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幸福(こうふく、英 Happiness)とは、 心が満ち足りていること[1][2]。幸せとも。幸福についての考察や、 幸福であるためにはどのような生き方をすべきであるか、 その方法論を提示した文章・書物は、「幸福論」(Eudaemonics)と 呼ばれている。幸福を倫理の最高目的と考え、行為の基準を幸福に おく説を幸福主義という。古典的にはアリストテレスが典型であり、 近代哲学では功利主義がその典型である。ストア派は、 宇宙全体を貫くロゴスとの合一に幸福の理想が求められ[3]、 理性に従い欲望を制御してどんなことがあっても動じない状態、 即ちアパテイアが幸福であるとした。
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130 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 22 54 42 ID d+4Ox0D2 本当魔女がいないときは静かですね さて、次の魔女が来るまで自分が過去に出題した問題のEP2で 退屈しのぎでもいかがですか? 131 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 22 57 09 ID d+4Ox0D2 ベルンのゲーム盤 幸せの国へEP2 とある町に少女とその両親が暮らしていました。家はとても貧乏でした。 それなのに父親は仕事もせず母親とはいつも喧嘩ばかり。 少女は信じていました。いつか自分を幸せの国へ導いてくれる魔法使いが現れることを。 そしてそのときが遂に訪れたのです。それは春めいてきた3月末の深夜のことでした。 ドアに鍵がかかっていたにも拘らず、家族3人が眠っていた質素な寝室に可愛らしい魔女が 淡い光と共に舞い降りたのです。 目を覚ました両親はその現実離れした光景に放心して立ち尽くしていましたが、少女は自分が 思い描いていた通りの魔女の出現に心から喜び魔女に抱きつきました。 「あなたが私を信じてくれたから、私はここに顕現できたわ! お礼にこの私があなたの望みを 叶えてあげる!」 そう言うと魔女は両手を掲げると空中に2本の杭を出現させ、 「ベアトの家具だけどちょっと借りるわよ! それっ!」 「うわぁぁぁん! お腹すいたぁぁぁっ!!」 「ちょっと! ちゃんと仕事しなさいよ!!」 二つの杭は室内を縦横無尽に跳ね回ると少女の両親の心臓を背後から正確に貫きました。 「あっけなぁい…」 魔女はつまらなさそうに呟く。 「ああそうだ。あなたの幸せの記憶にはこいつらの顔は必要ないわね。だから、私が消してあげる」 魔女は手のひらから光を放つと、両親の顔をズタズタに引き裂き醜い肉の塊に変えてしまいました。 「いままであなたを苛めてきた罰よ。さ、これであなたを縛る邪魔者はいなくなったわね。 それじゃあ、あなたを幸せの国へと連れて行ってあげる」 魔女は少女の身体を優しく抱きしめると、淡い光を放って少女の魂だけを幸せの国へと導いていきました。 少女は魔女に連れられて、何の苦しみも悲しみもない優しい幸せの国へと旅立っていきました。 132 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 22 58 18 ID d+4Ox0D2 現場検証 1982年、3月27日、午前10時頃、金の取立てに来た男性から警察に通報があった。 在宅か不在かを確認をする為に様子を窺っていると、窓の鍵こそ閉まっていたが、カーテンが 開いていたので中のを覗き込んでみたら、一家3人が死んでいるという言うのだ。 被害者はこの家に暮らしていた一家3名。父、母、そして少女である。 父、母は共に背中から鋭利な刃物で一突きされたような刺し傷があり、死因は心臓を貫かれたことによる 出血性ショック死。それだけならまだしも、2人とも死亡後に斧のようなものを顔面に何回も振り下ろされ、 顔が原形をとどめていなかった。 そしてもう一人の被害者である少女もまた心臓を一突きされていたが、両親のように顔面を破壊されてはおらず 安らかな顔で亡くなっていたという。 家の鍵は全て施錠されており、窓なども警察が調べるまで割られてはいなかった。 唯一の出入り口である扉の鍵は扉のすぐ横にあるダイヤル式の箱の中に仕舞われていた。 不思議なことに…室内から凶器となった刃物の類が見つからなかったのだ。 そして、不思議なのはそれだけではない。 警察が家の中を調べていたとき、少女のものと思われる一枚の絵が見つかった。 両親の死体に杭のような物を突き刺し、顔を粉砕するピンク色の魔女の姿。それはこの家を真上から見た位置から 書かれており、正確なこの事件の見取り図とも言える絵であったのだ。 まるでこの事件の事を予知したかのような、不思議で不気味な絵は好事家の間で話題になり、魔女伝説のひとつに 加えられ今日まで語り継がれている。 ベルン「…………何か不思議そうな顔をしているわね。くすくすくすくす」 ラムダ「ちょ、ちょっとベルン!? 問題間違えてない!? これ私が前にボロボロにされたやつじゃない!」 ベルン「そう、前回のラムダデルタがカラフルハリネズミされた「幸せの国へ」の出題文そのままね。 でも…【今回のゲーム盤は前回のゲーム盤とは似て非なるもの】 私が探し出してきた歪なカケラよ」 ラムダ「でも、わざわざカケラを拾ってきたって事は…もしかして……… きゃああああああああああああっ!! 今回はベルンが相手をしてくれるのね!! ベルン、もう離さないわ。【ベルンは永遠にこのゲームには勝…】てない ベルン「……………………」 ラムダ「ちょ、ちょっと黒い笑みを浮かべないでよ。ほんの冗談よ、冗談」 ベルン「…………というわけで、今回は私が皆の相手をするわ。ではまず挨拶代わりに赤を送るわ。 【死亡した3人とは父、母、少女の3人である】 【この家の出入り口は玄関の扉1箇所のみ。勝手口などはない。窓は4つある。それら全てが内側から施錠されている】 【母親は事件当日、眠りにつく前にダイヤル箱に鍵を入れ、ダイヤルを動かし施錠した。さらに玄関扉の鍵を内側から施錠した】 【ダイヤル箱の暗証番号は奇跡が起きても番号を知らない者は絶対にわからない】 【入り口の鍵の入ったダイヤルの箱の暗証番号を知っているのは一家の人間3人のみ】 【3人が死亡したのは鍵がかかっている室内である】 133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 06 34 ID Q76+/PqP ベルン様が来ました! 幸せの国へEP2……出題文そのままですが似て非なるもの……とは? まずは復唱要求ですね 「父、母、少女は他殺である」 「少女は父と母の実の子供である」 134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 07 06 ID nJqdiQ83 魔女だ、魔女が来てくれたよw 前の盤の時はダイヤル箱が外にあったんだよな 今回はどうだろ 復唱要求 「ダイヤル箱は家の外にあった」 135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 11 54 ID Q76+/PqP 屁理屈推理合戦スレに来たのがつい最近なので この幸せの国へEP1は参加しなかったんですよね。 過去ログを見たのですがなかなか手ごわい盤でした。 さて、今回の真相は……? 136 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 12 31 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 133 …前の盤を覚えていてくれたのね。 【父、母、少女は他殺である】 【少女は父と母の実の子供である】 …もうこれで前の盤とは似て非なるものとなったわね . 134 残念だけど、その復唱は拒否させてもらうわ 137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 16 21 ID Wn2Hkbv7 刃物が消失する場合のセオリーから潰しにいこうか 『凶器はドライアイスや氷を刃物や斧型、もしくは鋭利に整形したもので 事件後X時間をかけて昇華、もしくは溶けて蒸発したため発見できなかった。』 って、全員他殺だって!? むむむむ・・・ 138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 19 10 ID nJqdiQ83 いきなり他殺判定でたか… これは犯人Xを疑わざるを得ない 復唱要求です 「父、母、少女以外の人物Xが存在する」 139 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 21 15 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 137 …青なら打ち落とすしかないわね 【凶器はドライアイス、氷ではない】 . 138 さあ、どうかしら。復唱拒否よ 140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 24 02 ID Q76+/PqP 実の子供であると∑ 顔面を破壊した刃物などが見つかっていないとか、どういうこと…。 密室を攻めるか凶器消失を攻めるか、そもそも犯人は……? 復唱要求 「この家はベアトリーチェの密室定義に準ずる」 「玄関扉はオートロックではない」 141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 24 26 ID /U9CBWKJ 何故君達は俺がちょっとグミ買いに行った隙にこういう面白そうなことをやるのかね? それはともかく あるとすればこれだな 復唱要求! 「暗証番号はどこにもメモされていない」 関係ないけど昔「まさかのミステリー」とかいう番組あったよね 142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 28 46 ID Wn2Hkbv7 . 139 あれ復唱拒否? 確かに読み返すと、部屋の中に第三者が存在できるな 復唱要求 「警察の捜査が入るまで、家に出入りしたものはいなかった」 「家には警察の捜査から人物Xが隠れえる場所は存在しない」 143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 29 24 ID nJqdiQ83 さすがベルンカステル、他の魔女と違ってイジワルだ…2回も拒否喰らった… 犯人Xでとりあえず責めるとするか… …となると、密室をどうやって構成したか、そこが鍵だな え? 鍵? ちょっと待ったベルン、復唱要求だ 「事件後、鍵はダイヤル箱の中から見つかっている」 144 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 30 44 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 140 …いいわ。あえて先に大駒を切る方が面白いかもしれない 【この家はベアトリーチェの密室定義に準ずる】 …ただし、これを加えておくわ。でないといつからいつまで密室なのか 不明瞭だから 【室内で殺人が行われてから警察官が扉を開いた瞬間まで、この家はベアトリーチェの密室定義を満たす】 二つ目は復唱拒否。理由はサービスしすぎだから . 141 【暗証番号はどこにもメモされていない】 145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 34 08 ID gcPV0joP トラップXさんの出番だ。 『3人は事前に仕掛けられたトラップXによって殺された』 146 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 34 52 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 142 …さあ、復唱拒否したからといって復唱拒否=事実かはわからないわ 一つ目は復唱拒否。二つ目は応じてあげる。 【家には警察の捜査から人物Xが隠れえる場所は存在しない】 . 143 【事件後、鍵はダイヤル箱の中から見つかっている】 そう言ってるじゃない。現場検証は人間の権利。 それを少しは信じてあげなさい。 147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 35 57 ID Q76+/PqP 玄関扉はオートロックではない、を復唱拒否されたということは…。 でも復唱出来るのをわざと復唱拒否することも考えられる…。 青字で。 『真相は一家心中。三人はお互いがお互いに殺し合った。』 148 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 36 39 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 145 …くすくす、人間はトラップX大好きね 【この家に人間を殺傷できるようなトラップは仕掛けられていない】 149 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 40 28 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 147 EP1より 【父は事件直前まで一家心中を図ろうとしており、娘は自衛の為両親に殺意を抱いていた】 しかし、この事件では【一家心中は未遂に終わった】 150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 40 52 ID gcPV0joP 【事件後、鍵はダイヤル箱の中から見つかっている】 だとしても、鍵が1個だとは赤字で言われてないからなぁ 鍵が2個の可能性もある 151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 41 29 ID nJqdiQ83 そう言ってるじゃない、ってベルン…赤字で言ってないじゃないかよぅ 全く、可愛い顔して… 密室定義が出た、そして隠れる場所はないのだが こういう可能性もあるな 早技殺人だ 『少女が父、母を殺して顔面を耕した。警察が踏み込んだ後で 謎の人物Xが少女を殺した』 152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 41 59 ID Q76+/PqP .>唯一の出入り口である扉の鍵は扉のすぐ横にあるダイヤル式の箱の中に仕舞われていた。 警察の人はどうやってダイヤル式の箱を開けたんですかね。こじ開けて? それとも箱は壊されていたとか。 復唱要求 「ダイヤル式の箱は事件が起こってから警察の現場検証があるまで壊されていない。」 「ダイヤル式の箱の扉は壊れていない」 153 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 45 33 ID d+4Ox0D2 . 151 【娘は両親の顔を耕していない】 . 152 ここは魔女の存在を証明する為に必要な部分であるから全て復唱するわ 【ダイヤル式の箱は事件が起こってから警察の現場検証があるまで壊されていない】 【ダイヤル式の箱の扉は壊れていない】 154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 51 05 ID Q76+/PqP 【この家に人間を殺傷できるようなトラップは仕掛けられていない】 人間を殺傷しない程度のトラップは有ったのかな。まぁそれは置いといて。 ダイヤル式の箱は壊れていないかー… あと【娘は両親の顔を耕していない】 ←娘=少女なのですかね。 155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 52 12 ID nJqdiQ83 ベルン、一応確認しておくぜぃ? 【娘は両親の顔を耕していない】 娘=少女だよねぇ? しかし細かく切ってきたなぁ ちょっと改変して困らせてやるか、うしし 『少女が父、母を殺した。警察が踏み込んだ後で 謎の人物Xが少女を殺し、父と母の顔を耕した。 凶器は謎の人物が持ち去った』 凶器の謎のことをすっかり忘れていたぜ… 156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 54 33 ID Q76+/PqP 復唱要求 「金の取立てに来た男性は殺人を犯していない。」 「現場検証に来た警察は殺人を犯していない。」 157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/16(木) 23 55 55 ID /U9CBWKJ 顔面ズタズタはさすがに怨恨だろうな… 復唱要求 「少女とその両親が暮らしていた家はとても貧乏」 158 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/16(木) 23 57 22 ID d+4Ox0D2 ベルン「 . 154 【このゲームで表記されている少女、娘は少女=娘である】 わかりづらくてごめんなさいね . 155 …困らせる? 困るのは貴方の方かもしれないわよ 【警察が踏み込んだ後に室内で殺人を犯したり、 死体に損傷を加えることは生物には不可能】 159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 00 08 ID bzd06fMN 『少女は父を母を殺した後、ドアを開けて逃げようとしところ 外にいた犯人Xに凶器を奪われ刺された。少女は家の中に逃げ、扉を施錠した後死亡。絵は少女が死ぬ前に描いた。』 160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 00 17 ID /10Qj1Bn 取り敢えず基本の 「3人は即死である」 『犯人Xに3人の内2人は殺されたが、一人は直ぐには死ななかった 何らかの理由Xで即死しなかった一人が施錠し、その後死亡』 161 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/17(金) 00 03 39 ID RBEw2A+B ベルン「 . 156 金を取り立てに来た男がまっとうな人間とは思えないけれど… 【金の取立てに来た男性は殺人を犯していない】 …人間なら警察を信じてあげなさい。【現場検証に来た警察は殺人を犯していない】 ……けれど面白いわね。魔女も警察も信じない。 貴方は一体何を信じるのかしら… . 157 …もちろん、問題文の通り。嘘偽りはないわ 【少女とその両親が暮らしていた家はとても貧乏】 162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 03 58 ID JQ525Wo7 大事なことを忘れてました。 復唱要求 「少女は殺人を犯していない。」 163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 04 13 ID Q6KvmCrS いや、これで早技殺人はなくなったから可能性は一つ消えた。 どう考えても俺有利… …あんま有利じゃねーなw ダイヤル箱が家の中にあったとは赤字定義されてない ということは、 ダイヤル箱の暗証番号が分かり、かつ ダイヤル箱が外にあれば 犯人は施錠可能 復唱要求です 「一家三人が暗証番号を他人に漏らしたことは一度もない」 164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 05 16 ID /10Qj1Bn あぁ…そういえばこのパターンはなかったですよね? . 155お借りします。 『少女が父、母を殺した。その後踏み込んだ警察官が少女を殺害。 後に現場検証。無論その際に凶器は始末している』 165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 06 15 ID MY6X8QUW って! 156見逃してた。 ベルンごめんなさい、 164はスルーして結構よ。 . 156もごめんなさいー。 166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 08 29 ID hkyeisaU 扉のすぐ横にあるダイヤル式の箱、か。 ふむ。 『ダイヤル式の箱とはポストのことである。犯人Xが三人を殺害した後ドアに鍵をかけ、ポストに鍵を入れた。』 167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 10 23 ID o0Lioh35 まだまだ なんだか怪しいから復唱要求! 「ダイヤル箱の暗証番号を知らない者は中の鍵を取ることができない」 168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 11 22 ID JQ525Wo7 . 165 いえいえ、リロードミスや見逃すことは私も良くしますので(汗 それにしても扉のすぐ横にあるダイヤル式の箱の場所が怪しいですね。 169 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/17(金) 00 12 14 ID RBEw2A+B ベルン . 159 【室内で殺人が行われてから警察官が扉を開いた瞬間まで、この家はベアトリーチェの密室定義を満たす】 . 160 【殺された3人はいずれも殺人事件が始まった後、鍵を施錠していない】 170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 14 29 ID Q6KvmCrS なに…しまった、内部犯か? 殺人が行われてから、というのは第一の被害者が出た瞬間からということか!? まずいな、大幅に後退だ… くそ…ベルンにやられたかもだぞ… 171 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/17(金) 00 16 40 ID RBEw2A+B ベルン「 ……溜まってきたので一気に捌くわ . 160 復唱には拒否。言い忘れていたわ . 162 これも復唱を拒否するわ . 163 【一家三人が暗証番号を他人に漏らしたことは一度もない】 . 166 【ダイヤル箱はポストではない】 . 167 復唱拒否するわ 172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 17 23 ID JQ525Wo7 . 169 即死ではない……のかな。 160の切り方に違和感。 復唱要求 「入口の扉の鍵は一本のみ。合鍵は存在しない」 「鍵はカードキーではない」 173 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/17(金) 00 19 27 ID RBEw2A+B ベルン「 密室定義に関して更に詳しく赤を重ねるわ。勘違いがないようにね 【この家の室内で殺人が行われてから警察官が扉を開いた瞬間まで、この家はベアトリーチェの密室定義を満たす】 174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 23 27 ID Q6KvmCrS この事件、ダイヤル箱の謎を解明すればイケるとみた。 . 167が復唱拒否というのが分からん…。 175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 24 00 ID MY6X8QUW …殺人が行われてから…? 即死を赤字で宣言できないってことは 何らかの手段で犯人が部屋から出た後、密室になったって事ですよね。 176 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/17(金) 00 24 24 ID RBEw2A+B ベルン「 . 172 マスターキーや複製の存在は文字通り推理のキーポイントとなるから要求を呑む 【口の扉の鍵は一本のみ。合鍵は存在しない】 【鍵はカードキーではない】 鍵にばかりこだわっていると本質を見失うかもしれないわ。気をつけることね 177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 24 31 ID JQ525Wo7 【母親は事件当日、眠りにつく前にダイヤル箱に鍵を入れ、ダイヤルを動かし施錠した。さらに玄関扉の鍵を内側から施錠した】 眠りにつく前=死ぬ前だったりして…? 復唱要求! 「母親がダイヤル箱に鍵を入れ、ダイヤルを動かし施錠したのは事件が起こる前。」 【殺された3人はいずれも殺人事件が始まった後、鍵を施錠していない】に引っ掛かるかな 178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 25 55 ID o0Lioh35 . 163 借りるよ 復唱要求 「一家三人がダイヤル箱を開ける方法を他人に漏らしたことは一度もない」 179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 27 50 ID Q6KvmCrS 父、母、少女以外の犯人がいるのはほとんど確定だと思う。 そして密室の謎も半分解けた。 ダイヤル箱だけなんだ…と思ってたら . 178さんナイス! 180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 30 49 ID JQ525Wo7 殺人が行われる前は密室ではなかった……ですよね。 密室にこだわるべきか凶器消失にこだわるべきか。 鍵を施錠したのは犯人なのかな、入口の扉も箱の鍵も。 オートロックかどうかは復唱拒否だったはず。ちょっと混乱。 181 : ◆Oudnx64fmo :2009/04/17(金) 00 32 47 ID RBEw2A+B ベルン「 . 177 面白い着眼点ではあるけれど、残念ね 【眠りにつくとは死亡のことを指していない】 あと復唱には拒否するわ . 178 ふふ…なるほど。暗証番号を知らなくても暗証番号によらない開け方であれば ダイヤル箱の中身に辿り着けると考えたわけね でも… 【一家三人がダイヤル箱を開ける方法を他人に漏らしたことは一度もない】 【暗証番号を知らない人間はダイヤル箱を開ける事は出来ない】 暗証番号によらない開錠方法は存在しないということね 182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 34 50 ID bzd06fMN . 173 "殺人"ていうのが人が死んだ時点で"殺人"と解釈するならば 致命傷で"まだ"死んでなければ殺人じゃないし、施錠も可能。 『少女は父を母にナイフで致命傷を与えた後、ドアを開けて逃げようとしたところ 外にいた犯人Xにナイフを奪われ刺された。少女は家の中に逃げ、扉を施錠した後死亡。 致命傷の父母も同時に死亡。絵は少女が死ぬ前に描いた。』 183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 36 03 ID Q6KvmCrS むぅ…ということは、だ。 ダイヤル箱の中は使われていない、と見るしかないな。 即死でない人間がいて、そいつが中から鍵を閉めたということになる。 父と母は顔面を耕やされているので、少女しかありえない。 復唱要求! 「少女は即死ではない」 184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 38 22 ID Q6KvmCrS いや間違えた、殺人が起こってから三人は施錠してないんだから やっぱりダイヤル箱の中の鍵を使わないとダメなんだよなぁ うわーダメだぞ、全然ダメだ。 185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 00 38 28 ID JQ525Wo7 【暗証番号を知らない人間はダイヤル箱を開ける事は出来ない】 矛盾というか、じゃあ警察の人はどうやって箱を開けたというか 鍵が仕舞われてることをどうやって知ったのかなとか……うーん。 あまり深く考えないことにします。 「幸せの国へEP2 2」へ 名前 コメント
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「いやー魅音に来てもらえて助かったぜ。今夜はカップラーメンで済まそうと思っていたが、こんな豪勢な食事にありつけるとは。くぅ~幸せだぜ」 そんな俺の言葉が恥ずかしかったのか、照れを誤魔化すように魅音は盛大に笑いながら俺を茶化す。 「圭ちゃんは大袈裟だなぁ。でも圭ちゃんが一人で夕飯作りしてボヤでも起こすよりは おじさんが作ってあげた方が前原家の安全に繋がるしね!」 「いやいや。俺が褒めてるのは何も飯の上手さだけじゃねーぞ。 そんな短い破廉恥なメイド服で料理を作る魅音の姿といったらこれまたたまりませんなぁ~」 「う…罰ゲームだから仕方なくだよ!本当はこれ圭ちゃんに着せる予定だったのに… 明日は圭ちゃんを猫耳メイドにしてあげるから覚悟しておく事だね!」 まるで学校にいる時と変わらない会話とテンション。でも魅音と過ごすこうゆう時間は本当に楽しい。 何故俺が自宅で魅音と二人で食事をしているかというと、 今日の部活で俺が優勝者、魅音がビリだったからだ。 今日の罰ゲームは「ビリが優勝者の専属メイドになる事」普段なら荷物持ちで良かったんだが 今夜から明日にかけて俺の両親が東京まで出張だったので、 その事を帰り道で魅音にぼやいたら 「圭ちゃんが可哀想だからその…食事ぐらい作ってあげてもいいよ」 という事になったのだ。実に有難い。 ちなみに料理を作ってもらっている時も食事中も 魅音がメイド衣装のままなのは俺のリクエストである。 なんだかんだで魅音は押しに弱い。そして優勝者の権限は絶対なのだ。 余談だがこんな俺達でも一応恋人同士だし誰かにはっきり宣言したわけではないが 多分部活メンバーにはバレバレだと思う。 だからその…男ならちょっとした下心もあったわけで。 「ご馳走様でした!いやー本当においしかったぜ!魅音はこれから…どうするんだ?」 さり気なく。本当にさり気なく聞いてみる。 「ああ、私も着替えて片付けしたらもう帰るよ。圭ちゃんの飢えは防いだみたいだしね。 今日の夕飯の残りをラップしておくから、明日の朝御飯はそれをレンジで暖めればOKだよ」 こうゆう面がガサツに見えて意外とまめな魅音の女の子らしさを感じる。 いや!そうじゃなくって!お前、俺と二人きっりなのに何もしないで帰るのかよ!!俺達恋人同士だよな? ああ、そうだ。せっかく魅音がメイドさんになってるんだからご奉仕プレイとかもいいなぁ。 「へ…?」 「あ?」 なんとも言い難い空気が流れる。ん…? もしかして俺また考えている事がそのまま口に出ていたか!? 魅音の表情が赤くなったまま固まる。 「ごごごごごごめん!なんでもねぇ!冗談だ、冗談!気にしないでくれ」 しばらく思考停止したように固まっていた魅音が意を決したかのように口を開く。 「…ぃぃょ」 「…え?」 驚かされたのは俺の方。 「圭ちゃんがしたいって言うなら…いいよ」 …――――――――――― 「っ…は…みお」 「ふぅ…ん…ぅ」 ええっと…俺は夢を見てるんだろうか。魅音とSEXした経験がないわけではないけれどこの状況は初体験だ。 リビングのソファーに座る俺の前に跪きながら、 ピンク色の可愛らしいメイド服に身を包んだ魅音がたどたどしい舌使いで俺のものを舐めあげていく。 フリルのブラウスから覗く豊かな胸元もたまらないが、 俺と目を合わせるのが恥ずかしいのか目を伏せたまま頬を染めて奉仕してくれる姿は絶景そのものだ。 そんな魅音を目の辺りにしていた俺が限界を訴えるのにそう時間はかからなかった。 「んぐ…けいちゃん…気持ちいい…?」 ずっと俯いていた魅音がふいに俺の方を見上げてきた。お前…!その台詞に涙目の表情は反則だろ…!! やばいやばいやばい!! 「魅音…!も…出るから離っ」 「ふぇ?…!ひゃっ」 慌てて魅音の頭を引き剥がしたが時すでに遅し。俺の放った精液は容赦なく魅音の顔面を汚した。 「ご、ごめ…大丈夫か…?…っ!」 「あ…う、うん」 故意ではなかったとはいえ物凄く卑猥な光景だ。俺は荒くなった息を思わず飲み込む。 顔射なんてされた事のない魅音はいきなりの出来事に頭がついていってないようだった。 いかんいかん、先に魅音の顔についた精液を拭き取らねば。 俺は慌ててテーブルの上に置いてあるティッシュ箱からティッシュを数枚とり出して 魅音の顔についた精液を拭き取っていく。 その時ボーっとしていた魅音がふいに口元についていた白濁をペロリと舐めた。 「あはは…圭ちゃんのって苦いね。でも、おじさんの口で感じてくれたなら嬉しいなぁ」 ………… ななななななな!? こうゆう事を計算ではなく素でやってしまう魅音の破壊力といったら本当に測り知れない。 同時に俺の中で何かが切れた音がした。切れたとは言っても堪忍袋の緒ではない。理性の糸ってやつだ。 役割を終えたティッシュを放り投げると俺は衝動に任せたまま魅音をソファーの上に押し倒し乱暴に口づける。 「んぅ!?けぇちゃ…っ…ん」 「はぁ…魅音…口あけて」 「やっ…ん」 まだ自分から舌を差し出すという行為が恥ずかしいのか、魅音はキスをし始めても最初のうちはなかなか口を開いてくれない。 なので俺は攻め方を変える。固く閉ざされた魅音の唇の輪郭を自分の舌でなぞるように優しく舐めてやる。 「っ」 魅音の身体がぴくりと跳ねた。 その身体を自分の体重で押さえつけ、隙を見逃さずに開いた魅音の口唇の間から自分の舌を差し込む。 そしてそのまま逃げられないよう顎を固定し、口内で捕らえた魅音の舌を乱暴に絡めたり吸ったりを繰り返す。 「は…ふ」 漏れた吐息はどちらのものだったか。 口付けた時に感じた自分の苦い味がお互いの唾液の味で分からなくなる頃には 魅音もおずおずと自分から舌を差し出してくれるようになっていた。 「ふ…ぅっ…んんっ…ぅ」 苦しいのか気持ちいいのか。固く握り締めた魅音の拳にぎゅぅっと力が入る。 そんな魅音のちょっとした動作に身体が火照っていくのを感じた。もっと魅音をどうにかしてやりたい。 口付けは続けたままで右手をスカートの中に潜り込ませ魅音の秘部を下着の上から撫で回した。 「ひ!?圭ちゃん…やめ」 羞恥心を煽るためあえて鼻と鼻がつきそうな距離で囁いてやる。 「なぁ?魅音のここ濡れてる。もしかして俺の舐めながら興奮してたのか?可愛い顔して魅音ってやらしいな」 「やぁ…!ち、違…」 「じゃぁキスだけでこうなっちゃったのか?どっちにしても魅音は変態だな」 「違!違う!圭ちゃんが触るからでしょ!圭ちゃんのバカぁ!」 ここまでくると普段強気の魅音だってもう真っ赤になって涙目だ。 魅音にこんなにも可愛い一面があるなんてきっと俺しか知らない。いや、俺だけが知っていればそれでいい。 ワーワーと喚く魅音の口を自分の口でもう一度塞いだ。うん、魅音を黙らせるにはこれが一番手っ取り早い。 そしてそのまま右手を使って下着を引き摺り下ろし、魅音の中に指を一本差し入れる。 「っ!ま、待って圭ちゃ…まだ!あ…」 空いた方の手で魅音の白いフリル付のブラウスのボタンを外して胸を露出させる。 魅音の白くて大きい胸に吸い付いたり乳首を舌で転がしたりいじくり回し、 もう片方の胸は左手でグリグリと乳首を摘まんで可愛がってやると 三箇所からの攻めに耐えられなくなったのか魅音はイヤイヤをするように首を左右に振った。 「ふぁあ…や…そんないっぺんに…ふ…っ…んぅ!」 声を聞かれるのが恥ずかしいのか必死に我慢しているのが分かる。 そんな仕草ですら今の俺には火種にしかならない事を魅音はきっと理解できていない。 魅音の中の指がなじんできた事が分かるとそのまま指をもう二本追加した。 「ぁっ…ああ…は…んっ!」 くちゅくちゅといやらしい音が室内に響く。 「魅音?気持ちよかったら声我慢しなくっていいんだぜ?魅音のかぁいい声もっと聞きたい」 「アっ!んあっ!…い…あ」 カリっとちょっと強めに胸の突起を甘噛みしてやる。 中に入れた指をバラバラに動かしてみたり緩急をつけて出し入れしている内になじんできたようで、 魅音の表情も快楽の色が濃くなっている。喘ぎ声を我慢する事も出来なくなってるようだ。 「この位でいいか…?」 頃合を見て指を引き抜く。すっかり蕩けた表情になっている魅音に今度は耳元で囁いた。 「魅音。ここからどうして欲しい?」 「え…?」 おいおい、まだ赤くなるのか。本当に退屈しない奴だな。 可愛くて仕方ないがもっと魅音をいじってやりたいので、更に意地悪な言葉を紡いでやる。 「魅音が望む通りにしてやるから言ってみろよ」 「う…うぅ」 魅音はまるで羽入のようにあうあうとうろたえながら焦っている。 そんな事言わなくっても分かる癖に…と涙目の魅音が視線だけで訴えてくるが無視を決め込む。 「ご主人様がメイドの言う事聞いてやるって言ってるんだから」 「ひゃ…!?圭ちゃ…!」 挑発するように魅音の耳の中に舌を差し入れ、聴覚をも犯すようにわざと音を立てて舐めてやる。 その度に魅音の身体がビクビク痙攣するのが楽しい。相変わらず耳弱いんだな。 決定的な刺激は与えず緩い愛撫で魅音をじっくり焦らす。 「ほら、魅音」 「ぁ…も…!圭ちゃん…その」 「ん?」 「…しぃ…」 「聞こえなかった。もっと大きな声で言わなきゃ分からないぞ」 追い詰めるようにちょっと強めにクリトリスを刺激すると魅音は白旗をあげた。 「ぅ…もぅ欲しい…」 「”何が”欲しいんだ?」 「な…な…!」 もう魅音の顔は真っ赤でゆでだこ状態だ。まだまだこの程度じゃ済まさないけどな。 「だ…だから圭ちゃんの…入れて欲し…ぃ」 「俺の”何を””どこ”に入れて欲しいんだ?」 「や…もう…やぁっ」 羞恥心に耐え切れなくなったのか魅音は涙を流した。 流石にやりすぎたと思う反面泣き顔の魅音も愛しくってもっと苛めてやりたいという欲望がじわじわと生まれる。 「上手におねだりも出来ないメイドにはご褒美あげられないなぁ」 魅音の右手が動いたかと思うとその手は俺のすっかり硬く立ち上がった股間に触れた。小さな声で呟く。 「圭ちゃん…圭ちゃんのコレ、私の中に入れて…」 魅音を追い詰めているようで追い詰められていたのは俺だったのかもしれない。 俺は本日二度目の衝撃音を聞いた。 「っ、あああぁっ!!」 「うっ…きつ…大丈夫か…魅音?」 あえて魅音のメイド服は脱がさず(ここが大事だ)正常位でなんとか魅音の中に収める。 挿入時には痛みも伴うのか魅音は苦しそうに息を吐いた。でも見たところ快楽が勝っているようで安心する。 「ご、ごめん…魅音、もう俺我慢できな」 先程からの魅音の天然発言や乱れたメイド服姿に俺の理性なんて一つも残っていなかった。 魅音の呼吸が落ち着くのを待つ事も出来ないまま、一心不乱に腰を振って魅音を攻め立てる。 「あっ!…っ…アアっ!んっ…あ、はっ…」 まだ身体が追いつかないのか俺の性急な攻めに耐え切れないのか魅音は必死に俺の背中に爪を立てながら喘いだ。 Yシャツ越しにちくりと感じる背中の痛みでさえ気持ち良くって仕方ない。 全身で感じてますと答えている魅音の反応がたまらなくって、 涎を零して喘ぐ魅音の唾液を舐め取るように舌を這わせそのまま口付ける。 「ふ…んぅ…はぁっ…んあっ」 腰の動きは緩めずに魅音の唇から首筋へ今度は舌を這わせ、そのまま喉に噛み付いた。 「いっ…た…ぁ、ああっ」 自分が魅音という動物を捕らえた肉食獣になったような…そんな征服感を感じて増々興奮する。 「っ…は…」 「んあっ!?あ、やあぁっ!や…そこ…そこ駄目!」 「駄目じゃなく…て、イイんだろ?…ほら」 魅音が一番感じる…だからこそ感じ過ぎて辛い場所を俺は知っていた。 その場所をグリグリと刺激してやると甘い嬌声に泣き声が混じる。 「や…っ…そこやだぁ…も!んあっ…ああぅっ!」 肉と肉がぶつかる音と粘着質な水音、そして魅音の嬌声が俺達の行為の激しさを教える。 「ひっ…アあっ!んぅ…あ、あ、ああ…っ」 可愛らしいスカートから伸びる綺麗な足が俺を拘束する。そしてここまできて魅音も腰を振り始めた。 魅音から求められているような感じがしてなんとも言えない感覚が湧き上がる。 「あぅ…アっ!やっはっ…ああっイ…い…」 「…ん…今なんて…」 「イ・・イイ!…は…んああ」 魅音は行為の最中にイイと言う時は大抵自我を失っている時だ。 まだ羞恥心が残る時は魅音はなかなか素直に気持ちいいとは言ってくれない。 イコール魅音ももうすぐでイキそうなのだと悟る。 そして限界が迫っているのは魅音だけではなかった。 「アアッ!あ、や…あ、たし変にな…変になっちゃ…ふああっ」 「ああ、どうせ俺しか見てないんだからもっと変になっちまえ」 ギリギリまで引き抜いて思いっきり奥まで貫く。 「あああっ!ひぁぁっ」 魅音が感じる度にきゅうきゅうと中が締まるのが分かる。 いい加減こっちが変になりそうだ。 「うん…あっ!…い、イイ…気持ちい…圭ちゃ…も」 「「もっと」?っ…それとも「もう」?」 「圭ちゃ…けぃ…っうぁ、あっ…も…ダメっ…イ、イク!」 ガツガツと狂ったようにお互いの性器を擦り合わせる。 「あ、あ、イっちゃ…!はっ、あああああああっ」 「う…っ…」 一際大きく魅音が悲鳴に近い嬌声を上げ、全身を震わせ果てる。 俺は跳ねる魅音の身体を強く抱き締めて 逃げる事を許さないかのように精液を魅音の中に叩きつけた。 …――――――――――― 「みおーん…生きてるかー?」 ソファーの上でぐったりしている魅音の頬を軽くペチペチと叩き問いかける。 「うぅ…だめ…死ぬ…」 「まさか気絶するとは思わなかった…スマン。正直やり過ぎた。 でも魅音かぁいいかったな。あんな可愛い声で喘ぐし善がるし。もう録音して聞かせてやりたいぐら…ぶへっ!!」 俺の顔面に魅音の投げつけたクッションがクリティカルヒットする。 「わー!もう黙れ黙れ~!圭ちゃんの変態~!!」 「ほほ~?それだけ元気があればまだまだいけるよな?」 黒い笑顔で魅音ににじり寄る。 「ぎゃ~!ケダモノ~!もう無理!本当に無理!」 「ああ、そうそう。魅音が気絶してる間に風呂沸かしておいたんだ。 どうせなら一緒に入るか。魅音も身体ベタベタで気持ち悪いだろ?」 「お、お風呂って!?わ、わわっ」 わたわたと動揺する魅音を抱きかかえてリビングを後にする。 すっかり着崩れたメイド服姿の魅音をお姫様抱っこしてるだけでまたムラムラときてしまいそうだがここは我慢だ。 「けっけけけけ圭ちゃん!お、下ろして!自分で歩ける!歩けるからっ!」 「なーに言ってんだよ。まだ腰立たないんだろ?遠慮するなって」 「う…わ、分かったよ。たまには圭ちゃんにも男らしいところを見せてもらわなくっちゃね」 はぁ、とことん素直じゃない奴め。だがそんな魅音だからこそイイのかもしれないな。 「でもこうゆうのってなんていうか…御飯作ってもらって二人で飯食って、更に一緒にお風呂って新婚さんみたいでいいよな」 「#×○▽☆■$%!?」 魅音さーん?頭から湯気が出てますよー?でも気にせず俺はそのまま続ける。 「その…さ、いつかは俺のメイドさんじゃなくってお嫁さんになってくれよ…な…?」 ちょっとストレートすぎたか?自分で言っておきながら少し気恥ずかしくなる。 「~~~~っ!」 当の魅音は俺の胸にしがみつき顔を埋めたまま震えてる。 悲鳴を耐えているような声が魅音から漏れるが決してこっちを見ようとしない。 本当に分かりやすい奴め。俺以上に魅音が動揺してくれるから俺自身は幾分冷静になれたようだ。 仕方ない。 魅音の赤くなった耳を見れば答えは分かっているが 返事は改めて風呂の中で聞くとしよう。
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しあわせのとおりみち【登録タグ CD CDし 全国配信 挫折PCD】 前作 本作 次作 音戯ばなし 幸せの通り道 - 挫折P 発売:2014年6月4日 価格:¥150 流通:配信 レーベル:KARENT ジャケットイラスト:へちま iTunes Storeで購入する CD紹介 挫折Pことでか大氏の配信シングル。 雑誌「MIKU-Pack music artworks feat.初音ミク」06号付録CDにて先行収録された書き下ろし楽曲。 テーマは通学路。 KARENTレーベルよりダウンロード販売が行われている。 曲目 幸せの通り道 (feat. 初音ミク) リンク 作者サイト KARENT:「幸せの通り道」 KARENT:「MIKU-Pack collection」特集ページ コメント 名前 コメント
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萃符「戸隠山投げ」 萃符「戸隠山投げ」 スペル シンボル:赤 必要コスト<赤:2 無:2> このカードは、自分の「伊吹 萃香」がいる場合、コストが[無:2]減り、閃光を得る。 目標のキャラクター1枚、または相手プレイヤーに4ダメージを与える。 「この程度造作も無いんだよ。 鬼にとってはね。」 illus:禰 コメント 待望の赤の中型火力。4コスト4点は4ターン目に出てきた巫女や狐やハクタクを始末するのに丁度いい。 また4点火力で唯一本体に投げ込める。萃香がいると2コストで投げれるので終盤ばしばし連打される。 関連 太古の時代「伊吹 萃香」 小さな百鬼夜行「伊吹 萃香」
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幸せの星 ◆ew5bR2RQj. 「夜の遊園地っていいところですねー、貴女もそう思うでしょう、さがみさん?」 「…………か、かがみよ」 「あっ、すいません。人の名前を覚えるのはどうも苦手でしてねぇ」 両手を広げながら上機嫌で話すクーガーと、口元をハンカチで押さえ言葉を吐き出すかがみ。 対照的な状態の二人は今、遊園地にいた。 遊園地と言えば常に人々で賑わっているイメージがあるが、それはお日様が顔を見せている昼間の話。 昼間は長蛇の列を作る人気アトラクションも夜が更ければ動くことはなく、むしろ機械的で無機質な感覚が不気味さを与えた。 最もこの遊園地には、端からアトラクション目当てで訪れる者などいないのだが。 柊かがみがミハエル・ギャレットに救われかけ、それをストレイト・クーガーが妨害してからおよそ一時間。 彼らは今、G−10にいる。 これだけ聞けば全く問題はないようだが、おかしな要素が一つあるのだ。 元々彼らがいたのは会場の中心に位置するF−5なのだが、今は端にあるG−10のエリア。 これだけの距離を僅か一時間で移動するのは、常人には不可能なのである。 しかし現実彼らはF−10にいる。ではどうやってここまで移動したのだろうか。 答えはクーガーのアルター、ラディカル・グッドスピード。 ミハエルと戦闘時には自らの脚部に使用していたが、本来の用途は別である。 このアルターの真の能力は、あらゆる乗り物のを自分専用のアルターに改造し速度を劇的に上昇させるものなのだ。 かがみと情報交換を済ませたクーガーが自らの支給品を確認した結果、出てきたのが軽トラック。 一般的な大きさのデイパックから軽トラが現れた光景を見て、かがみが思わずツッコミを入れたが、 彼は何の問題もないかのように受け流し、高らかと自らに与えられた能力の名を叫び上げる。 するとトラックは奇妙な光に包まれ、独りでに解体されていく。 全ての部品が解体された後、今度は新しい車体を形成していき――――。 数秒もしないうちに、濃厚なピンク色の塗装が施されたスポーツカーへと変形した。 かがみは目前の車を見て彼の趣味の悪さを疑ったが、命の恩人にそれを告げるのはさすがに憚られる。 そんなことを思案しているうちに、彼に市街に行くかどうかの結論を迫られ、 結局ある程度のリスクを背負うことになるが、妹や友人がいる可能性の高い市街地に赴くことを選んだ。 かがみの選択、それ自体は間違いではなかった。 彼女の友人の大半は山間部にいたのだが、公園から東側に位置する小島には一人も居ない。 それに対して市街地には一人だけではあるが、友人はいるのである。 ならば彼女は何を間違えたのか、答えは市街地に行くための手段である。 確かにクーガーのアルターは、移動手段としては間違いなく最速だろう。 だがこのアルターには致命的な欠点が一つ存在する。 それは乗り心地の悪さ、それは彼の運転技術と相まって最悪と呼べる段階にあった。 カーブを曲がることで全身が大きく揺れ。 車体が跳ねることで喉元に嫌な物が込上げ。 直線を全速力で走るだけで意識が遥か彼方に吹き飛ぶ。 市街の中の目的地を特に指定していなかったことが災いし、彼女は会場の端にある遊園地に辿りつくまでこの責め苦に苛まれる羽目になった。 これがこの一時間における彼らの経緯である。 車から降りてしばらく経過するも眩暈や吐き気との戦いは未だ終わらず、休憩を余儀なくされた。 「遊園地とは素晴らしいところです、デートコースとしては王道を通り越してもはや常識 恋愛初級者から上級者、誰もが安心して女性を誘うことの出来る施設です しかしその際にどうしても付きまとってくるのがものがあります、それが何か分かりますか? そぉう! 待ち時間です。アトラクションに乗るときは長蛇の列に並んで長い時間を過ごさなければなりません 誰もがこの時間を退屈な時間だと思うでしょう、し・か・し、私はある時、気付いたのです! この時間があるからこそ、アトラクション達はより面白く、よりスピーディーに感じられるのです! 長い長い待ち時間から解放された後に、乗るジェットコースター! 係員のお姉さんに案内されながら座る椅子の感触! 自動でレバーが降りてくる時の緊張感! そして機械の音と共にだんだんと上がっていく車体!! そしてそしてぇ――――――――」 かがみは休憩したいのにも関わらず、クーガーは早口でひたすら話しかけてくる。。 彼の男性にしては高めの声が脳を刺激し、彼女の頭痛をさらに促進させているのだ。 最初は黙って聞き流していたが、数分経っても終わらず文句の一つでも言ってやろうかと思っていた、その時。 「やぁ、かがみん」 クーガーの早口に紛れて、聞き覚えのある声がかがみの耳朶に届いた。 「あ……あ……」 昨日も聞いたはずなのに、懐かしく聞こえる声。 「なに泣いてんの、かがみ? ひょっとして私に会えて嬉しかった?」 「な、泣いてなんかないわよ、泣いてなんか……」 小柄な身体に青く長い髪、そして頭の天辺に生えたアホ毛。 泉こなた、捜し求めていた学友の一人がかがみの目の前にいるのだ。 思わずかがみはこなたへと駆け、そして彼女の身体を抱きしめてしまう。 こんなに簡単に出会ってしまってもいいのか、そう思いつつも彼女はこなたを抱きしめ続けた。 「怪我とかしてない? 大丈夫?」 「うん、大丈夫だよ。それよりかがみ、そっちのサングラスのお兄さんは?」 抱きしめてくるかがみの背に手を伸ばしつつ、こなたは彼女を見守るように佇む男に首を向ける。 「初めまして小さなお嬢ちゃん、俺の名前はストレイト・クーガー、常に最速を求める男です どうです? さがみさんのお友達なら俺と一緒に世界最速のドライブにでも行きませんか?」 「かがみよ! っていうか絶対にやめときなさい、こなた。乗ったら絶対に後悔するわよ」 「はは、クーガーって面白いね。私は泉こなただよ、よろしく。でも今は席を外してもらえないかな? ちょっとかがみと二人で話がしたいんだ、ごめんね」 「えぇーっと……いい?」 かがみは首をクーガーの方に向けて尋ねる。 二人だけで話すということは、命の恩人であるクーガーを一時的とはいえ省くことになってしまう。 その程度で彼が気を悪くするは考えづらいが、それでも何となく悪いと考えてしまうのが人の常だろう。 「大丈夫ですよ、俺はこの程度で拗ねたりなんかしませんから 今はご友人との時間を大切にしてください」 クーガーはそう答えた後、車に寄りかかりながら空を仰ぎ始める。 その姿を確認した二人は、こなたの判断で最寄のベンチへと向かっていった。 こなたの、判断で。 「……今まで誰かに襲われたりとかしなかった?」 「目付きの鋭いおじさんに襲われたけどなんとか逃げてきたよ、あの時は流石に死を覚悟したねぇ」 「はぁ……心配かけないでよ、もう。そういう私もミハエルって奴に殺されかけたけどね、あんたも――――」 会ったら注意しなさいよ、と付け加える。 ベンチに腰を掛けたものの双方共に話題を提供することが出来ず、数十秒が経過した所で先ほどの質問をかがみがしたのだ。 こなたはその質問に対し世間話でもするかのように答え、それが彼女の不安を煽った。 「ねぇ、かがみは遊園地のアトラクションで何が一番好き?」 「ちょ、今はそんな話をしてる場合じゃないでしょ……うーん、やっぱりジェットコースターかな」 こんな状況に不謹慎だと思いつつも、彼女の上に敷かれたレールを見ながら言う。 「なんだかんだで答えてくれるツンデレかがみ萌え〜」 「な、あんたって奴はこんな時までも……」 「それにしてもすごいかっこうだねぇ、かがみん、それメイド服?」 「う、うるさいわね! 仕方ないでしょ、制服が濡れちゃったんだから……」 普段の調子とまるで変わらないこなたに呆れ、思わず溜め息を吐くかがみ。 しかしこの状況下でも変わらないこなたに対して、確かな安堵感も覚えていた。 「やっぱり男女二人で観覧車に乗るのは、もう立派なフラグだよ〜」 「そう? 私はその程度じゃ甘いと思うけど」 その後も遊園地の話題に二人は花を咲かせている。 二人とも笑顔を浮かべており、談笑と呼ぶに相応しい状態であった。 が、かがみは今が殺し合いに参加しているということを忘れられずにいる。 単純に彼女がこなたほど能天気な性格ではないというのもあるのだが、それ以前に一つ大きな違和感が渦巻いていた。 こなたがあまりにも、能天気すぎるのだ。 確かに彼女は楽観的な性格であり、テスト期間中も直前まで遊び呆けている。 他にも三年生になっても未だ進路が決まっていなかったりと、彼女の性格を説明する事例は他にいくらでもあった。 だがこなたは、従姉妹が見せしめとして処刑されても笑っていられる人間なのだろうか。 答えは否だ。こなたと共有してきた三年間の思い出が、かがみにそう告げている。 小早川ゆたかが殺された時に、彼女が感じた絶望感は生半可ではなかった。 時間が経ってしまった今でさえ、咽び泣きたい衝動に駆られる。 ゆたかとの付き合いが薄い部類にいた彼女でさえ、こうなのだ。 家族同然だったこなたが感じる絶望は、彼女の想像にも及ばない域に達しているだろう。 では何故、こなたはいつもの調子と変わらないのか。 「こなた……あんたこれからどうするの?」 遊園地の話題を強引に終了させ、こなたに問いかけるかがみ。。 この話題ならば真面目な雰囲気にならざるを得ないだろう、そういう目論みが彼女にはある。 が、それ以上に今のこなたの真意を知りたいという気持ちが、彼女を強く支配していた。 「これからって?」 「な……あ、あんた……」 車から降りた直後の吐き気と眩暈が蘇るような回答、正確には悪化するだが。 友人に会えた喜びで一時的には緩和できたものの、やはりクーガーの車は強烈で会話しているうちにぶり返していたのだ。 「だからこの……バトルロワイアルのことよ」 会場に飛ばされる直前、白い空間で最後に聞いた単語を口にする。 「あぁ、なんだ、そんなの簡単じゃん」 思わず自分の耳を疑うかがみ。 彼女が数時間悩み続けている疑問の解答を、こなたは簡単に導き出したというのか。 こなたの次の言葉に一抹の不安を覚えながらも、彼女は耳を傾ける。 「――――だって、これはゲームなんだよ?」 「……は?」 こなたの発言が理解できず、かがみは間抜けな声を出してしまう。 「だからさ、こんなことが現実ににあるわけないじゃん いきなり変な世界に飛ばされてさ、殺し合いをしろだなんておかしいよね? 常識的に考えて」 確かにこなたの言っていることは至極真っ当である。 しかしかがみがミハエルに首を絞められた時に感じた感触は、現実の死を直面させる生々しさを帯びており、 その事実が嫌でもかがみに現実だと認識させていた。 この異常な世界において、至極真っ当などという言葉はもはや通用しないのである。 「多分私たちはなにかのゲームの世界に入っちゃったんだよ、これって凄いことだとだよね? 私たちは今、ゲームの世界の住人なんだよ、あんなに憧れ――――」 「あ、あんた……どうしちゃったのよ?」 こなたの発言に寒気を覚えたかがみは、こなたの肩を掴み揺さぶり始める。 「どうしちゃったって……これがいつもの私だよ?」 「いつもの私って……あんた、ゆたかちゃんが!」 かがみは最初にこなたに会った時の態度から判断して、ゆたかの死を乗り越えたと思っていた。 それをわざわざ言及する必要は無いと考え、決してゆたかのことは言うまいと思っていた。 思っていたが、今のこなたに対し抱いた恐怖心が思わずその単語を告げさせていた。 「ゆーちゃんは死んじゃったよ、でもさ、ゲームの世界なんだから生き返らせる方法があるに決まってるじゃん 言ってたでしょ? 最後まで生き残ったら願いを一つ叶えてくれるって」 揺さぶり続けていた手が硬直し、全身が凍りついたかのような感覚に襲われるかがみ。 殺し合いに生き残ること、即ちそれは他の参加者全員を抹殺することを意味する。 つまりこなたは殺し合いに乗ることを決意していると、彼女は気付かされた。 「だから私はあの子にリセットボタンを貰うことにしたんだ、そうすれば全部元通り 私達は全員で元の世界に帰れるよ。そこでさ、かがみ。お願いがあるんだけどいい?」 「な、なによ……?」 一刻も早くこなたの元から離れなければならないにも関わらず、一ミリもその場から動くことが出来ないかがみ。 こなたに対する恐怖心、そして変貌してしまった友人を説得しなければならないという意志が彼女の体を磔にしていた。 「リセットボタンを手に入れるの手伝ってくれないかな? 多分私一人じゃ無理だと思う でも私たち全員で頑張れば、必ず――――」 「し、死んじゃった人を生き返らせるなんて……む、無理に決まってるじゃない!」 「駄目かな? かがみ」 「駄目も何も……」 こなたの誘いは確かに魅惑的であり、甘美な誘惑だ。 しかしそれはあくまで実現可能ならばの話であり、少なくともかがみの常識の中には死者を蘇生させる方法など存在しない。 そうかがみは考えてしまい、二の句を告げられずにいた。 「もういいよ」 こなたは落胆したように吐き捨てる。 「もういいって……」 「だからもういい、かがみにはもう頼らないよ。ごめんね」 「あ、あんたねぇ!」 こなたの発言に苛立ちを、それ以上の悲しみを乗せてかがみは怒鳴る。 「もう……ゆたかちゃんは死んじゃったのよ! もうそれは変えられないの! それにゆたかちゃんが……ゆたかちゃんが自分のために他の人を殺すあんたを見て喜ぶと思う!?」 「喜ばない、それくらい分かってるよ、ゆーちゃんはとっても優しい子だもんね でも、それでも生き返らせなきゃ駄目なんだよ。だから――――」 こなたの瞳に視線を合わせ言葉を叩きつけるも、こなたの心には届かない。 そして、初めて気が付いた。 今のこなたの瞳に光は存在せず、暗闇に彩られた虚無が広がっていることに。 そして、ようやく確信した。 こなたはゆたかの死を受け入れられず、狂ってしまったのだと。 「――――サイト、お願い」 「分かった、ルイズ」 こなたの合図で、背後の茂みから現れる少年。 その少年は長剣を両手で握っており、瞳にもこなたと同じように光が無い。 「こな……た?」 「大丈夫だよ、かがみ。すぐに生き返らせてあげる だから今は……ごめんね」 かがみはこなたの異変に気付くのが、あまりにも遅すぎた。 故に女神の剣の恩恵を受け、身体能力が上昇した少年から逃げる時間など無く。 彼女が少年の姿をその瞳に宿した時には、既に長剣が振り下ろされていた。 ――――振り下ろした長剣を持ち上げる才人、その際に付着した土が零れ落ちる。 女神の剣はその切れ味に従い、目の前の物を一刀両断していた。 頭の先から、脚まで真っ二つに。 彼女達が、座っていたベンチを。 「ふぅ、危なかったですね」 死を覚悟して閉じた眼を、かがみは開く。 その瞳に映るのは、遠い位置から呆然と自分を見つめるこなたと才人。 現状が理解できず混乱するかがみ、自分の体が誰かに支えられていると気付くとさらに加速していく。 その後一通り周囲を見渡し、最後に顔を上げる。 「怪我は無いですか? さがみさん?」 そこには不敵な笑みを浮かべる男、ストレイト・クーガーがいた。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 時間は数十分前に遡る。 平賀才人が泉こなたをルイズと呼び抱きしめた直後に、彼らは車の走行音を耳に捉えた。 隠すつもりがないのか、走行音は深夜の闇に騒音として響き渡っており、 音の聞こえる方向と配布された地図から、車の目的地を遊園地と断定。 少し悩んだ結果、彼らは遊園地に先回りすることにした。無論、殺害するために。 彼らが遊園地に到着して身を潜めていると、車が遊園地の広場に到着した。 それを隠れたまま監視する二人、程なくして車のドアが開く。 中からは顔色の悪いツインテールの少女と、サングラスをかけた怪しい男が現れる。 少女の方は脆弱な一般人に見えるが、サングラスの男の実力は未知数。 ここはやはり奇襲を仕掛け、実力を発揮される前に殺すか、などと考えていた時。 不意にこなた、いや『ルイズ』が声を上げた。 「かがみ……」 懐かしげに、ぽつりと呟く『ルイズ』 話を聞くと、少女の方が彼女の学友、柊かがみであると教えられ、 『ルイズ』の判断から、才人の企てた奇襲作戦はより安全で確実な方法に変化した。 まず『ルイズ』が二人に近づき、かがみをベンチに誘い出す。 そこで彼女にこのゲームをクリアして、V.V.にリセットボタンをもらう手伝いを申請する。 承諾されればそれでよし、拒否された場合は才人が背後から切り裂く。 これが『ルイズ』の思いついた作戦の全貌だ。 障害はやはりサングラスの男であったが、都合のいいことに誘い出すのに不自然ではなく、 彼から離れた距離の場所に、ベンチが設置されていたのだ。 この作戦ならば、最低一人はノルマを稼げると思っていた。 しかし現実は完全な失敗、かがみは救出されサングラスの男には敵意を感づかれてしまっている。 『ルイズ』の誤算はサングラスの男――――クーガーにとってベンチまでの距離は、一瞬もあれば詰められる程度のものだったということだ。 抱きかかえたかがみを自らの車の傍に避難させ、再び戦地に赴くクーガー。 その歩調は戦闘に対する緊張など一片も無く、彼が手足れであることを才人に実感させる。 思わず唾を飲む才人。 程なくしてクーガーは、才人から十メートル程離れた位置で前進を停止した。 「何故、かがみさんを襲った?」 無風の空間で放たれる言葉、それは何物にも邪魔されること無く才人の耳に届く。 「俺のご主人様に頼まれたからだ」 才人の声もまた、騒音に邪魔されることなくクーガーの耳に届いた。 「……そこまで大事か、ご主人様の言葉ってのはよ?」 「ああ、大事だ」 もう二度と失わない、もう二度と離さない。 言葉では現さないが、才人は自らの心でそう繰り返す。 「くだらねぇなぁ、自分の意思の介していない行動に何の価値がある?」 「くだらねぇ……だと? お前は知らないんだ! 自分の大切な人の傍で仕える喜びを」 「ならば何故止めない!? お前の大切な人が自分の大切な人を殺そうとするのを!!」 感情を爆発させたかのような問い、遠めに見ているだけだった才人は知る由も無かった。 かがみがこなたを見かけた時、心の底から嬉しそうのはにかんだ事を。 そしてその顔を見た時のクーガーが、心の底から安堵したことを。 「うるさい……うるさい、うるさい、うるさい!」 左手で額を押さえ悶える才人、もうクーガーの問いに答える気など無い。 右手で握り締めた女神の剣を前方に突きつけ、クーガーを威嚇する。 「俺は……俺はあいつと一緒にいられればいいんだ!」 才人は剣を片手に握り締め、クーガーに切り掛からんと突撃する。 「ああ、そうかい、ラディカル・グッドスピード脚部限定!」 クーガーの周辺の地面が抉り取られ、消滅した破片が彼の脚に装甲を形成していく。 その間約数秒、装甲が完成した時点で既にクーガーは飛び出していた。 「ヒール・アンド・トゥー!」 長距離を一瞬で無にする速さから、飛び蹴りが放たれた。 「ぐうっ!」 食いしばった歯から声が漏れる。 先に才人が仕掛けたはずなのに、先攻を取ったのはクーガー。 高速の領域から放たれる飛び蹴りは、女神の剣の加護で敏捷性が上昇していた才人でも受け止めるだけで精一杯だった。 「うぉおおおおっ!」 全身に力を込め、強引にクーガーを振り払う。 そして今度こそクーガーの身体を、鋼鉄の刃で切り裂こうとしたが―――― 「――――ッ!?」 才人の視界から、クーガーが消えていた。 周囲を見渡す才人、しかし何処にも彼の姿は見えない。 「遅い!」 何かの落下音、それが才人の耳に届く。 その正体に気付き彼が上を見上げたのと同時に、彼の両肩を鈍い衝撃が襲い掛かった。 「ぐあぁっ……!」 剣で防御し、辛うじて直撃は免れる。 しかし上空からの急降下で重力を纏った一撃は、才人の想像以上の威力を伴っていた。 そう、クーガーは剣を踏み台にして上空に飛来。 そして踵落しの要領で、才人に攻撃を加えたのだ。 「くそぉッ!」 剣に圧し掛かるクーガーを、再度強引に薙ぎ払う。 クーガーは華麗な動きで地面に着地するが、体勢は磐石とは呼べない。 その僅かな隙を突こうと、才人はコンクリートの地面を駆けた。 「足りないなぁ……全然足りない」 再度、才人の視界から消滅するクーガー。 またしても才人は逡巡し、僅かに動きが止まる。 その隙を掻い潜り、クーガーはまた現れた。 才人の背中を、蹴り飛ばしながら。 「ぐああぁっ!」 悲鳴を上げながら、地面を転がる才人。 背中に受けた一撃は肺の中に空気を与えず、彼は息苦しさに顔を歪めている。 が、その苦痛に浸っている暇は無く、彼が顔を上げた先には既にクーガーが迫ってきていた。 「俺を倒すには、圧倒的に速さが足りないッ!」 「うるさい!」 辛うじて立ち上がった才人は、死力を振り絞り何とかクーガーを遠ざけることに成功。 剣の柄を握る力を強め、才人はクーガーの攻撃に備えた。 その後も一進一退の攻防が続き、やがて数分が経過する。 「ハァ……ハァ……くっ!」 一般的に考慮すれば、数分というのは非常に短い時間であろう。 だが戦闘においては、一瞬の隙でさえ致命傷を招く。 とくに自らの俊敏性を用いて戦うクーガーとの戦闘であれば尚更であった。 「くらえッ!」 正面から迫り来る回し蹴り。 アルター能力により強化されたそれは、もはや剣や刀に匹敵する切れ味を持っている。 「ッ!」 迫る斬撃を剣で受け止める、すると金属音が鳴り響き火花が散った。 (本当に足に刃物でもついてんじゃないのか、こいつ……) あくまでクーガーのアルターは脚部の装甲であり、才人が想像したような刃物はついていない。 にも関わらず、攻撃に鋭さが現れるのは何故だろうか。 答えは彼の速さが人智を超えているから、ただそれだけの理由である。 それだけの理由が、才人を圧倒し、苦しめているのだ。 「鈍い、鈍すぎる。そんなんじゃ俺の速さの足元にも及ばないぞぉ!」 受け止められた脚を早々に切り上げ、上空へ舞い上がる。 そして再び踵落しの要領で、落下し始めた。 さしずめこれは、悪人の首を断頭するためのギロチンと言った所だろうか。 「何度も……何度も同じ手はくらわねーんだよ!」 素早い動きで背後に後退する才人、その一秒後には彼が元々踏み締めた地面にギロチンが落下している。 最初の一撃は受け止めるだけしか出来なかったが、一度見てしまえば回避を可能にする実力が彼には備わっていた。 「うぉぉぉおおおおおッ!!」 剣を構えながら、才人は突進する。 踵落しの不発で発生した隙は大きく、この隙を逃す手は無い――――はずだった。 「ぐおぉっ!」 剣越しにも伝わる衝撃、身体を槍で穿たれたようなな衝撃。 しゃがみ込んでいたはずのクーガーは伸び切っていた脚の先端、爪先を突き出し、 もう片方の足をバネにして、強引な姿勢のまま迎撃したのだ。 「ハァ、ハァ……」 剣を杖代わりにして、才人は立ち上がる。 先の一撃によるダメージは剣越しだったためか、そこまで大きくは無い。 しかしクーガーの攻撃を受け止め、速さに対応するために消耗した体力は彼の身体を蝕んでいた。 「ようやく倒れたか……これで終わりだ! ラディカル・グッドスピード!」 クーガーは自らに宿った力の名を、高らかに宣言する。 それを聞いた才人は、疲労の蓄積された体に鞭を入れ、奮い立たせる。 そして一瞬でさえ見逃すまいとクーガーを視界の中に拘束し、剣を眼前に構えた。 が、いつまで経っても攻撃は来ないどころか、クーガーは不動の状態を保っている。 (誘ってるのか? それとも……?) 見たところクーガーの能力は、脚部を装甲で覆うこと。 彼の人智を超えた速さは、この装甲が原因であるのは間違いないだろう。 (ならば、さっきのは何なんだ) 単純な攻撃の不発というのは、絶対に有り得ない。 となれば自分をおびき出すための罠か、あるいは装甲を強化するのが目的か―――― 「なっ!?」 才人は、気付いてしまった。 クーガーの脚部から装甲が消滅し、黒いブーツが姿を見せていること。 それと同時に、側面から一台の車が迫っていることに。 「くそッ!」 踵を翻し、才人は車からの逃走を図る。 だが迫る車は猛スピードで爆走しながら、彼を正確に追跡していた。 「何で付いてくるんだよ畜生!」 「何で付いて来るかって、そんなの単純だ それが俺のアルターだからだ、自由自在に操縦することが出来るのさ」 クーガーが自らの能力を解説しだすが、才人にそれを聞いている余裕など無い。 ここで才人を追跡する車について解説をしよう 外装こそクーガー達が乗ってきた物と大差は無いが、実は一般的な小型車よりもさらに小さい形をしている。 何故ならばクーガーがアルター能力を使用したのは、遊園地によくあるアトラクションの車。 一般的にゴーカートと呼ばれる代物だからである。 「ゼェ、ゼェ……くそぉ!」 走り続け体力の限界が訪れた才人は、体を反転させ剣を構える。 車体を一刀両断しようと、両足に体重をかけたが―――― 「うわああぁぁぁぁぁっ!」 暴走する車に抗うほどの力は無く、一瞬の拮抗の末に跳ね飛ばされてしまった。 「くあっ……あぁ……」 コンクリートの地面にうつ伏せに倒れ、苦しげに才人は呻く。 女神の剣の影響で防御力が上昇していたからか、致命に達するほどの傷は負っていない。 しかし身体は既に満身創痍、もはや剣を支えにしなければ直立できないほど。 これ以上の戦闘が不可能であるのは、既に明白だった。 「どうやら……俺の勝ちのようだな」 一歩、また一歩と最初に対峙した時のような歩調で、クーガーが前進してくる。 そこからはもはや余裕すら伺えていて、自らの勝利を確信した様子。 だがあくまでそれは余裕であり、油断ではない。 片時たりとも才人を視界から逃すことは無く、訝しげな動きをすれば一瞬で才人は仕留められてしまうだろう。 実力により裏付けされたその余裕は、絶対の自信となり彼の風格を形成していた。 (俺は……こんなところで……) 才人の頭の中に、様々な念が溢れ返る。 一度は死んでしまったかのように見えたルイズ、でもまた才人の前に姿を見せてくれた。 容姿は違うかもしれないけれど、確かに彼女は自分のことをルイズだと言った。 だから彼女は、ルイズなのだ。 そんな彼女が、才人に一つの願いを言った。 死んでしまった従姉妹を生き返らせたいから、主催者からリセットボタンを貰いたい、と。 それを聞いて才人は思った、あぁ、やっぱりルイズは優しいんだなぁ、と。 ルイズに対して誇りを抱いた才人は、ルイズの役に立ちたいと心から願った。 (それなのに……それなのに……) 現実は、この様である。 彼女が計画した作戦は失敗に終わり、尻拭いのためにと応戦した戦闘では惨敗。 なんという醜態、無様という言葉がこれほど似合う状況は他に無いだろう。 一歩、また一歩とクーガーが近づいてくる。 悠に三十メートルはあった距離も、彼の早足の前に縮められていく。 あと十秒もすれば、彼は才人の元に辿り付くであろう。 (ルイズ……ルイズ……) 自らのご主人様の名前を復唱する。 才人がここで彼に倒されれば、次の矛先は確実にルイズに向かう。 そんなことは絶対に許してはいけない、許すわけにはいかない。 (ルイズ、ルイズ、ルイズ、ルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズッ!!) 「ルイズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」 だから彼は叫んだ、世界で一番大切なご主人様の名前を。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 泉こなたと平賀才人、柊かがみとストレイト・クーガー。 偶然か、はたまた必然かは分からないが、この二人の出会いは全く同じであった。 経緯はどうあれ窮地に陥っていた少女を、男が颯爽と救い出す。 それぞれの行動理念は正反対と呼べるものであったが、出会いだけは全く同じであった。 さしずめ少女の方は姫、男の方は騎士とでも言ったところだろうか。 そんな二人組は比較的早い段階で遭遇し、そして剣を交えることになった。 これも偶然か必然かは分からない。 もし言葉で表すとしたら、この単語が一番相応しいのだろう。 この出会いは、運命だったのだと。 ――――時は再び遡り、才人がクーガーの回し蹴りで吹き飛ばされた頃。 車の傍に避難していたかがみは、ぽかんと見つめていた。 自らを殺そうとした騎士と、自らを生かしてくれた騎士の戦いを。 (やっぱり……目で追えない) 才人呼ばれた少年の動き自体は、防戦に回っているからか彼女の目にもしっかりと映っている。 が、最速を自負するクーガーの動きに対応出来るところを見ると、やはり彼も超常の世界の人間なのだろう。 (なんで、私達がこんなところに連れて来られなきゃいけないのよ……) 彼女は極めて普通のどこにでもいる女子高生、魔法やアルター能力など存在しない世界の住人であり、 これからも平和な日常を謳歌することが約束されていたはずだったのだ。 にも関わらず、気が付いたらわけの分からぬ場所に連れ去られ、友人を殺害された。 そのうえ自分自身も、二度殺されそうになった。 しかも彼女が無二の親友だと思っていた、泉こなたによって。 (なんで、なんでよ、こなた……) 光を失い黒く淀んだ瞳を思い出し、彼女は項垂れる。 何で昨日まで一緒に笑い合っていた友達に、突然命を狙われなければいけないのか。 彼女は自らの境遇を呪い、呪詛の言葉を吐き出す。 これも当然だろう。彼女等は特殊な力もなければ特異な経験も無い。 常に死と背中合わせの世界で耐えることのできる精神力など、持ち合わせているはずがないのだ。 (もう、やだ……) その場に腰を降ろし両膝を手で抱え、そこに頭を突っ伏す。 真っ暗な世界の中で、彼女は全てに絶望していた。 (……………………) 真っ暗な世界で思い出すのは、昨日までの日常。 こなたが話を振り、つかさが驚き、みゆきが解説を加え、かがみがツッコミを入れる。 そこにゆたかやみなみが入ってきて、いつの間にか大所帯になっている。 (……………………?) そんな平和な日常を振り返って、彼女はふと気付いた。 みんな、笑っているのだ。 つかさやみゆきは微笑ましげに、ゆたかは純粋そうに、みなみは恥ずかしげに、こなたは含みのあるように嫌らしく。 その時の自分の顔など彼女自身が知るわけも無いが、きっと笑っていたのだろう。 皆の笑顔を思い出すと、彼女の心が温かい感情に満たされていく。 (きっと、きっとまだあるはずよ、昨日を取り戻す方法が!) こなたは確かに私を殺そうとしたけれど、未遂で終わっている。 つまりまだこなたは何も罪を犯していない、そうに違いない。 だからこなたを説得しよう、もうあんなことはやめるように、と。 そうした後で、皆でこの狂った世界から抜け出す方法を考えよう。 さっきはああ言ったけれど、ゆたかちゃんを生き返らせる方法もあるかもしれない。 だから―――― そこまで彼女が考えて、顔を上げた時。 「ルイズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」 と、叫び声が彼女の耳を貫く。そして。 「分かったよ、サイト」 自分の正面から十メートル、さらに右へと四十五度ほどずれた位置。 そこに現れたこなたが、何かを彼女に向けて押した。 「さよなら、かがみ」 「え、こな……」 最後にそう呟いたこなたは、体を反転させ脱兎の如く駆け出した。 ――――ここで偶然の産物ではあるが、一つの不幸を説明しよう。 クーガーは知らなかった、才人が泉こなたのことをルイズを呼んでいた事を。 クーガーは知っていた、あの少女の名前が泉こなたであることを。 そして名簿の中に、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの名前があることを。 故に才人がルイズの名前を叫んだ時に、疑ってしまったのだ。 彼らに第三の仲間がいて、ずっと隠れていたことを。 だから初動が数秒遅れた、こなたが投げ出した台車の動きに対応するのに。 硬いコンクリートの地面を、台車の車輪が音を立てて進んで行く。 からからと乾いた音を立てて、進んで行く。 何か小さな機械を取り付けられた、一斗缶を載せて。 クーガーが叫ぶ、しかし声は届かない。 得体の知れない何かを載せて動く台車に、かがみの意識は裂かれていた。 からからと音を立てて進む台車、物凄い速度で駆け抜けるクーガー。 この二つが同時に、かがみの元へ辿り付いた時。 強大な爆発音が、周辺一帯に響き渡った。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 先ほどこなたが滑らせた台車に載せられていた物。 あれの正体は、共和国戦闘実験第六十八番プログラムにおいて、 三村信史が大切な叔父の形見を用いて作成した爆弾である。 工場勤務の叔父によって調合された爆薬は、凄まじい破壊力を発揮した。、 プログラムにおいては、巨大な倉庫を丸々一つ壊滅させるという惨状を演出し、 今回も遊園地を半壊させるに至った。 メリーゴーランドの馬達の肢体は四散し、バラバラの不気味な物体と化し、 観覧車は殆どのゴンドラが地に落ち、骨組みだけが残った姿は枯れ果てた樹木の様。 一番人気であるはずのジェットコースターは、レールが崩れ落ち原型を留めていなかった。 他にも爆弾の被害は多数に及んでいたが、一番悲惨なのは中央の広場であろう。 爆心地である地面には巨大なクレーターが開き、さらに破壊されたアトラクションの残骸が無数に転がっている。 そしてそれらを全て包み込むかのように、煌々たる炎とどす黒い煙が巻き上がっていた。 轟々と音を立て、残骸を巻き込みながら火柱となり漆黒の闇を昇っていく。 まるで全てを逃がさんとする、牢獄を形成するかのように。 だがその牢獄から僅かに逸れた位置に、一台の車が転がっていた。 ピンク色の塗装が成された派手な装飾のスポーツカー。 この説明だけであれば豪勢な車を連想する者も多いだろうが、現実は違う。 窓ガラスは粉々に砕けており、車体もところどころが拉げている。 何より車体が反転し、タイヤが天を剥いているところが爆発の悲惨さを物語っていた。 通常これだけの被害を車が被っていれば、間違いなく内部の人間は生きてはいないだろう。 しかし幸運なことに、内部の人間はまだ生きていた。 「うっ……あぁ……」 狭い車内で黒ずんだ衣服の煤を払い、煙を吸い込んだのが咳き込む。 その人間に目立った外傷は存在せず、すぐにでも行動することは可能であろう。 これは奇跡とも呼べる出来事である。 さて、ここまで来て疑問を浮かべている人も多いのではないだろうか。 爆発が起こる直前まで、車内に人は居なかったはず、と。 これについても説明しなければならない。 台車に載せられた物が、こなたが必死に逃げる様子から爆弾だと気付いたクーガーは、 手負いの才人を放置し、かがみの元へと一目散に駆け抜けた。 そして彼女の元に辿り着く直前に、アルターと化した車のドアを開け、 彼女を抱えて、車内に飛び込んだ。 その刹那、爆弾は爆発する。 爆風で車は放物線を描きながら、広場に落下する。 その後何度も横転し、悠に十数メートルは転がった後に爆風と共に停止した。 クーガーは咄嗟の判断で、車内に避難し爆発が直撃することを防いだのだ。 「ハァ……ハァ……」 クーガーが最速であるのは、何も物理的速度だけではない。 判断力や行動力、精神的な面においても彼は最速を貫いていた。 最速を、貫いていたはずだった。 「さがみさん、さがみさん!」 車内の中から這い出したクーガーは、目を瞑ったままのかがみに呼びかける。 ――――しかし、彼女の返事は無い。 「さがみさん! 返事をしてください、さがみさん!」 ただ呼びかけるだけでは効果が薄いと判断したのか、かがみの身体を車の外に出す。 ――――しかし、彼女の目は開かない。 「しっかりしてください、さがみさん! 貴女はこんなところで立ち止まってしまうような方じゃないでしょう!!」 もはや呼びかけるのが無意味と判断したのか、今度はかがみの体を揺すり始める。 ――――しかし、彼女の体は動かない。 「かがみさん!! かがみさん!!」 普段の彼が絶対に見せることの無い、鬼気迫る顔で彼女の体を揺する。 ――――それでも、彼女の体が動くことは無い。 何故なら、彼女は回転する車内で全身を強く打ち―――― 「…………………………かがみ…………さん?」 ――――死んでしまっていたからだ。 【柊かがみ@らき☆すた 死亡】 【一日目黎明/G−10 遊園地内】 【ストレイト・クーガー@スクライド】 [装備]:なし [所持品]:なし [状態]:軽症 [思考・行動] 1:…………………… ※クーガーのデイパック(支給品一式&確認済み支給品《1〜2》)とかがみデイパック(支給品一式)は両方とも車内にあります ※支給された軽トラック@バトルロワイアルは、アルターで改造された末に破壊されました。 これ以上、運転するのは不可能です。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「ゼェ、ゼェ……助かったよ、ルイズ」 爆心地である広場から数十メートル離れた場所で、こなたは才人と再会していた。 才人の身体はやはり満身創痍であり、クーガーとの戦闘がいかに凄惨であったかを物語っている。 「ううん、気にしないで。私もただ見てるってだけは嫌だったし」 才人にとってこなたはご主人様であり、守護すべきお姫様だったのかもしれない。 だが彼女自身にとっての姫は小早川ゆたかであり、自分自身は勇者のつもりであった。 「それよりもすげぇな、あの爆弾」 才人の言葉で、未だ昇り続ける巨大な火柱を眺める。 彼女に支給された爆弾、正確には三村信史特性爆弾セット。 それに配布された説明書には、爆弾を起爆させる詳細な方法が記されており、 爆弾など扱ったこともないこなたでも、起爆させることに成功した。 爆弾の知識など皆無のこなたには、この爆弾の威力がどれほどのものか分からなかったが、 一発限りの強力の隠し球に使おうと判断していて、出来れば温存しておきたい代物であった。 しかしクーガーは強敵であり、その上に謎の力を持っていた。 しかもその力は、あらゆる物の速度を上昇させるもの。 仮に才人を見捨てて逃走したとしても、あっという間に捕らえられてしまっただろう。 だからあそこで爆弾を使用したのは間違いではなかった。 爆弾の威力も知らないし、下手をすれば彼女自身や才人も巻き込まれてしまうかもしれない。 一か八かの賭けではあったが、結果的に勝利の女神が微笑んでくれた。 最も爆弾の威力は彼女の想像以上に凄まじく、全力で逃げても爆風で吹き飛ばされてしまったのだが。 「どうする? あいつらが死んだか確認しに行くか?」 「いや、いいよ。あんな爆発じゃ流石に生きてないだろうし、デイパックもボロボロだよ」 「そうだな、あれだけの爆発だと誰かやってくるかもしれないぜ、とっととズラかろう」 「そうだね、今の私達じゃやられちゃうかもしれないからね、一旦隠れよう」 可能な限り人数は減らしておきたいのが彼女の本音だが、決して無理はしない。 最低でも才人の体力が戻り、受けた傷も治療するくらいはやっておくべきであろう。 それにこの爆発によって誘き出された参加者が、勝手に殺しあってくれるかもしれない。 そこにわざわざ介入して、血反吐を吐き出し戦う必要性も無い。 最初はゆたかの死と異常現象で混乱していた頭も、数時間すれば不思議と冴えている。 これはやはりバトルロワイアルをゲームと判断したからだろうか。 あらゆるゲームに精通するこなたの知識と経験が、彼女に冷静で的確な判断を下させている。 「それじゃあ行こ、サイト」 こなたの呼びかけ体を翻すと、才人は短い返事をしてそれに追従する。 「少しの間待っててね、すぐにまた会えるから」 かつての親友を、自らの手で殺めてしまった少女。 この少女は、果たして何処まで堕ちていってしまうのだろうか。 【一日目黎明/G−10 東部】 【泉こなた@らき☆すた】 [装備]:なし [所持品]:支給品一式、三村信史特性爆弾セット(滑車、タコ糸、ガムテープ、ゴミ袋、ボイスコンバーター、ロープ三百メートル)@バトルロワイアル 確認済み支給品0〜1個 [状態]:健康 [思考・行動] 1:優勝して、白髪の男の子にリセットボタンをもらう。 2:目の前の少年が言うルイズになりきり、ともに戦う。最後は少年も殺す。 3:とりあえず一旦休む。 【平賀才人@ゼロの使い魔】 [装備]:女神の剣@ヴィオラートのアトリエ [所持品]:支給品一式、確認済み支給品1〜3個(このうち少なくとも一個は武器です)、ルイズの眼球、背骨(一個ずつ) [状態]:中ダメージ [思考・行動] 1:新しい『ルイズ』と一緒に行動する。 2:とりあえず一旦休む。 ※爆弾による爆音はエリア全体に響き渡り、火柱と煙が立ち上っていく様子も全エリアから見えます。 漫画版を見る限り、火柱はすぐに消えますが煙はしばらくの間残っているようです。 ※F−6、G−6の境目から、F−10、Gー10の境目までに車の爆走音が響き渡りました。 【三村信史特性爆弾セット】 名前通り三村信史が作中で使用した爆弾+α。 その他の道具は、信史がプログラムのある施設に爆弾を投下しよう集めた物です。 ちなみにボイスコンバーターとは、パーティーなどで使用される変声用のスプレーのことです。 時系列順で読む Back 三人寄れば……一体どうなる? Next 西へ向かう 投下順で読む Back Be Cool! Next 西へ向かう 044 また逢いましょう(後編) ストレイト・クーガー 066 お前の姿はあいつに似ている 柊かがみ GAME OVER 028 ルイズに届けこの想い! 才人ザオリクを唱える。の巻 泉こなた 072 Ultimate thing(前編) 平賀才人
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幸せの法則 ~ルール~ 幸せの法則 ~ルール~ アーティスト ミス・フォーチュン 発売日 2020年3月25日 レーベル 日本コロムビア CDデイリー最高順位 4位(2020年3月26日) 週間最高順位 8位(2020年3月31日) 月間最高順位 21位(2020年3月) 年間最高順位 159位(2020年) 初動総合売上 7643 累計総合売上 10629 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 幸せの法則 ~ルール~ THE IDOLM@STER シンデレラガールズ CD/総合ランキング 週 月日 CDシングル 総合シングル 順位 週/月間枚数 累計枚数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 3/31 4 7132 7132 8 7643 7643 2020年3月 18 7132 7132 21 7643 7643 2 4/7 7 1082 8214 14 1082 8725 3 4/14 10 462 8676 13 462 9187 4 4/21 10 338 9014 15 338 9525 5 4/28 16 258 9272 258 9783 6 5/5 174 9446 174 9957 2020年4月 21 2314 9446 32 2314 9957 7 5/12 129 9575 129 10086 8 5/19 101 9676 101 10187 9 5/26 109 9785 109 10296 10 6/2 126 9911 126 10422 2020年5月 465 9911 67 465 10422 11 6/9 94 10005 94 10516 12 6/16 113 10118 113 10629 関連CD Super Duper Needle Light ギュっとMilky Way
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激闘☆枕投げ 11 二宮 央 「はなめさんお待たせ」 枕を大量に抱えた央がはなめの所に戻ると、はなめは安心したように微笑んだ。 「綺羅さんの撃破に成功しました。戦利品に枕も!」 「央さん偉いですわ!」 はなめにも枕を渡しつつ、央は首だけ回して周囲を確認した。 「……はなめさん、慧理奈さんへの攻撃失敗しましたね」 「ご、ごめんなさい…京さまの顔が浮かんでしまって……」 そう言われては央も何も言えない。正直、自分が突撃しても同じ結果だったと思う。 ロサ・フェティダの威光がこのイタリアの地にまで! そうでなくても慧理奈に枕を投げるなんて躊躇われてしまうというのに…。 実際、枕投げを企画した段階で彩はこう漏らしていた。 「慧理奈さんやかずらさんのようなお嬢様に枕を投げつけるのはちょっと躊躇うわよね」と。 そして、その後にこうも言った。 「央さんになら全力で投げられますけど(笑)」 この時の彩の『(笑)』は、非常に人の悪い笑い方だったと後に央は熱く語る。 「こうして枕も大量に入手しましたし、一気に蒼さんを攻め落としましょう」 「ええ、そうですね」 気を取り直して、央とはなめは猛攻撃を仕掛ける。 十花と栗実の2人は少し気を抜いていた為、急襲に対応が遅れてしまった。 「もらった!」 「央さん!中日の試合前ベンチに行ってみたくないですか!?」 ぴた。 央の動きがぴたりと止まる。 「兄が今度試合前のインタビューの仕事があるって言ってましたから、同行出来るように頼んでみましょうか?」 「本当ですか!?栗実さん!!」 蒼への攻撃を忘却の彼方へ消し去り、央は栗実の手を取って喜んでいる。 「物で釣るなんてそちらこそ卑怯なんじゃなくて?」 「人聞きの悪い事を言わないで下さい。こういうのは頭脳プレーっていうんです!」 はなめの抗議を栗実は涼しい顔で受け流す。 もはや勝つためならば手段を選ばない両チーム。 ルールなどあって無いようなモノ。 お嬢様とは、基本的に負けることが嫌いな生き物なのだ。 目次へ戻る
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このページはこちらに移転しました 唐揚げ弁当を投げて 作詞/231スレ594 唐揚げ弁当を投げて現実をみてみろよ 散乱した断片がお前を浸食する お前は愚かな臭いに操られ 唐揚げを貪るだろう 壁を蹴り上げろ 激痛がお前の足を通り ひょこっと お前に 「こんにちは どうかしましたか?」 普遍の時間を食べ尽くせ 盲目のお前は何も知らない 結局は大損 死ぬ直前に悟るだろう 唐揚げ弁当を投げて現実をみてみろよ 散乱した断片がお前を浸食する お前は愚かな臭いに操られ 唐揚げを貪るだろう
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検索 あ行 暴れ ARE 当身 受身 オーヤン か行 ガード投げ抜け 確定反撃 逆二択 屈伸 さ行 避け投げ抜け 避けキャンセル 下がり馬歩 しゃがダファジー 死体蹴り た行 な行 投げ確 投げ漏れ 舐めプレイ は行 BD避け ぼっ立ち ぼっしゃが ま行 や行 ら行 わ行 ■避けキャンセル 失敗避けモーションはしゃがみダッシュでキャンセルがかかる (成功避けはキャンセル不可) 直線の中段攻撃を避け、発生の遅い下段攻撃はしゃがみガードする いわゆる二択回避ができる。 投げには一方的に負けてしまうので注意。 類義語: ARE ■確定反撃 ガード後などに確実に決めることができる 反撃行動のこと また確定反撃を決めることはVFの基本であり上達への近道である。 刹那のことなので難しいが諦めず試みつづければ必ずできるようになる。 続けることが大事です。 例→ ガードして10F有利な技をガードしたので、投げ(発生8F)を決める。 ■しゃがダファジー しゃがみダッシュで一瞬しゃがみ状態にして立ちガードする。 しゃがみダッシュは5Fでしゃがみ状態になる為 2F以下の不利であれば最速投げを回避し、中段打撃などもガードできる。 下段投げ、下段攻撃、遅らせ投げには無論負ける。 具体的にはPK被HIT後などが-2Fであるため良く使われる。 ■投げ確 投げ技が必ず入る状況(投げ抜けはできる) 投げの発生は8フレームだが+8フレームでも投げれない状況があるので注意 投げ確は投げるのが上達への道です。投げましょう。 ■オーヤン AREと同義語。 ■下がり馬歩 【読み:さがりまほ】 アキラで、しゃがみバックダッシュから馬歩衝靠(2_6P+K)を 繰り出すこと。 下がりの部分で失敗避けが出て馬歩をくらったり 暴れ技を空かされて馬歩を食らったりします。 食らうと何故かムカつきます。 ■避け投げ抜け 【読み:さけなげぬけ】 避け中に投げ抜けコマンドを入力して直線打撃と投げを回避するテクニック。 回転系打撃やキャッチ投げ、遅らせ打撃には一方的に負けてしまう。 投げ抜けコマンド入力後Gボタンを押しっぱなしにする事で投げスカリモーションを出させない事も可能。 正式名「避け抜けガード」と呼ばれるが一般に避け抜けと呼ぶ場合はこれを指す。 投げ抜けの数も3つでも4つでも複数抜けることができる。 ■逆二択 【読み:ぎゃくにたく】 巷では「暴れ」「逆に択」と分けて呼ばれるが基本的な内容は同じである。 不利フレームにおいて相手の投げまたは発生の遅い打撃、遅らせ打撃に対し、先に打撃を出して潰してしまおうという攻撃的な防御方法。(※打撃のモーションを投げる事は出来ないので最速だろうと投げられない) もちろん相手が早い打撃を売ってきた場合はカウンターになるため非常にリスキーである。 ■ガード投げ抜け 【読み:がーどなげぬけ】 投げ確定(10フレーム)以上不利な状況で 投げ抜けコマンドを入力、Gボタンを押したままにする。 すると投げモーションが出ることなくガードした状態となる。 投げ抜けの受付時間が短いので1~2個しか投げぬけは入れられない それ以上入れると投げ抜けモーションが出てしまう。 「備考」 投げの発生は8フレームだがVF4FTには-8というのは 存在しない。 存在する投げ確は-10以上だ。 前のバージョンまでは-8フレームという硬化も存在したが それだとガード抜けができないなどの問題があった為か 現バージョンでは-8フレームという硬化は存在しなくなった。 ■暴れ 【読み:あばれ】 巷では「暴れ」「逆に択」と分けて呼ばれるが基本的な内容は同じである。 不利フレームにおいて相手の投げまたは発生の遅い打撃、遅らせ打撃に対し、先に打撃を出して潰してしまおうという攻撃的な防御方法。(※打撃のモーションを投げる事は出来ないので最速だろうと投げられない) もちろん相手が早い打撃を売ってきた場合はカウンターになるため非常にリスキーである。 ■ARE 【読み:えーあーるいー】 ※避けキャンとも呼ばれます。 失敗避けをしゃがみダッシュモーションでキャンセルしつつ、しゃがみ状態から出せる打撃を入力することで、相手投げ、直線打撃、遅らせ打撃に勝てる最強といわれる防御方法。だが、回転系の打撃には一方的に負けるほか、入力が遅れると投げられてしまう。 理論上4フレーム不利までは最速投げを回避できるがそれ5フレーム以上不利だと投げられる。 (※失敗避けは最初の3フレームはキャンセル出来ないため) 相手が最速打撃をしてきた場合、成功避けモーションになりその後のしゃがみダッシュ~打撃が出ることはないが入力が遅い場合は当然出る。 これはコマンド入力の遅れが原因であり、もし投げが来ていた場合は投げられてしまう。 コマンド例: 8or2→33K _