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【検索用 はられりすむこいこころ 登録タグ 2020年 VOCALOID YouTubeミリオン達成曲 は ナユタン星人 初音ミク 曲 曲は】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ナユタン星人 作曲:ナユタン星人 編曲:ナユタン星人 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『パラレリズム恋心』(ぱられりずむこいごころ) ボカロで覚える参考書『ボカロで覚える中学数学』収録曲。 テーマは平面図形。 2020年2月4日にYouTubeに投稿された。 2022年4月16日にニコニコ動画に投稿された。 歌詞 (動画より書き起こし) パラレリズム スキちらリズム わたし恋をしているみたいだ 不確定性の心を解けるラブの公式 おしえて \円周の長さ!/ \円周の長さ?/ l=2πr \円の面積!/ \円の面積?/ S=πr2 平行移動してる わたしとあなた 心の距離 回転移動してる 回転の中心はあなた 対称移動してる 対称の軸で振り返って 高鳴るこの気持ちに 形をつけるならなんだろう パラレリズム スキちらリズム わたし恋をしているみたいだ 不確定性の心を解けるラブの公式は ないの パラレリズム ふたりのリズム きっと愛の形は無限だね まん丸なこの心を占める あなた求めるおうぎ形 \弧の長さ!/ l=2πr×a/360 \面積!/ S=πr2×a/360 向かいにいるあなたは 届きそうで届かないな 対頂角の様に同じ想いならなあ 平行なふたり でもね 交わる運命の線で 同位角と錯角の様に 通じる部分もあるでしょ パラレリズム 隙ちらリズム わたし恋をしているみたいだ 不安定なこの心も溶ける ラブの魔法をかけてよ パラレリズム ラブはプリズム まだわかんないからね恋心 ABCのサイクルに潜む 仕組みおしえて三角形 内角の和はいつだって 180°になる 外角は隣じゃない 内角の和と同じになる まあるい心はあなたとわたし 点と線で絡まっている 円周角の定理を使って 解き明かせるならそうしたい 1つの弧に対する円周角は その弧の中心角の半分 変わらないものが確かにあるよ きっとその逆も パラレリズム スキちらリズム ずっと恋は醒めないみたいだ 不確定性の心を解けるラブの公式は あなた パラレリズム ふたりのリズム きっと愛のカタチは無限だよ まるさんかくしかくに世界も 角度変えてみせるよ そこにラブの魔法をかけてよ コメント これで図形の公式覚えたらテスト中に脳内再生されちゃって集中出来なくなってしまった、、、 -- parare (2020-04-03 16 00 44) 名前 コメント
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タグ 作品名お 乙女恋心プリスター 曲名 歌手名 作詞 作曲 ジャンル カラオケ OP カラフル Duca TOY TOY かっこいい
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こんにちはこいごころ【登録タグ えんでゅみおん こ 曲 鏡音リン】 作詞:えんでゅみおん 作曲:えんでゅみおん 編曲:えんでゅみおん 唄:鏡音リン 曲紹介 「恋心。君が教えてくれたもの。」 初恋に気づけない、気づきたくない。そんな少女が勇気を振り絞って「こんにちは」するお話。 歌詞 見かけた後ろ姿に ふと心を奪われる自分に気づく授業中 たまに目が合うとき君は その爽やかな瞳で私に微笑む どきどき とまらない 走り出す胸の鼓動は ときどき すれちがう 君に届きそう こんにちは、恋心。 私そんなの知らないよ こんにちは、恋心。 うわさに聞いてた甘い毒 こんにちは、恋心。 わかんないこんなのどうしたらいいの? はぁ… ため息でちゃうなぁ 眠い目擦る6限に ふと視線を奪いさる君の寝顔は斜め前 起こしてみようかななんて まだ話したこともないのに そんなことする勇気ないかな とことこ 聞こえ出す 止まらぬ想いの足音 どこどこ 求めてる 結末は見えなくて こんにちは、恋心。 言葉にできない靄の様な。 こんにちは、恋心。 君が教えてくれたもの。 こんにちは、恋心。 わかんないでもこのままいられない! さぁ… こんにちはしてみよ コメント 名前 コメント
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じょんならんでこいごころ【登録タグ し ジェバンニP 曲 鏡音リン】 作詞:ジェバンニP 作曲:ジェバンニP 編曲:ジェバンニP 唄:鏡音リン 曲紹介 瀬戸内にゆかりのあるボカロP達で構成されたコンピレーションアルバム『瀬戸内コンピ2』収録曲。CDでは「讃岐女子、じょんならんで♪恋心」のタイトルになっている。 「じょんならんで」は讃岐弁で「たいへん」という意味。 イラスト:キタカライ 歌詞 (動画より書き起こし) 私はさぬきの三木町の井上(いのえ)という 田舎に住んじょって 毎朝、自転車で 山降りて平木まで、そこからは琴電に コトコト揺られながら、高校行っきょるで! 実は、私、高商の一年なんやけど…… 毎朝、途中で乗ってきょる 高高の男子、気になっとん!! 声掛けたい…… …んやけど、おとっちゃま//// 絶対無理やがあ、恥ずかしいわ!//// ちょっとでも一緒におりたいけん…… 瓦町まで乗って遅刻じゃわ!>< 授業中、頭の中は まんでがん上の空…… この恋心、じょんならんで! いつか届くんかの…… この気持ち 休み時間も、頭の中が わやになって がいに上の空…… この恋心、じょんならんで! ほんで胸がえらい ……恋してるの。 日曜は友達の 岩ちゃんと 栗林公園行ってみた 帰りは、片原町で クレープ食べて お腹がおきたら ぶらぶら歩いて ほんだら、高高のあの男子おって ゲーセンで遊んどる!! まんがええ! “声掛けてみっ” 岩ちゃんがなんかようけ言うてくる… ところが!一緒にけっこい女子おって! あの人の…彼女!?みたい…… 一瞬で、私の恋がめげた おおけた 泣いた ふうが悪い! 帰りの電車、頭の中は まんでがん上の空…… この恋心 じょんならんで! まんでごじゃやわ!わやくちゃやわ!!泣 全部が嫌に なっちゃった もう二度と恋とかしないでFA ほんだら岩ちゃん 黒飴出して、 “まあ これ食べまい” …言うて 甘いで…… ところが翌週……、岩ちゃんが 調べてくれた あの人、彼女じゃなくて妹だって!! なんなそれ! ほんまに、それほんま? “ほんまや!”“LINEで調べたけん!” やった!岩ちゃん!! まじ天才! 持つべきは友達だよね! 大好きだよ! “あのFA、どうするの?” まぁ取り消しね^^; “調子いいよねw” てへっペロ//// 授業中、頭の中は まんでがん上の空…… この恋心、じょんならんで! いつか届くんかの…… この気持ち 休み時間も、頭の中が わやになってがいに上の空…… この恋心 じょんならんで! ほんで胸がえらい ……恋してるの。 コメント 名前 コメント
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SAMBA de 恋心/dj TAKA feat. VENUS La La La... 日差し浴びて 駆け出したら 波の音が 聞こえてくるよ 青空に広がるFloorで Shakin 飛び出そうよ つないだ(つないだ)つないだ 手と手 かざして(かざして)熱く 燃えるような恋心 You re My Precious 笑って(笑って)笑って 涙 こらえて(こらえて)こらえて 今はすべて忘れて Can t Stop groovin !! Without you tonight 淡い恋と 青い海(Hey!) ここが僕達の楽園さ(Hey×2!) Give Me Love Give Me 手をあげて(Hey!) 勇気の旗を 振りかざせ(Hey×2!) Breezin Time!で盛り上がるFloor 今を忘れた 鳥達が歌う 恋心 La La La... つないだ(つないだ)つないだ 手と手 かざして(かざして)熱く 燃えるような恋心 You re My Precious 笑って(笑って)笑って 涙 こらえて(こらえて)こらえて 今はすべて忘れて Can t Stop groovin !!
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TL/W37-037 カード名:”恋心”唯 カテゴリ:キャラ 色:緑 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《風紀委員》?・《動物》? 【自】 [① あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く] このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分のクロックを1枚選び、手札に戻し、自分の山札の上から1枚を、クロック置場に置く。 恋……?この気持ちが…そうだって言うの……? レアリティ:R 15/09/09 今日のカード
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ひすとりっくこいごころ【登録タグ VOCALOID ひ ナユタン星人 ニコニコ外公開曲 初音ミク 曲】 作詞:ナユタン星人 作曲:ナユタン星人 編曲:ナユタン星人 唄:初音ミク 曲紹介 学研の参考書「ボカロで覚える高校世界史」への提供楽曲。テーマは【人類の起源と文化の形成】。 人類の文明のなりたちを歌したんで、みんなでメソポタミアっていきましょう。(作者のツイートより) 2019年6月20日に1コーラスのみのショート・バージョンが学研公式YouTubeチャンネルに投稿された。参考書付属のCDでフルバージョンが視聴できる。 ナユタン星からの物体Nにもフルバージョンが収録され、そのYouTubeアートトラックとしてフルバージョンが投稿された。 歌詞 (1コーラスのみ・動画より書き起こし) ヒストリックな恋心! 宇宙に突如と現れた超惑星 その生命の鼓動であなた見つけたの 猿人 原人 旧人 新人 エポック繋いだ 愛の到達点 西アジアはアラビア半島 東アジアにアフリカのサハラ ヨーロッパ ドナウとライン川から 地中海まで飛ばすUFO あなたが生まれてまだ 12時間 この星の暦が1年なら 瞬きの間に過ぎる ヒストリー 今、ふたり逢ったそれ奇跡的 歴史的すべてを知りたいや 今までのあなたとわたしのこと 歴史とは何度も繰り返す また生まれる恋は必然的 想いはインダス メソポタミア エジプト 中国 駆け巡り 原始から古代 中世 近世 近代 現代 経て出逢おう! コメント 名前 コメント
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見返り恋心 今、海堂は先日外から眺めていた屋内テニスコートの中に立っていた。 そして向かいのコートには汐屋が立っている。 そう、海堂は汐屋に誘われ、休日にテニスをすることになったのだ。 「それじゃあ、行きま~す!」 汐屋がボールを持った手を挙げ、下からサーブを打った。 スパン! 海堂が来たボールを打ち返す。 スパン! それをまた汐屋が返す。 右に、左に、軽く打ち合う。 「何だか嬉しいな。こうやって海堂君とテニス出来るなんて」 向かいの汐屋がそう言って笑った。その顔を見て海堂は嬉しくなる。 海堂も正直結構楽しいと思っていた。 女で一緒にテニスが出来る相手などいなかったし、やりたいと思った事もなかったから、汐屋がテニスをしていることを知ってこうして一緒に出来ることが新鮮だ。 「もうすぐ桃も来ると思うから」 「っ!?」 パスッ…… 汐屋が言った言葉で海堂は動揺し、ボールがネットに当たってしまった。 「なんで桃城の奴が来るんだ!?」 急に怒りだした海堂に汐屋が笑う。 「あははは。だって先に桃が来るって言ったら海堂君来てくれなかったでしょ?」 「それはーーー」 そんな事はない。例えムカつく桃城が来ると知っていても、汐屋が誘ってくれたのだ。そこはぐっと我慢して来た……と思う。 「おお~、やってるな!」 「あっ、桃っ! と、えっと越前君!」 と丁度そこへ桃城が越前を連れてやって来た。 「ちわっす」 ペコリと頭を下げる越前に、汐屋も頭を下げる。 「初めまして、汐屋です。まさか越前君も来てくれるなんて、嬉しいなあ」 さっき海堂と一緒にテニスが出来て嬉しいと言ったくせに、今は越前が来てくれて嬉しいと笑っている。 そんな汐屋の笑顔に海堂は少しむっとした。 「今日は夕方までコート使えるから、ダブルスの試合でもやろうよ」 汐屋の提案に、桃城が同意した。 「おっ、面白そうだな! よし、汐屋。俺と組もうぜ」 そう言って汐屋の隣りに来た桃城に、汐屋は笑顔で言った。 「ヤダ。私海堂君とペア組む」 「何でだよっ!」 「だって桃とやったらうるさいんだもん」 「ちぇ~。しゃあねーな。おい、越前。仕方ねえから組もうぜ」 「いいっすよ」 汐屋に振られた桃城を見て、越前はニヤリと不適な笑いを浮かべた。 「海堂君、私とペア組んでくれる?」 そう言って目の前にやって来て首を傾げる汐屋に、海堂は視線を逸らしながら答えた。 自分を選んでくれた事がちょっとだけ嬉しかった。 「ああ……」 「やった。桃、越前君! 負けないからねっ!」 「それはこっちのセリフだ! いいか越前、ツイストサーブでマムシの顔面狙え!」 「ういーっす」 「んだとコラっ」 「もう! 試合前から喧嘩しないでよ。負けたらジュース奢りね~」 そして越前のサーブから試合は始まった。 続く… 次へ → 見返り恋心.6 一つ戻る → 見返り恋心.4 お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 青春学園トップに戻る
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見返り恋心 休日の今日、海堂は副部長の大石から頼まれた買い出しに乾と出かけていた。 午後からは部活もあるので、午前中のうちに済ませる予定だ。 「思ったより荷物が多くなったな」 「そうっすね」 両手一杯の荷物を二人で抱えて歩きながら、乾の言葉に相づちをうち昼飯はなんだろうと海堂が考えていると、乾がふと足を止めた。 「どうしたんすか?」 「いや、あそこに屋内テニスコートがあるんだが、試合でもやっているんだろうか?」 乾の視線の先にある大きなテニスコートから、賑やかな声が聞こえて来る。 「さあ?」 「海堂、ちょっと観に行ってみないか?」 「別にいいっすけど」 道路を渡ってテニス場へと近づく。 そこは壁がなく、天井だけがある全天候型のテニスコートだった。まあ、台風の時はできないだろうが、天井があるというのはいいものだなと二人は思った。 中には入れないので、フェンス越しに中をのぞく。 ボールをはじく音とギャラリーの楽しそうな声が反響している。 どうやら練習試合をしているらしかった。 「おや?」 乾が声を上げる。 何事かと海堂もじっとコートの上に目を凝らすと、大人の男性と小柄な女性が試合をしていた。 女性は海堂たちに背中を向けてプレーをしていて、おまけにギャラリーの頭が邪魔で顔までははっきり見えなかったが、相当上手いというのは分かった。 「プロっすかね?」 「どうだろう? でもかなり上手いな」 今すぐにでもデータを取り始めそうな乾を横目に、海堂はその女性のプレーをじっと見た。 軽快なフットワーク、的確なサーブ。力強いリターンと鋭いスマッシュ。 女性とは思えないパワフルな試合運びが、見ているこちらを楽しくさせた。 だからギャラリーが盛り上がってるのか…… 「行け! 雪緒っ! あと1ポイントだ!!」 雪緒? ギャラリーから雪緒コールがわき起こる。 まさか。 海堂は一人の少女の顔を思い浮かべた。 「「「わあーーー!!!!」」」 歓声が起こり、試合が終わった事を告げる。 「あ、あの人プロテニスプレーヤーだ」 乾が指す男は、試合が終わったコートのすぐ脇に立っていた。海堂ももちろん知っている。日本人のプロテニスプレーヤーで、試合を見た事もある。 そのプロと今試合が終わったばかりの女性が話している。 「あっ」 海堂は見えたその女性の横顔に、思わず声を上げた。 「どうした、海堂?」 「いえ……あいつ、俺のクラスメートっす」 「え? ああ、あの子はーーー」 「知ってるんすか?」 乾の反応に海堂は驚く。 「ああ、以前テニス雑誌で見た事がある」 テニス雑誌? 「確か……汐屋雪緒」 「そうっす……あいつテニスやってたんすね」 「なんだ、知らなかったのか? アメリカにテニス留学するとかなんとか雑誌に書いてあったぞ?」 「留学……?」 まだ中学2年生だというのに、もうプロになるために海外に行くというのか。 そんなに汐屋はテニスが強いのか。 何故、部活に入っていないのか。 色々な疑問が湧いて来る。 「まあ、同じクラスなら本人に直接聞けばいいだろう? そして色々と俺にも情報を流してくれ。おっと時間がないな。そろそろ行くか」 時計に目をやり、乾は歩き出した。 海堂は立ち去る前にもう一度コートの中の汐屋を見た。 タオルで汗を拭いながら、スポーツドリンクを飲んでいる。 その姿はやっぱり何度見ても自分の前の席の汐屋で、なんだか不思議な感じがした。 続く… 次へ → 見返り恋心.4 一つ戻る → 見返り恋心.2 お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 青春学園トップに戻る
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見返り恋心 部活が終わってから海堂はトレーニングの為に毎日走っていた。 乾から渡された練習メニューより多めにこなしているおかげで、最近はスタミナも筋力も随分付いて来たように思う。 いつもの道を曲がり、その先にある公園へと入って行く。 と、その角を曲がったところで思わぬ人物に出くわした。 「汐屋?」 「ん? あ、海堂君」 キョロキョロと辺りを見回し不審な動きをする汐屋に、海堂は足を止めた。 「どうした?」 「いやあ、うちの猫が脱走しちゃって」 「猫?」 「うん。窓から入って来た虫を追いかけて飛び出しちゃったの」 「どんな猫だ?」 「え? 探してくれるの? トレーニングの途中なんじゃないの?」 海堂の姿を上から下まで見て、汐屋は驚いたように言った。 ここでそれじゃあさよならと行ってしまう程、海堂も冷たい人間ではない。困っているクラスメートを助けるくらいの優しさは持ち合わせている。 「一人より二人で探した方が早く見つかるだろ?」 「ありがとう!」 「どんな猫だ?」 「えっとね、雑種で毛の長い真っ黒な猫。名前は大介って言うの」 「……大介」 「人間みたいで可愛いでしょ?」 案外ネーミングセンスが悪いなどと思いながら、海堂は植え込みの向こうを覗いてみた。 「大介~。大介~」 汐屋は海堂とは反対側の植え込みや木の上を覗き込んでいる。 すぐ側の丘になった公園へと上がって行く階段を上り始めると、一瞬目の端にきらりと光るものを捕らえて海堂はそちら側に目を凝らす。 階段から数メートル先の木の枝に、真っ黒でもこもこしたものが動くのが見えた。 黄色に光っている丸いものが二つ。 「おい、いたぞ」 「えっ、本当?」 汐屋は海堂のすぐ横に駆け寄って来て、木の上を見た。 ふわりと汐屋から甘い香りが漂って来て、海堂の鼻をくすぐった。 「あ、いた! 大介、おいで」 「なあ~~」 大介は小刻みに震えている。 「なあ~じゃないでしょ?」 言いながら木の真下に行くと、必死に腕を伸ばす。 「なあ~」 どうやら上ったはいいが降りられなくなってしまったようだ。 「はあ……どうしてあなたは猫のくせにそんなに鈍臭いの? ほら、もう少しこっちに来て、飛び降りなさい。ちゃんと落とさないようにキャッチしてあげるから、私を信じてっ! Believe meよっ!」 猫に向かって信じて飛び降りろと言って通じるとは思えないのだが、必死になって腕を伸ばしている汐屋を見て海堂は堪らず吹き出した。 「くっ……」 「あ~、海堂君酷いっ! 人が必死になってるのに笑ったな」 ぷうと頬を膨らませた汐屋に、海堂は見られないようにと手で口を隠していたのを戻すと言った。 「ーーー悪い。俺がやる」 そして大介に向かって腕を伸ばした。 「ほら、もう大丈夫だ。こっちこい」 すると大介は素直に海堂の腕に飛んで来た。 「うわっ、こいつめ、飼い主の私より海堂君の方がいいってわけね? 今日の晩ご飯は抜きにしてやるっ」 海堂の腕に抱かれて喉を鳴らす大介の額を、汐屋が指でつついた。 そしてすぐに海堂を見上げて笑う。 その笑顔に一瞬戸惑う。 「本当にありがとう。私一人だったらきっと見つけられなかったよ……海堂君って動物に好かれるんだね。動物って優しい人がちゃんと分かるんだ」 「優しい?」 「そう、犬と違って猫は猫嫌いな人分かるからね。飼い主でも自分が嫌いだったら近寄らないし」 「そうなのか」 「うんそう。ほら、大介おいで」 「んなお~」 大介を海堂の腕から引き取ると、汐屋が海堂を見上げてまた笑った。 「大介もありがとうって。ごめんね、トレーニング中断させちゃって」 「いや」 「それじゃあ、また学校でね」 「ああ」 大介の手を取ってこちらへ振りながら、汐屋は道の向こうへと消えて行った。 「変わった奴……」 自然と口元がほころんでいた。 続く… 次へ → 見返り恋心.3 一つ戻る → 見返り恋心.1 お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 青春学園トップに戻る