約 881 件
https://w.atwiki.jp/sentai-chara/pages/52.html
「無礼者。年上であろうと、血が繋がってなかろうと、丈瑠は私の息子。 志葉家十九代目当主である」 【名前】 志葉薫 【読み方】 しば かおる 【俳優】 夏居瑠奈 【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕海賊戦隊ゴーカイジャー 【初登場話】 第四十四幕「志葉家十八代目当主(しばけじゅうはちだいめとうしゅ)」 【登場話(ゴーカイ)】 第11話「真剣大騒動(しんけんおおそうどう)」第12話「極付派手侍(きわめつきはでなさむらい)」 【分類】 人間、戦隊ヒーロー 【侍戦隊シンケンジャー】 真の志葉家十八代目当主にして志葉家最後の生き残り。 志葉丈瑠が操るものとは異なる志葉家の「火」のモヂカラを受け継いだ女侍。 登場人物の中では珍しく実年齢が明らかになっており、設定では16歳で、現在の侍の中では最年少。 先代当主である父・雅貴の戦いの最中、彼女を妊娠していた母が家臣らの誘導で屋敷を脱出後、 人里離れた場所で隠遁生活を送りつつ産んだ娘で、志葉家の血を絶やさず次の代を残すために人知れず暮らしていたが、父の遺志を継いで血祭ドウコクを倒そうとする使命感を幼い頃から強く持ち続けていた。 そのため、「影武者(丈瑠)の影に隠れて生きるのは侍として卑怯」と必死に修行をし、歴代の当主達が会得出来なかった封印の文字を完成させ、家臣・丹波歳三と共に表に出てきた。 丈瑠からは「母上」、丹波らからは「姫」、花織ことはからは「姫様」、梅盛源太からは「(お)姫さん」、ドウコクからは「志葉の小娘」と呼ばれている。 終始袴姿の和装で、口調もやや時代がかっていて尊大ではあるが、これは丹波の教育の行きすぎによるもの。 本人も「時代錯誤」との自覚はあるが、特殊な環境下で丹波らにある意味偏った育てられ方をされてきたにも関わらず、物の見方は年齢の割には大人びている。 会った事のなかった丈瑠の心情にも思いやりを持ち、侍ではない源太からの協力も快く受け入れる等優しい性格で思慮も深い。 丈瑠や家臣達の心情を家臣達の行動などから理解しており、自らの使命のみを重視して表に出た結果、丈瑠達の絆を悪化させてしまった事を後悔していた。 丹波の行動が自分を思いすぎる故であることは十分理解しているが、自分以外の者に対する丹波の高圧的な態度を快く思っておらず、度々彼を扇子等で叩いたりして突っ込みを入れている(これには後に小松朔太郎に渡された巨大なハリセンを使うようになった)。 実戦に出た回数こそ少なかったが、シンケンブルーたちがダイカイシンケンオーでも手こずったアヤカシ・ヨモツガリを獅子折神一体だけで倒す等、当主としての実力は確か。 また、『銀幕版 天下分け目の戦』ではスーパーシンケンジャー状態のシンケンジャーが5人掛かりでやっと書き切った封印の文字を、彼女は本編中で苦心しつつも1人で書き切る程の力を持つ。 第四十八幕でブルー達がドウコクの足止めをしている中で封印の文字を使うが、半分人間であるはぐれ外道・薄皮太夫の体を取り込んだドウコクには効果が薄く封印出来なかった上、反撃されて手傷を負ってしまう。 その後、皆の言葉により立ち直った丈瑠を呼び出して、ドウコクに対抗出来る最後の手段として、2人だけの取り決めによって丈瑠を十九代目当主として養子に迎え入れ、当主を交代するという思い切った策を考案。 当初は丈瑠を「影」と呼んでいたが、彼が十九代目当主になるにあたって名前で呼ぶようになった。 外道衆との最終戦にあたっては予め丈瑠に渡しておいたディスクの他に満身創痍の身を押して志葉家のモヂカラディスクをもう1枚作り上げ、丹波を介してシンケンジャーに託した。 最終決戦の後は志葉邸を丈瑠と日下部彦馬に託し、自身は丹波と共に再び人里離れての生活に戻っていった(その際見合いを丹波に勧められるも「まだ早い」と断っている)。 【天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕】 当主の重責から解放されたためか、口調や物腰がより女性らしくなっている。 血祭のブレドランの手により外道と化した丈瑠を取り戻すべく指揮を取り、アラタのカードに志葉家の火のモヂカラを託した。 【海賊戦隊ゴーカイジャー】 シンケンジャーの力を奪還すべくゴーカイジャーに勝負を挑み、メンバー一の剣の使い手・ジョー・ギブケンと剣を交えその劣らぬ実力を披露し、また正々堂々とした戦いを貫く面も明らかになった。 ゴーカイジャーと交戦中にザンギャックが乱入し、結果キャプテン・マーベラスが負傷した際は刀傷に効く薬で手当てを行い、ゴーカイジャーの絆を認めると丹波に作らせた双ディスクをジョーに渡した。 ゴーカイジャーのことは丹波と共に「海賊衆」と呼んでいる。 彼女が変身するシンケンレッドはイエローとピンクのようにスカートが付いた女性仕様のスーツとなっている。 武器も基本的に同じだが小柄なため、巨大すぎて取り回しに難のある烈火大斬刀を使う際に足で蹴り上げて振り回す所が特徴。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/51.html
門矢士&セイバー ◆LuuKRM2PEg 世界の破壊者、ディケイド。 いくつもの世界を巡り、その瞳は何を見る。 「聖杯戦争……か」 門矢士は呟いた。 その手元には『ゴフェルの木片』が握られている。 旅の途中で訪れたとある世界で、たまたま見つけた謎のアイテムを手に取ったら……いつの間にか、この世界に流れ着いていた。 どうやら、ここは戦いの世界らしい。ライダー大戦のように、各々が生き残りを賭けたバトルロワイアルをやるようだ。 もしかしたら、また世界の崩壊が始まっているのかと思ったが、どうやらそういう訳でもない。世界ではなく、自分の願いを叶える為に戦うようだ。 「それにしても、まさかまたお前と出会うとはな。シンケンレッド……いや、志葉丈瑠」 士の前に立っているのは、かつて訪れた『シンケンジャーの世界』で出会った侍戦隊の一人。 外道衆と戦う志葉家の当主であり、シンケンレッドとしてシンケンジャーを束ねている男・志葉丈瑠だった。 「どうだ、嬉しいか?」 「さあな……少なくとも、訳のわからない戦いに呼び出されて、気分はよくならないな」 「ほう? お前も自分の意思でやってきた訳じゃないのか?」 「当たり前だ。第一、俺も好きでこんな所に来る訳がない……何がどうなっているんだ?」 「そんなこと、俺が知るか」 ブラックサタンやデルザー軍団と戦ってきた正義の仮面ライダーの台詞を真似るように、士は返答する。 どうやら、丈瑠も自分から好きでこんな所に来た訳ではないらしい。恐らく『ゴフェルの木片』を拾って、いつの間にかここに辿り着いたのだろう。 再会としては、最悪の形かもしれないが。 「外道衆の仕業なのか? だが、奴らはもう俺達が全滅させたはずだ……まさか、あのブレドランみたいな怪物がまた現れたのか?」 「あるいは、大ショッカーやスーパーショッカーのような連中か……何にせよ、とんでもない連中が関わっているだろうな」 「そうか……」 こんな大掛かりな戦いを仕組むのなら、それ相応の組織が関わっているかもしれない。これまでの経験から士はそう推測していた。 それは丈瑠も同じらしい。彼はライダーのいない世界で、三途の川から現れる外道衆という化け物達と戦っていた。だから、悪の組織には縁があるのだろう。 自分が見ていない所で相当な苦労をしてきたのかもしれない。そんなことを考えながら、丈瑠の顔を見つめた。 「士。お前は願いとやらが本当にあると思っているのか?」 「どうだか? 本当かもしれないし、嘘かもしれない……俺にはわからないな」 「……嘘、か」 『嘘』という単語を呟く丈瑠の顔は、ほんの少しだけ曇っている。まるで、何か思うことがあるかのようだ。 それは気にならなくもないが、ここで追求をした所で意味はない。ただ空気が悪くなるだけだ。仮に聞くとしても、そのタイミングは今ではない。 「……お前はここでどうするつもりだ?」 「何のことだ?」 「お前はこの戦いで何をするつもりなのかを聞いている。お前は……俺のマスターなのだからな」 問いかけてくる丈瑠の顔は、徐々に真剣味を帯びている。それでいて、かつて共に戦った時に見せた迫力が醸し出されていた。 彼の疑問は当然だった。誰かの下に付くのなら、上に立つ人間の思惑を知りたいと思うのが心情だ。興味がない奴もいるだろうが、それではただの人形になるだけ。 「そういえば、俺はお前のマスターになっていたんだったな。クラスとやらは、セイバーだったか?」 「その通りだ」 サーヴァントとして召喚された丈瑠のクラスはセイバー。 英語で言えば、武器の一種であるサーベルを示す。そして、侍である彼には相応しい称号かもしれない。 淡々と頷く丈瑠を前に、士はフッと笑った。 「何がおかしい?」 「いや、まさか殿様であるお前が俺の家来に成り下がるなんて、夢にも思わなかったからな。俺は黒子をやらされたことがあるからな」 「お前……」 「これでおあいこだろう? 人の上に立つなら、これくらいのことでガタガタ騒ぐな……器が小さいぞ」 ぶっきらぼうにそう言い放って、丈瑠の追求を止める。くだらない口論などしたくなかった。 周りに沈黙が広がる。士にとっても都合がよくなった頃、丈瑠の疑問に答えることにした。 「……そういえばお前は気になっていたようだな。俺が、どうするのかを」 「ああ」 「ここはライダーどころか、侍だっているかもわからない……だが、俺は俺のやりたいようにやるだけだ。お前もそれに従って貰うぞ」 「……もしかして、お前もまだ決めていないのか?」 丈瑠が口にしたその一言は、士の心に突き刺さった。表情も、ほんの少しだけ歪む。 すると、丈瑠は軽い溜息を吐いた。全てがお見通しなのかもしれない。かつて言っていた侍の勘とやらだろうか。 「図星のようだな」 「……仕方がないだろう。この世界にいると、いつもと勝手が違う」 「そんなに違うのか?」 「ああ。この世界にいると、変な気分になる……そもそもどうやってここまで来たのか、いまいち覚えていない」 知らない場所にいきなり放り込まれたせいなのか、士の心はずっと靄がかかっている。困惑とも不安とも違う、奇妙な違和感。 右も左もわからない。頼りになるのは、こんな形で再会した丈瑠だけ。 「だが、わからないなら捜してやるだけだ。お前達の世界だって、俺はそうしてきたからな」 「ほう。今までもそうしてきたのか」 「当然……それがこの俺、門矢士だからな」 『シンケンジャーの世界』を去ってからも、数えきれないほどの世界を巡ってきた。 世界の破壊者という使命を全うしたが、それは旅が終わる訳ではない。丈瑠と別れてからも多くの世界で、多くの物語を見てきた。それはこの世界でも同じかもしれない。 その為に、誰かと戦う時が来るかもしれないが、罪のない命を破壊するつもりはなかった。それは丈瑠も同じだろうから、今更確認する必要はない。 「そうか……なら、俺はお前と共に戦おう」 「ほう? どういう風の吹きまわしだ」 「どうすればいいのかわからない……まるで迷子の子どもだな。言っておくが、そんな頼りない男についていくなんて俺は御免だ」 「お前……マスターに喧嘩を売る気か」 「人の上に立つなら、小さなことで騒ぐな……これでおあいこだと、お前は言ったはずだぞ」 つい先程、ぶつけたばかりの言葉だった。こうして返されるといい気分にはならないが、丈瑠の言う通り。 反論する気にもなれなかった。 「それに、お前には帰りを待っている奴らがいるだろう? 俺達と力を合わせた赤い仮面ライダーや、烏賊折神を盗んだあいつ、それにあの少女や老人だっているはずだ。 俺は彼らのことをよく知らない。だが、お前のことを待っているはずだ。シンケンジャーの留守を守る爺や黒子達のようにな…… かつてお前が俺の帰る場所を守ったのだから、今度は俺がお前の帰る場所に導く……それだけだ」 それから丈瑠の言葉が続いたことで、士は目を見開いた。 かつて、シンケンジャーが帰る場所を守る為に士はディケイドとなって戦っている。それが『シンケンジャーの世界』でやるべきことだったからだ。 それと同じことを、丈瑠がやると言ったのだ。 「そうか。大体わかった」 「不満か?」 「いや、何も言わない。俺はお前のマスターになる男だからな」 丈瑠は決して頷こうとはしない。しかし、彼なりに忠義の証を見せているかもしれなかった。 古来の侍は貴族に仕えている。シンケンジャーの侍も、志葉家の当主に忠誠を誓っていた。今度は、仮面ライダーが当主である人間を従えることになる。 それは聖杯戦争のシステムから生まれる上下関係ではない。かつて、力を合わせて世界を守った士と丈瑠の覚悟、そして絆の証だった。 いつの間にか刻まれていた令呪を見せつけるように、士は手を翳す。そして、その先にいる丈瑠に向けて強く宣言した。 「俺は門矢士……シンケンレッド・志葉丈瑠のマスターであり、通りすがりの仮面ライダーだ! 覚えておけ!」 「ああ! セイバー……いや、シンケンレッド・志葉丈瑠! 参る!」 門矢士と志葉丈瑠の宣言は強く響いた。 再び巡り合った仮面ライダーと侍。彼らがこれから、如何なる道を歩いて、そしてどんな戦いを迎えるのか? まだ、誰にもわかりませぬ。 第二次二次聖杯戦争。まずはこれまで! ◆ 仮面ライダーディケイドとシンケンレッド。 かつて力を合わせて悪を打ち破った仮面ライダーとスーパー戦隊が、こうしてまた出会った。 彼らはこれまで多くの悪と戦い、人間の自由と笑顔を守り抜いている。そんな彼らの信念は、この世界でも貫き通せるのかはまだ誰にもわからない。 しかし、それでも彼らは運命に屈したりなどはしなかった。世界が滅びる未来を変える為、決して仲間を裏切らなかったのだから。 そんな彼らの絆を証明するかのように、ディケイドライバーにはあるカードが眠っている。アタックライド・レッカダイザントウのカードが…… 【クラス】 セイバー 【真名】 志葉丈瑠 【出典】 侍戦隊シンケンジャー 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力:B 耐久:B 敏捷:C+ 魔力:C 幸運:B 宝具:C 【weapon】 ショドウフォン シンケンジャーが変身に使うアイテムであり、通信も可能。 ショドウフォンを使って文字を書いてモヂカラを操ると、変身の他にも様々なことが起こる。 秘伝ディスク 特殊な力が込められた秘伝の道具で、種類によってその効果は様々。 レッドは『火』の力が込められた獅子ディスクをメインに扱い『火炎の舞』という技を使うことが出来る。 また『雷』のモヂカラが込められた雷撃ディスクを扱うことで『シンケンマル雷電の舞』という、周囲に雷撃を放つ技を使える。 シンケンマル シンケンジャーの初期5人が扱う刀。普段は腰に携えている。武器としては勿論のこと、巨大化した折神の操縦にも扱われる。 烈火大斬刀 シンケンレッドの専用武器とも呼べる大きな刀。『炎』のモヂカラによって火炎を帯びた刃の威力は、鉄や岩を簡単に両断できるほど。 『百火繚乱(ひゃっかりょうらん)』という必殺技で、多くの敵を倒してきた。 武器としての威力も高いが、その大きさから盾としても使える。 シンケンマルに取り付けられた秘伝ディスクを回転させて、そして変形した後に獅子ディスクをセットすることで使用可能。 また、かつてコンプリートフォームとなったディケイドも一度だけ使い、火炎弾を発射した。(その際に『アタックライド レッカダイザントウ』のカードが使用した) 最終回でシンケンレッドは『双』のモヂカラを使い、烈火大斬刀を二本も構えて血祭ドウコクに挑んでいる。ちなみに、この時はCGしょ(ry 獅子折神 火の文字が刻まれたライオン型の折神。素早いスピードを誇り、口から火炎を吐き出すことも出来る。 また、モヂカラによって巨大化することもできて、シンケンオーの頭部と胴体になる。 インロウマル シンケンジャーをスーパーシンケンジャーにパワーアップさせる為に必要なアイテム。 また、これをセットされたシンケンマルはスーパーシンケンマルにも進化する。 キョウリュウマル シンケンマルに恐竜ディスクをセットすることで生まれる武器。 スーパーシンケンジャーのように大幅な強化がされて、その刀身は自由自在に伸びる必殺技・『キョウリュウマル・天地一閃』で敵を撃破する。 本編ではシンケンレッドやシンケングリーンが使用していたが、スペシャルDVDではシンケンゴールドもパワーアップしていて、銀幕BANG!!ではゴーオンレッドもハイパー化している。 モウギュウバズーカ 第38幕より登場した、牛を模した大筒型の武器。最終奥義ディスクをセットして放つことで威力を高めることができる。 スーパーシンケンマルやインロウマルと合わせて使うことで『スーパーモウギュウバズーカ』にパワーアップして、牛折神によく似た光線弾を発射して敵を倒す。 また『大』のモヂカラを込めることで大きくなり、モウギュウダイオーの武器にもなる。 【クラススキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法など大がかりな魔術は防げない。 ただし、これはモヂカラによって生まれたシンケンジャーのスーツを纏っている時のみに限定される。 騎乗:B 騎乗の才能。 モヂカラで生み出した馬を自在に扱える。 【保有スキル】 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 シンケンジャーのリーダーとして、そして志葉家の当主として多くの人間を率いた。 モヂカラ:B ショドウフォンによって生まれる力。文字によって様々な力を発揮する。 ただし書き順を間違えたり、字が汚いと発動しない。 以下はその一部。 『火』のモヂカラ。シンケンレッドの変身に使われる。 『馬』のモヂカラ。白馬が現れて、それに跨ることができる。 『合』のモヂカラ。折神を巨大化させる為に使うモヂカラ。これを使って侍巨人を出現させて、シンケンジャーは二の目となったアヤカシと戦っている。 『刀』のモヂカラ。シンケンマルが現れる。しかし、シンケンマルはこのモヂカラを使わなくても持てるので、発動されることは少ない。 『煙』のモヂカラ。煙を出現させて目くらましや撤退に使用する。 『車』のモヂカラ。赤いオープンカーが現れる。『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではゴーオンレッドが運転した。 【宝具】 『真の侍進化円盤(スーパーディスク)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ 1 最大補足 1人 シンケンジャーはシンケンマルにスーパーディスクと刀にインロウマルをセットすることでパワーアップする。 インロウマルから全ての折神の力を受け取って白い陣羽織を纏い、通常よりも戦闘能力が格段に上がる。「真・火炎の舞い」など、各シンケンジャーの技の名称に『真』が付く。 『超恐竜円盤(ハイパーキョウリュウディスク)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ 1 最大補足 1人 シンケンレッドがキョウリュウマルを扱うことで、ハイパーシンケンレッドにパワーアップをする。 スーパーシンケンレッドと同じように、通常よりも戦闘能力が格段に上がる。 また、ハイパーシンケンレッドになればキョウリュウマルを武器として扱うことができる。その威力はクサレ外道衆頭目の油目マンプクを圧倒するほどに凄まじい。 【発動後ステータス】 スーパーシンケンレッド&ハイパーシンケンレッド 筋力:A 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:B+ 宝具:B+ 【人物背景】 特撮作品「侍戦隊シンケンジャー」の主人公。キャストは松坂桃李。 志葉家18代目当主であり、シンケンジャーを束ねているリーダーとして戦っている。 自分の使命に対しては真摯に向き合っていて、あまり他人とは深く関わらずに生きてきていた。その為、シンケンジャーのメンバーが集まった際、家臣や忠義ではなく覚悟で決めろと告げている。 当初は他の誰かを外道衆との過酷な戦いに巻き込みたくないと言う気持ちから、仲間を集めることに反対している。その責任感から、時には仲間を助ける為に、自らの命を蔑ろにしたような無茶をすることもあった。 他人と関わっていないせいで人見知りだが、物語が進む度に治っていく。またお化け屋敷が大の苦手で、悲鳴をあげて気絶してしまう一面も持つ。(どうやら作り物は苦手らしい) あと一度だけまねき猫と人格が入れ替わったこともあった。(その際に本体の丈瑠はまねき猫のポーズを取ったまま、固まっている) また、本編中盤では仮面ライダーディケイドこと門矢士と共闘をしたこともあった。 終盤で、実は志葉家の影武者出会ったことが判明。 その際に、全ての使命を無くしてしまい、自分には何もないという失意に包まれる。それを埋めるかのようにはぐれ外道の腑破十臓との戦いに赴くが、駆けつけた仲間達に救われて、再び外道衆との戦いに身を投じた。 そして外道衆の大将である血祭ドウコクを倒して、長きに渡る戦いに終止符を打った。その後も外道衆の残党や血祭のブレドランとも戦い、人々の平和を守っている。 【サーヴァントの願い】 門矢士と共に戦い、彼が帰る場所に導く。 それはマスターとサーヴァントというシステムよりも、かつて共闘したことで芽生えた絆から生まれている気持ちだった。 【マスター】 門矢士 【出典】 仮面ライダーディケイド 【参加方法】 旅の途中で訪れたとある世界で『ゴフェルの木片』を見つけたら、いつの間にかこの世界に訪れてしまっていた。 【マスターとしての願い】 この世界でやるべきことを見つける。 (他の参加者を殺害するつもりはありません) 【weapon】 ディケイドライバー 門矢士が仮面ライダーディケイドに変身する為に必要なベルト。 これにディケイドのカードを差し込めば、仮面ライダーディケイドに変身することができる。 また、ディケイド以外のライダーのカードも差し込めば、それぞれのライダーに変身することができる。 ライダーカード 各世界のライダーの力が込められたカード。 これを使うことでクウガ~キバのライダーの能力も扱える。また、ディケイド自身も様々な能力を使って戦うことができる。 『ディケイドスラッシュ』を発動できるスラッシュのカード。『ディケイドブラスト』を発動できるブラストのカード。分身能力を扱えるイリュージョンのカード。 そして、必殺キックの『ディメイジョンキック』を発動できるファイナルアタックライドのカードを本編では多く使っていた。 完結編に登場した激情態の形態では、ギガント・クロックアップ・インピジブル・サイドバッシャーのカードも増えている。通常形態で使うかどうかは不明。 ケータッチ ディケイドがコンプリートフォームにパワーアップする為に必要なアイテム。 また、ケータッチを使用すればクウガ~キバまでのライダーの最強フォームも召喚して、必殺技を発動することもできる。 【能力・技能】 光写真館のカメラマンとして働いているので、よくカメラを使って写真を撮っている。しかし、ピンポケばかりで苦情が多い。 訪れた世界で与えられた役割を完璧にこなしているので、かなりのハイスペックかもしれない。(スポーツから料理、更には黒子まで) だが、ニンジンやナマコが苦手。ナマコが嫌いな理由はファイナルステージで描写されている。 【人物背景】 特撮作品「仮面ライダーディケイド」の主人公。キャストは井上正大。 門矢士という本名以外、何も覚えていない記憶喪失の青年。性格はとことん傲慢で、身勝手な言動が多い典型的な『俺様』キャラ。一見すると身勝手だが、意外と脆い一面もある。 しかし強がっている一方で、何だかんだで他者を大切に想っており、旅の途中で出会った者達を支えることが多い。 「だいたいわかった」が口癖で、敵対した相手から正体を聞かれた時は「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」という決め台詞で啖呵を切る。 劇場版では小夜という名の妹が登場している。両親は既に他界している模様。 紅渡から世界の消滅を阻止する為に旅をしなければならないと告げられたことをきっかけに、数多の世界を巡る事になる。 そこで小野寺ユウスケや海東大樹という仲間を得て、絆を深めながら訪れた世界の風景を写真に収めている。 しかし時として「悪魔」と罵られることもあり、士自身もそれに葛藤する事があった。 『ライダー大戦の世界』では自らの本来の使命を思い出して、士は「世界の破壊者」となって多くのライダーを破壊して、そして最後には自分自身も仮面ライダーキバーラによってわざと倒される。それによって、消滅の危機に陥っていた世界を再生した。 その後、仲間達との絆によって士も復活して、スーパーショッカーと戦った。 また、一度だけ(本編24話&25話)シンケンレッドこと志葉丈瑠が率いる侍戦隊シンケンジャーと共闘をしたこともある。 【備考】 ※『MOVIE大戦2010』終了後からの参戦ですが、もしかしたら『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』、『仮面ライダーウィザード 第52話&第53話』、『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の出来事も経験しているかもしれません。
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/866.html
【名前】 烏賊折神 【読み方】 いかおりがみ 【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー仮面ライダーディケイド 【初登場話(シンケン)】 第十七幕「寿司侍(すしさむらい)」 【初登場話(ディケイド)】 第24話「見参侍戦隊」 【分類】 折神 【出力】 650万馬力 【合体】 イカシンケンオーイカダイカイオー など 【搭乗者】 シンケンゴールド 【侍戦隊シンケンジャー】 シンケンゴールドが操るイカ型の折神。 愛称「イカちゃん」。 冷気のエネルギーによって5本脚の吸盤で大気中の熱や水分などを吸収し、自身の攻撃として使う。 大量の墨を吐く「烏賊墨砲」で姿を消した標的をあぶり出す。 元々は先代シンケンジャーの折神だったが、志葉丈瑠が幼少の頃に「友情の証」として梅盛源太へ授けていた。 その後、源太がシンケンゴールドとして参戦した際に合流した。 普段は海老折神と共に縮小した状態でゴールド寿司という店の生簀の中にいるが、スシチェンジャーによって召喚されると巨大化する。 シンケンオーに侍武装するとイカシンケンオー、ダイカイオーに侍武装してイカダイカイオーとなる。 【仮面ライダーディケイド】 シンケンジャーの世界に現れた海東大樹(仮面ライダーディエンド)に「お宝」として盗まれる。 「チノマナコに奪われたディエンドライバーを取り返す」という条件で源太の元に戻った。
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/911.html
【種別】 用語 海東大樹のお宝 スーパー戦隊シリーズ(未) 侍戦隊シンケンジャー(スーパー戦隊シリーズ第33作) 【名前】 烏賊折神 【よみがな】 いかおりがみ 【全長】 42.6メートル 【幅】 13.6メートル(左右の足先から先まで 62.2メートル) 【厚さ】 14.4メートル(前後の足先から先まで 33.9メートル) 【飛行速度】 650km/h 【体重】 900トン 【パワー】 650万馬力 【モチーフ】 イカ 【新たな世界】 シンケンジャーの世界 【登場話】 第24話、第25話 【シンケンジャー登場話】 第十七幕~ 【特徴】 巨大ロボシンケンオーと合体する「イカシンケンオー」、巨大ロボダイカイオーと合体する「イカダイカイオー」(ダイカイオー・キタ)、テンクウバスターと合体した「イカテンクウバスター」を形成する折神の一体で烏賊をモデルにしている。冷気エネルギーにより5本の足の吸盤で大気中の熱や水分、敵のパワーなどを吸収し、自分の攻撃に用いる。大量の墨を吐く「烏賊墨砲」で姿を消した敵を炙り出せる。 なおシンケンゴールドの梅盛源太は幼い頃の丈瑠に友情の証として元々、志葉家の秘伝ディスクの烏賊折神のディスク「烏賊ディスク」をもらう。丈瑠から教えてもらった事と烏賊折神のディスクだけで電子モジカラを使う事が出来るスシチェンジャーを完成させる。源太はこの折神を「イカちゃん」と呼んでかわいがっている。 【ディケイドの物語】 シンケンジャーの世界にやってきたばかりの海東大樹に、この世界のお宝として目をつけられ、盗まれてしまう。梅盛源太はチノマナコに奪われたディエンドライバーと引き換えに取り戻した。 【関連するページ】 シンケンゴールド シンケンジャーの世界 仮面ライダー 志葉丈瑠 梅盛源太 海東大樹 第24話 第25話
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/437.html
侍戦隊シンケンジャーの変身後データ 【シンケンレッド】 【シンケンブルー】 【シンケンゴールド】 【腑破十臓】 基本設定 「モヂカラ」という文字を具現化して戦う力を持った戦士たちが「侍戦隊シンケンジャー」である。 志葉家(火・レッド)と、その家臣である池波家(青・ブルー)、白石家(天・ピンク)、谷家(木・グリーン)、花織家(土・イエロー)の五つの侍の家に受け継がれている力であり、一応作中ではモヂカラを使いこなす人間は他にもいたものの、基本的にはモヂカラを使いこなすのは一般人ではできない。 ショドウフォンによって字を書くことで発現できる技だが、漢字の書き順を間違えたり、当人の気持ちが弱いと発動できず、強い文字の使用では膨大な体力を消耗する。 基本的に自分の家の属性のモヂカラを得意としているが、他の属性のモヂカラを使うことも不可能ではない。 シンケンゴールドの場合は、モヂカラを受け継いだ家の出身ではないが、電子モヂカラという特殊な力を使用する。 シンケンレッド 本編での主な変身者は志葉丈瑠、志葉薫、志葉雅貴、志葉烈堂、志葉家の先祖たち(二代・烈心、三代・伊織、四代・朔哉、五代・行康、六代・越成、七代・篤秀、八代・勝之進、九代・明継、十代・有継、十一代・有重、十二代・守信、十三代・誠輔、十四代・晶、十五代・幸一郎、十六代・陽次郎)。 シンケンブルー 本編での主な変身者は池波流ノ介、池波流三郎、池波家の先祖たち。 シンケンゴールド 本編での主な変身者は梅盛源太。 腑破十臓 本編での主な変身者は腑破十臓。
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/293.html
【池波流ノ介】 [名前]池波流ノ介(いけなみ-りゅうのすけ) [出典]侍戦隊シンケンジャー [異名]シンケンブルー [俳優]相葉弘樹 [性別/年齢]男性/20代前半程度 [一人称]私(たまに俺) [二人称]君、あなた、お前 [三人称] 「志葉…丈瑠。私が仕えていたのは、姫ではなく貴方だ。そしてこれからも…これからもずっと!!」 「水」のモヂカラを使う侍で、シンケンブルーに変身する。シンケンジャーの実質上の副リーダー。 歌舞伎役者の家系であるため、侍の使命を与えられるまでは歌舞伎役者をやっていた。しかし、使命を優先し、志葉家の殿と合流。以来、志葉丈瑠をはじめとする仲間たちとともに外道衆と戦う事になる。 昔から侍についての教育を受けてきた事もあって、殿に対する忠誠心が高い。それが真面目で古風なイメージでできているため、やや行き過ぎた行動に出る事も多々ある。 当初は「両親のために殿に尽くしているのではないか」という迷いがあったが、黒子の一人である朔太郎に諭された事で、「自分が仕えたいと思ったから仕えた」という結論に至る。 その後も、外国から来た侍好きのブラウンを弟子にする事になったり、源太と対立したり、かつての歌舞伎役者仲間とイザコザがあったりといったエピソードの中で成長を遂げていく。 丈瑠が影武者だったと知った時には、使命と信頼との狭間で迷う姿が見られたが、先述の朔太郎に諭され、再び自分が丈瑠に仕えた意味を知り、彼を助ける事になった。 家臣ではなく、仲間として丈瑠とともに戦う事になる彼の姿は、本作の見どころの一つ。 尚、最終回でドウコクの一の目を倒したのは、シンケンレッドではなくシンケンブルーである。 全てを終えた流ノ介は志葉の屋敷に別れを告げ、別れの舞を踊ると、己が帰るべき歌舞伎の道へ帰って行った。 「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕」でかつての仲間たちと再会。流ノ介としての登場はないものの、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の時代にはレジェンド大戦に参戦し、一年間だけシンケンジャーとしての力を失っている模様。 [外見] 中の人の身長は五尺九寸四分(百八十センチメートル)。 茶髪がかった髪で、紺色や青色っぽい服装を着ている事が多い。 [性格] 生真面目で古風な礼儀正しい若者だが、それが行き過ぎたバカ。作中では、「殿ぉー!!殿ぉー!!」とハイテンションに叫んでいる印象が強い。古風ではあるものの、少々テンションが高くうるさい部分がある。 家臣として殿に忠義を尽くすのは当たり前だと考えているので、丈瑠や目上に対しては敬語を忘れない。黒子たちにも礼儀を尽くすなど、細かい部分にまで配慮の利く男である。一方、序盤は千明に対して「落ちこぼれ」と言うなど、怠惰な人間や無礼な人間に対しては厳しさも見せていた。 日常の生活も非常に規則正しく、自ら決めたタイムスケジュールで毎日武術と体力錬成、歌舞伎の自主練習を行っている。そんな堅実な努力家であるため、教科書通りの戦い方をすればピカイチ。「稽古」ならば丈瑠と同等以上、「実戦」では丈瑠には勝てない…というくらいに強い。 「歌舞伎」や「侍」としての神聖な部分に触れられるのを嫌い、殿様になれなれしくする者や、海老折神に「海老蔵」と名付けようとした源太と対立する事も。 一方、感情に流されやすい部分があり、侍としての使命感よりも、誰かを放っておけない優しさを優先してしまう事もある。 情に脆いので、すぐに人の話を聞いて涙を流してしまうほか、お人よしな性格も目立つ。 仲間意識も強く、二十幕では、ことはを救うために外道に堕ちようとした事もある(この話で外道に堕ちようとしなかったのは、当のことはと源太のみ)。 また、意外と俗っぽく、テンションが上がると俗語が出てくる事もある。 基本的に、殿以外の同年代の相手とは普通に会話しているので、侍じゃなければ案外普通の真面目な人なのかも。…………いや、やっぱりそれは無いかもしれない。 そのほか、教師として学園に潜入した時は、「夕日に向かって走ろう!」などと古い事を本気で言って一同を失笑させた事も。 寿司はビントロが好き。サボテンが苦手。トランプも弱いが、殿を勝たせるために負けた可能性が高い。 [他キャラとの関係] 志葉丈瑠は彼が仕える殿である。流ノ介はとにかく丈瑠を尊敬し、命をかけて仕える覚悟を持っている。一方で、下克上を狙っているという疑惑が後のオリジナルビデオで浮上したとか浮上してないとか…。 梅盛源太は当初こそ「侍ではない」という理由で対立したものの、その覚悟を知り、仲間として認め合う事になった。 腑破十臓、血祭ドウコク、筋殻アクマロといった外道衆たちは絶対に倒すべき悪と考えている。 [能力] シンケンブルーに変身し、水のモヂカラを操る。 剣技もなかなかのもので、稽古においては丈瑠以上、実戦においても丈瑠に次ぐほどの実力の持ち主。最終的に彼がドウコクの位一の目を倒す事になった。 歌舞伎役者なので、演技力も高く、発声などもしっかりしているはず。女形は苦手らしいが、それでもアヤカシを騙すほど綺麗な女装をする事が可能。 ネーミングセンスは殿に買われている。「サムライハオー」、「サムライフォーメーション23」は彼の発案。 以下、変身ロワにおけるネタバレを含む +開示する 池波流ノ介の本ロワにおける動向 基本情報 初登場 016 戦いの狼煙 最終登場 056 変身超人大戦・イナクナリナサイ 参戦時期 第四十三幕『最後一太刀』終了後(アクマロ撃破後)以降、第四十四幕『志葉家十八代目当主』までの間 スタンス 対主催 変身回数 シンケンブルー(2)、サイクロン・ドーパント(1) 所持品 ショドウフォン 支給品 トライアクセラー、東せつなのタロットカード 参加者関係表 キャラ名 状態 関係 呼び名 本名 初遭遇話 生死認識 志葉丈瑠 友好 元の世界の仲間 殿 未遭遇 梅盛源太 源太 血祭ドウコク 敵対 元の世界の敵 ドウコク 腑破十臓 元の世界の敵→交戦する 十臓 016 戦いの狼煙 高町なのは 友好 行動を共にする なのは 明堂院いつき いつき 045 nothing(後編)(035 ニアミス) 本郷猛 本郷さん 056 変身超人大戦・開幕 鹿目まどか アインハルト・ストラトス スバル・ナカジマ 友好→敵対 情報を交換する→襲撃される→殺害される ノーザ 敵対 056 変身超人大戦・危機 筋殻アクマロ アクマロ 名前のみの情報 キャラ名 状態 情報 情報伝達者 説明 第一回放送まで 志葉家家臣の一人、シンケンブルー。普段は速水のようなウザキャラで、ムードメーカーなのだが、このロワでは終始シリアスだったためそんな暇がまるでなかった。 開始早々敵である十臓と遭遇。丈瑠の負担を減らすべく戦いを挑むがやられてしまう。そんな中現れたのが高町なのは。二人の戦いを止めるべく介入してくるが、流ノ介にとって十臓は倒すべく敵であるため退かない。やがて十臓はその場を去り、流ノ介は気絶してしまった。 目を覚ました後、彼らをホテルまで運んだなのはといつきの二人と情報交換するが、価値観の相違からなのはと衝突する。目的地の方向が同じと言う事で行動を共にするが、いつきの支給品である書状を見て丈瑠が影武者だと知り驚愕する。(彼の時間軸ではまだ明らかになっていなかった) そして、気絶している間に見た夢の内容から、丈瑠が外道に堕ちてしまった可能性に突き当たり、慟哭する。 やがて、ホテルにやってきた本郷、まどか、アインハルトと合流。彼らと情報交換をするが、そんな中シャンプーに擬態したスバルが現れる。彼女の様子に不審を抱く中、なのはの姿を見たことでスバルは動揺。正体を現し戦闘になる。戦闘の途中でノーザ、そして元の世界で倒したはずのアクマロが乱入してくる。因縁の相手ということでアクマロを中心に攻めるも、苦戦を強いられる。 なのはの死後、その死に暴走したスバルがなのはの魔力によって威力が増大した特大のディバインバスターを放つ。流ノ介は本郷を守るためまどかが遺したサイクロンメモリで変身。サイクロン・ドーパントの能力で本郷を守るも、自身は力尽きてしまう。 最後まで殿の身を案じて死んでいったその姿はまさしく忠臣の鑑と言えるだろう。 が、危険だと生前言っていた十臓が人を守って同行者から感謝されて死んだり、かばった本郷がすぐに死んだりと、行動が色々と報われてない。 称号:【忠臣侍】
https://w.atwiki.jp/shinkenger/pages/17.html
【種別】 登場人物・戦隊 【名前】 侍戦隊 シンケンジャー 【よみがな】 さいむらいせんたい しんけんじゃー 【メンバー】 シンケンレッド(志葉丈瑠) シンケンブルー(池波流之介) シンケンピンク(白石茉子) シンケングリーン(谷千明) シンケンイエロー(花織ことは) 【追加メンバー】 シンケンゴールド(梅盛源太) シンケンレッド(志葉薫) 【支援者】 日下部彦馬・丹波歳蔵 ほか 【その他】 ダイゴヨウ 【概要】 本作における主人公たち。モヂカラという特別な力を使う戦隊で、メンバーは志葉当主とその家臣で構成される。 それぞれの家ごとにモヂカラと色を1つずつ受け継いでいる(例:池波家は代々シンケンブルーと「水」とモヂカラを受け継いでいる)。 近年の戦隊シリーズのような専用ジャケットは用意されていないが、変身時には袴姿で揃えることがある。 袴の色は丈瑠・流之介・千明が紺、茉子とことはが黄色、源太が黒、薫が銀色となっている。 名乗りは一人目が「シンケン○○、××××」、二人目以降が「同じく○○、××××」(○○は該当する色、××××は変身前のフルネーム)と順に言い、 最後に「天下御免の侍戦隊・シンケンジャー、参る!!」と口上する。主にレッドが一人目に名乗ることが多い。 勝利後は「これにて一件落着」で締める。源太の加入後は「勝利の1本締め」を行うこともあった。 +... (ネタバレを含む) 源太の登場時は侍の家系でない者を加えるかどうかが問題にされたが、彼の実力とやる気を彦馬やメンバーが認めたことで加入が実現した。 また終盤では志葉家十八代目当主・志葉薫が登場し、丈瑠が彼女の影武者であることが明かされた。 立場の無くなった丈瑠と彼を支援しようとする源太は独立行動をとってうたため、他の5名が戦隊として活動した時期があった。 また丈瑠の復帰直後に薫が怪我で戦線離脱をしたため、2人のレッドが揃うことはなかった。 【関連するページ】 メニュー
https://w.atwiki.jp/irohahifumi/pages/224.html
受け継ぐ者へ(後編) ◆k7QIZZkXNs 人間を殺してはならない。 人間を殺してはならない? 人間を殺してもいいのではないか? そう、剣を向けてくるのなら、相手が人間でも――。 目の前にいる、脆弱な人間を――。 「逃げろ! 私に近づくな!」 ありったけの理性をかき集め、クレアは叫んだ。 クレスはもちろんのことその叫びの意味を理解できない。 彼の本能はうるさいほど危険を警告し、今の内に斬れ、もしくは逃げろとがなり立てている。 だが、クレア自身にはどうも敵意はないように感じるのだ。 左腕のみならず全身を使って右腕を押さえつけるその姿からは、まるで右腕から先が別の誰かに乗っ取られたように見えて。 「まさか……くっ、しっかりするんだ!」 「に、逃げろと……言ってる、だろう」 「僕のせいであなたはそうなったんじゃないのか!? だったら、逃げられる訳ないじゃないか!」 斬り捨てることなど、できはしなかった。 ブルックとは違う、必死にクレスを殺すまいとするクレアという人物を、このまま置いては逃げられない。 「何か僕にできることはないか? どうすればその腕は止まるんだ!?」 「……斬り、落としてくれ。腕を離せば……暴走は止まる、はずだ……」 「斬り落とす……それしか、ないのか」 「やるなら、早くしろ……もう、抑えていられない……」 クレアは苦しげに呻く。見ず知らずの、しか人間であろうクレスを頼ったのは、それだけ追い詰められているからだ。 気を抜けば意識が一瞬で食い潰される。『クレイモアのクレア』ではなく、『覚醒者クレア』と成り果ててしまう。それだけは耐えられない。 逃げればいいのにクレスは残ってクレアを救うと言ってくれる。 彼はクレアを待っているはずの丈瑠と同じ表情をしている。信じられる人間の顔だ。 だからこそ、恥を忍んでクレアは頼んだ。 「……わかった、やるぞ!」 やると決めたら迷いは不要だ。 刀を構え、全身の力を集約させる。 「真空……破斬!」 刀身に真空を纏わせ切れ味を上げる剣技。 放たれた斬撃は、クレアの右腕を見事宙へ舞わせることに――失敗した。 ガキンッ、と刀は受け止められた。地に突き立っていたクレアの右腕が、神速で抜き放たれて刀を受け止めていた。 イレーネから受け継いだ切り札『高速剣』。クレイモアを持たぬ空手の状態で放つそれはいわば『高速爪』と言うところか。 右腕はクレアの意思を完全に跳ね除け、一個の妖魔として自己の保全に動いた。 そしてその行いは――クレアが衝動に敗北したことを意味していた。 「が、あ、ァァァァ……ッアアアアアアァァァッ!」 「ぐあぁっ!」 ニバンボシを叩き落し、クレスの胸倉を掴み上げ、壁際へと叩き付ける。 喀血するクレスに構わずクレアは駆け出した。 向かう先は今だノヴァと丈瑠の戦いが続く場所。仲間ではなく獲物が待つ狩場。 掴んだままのクレスがもがくも、剣もなく膂力でも敵うはずがない。 この場でクレスを喰らってもいいのだが、それでは二人の人間を逃してしまいかねない。 三人とも殺してから喰らえば食い残しはない。クレアの中の妖魔はそう思考する。 やがてクレアの視界に二人の人間が映った。双方共に傷ついてはいるが健在だ。 赤いジャケットを着た人間、志葉丈瑠へとクレスを投げつけた。 人体を砲弾とせしめる常識外の膂力は遺憾なく発揮され、クレスもろともに丈瑠は吹き飛ばされた。 「魔物!?」 「――アアアアアアアアアッ!」 魔物と戦い慣れているノヴァの反応は素早かった。が、相手が悪かったと言うべきだろう。 幾重にもぶれて多方向から襲い掛かる爪撃に対応できず、ノヴァはあえなく殴り飛ばされた。 「がっ……」 「クレア! 一体どうしたんだ!?」 丈瑠がクレスを押しのけ立ち上がったときにはノヴァは無力化されていた。丈瑠と戦った疲労もあろうが、それ以上にクレアが速かったのだ。 クレアは一瞬で間合いへ踏み込んでくる。丈瑠はまだクレアに起きた変化を把握していないため、反応が遅れた。 「獅子戦吼!」 あわや首を刈り取られんというところで、獣面の衝撃波が丈瑠の命を救った。 丈瑠の横に全身傷だらけのクレスが並ぶ。激しく息を吐いているが、致命的なダメージを負ってはいない。 「気をつけるんだ、今の彼女は見境がついていない!」 「お前、誰だ? いや、それはいい。どういうことだ、クレアに何があった?」 「僕のせいなんだ……僕が彼女を追い詰めてしまった」 「何だそれ、どういう意味……くっ!」 言葉の途中、左右に飛び離れる。二人の中間を弾丸のように金眼の獣が駆け抜ける。 クレアは勢いのままにその進行方向にあった一軒の民家に突入し、轟音と共に爆砕させた。 ノヴァの闘気剣に匹敵しようかという威力。ノヴァとは何とか戦えていた丈瑠もさすがに戦慄を禁じ得なかった。 「クレア……! 俺だ、志葉丈瑠だ! わからないのか!?」 「グゥゥゥゥ――シャアアアァッ!」 地を這い掬い上げるように放たれた爪を、絶刀を逆手に構え地に突き立てることで防ぎ止めた。 絶刀の特性故に刀が砕かれるということはなかったが、地面という緩衝材を挟んで尚、丈瑠の腕に凄まじい負担が圧し掛かる。 が、とにかく動きを止めることには成功した。攻守が拮抗し、丈瑠はクレアと睨み合う。 記憶と違う瞳の色に戸惑うが、おそらく正常な意識を保ってはいないだろうと丈瑠は判断した。 「おい、お前。あいつを連れて逃げろ」 「な……何を言ってるんだ、僕も一緒に!」 「剣もないのに何ができるって言うんだ。それにあのノヴァって奴が意識を取り戻したら、また面倒なことになる」 「しかし!」 クレスは抗弁するが、悠長な言い合いを許すほど妖魔と化したクレアは甘くはない。 まだ人の形を保っている左拳が丈瑠の顔面へ向けられる。 とっさに頭を下げる。危ういところで回避。風を切る音でまともに受ければそれで終わりだと確信する。 「早く行け!」 丈瑠にしてみれば、ノヴァはもちろんのこと新顔であるクレスもまた信用できなかった。 クレスは自分のせいでクレアがこうなったと言った。その言葉を額面どおりに受け取りはしないものの、一因であることは間違いないと思っている。 それに足手纏いであることも方便ではない。先ほどまでの丈瑠自身と同じく、今のクレスは丸腰だ。 ノヴァが持っている誠刀はやはりクレスにも使えない。 ならば不確定要素を減らす意味合いでも、彼らには退いてもらった方が丈瑠は戦いやすくなる。 「放っておけば意識のないあいつから殺される。急げ!」 「く……僕はクレス・アルベインだ! 君は!?」 「志葉丈瑠!」 「丈瑠……丈瑠か。わかった、ここは退く。彼を安全なところに移動させたらすぐに戻る。それまで持ち堪えてくれ!」 ぎりぎりと押し留めるのもそろそろ限界だと推し量った丈瑠を置いて、クレスはノヴァを担ぎ上げ退いていった。 足音が遠ざかる。妖魔となったクレアは獲物に逃げられたことに憤慨したか、さらなる力で丈瑠を押し攻める。 昂ぶる妖気が右腕のみならず左腕、右足、左足と巡り、人ならざる力を生み出していく。 「行ったか……さて、どうする……!?」 戦いやすくなったとは言え、生身の丈瑠と半覚醒状態のクレアとでは自力の差は歴然だ。 ノヴァからは何とか逃げ切る自信があったが、今のクレア相手では逃げても容易く追いつかれてしまうだろう。 威勢よくクレスらを逃がしたはいいが、実のところ打つ手などないに等しい。 「クレア、しっかりしろ! 俺の声が聞こえるか!」 それならば。 丈瑠に打つ手がないのならば、クレア自身に何とかさせるしかないだろう。 戻ると言ったクレアの眼差しを、瞳に込められた意思を信じるだけだ。 「お前は俺に、自分を信じてくれと言っただろう。俺はお前を信じて待っていた。ならばお前も、俺に答えろ!」 「ク、ウゥ……?」 「お前は何のために戦う? 答えろ、クレア!」 何のために――クレイモアの存在する意味はただ一つ。 人に仇なす妖魔を狩る、ただそれだけのため。 「人間を斬る訳にはいかない、お前はそう言ったな! なら人を守るために戦う存在、それが本当のお前じゃないのか!」 「――ぁ」 外道覆滅を掲げるシンケンジャーと、妖魔を狩るクレイモア。 魔を討つ者として両者はある意味では近い存在である。 本人ですら気付かないほどに小さな共感を、丈瑠はクレアに感じていた。 だからこそこうして言葉を紡ぐ。クレアとは共に戦えると、信頼できる仲間になれると、確信しているから。 誠刀の導きで自分を知った丈瑠は、同じく己を見失ったクレアを正すべく一振りの刀となる。 斬り捨てるべきは、クレアを取り巻く妖なる力。 「思い出せ、クレア! あるべき自分を……お前が望む、お前の姿を!」 「……わ、たし……は……っ!」 絶刀は無事でも、刀を支える丈瑠の腕が限界を迎える、その刹那の瞬間に。 ふ、と圧力が消失する。 「人間……だ……!」 瞳の色が、妖しき金から気高き銀へと戻っていく。 本能ではなく理性が身体を支配していると、はっきり見て取れる。暴走した妖力の制御を取り戻したのだ。 代償に力を出し尽くしていたか、膝をつく。 「……クレア」 「……丈瑠」 肥大した身体も徐々に収縮し、元に戻る。 完全な覚醒に到る前に、クレアは立ち直ることができたのだ。 「全く。手間をかけさせてくれたな」 「ああ……すま、ない」 動くことも億劫なため絶刀を間に置いてではあるが、自然と笑みがこぼれる。 丈瑠は身を起こし、クレアへと手を差し伸べた。 「だが、良かった。仲間を失わずに済んだからな」 「仲間? 私を仲間と呼んでくれるのか」 「そうだ。俺がそう決めた……不満か?」 「いや……悪くは、ないな」 庇護の対象ではなく、共に戦う仲間。それがクレイモアではなく人間だというのは皮肉な話ではあった。 が、言葉通り、クレアはそれが不快ではなく、むしろ心地良いものとして感じられた。 丈瑠の手を取ろうとし、いまだに変化の解けない右手を見て苦笑する。 すると丈瑠も笑い、それでも右手を引っ込めはしなかった。俺はお前を恐れはしないという意思表示だ。 言葉にしないが深く感謝の念を抱き、クレアは獣の右腕で丈瑠の手を取る。 否――取ろうとしたが、叶わなかった。 それは剣というにはあまりにも大きすぎた。 大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。 それはまさに鉄塊だった。 天空より舞い降りた剣が、丈瑠の身長よりもなお長く大きな剣が、クレアの右腕を地面に縫い付けていた。 クレアと自分とを隔てる壁の正体が、一瞬丈瑠は理解できなかった。 それを剣だ、と理解できたのは――剣を追うように空から舞い降りてきた男が、落下の勢いを利用して剣を抜き取り、旋回させてクレアを襲ったからだ。 迷いなくクレアを両断するであろうその剣の軌跡に、丈瑠の身体は意識するよりも先に動き割り込んだ。 引き抜いた絶刀を片手で握り、峰の部分をもう片方の腕で支え大剣を受け止める。 両腕の骨まで砕かれそうな衝撃。 本当に砕かれなかったのは、絶刀の頑強さと直前で丈瑠に気付いた剣の主――金髪の、ツンツン頭の男が力を緩めたからだ。 大剣をひとまず引いて、男はゆっくりと着地する。重力が作用しているのか怪しくなるほどにその速度は緩慢だ。 マントを翻した男は、だが丈瑠の予想に反してそれ以上の攻撃をしてこなかった。 「……どういうことだ?」 金髪の男はそう問いかけてくる。 聞きたいのはこっちだ、と丈瑠が吐き捨てる前に、 「そいつはお前を殺そうとしていたんだぞ。なのに何故庇う?」 そういうことかと得心した。 どうやら男は上空から丈瑠へと爪を生やした腕を伸ばすクレアを確認し、『丈瑠を救うべく』クレアを攻撃したらしい。 確かに今のクレアは一見すれば人よりは魔獣や外道に近い。 傍から見れば――刀を取り落とした丈瑠に止めを刺そうとしていた、と見えても不思議ではない。 理解はできても納得など到底無理な話だったが。 「違う! こいつは……クレアは、俺の仲間だ!」 「だが、そいつの腕は」 「クレアは人間だ。外道なんかじゃない!」 いくら危険に晒されたとは言え、自分の意思で攻撃を止めたクレアはやはり、丈瑠にとっては討滅すべき存在などではなかった。 丈瑠は蹲るクレアを背後に絶刀を構え、男と対峙する。 疲労の極みにあり、もう戦える状態ではないのはわかっていたが、断固として手出しはさせないという意思を視線に乗せて叩きつける。 男はどうしたものかとたじろいでいたが、 「丈瑠……いいんだ」 その丈瑠を静止したのは、庇われているクレア本人からだった。 振り向いた丈瑠を迎えたのは――砲弾のような、クレアの腕。 腹を殴られ突き飛ばされると、金髪の男に受け止められた。 「クレア!?」 「そいつは……間違っていない。私はもう……一線を、踏み越えて……しまったんだ」 顔を上げたクレアの――ぞっとするほど美しい、金色の瞳。 半ばまで斬り裂かれていた右腕が、煙を上げて治癒していく。凄まじい速度。もはや再生と言ってもいい。 クレアは血色を失くした顔に大粒の汗を浮かべている。消耗した身ではもう妖力を制御することができない。 「そいつが止めてくれなければ……私は、お前を殺していた、かも……しれない。だから……これで、いいんだ」 「クレア……だが、まだ何とかなるだろう? さっきみたいに力を抑えられれば!」 「……無理だ。もう、意識が……保てそうに、ない。だから丈瑠、頼みが……ある。聞いてほしい」 「な、何だ? 俺は何をすればいいんだ」 何かできることがあるなら何でも言ってくれ。 お前を助けられるなら何でもしてやる。 丈瑠はそう言おうとした。 「私を、殺してくれ」 だが、告げられた言葉はそんな丈瑠の決意を容易く粉砕した。 耳から入ってきた言葉を脳が理解するまで数秒、必要とした。 「な……何を言ってる。何故俺がお前を殺さなければならない!?」 「私は、妖魔には……なりたくない。人でいたいんだ……人のままで、死にたいんだ」 「……っ!」 クレイモアが妖力の解放に失敗し、妖魔の意識に支配されたとき。 そのクレイモアは、自らが希望するクレイモアに自分を殺してくれと願う。 剣の中に忍ばせてある黒の書と呼ばれる紙を渡し、介錯を頼むのだ。 「クレイモアでない、丈瑠に頼むのは……酷だと思う。だが……クレイモアである私を知っているのは……今は、丈瑠だけなんだ」 「そんなこと……!」 「早く……もう、持たない……!」 瞳孔が開き、鋭い視線が丈瑠を睨め上げる。 懇願しているようでもあり、憎々しげに睨みつけているようでもあり――クレアの中で、人と妖魔の意識がせめぎ合っているのだと知れた。 そしてその均衡はもう長くは続かないことも。 「クレア……」 「……下がっていろ。俺がやろう」 丈瑠を押しのけ、黙って成り行きを見守っていた男が大剣を構えてクレアの前に進み出る。 「俺はクラウド、クラウド・ストライフだ。済まない、俺が余計な横槍を入れたせいだ」 「気に……するな。わからないんだ……あのとき止められなければ、私は本当に、丈瑠を襲っていたかも……しれない。だから……これで、いい」 「……責任は取る。恨んでくれて構わない」 「いいさ……丈瑠を、頼む」 二人の話を聞いている内、男――クラウドは自分の行いがこの事態を招いたのだと知った。 申し訳なく思う。後悔もする。だが、だからこそ、せめてクレアの最期の願いは自分が果たそうと思った。 仲間である丈瑠にやらせる訳には行かない。消えることのない傷になる―― 「……俺が、やる」 剣を振り下ろす寸前、クラウドの肩を握り潰さんほどの力を込めて丈瑠が掴んだ。 その瞳には強い力があった。決して自棄になった訳ではなく、自ら選んでこうすると言う意思があった。 「いいのか?」 「ああ。クレア……俺が、介錯を勤めさせてもらう。いいか?」 「ふ……」 クレアはただ微笑んだだけだ。 もう口を開くことすら困難――そしてこれ以上言葉を重ねる必要もない。 絶刀『鉋』を強く握り直す。クレアの剣。クレアを斬る剣。 「志葉丈瑠、これを」 クラウドが懐から何かを取り出し、丈瑠へ渡してきた。 それは一見すると変哲もない携帯電話。だがそうでないことは丈瑠自身が一番よく知っている。 ショドウフォン。 普通の人間が持てばただの携帯電話だが、モヂカラを有する者が用いれば違う意味を持つ道具。 不意に、笑い出したくなった。これがあればノヴァを速やかに取り押さえられて、クレアもこんな有様になることはなかったかもしれなかったのに、と。 傍から見れば泣き笑いのような顔だっただろう。丈瑠は混沌とする感情を抑え付け、ショドウフォンを筆モードに変形させた。 「一筆……奏上」 虚空に描く『火』の一文字。 火のモヂカラを現出させ、身に纏う――戦うための力、真紅のスーツ。 だが、かつてないほどに心が冷えている。『火』を司るシンケンジャーとは思えないほどに。 絶刀を握り締め、肩に担いだ。 「シンケンレッド――志葉丈瑠」 シンケンジャーの『殿』。 一度はその資格がないと自ら捨てた姿に、自らの意思で変身する。 しかし斬るのは外道ではない。 外道ではなく――人。人間のままで死にたいと願う、友だ。 「それが……丈瑠、お前の本当の……」 「そうだ。俺は戦う。そしてこの戦いを止めてみせる。必ず……必ずだ!」 「ああ……信じるよ。お前ならきっと……でき、る……」 「クレア……!」 絶刀をクレアの首に押し当てる。 視線が合う。これが最後と、どちらが言うまでもなく理解した。 やれ、とクレアが目で促す。 ギリ、と歯を食い縛る。 そして、 「これで……人のまま、死ねる。礼を言う、シンケンレッド。志葉……丈瑠」 「……あああああああああああぁぁぁっ!」 刀を――振り抜いた。 肉を裂き、骨を砕き、血を撒き散らし――クレアの首を両断した。 (礼を言う? 礼、礼だと……俺はお前を殺したんだぞ! なのに……!) 剣を振り抜いた体勢のまま、丈瑠は振り返らない。 背後で重たげな音が二つした。クレアの身体が倒れたのと――首が落ちてきたのだろう。 振り返って確認する気にはなれない。 この手で、人を――仲間を斬った。 望まれたから、人のまま死なせてやりたいと思ったから。 だが―― 「ぐ……くっ、あ――うあああああああああああああああっ!」 心に突き刺さる痛みだけは、どうしても。 我慢することが出来なかった。 【クレア@CLAYMORE 死亡】 ◆ 落としていたニバンボシを回収し、ノヴァを風が安置されている民家へ移した後、クレスはすぐさま取って返すつもりだった。 だが、走り出そうとした足は急停止した。 寸前で、ノヴァが苦しげに呻いたからだ。 このまま一人にしておけば、もし誰か悪意を持つ者に襲われれば一溜まりもない。 「くっ……志葉丈瑠、それにクレア。まだ二人が戦っているかもしれないのに、僕は何をやっているんだ……!」 焦りばかりが先行し、どうにもままならない状況に翻弄されている。 落ち着け、まずすべきことは――と、クレスは必死に自己の安定に努めた。 「まず、このノヴァという人に事情を聞こう。クレアという人が本当に殺人者なのか、僕は何もわかってはいない……」 呼吸を落ち着けて、クレスはそう独り言ちた。 今の状況で二人と再会しても、クレスの側に情報が揃っていなければ何も切り出せはしない。 ならば当事者の一人でもあるノヴァから情報を得るが最善――そう、判断した。 死人が一人、怪我人が一人、そして自分。 相談する相手が誰もいない暗闇の中、クレスはじっとノヴァが起きるまで待ち続ける。 焦燥だけが加速していく。 クレスの掌は、じっとりと汗ばんでいた。だが、背筋が凍るほどに冷たい汗だった。 【G-2/市街/一日目/黎明】 【ノヴァ@ダイの大冒険】 【状態】疲労(中)、気絶 【装備】誠刀・銓@刀語 【道具】支給品、ランダムアイテム×1 【思考】基本:『勇者』として『悪』を倒す。 1:…… 【備考】 ・この状況を魔王軍の仕業だと思っています。 ・クレアの妖力を暗黒闘気だと思っています。 【クレス・アルベイン@テイルズオブファンタジア】 【状態】疲労(中) 【装備】ニバンボシ@テイルズオブヴェスペリア 【道具】支給品×2、 ランダムアイテム×2、バスタード・ソード@現実、 【思考】基本:仲間を募り、会場から脱出する……? 1: ノヴァを介抱するか、それとも……? 2:丈瑠ともう一度会って誤解を解きたい 【備考】 ※参戦時期は本編終了後です ◆ 「十蔵が、俺を?」 「ああ。あんたを連れて来るように頼まれた」 戦地から離れ、街の外の平原。 目に付いた木の根元に穴を掘り、クレアを埋葬した後、丈瑠はようやくクラウドとゆっくり話す機会を得た。 クレアの荷物及びノヴァが放ったミニチュアサイズの剣も回収し終え、傷の手当も済んでいる。 沈んだ面持ちの丈瑠の手の中には、クレアの首に巻かれていた首輪があった。 その金属の冷たさが、否応なくクレアを斬ったときの記憶を脳裏に刻み付けてくれる。 「日の出まで待っていると言っていた。もう時間はあまりないんだが、どうする」 「……行こう。あいつを野放しにはしておけない」 「いいのか? 俺が言うのも何だが、あいつはお前と戦いたがっているぞ」 「ああ。いずれ決着を着けなければならないとは思っていた。いい機会だ」 そう言う丈瑠の瞳は、クラウドが思わず心配になるほどに思い詰めているようにも見えた。 丈瑠としても、クレアを斬ることになった間接的な原因であるクラウドと共に行動するのは忸怩たる思いはある。 だがノヴァと違いその行動に悪意や含むところがあった訳でもないということもまた、はっきりとわかっている。 だからこそ――鬱屈した感情をぶつける訳にもいかず、半ば八つ当たりのような形で敵を求めているのかもしれない。 冷静に自己の内面を分析している自分に気付き、丈瑠は深く息を吐いた。 「……行くぞ。急がなければあいつを逃がしてしまう。これ以上無用な犠牲を出す訳にはいかない」 「あ、ああ」 クラウドを待つことなく、丈瑠は早足で北へ向かって歩いていく。 その胸中からクレスを待つ、という選択肢は消えていた。 ノヴァ、クレス、クラウド――誰もが余計なことをして、起こるはずのない事態を招いた。 共にクレアの最期に立ち会ったクラウドはともかく、ノヴァやクレスに会えば自分でもどうしてしまうか本当にわからないのだ。 今はただ、どうしようもなく胸に燻ぶるこの熱を、思うさま解き放ってしまいたい―― クレアの形見である絶刀『鉋』を強く握り締め、丈瑠は宙を睨み迷いなく進んでいく。 求めているのは、今この瞬間、一番目の前にいてほしいのは―― (人に仇なす外道を……いいや、敵を、斬る。ただそれだけだ。それだけでいい……) 外道ならば。 十蔵ならば。 迷うことなく叩き斬ることができる。 伝説の刀鍛冶である四季崎記紀が創生した完成形変体刀十二本が一本、絶刀『鉋』の毒は。 誠刀『銓』によって打ち直された志葉丈瑠という刀を。 仲間を斬ったという傷、罅に、その毒は音もなく忍び寄り、溶け込んでいって。 僅かではあるが、黒く、暗く――歪め、澱ませていた。 【G-4/平原/一日目/黎明】 【クラウド・ストライフ@ファイナルファンタジーⅦ】 【状態】健康 【装備】ドラゴンころし@ベルセルク 【道具】基本支給品、風のマント、ランダムアイテム(個数、詳細不明) 【思考】基本:殺し合いに乗る気はない。 1:丈瑠を十蔵の元へ案内する。 2:裏正の捜索。見つけたら十蔵に届ける。 【備考】 ※原作終了後からの参加。 【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】 【状態】疲労(中)、精神的に動揺 【装備】絶刀・鉋@刀語、ショドウフォン 【道具】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ(待機状態)、 支給品、ランダムアイテム(個数内容ともに不明)、クレアのランダムアイテム×1 【思考】基本:争いを止めるため戦う。 1:外道は倒す。だが殺し合いに乗った人間は……? 2:十蔵と決着を着ける BACK NEXT 042 受け継ぐ者へ(前編) 投下順 043 刃の亀裂 042 受け継ぐ者へ(前編) 時系列順 043 刃の亀裂 BACK 登場キャラ NEXT 042 受け継ぐ者へ(前編) クレア GAME OVER 042 受け継ぐ者へ(前編) 丈瑠 [[]] 042 受け継ぐ者へ(前編) ノヴァ [[]] 042 受け継ぐ者へ(前編) クレス [[]] 010 ストライフ・デリバリーサービス営業開始! クラウド [[]]
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/208.html
外道【ドーパント】 ◆LuuKRM2PEg その名を呼ばれた時、志葉丈瑠はただ茫然と立ち尽くすしかなかった。 「十臓……それに、流之介……ッ!?」 あの放送で呼ばれたことによって丈瑠に与えた衝撃は、鈍器で頭部を殴られるのと同じくらいの威力を誇っている。 サラマンダーという男が呼び上げた十八人の中には、あの池波流之介と腑破十臓が含まれていた。何もなかったはずの自分を信じていた男と、全てを無くした自分にとって最後に残されたものであるはずの男。 一瞬だけ嘘だと信じたかったが、暁美ほむらの名前も呼ばれている。だから、十臓と流之介が死んでいるのは紛れもない真実だ。 認めたくなかった。嘘だと信じたかった。だが始まりの地で加頭順は六時間ごとに死者を発表すると言っていて、その証拠に二人の名前が呼ばれてしまう。その時点で丈瑠は二人の死が真実として受け入れるしかなかった。 「――――――――」 呆然と立ち尽くす彼の言葉はもう声になっておらず、酸素を求める魚のように口をパクパクと開閉させるしかない。その胸に開いた穴の大きさは果てしなく、志葉丈瑠という男の表情を激しく歪ませていた。 偽者であるにも関わらず外道集との戦いで自分を主君と認めた流之介の姿、幾度となく繰り広げた十臓との死闘、志葉薫が現れて何もかもを失った自分、そして最後に残ったのが斬り合いだと悟って十臓との戦いに赴いた自分。 様々な思いと記憶が丈瑠の中を縦横無尽に駆け巡り、そして爆発した。その刹那、これまで培ってきた全てが足元から崩れ落ちていくかのような感覚に襲われてしまう。 そしてようやく丈瑠は、自分と戦う前に腑破十臓が死んでしまったらという可能性を全く考慮していなかったことに気付いた。あの血祭ドウコクや筋殻アクマロのような強者がいる以上、十臓を超える可能性がある戦士は数え切れないほどいるかもしれなかった。 十臓がそいつらに殺される光景をどうして考えなかったのか、流之介がもうこの世にいない可能性を何故今まで想像していなかったのか、自分が暁美ほむらを殺したように二人が殺されている時が来ることを何ゆえ視野に入れていなかったのか。 胸を満たす動揺によって疑問が次々と増えていく。これでは一体何の為にこれまで戦ってきたのか、十臓がいなくなった今自分に何が残っているのか、どうして剣を振るわなければいけないのか、どうして二人が殺されなければいけないのか? どうして、彼らが死んで自分なんかが生きているのか? 一体誰が、彼らを殺したのか? どうして自分から何もかも、消えてしまうのか? 彼らを失った自分に、何が残っているのか? 今更剣を振るって、何になるのか? 何故、流之介と十臓があの見せしめにされた男達のようにならなければならないのか? 心に開いた空洞を埋める為だけに、戦うことすらも許されないのか? このまま、壊れてしまうしかないのか? 不意に、丈瑠の脳裏に首を吹き飛ばされた三人の男の姿が蘇る。首輪が爆発して、死んでいく彼らの姿がゆっくりと流之介と十臓に変わっていく。 否、それだけでなく家臣達の首が吹き飛ばされていく光景が幻となって丈瑠の目に映った。千明が、茉子が、ことはが、源太が、爺が、薫が、黒子達が皆死んでいく。 自分だけを残して死んでしまう。 こんなのは嘘だ。嘘に決まっている。でも、嘘とは思えない。流之介と十臓が死んだように、こうしている間にもみんなは殺されているかもしれなかった。 考えれば考えるほど、丈瑠の胸の中には虚脱感が湧き上がってしまう。 「十八人か……ぐふっ。それにしてもあのほむらってガキだけじゃなくシャンプーって奴もくたばってやがったか!」 そして今、背後からその声が聞こえてくるまで、丈瑠は同行者の存在を忘れてしまっていた。 茫然となったまま力なく振り向いた彼は、同盟を結んだパンスト太郎という男を見つける。その男が何故、妙に勝ち誇ったような笑みを浮かべているのか、まともに思考が働かない今の丈瑠には理解できなかった。 ただそれでも、この胸の蟠りを何とかしたいと無意識の内に思って、藁にも縋るように言葉を紡ごうとする。 その一言が、来るまでは。 「それにしても、たった六時間で死ぬなんてこの島に集められた奴らは案外弱いんだな! この分だと優勝して願いを叶えるだけじゃなく、世界征服をするのも時間の問題かもな! ぐふっ!」 そんな嘲りに満ちたパンスト太郎の言葉によって、丈瑠の心に亀裂が生じる。ただでさえ崩壊寸前だった彼の心に、更なる傷を与えた。 そこで終わっていれば、もしかしたらまだ幸せだったかもしれない。この時に終わっていれば、まだ後戻りできたかもしれなかった。例え流之介や十臓が死んでいて、ほむらが死ぬきっかけを丈瑠は作っていたとしても。 しかし世界はそれを許したりしなかった。もしかしたら、それは侍というかつての使命を忘れて人斬りの外道になることを選んだ、丈瑠への罰かもしれない。 尤も、その答えを知る者はどこにもいないが。 「おい侍野郎、お前が狙ってた十臓って奴は死んじまったのは残念だが……手間が省けてよかったじゃねえか!」 「……ッ!」 「これで後はドウコクとアクマロって奴だけだな! どうせなら、そいつらとオカマ野郎達が潰し合ってくれれば最高なんだけどな!」 何を言っているのか。 この男は流之介と十臓が死んだのがそんなに嬉しいのか、唯一残った物までもが奪われたのがそんなに喜ばしいのか。他者を傷つけることに何の躊躇いもないこんな半妖に、流之介を笑う資格などあるのか。こんな半妖が生きて、何故十臓が死んでしまったのか。 それがこの世界の理だというのか? 外道のような間違った存在が生きて、侍のような正しい存在が死ぬのが正しいとでもいうのか? そんな世界を守る為に影武者の使命を背負って、そして全てを失ったのか? だとしたら、俺が今まで守ってきたのは外道どもが笑う世界だったのか? こんな自分に尽くしてくれた流之介を侮辱するような奴を生かす為に、剣を振るってきたのか? 今の丈瑠は混乱のあまりに気付いていない。 丈瑠にとって十臓は倒すべき相手なのはパンスト太郎も知っているが、何故倒そうとしているのかという理由をパンスト太郎は知らなかった。 当然である。丈瑠は情報交換の際に外道衆達のことを出来る限り話したが、あくまでもどれだけ強いかということだけ。丈瑠の正体が影武者であることも、今の丈瑠が全てを失っていることもパンスト太郎は知らない。 当然である。何故なら、丈瑠はそんなことを一切話していないのだから、たった数時間しか同盟を結んでいないパンスト太郎が知っている訳がない。 そして丈瑠が放送で呼ばれた流之介に対して、未だに未練を抱いていることを知らなかった。パンスト太郎は勿論の事、丈瑠自身も。 そしてパンスト太郎も決して悪意があって、丈瑠に話しかけたわけではない。彼は彼なりに丈瑠の奮起を促そうとしていたのだが、今の丈瑠はその優しさを優しさとして受け止められるほどの余裕はなかった。 全てはただ、あまりにも悪すぎる偶然のせいで起こってしまった悲劇…… 「……黙れ」 「何?」 「お前に……何が分かる」 「おい、何を言ってるんだよ侍野郎」 パンスト太郎の声が聞こえてくるが、その意味は届かない。 視界が揺れて、心臓が異様なペースで鼓動していく。荒れ狂う感情によって凄まじい吐き気が襲いかかり、今にも胃が破裂しそうだが丈瑠は耐えた。それは侍となるために鍛え上げた精神力の賜物だろうが、気付く者は誰もいない。 今となっては腑破十臓の遺品とも呼べる刀である裏正をゆっくりと握り締めながら、丈瑠は立ち上がった。 「ぐふっ……何の真似だ」 その鋭い視線が突き刺さってくるが、関係ない。 十臓が死んでしまった今、本当の意味でもう何も残っていないのか。いや、俺はまだ生きているからそんなはずはない。だが十臓がいなくなって空いた場所を、一体何で埋めて斬ればいいのか? 腕が震えるのに伴って、丈瑠の思考はより混乱していく。感情の高ぶりと共に疑問が湧き上がっていくが、やはり何一つとして解き明かされることはない。 その答えを求めるかのように歩みを進めて、そして裏正を握る力が更に強くなる。掌と柄が擦れ合って皮が捲れていくが、丈瑠は一切構いもしなかった。 「俺のような半端物や、お前のような半妖もどきが生きて……」 「あ?」 「何故、あいつらが死ななければならない!?」 その叫びを最後に、丈瑠の視界は血のような赤で染まった。 ◆ 侍野郎、志葉丈瑠から放たれる殺気は尋常ではないとパンスト太郎は察する。一体何があったのかはわからないが、今の侍野郎はとんでもなくヤバいと本能が警鐘を鳴らしていた。 とにかく今は目の前のこいつを落ち着かせなければならないと思い、パンスト太郎はデイバッグに腕を伸ばす。それはほんの少し、数秒にも満たないだけ力を伸ばせば誰でも届くような距離だった。 せっかく休むのだから少しでも楽になりたいと思って、全ての荷物を離れた場所に置いていた。変身する為のポットもパンスト太郎はそこに入れている。 気で硬化させたパンストを使って裏正を奪おうとも考えたが、先程の戦いであの切れ味はそれなりにあることを知った。油断した状態ならともかく、こんな状態の丈瑠に通じるとは限らないと瞬時に判断した彼は、変身を選ぶ。 それこそが、最大の失敗であったことも知らずに。 「……ぐふっ?」 空気を斬るような低い音が聞こえた瞬間、パンスト太郎は怪訝な表情を浮かべる。 おかしい。あと少し腕を伸ばしさえすればデイバッグに届くはずなのに、届かない。力を込めて伸ばそうとした瞬間、肩に灼熱が押し付けられたかのような痛みに襲われ、身体がほんの少しだけ軽くなっていくのを感じる。 そして、赤い液体が噴水のように目の前から噴き出してきた。これは一体どこから溢れてきているのかと思考するが、一瞬で答えに辿り着く。 これは自分の身体から溢れ出てきている血液であり、右肩から先にあったはずの腕はもうとっくに斬り落とされていた。如何に肉体を鍛えていようとも変身していない以上はただの人間に過ぎないので、裏正のような妖刀の前ではこうなるしかない。 「あ、あ、あ……がああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああぁぁああ!?」 その結論に至った瞬間、地獄が始まる。 悲痛な叫びと共に全身の神経を激痛が蹂躙して、そのまま力なく倒れてしまう。意識は一瞬でブラックアウトしようとするが、絶え間なく続く痛みと彼の精神力がそれを許さなかった。 そのまま勢いよく地面に倒れ、溢れ出る血液が血溜まりのように広がっていく。悲鳴をあげてその場を転がり回るパンスト太郎は失った右腕を取り戻そうと左手を伸ばすが、次の瞬間にはそれも斬り落とされてしまった。 失血による悪寒が更に激しくなり、ついには吐き気すらも覚えてしまう。視界が霞んでいく中、パンスト太郎はゆっくりと頭上を見上げて下手人である丈瑠の顔を見た。同盟相手であったはずの男の表情はこれまでとは違って、昔話に出てくるような怪物のように大きく歪んでいる。 まさに、外道と呼ぶに相応しいほど、今の丈瑠はおぞましかった。 「てめ、え。何で、だ……ぐふっ」 息も絶え絶えになる中、パンスト太郎は必死に問いかけるが答えは返ってこない。 八宝菜への憎しみも、絶対に優勝するという決意と戦意も、ほんの少しだけ丈瑠に感じた絆も、何もかもが闇に飲み込まれていく。次の瞬間、薄れゆく意識の中で丈瑠が裏正を振り下ろしてくるのを見たが、その頃にはもう全ての感覚が無かった。 パンスト太郎の胸に刃が突き刺さるのが先か、それとも意識を完全に失ってしまうのが先だったのかはわからない。誰も理解することもないまま、パンスト太郎は呆気なく最後を迎えてしまった。 ◆ 一体どれだけの間、裏正を振るっていたのかはわからない。 それを数える余裕や選択など丈瑠にはなかったし、わざわざ教えてくれる者もこの場にはいなかった。 斬らなければ今度こそ本当に終わってしまう。何もかもが消えてなくなってしまう。斬らなければならなかった。流之介を雑魚と笑ったこの半妖を許すわけにはいかなかった。 もしもこのままそんな狂気に囚われていれば、丈瑠は救われていたかもしれない。しかしそんな救いにもならない救いさえも、彼は掴めなかった。首から離れていく男の頭と家臣達の首が吹き飛んでしまう幻が被って見えてしまい、丈瑠の意識は唐突に蘇る。 「……あ、あ、あ」 ようやく裏正を振り回す両腕の動きが止まるが、もう遅かった。 つい先程まで喋っていたはずのパンスト太郎は地面に倒れたきり、微塵にも動かない。放送によって冷静な判断力を奪われていた丈瑠といえども、目の前で倒れているのはバラバラにした肉塊であると一目で理解できた。 「お、俺は……俺は……!」 激情に駆られたまま力任せに裏正を振るった両手を見つめる。飛び散った血と肉片が十指どころか両腕にも付着していて、まるで幾度となく屠ってきたナナシ連中のように赤く染まっていたが、それは疑いの余地もなく丈瑠自身の腕だった。 この会場にも存在する三途の池に手を突っ込んだかのように生臭くて、とても赤い。まさに、侍が守るべき人々に絶望を齎してきた外道衆とそっくりだった。 『謝りはしない……。怨め! 外道の俺を!』 不意に、シャンゼリオンに変身した涼村暁にぶつけたあの言葉を思い出す。 自分のやっていることは間違っていることは知っているし、シンケンジャーの敵になる覚悟もあった。弁解をするつもりも許してもらおうとも思っていない。裏正を手にした時から、ずっと決めてきたはずだった。 白にも黒にもなれない半端な自分に嫌気を感じていた。そんなだから、ほむらにも暁にも勝てなかった。そもそも、誰かを裏切ろうともしないくせにどうして外道になれると思ったのか。 外道になるには、どんな汚い手段を使ってでも生き残らなければならないと、これまでの戦いで知ったはずなのに。 「そうか……もう、後戻りはできないか……」 しかしそう呟いた瞬間、心のざわめきが一気に収まっていくのを感じる。 そうだ。いずれはこの男も斬る必要があった。外道となるのならば、同盟を結んだ相手だろうと躊躇なく斬り捨てる冷酷さが不可欠だったのだ。 アヤカシ達も、腑破十臓も、骨のシタリも、薄皮太夫も、油目マンプクも、筋殻アクマロも、血祭ドウコクも……皆、そうしてきたからこそ外道となっている。ならば自分も、外道になるからには一切の躊躇いは許されなかった。 「感謝するぞパンスト太郎……お前のおかげで、俺は迷いを断ち切って外道になることができそうだ」 そう語る丈瑠からは、もう一切の温情が感じられない。シンケンジャーの殿として皆を導く為に持ち合わせていた厳しさの中にある優しさも、もう欠片も残っていなかった。 丈瑠はパンスト太郎の支給品と自身の支給品を纏めてから、その手にT-2メタルメモリを握り締める。 「俺はもう、迷わない……ただ戦う為だけの外道になろう……お前も俺を恨みたければ、いくらでも恨めばいい。あの世で俺が来るのを精々楽しみにしてるんだな」 『METAL』 響き渡るガイアウィスパーを耳にした彼は、起動させたガイアメモリを勢いよく放り投げた。そのまま吸い込まれるかのように体内へ侵入していき、志葉丈瑠の肉体を一気に変貌させていく。 そのまま一瞬で、メタル・ドーパントへの変身を遂げた。 「ドーパントメタル……参る!」 そう言い残したメタル・ドーパントは、太陽の光が差し込んできた森の中を駆け抜ける。その日差しの下を歩けるような輩ではないと自負しているが、それでも止まらなかった。 彼はもう迷わない。例え梅盛源太が現れたとしても、もう躊躇う事はないだろう。何故なら、同盟を結んだ相手も冷酷に斬り捨てたのだから。 「源太に涼村暁……お前達は今、どこにいる? 俺は必ず、お前達を斬ってみせよう……」 この島の何処かにいるであろう幼馴染と、自身に煮え湯を飲ませた男のことを考える。 思いを寄せれば寄せるほど、彼の殺意と決意はより強く燃え上がっていき、足も次第に速くなっていた。 外道になる覚悟を決めたドーパントはもう、止まらない。 【1日目/朝】 【F-6/森】 【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】 [状態]:ダメージ(小)、疲労(中)、メタル・ドーパントに変身中、もう二度と止まらないという強い覚悟 [装備]:裏正@侍戦隊シンケンジャー、T2メタルメモリ@仮面ライダーW、水とお湯の入ったポット1つずつ(変身3回分消費)、支給品一式、力の源@らんま1/2、パンスト太郎のランダム支給品0~2 [道具]:支給品一式×2 [思考] 基本:殺し合いに乗り、戦う 0:例え誰が相手だろうと決して迷わずに斬る。 1:他の参加者を探して、斬る。 2:例え源太が相手でも容赦はしない。 3:涼村暁は絶対に斬る。 [備考] ※参戦時期は、第四十六、四十七幕での十臓との戦闘中です ※パンスト太郎を殺害した事で、人斬りへの迷いを断ち切りました。 【パンスト太郎@らんま1/2 死亡確認】 【残り47人】 ※【F-7/川岸】に放置されたパンスト太郎の遺体は原形を留めていないほど破壊されています。 時系列順で読む Back 救いの女Next 夢見ていよう(前編) 投下順で読む Back 救いの女Next 夢見ていよう(前編) Back 白と黒の黙示録(微笑みの出発) 志葉丈瑠 Next 赤い戦慄 Back 白と黒の黙示録(微笑みの出発) パンスト太郎 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/302.html
【腑破十臓】 [名前]腑破十臓(ふわ-じゅうぞう) [出典]侍戦隊シンケンジャー [異名] [声優]唐橋充 [性別/年齢]男性/二百歳以上 [一人称]俺 [二人称]貴様 [三人称] 「ここに来て…いや、この時を待ってか…裏正ァァァァアア!」 はぐれ外道が一人。 血祭ドウコクが率いる外道衆とは馴れ合わず、ただ戦いにのみ生きる孤高の人斬りにして、人が外道となった半妖のアヤカシである。そのため、外道としては珍しく人間体が存在している。 人間の頃は死病に侵された妻帯者であったが、強さを求める人斬りであり、骨の髄まで強い者と斬り合うのが愉しみであった。 自分の妻の魂が閉じ込められた刀と知りながら、裏正で人を斬り続け、情に流される事も無く、ただただ戦いを求めて斬り合うのが彼の本性である。 現世ではシンケンレッド・志葉丈瑠に並々ならぬ執着を寄せており、彼との一騎打ちを望み続けた。 血祭ドウコクの「縛り」の力によって行動が制限されたり、筋殻アクマロと共に行動したり…など諸々の出来事があったが、やはり最後にはシンケンレッドと斬り合うことになった。 シンケンレッドとの劫火の中の戦いにて、左足に刺さった裏正を抜こうとするも、妻の情念の深さゆえ、その刃を抜く事は出来ず、そのまま劫火に飲み込まれて死す…という壮絶な最期を遂げる。 [外見] 中の人の身長は五尺九寸(百七十八センチメートル)。非常に痩せこけているように見える。 髪は長く、口髭や顎鬚をはやした浮浪者のような風貌。当世風ではなく、いかにも、乱世の名もなき武者といった感じ。 内側から黒、赤、白の順の衣装を着ており、白い上着は特に状態が悪く、ボロボロの布きれを被っているように見える。 また、数珠の首飾りをつけている。 [性格] 正真正銘、斬ることにのみ興味を持つ悪魔である。命そのものを軽視しており、自分の命が危険に晒されれば晒されるほど楽しむ性格をしている。人間であった頃も、死病に侵されながら嬉々として人斬りをやっている。自分の命を大事にしたうえで、尊い命を奪おうとするドウコクやシタリなどの外道衆とは対照的。 容赦の二文字はなく、甘い相手は容赦なく断ち切り、強い者と戦う事を最大の行動原理とする。戦いを愉しみ、嬉々として人を斬る性格だが、最大の行動原理はやはり強い者と骨の髄まで斬り合う事であり、それを邪魔する者を斬ることはあれど、無暗に人前に出て他人を斬りまくるような事は現代ではしていない。 人らしい情はひとかけらもなく、かつての妻の魂が封じ込められているという刀で二百年も人を斬り続けるほど冷徹である。 また、共に行動していたはずのアクマロも容赦なく斬っており、彼の恐ろしい性格が垣間見える。作中では改心などせず、元は人間でありながら外道以上に外道らしい戦いへの執着を見せていた。 一方、源太の寿司を食べた時には作中の登場人物で唯一美味いと褒める場面もあった。 [他キャラとの関係] 志葉丈瑠は好敵手と認め、斬り合う相手である。十臓は彼が持つ心の歪みなどにも戦いの中でいち早く気付いた人間でもあった。いざという時は戦いのために彼を助けることも。ただ彼が仲間との絆を重視しはじめ、自分の命を守るような戦い方をするようになった際は「つまらん」と言って、一時的に興味を失った。 池波流ノ介とは特に目立った絡みはないものの、敵対心は持っているに違いない。 梅盛源太は作中で彼の寿司を食べて感激した事もあり、その縁で源太が戦いをためらった事もあったが、十臓は彼に対しても冷徹であり、邪魔をしようとした時には斬りかけている。 血祭ドウコクもおよそ敵対といっていい関係だろう。ドウコクの方は特に強く彼に怒りを感じている一方、十臓がドウコクに対して目立った敵対心を持つことはなかったが、十臓にとっては不利益な存在であることには違いない。 筋殻アクマロは、一時期行動を共にしていたものの、十臓にとって利益をもたらすからにすぎず、最終的には利用価値がなくなり、非常にあっさりと切り捨てた。 [能力] 高い剣術力を持っており、ドウコクとも鍔迫り合いを繰り広げるほどだったが、シンケンレッドには早い段階で敗北を喫している。乗馬能力もある模様。 察しが良く、あらゆる人間の本性を見抜く姿も多く見られ、丈瑠の正体、裏正の正体にまでいち早く気付いている。 さらには、封印の文字についても外道衆がほぼ全員知らない状況下で知っており、作中では最大の情報通と思われる。 グルメ(源太談)。 はぐれ外道衆であるため、ドウコクの「縛る」力の影響は弱いが、それでもしばらく動けなくなる。二の目はなく、水切れも起こさない。 以下、変身ロワにおけるネタバレを含む +開示する 腑破十臓の本ロワにおける動向 基本情報 初登場 016 戦いの狼煙 最終登場 071 Kは吠える/永遠という名の悪魔 参戦時期 第九幕『虎反抗期』以降、丈瑠を標的と定めた後 スタンス マーダー(強者優先) 変身回数 怪人体(2) 所持品 支給品 昇竜抜山刀、まねきねこ、特殊i-pod 参加者関係表 キャラ名 状態 関係 呼び名 本名 初遭遇話 生死認識 志葉丈瑠 敵対 元の世界の敵 シンケンレッド 未遭遇 血祭ドウコク ドウコク 池波流ノ介 元の世界の敵→交戦する シンケンブルー 016 戦いの狼煙 高町なのは 交戦する 梅盛源太 中立 寿司を食べ、同行する 寿司屋 035 ニアミス 天道あかね 成行きで同行 大道克己 敵対 交戦する 仮面ライダーエターナル 071 Kは吠える/永遠という名の悪魔 名前のみの情報 キャラ名 状態 情報 情報伝達者 説明 第一回放送まで 戦うことだけを己の快楽とするはぐれ外道。 序盤からの参戦である彼はホテルでシンケンブルーこと池波流ノ介と遭遇。裏正の代わりに支給されていた昇竜抜山刀を構えて、シンケンレッドとの戦いを邪魔しようとする流ノ介を簡単に打ち破る。 そのままとどめを刺そうとしたが、そこに高町なのはが乱入してきたことで戦いは一時中断。しかしすぐに再び流ノ介となのはを斬ろうとするが、既に邪魔が出来なくなったと判断して十臓はその場を去る。そして、本来なら少し先の未来で会うはずの梅盛源太と出会い、彼の作る寿司を食べて絶賛。 源太や彼の同行者である天道あかねと行動していた時、大道克己の変身する仮面ライダーエターナルが現れた。シンケンゴールドに変身したと共に立ち向かうも、エターナルの戦闘力とあらゆる攻撃を防ぐ性質を持つエターナルローブの特性により、次第に追い込まれていく。 だが、そんな相手だからこそ一対一で戦いたい。そう思った十臓は源太とあかねを逃がし、一人でエターナルに立ち向かう。しかし消耗した彼に勝ち目などなく、手首を斬られて昇竜抜山刀を落とした隙を突かれ、必殺の一撃を受けてしまった。 自らの死と共にエターナルが近づくのを見て、十臓は笑みを浮かべる。仮面ライダーエターナルもいずれ地獄に堕ちて、その時にまたいくらでも斬り合いができる。そんな期待を胸に抱くと同時に、彼の体は昇竜抜山刀によって貫かれた。 殺し合いを楽しんでいたはずなのに、なんと最後は成行きとはいえ人を二人も助けるという活躍を見せた(しかも、片方は本来なら敵であるはずのシンケンジャーのメンバー)。 死んでしまった流ノ介は十臓を危険視していたのに対して、生き残った源太は彼を義理堅い男と思い込んでしまっている。流さん涙目だ。 称号:【外道英雄(げどうのえいゆう)】