて娘御はやらぬ。覚悟をしやれと、引抜く一刀。此方も心得たりと抜き放ち、二、三合切結ぶ中、以前の侍足を踏み滑べらせ路の片側なる崖の方へと落ち込む途端裾を払ひし早業に、一人は脚にても斬られ候や、しまつたと叫びてよろめきながら同じく後の崖に落ち、路傍に取残されしは、娘御ひとりとなり候処、この時手に手に、提灯持ちたる家中の侍とも覚しき人数駈け来り、娘御の姿を見候て、皆々驚く中にも安堵の体にて一人の男の背に娘御をかつぎ載せ、そのまゝもと来りし方へと立去り候一場の光景。愚僧は始より終まで、草むらの中にて見定め、夢に夢見る心持にて有之候。但し固より夢にては無之事に候間、とかくする中、東の空白みかゝり塒を離るゝ鴉の声も聞え候ほどに、すこしは安心致し草むらの中より這出し、崖下へ落ち候二人の侍、生死のほども如何相なり候哉と、恐る/\覗き申候に、崖はなかノ?険岨にて、大木横ざまに茂り立ち候間より広々としたる墓場見え候のみにて、一向に人影も無御座候。その辺に血にても流れをり候哉と見廻し候へども、これまたそれらしき痕も相見え申さず候。さては両人共崖に墜ち候が勿怪の仕合にて、手疵も負はず立去り候もの歟など思ひながら、ふと足元を見候に、草の上に平打の銀簪一本落ちをり候は、申すまでもなくかの娘御の物なるべくと、何心なく拾取り、そのまゝ一歩二歩、歩み出し候処、また嬉や落ちたるもの有之候故、これも取上げ候に革の財布にて、大分目方も有之候故、中を改め候処、大枚の小判、数ふれば正しく百両ほども有之候。これ必定、駈落の侍が路用の金なるべしと心付き候へば、なほ更空恐しく相なり、後日の掛り合になり候ては一大事と、そのまゝ捨て置き立去らむと致せしが、ふとまた思直せば、この大金このまゝこゝに捨て置き候へば、誰か通がkりの者に拾はるゝは知れた事なり。かつはまた金の持主は駈落者にて、今は生死のほども知れずに相なり候者故、これぞ正しく天の与る所。これを受けずばかへつて禍をや蒙らむと、都合好き方へと理をつけ、右の金子財布のまゝ懐中に致し候ものゝ、俄に底知れず惑しき心地致し、夢が夢中にて走り出し候中、夜は全く明けはなれ、その辺の寺々より鉦や木魚の音頻に聞え、街道筋とも覚しき処を、百姓供高声に話しながら、野菜を積み候荷車を曳き行くさま、これにて漸く二本榎より伊皿子辺へ来か丶り候事と、方角も始て判明致候間、急ぎ芝山内へ立戻り候へども、実は今日まで、身は持崩し候てもさすがに外泊致候事は一度も無之、いつも夜の明けぬ中立戻り、人知れず寝床にもぐりをり候事故、今はその時刻にも遅れ候て、わが学寮へは忍入る事も叶ひ申さず。かつはまた百両の金の隠し場所にも困候故、そのまゝ引返し、とぼーと大門のあたりまで参候処、突然後より、モシ良乗殿、早朝より何処へお出でかと、声掛けられ、びつくり致し振返れば、浄光寺と申す山内末院の所化にて、これも愚僧などゝ同様、折々悪所場へ出入致し候得念と申す坊主にて有之候。京橋まで用事有之候趣にて、同道致候道々、愚僧の様子何となくいつもとは変りをり候ものと見え、何か仔細のある事ならむと頻に問掛け、果は得念自身問はれもせぬに、その身の事供打明け話し候を聞くに、得念は木挽町に住居致候商家の後家と、年来道ならぬ契を結び、人の噂にも上り候ため度々師匠よりも意見を加へられ候由。しかる処後家の方にても不身持の事につき、親戚中にてもいろ/\悶着有之候が、万一間違など有之候ては、かへつて外聞にもかかはり候事とて、結局得念に還俗致させ候上、入夫致させ申すべき趣。内談も既にきまり候に付、浄光寺の住職方へは改めて挨拶致し、両三日中には抹香臭き法衣はサラリとぬぎ捨て申すべき由。人間若い時は一度より外無之もの故、愚僧にも今の中とくと思案致すが好いなど申し続け候。その日は得念に誘はれそのまゝ後家方へ立寄り候処、いろー馳走に預り候上、風呂に入候処、昨夜よりの疲労一時に発し、覚えずうとーと眠を催し驚きて目を覚し候へば、日も早や晩景に相なり候故、なほ/\驚き、後家を始め得念にはいつれ両三日中重て御礼に参上致すべき旨申し、厚く礼を陳べ候て立出で候もの丶、山内の学寮へは弥ー時刻おくれて帰りにく丶、さりとて差当り行くべき当も無之身の上。足の向くがまゝ芝口へ出候に付き、堀端つたひに虎の門より溜池へさし掛り候時は、秋の日もたつぷりと暮れ果て、唯さへ寂しき片側道。人通も早や杜断え池一面の枯蓮に夕風のそよぎ候響、阪上なる葵の滝の水音に打まじりいよ/\物寂しく耳立ち候ほどに、わが身の行末俄に心細く相なり土手際の石に腰をかけ、ただ惘然として水の面を眺めをり候処、突然後より愚僧の肩を叩きコレサ良乗殿。大方こんな事と思ひし故、心配して後をつけて参つたのだ。と申し候は今方木挽町なる後家の許にて別れ候得念なり。得念は愚僧をば身投げにても致す心に相違なしというーに申候末、あたりを見廻し急に言葉を改め、愚僧が懐中に大金を所持致すは、大方山内の宝蔵より盗みし金なるべし。友達の誼みに他言は致さぬ故、半分山分けに致せと申出で候。さては最前風呂より上り、居眠り致候節見抜かれしと思ひ、昨夜の顛末委しく語りきかせ、実はこれよりその屋敷を尋ね、金子を返却致したき趣申聞かせ候へども、得念一向承知せず。果は押問答の末無法にも力つくにて金子を奪取らむと致候間、掴み合の喧嘩に相なり候処、愚僧はとにかく十五歳までは武術の稽古も一通は致候者なれば、遂に得念を下に引据ゑ申候。得念最早や敵はずと思ひ候にや、忽大声にて人殺しだ。泥棒だと呼続け候故、愚僧も狼狽の余り、力一杯得念が咽喉を締め候に、そのまゝぐたりと相なり、如何ほど介抱致候ても息を吹返す様子も相見え申さず候故、今は如何とも致しがたく、幸闇夜にて人通なきこそ天の佑と得念が死骸を池の中へ蹴落し、そつと同所を立去り戸田様御屋敷前を通り過ぎ、麻布今井谷湖雲寺門前に出で申候処、当時はまだ御改革以前の事とて長垂阪上の女郎屋いたって繁昌の折から、木戸前を通りか丶り呼び込まれ候まゝ、こゝに一夜を明し申候。誠に人間一生の浮沈は測りがたきものなり。偶然大金を拾ひ候ばかりに人殺の大罪を犯す身となり果候上は、最早や如何ほど後悔致候ても及びもつかぬ仕儀にて、今は自首致して御仕置を受け申すべきか。さらずば、運を天に任せて逃げられ候処まで逃げ申すかのニッより外に道は無之候。今更懐中の金子を道に棄て行き候とも、人殺の罪は免れぬ処と、夜中まんじりとも致さず案じ累ひ候末、とにかく一先何地へなり姿を隠し、様子を窺ひ候上、覚悟相定め申べしと存じ、翌朝麻布の娼家を立出で、渋谷村羽根沢の在所に、以前愚僧が乳母にて有之候お蔦と申す老婆。いたつて実直なる農婦にて、二度目の婿を取り候後も、年々寒暑の折には欠かさず屋敷へ見舞に参候ほどにて、愚僧山内の学寮へ寄宿の後も、有馬様御長屋外の往来にて、図らず行逢ひ候事など思ひ浮べ、その日の昼下り、同処く、尋行き申候。思の外手びろく生計も豊かに相見え候のみならず、掛離れたる一軒家にて世を忍ぶには屈竟の処と存ぜられ候間、お蔦夫婦の者には、愚僧同寮の学僧と酒の上口論に及び、師の坊にも御迷惑相掛け、追放同様の身と相なり候に依り、一先国許へ立退きたき考なれば、四、五日厄介になりたき趣を頼み候処、心好く承知致しくれ候故、ゆつくり疲労を休め、縞の衣服、合羽など買求め候得ども、円き頭ばかりは何とも致方無御座候間、俳諧師かまたは医者の体に粧ひ、旅の仕度万端と丶のひ候に付き、お蔦夫婦の者に別れを告げ、教へられ候道を辿りて、その夜は川崎宿に泊り申候。しかしながら始より国許へ立帰り候所存とては無之事に候間、東海道を小田原まで参り、そのまゝ御城下に数日滞在の上、豆州の湯治場を遊び廻り、大山へ参詣致し、それより甲州路へ出で、江戸に立戻らむと志し候途中、図らず道つれに相なり候は、これ即ち当山満行寺先代の住職了善上人殿にて御座候。殊の外愚僧を愛せられ、是非とも満行寺に立寄れよと御勧めなされ候により、そのま丶御厄介に相なり候処、当山は申すまでもなく西本願寺派丸円寺の分れにて、肉食妻帯の宗門なり。了善上人には御連合も先年寂滅なされ、娘御お一人御座候のみにて、法嗣に立つべき男子なく、遂に愚僧を婿養子になされたき由申出され候中、急病にて遷化遊ばされ候。尤もこれは愚僧当山の厄介に相なり候てより三年の後にて、愚僧は御遺言に基き当山八代目の住職に相なり候次第にて有之候。これより先、愚僧はかの百両の大金、豆州の湯治場を遊び廻り候ても、僅拾両とは使ひ申さず。殆そのまゝ所持致をり候事故、当山の御厄介に相なり候に付いては、またもやその隠場所に困りをり候処、唯今にても当寺表惣門の旁に立ちをり候榎の大木に目をつけ、夜中攀上り、幹の穴に隠し置き申候。さて先代御成仏の後は愚僧住職の身に御座候へば、他出他行も自由気儘に相なり候故、夜中再び人知れずかの大木に攀上り、九拾両の中四拾両ほど取出し、残り五十両はそのま丶旧の通り幹の穴に隠し、右の四拾両を以て、一時妾を囲ひ、淫楽に耽りをり候処、その妾も数年にして病死致し、続いて先代住職の形見なる梵妻もとかく病身の処これまた世を去り申候。その時は愚僧もいつか年四十を越し、檀家中の評判も至極宜しく、近郷の百姓供一同愚僧が事を名僧知識のやうに敬ひ尊び候やうに相なりをり申候。何事も知らぬが仏とは誠にこの事なるべく候。それにつけても月日経ち候につけ、先年溜池にて愚僧が手にか乂り相果て候かの得念が事、また百両の財布取落し候侍の事も、その後は如何相なり候哉と、折々夢にも見申候間、所用にて江戸表へ参り候節はそれとなく心を付けをり候へども、一向にこれと申すほどの風聞も無之模様にて、更に様子相知れ申さず候故、次第に安心も致すやう相なり候事に御座候。なほまた愚僧が先年寄宿罷あり候芝山内青樹院の様子につきては、その後聞き及び候処によれば、愚僧突然行衛不明に相なり候に付き、その節学寮にては、心あたり漏れなく問合せ候ても一向に相知れ申さず候につき、殺され候歟、または神隠しにでも遇ひ候歟、いずれにも致せ、不憫の事なりとて、雲石師は愚僧が出奔の日を命日と相定め、寮内に墓ま魂・御建てなされ候趣に御座候。さて、愚僧は右の如く僅一、二年の間に妻妾両人共喪ひ申候に付き、またもや妾を囲ひたきものと心には思ひをり候もの丶、早や分別盛の年輩に相なり候ては、何となく檀家を始め人の墫も気にかゝり候て、血気の時のやうに思切つた事も出来兼ね、唯折もあらばと、時節をのみ待ち暮し申候。時々は遠からぬ新宿へなりと人知れず遊びに出掛けたき心持にも相なり候へども、これまた同様にて埒明き申さず。空しく門前の大木を打仰ぎ候て、幹の穴に五拾両有之候上は、時節到来の砌は、如何なる浮世の楽しみも思ひのまゝなる身の上。別に急ぎ候には及ぼぬ事と我慢致し月日を送り申候。人間の慾心は可笑しきものにて、いつにても思ひのまゝになると安心致をり候時は、案外我慢の出来るものにて有之候。唯心にか丶り候事は、風雨雷鳴の時にて、門前の大木万一風にて打折らるゝか、または落雷に砕かれ候て隠置候大金、木の葉の如く地上に墜ち来り候やうの事有之候ては一大事なりと、天気宜しからざる折には夜中にも時折起出で、書院の窓を明け、大木の梢を眺め候事も度々にて有之候。とかくする中、数れば今より十余年ほど前の事に相なり候。彼岸も過ぎて、野も山も花盛りに相なり候頃、白昼俄に風雨吹起り、近村へ落雷十余箇処にも及び候事有之。当山門内の大榎は、幸にも無事にて有之候ひしかど、その後両三日は引続き空曇りて晴れ申さず。またく嵐来り申すべくなど人々申をり候を聞き、愚僧心痛一方ならず。深夜そつと起き出で、大金を取出し置かむものと、大木の幹に登りかけ候処、血気の頃には猿の如くする・くと攀昇り候その樹の幹には変りはなけれども、既に初老を過ぎ候身は、いつか手足思ひのまゝならず、二、三間登り候処にて片足を滑らせ、そのまゝ瞠とばかり地上に堕ち申候。静なる夜にて有之候はゴ、この物音に人々起出で参り大騒ぎにも相なるべきの処、幸にも風大分烈しく吹いで候折とて、誰一人心付き候者も無之。愚僧は地上に落ち候まゝ、殆ど気絶も致さむばかりにて、漸く起直り候ものゝ、烈しく腰を打ち、その上片足を挫き、四ッ這になりて人知れず寝所へ戻り候仕末。その夜は医者を呼び迎へ候事も叶ひ申さず。翌朝に至るを待ち始て療治を受け申候。それより時候の変目ごとに打身に相悩み候やうに相なり、最早や二度とはかの大木には登れさうにもなき身に相なり申候。左候得老、樹上の大金は再び手にすることも出来兼候訳なり。人に頼めばわが身のむかしを怪しまる丶虞有之。かの五拾両は樹上に有之候とも、最早やわが身には生涯何のやくにも立たざる物になり候よと思へば、満身の気力一時に抜落ち候やうなる心地致され、唯惘然として榎の梢を眺め暮すばかりにて有之候。今までは一向気にも留めざりし鴉の鳴声も、かの大木の梢に聞付け候時は、和尚奴、ざま見ろ。-いゝ気味だと嘲弄致すもの丶やうに聞きなされ、秋蝉の鳴きしきる声は、惜しよ惜しよ。御愁傷といふやうに聞え候て、物寂しき心地致され申候。雨あがりの三日月、夕焼雲の棚曳くさまも彼の大木の梢に打眺め候へば誠に諸行無常の思ひに打たれ申候。しかしながらいかほど歎き候ても、もと/\わが身の手にて隠し候金子。わが身の手にて取出す力なくなり候事なれば、誰を怨むにも及ぼざる事に候間、月日を経るに従ひ、これぞ正しく因果応報の戒なるべくやと、自然に観念致すように相なり申候。とにかくに半金の五拾両は面白可笑しく遣ひ棄て候事なれば、唯今の中諦めを付け申さず候ては、思ひもかけぬ禍を招ぐも知れずと、樹上の金子の事はきつばり思切るやうにと心掛け申候。然る処また?丶別の考いつともなく胸中に浮び来り申候。それは彼の金子今も果して樹上の穴に有之候哉否や。愚僧の心付かぬ中盗み去りし者は無之候哉と、この事ばかり気にかゝり候て、一応金の有無だけはしかと見定め置きたき心地致し候。次にはまた、もし彼の金子今以て別条無之においては、天下の通宝を無用に致し置く訳なれば、誰なりと取出し、勝手に遣へばよきものをといふ心にも相なり申候。但し軽々しく口外致すべき事には無御座候間これまたそのまゝに致し、唯たゴ時節の来るを待ちをり申候処、或日の事、当村の庄屋殿より即刻代官所へ同道致されたき趣、使を以て申越され候間、直様参り申候処、御役人御出有之其許方に慶蔵と申候寺男召使ひ候事有之候哉との御尋なり。御仰の通り昨年冬頃まで召使ひ候旨御答申上候処、御役人申され候には、かの慶蔵事新宿板橋辺の女郎屋にて昨年来身分不相応の遊興致し候のみならず、あまつさへ大金所持致しをり候故、不審の廉を以て吟味致し候処、右慶蔵申立て候処によれば、慶蔵事盗み候金子は満行寺境内に有之候子育地蔵尊の賽銭ばかりにて、所持の大金は以前より満行寺門内の大木の穴に有之候もの丶由にて、当夜慶蔵事地蔵尊の賽銭を盗み取りこれを隠し置かむと存じ、門内の榎に登り候処、何時頃何者の隠し置き候もの歟、幹の穴には五拾両の大金差込み有之候を、慶蔵図らず見付出し、寺方へはそれとなく暇を取り候趣申立て候得どもなほ不審の廉少なからざるにつき、一応住職に聞たゴし候上、江戸表へ送り申すべき手筈なりとの事に御座候。愚僧は大に驚き慶蔵の申開きにはいさゝかの偽りも無之旨申述べたくは存じ候ものゝ、然らば樹上の五拾両は誰が隠し置き候哉と御詮議に相なり候ては大変なりと、何事も申上げずそのまゝ立帰り申候。当村はその時分小普請組御支配綱島右京様御領分にて有之候間、寺男慶蔵は伝馬町御牢屋へ送られ、北の御奉行所御掛りにて、厳しく御吟味に相なり候処、慶蔵事十余年前麹町辺通行の折拾ひ候処隠場所にこまり当山満行寺へ住込み候を幸、大木へ上り隠し置き候旨申立て候由。勿論この儀は拷問の苦痛に堪へかね偽りの由立を致候事なれど、いつれに致せ、賽銭を盗み候儀は明白に御座候間、そのまゝ入牢と相きまり候処、十日ばかりにて牢内において病死致候。右の次第につき、五拾両の金子は慶蔵の遣ひ残り弐拾両余り有之候処、右は愚僧御呼出しの上落し人明白に相なり候時まで当山において、しかと御預り致すべき趣にて、そのま丶御下げ渡しに相なり候。これにて愚僧が犯せる罪科の跡は自然立消えになり候事とて、ほつと一息付き候ものゝ、実はまんまとわが身の悪事を他人に塗付け候次第に候間、日数経候につれていよいよ寝覚あしく、遂に夜な/\恐しき夢に壟はれ候やうに相なり候問、せめて罪滅しにと、慶蔵の墓のみならず、往年溜池にて絞殺し候浄光寺の所化得念が墓をも、立派に建て、厚く供養は致し候へども、両人が怨念なか/\退散致さゴるものと見え、先年大木より滑り落ち候時の打身その年の秋より俄に烈しく相なり候上、引続き余病もいろー差加はり、 一日起きては三日ほど寝ると申すやうなる身体になり果て候。この分にては到底元の身体には本復致すまじくやと覚束なく存ぜられ申候。増して年も追々六十に迫り候老体の事に御座候へば、いつれにも致せ、余命のほどは最早や幾くも無之事と観念致をり候間、せめて今の中懺悔のあらまし認め置きたく右の通り書き続け申候也。なほ以て当山満行寺住職後継ぎの件につきては別紙に委細落ちなきやう認め置き申候。なほー愚僧実家の儀に付きては、往年三縁山学寮出奔この方、何十年音信不通に相なり候間、これまた別簡一封認め置申候也。以上。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。慶応 年 月 日。武州荏原郡荏原村。円光山満行寺住職釈良乗書。
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目次 1.日本人はスケールの大きな理想を持て 2.望ましい゛発想゛とスケール像 3.発想が大事、知識は醗酵させにゃいかん 4.十年毎に一年位の休業期を置くと面白いよ 5.政治家も資格制にするとよい 6.参議院議員は推せんでもいい 7.田中角栄は可哀相な男さ 8.選挙制度は抜本的改正が必要 9.役人制度にも新しい血を入れることだ 10.合理的な科学的精神文化を建設せにゃいかん 11.時代を造るのは若者、青年よすべからく脱藩せよ! 12.ちんこい、ちんこい、心臓の瘡蓋(かさぶた)ぶっ飛ばせ! 13.この本、一千万部売れて当然の本なのだ 14.甘い、甘い、二倍、三倍働け 15.いま「桂浜」に来ている気持だ、早く土佐の有志に知らせてくれ 16.わしらのこちらの生活も人それぞれだ 12.ちんこい、ちんこい、心臓の瘡蓋(かさぶた)ぶっ飛ばせ! 善川 あなた方の時代のあの決意とその行動力、バイタリティというものに大いに学び、われわれの昭和元禄といっているこの時代を奮い起たし、呼び醒まさねばならんということですね。しかし困難といえば困難ですかね――。 龍馬 それは困難ということではないんであってな、おまんらちんこい人間になるなよ、ちんこい、ちんこい、もっとなあ、度量をな、もっと何んちゅうか心臓を五、六箇持っているぐらいでなきゃ、あかんぞよ。心臓が一枚しかないと思うから、もういつ破れるかわからんと思うから心配なんじゃ、心臓を五、六枚持っとるつもりでやらにゃあかんぞよ。 善川 私も二十四、五から三十位まではそんな気持で、世の中に恐いもの無しでやった時代もあったがこの年になるとね、どうもねえ……。 龍馬 いかん、いかん、それは年じゃなくてだな、年をとってな瘡蓋(かさぶた)ができとるんじゃよ。あんたの上にはカサブタが出来とるんじゃよ。貨蓋が、その瘡蓋とりゃあ気持はいっつも若く持っておられるんじゃよ。かさぶたが一杯出来とるんじゃよ。まあ火山みたいなもんだよ。火山てのはな、噴いては沈み、噴いては沈み、休火山になっているかと思えば突然噴いてくるんだよ。上にな、火山の上にカサブタ造っているから噴かないんだよ。瘡蓋とればまた噴いてくるんだよ。そんなもんだよ。下のな、地下のな、マグマのエネルギーというものは増えも減りもしないんだよ。不増、不滅だよ。まあ仏教者みたいなこと俺が言っちゃおかしいが、不増不滅ですよマグマのエネルギーというのは。下にはいつもチンチン沸といているんだよ。いつでも滾(たぎ)ってやろうとする力がな、ところが年取ると上に蓋してしまうんだよ。これ取らにゃいかん。このカサブタっちゅのが世間の眼だとか、そんなことなんだよ。 善川 まあその意味であなた方が天上界から槍かなんかで、そのカサブタを突きはねてくれているんだろうと思うんですがね。 龍馬 まあ穴開けてもカサブタが次ぎっぎ出来るもんだからやり切れんが、下からちっと噴き上げてくれんことにゃどうにもならんが……。それからまあ、みんなちんまいこと考えとるよ、こんなことやっとったら嫁さん貰えんのじゃないか、なんぞと、ちんまいこと考えとる。俺に言わすりゃな、あんたら何言っとるんじゃあ十万位持ってだな、それこそ昔でいやあ一刀茶屋へでも行って遊んで来いってんだ。それですっとすりゃあ、またまた説法して廻れ、嫁さん貰わにゃ出来んとかな、こんなこと、ちんまいこと考えとったら世の中変らんぞ――。 善川 あんたはそういうけど゛おりょおさん゛という方があったんでしょうが。 龍馬 俺だってだなあ、まあ結婚はしたことはないよ俺は、結婚してないんだよ。まあ今で言えば同棲かな、同棲でもないな、まあその場に応じてな適当にだな、女遊びもしたわいな。女遊びをしたら俺は地獄に堕ちるかといえば堕ちとりもせんが、女遊びをしてだな、刀でぶち斬られて地獄でうんうん唸っているかといえば、そんなことないんであって゛常夏(とこなつ)゛ですがな、春ですよ。春の世界だな。懐に手を入れて、まあ呑気にやってるわけなんだ。蝶が翔んで来たらソレ追払え、てなもんでね、詩の一つも捻ってやろうかていうもんだよ。こんな楽な世界に来ているわけであってね、あんたらな、本当にやりたいことがあるならね、些末事を実現せないかんために、本願というか、本領というかね、本来のものを無くしちゃあいかん。見失ってはいかん。些末事を得たいために、ええかな、美酒を飲みたいためにお米を食べるのを止めちゃあいかんのだよ。いいかな、そりゃワインはおいしいよ、日本酒もうまい。酒はうまい。けど酒を飲むということばかり考えてだな、飯を食うということ忘れちゃいかんということだ。あんたらにとっちゃあな、゛精神革命゛ということ、それをやるということは飯を食うようなことなんだよ。いいかな、あんたらの人生は、あんたらの身体とすりゃあね、体を動かそうとしているのは飯を食うということなんだよ。いいかな、三度三度腹一杯飯を食いなさい。酒を飲むということは、それは付随的なことなのだ。いいかな、ところが、ああかこうかとちっこい些末事に悩んでいるんだよ。物事の大小が分らん男は死ね、と俺は言いたいよ。それはあんたにしてもそうだよ、善川三朗さんとやら、あんたにしてもそうだ。物事の大小が分らん人間は、もう腹切って死ね!と俺は言いたいよ。はっきり言って。いいかな、人生において大事なことはね、何が大であり何が小であるかね、何が重量であって何が軽量であるかだ。もうこれに尽きているんだ人生というのは、いろんな問題が出て来るんだ。何を取って何を斬り捨てるかということだ。武士でなきゃいかんよ人間は、武士ね、刀で斬って捨てるものは斬って捨てるんだよ。無礼打ちは無礼打ちだよ。やらにゃいかん。そしてどんなことがあっても、そして実現せにゃいかんものは実現せにゃいかんのだよ。それ以外のものは斬って捨てろ!つまらんね、世間の眼、自分の心、迷い、こんなものはええのだ、どうでもやるべきことはやれということだ。 だから神理伝道がだな、結婚の妨げになると思うなら、じゃあ十万持ってだな、今様のお茶屋にでもどこへでも廻って来い。俺が許すから行って来いと。行ったって地獄にや落ちやせん。俺りゃあちやんと来ているからな゛菩薩界゛に、いいんだよ、そんなことは。人殺しをしろと俺は言わんよ、ただね、ちんまいことを人間は考えるなと言うこっちや。 まあ人間ていうのはな、何十年か生きると、つまらんプライドとか、つまらん何とかでな、こう自分のカサボタ作るんだよ。カサボタちゅうんか、カサブタちゅうか俺は日本語よく知らんけれども、何んか蓋しちゃうんだよ。噴火口にな、この蓋とらにゃいかん。活火山がどんどん沸いて来にゃいかん。場合によっちゃああれだよ、時代が違やあ、あんた゛神法伝道゛の邪魔する人の一人や二人刀で斬り捨てるぐらいの気魄(きはく)でなきゃあ駄目だって、そんなぐらいでないとね。弱い、弱い、弱い。そんな弱いのでどうする、もっと大きな気持でいけや。で、あんた年とって困るんならあ、浮気の一つぐらいしてみろってんだよ。浮気の一つぐらいできる気力がなくてどうするんだ。そのくらいのだな、いわばまああんたに゛活゛を入れとるんだけど、まあこじんまりしちゃあいかんということだよ。 人間はな、そういうふうに大きく物事を考えていくとね、人生というのはいろんなところに花が咲いてんだよ、希望の花が。それを見ないからね、花は桜しかないと思うと、春以外は悲しい季節になっちやうんだ。いいかな、桜っちやあ三月四月にしか咲かんのだ。花は桜しかないと思やあ、三月四月過ぎりや一年のうち十ケ月つらいつらい悲しい世界ですよ。ところがそうじゃあないんですよ。花はね、桜だけじゃないの、あやめもあれば、菖蒲もありと、ダリアもありゃ菊の花もあり、年柄年中花は咲いとるんですよ。真冬に咲く花だってあるんですよ。ですからこの花っていうのをね、限って考えないということだ。四月には四月の楽しみあり、八月には八月の楽しみあり、十二月には十二月の楽しみありと、どうしてこうした大きな度量持てんかな、だから花といえばね、まあ桜の花が日本で一番美しいといわれているというと、もう花は桜しかないと思っちゃう。これが悩みの種なんだな。いいかな、花はいっぱいあるんだよ。こういうねえ大風呂敷をもっともっと敷かにゃ駄目だな。 13.この本、一千万部売れて当然の本なのだ 龍馬 まああんたら例えばこの本出しているけど、さあ本が一万部売れるか、売れないかなど言っている。再版されるかどうかなど言っている。ああ売れない様だなあと、いじいじ思っているわけだ。あんたらの本が百万も売れないんだったら、そりゃ読者が悪いんだよ。な、買わん方が悪いんだよ。あんたらが悪いんじゃないんだよ。その位の気持でいないと駄目だ。ええかな、百万部、一千万部売れて当然の本なんだよ。それが売れないんならだな、読者が馬鹿か、出版社の気合が抜けとるかだ。どっちかだよ、自分達が悪いなど思うな。その位の気持ちでなくてどうするか。「あとがき」に書いてやれ、私らの本が百万部も売れんようでは日本の読者は、世界の恥だと、書いてやれ。その位の気慨でやらにゃどうするか。日本をユートピアにするためにゃ、われらが書物一千万部以上売らねばならんと言ってやれ、その位の気慨がなうてどうするか。 一万部が再版されるかどうか、ちんまいちんまい。そんなちっこいことのために、あんたら出て来とるんじゃないんだ。その位の大風呂敷を広げてみい。本屋にも言ってやれ!この本百万部もよう売らん本屋はあかんと言ってやれ!あんたらの努力が足りんのだと、それだけの中味はあるんじゃと。嘘と思やあほかの本屋に聞いてみいと、言ってやれ!この本を百万もよう売らんようじゃあ、あんたらの器量が小さいんじゃと、量見が小さいんじゃと。言ってやれ!それだけの内容はあるんじゃちゃあんと。それだけの内容が無きゃ、なんで千年も二千年も残るか。俺らは言っとる筈だ。二千年も残るような本だと。それだけの内容であるならばだな、現時代に売れんのはおかしいんだ。それが売れんのは何でじゃ、読者が阿呆か、本屋が駄目かどっちかじゃ。だから言ってやれ、売れませんなど言ったら言ってやれ、百万部よう売らんようなら言ってやれ。あかんと、それ位の気概で行け。これが本物なんじゃ。本物が伝わらんようじゃ間違うとるんじゃ。いいかな、最低百万部だな、最低百万部は売れにゃあいかん。じゃが売れなきゃ嘘だ。売れるっていうか、そのぐらいの人が読まにゃ嘘だよ。その位の気持でやりなさい。駄目なら考えるんだ。他の方法をな、本屋に聴いてみい。 「日蓮」も言うとるじゃろう。あんたらが書いとるんじゃないんだよ。間違うなよ。「坂本龍馬」が書いとるんじゃ。言うたれ土佐の人間にも、「坂本龍馬」が書いとるんじゃ、俺が書いとるんじゃ。土佐の人間皆な買わにゃいかん!そういうことじゃ。言うたれえ、土佐の人間にも、「坂本龍馬」が言うとるんじゃ。全員買えと、県知事から筆頭にな、そして一人残らず読まにゃいかんのじゃ、そうせんと俺の銅像建てた意味がない。 善川 非常に力強いお言葉を頂きまして有難うございました。 龍馬 他に何かあるのか、聴きたいことがあった言うぞ――。わしゃ坊さんじゃないから、ま、破戒僧じゃないけど言って欲しいことがありゃあ言うぞ――。 善川 今更あなたが言われてもこれは仕方ないかも知れないけれども、現在の政治家、また将来政治家を目指している人達に対するアドバイスというかご意見がありましたなら……。 龍馬 まあ気魄だな、もっと気魄を持っていかないかん。そういうこった。大風呂敷広げて気魄持っていくということだな。まあ「西郷どん」は、゛真(まこと)゛が大切と言うとったけど、まあ真、も大切だけどもなあ、まあ気魄、情熱ね、これが無いといかんよ、まあ俺がやらんで誰がやるというだけの気持だよ。これが無きゃ駄目だよ。 善川 まあそれはどの世界にも通じることですわな。 龍馬 そういうことだ。そのくらいのね――使命というものあるけど、使命は大きい程いいんだよ。大きけりゃ大きい仕事出来るんだよ。まあ下積になるというのも大事だよ、下積の人も居るよ。だけど下積になるような人は、下積になるような意識持っているよ。はっきり言って。もっと大きな石にならにゃいかんわけだ。潰物石みたいにだな桶の上に乗っとって満足しとるようではいかんわけだよ。漬物石が漬物石である理由は、漬物石で事足れりと思っているから漬物石で了っているんだよ。漬物石でいかんと思ゃあね、もう輝いて床の間に在るかも知れんのだよ。漬物石は漬物石でわれこれで゛是(よし)゛としているから漬物石で居るんだよ、そういうこった。 人間てのはな、世界の人というのは決してその人の功績や、業績だけを見ているんじゃないっていうことだよ。いいかな。功績や業績だけを見て世間の人は評価しているんじゃなくて、その人の気魄、気概、使命感の大きさ、こういう気宇壮大さを見てだな、はじめてその人を評価しておるんであって、はじめてそれで揺り動かされ揺さぶられるんだよな心をな、魂を、決して業績じゃないんだ。いいかなあんたら、いま本出版している。それがだな、十冊、二十冊、三十冊と冊数が出て、世間の評価、人々のね、偉い人の評価を受けて、また本の数もよく売れて、はじめてあんたらが自信持ってね、行動できるんじゃないんだよ。一冊、二冊でもいいんだよ、その中にどれだけの気魂、気魄があるかということなんだよ。ええかな、物事の順序を逆にしちゃあいかんよ、囲の人が眼がはじめて認めてあんたらが勇気が出て来るんじゃ駄目なんだよ、あんたらが勇気が出てはじめて囲の人の眼が見開けられるようでなくちゃあいかんのだよ。ええかな、これもペン握って書くときにや俺の書物を読んで真理が分らんような人間は馬鹿もんだと思って書け、そういうことだ。これこそ真理の書であると言って書きなさい。 14.甘い、甘い、二倍、三倍働け 善川 さて、私達も近々愈々本業の仕事にかからねばならぬような雲行になって来つつあるようであるので、しかし私としては、すくなくともこの間に後二、三細書いて置かないとこれから中々時間が無くなるのでね。 龍馬 まあそんなことないよ、二倍、三倍に働きゃいいんだ。考えが甘い、甘い、甘い、駄目だぜ。――それとまあ人の妨害てこともあるがね、これも考えようでな、妨害の一つも出んようでは淋しいぞよ、もっと妨害がありゃあな、十字架に掛かった「善川三朝」なんてな首を朝刊に出してくれるかも知れんな、まあそこまでないにしてもだ、妨害の一つや二つ楽しみにしとる気持でなうてどうするかね、まあそれであんたらも忙しくなってだな、この阿波の地から自分から東京や大阪へ行かないかんと、いろいろ考えとるが、逆じゃ、逆じゃ、向うから来さしたらええがな、この家でなくてもいいが、他の場所でもかまわん。こっちからいちいち、行かなならんことないんだ。さっきの百万部の話じゃないけど、用がありゃそっちから出て来なさいと、話が聴きたけりゃそっちから聴きに来なさいと、その位の気持でなきゃどうする。あたりまえだよ、真理を聴こうという気がありゃそっちから来なさいよ、こっちから頂いて貰いに歩き回るもんじゃあないんだ。真理を求める者っちゃそんなもんだよ、地の果てまでも探しに行くもんだよ。 善川 いや、龍馬先生の気宇壮大なお話を伺っていると何か心の荷が軽くなって来たような気がしますわ――。 龍馬 それくらいの気持でいないとな、忙しい忙しいという気でいるとな、そんなもの待たしとけばいいんだよ。俺が一巻書き上げるまでは会わんと、書き上げたら会うと、どこぞの旅館へでも泊めときゃいいんだよ。一ケ月位泊めときゃいいんだよ。嫌んなったら帰ったらいいんだよ。そしたら一巻の終りだよ。どうしても会いたけりゃ旅館に泊って持っとるよ、それくらいでいいんだよ。それで居るようなら本物だ。そのくらいの気持でなきゃどうするか――。 15.いま「桂浜」に来ている気持だ、早く土佐の有志に知らせてくれ 善川 この本が出るのは六、七月頃になるかと思いますが、先般高知の市役所の方にもそう案内しときました。 龍馬 だから「坂本龍馬の霊言」が出来たらだな、そしたらだな、高知の有志の方に送ってやらないかん。そしたら高知の人は総勢あげて読むからな。 善川 高知は今あなたの生誕百五十年記念で盛り上っているからこの夏までには発行したいと思っております。 龍馬 夏では遅い、もっと早く出してくれにゃ、いかんぞよ――。 善川 それにあなたの方言も、われわれの口を通すとごっちゃになっているかもしれんからね……。 龍馬 ええがな、ええがな、これ出して高知の人から方言違うという手紙貰うたらあんたら嬉しいじゃろ、そしたら直したらええがな、第二版で直しやええがな、百年も経っちゃあ忘れるぞよ、かえってこれが「坂本龍馬の方言の正否について」なんてチエックされ始められたら大した人気だよ、むしろそうされ出したらわしとしては面白いよ、そうされた方が面白いよ。――ま、要するにわしも先に言ったが、つまらんことに労力を使うなというこっちゃ、本物だけをしっかり掴めばよい。枝葉末節は切り捨てるというこった。 善川 どうもありがとうございました。お忙しいんでしょう。 龍馬 いや別に忙しいこともないな。まあ「桂浜」見て遊んでいるようなもんだなハハ……。 16.わしらのこちらの生活も人それぞれだ 善川 ところで、あなた方のそちらでの日常生活の様子というものも現世の人びとに紹介しなけりゃいけないと思っているんですけどね。 龍馬 まあ人にもよりけりでね、前に言った松陰先生のような人はね、いつも生徒集めて授業ばっかりやっているわけだ。いつも生徒が言うこと聴かんと怒ってばかり居るわけだ。俺みたいにゴロゴロ昼寝ばかりしている奴もいるわけだ。まあいろいろだ。俺なんか一日に一回は勝さんと会って話しているわけだ。つまらんこと、ゴロゴロごろ寝しながらお互に『なあ勝さんよ……』って、話しているようなもんだよ。まあ人それぞれだよ。 善川 と言って、野の原や、雲の上に寝ているわけじゃあないんでしょう。家ぐらいあるんでしょう……。 龍馬 まあ家もありゃあ、そりゃ道路もあるよ、まあいろいろだな、まあ坂本龍馬がタキシードに身をくるんでいるわきゃないわな、そういうことはあり得ないよ。まあ俺の姿見てくりゃ分るように、ご想像の通りだな。 善川 しかしまあ自分の好きなものを着るわけでしょう。 龍馬 そうそう、だけどそんなものは気にならんよ、まあ俺達の生活といゃあな。主として霊界にも修行があるわけであって切磋琢磨しているってことだな。だからいろんな人に会って話している。今あんたと会ってこうして話しているけど、こういうこと何時もやっているわけだ。これが勉強になるわけだ。これが生活だ。議論しながら学ぶこともあるし、だからこそ個性があるわけじゃないか。個性があるって意味は、お互に教えるものもあれば逆にこちらが教えられるものもあると、これが個性の意味だよ。霊が個性としてね、個性ある霊として生きているというのは、お互に学ぶべきことがあり、教えることがあるということだから面白いんだ。 善川 木戸さんは、木戸さんであなたの近くにお居でるのですか。 龍馬 まあそうだけど、どっちかと云えば、彼は自分は違うようなこと言っていたけれどもね、彼は宗教家的な側面も援助しているよ、彼自身はね。 善川 またグループが違うわけですか。 龍馬 うん少しね、彼なんかどっちかというと天台さん(天台智頭大師)なんかと仲いい方だね、あちらのグループとね、あちらの人達と、仲がいいんだ。自分は政治家気取りしているけれど、抹香臭いところあるね、どちらかというとね。 善川 まあ聖徳太子のような感じですね 龍馬 まあそういうことだ。だから彼らのグループはね、まあ聖徳太子みたいな人がね、ちょっとね、まああの人ではないけれど、まあ親分肌というか、リーダーやっていてまあ集まっているわけですよ、こちらにもね、あんた方の方でも例えば、衆議院にも何とかあるように、創政会とか、水曜会とか、木曜会とか云うようなグループがあるようにね、こちらにもあるわけだ。龍馬だとか、勝海舟なんていうのは、こんな野放図な人間ちゅうのは組しないわけだ、なかなか派閥に入らないわけだ。まあいろいろだね。 善川 西郷さんは、西郷さんらのような人が寄っているわけですね。 龍馬 俺らはだから、「松下村塾」の横通る時にや『松陰さんまたやっとるな、そんなむつかしいこと言ってもわからんぞよ――』と言って通るわけだ。松陰さんまた眉吊り上げて怒っとるわけだ。『あのずぼら者が!』と、いってまあ言っとるわけだ。まあそんな楽しみがあるわけだ。 善川 大久保さんはやはり……。 龍馬 大久保さんかね、大久保さんはまあ苦労しているね。――まあでもいいじゃないかそれでも、彼は彼で貢献したんだから。まあ仲間だからね、皆、そう悪口はいいたかないよ。 善川 当時まあ皆苦労して明治維新作った人達だからね、だがまあそれぞれの心性に応じた所に行ってそのグループの中に居るというわけですね。 龍馬 まあでも、まああんたらにも言って置くけど、悪霊みたいなのにいろいろ悩まされたりするけれども、結局なあコセコセウジウジした心持っていると来るんだよ、そうでなきゃ寄って来ようがないんだよ、合わないんだよ。 善川 そりゃそうですわ、合わないね、あんたのような人には……。 龍馬 合わないんだよ、俺の感じとだね、あんたらのところへ出て来る悪霊の感じとな、合うわけないだろう。き奴らもある意味ではコセコセしているんだよ、執念深いんだよ、考えがね粘着質なんだね。一つのことをね、いつまでもぐちゅ、ぐちゅ言っているんだよ。だからこういうふうにアッケラカンとされてしまうと、彼らも取りつく島がないんだよ。いいじゃないか、地獄もいいじゃないかと、言われてしまうとどうしようもなくなるんだな。――地獄は大変ですなあ、――なんて云われると、――そりゃその通りです……。なんて身を乗りだすんだけれど、――地獄もいいじゃないか頑張りなはれ。――と、言われると――。そういう方法諭もな、俺から学べと言うのもちょっと僭越(せんえつ)だけれども、そういうこともあんたらもな、ちょっとな、悪霊とのケンカの仕方も覚えとくといいと思うよ。 善川 いや、長時間にわたって、心の広いご霊訓を賜わってありがとうございました。まるで今日の同志と語る思いにさせられました。再度のご出席ご依頼こころよくご承引下さって、われわれのためばかりでなく、現代および後代の人々に対しても種々ご教示を賜わりまことにありがとうございました。また機あらばご指導下さいますようお願いいたします。本日はまことにありがとうございました。
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アル:「アハハ、出発する前にご飯買っておくのよーぅ」 アズ:まず御飯を5日分追加します マス:「ご飯の前にする事あるだろ?……賛成ではあるけどさ(そっぽ向き、おなかさすり」ご飯5日分かっときます。 マス:ついでにケバブ 食べときまー! アル:確か、旧街道が封鎖された理由は不透明なんですよね。 アズ:あとは干草買っておきます ヴァル:ごはんはまとめ買いしても値引きは無いの? GM:有りません(笑) ヴァル:ちっ マス:「一応上の人からの情報は、全部出てるっていったけど、 どうする? 新しい情報は望めそうにないしさ、すぐ出発してもいいと思うけど (ケバブかじり」 アル:「私もそう思うのよーぅ。 」モグモグ。 アズ:「(はむはむ)」 マス:「アルはただ何も考えてないだけだろ? 」(もぎゅもぎゅ にあにあ ヴァル:「でも情報は特に無いみたいなので、行くしかないと思います!」 アル:「難しいことは分からないのよーぅ。」(こく マス:「うん。そうだな。それじゃ急ごうか。 あんまり調べてて他のとこに感ずかれたら、俺らが動く意味なくなるしさ 」 アル:「でも、とりあえず行かなきゃいけないことぐらいは分かるのよーぅ。」 GM:じゃあ、特に街ではなにもせずに外に出るわけだね~? アル:その言い方が怖い。(笑 アズ:怖いよねー マス:けど気にしないのが きっと一番さーw GM:いやいや、いい面と悪い面の両方があるから、このままいっても問題少ないし(笑) アル:もし封鎖が理由で死人が出てたら、魂装協会が何か知ってるかなぁ? マス:調べると問題として うちらが動いてる事が他の紫杯連にもわかる恐れがありますね アル:念のため、魂装協会に当ってみますが、何もなければあとは特に マス:たしか、こそこそ開通して 邪魔されないようにってのが うちら動かし理由のようだしのう アル:というわけで、魂装協会にちょっと当って来ていいかな。 GM:アルが動くんだね~。了解した。 マス:「アル、どこか用事? 道、迷うなよ? 」 アル:「ちょっとだけお話聞いてくるのよーぅ。大丈夫大丈夫。」 マス:「……俺も行こうか? (ものすごく心配げな目」 アル:ここでGMが、おもむろに「じゃあ、土地鑑で振ってください。」とか言い出すと知力0だからオートで迷子になります。 GM:いやいや、そんなことは言わないさ(笑) アル:「アハハ、着いて来てくれるなら嬉しいのよーぅ」 アル:では、マスと向かいます GM:了解した(笑) マス:「後で、 礼、な? (にあにあ」 GM:魂装協会……そこは、一般人から見れば随分と抹香臭い場所である。 アル:「んー、ケバブ奢ってあげるのよーぅ」 マス:「(待ち合わせ場所決めた、か? ・・ まぁ平気か とか思いつつ)」 GM:しかし、この地獄の一部に属するジャハンナムにおいて、とてつもなく重要な場所であることも間違いではない。 マス:「もっと別のさ……まぁ、それでいいや。 ここ、やっぱりいい気しないな(ぽそ 鼻ひくりとして顔少ししかめ」 アル:そんな重要性など毛筋も理解してない極楽空気でやってきますよ。 GM:そう、そこは生者と死者をつなぐ場所であり、一度死を迎えたものに新たな生をもたらす場所でもあった。 アル:「アハハ、私はお香の匂いは好きよーぅ」 アル:「こんにちわーぁ? 」 きょろきょろ。 GM:君たちが入ったのは魂装協会の一角、特に伝承などに詳しい者が集まっている界隈だった。 GM:少々陰気にぼそぼそと会話を交わしていた男たちが顔を上げ、君たちを見つめてくる。 ヤール:「なんで好きなんですか」(汗) マス:「そうかぁ? 辛気く……っと、お邪魔させてもらいますね 」 ヤール:「失礼します」 アル:気軽にひょいひょいと入ってく GM:アルのその姿を見ると若干、引き気味に応対してくる「おや、珍しい顔を見たものだ。久しぶりではないか?」 マス:(目だけで周り見て、アルの後ろとことこついてくのー) アル:「久しぶりなのよーぅ。ちょっと聞きたいことが、あるのーぅ。いいかしらーぁ?」 GM:「……構わないが、いったいどのような用件かな?」 アル:「えーっと、カハーバキアっていう街に続いてる、今は封鎖された街道について聞きたいのーぅ」 マス:目礼だけして、アルに一応任せる GM:「封鎖された、街道だと?」 アル:「そうなのよーぅ。何か知らないかしらーぁ?」 GM:男たちはひそひそと言葉を交し合う。「そのようなものは、無いと思うが、いったい、何の話かな?」 アル:「ないのーぅ??? 」 ヴァル:何か知ってそうだ(w マス:「無い、とはどういう事でしょうか。 以前魔物が多く出るため封鎖された、と」 アル:「おかしいわーぁ、ホントにないのーぅ?」 GM:「……いったい、誰から聞いたんだい? いや、君たちは界螺の……サフラームからか」 アル:「そうなのよーぅ」こくこく。 マス:「失礼。俺はマスルード、と言います……えぇ、サフラームさんから。あちらに向かう用事があるもので、事前確認を行おうとこちらに」 アル:「黒沙で主街道が塞がっちゃったっていうから、そっちを使うのよーぅ」 GM:男の一人、事情を知っている様子を見せる男は君を見ながらつぶやいた。「……ならば、止めたほうがいい。呪われし都市に近づいて生きて帰ったものはいないのだから」 アル:「呪われし都市ーぃ?」 マス:「呪われし都市? そのような話はきいていませんが…・・・何か知っているのでしたら、教えてはいただけませんか。 流石にそれだからやめる、というわけにはいきませんので」 アル:「知ってることを教えて欲しいのよーぅ。」 こくこく。 GM:アルをしばらく見つめると「…………私の一存で決めることが出来るものではない。長に会わせよう。その上で、決めたほうが良いだろうからな」 アル:「んー、分かったのよーぅ」 マス:「わかりました。ありがとうございます(にこり)」 ヤール:ヤールすることないなぁ… GM:男は君たちについてくるように目配せをすると足早に建物の奥へと入っていく。その足の運びは油断無く、訓練されていることを示していた。 GM:長の部屋であろうか、それまでの部屋とは格段に豪奢な部屋へと君たちは足を踏み入れている。 マス:「ヤール、周り……何か見てるのいるかもしれないし、気をつけてくれな? 俺も気をつけるけどさ」 ヤール:「あ、はい」と真面目に頷こう アル:「こんにちわーぁ?」 GM:男はここで待つように示唆すると、奥の部屋へと入っていった。どうやら、応接間のようだ。 アル:では、大人しく待ってるの。 マス:「……ふぅ」 応接間の床にとすっと座ります GM:待つこと数分、廊下の奥より、大理石の上をはだしで歩くような、そんな音が近づいてくる。 マス:「あれ?アルも大人しくできんだ へぇ~」 アル:「んー、騒いぢゃダメなとこなのよーぅ」 マス:「っと」服を調え、ぴしっと座り直します アル:音の方に視線を向けます。 GM:「……待たせたようだな。今日は珍しい客人が多いようだ。」 アル:「お邪魔してまーすなのよーぅ。」 GM:身長の高い、褐色の肌の男が君たちの目の前に立った。 マス:「お初にお目に掛かります。マスルーズといいます。 突然の来訪、申し訳ありません」 ヤール:「シャフリヤールです」 GM:アルの記憶に頼れば、この街の魂装協会をまとめている人間で、名前をマズールといったはずである。 マス:名前がかぶった!? (マスルーズとマズール) アル:「突然ごめんなさいなのよーぅ、マズールさん」 GM:男は頷くと、ゆったりと床に座り、君たちと対峙した「話は聞かせてもらった。今は亡き街道を行くという話しであったが。」 アル:「そうなのよーぅ」 GM:眼光するどく男は言う「……その理由を尋ねたい。」 マス:「呪われし都市、でしたか それがあるため行かないほうが良い、と……」 アル:「お仕事なのよーぅ。支部長さんから頼まれたのーぅ」 マス:どうする?といった視線……を送ろうとしたんだけど…… GM:少しだけ苦笑いをし「であるから、その理由を尋ねているのだ(苦笑)」 アル:「黒沙?で主街道が使えなくなっちゃったから、かわりにその街道を使えるようにーって」 マス:一応誤魔化したほうがいいかな。 どういおう……と悩んでいたところだったけど、まぁいっか GM:「なるほど、確かにカハーバキアとの交流が絶えるのは色々な意味で問題としては大きい」 アル:「だから封鎖された街道を使えるようにしてくるのーぅ」 GM:「それゆえの行動か……。だが、止めておいたほうがいい。あそこは子供が行くような場所ではない」 GM:まるで苦虫を噛み潰したような表情で男は応じる。 マス:「えぇ。そのため街道復興を、と。 俺らも仕事ですので、どのような事があるにせよ行かねばなりません その呪われし都市のこと、聞かせてはいただけませんか」 ヤール:「成る程、では子供ではないと証明したいのですがよろしいでしょうか?」 アル:「そんなに危ないのーぅ? でもお仕事だから、行かなきゃダメなのよーぅ」 アズ:こらこら!仕事だなんて言ってはいけませんよ! マス:ごめーーん!? 普通に呆けた マス:言わないようにしてたのに何してる俺!? アル:でも、隠し事して話だけ聞くわけにもいかないし。 ヤール:まぁ隠すようなことでもないんだし、いいんじゃない? GM:「その正直さがやはり子供だと言うのだよ(苦笑)……なるほど、動機としては不純なものがないことは認めよう。……だからこそ、われわれも事実だけを述べさせてもらう」 マス:「……(しまった、俺としたことが)」 アル:「 嘘吐くのは苦手なのよーぅ。」尻尾ぱたんぱたん。 ヤール:「若輩者で申し訳ありません…聞かせて頂きます」 GM:「君たちが向かおうとしている街道は、確かに過去存在していた。何らかの理由によって人々からは忘れ去られてはいるがね。」 GM:「そのなんらかを私から語ることは出来ない。君たちへの助言と言えば、“迷宮”と呼ばれるものに近寄らないように道を選ぶこと、そして、人の住んでいた痕跡を見つけても決して関わらないことだ。」 アル:逃げてええええぇ!(爆笑 アル:「????」 GM:「特に、夜にそのような場所の近くに居ては行けない。あとは、君たちの実力しだいだ」 マス:「……ともかく、危険を避けて進め、という事ですね」 ヤール:迷宮に心当たりがないか判定してみてもいいですか? ヤール:同じく心当たりがないか判定したいです GM:うん、どうぞ GM:魔術知識か魔物知識で目標は3ね(笑) ヤール:どれで判定したらいいですかね アル:知力0だから振るダイスがない。(にこやか アル:馬鹿だなぁ(爽)>アル マス:仕事が馬鹿と同レベルOTL ヤール:魔術知識で成功数2 マス:あい!では魔術知識で振ります (ころころ) マス:成功数2 ヤール:失敗したね アズ:惜しい、一個足りない マス:あう……ここは堕落? ヤール:……堕落しとくか ヤール:んじゃボクが堕落しとく アル:此処でか マス:情報は ほしーからなー……すんまへん ヤール:それとも迷宮てなんですか?って聞く? マス:きいちゃいましょか、子供らしく! (笑) GM:ある意味、知らなくても近寄らなければいいということではあるぜ?(笑) アル:「迷宮って何のことなのーぅ?」 ヤール:よし、堕落はなしで アル:お莫迦担当に任せて! GM:「……邪悪な意思にとらわれた亡者の巣。そう理解すればよいだろ」 アル:「亡者のーぅ? 魂が囚われてるのは、可哀相なのよーぅ」尻尾ぱたん ヤール:「獄みたいな物ですか? GM:「だが、その霊魂を鎮めるためには危険を犯さなければならない。ここは地獄なのだよ、アル」どこか、諭すような口調で男は言った。 マス:「わかりました。その迷宮、と呼ばれるものは その場所に幾つも? 」 GM:「本質的には別なものではあるが、構造的には似通っている。」 アル:「地獄だから、危険も安全もないと思うのよーぅ。 食われたくないなら、喰うしかないのーぅ」 GM:「……以前は、余りの多さゆえに旅のものは通らなくなったと伝え聞いている」>マス アル:右腕を抑えながら。 「……助けてあげれるなら、助けてあげたいわーぁ」 GM:「今はよしたほうが良いだろう。……実力を身につけてからでも遅くは無い。今のお前は享受者となったのだからな。」 アル:「……うん。 分かったのよーぅ。今は、近づかないわーぁ」 マス:「……なるほど。 それで閉鎖された、と……今の実力で助けられるならね。そんな考え、ただの偽善さ。それでアルが死んだら、意味ないだろ」 アル:「 大丈夫よーぅ、死ぬようなことは、しないわーぁ」 アル:「ありがとうなのよーぅ、マズールさん」(えへ) 」 GM:アルの言葉に頷くと「さて、私から言うことが出来ることはすべて伝えた。願わくば、ラウのご加護があらんことを」 ヤール:「ありがとうございました」 マス:「いろいろ教えて頂き、助かりました ありがとうございます」 アル:「 はーい、ありがとうなのよーぅ。」 GM:「同胞に対して助言を与えたに過ぎない。代価も頂くゆえ、他のものに不公平になることもない。」 GM:ちなみに、相場は100Diね。 GM:代わりに、君たちがココに来て、この話を聞いたということも口をつぐんでくれることを意味している。 マス:前借の残りが40Diしかない…… GM:そして、アルが居ればこそ、教えたのだと言う意味合いも含めている(笑) アル:「 ……マズールさーん、お仕事終わった後じゃダメーぇ?」 アズ:三人で出し合いなさい GM:そうそう(笑) アズ:……何だか自分がシバーブ的立場になりそうな予感… (ちなみにこの予感当ってたみたい) マス:「今皆 幾らもってるー?」 アル:「お財布に前金の100Di入ってたの忘れてたのよーぅ」 ヤール:眼鏡の為に一文も出せない…(泣) マス:「少ないですが、これも終わった後、またご厄介になることも、と思いますので」20Di上乗せします マス:わかんにゃい、なんとなく GM:「……なかなか処世を心得ていると見える。困ったことがあればまた来るといい。」 GM:では、ここでシーンを切ろうか(笑) GM:シーン終了の処理として、アル、マス、ヤールには、魂装協会へのコネクションを1LV進呈しよう。 マス:コネクション!? アル:うや、ありがたく貰います ヴァル:コネ技能だね マス:ありがたくいただきます マス:ありがたやありがたや GM:さて、それではいったん合流としようか? アル:何にしろ、聞ける話は聞いたと思うから、あとは出発するだけかしら。 マス:あい!合流するのです! GM:他に町でやっていくことはあるかい? ちなみに、時計の針は2時間ほど進めさせてもらって、現在はお昼ごろだ ヴァル:「おかえりなさい」 。 マス:「(かくかくしかじか)というわけで、俺のミスで仕事って事を……な。ともかく受けた仕事通りの事すんなら、安全ルートの書き出しってとこか 」 GM:まぁ、魂装協会は中立を保っているから。それほど問題にはならないだろうけれどね。 アズ:それを期待します(笑) アル:「安全なルートはどう調べるのよーぅ?」 マス:「……こんな隠されかたしてんだからよ、この仕事、なんか裏があんだろうけどな」 マス:「それは行ってみて、調べてくしかないだろな。 足で探す、以外ないだろ」 アズ:「そうね、死なないようにがんばるのよ」 GM:幸いなことに君たちは超感覚を手に入れている。砂漠でも迷うことなくカハーバキアを目指すことも可能だろう。通常であれば。 ヴァル:それはつまり、通常ではないと迷うと アル:「んー、じゃあ頑張るのよーぅ」 アズ:「頑張りましょう」 マス:「ま、死なない程度に、な……」 GM:では、出発するかい? GM:ちなみに、依頼の期日まではあと7日 マス:「今から行って、危険地帯前で朝待って……それから、突っ切るか?」 ヴァル:「とりあえず行ってみないと何も始まりません!」 アル:「とりあえず行ってみて、実際に見てから決めよーぅ?」 マス:「はぁ……まぁそれしかないね。 それじゃ、行こっか」 GM:では代表者の方は1d6を振ってください(笑) ヴァル:4が出ました マス:「 基本ヴァルの方針で行くか まとめ役いなきゃ、何事もうまくいかないしな?」 GM:では、みんな。生存で判定してくれ。目標数は1。 マス:せ、生存・・・ ヴァル:なにぃ!?一番苦手だが、1成功だ(笑) マス:きっと成功絶対成功うりゃー!!? ヴァル:生存技能ない場合強靭で判定なり アズ:生存あるwそして獣甲は強靭が基準なの(笑) マス:さすが獣甲 判定は全員成功 GM:ちっ、砂嵐に見舞われたために精神的疲労を追って気力に3点ほど負ってくれ。 GM:失敗してたら6点だったのに(笑) ヤール:「くっ……砂漠の旅は厳しいですね」 マス:気力に3点か……イタイイタイ アズ:気力3点……どーせ今の所は気力使わないから余り関係ないね アル:おぉ、全員成功してるのか GM:では夜になったね。オアシスのようなものは見当たらない。 アル:「暑いのよーぅ」 マス:「はぁ……はぁ……だな」 アズ:「ふう、少し疲れたわね」 ヴァル:「根性と気合です、先輩!」 GM:焚き火を囲んでいる風景を想像して欲しい。夜の冷え込みは昼間の猛暑と比べても殺人的だ。 ヴァル:享受者は休み無しで歩いても大丈夫らしいが、休息は取ろう アル:「 んー、今度は寒いのよーぅ。」 ヴァル:「ボクは普段暮らしてる街とそう大差ないと思います、先輩」 GM:めいめい持ってきた食料を口に放り込み、ひと段落した状況だね。 マス:「根性や気合よりも水が欲しいよ (焚き火前でごろん」 アル:まぁ、とりあえず不寝番とか決めて休むと マス:「(手にはぁ・・っと) それじゃ、見張りの順番決めないとな」 GM:基本的に感覚を基準に決めたほうがいいよね。 アル:「まず私が見張るから、皆休んでいいのよーぅ。」 ヤール:「アルさんと組んでいいでしょうか?」 アル:1だけど、獣感覚で、成功すれば危険予知と感覚鍛錬なら成功数3になるんだ アズ:むしろアルが大きいのは夜でも夜目が利く事 アル:「2人で見張るーぅ? 1人だと危ないかもなのよーぅ」 GM:とすると、ヤール、アルが一緒でも問題は無いか。 アズ:一応2名の組と3名の組? GM:感覚が5のマスが一人として、ヴァルとアズが互いを補い合うのが一番だろうな。 マス:その組、でいいかな~ GM:なるほど2つに分けるか。それもありだね。 アル:ういうい。そういえば夜目きくの忘れてた マス:流石に一人は どーしよーもない失敗時が怖いからね アズ:前衛が片方には入ってないとねー<狙眼ないから夜目効かない GM:では、それぞれの組で代表の人が1d6を振って(笑) マス:「それじゃ決まりだな。 先休ませてもらうよ」 マス:ではダイスもふっちゃえー マス:3が出ました アズ:やれやれー アズ:アルかヤールも振るのー アル:2が出ました GM:前半が2で後半組は3だね、了解した。 GM:とりあえず、今夜はアルとヤールにスポットを当ててみようか。ロールの用意があれば時間として用意したいのだけれど(笑) アル:「……んーっ」 ヴァル:ここは若い2人に任せて アル:何が(笑) GM:パチパチと薪のはぜる音が耳に心地よく残る。 GM:仲間の寝息は規則的で、深い眠りに入っているようだ。 GM:夜空を見上げれば、丸い月が中天にさしかかり、白銀の燐光を砂漠に落としている。 アル:「何事もなければいいなーぁ」 ヤール:「ですね」 アズ:(くーすー) マス:(すー・・・すー・・・) GM:ほれほれ、話題を振るんだ男の子(笑) アル:「……綺麗なお月様なのよーぅ」 ヴァル:頑張って口説くんだ! マス:口説け! ヤール:「アルさん」 アル:「ン? なぁーに?」 ヤール:「昔、会った事ありませんか?」 アル:「え……? 」 ヤール:じっとアルを見つめよう アル:「……んー?」 アル:「……よく、分からないのよーぅ。 私莫迦だし、物覚え悪いしーぃ」 ヤール:「そうですか」薪を足す アル:「 昔のことも、あんまり覚えてないのよーぅ……ゴメンねーぇ?」(ちょっと尻尾が垂れた) ヤール:「僕も昔のことは覚えてないんです」パチパチ アル:「そうなのーぅ?」 ヤール:「家族がいて、友達がいたとか、そんな覚えはあるんですよ、けれどはっきり思い出せないんです」 アル:「うん……私も、お友達がいたのよーぅ。男の子だったと思う。 でも、いなくなっちゃったの」 GM:ふと、その月影に昔の思い出がダブるような感覚に二人は包まれる。 GM:たしか、こうして夜に月を見上げて身を寄せ合った相手が居た。そんな感覚が……。 ヤール:「どんな友達だったんでしょうね……」 アル:「んー……それも、よく覚えてないのよーぅ。……でも、約束だけは、覚えてるのよーぅ」 アル:「……いつか、一緒に『太陽』を、見に行こう、って友達と一緒に」 GM:……と、約束を口に仕掛けたその時だった。 アル:何! 此処はカットか! GM:おいしい所で言い切ることが出来ない。ラヴコメの基本です(笑) GM:危険感知で判定をして欲しい ヤール:成功数1 アル:成功数0 アル:あはんw GM:おやぁ? これは気づくことが出来なかったネェ(笑) ヤール:…堕落するべきかなぁ(汗) アル:堕落する。 ヤール:いやアルが堕落しても ヤール:成功数1じゃ アズ:いえ、獣感覚で3になるの ヤール:ああ、じゃお願いしていいですか? アル:じゃあ堕落します アル:内なる邪霊が蠢く! ヴァル:カサカサ(うごめく音 マス:やなおとがー!?……Gですか? ヴァル:Gです アル:これで、獣感覚分合わせて3成功になるはず! GM:邪悪な意思を感じながら瞬間的に伸びてきた駒爪。それがヤールの体に迫ろうとしていることを、君は悟った。 アル:「ヤール!!!」 ヤールを引っ張って、身体の位置を入れ替えるよ! GM:よし、それでは戦闘といこう。
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前へ ← 1 2 3 作品 ■▲▼ 砂風呂 砂風呂と言えば鹿児島は指宿 好き好き指宿 発刊作用で老廃物を流しだし 若返ったあなたに再会しましょう お客様砂風呂へ ごあんなーい ささ其処へ寝て ささ其処へ寝て 砂浜に横になっててくださいね 鹿児島と言えば薩摩は黒ぶたさん スコップ担いで参上 ざぅざぅざぅざぅ こんもりと山盛り もうピクリとも身動きとれません スコップは正眼から蜻蛉の構えへ 手の内を絞ってえ Chestぉぉぉー!! うひゃ、ど迫力!! ぺったんぺったん じんわりと茹だってきました 空が赤茶けて来ませんか そう、ここは火星 お客様火星へ ごあんなーい 何ふうふう言ってるんです まだまだまだ 最近の方は年齢性別問わず根性が足りません 砂風呂の真髄とくと味わって下さい まだまだまだ はい!黒ぶたさん掘り起こしてあげて 汗たっぷり 絞りきった雑巾ですね お肌すべすべ お羨ましい限り シャワー浴びて砂落としてください いかがでしたか? 汗に冷たいものも混じったようです でも良い物でしょう また砂風呂に指宿に鹿児島に 是非お越しくださいませ 34 名前:砂風呂[sage] 投稿日:2007/04/10(火) 23 54 36 ID +O7vYyHw 【コメント】 52 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 03 45 01 ID ZmBzTBdH 34 砂風呂の様子をコミカルに描いておりますが、火星の箇所などでギャグが滑っているので大して 面白くはないです。豚さんが出てきて冷や汗で老廃物排泄というだけのアイデアでこの分量を 保つとしたら、もっとギャグの切れ味と量、そして暴走感が必要だと思います。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 34 書いた人はこの作品のどこを読ませたくて何を伝えたかったのだろう。面白いと思える部分がほとんど無かった。 75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22 36 10 ID 2anZ0Zg3 34「砂風呂」 誤字は脳内処理します。Chestってウケるw ネタ的にも内容的にもいろいろ足りません。 82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11 11 37 ID X+nZTgnc 34 ぶたさんに砂浴びしてもらった方が良かったですね。お題は難しかったデス。 339 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 19 52 29 ID OHY6/tDL まだ審査中ですが。とり急ぎお礼まで。審査員の皆様お疲れ様デス。 「砂風呂」書きました まんこ将軍様、ありがとうございます。ご高覧頂くにはギャグの修行が足りませんでした。 ナナシー様、ありがとうございます。砂+ぶたさんで一遍仕上げるには無理がありました。 340 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22 44 57 ID hxcCdFBg やさしいあくまさんも、ありがとうございます。武術ネタも入れてみたんですけどね。 誤字まであったんじゃあ、練り込み不足でした。 344 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [] 投稿日:2007/04/21(土) 23 15 53 ID OxXdMLCZ ノートさん やっぱりNoteさんだったか。今回は不調だったみたいですね。 いつも面白い作品を書くので名前をみつけると目で追ってしまいます。 ストーカーではありません。 ■▲▼ さらさらら 息が楽ですとても滑らかで このすべすべした粒子それぞれに 私の重みが吸われて行きます 息日は滑らかに この身を継いで 逝く火は清らに 無限の地平を 遠く帰り行く 鳥たちを送る どうかどうか 地上の誰もが この地に続く苦しさの果て 少しでも息ができますように 明けの空に小さく眠る 生まれた星に遭えますように どうかどうか さらさらと願い 35 名前:さらさらら[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 13 14 52 ID UicLjP+h 【コメント】 53 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 04 43 02 ID ZmBzTBdH 35 さらさらら、という砂から連想したと思われる擬音がとてつもなく清浄感溢れる感傷と結びつくと、 砂の持つイメージそのものの純度が高く美しく見えてくるから不思議です。その意味で発想としては 満点に近い、良い意味での飛躍を含んでいると感じました。しかし「地上の誰もが」などに見られる ように、あまりに清潔すぎて抹香臭くなっている感も否めません。もちろんそのような気分になること は、私のようなへそ曲がりにすらあることなので否定などしませんが、何かの連作の一部だったり、 組曲形式の部分だったりするのであればともかく、この感慨だけを単品として読むと、どうしても、 前述の清潔すぎる無菌状態が気になってしまいます。 58 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/04/16(月) 23 59 43 ID cc3qF9ir 35さらさらら:1点 美しい祈りですね。 悠久をおおう砂のイメージでした。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 35 砂に込めたささやかな祈りがそっと心に触れる。静かに零れ落ちていく言葉の感触が砂に似て、悲しく綺麗だ。 2点 72 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 23 22 34 ID hr3LSwWK 23「さらさらら」/3点 自分が長文癖なだけにみんなよくこの分量で書ききれるな、て感心します。 「私の重み」に興味が沸きました。わー…これは悲しい詩だなあ。 全体的に滑らかな言葉表現、雰囲気にあっていました。 1連、砂の「すべすべした」という表現が他にみない表現で、いい感性だなと思った。 「この身を継いで/逝く火が清らかに」の表現がなんともいえない表現で、それにつづく「無限の~鳥達を送る」 このイメージが読者が抱くなんとも言えない想いをはっきりさせてくれる。 ただ情景なのか心象風景なのかが曖昧。というのもイメージが先に来て、あまり情景描写を感じさせてくれないところにあるとおもう。 「息ができますように」は、自分にもいえて、その例えた小さな星にも願いを込めていて、 ともかく「寂しい」よりも、切ない、悲しい内容に喉がつまります。内容に感動しました。 このセッティングはずるいよう! 内容以外では、用意周到な「息」の使われ方や2連の表現力、イメージ描写は秀逸でした。 痛み自体はもう少し露出させてもいいかと思った。 お題については、心情を表していて、1連では誤解されそうですが 、失ってから時間経過による落ち着きなどがよくわかり、状態なども受け取れる使い方でした。 79 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [age] 投稿日:2007/04/21(土) 01 53 42 ID d0jtZ5sj 35 「さらさらら」 この作品の凄いところは、核となる3連目だけを読んだら大した事を言ってないのに、 最初から読み通して3連目に至ると、心を静かにゆっくりと真綿で締め付けられるような息苦しさを覚えてしまう。 読み手をしっかりと3連目に連れてくる構成力と確かな筆力。見事だ。 ストーリー仕立てでは無いけれど起承転結もしっかりしていて、詩のお手本のようだけどあざとさは無い。 言葉少なな一連目でどうしてここまで読み手を吸引できるのだろう。 作品を通して砂という言葉を一度も用いていないのに砂の大地に体重を預け地球に寝そべった自分が見える。 特別な言葉を使わなくても特別な作品を書く事が出来る。その見本のようだ。 3点 84 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 19 09 54 ID LvGoHd34 35 綺麗な祈りの言葉でありますね。風に吹かれる砂に想いを乗せるような感じ。 !?「砂」というか、「風」の詩っぽいデス。何でかっていうと、この想いは遠くまで とんで行かなくてはならないからです。テーマはいいですね。なかなか、自分自身から テーマをひろげるというのは難しいものです。 2点 86 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 20 46 59 ID HZX9mecF 35 この真率さは美しい。美しい詩でござるなあ。 卓越したイメージ力が、この作品の一途さを支えておる。 お見事でござる。 …この決戦投票を行う者は、みな迷うのではないかのう。 23と35、どちらを上とすべきか、ということで。 拙者には選べぬ。選べぬのだが…点数の経緯を見れば、選ばねばなるまい。 拙者は、この作品のリズムとイメージの質に、ほんのわずか、ごくわずかな 物足りなさを感じたでござる。 ほんの少し、あっさりしすぎておる、という気がいたした。 1点 88 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [] 投稿日:2007/04/22(日) 02 21 10 ID QPVdnN95 35 さらさらら を書きました。皆様ありがとうございました。 次のお題は「ギフト」でお願いします。 投稿〆切 4月25日(水)いっぱい 審査〆切 4月29日(日)いっぱい で。 347 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [sage] 投稿日:2007/04/22(日) 03 13 39 ID QPVdnN95 事情でしばらく携帯からです。 失礼ながらまとめて、評を下さった皆様、ありがとうございました。 さてまずくどくど書きます。 ご指摘の部分は大体同意しながら読んだのですが 「風」の連想は無かったかも。新鮮な読みですね。 中身はまあアレなので書いた流れを言いますと、 感覚的に連想したタイトルから書いて、 次に作者は、当時どうにも楽じゃない身の上だったもんですから 逆に砂って楽そう・・・と筆を置いて見て、そこから書き広げて行きました。 いつもわたしの場合は、降って沸いた物をいちどきにドンと下ろす感じで 非常~に感覚的に書いてるんで、アラは多いし、 構成だとか計算だとかの解説も自分でも難しいのですが、 一個だけ考えたのが (砂の詩なんだから読んだ感じも砂っぽくないとなあ) と言う事・・くらいですね。 ギフトのお題ですが、 ちょうど小さくて大きなギフトを貰ったばかりで、 体も軽く、明日シャバに帰る予定であります。 そう言う事情で今回は大変記念になった優勝です。嬉しい。 ずっと忘れないだろうな。こんな時に携帯でレス入れてた事を。 ありがとうございました。 348 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [] 投稿日:2007/04/22(日) 06 34 32 ID TIftOPCk Cレールさんおめでとう! なんかいろいろあるようですが、詩作は僕もそんな感じです。 書きはじめから言葉を広げていく場合もあるし、頭んなかでイメージや粗筋をたててから書いたり。 お笑いみたいなのは、まずネタづくりですね。 354 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/23(月) 09 14 55 ID L6xmCWGk 347 こっちがあぶくさんかと思ってた、実は。 感覚的に詩を書くのが一番正しくそして難しいと思います。 伝えたい情念が無いまま筆を持っても表現ばかり着飾ったゴミみたいな作品しか生み出せない。例えば 27-28とか。 僕もインド辺りに旅しに行ったらこんな詩が書けるようになるかなぁ。 「インドに行けば」という安直で他人任せな発想している限り一生無理か。 作品についてはさんざん評で書いたので触れません。 チャンピオンおめでとうございます。 【得点】 4点 まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:1点 ◆OPBYKkBBNQ:1点 ナナシー ◆zMYfgmhp9w:2点 【得点(決選投票)】 9点 やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ:3点 ナナシー ◆zMYfgmhp9w:3点 ◆notePDkbPQ:2点 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:1点 ■▲▼ 浜辺の情景 夏の日、鼻に汗を浮かべて自転車をこぐ 蝉が騒がす小道を抜けて 涼む木陰を渡って うだる暑さの中、歪んだアスファルトを乗り越えると 突然の青 いたるところが徹底して青 黒く溜まり、白く喰いかかる 気の遠くなるほどの年月の、彼方が揺れて生じた生命のうなり 海は広いのだ びゅんびゅん抜ける風が、私を一人にした あまりに小さい私は一時座標を見失う 築き上げた認識の檻は 隙間が狭まり もうじき箱になるのだろう しかしまだ かろうじて光は差したのだ 心の間隙に色が重なる 熱を宿す指先は きっと貴女に触れるだろう そして /あぁ汚れてしまった 砂だらけだ はらって はらって、はらって 綺麗になった これが私よ これが私 白い肌 風が吹き抜ける黒髪 遠くを見つめる目 蒸発する声 一つとして欠けてはならない 一つとして余分であってはならない 死ね死ね死ね死ね 死んだ動物は等しい 止まれ、絶えろ 潰された四肢 眠れる本能が ザラつく感触が不快だ はらわなくては 36 名前:「浜辺の情景」[] 投稿日:2007/04/12(木) 20 20 49 ID tnNgsU5x 【コメント】 53 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 04 43 02 ID ZmBzTBdH 36 一連は「座標」や「認識」という雰囲気に似合わない単語さえ無視すれば的確な夏と海の描写が 心地良く、期待感を抱かせるのですが、その後の連がことごとく文体にも内容にも統一感がない ように感じられて、イメージは分裂したまま焦点を結びません。一連の「貴女」は「海」なのだとは 思いますが、その後「海」が出てこないように読めてしまうのもマイナス要素です。二連の「私」が 「私よ」と女言葉になっているのは狙いなのかもしれませんが、一瞬だけなので効果的とも思え ません。砂が汚らわしいものとして扱われているのは海が運ぶ生物たちの死骸の粉末のような イメージなのでしょうか。しかしそれならばなぜ「死ね死ね死ね」の連呼が現れるのかわからない ですし、何よりも一連で描かれた清涼感を伴なったイメージが飛躍を重ねて不吉なものへと収束 していく構成が、作品全体の尻すぼみと相似形を成しているようにすら感じ取れます。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 36 1連目とそれ以降の落差が命の作品なんだから、もっと「こん畜生」感を出して欲しい。盛り上げ方が下手でコントラストが今一つ際立っていない。 1点 75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22 36 10 ID 2anZ0Zg3 36「浜辺の風景」 前半の描写が丁寧。人間の表裏をみた。 海から展開していくつなぐはいいとして、後半では導入部をなくしすぎていいる。 後半メインなら導入部の冗長な分量を減らして後ろに力を置いても。 77 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 23 02 12 ID 2anZ0Zg3 すいません。 75に誤字。 36の評文に誤りがありました。 ×つなぐはいいとして 〇つなぎはいいとして でした。 82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11 11 37 ID X+nZTgnc 36 転調しますね。浜辺の情景からどんどんと。混乱してついていけなくなります。 テーマがわかりません 350 名前:「浜辺の情景」[] 投稿日:2007/04/22(日) 20 53 54 ID cORjEy5V cレールさんおめでと!審査員の方々もおつかれさまです! 改めまして、こんばんわ!「浜辺の情景」書いたものです。ぺーぺーの新米コテです、 今回は長めにしたいと思いまして、後から色々と肉を付けてみました。 脂肪になっちまいましたが。 最近、純粋に感動するってことがないんです。泣けないんです、ひねくれたのかな? まだ若いのにぃ… ご指摘の通り調子にのって頭でっかちになりました前半の部分は、 確かな感触が残ってる映像であります。感動なんて言葉が、難しかった時期のです。 後半の女は、社会の一部分になった、つまり、いたって普通の人間です。 女は広いところに出たいのですが、どうにもならなく、広いところにいるやつに 嫉妬しちまうんですね~みっともないですね! 353 名前:生ハムメロン ◆7hqormHtuw [] 投稿日:2007/04/23(月) 07 48 14 ID xUQmta0k 350は私です、間違えた~ 355 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/23(月) 09 15 26 ID L6xmCWGk 350 後半にもっと爆発力があれば面白かったんだけどねぇ。 前半の表現に秀逸なものがいくつもあったので加点しました。 【得点】 1点 ナナシー ◆zMYfgmhp9w:1点 ■▲▼ 群集 舞い上がり吹かれ 散り積もり また繰り返し 名前は無いさ 見分けもつかないだろう それでも 此処にあって 水底から 山頂から 砂漠から 隣の家から なあ 名前は無いさ 見分けもつかないだろう 皆 同じ様に此処にある 幾年経てば 変わる 一瞬で変わる 記憶に留めたのは過去 記憶に留められるのは過去 ああ また吹かれ 何処へ? 舞い上がり 空へ 降り注ぎ 散り積もり また繰り返し 幾つの国を見た? どれだけの人に踏まれた? 幾年を経れば終る? 磨り減って失われる時は何時だ? 名前は無いさ 埋没して忘れた 匿名の景色のように 砂漠なら楽だ らくだ行く砂丘でもいいさ 困るのは君の指の上一つ 見つめられる事だ もう名前は無いさ 埋没して幾年が経った 今更誰かに見つめられるなんて 思ってもいやしなかった 37 名前:群集[] 投稿日:2007/04/12(木) 21 40 28 ID 1F3PVsN6 【コメント】 53 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 04 43 02 ID ZmBzTBdH 37 砂の一粒が語るという形式が無条件に面白いのですが、四連の「?」の連打が自問自答なのか 「君」への語りかけなのか少しわかりづらいのが惜しいところです。しかしタイトルと重ね合わせると この内容は群集という言葉のイメージの転覆を謀っているようで、自我を滅却することが即ち群集 への埋没というパラダイム変換が砂粒の言葉に溢れていて楽しいのです。もちろん最後は指先に 掬い上げられて戸惑っているのがまた奥深く、この砂粒くんは群集に戻ることを選択するのか、 もう一度自我を取り戻すのか、とても興味深いラストでした。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 37 自分を砂に例えるのは平凡だけど、作品全体を通して徹底させたのは偉い。だけどもう一つオリジナルなパンチが欲しかった。 あと砂に例えた世界で「君」だけが変に肉感的で、なんかお釈迦様とその掌の上の孫悟空みたいなアンバランスな対比になっている感じがした。 75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22 36 10 ID 2anZ0Zg3 37「群集」 群集を砂に例え、埋もれゆく現状。ネット上を想起させる着眼点が面白い。 ただ「匿名」ってあからさまでいらなかった。 82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11 11 37 ID X+nZTgnc 37 さり気無く洒落もはいってますね。2、3連は内容がほかと重複してるからいらないかも。 最後は、「君」にみつけられる。良い〆だと思います・ 【得点】 2点 まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:2点 ■▲▼ 砂の詩 真っ暗な駅でひとり 白く浮かんだ花束 頭に入れた考えが同じ考えをはじきだす 千円札を入れてキップを買うように お釣りはパラパラと崩れ落ち 底の見えない所まで落ちて行く 「同じ考え管理局よりお知らせです 18時3分発 同じ考え行き 同じ考え便 同じ考え 同じ考え号が到着いたします」 「同じ考え管理局よりお知らせです 先ほどの放送で、同じ考えが一つ多かったことを訂正しお詫びいたします」 脳髄に鉄線 幾億本、遊んでる どれもこれも同じ場所 どれもこれも同じ匂い 同じ場所へ同じ匂いを運ぶ 違う考えと同じ考えが浮かんで同じ考えが勝つ 違う考えはたまにそばによってきてなだめてくれる 違う考えはすごく優しいけれど同じ考えには弱い 違う考えのことをひそかに好きだったのに同じ考えと付き合ってることを知らされる 違う考えは今も優しくしてくれる 違う考えは今も抱き合っている 「同じ考え管理局よりお知らせです 18時3分発 同じ考え行き 同じ考え便 同じ考え 同じ考え号が発車いたします」 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 やめろやめさせろおおえええええうご、うじゅ、じゅご、コーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーもうやめろもうやめろもうやめてくれやめてくれ たのむからやめてくれよおおおおえええええええ 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 もうやめてください もうやめてください 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 もうたえられませんからだは 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 もうあそぶのはやめてください 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 おねがいしますおねがいしめあすおねがいしますおねがいいます 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』 不安だ不安だ不安だどうしようからだがこきざみに震えてくる 気分がわるいはきそうだ髪の毛がうごいてるもぞもぞもぞもぞうごいてるきもち悪い吐き気がする いろんな考えが浮かんでいろんな考えが消えるまた同じ考えが浮かぶ 背が丸くなる胃が圧迫される足の爪が伸びてる同じ考えが浮かぶ押し潰される あの子の頭を覗いてみようあの子の形を変えてみようあの子の無邪気を食べてみよう 爪先から二つに割ってうまくむけたら食べやすい大きさまで切り刻もう ああ何度も何度もなんどもなんどもあの売り子は行ったり来たりしてやがる こちらに来ると思って横によけてやってたのに向こうに行きやがる いきなりトンネル俺の顔がうつってるマヌケな顔でうつってる 継ぎ目がこわい継ぎ目がやってくる継ぎ目から逃げられない 継ぎ目の無いところまで、ずっと続くところまで、到着しないところまで 行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ 「同じ考え管理局が同じ考え到着をお知らせいたします あ、、、、、あんふ、、、あんず、、、あーーーんず! あーーーーーーーーーーーーんず!!!!!!! つかーーーーーーーーーーーーんず!!!!!!!!! ちゅっつかーーーーーーーーーーーーーーーんず!!!!!! ちゅっつっっっっかーーーーーーーーーーーーーーーーんず!!!!! だーーんず、めけーんず、つーふむーん、むーふ、ふふむるふーん めけーんず めけーーーーんず! さっき、めけーーーーーーーーーんずううう!!!!! にゅーん、へきょーん、くぁかーん、 ぷるーん!ぽちゅーん!!わわーん!!!ぜせっ」 漠然として 滑稽な場所 ここは 綺麗な場所だ 明滅する、 点滅する、 継ぎ目のない いい場所 明滅する、 点滅する、 ここは 清浄な場所だ 点滅する、 消滅する、 真っ暗な駅でひとり 白く浮かんだ花束 頭に入れた考えが同じ考えをはじきだす 千円札を入れてキップを買うように お釣りはパラパラと崩れ落ち 底の見えない所まで落ちて行く 38 名前:砂の詩 1/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21 49 57 ID U9IhJfo1 39 名前:砂の詩 2/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21 51 02 ID U9IhJfo1 40 名前:砂の詩 3/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21 51 32 ID U9IhJfo1 41 名前:砂の詩 4/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21 52 40 ID U9IhJfo1 【コメント】 54 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 05 57 19 ID ZmBzTBdH 38-41 なんか私とちくわの竹輪電車の話に登場するアイデアをパクられたような印象を受けましたが、 それは表層的なことだとは思うので内容を追っていくと、あまりにも内容が薄いのでがっかりして しまいました。「同じ考え」を無意識にでも選んでしまう衆愚批判のようなものが核になっている とは思いますが、それを表現するのに無意味だったり雑だったりする文章が多すぎるのです。 そのため、内容を膨らますどころか無理に水増しした分、密度が薄くなってしまっているようです。 「ガターン、ガターン」の電車の擬音や三投稿目の子供っぽい擬音などが冗長で、しかも面白くない ために笑うこともできず、暴力的なエネルギーすら感じ取ることはできないのが致命的です。 もっとも四つ目の投稿で一気にトーンダウンして、抵抗むなしく同じ考えにたどり着いてしまい、洗脳 されたあとの人間のような虚ろな静寂を表現することには成功しています。しかしここでも一連の 冒頭の記述を安易に繰り返してしまったために、やはり薄まってしまっている。もう少し筆力をつけて からでないと、この分量をもたせる緊張感や深みのようなものは醸し出せないと感じました。 58 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/04/16(月) 23 59 43 ID cc3qF9ir 38-41砂の詩:2点 最初読んだ時は《『ガターン、~』》から《「~ぜせっ!」》までは、ちよっとやりすぎなんじゃないの?と思ったのですが、再読しているうちにハマってしまいました。 迫力あるなぁ。 思考がひとつの事にとらわれて頭から離れない様子でしょうか。 ラストの静寂も、砕かれ果てた砂の面持ちで、少し恐怖でした。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 38-41 長距離を走り抜けて疲労感しか残らない。途中からのぶっとび展開は飛躍と言うより自己満足な言葉遊び。作品全体を纏め上げるだけの構成力が必要。 75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22 36 10 ID 2anZ0Zg3 38-41「砂の詩」/ あまり明確な表現ではないです。中盤の中弛みが苦痛でした。 土台になる、同じ考え、違う考え、の主張を明確にして、軸をしっかりさせないと、崩していく段階で余計に中身のなさを露呈するものだとおもう。 物語のメリハリ依然に、主題をはっきりと濃くすることが課題だと思います。無念。 82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11 11 37 ID X+nZTgnc 38-41 何かの不安な感情は描けています。テーマとかはピンときませんでした。 352 名前:快楽童子 ◆plhXCa4.HY [sage] 投稿日:2007/04/22(日) 23 13 00 ID 7qi6PMbR みなさんお疲れ様でした。 今回は本スレ38-41の「砂の詩」を書きました。 お題「砂」を莫大に広がる砂粒と思考とを絡み合わせて、 いつまでも続く同じ景色に崩壊し、また再生する様を詩全体で表現してみました。 うんざりするようで、「もういいよ、読みたくない」という構成は、もちろんわざとです。 あぶくさんにはそこからもう一歩踏み込んで、映る景色まで読み取ってもらい、 さらに点までいただけて、うれしいです。 チャンプ、準チャンプの方々おめでとうございます。 355 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/23(月) 09 15 26 ID L6xmCWGk 352 作為を読み取ってあげれなくてゴメン。マジでゴメン。 確かにこの作品は砂だ。 作品内だけでなく一旦そこから視点を離して全体を見通せばそれは分かったはずだ。 相当な実験作であり僕の指摘部分が見当違いとは思わないけど、 作為を理解もせずに形だけを見て評を書いてしまった事は済まないと思う。 今更だけど加点対象に値する作品では合ったと思う。 359 名前:快楽童子 ◆plhXCa4.HY [sage] 投稿日:2007/04/24(火) 00 12 27 ID gpDiY41g 355 >相当な実験作であり僕の指摘部分が見当違いとは思わないけど、 もちろん、指摘通りです。 そうなるように書いたから(快∀楽) またの審査を楽しみにしています。 【得点】 2点 ◆OPBYKkBBNQ:2点 ■▲▼ 黄砂楼 明日の国から昨日の砂が降ってきて 今日綺麗に磨いたフロントガラスに汚く降り積もり もう存在しない恒星の光に照らされて 僕の視界を遮る 青空とは呼べない青い空 要らぬことを言いました あなたを傷つけてしまいました 謝ろうと思いましたが 僕もあなたもまだまだ子供だったから 明日の国から降ってきた昨日の砂を ウォッシャー液で洗い流し 今日届いた恒星の光に導かれて 僕の視界が少しだけ開けました 昨日のことは水に流しませんかって おどけて言ったらまた怒るでしょうね メールありがとう 先に言われて 先に言わせたみたいで 自分がまた嫌になりました 青い空 青空とは呼べない青い空 42 名前:黄砂楼[] 投稿日:2007/04/12(木) 22 41 10 ID Oh8S4Dej 【コメント】 54 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 05 57 19 ID ZmBzTBdH 42 ちょっと作者の真意は掴みかねる作品ですが、私の読み方では、これは中華人民共和国と我が国の 関係を描いているようにしか感じ取れませんでした。明日の国というほど楽観的な国家ではないはず ですし、水に流してほしいような脛の傷など私は一切感じませんので、作品に入り込むことができない ままです。「自分がまた嫌になりました」の一文からは自虐的な香りすら漂ってくるので、本当にこれが 日中関係を背景にしているのだとしたら私としては不快なだけで終わっています。そこで違う読み方を 探してみたのですが、黄砂と言えば中共のなりふり構わぬ乱開発と古代からの自然破壊を続けてきた 大陸文化の歪みしか思い浮かばず、私としてはギブアップです。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 42 それらしい言葉が並んでいるけど、僕はこの詩が薄っぺらに感じる。言葉の並びに本気の想像力を感じないんだ。 82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11 11 37 ID X+nZTgnc 42 砂と青空の連、僕とあなたの連が内容的に乖離しています。切り離しても、意味が 通ってしまいます。 ■▲▼ すな おなじすなをさわってる 別の数を言うから 涙がでてくるだけ 目を凝らしてごらんよ それか 目を潰してごらんなさい 見渡す限りの砂場で 雨が降って いたとしても 同じところにいる, それだけで 掘ったり 固めたり 掬ったり 崩したり ぜんぶ簡単に 金色になる ねぇ 素敵な「つの」でしょう 素敵なトンネルでしょう こことここがつながってるの この穴は窓だよ さよなら 太い鉄が地面からはえている, かばがいる, うまがいる, 誰もすわっていないぶらんこがゆれる, あのベンチにすわったことがある, ジャングルジムがさびている, 靴の底にすながついていた, 43 名前:すな[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 23 46 57 ID PFajfn70 【コメント】 54 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 05 57 19 ID ZmBzTBdH 43 幼き日の砂遊びの情景を「現在」の風景とオーバーラップさせた心象か何かなのでしょうか。 群盲、象を撫でる、のようなイメージが浮かびましたが、それ以上は伝わらない部分が多かった ようです。意味ありげなフレーズの他に、芯となる文章をどこかできっちり示して欲しい気がします。 66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01 25 56 ID 9AWEr/b8 43 良い事を言っている予感はするけど漠然としすぎ。輪郭が明瞭でなく言葉がどこへも収束しない。一体どこに視点を合わせてこの作品を書いたんだろう。 82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11 11 37 ID X+nZTgnc 43 3連は脱力して良い感じです。1、2連は力こもりすぎて抽象的になりすぎ。全体的には 意味が良くわかりません。 前へ ← 1 2 3 ページ先頭へ トップページ
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フェニア 概要 ツクール 身内、外部両方との騒動 性格 自治厨 高学歴? 総受け素材保管庫管理人? すぱね騒動 高原信者 あらたへの逆恨み 高原とフェニアの違い フェニアの敵 ポエム 交友 コメント 概要 総受けコテの一人。 頭の緩い奴の多い総受け連中の中でも一際緩い頭の持ち主。メンヘラ疑惑が強い。 自分は作品を作らないが、ブログやツイッターでの他者批判は頻繁に行う面倒くさい奴。 傲慢な態度、会話の通じなさなどはかにかまに似ているかもしれない。あんなのが二人とか勘弁してくれ。 たまにメイン垢とサブ垢同士で会話を演じることもあったようだ。大丈夫か。 また、ゲームキャラの真似で愚痴を言ったり、ポエムを度々放るなどの痛々しさも併せ持つ。 自称戦争マニアかつ高学歴だが、学歴コンプ、理系コンプの片鱗があるため事実かどうかは疑わしい。 また界隈での大手や、上位の絵描きに対してもキツイ物言いをしている。 とどのつまり自分より評価されている人間が許せないのだろう。そのくせエターナラーなのだから手に負えない。 現在は総受け、およびコテを引退し別ジャンルで活動しているが、総受け界隈の人々との接点はまだあるようだ。 153 :ツクスレの名無し:2011/05/21(土) 17 20 50 去年の春から高原姉妹とmotoiの仲違いは始まってて、 その関係でフェニアが情緒不安定だったから、 半分それの八つ当たりみたいなものだった。 高原モトイ問題 素材保管庫 すぱね騒動 総受けスレ自治 本スレ自治 無能でコミュ障なのに 四方八方に首突っ込んで どれもややこしくして去っていったんだから本当にご立派な人だわ。 より詳細な解説 +... 212 :ツクスレの名無し:2011/06/20(月) 20 01 04 201 2003ダークエルフが嫁 キャラ解釈とCPにこだわりが強く異端者を攻撃 ヲチスレ建つ前からメンヘラだった 総受けスレでダーエロのksgが大量投下されているので 「自分の地位を盗られた ダーエロを盗られた ダーエロに理想と違う相手をあてがわれた 自分はサークルの要職を掛け持ちして忙しいのに条件が不公平で暇人だけが得をしてる 自分が作ろうと思っているものも先を越された」 という当てつけを延々と、ほんとうに延々と続ける>揉める>体調不良になる>被害者ぶる>ポエムる 相手は条件からいって多分エロフ 本スレや腐女子のマナーについても小言をネチネチ言ってるが 上の争いの合間なので説得力がない その争いから逃げてR-Typeに移るが STG世界の男性社会と腐女子差別がストレスになる 「中学生のフォロワーを殴り飛ばしたい」と陰口を言ったり、 前にTwitterでR-Typeの腐女子嫌いなニコ生主に当てつけしたのもその反動? R-TypeはTactits(シリーズ最終作)から入った きっかけは他人のゲームに入ってた曲(R-Typeファンから見れば違法ぶっこ抜き音楽では?) 「R-Typeのにわかファンが増えるとイラッとする。マナーがなってない。痛い奴が多い」 ちょっとなにをいっているのかわからないです ツクール 総受けがメインであり、本スレでの活動の形跡は見られない。 代表作は「虚飾の城」「青い稲妻に金のリードを」等。 本人のコメント -「ただの鬱シナリオは厨臭くて鬱陶しい、掃いて捨てるほどある流行りものだし、私は面白さの普遍性を目指すわ」…? フハハハ、甘い、甘いぞ作者!貴様のシナリオなぞ、オナニーに過ぎぬわ! その「アテクシは大作嗜好なの」という雑念も捨てずに、賢者になろうなどとは笑止千万! っというわけで、結局そういうことです。 折角だから私は シビアだが実りのあるシナリオを目指すぜ!だって…堤先生が好きだからーッ! うんまあ頑張って 作品の評価はまあそれなりといったところか。 237 :ツクスレの名無し:2011/01/18(火) 15 00 38 231 システムは普通 パロディ+マニアックネタを盛り込んでるが、素で寒いギャグセンスで活きてない 作者の 233みたいな大仰な語りが多いせいで、落差でよけい駄目に見える フィギュアスケートで例えると村主章枝みたいな感じ 身内、外部両方との騒動 総受け界隈での居心地が悪くなった際、他界隈に移り住んだ。 しかしそこでもまた面倒事を起こし、ついには自身の悪行を晒されたことと、後述の高原あらた関連が相まって引退宣言をかました。 13 :ツクスレの名無し:2011/01/14(金) 12 35 06 詳細つか 詳細書くほど大規模な事件でもない R-TYPEブログ作る ↓ そことtwitterで、リアルやツクール方面での当てつけと 「R-TYPE界隈のマナーはかくあるべき」「こういうファンはR-TYPEにとって良くない」と 小言を連発 ↓ 「詳細は分からないけど、不愉快だって分からないのか、成人でそれなら頭湧いてるよ(意訳)」 とブログコメント欄で読者に怒られてTwitterで発狂 ↓ ヲチか身内が「詳細知りたいならこっち見ろ」とツクールブログのURL貼る ↓ ツクールブログで 10みたいなこと言いつつ引退宣言←今ココ こんだけ。ぜんぜん大規模な事件でも何でもない。 ちなみにR-TYPE(twitterへのリンク有) ttp //blogs.yahoo.co.jp/water2sophia/folder/158170.html?m=lc p=9 ツクール ttp //fkinoingahts.blog35.fc2.com/ どこの記事もせわしなく消したり改変したりするから 今みても事情分かりにくいけどな ツクール引退宣言の記事と、それへのコメント +... フェニア ttp //fkinoingahts.blog35.fc2.com/blog-entry-392.html 私、自称フェニアは… そろそろ総受けスレでのブログ持ち(所謂コテ)をやめようと思います。 引退理由は、VIPツクスレでやっていく技術的な自信が無いからです。 名前持ち・ブログ持ちである事に意味を見いだせなくなったのも一因ですが、 誰かともめた件については直接的な関係はないです。 だって私の作品、自分で見ててつまらないし… 他の人の需要に比べて何処か空回りしてるし… 私がここで鬱ポストやらどうでもいい話をしてる間にも、 他の皆はどんどん技術を上げて良い物を作っているんだから 根本的に自分のやり方を見直さないと …というわけで、表で修行しなおしてまいります。 抹香臭い言い方をすれば、煩悩の元を断ちます。 総受けスレにも、無名になって時々現れるかもしれません。 ザックも2003ダークエルフも大好きな事には変わりありませんしね。 今月終わりぐらいにこのブログともお別れしようかと思っています。 今までコメントをくださった皆様、記事を見てくださった皆様、 本当に長らくのご愛顧ありがとうございました。 情けない店主が自作料理で食中毒を起こしたため、 永遠なる闇鍋は閉店させていただきます。 思えば、去年も一昨年色々ありましたね… 思い出すとちょっと笑えてきました。 自分はなんて俗物なんだろう… ところで今ふと思い出しましたが、 「はにょう6」および「はにょう9」のセーブデータが 去年6月のハードデータぶっ飛びの際に消えてしまった… 滅茶苦茶悔しいですね。6なんてあとちょっとでクリアだったねんぞ! あぁ…プレイしている人にとって続きが気になるようなゲームを 一度でいいから作ってみたいよ。 さて、修行の旅に出てきます。 コメント おつかれさまです。これでようやくあの人も当てつけ陰口から解放されるんですね あ、場所を変えてtwitterか沈没日記でやるのか かわいそうだなあ 2011/01/04 20 28 | #3fIBvpkA URL [ 編集 ] お疲れ様です。 いなくなられるんですね、せいせいしました。 貴女のような当てつけを繰り返す暗い方は嫌いでした。 精々新天地で頑張って下さい。向こうでも敵を作るのでしょうが。 2011/01/06 00 37 | #- URL [ 編集 ] おお怖い怖い。 858 :ツクスレの名無し:2011/04/11(月) 20 04 09 フェニアの分かりやすいサイクル(人間関係でも創作活動でも同じ) 1.好きなものが出来る 2.同じ物が好きな人に無差別あてつけテロ 3.気まずくなり揉める 4.「嫌な人のせいで好きな物が汚れた;;」と被害者面で逃走 5.また別の物に依存して1に戻る 性格 他作品の批判や当てこすりが常。 自身があまり創作活動をしないことを棚に上げ、極体に他人を責める厄介者。 また、人の話題にトンチンカンな返しを送ることもあり、割とアスペ臭い。 肝心の当てこすりも対象がハッキリしないため、虚空にしか投げ出されていない無意味さを持つ。 本気で胸糞悪い 2010/09/02 19 37 今日は短くドぎつく愚痴しかありません。 正しい交流を心得ている方ならば、 みる価値も無いでしょう。 もげろというよりもむしろ、 さっさと性病になって死ねよ。 大手様だからって図に乗りやがって。 女の方も女の方だ。頭悪っ。 もう君とはやってらんないわ… 誰のことだこれ 448 :ツクスレの名無し:2011/02/18(金) 18 47 42 フェニアに限った話じゃないけど メンヘラ女の 人をdisる→「昔友達や恋人に捨てられたトラウマでぇ~つい人を傷つけすぎる癖があってぇ~」 と言い訳するパターンどうにかなんないのかなあれ あんたがやらかす理由とか誰も聞いてないから その時間使ってやらかした相手に謝ってこいと思うわ 225 :ツクスレの名無し:2011/01/17(月) 20 42 01 フェニア見てると 「○○するなんて痛いので私はしない」 「○○するのはみっともないけど、仕方なくやってる」 みたいな発言が多くて ○○してる身内のヘイトを無自覚に溜めてそう 本人は人に好かれたい、あるいは評価されたいと考えているが普段の姿勢が足を引っ張っている。 何故自分が人に嫌われるかを自覚していない点でもかにかまに近いものがある。 374 :ツクスレの名無し:2011/01/21(金) 23 35 13 誰宛かは不明だが、 「ケンカしたあとすぐに謝れるお気楽さが羨ましいです」 「もっとチュッチュハスハスとか愛してるとか気持ち悪い言葉を使えば好かれるのかな……今は無理だな」 とかフェニアが言ってて、 好かれたいなら ま ず 黙 れ と思ったことがある 自治厨 所謂自治厨であり、俺ルールを方々に持ち出しては迷惑をかける姿も見られる。 その度に爪弾きにされ発狂するものの、まったく反省する気はないようだ。 いい加減な基準で外部にまで迷惑をかけるのとはまた別方面に厄介な輩である。 過剰な自治で15の運営するすぱあくねっとに突撃をかけたりもしたが、それについては後述。 272 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 18 47 52 247 「R-TYPEの二次創作増えて微妙」とか 「さいきん腐ったR-TYPEファンが増えた」とか 「原作設定に忠実に書くべきなのにみんな出来てない」とか すでにクソミソに言ってる>フェニア 324 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 21 22 56 272 TL上で延々「設定が全然違う・・・バカじゃねーのバカじゃねーの・・・」と当てつけツイートしてたこともある 今ホーム見てたら、それに謝ってた人のアカ消えてた・・・ こう語るフェニア自身も新参である。 342 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 22 40 18 フェニアのサイトは大して腐要素のないものにまで 「腐要素注意!」って言いまくるから、逆にわかりにくい。 しかもその基準で他人の創作物にまで 「それは腐じゃないの?なんで注意書きしないの?」とかケチつけてくるからめんどい 952 :ツクスレの名無し:2011/01/28(金) 16 56 46 ツールでフェニアのリプライ掘り返したら フェニア「創作者として、それはよくないのでは?」 フォロワー「割とどうでもいい」 フェニア「まあ……私自信が××されると○○してしまう人間なので どうしても気になるのですが…… あなたがそう思うならそれでいいんでしょうね……」 の繰り返しでフォロワー面倒くさそうだった 151 :ツクスレの名無し:2011/05/21(土) 16 22 04 モトイがtwitterで言ってた 腐女子コミュにどっぷり浸かってる奴の自治は見当外れでウゼーて発言は フェニアのことだったのか。あれも10月頃だった気がする。 初心者ってわけでもないだろうに、マナーの悪い人増えたね… 総受けスレが白い目で見られるようにならないといいけど。 お前が言うな 高学歴? 530 :ツクスレの名無し:2011/01/25(火) 17 23 39 高学歴ソースあった ツイッター light2vendetta 大田 @takahara00 うん…あと脳味噌人並みでいいんで人格も人並みに作ってください神様… 失敗作なんて生まれてこない世の中になればいいんだ… light2vendetta 大田 今日の講義中に泣きそうになった ところで男一人が女三人と一緒に 「リア充お断りクリスマスパーティーしようぜwww」 って言ってたんだけど、君らよくその頭でうちの大学入れたね。 534 :ツクスレの名無し:2011/01/25(火) 17 44 59 世の中には龍谷程度でも高学歴と言い張る虫もいるんよ おいカメやん 総受け素材保管庫管理人? 総受けの素材保管庫を運営していた管理人がフェニアだという説もある。 本当に管理人なら、自身が創作をしないのに偉そうな態度をしていたのにもやや合点がいくかもしれない。 ただしそれはあくまで自己承認の一環でしかなく、傲慢な姿勢で良いわけでもないが。 82 :ツクスレの名無し:2011/04/29(金) 21 13 04 79 ①フェニアがおなもみとくるりるをリムーブ ②フェニアがツイート非公開にする ③素材保管庫のメンヘラ閉鎖宣言 ④フェニアのksg投下(ポエムと愚痴と暴言付) が前後して同時期に起こってる あとはわかるな 949 :ツクスレの名無し:2011/04/27(水) 00 20 08 モトイが 「あの保管庫には個人的に被害に遭ってた」 「自分が注意したらファビョられて事態が悪化しそう」(意訳) って言ってて、 これに該当する相手がフェニアか高原ぐらいしか思いつかないんだよなあ 高原だったらあんな文章にはならなくい気がするし あとフェニアが素材庫管理人だとしたらblogで態度でかかったのも納得いく ほとんど投下してないのになんでこんなに偉そうに人に文句言えるんだと疑問だったから 6 :ツクスレの名無し:2011/04/27(水) 14 54 13 4/17 本スレで本家素材保管庫に不満が出る 4/18 モトイが臨時素材保管庫つくる 4/? フェニアが焦って保管庫更新。 「保管庫は私がやる。今臨時をやってる奴は手をひけ。反論は受け付けないからBBSは撤去」 4/23 モトイ「今更本家が半端に更新してBBS消してる。何がしてーんだよコイツ。 私がつつくと多分中の人ファビョるから、何もしないけど」 他にも自分とフェニアの立場を臭わせるような書き込み。 4/24 本家素材保管庫の管理人=フェニア説が出る 同日夜、本スレにフェニアとおぼしき投下。ポエムと捨て台詞付き(ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/47528/1296280801/961) 4/25 フェニアおなもみとくるりるをリムーブしてTwitterを非公開にする 本家素材補完庫に怪文書(ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/47528/1296280801/922) なお、その保管態勢自体も疑問符が浮かぶような杜撰さであり、非難の声が集中していた。本当にかにかまみたいな奴。 921 :ツクスレの名無し:2011/04/26(火) 05 08 58 知らない奴多いだろうから書くけど、総受け素材保管庫の中身の挙動は昔から怪しかったぞ? スレで、保管しないでほしいって言って投下された素材を問答無用で保管したり、 腐が個人サイトで細々と公開してた素材を、勝手に総受けスレ素材として保管してる。 さらにその件に関してその素材作者の腐から「保管庫から消してくれ」って要望入っても 普通にスルーして挙句の果てに『保管庫やってたら悪口言われて怖い…』とか被害者ぶってる。 そんで最近ついにサイトの掲示板まで消した。 総受け素材保管庫停止のお詫び文 +... お詫びとお知らせ 誠に勝手ながら、病気の療養の為、 保管庫の活動を無期限停止させていただきます。 私は昨年から今迄の一年間ずっと、 この世界で精神の病に悩まされてきました。 病は何処にいて何をしようとも改善せず日を追うごとに酷くなり、 現実生活にも支障をきたしてしまいました。 昨年の暮れには実の親からも非常に心配され、 生まれて初めて育て方を誤ったと言われました。 誓ってあなた方の誰一人として悪い方ではありませんでした。 ただほんの少し気持ちのすれ違いがあっただけでした。 どうか勝手に職務を放棄する浅ましさをお許しください。 ですが、私が現実で社会生活に復帰出来なければ 両親までも心の病に陥ってしまいそうなのです。 本当に、本当に申し訳ありません。 どうか生きさせてください。 923 :ツクスレの名無し:2011/04/26(火) 06 15 04 今まで普通に保管業務こなしてたなら最初の2~3行書いておくだけでよくね なにか長文で言い訳したくなるほど過去に悪いことしたのかな 952 :ツクスレの名無し:2011/04/27(水) 00 37 34 938 ・「昨年からトラブルがあって」はフェニアの口癖 ・「昨年の暮れに親に会った」という言い回し=管理人は普段親とは顔を合わせてない。 フェニアは去年の年末、実家に帰省している。 ・「両親ともコミュ障気味で友達がおらず、私は遺伝で更にコミュ障になった」 「親に辛い受験勉強を強いられる中でVIPRPGとR-TYPEに出逢えたことが救いだった。 学歴はいらないから人並みの性格が欲しかった」 「みんなが私にまとめ役・委員長ポジションを押し付けすぎたから性格が曲がったんだ」 ↑フェニアのブログとTwitterからの自己申告。 922からはエリート志向で神経質な両親像が感じられるので フェニアの自己申告と一致してなくもない 955 :ツクスレの名無し:2011/04/27(水) 11 50 53 「浅ましい」ってのもフェニアの口癖だよね というかこの、硬いくせに散漫で、聞いてないことまでやたら書いてくる文章 昨年のフェニアのブログ謝罪文とそっくりすぎる すぱね騒動 15の設立したすぱあくねっとに突撃したこともある。 15がアンチBL対策の検索避けのためすぱねにBLタグを追加したことに対し、 「腐は隔離されてなきゃ駄目だ」と一人で喧しく騒ぎ立て険悪な空気を作った。 以降すぱねの更新はやや停滞気味になってしまい、以降ろーた隔離所として機能することとなる。 決してフェニア一人がすぱねの過疎化を招いた訳ではないが、何にせよはた迷惑極まりない。 146 :ツクスレの名無し:2011/05/21(土) 15 22 40 要するに素材保管庫のフェニアがすぱねの15と海苔の技術力に嫉妬して アタシのシマ荒らしてんじゃねーぞーってイチャモン付けて嫌がらせして ネガキャンした結果扇動された馬鹿がすぱね叩きに便乗して 15がやる気無くしてすぱね放置して逃げちゃったってこと? 147 :ツクスレの名無し:2011/05/21(土) 15 32 29 総受けではそこまで全面否定な空気じゃなかった フェニアが一人で鼻息荒くして、ブログとかでキーキー言ってた印象 要約 +... 150 :ツクスレの名無し:2011/05/21(土) 16 04 42 15「すぱね作りました」 総受け「あんぱん紙芝居がうpされてる。不安だけど詳しいアナウンスがない。どうしたものか」 フェニア「BLタグがある怖い。人が素材保管庫と高原VSmotoiの応援で忙しいときに余計なことすんじゃねえ」 15「BLタグは、ホモ嫌いな人が検索避けできるように作りました。 プログラムミスで私のPC内のあんぱん紙芝居を拾ってしまいました。消します」 すぱね掲示板のフェニア「あんぱんがどうとかじゃなくてBLタグの存在自体がよくないと思うんです、 見た人が不快になるかもしれないし、あくまで個人の意見ですが、ゴニョゴニョ」 ブログとツイッターでのフェニア「腐は隔離されて隠れてなきゃ駄目に決まってんだろが! 分かってない本当やつらわかってない掘られて死ね」 餡紙芝居作者「あの・・・なんか・・・すいません・・・」 15「(あーめんどくせ)スレでも反対意見があるようなのでBLタグは撤廃します」 こんな流れだった気が 高原信者 どういうわけか高原のことを非常に慕っており、一方的に崇拝しているようだ。 ゲームキャラの主人公名を高原にして溺愛するなど、あまりにも過剰な様子なので高原側からは鬱陶しがられている。 高原信者として、高原と仲違いしているコテ(motoi、15、かにかま等)も嫌っているらしい。 高原がフェニアを心配した際、ダイレクトメッセージを 20通 送りつけるなどの執着ぶりは ストーカーと見まがうほどである。逃げたほうがいいんじゃないか高原…… 263 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 17 28 34 そういや高原がいなくなることをほのめかした時に、 ふとフェニアのホームを見てみたら、 いなくなるなんて許さない、とか、あの泥棒猫…!とか ツイートしてて怖かった覚えがある 284 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 19 36 45 280 いなくなるなんて許さないは高原宛てだと思うけど、泥棒猫っていうのは高原と仲がいい誰かに宛ててのニュアンスだったと思う この「泥棒猫」はおそらくあらたのこと。詳細は後述。 300 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 20 21 41 かにかまにmotoi取られて両方に粘着して完全に嫌われる高原 高原がmotoiにフラれたのであてつけて情報漏洩するonamomi 高原がmotoiに未練たらたらなのが悔しくてあてつけまくって晒されるフェニア 302 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 20 23 47 そして全ては2009年のクリスマスが発端と みんなスタミナあるなあ また例によって例の如く、おなもみ同様高原の秘密を暴露してしまうことに定評がある。 無能な部下(?)を持つと苦労するという話。 549 :ツクスレの名無し:2011/01/25(火) 21 18 02 つーかこのスレ見る限り、部外者が高原の過去を詮索するにあたって、 フェニアがあちこちでしゃべくってた当てつけやポエムや暴露話は、 すごくヒントになってるよな……。 552 :ツクスレの名無し:2011/01/25(火) 21 29 49 549 それはあるわ 出会い被害なんかオナモミとフェニアいなかったらバレてない 554 :ツクスレの名無し:2011/01/25(火) 21 39 26 フェニア個人がどうこうじゃなくて、 Twitterで陰口や、知人友人の情報を流しっぱなしの人全員に思うけど、 定期的に他人の情報流すってやばいんじゃねえかなあ……。 顔も本名も知らないフォロワーの生活を、 TL眺めてるだけである程度把握できる事あるじゃん。 多分あれと同じで、察しのいい人には、こっちの想像以上にバレてると思うんだ。 あらたへの逆恨み 自分が高原にあしらわれているのを尻目に高原と仲良く接しているコテとしてあらたのことも嫌っているようだ。 完全に逆恨み以外の何物でもないため、周囲から白い目で見られた。 「思考回路がストレイボウ」とは言い得て妙である。 319 :ツクスレの名無し:2011/01/20(木) 21 10 02 たまにフェニアが言ってる、 頑張っても頑張っても先を越される。負け組の気持ちがお前に分かるか。ってのはあらたに言ってるのかね フェニア高原あらたのまとめ +... 357 :ツクスレの名無し:2011/01/21(金) 16 55 03 フェニア高原あらたの件まとめ ログと伝聞をまとめただけだけど時系列は合ってるはず 11/29~11/30深夜ツイッターで 高原「今までの相談相手(フェニア)から離れた方がいいかもしれない」 あらた「DMをしました」 帰宅したフェニアがこれ見て 「ふざけるな!!!勝手に消えるなんて許さない。 後から来ておいしい所だけ持っていきやがって泥棒猫。 ねえ謝ってよ、今すぐ謝らないと@付きであんたに死ねって言っちゃうよ? そうよ神様願いが叶うならあの二人を して」 と連投した後、 89の「王子様が寝取られたので私は身を退く」宣言。 で、「以上、女の醜い所を丸出しにしてみました。あーフォロワー減るだろうなあ」と言ったら、 翌日本当に誰か(あらた?)にリムられて、オルステッドの物真似してた 291 これ以降フェニアのRTYPEブログの更新止まるが、12/1に愚痴を更新。 数日後にコメント欄でdisられてまた発狂 高原とDMのやりとりをした後 115の謝罪記事 だから 115の2番目は高原の「離れた方がいいかもしれない」発言の可能性大 このときRTYPEブログのコメ欄に、ツクールブログの方のURLを晒した人がいる 1/4フェニアがブログ閉鎖宣言 「誰かさんと揉めたことは関係ありませんので。私がケジメをつけてなかっただけですし」と当てつけ 匿名で二件「お前の当てつけがなくなってせいせいする」というコメント どこまで関係あるかは知らんが1/6に高原がフェニアにDMして フェニアの 121のポエムもそれと前後してる 本人の弁曰く、中学時代から似たような行動をしていたらしい。 490 :ツクスレの名無し:2011/01/24(月) 22 26 33 488 フェニアは中学校時代 「友達が私よりも好きな人」が全て憎悪の対象で攻撃してたとかなんとか 492 :ツクスレの名無し:2011/01/24(月) 22 32 29 ツクールブログのキャッシュから >中学の時に、凄く大好きな友達がいました。 >部活もクラスの中でも一緒で、一部の先生からは >1セットのコンビみたいに思われていました。 >実際、私もそれが照れくさかったけど嬉しかったです。 >…でも、彼女にとって私は取るに足りない存在でした。 >私には彼女しかいませんでしたが、 >彼女には私以上に好きな相手がいました。 >それを知った時に…私というのは本当に馬鹿な生物だと思います。 >「いなくならないで、なんて言い方じゃ、足元を見られてしまうわ!」 >その日以降、「彼女が私より好きなもの」が全て憎しみの対象になりました。 >…そんな事したって、何にもならないのにね。 >お察しの通り、私は取るに足りない存在のまま終わりました。 >最近、トラウマが蘇るだけなら良いんですが、 >一緒に当時の私まで蘇ってきているようでホント困ります。 >これなんて呼べばいいんだろう、某パヤオ映画にあやかって >「闇カントリーロード」とでも命名しようかなww >あれから6年経ったしさっさと忘れられればいいのに >残念な方面にだけ記憶力のいい私は >何時までもそれを想起してしまうのです。 >…本当に非ィ合理な話だな。 本当に非合理だよ 海苔にフォローされた際は適当に済ますなど、好きな相手に関わる者以外には興味がないようだ。高原は海苔信者のはずだが… light2vendetta 大田 この懐かしい、反応に困る感。 3分前 light2vendetta 大田 ガイアが俺にほっとけと囁いている 2分前 高原とフェニアの違い 782 :ツクスレの名無し:2011/03/31(木) 00 51 01 light2vendetta 大田伊織 追い詰められると面白いように人格歪むねー。私だけかしらぁ? 私が婦女子だから人格が歪んだのかしらぁ? 性別とか腐とかじゃなくて、 お前個人がアホでキチガイだって気付いてくれないか。 765 :ツクスレの名無し:2011/03/29(火) 23 09 45 聞く限りフェニアが高原にやってることと 高原がmotoiにやってることが大分質が違う気がするんだが そこをごっちゃにして語るのもおかしいし 高原の昔の凶業にしても、motoiフェニアほど証拠が出揃ってないからなんとも言えんし 766 :ツクスレの名無し:2011/03/29(火) 23 39 49 だから問題行動多いなりに友達作ってきた高原と 誰彼かまわずdisってぼっちになったフェニアとじゃ庇われ方も違うと何度ry 791 :ツクスレの名無し:2011/03/31(木) 13 37 34 765 もひとつ違い見つけたわ 今の高原は、本当にやばいことは裏垢で言うだけの分別はあるけど フェニアはそれすらない 844 :ツクスレの名無し:2011/04/08(金) 21 13 01 >罵倒したいんだが「このCon-Humanが!」って叫んだら我々の業界では褒め言葉な気がして… つーかいきなりこう言われても 絡みづらくて放置するしかねーわ 「あわわ……ひどすぎる。でも怖くて言えない、どうしよう;;」みたいな文体にしときゃ、 1人ぐらいは心配して世話焼いてくれるのに (高原はそれをやるから、当てつけ魔でも味方が多いんだと思う) フェニアの敵 51 :ツクスレの名無し:2011/04/28(木) 02 13 18 49 今までのスレの情報全部信じるなら ・高原の敵motoi ・高原の敵かにかま ・泥棒猫あらたん ・いつの間にか相互リムーブになってるエロフ ・嫁キャラの取り合いで揉めたツクラー(他項目と重複の可能性有) ・一番の親友だと思ってたら別にそうでもないと言われた中学時代の友達 ・blogに「陰口うぜえ。成人済(笑)」とコメントしてきた名無し ・リアルで高原に手を出そうとした下半身厨 ・昔の自分みたいで殴り飛ばしたいTwitterの厨房フォロワー ・海苔 これだけいるから充分じゃね 47 :ツクスレの名無し:2011/04/28(木) 01 49 01 フェニアはblogでもTwitterでも口を開けば 「昔友達に見捨てられたひどい」 「昔私を捨てた男がいたひどい」 「昔私をいじめる奴がいた許さない」 「昔私を追いつめる奴がいた許さない」 「昔友達をいじめる奴がいた死ね」 「今私をいじめる奴がいる死ね」 ばかりで 対象が全部別人だとしたらどんだけコミュ障でどんだけ大人数と揉めたんだと怖くなってくる。 明らかに被害妄想 or 相手が常識的な範囲でもの言ってるだけの時も度々あるし。 231 :ツクスレの名無し:2011/06/22(水) 18 12 46 motoiとは当てつけ合戦・かにかまの陰口 15にはサイト凸+当てつけでうざがられる エロフとは全面戦争・あらたを一方的に罵倒・海苔を毛嫌いしてブロック 結果エロフあらた海苔と仲のいい高原(+おなもみ)から見放される こんなに狭いジャンルでどうしてここまで孤立するかな ポエム 今日こそ、今日こそ正直になろうと… 思っても挫折してしまう。 この前ある人に聴いていただいた、 というか私が一方的に喋った時は 一歩踏み出せた気がしたんですが。 私は指をくわえて立ってるだけなのかな そうしていた方がいいのかな ブログでの私に本音なんてありません、 という事になっています。 自分の厨房時代を思い出すと、時々ですが 人は何故後で思い出すと恥ずかしい事だらけの時期を 経なければ大人になれないのだろうか…とクレイスさんのように ハイパー哲学タイムが訪れます。 え?今のお前も、ろくなもんじゃないって?ですよねー。 どうでもいいけど私の母親は友達がいない。 …少なくとも娘の私から見れば。仕事仲間ならいるんだけどね。 父親も交友関係が謎と言うかおそらくなさそうだけど… この二人の人づきあい上の駄目な点を 両方持って生まれてきた私、涙目。 正直、遺伝子のせいにしてしまいたい。 …肝心な事をまた言い忘れた。 君に会えてよかった 高原のフォローを外した際のポエム 交友 一方的に慕っていたが、嫌われた 高原 敵 あらた motoi 15 海苔 かにかま エロフ コメント このコテに関する補足やコメントはこちらにどうぞ 名前 コメント