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『…彼女が心配なんだ。様子を見てほしい』 望から連絡を追いかけてみれば、なんか妙な雲行きになってしまった。 一人で飛び出して行った美紗をバイクで送るだけの話だと思ってたが、まさか深夜の往来で変態とデュエルとは。 「…気をつけて。月蓮はアンデットと儀式の混合デッキよ。シナトで攻撃力を補ってる」 美紗の助言に、黒剛はうなずく。 ギャラリーからのアドバイスはデュエルマナーとしては最低なのだが、今は緊急時だ。 「わかった。そこで待ってろ、すぐに終わらせる」 「先攻はそなたにくれてやる。さあ、カードを引くがいい」 月蓮の声を受け、黒剛はカードをドローする。 アンデット族…墓地からの蘇生を得意とする厄介なモンスター群だ。 その反面攻撃力が低く、その為にシナトで攻撃力を補っているのだろう。 だが相手は邪神結社、どんな手段で襲ってくるかわからない。 黒剛は考えた末罠カードをセットし、終末の騎士を召喚する。 召喚時にデッキから闇属性を墓地に送る効果を持つ、様子見にとりあえず召還するにはぴったりのモンスターだ。 「こいつの効果により、俺はインヴェルズ万能態を墓地に送ってターン終了だ」 黒剛 手札:4 LP:4000 場:終末の騎士 伏せ魔法罠*1 月蓮 手札:5 LP:4000 「決闘の最中に戦術を漏らすとは、興を削ぐ女よ」 月蓮は美紗を横目で睨む。 彼の冷たい視線に、美紗の背中を悪寒が走った。 「…まあいい。滅びゆく者には丁度いい手向けよ。拙僧のターン」 カードをドローする月蓮。 少しの間考える素振りを見せると、手札からモンスターを一体召喚する。 「拙僧は馬頭鬼を召喚。終末の騎士に攻撃しよう」 馬頭鬼。 アンデット族を蘇生する強力な下級モンスター。攻撃力も下級としてはそこそこの数値だ。 甲高く一声嘶くと、マサカリを振りかぶり終末の騎士に突進する。 (俺のデッキはとかくライフを食う。ひとまずこいつの攻撃力を頂くとしよう) 黒剛はその攻撃に合わせ、待ってましたとばかりに伏せカードを発動する。 「トラップ発動、ドレインシールド!」 終末の騎士の前に現れた大きな盾が、馬頭鬼の斬撃を吸収した。 これで黒剛のライフは5700。 得体の知れない相手にも余裕を持って切り込める数値だ。 「…」 トラップに掛った事にも表情を崩さず、月蓮はバトルフェイズを終了する。 「…拙僧はカードを一枚セット。ターンエンドだ」 黒剛 手札:4 LP:5700 場:終末の騎士 月蓮 手札:4 LP:4000 場:馬頭鬼 伏せ魔法罠*1 「俺のターン…インヴェルズの門番を召還する」 上級インヴェルズの生贄には向かない終末の騎士。 このまま維持しても仕方が無いので、エクシーズ素材にしてしまうとしよう。 「レベル4の終末の騎士とインヴェルズの門番をオーバーレイ、インヴェルズ・ローチをエクシーズ召喚」 「…ほう」 このカードはレベル5以上のモンスターの特殊召喚を二回まで打ち消す。 墓地に上級モンスターは見えないが、馬頭鬼が居る以上警戒に越したことは無い。 「インヴェルズ・ローチで馬頭鬼を攻撃」 ローチは疾風の様に馬頭鬼の目前に迫り、レイピアがその脳天を貫く。 馬頭鬼はたまらず破壊され、墓地に置かれた。 黒剛は魔法罠を一枚伏せると、ターンエンドを宣言する。 黒剛 手札:4 LP:5700 場:インヴェルズ・ローチ 伏せ魔法罠*1 月蓮 手札:4 LP:4000 場:伏せ魔法罠*1 「拙僧のターン…夜叉を召喚」 「や、夜叉?」 黒剛は驚いて声を上げる。 アンデットと儀式ってだけでも妙な組み合わせなのに、スピリットまで仕込んでいたとは。 なんて無茶なデッキだ。 その胸中を察してか、傍の美紗が黒剛を叱咤する。 「油断しちゃだめよ、黒剛」 「わかってるさ」 「夜叉の効果を発動。そなたの伏せカードを手札に戻させて貰おう」 夜叉の起こした激しいつむじ風が、黒剛の魔法・罠ゾーンに迫る。 その効果にチェーンし、黒剛は対象となった罠を発動させた。 「リバースカード発動、八汰烏の骸! 相手がスピリットモンスターをコントロールしている場合、カードを二枚ドローする事が出来る」 黒剛はカードを二枚ドローする。 今度は月蓮の方が驚きの表情を浮かべた。 「何と、そんなカードをデッキに入れていたとは」 「こっちの台詞だ。二番目の効果使ったのなんて初めてだよ」 「まあいい。そんなモンスターに居座られては困るのでな。インヴェルズ・ローチに攻撃」 夜叉の攻撃力は1900。 ローチと刺し違え、両者とも破壊される。 「カードをセットし、ターン終了だ」 黒剛 手札:6 LP:5700 場: 月蓮 手札:3 LP:4000 場:伏せ魔法罠*2 「俺のターン」 黒剛がドローしたのは手札抹殺。 思わぬ2ドローに随分と潤った黒剛の手札だが、少々モンスターがだぶつき気味ではあった。 このカードを使えば墓地肥やしの上に、大幅なデッキ圧縮にもなる。なかなかのドローだ。 「俺は手札抹殺を発動。手札を全て捨て、カードを5枚ドローする。 お前もだぜ、月蓮」 「…」 月蓮もまた手札を捨て、カードを三枚ドローする。 墓地に置かれたのは天罰、マンジュ・ゴッド、霊滅術師カイクウ。 アンデットモンスターが墓地に置かれなかった事を確認し、黒剛は安堵の表情を浮かべた。 「俺はインヴェルズの先鋭を召喚」 黒い蜂のような悪魔が羽音を響かせ現れる。 下級インヴェルズ最高攻撃力に加え、儀式・シンクロ・融合モンスターを道連れにする強力なモンスターだ。 「メタを張るようで悪いが非常時なんでな。お前に直接攻撃だ」 先鋭が下腹部の鋭い針を向け、耳障りな羽音と共に飛びかかる。 月蓮の懐に入り込み、彼の体を針が貫いた。 「ぐっ・・・」 直接攻撃を受けた月蓮が伏せカードを発動する。 空間を捻じ曲げ現れたのは、仏壇のような観音開きの扉。 その扉がゆっくりと開き、後光と共に数多の腕を持った異形の仏が姿を現した。 「伏せカード発動、ダメージ・ゲートを発動させて貰った。 これで墓地のマンジュ・ゴッドを蘇生、その効果によりデッキから天界王シナトを手札に加える」 「構わないが、俺の場には先鋭が居るぞ。出した所でこいつを倒せば道連れだぜ」 その言葉に月蓮は不敵に笑う。 何か企んでいるのは明白、だが黒剛の手札にはカウンター罠も無い。 仕方なく彼はターンエンドを宣言した。 黒剛 手札:4 LP:5700 場:インヴェルズの先鋭 月蓮 手札:3 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「拙僧のターン」 ドローした月蓮はまたニヤリと笑い、手札から儀式魔法を唱える。 「拙僧は手札より天界の方舟を発動。場のセンジュ・ゴッドと手札の赤鬼を生贄に捧ぐ」 「…やっぱりか」 「まずいわ黒剛!」 月蓮の手にした青いカードからの激しい光が、夜の住宅街を照らした。 「衆生に滅びの安らぎを!儀式召喚、天界王シナト!」 燦然と輝く仏が、六対の翼をはためかせ降臨する。 その攻撃力は3200、儀式モンスターの中でもかなり高い数値だ。 月蓮は続いて墓地を確認し、馬頭鬼の効果を発動する。 「さらに墓地の馬頭鬼の効果により、墓地に置かれた赤鬼を特殊召喚する。 出でよ冥府の番人、赤鬼!」 墓地より這い出た鬼が金棒を振り回し、大口を開けて咆哮する。 鬼と仏を従えた月蓮はバトルフェイズへの移行を宣言する。 「行けい赤鬼!インヴェルズの先鋭を叩き潰すがいい!」 赤鬼は唸り声と共に金棒を振り下ろす。 スリッパに叩かれたゴキブリのように、金棒に張り付いた先鋭はピクピク動いた。 最後っ屁とばかりに、その鋭い針がシナトに向かってミサイルのように飛んでいく。 「先鋭の効果発動、儀式モンスターを破壊する」 「甘いわ!罠カード発動!」 轟音と共に、先鋭の放った針に雷が落ちる。 黒焦げになった針はポトリと落ちた。 「天罰覿面!」 「そういう事かよ」 シナトは穏やかな表情のまま、黒剛を指差す。 その指先には火花が散っている。 月蓮は声高に叫んだ。 「直接攻撃!」 放たれたレーザーが黒剛の胸を貫く。 黒剛 手札:4 LP:1750 場: 月蓮 手札:1 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「黒剛!」 「安心しろ、俺は大丈夫だ…」 心配する美紗に黒剛は軽く笑顔を浮かべる。 とはいえ、4000近いダメージは彼の体力を確実に奪ったようだ。 肩で息をしながら、黒剛はカードを一枚伏せる。 「カードを一枚伏せ、俺はターンエンドだ」 黒剛 手札:4 LP:1750 場:伏せ魔法罠*1 月蓮 手札:1 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「伏せ一枚…その手札の多さでか。そなた、何を企んでおるか」 「さあな」 「その手札の中に手立てが無い、或いは反撃の機会を待っているのか。 何れにせよ、その伏せカードは防御用のカードである事は間違いなかろう」 「慎重なのもいいが、さっさと攻撃してきたらどうだ」 「いいだろう。…二体でそなたに直接攻撃」 レーザーを放つシナトと金棒を構えて襲いかかる赤鬼。 それぞれの前に小さな黒いトークンが現れ、黒剛の盾になった。 「勘が良いな。俺が伏せていたのは終焉の焔さ」 「命拾いしおったか。拙僧はこれでターン終了。そなたの反撃、見せてみよ」 黒剛 手札:4 LP:1750 場: 月蓮 手札:2 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「俺のターン・・・闇の誘惑を発動」 黒剛はカードを2枚ドローし、手札からインヴェルズ・ガザスを除外する。 その後一枚増えた手札を眺めて何やら考えていたが、やがて考えを決めた様子で顔を上げた。 彼は魔法罠ゾーンにカードを2枚伏せ、ターンエンドを宣言する。 「黒剛!大丈夫なの?」 「…」 美紗が青い顔で尋ねるも、黒剛は何も応えない。 黒剛 手札:4 LP:1750 場:伏せ魔法罠*2 月蓮 手札:2 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「今度は二枚の伏せカード…。ハッタリか…?」 「俺は手札補充カードを使い、その後に二枚のカードを伏せた…好きに解釈するんだな」 「拙僧を脅すという訳か…。 その誘いあえて乗らせて貰おう。二体でそなたに直接攻撃」 月蓮が攻撃を宣言する。 シナトの光線と赤鬼の棍棒がまたしても黒剛に迫る。 直接攻撃を受け、黒剛の周りに砂塵が舞い上がる。 「やったか…」 「いや、まだよ!」 美紗の声と共に砂煙が晴れ、黒剛の姿が浮かび上がる。 「和睦の使者を発動させて貰った。これでこのターン、俺へのダメージはゼロになる」 「…どこまでも往生際の悪い男よ。拙僧はカードを一枚伏せ、ターンエンドだ」 黒剛 手札:3 LP:1750 場:伏せ魔法罠*2 月蓮 手札:3 LP:2150 場:伏せ魔法罠*2 なんとか二ターンを生き延び、黒剛は一息ついた。 ここまで切り抜けたが、防御カードもそろそろ限界だ。 手札抹殺のお陰で墓地は肥えているし、反撃の一手と言えるカードは手札にある。 だがそのカードを発動できるかどうか…それは月蓮の伏せカードにかかっている。 あのカードによる妨害の有無が、このターンのカギを握っているのだ。 美紗は泣きそうな顔で黒剛を見守っている。 いい加減に家に帰してやらないとな。 人質が居る以上万全を期したかったが、どの道もう時間を稼ぐ必要は無い。 賭けに出るとしよう。 「俺は侵略の波紋を発動!墓地からインヴェルズの門番を特殊召喚する」 どうやら特殊召喚は通ったらしい。 問題はこの次だ。これが止められるかどうかで俺の命運が決まる。 「さらに特殊召喚したこいつを対象に地獄の暴走召喚を発動!」 「甘いわ!トラップカード発動、因果切断!」 やはり来たか…。 門番が除去される事で俺の特殊召喚は不発となり、相手のみ特殊召喚効果が適用されてしまう。 「門番をゲームから除外し、拙僧は有り難く赤鬼を特殊召喚させて頂こう。 ふふ…これでそなたの命運もここまで。自らの首を絞める結果となったとはな」 「黒剛…!」 取り乱す美紗を尻目に、黒剛は不敵な笑みを浮かべる。 「残念だが、まだチェーンは繋がっているのさ」 「何を…」 「速攻魔法発動、サモンチェーン!」 チェーン処理が終わり、月蓮のフィールドに二体の赤鬼が特殊召喚される。 だが月蓮は驚きの表情で黒剛を見ていた。 「サモンチェーン…だと…?」 「チェーン3以降にしか発動できない代わりに、通常召喚の機会を3回に増やす事が出来る。 狙い通りだ。この局面での暴走召喚、用心深いあんたならうまく止めてくると思ったぜ」 「では先程までの防戦は…」 「演出ってとこだ。暴走召喚が『一か八かの最後の希望』だと錯覚させるためのな」 まあ、危険な賭けではあったんだがな。 黒剛は心のうちでそっと呟く。 「ぐ・・・だが拙僧の場には赤鬼が3体にシナトも居る!大型4体はそうそう突破できまい!」 「計算通りって言っただろ。黙って見てるんだな。 俺はインヴェルズの魔細胞を自身の効果により特殊召還」 黒剛のフィールドに下級インヴェルズが特殊召喚される。 上級インヴェルズのリリースにしか使えない代わりに、手札から特殊召喚が可能なモンスターだ。 「さらにこいつをリリース、一回目の通常召喚、インヴェルズ・マディス! その能力により、ライフを1000払い墓地からインヴェルズ万能態を特殊召喚だ」 さらに召還されたのは蘇生能力を持つ上級インヴェルズ。 それにより特殊召喚されたミノムシのようなモンスターは、インヴェルズ専用のダブルコストモンスター。 「フィールドに三体分のリリース素材…まさか!」 美紗の表情が一気に明るくなった。 mayの面々には知れ渡っている、黒剛の切り札。 「マディスと万能態をリリース、アドバンス召還ッ!インヴェルズ・グレズッ!」 稲光と共に現れる巨大な悪魔。 漆黒の体躯に金色の装甲が輝いている。 その攻撃力は3200、シナトと互角の攻撃力だ。 「ぐ…しかしインヴェルズはライフを消費して効果を発動するモンスター… そなたのたった250のライフポイントではどうする事もできまい…!」 食い下がる月蓮。 黒剛はニッと笑い、彼に言い放つ。 「こいつの消費コストは俺のライフの半分。50だろうが1だろうが発動できるのさ。 そしてその能力は、グレズ以外のフィールド上カードを全て破壊する!」 黒剛の声を受け、グレズは2対の腕を広げ咆哮する。 次の瞬間、月蓮の場に巨大な雷が落ちた。 落雷に撃たれた赤鬼とシナト、そして伏せカードは全て黒焦げになって砕け散った。 「ぐ…!」 フィールドのカードを全て失い、月蓮は 「シナトと赤鬼共、そしてその伏せカードを破壊させてもらった。これでお前を守る物は無い」 「…フ、拙僧の負けという訳か。もう一度そなたの名を聞かせて貰おう」 黒剛は指を鳴らした。 グレズはその合図とともに、雷を帯びた拳を構えて月蓮に迫る。 「『あなたの親愛なる隣人、黒剛進』…なんてな」 グレズの攻撃を受けた月蓮はくずおれる。 左腕のディスクからは、敗北を示す鐘の音が鳴っていた。 黒剛 手札:1 LP:125 場:インヴェルズ・グレズ 月蓮 手札:3 LP:0 場: * 「月蓮。悪いがあんたの負けだ。彼女は貰っていくぜ」 「フン、好きにするが良い…」 月蓮は立ち上がり袈裟の乱れを直すと、黒剛たちに背を向ける。 「だが黒剛。再び会いまみえる時、それがそなたの命日ですぞ!」 そう言い残し、空高くジャンプする月蓮。 そのまま住宅街の屋根を飛び移り、どこへともなく去っていく。 あっけにとられた黒剛は一言「…身軽な奴だ」と呟いた。 「さて…と」 黒剛はディスクをしまうと、傍らの美紗にヘルメットを差し出す。 「望の所に帰るぞ」 「でも私は…」 「迷惑掛けるって言うんだろ? 生憎、ああいう手合いには慣れてるんでな。俺も、望も、皆も」 「…ありがとう」 少し涙ぐみながらも、美紗はヘルメットを受け取る。 二人を乗せたバイクのエンジン音が夜の住宅街に響いた。
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メニューページで#nomenu()プラグインはご利用できません。3カラムでなく、2カラムのデザインテンプレートをご利用ください。 第2週(第4戦) ブルガリア VS 日本 ★ 1SET ★ ★ 2SET ★ ★ 3SET ★ ★ 4SET ★ サーブ JPN BUL 0 25 サーブ BUL JPN 0 22 サーブ JPN BUL 0 31 サーブ BUL JPN 0 27 福澤 1 BULのスパイク 1 清水のスパイク⑤ 福澤 1 BULのスパイク 1 富松のスパイク 1 山村のスパイク① 山村 2 (松本のトスで) 清水のスパイク⑥ 2 清水スパイクミス 富松 1 BULのスパイク 山村 2 オーバータイムス 山村 3 松本のスパイク③ 3 BULのスパイク 2 BULサーブミス 2 BULサーブミス 山村 4 米山のフェイント② BULタイムアウト 4 BULのツー 日本タイムアウト 清水 3 宇佐美ブロック② 清水 3 清水サーブミス 山村 1 BULのスパイク 1 福澤のスパイク⑤ 清水 2 清水サーブミス 3 BULサーブミス 2 米山止められる 富松 5 富松サーブミス 4 BULサーブミス 米山 4 福澤のスパイク① 3 コンビミス 2 清水のスパイク⑪ 米山 5 福澤のスパイク⑨ BULタイムアウト 米山 4 BULのフェイント 5 清水のスパイク⑦ 清水 3 清水のスパイク⑫ 米山 3 BULのフェイント 5 宇佐美のツー① 清水 6 清水のエース② 清水 4 アウトオブバウンズ 6 福澤のスパイク⑩ 松本 5 BULのスパイク 清水 4 BULのスパイク 清水 6 BULのスパイク 松本 4 BULのスパイク 6 宇佐美ダイレクト② 7 福澤のスパイク③ 5 米山のスパイク③ 5 BULのエース 宇佐美 6 福澤止められる 米山 5 BULのスパイク 米山 7 BULのスパイク 宇佐美 7 福澤のスパイク⑪ 7 福澤のスパイク② 8 松本のスパイク④ TTO 8 BULのスパイク TTO 6 BULのスパイク 福澤 8 山村のスパイク② TTO 松本 6 BULのスパイク 6 清水のスパイク⑬ 8 清水のスパイク⑲ TTO 福澤 7 福澤サーブミス 7 BULのスパイク 松本 7 清水のスパイク⑭ 福澤 7 福澤サーブミス 9 米山のスパイク① 8 コンビミス 松本 9 BULのスパイク 9 富松のフェイント① 山村 10 タッチネット 9 福澤のスパイク④ 8 福澤のスパイク⑥ 富松 8 BULのスパイク 山村 8 BULのスパイク 宇佐美 9 BULのスパイク 宇佐美 10 BULのスパイク 10 清水のスパイク⑳ 11 BULサーブミス 10 BULのエース 9 清水のスパイク⑮ 清水 9 BULのスパイク 清水 12 清水のスパイク① 11 BULのエース 日本タイムアウト 福澤 10 BULスパイクミス 11 米山のスパイク⑦ 清水 13 BULスパイクミス BULタイムアウト 12 山村スパイクミス 福澤 11 清水止められる 米山 10 米山サーブミス 清水 14 清水のエース① 13 BULダイレクト 12 清水止められる 12 松本のスパイク⑦ 清水 9 アウトオブバウンズ 14 オーバータイムス 11 米山のフェイント④ 松本 13 BULスパイクミス 15 清水のスパイク② 10 BULサーブミス 富松 13 富松サーブミス 松本 11 BULのスパイク 米山 10 米山サーブミス 福澤 15 福澤サーブミス 14 松本止められる 14 福澤のスパイク⑫ 11 福澤止められる 16 米山スパイクミス TTO 12 BULサーブミス 宇佐美 15 清水のスパイク 21本目 16 松本のスパイク① TTO 17 BULのスパイク 清水 15 BULのスパイク 宇佐美 12 清水止められる 松本 17 BULトスミス 11 清水のスパイク⑧ 13 松本のスパイク⑤ 16 福澤のスパイク⑬ TTO 松本 12 レシーブミス 山村 18 米山止められる 米山 16 BULのスパイク TTO 福澤 17 福澤のエース② 18 清水のスパイク③ 19 清水スパイクミス 日本タイムアウト 14 松本のスパイク⑥ 福澤 18 宇佐美ブロック① 宇佐美 13 宇佐美サーブミス 12 清水のスパイク⑨ 松本 15 宇佐美ブロック① 福澤 13 福澤サーブミス 19 BULサーブミス 清水 20 BULのツー 松本 17 松本サーブミス ここで 19 清水のスパイク 22本目 福澤 20 山村のスパイク③ BULタイムアウト 13 BULサーブミス 16 清水のスパイク⑯ 富松 14 BULのスパイク 福澤 21 タッチネット 米山 21 BULのスパイク 宇佐美 17 宇佐美のエース① BULタイムアウト 20 BULサーブミス 福澤 22 BULスパイクミス 22 オーバータイムス 宇佐美 18 BULのスパイク 清水 15 清水サーブミス 福澤 14 福澤サーブミス IN 阿部 → OUT 宇佐美 18 清水のスパイク⑰ 16 ホールディング 日本タイムアウト 23 BULサーブミス 14 清水のスパイク⑩ 福澤 19 福澤のエース① 21 清水のスパイク 23本目 IN 富松 → OUT 米山 松本 23 松本サーブミス 福澤 19 オーバータイムス 米山 17 BULのスパイク 山村 15 BULのスパイク 24 オーバータイムス 20 福澤のスパイク⑦ 22 福澤のスパイク⑭ IN 米山 → OUT 富松 25 山村スパイクミス IN 大竹 → OUT 富松 IN 山村 → OUT 宇佐美 16 BULダイレクト センターとセッターのコンビが 合わず、セッターを宇佐美から 阿部に交代するも合わず… 第3セットはセンターの山村を 富松に交代して挑みます! 大竹 20 BULのスパイク 松本 18 BULのスパイク 24 清水のスパイク④ IN 富松 → OUT 大竹 IN 宇佐美 → OUT 山村 清水 25 松本ダイレクト② 21 米山のスパイク⑤ 19 富松スパイクミス さて、セット終了時に松本クンが コート内にいることも珍しいの ですが、最後の1点を松本クンが 決めたのはもっとレアです!(笑) 清水 22 清水のスパイク⑱ BULタイムアウト 23 清水のスパイク 24本目 清水 21 清水サーブミス 宇佐美 20 BULスパイク 22 オーバーライン 日本タイムアウト 24 BULサーブミス 23 米山のスパイク⑥ IN 枩田 → OUT 米山 IN 山村 → OUT 宇佐美 福澤 21 BULのスパイク 米山 23 BULのスパイク IN 米山 → OUT 枩田 IN 宇佐美 → OUT 山村 25 清水のスパイク 25本目! 24 BULサーブミス まさに龍神降臨! 松本 24 BULのスパイク 25 福澤のスパイク⑧ 宇佐美 26 BULスパイクミス 本日の松本クンのスパイク決定率は… 50.00% でした。 いいぞ!いいぞ!松本クン! -
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このページでは、当社のマスコットキャラクターの設定について紹介いたします。 画像利用に関するガイドラインです。ご一読を。 大都本社マスコットキャラクター「飯豊亜紀・有紀」キャラクター設定 大都本社マスコットキャラクター「海原恵理」キャラクター設定 大都本社マスコットキャラクター「奥宮美夏・美紗」キャラクター設定 京東支社マスコットキャラクター「鴻巣理紗」キャラクター設定 京東支社マスコットキャラクター「大井りさ」キャラクター設定 静川支社マスコットキャラクター「多々良有紀」キャラクター設定 生い立ちなどの詳細な設定 家族についての設定 あかぎ支社マスコットキャラクター「鮒上悠美」キャラクター設定 全社共通マスコット「でんしゃくん」キャラクター設定(でんしゃくん) 著作権表記 大都本社マスコットキャラクター「飯豊亜紀・有紀」 左:亜紀 右:有紀 (Illus, By Soramochi 2011.7.11) キャラクター設定 項目 亜紀 有紀 名前 飯豊亜紀 飯豊有紀 年齢 18 生月日 5/15 身長 161cm 160cm 血液型 B スリーサイズ B89/W59/H81 B90/W58/H82 大都本社マスコットキャラクター「海原恵理」 (Illus, By Amano 2012.2.15) キャラクター設定 項目 恵理 名前 海原恵理 年齢 19 生月日 11/1 身長 156cm 血液型 B スリーサイズ B90/W60/H84 大都本社マスコットキャラクター「奥宮美夏・美紗」 左:美夏 右:美紗 (Illus, By ixen-fei 2011.10.16) キャラクター設定 項目 美夏 美紗 名前 奥宮美夏 奥宮美紗 年齢 20 生月日 8/1 身長 159cm 155cm 血液型 B スリーサイズ B90/W57/H78 B88/W56/H77 京東支社マスコットキャラクター「鴻巣理紗」 (Illus, By Nigo 2012.2.20) キャラクター設定 よみ りさ 性別 女 生年月日 8.10 身長 154cm 体重 45kg 年齢 19歳 血液型 A 好きなこと 電車の写真を撮ること(撮り鉄) 好きな食べ物 果物全般 嫌いな食べ物 なし 将来の夢 鉄道の運転士 性格 温和 スリーサイズ B85/W57/H81 京東支社マスコットキャラクター「大井りさ」 (Illus, By Amano 2014.3.27) キャラクター設定 よみ りさ 性別 女 生年月日 3.22 身長 156cm 体重 41kg 年齢 17歳 血液型 A 好きなこと 鉄道模型集め 好きな食べ物 寿司 嫌いな食べ物 なし 将来の夢 性格 温和 スリーサイズ B79/W56/H78 静川支社マスコットキャラクター「多々良有紀」 (Illus, By Shigenori Kameyama 2011.9.4) (C)Sigenori Kameyama/The SOYOKAZE Network 2010-2012 キャラクター設定 名前 多々良有紀 年齢 22 生月日 6/5 身長 174cm 職業 大都鉄道静川支社勤務 血液型 B 性格 温和である、あとかなりのオタク 好きな車輌 大鉄D233系(本線で運行中の電車) 嫌いな車輌 なし 好きなもの ゲームすべて(エ○ゲ含む)、アニメ 嫌いなもの なし スリーサイズ B83/W64/H86 生い立ちなどの詳細な設定 19xx年6月5日、和田崎市で生まれ育つ、小三まで過ごす。父の転勤で、住み慣れた和田崎を離れ石部海航路の向かい側の静川市に移住する。 移住後は高校までいまいち友達が出来なかった。 家族についての設定 続柄 名前 生年月日 備考 母 多々良愛子 1966/5/6 父 多々良高次 1969/5/24 祖母 多々良さや 1935/4/11 祖父 多々良新造 1922/4/5 曽祖父 多々良新造 1902/3/5 故人 曾祖母 多々良トキ 1881/11/4 故人 あかぎ支社マスコットキャラクター「鮒上悠美」 (Illus, By Kusata 2012.3.16) キャラクター設定 項目 悠美 読み ゆみ 生年月日 12.10 身長 168cm 体重 46kg 年齢 17歳 スリーサイズ B89/W57/H83 備考 詳細なキャラクター設定はこちら 全社共通マスコット「でんしゃくん」 キャラクター設定(でんしゃくん) 名前 でんしゃくん 生年月日 12.10 好きなこと 走ること 好きな食べ物 電気 嫌いな食べ物 なし 性格 子供思い 備考 マスコットキャラよりこのキャラの採用が多い 著作権表記 All Illustrations Copyright (C)Garage Liner for hirohiro(hirohiro)/Soramochi/Daito Railway 2011-2014 (C)Garage Liner for hirohiro(hirohiro)/ixen-fei/Daito Railway 2011-2014 (C)Garage Liner for hirohiro(hirohiro)/Amano/Daito Railway 2012-2014 (C)Garage Liner for hirohiro(hirohiro)/Nigo/Daito Railway 2012-2014 (C)Garage Liner for hirohiro(hirohiro)/Kusata/Daito Railway 2012-2014 著作権は、当社並びにキャラクターの絵を描いていただいた絵師が保有しており、無断使用は規約、著作権法で認められた範囲以外での使用を禁じます。
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寝起き 春眠暁を覚えず~ もう少し寝ていたいよ~…え、授業?うう、急に現実を見せないでよ~ もう少しまどろませて~ あれ、クシャミなんかして…もしかして花粉症?相当ひどいの?…え、花粉情報の文字を見ただけで目がかゆくなる?! はっ!今こそ人気擬人化ゲームのコスプレをして桜の木の下で写真を撮る時なのでは…?思い立ったが吉日だ。公園に集合だ~ 気付いたら春だよね~ 朝も寒くないし、洗面台の水も冷たくないし…けど、布団からスッキリ出られないんだよね~ 風も暖かいし~ 天気もいいし~ 今日は絶好のお花見日和だね。どう?お花見に行っちゃう?お花見コスしちゃう~? お花見準備中 意外と忘れがちなのが敷物だよね。お花見には必須だよ~ お菓子にジュースに…コスプレセット…え、いらない? お花見の準備って…衣装以外、何を準備すればいいのかな? お花見弁当に挑戦しようと思ったけど…また来年! ゲーム機を持って行くの?いいねぇ。あたしも持って行こうっと。 行楽のお話し中 暖かくなると自然と外に出たくなるよね。次はどこへ行こうか? この時期はピクニックもいいよね。お弁当を持って出かけたいな~ たまには遠出をしたい?あたしもそう思ってた。温泉とかどう? 春だし、どこかに出かけようか。菜の花の名所があるんだって。 レイヤー御用達の花見スポットがあるんだって。今度、行こうよ。 桜のお話し中 お花見って桜と宴会…どっちが主役なのかねぇ? 桜ってソメイヨシノ以外にも色々種類があるんだよね。 桜って実がなるよね…あれって食べられるのかな? 桜には悪いけど、やっぱり花より団子だよね。何を食べようかな~ 桜の枝を折るとそこから腐るんだって。だから折っちゃダメだよ? 春のお話し中 川の土手につくしがたくさん生えてたよ。なんか春だね~ この時期は花粉症で眠い?花粉症って眠くなるの? この前まで寒くて雪が降ってたのに、あっという間に春だよね~ 春だし暖かいし塩ラーメンでも食べようか…え、春は関係ない? 春といえば出会いの季節だよね。今年はどんなアニメに出会えるかな~ だらだら ここって結構、お花見の穴場スポットなんだよね~ ほら、家族連れが多くて、お酒飲んでる人が少ないから。 こっちの桜はまだ満開じゃないね?でも、これくらいも綺麗だよね~…あ、あっちの桜は満開だ。これって… 日当たりの差とか? 今がちょうど見頃みたいだね~ すぐに天気が悪くなって、散っちゃうかも…って、天気予報で言ってたし。 今日はお花見用に、お弁当を用意してきたのですよ~…ほら、綺麗でしょ?バイト先のメニュー、覚えておいたんだ~ 春だし、ここで一句…お花見だ ああお花見だ お花見だ…どこかで聞いたことある?あはは、気にしない気にしな~い。 就寝前 就寝中 おしゃべりアイテム 発見 桜の下でアイテムを見つけたよ。大事に使うんだよ~? 桜ソフト 起床中 ううーん、冷たい~ お、ピンクでカワイイね~ ちょっと味見してみる? どんな味なんだろ? ん~、ほんのり桜味かも 就寝中 三色だんご 起床中 串に気をつけてね これは三色の三兄弟だね 三種類の味が楽しめるのかな? 一つ食べたい?そうですな~ ほほう、これはいかにもな… 就寝中 デジタルカメラ 起床中 カメラ?用意がいいねぇ この桜の下がよさそうかな これこれ、何を撮っているのかな? どんどん撮影してね …え、電池が切れそう? 就寝中 おでかけ 校門前 朝 昼 夕 夜 今日はどこへ行こうか?夜の撮影…なんてどう? この時間でも開いてるお店はあるから、だいじょぶだいじょぶ。 今度はどこへ連れて行ってくれるの?コスプレ関係とか? 呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン。さ、どこ行こうか? カフェ 朝 昼 夕 夜 公園 朝 昼 夕 夜 図書館 朝 昼 夕 夜 遊園地 朝 昼 夕 夜 こんな時間まで女の子を連れ回すなんていけないんだよ~ ナイトパレードを見てみたかったんだ。早く始まらないかな~ もうこんな時間?アトラクションに乗れるだけ乗るぞ~! 夜の観覧車って幻想的だよね~ 何周でも乗っていられそうだよ。
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[[山田 美紗 url]] [[大西 真琴 url]] [[酒井 刹那 url]] [[佐藤 大地 url]] [[小松 勇輝 url]]
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福井県>福井市>進明中/大東中>啓蒙地区/円山地区>丸山町/丸山 1646年・正保郷帳 『越前国吉田郡丸岡山村』 ↓ 1834年・天保郷帳 『越前国吉田郡丸山村』 ↓ 1871年8月29日(明治4年7月14日)廃藩置県 ↓ 1871年12月31日(明治4年11月20日)4県合併 『福井県吉田郡丸山村』 ↓ 1872年1月29日(明治4年12月20日)福井県改称 『足羽県吉田郡丸山村』 ↓ 1873年(明治6年)1月14日足羽県編入合併 『敦賀県吉田郡丸山村』 ↓ 1876年(明治9年)8月21日敦賀県分割編入合併 『石川県吉田郡丸山村』 ↓ 1881年(明治14年)2月7日石川県分割合併 『福井県吉田郡丸山村』 ↓ 1889年(明治22年)4月1日、町村制施行 『福井県吉田郡]]円山西村丸山』 ↓ 1941年(昭和16年)、編入合併 『福井県福井市丸山町』 ↓ 『福井県福井市丸山町/丸山』 ◆丸山町の小字一覧 1字 2字 3字 4字 5字 6字 7字 8字 9字 10字 11字 12字 13字 14字 15字 16字 17字 18字 19字 20字 ※ 編集中 ※ 上記の文字データはFH式著作権フリー、複製使用すべて自由です。 (zaps)日本地名データベースhttp //www7.atwiki.jp/zaps/ 【zaps.wiki】--日本地名DB-- http //zaps.wiki.fc2.com 【zaps.web】日本地名愛好会 http //zaps.web.fc2.com
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矢板俊也⇒矢倉敏夫(ヤグラトシオ) 矢尾英秋⇒矢野秀春(ヤノヒデハル) 安谷進⇒安田修(ヤシダオサム) 八田亮也⇒八木良司(ヤギリョウジ) 矢出剛⇒矢田勝(ヤダマサル) 柳江桃枝⇒柳井百子(ヤナイモモコ) 矢野公二⇒矢部幸一(ヤベコウイチ) 矢吹⇒伊吹(イブキ) 山岩佑作⇒山石祐一(ヤマイシユウイチ) 山川登志宏⇒山本英俊(ヤマモトヒデトシ) 山城清⇒山﨑淨(ヤマザキキヨシ) 山城伸二⇒山﨑信三(ヤマザキシンゾウ) 山村克男⇒山本勝美(ヤマモトカツミ) 山村聞二⇒山本菊一(ヤマモトキクカズ) 山村清二⇒山本精一(ヤマモトセイイチ) 山村健夫⇒山本武司(ヤマモトタケシ) 山村俊康⇒山本敏晴(ヤマモトトシハル) 山村伸吉⇒山本信行(ヤマモトノブユキ) 山村貢⇒山本衛(ヤマモトマモル) 山目貫二⇒山田貢一(ヤマダコウイチ) 山目秀⇒山田俊一(ヤマダシュンイチ) 山目貴男⇒山田武雄(ヤマダタケオ) 山目広和⇒山田博康(ヤマダヒロヤス) 山田勝治⇒山口克己(ヤマグチカツミ) 山田切世⇒山口節子(ヤマグチセツコ) 山田美紀⇒山口美樹(ヤマグチヨシキ) 鑓木春義⇒鑓水秋則(ヤリミズアキノリ) ユーア⇒ユーワ 夕鯛興業⇒名鯛興業(メイタイコウギョウ) ユウヒクラブ⇒アサヒクラブ 雪村英雄⇒雪本秀樹(ユキモトヒデキ) 横手健市⇒横瀬寛一(ヨコセカンイチ) 横平英也⇒横山秀男(ヨコヤマヒデオ) 吉川恵津美⇒吉山悦子(ヨシヤマエツコ) 吉武澄明⇒則武清司(ノリタケキヨシ) 吉野一江⇒吉田和美(ヨシダカズミ) 吉野一代⇒吉田和子(ヨシダカズコ) 吉野万里⇒吉田千津(ヨシダチズ) 吉村秀美⇒吉野英子(ヨシノヒデコ) 淀川牧場⇒淀牧場(ヨドボクジョウ) 米出繁樹⇒米田茂(ヨネダシゲル) 米畑義一⇒平野昭一(ヒラノショウイチ)
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第一回放送までの死者 時間 被害者 殺害者 死亡作品 死因 凶器 深夜 ◆6LQfwU/9.M 富山 由起夫 000 非情な現実の始まり 首輪爆発 ? 群馬洋一 ◆ymCx/I3enU 003 獣のように、ってか獣じゃん 刺殺 爪 ◆CgtB2nWsWk 三田村哲也 009 一瞬の出来事でした 刺殺 ボウガン 永野隆也 藤波栄太郎 012 「年寄りをナメるなよ」 失血死 日本刀 パート・スティーヴン 殺人鬼 015 スタードラフト戦闘 射殺 ワルサーP99 近田一也 緑川美紗子 017 リーチの差なんて 刺殺 サバイバルナイフ 原付の人 友人のK 019 友…? 刺殺 バタフライナイフ 堀川翔太 ◆VxAX.uhVsM 020 どうしてこうなった…? 頭部破損 釘打ち機 神谷茜 堀川翔太 020 どうしてこうなった…? 失血死 L85A2 以上9名 おまけ 被害者 最期の言葉 死亡場所 ◆6LQfwU/9.M 「…うわああああっ!やめろ!早く取り消せ!やめてくれ!」 ? 群馬洋一 「あっ…が…」 F-7 ◆CgtB2nWsWk 「何だ?」 E-1 永野隆也 「…な…に…?」 B-6 パート・スティーヴン 「ありがとよ」 D-1 近田一也 「…うおおおおおおおおお!」 B-2 原付の人 「なん…で…だ…K…?」 D-3 堀川翔太 「あうぇあdyhgtじゅcvhk!!」 D-2 神谷茜 「…ここで最初に会ったのが…お兄さんで…よかった…」 D-2 順位 加害者 殺害人数 被害者 スタンス 生死 1位 ◆ymCx/I3enU 1人 群馬洋一 ゲームに乗る ○ 1位 三田村哲也 1人 ◆CgtB2nWsWk ゲームに乗る ○ 1位 藤波栄太郎 1人 永野隆也 ゲーム脱出 ○ 1位 殺人鬼 1人 パート・スティーヴン ゲームに乗る ○ 1位 緑川美紗子 1人 近田一也 ゲームに乗る ○ 1位 友人のK 1人 原付の人 復讐 ○ 1位 堀川翔太 1人 神谷茜 ゲームに乗る {● 1位 ◆VxAX.uhVsM 1位 堀川翔太 ゲーム脱出 ○ --- 富山由起夫 1人 ◆6LQfwU/9.M ゲーム遂行 ○ …赤はマーダー系、黒は対主催系、水色はステルスマーダー系、橙はその他系。
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開催中の聖杯戦争 九頭龍街(アジアンスラム・聖杯戦争)&違誘特異点 過去に使用したサーヴァント セイバー 森の石松 タケミカヅチ アーチャー 川島芳子 ランサー 怪人赤マント ライダー マルキ・ド・サド キャスター ドロレス・ヘイズ ジャイアント馬場 アサシン ブルース・リー 東方不敗 お岩 バーサーカー ジェイソン・ボーヒーズ サムソン(BOSSエネミー) エクストラクラス ルーラー 金田一耕助 アヴェンジャー ディノサウロイド 石川力夫(BOSSエネミー) シールダー 嘉納治五郎 アルターエゴ フラットウッズモンスター 芳賀ゆい フォーリナー エド・ウッド マスター 山村 佐那子 山村 北雄 山村 累助 フィム・ノアール イヴ・ヤマムラ 山村 零音 山村 華子 若村 剛一郎 ファム・ノアール 使用予定のサーヴァント
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第三話 『修得! これが魔法少女の必殺技だ!』 今日は土日明けの月曜日。もちろん海の星中学校も登校日である。 萌田砂沙美は、軋む身体を引きずって何とか校門まで辿り着いた。 「う……うぅ~……酷い筋肉痛だよぉ……」 そりゃそうである。 連休中は朝から晩まで人助けのために走り回りっぱなしだったのだ。 もちろん魔法なんて便利なものは、ミサがテレポートで立ち去ったのを最後に全くお目にかかっていない。 「おはよう、砂沙美ちゃん!」 「あ、おはよう美紗緒ちゃん!」 砂沙美に後ろから声をかけたのは、親友の天野美紗緒だ。 振り向いて挨拶する砂沙美。 見ると、美紗緒の右手首に包帯が巻かれている。 「美紗緒ちゃん……手、どうしたの?」 「うん、ちょっとぶつけちゃって……」 「そっか……気をつけてね。美紗緒ちゃんはピアニストになるんだから、手は大事にしないと」 「う、うん……ごめんね」 「何で謝るの?」 「心配……させちゃったから……」 「なんだ、いいよそんなこと。だって友達だもん!」 そう言って笑う砂沙美。 対して、美紗緒は何だか申し訳無さそうだ。 キーンコーンカーンコーン 「あ、予鈴だ! 美紗緒ちゃん急ごう!」 「うん!」 教室に急ごうとする二人だが……。 「どげげっ!?」 砂沙美は筋肉痛のことを忘れていた。 急激に動かした節々に電撃が走る。 「どうしたの、砂沙美ちゃん大丈夫!?」 「み、美紗緒ちゃんは砂沙美に構わず行って! 遅刻しちゃうよ!」 「そんな、友達を置いていくわけには行かないわ!」 「あ、ありがとう!」 砂沙美に肩を貸そうとする美紗緒だが……。 「いっ……!!」 「ああっ!? ゴ、ゴメン、美紗緒ちゃんの右手のこと忘れてた!」 うっかり右手に砂沙美の体重を乗せてしまった美紗緒は、痛みでうずくまってしまう。 「さ、砂沙美ちゃん……私に構わず行って……!」 「そ、そういうわけには……!」 そんなこんなで、どうどう巡りを続ける砂沙美と美紗緒。 結局そのまま本鈴には間に合わず、二人とも遅刻をしてしまった。 「ふぅ……このまま家に帰って、今日一日休めば何とかなるかな」 今、砂沙美は学校が終わって下校の途中である。 大好きな体育を見学してまで身体を休めてたので、筋肉痛は大分マシになってきたようだ。 そんな砂沙美を道端で待ち受けていたのは、魔法の国からの使途・魎皇鬼だった。 「待ってたよ、砂沙美ちゃん! さぁ、今日も正義のために頑張ろうね!」 そう言って、砂沙美の腕の中に飛び込む魎皇鬼。 「えぇ~、今日もぉ~……? 土日であんなに頑張ったんだからもういいじゃない!」 「ダメだよ! 使命を果たすには善行ポイントを10000点稼がなきゃいけないのに、こんなペースじゃ全然間に合わない、もっと頑張らないと!」 魎皇鬼は魔法の手帳を開いて砂沙美に指し示す。 そこには、『現在の善行ポイント:536点』と書かれていた。 「……あれ? 土日に頑張っただけでコレなら、結構いいペースじゃないの?」 月に週末は約4回。 毎週続ければ、5ヶ月足らずで10000ポイント達成できる計算になる。 「ううん、違うんだ。内訳も見てみなよ」 「内訳? えぇと……」 1点 ○婚約指輪の奪回 1点 ○ケンカの仲裁 1点 ○飼い犬の捜索 1点 ○ゴミ拾い 1点 ○犬のフン処理の指導 1点 ○店卸しの手伝い 1点 ○お年寄りの先導 ……………………。 「何コレぇ!? 1点ばっかりじゃない!」 「だって些細な頼まれごとばっかりだもん。こういうのは一律1点って決まってるんだ」 「じゃあどうやって536点も稼げたのよ!?」 「だから、自分で最後まで見てみなって」 「……………………」 1点 ○子供の遊び相手になる 1点 ○子供の擦り傷の治療 1点 ○記念写真を撮ってあげる 1点 ○落し物を交番に届ける 500点 ○悪の魔法少女の撃退 -1点 ○大声を出して近所迷惑 1点 ○後片付けの手伝い 1点 ○駅の場所を教える 1点 ○小銭を貸してあげる 1点 ○自動販売機の故障を報告 1点 ○~~~~~~ 1点 ○~~~ ……………………。 「ちょぉっと待てぇ~~~い!!!」 砂沙美は憤慨のあまり、手帳を地面に叩きつけた。 「あぁ!? ダメだよ手帳を乱暴にしたら! これは特別製だから、壊れたらボクじゃ直せないんだから!」 「だってだって、何よ、アレ!? アレだけ明らかに桁がおかしいじゃない!!」 「悪の魔法少女撃退のこと? だって、あんなこと滅多に起きないもの。 ミサって奴も結局あれ以来現れないじゃん。は○れメタルにでも会ったと思って忘れた方がいいんじゃないかな」 「まぁ、あんなのがしょっちゅう現れてくれても、それはそれで困るけど……」 あの耳障りな甲高い笑い声を思い出し、砂沙美は思わず身震いしてしまった。 「とにかく、あの500点を除いたら全然楽観できるペースじゃないんだ! 今日もビシバシ頑張ってくれ!」 「嫌だっ! ただでさえ土日を潰しちゃったのに、平日まで走り回るなんて真っ平ご免だもん!」 「そう言わないで……砂沙美ちゃん、人助けが大好きなんだろ?」 「べーっ! ボランティアってのは強制するもんじゃないんだよ!」 「ねぇ、頼むよ砂沙美ちゃん……。期限までにポイント溜め終わらないと、ボクが女王様に怒られるんだ」 「そんなの知らないよ!」 「砂沙美ちゃんは女王様の怖さを知らないから……」 押し問答を繰り返しながら、二人はとりあえず家まで帰った。 砂沙美と魎皇鬼は、居間でテレビを見ていた。 流石に家に帰ってからすぐ出発することはせず、一休みの時間を取ることにしたのだ。 「はい、リョーちゃんオヤツ」 砂沙美は皿に盛られたクッキーを差し出す。 「じゃあ、これ食べたら人助けに出発しようね」 「分かったわよ」 砂沙美はとうとう諦めたのか、かぶりを振る。 「……リョーちゃん、あたしトイレ行って来る。食べたかったらクッキー全部食べてもいいよ」 「うん、分かった!」 魎皇鬼はむしゃむしゃクッキーを食べ始める。 そんな魎皇鬼をチラリと見ると、砂沙美は部屋を出て行った。 「……まだかなぁ……随分と長いトイレだなぁ……」 魎皇鬼はボヤく。 砂沙美がトイレに向かってから、既に20分は経っている。 皿の中のクッキーもとっくに空だ。 痺れを切らした魎皇鬼は、砂沙美を迎えに行く。 「砂沙美ちゃーん、いつまでトイレに……んっ?」 トイレのドアには、砂沙美の筆跡で書かれた張り紙が貼ってあった。 『旅に出ます。探さないでください。夕飯までには戻ります。 by砂沙美』 「に……逃げた~~~~~っ!?」 魎皇鬼は慌てて家を飛び出したが、砂沙美が何処に向かったかなど分かるはずも無かった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (ふんだ、正義の魔法少女にだって休息は必要だもん!) 砂沙美は、最寄り駅から4駅ほどのビル街まで来ていた。 魎皇鬼をここに連れて来たことは無いので、見つかる心配はない。 「さぁーてと、どこに行こうかな♪」 特に目的は決めずに来たものの、この辺りは物を買ったり遊んだりする場所には困らない。 とりあえずブラついてみることにした砂沙美の前に現れたのは……。 「て、天地兄ちゃん!」 「砂沙美ちゃんじゃないか。こんな所で会うなんて偶然だね」 恋人の征木天地だった。 「えへへっ、意図しないのに会えちゃうなんて、さっすが天地兄ちゃん!」 「ふふっ、やっぱり二人は赤い糸で結ばれてるのかもしれないね」 「うんっ!」 砂沙美は顔をほころばせる。 溜まっていた疲れやストレスも吹っ飛んだようだ。 「それで、砂沙美ちゃんは今日は何の用でこっちに?」 「ん、特に用ってワケじゃないよ。天地兄ちゃんは?」 「俺はバイトの帰りだよ。今日はもう後は何にも無い」 「じゃ、じゃあ、砂沙美とデートしようよ!」 「うーん、そうだなぁ」 既に心は決まっているが、天地はわざともったいぶってみせる。 「ね? ねー? いいでしょー?」 「ふふ、そこまで言われちゃしょうがないな」 「へへっ、きーまりっ!」 砂沙美は天地の腕に飛びついた。 二人は、ビル街をあちこち歩き回った。 洋服を試着したり、プリクラを撮ったり、ラーメンを食べたりと、色々した。 現役中学生と赤貧高校生のカップルではあまり金のかかることも出来なかったが、それでも二人の笑顔が止むことは無かった。 互いに、一緒に居るだけで幸せになれる存在だったからだ。 ちょっと歩きつかれた二人は、ベンチで座って休むことにする。 天地の肩に思い切り寄りかかって甘える砂沙美。 (このまま、ずっとこうしていられたらいいのに……って、ワンパターンだなあたし) でもいいや。 ワンパターンでも何でも、とっても幸せなんだもん。 砂沙美の瞳がそっと閉じられる。 そのまま夢の世界へ……。 パァーーーン 「うわぁっ!? びっくりした、何!?」 突然の炸裂音に驚いた砂沙美は飛び起きる。 「大変だ、銀行強盗だぁ!!」 「職員や利用者が人質に取られてるぞ!!」 群集がざわめきだし、周囲はあっという間に大パニックになってしまった。 「聞いたかい、砂沙美ちゃん!」 「うん、銀行強盗だって……!」 「もしかすると、ここいらも危なくなるかもしれない。急いで家に帰ろう!」 「う、うん……でも……」 天地は周囲を見渡して状況を確認する。 (こっちの道は人が密集しすぎている……多少遠回りでもあっちを通った方が安全だな) ルートを見定めた天地は砂沙美の手を取ろうとするが……。 「さぁ、砂沙美……砂沙美ちゃん?」 ついさっきまでそこに居たはずの砂沙美の姿が見えない。 辺りは人ゴミだらけで視界が利かず、何処に行ったのか見当もつかない。 「た、大変だ……砂沙美ちゃん、砂沙美ちゃぁーん!!」 天地はあわてて声を張り上げながら人ゴミの中に飛び込んでいった。 (天地兄ちゃん……ゴメン!) 砂沙美は、近くの公衆トイレに隠れて天地をやり過ごしていた。 (いくら休息中だからって、正義の魔法少女が悪を見過ごすワケにはいかないもの!) 「プリティミューテーション・マジカルリコール!!」 砂沙美は透過光に包まれ、魔法少女プリティサミーに変身した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「爽やかな午後の一時……エレガントな、ア・タ・シ♪」 美紗緒、いやミサは自宅でティータイムと洒落込んでいた。 別に変身する必要は全く無かったのだが、手首の怪我のために外出もピアノの練習もできず、ヒマでヒマで仕方なかったのだ。 「いやー、魔法少女になるだけで安物のティーもこんなに美味しくなるのねぃ……」 ズズズと音を立ててカップの中の物を飲み干すミサ。 ティーと言いつつ、実は緑茶である。 その時、ミサの見ていた音楽番組(クラシック系)が別の映像に切り替わった。 『緊急速報です! ○○銀行に強盗が入りました! 中継でお伝えします!』 「なぁによ、折角のまったりティータイムを邪魔しないで欲しいわねぇ……」 ぶつくさ言いつつ、緑茶を口に含むミサ。 中継映像がテレビに映る。 『コインもお札もサミーにおまかせ! プリティサミー、強盗退治に参上でぇす!』 「ぶっふぅーーーーーーーーーーうっ!!?」 映像に和服姿の魔法少女が現れたことにより、ミサは思わず緑茶を噴出してしまった。 驚きのあまり、気管にも入ってしまったようだ。 『ま、魔法少女を名乗る謎の少女が、現場に飛び込んでいった模様です!!』 「げへっ、げはっ……! ……サ、サミーったら……。一人だけテレビジョンに写ろうったって、そうはいかないわよ!!」 ミサはコスチュームにかかった緑茶も拭かないまま、テレポートで現場に飛び出していった。 「あれっ、美紗緒?」 他の部屋にいたらしい留魅耶がミサの元にやってくるが、既にもぬけの殻だった。 どうやら今週の彼の出番はコレだけの模様。合掌。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― サミーは人ゴミを飛び越え、銀行内に突入した。 そこには多数の縄で縛られた人質達と、それを取り囲んでいる強盗達の姿があった。 (大変、人質の人達を助けないと!) サミーは突然の闖入者に驚いている強盗達にバトンを向け、高らかに宣言する。 「強盗さん達! 今すぐ悪いことはやめて人質を開放して―――」 チャキッ 「お穣ちゃん、我々は遊びじゃないんだ」 リーダーらしき強面の男が、拳銃をサミーに向けて凄む。 「で……ですよね~!」 流石の正義の魔法少女も、文明の利器を突きつけられては両手を挙げる他無かった。 「さぁ、とっとと金を運び出すぞ」 「分かってる」 強盗達はせっせと札束を集め、袋に詰める。 「こんなところか……では急いで逃げるぞ」 「おう……って、うおおっ!?」 裏口から脱出しようとした強盗達の前方に謎の閃光が着弾する。 「にょっほっほっほ……。光あるところに影があり……正義あるところに必ず悪あり……。 ……というか、サミーの居る所に必ずミサあり! 華麗なる悪の魔法少女・ピクシィミサ! ただいま参上よん!」 まぁ分かっていたと思うが、ミサであった。 「って、あれー? サミーはウェアイズヒアー?」 ミサはサミーの姿を探してキョロキョロする。 ……ふと、視界の下端に何かが映る。 そこには他の人質に紛れて何とか身を隠そうとモゾモゾする物体がいた。 「んん? まさか、もしかすると、ひょっとして?」 ミサはその物体を摘み上げてみる。 「い、いやー……たはは……ミ、ミサ、久しぶり!」 その縄でぐるぐる巻きにされている物体は、紛れも無く正義の魔法少女、その人だった。 「……ぷっ」 ミサは思わず噴き出してしまう。 「魔法少女が一般人さんに捕まっちゃうなんて……。サミーったら何ておマヌケさんなのーーーっ! ぶぉっほっほ!」 「う、うっさい! お願いだから何とかしなさいよ!」 「イ・ヤ・よ♪」 ミサはサミーを放り捨てると、お立ち台代わりにカウンターに飛び乗って宣言する。 「いい子ちゃんぶりっ子なサミーと違って、悪い子ミサは泥棒さん達の味方よ! さぁ、ミサの次世代魔法で泥棒さんのお仕事を応援しちゃうわ! コーリング―――」 「動くな」 ミサは複数の拳銃を向けられる。逃げ場は無い。 「……ソ、ソーリーソーリー、イッツジョークよジョーク」 ミサは青い顔をして、そそくさと撤退の準備に入る。 「そ、それじゃエブリバディ、これからも魔法少女ピクシィミサをよろし―――」 パァン! ミサの耳の脇をかすめた銃弾が銀行の壁をえぐる。 「動くなと言ったはずだ……」 「ア……アンダスタァーン……」 悪の魔法少女は、両手を挙げた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 天地は街の中で砂沙美を必死に探していた。 だが、一向に見つかる気配すら無い。 「まさか、銀行強盗に捕まっちゃったんじゃ……」 あの状況では無いとは言い切れない。 情報を得ようとショーウィンドウに置かれたTVを見ることにする天地。 「あれ……捕まってるあの子、あの時の!?」 中継映像に、縄で縛られた青髪の少女が、同じく背中合わせに縛られた金髪少女と口論を続けている姿が映る。 それは間違いなく、新聞配達のバイト中に出会った自称『正義の魔法少女』であった。 「プリティサミー……ちゃんだっけ?」 天地の胸にざわめきが走る。 一昨日、川原で挨拶しただけの仲だ。 彼女のことは何にも知らないと言ってもいい。 それでも……。 「こうしちゃいられない!」 天地は、サミーを救おうと行動を開始していた。 今の彼の頭の中はサミーを救うことでいっぱいで、その感情に対する疑問すら沸かなかった。 「ミャアン!」 「あれ、おまえは……」 魎皇鬼だ。 魔法の力が使われたことを感知して、駆けつけたのである。 ボクも連れてってと言わんばかりに、魎皇鬼が天地の肩に飛び乗る。 「おまえもサミーが心配なんだな、よし一緒に行こう!」 天地は銀行に向かって走り出した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再び場面は銀行に戻る。 「ミィーーーーサァーーーーっ!! あんた大口叩いといて、何あっさり捕まっちゃってんのよ!!」 善悪の魔法少女達は、現場から離れた小部屋で、二人まとめて仲良くぐるぐる巻きにされていた。 「にょほほほ……ロングな物には巻かれろって言うじゃなーい?」 「それで縄巻かれてどーすんのよ!」 「にょーっほっほっほ!! ……どーしよ?」 「バカーーーーーーっ!!!」 二人のケンカはやかましかったので強盗達にも丸聞こえだったが、もうマホウショウジョとやらに関わりたくなかった強盗達は放って置いた。 事件発生から時間も経ち、いまや銀行の周辺は完全に警察に包囲されていた。 これでは強盗たちも逃げたくても逃げようがない。 「ちぃっ、ヘンなガキどものせいで逃げるタイミングを逃しちまった!」 「こうなりゃ篭城戦だ。なぁに、人質はたっぷりいる。向こうも易々とは手が出せないはずだ」 物騒な話が聞こえるが、サミーにはどうにもできない。 バトンはまだ手に持ったままだったが、魔法が使えない自分にとってはただの鈍器でしかない。 「はぁ……」 無力感に苛まれるサミー。 自分は一体何の為に魔法少女になったのか。 こういう時、人々を助けてあげられる為にでは無かったのか。 (力が欲しい……みんなを助けられる、魔法の力が……) その時、何かがカタンと外れる音がした。 音がした所に振り向くと、そこには……。 「プリティサミー、無事かい?」 「天地兄ちゃ……天地さん!? どうやってここに!?」 「通風孔を通ってきたんだよ。前にここのビルの清掃のバイトをしたことがあってね、構造は大体分かってるんだ」 さっきの音は、通風孔の蓋を外した音だったのだ。 「うんうん、流石は砂沙美ちゃんのスイートラヴァーだわね」 一人で勝手に頷くミサ。 本当は自分の正体がバレかねない発言だったが、幸い誰も気にした者は居なかった。 「……サミーちゃん、この子は?」 「あー、それは気にしないでください。縄も解かないでいーですから」 「人を『それ』呼ばわりすんじゃないわよ!」 「ま、待って、大声は出さないで!」 慌てて二人を諌める天地。 「……とにかく、キミたちの縄をほどくよ。何にしろ、二人で一纏めになってるから片方だけほどくなんて無理だしね」 天地が縄をほどき、やっと二人は自由になった。 「うーん、ラブ・フリーダム! 自由っていいわねぇ」 「あ~あ、服の背中にベッタリとミサの汗がついちゃったよ」 「なぁによ、こっちだってずっと背中ゴワゴワして気持ち悪かったんだからね!」 「だから今はケンカはやめてくれ!」 この二人は何度仲裁させる気なのかと、天地は頭をかく。 「とにかく、強盗達は今は警察に気を取られて人質への注意が薄れている。今の内に人質を解放して、上手く裏口から逃げるんだ!」 「そっか……分かりました!」 そうだ、魔法など無くても人質を助ける手段はあるんだ! サミーは改めて気を入れなおした。 「ま、ミサはとっととテレポートで帰るけどね」 「あっ、ずっこい!」 「ピクシィ・テレポート!!」 ミサは『右腕』を振り上げる。 「……………………」 「……………………」 「……ねぇ、バトンは?」 「……………………」 ミサは無言で胸元だの尻の辺りだのまさぐってみる。 「し……しぃまった!! 泥棒さん達が居る辺りに落としてきちゃったんだわーーーっ!!」 稲光を走らせてショックを受けるミサ。 流石にあの辺りまで取りに行くのは無理だろう。 「大事な物みたいだけど、ここは諦めて逃げるしかないよ。きっと事件が解決した後に警察に回収して貰えるからさ」 「うぅ……がっくり……」 ミサもしぶしぶ天地の指示に従うことにしたようだ。 「ミャアン!」 「あれ、リョーちゃんも来てたの?」 いつものように魎皇鬼はサミーの胸元に飛び込む。 (これはチャンスだよ、砂沙美ちゃん。ピンチの時こそ新しい力が目覚めるってのがお約束じゃないか) (簡単に言わないでよ~! これは本気で命がかかった事態じゃないの!) (でも……) (とにかく、今は魔法なんて不確実なものに頼ってられないの! あたしと天地兄ちゃんの力でみんなを助けるんだから!) (……分かったよ、確かに人命は最優先だものね) 魎皇鬼も納得し、サミー達の人質救出作戦が始まった。 (さぁ、ゆっくり……足音を立てないように……!) (はい……!) そろり、そろりと、天地とサミーは他の人質の下へ向かう。 (ねぇサミー、やっぱりミサは怖いから先にランナウェイしてるわね) (好きにしなさいよ。ミサのことなんて最初から期待してないし) (うん、それじゃあねぃ♪) そう言って、ミサはドタドタ走り出す。 (ちょ、ちょっと足音……って、コラぁ!) 走ったせいでつまづいたミサは、周囲の机を巻き込んで派手な音を上げた。 「い、いたた……銀行は走るものじゃないわねぃ……」 「!? 貴様っ、どうやって縄を抜けた!?」 ミサは駆けつけた強盗に見つかってしまう。 まぁ自業自得だが……。 「どうやってって言われましてもぉ、それはミサちゃまのマジックパワーと言うかぁ、美少女ミラクルと言うかぁ」 「貴様ぁ、もう野放しにしておけん! 今ここで射殺する!」 強盗は今度こそ殺すつもりでミサの胸元に照準を合わせる。 「え? えーっ!? ウェイトウェイト、ミサは丸腰だってばぁっ!!」 あわてて両手を振るミサだが、強盗は容赦なくトリガーを引く。 「ミサっ、危ない!!」 「うおっ!?」 パァン! サミーが銃を構えた強盗に体当たりをした為、 狙いがそれた銃弾は天井に穴を開けた。 「このガキっ! 舐めた真似しやがって!」 「うぇっ!」 強盗はサミーを蹴飛ばすと、今度は彼女に向かってトリガーを引いた! 「サミー、危ないっ!!!」 倒れたサミーの前に飛び出す天地に、銃弾が襲いかかる……! (だ、ダメっ!! 砂沙美はどうなってもいい……天地兄ちゃんを助けて!!!) ギュッと目をつぶって祈るサミーに反応し、額の三角タトゥーが光った。 「……こ、これは……!?」 サミーと天地は、ハート型のバリアに守られていた。 いや、それだけではない。 周囲の景色、というか背景が、ハートの流れ星のような模様で満たされていた。 「やったぁ! やっとサミーの魔法が発動したんだ!」 魎皇鬼が叫ぶ。 「これは人呼んでプリティ空間! サミーがこの場の魔法を支配してる証さ!」 (プリティ……空間……) 『まだ死にたくない~! 誰か助けて~!』 『ちょうど休暇に入る時間だったのに強盗なんて……もう最悪!』 『支店長の私は強盗に入られたことの責任を取らされるだろうな……。降格処分程度で済めばよいが……』 (こ、これは……?) 誰も言葉を発していないのに、サミーの心に言葉が伝わってくる。 ここに存在する全ての人の心が、プリティ空間を通してサミーに伝わってくるのだ。 『俺たちには多額の借金がある……もう他に方法は無いんだ……』 『他人のことを心配する余裕などない……金を奪うか、死ぬかだ……』 『だが、こんな子供を撃ち殺してまで、こんなことをしなきゃならないのか……』 今度は強盗たちの心だ。 凶暴に見えた彼らの心中は、意外に繊細だった。 (強盗さんも、可哀想……。こんなことをしなきゃならないぐらい、追い詰められてるんだ……) 何か、サミーの胸の中に熱いものが灯る。 しかし、それをどうすればいいのか分からない。 『なぁに、このセンスの欠片も無いおこちゃま空間? ツバでもつけたれ、ぺっぺっ』 (……ミサのことは無視、無視) とにかく、今のサミーなら何かすごいことができそうな気がする。 ……気がするが、どうすればいいのか。 そもそも何が出来るのか。 それがサミーには分からなかった。 『サミー、キミの想いをまっすぐにぶつけるんだ! それがキミの魔法になる!』 魎皇鬼の心が届く。 おかげで、サミーは自分のやるべきことを理解することができた。 (……分かったよ、リョーちゃん!) サミーは、ありったけの想い―――正義の心と慈愛の心―――を魔法に込める! (強盗さん達、目を覚まして! こんなことをしても何にもならないよ!) 「届け、想いの魔法っ!!!」 上空に放ったハート型のエネルギーが、シャワーのようにふりそそぐ。 その暖かな光は、強盗たちの憎しみに凝り固まった心を徐々に溶かしていく。 『お……俺達は、何てことを……』 『もう少しで、俺達は人殺しになってしまう所だった……』 『自首しよう……借金も、何とか自力で頑張って返していこう……』 サミーの魔法に感化されて改心した強盗達の心が伝わってくる。 (これでもう安心……サミーにおまかせっ、だね♪) こうして、強盗が戦意を無くしたことにより、事件は解決した。 「……ふぅー、振り返ってみればもう少しで死ぬトコだったね、あたし……」 「いいじゃない、ついに魔法の力に覚醒したんだし」 「まぁ、ね」 サミーはそっと警察に連行されていく強盗達を見る。 彼らの表情は、まるで憑き物が落ちたかのように穏やかだった。 「あ、ありがとう、プリティサミー……俺を助けてくれて……」 お礼を言いに来る天地。心なしか、頬が赤く見える。 「そ、そんな! それはこっちの台詞―――」 「さぁーて、やっとバトンを取り戻したわ! 改めて勝負よサミー!!」 完全に自分の都合、ノリだけで会話に割り込むミサ。 彼女の辞書に空気を読むという言葉は無い。 「何よ、さっきミサを助けてあげたのはサミーでしょ!」 「うっさいわね、悪の魔法少女は3秒で恩を忘れるのよ!」 どうやら彼女は猫の86400分の1の記憶力しか持ちあわせていないようだ。 尤も、猫が恩義を忘れるというのは都市伝説のようだが。 「コーリング・ミスティクス!!」 バトンをぶんぶん振り回すバンクを流し、ちゃっちゃとミサはラブラブモンスターを召還した。 「さぁ、上司にムカついてパンクロッカーにでも転向しようと思ってるバカ男の悪意から生まれたCD女! サミーをロケンロールでコテンパンにノックアウトしちゃいなさい!」 「イェーイ、ガチンコバトルとはロックどすなっ! 了解じゃいっ!」 青い全身スーツに、メカメカしいヘッドホンにゴーグルという完璧な未来系装備! 腕輪代わりに装着された光メディアが先鋭的だ! CD自体が既に時代遅れだってことには突っ込んじゃダメだぞ! 「これって、ゲーム版CD女のデザインじゃない! 何でわざわざマイナーな方を使うの!」 「シャラップ!! メタギャグもいい加減にしないと愛想尽かされるわよ!」 すいません、自重します……。 「サミー、さっきの魔法を使うんだ!」 「えっ?」 魎皇鬼の言うさっきの魔法とは、やはり強盗の心を癒したアレのことだろうか? 「さっきはいっぱいに広げた魔法の力を、今度は一点に集中するのさ!」 「……うん分かった、やってみる!」 サミーは、バトンの頂点のハートに心を集中させ……前方に、一気に解き放った!! 「プリティー・コケティッシュ・ボンバー!!!」 叫んだ技名と共にサミーが放ったハート型のエネルギーは、あっという間にCD女を飲み込み、消し飛ばす! 「こ、このデンジャラスさこそ、ロックの醍醐味だっぺーーーっ!!!」 出番が短かった割りに、CD女は何だか満足気のようだった。 「どうだ悪の魔法少女! サミーの魔法は悪意を浄化する魔法! 悪意から生まれたラブラブモンスターに対してこれほど有効な攻撃は無いよ!」 「コ……コレは悪意を浄化とか、そういう問題じゃないわよ!」 ミサの言う通り、ハートの弾丸はCD女で止まらず、壁を貫通して奥の部屋の金庫にまでハート型の穴を空けていた。 幸い、人的被害は無かったようだ。 「で、でへへ……ちょっと威力ありすぎだったかな?」 「でへへじゃないわよ! もうアンタみたいなクレイジーとは付き合ってらんないわ、ミサは帰る!」 自分のことは棚に上げたまま、ミサはテレポートで帰ってしまった。 「……………………」 「……………………」 「…………私の店…………」 残されたサミーに、周囲の視線が刺さる。 中には、銀行を破壊された恨みが篭った支店長の目も……。 「そ、それじゃみなさん、まった来週~~~!」 場の空気に耐えかねたサミーはそそくさと退散する。 しかし、帰宅は相変わらず徒歩だった。 必殺技を覚えても、移動魔法までは都合よく覚えてはくれなかった。 「プリティサミー……また会えるかな……」 天地はサミーが立ち去るのを、ぼーっと見つめていた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「天地さん!」 銀行を出た天地の前に、少女が現れる。 天野美紗緒だった。 「天地さん、大丈夫だったんですか? 強盗さんに銃を向けられているところ、TVで見ましたよ」 「いやぁ、ハハハ……面目ない……。でも、何とか無事だよ。プリティサミーのおかげでね」 「良かったですね」 そう言って美紗緒は笑顔を見せるが……。 「実は、砂沙美ちゃんとはぐれちゃって……大丈夫だとは思うんだけど……」 「砂沙美ちゃんも来てたんですか? じゃあ今日もデートだったとか?」 「あはは、まぁね」 美紗緒がかすかに表情を曇らせたことに、天地は気がつかなかった。 「……これから砂沙美ちゃんを探すんですよね? 私も手伝います」 「うん、頼むよ」 こうして、二人は砂沙美を探すことにしたが……。 「天地兄ちゃん!」 二人が二手に分かれた直後、砂沙美が現れて天地に抱きついたのだ。 まだ近くにいた美紗緒もそれに気付いて戻ってくる。 「砂沙美ちゃん、今まで何処に居たんだよ!」 「え、えへへ……怖かったから公衆トイレの中に隠れてたの」 「もう……心配したんだからな」 「ごめんなさ~い!」 安堵感と再開できた喜びで二人の顔がほころぶ。 「……………………」 美紗緒は、そっとその場を離れた。 天地のことは嫌いではなかったが……。 彼の前では、砂沙美にとっての自分の存在は限りなく薄くなってしまう。 美紗緒にはそれが辛かった。 「あれ、美紗緒ちゃんは?」 美紗緒がいないことに気付いた天地は辺りを見回す。 「美紗緒ちゃん? 美紗緒ちゃんがいたの?」 「うん、ついさっきまで一緒に砂沙美ちゃんを探してたんだけど……」 いつまで待っても美紗緒は戻ってこなかった。 砂沙美は流石に少し気になったが、きっと急用でも出来たのだろうと思うことにした。 「……仕方ない、二人で帰ろうか」 「うん!」 歩き出す砂沙美の肩に、魎皇鬼が飛び乗って耳打ちする。 (やったね砂沙美ちゃん、強盗退治は結構ポイント高いんだ! 加えてまたミサって奴をやっつけたし、これで善行ポイントもかなり溜まったはず!) (今はいいの、そんなこと!) (そんなこと、って……今朝はその件で散々ケンカしたじゃないか) (もう、いいから先に家に帰っててよ!) (……分かったよぉ) 魎皇鬼はしぶしぶ一人で帰って行った。 「もう、デリカシー無いんだから……」 「何か言った、砂沙美ちゃん?」 「ううん、何でもないよ、天地兄ちゃん!」 ……いや、天地には言いたい言葉があった。 砂沙美は先ほど言えなかった言葉を言う。 (ふふ……天地兄ちゃん、さっきは守ってくれてありがとね♪) サミーだった時のお礼は、今の姿では口に出せない。 だから、砂沙美はそっと心の中でつぶやいた。 ~ 第四話に続く ~