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【あく-にん・悪人】 心のよくない人。悪事を働く人。悪漢。 対義語・善人 【1】 デパート、誰がそういう名前を付けたのかは知らない。 別に知りたいとも思わない。 改名させようとだなんて思うはずがない。 「――――しかし、大きいな」 目の前に立っていたのはその名の通りデパートだ。 見上げても一番上がギリギリ見えるほどの高さ。 屋上からの見下ろしがどうとかは知らない。 だってここは入口だからね。 「人がいてもおかしくない、って感じだよね」 ここまで巨大なデパートだ。 敷地面積はあのアミューズメント施設ほどではないけれども、高さでこれに勝てるような物はなかったと思う。 ――――まぁ、それはともかくとしてだ。 ここに人がいないと言う事はほぼないだろう。 確証はないけれども、ここまで巨大な施設だ。 その上、物資を補給できる場所。 ここに参加者が来ないと言う事は考えにくい。 「……さて、行くか……タクマさんがいるといいな」 扉に近づくと自動でドアが開いた。 入ると空気が変わったのが分かる。 空調が効いているのだろう。 「……どうしようか」 どこから調べるべきだろうか。 地下にあると言う食品売り場からだろうか。 ――――いや、食糧に関しては困らないだろう。 支給品には十分入っている。 そう急いでまで欲するものでもなさそうだ。 武器になりそうな物に関してもそうだ。 今は、威力はそこまでだが拳銃はある。 そこまでと言っても拳銃の中での話、普通から見れば最高な方だろう。 これも後で補充すればいい話ですぐに欲するものではない。 では、何から行ったものか。 そう考えてデパートの大まかな構造が書いてあるパネルを見ていた。 と、そこで気付いた。 屋上に行ける、そしてそこがフードコートであると言う事に。 別にフードコートはどうでもいい。 屋上、という場所に意義があるのだ。 上から見れば、辺りを広範囲に周りを見渡せる。 双眼鏡もこのデパートにあるはずだから持って行けば大分便利であろう。 「……双眼鏡とかは……24階か……というか40階建てってどれだけ高いんだよ……ここ」 そう言いながらエレベーターに乗る。 24階につくとすぐに双眼鏡や望遠鏡に目が行った。 そこそこ性能がよさそうなのを手に取る。 別にあまり使えない物でなければ何でもいい。 そこそこ使えそうなのを手に取って再びエレベーターに乗る。 屋上に行くボタンを押す。 扉が閉まって少し考える。 エレベーターは3つあった。 そのうち僕は真ん中のエレベーターを使った。 何故、最初僕は真ん中のエレベーターを使ったんだろう。 一番近くのエレベーターをなぜ使わなかった? 全部、1階にエレベーターはあったんじゃないのか。 「――――違う」 一番近くにあったエレベーター。 それの階数表示が示していた数字。 いや、あれは数字ではなかった。 『R』――――それが示すものは。 屋上 「ッ、何故気付かなかったんだよ!」 いや、気づいていたのだ。 気づいていても不思議に思わなかった。 普通の状態でエレベーターが全部同じ階にあったら怪しいさ。 だが、僕は今置かれている現状を普通と履き違えた。 「38階……途中で違う階を押してもそこで止まるのか……!?」 いや、試してみなければわからない。 そうだ、急いで押せば止まるかもしれない。 屋上にいるのが善人とは限らない。 悪人がいたら、自分は殺されるかもしれない。 とにかく今は、どうにかする事を先決にしなくてはいけない。 「止まれぇぇ!」 40階のボタンを急いで押す。 それでエレベーターは――――止まらなかった。 階数表示を見ると、すでに40になっていた。 遅かった、もう少し早く気づいていればよかった。 決断できていればよかった。 ピーン、という音が鳴る。 階数表示はすでに『R』となっていた。 扉が開かれる。 吉と出るか凶と出るか。 それは、まだ分からない。 扉が、完全に開かれた。 【2】 「……でかいな」 「確かに、こんな巨大な施設は見た事がない」 カインツは意外なところに食いついてきた。 いくら外国人だからってスカイツリーくらいは知ってるはずだ。 いまや世界で一番高い塔になってるからな、あれ。 「世界で一番高い建物って認められてる所だ、それくらいの説明で十分のはずだ」 「ほうほう……そういう施設があるなんて、興味深いね」 興味深いっつっても高い事以外に魅力があるようには見えない。 生で見た事がないからこそ言える事だろうけどな。 それはどうでもいいけどな。 「……とりあえず入るか?何かあるかもしれないし」 「そうだね、ここまで巨大な施設だ……誰かがいてもおかしくはない」 確かにその通りではある。 ここまで巨大なデパートだからな。 俺自身も何か物がないか見に来た様な感じだし。 同じ考えをするのはいてもおかしくないよな。 「中は空気がいいね、どうやっているのだろうか」 「空気清浄機でも作動しているんじゃないのか?」 そんなに中の構造とか知らないけど。 正直言って知ろうと思った事もないし。 「……あれ」 さて、エレベーターの前に来たところでだ。 一つある事に気付いた。 3つの階数表示 『R』 『R』 『1』 これについて一つ思った事がある。 なぜ、一つだけ『1』なのか。 全部『R』ではないのかと思った。 一つだけ『1』とか怪しすぎるだろう。 「――――――――まさか」 一つだけ可能性が浮かんだ。 もともとエレベーターは全部『1』だった。 だが、エレベーターは使われたのだ。 二組の人物によって。 屋上同士で止まっている理由。 そんなのは簡単だ、二組目が一組目を追いかけたのだ。 じゃあ、今屋上では何が起こっている? 「カインツさん、来てくれ」 「どうしたんだい?正人君」 「今から屋上に向かおうと思う」 「どうしてだい?」 「……屋上で何か起きてるかもしれないと考えました、理由についてはエレベーターの中で話します」 「わかった……じゃあ行こうか」 俺はボタンを押した。 それでエレベーターの扉が――――開かない。 ふと見ると、スイッチを押しても反応が一切ない。 押せば光るはずだが、反応はない。 考えられるのは一つ――――故障だ。 「……カインツさん、階段で行くぞ」 「え、階段?」 「エレベーターが故障しているんだよ!」 「……他のエレベーターも故障しているのかい?」 「――――――――あ」 何と言う事だろう。 いや、気づかない自分が馬鹿なだけである。 とりあえず横のエレベーターのスイッチを押す。 少しづつ数字が減っていくが、未だここまで来ない。 時間が経つのが異常に早く感じられる。 「何が起きてるんだよ……これ」 何も起きていない事を願う事しか、できなかった。 【3】 無というのは素晴らしいものだとは思わないか。 例えば、真っ白なシーツにコーヒーを垂らしていくとしよう。 徐々に浸食して、蝕んで、蠢く。 その様子はまさに素晴らしいと思える。 何もない『白』が徐々に『何か』に染まっていく。 ああ――――最高だ。 非常に愉快だ。 実に愉快だ。 最高に愉快だ。 そう、今目の前で行われていた事はまさにそれだ。 何もない、書かれていない真っ白なキャンパス。 そこに塗られていくのは、『黒』。 何物にも浸食を許そうとはしない、漆黒。 どれだけ白で塗ろうと、どういう形であれ残ってしまう色だ。 「さて――――どう思う、酒々楽々」 「ははは、こりゃあ笑うしかねぇな……これは最高過ぎる『素材』だ」 酒々楽々の言葉は、比喩表現などではない。 それは、事実そのものである。 これほどまでに『創って』最高だった『素材』はないだろう。 いや、これまで自分は『壊して』きたのだ。 他人を『創った』事など一度もない。 これはこれで面白いものだ。 「ああ、その通りだ酒々楽々――――今までにないほど最高な気分だよ」 「俺もそう思っているよ、これからが楽しみだ」 さあ、この最高の『素材』を試してみたい。 ――――そう思った頃だ。 少し離れた位置、エレベーターの扉が開いた。 出てきたのは、学生服の少年だった。 今度は『創り』様がない普通の人間だ。 だからこそ、丁度いい。 あの人間は今から『実験台』となる。 「さぁ、祭りと洒落込もうではないか――――酒々楽々に愛崎一美」 「そうだなぁ」 「ああ、楽しみだ!」 向こうがこちらに近づくのが見える。 こちらも迎え撃つように三人でその少年の所へ向かう。 「――――初めまして」 「ああ、初対面の人間に対してはこういうべきなのだろうな、初めまして――――俺は白崎ミュートンと言うらしい」 「おう、酒々楽々だ」 「愛崎一美だ!よろしくなっ!!」 「酒々楽々――――僕と同じ四字熟語か……紆余曲折です」 全員、挨拶としては不揃いである。 それだけ、この場にいる人間が個性的かが分かる。 だが、それだからこその面白さがある。 「さて、そのポケットに入っている物を出してもらおうか――――紆余少年」 「ッ――――何故分かったんですか?」 「それに関してはどうと答える事は出来ない。俺は気づいたから、お前が確実に俺たちに対し何かを隠していると」 「…………なんというより、恐ろしい人ですね」 少年はポケットから拳銃を取りだした。 見た事がない拳銃であるが、それは間違いなく人を殺める狂気(凶器)だ。 そこに付け入る事が出来るかもしれない。 「――――ふむ、拳銃か。それは間違いなく拳銃だと見た――――人を殺める凶器だ」 「それが、どうしたと言うんですか」 「もしやそれで、人を撃った――――と言う事はないだろうな」 「…………な、なにを」 「その様子だとあるらしいな、人を撃つと言うのはどうだった」 「――――――――どうもこうも、ないですよ……仕方のない事だったのだから」 「ああ、それは否定する事はない、だが……俺が言いたかったのはそういうことではない」 俺は不敵に笑みをこぼした。 あと少しで、この紆余少年を崩す事が出来る。 「銃を撃った時、こうは思わなかったか?『人を撃つのが楽しい』と」 「そんなことはな――――」 「いいや、あるはずだ。心の奥まで考えてみろ、きっと思っているはずだ」 紆余少年がどう思っているかは知らない。 だが、その事実をも螺子曲げてしまおう。 相手の奥底に埋まっている深層心理を≪蠢かせる≫のだ。 さぁ、そろそろ終わりを始めようではないか。 「――――君は、人を撃つのが、殺すのが楽しいのではないか?」 「ッ――――そ、そんなことは……な」 「ぎゃはははは!!いいじゃねぇか、認めちまえよ!!アンタはこっち側なんだよぉ!!!!」 一瞬誰かと思ったかもしれない。 いや、考える必要なんてない。 彼女は――――愛崎一美はそういう人間なのだ。 『白』で、何も知らなかった彼女を『黒』へと変化させた。 そう、私にとっての『黒』がこれだ。 あと一歩まで追い詰めた時に、とどめを刺すような人物。 俺の能力≪蠢く怪異≫にとっての最高の補助能力だ。 「っ、違う――――違う、違うんだよ……ッ――――!」 まだ折れないとは、なかなか面白いメンタルの持ち主だな。 ここまで折れずに足掻こうとした人間は初めてかもしれない。 ある意味――――悪とはなりえない。 このままの状況として、あまり良い結果とはならないように見える。 その理由としては数多あるが、大きな要因の二つを話そう。 まず、紆余少年のその精神力だ。 ここで折ったとしても、再び自力で戻るかもしれない。 普通なら一度折れば終わりだが、こいつはそうとはなりそうにはない。 そして二つ目、酒々楽々に聞いたルール能力についてだ。 紆余曲折――――ぐにゃぐにゃと曲がりくねる、そういった意味だ。 その能力について予測がつく。 能力などを自分からそらす――――そういった能力だろう。 ある意味、この≪蠢く怪異≫も気づかれれば面倒になる。 結論としては、こいつを殺す。 ここまで楽しませてもらったのだ、悔いはない。 油断をすればあの時の如く足元をすくわれる事となるだろう。 だから、ここでとどめをさしておこう。 「――――らああああああああああああああああ!!」 少し遅かったとは思った。 後ろから紆余少年に向かって全力疾走する少年がいた。 目にもとまらぬ、というような速さで彼を拾い上げる。 「さーて、あまりいい状況とは言えないな……」 「そうだね、1対3というのはあまりいい話ではないね」 「ま、どうだっていいさ――――こいつらをどうにかすればいいんだからな」 【4】 何やら面白い事になってきたな。 一方的すぎて詰まらないと思っていたところだ。 ここに現れた二人の加勢。 更に俺を楽しませてくれやがる。 「……なぁ、白崎」 「どうした、酒々楽々――――何かあるのか」 「ここは俺に、やらせちゃあくれねぇか?」 白崎は少し考えたそぶりを見せると、ニヤリと笑った。 どうやら俺が考えている事が分かったらしい。 どこまでも最低で最悪の相方だな。 だからこそ、最高なのだが。 「なぁ、そこのアンタ……なんで俺を止めようとする」 「――――そんなの、困っている人間がいるからに決まってるだろうが」 「はっ、面白いねぇ……で?」 「アンタが聞いておいて、で?はないだろう」 酒を一口、そして男を見る。 少し古めの刀にイラつくほどまっすぐとした眼だ。 壊すのが、楽しみだ。 「そんなのどうせオメェの仮の考えにすぎないんだろうがよ……俺が聞きてぇのはテメェが何をしようとしているかなんだよ」 「――――まったくもって訳が分からないんだが、簡単に言ってくれないか?」 「テメェを動かすものは何かと聞いているんだよ」 「そんなもの、答える義理はない」 面白くないが、ここで引いたら白けちまう。 だったら少しでも揺さぶってやろう。 実行に移すのは、それから先でも問題ないだろう。 「友人か?」 「――――――――」 「家族か?」 「――――――――」 「恩人か?」 「――――――――」 「……恋人か?」 「――――――――!」 反応アリ、だな。 動揺を全部隠すなんて言うものは無理に近い。 だが、少しでも反応を見せたら命取りになる。 まさに、今の現状だな。 酒をまた一口。 「恋人のため――――は、面白いねぇ」 「――――――それがどうした」 「そんなもんに意味はあんのかよって話だよ」 再び酒を一口。 ういっく、酔いがいい感じに回ってきやがった。 これで準備は完了だ。 「意味……さぁな、あくまでこれは自己満足だからな」 「自己満足じゃ人は救えないんだよ、それを分からないのならお前では無理だ」 「……そうかもな、だけど――――テメェみたいなクズみたいなのには言われたくないんだよ」 「何をもって俺をそんな呼び方をするんだ?」 「臭うんだよ――――テメェが、あの親みたいによ」 ああ、もうつまらなくなってきやがった。 もう面倒だし、見せつけてやりましょうかね。 圧倒的な――――力量というやつをな。 「臭うだなんて、酷いねぇ……そんな事を言うあんたには罰を与えよう」 「罰――――ッ!?」 ≪酒の霧≫、俺のルール能力で特権だ。 アルコールを操る、奴は今俺の能力によって急性アルコール中毒になった。 酒にある程度強めだったのか、普通より多めに送る羽目になったが関係はない。 アルコールは俺の味方だからな。 さぁ、どう出る――――紆余曲折にそこの少年。 【5】 思ったより最悪な事になった。 僕たちにとって形勢逆転どころか最悪の形となった。 そう考えているころに、鼻に臭いが感じられた。 アルコール、そう――――あの男が飲んでいるものであろう。 ここまで匂いが来る理由は分からない――――。 いや、可能性としては一つだけある。 あの男がアルコールを操作する能力を持っている。 そして古川君を急性アルコール中毒で気絶させた。 反応もなく倒れた理由はそれだろう。 さて、どうしようか。 理由が分かったところでここから逃げれるわけがない。 二人を背負って逃げる体力もない。 だったら、僕がすべきことは何だ? 決まっているじゃないか。 自分を犠牲にしてでも、あいつらを始末する。 「――――怖い顔してんじゃねぇよ、テメェに用はない……さっさと消えろ」 ……意外な答えが返ってきた。 まさかこんな簡単に終わらせる事が出来るとは。 正直言って助かったと言えば助かったのだろう。 だが、結果的にはこちらはボロボロだ。 これ以上ないくらいにぎりぎりまで追い詰められたと言えよう。 このまま無様に逃げるのか。 「…………」 しかし、僕の事よりもこの二人の方が心配だ。 少年は精神的に病んでいるように見える。 古川君も急性アルコール中毒になっているなら対処しなくてはならない。 「そうだね……僕たちの負けだ、だから尻尾を巻いて逃げるとしよう」 古川君と少年を背負う。 そしてエレベーターへと向かう。 最後に一言だけを残す。 「次にあったら、確実に潰してやる」 負け犬の遠吠えにしか聞こえない。 エレベーターが到着して扉が開く。 そして21階を押す。 扉が完全に閉まり、僕はここでやっと姿勢を崩した。 怖かった、異常なほどに。 いや、怖いと言うよりは異常な雰囲気に押されていたというべきだ。 「……早く、この二人を助けなくちゃ」 21階へとつく。 急いで立ち上がり売場へと向かう。 寝具売り場、ここが二人を救う場だ。 まず古川君をベッドの上で寝かせる。 仰向けではない、横向きに寝かせる。 横向きに寝かせることで吐瀉物を吐きだそうとしても逆流せずに済む。 そして次に布団を大量に持ってくる。 それを古川君に苦にならないようにかぶせる。 「……最低限の対応は終わったか、あとは乳製品を取るといいとか聞くけど……寝ているときに取らせてはいけないからな……起きてくれるのを願うのみだ」 立ち上がり、そばに座っている少年を見る。 絶望しきった、その目。 これ以上ないくらいに疲弊しているように見える。 「――――救ってやろうじゃないか」 さぁ、診察開始だ。 この少年を闇から救ってやらなくてはいけない。 それをするのが、僕の今の役目なのだから。 【C-2/デパート21階寝具売り場/一日目/午前】 【カインツ・アルフォード@オリキャラで俺得バトルロワイアル】 [状態]:健康 [服装]:特筆事項無し [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2 [思考] 基本:なるべく多くの人間と脱出 0:この少年(紆余曲折)を救う 1:正人君と行動、多くの人間と同盟を組む 2:「取引」は守る 3:危険にさらされたら、刺し違えてでも危険人物を止める [備考] ※俺得オリロワ参加前からの参戦です ※古川正人と「取引」しました 【古川正人@DOLバトルロワイアル2nd】 [状態]:急性アルコール中毒(応急処置済み) [服装]:特筆事項無し [装備]:黒作大刀@俺得ロワ3rd [道具]:基本支給品一式、不明支給品1~3(刀剣類はな無い模様) [思考] 基本:今度こそ笑子を守る 0:…… 1:カインツと行動する 2:笑子を探す [備考] ※DOL2nd死亡後からの参戦です。 ※カインツ・アルフォードと「取引」しました ※応急処置のおかげで死ぬ事はないですが、体調が著しく悪いです 【紆余曲折@四字熟語バトルロワイアル】 [状態]:≪蠢く怪異≫による精神的ショック(極大) [服装]:特筆事項無し [装備]:コルトM1908ベストポケット(6/6) [道具]:基本支給品一式、コルトM1908ベストポケット弾倉(1)、お徳用ストロー [思考] 基本:―――――――― 1:―――――――― 2:―――――――― [備考] ※四字熟語バトルロワイアル18話「取捨選択」直後からの参戦です。 ※ルール能力に規制はありません。 ※野村和也の外見のみ記憶しました。 【6】 あくにんってさいこうにかっこういいね。 くーるにあいてをじごくまでたたきおとす。 ほんとうにかっこういい。 あたしは、このふたりについていけばもっとあくにんになれるのかな。 どんどんどんどん、あくにんになってまわりのやつをぜつぼうさせたい。 そしてそれをみてわらうんだ。 さいこうにかっこうがいい、そしてたのしい。 「……何故逃がした、酒々楽々」 「くいっ……意味なんかねぇよ、強いて言えば……そっちの方が面白そうだからだよ」 このふたりのような、あくにんになりたい。 そのためなら、どんなことだってしてやるぜ。 「さぁ、時期を見計らって行こうか――――酒々楽々に愛崎一美」 「おう」 「ああ!!」 結果的に最悪な事になってしまった。 白崎ミュートンが心を蹂躙して、 愛崎一美がその心にとどめを刺して、 酒々楽々が襲いかかってくる参加者に対処する、 そんな最悪な悪人同盟がここに出来上がってしまった。 【C-2/デパート屋上フードコート/一日目/午前】 【悪人同盟】 【白崎ミュートン@才能ロワイアル】 [状態]健康、ハイテンション [服装]特筆事項なし [装備]なし [道具]基本支給品一式、コーヒー(飲みかけ)、ランダム支給品×2 [思考] 基本 悪人として酒々楽々と行動し、悪人のみで主催打倒 1 人を壊していく [備考] ※才能ロワイアル死亡後からの参加です ※《蠢く怪異》は制限されていません 【酒々楽々@四字熟語バトルロワイヤル】 [状態]健康、ハイテンション [服装]特筆事項なし [装備]なし [所持品]基本支給品一式、酒瓶、ランダム支給品×2 [思考] 基本 白崎の作戦に従って生き残る。 1 紆余曲折がどうなるか楽しみだな……フフ。 2 勇気凛々には会いたくない。 [備考] ※四字熟語バトルロワイヤル死亡後からの参加です ※ルール能力の二つに規制はありません 【愛崎一美@数だけロワ】 [状態]健康、悪人に傾き気味 [服装]特筆事項なし [装備]なし [所持品]基本支給品一式、ランダム支給品×3 [思考] 基本 悪人になる 1 悪人になるために二人についていく [備考] ※数だけロワ参加前からの参加です
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▼ The Good, the Bad, the Clement 依頼者: ナシュ(Nashu) / 東アドゥリン エクソシスト・プライオリー 依頼内容: エクソシスト見習いのナシュは ブラックソーン団にアイテムを返し、 ヴェルク族に加担するのをやめるように 説得するつもりらしい。 一緒に魔女たちのところへ来てほしい とのことだが……。 東アドゥリン / エクソシスト・プライオリー Zaffeld やぁ、[Your Name]さん。 またナシュとブラックソーン団を 追っていたんだって? Zaffeld 彼女たちには 近づくなと言ったのに、君も懲りないな。 Zaffeld だが、この件について 君の出番はいよいよなくなったぞ。 Zaffeld 奴らが ヴェルク族に加担していたことがわかった今、 ヴォルティミア様は魔女の討伐部隊を 結成するおつもりだからな。 Zaffeld 君はおとなしく 開拓に勤しんでくれ。 Nashu ちょうどよかった。 これから魔女たちに会いにいこうと 思ってたところなんです。 Nashu ヴェルク族に加担してるなんて はっきり言って全く理解できないし、 考えるだけで怒りがこみ上げてきます。 Nashu でも、ドーの門で 魔女は僕を助けてくれた……。 Nashu ひょっとしたら、彼女たちは 本当はそんなに悪い奴じゃないのかもしれない…… 話し合えば、わかり合えるのかもしれない…… そんなふうにも思うんです。 Nashu [Your Name]さんも そう思いませんか? 選択肢:どう思いますか? そう思う Nashu よかった。 [Your Name]さんも同じ考えなんですね。 そんな考えは甘い! Nashu うう。 やっぱり僕って、こんなんだから いつまでも見習いなんですかね……。 Nashu でも、見習いなりに できることはしておきたくて……。 Nashu ……それで、 ヴェルク族から手にいれたあのアイテムを 魔女たちに返しにいこうと思ってたんです。 Nashu ウェーザースプーン家に 提出しようかとも思ったんですが、 命を助けてもらっておいて提出するなんて どうしてもできなくて……。 Nashu 魔女たちにアイテムを返して、 ヴェルク族に加担するのをやめるように 説得してみようと思います。 Nashu [Your Name]さんも 一緒に来てくれませんか? 選択肢:どうしますか? 断る +... Nashu そ、そうですよね…… いつまでも[Your Name]さんに 甘えてちゃダメですよね……。 Zaffeld ブラックソーン団が ヴェルク族に加担していたことがわかった今、 ヴォルティミア様は魔女の討伐部隊を 結成するおつもりだ。 Zaffeld 君はおとなしく 開拓に勤しんでくれ。 Nashu あっ、[Your Name]さん! Nashu もしかして、一緒に 魔女たちのところへ行ってくれるんですかっ? 一緒に行く Nashu ありがとうございます Nashu では、彼女たちが以前現れた ヨルシア森林の(J-6)地点に行きましょう! Zaffeld ナシュが ヨルシア森林の(J-6)地点に 来るよう言ってたぞ。 Zaffeld おい、まさか、また…… いや、俺はもう何も言うまい。 ヨルシア森林 (Occultist Footprintsを調べる) Nashu [Your Name]さん、お待た…… Nashu !? Zunmimi あんたたち、よくも のこのことやってこれたわねぇ……! Melisandra 姉さん、落ち着いて……。 Zunmimi 落ち着いていられるもんですか! ソラーがヴェルク族に 捕まっちゃったっていうのに! Nashu えっ……? どういうこと? Zunmimi あんたを助けたせいで 私たちはあんたたちの仲間だと 思われたのよ! Zunmimi まったく、 ソラーもこんな奴 放っておけばよかったのに! Nashu そんな…… 僕のせいで……。 Zunmimi やっと、ムリグニまで 辿り着いたっていうのに、ほんと よけいなことしてくれたわよね! Nashu そのことだけど…… これ、返そうと思って来たんだ。 Zunmimi は……? ドーの門まで行って手にいれたくせに なんで今さら返すのよ? Nashu ソラー……さんに 助けてもらったから……。 Zunmimi ……あんたねぇ、それを返したら 私たちがまたヴェルク族に 渡す可能性だってあるのよ? Zunmimi まぁ、今の私たちは ヴェルク族に敵だと思われてるから そんなことは無理だけど、 お人好しっていうかなんていうか…… Melisandra 馬鹿……。 Zunmimi ……はあ。 なんだか、怒るのが馬鹿らしくなってきたわ。 Zunmimi あのね、 この際だからはっきりしておくけど 私たちはヴェルク族が何を企んでようが しったこっちゃないの。 Zunmimi 私たちの目的は…… Melisandra ヴェルク族のお宝。 Zunmimi そ。あいつらに近づいたのは、 信用を得て集落に招かれるためよ。 Nashu 奴らの宝? どうして、そんなものを……? Zunmimi まぁ、私たちも どんな代物か知ってるわけじゃないの。 わかっているのは、その宝に 強力な魔力が秘められていることだけ。 Zunmimi そもそも 私たちが西からやってきたのは この地方から特殊な魔力の波動が 発せられていたからなの。 Zunmimi その魔力の根源が ヴェルク族の宝だったってわけ。 Melisandra ……姉さん。 Zunmimi ええ、わかってる。 そんなことより、ソラーを どうにかして助けないと。 Nashu ソラーさんのことは 僕に責任がある…… 僕にも手伝わせてくれ。 Zunmimi ソラーが囚われているのは マリアミ渓谷の集落よ。 ドーの門の拠点とは訳が違う…… あんたがいたら足手まといになるわ。 Nashu たしかに、僕なんかじゃ 奴らに敵いっこない…… でも、奴らの気を逸らすことくらいなら 僕にだってできる。 Zunmimi あら、囮にでもなるつもり? Nashu それが一番いい方法なら、 引き受けるよ。 Zunmimi へぇ……。 そこまで覚悟があるんなら、 マリアミ渓谷の(G-10)地点に来てちょうだい。 Zunmimi あんたがいれば 自力で来れるでしょ。頼んだわよ。 Nashu [Your Name]さん、 僕たちも向かいましょう! (Occultist Footprintsを調べる) Nashu [Your Name]さん、僕たちも マリアミ渓谷の(G-10)地点に向かいましょう! マリアミ渓谷 (Hostage Tentを調べる) Nashu [Your Name]さん。 Nashu 魔女たちは まだ来てないみたいですね。 Nashu 見張りは1匹、か。 思ったより少ないな……いけそうですか? Nashu 僕は付近の ヴェルク族の注意を引きつけておきます! (Hostage Tentを調べる) 嫌な気配がした! [Your Name]は、Velkk Sentinelを倒した。 (Hostage Tentを調べる) Nashu うまくいきましたね! Zunmimi やるじゃない。 私たちの出番はなかったようね。 Zunmimi ソラー。無事? Soraa Ishakal あれえ? ズンミミ、メリサンドラ、 いったいどうしたのよ? Zunmimi どうした……って、 助けにきたに決まってるじゃない。 Soraa Ishakal あら、 あたしが殺されるとでも思ったの? らしくないわね。 Soraa Ishakal 奴らが あたしを殺すつもりなら、 とっくに殺してるわ。 Soraa Ishakal でも、あたしは ここに連れてこられた……つまり、 奴らがあたしを殺す気はないってことよ。 Zunmimi う…… 言われてみれば、その通りね。 Melisandra ソラーを生かす理由……。 Soraa Ishakal ……で、なんで あなたたちもいるわけ? Nashu それはその……。 Zunmimi 話は後よ。 さっさと、ここを出ましょう。 Soraa Ishakal 待って。 あたし、ここに閉じ込められている間に いいことを聞いたの。 Zunmimi いいこと? Soraa Ishakal 例のモノの在り処よ。 Zunmimi 例のモノって、まさか……。 Melisandra お宝……。 Soraa Ishakal 当たり ってわけで、これから入手するわよ。 Melisandra 賛成。 Zunmimi ソラーが逃げたことが知られたら、 警戒も強くなるわよ? Soraa Ishakal 奴らの信用を失ったあたしたちが 今後集落に入り込むのは難しくなる……。 チャンスは今しかないわ。 Nashu ……その宝が手にはいれば もうヴェルク族に加担することはないんだな? Soraa Ishakal ええ、そうだけど? Nashu ……わかった。 僕も協力する。 Soraa Ishakal は? あなたが? 冗談じゃないわ。 Soraa Ishakal お宝の在り処は (I-10)地点にある玉座の中よ。 そっちの[彼女/彼]ならともかく、 あなたには辿り着くこともできないわ。 Zunmimi 玉座の中か……。 グラムク王がいないときを狙ったとしても 護衛がいるでしょうし、厳しいわね……。 Melisandra スリプガ……。 Zunmimi 眠らせるのはいい手だけど、 魔道士もいるわ。 Soraa Ishakal あっちとこっちの 魔力勝負ってとこね。 Zunmimi ま、やってみるしかないわね。 Soraa Ishakal そういうわけだから、 あなたたちは大人しく帰ってちょうだい。 それじゃあね、見習いエクソシストさん。 Nashu 見習いって、 僕にはちゃんとナシュっていう名前が…… Nashu 行ってしまった……。 本当に彼女たちだけで大丈夫でしょうか……。 Nashu [Your Name]さん、やっぱり 僕たちも(I-10)地点に向かいましょう! (Hostage Tentを調べる) Nashu [Your Name]さん、やっぱり 僕たちも(I-10)地点に向かいましょう! (Seat of Gramk-Droogを調べる) Soraa Ishakal ……王はいないようね。 Melisandra おっけ。 Zunmimi 魔道士が1匹もいないなんて、 拍子抜けね。 Soraa Ishakal ヴェルク族の話では、 玉座の裏に隠し扉があるらしいわ。 ちょっと待ってて。 Zunmimi これが ヴェルク族の宝……。 Melisandra すてき……。 Soraa Ishakal !? Soraa Ishakal あなたたち……! Soraa Ishakal おかしいわ…… 目を覚ますには早すぎる! Zunmimi 効かない……!? Mligni-Vorgut 我は他の連中と違う。 眠りに対抗するには毒。人間が教えてくれた。 Soraa Ishakal なっ……! Melisandra 冒険者独自の戦法……。 Zunmimi 狸寝入りも 人間から学んだのかしら? さすがは、ムリグニ・ヴォルガトね。 Mligni-Vorgut お前たちの狙い、それか。 ちょうどいい。お前、封印解け。 Soraa Ishakal 封印……? Mligni-Vorgut 宝、 今のままでは魔力使えない。 我、封印解けない。 Mligni-Vorgut お前、封印解く。 そのため、生かしておいた。 Soraa Ishakal あたし、 封印の解き方なんて…… Mligni-Vorgut 封印、解け。 Zunmimi ソラー……。 Soraa Ishakal ……やってみるわ。 Soraa Ishakal !? Mligni-Vorgut な、なんだ……これは!? Zunmimi 今のうちに逃げるわよ!! Nashu はあ……はあ…… た、助かった……。 Soraa Ishakal ああ…… せっかくのチャンスだったのに……。 Melisandra げっと。 Soraa Ishakal !! Zunmimi さ、さすがだわ……。 Soraa Ishakal もう光は止まったみたいね…… いったい、なんだったのかしら。 Nashu 手にはいって よかったね、ソラーさん。 Soraa Ishakal あ……。 あなたたち、その…… 駆けつけてくれて助かったわ。 Soraa Ishakal ……ほら、もう行かないと。 それじゃあね、な、ナシュ! Nashu えっ……。 Nashu 僕の名前…… 覚えてくれたんだ。 Nashu と、とにかく、これで 彼女たちがヴェルク族に加担することは なくなりましたね Nashu [Your Name]さんのおかげです。 お礼に、これを受け取ってください。 Nashu ……さてと、 今あったことをヴォルティミア様に報告して 魔女の討伐部隊結成を取りやめてもらわなきゃ。 Nashu [Your Name]さんも 気をつけて帰ってくださいね。 それでは! ……………………………………………………………………………………… Gramk-Droog ムリグニ、お前、ここいた!! なぜ、宝奪われる!? Mligni-Vorgut 申し訳ない…… 不測の事態、発生した。 Gramk-Droog 取り返せ!! いますぐ!! Mligni-Vorgut ……いえ、しばらく 様子、見る。 Gramk-Droog なに!? なぜだ!? Mligni-Vorgut いずれ、わかる…… ククク……。 [Your Name]は、500リミットポイントを獲得した。 同盟戦績1000ベヤルドを手にいれた! (Seat of Gramk-Droogを調べる) 特に何もないようだ……。 ▲ 密会 悪人か善人か 解離 ■関連項目 東アドゥリン Copyright (C) 2002-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ~
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912 名前: NPCさん 2006/03/08(水) 14 39 18 ID ??? いつも善人プレイしかしない鳥取で修行と称して悪人プレイを解禁した。 が、使うスキルや魔法が邪悪になっただけで行動規範が善人のままだった事がある 933 名前: 912 2006/03/08(水) 16 14 34 ID ??? 大した事は無いんだけれど、一応詳細報告。 厨房時代、GURPSルナルを猿のように遊びまくっていた。 他のシステムを買う金も無かったため、気分転換とGMの修行と言う事で GM主体で「悪の種族やっていいよー」と通達。 それこそ死霊魔術でゾンビ作ろうだとか、ゴブリンやろうぜーとか大喜びで皆キャラ作成 が。セッション当日に出来上がったものを見て見れば「やむを得ぬ事情で国を出奔した黒騎士」に 「迫害を受けて国を追い出された死霊術士」だの「性格が合わずに群れを追い出されたゴブリン」だの 「金のためならなんでもする傭兵。しかし仲間は大事にするし最低限の仁義は持っている」 悪人というよりはやむを得ずドロップアウトした善人と言った風情のキャラばかり GM、それこそ個人行動推奨の策謀裏切りなんでもありシナリオを組んでいたらしく、大層がっかりしておりました。 悪人同士がどう協力関係をとるかのために色々と苦心して餌を用意してたのに 結局単独行動せずに自然にいつものようにパーティ組んでしまいましたとさ。 結局裏切ったのは小悪党キャラを作った一人だけ。 最終戦闘で敵側について、なんか嬉しそうに負けロールプレイをしておりました。 困ったちゃんと言うより失敗談だな 935 名前: NPCさん 2006/03/08(水) 16 23 17 ID ??? それこそ普通の冒険者でパーティプレイしかやってないから 個人行動出来るスキルの奴がおらんかった訳で。 GM側は邪悪なキャラが暴れるセッションを想定していたのに PL側は黒騎士の悲哀とか、悪事に手を染めても失わない傭兵の誇りだとか 虐げられるゴブリンや死霊魔術師の悲しみをロールプレイしたかっただけだと言う。 裏切った盗賊も三下やられ役プレイやりたかっただけみたいだし 満面の笑みで「うーわー、やーらーれーたー」とか棒読みしてんじゃねぇよっ! ちなみに、暴走して良いよーってGMに言われて 次のセッションで作ってきたキャラは、確か全員ギャグ方面での暴走に終始したはず。 全然修行にならなかったGMに合掌 938 名前: NPCさん 2006/03/08(水) 16 34 34 ID ??? 933 うちの鳥取では悪人プレイが当たり前だったが、ある日反省したのか一人が善人でプレイしようぜと言い出した。 その結果、悪行に対する大義名分や言い訳を探して奔走するプレイになっただけというオチ。 944 名前: NPCさん 2006/03/08(水) 16 47 44 ID ??? そうそう、悪っていっても秩序/悪と混沌/悪でかなり違うぞ? 一度、悪人キャラで集まって神様に奇跡を嘆願しにいく勇者を妨害するっての やったんだが 美学を追究する為、スマートに事を運ぼうとする黒騎士、妖艶な女魔術師とかと ひゃっはー、村を襲って勇者をおびき寄せるぜーって口実ではっちゃけてた 狂戦士とかオークの戦士は相容れなかったからなぁ…。 うん、村で饗宴してたら、おいてかれちゃったもん(ぉ 946 名前: NPCさん 2006/03/08(水) 16 55 15 ID ??? 昔、薄給で神父やってる善人PCを作ったら 「きっと邪神崇拝だな」とか「気がつくと信者が一人消えてそう」とかさんざん言われた せっかくなので、俺がGMのときに悪の大神官として敵にしてやった 信者を生贄に邪心降臨だぜゲヒャヒャヒャヒャ 反響が良かったのは嬉しいが、「やっぱり」っていう意見が多いのはなぜだろう(´・ω・`) スレ91
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「悪人」の正義 ◆CantuWVYnk 静かだった。 聞こえる音は木々の間を抜ける風の音だけ。虫の鳴く音さえ聞こえはしない。 先程の凄惨な光景など夢だった――そんな気にさえなれそうな程、この森は静かだ。 もっとも、そんなことはありえないということは重々承知している。 これが現実だということは、さっきから首輪の冷たさが嫌というほど証明してくれている。 思考を現実に向け、これからのことを考えるとしよう。 ギガゾンビとかいう変態仮面に従って、罪のない人々を殺して回る気はさらさらない。 自分は悪に位置する人間だが、突然殺し合いをしろといわれて「はいそうですか」と従うような殺人狂ではないつもりだ。 となれば、自分がすべきことはただ一つ。 奴を殺し、この馬鹿げた殺し合いを終わらせることだ。 その為には奴のことを出来るだけ詳細に知らねばならない。 殺された少女の友達であろう子供達と青い狸のような生き物は、奴のことを知っているように見えた。 彼らに会い奴を倒す術を考え、出来るだけ早くこの殺し合いを終わらせよう。 名簿を確認したところ、自分の知り合いは四人。 ルパンに五ェ衛門、銭型のとっつぁんに不二子。 ルパンも五ェ衛門もとっつぁんも、こんなことで死ぬようなタマじゃない。 不二子は生き残ることに関しちゃ俺達の誰より上だ。 あいつらに会いたい気持ちはあるが、あいつらなら俺が居なくてもきっと大丈夫だろう。 多くの人を生かす為に出来ることをする。 それが、今一人の人間として次元大介がしなければならないことだ。 行動の骨子は決まった。となると次にすべきことは戦力の確認だ。 「さぁて、何が入っていることやらね……」 誰に言うでもなく呟き、デイバッグの中身を漁る。 出てきたものは銃と、それ用だと思われる弾丸だった。 正確に言えば《拳銃のようなもの》と《その弾丸と思われるもの》だ。 自分の記憶にはこんな銃は存在しない。 やたら長いし、拳銃にしては重過ぎる。 銃弾は銀色に光っていて、これまたこんなものは見たことがない。 ……分からないことをいくら考えても仕方ない。大人しく説明書を読むことにしよう。 説明書を一通り読んでわかったことは、この《拳銃のようなもの》 ――正式名称.454カスール カスタムオートの製作者はとんでもない馬鹿野郎だということだ。 拳銃としては異様な4kgもの重量(ショットガンやアサルトライフルがこの位の重さだ)。 自動拳銃としては大きすぎる35.5cmという全長。 とどめに、弾丸はウィンチェスター大聖堂の銀十字錫を溶かして作った13mm爆裂鉄鋼弾らしい。 一体、何を考えてこんな物を作ったのか。 「サイボーグに吸血鬼退治でもさせる気か?」 きっとそうだ。アメリカ辺りが作ったんだろう。あの国ならやりかねない。 とても無理のある結論だと自分でも思うが、これ以上考えても結論は出そうにない。 それなら無理にでも納得して、次のことを考えたほうがいい。実際、あの国ならやりかねないし。 地図によると、今俺がいるのはエリアA-1の森林らしい。 近くに高校があるようだから、とりあえずはそこを目指そう。 高校に探し人がいるなどと期待はしていないが、闇雲に探すよりは目標を定めたほうがいい。 カスタムオートをズボンとシャツとの間に挟み、獣道を歩き始める。 「よろしく頼むぜ。相棒」 この銃を扱い切れれば大きな戦力になるのは間違いない。 それに―― 女は手のかかる方が可愛いってもんだ。 【A-1 ・1日目 深夜】 【次元大介@ルパン三世】 [状態]:健康 [装備]:.454カスール カスタムオート(弾:7/7)@HELLSING ズボンとシャツの間に挟んであります [道具]:支給品一式、13mm爆裂鉄鋼弾(35発)@HELLSING [思考・状況] 1:とりあえず、高校まで行く 2:殺された少女(静香)の友達と青い狸を探す 3:ギガゾンビを殺し、ゲームから脱出する 基本:こちらから戦闘する気はないが、向かってくる相手には容赦しない 時系列順で読む Back しっぽの生えた薬師の少女 Next たのしい遊園地 投下順で読む Back しっぽの生えた薬師の少女 Next たのしい遊園地 次元大介 63 ソロモンの指輪
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タイムボカン24 & タイムボカン 逆襲の三悪人 オリジナルサウンドトラック 発売日:3月14日 TVアニメ「タイムボカン24」「タイムボカン 逆襲の三悪人」の サウンドトラックCDが登場。 全51曲収録予定。 ここを編集 2017年10月放送開始。タイムボカン24のシリーズ続編。 http //www.ytv.co.jp/timebokan/ 監督 稲垣隆行 原作 タツノコプロ クリエイティブ・プロデューサー 日野晃博 シリーズ構成 加藤陽一 キャラクターデザイン 吉松孝博 メカニックデザイン 大河原邦男(アクダーマメカ)、川原智弘(ボカンメカ) 総作画監督 吉田隆彦、吉田巧介 エフェクト作画監督 橋本敬史 メインアニメーター 小澤和則 プロップデザイン 松山正彦 設定補佐 井上ジェット 美術監督 吉田美千子 美術デザイン 大平司 美術補佐 田中小百合 色彩設計 内林裕美 撮影監督 神木正士 タイムワープVFX 堀内隆、原田祥子 特殊効果 太田良之 テロップデザイン 佐藤菜津子、齋藤睦 編集 松原理恵 編集助手 佐々木紘美、白石あかね 音響監督 岩浪美和 録音調整 山口貴之 音響効果 小山恭正 録音助手 小笠原頌 ダイアログエディター 薦田菜々 音楽 蓑輪単志 プロダクトコンセプト モギシンゴ アニメーション制作 タツノコプロ 脚本 加藤陽一 金杉弘子 永野たかひろ 小林英造 涼村千夏 あおしまたかし 鴻野貴光 林田祐太郎 絵コンテ 稲垣隆行 いわもとやすお 秦義人 矢吹勉 こでらかつゆき ワタナベシンイチ たかたまさひろ どじゃがげん 吉川博明 演出 徐恵眞 いわもとやすお 大西健太 白石道太 秦義人 日下直義 たかたまさひろ 牧野友映 永野孝明 粟井重紀 清水一伸 福元しんいち 作画監督 吉田隆彦 吉田巧介 松山正彦 橋本敬史 西村彩 城前龍治 川原智弘 岡戸智凱 粟井重紀 山田勝也 竹森由加 前田亜紀 高井里沙 佐々木萌 岡昭彦 八角彩香 森悦史 森本由布希 飯塚葉子 藤原潤 河野絵美 森出剛 宇都木勇 星野守 藤田和行 森田実 飯飼一幸 松本和志 佐藤元 松下純子 大河原晴男 加野晃 冨吉幸希 森島浩一 二上由佳子 佐々木一浩 佐野勝 大前祐美子 ■関連タイトル タイムボカン24 & タイムボカン 逆襲の三悪人 オリジナルサウンドトラック タイムボカン 逆襲の三悪人 ボカンメカB01 メカブトン EDテーマ 20xx タイムボカン24 Blu-ray BOX 1 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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息を整えて空を見た。 空はどこまでも青く澄んでいる。 そして、地面を見る。 どこまでも長く続いている道。 終わりなんてものは見えない。 頬を抓ってみる。 痛みがしっかりと、頬に感じられる。 「……なんで、生き返ってんだ?」 彼――――大崎年光は頭に疑問符を浮かべていた。 彼は、前いた殺し合いで命を落としている。 確実に、あの時殺されたはずだった。 死んできた仲間の死を乗り越えて、脱出の可能性が浮き出て。 そして、それを緑髪の女に完膚なきまでに叩き壊された事を。 今思い返しても歯噛みするくらいの苛立ちが残る。 苛立ちを抑えて、名簿を取り出す。 名簿は何故か二つ種類があった。 普通の名前だけの名簿、そして詳細名簿の二つだ。 詳細名簿には簡単な紹介と顔写真が載っているので、そちらを見る。 まず最初に見覚え――――いや、聞き覚えのあった女性がいた。 稲垣葉月、確かあの時の参加者にいたはずだ。 放送で聞いたのを、覚えている。 そして、ページをめくっていくと、1人見覚えがあった。 「ッ――――この女、あの時の」 新藤真紀、その顔写真は見覚えがあった。 彼を殺した張本人、そして――――希望をぶち壊した張本人。 絶対に許せる相手ではない、そう思いながら次のページをめくる。 そのページの男も、見覚えがあった。 須牙襲禅――――彼の仲間を殺した、許せない奴だ。 山本さんと北原さんを殺した、張本人であるのだから。 「…………あれ」 名簿の見ていないページ数も残り数枚となった時に知り合いを一人見つけた。 山本良勝――――彼の仲間であった老人だ。 どこか抜けているようでしっかりとしていた老人だった。 今でも死んだあの瞬間が頭から離れない。 あの男、須牙襲禅から守れたのではないかと思ってしまう。 だがしかし、もうそれは過去の話である。 出来れば探したいが、今は脱出の方法を探す事を考えよう。 「さて…………行くか」 支給品の中に入っていたグラディウスを持ちながら立ち上がる。 すると、目の前に人が現れた。 いきなりすぎて何か分からなかったが、人であった。 どこにでもいそうな、優しそうな青年と言うイメージだった。 手に持っているのは、S&WM19だった。 警察が使っている銃である。 向こうがこちらに気付くと、銃を構えてきた。 「……俺は殺し合う気はないが」 「う、うるさい……ア、アンタをう、う…撃ち殺す」 「…………」 何と言うか、気が抜ける感じだ。 殺すと言っていながらも、なんか声が震えている。 しかも、なんか銃持っている手が震えている。 あれはどう考えても人を殺せる人間ではない。 「……はぁ」 「な、なんだ!遺言でもあ、あるのか?だったら聞いてやらない事も……」 「いや、強がるのはやめろよ……めっちゃ声震えてんぞ」 「ッ――――」 言ったら向こうの青年は黙り込んでしまった。 なんか、恥ずかしがっているのかよくわからないような顔をしている。 「……悪いが、俺は行くぞ……あんたがどう考えるかは知らないがな」 「ッ、待てよ!見えないのか!?この銃が…」 「人を殺すってのはそんな簡単なものじゃあねぇんだよ」 「…………」 「死ぬのは辛い、痛い、苦しい、それをお前は見ていられるか?」 「…………」 「殺すなんて言うのは、そういうのを見れる奴が言うセリフだ……お前がやってるのはただの強がりだ」 「…………」 「お前はこのまま行くと確実に、死ぬぞ」 言い放つだけ言い放った。 結局向こうは黙り込んでしまった。 「……それじゃあな」 そのまま俺は振り向いて歩き出した。 あいつがどう行くかは知った事ではない。 ただ、悪い方向に進まない事を願ってはいた。 【D-3/平地/一日目/朝】 【大崎年光@俺のオリキャラでバトルロワイアル】 [状態]:健康 [服装]:特筆事項無し [装備]:グラディウス@現実 [道具]:基本支給品一式、詳細名簿@オリジナル、不明支給品0~1 [思考] 基本:脱出する、そのために仲間を探す 1:仲間探しのためにうろつく 2:山本さんと合流したい 3:須牙襲禅、新藤真紀は最大級の注意及び警戒 [備考] ※俺オリロワ死亡後からの参戦です。 ※香坂幹葦の外見のみ記憶しました。 【香坂幹葦@夢オチだったオリロワのキャラでロワ】 [状態]:精神的ショック [服装]:特筆事項無し [装備]:S&WM19(6/6) [道具]:基本支給品一式、357マグナム弾(18) [思考] 基本:いいことはしたくない、悪い事はしたい 1:…… [備考] ※夢落ちロワ参加前からの参戦です。 ※大崎年光の外見のみ記憶しました。 【支給品】 【S&WM19現実】 香坂幹葦に支給。 スミス&ウェッソン社が発売している代表的なリボルバー拳銃。 コルトパイソンと共に世界の警察で使用されている拳銃で、日本の警察も使用している。 【グラディウス@現実】 大崎年光に支給。 古代ローマ時代の軍団兵(ローマ軍団)や剣闘士によって用いられた。 刃渡りは70cmほどで、剣としては短い。 刀身は肉厚・幅広の両刃で、先端は鋭角に尖っている。 【詳細名簿@オリジナル】 大崎年光に支給。 追加枠以外の参加者の情報が書かれている名簿。 顔写真、名前や身長などの簡単な紹介が載っている。 時系列順で読む Back サナダのパーフェクトずがん教室 Next 背中刺す刃 投下順で読む Back サナダのパーフェクトずがん教室 Next 背中刺す刃 GAME START 大崎年光 034 魔王のくせになまいきだ GAME START 香坂幹葦 028 一寸先は闇
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63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/11(木) 01 39 51.76 ID Vgjf6Cd10 かつて名を轟かせた悪人の思想を受け継ぐものが、やがて世を牛耳る前兆が、再来年の年末にかけて起こる。 それを既に知っている人間がいる。 彼は後に糾弾されることになる。 彼は今、人格者だと思われている。 68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/11(木) 01 40 59.74 ID edEsk5ZQ0 プーチンか 94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/11(木) 01 47 27.96 ID gMZ+j7pv0 63 ヒトラーだろうな 名言から見て指揮官って言うか先見の目はもってるよね 名前 コメント
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288 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/18(日) 01 21 41 ID ??? 282 レイヤー「アルタネイティブ社?あぁ、既に壊滅させたぞ」 ガロード「え!?」 レイヤー「グラハム警視正自ら部隊を率いて一気に潰したのさ。 ほら、あの人は正義感の塊みたいな人だから・・・所業を知って相当ブチ切れてね」 ヴィッシュ「更にカジマ君も鬼のような働きをしていたな」 ガロード「カジマ・・・って確か、シロー兄さんの同僚だって言う・・・」 レイヤー「ユウ・カジマ。彼もそういうような組織と因縁があったからね」 ガロード「そうなんだ・・・ですか」 レイヤー「・・・彼女や大事な人を守る為に闘う事は立派な事だ」 ヴィッシュ「だが、クズの為にその手を汚すような事はするな。 クサイ台詞だが、その手は次代を作る為にあるんだからな。」 レイヤー「そういう汚れ役を担う為に我々がいるのさ。分かったかな?」 ガロード「・・・あぁ。だが、俺はティファを守る。絶対にだ」 レイヤー「フッ。しっかり守ってやれよ、小さなヒーローさん」 ヴィッシュ「まー・・・世に悪人の種は尽きまじ・・・これで終わったとは思えないがな」 レイヤー「構わないさ。再臨したらその度に掃除する、それだけだ」
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杜王町 人口4万7228人 「M」のアルファベットの上に王冠が乗っかったようなマークがこの町のシンボル 名産品は「牛タンの味噌漬け」 他には『ごま蜜団子』も有名なこの町は 『超能力者』を引き寄せる、奇妙な磁力のようなものがあった…。 「暑いィ~ッ…! 神様は僕をムシ殺す気か……?」 愚痴を零しながら歩く学生服の少年。 疲労困憊、といった様子の顔からはダラダラと、絶え間なく水滴が零れ落ちている。 今宵は8月ももう末とはいえ、まだまだ『夏』なのだということを感じさせる……そんな熱帯夜だった。 もう時計の針は9時を回っている。 少年の家の門限はとうに過ぎており、その上今から家に着くまでは全力で走っても15分はかかる。 家に帰る理由は至って単純。『遊びすぎた』。 中学以来会っていなかった友人と顔を合わせ、その勢いでカラオケに行くなりゲームセンターに行くなり遊んでいるといつの間にか致命的な時刻になっていたというわけだ。 「くっそおお~~~~ 最高に最悪だよーッ」 頭を掻き毟りながら、『最高』と『最悪』という二律背反な二つの単語を並べる。 既に門限に30分近く遅れているので、家に着くまで最低でも45分の遅刻。 このままチンタラ歩けば、下手をして1時間オーバーだろう。 そう考えるとなんとも言えぬ不貞腐れた気分になって、(どーせ45分も1時間も変わらないだろ、ちょっとアイスでも買ってくかなぁ) なんて考えが浮かんだが……生憎、彼の帰路にコンビニは無い。 代わりに眼に留まったのは一台の自販機。 「クソッ、母さん怒るだろうなぁ…憂鬱だ」 懐から財布を取り出し、500円玉を自販機に投入する。 購入したのはコーラでも紅茶でもなく、ただの麦茶。 こういう風に落ち込んだ時、彼は麦茶のような落ち着いた飲み物を好むのだ。 「あれ、お釣り340円のはずなのに40円多いや 前の人が忘れたのかな…… へへ、ラッキーッ」 彼を励ますようなサプライズに、少しだけ頬を綻ばせた。 案外単純なのか、たったそれだけで彼の心の暗雲は一気に吹き飛んで 「よーし さっさと帰るかなーーっ」 と、にこにこと楽しげな表情で再び脚を動かし始めた。 しばらく歩いて、大通りから路地裏への小道に入る。 この小道はちょっとしたショートカットで、彼の愛用している『裏ワザ』だった。 しかし、今宵の小道は普段とは少し雰囲気が違う。 「うっ…なんだか気味悪いぞ …ま、今まで夜にこの道通ったことってないから、当然といえば当然だケド……」 それでも怖いものは怖い、歩みを進める彼の足は自然と早足に。 (や、やっぱ時間かかってでも表の道を行けばよかったかな…!) そんな考えが浮かんだ、直後 「……!?」 女性が一人、ボロ布に包まって小道で倒れていた。 いや、女性というよりは『少女』……年は明らかに自分より小さい。 顔は見えないが、その大きさからすると12~14歳くらいだろうか。 「な…ッ!!だ、大丈夫ですかッ!」 駆け寄って、その小さな肩を揺する。 (冷たい……!) (救急車を今から呼んで間に合うのか…!?いや…それよりもまさか、『既に』………ッ!) 最悪の事態が頭を過ぎり、背筋に冷たいものが走る。 「しっかりしてくださいッ!」 見ず知らずの人間とはいえ、小さな子供 それも少女が死んでいるところに出くわすなんて、そんなショッキングな夏休みがあってたまるか―― 少女を呼び起こそうとする思考の片隅で、そう思った。 すると突然 「……」 少女の身体がムクリと動いた。 そのまま、休日の朝のように気だるげに身体を起す少女を見て少年は (い、生きていたのか……良かった …し しかし 彼女の体温 やけに冷たかったぞ…) (人間の生きてられる『限界の体温』ってのは25度だそうだが、今の彼女の体温はそれ以上だったか…? あくまで体感的にだが、に、20度も無かった気が…) (……馬鹿馬鹿しい、もう考えるのはやめよう…この子が生きていた それで良いじゃないか…) 「無事で何よりです……何があったのか知りませんが、一応救急車を呼んでおきましょう」 「……いえ 良いわ それより喉が渇いたの」 「え?…あ、そうですか……すいません、今持ち合わせてるのは麦茶しかないんですけど…(一口飲んじゃったけど)」 「いえ 麦茶はいらないわ」 「じゃあコーラですか?コーラはすぐそこの自販機で買ってこないと…ちょっと待っててください」 「違うわ コーラでもないのよ」 「……?じゃあ何が飲みたいんですか? 言っとくけど、サイダーは自販機のメニューにはありませんでしたよ」 「そんなの決まってるじゃない、私が飲みたいのは――」 少年は、大きな間違いをしていた 『帰り道に死体に出くわす』のが『最悪』なのではない… 『最』も『悪』いのは…… 「――――あなたの『血』よ」 「なにィィィーーーーッ!!!」 ――『彼女に近づいたこと』だったのだ 先ほどまで後頭部しか見えていなかったため分からなかったが、彼女の顔は半分が白骨化し、その肌はグズグズに腐敗していた。 少女の異様に発達した犬歯が、少年の腕へ突き立てられる……。 「あぐああああーーーッ ま、まさか、この少女ッ!『ゾンビ』ってやつなのかあぁーーーッ!!」 腕に激痛が走るが、痛み以上に『恐ろしい』。 これではっきりした。この少女は『死んでいる』。 にも関わらず、彼女は自分の肉を喰らおうと動き、襲い掛かってきているのだ (ぐっ…こ こいつ! ただ噛み付くだけじゃあない… 何かを『注入してきている』のを感じるッ! 映画とかで見たことがあるぞ……ゾンビってのは、噛み付いた獲物に伝染していくんだ…) だとすれば、少年の先に待つのは悲惨な結末。 人としての道を外し、醜い化け物として生きる他ない。 ……だが、それは『本来であれば』の話。 彼には、その道を逃れる『能力』がある! 「くそっ させるか…! この城所 常章 (きどころ つねあき) をナメるなよッ!」 糸目だった少年の眼が見開かれ、それを合図に彼の肉体から姿を現したのは奇妙な人型。 体の中心、ちょうど腹の辺りには羽車のようなものが取り付けられており、口元からは絶え間なく煙が吐き出されている。 その正体は少年自身の生命エネルギー!少年自身の意思で自在に動く、パワーある像(ヴィジョン)! この像(ヴィジョン)は同じ能力を持っている人間にしか見えることはない。 しかし、少年のような『見える』者達はこう呼ぶ!『そばに現れ立つ』というところから、『スタンド』とッ! そして、少年の『スタンド』の名はッ! Mr.バッド・ガイ 「『悪人』ッ!!」 「ガルルゥゥア……」 少女 いや、ゾンビは腕に噛み付く力を緩めようとはしない。 当然だ、『スタンド使い』でない彼女には何も見えていない。 何も状況は変わっていないのだ。 「オラァッ!」 少年のスタンド、『悪人』が少年自身の腕を殴る。 ゾンビに噛み付かれている腕を。 すると、少年の腕が姿を変える。 固体から、気体…煙へ。 煙となっていく肉体の中から、注射器一本分ほどの液体がドロリと地に落ちた。 煙を噛むことが出来るわけも無く、急に噛む対象を失ったゾンビの顎は勢い良く閉じられる。 「アギャァァアアァァアーーーーーーーッ!!」 「舌を噛んだらしいな……今僕の腕の中から出てきたのが『ゾンビに変化させるエキス』ってとこか? じゃあ解毒は済んだってことだな… 言っとくが、僕はアンタに対して容赦はしないぞ…人の姿をしてるったって、アンタが僕を殺しに来たことは明白だからな!!」 気化した腕を元に戻しながら、『何が起きてるんだ』といった表情のゾンビへ話しかける。 それは宣告。 これから行われるのは『執行』だという宣告だ。 「オラ オラァッ!!」 ゾンビの顔面に、『悪人』の右ストレートと回し蹴りが叩き込まれる。 殴りつけられたゾンビは先ほどの少年の腕のように、頭部から煙となって気化し……そのまま消滅した。 「止まった……ってことで良いのかな…? スタンド能力のせいなんだろーが、誰がこんなことを………」 あの少女が、何者かによってゾンビに改造されたのは間違いない。 スタンド能力には様々なものがある。人間をゾンビに改造する能力だってあるだろう。 「…早く帰ろう まだもう一体くらい、ゾンビがいるかもしれないし……」 とにかく、早くこの場から立ち去ろうと再び足を動かす。 もしかしたらゾンビどころか、犯人がまだこの辺りをうろついているかもしれない。 その犯人と出会うようなことがあっては洒落にもならない。 そう考えてもう一度足を動かした、その時だった。 背後から、何かが迫ってくる強烈な気配。 「! オラァ!!」 咄嗟に振り向いて、背後に『悪人』でパンチを放つ。 『悪人』の拳と、何かがかち合う。 「この感触ッ!間違いない 『拳』だッ! そして、僕のスタンドの拳に触れたってことは……お前スタンド使いか!」 「ゲヒ、ゲヒヒヒヒ!! なるほど なかなか鋭い勘してるじゃあねーか!」 耳障りな笑い声を響かせる相手は囚人服の男。脱獄囚だろうか? そして、男の操るスタンドは毒々しいカラーリングの、自分と同じ人型のスタンド 口元の牙と背中の棘が印象的なスタンドだった。 男のスタンドが、地を蹴って自分と距離を離す 身のこなしが軽やかな点と自分のスタンドと互角のパワーを持っていた点 『近距離パワー型』と見て間違いないだろう。 「てめーッ あの女の子をゾンビにしたのはお前かッ!」 「イエェェ~スッ そして、テメーも『触れちまった』からな……!」 男が指差したのは、先ほど敵スタンドのパンチを受け止めた『悪人』の右腕。 見るとそこには… 「なんだこれ…」 デジタル数字で、『2014.08.22 21 38』と表示されていた。 『2014.08.22 21 38』 「な…なんなのだ この数字は!? この男一体何をしたのだ!?」 腕に刻まれたデジタル数字はまるで、食品のパッケージに表記されている『消費期限』のようにも見える。 そして、その時刻は現在から約5分後。 「見れば分かるだろ?『消費期限』さァ~ッ 『傷みやすい食いモノ』てのは『安心して食えるタイミング』ってのが限られてる… それを表示してるのが『消費期限』」 「?なんの話をしてるんだ おまえッ!」 「察しの悪ィー野郎だッ!その『期限』を過ぎたらテメーはグズグズに腐るっつってんだよッ!! あと5分弱ってところだなあ~~ッ」 男の宣告を受けて、少年――城所 常章 (きどころ つねあき) の表情が強ばる。 その様子を見て、満足そうに男は続けた。 「それもタダ腐るってわけじゃあねー…… テメーがさっき倒した譲ちゃんみたいに、新鮮な肉を求めて彷徨うゾンビになるのさあ~~っ それがこの俺、『ガス・G』のスタンド…『漆黒の大地(ブラック・アース)』の能力ッ!」 「…なるほど よく分かったよ しかし、なぜおまえがこんなことをするのかは全くわからないな… なんの理由があってこんな通り魔みたいなことをするんだ?」 「小さい女の子ってのは可愛いモンだよなあ~~ッ 特に絶望して泣き喚く顔は最高だ 見てるだけで勃起モンだぜ…… …でも、俺は絶望に顔を歪めた死体となった姿のが断然好きだね」 「……反吐が出るな このゲス野郎ッ!」 言うが早いか、ガス・Gと名乗った男へ突っ込んでいく。 残り5分で自分の肉体が腐るのであれば、それまでに相手を叩きのめすまでッ!! 「オラオラオラオラッ!!」 射程に入ると共に、『悪人』による突きの連打を放つ。 近距離パワー型ならではのスピードとパワーがガス・Gを襲った。 が、 「ボンクラがーーッ 俺のスタンドだって近距離パワー型なんだぜ!その程度受け止められないと思ってんのかーッ!!」 ガス・Gの『漆黒の大地』が目まぐるしいスピードで腕を動かし、『悪人』の拳の一つ一つを正確な動きで逸らしてい。 結果、常章の攻撃は全て外れてしまった。 そして、攻撃を受け流されて生まれた隙をガス・Gは逃さない。 「今度はこっちの番だぜェエェーーーーッ!」 『漆黒の大地』が間髪入れずに左ストレートを繰り出す。 近距離パワー型らしい、威力もスピードもある鋭い一撃。 「オラァ!」 しかし、常章が行ったのは防御ではなく、相手のストレートに負けず劣らず鋭い膝蹴り。 相手の攻撃を受け止めるのではなく… 「てめえより早くぶち込むッ!」 「なにィッ ぐほッ!」 常章の狙いは成功し、ガス・Gは攻撃に怯んで攻撃を中断する。 「1cc残らず吐き出すんだなあ~~ッ 肺ン中の空気をよぉ~~~ッ そしてッ!」 怯んで体勢を崩した『漆黒の大地』へ 今度こそ突きの連打を叩き込む! 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ オラオラオラオラオラオラオラオラアァーーーーッ!!!」 「ぐおおおおおおッ!!」 ラッシュを受けた『漆黒の大地』とガス・Gは大きく吹き飛び、壁に激突した。 激しい衝撃により辺りに砂煙が立ち込める。 常章は、恐らく奥にはガス・Gがいるであろう煙を睨みつけ、構えの姿勢を解こうとはしない。 「……まだだ ギリギリで、防御の姿勢をとってガードしてたな」 ガス・Gへのダメージは恐らく浅い。 事実、自分の腕に刻まれた『消費期限』はまだ残って―― 『2014.08.22 21 37』 「……?」 表示に何か違和感を感じた。 気のせいか……?もう一度、目を凝らして確認してみる。 『2014.08.22 21 37』 「いや、違うッ!! バカなッ 『短く』なっているッ! 消費期限がさっきより1分『早い』ぞッ!」 「やっと気がついたかよお~ッ 自分の犯した『ミス』によ~~~ッ」 煙が晴れ、ガス・Gが『漆黒の大地』と共に姿を現す。 常章の予想通り、頭を打ったのか血は出ているものの大きなダメージを負った様子はなかった。 「夏ってのは良く食べ物が腐って困るよな…… 前に本で読んだが、菌ってのは25℃から40℃が一番活発になるらしい …ところでおまえ、『汗かいた』よな」 「! ……ぼ、ぼくの体は今ッ! さっきのラッシュによる運動とかいた汗によって『高温多湿』だッ!!」 「くそッ! 体温が上がると腐食が早まるッ! 冷やさなければッ!体を冷やさなければいけないッ! し…しかし、どうすれば良いんだ!?」 「今日、昼間にすぐそこで『カキ氷屋』が開いてたが…… 屋台だったからな…もうここにはいねー それ以外に、おまえの体を冷やしてくれるものなんか街中に存在するかな…?」 挑発的な表情でガス・Gが尋ねる。 こうしている間にも、常章の『消費期限』は迫ってきている。 「そ…そうだ 『麦茶』…… さっき『麦茶』を買ったんだッ! 飲めば多少は体が冷えるはず……」 不意に思い出してカバンを探る。 どれだけ体が冷えるかは分からないがやってみる価値はある。 しかし。 「ぬ…ぬるい! 全然ぬるいぞッ!」 「マヌケが! 今日は熱帯夜だぜ 飲み物なんかあっという間に温まっちまわーッ」 望みを絶たれた常章へガス・Gが迫る。 消費期限が切れるまであと2分34秒! 「ま…守らなくてはッ!とにかく、今は奴の攻撃をこれ以上受けてはいけない!」 「ウッシャアアアアアアアッ」 「オラオラオラオラオラオラオラ」 『悪人』と『漆黒の大地』のラッシュがぶつかり合う! しかし、ラッシュを行うということはそれだけ体温が上がるということ! それが頭を過ぎり、常章は一瞬反応が遅れた! 「お返しだぜッ!」 「グッ」 結果『漆黒の大地』が競り勝ち、『悪人』の腕が弾かれる。 そして、がら空きとなったボディに『漆黒の大地』の手刀が入るッ! 鋭い手刀は真剣の如く、『悪人』の肉を切り裂いた。 スタンドのダメージは本体へ。 ダメージがフィードバックし、常章の胸元からも血飛沫が噴き出す! 「ぐおおおッ し…しかし 致命的なまでに深くはない…!」 「いいや致命的だね! おまえは血を触ってなにも感じないのか?」 ガス・Gの言葉を聞いて、その言葉が一瞬理解できなかったものの… 自分の傷口を手で触ってすぐ分かった。 「そ…そうかッ! 『血』は『温かい』んだッ! ま……まずいぞ!このままでは…」 ハッとして腕を見る。 『消費期限』は…… 『2014.08.22 21 35』 「しまったアアアーーーーーーーッ!!!」 「俺の計算ではてめーの消費期限が切れるまであと15秒もねーッ! グズグズに腐ってゾンビになるんだなーーッ!」 ガス・Gが高らかに宣言する 最早常章の敗北は決定したかと思われた! 「全く、今日は最高にツイてないよ… 『自業自得』って感じもするけどさ! 『これ』だけはやりたくなかった…… 『悪人』ッ!!」 『悪人』が呼びかけに応じるように、こちらを振り向き常章へパンチを放つ。 それと同時に、常章自身も『ぬるく』なった先ほどの麦茶を取り出し、中身の液体を自分にブチ撒けた! いや、正確に言えば『常章を殴った』のではなく…『常章にかかった液体と傷口の血を殴った』のだッ!! 「『液体』ってのは気化すると周囲から急速に熱を奪う… このお茶だって 血だって 『液体』だからな……」 彼の体にかかったお茶と血が気化し、彼の肉体から熱を奪った! 彼の肉体の一部を凍りつかせるほどに…! 「なんだとオォーーーーッ!!!」 「関節は外したが、さすがに冷たいし痛いな… だが……これで『冷凍保存』が出来たってわけだ」 『2014.11.11 21 37』 『2014.11.11 21 37』 「オイオイ、三ヶ月弱も伸びちまったぞ… 日数にして『81日』ってところか そんだけありゃあ、アンタを何発殴れるだろうな……?」 凍りついた腕に表示された『消費期限』を一瞥し、指鉄砲を突きつけるようなポーズと共に話す。 そのポーズを崩さず、こう続けた。 「一応聞いておくが…… ぼくにかけたこの『消費期限』の能力…今解くってんなら刑務所送りで済ませてやる 『慈悲深く』ね…」 ガス・Gはこちらを睨む常章の眼に何かを感じ取ったらしく、「フム」と声を漏らしてポケットから腕時計を取り出した。 時刻を確認すると、それを右手の中に握り込んだまま話し始めた。 「……なるほど なかなか肝っ玉据わってるじゃねーか…… あんまり予想外だったんでさっきはビビッちまったが…… だが!それだけでオレに勝ったと思ってるってんならお笑い種だぜッ!」 能力を封じられたにも関わらず、ガス・Gは動じるような様子を見せない。 それどころか、不敵な笑みを浮かべてすらいる。 「『能力を解け』だと! 良いだろう お望み通り解いてやるよオォーーーッ!」 常章の腕から『消費期限』が消えるのと、『漆黒の大地』が『悪人』へ距離を詰めるのとはほぼ同時。 「『悪人』!!」 『オラア!』 迫ってくる『漆黒の大地』へ、カウンターとして右足による回し蹴りを放つ。 しかし、その一撃を『漆黒の大地』は容易く右腕の前腕で受け止めてしまった。 「ボケがッ!! イヌイットでもねーおまえがそれだけ冷えた体でスタンドパワーを完全に発揮できるのかっての!! あれだけ体温を失って弱ってねーわけはないよなああ~~~ッ」 『ウシャアッ!』 間髪入れず、左腕による顔面を狙ったパンチが放たれる。 右手でなんとか受け止めるが、今度は『漆黒の大地』の右腕が『悪人』の股をすり抜けて顔面を狙う! 「クッ…」 「ノックダウンしてやるぜエェーーーーッ!!」 「……!」 先ほど攻撃を受け止めた右手に力を籠めることで自身の体を持ち上げる。 結果、『漆黒の大地』の左拳の上で片手逆立ちをするような体勢となり…顔面への一撃をかわした。 「危なかった…こんな曲芸みたいな動きが本当にできるとは 『近距離パワー型のスタンドで良かった』と心から思うよ……」 常章自身成功するかは分からなかったらしく、その表情は得意げでもあり安心したような顔でもある。 『オォオオオォ ラアァッ!!!』 「ぐッ!」 『悪人』の頭突きがヒットし、先ほどの傷が開いたのかガス・Gが頭部から血が滴り落ちる。 そのまま腕から手を離して着地し、前蹴りを叩き込んで『漆黒の大地』を突き飛ばした。 (ハー……ハー……… ま まずいぞ…スタンドパワーがかなり消耗してきている…… ヤツの言うとおり体を冷やしすぎた…!氷を溶かなければ…… しかしこの氷を溶いてまたヤツの能力を受けてしまえば今度こそ終わりだ! どうすれば……) (チクショオオッ 今度はモロにもらっちまった…… だが…手数ではあのガキの方が上回っているが実際のところダメージは互角と見たぜ… いや!凍傷によって芯から冷えてスタンドパワーの弱まっているヤツの方が不利! 実際さっきの攻撃もそこまで重いものではなかったしよオォ~~~ッ) 「このまま戦闘を長引かせるのは不味いッ! スタンドパワーが残っている次で決着をつけるッ!!」 「今のヤツのスタンドなら攻撃をいなすのも簡単だろう 殴り倒してもいいし機会があれば『消費期限』を再設定しても良いッ! とにかくこのまま押し切ってやるぜェェーーーーッ」 「ぼくのスタンドパワーが尽きる前に! 次で決めるッ!」 「『悪人』!」 『オラオラオラオラオラァ!!』 常章のスタンド、『悪人』が常章の体に張っていた霜を殴る。 それは『煙』 つまり『霧』となって周囲を覆った。 「なに!氷の鎧を脱ぎ捨てやがったッ!! しかも霧によって辺りがよく見えないぞ」 霧が覆っているのはあまり広範囲ではなく、その気になれば見晴らしの良い霧の外に逃れることもできるだろう。 (だが、今霧の外に出るのは賢い人間のすることじゃあねー 恐らくヤツは、オレが霧の外に出る瞬間を死角で待ち伏せている! シモ・ヘイへみてーにな……) 「ム!」 (この音は足音! なるほど、霧でカモフラージュして不意打ちをするつもりか! いいぜ 迎え撃ってやるよおお~~ッ 今この濃霧の中で下手に動くのは賢い者のすることじゃあねーからな……) 周囲に神経を張り巡らせつつ、右手に握り込んだ時計を確認する。 (……9時43分だとォ? 変だな…さっき確認した時からほとんど時間が経ってねーぞ まあ 戦場での時間ってのは濃密なもんだからな 体感時間よりも時の経過が遅いってこともあるか……) 「!」 前方!11時の方向ッ! 影が二つ! 常章と『悪人』のものだッ! 『オラアッ!』 「そこだああぁーーーーーッ!!!」 霧の中から『悪人』のパンチは『漆黒の大地』によって受け止められてしまう! 「グヒャヒャヒャヒャーーーッ 言っただろーがよおーーーーッ 今 てめーはスタンドパワーが衰えてる状態なんだ スタンドの『スピード』だってのろくなってるんだぜエェーーーーッ そしてッ!」 「ぐッ!」 今、常章の体には氷が纏わりついていない! 霧は氷の特性を受け継いでいるため多少は冷たいものの、直に肌に触れることで冷やしている時と比べれば 効果は遠く及ばないッ! よって『漆黒の大地』の能力は『有効』! 『2014.08.22 21 48』 「今てめーの腕を折ると同時に『消費期限』を取り付けたああーーーーッ これでおまえは逃げることもできない!かといってその折れた腕で5分以内にオレに勝つなんて真似はできるわきゃねー よなあああ~~~~~~~ッ」 「この勝負 オレの勝ちだああーーーーーーーーーッ」 『オラア!!』 「がッ……!? プッ………」 『悪人』の拳が『漆黒の大地』の顔面にクリーンヒットする! 今までで一番素早く、威力ののったパンチ! 「ば……かな… きさまに……しょ しょんなパワーは 残って…ないはずッ」 (この時までスタンドパワーを溜めていたというのか? オレが隙を見せる瞬間を待っていたというのか? 腕を折らせてまで……ハッ!) (お…オレにパンチを叩きこんだのはッ! 『さっき折ったばかりの』右腕だッ! バカなッ!折れた右腕であんなスピードと威力が出せるわけが…) 状況が飲み込めず混乱するガス・Gを見て、呆れたように肩をすくめる常章。 「やれやれだ まだ気付かないのか? 時計の文字盤を見てみるんだな…」 「と…時計の文字盤だと……? ……アッ」 「も…『文字盤がひっくり返っている』ッ! き…きさま!『霧』を使って俺に嘘の時計を見せたな! 水滴に時計を映して上下反対の像を見せたな! それでは今 おまえの『消費期限』は!」 「今実際の時刻は21時47分38秒…『消費期限』が切れるまであと30秒も無いよ でも『アンタの能力のおかげで』最高に力が溢れてくる… 初っ端から『消費期限』が短いってことはつまりそれは『新鮮』ってことでもあるんだ… 『5分』ってのはこの副作用を発生させないギリギリのラインだったんじゃないか? もっとも ぼくが今からアンタをぶちのめすのには22秒もかからないけどね……」 ガス・Gが先ほど、『消費期限』を正確に設定するため腕時計で時刻を確認していたのを常章は見逃さなかった! そして、ガス・Gの能力が実際の腐食現象を忠実に再現していることから『新鮮』状態の存在を割り出し 霧を利用して相手のミスを誘ったのだ! 「ブ!『漆黒の大地(ブラック・アース)』!能力を解除し……」 『漆黒の大地』が能力を解除すれば、常章は『新鮮』状態が解除されて再びスタンドパワーが弱まるだろう! しかしッ!現在の常章は全快状態!それどころか、普段の数倍のスタンドパワーを手にしている! スタンドのパワーも、スピードも、正確さも圧倒的!能力の解除よりも早く! ガス・Gにラッシュを叩き込むッ!! 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアァーーーーーーーッ!!!」 「ぐぶあああああああぁあっ」 「『天網恢恢疎にして漏らさず』…… 懲役何年になるかは知らないが、じっくり償うんだな……」 止めの一撃を叩き込むと共に、腕に表示されていた『消費期限』が消える。 最後に気絶したガス・Gの存在を警察に報告してから、常章はその場を後にするのだった。 「つ~~~~ね~~~~~あ~~~~~~~き~~~~~~~~」 「いででででで!!違うって!これには深い深い理由がーッ」 ○「城所常章」―スタンド名 『悪人(Mr.バッド・ガイ)』 ガス・Gの能力によって傷は全快したが、その後母にこっぴどく叱られる ○「ガス・G」―スタンド名 『漆黒の大地(ブラック・アース)』 脱獄、強姦、誘拐、殺人などの罪に問われる 再起不能 使用させていただいたスタンド No.2163 【スタンド名】 Mr.バッド・ガイ 【本体】 城所 常章(きどころ つねあき) 【能力】 殴ったものを煙に変える No.2054 【スタンド名】 ブラック・アース 【本体】 ガス・G 【能力】 触れたものに「消費期限」を設定する 一覧へ戻る 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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"袁"天然悪人「七乃」 読み:"えん"てんねんあくにん「ななの」 カテゴリー:Chara/女性 作品:真・恋姫†無双 ~萌将伝~ 属性:闇 ATK:2(+2) DEF:2(+3) [自動]自分の「美羽」がバトルによるダメージで【裏】になった場合、相手に1ダメージを与える。 Main 〔【スタンド】から【リバース】にする〕自分の「美羽」を【表】にしてもよい。そうした場合、カード1枚を引いてもよい。この能力は1ターンに1回だけ発動できる。 空気を読んで抱き返したりしてみてくださいよ illust:BaseSon SKm-041 U 収録:ブースターパック 「OS:真・恋姫†無双 ~萌将伝~ 1.00」 「美羽」をサポートする効果を持つ。 袁 傾国の美幼女?「美羽」とのシナジーはなかなかであり、相手にじわじわとダメージを与えるデッキが組めるか。 キャラ限定とはいえ状態回復+ドローという破格の効果に+αのついたカードであるためかなり強力。