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2005/11/23(水)投稿 「ベルンカステルのハエ取り機」 「よいしょ・・・、これで最後かな」 前原圭一は、雑貨の入った重い段ボール箱を押入れにしまい込んだ。 「お疲れ様なのです。とってもとっても助かったのです」 頭に三角巾を被った古手梨花が、ぺこりと可愛らしくお辞儀をした。 分校で、今日は自宅のガラクタの整理をしなくてはならないので大変なのです ・・・という沙都子と梨花の愚痴交じりの言葉を聞いた圭一が手伝いに来ていたのである。 「あ~、喉渇いたな。沙都子の奴、セブンズマートの買出しにしちゃ遅過ぎるぞ」 「沙都子を責めてはいけないのです。今日はお買い物が多くて大変なのです」 三角巾を取った梨花は、台所の収納庫で何か探している風であった。 丁度、圭一に背中を向けた格好で四つん這いになっていたので、黒のスカートの裾から 白い下着が丸見えとなっていた。 ・・・テディベアの刺繍の入ったパンツである。 (あ・・・、熊さんかぁいい・・・って何見てんだ俺!) 熊柄のパンツに見とれていた圭一は、慌てて頭を振ると真っ赤な顔を背けた。 梨花は、何かを手にして戻ってきた。 どうやら、飲み物を持って来た様だ。 「圭一、お手伝いのお礼なのです。飲んでみるのですよ」 梨花は、赤い液体の入ったガラスの杯を差し出した。 「おい、これは・・・。まさかと思うけど、これ、葡萄ジュースだよな?」 「にぱ~☆」 圭一の問いに対して、梨花は笑みを返すのみであった。 「・・・聞くなってか。まあいい、こういう機会でもないと飲めないしな・・・」 圭一は、杯を一気に飲み干した。 「苦ェ・・・、ワインって、こんなに苦いもんかよ」 「にぱ~~☆」 飲酒初体験にして、初めて飲んだワインの味に顔をしかめる圭一を、梨花はいつもの笑み を浮かべながら興味深そうに眺めていた。 「あ・・・早速・・・酔った・・・かな?」 重労働でエネルギーを使った後、空きっ腹で一気に飲んだのが効いたのかも知れない。 早速、視界が揺らいだかと思うと足に力が入らなくなった。 「圭一、こちらに寝床があるので休むといいですよ?」 梨花の指差した寝室らしき居間には、ご丁寧にも布団が敷いてあった。 「あ・・・あぁ・・・」 よろよろとした足取りで布団の方へと辿り着くなり、そのまま倒れ込んだ。 (助かった・・・、待てよ、何か変だぞ?) ・・・就寝の時間でも無いというのに、何故敷布団だけ敷いてあったのか? その答えはすぐに分かった。 「梨花・・・ちゃん?」 突然、仰向けに寝ていた圭一に梨花が覆い被さってきた。 余りに不自然な行動に、圭一は最初は梨花が何をしているのか理解出来なかった。 「・・・こうでもしないと、圭一は押し倒せないと思ったのよね」 梨花はくすくすと笑ったが、その笑みは普段のものとはかけ離れていた。 悪意のある笑みはむしろ鷹野三四のそれに近い、と圭一は思った。 (まるで、別人じゃないかよ・・・) そう圭一が思ったのもつかの間、梨花は圭一の唇を奪った。 「ん・・・」 おまけに、何処で覚えたものか圭一の口内に舌を入れてきた。 ・・・完全にフレンチスタイルのキスである。 「ん~!」 余りに異常な行動に、圭一は白黒させてじたばたともがいた。 だが、手足は奇妙なまでに重かった。まるで鉛でも仕込まれているかの様だ。 思い当たる事は一つしかない。 (あのワインか・・・!) 「梨花ちゃん、まだ早すぎるって・・・」 圭一の言葉をよそに、梨花は吐息が直接肌にかかる距離まで迫ってきた。 「つるぺたの身体の感触も案外悪くないものよ、ふふふ・・・」 梨花は圭一の懇願にも耳を貸さず、ブラウスのホックを外した。 「うわ・・・」 徐々に膨らみ出した乳房が露となり、目のやり場に困った圭一は顔を背けた。 魅音やレナは元より、沙都子程ではないが同年代の少女にしては発育が良い方だ。 「圭一、あなたの好きにしていいのよ?。 ・・・どうせなら、これから圭一の手で揉んで膨らましても宜しくて?」 梨花は赤面して顔を背けた圭一を見てくすくすと笑うと、乳房を圭一の顔に近づけた。 「こら、梨花ちゃん、止め・・・むふっ!」 圭一はそれ以上言葉を続けられなかった。梨花が圭一の顔を小さな双丘で埋めたのだ。 「どう?、それなりにあって柔らかくて気持ちいいでしょう?」 「むふ、むふぅ・・・!」 圭一はそれこそ茹でダコの様に、顔を紅潮させながら必死にもがいた。 「あら、こちらは口の方と比べて正直ね?」 梨花はズボンの中で三角テントを張っていた圭一の剛直をみてくすくすと笑った。 「仕方が無いわね・・・」 胴を圭一の顔から離すと、逆の向きに座り直った。69の体勢である。 台所の“チラ見え”とは比較にならない程に梨花の臀部が圭一の眼前に迫ってきた。 可愛げなテディベアの刺繍の縫い代や、秘所の割れ目まではっきりと分かる近さである。 「梨花ちゃん、今度は何を・・・うはっ!」 梨花はズボンのファスナーを開くと、圭一の剛直をむき出しにして齧り付いたのである。 「はぅぅ・・・、梨花ちゃん・・・」 おまけに、先端部を包み込む様に咥えて舌で下部を撫でる様に愛撫してきたのである。 熟練の娼婦ならばともかく、年端の行かない少女にしては異常な程の舌技だ。 「梨花ちゃん・・・駄目だょ・・・うぁぁ!!」 梨花の白い肌の顔と艶のある長い黒髪に、圭一の白濁液が勢い良く吐き出された。 「・・・あらあら、沢山出たのですね。流石に若いだけあるわね」 梨花は白濁液をぺろりと舐めると、くすくすと笑った。 余りに異常な事態に、圭一の灰色の頭脳は妄想を繰り出しては現実逃避を図っていた。 (これは悪夢だ・・・きっと本当の俺は疲れて寝てるんだ・・・。 いっその事、夢なら好きにやっちまえばこんな悪夢、直ぐに醒めちまうぞ。 圭一!、ヤッチマイナァ―――!!) 半端自棄になった圭一は、梨花の秘所にむしゃぶりつき、パンツの上から舐め始めた。 「やっと、やる気になりましたか・・・とんだ手間をかけさせるわね」 野獣と化した圭一に答えるかの如く、梨花は小さな手で剛直を扱き始めた。 「はふぅ、むふぅ、んぐぐ・・・」 白のパンツは唾液と愛液で濡れて半透明となって皮膚に張り付き、刺繍だけが白色の肌に 張り付いている状態であった。 「いい加減、私も楽しませて貰うわ」 梨花は再び圭一の前に向き直ると、パンツの裾を片手で器用に捲くり、 秘所を剥き出しにすると圭一の剛直を当てがった。 「くおっ・・・!」 「ん・・・」 流石に、それまで余裕の笑みすら浮かべていた梨花の顔も、異物が侵入する痛みに歪んだ。 梨花の小さな身体では入口も狭かった様で、圭一の剛直は半分しか入らなかった。 「くっ・・・、私もあと10年成長していれば・・・もう少し楽になるのに・・・」 意味不明の言葉を口にしながら、梨花は身体を捩って剛直を銜え込んだ。 「あふぅ・・・、凄いよ・・・梨花ちゃん」 「く・・・気に入って貰えて嬉しいわ」 梨花は乳房を圭一の胸元に押し付けると、小さな身体を揺すり始めた。 「うぉぉ・・・キツキツだぁ・・・」 「圭一の・・・アソコも結構固くて・・・いい・・・」 圭一と梨花は顔を寄せると、再び熱い口付けを交わした。 剛直が秘所に出入りする音と、舌が交わる淫らな水音が部屋中に響き渡った。 「梨花ちゃん・・・梨花ちゃんっ!」 接吻で更に理性がすっ飛んだのか、圭一は梨花の乳房に齧り付いた。 「いいですよ圭一・・・、あの子達もきっと喜ぶわ」 梨花は再び意味不明な言葉を漏らしたが、理性を失った圭一の耳には届いていなかった。 「梨花ちゃん・・・中に・・・」 「いいですよ・・・この身体では・・・出来そうも無いから・・・」 「あぁ・・・あああ!!」 「ん・・・うぅ・・・」 圭一の剛直は、梨花の小さな中に収まり切れない程の白濁液を注ぎ込んだ。 「これであなたは私達のものよ・・・圭一」 精魂果てて昏倒した圭一の頬に、梨花は口付けをした。 「・・・・・・っ、圭一、気が付きましたか?」 圭一ははっとして目を覚ますと、そこは古手家の物置小屋の寝室であった。 流石に、敷布団は敷かれておらず、畳の上に座布団の枕に寝かされている様であった。 (あれは・・・夢じゃなかったのか!?) 年端も行かない少女、おまけに村の生き神様と姦通・・・しかも中出しまで。 夢とも現実とも付かない体験であったが、圭一は自らの行いに背筋が凍る思いがした。 もし、これが現実であり、これが魅音やレナに知られたならば・・・その先は想像したくない。 「ったく、梨花ったら圭一さんに料理用のワイン飲ませるなんて何考えてるんですの!?」 「みぃ・・・」 聞き慣れたキンキン声と共に、圭一を心配そうに覗き込む梨花と沙都子の姿が目に映った。 「あ・・・しかも、俺、どうしたんだ?」 「・・・ボクが葡萄ジュースと間違えて渡したワインを、圭一が飲んで目を回して倒れたのです」 「そうか・・・」 圭一はあの白昼夢が夢と分かってようやく安心し、ほぉと息を付いた。 「あ、圭一さん、どうかしたんですの?」 「あ・・・いや、何でも無いんだ」 あの“夢”を思い出した圭一は咄嗟に股間を隠そうとしたが、流石に前屈みになった。 「圭一さん、一緒にご夕食でもどうです?今夜は奮発して“牛肉の赤ワイン風酒蒸し”ですのよ。 ・・・そのお陰で、圭一さんがぶっ倒れた様なものですけど」 未成年の所帯でワインを使うとなれば、大体その様な用途でしか有り得ないだろう、 ・・・と、圭一は自分自身に納得付けた。 あのワインだって、きっと村人からの貰い物に違いないだろう。 自分でそう納得付けながらも、何処か腑に落ちない点が脳裏を刺戟していた。 「そうか・・・どうしようかな」 「僕は圭一と一緒に汗をかいたので、一緒にお風呂に入りたいのです」 梨花はそう言うなり圭一の方を向いて、にぱ~☆ と微笑んだ。 ・・・まるで、あの出来事が夢では無かったとでも言いたげな笑みであった。 「ふ、風呂?!」 “夢”での梨花のあられもない姿を思い出した圭一は、再び前屈みの姿勢を取った。 「梨花ったらずるいですの!、私も圭一さんに背中流して貰うのですよ!」 「では、沙都子も一緒に入るのです。・・・圭一はとってもとっても優しいのです」 梨花は再び圭一の方を向いて にぱ~☆ と満面の笑みを返してきた。 圭一は確信した、あれは夢などでは無かった。 ・・・もう、逃げられない。 「お・・・俺で良ければ」 観念した圭一は、畳の上に敷かれた布団の上に座り込んだ。 「・・・それでは、準備に取り掛かるのですよ」 「・・・そうですわね!」 2人の少女はお互いの方に向き直ると、少女には似つかわしくない懈怠な笑みを浮かべた。 Fin
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小さな掌 詳細・攻略 ドラマ「ジョシデカ!─女子刑事─」主題歌 AC11とAC11亜洲版にも収録 ★×3で99コンボ ア一ティストは決意の朝に、千の夜をこえて、ALONESに続く Aqua Timez である 天井スコアは 315640点 + 連打 初項:1000点,等差:350点 読み方は、ちいさなてのひら ふつう むずかしい おに コメント 譜面
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「デートをしましょう」 唐突に浅花ちゃんが告げて来た 「―――最後の、デートを」 俺は清辿蒼、こっちじゃアオって名乗ってる いままで成り行きで世界を護ったりしてたけど、本当に護りたいのは世界だけじゃない 「アオさーん!」 今あそこで手を振ってる彼女こそ、俺が一番護りたいものなんだ… 彼女は桜風浅花、通称浅花ちゃん。俺の彼女で、背が低くてかわいい俺の大切な人、でもあぁ見えて年上だ 今日は久しぶりに、浅花ちゃんと二人きりでデートをすることになっている 話は数日前に遡る――― * 「そうか…アオはやっぱ地球に戻んのか」 「あぁ…戻るよ、戻らないと行けないんだ」 俺はここじゃABNORMAL…普通じゃない存在だ 最近になって、カオス界から地球へ戻る方法が分かった 俺は元々地球人であり、人間。だから地球へ還らないといけない そんな話を、今レインドさんと話している レインドさんにはかなり前からお世話になっていて、何かある度に手助けをしてくれた かけがえのない人の一人だ 「寂しくなるけど、仕方ねー…由縁だな」 柱に背を付け、レモンを弄りながらそう言う、全く持ってレインドさんらしい 「うん…ありがとう、レインドさん。お世話になりました」 「おっと、さよならは言うなよ?それに、これからも世話するつもりだ。故郷に還るだけで絶対会えないわけじゃねー」 歯を見せてニカッと笑う、釣られて笑ってしまう笑顔だ 「それに、㊙デートもまたやりたいしな」 「あぁ、あれは俺もまたやりたいね!」 しばらく、そんな会話を続けていた * レインドさんとの会話を終え歩いていると、こんなまだ寒い時期にも関わらず外で華麗にバック転をする活発な女の子を見つけた 彼女は前髪に赤と黄のヘアピンをしたポニーテールの女の子で、遠くから見ただけでも誰なのかピンと来る 「およ、あ!アオーっ♡」 俺を見つけるなりくっついて来る彼女を俺は優しく受け止める 「やぁ、鳴叶ちゃん、どーしてバック転なんかしてたのさ」 「いや~、最近身体がなまってたからね!たまには動かさないと!」 つくづく元気だなぁ…と思わずにはいられない彼女の活発さに、無意識の内に表情を緩めてしまう。あと身体が柔らかい そんな彼女は神無月鳴叶、人を創り出せる本から生まれた不思議な女の子、俺の兄…清辿朱と一緒に働いてるため俺とは同居している、寝顔がかわいい。 「アオは何してたの?」 「いや、ちょっと散歩をね…やっぱり、地球へ還る前にちょっとでもこの世界の綺麗な景色を見ておこうと思って」 「…そ。その散歩、付き合っていい?」 少しだけ寂しそうな表情をしたあと、そう尋ねて来た 「いいよ、鳴叶ちゃんと話しながらあるけば、もっと楽しいだろうしね」 しばらく、二人で歩くことにした * しばらく歩いて会話のネタも尽きかけた頃、鳴叶ちゃんが口を開いた 「そー言えば、さ」 「なに・・?」 「浅花ちゃん、アオのこと探してたよ」 「…そっか、分かった、浅花ちゃんのとこ行ってくるよ」 鳴叶ちゃんの意図を汲み取りそう告げる 「うん…アオ、浅花ちゃんとの時間無駄にしたら、めーっ!だからね!!」 「ははは、分かってるよ!」 そのかわいい言動と心遣いに、心から感謝すると共に、鳴叶ちゃんに対して少し罪悪感を覚えた そして、自慢の足で賭け出す、1秒たりとも無駄にしないように。 大丈夫、浅花ちゃんの居る場所は見当が付く * 俺が向かったのは、一本の大きな桜の木 浅花ちゃんは基本的にそこに居る、彼女のお気に入りだから。 「ゼェ…ゼェ…」 「…アオ、さん…」 ほら、やっぱり居た 彼女はいつも通り、カイ、ココと言う名前の二匹の猫と遊んでいた いつも通りじゃないのは、その表情だけだ 「あはは…やっぱりここに居た」 「アオさん…ずっと探してました」 立ち上がり、俺の元へ歩み寄って来る その後ろには猫二匹 そして、その小さな身体が目の前に来た時… 「デートをしましょう」 唐突に浅花ちゃんが告げて来た 「―――最後の、デートを」 いつまでも蒼い空の下で(後)?へ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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第壱章 (1) ポルテは上手くやった。 ウィンダス森の区の外門には、深夜でも休まずにミスラの傭兵達が見張りに立っていたが、 その鋭い目をかいくぐり、サルタバルタ草原への脱出に成功したのだ。 ポルテはタルタル族の子供だった。その小さな小さな身体だからこそ、見とがめられずに 脱出できたのかも知れなかった。 ポルテはさっそく辺りを見渡す。危険なヤグード達に見つかっては大変だ。 そして見つけた。それは黄色い巨大な芋虫だった。 (おいで……僕の頼みを聞いておくれ……) ポルテがそう囁いた瞬間、承知とばかりに芋虫は少年の方へと近づいていく。 それは、芋虫への呼びかけに失敗するなどと、考えもつかないような手慣れた様子だった。 そう、彼は幼くして優れた『獣使い』だったのだ。 彼はどうにか芋虫の背中によじ登ると、もう一度周りを見渡した。 大切な出発の時、これだけはやっておきたかったらしい。ポルテは鬨の声を上げた。 「よーし、はるかなるジュノへしゅっぱーつ!!」 と……何者かが急に目の前に現れた。 それは、白と赤の鮮やかなコントラストの服を着たミスラの白魔導師だった。 (2) 「ふぅん……ジュノに行きたいの?家出少年君。」 「うわわ、出た!魔女だぁ!」 ポルテはびっくりして叫んだ。 「魔女とは失敬な子ね?私は白魔導師のリタよ。人を悪魔のように呼ばないで。 それにしても……」 まずい、連れ戻される、などと心配顔のポルテに白魔導師はかまわず話を進める。 「芋虫に乗って、とは考えたわね。これなら骸骨やなんかに足音を聞かれずに済む。 でも、ゴブリンやヤグード達の鋭い目からは逃げられない。さて、どうしようかな……」 しばらく白魔導師リタは考えたすえ、ポルテに呪文を唱え始めた。 「あ……」 呪文の詠唱が終わると、ポルテの姿がすぅっと消え始めた。 「うわわ、僕なくなっちゃう。」 「おかしな子。魔導の国に居ながら、インビジの呪文が初めてだなんて。」 そう言って、姿の見えないポルテに近づき、ポケットに何かを入れた。 「よっぽど、獣使いの技に夢中なのね……パウダーを3つ入れておくわ。 頭からパウダーを被れば、今と同じように姿を消すことが出来る。」 ポルテは少しずつ安心してきた。連れ戻すどころか手助けまでしてくれるようだ。 「上手く使いなさい。ジュノへはただ道をたどればいい。 そして自分の内なる言葉に耳を傾ければ、自ずと道は開けていく。」 白魔導師リタはそういうと、ふっと姿を消してしまった。 (3) そして…… 今の出来事に少々あっけにとられていたポルテであったが、ようやく芋虫にうながして、 北への道を進み始めた。 モゾモゾとした芋虫のゆっくりとした歩みに少々苛立ったが、慌てては元も子もない。 姿を消しているおかげで何者にも気付かれずに済んだ。釣りをしているゴブリン、 焚き火を囲んでいるヤグード達の横を無事にすり抜け、いよいよタロンギ大峡谷の入口 へと向かおうとしていた。 丁度その時、白魔導師のかけた魔法が消えかかってきた。だんだんと自分の姿が半透明 になって現れてきたので、慌てて岩陰に隠れてパウダーを使おうとポケットを探る。 「あれ?なにこれ?」 パウダーの丸いカプセルの他にポケットに入っていたのは、一つのクリスタルだった。 炎や風や土でもなく無色透明で初めて見る物だ。なんだろう? ポルテはしばらく考えていたが、判らないものはどうしようもない。 肩をすくめてクリスタルをポケットに戻し、カプセルを取り出して頭から被ろうとした 丁度その時、なにか妙な音が聞こえてきた。 ビシィッ…… ビシィッ…… 何の音だろう? そう思い、きょろきょろと周囲を見渡すと、そこに居たのは弓矢片手に狩りをする 一人の狩人だった。どうやら周囲にいる他の芋虫達が狙いらしい。次々と芋虫たちは 抵抗する術もなく倒されていく。まずい、自分の乗っている芋虫も倒されてしまう。 (4) どうしようと考えていたが…… 名案はすぐに浮かんだ。 カプセルを二つ取り出して、一つは自分に、もう一つは芋虫に振りかけたのだ。 やがて自分だけでなく芋虫もろとも姿を消していく。成功だ。 そして狩人にうっかりぶつからないよう、距離を置きながら進んでいった。 「あ、あれ?もう一匹いたはずなのになぁ……」 そんなことをいってる狩人から逃れて、いよいよ大峡谷へと入っていった。 (続く)
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元スレURL ルビィ「ルビィは小さな悪魔」 概要 悪魔キャラについて学ぶために果林に師事するルビィ 努力VS天然の小悪魔対決の行方は… タグ ^黒澤ルビィ ^朝香果林 ^短編 ^ほのぼの ^ルビかり 名前 コメント
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357 :とても気持のいいFate ◆edf0CCxP0Q :2007/11/07(水) 17 10 47 テ:入浴の世話からするべきじゃないか。 雪のような肌は首筋まで真紅に上気して、細すぎる肩が震えていた。泡立てたスポンジを丁寧に滑らせ、小さな背中を磨いていく。イリヤの体は玉の肌だ。決して傷つける事のないように、少しの不快も湧かないように、丁寧に丁寧に洗わなければ。 「ほら、この肩甲骨の辺りもさ、白くて繊細で綺麗じゃないか。可愛いなんてものじゃないぞ。これにドキドキしない奴は男じゃない」 「……シロウが、変態だからだよ」 イリヤの身体を褒める。褒めて、褒めて、褒め殺すぐらいに褒め続けて。さっきからずっとこんな感じだ。一緒に風呂に入る事自体は平気みたいだったイリヤだけど、素直な感想を教え続けるとすぐに赤面した。 「変態だっていいぞ。イリヤの身体を楽しめるなら、変態になったって本望だ。だから、未熟な身体だっていいじゃないか。お、うなじのラインなんて芸術的だな。ほんと」 「———もうっ。そんな恥ずかしいこと、耳元で囁かないでっ」 湯で上がった顔のまま、逃げ出そうとするイリヤを抱き締める。嫌々と暴れても離さない。腕の中で動き回る身体は柔らかくて、すべすべの肌が気持ちよかった。 「背中は洗い終わったから、次はお腹の側だな」 「やだやだっ、シロウ!? お願い許してやめなさい駄目だって!」 抗議なんてものともせず、小さな身体をくるっと回す。泣きそうなほど赤くなったイリヤの顔。その額にチュッと口付けして、安心させるように頭を撫でた。 「反省した?」 「……なにがよ」 涙目で精一杯睨まれたけど、怯むどころか可愛すぎる。 「イリヤの身体は綺麗なんだから。いいか? もう二度と、自分を卑下するような事言うんじゃないぞ。そりゃ、周りに桜達がいれば不安になるかもしれないけどさ、男の俺から見ればイリヤの身体だってこんなに、ドキドキするほど魅力的なんだ」 鎖骨の線を指でなぞってから、イリヤの手を掴んで心臓へと導く。彼女の小さな手の平に、俺の鼓動は伝わってるだろうか。この興奮を、イリヤの身体の素晴らしさを、少しでも教える事ができただろうか。 「……ずるい。卑怯だよ、お兄ちゃん」 そっぽを向いて、そんな事を言われた。 「でも、シロウ?」 「ん?」 「興奮、してくれてるんだね……」 うっとりと、俺の胸板を撫で回すイリヤ。顔はまだまだ赤いけれど、そこに嬉しさがにじみ出ている。俺がもちろんと頷くと、蕩けるような笑顔になった。ああ、良かったな。イリヤの身体を抱き締めると、彼女の体温が暖かかった。背中に回してくれたイリヤの腕が、より一層の温もりを感じさせる。 しばらくの間そうしていて、どちらからともなくそっと離れた。 「———じゃ、スポンジかえして」 「なんでさ?」 「なんでって、士郎が心底褒めてくれてるのはもう分かったよ? だからもう、洗ってもらう必要はないわ」 「何を言ってるんだ? イリヤは」 「……へ?」 それとこれとは別の話じゃないか。ああ、せっかくの機会なんだから。俺だってイリヤの身体をもっともっと堪能したい。身体の隅々まで褒めに褒めて、初々しい反応を味わいたい。そうだ、我慢なんてできるものか。 「ちょっと、こらっ! 駄目よシロウもうやだ助けてー」 「はっはっは。イリヤは知らないかもしれないけど日本じゃ嫌がる妹の身体を隅々まで洗ってあげるのが兄貴の義務でね! 観念したまえ!」 「そんなわけあるかー!」 358 :とても気持のいいFate ◆edf0CCxP0Q :2007/11/07(水) 17 12 37 で。 「ごちそうさまでした」 「ばか、ばか、シロウのばかぁ……」 湯舟の中に、すっかり脱力したイリヤを抱えて浸かっている。頭の上から足の先まで、前も後ろも左も右も。それはもうしっかり洗わせていただきましたとも。シャンプーもリンスもばっちりです。 「わたし、シロウをこんな変態に育てた覚えはないのになぁ……」 「俺もイリヤに育てられた覚えはないからな。しかし綺麗だったぞ、本当に」 「もう勘弁して……」 ぶくぶくと恥ずかしさの余り沈んでいくイリヤをサルベージしつつ、俺は苦笑して謝った。 「お詫びに、マッサージは気合いを入れてとことんやるからさ」 「当然よ。ここまでして適当だったらセラにある事ない事告げ口するところだったわ」 ムックリ膨れて恐ろしい事を仰るイリヤさん。そんな事されてはたまらないと、まずはこの場で肩を軽く揉んでご機嫌を取ってみる。 「あ、結構こってるな」 「でしょ。こう見えてもタイガやサクラやシロウの世話で大変なんだから。ん、もうちょっとこっち」 「俺も世話されているのか。———どうだ、ここか?」 「うん、そこ。シロウ、上手いね」 お湯がチャプチャプ揺れる中、小さくて細い肩を揉みほぐす。こった筋肉がほぐれるように。なるべく血管を潰さないように。血液とリンパを整えるように。ツボの辺りを強めに刺激してやったら、イリヤの身体が仰け反った。 「あんっ! シロウ!?」 「悪い悪い。痛かったか———」 「え? ちょっとどこ見て———。……もう、すけべ」 いや、だってさ。仰け反った瞬間お湯から飛び出た控えめな胸と、その頂きの魅惑のサクランボが目に飛び込んできたんだぞ。だからついつい凝視してしまうのも当然というか。むしろイリヤが悪いんだからとしゃぶりつきたくなるのも自明の理じゃないのか。 「わたしの、小さいからあまり見られたくないのに。だってシロウ、サクラみたいな大きい胸が好きなんでしょ?」 「……否定はしない。でもさイリヤ。俺はイリヤの胸だって大好きだぞ」 「でも……」 「じゃあ、俺が……、揉んでやろうか?」 「シロウ?」 「いや、揉むと大きくなるっていうし。なんなら今この場で心いくまで」 「……目がえっちだよ、お兄ちゃん」 いいながら、コテンと頭を預けてきて、今度ねと照れた瞳でいうイリヤは可愛かった。 「いいぞ、今度な。それじゃあ、そろそろ上がろうか」 「あ、待って」 「なんだ?」 「もうちょっと、こうしていたいなって」 お湯の中で恥じらいつつ身じろぐイリヤのお願いに、誰が逆らう事ができただろうか。 / 長湯がすぎた。少しのぼせてしまったかもしれない。まあ、俺としてはとても嬉しい時間だったんだが。イリヤも最後は楽しそうにしてくれていたし。 「お待たせ。マッサージの準備ができたぞ」 「うんっ。それじゃ早速お願いね」 横で待機していたイリヤに告げると、待ってましたとばかりにバスローブを脱いだ。だけどその中身は裸じゃなくて。 「あれ? 水着きてるのか?」 「なに、違った?」 「いや、悪くはないけど、さっきまで裸で一緒に……。いやすまない。俺が間違っていたからそんな冷たい瞳で見下すのはやめてくれ。そんな凄い魔力をぶつけられたら俺死ぬから。そうだよな。デリカシーって大切だよな。はは……」 さて。いよいよマッサージの開始だけど。 イ:背中を指圧する。 リ:脚を揉みほぐす。 ヤ:おもむろにもぐさを取り出した。
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みんなには内緒にしていたけど、私には彼氏がいる。 彼の名は翔君。 私が子供の頃からお世話になっている病院にずっと入院している男の子だ。 彼は私よりもずっと重い心臓の病気で、子供の頃からずっと入院している。 病院内の児童教室で彼の書いた作文を読む機会があった。 その作文の中では彼はとっても元気で、ゆうと君という友達とドッジボールをしたり、女の子のスカートめくりをしていた。 みんな空想。 叶わない夢。 私はちょっと前、さゆや愛ちゃん、皆と出会う前の自分を見ているような気がして、たまらなくなった。 辛い検査、上向かない病状に苛立った彼が、治療を拒否していることを彼のお母さんから聞いた私は、 さゆを伴って彼を病院の中庭に連れ出した、そして。 「ねえさゆ」 「何なの、絵里」「ちょっとそこに立ってみて」 「こうって、キャー絵里のエッチ」 ねえ翔君、簡単でしょ。 女の子のスカートをめくることなんて。 心の中でイメージすればいいんだよ。 風が渦巻くイメージ、最初は弱く、優しく。 やがて心の中で風が見えてきたら、少し強く激しく。 そして心の中で風のイメージを掴まえたら、こんな風にびゅあっ、と。 「キャー絵里のエッチ」 やってごらん、教えて上げるから。 もちろん最初からうまく行くはずなんてないよ。 私だって最初の頃はヒドかった。 今でもさ、風を強く吹かせすぎることもあるし。 でもね、練習していけばいつかはきっとうまく行くよ。 今日がダメなら明日。 明日ダメならそのまた次の日。 少しずつ頑張っていけば、きっとできるようになる。 私が責任持って君を風使いにしてあげるからさ。 その代わりと言っちゃなんだけど、君もちゃんとお薬飲んで、お母さんやお医者さんの言うことをちゃんと聞かなきゃ、ね。 その日から私と彼の修行が始まった。 勿論治療に支障が出ないように、細心の注意を払いながら。 さゆも時間を作っては修行に付き合ってくれる、といっても立ってるだけなんだけど。 スカートめくりという目標が出来た彼の目には光が宿り、話す言葉にも生命のリズムが感じられるようになってきた。 私は彼の母親から感謝の言葉を貰ったが、感謝したいのは私の方だった。 こんな私みたいな人間でも誰かに希望を与えられることを教えてくれた翔君に対して。 このまま上手く行く。 翔君は風使いの能力を手にすることが出来て、病気も治る。 そう思っていた。 ある日いつものように翔君の修行を終えて、病院から帰ろうとしたら、ガキさんが怖い顔をして待っていた。 ガキさんは私たちが人前で力を使うことにあまりいい顔をしない。 例え人助けのために使ったとしても、結局は好奇心に晒され偏見の目で見られることになるから。 力で助けて欲しい人がたくさん出てきたときに、その全てを助けることなんて到底出来ないから。 力を使うのは、どうしても闇と戦わなければならない時に限って。 絶対強制ではないけれど、そんな風に諭されてきた。 「聞いて、ガキさん。 絵里はね」 「さゆは黙っててくれるかな。 これは絵里の問題だから」 私は言葉がつかえながら、自分の胸の内を精一杯話した。 翔君に昔の自分を見たこと。 さゆや愛ちゃん、リゾナンターとのみんなの出会いが、私に生きる希望を与えてくれたように 翔君にも希望を与えたかったこと。 さゆは自分が無理を行ってつき合わせたから、悪いのは自分だってことを。 泣きながら謝った。 「ちょっと、待ちな。 なんであんたが謝るのさ」 「だってっ」 「私はリゾナンターの皆が、力を使うのを人に見られるのはいろんな意味で拙いと思ってる。 最初は面白おかしく扱われて、その内に化け物扱いされて、イカサマ呼ばわりされる。 そのぐらいは構わないさ。 でもね、力を使うことで消耗して、肝心の時に使えないようじゃ話にならない。 私たちが持って生まれたこの力は、闇を打ち払う為、この世界を救うためのものでなければならない。 ちょっと大げさかもしれないけど、私はマジでそう思ってる」 「ごめんなさい、ガキさん」 「だから何で謝るのさ。 あの子、あんたの小さな彼氏の病気が治るのか。 治ってもどんな大人になるのか。 それは私には判らない。 世界を救うヒーローになるかもしれないし、悪に染まるかもしれないし、平凡なサラリーマンになるのかもしれない。 でもね、あの子を待ってる幾つもの出会い、無限の可能性。 子供に希望を与えるってことは、世界を救うってことだから。 胸を張っておやりよ。 でも身体には気をつけなよ。 翔君も、それにあんたも」 「ガキさん、ありがとうっ」 翔君が旅立った。 暑い季節だった。 それは余りに突然なことで、誰もが信じられないような顔をしていたし、私も信じたくなかった。 彼の両親からは、生前の息子が明るくなったことへの感謝の言葉を述べられたが、 その言葉は私の心の中を通り抜けて行っただけだった。 葬儀の日、私とさゆは出棺まで立ち会った。 さゆはずっと泣いていた。 自分の力で、彼を治せなかったことを悔やみながら。 私は泣かなかった。 自分がこんなに冷たい人間だとは思わなかった。 ただ、さゆを巻き込んだことで、悲しい目に合わせたことは済まないと思っていたが。 帰り道、何も話さずに手を繋いで歩いていた。 風一つ吹かない強い日差しの中を歩いていた。 セミの鳴き声が耳を射す。 不意に風が吹いた。 それは突然のことで、私やさゆのスカートの裾をふわりとはためかせていった。 見上げた空に小さな風使いの笑っている顔が見えたような気がした。 視野がぼやけたのは、目に汗が入ったからだろう。
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