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鉾田一高 夏と戯曲と幽霊部員(顧問・高野春樹 佐久間郷子 石崎栄一) 作 新堀浩司 出演 井川ユウキ 谷田川 真理子 海老原セイコ 今泉 由香里 堀内ヒトミ 工藤 有希 スタッフ 演出 谷田川 真理子 舞台監督 谷田川 真理子 音響 羽生 早希 前田 若葉 高柳 茜 照明 内田 彩花 原 奈央美 堀田 彩香 大道具 鉾田一高演劇部 小道具 鉾田一高演劇部 衣装 鉾田一高演劇部 メイク 鉾田一高演劇部 第27回大会
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登録日:2012/03/19(月) 23 22 39 更新日:2024/03/22 Fri 16 20 11NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 イジー・トルンカ ガラスの仮面 シェイクスピア メンデルスゾーン 内村プロデュース 名作 喜劇 夏の夜の夢 妖精 戯曲 真夏の夜の夢 風評被害 夏の夜の夢 (原題:A Midsummer Night's Dream) 昔は「真夏の夜の夢」と訳されていたが、この場合の「midsummer」の意味は真夏ではなく夏至が正しいため最近では「夏の夜の夢」と訳されることが多い。 ●概要 ウィリアム・シェイクスピアによって執筆された喜劇形式の戯曲。 全5幕からなり、アセンズ(アテネ)の森を主な舞台とする。 互いに恋い慕う2組の男女や森の妖精を中心に、滑稽な、時には叙情豊かな人間模様が軽妙な筆致で描かれている。 物語の下地として、ケルトの妖精伝説やギリシャ神話が扱われている。 いちいち書くのも面倒になるくらい日本でも上演されており、1991年には『ちびまる子ちゃん』のTARAKOがハック役を演じたバージョンもあった。 ●あらすじ アセンズ(アテネ)の大公シーシアスは、夏のただ中、新月の宵に執り行われるアマゾン族の女王ヒポリタとの婚儀を間近に控えていた。 その折り、老人イジアスによって、また別の婚儀に関する相談と申し出を受けることになる…… ●第一幕第一場 舞台はシーシアスの宮殿。 ハーミアは父イジアスより貴族デメトリアスとの婚約を取り決められていたが、もう一人の貴族ライサンダーへの深い懸想から、この婚約に異を唱える。 しかし、父のイジアスがこれを承諾するわけもなく、「デメトリアスを選ぶか、石女(うまずめ)の生涯を選ぶか、さもなければ法に則り死刑にしてやってください」と、 シーシアスに申し出る。 一方ハーミアはライサンダーと逢うために家を抜け出しアセンズの森へ…… ●第一幕第二場 舞台はクィンス(大工)の家へと転換する。 大工のクィンス、機屋のボトム、オルガン修繕屋のフルート、鋳掛屋のスナウト、仕立屋のスターヴリング、指物師のスナッグの計6人は、 来たる大公の婚儀に向け、文字通り一芝居打とうと計画を練り、練習のためアセンズの森へ出向くのであった…… ●第二幕第一場 舞台はアセンズの森へと転換する。 妖精の王オーベロンは、どうやら妖精の女王タイタニアに仕える、可愛らしいインド人の小姓を手に入れたいらしい…… しかし、女王はこの小姓を大層気に入っていて、頑として手放そうとはしない…… こういった訳で、王と女王の間にはいさかいが絶えず、森中が怯える事態になってしまったのだった。 しかし、それでも諦め切れない王は小姓を手に入れるための一計を案じ、悪戯好きの妖精パックに任を託すのだが…… ? と、ここまでで主要な登場人物が出尽くしましたので、続きは実際に『真夏の夜の夢』をお読みになるか演劇を鑑賞されるかして、お確かめ下さい。 ●主な登場人物 シーシアス アセンズの大公。名前の元ネタはギリシア神話のアテネ王「テセウス」から。 出番が少ない為、目立たない。 事態がひと段落した後、結婚式用に予定されていた数々の催しの中から、フィロストレイトの反対を押し切って職人仲間による素人芝居を選び上演させた。 「いくらよいものでも、芝居は芝居」 ヒポリタ アマゾン族の女王。名前の元ネタはギリシア神話でテセウスと結ばれた「ヒッポリュテ」。 シーシアスの婚約者。 出番がry 「こんな馬鹿馬鹿しい芝居ははじめて」 イジアス ハーミアの父。 頑固爺。 死刑厨。 そもそもこの爺さんが娘の意見に折れていれば、場面が森に移ることもなかった。 「わしのものは、わしの気に入った男にやる」 フィロストレイト 従者。 ほぼモブ。 「ここにおります」 ライサンダー ハーミアとは相思相愛の仲だが、オーベロンとパックの凡ミスにより、手の平を返した様にヘレナを口説くようになる。 「どいてくれ、このエチオピアめ!」 デメトリアス ヘレナから度重なるアプローチを受けるが、本人はハーミアのことが好き。 ヘレナのことを寧ろ疎んじてすらいたが、オーベロンの画策により最終的には相思相愛?になる。 「何もかも小さく霞んでゆくようだ」 ハーミア イジアスの娘。 ライサンダーとは相思相愛の仲。 興奮すると結構口汚い。 小柄で黒髪の美女。 ヘレナとは幼なじみ。 「魔術師よ、あなたは、花を蝕む毒虫、恋盗人!」 ヘレナ デメトリアスを慕っているが、邪険にされる。 が、それを悦ぶあたりMっ気があるかもしれない。 ハーミアよりは冷静。 長身で金髪の美女。 ハーミアとは幼なじみ。 「このいかさま師、操り人形!」 クィンス 大工。 職人仲間のリーダー的存在。 劇中劇『若きピラマスと恋人シスビーとの長たらしく短かき出会い、涙ぐましくもおかしき一場』では、シスビーの親父役を請け負う。 …筈なのだが実際はナレーションしかしてない。 「自分はお月様の役をやっつける…いや、その、やってのけるってな」 ボトム 機屋。 少々でしゃばり。 芸達者で男前、おまけに美声……らしい。 劇ではピラマス役を請け負う。 パックによって驢馬頭にされたり、オーベロンの策略の飛び火を受けてタイタニアに慕われるなど、不幸体質。 ただし本人はとても楽天的。 「思いきって公然猥褻に稽古が出来るというもんだ」 フルート オルガン修繕屋。(*1) やや知的。 劇ではシスビー役を請け負う。 「吾がいとしの君!そなたはわらわの恋人、らしい」 スナウト 鋳掛屋。 劇ではピラマスの親父役…ではなく石垣役を請け負う。 「たまたま、それがし、スナウトなるもの、石垣の役をば演じます」 スターヴリング 仕立屋。 劇ではシスビーのお袋役を請け負うと思わせて、例によって月の役を請け負う。 台詞が少ない。 「この提灯は角形の三日月をあらわしてまして―」 スナッグ 指物師。 劇ではライオン役を請け負う。 劇中劇の締めを担当。 「うおう!」 オーベロン 妖精の王。 インド人小姓をめぐって女王と喧嘩中。 大体こいつのせい。 でも恋のキューピッド的なこともしてる。 人間には姿が見えない。 「仕合わせを祈るぞ、森の精」 タイタニア(ティターニア) 妖精の女王。 インド人の小姓を大変可愛がっている。 (ちなみにこの少年は取り替え子) 薬によって、一時的に驢馬頭のボトムを恋い慕うように…… 人間には姿がry SAGA2最強ランクの妖精のパクリ元はこれ。 「あれは天使の声かしら」 豆の花 蜘蛛の巣 蛾の精 辛しの種 妖精。 モブ。 「ようこそ!」 パック 本名ロビン・グッドフェロー。 悪戯好きな妖精。 ボトムの頭を驢馬に変えたり、椅子に化けて尻餅をつかせたり、薬酒の林檎に化けて老婆に一泡ふかせたりした。 所謂トリックスターで物語を引っ掻き回し、エピローグにおいて物語を締めくくる。 人間にはry 因みに、ベルセルクのパックは彼がモデル。 「今宵は、これにてお寝みなさいまし。ごひいきのおしるしに、お手を拝借。いずれ、パックが舞台でお礼をいたします」 これは夢なのか現実なのか… 「この追記・修正を選ぶか、追記・修正を選ぶか、それこそ、追記・修正が、まさにこの場合、ものを言いますので」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この戯曲のタイトルをみると『ワールドエンド・フェアリーテール』を思い出して辛い。エニックスお家騒動は今でも絶対に許さないよ -- 名無しさん (2013-09-11 01 14 26) ウルトラマンギンガに同じサブタイの回がある。 -- 名無しさん (2013-10-29 21 44 41) ファンファーレでおなじみの「結婚行進曲」が出てくるのもこの演劇。勘違い結婚の場面で流れるので、実は縁起が悪い曲 -- 名無しさん (2013-11-17 11 51 28) これは夢なのか、現実なのか・・・。暑い真夏の夜、過熱した欲望は、遂に危険な領域へと突入する。 -- 名無しさん (2014-02-08 23 00 19) シェイクスピアの他の劇とかも観ると、地味に“舞台”と“人生”を同一視してる節があるように思える。シーシアスの台詞とかパックの締めの言葉とか…… -- 名無しさん (2016-10-22 00 49 43) ガラスの仮面の男が役やってるヒポリタとドSヘレナのイメージが強すぎる -- 名無しさん (2017-05-31 20 50 52) あらすじにうらすじも追加したれ -- 名無しさん (2018-05-08 22 45 28) オルガン修繕屋なのに名前が「フルート」とは -- 名無しさん (2021-08-04 18 54 34) コメでもタグでも誰も例のアレについて触れてないのちょっと驚き -- 名無しさん (2022-03-12 16 14 50) ↑コメントだと触れてるやん2014年に -- 名無しさん (2023-01-20 04 15 03) あっちの方が有名になって元ネタへの風評被害が酷い -- 名無しさん (2023-01-25 16 00 39) ↑草葉の陰でシェイクスピアは何を思うのだろう。 -- 名無しさん (2024-03-19 04 49 04) 「ライサンダー」の雷属性能力者感・・・ -- 名無しさん (2024-03-22 16 20 11) 名前 コメント
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BLUE DROP ~天使達の戯曲~関連 2007年10月 ブログ #blogsearch 口コミ #bf ニュース1 KAT-TUN、15年間の歴史詰め込んだアニバーサリーライブをBD/DVD化(音楽ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 近未来テクノロジー見聞録(30) 天候などさまざまな状況を再現できるBluedropの訓練シミュレータ - マイナビニュース ニュース2 KAT-TUN、15年間の歴史詰め込んだアニバーサリーライブをBD/DVD化(音楽ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 近未来テクノロジー見聞録(30) 天候などさまざまな状況を再現できるBluedropの訓練シミュレータ - マイナビニュース
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「さて」 「なにしてんの? さがちん」 休み時間に必死になって携帯電話をいじっていると各務ん(かがみん)が後ろから覆いかぶさってきた。ふむ。背中に感じるは、小麦粉の柔らかさ。いや、男性を惑わず悪魔の弾力性か。 「小麦粉が八百五十グラム余ってね。何を作ろうか、検索してたところ。此間、初めて小麦粉使って水餃子作ったんだけどさー、もう好奇心が爆発しちゃって、ハリーポッターに出てくるジェリービーンズも真っ青な新味だらけになって、惨敗してね。そのリベンジ」 「あぁ、昨日来てたね。原稿用紙七枚分の長いメール」 「今度は、失敗しないようなレシピ選ばないとと思って」 「志村ー」 「なに?」私の名前は志村さが美。 「うどんー、うどんー」 「何それ?」 「えー、『八時だョ!全員集合』知らないの?」 「平成生まれが知っていると思って?」 「じゃー、2ch」 「あの掲示板の平均年齢は三十代だろー」 「おお、私っていつのまに三十路を超えた? こりゃ、今日はうどん作ってお酒買ってお祝いしなきゃ」 というわけの分からない戯曲を経て、私たちはうどんを作ることになった。 「何人前食べたい?」 小麦粉百グラムで約一人前。余っている八百五十グラムなら、八.五人前できる計算だ。育ち盛りの女子高生ではあるけど、二人で八.五人前を食べたら、TVチャンピオンの大食い選手権に出場できてしまう。 「四人前ぐらい食べようかな。さがちんの愛を私のお腹いっぱいに注ぎ込んで!」 「じゃあ、五人前か」 目の前の秤にステンレス製のボールを載せると、徐に小麦粉を入れる。五人前は五百グラムと。うわっ。後ろから各務んの腕が私の首に巻きつく。 「さがちんー。私はねー、百合的な愛に飢えてるのよ。少しは付き合ってくれてもいいんじゃない?」 「誰が付き合うか! 私は普通の恋愛をする」 「えー」 「いいから塩水作って」 各務んは、水二百十五グラムと塩二十五グラムをお菓子用の秤で測ると、ぶつくさ言いながらも分量どおりの塩水を作る。 「じゃあ、ここからは二人の共同作業よ」 各務んの目が輝く。キラキラじゃなくて、ギラリと。私もこうやって各務んの妄想を膨らませるようなことを言ってしまうからいけないのだ。自重しないと。でも、まぁ、各務んは美人さんだから、からかってクルクル変わる表情を観賞するのも楽しいんだけどね。 「私が『入れて』と言ったら、水を少しずつ入れて」 「卑猥ね。でも初めてのときはゆっくりよりも一気に突いた方がいいみたいよ」 「お前の頭はどういう構造だ? いつか頭蓋を切り開いて見てやる」 「ヤンデレね」 「それは違う」 「そうね。どちらかと言えば、さがちんはツンデレタイプが良く似合うわ」 「入れて」 「あ、はいはい」 水を少しずつ入れながら小麦粉を混ぜていく。根気よく混ぜていると次第に固まりが大きくなり、練ることが出来るようになる。あとでよく練るので、ここでは滑らかになる程度でいいらしい。 「よし。これで寝かせておこう」 「子供を寝かせて、二人は何をするのかしら」 「寝かせる時間は十分だけだから、適当におしゃべりしてようか」 各務んの残念そうな顔を堪能すると、手に持っていた小麦粉の塊を触らせる。 「おお。これはさがちんの胸と同じぐらいの弾力!」 「比べるな。そして、必要以上にやらしい手つきで揉むな」 私が小麦粉を取り上げると「えー」という不満の声を上げた。 「じゃあ、本物を揉ませろー」 「断る」 「おしりでもいいぞー」 「その無駄に大きい自分の乳を揉んでなさい」 「じゃあ、さがちんが揉んでー」 「……えーと、触っていいの?」 実は興味あったりして。あんなに大きいのに垂れていない胸って、どれだけ弾力があるのか。背中ではよくわからないんだよね。正確なところ。 「ちょ、ちょっとなら。あんまり激しくしちゃいやだよ?」 実際、触らせてもらったけど、そこはあまり詳しく描写しちゃうとアレなんで、「もうすごかった」とだけ書いておこうと思う。 ということで、十分後。 「ジップロック取って」 「はーい」 私はジップロックの中に小麦粉の塊を入れる。ここからはテレビでおなじみの足踏みをするのだ。この作業でうどんの『コシ』が決まる。 「よく踏むとコシが出るらしいよ」 「卑猥ね。これ以上、扇情的になったら、私、我慢する自信ないわよ?」 と言いながら私の腰がなぜられる。私はジップロックに入ったままの小麦粉で各務んの頭頂部を殴打すると、各務んはうずくまって「ごめんなさい、ごめんなさい」と呟いた。 「どれぐらい固いのがいい?」 「固ければ固いほど」 「そう。じゃあ、讃岐うどんよりコシのあるやつ目指してみようか」 私たちは交代で小麦粉を踏み踏みする。 「なんか、足の裏から伝わってくる感触が、あれを踏み潰しているみたいで、女王様気分ね」 と訳の分からない比喩が各務んの口から飛び出したが、そこは拾わないでおいた。 しかし、小麦粉を踏んづけるという作業は、実に面白い。踏み踏みすると袋の中で小麦粉の塊がうにょーんと延びる。それを袋の中で畳んでさらに踏む。そうすると次第に小麦粉に照りが出てきて、滑らかな肌になっていく。 調子に乗って十分間でいいところを一時間ぐらい踏んづけていた。 「これから一時間ぐらい寝かせるね」 ここで平たくなった小麦粉を再び丸くすると、一時間常温で寝かせておく。これで小麦粉はグルテンという網目状の物質を生成し、うどんに弾力性を持たせるのだ。グルテンは水と反応して作られるから、練りが足りないと良いコシが生まれない。 「一時間もあれば十分ね」 「何が?」 「天国に五回は逝けるわ。運動してお腹空かせておかないと」 「死ねばいいのに」 「うわっ。友達に言う台詞?」 「生まれてこの方、各務んを友達だと思ったことはない」 「それって……告白? 『お前のことは友達だなんて思ったことはない。一人の女として意識していた』っていう」 「一つ間違いを訂正してあげる。『一人の女』じゃなくて、『一人の変態』ね」 「否定はしないわ」 そんな馬鹿話を繰り広げていると、すぐに一時間は経ってしまった。 まな板に打ち粉をして小麦粉の塊を押し付けく。そこから麺棒を使って生地を薄く延ばしていった。 「太い方がいい? 細い方がいい?」 「聞くまでもなく、太い方がいいわ。でもあまり太すぎても痛いだけだから優しくしてね」 「じゃあ、一センチぐらいにしとく」 「細!」 「何センチならいいの?」 「せめて三.八センチぐらい欲しいわね」 「聞いた私が馬鹿だった」 とりあえず、薄く延ばした後、折りたたんで包丁で一センチの太麺に切り分ける。 出来上がったのは大量のうどん。目の前にあるうどんの山は高さ十五センチはあるだろう。 「本当に食べられる?」 「うん。頑張る」 「冷凍してもいいらしいよ」 「だめ。出来立てのおいしいところをお腹いっぱいに詰め込むの」 変なこだわりだが作った方としては、どことなくうれしい。 「次はお汁ね」 「卑猥ね」 「なんで?」 「え? 聞いちゃうの?」 「どうして卑猥になるのか分からないし。聞いちゃまずい?」 「うん」 「じゃあ、聞かない」 茹で上がったうどんにあわせる汁は、ニンニクとしょうがを軽くいためて、だし汁を入れ、醤油とみりん、砂糖で味付けしたものを用意した。これは以前にお蕎麦屋さんがお汁の作り方を覚えていたのだ。 この隠し味的なニンニクとしょうがは入れすぎないのがコツだ。 目の前にそろった地上十五センチ、直径三十センチのうどんの山。 そこに江戸切子の器に入った冷たいお汁。 見た目は非常においしそうに見えた。 「「いただきまーす」」 そろって挨拶をすると、二人でひと口目をすする。 モグモグ。モグモ……。 「すごいコシね」 各務んが言葉を選んでいる。これはコシと言うよりも、パスタを半生で食べているような感覚だ。中に芯が残っていて、ひと口で顎が疲れるぐらい固い。 「無理しなくていいよ」 私はがっくり肩を落とす。足で踏み踏みする作業をちょっと頑張りすぎたらしい。こんなに固くなるなんて夢にも思わなかった。 「無理なんてしてないよ。すごくおいしい。ちょっと時間がかかるかもしれないけど、全部食べるから、待ってて!」 「う、うん」 無理だろうと思ったけど、各務んのあまりの気迫に思わず頷いてしまった。 その後、各務んは二時間かけて五人前のうどんを食べきった。 次の日。 「各務ー。各務は休みかー?」 先生の出席を取る声。反応する人はいない。 私は空席になった各務んの席を見やる。 昨日あんなに無理をするからだ。まったく仕方のない人だ。 私は放課後になると、百合の花と手土産を買って各務んの家に向かった。 手土産はもちろん讃岐うどんだ。 ふふふ。 見た瞬間に各務んのきれいな顔が歪むのだろう。楽しみだ。
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amazonで探す @楽天で #恋愛戯曲 を探す! 映画 2010.09.25 公式HP wikipedia Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索
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夢幻戯曲抄 ~If.. you hope~ サークル 神像彫刻家 Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 紡がれゆく物語 SS マビノギ お婆さんが聞かせてくれた昔の話 [04 14] 02 眠れる恐怖 ~Mad Clock M8 東方幻想郷 眠れる恐怖 ~ Sleeping Terror [03 58] 03 Ontology ~衝動存在論 SS 鬼畜王ランス Ontology [04 04] 04 悲しき人形 ~Waltz of Misery M8 東方怪綺談 悲しき人形 ~ Doll of Misery [02 34] 詳細 コミックマーケット72(2007/08/17)にて初頒布 イベント価格:100円 レビュー 名前 コメント
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ぎきょくてきりありずむ【登録タグ き ましゃはる 巡音ルカ 曲】 作詞:ましゃはる 作曲:ましゃはる 編曲:ましゃはる 唄:巡音ルカ 曲紹介 ましゃはる氏 の18作目。 イラストを kikurage氏 が、動画を じぃ屋氏 が手掛ける。 歌詞 向かえ我先へ その文字通りの 椅子取りゲームに 勝ち残る為 まことしやかに囁かれたのは 嘘で固められたとんだ与太話 思いやりが仇になって 欺かれ取り残され 嘲笑う奴等と泣く君が居て 残酷だね けど思うんだ これはドラマじゃない これが現実で 優しい君に優しくない そんな世界で 歩く事も 笑う事も 難しいけれど どんなに良く出来た 物語だってさ 誰かの涙の影に笑顔があって それはきっと巡り廻る だからまだ諦めないで この世界で 人は2種類に分けられる なんてセリフはこの上なく退屈で 答え合わせの 時間はまだまだ先でしょ きっと 答えの数なんてわからないさ 最後の最後に笑えるかどうかさ 遠回りの果てに見つける物もある 歩く事も 笑う事も 難しいけれど どんなに良く出来た 物語だってさ 誰かの涙の影に笑顔があって それはきっと巡り廻る だからまだ諦めないで 向かえその先へ 君の答え探して コメント 名前 コメント
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もうひとりの歌姫の戯曲 ID 8eG71x1C 初めは殺し合いという単語が信じられなかった。 歌のレッスンが終わり、家帰ったら酒を飲みながら家族と談笑して、シャワーを浴びて寝る。 そして明日もいつものように、仕事が始まるはずだったのだ。 (やっぱりミクもいるのね) デイバッグから取り出した名簿を確認し、ため息をつく。 どうやら『詳細名簿』なる支給品らしい。 殺し合いと聞いて真っ先に気になったのは、家族の存在であった。 自分だけならば最悪、皆殺しにして生き延びようと割り切ってしまうことはできる。 もちろんそのようなスタンスを取る気は毛頭無いのだが、少なくとも家族を手にかけることはない。 (リンやレンまで!? あの子達はまだ幼いのに・・・・・・) 自分よりも6つぐらい下の双子の名前が目に入り、思わず拳を握り締める。 背伸びして大人ぶっているものの、二人ともまだれっきとした子供であり、 将来有望のVOCALOIDだ。 こんな目に合っていなければ、その才能を開花させてスターになったであろう。 (って何を考えているんだ) レンとリンの死体を思い浮かべてしまったが、首を振って即座に想像をかき消す。 まだ二人は、いや家族が死んだと決まったわけではないのだ。 こんなところでもたもたしている暇はない。 早くみんなを探しに行かなければ。 「ちくしょう、一体なんだってんだよ・・・・・・」 南夏奈は、街中を歩いていた。 表通りを歩いていると危険人物に遭遇しやすいと判断したため、 彼女は裏通りの道の端を進んでいる。 (チアキ、ハルカ、無事だよな・・・・・・) 先ほどまではずっと一緒にいた、自分の姉妹達のことを思う。 本来なら彼女は、今頃温かいベッドの上で、明日のことを考えながら眠っていたはずだ。 それが何故だか得体の知れない化け物に呼ばれ、殺し合いを強要されている。 (まさかもう殺されて!?) 脳裏に、見せしめに殺された大男のように首が消し飛ぶ姉妹の姿が思う浮かぶが、 彼女は頭を大きく横に振って、それを否定した。 そして足を踏み出し、ガッツポーズをしながら高らかに叫ぶ。 「待ってろよ二人とも、絶対見つけ出してみせるからな!」 「一体誰を探しているのかな?」 「え?」 夏奈は焦った。 この場に妹がいれば間違いなく、『バカ野郎』の野次が飛んできただろう。 せっかく誰にも見つからないように慎重に歩いていたのに、 わざわざ自分から大声を上げてしまったのだ。 彼女の前に、一人の女性が姿を現す。 (ハル・・・・・・って違うか) 長身にロングヘアー、さらには出るところだけ出た、グラマラスな肉体に 一瞬夏奈は自分の姉の姿を重ねるが、大よそ日本人にはありえないであろう桃色の髪がそれを否定した。 「ボクは巡音ルカっていうんだけど・・・・・・君は誰かな?」 (なんだこの人) そして冷静になった夏奈は、ルカと名乗った女性を一瞥して眉を顰める。 それもそのはず、桃色の髪に民族調を意識した黒いドレスという姿は、 現在日本で生きる夏奈にとっては奇抜としか言い様がない格好であるからだ。 「ん、ボクの顔に何かついてる?」 (いや顔どころじゃない) 「まあいいや、立ち話もなんだしそこでゆっくりお話しよう」 (ということでほいほい連れられてしまったわけなんだが) ルカに引きつられて民家へと入った夏奈は、居間に座っていた。 座布団は、みなみけのものと対して変わらないはずであるが、 使い慣れたものでないためかどうにも落ち着かない。 「お待たせ」 ルカが皿に盛り付けられたサンドイッチをもって出てくる。 小腹が空いていた夏奈は、湯気を立てているそれに思わず目が食いつく。 「ほら、冷たいままじゃおいしくないでしょ。 電子レンジがあったから温めてきたよ。 食べる?」 「食べる!」 空腹には逆らえない。 元々は自分の支給品であったことも忘れて、 夏奈はそれを丸かじりする。 「食べながらでいいから答えてくれるかな?」 「べつに・・・・・・いいぞ・・・・・・」 食べながらなので、生返事になってしまうが、 話を聞き逃さないためにルカに首を向ける。 「君が探していた『チアキ』と『ハルカ』って誰なの?」 先ほど自分が叫んだ二人の名前を思い出し、夏奈は目が見開く。 南千秋、いつも自分にタメ口で話してきて、『バカ野郎』とよくあしらってくる生意気な妹。 その癖姉の方だけにはやたら懐いて、尊敬というほどのレベルで慕っている。 だけど怖い夢を見たときは、自分の布団の中に潜り込み、態度は変えないものの離れようとしない、子供らしい所もある。 南春香、自分と千秋を比較して、自分に厳しく当たるものの、お母さんのように家族を支えてくれている姉。 しかし、実は怠け者という面があり、一人の時は基本的にだらしがなく、放っておくとこっちが不安になってくる。 二人とも、生きてて十数年、衣食住をともにした家族であり、今更離れることなどできるはずもない。 寂しがりやの千秋は、今頃生意気な口を叩きながらも自分や姉を探しているであろう。 過保護な春香は、やはり血眼になって自分達を探していると思う。 「そう、夏奈ちゃんにも家族が参加していたんだね・・・・・・」 「にも? ということはお前もか!?」 みなみけの姉妹のことを伝えると、ルカは神妙な顔になって、胸に手を当てる。 何も家族で参加させられているのは自分達だけではあるまい。 いくつか芸名で参加している人々もいるみたいだし、彼らの中には血の繋がりがあるものがいたって、 おかしくはない。 「ボクにも妹達がいるんだよ・・・・・・」 初音ミクに鏡音リン、レンにKAITOにMEIKO、その後も様々な名前がルカの口から流れていく。 どれも姓はバラバラであるし、一部に至っては名前だけであるが、恐らくこれらも芸名なのだろう しかしルカの様子を見れば、彼女達がいかにルカにとって大切な人達なのかが想像できる。 「ミクちゃんにリンちゃんにレンくんにKAITO兄さん・・・・・・みんなボクの大切な家族だよ」 胸に手を当てて微笑むルカの姿が、一瞬姉に重なる。 春香が自分と千秋の姉だというように、ルカもミク達の姉であるのだろう。 「それにしても似てるね」 「誰にだよ」 「ミクちゃんに」 初音ミク。 ルカの妹であり、現在歌手をしているという少女の名前だ。 髪型は緑色のツインテールで、いつも明るく前向きな性格らしい。 その影響があってか、ルカ達『VOCALOID』の中で一番多くの仕事を貰い、トップアイドルになったという。 夏奈は、VOCALOIDという単語をアイドルグループの一種だと認識し、余り深く考えないことにする。 「本当、このツインテールとかミクちゃん思い出すなぁ」 「おいおい触るなって」 ルカはいつのまにか夏奈を抱き、彼女の髪を弄ぶ。 髪を撫でているルカは、まるで風呂上りに髪を梳いてくれている春香のようだった。 「ミクちゃんみたいに明るいし、元気だし」 「離れろってば」 夏奈は、口では否定しつつも、久しぶりに味わうその感触に身を任せていた。 今では恥ずかしくなってしまい、代わりに千秋が甘えるようになってしまったが、 だからと言って甘えたくなくなったというわけではない。 春香がいなくなった夢を見て、その日はずっと春香にべったりしていたことだってあるのだ。 しかし、今回ばかりはもしかしたら、もう二度と会えなくなるかも知れないだろう。 今度は夢ではない、現実にだ。 「ぅわっ!?」 突然夏奈の頭がルカの両膝に落とされる。 所謂、膝枕というやつだ。 夢ではなく、本物の温もりが彼女の頭部を覆う。 一瞬びっくりしたものの、夏奈はすぐに丸くなって瞼を落としていく。 そうだ、今は怖い殺し合いの最中だ。 もう家族に会うことができないかも知れない。 でも、だからこそ今は懐かしい温もりに身を任せていたかった。 「ねえ、夏奈ちゃん」 「・・・・・・ん?」 半分瞼を開けて、見上げてみると、逆さまになったルカが覗き込んできた。 これでお日様があれば完璧なのにな、と思いながら、ルカが口を動かしている所を 寝ぼけ眼で観察する。 「もしもだよ?」 ルカが何かを言い出している。 それを右から左に聞き流しながらも、彼女の顔を見つめる。 「もし君が家族に会えたら、君は一体どうするのかな?」 (そんなの決まっているじゃないか・・・・・・) 再会したら、まず春香にいっぱいいっぱい甘えて、 『バカ野郎』と罵ってくる千秋をあしらいつつも、可愛がってやって・・・・・・ (あれ? それからどうするんだっけ?) 夏奈の顔が険しい物へと変わった。 何か大切なことを忘れている気がする。 何か根本的なことを忘れている気が、いや目を背けている気がする。 「そう、それじゃあ駄目なんだよ」 首筋が冷たいのは首輪の感触のせいだろうか。 いつのまにか、ルカの顔から温もりが消えている。 夏奈がそのことに気づくのは、女性の怒号が響いた後だった。 「あんた一体何やってるのよ!!」 街中を歩いている時、微かに民家の中から話し声が聞こえてきた。 立ち止まってみれば、その家のカーテンから微かに光が漏れていて、 隙間から覗くと見覚えのある桃色の髪の毛が見えたのだ。 あのような髪は身内以外に心当たりはないし、他でも珍しい色だろう。 もしかしたらと思い、彼女は・・・・・・MEIKOは民家のドアを開いたのだ。 幸い鍵がかかっていなかったのは、孤城を防ぐためなのだろうか。 しかしそのようなことは、今の彼女にはどうでも良かった。 「ルカ、あんた・・・・・・」 妹が、黒いツインテールの少女の首を包丁で切り裂こうとしている。 MEIKOにはその光景が信じられなかったのだ。 彼女は普段からスパンキングを嗜む変人ではあったが、人を傷つけるような真似は、殺すような真似は絶対にしない。 少なくとも無抵抗の相手に留めを刺すことなどは。 「う、うわぁぁぁぁぁ!!!」 夏奈は呆けたルカの手をはねて、すかさずその場から立ち退く。 当のルカは、両手を横にやり、首を振って落胆の声を上げているが、 姉であるMEIKOに見つかったことを恐れるような素振りは見せていない。 「あーあ、もう少しで夏奈ちゃんを殺せるところだったのに、逃がしちゃったじゃないか」 「そういう問題じゃない! あんた自分が何やったかわかっているの!?」 MEIKOは自分の後ろに隠れる夏奈を庇いつつも、妹の凶行にはっきりとした怒りを見せる。 対するルカは、壁に寄り掛かって、話半分で聞き流してながら答える。 「夏奈ちゃんを殺そうとしたんだよ。 それがどうしたの?」 「なっ!?」 ルカの返事を聞いたMEIKOは少しの沈黙の後、 ドアを開けて夏奈の肩を叩いた。 「夏奈、だっけ・・・・・・今ちょっと大切な話があるから出ていってくれる?」 「は、はい!」 MEIKOの剣幕に押された夏奈は、彼女の言うとおり部屋の外に出て行った。 ドアがバタンと音を鳴らして閉められた後、MEIKOはルカの元に詰め寄る。 「ルカ」 そして彼女の服の襟に掴みかかり、自分の手元に引き寄せて、吐いた。 「何故殺そうとした」 いくらMEIKOとともに暮らしてきた者でも、彼女がここまで怒ることを見たことは恐らくほとんど無いであろう。 躾でも逆恨みでもなんでも無く、ただ純粋に身内に殺意を向けているのだから。 「どうせ助からないから」 無慈悲に言い放たれた答えに、MEIKOは無言で殴る。 そして頬を抑えて起き上がろうとしたルカの胸倉を、さらに掴む。 「痛いなぁMEIKO姉さん。 これってひょっとしてDVってやつでいいのかな?」 「真面目に答えなさい。 何故あの子を殺そうとした」 おどけるルカに、MEIKOは掴む手にさらに力を込める。 MEIKOは許せなかった。 自分勝手な価値観で人の命を手にかける輩を。 ましてそれが自分の身内であったことを。 「だから簡単だよ。 どうせあの子が生き残ってお姉さん達に会ったところで、 この先、生き残ることはできないじゃん」 「あんた・・・・・・」 再びルカに向かって拳を構えるも、彼女は無視して話を続ける。 「この殺し合いで生き残れるのは一人だけ。 だから会ったところで・・・・・・ 仮にあの子とお姉さん達だけが生き残ったところで、なーんにもできずにみんな死ぬよ」 「だからみんなで脱出する方法を・・・・・・」 「考えてどうするの? ボクが主催者ならそんなことさせないよ。 首輪を外そうなんて考えたら適当にペナルティを科しちゃえばいいし、 なんなら脅して、『出会った参加者殺さなきゃ首輪爆破』なんてルール作ることもできるしね」 「・・・・・・」 ルカの言葉に言い返せないことが、MEIKOにとっては悔しかった。 これは殺し合いのゲーム。 人を殺さなければ自分が殺される。 逃げの一手に甘んじるにも限界があるとわかっている。 だがそれでもMEIKOの心の奥底には、ルカの言い分を受け入れるわけにはいかないわけがあった。 「あんたは・・・・・・あんたは・・・・・・」 脳裏に浮かぶのはみんなで歌を歌った記憶。 ミクやリンレンにKAITO、そしてルカに、このバトルロワイアルには呼ばれていない、他のVOCALOID達との記憶。 容姿も性格もバラバラだけど、歌によって繋がってきた大切な家族達。 「あんたはミク達まで手にかけるつもりなの!!」 離れたくなかった。 ネギが好きなミクに、必死に大人になろうとして背伸びしているリンとレン、 頼りないけどいざという時には心強いKAITO・・・・・・ 長い時間をかけて作り上げてきた、家族の絆をこんなところで断ち切れることなんてするわけがなかった。 「うん、殺すよ」 気がついたらMEIKOはルカを思いっきり殴っていた。 部屋が狭かったため、ルカは飛ばされる猶予も無く窓ガラスに叩きつけられる。 ルカは呻き声を上げるが、MEIKOは意に介さずデイバッグに手を入れた。 「へぇ、ボクを撃つんだ」 「ルカ・・・・・・あんたは私がここで殺すわ」 かつては巡音ルカも大切な家族であった。 しかし彼女は、その輪を自ら破壊することを宣言してしまった。 このままでは他の家族に手をかけてしまうであろう。 ミクやリン達にこんなルカを見せたくない。 そして家族を殺してしまう罪は、自分だけで受けると覚悟して、 MEIKOは手を震わせながらも妹に拳銃を向ける。 「そうかい姉さん。 でも最後に勘違いしないで欲しいんだけど、 ボクは別に姉さん達のことが嫌いじゃない」 「そう」 あくまでも冷静に、心臓の鼓動を感じながらも、MEIKOは引き金にゆっくりと指を当てる。 だがその様子を見ながらも、ルカは淡々と言葉を続ける。 「MEIKO姉さんのことは大好きだよ。 もちろんミクちゃんやリンちゃん、レンくんやKAITO兄さんだって大好きだ」 別に言い訳でも命乞いでもなんでもない。 これはルカの本心なのだろう。 普段からルカが家族をとても大切に思っていることだって知っている。 「そんなミクちゃん達に痛い思いをしてほしくないんだ。 どうせ死ぬならボクの手で優しく殺して上げたい」 「わかったわ」 そしてこの一言でMEIKOは確信する。 ルカは狂ってしまったのだ。 殺し合いという恐怖で、頭がおかしくなってしまったのだろう。 その証拠に、口調も何もかも自分の知っている彼女とは別人だ。 だからせめて、自分の手で楽に殺してあげよう。 しかし彼女の思考は、金切り音で中断することになる。 黒、黒を知っているだろうか。 無彩色で、煤や墨のような色で、あらゆるものに感得されない色である。 そう、例えば夜。 天に浮かぶ星々が無ければ、空はたちまち暗闇に覆われてしまうであろう。 人々はそれから逃れるために、人工の明かりを作った。 だが、突然目の前が真っ黒になってしまったら、人はどうなるのだろう。 明かりなど何処にも無い、圧倒的な暗闇だけが辺り一面を覆いつくす。 「何、これ・・・・・・?」 MEIKOの目の前には、災厄を具現化したような黒龍が大口を開けている。 命を飲み込む龍の顎は、MEIKOの肩にがぶりついた。 「っ―――――!!!!!」 「ボクの支給品。 ドラグブラッカーっていうらしいよそれ?」 もうひとりの歌姫の戯曲 ルカは、龍の紋章が張られた、黒い金属片をMEIKOに見せた。 しかし当のMEIKOはそのようなことを気にする暇もなく、ただ欠けた左肩を抑え付けて、 倒れないように歯を食いしばっている。 「ってもう聞こえてないか・・・・・・じゃあせめて」 先ほどとは逆に、ルカがMEIKOの体を自分の体に引き寄せて、 彼女の耳元で囁いた。 「好きだったよ、MEIKO姉さん」 頬に軽い口付けの後、それを合図とするように黒龍が動き出す。 結局ルカが自分の知っているルカだと気づくことがないまま、 MEIKOの意識は龍の中に消えていった。 「よし、まずはMEIKO姉さんっと」 姉を殺し終えたルカは、金属片を胸元にしまった。 リュウガのカードデッキ、それが巡音ルカの支給品の名前だ。 とある世界では仮面ライダーと呼ばれる戦士に変身するためのアイテムで、 鏡に翳すことでベルトが現れ、変身することが可能となる。 ディケイドなる者が訪れた世界の一つ、『ネガの世界』に存在していた物である。 (変身後は2時間変身不能・・・・・・だったけど別にその必要も無かったね) 非常に強力なためか、ルカにはこれ以外の支給品が支給されておらず、 おまけに言うならば変身持続時間は10分が限界だ。 それを過ぎると変身は強制解除され、以降2時間は変身はおろか、契約モンスターである ドラグブラッカーを呼び出すことができなくなってしまう。 「じゃあ次にボクと出会えるのはミクちゃんかな? それともKAITO兄さんかな? いやそれよりも夏奈ちゃんが先だね」 ルカはMEIKOのデイバッグを持った後、部屋のドアを開けて廊下に出る。 そこにはもう誰もいなく、玄関が無造作に開けられているだけだ。 恐らくもう逃げてしまったのだろう。 「ま、焦っても仕方ないか。 とりあえずミクちゃん達に出会えることを祈って歩こう」 かつての歌姫は黒龍を従え、街の中を進んでいく。 巡音ルカ、いくつもの音を巡り、その瞳は何を見る。 【一日目 日中】 【品川区/住宅地】 【巡音ルカ@VOCALOID】 【状態】健康 【装備】リュウガのカードデッキ@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式、詳細名簿(MEIKOの支給品)、MEIKOの支給品(0~1中身不明) 【思考】基本:皆殺し 1:家族を探して殺す ※カオスロワ7期、8期とは別人のようです。 【支給品紹介】 リュウガのカードデッキ@仮面ライダーシリーズ パロロワお馴染みの変身アイテム。 変身するための条件特には無し。 「仮面ライダー龍騎」の主人公ライダーである、龍騎の影とも言えるライダー、 仮面ライダーリュウガに変身するためのもの。 ライダーロワに乗っ取り、変身持続時間は最大10分で解除後は二時間変身不能。 付け加えて言うならば、ミラーモンスターであるドラグブラッカーの現実世界活動時間も1分のみ。 他の制限は後の書き手に任せる。 元々は「仮面ライダー龍騎」で主人公の影の存在が変身するものであったが、 今回は「仮面ライダーディケイド」出展である。 詳細名簿@パロロワオリジナル 全参加者の情報が書かれた名簿。 普通の名簿と違い、本人の詳しいプロフィールが書かれている。 南夏奈は街中を全力で走っていた。 MEIKOが助けに来たとき、助かったと思って扉から様子を伺っていたが、 信じられないことを起こった。 窓ガラスから突然現れた真っ黒な龍に、MEIKOが食らわれた。 直後、惨状から目を背けるようにしてその場から逃げ出した。 彼女を助けられなかったことを悔やんでいる暇もない。 ただ今は、ルカからできるだけ遠くに離れたかったのだ。 しかし、その先にいる参加者が決してルカのような人物ではない可能性を否定することはできない。 果たして彼女は今後、どのような人物と出会うのだろうか。 【一日目 日中】 【品川区/街中】 【南夏奈@みなみけ】 [道具]支給品一式 [状態]健康 [装備]支給品一式、不明支給品(0~2) [思考]基本:生き残る 0:ルカから逃げる 1:家族を探す 【MEIKO@VOCALOID 死亡確認】 006:ウホッ!凄いい漢達 投下順 008:彼は恐慌の皇帝……のはず 006:ウホッ!凄いい漢達 時系列順 008:彼は恐慌の皇帝……のはず 初登場! 巡音ルカ 046 ショーグン・プリンセス・オールイーター 初登場! 南夏奈 062 本日のスープ
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前ページ次ページ村企画 村名 戯曲「白き森の魔女」 劇団人狼座 [#b80a750a] 概要 [#n18a8012] あらすじ [#g5315c32] 村の目的 [#y71831f3] ローカルルール/世界観 [#wf4a0439] 役職設定 [#m0d6d72c] 発言ルール [#y1a0eb3d] 禁止事項 [#v3114c9a] 推奨事項 [#wd80f89b] 進行 [#aafe6f16] プロローグ(最終確認) [#j2e5b428] 一日目 (第一幕) [#h317bb54] 二日目 (第二幕) [#r8cb83a7] エピローグ (打ち上げ) [#ge160b63] カーテンコール [#lc749a0a] コメント [#gd4e1245] 村名 戯曲「白き森の魔女」 劇団人狼座 劇団人狼座による第1回公演は、無事終了しました。 http //www3.marimo.or.jp/~fgmaster/cabala/sow.cgi?vid=217 cmd=vinfo trsid=all −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 昔々のお話です。 あるところに、隣り合うふたつの国がありました。 東の国には王子様。 西の国にはお姫様。 偶然出会ったその日から、ふたりは深く愛し合うようになりました。 ですが、ふたつの国はたいへん仲が悪く、長いあいだ戦争をしていたのです。 ふたりは涙ながらに訴えましたが、無情にも引き離されてしまいました。 戦争が起こったのは、ふたつの国の間に広がる白い森に住む魔女のせいでした。 王様の心を狂わせて国と国を争わせ、自分のものにしようとしていたのです。 魔女の悪巧みに気づいた王子様は、家臣を連れて旅立ちました。 魔女を倒して戦争を終わらせ、もういちどお姫様に会うために――。 『劇団人狼座 パンフレットより』 概要 村名 戯曲「白き森の魔女」 劇団人狼座 村建て人 mayuneco 開催国 ぐた国 種別 お祭り騒ぎ 更新間隔 24h 投票方法 記名投票 発言制限 超絶 キャラセット 霧雨降る街 募集人数 5〜11+ダミー(見物人あり) 編成 衰狼1、ほか村人予定 更新時刻 24 00 開催時期 10月2日村たて5日開始予定 役職希望 無効 あらすじ 劇団人狼座、公演初日。 公演直前、舞台袖で最終確認しているが、待てど暮らせど王子役(主役)が来ない。 席は満員。今更中止には出来ない。 時間は無残にも過ぎていき、主役不在のまま、舞台の幕が開く――。 村の目的 主役不在の舞台で、役者として好きなように演じます。 シナリオをガン無視して暴れまわったり シナリオ通りアドリブで頑張ったり ワイヤーで空を飛んでみたり 男装・女装役者になってみたり 裏方の肩書きで表舞台に立ってみたり(本当は役者になりたかった) 役者の肩書きで裏方に隠れてみたり(目立つのは嫌なんだ) …と、なんでもありです。 2日間、思う存分暴れまわってください。 ローカルルール/世界観 公演中の舞台。 PLは役者であり、本編中はアドリブ劇中劇になります。 役職設定 キャラ=舞台の登場人物。やったもの勝ちで勝手に作っていただいて構いません。 PL=登場人物を演じているキャスト。 見物人=スタッフ。墓下は舞台袖。 それぞれ、肩書きを適宜かえてください。「騎士役」「照明」など。 発言ルール 「公演中の舞台」なので、心の声は独り言でお願いします。 ただしト書き、Actによる心情の表現はOK(例:声が裏返っている) メモによる伝達もOK(舞台袖でメンバーにこっそり伝えたという意味合い) 禁止事項 推奨事項 進行 プロローグ(最終確認) 劇団陣狼座の公演初日。 公演直前、舞台袖で最終確認中。 (PL、見物人は舞台役者・裏方として発言) 一日目 (第一幕) 開演のブザー。開く緞帳。 シナリオを基にしながらアドリブ劇が始まるが、次々と我こそが主役と暴走を始めるキャストたち。 (PLは舞台の登場人物として発言) 二日目 (第二幕) ますます暴走していく舞台。 そして閉幕――。 (PLは舞台の登場人物として発言) エピローグ (打ち上げ) 無事かどうかはともかく、舞台が終わっての打ち上げ。 カーテンコール キャスト ID キャラクター 肩書き 配役 pakyara カイン 駄菓子中毒 森の番人 fumifumi マスケラ スターの座を狙う仮面紳士 謎の仮面の男 skyhigh ユーリ 男装の麗人 王子の従者 asaki テレーズ 眠い 白き魔女の妹 mayuneco ヤーニカ 女形 白き森の魔女 misek ミレイユ 見習い劇団員 姫(代役) dia ソーヤ いつかは主役 姫君の護衛 トロイ 王子(欠席) スタッフ ID キャラクター 役割 pianica ツリガネ 風邪を引いた元・姫役 sinya エリィゼ 役者見習い/衣装担当 cirnotrpg ヨアン 大道具小道具担当 mayuneco ジョセフ 座長 コメント 名前 コメント 前ページ次ページ村企画
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前ページ次ページ村企画 剣と魔法と廃れた戯曲 *この村は、mythomania氏のけんまほシリーズの世界観・設定などをお借りして {私laetitiaがmythomania氏の許可を得て同コンセプトの村を建てるものです。 }; けんまほシリーズのwikiはこちら mythomania氏が建てた時と違い、初心者歓迎の看板はつけません。 メモでの初心者COや過度な相談は非推奨となります、ご注意ください。 contents 剣と魔法と廃れた戯曲 [#sd1c75b9] contents [#od8b1837] 更新履歴 [#j3891918] この村の趣旨 [#bfd6df22] レーティング・禁止事項・かけもちについて [#j8a9f361] 発言ルール [#p2b55a49] 投票について [#jfe574c6] 村の設定 [#qb846ff9] 舞台 [#td6d9de4] キャラや背景について [#f20be1ff] 編成(仮) [#r49b2b6b] 進行 [#o9d3bd15] プロローグ [#l1773149] 一日目 [#g7342a72] 二日目 [#i5908ed3] 三日目以降 [#r0e03b95] エピローグ [#pbfb0ad9] 墓下 [#k6d7ac84] 参加CO [#x7d651de] コメント [#f7a3e32b] 更新履歴 8/9 wiki作成 この村の趣旨 剣と魔法のファンタジー世界で、邪法を使う赤側と生贄にされる村側とが戦うバトル村です。 {1月12日・22時頃頃村建て、1月15日1時1分頃開始予定 }; レーティング・禁止事項・かけもちについて レーティング 暴力描写はR15程度を目安に。 拷問、遺体損壊、カニバ、リョナなどは描写にご注意ください。 性的描写は禁止とさせて頂きます。キスや包容、入浴や治療による肌見せは可。 (※恋愛を禁止するものではありません。必要があれば暗転処理で) 禁止事項 村の内容について、村の外で話す行為。 村の進行について、村の外で相談する行為(相談が必要な場合、メモをご活用下さい) かけもちについて プロエピ被りは容認、本編被りはご遠慮ください。 発言ルール 白ログactでの中身発言は不可。 赤ログでは必要であるなら可。 灰ログ・墓下は中身発言可、ご自由にどうぞ。 投票について 投票はPL視点です。 その日落ちそうな人に投票して下さい。 委任に関しては非推奨。更新時間に立ち会えない等の事情がある場合は可とします。 襲撃先については赤の任意の人で。 メモでの吊り・襲撃先の相談について。 吊り先については各自の判断でお願いします。メモでの相談は非推奨です。 襲撃先については赤陣営側からここを襲撃するとの宣言は有りとします。 村の設定 開催国 ぐたるてぃめっとor深海国 種別 バトルメインの完全RP村 更新時刻 1:00 更新間隔 24h 投票方法 無記名/PL視点 発言制限 審問(1000pt+200pt) キャラセット 霧雨降る街 役職希望 あり/ランダム不可 募集人数 ダミー込み8人〜16人 企画人 laetitia SNS/Twitter 舞台 小さな田舎の村が舞台です 村の中心には広場があります。そこが邪法の祭壇となります。 この世界には魔物なんかもいますが普段は大人しくしてます。 世界観を壊さない範囲であれば、言ったもの勝ちでご自由に。 キャラや背景について 村人は魔物に襲われた時になんとか対処できる程度の戦闘能力はあります。 でもあくまで一般人です、村ごと破壊出来るほど強くは有りません 赤陣営は村人より多少強くても可とします。 対複数のバトルの為です。強さのバランスはみましょう。 邪法とは 人を生贄にする事で願いを叶える悪い魔法です。 今は使える人も少なく、名前を知らない人もいれば噂程度で知っている人もいるでしょう。 生贄について 赤の誰かが自力で運ぶなり、魔法の力で転送するなりしてください。 少なくともダミーは描写していただけると村側は発見しやすく、危機感を持ちやすいかと。 編成(仮) 10人:ダ賢霊村村村村狼狼囁 ←いわゆるノーガード編成 11人:ダ賢霊狩村村村村狼狼囁 12人:ダ賢霊狩村村村村村狼狼囁 13人:ダ賢霊狩村村村村村村狼狼囁 14人:ダ賢霊狩村村村村村村狼狼狼囁 ←14人で狼が増えます 15人:ダ賢霊狩村村村村村村村狼狼狼囁 16人:ダ賢霊狩聖村村村村村村狼狼狼囁囁 ←聖痕者・囁き狂人追加 過去シリーズからそのままお借りしてます。 進行 プロローグ 今日は隣町で大きなお祭り『新雪祭』が行われており村人の大半はそちらへと出払っています。 PC達はなんらかの理由で村に残っている人達です。 外部からやって来た人もいるかもしれません。 NPCを出した場合プロローグ中に退散させてください。 ※ダミーであるメイが邪法に関する夢を見て怖いと漏らします。 一日目 プロローグから続きまだ日常は続いているように見える。 けど、村に結界が張られて外に出られなくなっています。 それと同時に魔物達が騒ぎ出して普段の生活は続けられなくなるでしょう。 ※ダミーであるメイがより鮮明な邪法の夢を見て、そして結界に気づき村中に伝えて回ります。 ※NPCが残っていた場合、魔物なり赤陣営なりに殺された事にしてください。 ※開始時間を1時から1〜2分遅らせて擬似的に48hにします。 二日目 ダミーが殺され、生贄として捧げられます。 邪法を使う者達も活発に生贄を求め動き出すでしょう。 三日目以降 犠牲者は増えていき、邪法の全貌も徐々に明るみに出ていくでしょう。 エピローグ 村人と邪法を使う者達の闘いは終焉を迎え。 その結末は―――――――――。 墓下 村内を漂う亡霊となるのも、過去エピソードを回すのもご自由に。 墓下では中身発言解禁とします。 参加CO 匿名COは原則不可とさせていただきます。 匿名で参加COしたい方はtwitterのDMかSNSのメッセージにて村建てまでご連絡下さい。 No ID コメント 00 ダミー 01 十六夜 ぬるっと見切り発車 02 pannda やっと参加出来る! 03 (so) 見切り 04 05 いか みきりですがおじゃま! 06 simotuki 全力で見切ります 07 migya そっと。 08 09 fumifumi 見切りで失礼しますっ 10 11 12 13 14 15 laetitia 村建てです コメント 何かコメントがあればお気軽にどうぞ。 リアル都合で参加できなくなってしまったのでCOwo -- harutoreki コメントミスすみません……改めてリアル都合で参加できなくなってしまったのでCOを取り下げていただきました。 -- harutoreki 残念ですが次の機会がありましたらよろしくお願いします。 -- laetitia 名前 コメント 前ページ次ページ村企画