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まったりP リボルテックやfigmaを使って、アニメのOPなどをトレースするストップモーション動画を制作。 アイマス以外にもガンバランスやらき☆すたといった作品もあり。 最新作 ミク、ハルヒやこなたたちでどーだい! カメラも動かしながら撮っているのがすごい あ、黒子(台座)にツッコミを入れるのは野暮ってもんです ニコ動一覧 タグ-まったりP マイリスト-自作及び関連動画(なお、アイマス以外がほとんど) タグ一覧:P名 P名_ま デビュー2008.6上旬 技術部P
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「…アーロン殿」 「ああ…見られて…いるな」 アーロンの言葉に、メルビンは無言で頷いた。 南の方から現れた何者かは、じっと息を潜めてこちらを伺っている。 気配はほとんど感じられない。 もちろんこんな芸当のできる奴など、まともな人間ではない。 「どうする? どんな人間かわからんが…」 相手に聞こえない様に、アーロンは小さい声で問いかけた。 「十中八九、味方ではないでござるな。 こんな気味の悪い視線はまともな人間が出せる代物ではないでござる」 「こちらから仕掛けるか。相手にやる気があるのかはわからないが、 先手を取られるのは面白くない」 「うむ。わしが隙をつくるでござる。飛び道具があるやもしれぬでござるから、 正面からは避け、左右から挟みこむ形で行くでござる」 「わかった。中にいるモニカが心配だ。すぐにケリを…!!!」 その時、思ってもみない事が起きた。 三人が行動に移す前に、森の中にいる何者かが足早にこちらから遠ざかっていくのだ。 「話が聞こえていたのでござるか!?」 「たぶんな。おそらく、時間を置いたらまた来るだろう」 「うむ。追いかけたい所でござるが…」 「やめておこう。先にやらなくてはならない事がある」 建物の中にいる連中には、未だに動きが無い。 モニカが叫んでからは静寂を保ったままだ。 さっきの奴がまたいつくるのかわからない。 しかし人質をとられている以上、こっちの相手には先手を取る事が出来ないのだ。 どうしたものか…。と三人が考えを巡らせていたその時、 南の森の方からの女性の叫び声が、保たれていた静寂を切り裂いた。 「アーロン殿!!」 「ああ。俺達より向こうを優先したんだな」 「うむ。見過ごすわけにはいかないでござるな。 わしとガウ殿で行く。アーロン殿はここで待機していて欲しいでござる」 「…わかった。気をつけろよ」 この状況で半怪我人の自分がどれだけ足手纏いになるのか アーロンもよくわかっているのだろう。 メルビンとガウを見送り剣を鞘に収めると、建物の中の様子に意識を集中させた。 今、自分が果たさなくてはならない仕事に専念しなくてはならないのだ。 「とんぬらさん、今の悲鳴は!」 「ああ。助けに行かないと…。 アニー、ここで待っていて。すぐに戻るから」 「イヤ、行かないで!」 アニーはとんぬらの服の裾をつかんで離さない。 「アニー…」 「なにがあるかわからないのよ。もしなにかあったら…私……」 「………」 アニーは目に涙を溜め、服の裾をより強く握りなおした。 「イヤ…イヤなの……」 とんぬらはすすり泣く娘を抱きしめた。 お互いに程度の違いはあれ、離れたくないのは同じだろう。 それに、おそらくこの舞台には安全地帯など存在しないのだ。 「…これじゃあ行けないね」 「………」 「えっと、僕が見てくるよ。とんぬらさんはアニーについていてあげて」 「ルーキー。…ごめん」 「気にしなくていいよ。でも、なにかあったら助けにきてよ」 「ああ。約束する」 ルーキーはスナイパーアイを装備すると、まっすぐ悲鳴のした方へ走り出した。 「足跡は残っているでござるな。ガウ殿、臭いを追えるでござるか?」 「ガウ!!」 ガウは地面に残った足跡を嗅ぐと、南西の方角へと走り出した。 メルビンも後ろからついて行く。 途中足跡が増え、おそらく襲われた女性も同じ方向へ逃げているらしい事がわかった。 木々の隙間を縫う様に走る事数分、森が開け、 切り立った崖と、対岸の島へ渡る吊り橋が見えた。 「ガウ!」 「この橋を渡っていったのでござるな。行くでござるよ!!」 そう言って二人は吊り橋の上を駆け出した。 ちょうど半分まで来た所であろうか、前を走っていたガウが急に立ち止まった。 「どうしたんでござるか?」 「ガウゥ…。(臭いが…消えてる…?)」 メルビンの顔がこわばり、弾かれたように後ろを振り返った。 対岸にいたのは、紫の髪をした女性の姿。 「しまった! 罠か!!」 女性は醜く顔をゆがめると、掌に生み出した火球を吊り橋に叩きつけた。 「ガウ殿! 逃げるでござる!!」 「ガウ!!」 間一髪、二人は橋が落ちる前に対岸にたどり着くことが出来た。 後ろを振り返ると、さっきの女性の姿はどこにも見当たらない。 火に包まれた吊り橋があげている、黒い煙しか見えなかった。 (どうしよう。すごいものをみてしまった。 キレイな女の人が変な杖をふると、メルビンさんそっくりに変身したんだ。 それだけじゃない。変身する直前、一瞬だけど気配を隠すのをやめた時、 …アイツの体からものすごい瘴気が漏れたんだ。あんなの、高位の魔族じゃなきゃ…。 アイツの向ってる方向は、地図で祠が書いてあった方みたいだ。 橋の方が気になるけど、先にとんぬらさん達と合流しないと) 「…どうなっているんだ」 つい数分前から立ち上った黒い煙を、アーロンは歯がゆそうに見上げていた。 煙とメルビン達が向かっていった方角は一致していた。 「…あの二人に何かあったのか?」 建物の中は未だに沈黙を保っている。 今すぐ向こうの様子を見に行きたいが、モニカを放っておく訳には行かない。 体を二つに裂いてしまいたい衝動に襲われる。 どちらも自分の命の恩人であり、大切な仲間なのだ。 その時、森から誰かが姿を現した。 「アー…ロン…殿……」 現れたのは傷だらけになったメルビンだった。脇腹から血を流している。 「どうした! なにがあったんだ!!」 アーロンは今にも倒れそうになっているメルビンを支えた。 「罠…だったんで…ござる…。ガウ殿は…」 「わかった。もう喋るな」 「モニカ殿は…どうなったで…ござるか?」 「まだ中にいる。さっきから何も動きがない」 そういってアーロンは見えない祠の方を向いた。 「なるほど。そこに祠があったんだな」 耳慣れない言葉。アーロンがその言葉の意味を理解する前に、 メルビンの右手に発生した雷撃が、アーロンの体を絡め取った。 「ぐ…がぁ…」 「ほう、確かにここに何かがあるな」 メルビンは地面に倒れこんだアーロンを一瞥すると、 アーロンの向いた方向を調べ始めた。 「貴様…何者だ……」 アーロンは剣を構え、フラフラと立ち上がった。 「…そうか。そんな奴が……」 とんぬらは帰ってきたルーキーの話を聞くと、アゴに手をやって思案し始めた。 「…行こう。祠の中にだれかいるかもしれない」 とんぬらはそう言って立ち上がった。 「………」 アニーは心配そうにとんぬらを見上げる。 「アニー。さっき話しただろう。 ぼくは死なない。おまえやクーパーを残して死ねるわけはないだろ?」 とんぬらはアニーの肩に手を置いて、ゆっくりと話し掛ける。 「大丈夫。ぼくがどれだけ強いかわかってるだろ?」 アニーは黙って首を縦に振る。 「ここで隠れていなさい。でも危なくなったすぐににげるんだよ」 「…私も行く。もう離れたくない!」 少女の決意は固く、曲げる事はできないようだ。 「…わかった。急ごう。もう祠についているかもしれない」 「ぐうっっ」 見えない衝撃波にアーロンの体は吹き飛ばされ、近くの木に叩きつけられた。 「わしか?…そうだな。次の姿は貴様にしようか」 「一体…何を……!!!」 メルビンは袋のなかから奇妙な杖を取り出し、呪文を唱えた。 奇妙な煙がメルビンの体を覆い、次の瞬間、メルビンの姿はアーロンそっくりになった。 「こういう事だ。まあ、貴様は見事にだまされてくれたわけだな」 アーロンもどきはそう言うと、印を組み呪文を唱え始めた。 「同じ人間が二人もいるのはおかしいからな。貴様はしばらく眠っておれ」 少しずつアーロンの体から自由が奪われていく。指先が痺れて動かない。 舌が全く動かない。モニカに危険を知らせる事も、もはや出来ないようだ。 (くっ…意識が……気を…失っ…て……たまるか…) 「安心しろ。殺しはしない。もっとも、誰も貴様を助けに来る者などいないのだがな。 ヒョーッヒョッヒョッヒョッヒョッヒョぶっ!!!」 えらそうに高笑いをしているアーロンもどきの後頭部を、 彼方から飛来したブーメランが直撃した。 【アーロン(怪我・半冷凍) 所持品:折れた鋼の剣 第一行動方針:気を確かに持つ 第二行動方針:モニカを助ける 第三行動方針:仲間を探す】 【現在位置:祠の離れのそば】 【メルビン 所持品:虎殺しの槍 第一行動方針:アーロンとモニカを助けに行く 第二行動方針:仲間を探す 第三行動方針:ホフマンの仇をうつ】 【ガウ 所持品:なし 第一行動方針:アーロンとモニカを助けに行く 第二行動方針:仲間を探す 第三行動方針:ホフマンの仇をうつ】 【現在位置:祠から南の島】 【エビルプリースト(現在の姿はアーロン) 所持品:危ない水着 変化の杖 ファリスのペンダント 第一行動方針:この場にいる全員の始末 第二行動方針:天空の勇者(ソロ・クーパー)の始末】 【現在位置:祠の離れのそば】 【とんぬら 所持品:さざなみの剣 第一行動方針:アーロンもどきを倒す 第二行動方針:クーパー、パパスとの合流 第三行動方針:アイラの呪いを解ける人を探す】 【ルーキー 所持品:スナイパーアイ、ブーメラン 第一行動方針:アーロンもどきを倒す 第二行動方針:ライアンとの合流】 【アニー 所持品:マインゴーシュ 第一行動方針:アーロンもどきを倒す 第二行動方針:クーパーをみつける】 【現在位置:祠の離れのそば】 ※祠から南にある橋は焼け落ちました。 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV ガウ NEXT→ ←PREV アーロン NEXT→ ←PREV エビルプリースト NEXT→ ←PREV とんぬら NEXT→ ←PREV アニー NEXT→ ←PREV ルーキー NEXT→ ←PREV メルビン NEXT→
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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 8人の時の妖精 タイトル わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 8人の時の妖精 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-BMYJ ジャンル アドベンチャー 発売元 コナミ 発売日 2003-12-11 価格 6800円(税別) わがままフェアリーミルモでポン 関連 Console Game PS わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! ミルモの魔法学校ものがたり Handheld Game GBA わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 黄金マラカスの伝説 わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 対戦まほうだま わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 8人の時の妖精 わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 夢のカケラ わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! 謎のカギと真実のトビラ わがまま☆フェアリー ミルモでポン ! どきどきメモリアルパニック 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
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一人の青年が夕方の山を走っていた。 彼が全力で走っている場所は、遊歩道には見えない。 草や木が生い茂っている、とてもではないが走るのには向いていない場所だ。 よくよく見ると彼の5mほど前方を一匹のゆっくりれいむが跳ねていた。 「ゆふっ…ゆっ…ゆひっ…!」 れいむはまったくゆっくりしていない形相で男から逃げていた。 それも当然である。 「ゆげっ…どっ…どうじでっ…ごんなぁ…!」 男の目からは殺意しか感じ取ることができない。 世界の底辺に位置しているゆっくりにも分かるほどの殺意である。 れいむはあんよが草や枝で傷つくのにもかまわず全力で跳ねていた。 しかし所詮はゆっくり。 しばらくすると男にもみあげをつかまれて宙に浮いた。 「ゆ゛ぎゃあああああああああ!!!!い゛じゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 びちびちともみあげが皮膚から千切れる。 男はニヤニヤしながられいむを地面に叩きつけた。 「ゆびょぶぇ!」 れいむの口から少量の餡子が飛び出す。 れいむは起き上がろうとするがその前に男に思いっきり蹴られた。 そのまま枝が突き刺さり石が皮膚を抉った。 れいむはそのまま転がり続け太い木の幹に激突し、ようやく止まった。 男はれいむの頭をつかむと、自分の顔の前まで持ち上げた。 れいむの後頭部を空中で何発か殴る。 一発ごとに「ゆげぇ!」だの「い゛じゃい゛!?」だのと悲鳴をあげる饅頭がとても気に入ったらしい。 そのまましばらく饅頭を殴り続けた。 辺りが暗くなりだした頃に、ようやく男は殴るのに飽きた。 れいむはすでに虫の息である。 男はれいむを地面に投げ捨てた。 なんとなくれいむに顔を近づける男。 体中が裂けておりもう長くは無いように見えたのか もう殺そうと、男が両手で握り拳を作ったとき、れいむがこちらを振り返った。 れいむは男の顔を見ると怯えたような、信じられない表情で言った。 「で、でいぶど…おんなじ…g「死ね」 れいむの言葉が聞くに堪えなかったのか、男はまだ喋っているれいむを己の拳で叩き潰した。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺は走って逃げていた。 いや、この体では走ることはできない。 跳ねることしかできない。 ゆっくりの体とはここまで動きづらいものだったのか。 しかも山を跳ねるだけで草によって皮膚が切られ、石によって抉られ、落ちている枝が体中に突き刺さった。 それでも今は、死力を尽くして跳ねるしかない。 後ろにあの男がいるからだ。 あの男の目はどう見てもゆっくりを殺すことにしあわせーを感じる男の目である。 今までに何度も見てきたからりかいできるのだ。 はたしてどこで見たのか、いや、そんなことはどうでもいい。 もみあげを男につかまれた。 毛がれいむのおはだから千切れていくのに思わず悲鳴をあげてしまう。 突然にんげんさんの手が離れた。 そして、そのまま地面に叩きつけられた。 あまりの衝撃にれいむのくちからあんこさんが飛び出す。 いけない、餡子がなくなったられいむはゆっくりできなくなる。 起き上がってあんこさんをむーしゃむしゃしようとするが、その前ににんげんさんに蹴られてしまう。 まったくゆっくりしていないすぴーどでれいむは転がった。 地面に落ちているものでれいむのおはだが傷ついていった。 あまりの痛さに「いたいよー」と言いたいが、口をあけた瞬間おくちと地面がぶつかってますます痛くなった。 なにかにぶつかり、ようやくれいむは止まった。 あまりの痛さに永遠にゆっくりしそうになったがそこはれいむのとてつもない根性で我慢した。 にんげんさんから逃げようとするがあんよが言うことを聞いてくれない。 泣きそうになりながら逃げようとすると、また体が宙に浮いた。 おそらをとんでいるみたい!と思ったのもつかの間、後頭部を激しい痛みが襲った。 何度も、何度も襲った。 痛みが襲うごとに悲鳴を上げてしまった。 あんこさんはすでに半分ほど地面に落ちていた。 しばらくして、れいむは地面に落とされた。 下にはおちばさんがいっぱいあったのでそこまで痛くなかった。 体中がずーきずーきした。きれいなかみのけは体中に張り付いていた。あんこさんは周りに飛び散っていた。 なんでこんなことをするのか、それが聞きたくてにんげんさんの方を見た。 にんげんさんはよく知っている顔だった。 なぜなら俺は 昨日まで あの顔だったのだから どうして、お前は俺と同じ顔なんだ。 それすら言えないまま、俺は潰された。 俺が何をした。
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憂鬱ギアス 銃後 さして深くもない眠りから意識が浮上してくる 妙だ おれは学校の屋上で昼寝してたはずなのに、妙に後頭部が暖かくて柔らかい 目を開くと、とてもよく知ってる顔とたいへんよく知ってる胸が見えた 「やあキョン、目が覚めたかい?」 佐々木、なんでおれはお前に膝枕されてるんだ? 「昼休みになって急いできみの教室に来てみたら、四時間目は自習ってことできみが居なくなってたからね たぶんここだろうと思って」 そうか、それは困った 「なにがだい?」 この枕が気持ち良すぎて、起きる気になれん 「ふふ、枕はおろかその奥まできみはよく知ってるからね」 まあな 「あの凄いプロポーションの先輩とかメガネかけた後輩君のこともよく知ってるのかい?」 ノーコメントだ 「ところで君は、戦争に行かないのかい?」 行ってほしいのか? 「それは違う!きみには絶対に行ってほしくない!お偉方も民間に残って 国を保つのは戦場に出るより重要、とアピールしてる! ただ、高坂くんとかきみの友達も幾人か戦場に出てるから、もしかしてきみもいってしまうんじゃないかって」 おれは、嫌なことからはとことん逃げ出す主義なんだ そして戦争に行くってのはその中でもトップクラスに嫌なことなんだよ 直接知ってる何人かを真剣に守らなきゃならない状況にならん限り人殺しなんぞゴメンだ 「・・・・・・・・・・・・安心したよ そういえば思い出したけど涼宮さんって覚えてるかい?」 あのドカチャカ女がどうした? 「この間、古泉くんと正式に恋人になったそうだよ」 そうか、興味ないな 「僕はいつも不安だったんだ 何故かわからないけど、彼女がいつか僕の居場所を奪うんじゃないか、と あるいは僕が不当に彼女の居場所を奪っていて、彼女がそれを取り返しにくるようなそんな気分だったんだ」 おれはお前を、いつも不安にさせてたんだな 「だから、その不安を消してくれないか」 佐々木が膝枕をしたまま目をつぶり顔を近づけてくる まあ階段から二種類の足音が聞こえてくるから、残念ながらギリギリで阻止されそうだ 「アンタらいいかげんにしなさいよ!」「ほへ?」「あら、なにをかしら?」 「黒猫!毎日毎日やってきてはアイツのベッドに横になるのやろっつってるの! もうアイツの匂いなんか消えてアンタの匂いしかしないわよ!」 「あら、あなたが何故それを知ってるのかしら? そういえばこの枕に残ってる、茶色に染めた髪の毛はいったい誰のかしらねぇ」 「うぐっ」 「それに匂い自体はどうでもいいのよ こうして儀式を行うことでわたしと先輩の絆の深さと強さを確かめることで先輩が現世への執着を失わないようにしているの」 「誰と誰の絆が深くて強いとかなに馬鹿ホザいてるのよ!あとそこの地味女!」 「な~に~」 「毎日毎日アイツの座ってた椅子に顔埋めるとかこっ恥ずかしいマネしてんじゃないわよ!」 「不足してるきょうちゃん粒子を補充してるんだよ~ いまうらやましいとか思った?」 「だ、だだだだddだれが!」 ピンポーン ピキキッ! 「またアイツがきやがった!」 どだだだだ!バタン! 「こんにちわ 京介さんについてなにか連絡入りました?」 「なんも入ってないわよ!だから帰れ巴マミ!アンタはゲッタ-3に乗って大雪山おろしでもかけてりゃいいのよ!」 「そんなことを言われると心外です ただ私は生命の恩人に尽くしたいだけですのに」 「たまたま事故現場に居合わせて自分と両親救われた挙句『見過ごすのも気分が悪い』とリハビリに つきあってもらっただけでしょが!」 「恩と、そして愛を感じるには十分だとは思いませんか?」 「あ、ああああああいとかなにホザいてやがりますかアンタは!」 「まったく先輩は見境なく人助けとかするんで、それが欠点といえば欠点で良い所といえば良い所なんだけどね」 「せっかくそんなことにならないよういろいろ手を打っておいたのに、桐乃ちゃんが全部台無しにしちゃうから」 「あ、あたしはアニキなんだから、格好良くあってほしいなって ゴニョゴニョ」 「他にも何人か、そんなのいるのかな~」 「まったく、帰ってきたら正式な契約相手が誰なのか、きっちり理解してもらう必要がありそうね」 「ふふっ みなさん、京介さんが無事帰ってくることを信じられてるんですね」 「うん、あたしたちにはそれしかできないからね」 TVが、「歌舞伎名家の御曹司、スーパーアイドル&新人歌手とダブル熱愛!」とかよくわからんニュースを流している平和で穏やかな昼下がり 「お前たちがおれの翼だ、とかこっ恥ずかしいこといってたんですよー」などとがなるTVのスイッチを切る そんな時 「藤堂さん、遠征軍から連絡が入りましたよ」 「ほう、早いな」 「作戦はほぼ成功 目的の90%強を達成し予想以下の損害で離脱に成功したそうです」 拙作「壮烈」で展開中の作戦 もう一話か二話続きます 「目的」も実はものごっそエゲツナイ目的があるのですがそれは今は内緒 「何故その情報が留守居である私のところに真っ先に入ってくるんだ?」 「あー、それは多分朝比奈が参加してるからでしょう」 「それも聞こうと思ってた 何故朝比奈がここにいない?何故勝手に作戦に参加している?」 「許してやってください」 卜部が苦笑とともにとりなす 「大神殿が有名になり、藤堂さんが格下呼ばわりされるようになって随分怒ってましたからな、あいつは」 「別に私が格下だろうがかまわないだろう 要は日本が守れれば」 「それでも藤堂さんが日本最強最高と称えられたい、あいつはそう感じたのですよ そこで自分が奮戦すれば藤堂さんの評価も上がる、と考えて偽名で参加したのです」 「脱走ととられても文句はいえんぞ、というか間違い無く脱走ではないか」 「で、その資料だが 『山田一郎は序盤、敵の防衛線を切り開くべく短期で突入 以後MIA』 この山田一郎というのは?」 「朝比奈の偽名です」 (あいつはドサクサに紛れての大神殿暗殺を狙っておったからのぉ) (多分周囲に防がれて謀殺、戦死扱いは混乱を避けるのと藤堂さんへの気遣いでしょうね) 謀略の類に全く疎い藤堂もそこに何やら胡散臭いモノを感じ、それは永の部下の戦死を悲しむ心境すらぬりつぶしていくのでした はいここまでです 我ながら無茶したな~と思う今日この頃 特に冒頭のキョンとか上手くいったかな~どうかな駄目かな~と不安になってしまう 涙が出ちゃう、だってオトコノコだもん まあ阿呆は置いといて、藤堂は大神さんらより格下という世論、それに憤った朝比奈が 後先考えずゼロを謀殺・・・・じゃなくて大神&大河暗殺を試みて加山たち諜報部に阻止され そのまま「処分」された、という展開
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ある日の夕方 「うぇ~ん、遅くなっちゃったよぅ」 つかさは呼び出しをくらい一人残されていた。用が済んだ頃にはもうじき日も沈もうかという時間だった。遅くなると知っていたので他の三人は既に帰っている。 ゴトッ 「あれ?今変な音が…」 つかさは鞄を持つと物音がした隣のクラス―姉である柊かがみのクラスをひょいと外から覗いた。何か赤い塊のようなものが見えたがよく見えなかったのでドアを開け中に入った。その時は人の気配は感じていなかったが教室の後ろでその赤い塊を見つけたその瞬間叫び声をあげながら膝から崩れ落ちた。 「こ、こなちゃ…イヤァァァァァ!」 その赤い塊は制服は赤く、長く青い髪まで真っ赤に染まっていた泉こなただった。つかさは胸にナイフが刺さり仰向けになっているこなたの横で今だに叫び続けている。 ☆ 次の日話題は昨日起きた事件で持ち切りだった。なにしろ自分の学校で事件が起きたのだから生徒の反応もそれなりに大きかった。 「なぁあやの…」 「みさちゃん」 何か言いかけた日下部みさおをいつものようにニコッと笑い峰岸あやのはみさおに答えた。ただその笑みにはいつもの優しさをみさおは感じていなかった。 「柊の奴相当ショックなはずだぜ。ちびっこがあんな」 「みさちゃん!」 さっきよりも強く別の感情が込められたように自分の名前を呼ばれ思わずみさおは続きを言おうとしていた口を閉じた。 「……あやの」 「わかってる。わかってるのよ。でも私は…!」 みさおは彼女が怒っている所はほとんど見たことがなかった。感情をあらわにして怒鳴るなんて尚更見たことがなかった。だが目の前のあやのはぷるぷると拳を握り締め、今にもその拳を机に振り落とさんばかりの剣幕で喋っている。 「………」 「私が怒ってるのは泉さんの事じゃないの。こんな時に友達に何も言えなかった自分が嫌なの!!」 みさおが事件の事を知ったのは昨日の夜あやのからの電話でだった。その時からあやのの様子がおかしいのは気付いていた。しかし改めて感情をぶつけられるとみさおはどうする事もできずにしばらく黙っていた。 「とりあえず今日の帰りにでも柊ん家寄ってみようぜ。今日は午前中だけだし。無駄かもしんないけど行かないよりマシだろ?」 「けど柊ちゃんもう携帯に出てくれないし家にかけても部屋に閉じこもったままだって…」 「だーもう!あやのらしくねぇな!そんなに嫌なのか?」 あやのは俯いたまま答えようとしなかった。 みさおはため息をつきながら昨日のこなたの血の跡らしき場所に被せられたビニールシートをちらっと視界に入れた。きっとこびりついた血の跡がとれなかったのだろうと推測しながら自分の席に戻った。 「大丈夫かな…アイツ」 その独り言は誰の耳にも届いていなかった。 ☆ 今日は午前中に緊急集会があり今日の授業は午前で終わるという私の予想は当たっていたようです。昨日あんな姿の泉さんを発見してしまったつかささんや音信不通らしいかがみさんの様子が気になるのでまさに好都合です。先程つかささんに今日はこれから家に寄らせてもらうという筋のメールを送ったので後は黒井先生のホームルームが終わるのを待つだけです。 と、黒井先生を待っていると誰かが入ってきたようで教室のドアが開きました。そして私はそのドアから見えた人物を誰だか理解すると私その人の名前を呼びながらその人に駆け寄りました 「つかささん!!」 ☆ 昨日の放課後の事はよく覚えてないや。確か…血だらけのこなちゃんを見つけた時の私の叫び声を聞いて偶然忘れ物を取りにきていたゆきちゃんが駆け付けてくれたんだよね。こなちゃんの様子を見たゆきちゃんは何か凄くテキパキとした動きでこなちゃんを触ってたね。病院で聞いた話だとゆきちゃんはあの時応急処置をしてたみたい。病院の先生も応急処置がなかったら確実に死んじゃって…ううん!こなちゃんは死んでないんだからこんな事考えちゃダメだよね! まだこなちゃんは危ないみたいだけどきっとまたお話できるもん!でもそういえば私はそれからどうしたのか全く覚えてないな…病院から家に帰った所も覚えてないや。ふと自分に帰ったらもうすぐお昼の時間だった。携帯のメールを確認すると峰岸さんやゆきちゃんからたくさんメールが届いてて驚いちゃった。 『無理して学校に来なくていい』 っていう感じのメールもあったけど私は不安でじっとしていられなかった。とりあえず私は時間割も確認せずに鞄を掴んで学校に向かった。あっ、そういえば私制服から着替えてなかったんだ。着替える手間が省けかな… そんな事を思ってると教室のドアがもう目の前にあった。 ☆ 「こなた」 私は部屋のベッドの上に座りながら何もない所をじっと見つめながらずっと友人…いや、それ以上の関係であるアイツの名前を呼んでいる。 「こなた…」 昨日から電話やらメールがかかってきたけど私はそれに対応しなかった。お母さんや姉さん達も部屋の前でなにか言ってたみたいだけど私には聞こえなかった。聞こうともしなかった。 「こなた……」 私はアイツの名前を呼び続ける。 ☆ 「で、なんだよ話って」 つかさ達のクラスにあやのとみさおはみゆきにホームルームが終わり次第来るように言われていた。 「本当は小早川さんやみなみさん達が来てから話した方がいいかと思いましたが、まずは皆さんにお話ししとこうかと思いまして」 「だからなにをだよ」 「泉さんのこと?」 あやのがそう言うとみゆきは頷いた。そしてなにか決断をしたような目で話し始めた。 「泉さんは昨日かがみさんのクラスで倒れていました。そして私とつかささんの証言から泉さんは… 自殺未遂を起こしたと警察の人は見ています。」 「それがどうしたっていうんだよ」 「私も最初はその…考えたくはありませんが泉さんがナイフで自殺をしたのだと思っていました。しかし今考えるとおかしな点がいくつかあったんです。」 するとみゆきは立ち上がり、着いて来て下さいと隣のクラスに向かった。 「まず泉さんを発見した時の状況です。つかささん、確か物音がしたからこの教室に入ってきたんですよね?」 「うん、そうだよ」 「ですが出血の状況から見て泉さんは随分前に意識はなかったものと思われます。」 「でも物音くらいしても普通じゃない?無意識に体のどこかが動いたりとか」 「峰岸さんの言う通りその可能性もあります。ですので私はあくまでも不自然な点をあげているだけです。」 「それが何になるっていうんだよ」 「みさちゃん…」 みゆきが話すにつれて機嫌が悪くなっていくみさおの事を知ってか知らずかみゆきは今はとりあえず話を聞いて下さい、と続きを話した 「次にですがナイフについてです。ナイフは右手で持っていましたがその点は気になる所はありませんでした。誰かにナイフを握らされたような不自然さもありません。しかし問題なのはナイフの鞘です」 「さや?」 「鞘というのは刀などを収める時に使うものですよ。あのタイプのナイフには鞘があるそうです」 「ちびっ子が持ってたんじゃないのか?」 「ええ、泉さんはナイフの鞘を持っていませんでした。こうなるとどういう事かわかりますか?」 「どういう……?」 つかさは首を傾げうーんと唸っている。あやのとみさおも答えはわかっていないようなそぶりを見せた。 「…鞘を紛失というのもありますが今回の場合は誰かが持ち去った、つまり泉さんは自殺ではなく誰かに刺されたと私は思うんです。」 「そんな!こなちゃんが?」 つかさは思わず大声をあげてしまったがそのことを気にせずみさおはみゆきを睨むような視線を送ったままだ 「そこまで言うっていうんなら何か確証があって言ってるんだよな?」 「はい、私の推測ですが犯人もある程度わかっています」 「高翌良さん、よかったら聞かせてくれない?」 「もちろんです。そのために皆さんに集まってもらいましたから」 みゆきの周りに集まった三人との間には不穏な空気が漂っていた。そんな中みゆきは 「犯人…というよりも一番の被害者と言った方がいいかもしれませんね…」 と悲しそうに独り言をポソっと吐いた ☆ 「ゆたか…大丈夫?」 私がそう言うとゆたかは笑顔でうん、と頷いた。 でもその笑顔は不自然で無理をしてるっていうのは多分私以外でもわかると思う。それくらいゆたかの様子はおかしい 泉先輩の事は昨日みゆきさんから聞いてその後すぐにゆたかに電話してみたらおじさんがゆたかが気を失って寝込んでるって教えてくれた。夜だったけどそんなのは気にならなくて必死にゆたかの家まで急いだ。おじさんは驚いてたけど私を部屋まで通してくれた。どうやら泉先輩の服とかを持っていく所だったみたいで留守番とゆたかを頼めるかい?と言われ私はその時から明け方までゆたかが目を覚ますまでずっと側にいてあげた。手を握っていたら突然ゆたかが目を覚まして泉先輩を虚ろな目で呼び出した。そして寝巻きのままフラフラと歩き出したゆたかを後ろから抱きしめた。私にはそれくらいしかできなかったけど 『ずっと私がいる、ここに私がいるから大丈夫だよ』 ってゆたかに言い続けてもゆたかはどこかのネジが飛んだように泉先輩を呼び続けてた。 どれくらいそうしてたのかわからなかったけど私は気付いたら泣いていた。あの時の涙はどんな涙なのか今考えてみてもわからない。…多分ゆたかがどこかに行っちゃう気がしたんだと思う。 それからゆたかは私が泣いてるのに気付いてからは段々と普段のゆたかに戻っていった。今日学校は休むつもりだったけどゆたかが行くって言いだしたから私も心配だからゆたかに付き添って学校まで来た。無理しなくても言いって言ったけどあのまま家に居たら泉先輩の事しか考えられなくなるのはなんとなくわかる。 まだ少し虚ろな目をしたゆたかを連れて私はみゆきさんのいる三年のクラスまで急いだ。 ☆ 昨日は…よく覚えてないな。お姉ちゃんが血まみれで病院に運ばれてきた所から… 私は倒れちゃって気がついたらみなみちゃんが私を後ろから抱いてくれてた。 何故かみなみちゃんは泣いてた。何が悲しいんだろうって思ったけど多分私が関係してるんだろうね。そういえば朝から頭がよくボーっとするなぁ… それから…私は家に居たら頭の中がおかしくなっちゃいそうだから学校に行こうと着替えたりしてたら私も行くってみなみちゃんが色々用意してくれたよね。でもどうやって学校に来て朝先生からどんな事を言われたのかは覚えてないや。今はみなみちゃんに手を引いてもらいながらどこかに向かっている。…なんだかまた頭がボーっとしてきた みなみちゃんがいっしょならわたしは、あんしんだよ おねえちゃん、はやくかえってきてほしいな 私のボケた頭を覚ましたのはお姉ちゃんのクラスから聞こえてきた怒鳴り声だった ☆ 「もう一回言ってみろ!」 「ちょっとみさちゃん!暴力はダメ!よ」 みなみとゆたかが教室に入ってくるのとほぼ同時にみゆきの話を聞いていたみさおがみゆきに平手打ちをし、さらに襲い掛かかろうとした所をあやのがなんとか抑えつけた。 「こうなるのは予想してましたが…わかっていても痛いですね」 「ゆきちゃん大丈夫?」 慌てて近寄ってきたつかさをよそにみゆきはみさおの方を改めて向き、再び話し始めた 「日下部さん認めたくないでしょうがほぼ私の思う通りです。状況的にもそれしか考えられません。」 「ふざけんな!私は認めないからな!なんで私達に相談もなしに死ななきゃならないんだ!」 「あっ、みさちゃん!」 みさおは抑えてられていたあやのを振りほどき再びみゆきの方に向かっていったが背後からみなみが近付き、みさおは腕を掴まれそのまま倒されてしまった 「先輩…すいません」 「みなみさん、そこまでしなくても私は日下部さんに殴られる覚悟はしてましたから。もう離してあげて下さい」 「はい…」 みなみは素直に腕を離しみさおから離れたが、みさおは床に伏せたまま立ち上がらなかった。どこかケガをさせたのかと心配になったみなみはみさおに近寄ったが様子がおかしい 「日下部先輩……どうしました?」 「なんであいつが…なんで……」 みさおは嗚咽を漏らしながら泣いていた。 泣き顔を見られたくないのか顔はそっぽを向いている 「そんなの…ッ、可哀相過ぎるッ…じゃねぇか……柊も…ちびっ子…もッ…」 「私も今までこんなに悲しいと思った事はありません…」 ふとみなみが周りを見回すとゆたかと自分以外は全員涙を流していた。 「みゆきさん、一体どんな話しを?」 「えぇ…まずは かがみさんと泉さんが付き合っていたのは知ってますね?」 ☆ 私はかがみ先輩と泉先輩が心中しようとしたんじゃないかっていうみゆきさんの話を全て聞いて何も言葉が出てこなかった。隣いるゆたかもそうだったみたい。 柊先輩と泉先輩が友達を越えた仲というのはなんとなく知っていた。二人で帰る時は手を繋いでいたしそれから…その…キ、キスをしたりしてるのも偶然だけど目撃してしまっていた。 でもそれはみゆきさん達にとってはもう普通の事になっていたみたいで女同士だから、とかはなかったみたい。でも親は… 私はゆたかが泣いているのに気がついてハンカチで涙を拭ってあげた。 今私達はかがみ先輩の家に向かっている。みゆきさんが連絡が取れないのを心配して様子を見に行きましょうって珍しくみゆきさんがみんなを引っ張って先輩の家に向かっている。…でも本当は最悪の事態を考えてるんじゃないかな。みゆきさんの表情は曇っていた ☆ さっき立て続けにメールが届いたので流石に気になって携帯を見てみたら全てみゆきからだった。 少し驚いたけど一つ一つメールの内容を見ていくとどうやらみゆきは全て分かったみたい。流石にみゆきは騙せなかったか… ナイフの鞘を右手で握りしめ残りのメールもチェックした。 …ん?最後のメールの内容が終わってもまだ下にスクロールが続いていた。何だろうと下にスクロールを続けていくと最後に一言 『かがみさんは生きて下さい』 とだけ書いてあった。 確かに私はこなたが死んだら自分も死ぬつもりだった。 放課後こなたに呼び出されて私の親達にこなたとの関係がバレたって言われた時は心臓が止まるかと思った。こなたは淡々と話を続けて私とこなたはもう会わないように言われたらしい。私はこなたと付き合った時から最後はハッピーエンドにならないのはわかってた。でもこなたが好きだった。私の甘さもあって今回みたいなことを引き起こしてしまったんだ。 話を終えたこなたは涙を流すでもなくスッと懐からナイフを取り出した。 あぁ…こう言うのなんて言うんだっけ…そうそうヤンデレだ。でもこなたに殺されるならいいかなと思っていたらこなたは私に殺して欲しいと言ってきた。 私はそんなのできないって言ったけど 「私を…『泉こなた』をここで殺して!」 と凄い剣幕で私に迫ってきたかと思うと、私の腕を強引に引っ張りこなたの上に被さるように倒れた。 そこからどうなって家に帰ったは正直覚えてない 最後にこなたが 「ありがとう…お願いだから……かがみは死なないで」 と言ってた気がする みゆきのメールが届いた時間から推測するともうそろそろ家に着くころだと思う。 私信じてるからね…アンタは死ぬわけない…看病は私がしてあげるんだからね…こなた………… 私が天井を見上げてると玄関が開く音がしてバタバタと慌てて家に入ってくる足音が沢山聞こえた。そんなに焦らなくても自殺なんてしないわよ… 私はみゆき達を迎えに行こうと立ち上がった瞬間乱暴に部屋のドアが開け放たれ一番聞きたくない台詞を聞かされた 「お姉ちゃん!家に帰ってる途中おじさんから電話があってこなちゃんが!こなちゃんが…!」 ☆ 私は今『泉こなた』の墓参りに来ている。墓といっても墓地にあるようなものじゃなくてその辺りに落ちていそうな木の棒を突き刺しただけの簡単な墓だ。ここからは『泉こなた』が倒れた教室がよく見える。言い忘れていたがここは墓地ではなく学校の校庭で、この墓も勝手に作ったものだ。 あの日から今日は私にとって特別な日になった。新しくスケジュール表を買えば友人の誕生日等と一緒に記念日として書き加えるし、毎年墓参りをしようと決めている。記念日といえばほとんどが楽しい日しかない。だからこんな日が一年に一度くらいあってもいいだろう。 私は合わせていた手を離しまた来年ね…と新発売の食玩を墓に置いてそこから離れた。 もうすぐアイツが来る まぁ…この日を記念日にしてるって聞いたアイツと本当は一緒に来る予定だったけどまた夜中までゲームしてたみたいで寝坊したから置いてきた。 本当に憎たらしくて…人をおちょくるのが好きで…イタズラばっかするし………でも大好きなアイツが 「お~いかがみん。置いていくなんて酷いじゃん!」 コメント・感想フォーム 名前 コメント 眠れない -- 名無しさん (2015-01-08 00 46 26) どういうことが言いたかったんだろうか -- 名無しさん (2012-04-27 17 09 40)
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③梓編 携帯「愛すーべきーてんーしに~♪」 晶「ケータイ置いていきやがって…」 晶「アイツどこにいるのかもわからんし…(三度目かよ)」 晶「鳴ってるケータイを放置するのは決して私のサガではない!…仕方ねぇ、私が出る。」 晶「えっと…着信は『あずにゃん』…」 晶「誰だっけ…?」 晶「確か…」 階層、なんて訳はなく回想 唯『あずにゃんが…』 晶『オマエの後輩なのか?』 唯『うん、私たちの可愛い後輩。今は新生軽音部の部長なの。』 晶『あずにゃんって言うのはあだ名だよな?』 唯『うん、可愛いでしょ?』 晶『私に訊かれても困る。』 晶「本名はなんて言うんだ…?」 ピッ 梓『もしもし、唯先輩…』 晶『もしもし…』 梓『唯先輩じゃない…?』 晶『唯なら事情があって今はいない。』 梓『いや、相談に乗ってくれれば、この際誰でもいいです。』 晶『誰でもいいならなんでわざわざ唯に電話したんだ?』 梓『え、えっと…唯先輩の声が聴きたくて…』 晶『(なんなんだ一体…?)』 晶『で、相談って?』 梓『それが…今の私は軽音部の部長として部員たちを引っ張ってるんですけど、ときどき疑問に思うんです。』 梓『「今の私は、軽音部を、音楽を、楽しめているのか」と。』 晶『難しい質問だな…』 梓『今までは先輩たちに引っ張られていて…なかなか練習しなくて…でもそれでも素敵な演奏をして…なによりもとっても楽しくて…』 梓『でも先輩たちが卒業しちゃって…先輩たちの残してくれた軽音部は何とか続けることができたんですけど…それは「自分にとっての最高の軽音部」じゃないんです。』 晶『(あいつら、結構慕われてたんだな…)』 梓『練習をするたびに、みんなでお茶を飲むたびに、どうしてもHTTとしての軽音部が頭に浮かんできて…』 梓『せっかく憂や純が来てくれて、菫や奥田さんが入部してくれたのに…私だけが我儘をいつも、いつもいつも心の中で言って、言い続けて…』グスッ 梓『最低ですよね…?』ヒックヒック 晶『その…お前、名前はなんて言うんだ?』 梓『中野梓です。』 晶『梓か。私はお前の顔も知らないし、お前の今の気持ちなんてはっきり言ってこれっぽちもわからん。』 梓『ええ…?』 晶『だけど、これだけは言っておく。』 晶『いつまでも過去に囚われるな!』 晶『後輩としてのお前が過ごしてきた軽音部はもはや過去の遺物。』 晶『これからの新しい軽音部は部長としてのお前が創る、似て非なる全くの別物だ。』 梓『別物…?』 晶『皆を引っ張るリーダーのお前がいつまでもウジウジ過去に拘ってんじゃねぇ!』 晶『そんなんじゃせっかく集まってくれた仲間に愛想尽かされて逃げられんぞ!?』 梓『そうですよね…私だけがいつまでもHTTの幻影を見ているわけにはいかないですよね…』 梓『前を向いて歩きださなきゃ…!』 晶『よろしい。』 梓『ありがとうございます…わざわざ赤の他人の相談に乗ってくれて…』 晶『ま、まあ気にすんな。それに、別に赤の他人ってわけじゃねぇし。』 梓『そう言えばあなたは唯先輩とはどういう関係で?』 晶『そりゃちょっとした友d…やっぱなんでもねぇ!!』 梓『あれ今、友達って言いかけましたよね?』 晶『ち、ちげぇよ!』 ―――――― ―――― ―― 梓『「恩那組」って酷い当て字ですね。』 晶『うっせぇ。』 梓『ロザリー(笑)』 晶『おめぇの「むったん」に比べりゃ何百倍もカッコいいわい!』 ガチャ 唯「ただいま~…ってそれ私の携帯!」 晶「すまん、出させてもらった。」 唯「え~?」 晶「文句言うなら、ケータイを置きっぱにすんなし。」 梓『どうやら、唯先輩が帰ってきたようですね。』 晶『んじゃあ、代わってやるか。じゃあな。』 梓『ではまた!』 晶「ほらよ、後輩からだぞ。」 唯「あ、あずにゃん?」 梓『それで、色々話して悩みも聴いてもらったり…』 唯『よかったね、あずにゃん!』 梓『はい。』 梓『ところで、唯先輩。今の軽音サークルはちゃんと楽しんでますか?』 唯『そりゃあものすごく!ティータイムは減っちゃったけど、先輩や晶ちゃん達と対バンしたり、みんなといつも一緒だったり…』 梓『そうですか。何となく安心しました。』 唯『そっちも軽音部楽しんでね、あずにゃん部長!』 梓『了解です!』 唯『それじゃあまたね。』 梓『お休みなさい。』 ピッ ツーツーツー 晶「(よかったじゃねーか。)」 唯「はい、これノート。ありがと。」 晶「おう。」 唯「それと、明日も朝早いから起こしてくれるとありがたいな~…なんてね。」 晶「寝過ごしちまえ!!」 ④さわ子編 携帯「ふでペン FU FU~♪」 晶「アイツ、ケータイ置いてったのか…何度目だよ…」 晶「ほんとどこ行きやがったんだアイツ…」 晶「ここはぐっとこらえて我慢するか…」 携帯「ふでペン(ry」 晶「耐えろ!耐えるんだ晶…!」 携帯「ふ(ry」 晶「…………!」イライラ 携帯「(ry 晶「あー!もー我慢できねぇ!!」 晶「何度も言うようだが鳴ってるケータイを放置するのは私のサガではない…出てやんよ!」 晶「えっと…着信は『さわちゃん』…」 晶「誰だっけ…?」 晶「確か…」 回想、ではなく…あ、合ってた 唯『私はさわちゃんみたいな先生になりたいな~』 晶『そのさわ子先生だっていっつもダラダラしてる訳じゃないだろ?』 唯『そうだけど。普段は猫かぶってるんだけど、本性はデスデビルなんだよ!』 晶『どんな先生だよ。』 唯『どんなって…とにかく猫を被ったデスデビルなの!』 晶『訳分からん。(ちょっと会ってみたいような…)』 晶「オラ、ワクワクしてきたぞ。」 ピッ さわ子『もしもし?』 晶『もしもし…』 さわ子『あら、あなたは?』 晶『唯の知り合いです。』 さわ子『唯ちゃんはどうしたのかしら?』 晶『それが…ちょっと事情がありまして…少ししたら戻ってくるとは思うんですけど。』 さわ子『そう。それじゃあちょっとお話でもして待ちましょうか。』 晶『了解です。(あれ、案外いい感じの人?)』 さわ子『唯ちゃんは元気かしら?』 晶『はい…まあ一応。』 さわ子『よかった。』 晶『心なしか嬉しそうですね。』 さわ子『大事な教え子だもの。気になっても仕方ない事じゃない。』 さわ子『せっかくだから、何か訊きたい事とかある?人生の先輩としてある程度の相談には乗っちゃうわよ。』 晶『あ、はい。それじゃあお言葉に甘えて…』 晶『実は私も教師を目指しているんですが、もしよかったら体験談とかを話していただけないでしょうか…?』 さわ子『私が初めて担任を受け持った3年2組には、唯ちゃん達四人の他にもほんとにいろんな子たちがいたわ。そしてみんなはいつも仲良しだった。』 晶『賑やかそうなクラスですね。』 さわ子『その子たちは全員無事に卒業して、それぞれの未来を歩み始めた。そして私はみんなを笑顔で送り出した。』 さわ子『そのとき、私は心の底から教師やってて良かったなって思えたの。』 晶『そうですか…ありがとうございます。(すっごくいい人じゃん…)』 さわ子『いえいえ、どういたしまして。』 さわ子『でも驚いた。進路をなかなか決められなくて悩んでたあの子がまさか教師を目指してるなんてね…』 晶『なんでもさわ子先生に憧れてるらしいんです。』 さわ子『えっ、それは本当!?私のどんなところに憧れたの!?』 晶『言っちゃっていいですかね…(たぶん傷つくと思うんですけど…)』 さわ子『いいわよ!』 晶『「さわちゃんみたいにダラダラして過ごしたいから」と言ってました。』 さわ子『』 さわ子『…』 さわ子『何故かしら…すっごくあの子と話をしたい気分だわ…』 晶『(しーらねっと…)』 ―――――― ―――― ―― さわ子『あなたとはロックについてぜひとも語り明かしたいわね!』 晶『いつか会える日が来たら、是非とも。』 さわ子『夜まで飲み明かしちゃいましょう!』 晶『いや、私未成年なんでそれはさすがに…』 ガチャ 唯「ただいま~…ってまた勝手に出て~!」 晶「わりぃわりぃ…そう怒るなって。」 唯「プンプン!」 晶「ぶっちゃけ私も悪かった。」 さわ子『おや~唯ちゃん帰って来ちゃったみたいね~』ニコニコ 晶『そ、そのようです。』 さわ子『たーっぷり話したい事があるのだけれど…』ニコニコ 晶『そ、それじゃあ代わりますね。』 晶「オマエと是非話がしたいそうだ…」 唯「な、なんの話かな?」 さわ子『テメーは教師舐めてんのか、あぁ!?』 唯『ひえー!ごめんなさい!!』 さわ子『だいたい教師ってのはなぁ…』 唯『あ、あの。明日も早いのでお手柔らかにお願いしまーす…』 さわ子『んな言い訳通るかゴラァ!』 唯『申し訳ありません!申し訳ありません!』 さわ子『その腐りきった根性、叩き直してやろうか!?』 唯『それだけはどうかご勘弁を~!』 晶「うわ、こえぇ…(でも、いつかは直接会ってみたい。)」 だいぶ後 唯「ノ、ノートありがと…」 晶「正直スマンカッタと思ってる…」 唯「それと、やっぱり明日も朝早いから起こして…?」 晶「お前いい加減にしろ。と言いたいところだが今回は特別に許そう。」 ある日 唯「晶ちゃーん!」 晶「今度はなんだよ。」 唯「あなたを『平沢唯ファミリー』の一員に任命します!」 晶「なんだよそれ!?」 唯「この私平沢唯に、家族にもふさわしき存在と認められた者のみが得ることのできる称号なのです!」 晶「いらねぇよそんなん!!」 唯「だから、これからもよろしくね♪」 晶「ん?…ああ、よろしく。」 唯「それで、早速だけどさっきの授業のノートを…」 晶「」 唯「いや~ついうっかり睡魔に負けてしまいましてね~…」 晶「い、い…」 晶「いい加減にしろアホンダラーーーーー!!!」 これにておしまい 戻る あとがき 晶は「子供の唯」をずっと見守ってきた和に代わり、「大人の唯」を見守っていく存在になるであろう!(キリッ あと一言 大学編キャラSSもっと増えろ
https://w.atwiki.jp/jishin-son/
分かりやすくするため会社名を「あいうえお順」にて記載しています。 ■SBI証券 SPAN140%に増額 www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control オプション売り100枚に制限 www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control ■カブドットコム証券 38億損失https //www.release.tdnet.info/inbs/140120110318064306.pdf■トレイダーズ証券 SPAN350%へ引き上げwww.traderssec.com/news/top_news/18668.html ■ひまわり証券・・・証券業務の廃止http //sec.himawari-group.co.jp/company/media/news/detail.html?regNo=1975 pageNo=#newsDetail ■松井証券 35億損失 http //www.matsui.co.jp/company/press/pdf/ir/pr110317.pdf オプション禁止 www.matsui.co.jp/news/topic/archive/20110315_2.html ■楽天証券・・・先物上限100枚、オプション禁止、SPAN引き上げ http //www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20110318-01.html
https://w.atwiki.jp/monster-farm/pages/22.html
【まとめ】 クリア条件:1年の経過 ゲームオーバー条件:資金を0にする 《初期支給品》 5000バルト 土地:家付き5面(家は2面消費、畑は1面消費) 《1日の出費》 食費:1人5バルト 維持費:家5バルト(増築ごとに+5バルト、畑2バルト 税金:家10バルト、畑5バルト 《物価》 増築:500バルト 土地1面:100バルト