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特徴 [#b72af53c] 基本ステータス [#od27fab8] スキル [#rf9877fa] コメントフォーム [#ic67b0a9] 特徴 森で発見された幼い褐色クマはお母さんを見失って冒険家を主人と思ってついて来る。 戦闘中、周りのモンスターを攻撃できる様々な魔法を使用する。戦闘に特化されたペットだ。 attachref 種族 召喚時間 120分 使用期限 なし 取引 不可(プレゼントのみ可) 入手先 アイテムショップ(1 1090P) 備考 召喚時の見た目 attachref 基本ステータス 召喚していない、もしくは満腹度0の時のステータスとなります。 現在30Lvでカンストです。 Lv 生命力 攻撃力 バランス 貫通力 防御力 回避率 クリ 抵抗 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 コメント スキル コメント コメントフォーム コメント
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153 名前:幼い想い 1/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 07 27 今は夜。しかし夜のいつだろう。 曹幹につれられこの民家に入ってから、もうずいぶんの時が経っているかのように感じる。 三日目なのか四日目なのかも釈然としてない。 曹幹の支給品であるらしい白い鳩は、もう眠りに落ちていた。 だが華雄と曹幹、そして曹丕には眠ることはとうていできそうにない。 外に降り続ける豪雨の音はうるさかったし、敵が来るかもしれない、という不安もある。 だがそれらよりもずっと、曹丕の容態が第一だった。 肩の傷から病原が入ってきたのであろう。 体は紅潮し、肌はさわり続けていれば火傷するのではないのかと熱く、意識は朦朧で、目は虚空を見つめている。 華雄の存在をわかっているかもどうかすら定かではない。 ときおり全身から絞り出される、かすかな、しかし十分に苦しさを感じ取れるうめき声を聞くたびに、 曹幹はただ純粋に、彼を想った言葉で呼びかける。 とおさま、とおさま、しっかりして、くるしまないで、とおさま―― 曹丕はわかっているのか、いないのか、曹幹の声を聞くと、少し落ち着きはじめる。 ただ、時が経つにつれて、曹丕が苦しむ頻度――いや、つねに苦しんでいるのだろうが――は多くなっていった。 そんな状態では、まったく寝ることはできない。 華雄には、汗を拭くことと、手ぬぐいを替えることと、見守ることしかできない。悪くなっていく曹丕の容態に、不安は徐々に大きくなっていく。 「水だ………」 曹丕が、弱々しく呟いたのは、その不安が破裂しそうになった時だった。 それはうめき声ともわからず、豪雨の音にかき消されかけていたが、次にいった言葉は、確かに文字をなしていた。 「水が来る……早く……弟を………」 「とおさま!」 曹丕は、自分の存在を認識しているようだった。 弟と、とおさまという掛け合いは矛盾しているように思えたが、今は曹丕の言葉を理解するのが先だ。 154 名前:幼い想い 2/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 08 35 「水とはなんだ? 水が来る、とは」 しかし曹丕は、もうしゃべれないようで、またもとの様子へ戻った。 曹幹が勢いよく立ち上がった。 「おいしゃさま! とおさまをつれてって! みずがくる!」 だから水とはなんなのだ、と思いつつも曹幹の語気には鬼気迫ったものが感じとれ、華雄は曹丕の体を持ち上げ、背負った。 もしや、水とは……まさに文字通りだが…… 背負われた曹丕が、呟いた。 「わ…わたしの……ことは………」 そこで途切れたが、華雄は曹丕が言わんとしていることはわかった。なんという親子愛だろうか。いや、兄弟愛? まあこれを聞き入れれば、曹幹に殺されかねないのでしないが。 民家の戸を開け、外に出る。豪雨が容赦なく華雄と曹丕を打ち付けた。家の中を見れば、曹幹が鳩を抱えて走って来る所だった。 水が迫り来る音は、もう華雄にも聞こえていた。 まったく不運だ。 まず、AK47カラシニコフを失ったのが第一の不運だ。 あの長い銃は、よく于禁の腕になじんでくれた。 さわり心地は悪くなかったし、見た目も落ち着きがあって于禁は好きだった。当てようと思えば、よく当たってくれた。 あれがないと、なにかそわそわした気になる。 代わりに、カラシニコフと比べるとかなり短い銃(なのか?)を二丁拾ったが、なんだかこれは、持ってると馬鹿になってくる気がする。 銃に走っている赤い線も気持ち悪いし、手にもなじまない。 試し打ちもしたが、「うおっまぶしっ」となんら脈絡もないことをなぜか口走ってしまった。性能は問題なさそうだったが。 第二の不運は、鄴城に入った途端、いきなり洪水が襲ってきたことだった。 155 名前:幼い想い 3/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 09 37 曹幹が放った鳩は、この豪雨の中で信じられない力強さで空を飛び上がり、悠然と城の上空を飛び去っていった。 鳩がもし地上の風景を見下ろせば、それが見えただろう。 囂々と、迫り来る水の大群。城壁が水を受け止め、跳ね返す。しかし開け放たれていた城門からは、水が次々突入していった。 華雄たちがいるのは中心部に近い民家の集まりで、城壁に登ろうにも、距離があった。 華雄は今まで中にいた民家の屋根を見上げた。高さは大人二人分ほどか。これならいける。 「意地でもしがみつけ!」 といって、華雄は曹幹を屋根にぶん投げた。放射線を描いて屋根の上に落下し、転げ落ちずにしがみついたのを見届けると、華雄は家の中から急いで食事台を持ってきた。 台の上に乗って、飛ぶ。腕が屋根の上に届き、掴み、自分と曹丕の体を持ち上げきった。 屋根の上から、水が城に流れて来るのが見える。力強い流れだったが、ゆっくりと眺めている暇はない。 曹幹を持ち上げ、そばの別の屋根に投げる。今乗っている民家の半分ほど高かった。華雄も続いて跳躍する。 しかしそれ以上は、逃げ場がなかった。 水が、来る。 水の勢いはさほど激しくなく、民家を壊すほどではなかった。だが、屋根の端を越えるまで水位はあった。 水は入り続けているから、もっと水位は上がるだろう。 雨が水を打つ音と水流音に混じって、曹幹のツバを飲む音が聞こえてきた。この期になっても泣こうとしないとは、えらい子だ。 ふと、水とともに、遠くから太い流木が流れてくるのが目についた。 根本から抜けたようで、荒々しく伸びた太い根は存在感があった。 その木が流れにのって近づいてくる。表面の木の皮がとげとげしく、痛そうだな、と思ったが、何をどう考えても、すがるべきものはそれしかなかった。 曹幹もわかっているようで、こちらと流木を交互に見つめている。 流木は近づいてくる。水位は上がってくる。 水が屋根のほとんどを飲み込んだ時、流木はもう目と鼻と先だった。 「飛べ!」 華雄は流れゆく流木へ跳躍した。左腕で曹丕を押さえながら、右腕で幹にかじりついた。下半身が水に落ち沈み、その流れに危うく曹丕を離しそうになる。 直後、曹幹がいないことに気が付いた。流されたか? いや……… 156 名前:幼い想い 4/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 12 36 急いで曹丕の体を幹に乗せ上げ、吹毛剣を引き抜く。曹丕の右肩の傷跡に、剣を突き立てた。曹丕の肩とともに、下の幹をも貫く。 曹丕は呻きもしなかった。意識はあるはずだが、呻くだけの体力がないのか、感覚に鈍くなっているのか。 曹丕を一時でも押さえないでいい分、左腕が余った。左腕で、水中で必死に自分の脚にしがみついていた曹幹を引き上げる。 曹幹は曹丕の隣に乗せ、そのまま左腕で曹丕と曹幹を幹に押さえつける。剣は曹丕の右肩に突き刺さったままだが、曹丕の体を流さないためには必要だ。 曹幹は剣に気が付いて、華雄を責めるような目でみる。そうしなければ、自分か曹丕かが助からなかったことに気が付かないのか。 それとも、『とおさま』をこれ以上苦しめるより、自分が死んだ方がよかったというのか。 三人は長い時間、流木とともに城内を流れていた。 雨は徐々に止んでいった。しかし水の勢いは変わっていない。 さすがの華雄も、水流にかなりの体力を奪われた。曹幹は憔悴して虚ろになりかけ、曹丕は顔が真っ青になっていた。一応、死んでいない。 まだ水没しきっていない建物も少なくなく、中でも、巨大な銅雀像を備え付けた台は、堂々とそびえ立っているように見える。 そう運良くたどり着けはしないはしないだろうが。 いつ水流に呑まれるかもわからない状況、華雄は苦い実を噛み潰すかのような心境だった。 そんな心境にそぐわぬ、間の抜けた陽気な鳴き声が、突然聞こえてきた。 ぽーぽー ぽっぽー ぽーぽー ぽー それまでぐったりしきっていた曹幹が、がばっと顔を上げた。鳴き声は上空から聞こえてきたので、華雄は空を見上げる。 ぽーぽー ぽーぽっぽー ぽーぽーぽー 黒い空を背景に、白い体を輝かす鳥は、曹幹が放した白鳩だった。いや、出て行ったのだから違うのかもしれないが、少なくとも曹幹はそう信じたことだろう。 ぽーぽーぽー ぽーぽっぽー ぽー 「とおさま。もうすぐだからね。もうすぐ………」 鳩に勇気付けられたのか、曹幹は曹丕に声をかけていた。しかし、その声はすぐに遮られた。何かが軽く爆発したかのような音だった。 華雄にとっては、以前に、よく耳にしていた懐かしい音だ。 そういえば、今回はまだ機関銃の音しか聞いていない。などと思っていたら、鳩が落ちてきた。 純白だったはずの体に、赤い染みが広がっていた。 157 名前:幼い想い 5/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 13 22 まったく、うるさい鳥だ。 しかし一発で撃ち落とせるとは、この銃の精度も、俺の腕も悪くはない。 于禁は忌み嫌っていた銃を、少しだけ気に入ることにし、城壁の上に座りこんだ。 城壁の上から見た光景は、一種の爽快感があった。許都には自分の家があったが、鄴都はよく偉そうに曹丕が居座っていた所だった。 その都が、水に呑まれて沈んでいく。 威光を輝かした魏の宮殿も、その大半は沈み落ちている。水面の上にあるところも、何かがぶつかったのか、所々破壊されていた。 いきなり洪水が来たときには、完全に巻き込まれて危うく死ぬ所だったが、城壁の階段に打ち上げられて今に至れば、この不運に少しは感謝することもできる。 とはいえ、不運は不運だ。 この水は当分は引かないだろうから、その間はまったく何もできない。殺すべき敵を探すこともできずに、ただじっと待っているしかないのだ。 第一、この都に曹丕がいたとすれば、もう死んでいる可能性が高い。助かることができるのは、城壁の上か、まだ水没していない建物の上部だ。 前者はもう確認した。確実にいない。後者にしても、可能性は低いと思われる。洪水はほとんど突然来たし、わざわざ入り口から遠ざかった高い場所にいる意味はない。 勝手に自然災害で死なれても、味気がない。この手で、俺が受けた苦しみも何倍にも返してやらなければ意味がないのだ。 鳩を落とした後、こちらへ向かってきている流木が目についた。この洪水で引っこ抜かれたのだろうが、立派な木だった。 流木はこちらに向かってきた後、水流によって方向転換した。その時に、見えた。 あいつだ。 華雄は城壁の上に、その男を見つけていた。 男は殺気をまきちらしながら、口を醜くゆがめ、二つの拳銃を手に取っていた。 この殺気は間違いなく、孫堅と黄忠とともに項羽と戦っていたときのものだった。 華雄は孫堅の顔を思い浮かべた。実に楽しそうな、あの死顔だ。 そういえば、俺が先に死んだときは、あいつはどうなったのだろう。優勝してもおかしくはないし、のたれ死んでもおかしくないな、と思う。 そんなことを思うのは、まあ、俺がもうすぐ死ぬからだろう、と思う。 158 名前:幼い想い 6/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 14 48 「いいか、なにがなんでも、木にしがみつけ! 医者からの最後の忠告だ!」 華雄は左腕を曹幹達から離した。曹丕が剣の固定だけで大丈夫かと心配だったが、もう余裕はない。 両腕を使って、流木に身を乗り上げ、すぐさま二人に覆い被さった。 程なく銃声が聞こえてきた。背中に、切れ味の悪い熱した刃物を、無理矢理刺されたかのような感覚が響く。 それが何回も、何回も続く。銃声と水流音に混じって、「おいしゃさま!」という声が聞こえてくる。その声のあとも、銃声は続く。 永遠に続くかとも思ったが、そのうち、銃声と新たな痛みが対応しなくなってきた。 やがて、銃声は止んだ。 「おいしゃさま!」 もう一度曹幹の声が聞こえた。とても、悲しみが籠もった声だった。 傷は、いくつあるだろうか? 十以上はある。二十以上あるだろうか。三十以上あって、四十以上もあるかもしれない。わからない。 「しなないで!」 また曹幹の声が聞こえた。泣いている声だった。それで、この子供は、この子供なりに、自分の状況を理解しているのだろうとわかった。 自分が今、何のためにここにいるのか、それをきっと理解している。理解した上で、何をすべきかを考え、最善を尽くしている。 危険を承知で、医者を捜し、危機にあっても、純粋に『とおさま』を想う。 お前は、俺よりもずっと立派だ。そう言おうとしたが、声にならなかった。 何かにぶつかる衝撃があって、自分の体が、宙に浮くのが感じられた。 「おいしゃさま!」 それが最後に聞こえた曹幹の声。華雄は水面に叩きつけられるのと同時に、孫堅の跡を追った。 159 名前:幼い想い 7/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 15 22 殺せたか、殺せなかったか。あるいは死んでいたか。 流木の上に現れた時、曹丕はひどい状態だった。 なぜか剣が肩に刺さってたし、顔はほぼ死人だった。 もう長くはない。というより、死んでるかもしれない。どっちみち、あの流木にしがみついてるだけでは、水に呑まれるに決まっている。 それでも殺してやりたかった。死んでも殺してやりたかった。だから撃ちまくった。 曹丕を殺せたかは、大男に庇われたため、判断がつかない。 このまま、死亡者放送に曹丕の名前があったとしても、胸には釈然としないものが残るにちがいない。その場合は、怒りをどこに向ければいいのか。 まず、曹丕の死体を探し出して、弾を使い切るまで撃ってやろう。山刀で、何度も何度も切り裂こう。 だが、怒りは残る。 虞翻は探し出して、殺す。関羽も探し出して、殺す。だがそれで、怒りが消えるとも思えない。 俺はどうなる? 典韋を殺したように、あらゆる人間を殺しそうな気がする。 劉備も、孫権も、曹操も、殺しそうな気がする。荀攸も、張コウも殺しそうな気がする。 参加者リストの端から端まで、殺しそうな気がする。優勝したら、献帝だって殺しそうだ。 それは、少し、恐ろしいことのような気がする。 流木が去っていった方向を見つめる。何かが、一瞬、光った。 曹幹はするべきことを知っていた。 まず、曹丕を流木に刺し留めていた剣を抜くことにする。 剣はたいして重くもなく、曹幹の手にもするりと抜けた。不思議なことに、血はついていなかった。 剣を脇に置くと、肩に巻かれていた血まみれの湿布を外す。傷から血が流れ続けているのがわかる。 流れる水をすくい上げ、傷口を洗う。 華雄から貰っていた薬草を服の中から取り出すと、木の破片を使って磨り潰し、傷に塗る。 次に上半身の服を脱ぎ、服の一番綺麗な場所を選んで、剣で切り取る。それを、傷口の上に巻く。 曹丕の濡れた体を、手で拭う。延々とその作業を続ける。 曹丕の体は高熱を発さなくなったかわりに、ひどく冷たくなっていた。だから曹幹は拭い終えると、まだ暖かい自分の体を、曹丕にくっつけた。 「とおさま、しなないで。とおさま、幹はここにいるよ。とおさま、だから、しなないで………」 曹丕はもう呻かなかったし、意識もなかった。ヒュウ、ヒュウ、と口から風が出入りするだけだった。 160 名前:幼い想い 8/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 16 04 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕[右肩負傷・ひどい衰弱]【なし】曹幹【吹毛剣】 ※流木は銅雀台に乗り上がったようです。曹丕の回復を待ちます。 ※他の荷物はすべて流されたようです。 @于禁[左耳破損、右手小指喪失、全身軽傷、洗脳?]【山刀(刃こぼれ、持ち手下部破損)、煙幕弾×3、ガン鬼の銃(陰陽弾×25)】 ※鄴城壁上にいます。水が引いたら、曹丕を探すようです。 【華雄 死亡確認】
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特徴 [#pcd91ba7] 基本ステータス [#od27fab8] スキル [#q2b083e5] コメントフォーム [#hd6fb529] 特徴 可愛く魅力的な幼いグレムリン。 戦闘中にアイテムを拾ったり、主人の防御力をあげる魔法を使う。 attachref 種族 グレムリン 召喚時間 120分 使用期限 なし 取引 不可(プレゼントのみ可) 入手先 アイテムショップ(1 790P) イベント景品 備考 体当たり攻撃・その場ではねる 補助系スキル(アイテム拾い・主人の防御上昇バフ) 召喚時の見た目 attachref 基本ステータス 召喚していない、もしくは満腹度0の時のステータスとなります。 現在30Lvでカンストです。 Lv 生命力 攻撃力 バランス 貫通力 防御力 回避率 クリ 抵抗 1 2 640 919 80 70 265 25 2 11 3 655 1011 80 70 389 25 2 12 4 671 1106 80 70 523 25 4 13 5 686 1193 80 70 657 25 4 14 6 702 1344 80 70 793 25 4 15 7 8 733 1631 60 70 1091 25 5 17 9 749 1833 80 70 1239 25 5 18 10 764 2036 80 70 1418 25 6 19 11 780 2244 80 70 1580 30 6 20 12 796 2443 80 70 1749 30 6 21 13 811 2651 80 70 1919 30 8 22 14 827 2853 80 70 2090 30 8 23 15 842 2905 80 70 2267 30 8 24 16 858 2957 80 70 2453 35 9 25 17 874 3009 80 70 2636 35 9 26 18 889 3061 80 70 2857 35 9 27 19 905 3113 80 70 3046 35 11 28 20 920 3166 80 70 3254 35 11 29 21 936 3219 80 70 3452 35 11 30 22 952 3272 80 70 3648 35 13 31 23 967 3325 80 70 3853 35 13 32 24 983 3378 80 70 4077 35 13 33 25 998 3433 80 70 4336 35 15 34 26 1014 3488 80 70 4549 40 15 35 27 1030 3543 80 70 4766 40 15 36 28 1045 3598 80 70 5009 40 18 37 29 1061 3653 80 70 5230 40 18 38 30 1076 3708 80 70 5456 40 18 39 コメント分+自分のSSに残ってた分反映させました。アーマーとステ一緒みたいですね。 -- コメント スキル アイテム拾いRANK1(必要 Lv1) ペットが戦闘中に周辺のアイテムを自動で取得します。 戦闘中のみ効果が適用されます。 ご主人様の防御力強化RANK1(必要Lv:10) ペット周辺に敵がいるとスキルが発動します。 ペットが魔法の力を使って主人の防御力を上昇させます。 防御力が500増加し、1分間持続します。 赤いフィニッシュマークが出ている状態からでもアイテムを拾う。ある程度の距離なら地面に埋まっているものや、取れない場所に飛んでいったエルグも拾ってくれる。 -- コメント コメントフォーム とりあえず本家からまたパクって作成。レベルアップ時ステータスアップ等はどうなるかわかってないので情報求む。 -- それっぽく編集しといた、後は誰かたのんます。 -- レベル14でランク1防御500のまま。 -- 特徴のとこはペット自体のゲーム内説明だったんだけど書き換えた?ポイントショップのアイテムとペットは別物として扱ってくれ。 -- 参考動画http //www.youtube.com/watch?v=KBx5X2KMpUg -- コメント
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MTL/094 U 幼い唯/彩南高校 女性 パートナー 驚く唯/彩南高校 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 4000 【ゆうきくん!またあなたのしわざねっ!きょうこそはゆるさないんだからぁ!】《妹》 【キャンセル】【起】〔手札〕[このカードを控え室に置く]→ あなたのリングに作品名に“To LOVEる”を含むカードがいるなら、あなたは相手の【起】の技を1つ選び、無効化する。 作品 『もっとTo LOVEる -とらぶる-』
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幼い狼犬を救え 依頼主 :スクリビルド(西ラノシア X26-Y26) 受注条件:レベル15~ 概要 :エールポートのスクリビルドは、獣の密輸について確認したいことがあるようだ。 スクリビルド 「さて、商人ル・コンタイについてだけど、 彼女がまだ密輸用の獣を囲っている可能性がある。 悪いけど、もう一度、ル・コンタイに話を聞いて、 危険な獣を手元に残していないか確認してくれるかい?」 ル・コンタイと話す ル・コンタイ 「また、アンタかい・・・・・・ 何、危険な獣をまだ隠していないかだって? ・・・・・・わかったよ、全部話すってば。 実は隠しておいた商品の狼犬の子供が、この近くにいてね。 海賊がクァールに殺された猟犬を補充するためにさ、 そいつを狙ってるみたいなんだよ。 この騒ぎのせいでしばらく世話していないから、 きっと腹を空かせてるに違いないんだ。 そんな状態じゃ、きっと海賊から逃げきれず捕まっちまう。 隠し場所を教えるからさ、アンタらで その「腹を空かせた子犬」を保護してやってくれないかい? ただ、その子犬は警戒心が強くてね。 この「きれいな骨」で気を引き、「なだめて」やらないと、 きっと大人しく捕まっちゃあくれないと思う。 子犬の隠し場所は「クォーターストーン」だ。 海賊たちより先に手に入れておくれよ、頼んだからね。」 ル・コンタイ 「「腹を空かせた子犬」はクォーターストーンにいる。 「きれいな骨」でその子の気を引いて、 「なだめて」やれば、きっとアンタに懐くはずさ。」 腹を空かせた子犬にきれいな骨を使う 腹を空かせた子犬 「ぐるるるる・・・・・・。」 (きれいな骨を使う) 腹を空かせた子犬 「ワンワンッ!」 腹を空かせた子犬に「なだめる」をする 腹を空かせた子犬 「がるる・・・・・・。」 (なだめる) 腹を空かせた子犬 「クゥ~ン。」 スクリビルドに報告 スクリビルド 「話は聞いたよ、冒険者さん。 クォーターストーンで「腹を空かせた子犬」を探すんだって? それで、みつかりそうなのかい?」 (腹を空かせた子犬を渡す) スクリビルド 「・・・・・・ふむふむ。 この子がル・コンタイの言っていた子犬かい? さきほど、商人のル・コンタイが来てね、 事件について、いろいろと白状していったよ。 ずいぶんと反省していたみたいだ。 それから、いい知らせがあるよ。 きみがル・コンタイのところへ行っていたあいだに、 ぼくたちイエロージャケットが、件の海賊を検挙したのさ! これで、一連の騒動も落ち着くだろう。 協力、感謝するよ。 しかし、この子はずいぶんときみに懐いているね。 ふむ、これじゃあ・・・・・・きみと引き離すのはかわいそうだな。 この子はきみに預けるのが一番よさそうだね。 どうせ、イエロージャケットの詰め所じゃあ、 勝手に狼犬を飼うことはできないしね・・・・・・。 この子のこと、よろしく頼んだよ。」 きれいな骨:新鮮な獣の大腿骨 腹を空かせた子犬:腹を空かせた子犬
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KNS/053 C 幼い栞/雄弁図書委員 女性 パートナー 本の世界の住人 栞/雄弁図書委員 女性 レベル 1 攻撃力 2500 防御力 5000 【違うの…頭の中はいつもフル回転してるの…】《本》 作品 『神のみぞ知るセカイ』
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1 昔の夢を見た。 幼い頃に親の都合で二週間だけ田舎の親戚の家に預けられた時の事。 そこで出会った同い年の女の子とささやかな約束を交わした。 何故そんな夢を見たかというと、その時出来た男友達から会おうと連絡があったから。 女の子との約束はずっと覚えていたけれどなかなか実現出来ずもやもやしていたから。 で、現在山の中を迷走中。夜の山道は歩くものじゃない。 約束の場所への道案内を買って出た旧友は「大丈夫」を繰り返すだけで今一信用ならない。 「迷ってないか?」と問うても「タバコは標準装備だし線香も持って来たから大丈夫」と訳のわからない返答するし。 そもそもお前まだ未成年では。 2 どの位彷徨っただろうか。 闇の中を蛙の声がこだましている。 木々の間をすぅっと光が抜けていく。 光を追いかけるとすぐに目的地にたどり着いた。 渓流を中心に、地上に降りた星のように乱舞する無数の光。 そして清流のほとりには、あの子が立っていた。 心得ているといわんばかりに黙って少し上流側へ離れる友達。 俺は女の子の元へ近寄っていった。 「何か用?」 つっけんどんな態度の彼女。視線は渓流の方を向いている。 「うん」 俺も彼女と並んで光の舞を眺めた。 沈黙が蛙の合唱で埋められる。 「約束、忘れた事は無かったよ」 ぽつりと口にする。 「ウソつき」 彼女の声は冷たい。 言い訳はしない。実際俺は、約束を守れなかったから。 記憶の中の彼女の姿は、背丈は今の俺の腰より少し高いくらい、色白で、柔らかに波打つ長い黒髪と、くっきりとした顔立ち。 誰の目から見ても愛らしいと思える少女は、大人になればとびきりの美人になった筈だ。 すっかり約束を忘れてしまった彼女に昔話だと笑われる事をずっと夢見ていた。 けれど。 今目の前に立つ彼女の姿は、昔と何一つ変わっていなかった。 3 『待っていたの、ずっと』 囁く声が耳に届いた。 顔をあげると、清流の対岸に影が見えた。 横に居た筈の彼女が何時の間にか移動したのか。 『寂しかった』 違う。彼女はまだ横に立ち、唇を結んだまま水面を眺めている。 何時の間にか蛙の合唱は止まっていた。木々のざわめきも、水のせせらぎも聞こえない。 『寂しい』『ずっと待ってた』『ウソつき』『裏切り者』 緑を帯びた蛍のものとは違う、赤く暗い仄かな光が何時の間にか混ざっていた。 それらが囁きながらまとわりついてくる。 『苦しい』『苦しい』『苦しい』『クルシイ』 光はぺたりと身体にくっつくと、ゲル状のものに変化した。 そうしてあっという間に全身が覆われていく。 『ヒトリハイヤ』 突然足元の感触がなくなった。 渓流に落ちた、訳ではないだろう。 流れは感じない。水面も底も見えないほど深く、岸の見えない広く暗い水の中。 ぷちぷちぷちぷち、音を立てて大小さまざまな大きさの泡が周りを取り囲む。 その一つ一つの泡の中に顔が見えた。 苦悶、哀惜、憤怒、後悔、そして絶望に染まった顔。 『クルシイクルシイクルシイクルシイクルシイ』 泡が俺の口から鼻から身体の内へ入ろうとしてくる。 必死にもがき、泳ぎ、手で振り払った。 けれど水を掻く水流によって若干離れるだけで、泡はまたすぐに迫ってくる。 こんな状況の中で、俺は無意識に泡の中に彼女を探していた。 泡を振り切れないでいた。 横の方からすぅっと光が流れて来るのが見えた。 蛍のようだが、こんな異質な水底でそんなものが飛ぶ筈はない。 思わず身を硬くして構えたが、光は俺をやり過ごし通り過ぎた。 そして、泡に触れ。 閃光と強い衝撃を伴って弾けた。 闇の向こうで無数の光が舞っている。 どんどんこちらへ近づいてくる。それを見た泡の中の顔が怯んだように感じた。 俺は殆どやけくそ気味に光の群れの方へ泳いでいった。 次々とすれ違う光。 そして後ろから水を伝わって続け様に襲ってくる衝撃。 巻き込まれないように必死に泳ぎ続けた。 ほんの少し水が苦く感じた。 次の瞬間には突然巻き起こったすさまじいうねりに飲み込まれた。 4 蛙の合唱と渓流のせせらぎが耳に届いた。 目を開けると、元の沢のほとりに立っていた。 何も無かったように。 いや、若干の違和感を残して。 独特の煙りの臭いが鼻を突く。 上流側でタバコを吸っている奴がいるようだ。 彼女もそちらを半眼で睨みつけている。 その指先に止まっていた小さな光が視線の先にすぅっと流れて行ったかと思うと、ぱちんと弾ける音と小さな悲鳴が聞こえてきた。 俺は漸く違和感の理由に気が付いた。 渓流中を乱舞していた光が全て消え失せていた。 「あーあ、嫌になっちゃう。何でこうなるのかしら」 彼女は背中を向けたままだった。 「頑張って集めたのよ、鬼火。 その、そう、全部貴方にぶつけるつもりだったんだから。 なのに人の復讐に勝手に乗っかろうとする邪魔な奴等が目障りだったからってそっちにぶつけてたら思ったより多くって」 だんだん尻すぼみに小さくなる声。 「取っておいた最後の一つもあの変な奴に使っちゃった…」 寂しそうにうなだれ、小さな両手はきゅっと拳を握っている。 そんな彼女を思わず抱きしめようとしたが、無情にも俺の両手は何の抵抗もなく彼女の身体をすり抜けていった。 戸惑っている間に彼女がこちらに向き直っていた。 無表情で押し黙ったまま俺を見上げていた。 右手をすっと持ち上げ、後ろにくっと引く。 そして俺の頬目掛けて打ち付けられた小さな掌は、矢張り俺の身体を突き抜けた。 「触れるわけ無いわ。私は幽霊なんだから」 今にも泣き出しそうに瞳が揺れていた。 彼女が亡くなったのは俺が居なくなって一ヵ月もしない頃だったらしい。 それから十数年。 彼女はずっと待っていてくれたのか。 「約束、覚えていたよ」 彼女と視線を合わせるために膝をつき、まっすぐ顔を覗き込む。 「…嘘」 「会いに来れなかったのは謝るよ。でも、約束はちゃんと覚えてた」 きゅっと唇をかむ彼女。 「誕生日、おめでとう」 こらえきれなくなったのだろう、涙が、白い頬を伝い落ちた。 5 途中ではぐれた友達が「チビブスツルペタ」だの毒吐きながら数時間遅れて現れる意味不明なハプニングもあったが。 小高い場所で朝を待つ。 やがて朝日に照らされ輝く、谷間をなみなみと満たす水。 彼女と出会ったあの渓流は、今はダムの底に沈んでしまっている。 『彼女の誕生日にあの渓流で一緒に蛍を見る』という約束は、二度と叶えられない筈だった。 あの幻のような不思議な時間を、俺は一生忘れないだろう。 それはそれでいいんだが。 「とっとと離れろツルペタ」 「五月蝿いわよロリコン。貴方は黙って私の乗り物に徹していればいいの」 夜になり、飯を一緒にと誘いに行った友達の肩に乗っかっている彼女が、しっかりはっきりばっちり見えた。 「会いたいってのは叶っただろうが!あ、真逆前に言ってたコイツとデートとかキスし」 「わー、わー、わー!!」 良くわからないが、どうも取り憑かれているのは友達らしい。 取り敢えず、コブ付きではあるが今後も彼女とちょくちょく会えるらしいという事は理解した。
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MTL/036 C 幼いララ/デビルーク星人 女性 パートナー 挨拶するララ/デビルーク星人 女性 レベル 2 攻撃力 3000 防御力 5000 【ルンちゃ〜ん!大丈夫〜?】《宇宙人》 【起】〔フィールド〕[あなたのベンチのカードを1枚【レスト】する]→ あなたは自分の控え室のレベル1以下の《宇宙人》を1枚選び、自分の手札に戻す。 作品 『もっとTo LOVEる -とらぶる-』
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学院の外郭市街に買出しに出たリアンヌは、街中のガラスに映る自分の姿に溜息をついた。 ――リアはまだまだ子供です…… ガラスの中には背も胸もまだまだ小さな子供の姿が映っている。 頭の中に浮かぶのは、背筋をビシッと伸ばした凛々しい姿。自分はその姿を、ずっと見上げるだけだ。 胸も、彼女の友人知人と違ってぺたんこだ。まだ胸当ても必要ない。自分を子供としか見ていない事が判るから辛い。 食料品店を見回すと、お菓子作りの材料を買いに来た女生徒達で店内は賑わっていた。 きっと沢山もらうんだろうな。予見の力なんてなくてもそのくらいは判る。 憧れの風紀委員長は、おそらくそれを……食品を残すなどはしない人物だが 特に感慨に気付く事なく生徒会の人たちと分けて食べるんだ。少女にはその未来が容易に見えた。 「童」 呼び止める声に振り向くと、異国の装束を纏った美しい女の姿。 「あ……お霙さん……」 リアンヌの頭の中にあった思い人の使い魔、霙氷だ。この学園都市の中では使い魔は珍しい存在ではないとはいえ やはり見慣れぬ者たちを慮ってか妖狐の姿ではなく人の姿を取っている。 「どうした、浮かぬ顔じゃの?」 「あ、いえ……その、お菓子……作ろうと思って、それで、何がいいかな、って」 女はふむ、と頷く。彼女の現在の「主」は心を読む能力があるが、それが無くとも少女の心の動きは容易に判る。 「坊に贈り物をしたいが、何が良いか判らぬのじゃな?」 そしておそらくこの娘は坊に懸想している、そして、その思いが届かない、年の差、力の違いにに悩んでいる事も。 「えっ?え、えっと……そう、です……」 見る間にその顔が赤く染まり、声が細くなる。 「ど、どうしてわかった……ですか?」 「ふふ、主の顔に書いてあるわ。良い。そうじゃな……ここで手に入る材料で作れる良い物を教えてやろうぞ」 兄や友人たちに贈るため買うつもりだったクッキーやチョコレートの材料と共に、彼女の教えるものも買う。 牛乳、コーンスターチ、砂糖、ショウガのシロップ、少しのバニラエッセンス。 これで何を作るのだろう。 「まずは材料を冷たい鍋の中で混ぜろ。そう、そうじゃ」 言われた通りに材料を量り、牛乳の中に砂糖を溶かし、香りを付けてコーンスターチを良く混ぜる。 「ではこれをよくかき混ぜながら火にかけるのじゃ。焦がさぬようにの」 これでどんなおやつができるのかな。そう思いながら鍋の中で木べらを動かす。 やがてサラサラだった液体がとろみを帯び、モッタリと木ベラに絡むようになってくる。 リアンヌは焦がさないように必死で木べらを動かした。 「ではそれを冷たい水に取るのじゃ、そう、そのようにの」 鍋の中身を氷水に放つと、ゼリーのようなプルプルした白い塊ができた。 「……ゼリーになった!すごい!」 目を丸くする少女に、白狐は 「面白かろう?まだお主くらいの頃、坊はわらわにこれが食べたいとよくねだったものじゃった」 用意した型にまだ柔らかいゼリーを詰めて成型する。 「さ、これが固まるまで待つ間に果物を切るぞ」 綺麗に切った果物をショウガのシロップに漬け、ゼリー本体共々よく冷やす。 「……委員長さん、たべてくれるかな……」 「坊は食べ物を残すような男ではない。わらわはそんな子に育てた覚えはないからの」 狐の姿のままでも「笑みを浮かべた」と判る声音で霙氷はリアンヌの肩に乗る。 「し、失礼します!」 緊張しながら生徒会室の扉をノックする。 「あ、ああの、これ、風紀委員長さんに、その、さ、さ、差し入れですっ!」 目当ての人物である憧れの風紀委員長、スタファンその人がすぐそこで作業をしているのを見てリアンヌの心臓は跳ね上がる。 普段はかけていない眼鏡をかけ、アレンジした制服を着る生徒が多いこの学院では珍しい上下共にオリジナルの制服に 袖を汚さないように腕貫を付けて黙々と事務作業をこなしている。色素の薄い綺麗な金髪が揺れ、彼が立ち上がってこちらに向かった。 「……でしたら、そこの誓約書にサインをして、こちらへ渡してください」 これはあくまでも純粋な好意からの差し入れであり、見返りの類は期待しません。そういった内容の書類だ。 サインされて積まれているそれが彼宛てのものだけだとは限らないが、風紀委員長の机には結構な枚数のサインされたそれがある。 つまり、結構な人数の生徒が彼に差し入れを――この日のお菓子を作って持ってきたという事だ。 複雑な心境になっているリアンヌの指先に、スタファンの指先が触れる。 「ありがとうございます」 憧れの上級生に穏やかに微笑まれてリアンヌの心臓は跳ね上がった。 見つめられるまま、恥じらいで目をそらす事もできず彼の目を無防備にじっと覗き込む。 「失礼しました!」 元気良く挨拶して術師課程一年生の少女、リアンヌ・ドゥ・アルジャンは生徒会室を後にした。 泣いていた彼女を慰め、何かと出会う綺麗な狐、霙氷。 彼女への感謝と挨拶の気持ちを込めて、彼女の主に菓子を渡した。 ――あれ?なんでリアはお霙さん本人と一緒にお菓子作って、生徒会室まで持ってきたんだろう? そのままお霙さんに言付けたら一度で済んだのにな。そう思いつつも 霙氷とその大事な人が自分の作った菓子で幸せになってくれればいいな、と、フワフワとした綺麗な毛並みを思い浮かべながら 彼女は今度は兄と友人達のためのクッキーを取りに寮の自室に戻った。 「――坊。お主はあの童にも、また――」 「いけませんか?」 作業を終え、寮の自室に戻ったスタファンの肩に霙氷が飛び乗った。 「お帰りなんし、坊ちゃん、お霙の方様」 不在の番をするように控えていた無口な翠の猫が、一瞬獅子の姿に戻って彼を出迎える。 「あの童、お主への菓子は何が良いかと大層悩んでおったわ」 「……でしょうね」 そう言って贈られた差し入れの包みを開く。真っ先に開いたのは、リアンヌの置いたものだった。 「これは……霙氷の助言ですね」 スタファンが幼い日、霙氷が、そして彼女の主であるスタファンの母がよく作った蕨餅。 東方の菓子を彼女がアレンジした、幼いスタファンの大好物だった。 三日月の型に入った冷たい蕨餅に、よく冷えた果物とショウガのシロップがかかっている。 一口食べると懐かしい味がした。彼を母の優しい手と、父の大きな手の感触すら蘇るようだった。 「……霙氷、白菊。懐かしい……味ですね……」 蘇る懐かしい記憶に、久方ぶりに彼の目に涙が光った。 「坊、その菓子に込められた童の心―――」 「……よく、伝わりました」 人知れず、一頻り泣いてそれを完食したスタファンが、型を洗って仕舞う。 「お主……」 白菊に、これをリアンヌ・ドゥ・アルジャンさんに返してください、と言付けながら霙氷の方を振り向く。 「私の判断は、やはり間違ってはいませんでしたね」 リアンヌの幼い恋心。読まなくても態度で伝わるそれに、スタファンは目を向けた。 【委員長さんから見たらリアなんて小さな子供だし、リアが作ったもの、って事、たぶんいちいち判らなくなっちゃうと思うけど…… でもでも、リアが作ったお菓子で、委員長さんが喜んでくれたらいいな】 見えた心に脳が感じた感慨が、心筋の奥の位置にズキリという痛みを与える。 菓子と書類を差し出す指先に思わず触れたのは、半ば無意識の事だった。 【て、手が当たっちゃったよ!】 そんな事でもいちいち動じる少女の心が愛らしかった。 幼い恋心に揺れる、月光のような金色の目をじっと覗き込む。 ――その心は、スタファン・ブルムダールに恋愛感情など抱いてはいない ――僕の事なんて見なくていい。君は、君を大切にしてくれる誰かを探せばいい。 ――君はただ、世話になった、尊敬の対象である霙氷と白菊の為にそれを作った。 彼の天分である精神操作の魔術で、少女の心を組み替える。 僕は両親の仇を捜してここに来た。いつかそれを見つけたら…… あの純粋な魂が、二度と再び戻らぬ相手を待つ寂しさを味わう事など、あってはならない。
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AHB/094 U 幼いぽっぽ/超平和バスターズ 男性 パートナー 無邪気なぽっぽ/超平和バスターズ 男性 レベル 2 攻撃力 2500 防御力 4500 【じんたんカッケ~なぁ!】《幼馴染》 【永】〔手札〕 このカードは自分のリングの《幼馴染》のパートナーとしても扱う。(このカードでリングのカードをパートナーブロックできる) 【うわぁ~!カッケェ~!!】《幼馴染》 【スパーク】【自】あなたのリタイヤが8枚以上なら、あなたは自分の手札の《幼馴染》を1枚まで選び、自分の控え室に置く。1枚以上置いたら、このカードをあなたの手札に戻してよい。 作品 『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 備考 2013年9月12日 今日のカードで公開 このカードをパートナーにしているカード 取得中です。 関連項目 取得中です。