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スレッドより 以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ2ループ目から引用 109 Track No.774 2009/11/24(火) 01 02 53 「死のない男」を読み解いた猛者はいないのか? 単に科学がいくら発展しても、不老長寿の技術はまだですよねーって歌なのか? 110 Track No.774 2009/11/24(火) 08 51 04 ロシア民話に「兵士と死」ってのがあるんだよね、ジムヘンソンのストーリーテラーで見た。 調子に乗って死にすら見放された哀れな男(死ねない男)の放浪記だと思う。 111 Track No.774 2009/11/25(水) 06 47 55 「死のない男」 男は2度と地球へは戻れなかった… 鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙空間をさまようのだ。 そして死にたいと思っても死ねないので そのうち死のない男は考えるのをやめた。 112 Track No.774 2009/11/25(水) 11 06 33 111 カーズ乙 113 Track No.774:2009/11/26(木) 20 01 07 マジで死のない男ってカーズみたいな奴じゃねーの? 死にたくても死ねない→放浪→死にたくてもry 永遠にループ 「タワーは雲をついて 杵の柄を洗う」 杵って…あの餅つく杵だよなぁ この部分どう解釈すりやいいのか悩むわ 114 Track No.774 2009/11/26(木) 20 09 06 昔取った杵柄 のことかと思ったが、にしても解釈が難しい 115 Track No.774 2009/11/27(金) 00 30 04 タワーを杵に見立てる これの一番下の「手きね」の形ならそう突飛な連想でもなかろhttp //ww1.tiki.ne.jp/~igoshogi/keyaki/usu.htm 高くそびえるタワーの先が雲に隠れている=雨に洗われている てな読み方もできなくもない 歌詞の一行目に戻ると「ロケット」があるから タワーはロケットの打ち上げ台かもしれない タワーが杵なら臼は大地、もしくは「庭」 そこに洗われる上昇・下降の動き そこにある「庭の木の実り」 別にこれで正解とは言わないけど 歌詞の中の要素から見てこの辺の解釈に落ち着くと思う 何言ってんのか分からないって人は、もうあまり深く考えない方が良いかもしれない (多分こういう見方自体に慣れてないだろうし、変にビックリされても困るし) 116 Track No.774 2009/11/27(金) 03 59 01 温泉掘るような掘削機だかのピストン運動想像してた 117 Track No.774 2009/11/27(金) 05 26 44 「死のない男」はヴァーチュアルラビットに入ってる うさぎ、杵と臼、上下の動き… うさぎが杵持ってぺったんぺったんと月で餅搗き ♪あー死のない男 118 Track No.774 2009/11/27(金) 05 52 21 116- 117と庭の木の実りを足す=子供?と解釈 ヴァーチュアル・ラビット物語にある「分娩室でおこった事」 ~男が出産した 120 Track No.774 2009/11/27(金) 17 54 30 うさぎが搗いてるのは餅じゃなくて不老不死の仙薬っていう伝説もあるよね。 「死のない男」はライナーノーツのウサギがどうにかなった後なのかも。 121 Track No.774 2009/11/27(金) 21 08 09 「あるという~」とか「わ~れだして~」とか「まぶしくて~」のパートをボコーダーにしてみる。 言葉は聞き取りにくいがOKだろう。そもそも私の歌詞は何を言ってるんだか分からないと 評判だし、意味のわからない歌詞として有名だ。どうしてなんだろう??あ、歌録りは無事終了。 本人が歌詞の意味が分からない理由が分からないと書いているからには 一応の答えはある筈。 122 Track No.774 2009/11/27(金) 23 50 10 ヴァーチュアル・ラビット物語でオゾノ・コブラノスキーの遺書で 「科学によって無くしたもの」の一つとされているものは「死」 彼は月面でそれを取り戻すことになった という事は、それまでのオゾノ・コブラノスキーは「死のない男」だったわけで 123 Track No.774 2009/11/28(土) 00 26 03 122 リアルの実りとデジタルな実りのプロセスは同じとも書いてありましたね<遺言 ということは、歌詞の「庭の木の実り」もリアルの実りである必要はない、のかも。 もっと延長させて、全てはオゾノ様がコンピュータの中で観たデジタルな世界、 という可能性もアリな気がしてきた。 126 Track No.774 2009/11/28(土) 23 14 38 123 ここでC.G.ユングおじさんの「変容の象徴」から引用 「アハスヴェル(Ahasver)は周知の永遠のユダヤ人である。 かれの特徴は世界滅亡まで続く終わりのない憩いのない放浪である。」 このさまよえるユダヤ人、アハスヴェルの原型的神話として 様々の経典やミトラ教の祭儀の解説等々と共に ギルガメシュ叙事詩の不死を求めて旅をする様子が 大洪水のエピソードと合わせて紹介される で、 「英雄神話はまずなによりも、意識の光の 満たされない、まためったに満たされえない熱烈な願望を懐く 無意識の、探索する憧れ心の自己表現であると思われてならない。 「だが、意識はまた、みずからの光に惑わされ 根のない鬼火になる危険をつねにはらみ、 自然の治癒力、存在の深い源泉、また千態万態の生命との 意識を離れた合一にあこがれる。」(第二部:四:「英雄の誕生」より) この次に第二部:五:「母と再生の象徴」が続くのだけど ここは一旦、ヴァーチュアルラビット物語の… 「科学は出産するのだから女だ」 「いや光をあて、分析し、秩序をもたらすのだから男だ」 …の一節がこの辺に関わって来る台詞回しであることを 確認しつつ一旦終了 127 Track No.774 2009/11/29(日) 22 03 15 おらー 付いて来てるかー 来てなくても続けるけどさー もう一度「変容の象徴」の第二部:四:「英雄の誕生」からこの一節 「英雄は旅人であることが多い。旅とは、憧憬、どこにも対象がみつからず やすまることのない願望、失われた母の探索のイメージである。 太陽の比喩もこの視点からみればよくわかる。 それゆえ英雄はつねに太陽に似ているのであり、 英雄の神話は太陽の神話であるといっても結局のところ正しいのである。」 ーーーーーーーー以上引用終わり 科学(=意識みずからの光)によって「失われた」もの達を求め 月へと旅したオゾノ・コブラノスキー 彼が後続の者達へと書き残した指示は、ウサギを「追いかける」事 ユングの文章とつきあわせてみるなら、これは「失われた母」の探索 「どこにも対象がみつからずやすまることのない」様子は 「死のない男」の「国中のもの知りにたずねてもあてはない」とも呼応する 128 Track No.774 2009/11/29(日) 22 34 22 そんで続き~ やっぱりユングの「変容の象徴」から~ 「箱ないし櫃は女性の象徴すなわち母胎である。 高価な品物をいれた箱、容器、かごは、 水面を流れてゆくと考えられることが多い。 これは太陽の運行との類比である。太陽は不死の神として海面を泳ぎ、 毎晩母なる太洋へ没し、朝にはふたたび生まれる。 「海に旅する神々はすべて太陽神である。 彼らは「夜の航海」のためにしばしば女とともに、 小箱または方舟にとじこめられる。 夜の航海の間太陽神は母胎にとじこめられ、 しばしばありとあらゆる危険におびやかされている。」 「ここに述べた神話圏の意味は明瞭である。 すなわち母胎へ回帰することを通してふたたび生まれたい、 つまり太陽のように不死になりたい、という憧憬である。」 (第二部:五:「母と再生の象徴」) ーーーーーーーー引用終わり 女性の象徴である「箱ないし櫃」=「母なる器」=コンピューター 「ロケットを使わず、コンピューターの中を通って」 月面へと至ったオゾノ・コブラノスキー 月も女性の象徴(Swicthed-on LOTUS のジャケット)だから これも母胎への回帰、すなわち再生の為の死 英雄、航海、海のモチーフは「嵐の海」「静かの海」 「我が心の鷲よ 月を奪うな」にも共通 さらに「UNDOをどうぞ」になると 「…大将さまがゆるしてくれるんなら、 帰りたいです 」 さらに太陽&出産のモチーフは「太陽の木」にも繋がる 太陽の木=生命の木についてもユングおじさんがいろいろ書いてるけど 今日は疲れたからここで止め 129 Track No.774 2009/11/29(日) 23 29 11 128 せんせー、さっぱりわかりません! 難しすぎて何から手をつけてよいやら。 オゾノ様が「ロケットを使わず、コンピューターの中を通って」月に行ったことは、 ロケットという男性の象徴を使わずに女性の象徴に到達したという部分がミソ? (エンジン部分が男性で居住区が女性の象徴のようでもありますけど<ロケット。 そういう意味では「分娩室の出来事」の出産する男性にも通じる、かな?) 歌詞の「ロケットは晩年も 空を行くだろうし」にも関係してきそうな気はします。するだけですが。 そういえば、この「晩年」も気になる単語ではあります。 誰の晩年なんでしょう。「死のない男」には晩年はないですし。 理屈で言うと、死の近年がいわゆる晩年と呼ばれる時代ですよね。 70歳で死んだ人とまだ生きてる人がいて、死んだ人の60代後半は晩年だけど、 生きてる人の同年代は晩年とは呼ばないはず。 だから、死なない男には晩年は来ない(もしくは常に晩年?)と思うんですが…。 一言一句が意味不明ですw 130 Track No.774 2009/11/30(月) 00 19 56 「ロケットを使わず、コンピューターの中を通って」は 物理的ではない手段を使っているところがミソだと思う 「母なる器の中でおこる変容の秘儀」 「データを入力し、 実り に変容した結果を得る」 オゾノ・コブラノスキーはその「変容の秘儀」の方法を使って月面に来た それは「土の上に種をまき、実りを待つ神秘のプロセス」の応用 「死のない男」にも「庭の木の実りに 思い出したニュアンス」とあるから どちらかっていうとこっちの方がその「変容の秘儀」に関わって来そう 「晩年」は…アハスヴェルの放浪は「世界滅亡まで続く」わけだから、 この場合も世界が終るその時までずっと、ロケットやタワーに象徴されるものの 働きは途絶える事が無いってとこじゃないのかなっと 131 Track No.774 2009/11/30(月) 19 07 38 130 そっちがミソでしたか。 「ロケットは晩年も」以降の意味としては、 科学の力はこの先ずっと動き続ける…科学によって無くした 死を含む闇はこの先ずっと得られない状態である 「庭の木の実りに 思い出したニュアンス」 実りに「変容の秘儀」を思い出したのは「死のない男」で、 「死のない男」=オゾノ様が死という慈悲を授かり受けるために、 ロケットを用いず「変容の秘儀」を用いて月に到った…? 126のユングさんの言葉を少し拝借するなら、 「オゾノ様は死への満たされ得ない願望を抱き、 月という母の象徴へと「変容の秘儀」を用いてたどり着き、 死を得て後進に「ウサギ=月=母を追え」という指示を与えた」 という感じ? だいぶ前に出た「キミとボク」の考え方をひっぱってくると、オゾノ様と後進は同一であり、 ウサギを追うという目的を与えたことでもう一度「死」を探すという目的を得、 生まれ直したという風に読めないこともないような。 「変容の秘儀」ですが、オゾノ様が博士の言葉にあった「オゾノテック・コンピュ…」を オゾノ式コンピュータと考えるならば、オゾノ様はOSかコンピュータそのもの?ということになり、 とすると、我が身の内に自身の種を撒き(プログラムを走らせ)、 なんらかの通信を介して月面のコンピュータで実りを得た(自身の分身を獲得した) という意味になる…かな?違うかも…。 そういえばこのスレだか前スレだかでどなたかが、 「オゾノ・コブラノスキーと死は濃密に関わっている」と書かれていましたね。 ふと思い出しました。これもやっぱり螺旋に通じる死なんでしょうか。 132 Track No.774 2009/12/01(火) 01 00 04 ヴァーチュアル・ラビット物語の 「科学は出産するのだから女だ」 「いや光をあて、分析し、秩序をもたらすのだから男だ」 を見ると「科学」をどう捕らえるかで分かれる2つの立場があるのが分かる その2つの立場の間で大論争を引き起こしたオゾノテックコンピュータは 「光をあて、分析し、秩序をもたらす」科学によって「産まれた」 男性性と女性性を併せ持った科学の産物 それを使えば外へ飛び出して行くロケットとはまた異なった方法、 箱の内側に深く潜って行く事で遥か遠い地点に辿り着ける ブードゥー教徒のヤジは「現代科学」と述べた事に対するものかもしれない その「神秘のプロセス」は「遠い昔」からあったものだから それがおそらく「間もなくキミもその技術を手に入れる」と言われている技術 その秘密は月のウサギ(これもが現代の科学の精神には否定されてしまう、 けれども昔からそう言い伝えられてきた筈もの)が持っている 「死のない男」には「うすうす感じていた事を確かめにここへ来た」に 相当する歌詞も含まれているように見えるね 133 Track No.774 2009/12/03(木) 23 51 48 132 「死のない男」には「うすうす感じていた事を確かめにここへ来た」に 相当する歌詞も含まれているように見えるね 「そろそろと胸の 奥で確かに聞いた」 の所でしょうか。 何を「うすうす感じていた」のか、さっぱり分からないわけですが。 地上から科学の光で追いやったものが月にあるかもしれないということ? ふと思ったんですが、ユング心理学が人の心(潜在意識?)にあるイメージを統合して「心像」や「元型」 にまとめたものだとすると、平沢さんの歌詞はそれらまとめられたモノをもう一度イメージになるように 分解してちりばめたように思えます。再イメージ化とでも言いますか。 そしてその時に生じるイメージのブレ(スパーク?)を狙っているような…。考えすぎかも。 というか、意味不明ですね、すいません。 134 Track No.774 2009/12/04(金) 00 56 49 「うすうす感じていた」 =まだはっきりと意識にはのぼってきていない、 (自分自身の中の)無意識の領域の動きを気付きはじめている 『変容の象徴』ではその動いている心理的エネルギーの事を リビドーと呼んでいるのだけど、このリビドーの意味が フロイトとユングとでかなり違ってくるので、 その辺がちょっと面倒な言葉だったりする いわゆる性衝動とは被る部分もあるけど、ちょっと違う意味 平沢歌詞は初期(やマンドレイク頃)はフロイト寄りだけど だんだんとユング寄りの解釈になってきてる印象 >平沢さんの歌詞はそれらまとめられたモノをもう一度イメージになるように >分解してちりばめたように思えます。 音楽とはまるで関係ない(と普通は思われてる)ものを音楽でやるのがヒラサワ ただし、勿論ユングそのままではないヒラサワ節で 今監督の言う、表現ジャンルをまたいだ「翻訳」って事になる感じ 前スレに投下してもらってたインタビューで誤解や誤読も 許容するような言い方をしてたのはそういう意味なのかな、と 135 Track No.774 2009/12/06(日) 14 33 33 134 何が動くのを感じるかよりも動きを感じること、 もっと言えば動くこと自体が重要ということでしょうか。 またちょっとまとめます。まとめないと混乱する…。 動くこと=変容で、 「死のない男」の「庭の木の実りに 動きだしたニュアンス」のニュアンス。 「庭の木の実り」はオゾノ・コブラノスキーの遺言にある神秘のプロセスを意味し、それもまた変容。 「死のない男」は胸の奥に変容を感じ、「国中の物知り」に訪ね歩く旅に出る。 「授かり受ける慈悲」が知っている物知りに出会え、教えてもらえる僥倖を指すのか、 変容の一つである死を得ることを指すのかがまだちょっと分かりませんが…。 以下、疑問。 「タワーは雲をついて~」部分が庭の木の実り、胸の奥に聞こえるものと対応する動きの描写だとすると、 「セレモニーは~」部分も同じく動きの描写でしょうか? 冠婚祭の明るさかと思ったのですが、「世紀を誇る」で百年に一度クラスの何かの完成式典?にも思えます。 (が、なんとなくこのアルバムに関しては「何の」が問題ではなく、それ自体が大切な気もする…) タワーが科学と動きの関連付けなら、セレモニーを開催する精神と動きの連動? 難しい…。 というか、スレ独占状態で申し訳なし。 137 Track No.774 2009/12/07(月) 00 42 02 135 冠婚祭という印象は良いとこきてるかもね ユングさんの話(やはり「変容の象徴」)の続き 長いぞ~ 「水に劣らずしばしば見られる母の象徴のひとつに 生命の枝と生命の木がある。生命の木はたぶんまず 第一に実を結ぶ系統樹、つまり一種の太母である。 数多くの神話が、人間を木から生まれたものとしており、 また英雄が母なる木に封じ込められていたと語っている。」 「神話の木の典型的なものにエデンの園の生命の木がある。 (中略)松の木に吊るされたアッティスの画像、 造形芸術の題材としてよく知られる木に吊るされたマルシュアース、 木にぶらさがるオーディン、犠牲を気に掛けるゲルマンの風習などが、 十字架の木にかけられるのは宗教的神話のなかで唯一のことではなく 他の例と同じ観念圏に属しているのだということを教えてくれる。」 「この観念世界ではキリストの十字架は生命の木であると同時に死の柱である。」 「人間が木から生じたと主張する神話がある一方、 うつろな木のなかにひとを埋葬する風習もあった。」 「木が母の象徴の主要なものであることを考えるなら、 この埋葬法の意味は理解できるだろう。 死者は再生するためにいわば母のなかへ包みこまれる。」 ーーーーーーーー(引用終り) と言うことは「木の実り」と言うには言っても それは実は「木に吊るされた英雄」の姿の事なのかもしれない ユングによるキリストの磔刑の意味付けにはまだ続きがあって、 多分そこまで行き着ければ「死のない男」が求めるものや 慈悲を受けられない理由もスッキリ分かるようになるのじゃないかしらん で、そこまで行けば「太陽の木」に漂う独特の荒涼感のわけも一緒に分かる筈 (…モンティ・パイソンの Always Look on the Bright Side of Life を 十字架に架けられた連中が歌う事の意味も…これは、おまけだけども) 138 Track No.774 2009/12/07(月) 04 18 48 135 興味深いので続けて下さい 「死のない男」は木の実り 「太陽の木」は木の根方 ・~…何か掴めそうな気がするのに上手く説明できないこのもどかしさ 139 Track No.774 2009/12/07(月) 12 22 23 137 「庭の木の実り」=木に吊るされた英雄?で、タロットの「吊られた男」を 思い出したんですが、彼も実りの一種かも。十字の木に吊られてるし。逆さだけど。 「吊られた男」とキリストの磔刑に共通するイメージというと、これで終わりではない感じ というか、「再生」でしょうか。 (吊られた男:停止と価値観の変化、キリストの磔刑:復活に繋がる刑死) 吊られた男の後には死神、節制(命の水を配る天使)がいますし、やはり死と再生を暗示 しているような…。 「この観念世界ではキリストの十字架は生命の木であると同時に死の柱である。」 英雄が吊られた木が太母だとすると、キリストの死と同じ経路を辿る? とすると、英雄もまた再生する? 庭の木の実りに見たのは、成長→実りという生物的連続性の結果ではなく、 実は再生するための死というある種切断されたかに見える連続性の1シーン。 「セレモニー~」の部分は、死が終了ではないからこそ葬式に暗さがなく、 逆に冠婚祭の明るさがある。 「死のない男」が「庭の木の実り」に感じたニュアンスとは、死そのものではなく、 そこから繋がる再生への動き。物知りに尋ねているのも死ではなくて再生。 再生を成すにはまず死なないといけないので、「死のない男」は逆に言えば再生・復活のない男。 「死のない男」は前提で失敗している。故に、慈悲を受けられない。(慈悲=再生だとして) ユングさんのキリストの磔刑の意味付けまで行き着けてないような…。 「太陽の木」は、「木の根方に伏せては待つ」踊り手は、実は死んだ人で 再生を待つ歌かなー、とふと思いました。くるま座の友は葬列のようでもあり、 わざわざ車座なあたり環状なので、また別の意味あいかも。 そういえば前スレでどなたかが書き込んで下さった写真集の文章にも 踊り手とあったような。 140 Track No.774 2009/12/13(日) 15 37 19 …また長い引用に入る前に 137補足 全て『変容の象徴』第二部:五:「母と再生の象徴」からの引用でした 139 これもやはり「母と再生の象徴」から 「中世美術に詳しいひとは、アダムの墓から十字架が生えている絵を 知っているだろう。アダムがゴルゴタに埋葬されたという伝説があり、 セツがアダムの墓の上にエデンの園の木の枝を一本植えておいたのが、 キリストの十字架つまり死者の木になったというのである。 ご承知のとおりアダムの罪過によってこの世に罪と死がもたらされたが キリストがみずからの死によってわれわれをその罪過から買いもどしたのである。 アダムの罪過とはなんだったのかという問いには、 恕されえない、死によって償われねばならないかれの罪は、 あつかましくもエデンの園の木の実を食べたことだと答えることができる。」 「死にかたもまた、行為のもつ象徴的な内容を知らせる。 すなわち英雄は、十字架の横木に釘うたれることによって、 いわば、母の木の枝にぶらさがる。いわば死において母と合一し、 同時に合一の行為を否認してその罪を死の苦痛によって償う。 この最大の勇気と断念の行為によって動物的本性がもっとも強力に抑えられる、 したがってここに人類にとっての最大の救済が期待される。 なぜならこのような行為はそれだけでも、抑制を欠く本能的なありようという アダムの罪を償うに足ると思われるからである。」 「以前はなにも考えずに種族と一体になっていたものが、 自分自身を意識する個人になることができた。 またこうなってはじめて、個人的な決定的な死ということがありうるようになった。 つまりアダムの罪によって死がこの世にきたのであるが、 その罪とはまさに意識的になることであった。 神経症患者が母から離れることのできない理由は十分ある。 結局のところかれをそこにつなぎとめるのは死へのおそれである。」 というわけで 再生を成すにはまず死なないといけないので、「死のない男」は逆に言えば再生・復活のない男。 「死のない男」は前提で失敗している。故に、慈悲を受けられない。(慈悲=再生だとして) ほぼ正解 141 Track No.774 2009/12/13(日) 15 48 49 さらに追加 「われわれは幼時の追憶に沈み込んで、現在の世界から姿を消す。 暗黒の闇のなかに落ち込むようだが、そこで思いがけない別の世界の幻を見る。 そこでみる「秘儀」とは、原初的イメージの宝庫である。 これはだれでもが人類の贈りものとしてもって生まれてくるもの、 本能独特の生得の形式のすべてである。この「可能態」のプシュケーを わたしは集合的無意識とよんでいる。 心のこの層が退行してきたリビドによって活性化すると、 生の更新と同時に生の破壊の可能性が生じる。 首尾一貫した退行は、自然な本能の世界との、すなわち形式的ないし 理念的にいうなら原初的素材との再結合を意味する。 この素材を意識が捕らえることができれば、 新しい活気と新しい秩序がもたらされるだろう。 ところが侵入してきた無意識の内容を同化する能力が 意識にないことがあきらかになると、危機的状況が生じる。 すなわち新しい内容が本来の混沌とした古代的な形を保持して、 意識の統一をはじきとばしてしまう。」(『変容の象徴』第二部:七:「犠牲」) この無意識の中の「原初的素材」がすなわちヴァーチュアルラビット 物語の方で大論争になってる様子が「意識の統一」がはじきとばされた状態 …と見て見れないこともなさげ 142 Track No.774 2009/12/13(日) 15 52 54 さらにもういっちょ 「町は母の象徴、住民をこどものように胸に抱いて育む母である。」 「都市と女性とは無条件に同一なのである。」(第二部:五:「母と再生の象徴」) SIM CITY! 143 Track No.774 2009/12/14(月) 06 50 39 ウソ言う 良くない! 144 Track No.774 2009/12/14(月) 19 01 35 っていうかさー ユングさん牧師の息子さんだからかキリスト教にやたら拘ってるけど それ、日本人にはそのままでは適用できないから~ とか思ってたら、河合隼雄がその辺をカバーしてくれてんのな それも平沢に言わせると 「ユングの言ってることが特に新しいとは、 日本人だったら誰も思わないでしょう」 になっちゃうけど …そう…なの…? 157 Track No.774 2009/12/18(金) 11 47 06 140 ほぼ正解 わーい、当たった! と、喜んでもしょうがない。ほぼということはまだ先があるわけですね。 そのままの表現としての死と再生ではなく、141で書かれた 「集合的無意識下での精神的死と再生」への応用というか。 「死のない男」は、死がない=暗黒への沈み込みがないから、 新しい活気と秩序に出会えない、とかでしょうか。 もうちょっと踏み込んで考えてみます。 160 Track No.774 2009/12/18(金) 20 52 54 157 ほぼ、というのは、ユングがヨーロッパ人の精神の根っこにある キリスト教の思想をベースして書いてるので、その洞察をそのまま 日本人である平沢の作品に適用するのはちょっと無理がある …というような感じの意味です 日本人は日本人なりの精神の特徴があるので 本当はそこから考えていかないとダメなんだけど それは三ヶ月くらい考えないと纏まらなさげ
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憂「あずにゃん、今日は帰るって!」 澪「そうか…」 律「なんだよもう…嫌な感じだなモグモグ」 憂「でもあずにゃん、ちょっと怒ってたなあ」 紬「怒ってたって?」 憂「うん、律先輩はなに勘違いしてるんだバカみたいって…」 律「あんにゃろ…!」 律「言いたいことは直接言えよ!隠し事して陰口までたたくなんて…」 澪「ま、まあ梓だって悪気があったわけじゃ…」 律「にしても気にいらねえ!」 紬「まあまあまあ…まあまあまあ…」 憂(梓ちゃん、もうすぐ軽音部にも、お姉ちゃんのそばにも、いられなくしてあげるからね…?) 平沢家 唯「今日は部活どうだったー?」ジャンジャン♪ 憂「うん、楽しかったよー?あ、でも…」 唯「なにかあったの?」 憂「うん、梓ちゃんがね?部活早退しちゃって…」 唯「え、あずにゃんが?」 憂「なにかあったみたいだからお姉ちゃんも明日は励ましてあげてね?」 唯「うん!…あれ、Cってどうやるんだっけ…」 憂(明日も梓ちゃんには会わないだろうけど…ね) 翌日 憂「梓ちゃん、昨日は残念だったねえ」 梓「…うん」 憂「今日こそ買い物行こう?ちゃんとお姉ちゃんに頼んであげるから」 梓「…うん」 憂(梓ちゃん、元気ないね…でもそんなんじゃ耐えられないよ?最後まで…) 放課後 憂「梓ちゃーん、ちょっとお願いがあるんだけど、携帯貸してくれない? 私の家に置いてきちゃって」 梓「うん、いいよ」 憂「ありがとう!ちょっと窓際で電話するね?」 梓「気をつけてね…?」 憂「あっ…!」 ヒュッ…バキッ! 憂「ごめん梓ちゃん…携帯落としちゃった…」 梓「…ま、まあ修理すれば直るから…いいっていいって」 憂「ごめんね?一緒に携帯ショップ行こう?お金はちゃんと出すから!」 憂(ごめんね梓ちゃん…これで皆さんとも…お姉ちゃんとも話せなくなっちゃったね? かわいそうな梓ちゃん…) 音楽室 律「梓のやつ、遅いな…」 澪「休んでるわけじゃないみたいだし…」 紬「なにかあったのかしら」 唯「君を見てると~」ジャンジャン♪ 律「それにしても唯、妙に気合い入ってるな」 唯「え?そ、そんなこたないですよりっちゃん隊員!」 律「そうですかい唯隊員!」 18時 澪「結局最後までこなかったな梓…」 紬「携帯も通じないし…」 律「今度は無断欠席かよ…もう許さねえ!明日から出禁だ!」 唯「ええ、でもでも…」 律「あいつがちゃんと謝るまで出禁!断固入室禁止!」 澪「梓…どうしちゃったんだよ…」 紬「月が赤い…」 唯「でね?りっちゃんが出禁だって言うんだよー」ジャンジャン 憂「そうなんだ…」(律さん、そこまでしてくれたんだ…感謝しなきゃね) 唯「憂はどう思うー?」ジャジャン 憂「やっぱり無断欠席はよくないよー私は律さんに賛成だな」 唯「うーんそっかあ…ところで今日憂はなにしてたの?」ジャジャンジャン 憂「…純ちゃんとお買い物だよ?」 唯「ふーん…あれ、またF分かんなくなっちゃった…」 憂(明日は金曜日か…) 翌日 憂「おはよう梓ちゃん、昨日は楽しかったね?」 梓「あ、うん」 憂「それにしても携帯ショップ休みだなんて残念だったね」 梓「うん…まあしょうがないよ」 憂「今日は部活、頑張ってね♪」 梓「うん…」 憂(頑張ってね梓ちゃん…皆と仲直りできるといいね…) 放課後 梓「こんにちは…」 紬「梓ちゃん…」 律「梓、何か言うことがあるんじゃないのか?」 梓「え?」 澪「梓、ごめんな?とりあえず一言謝っちゃえば落ち着くからさ」 梓「ちょ、ちょっと待ってください!私何も悪いことしてないです!」 律「この期に及んでとぼける気かよ!」 梓「とぼけるも何も…唯先輩はどこですか?」 紬「唯ちゃんは掃除でまだ来てないわ」 律「とにかく謝るまで梓は出禁だ!」 梓「なんで何も悪いことしてないのに謝らなきゃいけないんですか!」 律「ああそうかい…部活の和を乱すならもう来なくてけっこう!帰れ!」 澪「ちょっと律!…なあ梓、一言ごめんって言えばいいからさ、変な意地張らないで」 梓「澪先輩まで…もういいです!さよなら!」 澪「あ、梓…」 唯「遅れてごめーん…あれあずにゃんは?」 律「知らん!モグモグ」 紬「梓ちゃん、ちょっとね…」 澪「でも梓があんな意地っ張りだとは知らなかったな…」 唯「モグモグ…あずにゃん大丈夫かなあ…」 梓(なんなの皆…私が何したっていうの…?唯先輩…会いたいよ…) 憂「あずにゃん!」 梓「先輩!」 憂「携帯通じないからどうしたのかなって…何かあったの?」 梓「なんでもないです…それより先輩、明日は遅れないでくださいよ?」 憂「うん!楽しみだよ!」 梓「はい…それじゃ私、帰りますね」 憂(梓ちゃん…とっても楽しみだよ…また明日ね) 土曜日 唯「ムニャムニャ…ういーどっか行くのー?」 憂「うん!ちょっと純ちゃんと映画見に行くの」 唯「そっかー…手に持ってるのなあに?」 憂「…これ?なんでもないよ」 唯「へぇ…じゃあ行ってらっしゃいうい」 憂「行ってきますお姉ちゃん」 憂(お姉ちゃん…大丈夫だよ…お姉ちゃんは誰にも渡さないからね?) 憂「あずにゃーん!」 梓「あ、唯先輩遅いですよ!」 憂「いやあごめん!寝坊しちゃってえ…あずにゃん、服かわいいね!」 梓「そ、そうですか…て、照れちゃいます…」 憂(かわいいよ梓ちゃん…普段私と出かける時よりずっと気合い入ってるね…) 梓「さあ行きましょう!会場はすぐそこですよ?」 憂「うん!」 梓「ふう…どうでした唯先輩?」 憂「うーん…よく分かんなかったけどおもしろかったよ!」 梓「あはは…唯先輩らしいです」 憂(梓ちゃん、すっかりご機嫌だね…そんなに楽しいんだ) 憂「これからどうしようか?もう帰ろっか」 梓「あ…えっと、色々行きたいところがあるんで、付き合ってもらっていいですか?」 憂「…いいよあずにゃん」 憂(それにしても…ホントに楽しそうだね梓ちゃん…私といる時はそんなに笑わないよね?) 梓「唯先輩、お揃いのペンとか買いませんか?」 憂「…うん、いいよ?」 梓「ありがとうございます!何がいいかなあ?」 憂(梓ちゃん、ホントにお姉ちゃんのこと…) 梓「今日はホントに楽しかったです!」 憂「そうだねえ」 梓「…あの先輩」 憂「なあに?」 梓「私…軽音部の皆さんに迷惑かけちゃって…唯先輩にばかり頼っちゃって…すみませんでした」 憂「いいんだよそんなことー」 梓「あ…あの唯先輩!」 梓「私…唯先輩のこと、好きなんです!」 憂「……」 梓「最初は変な人だなって思ってたけど、ギターの練習とか頑張ってて… そういう唯先輩はすごくかっこよくて…」 憂「……」 梓「だから…その…」 憂「……」 憂(やっぱり…梓ちゃん、お姉ちゃんのこと好きだったんだ… 目に涙まで浮かべちゃって…そこまで真剣なんだ…でも) 梓「…先輩?」 憂「あずにゃん、もっと静かなとこで話さない?」 梓「あ、はい…」 憂(でもね梓ちゃん、私もね、お姉ちゃんのこと大好きなんだよ…) 公園 憂「あずにゃん」 梓「は、はい」 憂「ごめん私、あずにゃんの気持ちには答えられないよ」 梓「え…どうしてですか?私のこと嫌いなんですか?」 憂「うん…だって私、梓ちゃんみたいな子、大嫌いだから」 梓「え…今、なんて?」 憂「聞こえなかった?だから」 憂「私、梓ちゃんのこと殺しちゃいたいくらい大っ嫌いだよ?」 梓「ゆ、唯先輩?何言って…」 憂「まだ気付かないんだ…梓ちゃん」 梓「梓ちゃんって…ま、まさか…う、憂…?」 憂「ずいぶん気付くの遅かったね?お姉ちゃんのこと大好きなんじゃなかったの?」 梓「そ、そんな…どうして…?」 憂「梓ちゃんたら、すっかり私のことお姉ちゃんだと思いこんでるんだもん、おもしろかったあ」 梓「なんで…なんで!?」 憂「なんでって…」 憂「梓ちゃんみたいに嘘ついたり勝手に部活休むような子にお姉ちゃんは渡せないもん」 梓「は…?それは全部憂が…」 憂「お姉ちゃんは私だけのお姉ちゃんだもん…梓ちゃんに取られるなんて嫌だから」 梓「い、意味わかんないよ…」 憂「別に梓ちゃんに分からなくっていいよ」 梓「わ、私…帰る!」 憂「待ってよ梓ちゃん、私、梓ちゃんにいい物持ってきたの」 梓「は…?」 憂「これ…なんだか分かる?」 梓「退部届…?憂、何考えてるの?」 憂「何って簡単だよ。梓ちゃんが軽音部を退部するんだよ」 梓「何行ってるの…?嫌に決まってるじゃない」 憂「そう…」 憂「ねえ梓ちゃん、お姉ちゃんのどこが好きなの?」 梓「ど、どこがって…」 憂「具体的にはどういうところが好きなのか聞かせて?」 梓「や、優しいとことか、いつも面白いこと言って楽しい気分にしてくれるとことか…」 憂「他には?」 梓「急に言われてもわからないよ…」 憂「そんなもんなんだ…あのね梓ちゃん」 憂「私は小さい頃からずっとお姉ちゃんと一緒にいたんだよ? お正月も誕生日もお祭りの日もクリスマスの日もずっと…だから私はお姉ちゃんの全部が好きなの」 梓「憂…」 憂「だからお姉ちゃんがいたずらしても失敗しても、全部許せるの お姉ちゃんのために死ねって言われても私は喜んで死ねるよ?梓ちゃんにはそういう覚悟ある?」 梓「わ、私は…」 梓「私だって…覚悟くらい…」 憂「……」スッ 梓「それ…包丁…」 憂「安心してよ梓ちゃん、刺したりはしないから…」 梓「ど、どういうこと?」 憂「梓ちゃん、さっき覚悟あるって言ったよね」 梓「言ったけど…」 憂「じゃあその覚悟を見せて?この包丁で梓ちゃんの体にお姉ちゃんの名前を彫るの」 梓「は?な、何言ってるの?憂…」 憂「あはは、大丈夫だよ梓ちゃん、死ぬわけじゃないんだから」 梓「い、意味わかんない!そんなの唯先輩が好きとか関係ないじゃん!」 憂「あるよ?だって私はできるもん…とりあえず太ももでいいよね」 ガッ!ガリガリ… 梓「きゃあああああああ!憂!ち…血が…血が…」 憂「あはは…こんなの全然痛くないよ?だってお姉ちゃんの名前が体に刻めるなんて幸せじゃない」 梓「おかしいよ…憂…狂ってる…」 憂「ふう…唯って字、意外に彫るの難しいね」 梓「やっ…やめてよ…憂…」 憂「別に無理にやらなくていいよ? その代わり二度とお姉ちゃんや軽音部には関わっちゃだめだけど」 梓(どうしよう…でもやっぱり無理だよ…) 梓「わ、分かったよ…もういい…先輩たちには近づかないよ…」 憂「いいの…?」 梓「う、うん…わ、私もう帰るから…」 憂「じゃあね梓ちゃん、約束だからね…?」 梓「うん…」 0 00 梓「はぁ…はぁ…おえ…ゲホ…」 梓(気持ち悪い…あんなの見ちゃったから…どうしよう明日から…) 梓「そうだ…家電から唯先輩の電話に掛けてみよう…憂のこと相談しなきゃ…」 梓「も、もしもし…」 唯『もしもし?あ、あずにゃーん?どうしたのこんな夜中に』 梓(よかった…唯先輩だ) 梓「あ、あの実は…」 唯『あ、憂が用あるから代わってだって…ちょっと待ってて?』 梓「や、やっぱりいいです!おやすみなさい!」ガチャン 梓「はぁ…はぁ…月曜直接話そう…」 3
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スレッドより 以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ2ループ目から引用 940 :Track No.774:2012/02/13(月) 02 40 00.61 DUSToidよ歩行は快適か?が資本主義社会における社畜の歌なのは有名だし歌詞のまんまだけど 亜種音のASTRO-HO-06はニートの歌だね ちょっと解析 生活譲渡拒否者は局所性居住権の剥奪と生存保護の停止を持って贖われる (一度社会からハブれたら様々な権利が剥奪される) 可哀想なASTRO-HOケンタウロス座の彼方 (社会から彼方に追いやれる) 可哀想なASTRO-HOもはや属する所なし (ニートは、どこにも所属できない) 座して死を待つのみの我が身を省み遥かTERA統一政府株式会社社屋の壁に刻まれた 地球的資源保全条約の人殺しを禁止したあの教訓を思い出す いわく「もったいない」 (自殺しようとしたらもったいないという言葉を思い出し、死ぬことも出来ない) 可哀想なASTRO-HO思い出せない事がなんなのか思い出せない (どんどん思考停止していく) 可哀想なASTRO-HO自由故にやることがない (時間だけはあるが何も出来ない) せめてトークンが欲しい 生い茂る椰子の木から果実を得るために (お金が欲しい。魅力的な様々なモノを買うための) せめて日に8時間生産ラインのルーチンワークを トークンを得るために (就職したい。単純労働でもいいから。お金が欲しい) 可哀想なASTRO-HO座してただ波を数える (可哀想なニート。椅子に座ってただネットサーフィンをする)http //www.youtube.com/watch?v=IG46yqn0z38 941 Track No.774 2012/02/13(月) 14 38 24.05 Ho!に親近感湧いたわ 942 Track No.774 2012/02/15(水) 20 07 55.82 940に便乗させてください 自分は、「日々のルーチンにふと疑問をもったASTRO-HOが、異分子として 社会からはじき出される。人との関わりを絶たれた世界(流刑地?)で一人後悔する」 っていう物語だと思った。歌詞のまんまだけど。 局所性居住権の剥奪・生存保護の停止 →どこへ行くのも自由だよ・生活の保障はないよ 義務からの解放、しかし悲しいかな凡人には「自由故にやることがない」 生い茂る椰子の木から果実を得るために →果実はタダでいくらでも手に入るのに、経済活動をしないではいられない 座してただ波を数える →もはや必要ないはずの、労働行為の代替 943 NO MUSIC NO NAME:2012/02/16(木) 17 44 15.77 Astro-HOの物語を語るなら 点呼する惑星のCDとインタラ、ナレーションバージョンの歌詞と 会報のAstro-HOがらみの記事も踏まえた方がいいんでないか 自分的には 942 の方の物語っぽい気がする なにせAstro-Hoはヒラサワであってヒラサワでない存在なんだろうし ニートの歌と言い切るのはちょっと強引なような 944 Track No.774 2012/02/17(金) 01 45 40.33 ニートが社会から疎外されたものの総称なら合ってるだろ 最近は職業作家ですらニート扱いで定義も無茶苦茶だしな 945 Track No.774 2012/02/17(金) 04 51 59.09 ニートは社会から疎外されたものの一部 Astro-Hoが社会から疎外されたもののメタファって言うならわかるが
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唯「しーしょー」 進「何」 唯「師匠は私のお父さんだよね?」 進「 私 は 作ってない」 唯「えー」 進「でも君は私から生まれたらしい」あまり私はその事について詳しくは無いのだが。 唯「??どういう事ー」 進「大人には敬語を使いなさいね。」 唯「どういう事ですかししょー」 進「知らん」 進「電子の世界に入り込む、という事をついに実現した男がいるとしよう」 唯「んー」 進「だがそれは機械の中に入り込むんじゃない。 奥にある「隔てられた世界」へ入ったとしたらどう思う?」 唯「うんー?」 進「画面に映るアニメの世界はこれに入る、私がいた世界を三次元と呼ぶならその場所は二次元。 つまり今現在私が立っている場所は二次元という事だ。」 進「今すぐ誰か助けなさい!!!」 唯「えーじゃあ ずうっとここにいる私は二次元の人ってことかなあ」 進「そうなるんじゃないの?私は一応君の存在は知っていたぞ。 まあ知らないフリしてたけど」 唯「ええ~そんなあ」 進「とりあえず出て行ってくれないかな」 唯「ししょう、ここは私の家! ししょうの家もここだけどね~」 進「ほ」 見渡すと確かにどこか馴染みのある風景だった。うん? 本当に馴染みのあるはずのつくば山頂の風景では無いのに何故かこんなにマイホーム感。 唯「さっきも言ったじゃないですか、ししょうは私のお父さんです」 進「それは結構結構」 進「しかし君は今までもずっと私が父親だったと言い張るのかね?」 唯「もちろんですっ」 進「あらあら」 唯「ぼけちゃったのししょうー、ここはちゃんと三次元なんだよー」 進「君たちにとってはそうかもしれないな、実際私が見ていた世界と相違無いし。」 アニメのように物体の境に線は引かれていない。物がそこにある。空間にも歪みは無い。空気もある。 そして目の前にいる(私から生まれた)登場人物も想像以上に目がでかくないから不思議なのです。 唯「だってここはアニメじゃなくて、」 進「ええいやかましいややこしくしないでお願い」 唯「変なの」 進「2D・・オアノット2D。」 進「あるいは本当に気がおかしくなってしまったのではないか」 高品位粗食ばっかり食していたせいか?だとしたらあのインタビュアーは尋常じゃない先見の明か 鋭い勘を持っていて私の未来に悪寒を感じ私に対し警笛を鳴らしたのではないだろうか? 「平沢さんカスみたいなもんばっか食ってますね」という言葉を使って。 ありがとうございます。カスばっか食べてちゃいけませんね。 進「カス取りがカスに」 進「いや、私は至って正常だ。そう信じねばなるまい。ここは二次元だ」 憂「おとうさーん?」 進「うわおんなじ顔」 唯「ししょうー」 憂「おとうさーん」 進「うわあー」 ■ 進「双子だったのか・・」そこまで知らなかったぞ。 憂「お父さん本当にどうかしちゃったの?」 唯「何かねー、ここは二次元なんだって。」 進「そう」 憂「要約されてて全然理解できないよ」 だって実際私しか三次元の人はここにいないからね。 私しか・・・ 進「あっ」 唯憂「?」 進「秋山、ことぶき、田井中、中野!」 進「君の友人でP-MODEL・・・・いや、バンドメンバーでこんな名字の子達がいるだろう」 唯「うん、澪ちゃんーりっちゃんームギちゃんーあずにゃん!」 進「あずにゃ・・・中野が?」 唯「うんー私が名付け親?なんだよ」 本人はどんな思いか私の至る所では無いが、少し不憫に思うぞ。 進「テルにゃん」 唯「?」 進「親の顔が見てみたいといったところかな。少し外に出ようか。」 恐らく彼等もこの世界に飛ばされたのだろう。突然、彼女達の父親として。 まず秋山の家に行く事にした。さぞや放心状態なんだろうくっくっくと思い巡らせていたが何の事も無かった。 家の前でインターホンを鳴らすと「唯、どうした?」と秋山とは似ても似つかない女の子が現れる。 「ああ平沢さん!」と少し高揚気味に言うものだから「私を?」と聞くが その時この家に昔からいましたみたいな顔をしてあー休日だとこんな服着てるんだろうなーという風体の 秋山がヒョコッと現れ「澪ー澪ー何か用かー」と言っとるわけだから私はバシーンと衝撃を受ける。 「うるさいなあもう」と目の前の娘に言われ少し寂しそうな顔をする思春期の娘を抱えた普通の父親、秋山がそこにいた。 この状況なら誰でもすがりたくなるであろう、そうヒラサワにですら。 だが目の前の秋山は訝しげに「あんた誰」と言わんばかりの目をこちらに向けるものだから呆然とする。 進「人違いでした」 秋山「ええ?あなた何か用じゃ・・」 進「私が誰だか分かりますか?」 秋山「はあ・・?」 進「では失礼。」 元の世界に戻ったら絶対言おう。お前はアニメの世界で絵に見るような嫌われ親父だったと。 おっとこれは意外と上手いのではないか?ヒラサワ不覚。 唯「ししょう何だかすごい不思議な目でみられてたよ」 進「私の気持ちに比べたらあんな不思議さ屁でも無いだろう」 唯「うーん」 進「はは」 この不思議さが共有出来ないのが非常に残念だ。これで私は一人。 進「恐らく例外は無く全員秋山と同じだろう」 進「しかし私は平沢進、元ネタなんかではない。私が本物なのだ。」 唯「でも私達のお父さんだよ」 唯「それに、ししょう!」 進「ちょっといいかな」 進「私を師匠と呼ぶ輩は私が元いた世界で確かに存在したよ。私が望んだわけでは無いが。 何故君は師匠と呼ぶのだろう?私はただの父親なはず。娘に師匠と呼ばれる所以は何だ?」 唯「へ?」 唯「やだなあ、私が軽音部に入るって言った時にすっごくうまいギター見せてくれたの忘れちゃったの?ししょう。」 唯「それから二度と弾いてくれた事は無いけれど、あれからお父さんは私の中でず~っと師匠だよ。」 進「うん?」私はその事を知っている。その出来事を知っている。 けいおんというアニメが世間で人気になり始めた時、私は知り合いからそのアニメの存在を教えてもらった。 まさか自分と昔の仲間が名字で使われている、しかも自分(の名字)が主人公のアニメがこんなに人気を博しているとは。 私だって客商売。そのくせ商業的成功を収めたもう一人の自分に少し腹が立った。何故私じゃないのだと。 あんまり嫉妬しちゃったので夢に見た。その時の一場面だったはずだが。 進「はは~ん」 進「夢か、そうか・・」 進「昔の曲を洗い直す日々に疲れていたのか・・。見知らぬ婆さんに藁を勧められたし」 進「床に就く事にしよう、そして夢から覚めればカスが待っている」 唯「そうだね~せっかくの休日だしゆっくり休もう!」 憂「目が覚めた?」 進「悪い夢を見ていた」ああ、これで夢から覚めた。しかし寝覚めが悪くまだウトウトしている。 進「自分が急にアニメの世界に飛び込む夢を・・」 憂「そっかあ・・わたしもお姉ちゃんもここにちゃんといるよお父さん。」 進「ああ・・・お父さん!?」 憂「バックトゥザフューチャーの真似、かな?」 進「ああ信じられない悪夢だ。」 憂「悪夢は終わったから大丈夫だよお父さんほら起きて起きて。」 唯「うー」 憂「お姉ちゃんもほら、早くー」 進「信じられない・・・」 これで私の頭が完全にイカれてしまった事がめでたく証明された。やったー、やりました。 しかし、例えこれが幻覚だったとしてもこの現状は本当に今、起こっているのだ。 そこで頭がイカれた私は頭がイカれた私なりの結論を導いた。 何せ、娘など持った事は勿論一度として無い。 進「(いつもの所で夢は覚めず、息を殺して寝返る・・・か。)」 どうせそのうち崩れる世界。 少しの間ばかり「家族」というものを抱えてみるのも悪くは無い。 イカれたヒラサワはそう考えたのである。 進「で、私は何故ココに連れられたのだろうか」 律「おおーーー!!!唯のお父さんだーー!!!!!」 澪「あっ。(この前はどうしたんだろう)」 紬「あら、噂の!」 梓「天才ギタリストの・・!」 唯「私のししょうでーすっ!!」 進「ハードル上がってるよね」 唯「でも嬉しいなあ、ししょうがまたギター弾いてくれるだなんて!」 律「噂には聞いてますよー!超絶上手いギタープレイ!」 紬「是非一度拝聴させて頂きたいと思って。」 進「全く・・ん?このカップは良いカップだな、紅茶も香りが市販のものと全く違う。高校生の部室だろう、何故こんなものが?」 唯「ししょうそういうの分かるんだー!かっこいい~」 進「(やはり味もする。美味い。味覚が正常なら一体全体私は何を信じればいいのだろう?)」 紬「私の私物なんです。お父様は紅茶がよくお似合いですね。」 律「うんうん!オットナ~ってかんじですげーかっこいい!」 澪「うちのお父さんとは大違いで、なんか憧れちゃうな・・。」 進「(うーん、秋山・・。)」 梓「あの、ギターを・・」うずうず 高校生の生の演奏、というのに別段興味は沸かない。 しかし弾くのはもう一人の自分。そしてメンバーは仮にも皆、一度はメンバーだった人間の分身なのだ。 進「君たちの演奏を一度見せてくれないか?」 で、彼女らは演奏するので私は失望。何だこれはまさにお遊戯。 まあいいんじゃないって感じで私は身の無い拍手をする。空拍手を一人でぱちぱちぱち。 唯「どうだった?!」 進「まあいいんじゃない」 唯「わーーー!!ほめられたあああ」 褒めてない。全然褒めてないぞ。 澪「次はお父さんの番だな!」 梓「うずうずうず」 進「むむ」 進「midiギターはご存知かな」 律「あぁ勿論。」 澪「でも私達は生楽器中心で演奏しているからあんまり馴染みが無いし、そこまで詳しくも無いな。」 今時の子たちはつまみをイジるものばかり見ている上 音楽的知識など皆無かと。 ギターmidiなんか知らないマジ芋~と言われるのではないかという杞憂も無くなり安心安心。 ってよく見ればかなりいい機材ばかりなのでは・・?うーん先ほどの子がまた関わってるのだろう。深く突っ込まない。 そして一か八かで聞いてみる。 進「P-MODELってグループ、知ってる?」 律「んん?」 梓「初耳です」 まあそうだよね。しかしまだちょっと気になる。 進「・・・YMOは?」 梓「それは、もちろん!」 律「ああ!細野さん最高だな!」 澪「なっ、ユキヒロさんが影の立役者なんだぞ!凡才を自称しているけれどユキヒロさんはなあ、」 律「あーもーはいはい!」 ガビーン。YMOは普通にこの世界でも存在しているのか。少しショックを受けてしまう。 ヒカシューやプラスチックスも知っていたのでおおっと思う。ふんふん御三家じゃなくツートップですかふん こうなりゃヤケで手当たり次第違う畑も挙げてみると 彼女達はINUも村八分もスターリンも知っていたので成海璃子はこの学校に転校すると良い。 進「じゃあ電気グルーヴは?」 一同「・・・?」 おや? 進「世代・・か」 いやしかし、これだけ音楽に詳しそうな彼女らが かなり有名になったこのグループを知らないというのも不思議だ 進「共通している点は」 あっ。いやそんなまさかだとは思うが。 進「the pillows は?」 唯「全部わからないよう~」 律「一応有名どころは網羅してるつもりだけどピロウズなんて聞いた事無い・・」 澪「唯のお父さんはコアな所まで知ってるんだなー」 進「出てるのか・・・電気グルーヴ。」 ※瀧エリちゃん …… さわ子「凄い」 唯「さわちゃん先生ーっ!!」 進「ああ先生、先ほどは案内して頂いてありがとうございました」 さわ子「今の演奏は平沢さんが?」 律「」 澪「お、おい律!」 唯「うん、うちのお父さんが演奏したんだよー。」 さわ子「こんなに子宮に来るエレキなんて久々に聞いたわ」 澪「子宮っておいおい」 律「カッコよすぎるだろ幾らなんでも」 進「・・黙りなさい。」 唯「(照れ隠しかなあ)」 律「しっ師匠ー!」 進「ん」 唯「わっ!師匠って呼んでいいのは私だけなんだよお」 律「感動しちゃったんだからしょうがないだろぉーっ!」 澪「・・・師匠。」 律唯「のおうっ!」 唯「師匠は私だけの師匠だもん」 律「なんだそれー独占は良くないぞ」 子供に好かれても浮かれはしないが悪い気もしない ヒラサワは公園のブランコじゃないのだが。 2
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スレッドより 以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ2ループ目から引用 420 Track No.774 2010/05/26(水) 11 17 02 BOATの歌詞に出てくる鬼印ってなんですか? ぐぐってもわからぬ… 421 Track No.774 2010/05/26(水) 11 28 59 420 キ印、つまり基地外のこと 422 Track No.774 2010/05/26(水) 17 26 01 421 なるほどー!そうすると内容もわかってくるなぁ~ ありがとうっつーか改めていろんな意味で凄いわ師匠 707 Track No.774 2011/08/17(水) 17 39 50.58 BOATの歌詞の意味は北方領土の歌なの? 708 Track No.774 2011/08/17(水) 20 26 49.84 興味深い 解釈の詳細を聞かせてくれ 717 Track No.774 2011/08/20(土) 17 44 09.74 707じゃないけどBOATのこと書きたかった 「お土産」ってのはイイもんじゃなくて過去の遺恨のような気がするんだけど。戦の歴史とか だからあちらさんが怒り出したのかなって 考えすぎかな? 718 Track No.774 2011/08/20(土) 18 59 09.25 価値観とか文化とかコンテキストの違いで受け入れられないのと思ってたけど 719 Track No.774 2011/08/20(土) 20 42 00.37 BOATを語る上でSCUBA物語は必読だと思うんだがなぁ。読んでも全くわかんねぇけど。 その夜オゾノ・コブラノスキーの夢を見たよ。 彼は夢の中でこう言ってた。 「水面に浮ぶ島々とはだれが言ったか、あわれくさい」 目がさめるともうろうとしていて頭の中でブクブク音がしてたのさ、 物の本によるとどうもそのブクブクは頭の中で何かのスイッチが入った事らしい。 人づてに聞けば、何やらそのスイッチを好きな時に入れたり切ったりできるよう訓練してくれる所があるらしいんだ。 ボクはもういちどオゾノ・コブラノスキーに会いたくて、いそいそと出かけていったのさ。 んでわかったんだけどね、そのスイッチが入るとね、意識の深層と連絡がとりやすくなるのさ。 そこではイカした事がいっぱいおこるんだよ。 つまりなに、テレパシーっていうの?あれ。あれができるんだよ。 ボクは泣いたよまったく。 自分の中に深くもぐって行くと他人の事がわかるなんてね。 んで思ったんだけどね、何万年か前、ボクとキミの間に何かのタイヤが通ったにちがいないって。 そのあとたぶん雨が降ったんだろうな。 おかげで、こんりんざいこっちのボクと、こんりんざいあっちのキミとの間にたまった水の上に ボートを浮かべてキミに会いに行かなきゃならない。 720 Track No.774 2011/08/20(土) 21 15 46.24 719 SCUBA物語持ってないんだ、ありがとう 文章カワイイな、「んで」とかw 今のツイート(恥)がカワイイのもうなずける つまり昔々はあっちとこっちは繋がってて解り合えてたんだ という事は読み取れた 721 Track No.774 2011/08/20(土) 22 57 57.82 720 参考までに。先人達が残していってくれた軌跡。http //web.archive.org/web/20061203111144/http //canopus.page.ne.jp/p-model/word_s.htmhttp //www22.atwiki.jp/susumuhirasawa/pages/32.html これらを読むと、北方領土とかそういう直接的な問題を揶揄したのではなくて もっと根本的な対人関係の歌の気がするんだよなぁ。 ユングの集合無意識とかシルバーマインドコントロールとか全然知らないが。 722 Track No.774 2011/08/20(土) 23 14 25.87 それこそ平沢の詩的ライフワークである「キミとボク」の問題だな これをじっくり解釈するとSCUBA物語も金星もいまわし電話もオハヨウも同義で扱えるようになり、 さらに突き詰めればロタディオンもパラネシアンサークルもウロボロスも世界タービンまでも 等しく地平で考えられるようになる でも明日が早いから今日はもう寝させておくれ 723 Track No.774 2011/08/21(日) 01 57 29.33 717 Wikipediaの「カーゴカルト」のページを検索すべし BOATの歌詞そのままの現象ではないけれども (というより、あの抽象的な歌詞にそのまま対応する現実の事柄は存在しない) 「その他の用法」を見れば、もうちょっと身近に起こっている事だと分かる筈 724 Track No.774 2011/08/21(日) 02 14 00.47 このスレ読むと自分の頭の単純っぷりに悲しくなるな BOATのお土産とか豚の丸焼きに喩えて解釈してた こっちの島ではご馳走だけど向こうの島はイスラム教圏、みたいな 725 Track No.774 2011/08/21(日) 08 54 43.25 BOATは寓話化してより広義な意味にしてるんだと思う この曲に限らず、物事をより広義的に捉えた歌詞が多いと思う 726 Track No.774 2011/08/21(日) 10 33 30.92 ずっとBOATのことを考えてたら夢にオゾノ様がでてきた... で、考えた結果なんだけど、 「手間ヒマボート」は自分の集合意識(集合精神)に潜る方法のことじゃないかな。 それはSCUBA物語に出てくる「スイッチの入れ方」でもある。 何万年か前、まだキミとボクが分断されていなかったときは ボートみたいな科学的というか技術的な手段なんて必要なくて もっと感覚的に、それこそテレパシーみたいにキミとボクを共有できた。 でも分断が起こってしまって以降、ボートがないと共有ができなくなってしまった。 にもかかわらず、どうしてもキミと意識(?)を共有したいボクは、 ボートを作って(マインドコントロールを習って)キミに会いに向うの島に行く。 ここで出てくる「お土産」ってのは「分断以降キミと共有できなかったボクのデータ」のイメージ。 「思い出の品」ってよりもまんま「思い出」っぽいけど。 それをもって集合意識に飛び込んでいきなり「さぁ共有しようぜ!」 なんて言ったもんだから、「キミ」(向うの島の住人)は驚いて 「冗談じゃない!俺の意識に干渉するな!」って怒ったんじゃないかな。 それからボクは「村の長の爺」のところまで逃げていくわけだけど この「村の長の爺」は老賢者というか導き手っぽいと思う。 この村長は、手間ヒマボートにもどかしさを感じている。 ってことは、もっと原始的な、ボートを使わない意識共有の手法を知っていた。 村長は「ボク」に「ボートがなくてもあんたの海の底を探れば意識共有はできるのだ。こんなボートは不要なのだ」と言って、ボートを沈めようとする。 でも「ボク」は、その域に到達するのをためらう。 「ボク」はボートを失えば自分の島に帰れなくなる(自我崩壊?)んじゃないかと怖くなる。 だから村長の手法を断って、せっかくのハブ化を蹴ってまた自分の島に引っ込む。 すると今度は「ボク」と同じことをしようとするキジルシがボクの島にやって来る。 せっかくのデータ共有のチャンスも、もはや「ボク」にとって他人のデータは「ガラクタ」にすぎない。 (そもそも他人から見て自分のデータなんてガラクタにすぎないから最初の島で怒られたのかも) 結局、集合意識に飛び込もうと色々段取りを組んでいたはずなのに、 「段取りだんだん消えてく」ことになった... 長々と妄想スマソ。 727 Track No.774 2011/08/21(日) 11 36 42.57 722 SCUBA物語も金星もいまわし電話もオハヨウも同義で扱えるようになり 漠然と似たような内容の歌詞だと思ってたけど、頭が悪いのでそれを言語化できない。 726 なるほど。 728 Track No.774 2011/08/21(日) 15 05 55.42 723 717だけどカーゴカルトってBOATに繋がるの? ウィキ読んでてちょと悲しくなったけども 考えすぎどころか本質はもっともっと深いんだな 難しくて(頭というより感性の問題?)よく解らない(´・ω・`) 729 Track No.774 2011/08/21(日) 22 03 43.84 725 もちろん、意図して抽象度の高い歌詞にしてあるんだと思う でもそこは広義的というより普遍化、普遍的と言った方が良いかもしれない …抽象的な、というのは「わけの分からない言い方」の 意味に受け取る人もいるけど、むしろ 「ある特定の事象から引き出された共通する性質を 一般的な法則や概念の形にまとめて考えること」 そういう作業を経て現実の物事から離れた「概念」として語っている歌詞を わざわざ現実の何か特定の事象を意味しているものとして処理してしまうのは 先立って行われている抽象化作業の努力を台無しにするものであって これは良くありがちだけど、残念な方向性に感じるような、そんな感じ 730 Track No.774 2011/08/21(日) 22 31 39.11 724 いや、そういうもので良いんじゃないのかな ただ、あなたと違う誰かの間ではそれぞれ大事にしているものが違ったりする、 というのは宗教や組織や利害関係も特に関係の無い個々人の間でも良くあること それこそ友人・家族の間でも、あなたとわたしは違う人 お互いの思惑がすれ違わない事なんてないくらい それでも分かり合える部分が全く無い訳ではなく… という状況の順番のどっちを重視するかで世界観はがらっと変わるわけだけど 731 Track No.774 2011/08/21(日) 22 47 59.03 BOATの積荷を自我と読み替えることもできそうな気がした。 でもBOATで海をゆく方法は「劣化コピー」にすぎない。 正しい道は長の示す海の底。でもボクには怖くてできない。 BOAT(自我)を失うのが怖いのかもしれない。 あっちの島とこっちの島に分かれて見えているけれど(表層)、 実態は海底で続くひとかたまりの地面。 だから、海の上をゆくというのは正しそうに見えても間違ってる。 海はすなわちあっちとこっちを隔てているように見える違いそのもの。 海をゆくのでなければBOAT=自我は要らない。 なんか、考えすぎてヘンなところに迷い込んでしまったかも。 732 Track No.774 2011/08/21(日) 22 56 58.44 729 まったく同意 具体化するんじゃなく、概念を理解するなり感じるなりすればいいと思う 733 Track No.774 2011/08/21(日) 22 59 32.97 歌詞通りの解釈としては 724 726や 730-731などの言うとおり 普遍的な(ユング的な)解釈では音廃本の解説を引用すると 島→分断された個人の意識 海の底→それらがつながった普遍的無意識 それについての平沢自身の解説は 719の引用部分だね SCUBA物語をじっくり朗読してみると なにを言わんとしてるのか少し消化できるかも 734 Track No.774 2011/08/21(日) 23 17 38.08 面白いなあ。 概念を理解しようとすると、歌詞論 具体化しようとすると、作者論になるかもしれないね (どういう具体的な出来事でもって、ヒラサワがこの歌詞を書くに至ったか) 735 Track No.774 2011/08/21(日) 23 51 20.87 728 カーゴ(英語:cargo)=「船荷、積荷、貨物」にまつわる思い込み&勘違い ただしやってる当事者達は本気で必死、という意味でね 悲しくなるのは、それがどうやってもうまく行かないやり方だったのが 分かってorz なのかなと思うけども BOATの歌詞の最後の最後がどうなってるのかと言えば 懲りずにセイルボーなので、そんなに落ち込むことでもない、というか まだ落ち込んでいられない、もう一度、もう一度って姿勢なのも見て取れるよね 736 Track No.774 2011/08/22(月) 00 11 08.07 731 ううん、ユング派は普遍的なものではなくて、 世の中にいろいろある物事の見方の方法論のひとつでしか無いものだよ (キリスト教カトリックだとCatholic=「普遍な」と名乗ってるけど ユング派でそこまで言う程自信満々な態度な人の本は読んだ事が無いよ) 平沢/P-MODEL関係では、まず音廃本に載っている解釈や解説を 基本の下敷きにしていくと話が早い、というのは確かにそうだけど そういう場合には「音廃本まで買って読むファンの間での一般的な解釈としては」 くらいに言っておいた方が無難だと思う (それでも「私は違う」という音廃本購入者の人も絶対にいるものだし) あと、いまは真夜中なので、熟読がおすすめだよ 737 Track No.774 2011/08/22(月) 00 16 48.15 727 キミとボクの間を隔てるなにかが 「水」だったり「オハヨウ」だったり「ケーブル」だったり でも実はそれこそがお互いを繋ぐ為の手段だったりするのだけど あのおっちゃんはそういうのに頼ったりするのが 面倒くさいのかもどかしいのか、そういう「間」をすっとばして 「そいで、いきなり海だが、水面に浮ぶ島々とはだれが言ったか、 あわれくさい。だれぞボクというツボをひと押しして キミとの間の海溝をふるわしちゃくれないだろか。」とか 「ホイっ、ほんとは常夏の海にめいっぱい賛成だから キミもジャンルのないこのボクを好いて下さい。」とか 要約すると「キミの全部と直に触れ合いたい」的な かなり強引な事を言ってしまう人 可愛いといえば可愛いけど そんな事言っちゃっておいて、ストーカーにつきまとわれても知らないぞ (Twitterでも時々うっかり素でそれっぽい発言が出てしまいそうでハラハラするよ) 738 Track No.774 2011/08/22(月) 01 38 35.92 金星以外でソロ期に「ボク」って使ってる曲あるのかな。 今ふと思いついて手持ちの曲を見てみたんだけど、「夢みる機械」の「わたし」の他は主語がなかった。 これは単に書かなくてもボク・わたしの視点なのはわかるよねという意図なのか、 (たとえで出すと、「静かの海」で化石を踏み、キミを呼んでいるボク) ボクとかいう年じゃないしという照れなのか、 あるいはボクという視点を超えてキミを見ているのか。 (これもたとえで出すけど、人体夜行で「歌えよ」とか「掘り出せ」とかキミに言ってる存在はあるけれど、 金星のボクよりもっと大局的な視野でキミを見ているように読める) その場合、どこからキミを見ているのかがちょっと気になった。 もしかしたら、年を経るごとにキミの存在をロングショットで見るようになってきたのかなー、とか考えてみたり。 見落とし&誤解があるかもしれない。そのときはごめんなさい。 739 Track No.774 2011/08/22(月) 01 51 36.88 731 海をボートで渡って行く方法が劣化コピー、間違いということは無いと思う (それは言葉を介してやりとりしている今の状態の事だし、 これがNGになってしまうと世の中いろいろ大変な事になってしまう) SCUBAのテーマは意識の深層に潜って行く事がテーマだけど そもそものもとのスキューバの意味は「潜水用の水中呼吸装置」 身ひとつでは潜っていけないところまで潜っていく為の「道具」 「こういうやり方もあるよ、慣れないうちは怖いけど、すんごい面白いよ」 というくらいのノリじゃないかなぁ 740 Track No.774 2011/08/22(月) 02 22 40.63 739 「カーゴ・カルト」のあたりからの連想だったんですけど、 確かに全部直で!ってなったら混乱しますね。 それに、つながるのは個としてのキミではなく、全体でしょうし。 ちょっと考えすぎでしたね。失敗です。 741 Track No.774 2011/08/22(月) 13 06 08.04 738 歌詞の内容が対、人でなくなって来たと同時に、「ボク」の立場も もっと広い、自然とか事象とかを第三者の俯瞰の目で捉えるように なってきたからだと思う。 P-MODELの歌詞が正にそうだったし。 742 Track No.774 2011/08/23(火) 00 11 05.70 インターネットの登場(平沢さんは「パソコン通信」の時代からの人だけど)で 意識の表層/深層レベルの概念の操作無しに 本当に文字通りに個々人がそのまま全体と繋がることができるようになった (実際はそうでもないけど、理念としてとりあえずそういう事ではある) …という時期がどのアルバムの辺りか、考えてみるのも面白いかもね 743 Track No.774 2011/08/23(火) 00 15 06.24 マーシャル・マクルーハンのグローバル・ヴィレッジネタの石碑だかを タイの辺りにぶち立ててきたのが「賢者のプロペラ」の頃だっけ? 744 Track No.774 2011/08/23(火) 01 12 54.80 インタラの開始時期も考慮に入れないといけないかも 舞台監督として全体を統轄しなければならない「ヒラサワ」に 「ボク」とか言ってられる余裕は無さそう とか考えていたら、点呼する惑星インタラの内容がBOATの歌詞、 というか主に長の爺のお説教パートのような気がしてきた こっちでお説教してるのはヒラサワ本人なのだけども 745 Track No.774 2011/08/23(火) 02 16 14.01 長の爺もオゾノも点呼インタラでのヒラサワも すべてユング心理学の「老賢者」の役割 元型についてのwikiオススメhttp //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%9E%8B 746 Track No.774 2011/08/23(火) 20 57 30.51 pdfだけど、この「ゲゲゲの鬼太郎とユング心理学」にも 微妙に詳しい元型の解説がhttp //ci.nii.ac.jp/naid/110006595551 さらに河合隼雄の『昔話と日本人の心』の 浦島太郎パートをネタにした高専の授業の例http //www.sogogakushu.gr.jp/kosen/jissen_2_111urashima.html 乙姫様といいましょうか、ナンファーといいましょうか となれば「ボク」/Astro-Hue!は永遠の少年といったところ (そして永遠の少年と老賢者は表裏一体) 元型といえば、BOATの曲がトリックスターである コヨーテの曲になってるところもオモシロ なんだかどうもうまく行かないもやもやなままで終わるBOATに対して 最悪なんだけど最高に結果オーライなコヨーテ 両極端でなんか良い 747 Track No.774 2011/08/23(火) 23 59 14.24 740 そういえば、カーゴカルトのWikipediaに UFOもカーゴカルトの一種って話が載ってたけど ユングもUFO本書いてるんだよねhttp //www.asahi-net.or.jp/~we7n-hkt/ufo1.html 冷戦期の東西対立構図、鉄のカーテンの出現に対して 世界の失われた円球的統一性を回復させようとした宗教的心性の現れ、UFO …というところまで来てみると、案外 707の北方領土ネタ説も そんなに大ハズレってわけではないのかもしれないな~っと ( 707はこういう道筋で考えてた訳では無さそうだけど…) 748 :Track No.774 2011/08/24(水) 23 22 21.90 調べました。超ざっくり。 1993年、P-MODELとして「bigbody」をリリース。1994年にはソロで「AURORA」をリリース。 インタラ開始は1994年。この年は一年に三種類のインタラライブをしている。 「オーロラ伝説」、「TOKYOパラネシアン」「Adios Jay」 (「Adios Jay」はAmiga開発者の追悼ライブ) P-MODELとしてインタラっぽいことをやったのは、1996年の「電子舟訪日行脚」 1998年(「WORLD CELL」)から「在宅オーディエンス」システムがスタート。 インターネットの台頭は1995年ごろ。 (それ以前からもニフティや草の根ネットなどもあったけれど) 日本では1994年に高度情報通信社会推進本部が設置され、 2000年から本格的にいわゆる「IT革命」がスタート。全国で高速回線の敷設が始まる。 (この時期は「賢者のプロペラ」「LIMBO-54」らへん) というわけで、何かヒントがあるとすれば、「bigbody」「AURORA」あたり。 個人的には「AURORA」はなんとなく目の前が真っ暗になるほどの幸福や陶然としてしまうほどの絶望、 みたいな、相反する表現が出来るナニかを感じます。ナニかはわかりませんが。 749 Track No.774 2011/08/25(木) 00 03 13.32 748 ざっくりまとめ乙です 1994年すごいな いろいろやってみたくて仕方なかったんだろうか 個人的に「AURORA」収録曲は「~になり」のフレーズの繰り返しが 妙に印象に残っているアルバムです 750 Track No.774 2011/08/26(金) 13 33 49.28 ラジオのテクノ実験工房をやってたのも1994年~1995年 テクノ実験工房ですでに将来のネット社会のこととか色々話してるから面白いよ 751 Track No.774 2011/08/26(金) 14 09 45.15 将来のネット社会についてならPAUSEのライナーノーツ 後の改訂Pについての声明はあそこから始まってると言える あれも1994だ 752 Track No.774 2011/08/27(土) 02 26 49.21 そんな感じで来るべきネット社会への期待にうきうき胸膨らませつつ 開けた1995年にはタイショックな「SIM CITY」に 「スキューバリサイクル」 このタイミング、ぐるっと一回りしてる感あるかも
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放課後、音楽室 憂(お姉ちゃん、軽音部だったんだ。楽器なんでできるのかな) 憂(さっきの車椅子の子と眉毛が太い子もいるな) 律「澪はまだかー!」 紬「?」 律『澪はまだか?』手話 紬『お茶でも飲みながらゆっくり待ちましょ♪』手話 憂(あの子は耳が聞こえないんだな) 憂(お姉ちゃん大丈夫かな…また騒ぎ出してみんなに迷惑をかけるんじゃないだろうか) コツンコツン 憂(心なしか家にいるときより落ち着いてるような…) コツン 澪「ん?」 憂「え?」 澪「律か?」 澪は憂の顔をペタペタと触る 澪「あれ?違う?」 澪「ごめんなさい私ったら…」 憂「あ、いえ」 澪「軽音部に何か用ですか?」 憂「別に」 澪「そう。良かったら中に入らない?お茶やケーキがあるよ」 憂「いえ、本当に結構ですから」 澪「そうですか…それじゃあ…」コツンコツン 憂「…」 憂「目が見えないんだな」 ガチャ 澪「おいっす」コツンコツン 律「おっそいぞー澪ー!」 澪「仕方ないだろ。ゆっくりしか歩けないんだから」 律「まあ、いいや。ほらこっち」 澪「いつも悪いな」 律は澪の手を引いてやった 律「気を付けろよ。ゆっくり座れ」 澪「ああ、わかってる。よっこらせ」 澪「唯とむぎはもう来てるのか?」 律「むぎも唯も来てるよ」 唯「」 紬『今日はダージリンティーよ、澪ちゃん』 律「むぎが今日はダージリンティーだよって」 澪「へー、飲んだことないけどうまそうだな」 律『澪がうまそうだなって言ってる』 紬『ふふ♪』 憂「なんだろう…何かすごく心が痛い…」 律「ふーふー」 律「ズズッ」 律「うん、飲めるな」 律「ほら澪」 澪「ありがと。ズズッ」 澪「うん、うまい」 律『美味いって』手話 紬『良かった♪』手話 律「ほらケーキも。あーんしろ」 澪「あーん」 澪「パクッ」 澪「んー♪ティラミスだな♪甘くて美味しい」 紬『りっちゃんと澪ちゃん、なんだか夫婦みたい』手話 律「な!?そ、そんなんじゃないわい!」 澪「どうした?」 律「なんでもない!ホラ、もっと食え!」グイッ 澪「もががががが」 律「じゃあみんな揃ったことだし練習するか」 唯「」スッ 唯「」スタスタ 唯「」グイッ 律「相変わらず唯は行動が早いな」 律「ほら澪、こっちだ。ベースを持って」 澪「ああ、サンキュ」 律「1、2、3」 ~♪ 憂(…お姉ちゃんてあんなにギター上手だったの?) 憂(車椅子の子は足がないからドラムに迫力ないし、ベースの子は目が見えないから適当に弾いてるだけみたいだし) 憂(キーボードの子は耳が聞こえないから全然みんなと合ってない) 憂(だから余計お姉ちゃんがうまく見えるのかな) 憂(それにしたって上手すぎるよ。私の同級生の梓ちゃん並に) 憂(それに演奏は下手だけど…なんだかみんな楽しそう) 唯はギターを弾いているうちに徐々に笑顔になっていた ジャーン 律「ふぃー、相変わらず唯は上手いな」 唯「」ジャガジャガ 律「聞いてないし」 澪「ギターを弾いてる時の唯は集中力がすごいな」 律「私達とやってるのがもったいないくらいだよ。外バン組めばいいのに」 唯「」ピタッ 唯「」フルフル 律の言葉を理解できたのか、唯は首を横に振った 唯「」ジャガジャガ 唯はまたギターを弾きはじめた 律「私達と一緒にやっていきたいって言いたいのかな」 澪「そうだとしたら嬉しいな」 紬「?」 律『唯は私達と演奏してるのが楽しいんだと思う』手話 紬『そう、良かった♪』手話 唯「」ジャガジャガ 憂「…」 さわ子「あら、部活動も見学?」 憂「さっきの…」 さわ子「どう?あなたのお姉さんは」 憂「なんだか、すごく楽しそうです」 さわ子「そうでしょう?なぜだかわかる?」 憂「友達と一緒だからとか?」 さわ子「まぁ半分正解ね。正解はあの3人が唯ちゃんの気持ちをわかってるからよ」 憂「お姉ちゃんの気持ち?」 さわ子「こういう言い方は好きじゃないけど、障害者の気持ちがわかるのは障害者だけなのよね」 さわ子「唯ちゃんのような子は感受性が強くて、他人がどう思って自分と接しているのかわかっていると思うの」 憂「…」 さわ子「車椅子の子がいるでしょう?」 憂「はい、何かみんなのお姉さんみたいでした」 さわ子「あの中でその子だけが先天性の障害じゃないのよ」 憂「事故か何か?」 さわ子「中学生の時にね。それまですごく明るい子だったのに塞ぎ込んでしまって。何度も自殺をしようとしていたの」 さわ子「ここに入学した時もまるで脱け殻のようだったわ」 さわ子「澪ちゃんとりっちゃんは幼馴染みなんだけど、まさかりっちゃんも澪ちゃんと同じ学校に入学すると思ってなかったでしょうね」 さわ子「それで自分は障害者なんだと自覚したみたいでますます塞ぎ込んだわ。学校でも誰とも喋らず、ずっとボーッとしてたの」 さわ子「さすがの私も見かねてね。中学時代ドラムをやってたって聞いたから無理矢理軽音部に入れたの。澪ちゃんと一緒に」 さわ子「最初の頃はやっぱり何もしないでボーッとしてた」 さわ子「でもね、澪ちゃんがあの通りでしょう?あの子は誰かの手を借りないと普通に生活できないのよ」 さわ子「それを見て、りっちゃんも徐々に澪ちゃんに手を貸し始めた。誘導したり、障害物をどけてあげたりね」 さわ子「きっと、その時初めて障害者の気持ちがわかったんでしょうね。偽善だろうがなんだろうが、誰かに助けてもらえるのは嬉しいことだと。そして障害者だからといって、助けてもらうのが当たり前だと思ってはダメということを」 さわ子「彼女は変わったわ。澪ちゃんだけでなく、クラスの子にも手を貸すようになった」 さわ子「多分りっちゃんは事故に合わなければ、一生障害者に手を貸そうなんて思わなかったはずよ。むしろ馬鹿にすらしてたかも」 さわ子「私は、それはそれでいいと思うの。健常者が何と言ったところで障害者やその家族の気持ちなんてわかるはずがない。わかってやれなんて言うのはエゴになるわ」 憂(警官も言ってた…私の気持ちなんてわからないと…) さわ子「障害者のことを少しでもわかってあげてる人達が手を貸してあげればそれでいいのよ、きっとね」 さわ子「りっちゃんはむぎちゃんのために難しい手話も勉強したし、唯ちゃんに教えるためにギターも練習した。まあ、すぐに唯ちゃんの方がうまくなったみたいだけど」 さわ子「私は世の中に一人でも多く、りっちゃんみたいな子が増えればいいと思うわ」 憂「そうですね」 健常者であるはずの憂は障害者である律の足下にも及ばないと感じていた 足ないけど さわ子「さ、立ち話もなんだし中に入りましょ」 憂「でも…」 さわ子「いいからいいから」 ガチャ さわ子「ちょりーっす」 律「おぉさわちゃん。と、唯の教室にいた子?」 憂「はい…こんにちは」 さわ子『むぎちゃん、お茶』手話 紬『はい♪すぐに♪』手話 憂「お茶くらい自分で淹れますけど…」 さわ子「いいのよ。彼女らにできることはなんでもやらせるようにしないとね」 帰り道、唯を先頭にその後ろでは憂が律の車椅子を押していた 憂「さわ子先生に聞きました。律さんのこと」 律「え?マジで?いやはや…お恥ずかしい」 憂「律さんは立派です」 律「別に立派なんかじゃないよ。ただ私は自分がされて嬉しいことを他人にしてるだけさ」 律「それに、あいつら私が見てないと危なっかしいのなんのって。クックッ、まるで私母親みてぇだな」 憂「そうですね」ポロポロ 憂は律のあまりの聖母ぶりに涙が溢れた そして、今まで自分が実の姉にいかに酷い考えで接していたか気付いた 律「唯は私や澪と違うからな。憂ちゃん達家族もすごく辛いと思う」 律「何が辛いって、唯が憂ちゃん達がしていることを理解できてないのが辛いよな」 憂「はい…」ポロポロ 律「そんな時はー、ん~。一緒に歌でも歌えばいいんじゃない?」 憂「歌を?」 律「そ。もしかしたら何か奇跡が起きちゃうかもね。なんつってな」 律「あ、私の家こっちだから。バッハハーイ」 律は後ろを振り返らず手をヒラヒラさせながら、自宅へ向かった 憂「ありがとうございました。今日あなたに会えて本当に良かった」 憂は律に向かって深々と頭を下げた 憂「お姉ちゃん待って」 唯「」ピタッ 唯は歩くのを止めた 憂「ねぇ、一緒に歌を歌わない?」 唯から返答はない 憂「じゃあ、お姉ちゃん達が演奏してた翼をくださいを歌おうか」 唯「」ピクッ 憂「今~私の~ねが~いごとが~」 憂はわかっていた 歌を歌ったところで人が生き返ったりしないことを 憂「かな~う~な~らば~」 事故で重症になった人が早期復活などできないことを 病気が治ったりしないことを 憂「つば~さ~が~ほし~い」 まして唯の自閉症が治るはずがないことを それでも、この歌を歌うことによって唯と共に一歩前に踏み出せる気がした 唯は黙って憂の歌を聞いていた 憂「ふふ、帰ろうっかお姉ちゃん」 唯「帰る」 憂「手繋いでいい?」 唯から返答はない 憂「繋ぐね」ギュッ 唯「」 普段の唯ならきっと奇声を上げていただろう しかしこの時の唯は騒ぐことなく、憂のなすがままになっていた 憂は、律の言っていた奇跡とはこのことだろうなと思った 平沢家 憂「ただいま」 唯「」 唯は家に着くとさっそく靴を磨き、手洗いうがい着替えを済ませた 憂(そういえばお姉ちゃんは毎日本棚整理しているな。一体何があるんだろう) 憂(気になるからお姉ちゃんが来る前に覗いてみるか) 憂が本棚のある部屋に入ると母が本を抱えて泣いていた 憂「お母さん!?どうしたの!?」 母「あぁ憂…なんでもない、なんでもないのよ」ポロポロ 憂「なんでもないって…そんなに泣いて…」 憂「本…に何かあるの…?」 憂「本を見せて!」バッ 母「ああ!」 憂「」ペラペラ ハラリ 憂「これは…?」 本から落ちたのは唯、憂、父母の一家四人で撮った写真であった 憂「これも…これも…こっちにもある…」 母「きっとあの子、栞がわりに家族の写真を挟んでいたんだわ。最近写真がよくなくなると思ってたら…」ポロポロ 母「毎日家族の写真を見るために本棚の整理をしていたのね…きっと」ポロポロ 憂「お姉ちゃん…おね…ちゃん…うわああああああああああん!」 ガチャ 本棚の整理をしようと唯が部屋に入ってきた 唯「」 本が散乱し、憂と母が抱き合って泣いている 唯「ぎゃああああああああああ!!!」 流石に今回は奇跡は起こらなかったようだった 憂と母は奇声を上げる唯を抱きしめ、また泣いた 数日後、平沢姉妹は街に買い物に来ていた 憂「お姉ちゃん、この服かわいいよ~」 唯「」 唯からの返答はない 憂「アイスおいしいね」 唯「ペロペロ」 唯からの返答はない 憂(生活は以前と変わりないけど、お姉ちゃんの表情が少しだけ柔らかくなったような気がする) 自閉症の姉と向き合う決意をした妹 この先、どんな困難があろうと、この姉妹ならば乗り越えていけることだろう おしまい 戻る
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こちらのSSは憂「お姉ちゃん、何か欲しいものある?」とリンクしています 483 二人のハッピーバースデー [sage] 2010/02/22(月) 22 36 48 ID EzvOgPYqO 「憂、明日お誕生会しようよ!」 2月21日、日曜日。夕飯を食べていると、お姉ちゃんがこんなことを言い出した。 そう、明日は2月22日。私が生まれて17年になる日だ。 「お誕生会?」 「皆でお菓子とか食べてお祝いするの!たーのしいよ~♪」 「へぇー、すごく楽しみだよ!」 「でしょー♪じゃあ明日の放課後部室に集合ね!あ、4時過ぎじゃなきゃダメだよ、サプライズするんだから!」 「お姉ちゃん、先に言っちゃったらサプライズにならないんじゃないかな?」 「え?…あ!い、今のなし!忘れて忘れて!」 「あはは…うん、わかった。とにかく楽しみにしてるからね」 「うん♪」 お姉ちゃんの笑顔を見てると、本当に楽しいお誕生会になるんだろうなってわくわくする。 そういえば、去年のお姉ちゃんの誕生会にはプレゼントの準備で出られなかったんだよね… 招待される私が言うのもなんだけど…楽しい誕生会になったらいいな。 そして私もお姉ちゃんも楽しめる、そんな最高の誕生日になったらいいな。 484 二人のハッピーバースデー [sage] 2010/02/22(月) 22 37 44 ID EzvOgPYqO そして22日の放課後。 律「憂ちゃんお誕生日おめでとー!」パーン! 律さんの合図で、私の誕生会は賑やかに幕を開けた。 軽音部の5人、そしてさわ子先生…こんな大勢にお祝いしてもらえるなんて、私幸せ者だな… 紬「憂ちゃん、今日は思う存分食べてね?このケーキも好きなだけどうぞ♪」 憂「ありがとうございます!でもホントにいいんですか?私部外者なのに…」 澪「いいんだよ、憂ちゃんは半分軽音部員みたいなものだからな」 律「ギター上手いしな!なんならホントに入部したっていいんだからな?遠慮しないでさ!」 梓「なんで入部届持ってんですか…」 さわ子「モグモグ…そういえば唯ちゃんはどこ行ったの?」 気付くと、お姉ちゃんの姿が忽然と消えていた。 ついさっきまで美味しそうにジュースを飲んでたのにどうしたんだろう。と心配になりかけたところで… バーン! 唯「いえーい!」 憂「お姉ちゃん!?」 お姉ちゃんはいつぞやのメイド服に身を包み、ギターを抱えて華麗に部室に飛び込んできた。 もしかして、昨日言ってたサプライズって… 唯「今日は憂の誕生日ってことで、私、平沢唯のサプライズソロライブを開いちゃうぜー!」 485 二人のハッピーバースデー [sage] 2010/02/22(月) 22 38 50 ID EzvOgPYqO …そういえば、去年のお姉ちゃんの誕生日。 『今夜は私がバースデーライブをやってあげる!』 あの時もこんな風に演奏してくれたっけ。考えてみたらおかしな話だよね。自分の誕生日なのに演奏聞かせてくれるなんて。 なんだか私、お姉ちゃんにもらってばかりだ。 唯「ういっ!」 憂「な、なに?」 唯「楽しい?」 憂「…うんっ♪」 律「あれ、憂ちゃんもしかして泣いてる?」 憂「え、あ、いや!」 唯「えへへ~♪私の演奏があまりに上手すぎて感動しちゃったんだね!」 澪「上手かどうかは置いといても、感動してるっていうのは間違いじゃなさそうだな」 憂「あはは…そうかもしれません」 唯「じゃあ次いくぜ!」 …やっぱりお姉ちゃんはすごいや。単純に上手だとかそういうんじゃなくって、本当に素敵な演奏をする。 深く魅き込まれるような、夢見心地になるような、そんな演奏。 梓「…最初はね、軽音部の皆で演奏しようってことになってたんだ。でも唯先輩、どうしても一人で演奏したいって聞かなくて」 憂「そうだったんだ…」 梓「先週くらいからすごく頑張って練習してたんだよ?あの唯先輩がお菓子も食べないなんて、私びっくりしちゃった」 憂「お姉ちゃん…」 486 二人のハッピーバースデー [sage] 2010/02/22(月) 22 39 50 ID EzvOgPYqO 「はー、今日は盛り上がったねー!」 帰り道、隣を歩くお姉ちゃんは、声の明るさとは裏腹に少し疲れた様子だった。 一人で演奏していたのに加えて、あの後皆で演奏したり歌ったりしたから仕方ないんだろうけど。 「そうだ、今日は夕飯に出前取ろうよ!何にする?お寿司?ピザ?あ、オードブルもいいかも!」 「…ううん、今日も私が作るよ」 「え、なんで?せっかく誕生日なんだからのんびりしてなよー」 「いいの。誕生日だからこそいつも通りに作らなきゃ」 「そんな…憂はいつも頑張ってるんだし、誕生日くらい怠けていいんだよ?」 「…あのさ、去年のお姉ちゃんの誕生日、覚えてる?私がギター演奏プレゼントしたこと」 「え…?うん!覚えてるよ。憂、指の皮剥けちゃったんだよね」 「あの時だってさ、お姉ちゃんギター弾いてくれたじゃない」 「あれは…そんなんじゃないよ。ただ私が弾きたかっただけだし」 「それでも嬉しかったんだよ。お姉ちゃんの演奏」 「そう…なの?」 「おかげでわかったんだ。誕生日は誰かに何かをもらうだけの日じゃなくて、あげる日でもあるってこと」 「憂…」 「…だからね」 487 二人のハッピーバースデー [sage] 2010/02/22(月) 22 42 04 ID EzvOgPYqO 私は寒さで赤らんだお姉ちゃんの頬をそっと撫でた。 お姉ちゃんがいたから、私は今日まで生きてこられた。お姉ちゃんが笑っていたから、私も笑っていたんだ。 「だからお姉ちゃんのために、頑張って夕飯作りたいんだよ」 あの時お姉ちゃんがしたように、私は私がしたいことをする。 それでお姉ちゃんが嬉しくなるなら、私はどんなプレゼントをもらうよりも嬉しいから。 「…わかった。でも.」 「…!」 お姉ちゃんは私の手を握りしめて、そっと自分の手のひらに包んだ。 そのぬくもりは、小さな頃からずっと変わらない。そしてきっと、これからもずっと変わらないと思う。 「手伝いくらいはさせてよね?じゃなきゃ気が収まんないよ」 「うん…お願い」 「それじゃ何作ろっか!寒いからすき焼きなんてどうかな?あ、シチューもいいかも!」 「じゃあスーパー行って決めよう?」 「おー!」 ――今日は2月22日。私が生まれて17年になる日。そして… 「ほら憂、寒いからもっとくっついて歩こっ♪」 お姉ちゃんの妹になってから、17年になる日。 …ねぇお姉ちゃん、私幸せだよ。あなたの妹に生まれて、本当によかったよ。 「ありがとう、お姉ちゃん♪」 END
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スレッドより 以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレ3ループ目から引用 222 :Track No.774:2012/11/29(木) 18 02 16.16 Amputeeはキーワードのひとつだよね 切断・喪失によって何かを得るというイメージかなあ 脳動説は地動説の洒落だけど、地動=地震の洒落とみると 災害のときの心構えを歌った歌かと思えてくる 地震からのパラダイムシフト 235 :Track No.774:2012/11/30(金) 15 42 44.16 230 だねぇ。狂人、既知外=斬首台の晒される賢人 「河を渡る狂人」は橋大工(曲はGHOST BRIDGE)、「弁明を捨て延命」はΣ-12が思い浮かぶ まだ固まってないけどある程度考察できた。 定説の雨、通説の風は 225の通り。 怒号の愛は「お前の為に言ってるんだ!」的な押しつける愛(例:肉を食べないとダメになるぞ!と無理矢理食べさせる)? つまり“常識”により、賢人(の考え)はAmputee(切断)され捨てられるわけだ。 天動説が常識の時代に地動説を唱えたガリレオは異端扱いされたし、 ニコラ・テスラは未だマッドサイエンティストのままだ。 だとすると幽霊船に乗ってるのは行き場を無くした主張や人の声だろうか ならば幽霊船の行き先はハルディン・ホテルだろう 冠毛種子は風に乗ってやって来てくる=周りの雰囲気に流され・感化され根付く感情? 「冠毛種子」=「主説転倒の(華の)種子」? 「キミのトーチカ」は自我を保つ為に銃を乱射する 266 :Track No.774:2012/12/03(月) 10 20 45.92 HALDYN DOMEブックレットにそこらへん詳しく書いてあるよ おかげで今回解読が楽。 ・HALDYN DOMEは「事実」によっておいやられたあらゆる可能性や、「事実」によって隠れてしまった「ほんとうの事」が連綿と生き続ける世界 ・HALDYN DOMEは中にいることに気付かない程巨大であり、障壁を越えればどこからでも入れる ・障壁とは「真実」「恐怖」「現実」 ※ここでいう“真実”とは「賞味期限切れの“合意”」のこと ヒラサワは「昨日までは天体が回っていたのに、今日からは地球が回りだす」と例をあげている ・つまり、考え方を変えれば(=脳動説)HALDYN DOME(=裏庭)が覗ける、行けるということ ・HALDYN DOMEでは世界で「廃棄物」として捨てられたもの達がガーベラとして生きている HALDYN DOMEは集合意識でありインターネット世界も含むと思う。つまり内的宇宙 269 :266:2012/12/03(月) 15 26 50.78 なんかファンタジーSF的な解読になってしまったけど、 より現実的に見るならばこのインタビューとか分かりやすいかも。 ttp //122.200.201.84/interview/archives/no218.html 持ってる人はimagoの「音楽と放射能」読み返すとか。 Another Dayの語り部分の「自称他称を問わず、全てのマイノリティーへ生存可能というメッセージ」といい、ホント優しい人だなぁと思う 274 :Track No.774:2012/12/04(火) 23 20 42.40 272 おもしろいけど単語の区切りが違うんじゃないか? 「路地の亀裂に隠れ」ているのは「奇問に住む天分の花」 「弁明を捨て延命」するのは「河を渡る狂人」 「知られぬ明日(中空に夢)を見」、「身をやつし火を消」すのも「狂人(=賢者)」 だと思う 華の影、冠毛種子の大群はimagoで平沢がいってた“第二の被曝”を連想する。 「胸よ邪悪に躍れ 義憤散在運命の日々」「悲哀を咲かせた一面の花」あたり あと、これ↓で ttp //twilog.org/hirasawa/date-110502/asc 「現のすべてを嘆きで産む」=放射能を過剰に恐れ絶望の「物語」を作り出している状態=「そびえる脅威シナプスのせい」 だと思った。 276 :Track No.774:2012/12/05(水) 12 13 41.78 解読の役にたつかわからんが、とりあえず制作中ヒラサワがTwitterで呟いた歌詞(+前後)羅列 ・垣根の高低 苦にせず通りやって来ましたので ご! ・”片輪だけ軋むキミへ行くバイク”に乗って行ったのさ。 ・おおむね1.5日は稼いだ。”前方だけ沈むキミへ行くボート”で追い越したのさ。 ・3日間の遅れを2.25日程度取り戻したと、誰か代わりに言っといて。ムードだけ速いキミへ行くバスで行ってると。 ・ヒラサワが世界を経るのではなく、世界がヒラサワの脳内を経るのである。 動かぬチタンの船と化すのである。 動かぬチタンの船と化して風化の潮を経るのである。8曲目は何万年後に着手されるかは「潮」しだいなのである。 ・「事なきを得た」の部分を何度も再生中。ご一緒にどうぞ 「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」「事なきを得た」 全然「事有り」ということがお分かりいただけたと思います。 277 :Track No.774:2012/12/05(水) 12 44 32.54 「事なきを得た」が震災の「ただちに?」な気がする 278 :Track No.774:2012/12/05(水) 12 51 44.18 脳動説は確かに脅威を忘れさせてくれるけど、それだけじゃなんの解決にもならないってことかな ・あ、こんなイメージが…。「日本人は今、シュレディンガーの箱の中に居る猫だ。自分の箱を他の悲観論者や、他の楽観論者に開けさせてはいけない。自分の箱は自分で開け、生存する自分を観察すべきだ。」(つっこまないように…。) 279 :Track No.774:2012/12/06(木) 07 30 54.39 脳動説は夢の島思念公園の系統曲なのかもしれないと思うようになっている。 280 :Track No.774:2012/12/06(木) 09 23 43.10 自分も、ガリレオ、テスラまではわりかし前向きに捉えられるけど、パブロフが気になる 点呼のせいでパブロフ(の犬)にマイナスイメージがあるからだろうけど。 そしてその前の焦点距離も気になる所 焦点というと、凸レンズ(虫眼鏡など)が作る二つの像、実像・虚像が思い浮かぶ。 実像はスクリーンに映り、周りにいる誰にでも見える像だが、実物とは上下左右が逆に見える。 一方虚像は人の目の錯覚でできる像で、レンズ越しでなければ周りにいる人には見えない。 歌詞では「遥から焦点距離」とあるが… まだそこまで頭が回らない 283 :Track No.774:2012/12/06(木) 16 48 35.26 280 パブロフ=殆ど思考を必要としない条件反射 ってあまりいいように取れないよね 焦点距離は中学校で虚像について勉強したときに聞いたっきりで、その意味のとおりだけど 焦点自体はカメラで撮るときや、ものを見るときにフォーカス(焦点)を合わせるって使われるから、わたしはさほどひっかからないかな 284 :Track No.774:2012/12/06(木) 17 20 26.20 何の疑いも無くTVカメラを通した映像の事だと思ってた。 爆発音の謎wに言及してたよねたしか。30キロだったっけ。 前後の歌詞に繋がるかは考えてないw 285 :Track No.774:2012/12/06(木) 19 25 01.17 「そびえる脅威 パブロフのせい」って 脅威を条件反射的に感じてしまっている(本当は脅威に捕らわれなくて良いはずだ) ってことでわりと前向きだと考えてた 286 :Track No.774:2012/12/06(木) 19 37 51.16 「シナプスのせい」な 287 :Track No.774:2012/12/06(木) 21 12 54.34 スで間違えてたw恥ずかしいww 「パブロフのように達観して」だったね 288 :Track No.774:2012/12/06(木) 22 15 24.02 ここにおける「達観」は「広い視野をもって全体を見渡すこと」なのか それとも「喜怒哀楽を超越し何事にも動じない境地に至ること」なのか… パブロフがパブロフの犬(条件反射)の事だとすると後者の方が有力? 「脅威はシナプスのせいなんだから日々を余計なこと考えず過ごそう」ってことかな? ただ、その行動によってどうやって「鍵を開けに」行くんだろう 289 :285:2012/12/06(木) 22 40 51.53 まず事件が起こると、シナプス伝達作用で条件反射のように脅威を感じてしまうと。 それを言いかえると「貴方が何らかの事件に触れ、今脅威を感じていますが、それは考え方によって脅威たりえないんです」 ってことと思ってたんだ。 もちろんそれは「何も考えるな」ってことじゃなくて、 「色んな情報が入り乱れてる中で、事実無根で恐怖を煽る情報かを、一度きちんと咀嚼して取捨選択しよう むやみに情報に踊らされるだけでは余計に具合が悪くなっちゃうよ」と。 だから「パブロフまで達観してGO」=「まず脅威を条件反射として割切ってその先を考えろ」ということを言いたかったん。 これだと「鍵を開けに」に繋がりそうだし。 290 :288:2012/12/06(木) 23 43 42.48 289 なるほど!自分的にはスッキリした この曲も“第二の被曝”から逃れる為の歌なのかな 291 :Track No.774:2012/12/06(木) 23 54 08.01 また間違えた・・・「鍵を解きに」だった・・・ なんかもうすんません・・・ 310 :Track No.774:2012/12/08(土) 01 54 43.46 ガリレオまで韋駄天でgo タイトルは脳動説。 ガリレオ→それでも地球は回っている→それでも脳が動いている 現象が動いているのではなく脳が動いただけだった(という結論)。 韋駄天でgo、最果てまで最短距離→脳動説という結論まで足早にgo 本来ならば結論まで時間がかかるはずの(最果てにある)事象に対して足早に決めつけたさま? その結果→事なきを得た(全然事ありである) 「ただちに影響はありません」「風評被害」じゃないかと思うのだけど。 311 :Track No.774:2012/12/08(土) 02 15 35.41 遥かから焦点距離って無限遠のことかと思ってたわ 312 :Track No.774:2012/12/08(土) 02 49 21.20 311 初めて聞いたから調べてみたけど「無限遠点」って言葉もあるのね ・日常的な意味の空間を考えている限り無限遠点は仮想的な概念でしかないが、 無限遠点を実在の点とみなせるように空間概念を一般化することができる。 そのようにすることで理論的な見通しが立てやすくなったり、空間概念の応用の幅が拡がったりする。(Wikipedia引用) 諸説出たけど、総合すると脳動説は基本前向きっぽく感じる サビがすごく気になるけど、自分的には 278みたいな感じかなと 313 :Track No.774:2012/12/08(土) 11 23 03.65 310 世間じゃ天体が回ってる(「事実」)って言ってるのに、地球が回ってる(ほんとうの事)って主張したのがガリレオだから 世間の常識に囚われずにいろんな可能性を試せって事かと思ってた 常識を疑う、そこから初めてみようじゃないかってことかなと。 「(古い認識を変えていくより)新しいスタンダードを作った方が早い」ってインタビューで言ってたし、=最短距離かなって 320 :Track No.774:2012/12/09(日) 02 14 18.18 313 その解釈でいくと「幕を開けに」が引っ掛かるような。 「幕」は「物語の幕」 幽霊船で幕を引けと言っているのは >斬首台の晒される賢人の物語 >有りもせぬ連綿と憑依する物語 幽霊船の汽笛は「全きキミはすぐにも来ると」届いている amputee ガーベラでは >物語を閉じてキミの日を祝うよ 「キミ」の日が来るのは物語の幕が引けた後であって、サビでの「キミのまま行きつ戻る」と矛盾している。 「すべて晴れ」「空なき星」といい、どうもうさんくさくない? 「ほんとうのこと」からむしろ離れてテレビ、新聞、学者が垂れ流す「事実」をなぞるみたいな言い回し。 322 :Track No.774:2012/12/09(日) 03 25 05.57 あと個人的に「垣根の高低」は「線量の高低」の気がする。 事故当時ヒラサワは線量の高低をすっごく気にしていた。それはもう。 それは疑い、自ら検証する、世界が脳を経る世界観。 垣根の高低を気にせず、あまつさえ基準値を引き上げながら結論(=事なきを得た)(=脳動説、脳が世界を経る)まで韋駄天でgoしていたのは体制側だった。 体制側とは点呼の星のメガホンであって、群衆は呼ばれりゃ応えパブロフまで達観してgoしている。 垣根は検証されて越えられなければ「必然の花咲く誰にも見える」アイデンティティー・ハザードに到ることはできないのではないかと。 329 :Track No.774:2012/12/09(日) 09 16 07.53 確かに 322みたいに都合のいいところだけ抜き出して物語作るのは不愉快 平沢はちゃんとガイガーカウンターで測っていたし、その数値を客観的に見てただろ 295といい、なぜ平沢を下に見るようなことするんだろ 336 :Track No.774:2012/12/09(日) 13 45 35.46 320 322 imagoに寄稿された「音楽と放射能」は読んだか? ここでヒラサワは、被災地の住人に「徹底的に除洗せよ。しかし除染しきれない放射能はもう心配するな」と言った医師に注目している。 放射能が体に良くないのは事実なのに、なぜ医師は「心配するな」と言ったのか、 ヒラサワは医師の真意を読み取り、“虚構を奏で、手品によって現実体験の質を変換し、第二の被曝を回避”しようとしている」と理解している。 さらに「これはパニックん回避するために政府が嘘の情報を流すこととは目的も次元も全く異なる」とフォローも入れている。 「うな垂れた人々が行き交う意気消沈した町並みからあなたのために希望に輝く未来のビジョンを探り当てて来る」、つまり「虚構をもって現実体験の質を変えうる手品」=脳動説 するとツイッターの「わたしは皆が下を向いてる時に上を向いているような男」 「私は上を向いて何かを立証しよとしているのではなく、「上をまだ見てないじゃないか」と言っているのです。つまり常に世界観を補足しようとしているのです」 に繋がるしね。 どう?前向きな歌でしょ? 340 :336:2012/12/09(日) 17 07 26.03 そういや、imagoの寄稿と新譜、あとビストロンのお陰で点呼の解読も進んだ。(ある側面から見たに過ぎないけど) 点呼と新譜は扱う題材の根っこは一緒で、展開の仕方が違うんだな、と。 点呼と照らし合わせると新譜も今までと違った見方ができた。 例えば、脳動説の「すべて晴れ」の「晴れ」を天気で考えるといつもお天道さんでてるみたいで薄気味悪いけど 上空初期値に「錯視の霧は晴れ」とあり、脳動説の「晴れ」もこの「錯視の霧」が「晴れ」たことなんじゃないかと思えるようになった。 「錯視の霧」は崇めよ我はTVなりでいう「正義の黒煙」と同一のものね。 341 :Track No.774:2012/12/09(日) 21 33 25.80 336 >322だけど納得した。 imago必須だな。読んでくる。 348 :336:2012/12/11(火) 20 41 48.81 340の補足。 “自律的なアイデンティティ確立を促す自然界に遍く存在する物質”が「ビストロン」、 “特定の価値観に偏った他律的アイデンティティを捏造するためマスプロダクトに混入された物質”が「アンチ・ビストロン」 とヒラサワによりわかりやすく定義されているのでそれを使わせてもらうけど、 ビストロンでの歌詞では、このアンチ・ビストロンによって「空は無しと定め」られている。 つまり、アンチ・ビストロンに人格支配されている者にとって地球は「空なき星」(=BLUE LIMBO?BLUE LIMBOの人々は正気を失くしている) だが、「正気」(アンチ・ビストロン側から言えば狂気)の人には「目を閉じ」れば「記憶」の中に「空」は見えている。 ビストロンの歌詞では「晴れませ まだある空」(ませ:ましの未然形 まし:そうあればよいという希望)の通り現実の空はまだ晴れていない。 能動説ではキミの空は「晴れ」てはいるが、周りの人にはまだ「空」は見えていないんだろう(なので“空なき星”)、と解釈しました
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420 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04 21 08 ID /Tm9e0bb0 [2/7] ──唯の部屋── 唯「うう、まだこんな時間なのに…なんか目が覚めちゃった…あれ?」 唯「いつものヘアピンがない…制服にタイツも」 唯「ういが洗濯してるのかなぁ…?でもヘアピンは?」 唯「うーん…ういに聞いてみよっとー」 ──憂の部屋── 憂「………」 憂「早起きしてまで何やってるんだろ、私…」 憂「純ちゃんに『平沢姉妹似すぎ!』って言われてから、私…なんかおかしいのかな」 憂「でもこの時間ならお姉ちゃんはまだ寝てるはず!」 憂「…ちょっとだけなら、いいよね」 ……… 憂「えっと…髪型はここの前髪を下ろして…あは、たまにセット手伝う時と同じ感じだよ」 憂「…それから制服と…タ、タイツを///」ゴソゴソ 憂「…お姉ちゃんの匂いがする…/// それに何だかお姉ちゃんに包まれてるみたい…」 憂「仕上げにヘアピンをつけて…っと」スチャ 憂「わ…どこからどう見てもお姉ちゃんだぁ…///」 憂「声はちょっと柔らかい感じで…せーのっ」 421 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04 22 17 ID /Tm9e0bb0 [3/7] ──廊下── 唯「(どこにもいなかったし、まだ寝てるのかな?)うーいー、起きてr」 憂『放課後ティータイムは、いつまでも、いつまでも…放課後ですっ!!』 唯「へ…?う、うい…?(今の声、わたしにすごい似てた…)」 憂『えへへ…あの台詞かっこよかったなぁ、お姉ちゃん。みんな見惚れて一瞬静まり返っちゃったもんね』 憂『私、お姉ちゃんにそっくりに生まれてきて良かったっ…こんなに素敵な人の姿になれるなんて…』 唯「(も、もしかしてわたしの格好してるの!?たしかに髪型合わせたらほんとにそっくりになるけど…)」 憂『うい~、アイス~…なんて。…かわいいよぉ、お姉ちゃん…』 唯「(なんだか入るに入れない!でもういがかわいい!なにこれ!今すぐ抱き締めたい!!)」ウズウズ 憂『♪キミが~そばに~いるだ~けで~♪いつも~勇気~もらっ~てた~♪』 憂『♪いつま~で~で~も~一緒にいた~い♪この気持ちを伝えた~いよ♪』 唯「(あ…U&Iだ。学園祭以来ういの前では演奏できてないのに、ちゃんと覚えてるんだなぁ…)」 憂『♪晴れの日にも~雨の~日も♪キミはそばにいてく~れた~♪』 憂『♪目を閉じれば~♪キミの笑顔~♪輝いて~る~♪』 唯「(し、しかもうまい…ほんとにわたしみたいな声で歌ってる…)」 憂『お姉ちゃん…』グスッ 唯「(泣いてる!?2番の歌詞がわからないから!?後で教えてあげないと!)」 憂『お姉ちゃん…学園祭なのに…3年間の集大成なのに…こんな歌詞の曲を作ってくれて…』ポロポロ 憂『私…それだけで…幸せだよぅ…』 唯「(うい…)」 ……… 唯「(ええい!ここで行かなきゃお姉ちゃんじゃないっ!)」フンス! 422 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04 22 59 ID /Tm9e0bb0 [4/7] ──憂の部屋── 憂「お姉ちゃん…大好k」 ガチャ 唯「うーーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーっ!!!!!!!」ガバッ 憂「○×△□!”#$%&’()=~|!?!?!?!?!?!?!?」ビクゥ 唯「ういー!おはよーっ!!」ギューッ 憂「お姉ちゃんっっっっっ!?!?あのそのこれはそのくぁwせdrftgふじこlp」アタフタ 唯「ういー…かわいいのはういのほうだよぉ…」ナデナデ 憂「あ…/// も、もしかしてお姉ちゃん…聞いてたの…?」 唯「えへへ~。早起きはさんもんのとく!だねぇ~」スリスリ 憂「ううぅ…/////」 唯「うい」 憂「…?」 唯「…似合ってるね、そのかっこ!」 憂「っ…!/// き、きっとお姉ちゃんのほうが…似合うよ」 唯「そうかなぁ~?わたしもういを見習っていめちぇんしてみるよ、いめちぇん!」 憂「え…?」 唯「ちょっと待ってて!あ、リボン借りるねー!」ダッ 憂「あっ…」 憂「も、もしかして…」 423 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04 24 58 ID /Tm9e0bb0 [5/7] …………… 唯「じゃーん!」 憂「やっぱり私になってる!?」 唯「どうかなぁ?…『お姉ちゃぁ~ん、起きてぇ~、遅刻しちゃうよぉ~』」 憂「私そんなんじゃないよぉ、お姉ちゃん」クスクス 唯「ちぇー」 憂「でも…似合ってるよ、お姉ちゃんっ!」 唯「でしょ~。今日は一日このままでいよう!」 憂「え!?…じゃあ、私は」 唯「もちろんういも今日はずっとそのままだよ!お風呂入るまで!」 憂「ううぅ…ちょっと恥ずかしいよ」 唯「きにしないきにしない~。あ、今日は朝ごはん私が作っちゃうから!」 憂「お姉ちゃんが!?…ちょっと心配かも」 唯「む、失敬な。わたしの特製おかゆの味を知ってるくせにっ」 憂「あ…お姉ちゃんのおかゆ…(あの時、お姉ちゃんが私の為に作ってくれた…U&Iと一緒に)」ポロ 唯「!!」 唯「もっ…もしかしてアレ、おいしくなかった…?」 憂「う…ううん…とってもおいしかったよ…それに、嬉しかった…」グスッ 唯「(あ………)」 唯「………うい」 唯「今日の放課後…部室に来ない?」 憂「えっ…?う、うん。でも、邪魔にならない…?」 唯「そんなわけないよぉ」 唯「…憂に聞いてほしいんだ。U&Iの、フルバージョン」 424 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/10/01(金) 04 25 41 ID /Tm9e0bb0 [6/7] ───── 結局その日、私達は別々の格好をして一日を過ごしました。 お姉ちゃんは律さんに、私は純ちゃんにいじられてしまったのは言うまでもありません。梓ちゃんにはまた驚かれちゃった。 そして放課後、音楽室。私は特等席で放課後ティータイムのライブに招かれ、初めてU&Iの続きを聞きました。 この時だけは、お姉ちゃんも私も、元の格好…「唯と憂」に戻って。 それからの記憶は曖昧です。ただひたすら泣きじゃくっていたことだけは覚えていますが…。 …でも、U&Iのメロディ、歌詞…。これだけは忘れるはずがありません。しっかりと記憶に刻み込まれました。 ───── 憂「お姉ちゃんっ」 唯「うんー?」 憂「私こそ…ありがとうっ!」 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る うむ…うむ…… -- (名無しさん) 2012-10-04 23 59 16 -- (名無しさん) 2011-01-05 20 00 38
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スレッドより 以下は、平沢進の歌詞をどうにかして解読するスレから引用 199 :Track No.774:2009/04/19(日) 01 55 26 198 あまりにそれっぽすぎるタイトルでワロタ 今回のライブ見てると時間の西方ってのは忘れられた過去がある場所なの? てっきり、時間についていけなくなった老人に向けての 「それでも未来に頑張って行くんだ」っていう歌なんだと思ってた。 202 :Track No.774:2009/04/19(日) 10 07 04 199 白虎野インタラでは「無い筈の場所」とされてたね 「おとといきやがれ!」的なものだとイメージする人もいる 歌詞的には老いた(今はもう古ぼけた、流行ものじゃない、…太古の?) ものの呼び声に応えて「夢の闇の奥」へ行く、って流れじゃないかな 勿論そんなのは世間様的にはつまはじきにされてる訳だけど 206 :Track No.774:2009/04/20(月) 13 12 57 199 如来のいる極楽浄土は、西方にあるともいいますし。 西方には理想郷とか、救いとか、完成した物が存在していると昔の人は 考えたようです。仏教も西から来ましたし。 でもこれだと、忘れられた過去かどうかはわかりませんね…。 200 わざわざメシアと書いてあったり、ダーウィンの書(進化論のことか?)と 言っているので、キリスト教的一神教の世界をちくっとしているのだと 理解していました。マリアは処女懐胎なので、矛盾していると。 王道楽土が、本来の意味からかけ離れている歌詞なので、これが 一番悩んでいます。(皮肉っているのか?とも) 208 :Track No.774:2009/04/20(月) 18 19 50 今回のインタラでは、 「僕は夕陽の方に行きたかった。でも、怖くて行けなかった。」 みたいな台詞があったんだよね やっぱり西は「失われた時間」のイメージが強いかな それは「記憶」としての存在でもあるし、 「ここでこうしていれば」みたいなIFの世界、 平沢的単語でいえば「分岐」でもあると思う 「記憶は許されず」、分岐とともに夕陽の沈む西へ西へ 「記憶」=「老いた日」=人の歴史は省みられぬまま「別れの時」よ、と。 極楽浄土の存在する方角である西に、「虹の朝」を目指すはずの「マッハの船」が見向きもしない悲しさ、 というのもある気がするし・・・うーん考えがまとまらん。 209 :Track No.774:2009/04/20(月) 18 51 39 『別れのときと老いた「日」に身を投げた』 っていうのは歌の主人公(?)がマッハの舟 (忘れられた「西にあるもの」を置き去りにして突き進む世の中?) についていけなくなって、あきらめたんだ、 って解釈してたんだけど、インタラでの台詞とレスを読んでるとどうも違う気がしてきた。 210 :Track No.774:2009/04/20(月) 19 02 20 諦めるのではなくもっと能動的…でもないか 呼び声が聴こえちゃったから仕方無い、という感じ 陽は西方に沈む→1日が終わる→「老いた「日」」 日が沈むと夜→「夜は間近」 「浜辺の砂が沈む陽の影の牢を出る」→夕闇の中で世界が本来の姿を取り戻す 「虹の朝など絵空の塵」→陽の光に照らし出された世界など嘘だ、と 「聳え立つ夢の塔 or 夢の津波」→夜の闇の中にあるこちらの世界が真実 「花園」も「雨音」も「キミ」も轟音でかき消し 「夜明け」=「虹の朝」を「手中に収め」ようとする「マッハの船」 これが全部まとめて「過ぎる時」の中にあるもの そこから身を引き離して、隠されてしまったものが呼ぶ西へ 夢の闇の奥へ、「今も遠くで息絶え絶え」の「老い行く」 呼び声に応えてキミは行く 過ぎ去った過去にしてしまうにはまだ早い、手遅れでは無い感じはあるような 「記憶はゆるされず」=キミはいなかったものとして扱われる、となったら 確かにHue!が怖くてそっちには行けないのも分かる 211 :Track No.774:2009/04/20(月) 19 38 44 西方は過去で、西方に向かうのは順当。(太陽は東から昇って西に沈む) 夢と闇は西方とは同列にできずもやもやしますね。でも、 「僕は夕陽の方に行きたかった。でも、怖くて行けなかった。」 もしかしたらすべてが同じ(過ぎ去っていく)ということを、認めるのが 怖かったのかな。 212 :Track No.774:2009/04/20(月) 20 33 55 210 すごい面白い! じゃあ「老いた日で明日が呼ぶ」の「明日」は どこに位置するものなのかな。 老いた日と対にある「過ぎるとき」に属するものなのか 老いた日からみた全く違った可能性を持った「明日」なのか? 213 :Track No.774:2009/04/20(月) 21 07 38 212 「明日」は本来は「老いた日」の続きにあるはずの「明日」 マッハの船=過ぎる時の流れに乗せられた者達が運ばれて行くだろう 「虹の朝」や「夜明け」とは違う「明日」 ものすごい流れがみんなを押し流して行く時 僕は振り返って西方の夕日を見たんだ。 この夕日が「老いた日」 本来ならそこで呼んでる明日の元へ、夢の奥へと行かなきゃならなかった だけどトゥジャリット=幼児Lonia=大詐欺師に捕われてる状態の Hue!にはそれが分かっていても「怖くて行けなかった」 214 :Track No.774:2009/04/20(月) 21 13 20 金星に出てくる「西はまだ無窮の最中」とも関連はあるのかな? 215 :Track No.774:2009/04/20(月) 21 31 43 「西はまだ無窮の最中」=西ではまだ時間・空間に限界が定められていない って事は、まだ原初の混沌(カオス/ケイオス)の状態にあるとも言える それはまだ誰とも、どんなものとも分かたれていない世界 「眠りから見晴らせば 宇宙はキミを夢みて」 =自分も世界もキミの夢の中(あるいは夢の闇の奥)にいる…? Lotusの「夢みて見晴らす」ともリンクするね 「終わらなく届く声」=時間の西方の「明日」の呼び声、かも 216 :Track No.774:2009/04/20(月) 21 44 09 白虎にも 「西の海へ陽が沈むころ 老いた汽笛に目を覚ます魔人」 ってあるね。 ケルト神話では西の彼方には常若の国(ティル・ナ・ノグ)がある。 伝説によって死後の世界、楽園、妖精の国etc..と違うけど。 そういえば孫悟空も西を目指してたなw 217 :Track No.774:2009/04/20(月) 22 01 24 西は五行で秋を意味するね 秋は命の夕暮れ 余談だけど白虎も西の象徴だなあ 218 :Track No.774:2009/04/20(月) 22 07 04 「過ぎて悔やむ人の常揶揄し 「無駄」と夜に夢絶やす魔人」 …うっわやっべおっかね~ 最終兵器登場って感じ 217 多分、それだね>白虎も西の象徴 アルバムのタイトル曲がベトナムのホワイトタイガー(オイル)フィールド =「白虎野」 「西」=「白虎野」とも見れる 219 :Track No.774:2009/04/20(月) 22 22 26 215 って事は、まだ原初の混沌(カオス/ケイオス)の状態にあるとも言える それはまだ誰とも、どんなものとも分かたれていない世界 「眠りから見晴らせば 宇宙はキミを夢みて」 =自分も世界もキミの夢の中(あるいは夢の闇の奥)にいる…? あーっ! 納得! ありがとう! ♪キミもボクもいないオハヨウの中に いつまでもボクはいたかったのに ↓ ↓ 誰とも分かたれてない混沌とした世界 が、 ♪オハヨウと言った途端にキミはボクに気づいてしまう ↓ ↓ 眠りから覚めると二つに分かれてしまう …に、つながるよ、その解釈! そこからSCUBAの物語まで繋がることができるよ! 220 :Track No.774:2009/04/20(月) 22 38 18 そしてフローズンビーチ! 「あしたからのできごとの前ぶれに 古代の涙ひとつも流させて」 この「あした」が老いた日(=古代)で呼んでいるとしたら? 外部リンク