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後輩と後輩の宇宙と宇宙的恐怖を呼び覚ます何か恐るべきもの 「先輩、大変です! 何か恐るべきものの気(き)を感じます!」 「うそぉ!?」 休み時間になるや、後輩が教室の引き戸をがらりと開いて入ってきた。色白な貌は、今や蒼白になっていた。 黒髪を顎先の高さで切り揃えた彼女は、見てくれだけは日本人形のようで大変可愛らしいが、『立てば爆薬、 座れば地雷、歩く姿は街宣車』なとんでもない女である。 「いや、うそじゃないな。迫真すぎてツッコミし損ねた。いきなり何いってんのお前」 「はい、うそじゃないです。私が愛しの先輩にうそなんて吐くなんてありません。うそは女を美しくします」 「最後のそれそこに付け加えたせいで世界一うそくさいからな」 なんでこいつは毎回毎回話の筋を無視してまで馬鹿なことをいおうとするのだろう……。ひょっとして誰かに 脅されているのだろうか。 「それで何だって? 恐るべきもの?」 恐るべきものて。未就学児童でもいわねぇよ、今時。 実のところ彼女のこういう話題は、いわゆる“構って構って光線”というやつで、大概さしたる意味などない のだが、呆れ返りながらそれでも何だかんだで結局後輩の話に付き合ってしまう自分の性格が憎い。結果的にそ のほうが面倒がないこともまあ事実とはいえ、それにしたって何だか自覚のないまま自分の気持ちに対する言い 訳をしているような気がしてきた。 気がするだけだが。 「何か恐るべきもの、です。サムシング・トゥ…………トゥ・ビー・こわい」 「英語の勉強もしような?」 「はい」 「それじゃ」 「SO・RE・YO・RI!!」 悄然としたふりをしていた後輩だが、ものの数秒でいつもの調子を取り戻す。流れるように話を打ち切ろうと した俺の目論見も綺麗に破綻した。 「このままでは、何か恐るべきものによって何かひどいことが起こってしまうことは、たぶん間違いないと推測 されます」 「何から何まで曖昧すぎる。まずその何か恐るべきものって何なんだよ」 「曖昧なものを曖昧なまま扱う、それが日本人の誇り」 「説明しろ!!」 こいつ、実は俺にケンカでも売っているんじゃないだろうな。俺だって休み時間にやることがひとつもないわ けじゃないんだぞ。 「だ、だってだって、……とても表現しづらいものなんですもの。それは私の心にコズミック・ホラー(宇宙的 恐怖)を呼び覚ます」 日常会話の中に平然と挿入される“宇宙的恐怖”。何かヤバイものにハマっているっぽい言い回しに、むしろ こっちの心に恐怖が呼び覚まされた。 「つまり何か。よくわからないが、何かいやな予感がするという設定でお喋りしに来たと」 「全然関係ありませんが、そうナニ、ナニと連呼されると柄にもなく照れますね」 ……ほんとに全然関係なくてどうしようかと思った。 朱の差した頬を手のひらで押さえていかにも恥じらっているといったふうな仕草。 これでいろいろな意味で露骨でさえなければと思うが、狡猾な変態や無自覚な悪女でないぶんまだ安心かもし れない。剥き出しの地雷なんてむしろ良心的だ。……いや、こいつはそんな可愛いものじゃなく、自分から飛ん できてスイッチをぐいぐい押しつけてくる地雷だったか。それ最悪じゃねぇか。 「それはそうと、私の“いやな予感”を舐めてはいけませんよ。私のは漠然とした不安要素に対して心の準備を しているとかそういうんじゃなくて、がちですから。がち」 「思春期特有の痛々しい誇大妄想にしか聞こえないが、もうどうでもいいや。話進めろ話」 「がちなのに……」 後輩が悲しそうな顔で呟くが、心を鬼にして無視する。 「あまりに宇宙的なために恐怖の根源は不明ですが、とにかくとっても怖くて泣いちゃう感じです。いっぱい慰 めてください。まずは……だっこから?」 「欲望だだもれ」 結局のところ、なりふり構わず甘えるための狂言だったらしい。宇宙的とか何かとか話を大きく抽象的にして おけば、それだけで何となく説明になっているような気がするし、恐怖の対象についても対処のしようがないと いうわけだ。 「もう休み時間終わっちゃうんですもん! 一秒でも早く、広げた座布団を畳まないと!」 「風呂敷だろ」 「そんなことはどうでもよいのです!」 一〇分しかない休み時間の一分もない残り時間が、今のでまたちょっと削れた。 「ほらほら! だっこしてぎゅ!」 「そこまで腹の内をばらしておいて、どうして俺がすんなり了承すると思うのかわからない」 「そういうバカなところも可愛い」 「教室に帰って予習でもしてろバカ」 タイミングよくチャイムが鳴り、バカな後輩は宇宙的恐怖を呼び覚ますらしい何か恐るべきもののことなど何 ひとつ頭にないような晴れ晴れとした顔で去っていった。 平和な一日でした。 おわり 前:犬と鷲 次:先輩!黒鉄先輩ですか……?おまけに荵
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「欲望のままに書けばいいのだ……どうせ人はすぐに死ぬ」 そんな事を呟きながら、松永久秀は書をしたため終えて筆を置いた。こきり、と軽く肩を鳴らす。 それを合図に、背後に控えていた三好三人衆が、墨の乾いた項から手に取り、読みながら誤字脱字の確認をし始める。 「ふむ、今回はなかなかの出来だな。どうだね」 「素晴らしい出来栄えです」 「素晴らしく破廉恥です」 「忍萌えです」 「そうか、では兵への今度の褒章はこれで良いな」 松永は上機嫌に笑いながら、すっと立ち上がり、書斎を見渡した。 びっしりと棚に収められた春本の数々は、皆彼が著したものだ。相当数ある。 今まで生み出してきた作品の数々を眺めながら、松永はしみじみと呟いた。 「己の欲を満たし、著した書は兵たちへの褒章になり、且つ、余りを売りに出せば軍資金になる。 ……まさに一石三鳥。これほど良い仕事は他にないな。いや、愉快、愉快」 普段の悪人面が、この時ばかりは爽やかであった。 ……後日、片倉小十郎と猿飛佐助の両名は、大仏殿に殴り込みを仕掛けて、けしからん春本の販売中止を要求したのだが、 「いや、卿らの本ならば即日完売だったが」 そんな事実を知らされて、結果、某前田夫妻よろしく、春本回収の為の全国行脚に赴くことになる。 了
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思01_6508t "批判資料:南京虐殺映画の恐るべき宣伝工作" http //www21.atwiki.jp/tohohopeacewalk/pages/168.html http //pipponan.fc2web.com/shikosakugo_01/shi-6508.htm -------------------------------------------------------------------------------- [6508]批判資料:南京虐殺映画の恐るべき宣伝工作 ピッポ 09/7/2(木) 21 59 [6509]映画「ジョン・ラーベ」の紹介記事 ピッポ 09/7/5(日) 13 54 -------------------------------------------------------------------------------- [6508]批判資料:南京虐殺映画の恐る... ←back ↑menu ↑top forward→ ピッポ - 09/7/2(木) 21 59 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード 茂木弘道さんが 映画「ジョン・ラーベ」について何か言ってます。 批判資料:南京虐殺映画の恐るべき宣伝工作 茂木弘道 WILL2009・8 http //www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/2140.html 312 hits -------------------------------------------------------------------------------- [6509]映画「ジョン・ラーベ」の紹介... ←back ↑menu ↑top forward→ ピッポ - 09/7/5(日) 13 54 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード 映画「ジョン・ラーベ」アジアプレミア開催、香川照之に「ラーベ平和賞」 http //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090429-00000015-rcdc-ent 2009年4月28日、「ドイツのアカデミー賞」と呼ばれるドイツ映画賞(ローラ賞)で主演男優賞など4部門を制した映画「ジョン・ラーベ」のアジアプレミアが北京で行われ、第1回「ラーベ平和賞」がラーベ氏の孫から朝香宮鳩彦親王役を演じた香川照之に贈られた。新浪娯楽が伝えた。 アジアプレミアにはフローリアン・ガレンベルガー監督をはじめ、キャストの張静初(チャン・ジンチュー)、袁文康(ユエン・ウェンカン)、ラーベ役を演じたウルリッヒ・トゥクル、中国側プロデューサーを務めた王中磊(ワン・ジョンレイ)氏らが出席。ラーベ氏の孫であるトーマス・ラーベ氏もラーベ氏が実際に書いた「日記」を持って現れた。 【その他の写真】 トーマス氏によれば「日記」はラーベ家で約50年間、大切に保管されてきた。また、今回の映画制作を記念して「ラーベ平和賞」を設立し、香川照之をその第1回受賞者にすることも明かした。南京事件に対する真摯な姿勢と敏感な歴史問題に正面から向き合った勇気を評価したものだという。(翻訳・編集/NN) 267 hits --------------------------------------------------------------------------------
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4月6日、アメリカのGoogleが検索システムの新機能を 発表しました! SEOに大きく関係する恐ろしい機能です。 Googleは、地域情報検索を充実させるべく、ユーザーの 現在地を推測してその地域の検索結果を表示させると いう新機能を全世界に導入したということです。 この新機能は、ユーザーのIPアドレスと現在地を紐付け、 それに合わせた検索結果を表示するというものです。 つまり・・・ユーザーがGoogleで「エステ」と検索 すると、「エステ 渋谷」や「エステ 新宿」という 自分の現在いる地域の検索結果を表示するという ことです! 「エステ」で今までSEOを行っていたとしても、 ユーザーのIPアドレスが「東京」「渋谷」「新宿」 「銀座」などと判断されてしまった場合、 「エステ 東京」、「エステ 渋谷」、「エステ 新宿」、 「エステ 銀座」といったキーワードでSEOを行っている エステサロンが優先的に表示されるというわけです! IPアドレスからどこまで地域情報を特定し、現在地に 合わせた検索結果を表示するのか定かではありませんが、 これが運用にしっかりと乗ることになれば、SEO業界にも 大きな変更が必要になります。
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56 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 22 24 ID HX66qydY0 第4話~恐るべき絶対零度の天才~ 「ひ、氷室・・・。」 「ん?君は・・・。」 非常にまずい相手にあってしまった。 氷室 蒼と対峙している少年、紺野 涼一(こんの りょういち)はそう思っていた。 起きてみたら一人で部屋に寝ていて、誰かいないかと外に出てみたらいきなり出くわしたのが氷室とは・・。 氷室と直接デュエルしたことは数えるほどしかないが、1度も勝った覚えはない。 その才能はこのクラス最強と言っても過言ではなかった。 戦うことになれば、勝てる確率は大分低いだろう。 涼一は考えていた。どうやってこの場から逃げるか。 涼一は、友達の数はそこそこ、成績は中の下。デュエルの腕もイマイチ。 女の子など無縁な、どこにでもいるマンガ好きな男子だった。 特技といえば部活でやっているテニスだが、飛びぬけてうまいわけでもなく、いまいちぱっとしない奴だ。 「や、やあ、氷室。無事みたいだね。」 「ああ。」 「もう、誰かとデュエルした?」 「いいや。」 違和感のないような世間話を切り出した。 氷室から敵意は伝わってこない。 うまくすれば、何事もなく終われるかもしれない。 「俺もまだなんだよ。いやーまいるよなーこんなの。」 「そうだな。」 「氷室は強いからいいよな!俺なんてなー。」 「・・・。」 氷室の表情は変わらない。 その無表情な顔は、何を考えているのかわからない。 涼一は少し焦りを感じ、背中に嫌な汗をかいていた。 「こ、これからどうするんだ?」 「そうだな・・・。」 氷室は考え込むような素振をしている。 「適当にぶらついて、友達でも探すか。」 「そ、そうだな!俺もそうしようと思ってたんだ!」 涼一はほっとした。どうやらここで涼一と戦う気はないようだ。 そうと分かればここでこんな世間話をしている必要もない。 氷室とはどうも話しづらい。一刻も早くこの場を離れたかった。 「そ、それじゃ、じゃあな!友達見つかるといいな!」 涼一はそそくさと走り去ろうと後ろを向いた。 こんなにあっさり逃げられるとは、氷室が意外と穏便なやつでよかった。 さてと、内山田はどこにいるかな・・・。 などと思いながら走り出そうとする。 だが・・・ 「ひっ・・・・!?」 気づくと、足が動かなくなっていた。そしてとても冷たい。 恐る恐る見てみると、足は凍りつき、地面とくっついていた。 「う、うわあああ!!」 驚いて、腕をばたつかせながらもがく涼一。 だが足はぴくりとも動かない。 「へぇ。本当にカードの効果が実体化するんだな。」 「・・・!」 後ろを振り向くと、氷室が不敵な笑みを浮かべにこちらを見ていた。 その手には何かの、おそらく足を凍らせた効果を持つカード。 ま、まんまと騙された・・・!? 「な、なんのつもりだよ!!離せよ!!」 「逃がすと思ったか?僕も、目の前に現れた獲物をみすみす見逃すつもりはないのでね。 君にはここで氷像になっていてもらうよ。」 甘かった。氷室は露骨な敵意こそ見せないが、その心の奥でひっそりと獲物を狙うようなタイプだった。 氷室がデュエルディスクにカードをセットしようとする。 このまま殺されてたまるか。とっさに涼一はカードを発動させた。 「げ、激流葬っっ!!」 「ちっ・・!」 涼一のデュエルディスクにカードがセットされ、効果が発動される。 どこからともなく物凄い勢いで水流が押し寄せた。 その激流で足の氷は砕かれ、涼一も氷室も、なす術もなく流されてしまった。 57 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 23 04 ID HX66qydY0 「ぐっ・・・。ゲホッ・・・。」 激流に流され、壁に叩き付けられた氷室は肩を抑え立ち上がった。 「あんな無茶な効果まで起こせるのか・・・。」 あたりは水浸し、服も濡れていた。 だがカードやデュエルディスクに問題はないようだ。よくできている。 「腕を凍らせるべきだったな。 全く、やっかいな事をしてくれる・・・。」 氷室は服をしぼりながら辺りを見回す。どのくらい流されたのだろうか。 ふと見ると、涼一がゆらりと立ってこちらを見ていた。 その顔には相変わらず怯えが見える。 「ふん。どうするんだ?僕とデュエルでもするか?」 氷室は身なりを整えると、涼一に向き合いデュエルディスクを起動させた。 涼一に選択の余地はなかった。 逃げ出したい。勝てるはずない。 だが、今背を向ければ、おそらく今度こそ殺される・・・。 みすみす殺されるくらいなら、一か八か、デュエルに賭けてみようか・・・。 深呼吸し、ようやく覚悟を決める。 そして涼一もデュエルディスクを起動した。 「肩慣らしにはなるかな。」 「お、俺だって、負けるもんか・・・!」 「「デュエル!!」」 58 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 25 25 ID HX66qydY0 氷室 LP 8000 涼一 LP 8000 「俺の先行!ドロー! よし!手札から伝説の都 アトランティスを発動!」 フィールドが、遥か昔海に沈んだという幻の都へと変化する。 涼しげな青い光に、苔むした岩の建物の立ち並ぶ都。 その海の底の街では、水属性モンスターが縦横無尽に泳ぎ回る。 「なるほど。君のデッキは水属性デッキか。」 「ああ!モンスターを1体守備で召喚してターンエンド!」 「僕のターン、ドロー。 モンスターを守備で出してターンエンド。」 お互い変化はなく1ターン目が過ぎる。 だが涼一は次のターンで攻めに出る自信があるようだ。その顔には笑みが浮かんでいた。 「俺のターン、ドロー! よーし・・!手札から牙王鮫アギトを召喚!」 《牙王鮫 アギト》 効果モンスター 星5/水属性/魚族/攻2200/守 600 涼一のフィールドに巨大な赤紫の鮫が現れる。 アトランティスの効果によってレベルが4へ下がり、生け贄は必要ない。 体には無数の傷跡が残っているが、全てを食いちぎらんと恐ろしい牙を剥き、目はギラギラと輝いている。 「そんな守備モンスター、食い破ってやる!! 行けー!アギト!ブラッディバイト!!」 アギトが高速で泳ぎ、伏せモンスターに食らいつく。 だがアギトの牙は、伏せモンスターの張った氷のバリアに防がれていた。 「な!」 「僕のモンスターはブルーマジシャンだ。 こいつは1ターンに1度戦闘では破壊されないエフェクトを持つ。」 《ブルーマジシャン》 効果モンスター 星2/水属性/水族/攻 600/守1400 「く、くそっ!だけど、アギトは守備モンスターを攻撃した時貫通ダメージを与える効果がある! くらえ!!」 アギトの牙による攻撃が血のような紅色をした閃光となって氷室に襲い掛かった。 そのダメージは800程度。氷室は顔色一つ変えない。 「こんなものか・・。 ああ、そうだ。ブルーマジシャンを攻撃したモンスターにはアイスカウンターが一つ乗る。」 アギトにアイスカウンターが乗せられた。 見た目にこそ変化はないが、それは絶対零度の可能性を含む氷の因子。 氷室は、アイスカウンターを自在に利用するアイスデッキの使い手だった。 「ア、アイスカウンター・・・? まあいいや・・!俺は伏せモンスターをリバース! 深海アンコウの効果で、そのマジシャンをバウンスするぞ!」 アンコウの光に操られ、ブルーマジシャンが氷室の手札へと帰っていく。 さらに、深海アンコウはサイクルリバースモンスター。 自身の効果で再び裏側守備となった。 「俺のターンは終了!」 氷室 LP 8000 涼一 LP 7200 59 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 26 01 ID HX66qydY0 涼一のターンで、ライフアド、フィールドアドともに涼一が上回った。 だが氷室は相変わらず表情を変えない。 不利とも、優位とも思っていない、つまらなそうな表情だ。 「僕のターン。ブリザード・ナイトを召喚。 さらに装備魔法、魔剣アイスソードを装備する。」 《ブリザード・ナイト》 効果モンスター 星4/水属性/水族/攻1700/守1500 氷室のフィールドに白銀の雪の騎士が現れる。 さらにその騎士に限りなく氷に近い素材で作られた魔法の剣が装備された。 使い方次第では炎さえ凍らせるという伝説の剣の一つだ。 「アトランティスの効果も受けて、攻撃力2400か・・・・。 う、アギトと相打ちか・・・!」 涼一が少々困った顔をする。 だが、その顔は氷室の言葉によってさらに歪むことになった。 「残念だが、ブリザード・ナイトはフィールド上のアイスカウンター1つにつき攻撃力が300上がる。 君のアギトに一つ乗っているので、攻撃力は2700だ。」 「や、やば・・・!」 「ブリザード・ナイトでアギトに攻撃。」 凶悪な威圧感を持つ鮫の王は、白銀の騎士の剣によってあっさりと狩られてしまった。 アギトが爆発し、その爆風が涼一に襲い掛かる。 「うああっ!」 そのダメージはわずか300だが、涼一はその痛みですら苦痛に顔をゆがめてしまった。 それを見て氷室が少々表情を変える。 呆れたような、哀れむような、そんな表情に。 「ふう。ブリザード・ナイトがアイスカウンターの乗ったモンスターを破壊した時、もう1度攻撃できる。 アンコウを攻撃だ。」 「う、うわっ・・・!」 アイスカウンターがなくなったことでブリザード・ナイトの攻撃力は2400となる。 だが深海アンコウを倒すには十分すぎる攻撃力だった。 裏側守備表示のアンコウは騎士の剣によって3枚に捌かれた。 「く、くそ・・・壊滅しちまった・・・。」 「・・・カードを1枚伏せ、ターンエンド。」 氷室 LP 7200 涼一 LP 7700 あまりにも淡々とした氷室のデュエル。 氷室は普段から、あまりデュエル中に楽しそうな顔をしない。 まるでそれは作業のような。相手を倒すためだけのデュエル。 氷室がデュエル中に少し楽しそうな顔をするのは、自分の想像を超える戦術をこなす相手、自分よりも強い相手とやる時のみ。 だが氷室は天才レベルのデュエルの腕を持つ。氷室より強い相手などそうそう存在しない このクラスにおいて、氷室に勝つことが出来た最初の一人は、陽だった。 60 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 26 39 ID HX66qydY0 1年前・・・。 「神崎くぅーん。ちょーっと遊ばねぇー?」 「むぅ・・・。」 中学に入学したての頃、陽は黒崎率いるヤンキー3人組にちょっかいを出されていた。 陽は普段は大人しめで特に抵抗もしないので、よくヤンキー達のからかいの対象になっていた。 魁が一緒にいる時はヤンキーも手を出してこないのだが、この日は魁は風邪で休みだった。 「なー神崎くーん。黙ってないで何か言えよー。」 (うざいなぁ・・・。) 口には出せず、困った顔で黙り込んでいる陽。 そこに一人の少年がやってきた。 「何しているんだ?お前達。」 「あぁ?遊ばないかって誘ってるだけじゃねぇかよ。なんだてめぇ。」 「そんなに遊びたいんなら、僕が相手をしてやろうか? 無論、デュエルでだが。」 そう言って少年はデッキを突き付ける。 その目は自信と相手への侮蔑に満ち、とても冷たく輝いていた。 「こいつ、氷室か・・・・。」 「あー、このクラスでデュエル成績トップの野郎か。 はん。面白れぇ。俺がその面潰してやるぜ。」 ヤンキー3人組のリーダー格、黒崎がデッキを取り出しながら前に出る。 生意気なクールフェイス気取りを蹴落としてやろうと、邪悪な笑みを浮かべて。 だがその戦いは、僅か数分で幕を閉じた。 氷室は、僅か3ターンで黒崎を打ち負かしてしまったのだ。 「なっ・・・! い、今のは引きがちょっと悪かっただけだ・・!!もう1度やりやがれ!!」 「何度やっても同じだ。君では僕に勝てない。」 結局もう1度デュエルをすることになったが、やはり3ターンで打ち負かす。 「俺らん中で一番強い黒崎が・・・。」 「くっそ!ふざけんなよ!ちきしょう!覚えてろ!!」 2連敗を喫した黒崎は顔を赤くして机を蹴り大股で帰っていった。 周りからはさすが蒼くーんなどと黄色い歓声が上がっている。 「あ、ありがと。」 「何、大したことはない。」 お礼を言う陽に氷室が軽く微笑む。その目はさっきのような冷たさはなく、どことなく暖かくなっていた。 「君、強いね。」 「まぁな。」 「ちょっと俺とデュエルしてみない?」 陽がデッキを取り出しながら言う。 氷室は少し戸惑ったような顔をしたが、すぐに承諾した。 黒崎達の言葉や、先程2連勝を見せたように、氷室は相当なデュエルの才能を持っていた。 そのお陰で、氷室はデュエルに絶対的な自信を持っている。 こんな大人しい少年に負けるはずはない。だが余り簡単に負かすのもかわいそうかもしれない。 そう思っていた。 だが、氷室の予想は大きく覆されることになる。 「God whom I considered!!コールドエンチャンターに攻撃だ!!」 「攻撃力、8800・・・!?」 陽の切り札、神の前に氷室は敗北を喫してしまった。 氷室はこの意外な展開に言葉を失っている。 周りからも信じられないなどという声が上がっている。 「ふう。結構面白かったよ。」 「あ、ああ・・・。君、強いんだな・・・。」 「まぁね。」 氷室がまだ動揺しているような声で言うと、陽はいつもの眠そうな目で微笑んだ。 この時、氷室はこのクラスに来て初めて思った。 こいつとのデュエルは楽しめそうだ、と。 それ以来氷室は頻繁に陽にデュエルを申し込んでは、楽しそうにデュエルをしている。 陽とのデュエルで見せる少しわくわくしたような顔は、周りの人たちからも少し新鮮だった。 そうして何度かデュエルしているうちに、自然と仲良くなり、氷室は積極的に陽と一緒に行動するようになっていく。 また、陽とのデュエルを重ねるうちに、氷室は陽とのデュエル以外でもデュエル中に楽しそうな顔をする事が心なしか増えていた。 相手を倒すためだけのデュエル。もともと氷室にとってのデュエルはそういうものだった。 だが自分よりも強い相手に出会って、それは少し変わる。 相手をただ倒すデュエルから、相手を乗り越えるデュエルに。 しかし氷室の心は、命がけのデュエルロワイヤルというこの状況によって再び凍りつくことになる。 弱い相手は倒すべき獲物。そこに価値などない。 力を持たない者に生き残る資格はない。 氷室にとってのデュエルは今再び、相手をただ打ちのめすだけのデュエルとなっていた。 61 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 27 50 ID HX66qydY0 氷室 LP 7200 涼一 LP 7700 「ドロー!!よし・・・。これならいける! まずはフィールド魔法、ウォーターワールド!これでアトランティスは墓地へ送られる!」 本来フィールド魔法を2種類使うなど事故の原因になるのだが、涼一は独特の戦術を持っていた。 海の底の都となっていたフィールドは一転し、見渡す限り海の青、そこらではイルカが泳ぎ回るの水の国となった。 「そして魔法カード、伝説の釣り竿!デッキから魚族モンスターを手札に加える! 手札に加えるのは、ジェノサイド・キング・サーモンだ!」 涼一が手札に加えたのは、魚族のかつてのホープ、ジェノサイド・キング・サーモン。 その戦闘能力はジェノサイド・キング・デーモンをも凌ぐ。暗黒海の恐ろしい鮭だ。 だが、涼一はそのカードを召喚することなくそのまま墓地へ送る。 「さらに魔法カード、大魚への生け贄発動! 手札からレベル4以上のモンスターを生け贄に捧げ、手札からレベル8以上の魚族モンスター、究極魚を特殊召喚する!!」 《究極魚(アルティメット・フィッシュ)》 効果モンスター 星8/水属性/魚族/攻3000/守1000 タンカーほどの巨大さを誇り、トゲトゲしい鱗を持つ化け魚が巨大鮭を丸呑みし、涼一のフィールドに現れた。 人間一人など軽く丸呑みにしてしまいそうな恐ろしい巨大魚。 しかしその巨大さからは想像も出来ないほど高速で泳ぐことが出来る強力なモンスターだ。 「へへっ、こいつが相手モンスターを破壊した時、もう1度だけ続けて攻撃できるんだ! 行け、究極魚!アルティメット・スウィム!!」 究極魚がその巨体からは想像も出来ないほどの俊敏さで、一度後ろに下がる。 そして、すぐに方向転換し、ブリザード・ナイトに向かって突撃した。 だが、突如として究極魚の動きが止まってしまう。 「な!?なんで!?」 「速攻魔法、アイスショット。君の究極魚にアイスカウンターを乗せさせてもらった。 そしてアイスソードのエフェクトで、アイスカウンターの乗ったモンスターは攻撃ができなくなる。残念だったな。」 「そ、そんな・・・。」 雪玉をぶつけられた究極魚が、アイスソードから放たれる冷たい風によってカチコチに固まってしまう。 結局何もする事ができず、バトルフェイズは終了した。 「く、くそ。せっかく究極魚出せたのに・・・。 ターンエンドだ!」 涼一は切り札を封じられ、悔しさに顔を歪ませながらターンエンドを宣言した。 これが、最後のターンになることなど知る由もなく。 62 :akatsuki ◆7SWrUgoQ6Y:2007/07/08(日) 18 28 22 ID HX66qydY0 「僕のターン。ドロー。 残念だが、紺野。君では僕に勝てない。」 「な、なんだよ!? そんなこと、やってみなきゃ・・・。」 「このターンで終わりだ。僕は魔法カード、氷像の接収を発動。」 凍てついた究極魚が氷室のフィールドに移された。 それはまるで氷の彫刻のよう。究極魚はもう動くことはない。 「お、俺の究極魚が・・・!」 「このエフェクトでコントロールを得たモンスターは、攻撃する事ができなくなる。 まぁこのカードのための生け贄にするので関係ないがな。 魔法カード、炸裂氷塊。」 氷像と化した究極魚が、激しい音と共に砕け散った。 そしてその究極魚の残骸は、細かい氷の粒、ダイヤモンドダストのようになってブリザード・ナイトに降り注ぐ。 「お、俺の究極魚ぅ・・・・。」 「アイスカウンターの乗ったモンスターを生け贄に捧げ、そのモンスターのレベルと同じ数、フィールドのモンスターにアイスカウンターを乗せる。 究極魚のレベルは8。よってブリザード・ナイトにアイスカウンターを8つ乗せる。」 「や、8つ!?」 ブリザード・ナイトに8つものアイスカウンターが乗った。 膨大な氷の力を得て、その剣は巨大な氷塊と化す。 アイスカウンターによる攻撃力上昇が2400。アイスソードとウォーターワールドの効果がそれぞれ500。 今やブリザード・ナイトは攻撃力5100の化け物となっていた。 「こ、攻撃力5100ぅ!?や、やばい・・・!」 「さらに俺は手札からコールド・エンチャンターを召喚する。」 氷室のフィールドに現れる白き氷の魔術師。 これもまた、ブリザード・ナイトと同じくアイスカウンターによる攻撃力上昇能力を持っているモンスター。 氷の力を得て巨大化した、雪の結晶を象った杖。その攻撃力は4500となる。 氷室のフィールドに揃った二人の巨大な氷使いに、涼一は言葉を愕然とした。 「ま、負ける・・・。」 「ブリザード・ナイト、ダイレクトアタックだ。」 無感情な声で攻撃命令を下す氷室。 その言葉に従い、ブリザード・ナイトは全長2メートル近い氷の剣を振り回し、涼一に痛恨の一撃を与えた。 「があああああああああああああああああっ!! アアアッ!かはッ・・・うあああァァ・・・・・!!」 心の準備もなくいきなり叩き込まれた5100ものダメージ。 それは涼一の想像を遥かに超えた痛み。2メートルの氷の刃で全身を寸断される痛み。 涼一はあまりの激痛に、理性を保つことすら困難だった。 「アアァァッ・・・・痛い・・・イタイ、痛いぃぃ・・・!!」 胸を押さえうずくまる涼一を見て、氷室が静かにため息をつく。 しかしそれは、苦しむ涼一への感情など一切篭っていない、やっと仕事が終わったかのようなため息。 「終わりだ。 恨むなら、自分の無力さを恨むんだな。」 そして、最後の攻撃命令を下す。 コールド・エンチャンターが杖を振るうと、涼一の頭上に巨大な氷の塊が現れた。 そして氷は、激しい音を立てながら涼一目掛けて落下した。 「うわあああ────ッ・・・・・」 涼一の最後の悲鳴は、氷の崩れる音にかき消される。 ガラガラという激しい音と共に、一方的なデュエルの幕は閉じた。 やがてデュエルディスクのランプが消え、実体化していたソリッドビジョンも消滅する。 そこには、倒れ、氷のように冷たくなりピクリともしない涼一。 氷室は、ゆっくりと歩み寄った。 「・・・相手が悪かったな。」 表情も変えずにそう言い放つ氷室。 そして涼一のデュエルディスクからキーカードとデッキを抜き取ると、振り向くことなく、静かにこの場を去っていった。 生き残るために勝つしかないのなら、今ここで必要なのは力だけだ。 僕は生きる。愚かな弱者にかける情けなどない。 ・・・神崎は生き残っているだろうか。 僕を負かした神崎だ。まさか誰かにやられてるはずがないだろうが。 この戦いは、一体どこへ向かうのだろうか。 生き残るのは誰になるのだろうか。 ・・・神崎は、僕を殺すだろうか。 僕は、神崎を殺すのだろうか・・・。 第5話に続く。 第4話登場オリカ
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4月6日、アメリカのGoogleが検索システムの新機能を 発表しました! SEOに大きく関係する恐ろしい機能です。 Googleは、地域情報検索を充実させるべく、ユーザーの 現在地を推測してその地域の検索結果を表示させると いう新機能を全世界に導入したということです。 この新機能は、ユーザーのIPアドレスと現在地を紐付け、 それに合わせた検索結果を表示するというものです。 つまり・・・ユーザーがGoogleで「エステ」と検索 すると、「エステ 渋谷」や「エステ 新宿」という 自分の現在いる地域の検索結果を表示するという ことです! 「エステ」で今までSEOを行っていたとしても、 ユーザーのIPアドレスが「東京」「渋谷」「新宿」 「銀座」などと判断されてしまった場合、 「エステ 東京」、「エステ 渋谷」、「エステ 新宿」、 「エステ 銀座」といったキーワードでSEOを行っている エステサロンが優先的に表示されるというわけです! IPアドレスからどこまで地域情報を特定し、現在地に 合わせた検索結果を表示するのか定かではありませんが、 これが運用にしっかりと乗ることになれば、SEO業界にも 大きな変更が必要になります。
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ロスファンTOP カードリスト ステータス エボ 攻略 敵データ ストーリー みんなのデッキ 個別の攻略情報を募集中です。デッキ診断なんかもどうぞ。 帝国の使者アンリ << 恐るべき魔導メル >> 至高の騎士バッカス 恐るべき魔導メル (エピソード4 ストーリー) 獲得カードLC0223 恐るべき魔導メル生命力 1400攻撃力 240 防御力 230特殊効果 火属性+5火 10 水 4 風 5 土 6 機 3 危険度 ★★★★ 進化前 生命力 1900 攻撃力 320 防御力 180 火 25 水 16 風 19 土 21 機 14 「世界が救われようが、滅びようが、私にとってはどうでもいいことだ」ロン公国の城を落とした時と変わらぬ様子で、冷然とメルは笑みを浮かべて言い放つ。だが、その身から放たれる魔力は、以前以上のものだった。小さな田舎の国の片隅に隠されていた、聖杯というちっぽけなもので世界を救えるなどということは、絶対的な力のみを神とするメルには到底信じられないことだった。ただ、それでも主君の望みは果たさねばならない。そして、邪魔する者は容赦なく叩き潰すのみ。「少しは腕を上げたか、小娘? 簡単にカタがついてはつまらぬからな。 失望させてくれるなよ」 サポ 火Lv1 火Lv1 火Lv3 属性 土 土 土 火 火 火 火 火 火 火 攻撃 590 590 590 690 690 690 690 690 720 720 防御 355 355 355 360 360 360 360 360 365 365 ■攻略法募集中■ 本日 - 昨日 - 総計 -
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恐るべき様相 Dreadful Aspect 習熟している武器による近接攻撃でクリーチャーに攻撃を命中させたとき、“神性の利用”の使用回数1回分を消費することで、君の恐るべき様相を明らかにすることができる。そうすると、君の10フィート以内にいる各クリーチャーは【判断力】セーヴィング・スロー(難易度は君の呪文セーヴ難易度に等しい)を行なわなければならない。このセーヴに失敗したクリーチャーは1分間恐怖状態に陥る。そのターンにおいて、恐怖状態のクリーチャーはアクションを使ってこの効果を終了させるために【判断力】判定(難易度は君の呪文セーヴ難易度に等しい)を行なうことができる。
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恐るべき流星 赤赤 エンチャント(場) 各プレイヤーのアップキープの開始時、そのプレイヤーはコイン投げを行う。 そのプレイヤーが勝った場合、恐るべき流星の上に流星カウンターを1個置く。 そのプレイヤーが負けた場合、恐るべき流星の上から流星カウンターをすべて取り除くとともに、 恐るべき流星はそのプレイヤーにこの方法で取り除かれた流星カウンター1個につき2点のダメージを与える。 これは11版のカード。 モナリング・ザ・セブン収録予定 [部分編集] イラスト 。 . ' . ' . ゚ .・ . ゚ . ' . ' .゚ '゚ , ' . ,.゚ . ゚ ., ' . ,.゚ . ゚ . ' . ' .゚ '゚ 。 . ' . ' . ゚ .・ . ゚ ズ ド ー ソ / / / / ∧ / ___/ アーヒャヒャヒャヒャ \ *゚∀゚ / 〉 ,、 . ∧_∧ ,,,、,、/_/⌒つ´Д`;)つ,,,,,、,、,,,,,、,、,,,,,、,、,,,,,、,、,,,
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登録日:2009/10/16(金) 19 15 55 更新日:2023/11/02 Thu 23 50 20NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 MGS アンファンテリブル イコン オーバーテクノロジー クラーク博士「面白そうだったからつい♪」 クローン スネーク ソルジャー遺伝子 マビキ☆システム メタルギアソリッド 全ての始まり 恐るべき子供達 恐るべき子供達計画 愛国者達 明夫クローン計画 明夫ネク 蛇の系譜 計画 ※注意:この項目には、メタルギアソリッドシリーズのネタバレが含まれています。 「恐るべき子供達計画」とは『メタルギアソリッドシリーズ』に登場する架空の計画のこと。 1972年に「愛国者達」が行った、最強の兵士を人為的に作り出すことを目的とする計画。 そして真の目的はイコンとして「もう一人のビッグボス」を誕生させる事だった。 愛国者達は「ザ・ボスの意思を継ぐ」ことを目的に活動していたが、その解釈の違いや活動内容から、中心人物のビッグボスとゼロ少佐の間に軋轢が生まれた。 その反発への"保険"としてゼロはビッグボスのクローンを生み出し、組織のイコンに仕立て上げようとした。 計画はバイオビジネスの大手企業『ATGC』社の資本を元に、 愛国者の創設メンバーの一人・クラーク博士が中心人物となって実施された。 だがこの計画は二人の決裂の決定打となり、後に計画の存在を知ったビッグボスは激しく反発。愛国者達から離反する。 ビッグボスが傭兵派遣会社や傭兵国家を作り愛国者達と戦ったのも、ゼロが人間不信に陥りAIによる統治社会を実現しようとしたのも、この計画が元凶と言える。 後の1976年、計画は破棄された。 ビッグボスの体細胞を用いたアナログなクローン技術とスーパー・ベイビー法により、ソリッド・スネーク、リキッド・スネークの2人が作られた。 ただし元となったビッグボスの細胞が既に50歳代だったため寿命が短く、急激に老化してしまった。 ……というのはMGS2時点でリキッドが勝手に言っていたことで、MGS4で明かされた事実は異なるものであった。 二人とも実験の助手を担当した女性の卵子を用いた受精卵から生まれ育っており、加えて後述する遺伝子操作も施されているため、ビッグボスの遺伝子をそのまま引き継いでいるわけではない。 彼らの寿命が短いのはクラーク博士がクローンを作った際、他の勢力による利用の困難化を狙って意図的に遺伝子操作をして寿命を短く設定したため。 またそうした流出対策の一環として「ターミネーター遺伝子」を組み込まれているため、子作りも出来ないようになっている。 そんな二人を生み出すに当たって取ったスーパーベイビー法という手法は、受精卵を複数に分割することにより胎児の成長速度を増大させるというもの。 この計画においては受精卵を8個に分割、そのうち6個が間引かれて(殺されて)残された2個がそれぞれソリッドとリキッドになった。 この計画において代理母を務めたのはかつてビッグボスと共闘し、ひそかに彼を愛していたEVA(ビッグママ)である。 あくまでも『遺伝子操作された受精卵の提供を受け入れた代理母』である為、遺伝子的にはソリッド、リキッドとの直接の血縁関係は無い。 それでも自分がお腹を痛めて産んだ事には変わりなく、二人の事は自分の子供だと認識しており、故にソリッドに代理母呼ばわりされた際は少しショックを受けていた。 ちなみに上述した卵子のうち、少なくともソリッドに使われたものは日本人女性から採られている。 <お前 東洋人の血が流れているな… リキッドの方は不明。 さらに遺伝子操作によって「ソルジャー遺伝子」と名付けられた優秀な兵士に必要な因子について、片方に劣性遺伝子を集中して発現させ、もう片方に優性遺伝子を発現させやすくした。 なお、実際の遺伝子における優性・劣性というのは形質の発現の優先性について言われるものであって、形質そのものについてどちらがより優秀かどうかという意味ではない。 つまり優性遺伝子を集めたから優秀になる、劣性遺伝子を集めたから非才になるというわけではなく、偏らせたところで「ほとんど似ていない兄弟姉妹」が生まれるだけである。 そのため近年は「優性・劣性」ではなく「顕性・潜性」と呼び変えるべきではないかという運動も起きている。閑話休題。 その遺伝子の関係なのかは不明だが、劣性遺伝子を集めたソリッドは若き日のビッグボスの兵士以外の面(嗜好や感性など)を引き継いでいるふしがある。 もっとも複数の代理親に転々とたらいまわしにされていた生い立ちなどの関係か、本人よりも堅いところがあるが。 さらに計画とは別にデジタルクローン技術でソリダス・スネークが生み出されている。 ただし、クラーク博士が面白そうだから勝手に作ったものである。 よく間違われるがソリダスは計画によって生まれた子供ではないし、ましてやソリッドとリキッドから間引かれた6人の生き残りでもない。 とはいえ、最終的にアメリカで大統領となるなど、愛国者達の指示だった可能性も否定できない部分がある。 ビッグボスから主にソルジャー遺伝子を受け継いだリキッドと嗜好や感性を受け継いだソリッドに対し、ビッグボスの外見を受け継いだソリダス。 イコンとして使うのにより相応しいのが誰かと問われれば、間違いなくソリダスが相応しいと言えるだろう。 ソリッドとリキッドの両者は上記の人為的な調整の影響などでオリジナルであるビッグボスとは一部異なる遺伝子配列となっており、ビッグボスの純粋なクローン体と言えるはソリダス・スネークのみ。 ナオミ曰わく、ソリッドとリキッドは「ビッグボスに限りなく近い“別人”」であるとのこと。 それ故、MGS4においてビッグボスの遺伝子配列をコードとしたAIネットワークの認証を2人の遺伝子ではギリギリでパスできなかった。 対してソリダスだけはターミネーター遺伝子の組み込み以外はそのままの、それもデジタルクローンのため、ビッグボスの遺伝子を老化ごと受け継ぐ形となり、アナログクローンでしかも先に生まれている二人より少し老け顔である。 つまり、リキッドの語った仮説はソリダスにのみ当てはまる説だったということになる。 結局デジタルクローンだった所為でソリダスも短命だったが、故意に寿命を縮めて設計したために長期的な運用は不可能だったソリッドとリキッドに比べ、 ソリダスには長期的運用の見込みがあった、というのも製造段階ではメリットと言えた。 余談 ソリッド以外のスネーク、すなわちリキッドとソリダスの遺体は生存を誤魔化す為の偽装、切断された腕の代わりに移植、またバイタルデータの偽装、そして最後にビッグボスの為の移植と本人らの意思表示を確認せずやりたい放題にされている。 スマブラX、及びスマブラSPにゲスト出演したソリッド・スネークの無線には対戦相手キャラクターの解説をしてくれる。この際スネークが相手にいる時に通信した場合、(自分と瓜二つの人間がいるという意味から)ロイ・キャンベル大佐が「まさか、"恐るべき子供達計画"もここまで来たのか!?」と発言する。 さぁ! 早く私を修正・加筆してみるぅぅぅぉぉぉぉぉぉ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 酷使されたせいでリキッドとソリダスの遺体はボロボロ -- 名無しさん (2013-12-27 11 37 48) ↑( 0M0)オデノカラダハボドボドダ! -- 名無しさん (2014-03-28 19 09 52) 結果的に三人とも愛国者から離反してるんだよな -- 名無しさん (2014-09-15 21 31 45) 何故コメント欄に橘さんが… -- 名無しさん (2014-11-20 22 07 22) MGS3の時点で興味があるとは言っとったがパラメデイックェ..... -- 名無しさん (2014-11-20 22 14 15) 愛国者達が造り出した蛇(雷電を含む)は全て愛国者達に離反した。 実際、自分の人生が誰かの筋書き通りだなんて耐えられんだろう。 ビッグボスもそういう人間だったし、その遺伝子を継いだスネーク達も、擬似的なスネークである雷電も愛国者達に反抗するのは当然だろう。 -- 名無しさん (2014-11-20 23 12 36) 結果的に三人とも愛国者を離反して、間接的とは言え愛国者を倒してしまったんだからなぁ。愛国者のイコンつまりは愛国者の顔として造られた人に倒されるとは、、皮肉というか完全に裏目に出た感じが否めない。 -- 名無しさん (2014-11-30 01 51 38) パラメディック………何でこうなったんだろうなぁ 3のと同一人物とは思えん………がちょっと片鱗見せてたね -- 名無しさん (2015-01-30 16 31 58) 3人とも愛国者と敵対したのは皮肉というかなんというか………そりゃオリジナルがそうだもんな -- 名無しさん (2015-01-30 16 33 04) 理由や方法は違えど『愛国者達』の【恐るべき子供達計画】も『アンブレラ』の【ウェスカー計画】も強化人間を造ろうとしてその実験体に裏切られてるんだよね -- 名無しさん (2015-01-30 22 59 37) パラメディックは確かに興味はあった風だけど・・面白そうだかって理由で命を弄ぶような人には見えなかったな -- 名無しさん (2015-02-12 17 38 58) ↑ 「貴方のような優秀な兵士の肉体を研究すれば他の兵士の延命にもつながるから、大いに医学的価値がある」と無線で述べてたから、遊びじゃなく人命救助の為にやる -- 名無しさん (2015-02-21 09 46 13) この記事だとアナログ・クローンがデジタル・クローンより優れているみたいだな。俺も違いわかんないけど理系の詳しい人が説明してくれるだろう(適当) -- (2015-05-01 22 46 09) 技術の発展に意欲的だった人だえy -- 名無しさん (2015-08-28 04 23 57) ツインズっていうシュワちゃんの映画思い出したわ -- 名無しさん (2015-09-09 15 27 02) 実験段階の三人でこれなんだから、技術が完成してもっとたくさん生み出すと世界がしっちゃかめっちゃかに… -- 名無しさん (2018-02-16 09 53 27) 現実のデジタルクローン技術はまだ生身の人間を複製する段階まできてないけど、ソリダスを作り出したってことは、愛国者達のテクノロジーはとんでもない進歩を遂げてるんですね -- 名無しさん (2019-02-14 21 42 27) ↑あの世界は現実世界ではまだ実現困難な技術(ナノマシンとか)が存在してるんだから驚くような事でも無い -- 名無しさん (2019-05-30 14 49 09) 1976年に計画破棄されたのは、責任者のゼロが行方不明になったからか、デジタルアナログを問わず、クローンを作ってもビッグボスの完コピにならないことが分かったからなのか、それとも…。 -- 名無しさん (2019-08-14 17 22 19) ソリッド、リキッド、ソリダスの三人は、先天的にBIGBOSS並の能力を持つ兵士を再現できた。それじゃあ後天的に作るにはどうしよう、となったのがMGS2のS3計画。VR訓練とナノマシンによって、即席でも優秀な兵士の技術と肉体を再現できた。ただ、4とMGRでも技術と肉体は誰にでも与えることできたが、愛国者、ゼロのイコンとしてのBIGBOSSは誰も再現できなかったあたり失敗したよなとも。 -- 名無しさん (2020-10-28 13 39 30) ↑ まー当たり前だけどBIGBOSSのカリスマ性は能力以上に本人の人間性によるものだからね。入れ物に拘りすぎてそこら辺を理解できなかったのは愛国者らしいというかなんというか -- 名無しさん (2020-12-20 17 39 42) 名前 コメント