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(※mono....書籍の題名ではありますが、世界で現在進行中のコロナ騒動、米大統領選挙の本質などからして、これは世界の近未来の姿になるのかも知れません。私個人としてはそんな社会は拒否したい。羊は囲われた柵内にいれば、狼や害獣に襲われることもなく偽幸福を味わっています。柵の管理者にとっては、必要なときに食肉にし、増え過ぎれば間引きするだけの家畜に過ぎません。) 監視社会 / 新世界秩序【NWO】 / ニューノーマル / グレートリセット ■ 幸福な監視国家 中国〔Amazon〕 / (※mono....★が四つ、五つとついているレビューが多い中、★一つ評があったので紹介する。) しゅう 5つ星のうち1.0 すいませんが、ゴミ箱直行便へどうぞ 2020年4月8日に日本でレビュー済み Amazonで購入 かなりの悪評になりますが、予めご了承ください。 友人のおすすめで購読しました。読み終えた感想は、「この本を読むと、著者の認知能力の低さに驚かされます」(はじめにの最初の文を借りて)。理由については第一章を考察対象として述べます。 1、事実誤認 20ページ、「アリババ、テンセントを始め、デジタル時代の新たなテクノロジーを開発し、それらを先んじて社会実装するのは圧倒的に民間企業です」 21ページ、「新たなテクノロジーの開発にとって情報の集中処理が重要ならば、そこで優位性を持つのは国有企業のはずですが、実際は全くそうではなっていません」 著者はどうやら、BATなどの企業は民間企業であるとの前提を立てているようです。これは大間違えです! いくつかの事実だけを挙げれば、結論は明白になるはずです。 ①、中国の民間企業でも党支部の設立が一般的。②最初に新型コロナの危険性に警鐘を鳴らした李文亮医師はWechatで発信した、それが手がかりになって12月末に中国警察に逮捕された。Wechatはいわゆる民間企業のテンセントが開発運営のアプリ。③いわゆる民間企業のBaiduの検索エンジンで天安門事件のような中国政府に都合の悪い情報は全く検索できない。④いわゆる民間企業のByteDance社はアメリカのtiktokユーザーに言論検閲を行なっている。⑤いわゆる民間企業のファーウェイは、竹の壁(Great Fire Wall)の構築に大きく貢献している。 2、中国を見る方法を間違っている 16~17ページ、著者は中国政府の公式文書を引用して、中国政府が社会信用の現状に焦燥感を覚えたため、ハイテクを駆使して社会信用システムを構築するのだ、市民を監視するためではないというふうに論じている。これも大間違えです。 中国人、とりわけ中国政府を見る際に、言葉より行動に注目すべきです。それは私が思う中国人との付き合い方の基本です。 実際に、人権弁護士、民主化運動家、ウイグル人、人権や市民権を訴える人たちは、様々なハイテクによって制圧されているのです!この事実を無視して中国政府の言い分を証拠に彼らの動機を分析することは、独裁者のプロパガンダに加担するのと同じです。 真の社会信用を構築するための必要条件は、法治と道徳と私は思います。皮肉なことに、過去にも現在にも近い将来にも、中国の法治と中国人の道徳が改善されることはありません。 3、無意味なデータばかりを引用する 21~22ページ、イプソス社の調査を引用。「調査対象の28か国の平均で、過半数の人々は自国は間違った方向に進んでいると感じている(58%)、その中で、自国の進んでいる方向性について最も自信をもているのは中国で、94%の調査対象者が正しいと…」 面白いことに、中国の宣伝工作者もこの手のデータを引用することが多いです。 1942年の日本やナチスドイツで似たような調査を行えば、9割以上人が正しい方向に向かっていると言うるだろうが。だから何か?何の意味がある? 他にもいろいろ理由があるが、省略させていただきます。 ひつとだけ著者に言いたいことは、幸福は一人一人の人間が自ら選択した結果であり、公権力に与えられた唯一の選択肢に従えて、感謝しながら手に入れるものではありません。 民主主義と権威主義との根本の違いは、個々の人間に選択肢があるかどうかにあるのです。 幸福はAIやビッグデータなんかの話ではありません。 最後に、著者が言うに、西側諸国のマスコミは中国に関しては、「間違いだらけの報道」ばかりして、ミスリーディングを招いているとか、「認知的不協和」に陥ているとか主張している。(13ページ) しかし、あなたこそ、現実と離れて認知的不調和なのではないか? この手の本は、論拠が間違っていれば、論点が正しくても読む価値はありません。 すいませんが、ゴミ箱直行便へどうぞ 中国人が監視国家でも「幸福」を感じられるワケ 『幸福な監視国家・中国』梶谷懐氏、高口康太氏インタビューhttps //t.co/2IJBvzCqvH 「言論の自由が保障されていないにもかかわらず、買い物の履歴やSNSの発言から情報を収集することで「民意」をくみ取り、それを政策に反映することが可能に」 — 山下ゆ (@yamashitayu) August 23, 2019 週末恒例のKindle本の紹介。今回は『幸福な監視国家・中国』です。今年最高の一冊でした。 https //t.co/6BSrGnsQ0h pic.twitter.com/s9ZV6AQkJ3 — 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) September 13, 2019 日本人が知らない監視社会のプラス面──『幸福な監視国家・中国』著者に聞く <中国の監視社会化に関するネガティブな報道が相次いでいるが、ミスリードだと梶谷懐と高口康太は言う。「幸福な監視国家」は「中国だけの話ではなく、私たちの未来」とは、一体どういう意味か>https //t.co/JRQeplvpMR — ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) August 24, 2019 .
https://w.atwiki.jp/hossokumirrorsite/pages/15.html
これはバックアップ版です 本wiki掲載版 http //www21.atwiki.jp/hossoku/pages/20.html 幸福な男 その日私は死の恐怖を味わった。 「大人しくしていないと、こいつで頭を撃ちぬくぞ」 英国語で話すガラの悪い男は私のこめかみに銃身を押し付ける。 リヴァプールの港でたちの悪いチンピラにからまれてしまった。 港の人気の無い所に連れ込まれ、銃を突きつけられては助けを呼ぼうにもどうしようもない。 「こいつけっこう金持っているわ、生意気だねえ」 銃を持った男とは別の人物、恐らくその男の愛人の女は私の財布を漁っている。 悔しいが、金で命が買えるならば安い物だ。 私はその財布の金で男たちが満足することを願った。 「あんた、ちょっとこれ見てみなよ」 女は私の財布から紙を二枚取り出す、私は横目でそれを見る。 ああ、なんてことだ!あれは、あれは!! 「ん、なんだそれチケットか?売れば金になるな」 「馬鹿ねあんた、これあのでっかい客船のチケットだよ、私乗ってみたかったのよ!」 あれは、私が苦労して手に入れた物だ。金は持っていっていい、それだけは、それだけは! 「ああ、しかもちょうど二枚あるじゃねえか。こいつぁ都合がいいぜ」 あれは愛する妻のために、普段迷惑をかけている妻のために買ったものだ。 私は仕事が忙しく、いつも妻に寂しい思いや辛い思いをさせてきた。だからその償いにと思い…。 ああ、神はなんて無慈悲なんだ。 この客船の話題を新聞で読んだ妻が「一度でいいから豪華な船に乗ってみたいわ」と言ったのだ。 普段妻は何も文句や我儘は言わない。そんな妻が乗りたいと言ったのだ。夫の私がそのために手を尽くすのは当たり前だろう。 愛する妻の願いを聞けぬ男のどこが夫だと言うのだ。 「えっと、出港日は……おい今日じゃねえか! それにもう時間だ」 そうだ、今日は私と妻の結婚記念日なのだ。 「あんた、早く行きましょうよ、間に合わないわよ」 そう言ってその二人はチケットと私の財布を持って場を離れようとする。 私はチケットを取り返すべく、男に掴みかかった。 銃声。 焦げた臭いと共に腹に激痛が走る。 「あんた、殺しはやばいよ。早く逃げましょう」 「やべえな、だが客船に乗り込んじまえばこっちのものだ。おいあんた、暴れた自分を恨めよ」 その言葉を最後に、足音は遠ざかって言った。 傷口はもはや痛みではなく、熱さを感じる。 目の前が暗くなり意識が遠のいていくのが解る。 私は死ぬのだろうか。 愛する妻を一人にして死んでいくのだろうか。 妻の願いを聞けぬまま…。 私は、私は。 次に目が覚めた時には目の前に白い天井が視界に写った。 生きている。 ここが天国でも地獄でもないのなら私は生きているのだろう。 「あなた、あなた目が覚めたのね!」 そう言って妻が私に抱きつき泣きじゃくっている。 撃たれた傷口が痛い、しかしそれも生きている証だ。 妻の話ではどうやら貫通したことが幸いして傷は大したことなく、私は数時間ほどで目が覚めたようだ。 それでも妻は心臓が潰れるほど心配したと言っていた。 私はそれを含め、今日のことを妻に詫びた。私も思わず泣いてしまった。 「いいんです、いいんです。船なんて貴方の命に比べたら…。それに貴方がいないなら船に乗る意味なんてありませんもの」 妻は涙を拭い、私にキスをした。 生きている実感。愛しい妻。私はきっと幸福なんだろう。 私が目を覚ましたと聞き、事情を聞きに刑事が病室に入ってきた。 私はかいつまんで事情を話し終えた。 「その強盗はもう船の中ですか、船長に連絡をして逮捕に協力してもらわないといけないな」 刑事は眉間にしわを寄せて質問を続ける。 「それでその船の名前はなんていうんですか?」 私は船の名前などうろ覚えで、回答に困っていると、横から妻が質問に答えた。 「タイタニック号ですよ、豪華客船の。もう出発してしまったでしょうね…」 (了)
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/525.html
幸福な夢 ◆r39666tJr2 涙が、いつまで経っても止まらなかった。 生理的なものなのか、感情が高ぶっているせいなのか、ミミにはっきりしたことは分からない。 そんなことより、ミミは左目をどうにかしたかった。 痛い。 でも、恐ろしさの方が何倍も強かった。すぐに体から異物を取り出したい。 そんな気持ちのせいで自然と足が早まる。街は遠い。 涙と片目しかないというハンデで、ミミの視界は最悪だった。 ふらふらと歩いていると、何時の間にか足下には緑しかない。ぼんやりしていて、道を外れてしまったようだった。 道路に戻ろう、と思うがひとつの考えに足が止まる。 ……道路は目立つ。また、さっきみたいな人に会ったらどうしよう。 ミミは今、誰よりも人を恐れていた。この島で最初に出会ったのが、酷い姿の死体と殺人者なのだから、無理もない。 ミミは考えて、少し脇道に逸れることにした。 森に入ると、木が自分を隠してくれているような気がして、少し安心する。 急ごう、とミミは目的地の方向だけを見つめた。 それが、ミミから足元の注意力を奪った。前へ前へ、と進む足が何か重い物体に、当たる。 (え―――?) まったく予想していなかった衝撃に、ミミは反応できない。体が大きく傾いた。 地面が近づくのを、ミミはスローモーションで眺めるしかない。 ただの小学生が、とっさに受け身なんてとれるはずがないのだ。衝撃を覚悟して、ミミは目を瞑る。 案の定、ミミは地面に頭から突っ込んだ。 気がつくと、私は真っ白な場所にいた。 あれ?私、どうしたんだろう。何してたんだっけ。 なんでひとりぼっちなんだろう。パルモン、ママ、パパ、みんな、どこ? 辺りを見回しても誰もいない。 「ミミちゃん」 突然、背後から声がして、私はゆっくりと振り返った。 (太一さん……?) 白い空間に、ぼんやりと人が浮かび上がる。 「ミミさん」 「ミミ君」 (光子郎君に丈先輩……?) 「無事でよかった」 なんでここに?という考えは、太一さんの言葉に遮られた。 太一さんが、私に向かって笑う。無事?と言葉の深い意味は分からなかったけど、私は頷く。 みんなも無事でよかった!と私の口は動くのだけど、いつまで経っても音にはならなかった。 なにかがおかしい。なにかを忘れているような気がする。 気持ち悪い! 「ミミさん、思い出してください。僕たちは、殺し合いを命じられてこの場所にいるんです」 殺し…合い?光子郎君の言葉がぐるぐると頭を掻き乱す。殺し合いなんて、そんな訳……。 否定したいのに、体の震えが止まらない。脳裏に浮かぶ光景は、その言葉を肯定している。 私は見た。殺されている少女を。殺した殺人者を。 思い出すだけで、震えが、涙が、恐怖が押し寄せてくる。 殺し合いは、本当に行われているんだ。 怖い。 怖い。 怖い! 死ぬかもしれない。殺されるかもしれない。 仲間が死ぬかもしれない。仲間が殺されるかもしれない。 「安心したまえ、ミミ君!」 (丈先輩……?) 俯いていた私は、その声に顔を上げる。太一さんも光子郎君も丈先輩も、笑顔で私を見ていた。 「俺たちはデジタルワールドを救ったんだ。この世界だって、救えるはずだ。殺し合いなんて、絶対止めてみせる!今はアグモン達はいないけど、みんなで力をあわせればあんな奴に負けるもんか!」 力強い言葉が、恐怖に染まった私の心に響く。デジタルワールドでは、みんなを引っ張ってくれた太一さん。 「太一さんの言うとおりです。僕は脱出方法を探します。きっとどこかに手がかりがあるはずですから」 いつだって、私たちを導いてくれる光子郎君。 「僕はみんなが、こんなことに乗らないように説得してみるよ。僕たち子供には、生きる権利が保障されている。こんなことは、やる必要はないんだ」 頼りない所もあるけど、私をいつも支えてくれた丈先輩。 仲間たちはみんな、このゲームに反抗しようとしていた。 (じゃあ、私は………?) 太一さんたちが、私の言葉を待っている。 私にはなにができるだろう。必死で、あんまり使わない頭を動かした。 ―――私は弱い。パルモンがいるならまだしも、今はひとり。優勝なんて無理に決まっている。人を殺すのも怖い。 だったら、どうすればみんなで元の世界に帰れる?考えてみる。 ……そう、答えは最初から分かってた。私をこんな場所に連れてきた、あいつを倒すしかない。 でも、私だけではあいつには勝てない。太一さんたちだって、アグモンたちがいなければただの子供に過ぎない。 答えは出てこない。 私は縋るように、仲間を見つめる。 こういう事は、デジタルワールドでもあった。その時は、みんなで意見を出し合って前に進んだ。 今はデジタルワールドの時よりも、過酷だ。 太一さんたちは、何も言ってくれない。私の事をただ見据えている。 (私が、考えなきゃいけないんだ。) 私はデジタルワールドでの出来事を思い出す。あいつを、デビモンだと考えてみた。 デビモンを倒した時……私は特に役にたっていない。デビモンは、エンジェモンとみんなで倒したっけ。 これじゃダメだ。 次にヴァンデモンを倒した時のことを考える。 あの時は……また、私何もしてない。 手下を倒したり、人質を助けたりはしたけど……私って、実は役にたってなかったのかな。 ちょっとくじけそうになるけど、私は思考を続ける。 ピエモンを倒した時、私は……。 (仲間を集めて、みんなを助けた!) ピエモンが最後の軍勢を差し向けてきた時、私と集めた仲間たちはこれを食い止め、太一さんたちはピエモンとの戦いに集中することができた。 ピエモンの時も私は、直接は何もしてないけど、今の状況では、これが一番出来そうだ。 倒し方は、太一さんたちと一緒に考えればいい! みんなで考えれば、良いアイデアが出てくることを私は知っている。 私の言葉が、聞こえたのかはわからないけど、太一さんは強く頷いてくれた。光子郎君も丈先輩も賛成してくれるように、笑顔を浮かべている。 (私は仲間を集める!そして、太一さん、光子郎君、丈先輩とみんなであいつを倒して、おうちに帰る!) そう決めると、随分体が軽くなった気がした。 怖い人もいるけど、それだけじゃないと信じたい。 自分たちとまったく違うデジモンとだって、分かり合うことができたんだから、人同士が分かり合えないはずがないんだから――― ミミが幸せな希望に満ちた夢を見ている頃、島全体に悪魔の声が響き渡った。 そこに呼ばれるのは、ミミの仲間たち三人の名前。 ミミは知らない。 夢の中で出会った仲間たちが、すでにこの世の人でない事を。 ……ミミの望みが決して、叶わない事を。 【D-2/森(C-2との境目辺り)/一日目・夜】 【太刀川ミミ@デジモンアドベンチャー】 [状態]気絶中(夢を見ている)頭に大きなタンコブ。左目損失(神楽の左目が入っています。長時間治療していません) 頬に軽度の弾痕。精神回復? [装備]塩酸の瓶 [道具]支給品一式、ポケモン図鑑@ポケットモンスター、ペンシルロケット×5@mother2 [参戦時期]無印終了後 [思考]太一さん、光子郎君、丈先輩、待っててね!私頑張る! 基本行動方針 みんなでおうちにかえる。 第一行動方針 目と頬の治療の為に街に向かいたい。もし駄目なら次は病院に向かう。 第二行動方針 協力してくれそうな仲間を探して、太一、光子郎、丈と合流。 第三行動方針 仲間(太一達優先)を殺してしまいそうな人は自分が倒す。 第四行動方針 銀髪の少女(グレーテル)にはもう会いたくない。 [備考]頭を強く打ったのと、精神的 肉体的疲労も重なって昼間から気絶中です。 距離感や遠近感に多少のズレが生じています。また、視力が微妙に低下しています。 ずっと気絶していたので、感覚にはまだ慣れていません。 第一次放送を聞き逃しました。 ≪188 破れた誓い、そして… 時系列順に読む 191 遥かなるワイミーズハウス(前編)≫ ≪188 破れた誓い、そして… 投下順に読む 190 リスキーダイス≫ ≪152 前に進もう≪175 第一回定時放送 ミミの登場SSを読む 198 プロパガンダも楽じゃない≫
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/510.html
マ「蒼星石お帰りなさい。」 蒼「あ、マスター今日は早かったんだ。分かってればちゃんともっと早くに帰ってたのに・・・。 今すぐお夕飯の支度するから待っててね。」 マ「手伝うよ。」 蒼「いいよ、お夕飯までゆっくり休んでいてよ。」 マ「いや、今日はぜひ手伝わせて欲しいんだ。」 蒼「そう?そこまで言うのなら、お願いしようかな。」 蒼「それじゃあ、いただこうか。」 マ「いただきます・・・。」 蒼「どうしたのマスター、なんか元気ないよ?」 マ「大丈夫だよ、それより今日もジュン君のお宅に行ってきたの?」 蒼「うん、そうだよ。早めに帰ろうとは思ったんだけど翠星石が・・・」 マ「二人は仲良しの双子だからね。それに・・・他の姉妹たちもいるもんね。」 蒼「うん、ああやって姉妹で仲良くしていられるのは幸せだと思う。」 マ「ところでさ、蒼星石・・・」 蒼「何?」 しばらくためらった後、今日の本題に入る。 マ「僕と契約していて幸せ?」 蒼「え?もちろんだよ。」 マ「でも、ジュン君・・・負担が大きいならお姉さんのノリちゃんと契約した方が良いんじゃないの? そうすれば、翠星石とも、他の姉妹とももっと一緒にいられる・・・。」 以前、蒼星石がたびたびお邪魔しているお礼に桜田家へ挨拶に赴いたことがある。 その時、本来は翠星石と蒼星石がマスターを共にするということも、 今回のように別々のマスターを持つようになったのが成り行きであるということも聞いた。 他のドールたちといる時の様子はほとんど知らないが、時たま翠星石が来た時の様子から推察はできる ・・・きっと、その方が蒼星石にとって幸福なんだ。 蒼「・・・ふうん、確かに。でもそれでマスターは平気なの?」 マ「多分、平気だと思うよ。元の状態に戻るだけだもの。」 そう、束の間の楽しい夢を見ていただけ。元の寂しい状態に戻っても、それが本来なんだ。 お互いに本来の状態に戻る、それでいいんだ。 蒼「そっか・・・。分かったよ、マスター。」 マ「うん、今まで本当にありがとう。いろいろと助かったし、・・とても・・楽しかったよ。」 蒼「一体何を言っているのかなあ、マスター?」 蒼星石がいたずらっぽい笑みを浮かべる。 マ「え、だって今分かったって?」 蒼「分かったのは、やはりあなたと僕は似ているんだって事と・・・、 そういう人には僕がずっとそばについていてあげないと駄目だってことだよ。」 マ「え、ずっとって・・?」 蒼「僕がいたら迷惑なのかな?」 マ「そんなことない!本当は・・・ずっとずっと自分のそばにいて欲しかった、片時だって離れたくなかった。」 蒼「うふふ、やっぱりそうだったんだね。」 マ「こりゃまいったね、何でもお見通しか。」 蒼「だって・・・」 マ「だって?」 蒼(だって、あなたと僕は本当に良く似ているんだもの・・・。)
https://w.atwiki.jp/hossoku/pages/20.html
幸福な男 その日私は死の恐怖を味わった。 「大人しくしていないと、こいつで頭を撃ちぬくぞ」 英国語で話すガラの悪い男は私のこめかみに銃身を押し付ける。 リヴァプールの港でたちの悪いチンピラにからまれてしまった。 港の人気の無い所に連れ込まれ、銃を突きつけられては助けを呼ぼうにもどうしようもない。 「こいつけっこう金持っているわ、生意気だねえ」 銃を持った男とは別の人物、恐らくその男の愛人の女は私の財布を漁っている。 悔しいが、金で命が買えるならば安い物だ。 私はその財布の金で男たちが満足することを願った。 「あんた、ちょっとこれ見てみなよ」 女は私の財布から紙を二枚取り出す、私は横目でそれを見る。 ああ、なんてことだ!あれは、あれは!! 「ん、なんだそれチケットか?売れば金になるな」 「馬鹿ねあんた、これあのでっかい客船のチケットだよ、私乗ってみたかったのよ!」 あれは、私が苦労して手に入れた物だ。金は持っていっていい、それだけは、それだけは! 「ああ、しかもちょうど二枚あるじゃねえか。こいつぁ都合がいいぜ」 あれは愛する妻のために、普段迷惑をかけている妻のために買ったものだ。 私は仕事が忙しく、いつも妻に寂しい思いや辛い思いをさせてきた。だからその償いにと思い…。 ああ、神はなんて無慈悲なんだ。 この客船の話題を新聞で読んだ妻が「一度でいいから豪華な船に乗ってみたいわ」と言ったのだ。 普段妻は何も文句や我儘は言わない。そんな妻が乗りたいと言ったのだ。夫の私がそのために手を尽くすのは当たり前だろう。 愛する妻の願いを聞けぬ男のどこが夫だと言うのだ。 「えっと、出港日は……おい今日じゃねえか! それにもう時間だ」 そうだ、今日は私と妻の結婚記念日なのだ。 「あんた、早く行きましょうよ、間に合わないわよ」 そう言ってその二人はチケットと私の財布を持って場を離れようとする。 私はチケットを取り返すべく、男に掴みかかった。 銃声。 焦げた臭いと共に腹に激痛が走る。 「あんた、殺しはやばいよ。早く逃げましょう」 「やべえな、だが客船に乗り込んじまえばこっちのものだ。おいあんた、暴れた自分を恨めよ」 その言葉を最後に、足音は遠ざかって言った。 傷口はもはや痛みではなく、熱さを感じる。 目の前が暗くなり意識が遠のいていくのが解る。 私は死ぬのだろうか。 愛する妻を一人にして死んでいくのだろうか。 妻の願いを聞けぬまま…。 私は、私は。 次に目が覚めた時には目の前に白い天井が視界に写った。 生きている。 ここが天国でも地獄でもないのなら私は生きているのだろう。 「あなた、あなた目が覚めたのね!」 そう言って妻が私に抱きつき泣きじゃくっている。 撃たれた傷口が痛い、しかしそれも生きている証だ。 妻の話ではどうやら貫通したことが幸いして傷は大したことなく、私は数時間ほどで目が覚めたようだ。 それでも妻は心臓が潰れるほど心配したと言っていた。 私はそれを含め、今日のことを妻に詫びた。私も思わず泣いてしまった。 「いいんです、いいんです。船なんて貴方の命に比べたら…。それに貴方がいないなら船に乗る意味なんてありませんもの」 妻は涙を拭い、私にキスをした。 生きている実感。愛しい妻。私はきっと幸福なんだろう。 私が目を覚ましたと聞き、事情を聞きに刑事が病室に入ってきた。 私はかいつまんで事情を話し終えた。 「その強盗はもう船の中ですか、船長に連絡をして逮捕に協力してもらわないといけないな」 刑事は眉間にしわを寄せて質問を続ける。 「それでその船の名前はなんていうんですか?」 私は船の名前などうろ覚えで、回答に困っていると、横から妻が質問に答えた。 「タイタニック号ですよ、豪華客船の。もう出発してしまったでしょうね…」 (了)
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短い逢瀬の間にできる事は限られている。 散歩、会話、食事、お酒を飲む、手をつなぐ、キス、セックス。 そんなところだ。 忙しい航は遠出が出来ない。百も承知だ。 普段からそっけないデートを繰り返している。 昼間だったら、公園で航がスケッチをしている隣で夏世が本を読む。 夜だったら、食事へ行って、時間とお互いの気持ちの都合が付けば航が夏世の部屋へ尋ねてくる。 そんなものだ。 退屈と思わなくもないが、特に不満もない。 今日は映画をレンタルして見よう、と言ったのはどっちの提案だったか。 そういう日だったのだ。 * 毎日のように顔を合わせてはいるものの、二人っきりになるのは久しぶりだった。 本当は映画よりキスがしたかったのだ。 言い出せなくて航の袖をぎゅっと握って上目遣いに見つめてみた。 「……なに、かな?」 「…………」 「う~ん」 困ったような航の声音が好きだ。 少なくともその瞬間は、自分のことだけを考えてくれている。 女性独特の歪んだ感覚だろう。 自覚はある。 でも、全部認めてくれると安心しきっているから、そういうこともするのだ。 その証拠に、航はたっぷりと悩んだ末、軽く夏世を抱き締めた。 「はい」 ぽんぽん、と背中をあやすように軽く叩かれ、航の身体が離れる。 それはそれでいいものだったが、違うのに、と頬を膨らませたのも事実だ。 「これ、見ないと」 DVDを軽く持ち上げて、航は微笑む。 多少迷った挙句、夏世は頷いた。 少し、欲求不満なのだ。 本当に少しだけだ。 * 映画は何てことない歴史ロマンものだった。 昔々のどこかの国で、男が戦いの中で女と出会って恋に落ちて、どうのこうのと言うものだ。 昔から歴史は苦手だった。特に世界史は。 カタカナの人名が覚えられないのだ。 あと外国人の顔も覚えられない。 それ以前に隣の航に触れたくて触れて欲しくて、そもそも映画どころではないのだ。 ストーリーがサッパリ判らなくなってきたところで、タイミング悪くラブシーンが始まる。 何とか顔が判る主役のイケメンが、ヒロインを熱っぽく見つめる。 思わず自分を重ね合わせた。 こんなにも熱っぽく航に見つめられた事があっただろうか。 過去にはあったかもしれないけど、最近はない。 これは確定。 ヒロインは射抜かれて身動きも取れず瞳を潤ませている。 確かこの女には意に沿わぬ婚約者がいたはずだ。 そこに嫁がないと戦争が起こるハズ。 いくら目の前の男がイケメンでも一緒に逃げるわけにはいかない悲恋なのだ。 だからこそ盛り上がるのだろう。 どちらかが「一夜の想い出」とか言い出して、ゆっくり、ゆっくりとくちびるを重ねる。 一度触れ合ってしまえば早かった。 情熱的に、見ているほうが恥ずかしくなるほど野性的に口づけを交わした。 一度くちびるを離して、再び見つめ合う。 その後にまた長い長い口付けが続いた。 最近、こんなエロいキスをしただろうか。 首をひねる。覚えがない。 これも確定。 「……いいなぁ」 思わず口走る。 我に返って声が漏れた事実に驚愕した。 胸のうちで呟いたはずだったのに、確かに声が漏れていた。 隣の航の顔が見れない。 欲求不満がばれてしまう。 なんでもない、と呟くより前に目の前が陰った。 航のくちびるが盗むようにふわりと触れた。 一瞬の出来事だった。 驚いて航を見れば、彼はもう知らん顔で画面を見入ってる。 もしかして、今のは自分の妄想だったのかもしれない。 そう思い直して、自分もラブシーンに向き直る。 ベッドに入って裸が映って、鳥が鳴いて場面が代わるのだろうとの予測は見事に裏切られた。 ヒロインの服をそっと脱がしてベッドに押し倒し、長い長い愛撫も丁寧に描写し、体位を代えて2度果てて。 またねっとりとしたキスを交わして、まだ足りないとばかりに上下を入れ替える。 歴史ロマンにこんな長いラブシーンが必要なのか。 見ていられない。 もう我慢が出来ない。 身体をずいと引きずって、テレビと航の間に割り込んだ。 珍しく航が驚いたような顔をしている。 その首に両腕を回して、くちびるを押し付けた。 ついばむようなキスを繰り返し、航の両手が腰に回されて安堵した。 何度目かにくちびるが離れて、じっと見つめ合う。 「……あとに、しません?」 精一杯の誘い文句だ。 穏やかに航が微笑んだ。 「後に、しますか」 同時に笑って、もう一度くちびるをぶつけ合う。 さっきの映画のような、情熱的で野性っぽいキス。 うっとりと思考が溶ける。 自分には決められた婚約者もいないし、悲恋でも禁断でもなくて平凡だけど、いつでも恋人と触れ合う事が出来る。 それはこの上ない幸福だ。 洋服の裾から航の手が差し込まれる。腰を、背中を優しく撫でる。 口付けが頬に落ちて、耳を舐る。 「……ん、ぅんっ……!」 声が漏れた。 信じられないほど身体が熱くなる。 こんなにも気持ちいい事を、どうして五年間も忘れていられたのだろう。 最近はそれが不思議でならない。 航の愛撫はまるで麻薬のように、甘く狡く夏世を支配する。 ふとつけっぱなしの電気やテレビが気になって、吐息混じりに航に尋ねた。 「あの、ベッドに……」 航は相変わらずの笑顔でテレビとプレイヤーの電源だけ落として、 「脱いでからね」 と耳元で囁き、すっかり慣れた手つきで下着のホックを外す。 どこで脱いだって同じだと思うのに、妙な迫力に押されて抵抗が出来なかった。 たまに航はこういう目をする。 そのたびに少しだけ身のすくむ思いをして、結局はいつも航の言う通りにしてしまうのだ。 丁寧に全裸に剥かれてからベッドに移動した。 何度も身体を重ねたのに、いつまでたっても裸を見られるのには慣れられない。 気恥ずかしさに、手繰り寄せたブランケットを上手に奪われて、ついでにくちびるも奪われた。 豊かな乳房を左右順繰りに揉みしだき、先端に吸い付かれてビクリと身体が震えた。 急にその様が愛しくなって、後頭部をゆっくり撫でる。 航が、くちびるを離さないままきょとんとした顔で夏世を見つめた。 ぎゅっと頭を掻き抱く。 「なんか、赤ちゃんみたい」 くすりとこぼした笑みに、航が表情を変えた。 「あっ、んん!! やっ!」 急にきつく吸われて、大きな声が漏れる。 ついでに下肢の敏感な部分を指の腹でぐいと押され、腰が引けた。 「……夏世」 熱っぽく名前を呼ばれ、潤んだ瞳を向ければまたくちびるを塞がれる。 キスは大好きだ。 触れ合って、追い詰められても、くちびるが触れると何もかもを投げ出していい気になる。 もっとしてほしくて、離れてしまった航のくちびるをそっと撫でる。 その指を、ぱくりと咥えられた。 人差し指を、ゆっくり、ねっとりと舐めあげられ、くすぐったいような奇妙な悪寒がぞわぞわと背を這い上がる。 「……んっ、な、に?」 航はこちらを一瞥して、その舌を中指に移す。 今度は第二関節辺りを甘く噛まれて、指の先に生暖かい航の舌が触れて、くちゅと湿った水音が響いて恥ずかしくなって、軽く瞼を伏せた航の顔が言いようもなく色っぽくて、泣きそうに切くなる。 「っも、やっ……!」 耐えられなくなって、強引に手を引き抜き庇うように胸に抱いて、身を捩って航から逃げるようなそぶりを見せた。 そのまま、肩を押されて顔を枕に埋める。 あらわになった背中に、航のくちびるが落ちる。 ちゅっと音を立てて肩甲骨の辺りを吸われ、背骨の上を舐め上げられてまた腰が甘くしびれた。 「んっ、んんっ」 枕に押し付けたくちびるから、絶えず声が漏れた。 恥ずかしい。 でも、身体が熱くて抑えられない。 航の暖かい両手が腰を掴んで持ち上げた。 突き出すような格好にまた身を捩って逃げようとしたところで、航の器用な手が、下肢に這ってそっと肉芽を摘んだ。 「あぁ!! ん、……ああんっ」 膝ががくがくと震えて、足を閉じたくても言う事を聞かない。 空いた方の手が、ベッドと胸の隙間に入り込んでごそごそと動き回る。 「待って、これ……!」 急に思い立って声を上げる。 なんか、デジャブを感じる。 こんな事が前にもあった気がするけど、体験するのは始めてのはず。 どこで覚えてきたんですか、と聞きたい衝動を抑えたところで、首を吸われた。 熱に浮いた頭で必死に記憶をたどる。 ついこの間、ごく最近のはず。 でも最後に航と身体を重ねたのは少し前のはず。 航が肩に吸い付いたところで、結論にたどり着いた。 さっきの映画だ。 耐え切れなくなった長い長いラブシーン。 そのヒロインと同じ格好を、現在している。 同じ場所を吸われている。 「あっ、いや、まっ……て、まって!」 「せっかく参考資料を見たんだから、活かさないと」 しれっと答えて、秘部に指を埋める。 「んん、ウソっこんなのなか……っ、んあぁ!」 器用に肉芽をきつく擦りあげられ、悲鳴をあげた。 「ああぁっ!」 身体がびくりとこわばって、すぐにぐったりと力が抜けて倒れこんだ。 たったこれだけの刺激で達してしまった。 欲求不満はかなり深刻だったようだ。 ふぅと長い息を一つ吐いて荒い呼吸を整えると、身体を仰向けにされて航に顔を覗き込まれた。 耳元で、小さく囁かれる。 「……もう、いい?」 目を伏せて、小さく頷く。 彼も嬉しそうに、頷いた。 航が後ろを向いて準備をしているスキに、ブランケットをたぐりよせて身体を隠した。 いつもながらこの待ち時間が手持ちぶさただ。 だからって勢いのままってのは絶対嫌だ。 そういえば昔の人は避妊はどうしていたんだろう? 例えばさっきの映画の二人は? これで子供が出来てたらどうなっちゃうんだろう? その辺はファンタジーってことで解決なのかな? ――航さんにどう思うか聞いてみたいけど、今ってそういうシチュエーションじゃないよね? 悶々と思い悩む間に、準備は終わったらしい。 振り向いた航にそっと額を撫でられた。 「これは、何かな?」 ブランケットを指さして、にっこり笑う。 「えっと、恥ずかしいから……」 恥ずかしい、と言うといつも航は面白くなさそうに口を歪める。 今日もその口をしながらふぅんと気のない返事をして、乱暴にブランケットを奪われた。 夏世の白い足の膝裏をぐいと掴むと、先端を秘部にあてがう。 この瞬間、いつも最高にドキドキする。 恥ずかしさと期待が入り混じって、パニックと表現できそうなほどの緊張だ。 ぬるり、と彼自身が埋め込まれる。 「……あ、ぁんっ……」 堪えきれなくて漏れた声が、夏世をさらに羞恥に追い込む。 思わず口に当てた手を、航が優しくどけて口付ける。 自分ばっかり熱に浮かされて、妙に冷静に見える航が今は少しだけ憎らしい。 だけどそんなこと、すぐに快楽の向こうへ消えてしまった。 律動にあわせて、甘い声と淫靡な水音とがとめどなく漏れる。ついでにベッドの軋む音も。 興奮が増していく。 首にしがみついて、身体を密着させる。 角度が変わり、違う刺激に腰がくねった。 「……も、いい?」 上ずった航の声。少し甘い。 自分だけではない、とやっと安心する。 「……う、ん……っ、ああっ!」 息も絶え絶えの返事と同時に突き上げるスピードが上がる。 また甘い悲鳴を漏らして、このまま溶けて一つになれたらいいのに、なんて思った。 * 「あのね、さっき考えてたんですけど」 「うん?」 「昔の人って、その、ひ、避妊とかってどうしてたのかなぁ? 例えばさっきの映画ぐらいの時代だとどうなるんだろう? ゴム自体が生まれてないですよね?」 「……まぁ、その、色々とあったんじゃないかな?」 「色々って?」 「あーえーと、豚の腸とか、木の粉とか、濡らした紙を……とか。 避妊自体を違法とする時代もあったみたいだし」 「へー……って、なんでそんなこと知ってるんですか?」 「時代考証って大事だからね。うちに資料ありますよ、読む?」 「でも少女漫画だからそこいらないですよね?」 「…………。……ところで、それ、いつ考えてたの?」 「えっ、えーと」 「察するに、僕がそれを取り出した頃だと思うんだけど、余裕だね?」 酷いな、と航が背を向ける。 慌てて腕を掴んで抱き込んだ。 「ち、違うんです! あの、なんていうか、あの妙な間? が恥ずかしくって、 よそ事考えてないと耐えられなくって……!」 「うーん、まぁ気持ちは判るけど……」 「全然、余裕とかじゃなくって、あの、えーっと、」 「じゃあ余裕なくなるまで頑張らせてもらおうかな」 「え!?」 「せっかくお誘いいただいてるし」 「は!?」 抱き込んだ航の手の先がふにふにと動く。 慌てて手放したけれど、時はすでに遅く。 くるりと身体を反転させた航に組み敷かれ、くちびるを奪われた。 敏感な先端を弾かれて、スイッチが入る。 「……ん、ぁ!」 「ほら、映画どおりにするんだったらあと2回だっけ?」 「む、無理! ほら、時間ないし!」 「あんな物欲しげな顔してた人が1回で満足するとは思えないけどな」 「……物欲しげな顔、してました?」 「よだれ垂れそうな位」 「嘘!?」 「ほんと。ちょっと大げさだけどね」 ぷぅとむくれた隙に、耳にくちびるが落ちてぺろりと舐められる。 観念した方が早いかも、と思うと同時に、奥から熱が沸いてきて少し切ない気分になった。 早くこれを満たして欲しくて、航の首に腕を回す。 聞きたいことはいくつかあった。 例えば、映画を真剣に見ていたはずの航が、どうして夏世が物欲しげだったと言うのか。 映画と同じにするなら、あのイケメンと同じぐらい歯の浮くような愛の言葉と褒め言葉を囁いてくれないと、とか。 誤魔化された「少女漫画に必要なさそうな知識」について、とか。 自分は航に触れたくてたまらなかったけど、じゃああなたはどうだったの、とか。 だけどこの熱の前ではどうでもいい。 とても幸せだと思う。 いつに抱き合う時も、こうして幸福な気持ちになれたらいい。 幸福な退屈に、願うのはそれだけだ。 ++ずっとつづきますように++ 070226
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はんとうめいなしょうねん【登録タグ は フミ 初音ミク 曲】 作詞:フミ 作曲:フミ 編曲:フミ 唄:初音ミク 曲紹介 いなくなって消えてしまえればどんなに楽か考えて悩んで、でも何も変えられないそんな少年の唄です。 フミ氏の六作目。 ギターも聴きどころ。 歌詞 (piaproより転載) 嘘っぽく笑う僕 いつも怪訝そうな顔をしてた 君になりたい、そう思っていた 僕はどうも上手く生きれないらしい あぁ繰り返す無情な 問答や景色に 嫌気がさしてきたんだ どうせここに いてもいなくても 変わらないような 曖昧な僕は 不甲斐なくて笑っちゃうよな 不幸な演者気取りの 半透明な少年は いつになったら幸せになれるかな 色んなものを望みすぎて 今ある幸せを見失なって 馬鹿げているよな そんな事わかっていた つもりでいた いなくなって しまいたいんだ 曖昧な僕は 誰にも見えなければいいな でもどこか心の何処かで 思っていたんだ分かってよ 僕を認識して欲しい 消えないでいるから あぁ僕は何時までも 透明にはなれないだろうな わかっていたんだけれど なんでかな涙が出て可笑しいよ コメント 名前 コメント
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大見出し 中見出し 大見出し リンク名? リンク名? リンク名? リンク名? リンク名? リンク名? リンク名? リンク名? 名前 コメント 現在、paint_bbsプラグインはご利用いただけません。 佐和子 主人公の女の子。 "変わった家族"の中では現実的で、父さんが父さんを辞めると宣言した時にも心配した(直はすんなりと合意した)。 「幸福な食卓」は佐和子による一人称話法で綴られている。 どちらかというと落ち込みやすい性格で、兄の直と違って立ち直るのに時間がかかる。 「みんなざわざわ言いながら、私の方を見た。私も驚いたけど、みんなも驚いた。どう見ても、そんな器じゃないからだ。」(122頁) 上の引用文は、佐和子が学級委員に選ばれた時のものである。 周囲も驚いたことから、比較的地味でリーダー的存在の女子ではないということがわかる。 映画「幸福な食卓」(2007年公開予定)の佐和子役、北乃きい(15)。 父さん(弘さん) 佐和子の父だが、"父さんを辞めた"。 「今日からは父さんじゃなく、弘さんとでも呼んでくれたらいいよ」(10頁)とあるが、佐和子は「父さん」と呼ぶことが多い。 1ページ目以前に自殺未遂をしており、それが家庭崩壊のきっかけとなった(母さんの家出の理由でもある)。 父さんを辞めたにもかかわらず「だめだ。やっぱり」(12頁)と言って娘の見送りに起きてくるあたりはごく普通の父親だ。 もともとは中学校の教師だったが、仕事を辞めて大学へ行こうとした。 しかし失敗してしまった弘さんは、その後予備校で働くのであった。 母さん 佐和子の母。 弘さんの自殺未遂後、精神崩壊しカウンセリングなどを受ける。 しかし、しばらく経つと耐えられずに家出した。 家出をした後も、頻繁に家に戻ってきて晩御飯を作るが、自分は食べていかない。 また、家出後も佐和子とは以前ように親しく、相談相手になることも多い。 佐和子に手料理を食べさせたり、裁縫を教えたりする場面がいくつかある。 こちらも性格面はごく普通なよき母親である。 母さん役の石田ゆり子(36)。 直 佐和子の兄。 さっぱりとした性格で、妹想い。 「直ちゃんは自分の中でさっさと物事を片付けてしまえる能力を持っている」(42頁)と書いてあるとおり、立ち直るのが非常に早い。 幼い頃から天才児と評判だったが、大学に行かずに農業団体「青葉の会」に就職した。 いつもギターを弾いており、「リクエストは?」(20頁)と佐和子に何度か聞く。 しかし、いい加減に曲を弾いているせいか全く上達しないらしい。 「真剣さえ捨てることができたら、困難は軽減できる」(104頁)という父さんの遺書の一部を信じているせいでしょっちゅう失恋するが、上記のとおりすぐに立ち直る。 直役の平岡祐太(21)。 小林ヨシコ 直の彼女。 初来宅の時にサラダ油を大量に持ってくる、少し珍しい人物。 「何もかもが下品なくらいに派手」(74頁)と称される。 その後、浮気現場を佐和子に目撃されるが、少しも悪びれずに彼氏が複数いることを認める。 案外優しい一面もあり、落ち込んでいる佐和子をトンチンカンな方法で慰めようとする(勝手に喋った挙句に手製のシュークリームを12個手渡す)。 小林ヨシコ役のさくら(22)。 大浦勉学 佐和子の彼氏。 塾の初日、「俺、お前に勝負を挑むから」(70頁)と佐和子にライバル宣言をする。 その後佐和子と仲良くなり、二人でレベルの高い西高を目指し、見事合格、付き合うことになる。 非常に口下手な部分があり、よくいえば明快悪くいえば単純な人物だ。 クリスマスが近づくと、佐和子にマフラーをプレゼントするために、金欠でもないのにアルバイトを始める。 「やめろよ。照れるじゃないか」(123頁) (直が)「画期的な野菜を生み出すとか?」(123頁) 上のような、いわゆる"天然"とも思える発言が随所に見られる。 佐和子の恋人役、勝地涼(19)。
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元気な少年 リン J02-003/N カード名:《元気な少年 リン》(ゲンキナショウネン リン) キャラ名:「リン」(リン) LPリミット:0% キャラクターシンボル:クラブ 属性:ソリド END:- 「残念でしたー、ついてまーす」
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幸福な日! イベントのタスクをすべて終わらせて、追加の賞品を獲得しましょう! 報酬への期待 入り江の巨像を建造しましょう漁師の柵を建てましょう 思慮深いお別れの言葉 入り江の巨像をレベル2にアップグレードしましょう漁師の柵をたてましょう 大漁! 入り江の巨像をレベル3にアップグレードしましょう漁師の柵を建てましょう ミズナキドリ 入り江の巨像をレベル4にアップグレードしましょう漁師の柵を建てましょう 不安な仕事 どこかの釣り場で銛、漁網、釣り竿、またはリール付き釣り竿を選んで、急流で金の魚を捕まえましょう。 待望の賞品 入り江の巨像をレベル5にアップグレードしましょう漁師の柵を建てましょう 釣りの腕前 どこかの釣り場で銛、漁網、釣り竿、またはリール付き釣り竿を選んで、急流で金の魚を捕まえましょう。 ??? ???