約 530,957 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1803.html
注意書き あまり虐待してません。 家にゆっくりが現れた に似たタイトルですが全然話のつながりはありません。 夜、家に帰ってくると、扉が半開きになっていた。 まさか、鍵をかけ忘れた?そんなバカな、鍵をかけ忘れてもドアを閉め忘れるバカはいまい。 まさか、泥棒?そんなバカな、泥棒だったらちゃんとドアぐらい閉めてる。 とりあえず自分は万が一のために、用心しながらドアを開けて中に入って行く、やっぱり俺の予想、読者さんの予想は当たった。 だが、中で起きていることは俺の予想外だったし、読者さんの予想外だったと思う。 「ゆっくりしね!!」 「はやくしぬんだね!!すくなくともゆっくりしないでねー!!」 「ちね!!ちね!!」 「おねーちゃんのかちゃきなんだゃよー!!」 「もうやべづんだぜ!!じんじゃぶんだべ!!」 「いやあああ!!どかいばらじぐないいぃぃぃ!!」 居間では夫婦と思われるちぇんとれいむ、その子供数匹が、これまた夫婦と思われるまりさとありすを攻撃していた。 まりさ達が抵抗したのか周囲につぶれた個ゆっくりらしきものが見えるが、数の暴力に押されたのか二匹とももうぼろぼろでろくに抵抗もできないようだ。 しかしなぜこんなことになっているのだろう?同じ家を自分の家宣言したため喧嘩になったのだろうか? そんな考え事をしている俺に気がついたのかまりさが俺に向かって叫んだ。 「お、ぼにーざん!!ばりざをだずけでほじぃんだぜぇぇ!!」 するとどういうことだろう?今までまりさとありすを攻撃していたゆっくり達が攻撃をやめ、二匹から離れた。 「さて、お前ら、俺の家で何をやっているんだ?」 「な、なにをいってるのかしら?ここはとかいはなありすとまりさのあいの…「だまってねー!!」げぶっ!!」 ありすが自分の家宣言する前にちぇんに妨害される、やっぱり自分の家争いだろうか? 「おにいさんのいえにこいつらがかってにはいったからこらしめてたんだよー!!」 「ゆっくりできないやつだったからみんなでゆっくりこらしめてたよ!!」 「しょーだよ!!このまりしゃおねーしゃんとありちゅおねーしゃんはゆっちゅりできにゃいやつだよ!!」 つまりこのれいむとちぇんは俺の家を守ろうとしていたのか?居間の惨状を見た限りではこいつらが介入したから散らかったようにも見えるが… 「れいむとちぇんはこう言っているが…こいつらの言う通りなのか?」 とりあえずまりさとアリスの意見も聞いておく、裁判はお互いの意見を聞かないとね。 「う、うそはっぴゃくだぜ!!」 「そうよ!!いなかものよ!!」 「ここはだれのおうちでもないからまりさとありすのあいのすにしようとおもっただけなのにこいつらがよこどりしてこようとしたんだぜ!!」 はい、確定。 「そうか…お互いの言い分は大体わかった、確かに人のゆっくりプレイスを奪うのは悪いことだよな!!」 そういった瞬間、まりさとありすの顔が百万ドルの夜景みたいな笑顔になる。 俺はそれを無視して窓を開けた。 「でもな」 「ぜっ!?」「んほっ!?」 ガっ!!という効果音をつけて二匹の頭をつかんだ、力は加えているけどゆっくりが死ぬほどの強さじゃない。 「残念だがここは俺の家、俺のゆっくりプレイス、つまり悪いのは俺の家を奪ったお前たちだ、そしてぇ!!」 俺は思いっきり両手を振りかぶり… 「愛の巣ってのは二人で一緒に作るから愛の巣なんだぜ!!」 思いっきり外に放り投げた。 「それなんてとかいはなのおぉぉぉぉぉ…」 「わかったんだぜえぇぇぇぇぇ…」 二匹はきれいな放物線を描き夜の闇の中に消えていった。まあ、あそこらへんは草地だったはずだから変な落ち方しない限りは死にはしないだろう。 「さすがおにいさん!!ゆっくりしてるね!!」 「せいぎはかつんだね!!わかるよー!!」 「ゆっちゅりー!!ゆっちゅりー!!」 れいむ、ちぇん、そしてその子供たちも俺を祝福してくれた。 「じゃあゆっくりしているおにいさん!!おにいさんのおうちをまもったれいむたちにごはんちょうだいね!!」 なんだそれ?お前らがいたから話がややこしくなったんだが…まあ、実際守ってもらったのは事実だから適当にクッキーでもやってお引き取り願おう。 「そしてごはんをあげたらこのいえをちぇんとれいむにわたしてねー、わかったねー?」 あん?なんだって? 「まったく、じぶんのいえをあんなわるいゆっくりにとられるなんておにいさんはばかだね!!」 「じぶんのいえをまもるぎむもはたせないおにいさんにこのいえはまかせれないから、いまからこのいえはじぶんでまもれるちぇんたちのものになったんだよー!!」 「わかったらゆっくりごはんをよういしてね!!よういしたらでていってね!!」 「でていっちぇね!!」 わぁお、ついにゆっくりずむもここまできたのか… 「良いよ、お前たちに最高のご飯をご馳走してやるよ…」 俺は手に持っていたクッキーの缶を棚にしまうとフライパンに油をひき、コンロに火をつけた。 続きません あとがき 子供の純粋さと大人の汚さ、醜さを集めたもの、それがゆっくりだと思うんだ。 なんか連続で似たような作風になってる気がする…何とかしなきゃ。 10月2日 1813 セイン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1637.html
ゆっくりとニダーの共通点 「ここはまりさとれいむのゆっくりプレイスだよ! ゆっくりできないおじさんはおいしいおかしをもってこないならとっとと出て行ってね!」 「この駅前の一等地は戦勝国のウリ様達のパチンコ屋にするニダ! 敗戦国のチョッパリはとっとと権利書渡して死ぬニダ!(暴行→死亡者多数)」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ゆゆっ!にんげんごときがむれでさいきょうのまりさにかとうなんてばかだね!ゆっくり死ね!」 「チョッパリなんかが半万年の歴史と輝かしい文化を誇るウリ達に勝てるはずないニダ!10年後には余裕で追い越してるニダ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ゆ「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー!」 鬼「ああっ!お前ら人のうちで(ry」 ゆ「ゆゆっ!おじさんばかなn(ry」 ニダ「キムチとマッコルリ食べるニダ!」 店員「お客様、当店への食事の持ち込みはおやめ下さい 特に臭いの強い食べ物を持ち込まれますと他のおky」 ニダ「ニダァァァァァ!ウリ達が何持ち込もうと勝手ニダ! これはシャベツニダ!謝罪と賠償を要求するニダ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「お前らのせいで餓死者が出そうなんだよ糞饅頭が!」 「ゆ?でもにんげんがしんだってれいむたちにはなんのかんけいもないよ!ばかなの?しぬの?」 「子供が怪我を(ry」 「へー、子供がケガしたのか…でも日本人でしょ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ま゙り゙ざがわ゙いいよぉぉぉぉ!!!ん ほ お お お お お お お !!」 「70歳のババアでも構わんニダ!萌えるニダ!レイープするニダ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ま゙り゙さぁぁぁぁ!ここからだじでぇぇぇぇ!」 「おお、みじめみじめ。まりさはここでゆっくりするかられいむはそこでずっとくるしんでてね! まりさはおじさんからもらったおかしでゆっくりするよ!むーs(ry」 「韓国のことわざ:川に落ちた犬は棒で叩け」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 他にも腐るほどありそうだね。吐き気がするね! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/435.html
~ゆっくりパチュリーの生涯~ 「むきゅうぅぅぅ・・・」 木の洞(うろ)の中から弱々しい声が聞こえてくる。 声の主はゆっくりパチュリーだ。今にもその命の灯が消えようとしていた。 ゆっくり種というのは頭は悪いが、生命力だけはあるというのが特徴である。 しかし、ゆっくりパチュリー種だけは違う。とても体が弱いのである。 生まれたときから喘息(ぜんそく)を患っているため、満足に獲物(昆虫など)を追いかけることが出来ない。 また、木の実などを食べていると、ゆっくり魔理沙や霊夢がどこからともなくやってきて、 「さっさとどいてね!」 「私達がゆっくりするよ!」 と体当たりされ、 「むきゅうー!」 と泣きながら転がっていく。もちろん食べ物は横取りされてしまう。 こうして食べる物は辺りに生えている雑草くらいしか無くなってしまうのである。 このようなことは野生のゆっくりパチュリー種において珍しいことではなく、栄養不足によって死んでしまう ことはよくあることであった。 「むきゅぅ・・・」 先ほどよりもさらに弱々しい声を上げるゆっくりパチュリー。もう動くだけの体力は残っていない。 薄れゆく意識の中、足音のようなものが聞こえた気がした。 「むきゅ?」 見知ぬ一室のふかふかなベッドの上でゆっくりパチュリーは目を覚ました。 周囲を見回す。窓とドアが一つずつ、とても清潔な感じの部屋だった。 キョロキョロとしているとドアが開き金髪の女性が部屋へ入ってきた。 「むきゅ!」 警戒するゆっくりパチュリー。野生のゆっくりパチュリーはとても警戒心が強く、人里の畑などを荒らすゆっ くり霊夢や魔理沙と違い、人間の前にはめったに姿を見せないのであった。 「あらあら、そんなに警戒しなくていいわよ。あなたを治療したのは私なのよ?」 そう言うと金髪の女性はゆっくりパチュリーの前に色とりどりのお菓子を置いた。 最初はむきゅーと警戒してお菓子を口にしようとしなかったが、空腹に耐えかねてすぐにお菓子に飛びついた。 「むきゅっ、むきゅっ、おいしいよおねえさん!」 いつも食料を横取りされていたゆっくりパチュリーにとってまさに天国だった。 置かれたお菓子を食べ終わるとゆっくりパチュリーはむきゅー!っと元気のよい声を上げた。 そして金髪の女性は話し出した。 「森を散歩していたら木の洞の中から弱々しい声が聞こえてきて覗いてみたらあなたが今にも死にそうだったの よ。急いで家までつれて帰って治療したってわけ。」 金髪の女性に言われ、ゆっくりパチュリーの脳裏にはあの時の状況がよみがえる。そして感じた死の恐怖を思 い出し、ガタガタ震え涙を流す。 「大丈夫よ、ここにいればゆっくりできるわ。」 「あ゛りがとおぉぉぉ、おね゛えさぁぁぁん。」 「私の名前はアリス・マーガトロイド、アリスでいいわ。今日はゆっくりと休みなさい。」 そう言うとアリスは部屋から出て行った。 お腹がいっぱいになったゆっくりパチュリーはゆっくりと眠りについた。 次の日、目を覚ますと目の前には笑顔のアリスが立っていた。 「おはよう、ゆっくりできたかしら?」 「むきゅー、ゆっくりできたよ!ありがとうありす!」 満面の笑みでお礼を言うゆっくりパチュリー。 「あなたにお饅頭を食べさせてあげようとしたんだけど失敗してばらばらになってしまったの。見た目は悪くて も味はいいはずよ。食べてもらえるかしら?」 「むきゅー!たべたい!たべたい!」 普段からまともな物を食べることが出来ないゆっくりパチュリーにとって見た目などどうでも良かった。 アリスは部屋から出ると餡子と皮がぐちゃぐちゃになった物を皿の上に乗せて戻ってきた。 普通の人間だったら口に運ぶのさえ敬遠する形状であったが、おかまいなしにむきゅーとばらばらになった饅 頭(?)に飛びつくゆっくりパチュリー。 「かわったあじだけどとってもおいしいよ!ありがと!」 食べながらアリスの顔を見てお礼を言うゆっくりパチュリー。アリスの笑顔が目を覚ました時見たものとは若 干異なっていた気がしたが目の前のばらばらの饅頭を食べるのに夢中ですぐに忘れた。 アリスの看病のおかげでゆっくりパチュリーはみるみると元気になっていった。 「そろそろお家に帰っても大丈夫そうね。」 アリスはゆっくりパチュリーを野生へ返そうとしていた。しかしゆっくりパチュリーはそれを聞くと震え、 「おうちいやだぁぁぁ!こわいよぉぉぉ!」 ついには泣き出してしまった。 「あらあらどうしたの?」 ゆっくりパチュリーは説明した。 おいしいそうな木の実や果物を見つけるとなぜかすぐにゆっくり魔理沙や霊夢が現れていつも横取りされてし まう。それでもなんとか生きていく分の食料は得ることができていた。そうあの時までは。 秋が終わりに近づきゆっくり種の中では頭の良いゆっくりパチュリーは巣に食料を蓄えていた。 冬は食べ物が少なくなり、こうしなければ体の弱い自分は生き残ることができないとわかっていたのだ。 そしてぎりぎり冬を越せるぐらいの食料を蓄えた数日後、事件は起こった。 いつものようにせっせと食料を集め巣に持って帰る(ほお袋に入れて)ゆっくりパチュリー。 「むきゅ~♪」 最近はゆっくり魔理沙や霊夢に邪魔されず順調に食料を蓄えることができてご機嫌である。 しかし巣に戻ると驚愕した。巣の中でゆっくり魔理沙と霊夢の2匹が自分が一生懸命集めた食料をむさぼって いた。 「むぎゅー!なにじでるの゛ー!」 普段はおとなしいゆっくりパチュリーであったが顔を真っ赤にして怒り、果敢にも2匹に体当たりをする。 しかし、 「おおこわいこわい。むぎゅー!だってさ。」 「いまはれいむとまりさがゆっくりしてるの!じゃましないでね!」 あえなく返り討ちにあうゆっくりパチュリー。目の前で自分の食料がどんどん減っていくのをただ見つめるこ としかできなかった。 「じゃあね!またくるよ!」 「ちゃんとたべものあつめておいてね!」 2匹が去り、巣に残ったのは集めた食料の残骸(2匹の食べ残しや食べかす)だけであった。 「むぎゅうぅぅぅ、むぎゅうぅぅぅ」 ゆっくりパチュリーはただ泣くことしかできなかった。 本格的な冬を迎え、食料を失ったゆっくりパチュリーはだんだんと衰弱していった。 「そう、そんなことがあったの。つらかったわね。」 そう言うとアリスはゆっくりパチュリーの頭をなでてあげた。 「それなら違うお家に引っ越してみない?私の家のすぐ近くの木にも大きめ洞があるわよ。何かあったら私が助 けてあげるわ。」 恐る恐るゆっくりパチュリーは聞いた。 「そこはゆっくりできるところ?」 「えぇゆっくりできるわよ。」 「むきゅー♪」 うれしそうに声を上げるゆっくりパチュリーであった。 「ここよ。」 ゆっくりパチュリーはアリスに案内され木の洞の前までやってきた。 「どう?気に入るといいのだけれど。」 ゆっくりと洞の中へ入っていくゆっくりパチュリー。入り口は小さかったが、中は以前自分が住んでいた洞の 2~3倍の広さはあった。ここなら十分ゆっくりできそうであった。 「きにいったよ!きょうからここがぱちぇのおうちだよ!」 「そう、よかったわ。今は冬で食べ物も少ないでしょうからプレゼントするわ。」 アリスの後ろを二匹の人形が大きな包みを抱え飛んでいた。アリスが指示すると二匹は洞の中へ入って行き、 包みの中身を中へ広げ戻ってきた。 「私が作った特別製のお菓子よ。痛みやすいから今日中に食べなさい。」 アリスはゆっくりパチュリーの前に洋菓子を置いた。 「そろそろお別れよ、さようなら。」 アリスは手を振りながらもと来た道を戻っていった。 「むきゅー、ありすありがと~」 飛び跳ねながらアリスを見送るゆっくりパチュリー。アリスがくれたお菓子を食べると巣の中へ入っていった。 目の前に山いっぱいの食料が広がっていた。以前の巣で冬越し用に蓄えた食料の量をゆうに超えていた。 さっそく食べようとしたが、急に眠気がおそってきて意識はまどろみの中へ消えていった。 次の日、ゆっくりパチュリーはなぜか巣の外で目を覚ました。しかも体にいくつか傷を負っていた。 巣の方からはなにやら音が聞こえてくる。急いで巣に戻ると言葉を失った。 ゆっくり霊夢、魔理沙さらにアリスまでもが自分の食料をむさぼっていた。 「む゛、む゛、む゛ぎゅー!」 ゆっくりパチュリーの声を聞いて3匹が振り返る。 「またむぎゅー!だってさ、こわいこわい。」 「やくそくどおりまたきたよ!」 「こんなぜいたくなたべものはいなかもののぱちぇにはもったいないわ。とかいはのわたしたちがたべてあげるわ。」 前回と同じように果敢にも体当たりするが相手が3匹では当然敵うはずもなく、 「まりさたちのじゃまをしないでね!」 「ここはもうれいむたちのゆっくりぽいんとだよ!」 「いなかもののぱちぇがいるだけでゆっくりできないのよ、でていって!」 トリプル体当たりをくらい「むぎゅー」と泣き転がって巣の外へ追い出されてしまった。 「どうじで、どうじで、ゆっぐりざぜでぐれないの~。」 涙が滝のようにあふれてくる。 「あらあらどうしたの?そんなに泣いて?」 振り向くとそこにはアリスが立っていた。 「あ゛、あ゛、あ゛りずぅぅぅ~。ゆっぐりでぎなぐなっちゃだよぉぉぉ。」 「そう、また食料を横取りされてしまったのね。」 「あ゛、あ゛りずだずげでぇぇぇ。」 「それじゃ食料を横取りしたゆっくり達をゆっくりできなくすればいいのかしら?」 「おでがい、ありずぅぅぅ。」 「えぇ、も・ち・ろ・ん・よ!」 アリスは見たものを恐怖に陥れるような笑顔で笑い、ゆっくりパチュリーをおもいっきり木の洞目掛けて蹴った。 「む!むきゅぅぅぅ!」 何が起こったかまったくわからなず転がるゆっくりパチュリー。食料をむさぼっていた3匹が再び入ってきたゆ っくりパチュリーに気が付く。ゆっくり霊夢が先陣を切ってゆっくりパチュリーに体当たりを仕掛けようとする。 「わたしたちのゆっくりぽいんとだってわからないの!」 しかし次の瞬間、 「ゆ゛!、ゆ゛ぅぅぅぅ!!! 」 悲鳴を上げ、八つ裂きにされるゆっくり霊夢。 「「れいむぅぅぅ!」」 ゆっくり魔理沙とアリスは絶叫した。 ゆっくり霊夢を八つ裂きにしたのはアリスの操っている上海と蓬莱人形だった ゆっくりパチュリーは目の前で絶命したゆっくり霊夢の光景を見て一気に顔が青ざめた。 もともと体が弱く臆病なゆっくりパチュリーにとって(いやゆっくり達にとっても)悪夢のような光景だった。 しかし、その悪夢はまだまだ続いた。 その光景を見るや否や我先にとゆっくりアリスを置いて洞から脱出しようとするゆっくり魔理沙。 もちろん二体の人形は見逃さない。上海がゆっくり魔理沙の体を壁に押し付けると蓬莱が金槌とごっすん釘を取り 出す。それを見たゆっくり魔理沙は必死に、 「あ、ありすがここでゆっくりしようっていったんだよ!、ま、まりさはわるくないよ!、ゆっゆっゆっくりしてね!、 こ、こっちにこないでね!、い、いや゛あ゛ぁぁぁぁぁ!」 ゆっくり魔理沙の必死の懇願もむなしく額にぐっすん釘が打ち込まれる。 「いだい、いだい、や゛め゛でぇぇぇ!」 ごっすん釘を打ち込みゆっくり魔理沙を動けなくなった。2体の人形を見てゆっくりアリスはガタガタ震えている。 「ご、ごめんなざいぃぃぃ、あ゛りずはどがいはじゃないのぉぉぉ、ほんとうはいながもののゆっぐりなのぉぉぉ!」 ゆっくりアリスの願いが届いたのか2体の人形は洞から出て行った。 「た、たすかったの?」 ゆっくりアリスは急いで洞から脱出を計る。 (もうゆっくりパチュリーをいじめるのはやめよう。新しいゆっくり魔理沙をさがしてゆっくりしよう。) 暗い洞の中から光あふれる外へ勢いよく飛び出すゆっくりアリス。 「ゆ゛!?ゆ゛う゛ゔゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」 悲鳴を上げながらゆっくりアリスの体は3枚におろされ、黄色のどろっとしたものを回りに撒き散らす。 ゆっくり霊夢や魔理沙の中身は餡子だがゆっくりアリスの中身はカスタードクリームなのだ。 「あら、逃げられるとでも思ったの?」 笑いながら冷たくあしらうアリス。 ゆっくりパチュリーの青ざめた顔はもう真っ白になっていた。そして涙を流しガクガクとおびえていた。 巣の外からアリスの声が聞こえる。 「約束通り助けてあげたわよ。うれしいでしょう?」 「ひ、ひどいよありす!や、やりすぎだよ!」 「あら、何言ってるの?食料を横取りしたゆっくり達をゆっくりできなくすればいいのかと聞いたらあなたがお願い と言ったのよ。私はあなたのお願いを聞いてあげただけ。しかも特別に新たな食料まで用意してあげたのよ。」 ゆっくりパチュリーは周囲を見回すが、あるのはゆっくり霊夢の成れの果てとごっすん釘で固定されたゆっくり魔 理沙だけであった。 「あなたの、目の前にある残骸とゆっくり魔理沙よ。」 「む、むぎゅぅぅぅ、た、たべられないよ!」 「何言っているのかしら?私の家でたくさん食べていたじゃない。変わった味だけどおいしと言って。」 ゆっくりパチュリーは目の前に広がるゆっくり霊夢の成れの果てを見て、アリスの家で自分が食べた物とそっくり なのに気が付く。 「い、いや゛あ゛ぁぁぁぁぁ。ゴ、ゴホ、ゴホッゴホ、ゲホ、ゲェェェェェ。」 自分が食べていた物がゆっくりの残骸だと気づくと悲鳴をあげ持病の喘息が発症し、むせ返るゆっくりパチュリー。 「そうそう、あなたがもう邪魔されずにゆっくりできるように入り口に特製の糸を張っておいたわ。もし誰かがあな たの邪魔をしようと巣の中へ入ればさっきのゆっくりアリスの様に3枚におろされるわ。もちろんあなたも例外では ないから気をつけなさい。」 「あ゛りず、どうじでごんなひどいごとするのぉぉぉ。ゲホッゲホ。」 しばらくの沈黙の後アリスは答えた。 「あなたがあの紫もやしと同じ名前だからよ!」 吐き捨てるように言うとアリスは家へ帰っていく。 「ごごがらだじでぇぇぇ!ゴホッゴホッ。」 ゆっくりパチュリーの泣き声はアリスに届くことはなかった。 -アリス邸- 「あの紫饅頭最後まで私のことを呼び捨てにしてたわね。今思い出すだけでも腹が立つわ!」 アリスは椅子に座り紅茶を飲んでいた。 「それにしてもあの紅白と黒白饅頭思っていたより使えたわね。ゆっくりアリスまでいたのはびっくりしたけど。」 -1ヶ月半前- 「おーいアリスー。」 上空から手を振るのは霧雨魔理沙、アリスが好意を寄せる人間だ。 「いらっしゃいお茶の用意をするわ、あがって。」 「おう、遠慮なくあがらせてもらうぜ。」 何か特別なことをするわけでもなく、アリスは魔理沙との何気ないお茶会と雑談を楽しんでいた。 しかしそんな楽しい雰囲気も魔理沙の一言で終わりを告げた。 「そうそう、昨日図書館に行ったらパチュリーが古い魔導書を見つけたらしいんだ、しかも複数!」 「へ、へぇそれはすごいわね。」 (なんで私の目の前であの紫もやしのことなんて話すのよ) 「それでな、けっこう昔の文字らしく解読が必要で泊りがけで一緒に解読しないかって誘われたんだ。」 パリン アリスの握っていたカップが床に落ち割れた。 「おいおい、気をつけろよ。」 「ご、ごめんなさい。」 動揺するアリス。 (な、泊りがけですって!あの紫もやし魔導書をエサに魔理沙をつるなんてなんて卑怯なの!) 「そ、それで魔理沙はどうするの?」 「もちろんいくさ!」 その瞬間アリスの心は絶望のどん底に叩き落された。 「・・・どのくらいの期間なの?」 「パチュリーは最低でも1ヶ月近くはかかるんじゃないかって言ってたぞ。」 (1ヶ月!ダメよダメよ!魔理沙!行っちゃダメよ!) 「というわけでしばらくアリスには会えないんだ、悪いな。」 「え、えぇ私のことは気にしなくても大丈夫よ。」 (何言ってるのよ私、ここで止めないと1ヶ月も魔理沙に会えなくなっちゃう!) 「そうか、それじゃ雲行きが怪しいしそろそろ帰るかな、またくるぜ。」 「見送るわ。」 外に出ると魔理沙はほうきにまたがり、 「またなー。」 と言って帰っていった。 雨が降ってきた。アリスの心を反映しているかのようだった。 「ま゛り゛ざぁぁぁ、どうして私じゃだめなのぉぉぉ!あのもやしなのぉぉぉ!」 アリスは雨に打たれながらその場に泣き崩れた。 数日後、アリスは椅子に座ってボーっとしていた。まだショックから立ち直れていないようだ。 庭からなにやら音がする。窓から覗くとそこにはゆっくり霊夢2匹、魔理沙1匹が花壇の花をムシャムシャと食べ ていた。普段なら追い返すが今のアリスにとってどうでもいいことだった。 しかし次の瞬間アリスの頭の中にある計画が思いついた。再び生気が宿ったアリスはすぐさま人形達に森に住むゆ っくりパチュリーを気づかれないように探し出すよう命令した。そしてアリスは庭に出て行った。 「おねぇさんだれ?」 「ここはまりさたちのゆっくりぽいんとになったんだよ!」 「じゃまするならでていってね!」 なんてふてぶてしいゆっくり達だろう。勝手に人の庭に入ってきて自分の場所だと主張するなんて。 「1匹には見せしめとして死んでもらいましょうかね。」 そう言うと手をゆっくりの方へ向け、詠唱を始める。 そして出現した火の玉がゆっくり霊夢に命中し一瞬で消し炭となる。 悲鳴を上げながらゆっくり霊夢と魔理沙は一目散に逃げ出すが人形達が押さえつける。アリスが近づくと、 「わ、わるいのはあのしんだれいむだよ!れいむがここをゆっくりポイントにしようっていったんだよ!」 「おねがいゆるしてぇぇぇ」 泣き叫ぶ2匹のゆっくり。そこへ先ほどゆっくりパチュリーを探しに行った人形達が帰ってきた。 「これで役者がそろったわ。」 そう言うとアリスはかがみこみ2匹のゆっくりに話し出す。 「私の言うことを聞くなら助けてあげてもいいわよ。そのかわり、少しでも逆らったらあの死んだゆっくりの様になる わよ。」 「わ、わかったよ、いうこときくよ!」 「いうことききます!だからたすけてぇぇぇ!」 -時は戻って再びアリス邸- 「私の指示通りきちんと紫饅頭のエサを横取りしていたようね。」 ゆっくりパチュリーがエサを横取りされたのも餓死しかけたのもすべてアリスの計画だった。 「わざとエサを集めさせて蓄えたエサを一気に食べられたときの紫饅頭の顔と言ったら最高だったわ。睡眠薬入りのお 洋菓子も何の警戒もなく食べちゃうし、本当にばかな紫饅頭ね。」 -閉じ込められて3日後- 「おでがい、ゆるじでぇぇぇ。」 弱々しく泣き叫ぶのはごっすん釘で固定され、動くことができないゆっくり魔理沙だった。ゆっくり種は中の餡が 無くならない限り死ぬことはない。だがそれが仇となりゆっくり魔理沙は苦しみ続けていた。 ゆっくりパチュリーはと言うと空腹に犯されていた。目の前にはゆっくり霊夢の成れの果てが散らばっていたが口 にはしていなかった。 「おなかへったよぉぉぉ、ぱちゅりーがたべないならまりさがれいむをたべるうぅぅぅ。」 「むぎゅぅぅ、しずかにしてね。」 ゆっくり魔理沙がわめき散らしていたが体力を消耗するだけなのでゆっくりパチュリーは無視して目を閉じた。 次の日、ゆっくりパチュリーが目を覚ますと空腹がおさまっていた。 目の前に散らばっていたゆっくり霊夢の成れの果てが無くなっているのに気が付いた。 「ひどいよ、ひとりでぜんぶたべちゃうなんて、ぱちゅりーのいじわる!」 「むきゅ?なにいってるの?」 「とぼけないでよ、まりさのめのまえでれいむをたべてたじゃない。」 ゆっくりパチュリーは固まった。ゆっくりまりさはごっすん釘で固定されていて動くことができない。唯一の出入 り口はアリスによって封鎖されている。そうなるとゆっくり霊夢を食べたのは・・・。 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 突然悲鳴を上げるゆっくりパチュリー。死んでいたとはいえ無意識にゆっくり霊夢を食べてしまったことを信じた くはなかったのだ。 「ぱちぇじゃない、ぱちぇじゃない、ぱちぇはたべてない。」 自らに言い聞かせるように何度も繰り返すゆっくりパチュリー。 「まりさのめのまえでおいしそうにぱちゅりーがたべてたよ。」 「うそだーーーーー!」 普段はおとなしいゆっくりパチュリーの大きな悲鳴を聞いてゆっくり魔理沙は口を閉ざした。 ゆっくりパチュリーはゆっくり魔理沙から一番離れた壁に顔を張り付けひたすら、 「ぱちぇじゃない、ぱちぇじゃない、ぱちぇはたべてない。」 と次の日も次の日も言い続けた。 -閉じ込められて6日後- ゆっくりパチュリーが目を覚ますとまた空腹が収まっていた。恐る恐るゆっくり魔理沙の方へ振り返るとごっすん 釘に固定されたゆっくり魔理沙はいた。白目を見開いて体を痙攣させ体の半分が無くなっているゆっくり魔理沙が。 「む゛、む゛、む゛ぎゅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 これまでにないほどの悲鳴を上げるゆっくりパチュリー。そして、 「おっまんじゅう~♪おっまんじゅう~♪」 と歌いながら残りのゆっくり魔理沙をむさぼる。ゆっくりパチュリーの目はうつろで生気が消えていた。 餓死しようとしていたときの恐怖。やさしかったアリスの変貌。目の前で起こった虐殺。 そして無意識にゆっくり霊夢と魔理沙を食べてしまったのを認めることができない自分。 短期間にゆっくりパチュリーに降りかかったその惨劇はついにゆっくりパチュリーの精神を破壊してしまったのだ。 「あら、もう壊れちゃったの?せっかくもっといたぶってあげようと思ったのに面白くないわね。」 アリスは洞の中から聞こえるゆっくりパチュリーの声を聞くと残念そうに言った。そして入り口の糸をはずす。 「上海!蓬莱!」 命令されると2体の人形は洞の中へ入りゆっくりパチュリーを引きずり出す。 「おっまんじゅう~♪おっまんじゅう~♪おっいしっいな~♪」 「これは完全にダメね、しかたないわ。」 アリスはゆっくりパチュリーに糸を巻きつけると上海と蓬莱にゆっくりパチュリーを木の上へ固定させる。 「そのうちゆっくりを捕食するゆっくりにでも食べられるでしょ。」 そう言うとアリスは家へ帰って行った。 その夜、まだゆっくりパチュリーは歌っていた。 「おっまんじゅう~♪おっまんじゅう~♪」 その声を聞きつけてか遠くから丸い物体が飛んできた。 「おまんじゅうだ~♪いっただっきま~す♪」 大きな口をあけてむかってくる饅頭を食べようとするが次の瞬間ゆっくりパチュリーは真っ二つになり地面へぐ ちゃっと音を立て落ちた。 「うー♪うー♪」 ぐちゃぐちゃになったゆっくりパチュリーを食べているのはゆっくりれみりゃ。スピードを利用し羽で真っ二つに したのだ。 こうして、運悪くアリスの標的となってしまったゆっくりパチュリーの生涯は閉じたのであった。 End 作成者:ロウ 後書き 最後まで読んでくださった方々、まずはお礼を申し上げます。 ゆっくり達の生涯シリーズ(?)第4弾『ゆっくりパチュリーの生涯』はいかがでしたでしょうか? 今回のコンセプトは精神的いじめです。過去3作は意外と頭の中に文章がポンポンと浮かんできたのですが、今作 はなかなか文章や内容が思い浮かばず苦労しました。気が付くとけっこうな長文となってしまいました。 ちなみに、私にはSSを書くとき一つのポリシーがあります。それはなるべく幻想郷の人物を登場させるというこ とです。加工場の設定を使わせていただくときは職員を登場させなければなりませんが、オリジナルのキャラクタ ーをなるべく登場させないようにしています。 理由は単純で、東方が大好きだ!というだけです。 (旧作はやっていませんが紅魔からの作品はすべて持っています) オリジナルのキャラクターが登場する作品が嫌いなわけではありません。むしろ最近はさまざまなSSが投稿され てうれしいくらいです。誤解のないようお願いいたします。 (最近のSSではゆっくりきゃっちゃーがお気に入りです) 次回作は既に頭の中に浮かんでいます。最近はやり(?)のゆっくり一家に登場してもらう予定です。 毎回言うようですが私は文章を考えるのが苦手&遅いのでゆっくりと書かせていただきます。 そういえば、私は幻想郷のキャラいじめ板の頃からSSを投稿していますが、その頃から読んでくださっている方 はこのスレにもいるのかな? ↓今回のおまけは後日談です。 -後日談- 次の日朝早くから扉をたたく音がしてアリスは目を覚ました。 「もぉ、朝っぱらから誰よ。」 扉を開けるとそこに立っていたのは魔理沙だった。 「よぉ、アリス久しぶりだな、元気だったか?」 あまりの出来事に声が出ない 「どうした?体調でも悪いのか?なんなら出直すが。」 「だ、だ、だ、大丈夫よ、全然体調なんか悪くないわ。それにしてもどうしたの?こんな朝早くから。」 「1ヵ月半もかかったけど魔導書の解読が大体終わってな、アリスに読ませてやろうと思ってパチュリーが寝ている隙 にかっぱらってきたぜ!あと、しばらく泊まらせてもらうぜ!」 「え!と、泊まる!?」 「いやなら別に帰るが、ダメか?魔導書の量もあるし、アリスは昔の文字なんて読めないだろ?」 「ま、魔理沙がどうしてもって言うなら泊めてあげてもいいわよ。」 (何言ってるのよ私!素直に泊まってってどうして言えないのよ!魔理沙が帰ったらどうするのよ!) 「そうか、それじゃ遠慮なく泊まらせてもらうぜ!それよりアリス、それ寝巻きか?なかなかかわいいじゃないか。」 アリスは一気に顔を赤くして、 「魔理沙のばかぁぁぁ~。」 と言いながら急いで着替えに戻って行った。 「なにあいつ赤い顔なんてしてるんだ?」 こうしてアリスは魔理沙とゆっくりと楽しい時間をすごした。 目を覚ましたパチュリーは目の前に置かれていたメモを見ていた。 (魔導書を持ってアリスのところへ遊びに行ってくるぜ。) 「む、むきゅ~~~~~!」 パチュリーの声は紅魔館中にこだました。 おまけEnd
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2884.html
投棄所かな、これ?判断しにくいんですがどうでしょうか? ゆっくりは大根一本で一家族が3日間楽に生活できるとしてください。 虐待成分薄いです。描写はあえて飛ばしました。 騎馬めーりんがチョイ役で使われています。 た、たまには虐待お兄さん方が怒られてもいいよね! 近年突如現れた謎生物(なまもの)ゆっくり。 山林で主に数を増やしたこやつ等は人里に降りては村の畑を荒らしたりした。 野菜が生活の糧である農家にとっては洒落にならない事態であったので、即座にあ奴らは駆除すべきだ!という意見があがった。 が、しかし長は言った。 「いや、待て。あ奴らをつぶすのは容易い。だが、ゆっくり達と共存できる方法もあるはずだ」 「きょ、共存!!あ、あの野菜泥棒とぉ!?」 唐突過ぎるその発言に皆は色めき立つ。 「待て待て、あ奴らを野菜泥棒と決め付けるのは早いぞ」 と、若い農夫が声を上げる。村の長の息子だ。 「早いってどういうことだ?」 「あいつらは野菜を勝手に生えている、と思っている。それで俺達はそれを独占している、と思っているみたいなんですよ」 「なお悪いわ!」 「つぅか、人の苦労も知らずにあんたもあいつらも……」 この青年、あまり畑仕事をせずに山を登ったり、文書を遠方から送ってもらったり、と日頃汗水たらして働いている村人から見れば遊んでいるようにしか見えなかった。 「いや、だからさ。独占している、と思っているんならさ。何かと交換で野菜をやれば文句は無い、と思うんですよ」 「何かと交換~?あいつらが持ってるのはどうせ草やら葉っぱだろ?」 「だから、その草ですよ」 青年がいうには村の西にある台地に珍しい薬草があった。これは竹林に最近やってきた医師からのお墨付きを得ている。 しかし、この台地に行く細道はかなりもろく人一人通ることもできなかった。 そう人間ならば。 青年はゆっくりに薬草を持ってきてもらい、その代償に野菜を渡す、という物々交換を行うという提案だった。 「あいつらに野菜を持っていかれるのは……」 と村人は当初は渋っていたが 「だけど、ゆっくりに少量の野菜を渡すことでより高価な品を手に入れることができるんですよ?」 という青年の一言に屈した。 「まぁ、急にこうしろなんて言っても無茶な話です。ここは試しにやってみましょうよ」 青年はニコニコしながら話を結んだ。 「と言うことですから明日ゆっくりの群れにこの話してきますんで」 『まだしてなかったんかい!』 さすがにそれには皆がツッコミを入れた。 翌日のこと。ゆっくりの群れに数人の村人がやってきていた。 青年は長であるぱちゅりぃに例の薬草を見せて語りかける。 「コレを見たことはあるかい?」 「むきゅ、あのゆっくりぷれいすにあるにがいくささんね!」 「コレは人間にとっては凄く大事な草でね。それを持ってきてくれれば私達のゆっくりプレイスに生えている野菜さんを少しだけど分けてあげるよ」 「むきゅ!そ、それはほんとなの!?」 それを聞いてぱちゅりぃは顔色を変える。今までは美味しい野菜を手に入れるには命がけで、しかも手に入れることができるのは少量だった。 しかし、苦い草をある程度持っていけば、野菜をほぼ安全に一定の量が手に入る。この違いは大きい。 「ああ、本当だよ。その代わり畑からは勝手に野菜を取らないでくれ。もし盗った場合は そのゆっくりが何をされても文句は言わないでほしい。 その代わり、コチラも君達を苛めたりはしない」 「むきゅぅ……」 少し、ぱちゅりぃは考えて 「わかったわ! そのじょうけんでいいわ!」 「納得してくれて何より。 じゃあ明日からお願いするよ? この草以外でも交換できるものがあるからそれは交換所においておくからね。それを持ってきてもいいよ」 「むきゅ! まかせてね!」 さっそくこの提案を群れに伝達させてもらう。反対するゆっくり達もいたが、少しずつ理解してもらうことにしよう。 「じゃ、村の外れに交換所を作るからね?そこに草を持ってきたら野菜をあげるよ」 「わかったわ!」 実をいうとこれは、かなり穴がある提案だった。 交換所の村人が強欲で目盛りに細工をすれば多めに薬草を奪うこともできるし、 ゆっくりの側でも草を自分から取りに行かずとも草を採取し、 こちらに持ってくる途中に奪って自分が採ってきたと報告すれば野菜がもらえるからだ。 村人の側は青年が細工をすることを止めさせた。 「それで大量に持ってこられても薬草の値崩れ起こしますし、第一肝心の薬草が生えてこなくなったら大変じゃないですか」 「野菜の数は数えてるんで纏まった量を持ってきたらちゃんと渡してあげてくださいね?」 断っておくが青年は別に愛護派ではない。しかし、一度決めた約束はどんな動物にでも履行すべきだ、と考えてるだけである。 ゆっくりがいなかったら別の何かを探して、別の方法で契約をしていただろう。 ゲスゆっくり対策はゆっくり達の泥棒をなんとかしてほしい、という訴えが来てから対策に着手した。 まず被害にあったゆっくりまりさを交換所にこっそり配置してそのゲスが来るのを待つ。 そして「あいつだよ!」とまりさが叫んだゆっくりを即座に確保・即刻加工所か不当に得た野菜×規程の日数分人里で働くか(生ゴミ程度だが食事は出す)を選んでもらう。 人里でゆっくりが働けるものなどあるまい、とお思いだがある程度の大きさのゆっくりならば案外いろいろ働ける。 (監視は付くが)畑の雑草取り、狭いところの掃除などで案外使えるものだ。また、こういった制裁を受けたゆっくりには飾りにそれを示すマークを付け、再犯を防止する。 一度目は人間の手で裁くが、二度目は群れで裁いてもらうことになるわけだ。 そんなこんなで体制が整ってきたら村とゆっくりは比較的他より友好になった。 畑泥棒の頻度は大きく減少し、逆に手伝うようにまでなったのだからまぁ普通そうなる。 しかし、それが面白くない者たちも当然いた。虐待お兄さんである。 「くっそぉ、長のとこの放蕩息子のせいで俺らの楽しみが無くなっちまった……」 今までは畑泥棒のゆっくりを仕置きする、という大義名分を振るってゆっくり達を思う存分虐めることができた。 しかし、今ではそんなことをしたら村八分、そんな風潮が出来上がっていた。 こちらからダメならゆっくり側から仕向けさせようと目盛りに細工をしたが青年に釘をさされてそれもオジャンだ。 「面白くねぇ……うん?」 たまたま、森ですぃーに乗った騎馬めーりんの群れを見つけた。 「そうだ……」 虐待お兄さんの唇の端がニィと吊りあがった。 数日後 「え?いつも来るはずのゆっくり達が来ない?」 「はい、この時期は冬篭りが近いですから食料は多いに越したことはないはずなのに……」 交換所のお姉さんはオロオロしている。 「う~ん、じゃ、ちょっと群れの方を見てくるよ、もしかしたら纏めて持ってくるのかもしれないし」 そうして青年は数人ほどの村人を連れて森に向かった。 「こ、これは一体……!」 群れのいた場所はコレでもかというぐらいに荒らされていた。 長のぱちゅりぃだろう遺体も殆ど原型が残っていない。 すぃーの後があった事から騎馬ゆっくりの犯行と見られる。だが、 「騎馬ゆっくりは逆方向に向かっていたはずだ……、急に方向を転換するなんておかしい」 「若ぁ、まだあいつ等この辺にいるみたいです!」 「そうか………探し出すぞ」 数十分後、すぃーを止めて、休憩をしている騎馬ゆっくりの群れを発見した。 「ジャ、ジャオ!?」「い、いきなり人間が何の用だ!?と申しています」 「君達は逆の方向に移動していたはずなのに、なぜこちらに向かってきた?」 「ジャオォン!ジャオジャオ!」「ここらで悪さをするゆっくりがいるから懲らしめて欲しい、と人間に頼まれた、といっています」 「馬鹿な!? あの群れのゆっくりと私達の村は友好関係があったんだぞ!!」 「ジャ、ジャオン!?」「そ、それはどういうことだ!と言っております」 「君達は騙されたんだよ……、その人間に」 「ジャオ……」「ゴメンなさい、と言っております」 「………子供達は残っているかい? 確か君達は奴隷制があるから子供と赤子は残しているはずだ」 「ジャオ……ジャオジャオ」「ちゃんと残っている、とのことだ」 「その子達を返してくれ、それで君達の件はチャラにする」 「若!? いいんですか?」 「いいんだ、彼等は良かれ、と思ってやっただけだ。それに子供達にも薬草採りの手伝いをしていたものがいたはずだ」 薬草と交換制度を教えれば来年もこの友好関係を続けることはできる。 「ジャォォン……」「誠申し訳ない、とのことです」 「悪いのは君達じゃない、騙した人間だ。それと悪いと思っているなら一つ頼みがある」 「ジャオ?」 翌日虐待お兄さんが捕まり村八分に処された。 後書き どんなにいい提案でも遅かれ早かれこのプランは破綻してたんだと思います。 今回はたまたま人間側が引き金をひいただけなんです..
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/353.html
自分は叔父に呼ばれ彼の家に行くことになった。溜息が漏れる 正直叔父の事は好きではない。人間的に彼が嫌いと言うわけではない。多少変人な所を除けばいい人だ。 腕を組んで考え込んでるうちに叔父の集落に着いた。 叔父の家は四方を生け垣に囲まれて大きな邸宅と蔵を何個も建ててるこの集落でも一番大きさだ。 何でも製菓業でひと山あてたとかで羽振りがいいらしい。なんとかの加工場に出資してるとか… 家の前で掃き掃除をしている下女を捕まえて用件を伝える。母屋の中で待つように言われたので 屋敷の中に案内された。客間に通され待ってる間は適当に出された茶を啜りながら調度品を眺めていた そうしていると勢いよく襖が開けられ威勢のいい声をあげて叔父が入ってきた 「よっ、待ってたぞ坊!最近会っとらんかったなぁ!本家の様子はどうだ? お前にコレとかできたか?そうだ、分家のバァさんまだくたばっておらんか?」 叔父は次から次へと話を変えるので何を言ってるか理解するのに時間がかかる これも叔父が変人と言われる由縁の一つであるが、こんなの可愛いものである 「そうそうお前に実は見せたいもんがあってな!オイ!だれか書斎からすぐにアレもってこいアレ!」 しばらくすると使用人の一人が小走りでこちらへ来る音が聞こえた。部屋に入る使用人が両手でようやく 抱えられるほどのかなり大きな本を持って入ってきた 「今日お前を呼んだのはなコイツを見せる為なんだ」 自分は天を仰ぎ露骨に表情を歪めて見せた。叔父は全く意に介してないが.... 叔父が変人と言われる最大の理由は蒐集家…ただの壺とかならまだ良いだろう 彼が集めるのは処刑道具やら曰くつきの異国風の恐ろしげな絵やら、誰も飾っておきたくないような物を集めるのが好きなのだ。 子供の頃叔父に女性が火に焼かれて苦悶の表情に顔を歪めてる絵を見せられて未だにトラウマとなっている 「安心せい坊、こいつはお前でも気にいると思うぞ」 そういって持ってきた書物を開いてみせた。 「どうだ凄いだろ!」 のぞいてみると....何ととんでもない物がそこにあった! 思わず叫び声をあげて飛びのいてしまった 肌色のひらべったい布みたいなものが本に透明な膜を被せられて張り付いていた。 数か所に大小の穴がついていた。何か見覚えがある... これは....の顔面の皮だ。つまりデスマスクと言うやつだ 「ハーッハッハ驚おきおったな。よく見てみな、ホレ」 叔父が促すので恐る恐るのぞく,,,,しかしよく見たら人のデスマスクではない。 有るべきはずの人間の鼻の穴がないし、それに人間にしては顔の造りがおかしい。それに間近で見ると人の皮ではない 「こいつはゆっくりのツラの皮だ。本当の人間の物なんぞいくらワシでも集めるのは無理だからなハッハッハ!」 確かにこれはゆっくりの皮だ。ご丁寧にリボンもそえてあり、それがゆっくり霊夢の物であることがわかった 「コイツはゆっくりの加工場で死んだ奴の皮を譲ってもらった奴だ。なかなか迫力があるだろ」 パッとみれば本当に人の皮かと思える程だ。その皮には目を見開いていて死に際の苦悶の表情がたたえられており今にも喋りだしそうな迫力だった 「こいつは生きたまま中身の餡を抜かれて死んだ奴の顔だ。まぁこいつはほんの序の口だ。こいつなんてどうだ」 ページをめくるとそこにはさらにおぞましい様子の物があった 最初はは判別がつかなかったが、しばらく見てると顔面が異様に歪んでおりまるで別の生き物様に見える 「これはプレス機に潰されたもんだ。中々良い顔してるだろ」 他には小さな潰れた子供の皮の横に目の部分だけがふやけた苦悶の表情を浮かべたゆっくり魔理沙の顔 とても信じられないと言った表情で泣き叫んでいる時の様子のゆっくりれみりゃの顔 ページを一面に広がっている物は水を吸って広がったゆっくりパチュリーの顔だ どこかだらしない表情を浮かべてているのは発情中のゆっくりアリスを殺した物 初めのうちは嫌悪感を持っていたのに、この世の物と思えない顔をしているゆっくりの表情に自分の意識が吸い込まれるような感覚がした ページを開きながら、デスマスクの解説をする叔父の語りはヒートアップしている。 そうこうしてる内に日が暮れるまでそれを自分は見ていた 「おや!もう夕方か。そろそろ帰らんと危ないな。いやぁ~スマンスマンついつい語りん込んでし回ったワイ。もう遅いし今日は泊まってくか?」 自分にも稼業があるので休むわけにはいかない叔父に丁重に断って帰る事にした。それに歩いて行っても暗くなるまでには帰れるはずだ。 帰り道に何で残酷なものが苦手な自分がこんな時間になるまで見れたのか不思議に思った。 そういえば昔男なのに押し花に嵌まってた事があったのを思い出した 押し花は作ってってしまえばその美しさは永くに残る 同じ花でも一つ一つが別々の美しさを持っていた。 ゆっくりも死に際によってみせる表情は様々だ。 今まで厄介者として潰していたが、できるだけ苦しませて死なせたらどんな表情を遺すだろう... そう考えると居ても立っても居られなくなった。そうだうちの家の周りに野生のが何匹かいたな....
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/444.html
注意 この話には俗にいう「良いゆっくり」と「悪いゆっくり」が出てきます またゆっくりをペットとして飼っている人が出てきます そういうのが嫌いな人は読まない方がいいかもしれません また、まだ虐待的な描写もありません あと東方キャラも出てきます そこも注意 「ひゃっはー!!勝手に人の家に入ろうとするような屑は消毒だぁ!!」 「ゆゆっ!!」 「ゆっ!!にんげんだよ!!ゆっくりできないよ!!」 「ゆゆ、おにいさん!ゆっくりしていってね!!」 「だが断る」 プチン!! 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ま゛り゛さ゛のあか゛ち゛ゃんがあ゛ぁ!!」 「さぁーて、次はどの子を潰そうかなぁ?」 「ゆゆ!?まりさはわるくないよ!!わるいのはこのこたちだよ!!このこはころしていいからまりさはゆっくりたすけてね!!」 「お゛か゛あ゛ぁーん゛!?!?」 「どぉじでぞんな゛ごとい゛う゛の゛ぉお!?!?」 「そうかそうか、じゃあ悪い子供から潰してあげよう」 「れいむ!にげて!!」 「れーむおねえちゃん!!れーむもいっちょにゆっちゅりちたいよ!!」 「だめだよ!!れいむだけでもゆっくりしていってね!!」 「おねえちゃん!!どおちてみじゅにおちょすのお!?」 「あ!!…あーあ、川に落としやがった…ま、いいや、どうせ助からないだろうし!!」 「そんなことないよ!!あのれいむはれいむのぶんまでゆっくりしてくれるよ!」 「うるさいよ!!れいむはおかーさんをたすけるためにゆっくりにんげんにつぶされてね!!」 「まあ、親子共々つぶすんだけどね、そぉい!!」 「どぉじでぇ!だすげてく゛れ゛るん゛じゃないの゛ぉお゛!?!?」 「れいぶー!!べいむのぶんまでゆっぶげっ!!」 「ゆゆゆっ!おねえちぁーん!!!」 「よお、れいむ、お早いお目覚めだったな」 俺の飼っているれいむがいつもより起きるのが遅いと思ったら急に叫びだした、またあの夢を見たのか 「ゆっ、ゆっ、ゆっ…」 あーあ、また泣き出しちゃったよ 「どうした?また怖い夢でも見たのか?」 「お、おにいざん!!こわいよ!!ゆっくりできなかったよぉお!!」 「あぁ、大丈夫だ、俺がいる間はお前は守ってやるから、な?」 「う、うん、ゆっくりできるよぉ…」 このゆっくりを飼い始めたのはちょうど1年ほど前だ 庭で草むしりをしていたら家のすぐそばの小川の岸でぐったりしていたところを発見、保護したのだ 自分はゆっくりは嫌いではない、だからと言って必要以上に溺愛したりもしない ただ、害を加えるゆっくりには断固とした態度で制裁すべきだとは思っている れいむの家族は人間の家に侵入しようとして石でガラスを割ったところを人間に見つかり攻撃された 親に裏切られ、死ぬかと思ったが姉に川に突き落とされたことで何とか助かったらしい 最初は自分と目を合わせようとしない、餌を出しても食べようとしない、毒見しても食べようとしないので無理やり口移しで飲ませた なにもただのゆっくりにそこまでしてやる理由はなかった ただの偽善とか独善だったのかもしれない ただ、このれいむは回復した後俺を慕ってくれるようになった、最初のころはゆっくり独特の傲慢さも目立った。 俺が仕事から帰ってきた直後に 「ゆゆっ!!おにいさんおかえりなさい!!いのちのおんじんのおにいさんはきょうもれいむのいえでゆっくりさせてあげるよ!!」 とか言ってきたときは本気で殺したくなったがその場は押さえ、ゆっくり関連の本を読んで何とかしつけることに成功した そしてついに先週、飼いゆっくりの最高峰「ゆっくりゴールドバッチ」を手に入れた 最初は怪我が治るまで世話してやろうと思ったがれいむの願いで餡子を食べたこともある今ではそれなりに大切な相棒になってきている 「じゃ、俺は仕事に行ってくる、お前は何か用事があったっけ?」 「ゆゆっ?、わすれたのおにいさん!きょうはおさのいえでゆっくりしゅうかいのひだよ!!」 「すまん、忘れてた、じゃあ先に出てくれ、帰ったときに俺がいなかったら外の小屋で待っててくれ」 「しっかりりかいしたよ!!じゃあ、ゆっくりいってくるね!!」 ゆっくりしゅうかいとは里の長の飼いゆっくりが始めた飼いゆっくり達の会議のことである 会議といってもどこのゆっくりが亡くなった、そうしきをひらこう。とか やせいゆっくりがはたけをあらしてたよ、おお、おろかおろか。とか そんな話を各地区の代表が集まって話をするらしい そして俺は役場で仕事だ 外の世界から来た自分に幻想郷で生活ができるのかという不満があった だが識字率の決して高くないここでは漢字も読み書きでることが重宝され、里の役場で書類整理の仕事をしている あと学生時代の経験を生かして河童と外のコンピューターをいじくるのもいい副収入になっている 今日のゆっくり集会もいい感じにゆっくりできた そうれいむは思いながられいむは帰り道の途中で捕まえたトンボを食べていた お兄さんはいつもおいしいごはんを作ってくれる、だが万が一のことも考えて自分で餌を取ることもやめてはいない お兄さんもそれは理解していてご飯の前に今日はどれくらい食べるかと聞いてくれるので外で食べすぎてお兄さんを心配させることもない 「ゆゆっ!おにーさん!れいむがかえってきたよ!中に入れてね!!」 すぐにドアが開いた、今日はお仕事は早く終わったらしい 「おう、お帰り、俺はこの後酒場で飲みに行くけどお前も来るか?」 「ゆ…きょうはすこしつかれたからおにーさんのおうちでゆっくりするよ!ごはんはそとでたべたからきにしないでいいよ!!」 「そうか、わかった、棚の中にゆっくりフードがあるから腹が減ったらそれを食べてくれ」 酒場はみんなが優しくしてくれるから大好きだでもゆっくりを料理するしその声が聞こえてくることがあるから気分が乗らない日は行きたくない それはお兄さんも知っているからそれ以上はいってこない 周りの人間は目つきが怖いとかいうけどこのお兄さんは本当にいい人だ、この人に飼われて良かった 男が「じゃあ行ってくる」といって戸を開く ゆっくりが「ゆっくりきおつけてね!!のみすぎはだめだよ!!」と返事 「わかってるよ」と言いながら戸を閉め、鍵をかける男 道路わきの茂みの中からその光景を見る一対の目があった 続く? おまけ ゆっくりバッチについて 飼いゆっくりには飾りにバッチをつける決まりがある(飾りがないゆっくりには新しく髪飾りをつける) 最初のころはただの飾りだったが今ではブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類のバッチがある。 ブロンズ これはただ人が飼っているゆっくりであることを証明するだけの飾りである 虐待お兄さんが一時的に甘やかすためだけに一時的につけることもあるのでこのバッチの付いているゆっくりは躾がなっていないことが多い そのため通常他人の飼いゆっくりを攻撃することは器物損壊に当たる犯罪だがブロンズバッチのゆっくりは被害をこうむった場合殺しても罪にならない シルバー ある程度人間と暮らすためのルールを覚えたゆっくりにつけられるバッチ、普通に可愛がりたい場合は最低でもこれがないといけない なお、ペットショップで売られる餡子増量型ゆっくりは無条件で付けることができ、通常のゆっくりもペットショップで試験を受けることで付けることができる ゴールド 最高のペットゆっくりにつけられるバッチ、このバッチをつけられたゆっくりは飾りのないゆっくりでもゆっくりと識別し攻撃しないなど、ゆっくりの常識を超えた行動ととることができる 当然試験も厳しい このバッチをもったゆっくりは労働力としてもある程度貴重でゆっくりを働かせているところではゆっくりの教育係として重宝している そのためこのバッチを持ったゆっくりがほかの所に出稼ぎに行くこともある ちなみに最低条件に「飾りのないゆっくりでもゆっくりと識別」することがあるがこれは過去に起きた事件に由来する 過去に起きた事件について 里周辺に住むあるゆっくりの群れが人里の飼いゆっくりのことを 「人間を飼いならし、おいしいものを独占する悪いゆっくり」として飼いゆっくりに対して執拗な攻撃を仕掛けてきた事件 その手口は飼いゆっくりの飾りを盗んでしまうというもの そのため飼いゆっくりによる飼いゆっくりの殺害が続出した だが飼いゆっくりの飾りをつけたゆっくりが人間に餌をねだった挙句つかまったため事件が発覚 その後飾りがなくても識別可能なゆっくりの育成、人間が区別できるように焼印によるマークによりゆっくりによるゆっくり殺害は激減、事件は沈静化した 現在でも飾りをなくしたゆっくりがゴールドゆっくりか里の人間に焼印を見せながら助けを求めることがある ちなみに加工所で売られている予備飾りをゆっくりの餡子で特殊加工することで飾りをなくしたゆっくりも社会復帰ができる ちなみに後に造られた飾りの方が優位性が高いため同じ飾りをもったゆっくりが現れて混乱が起きることはない あとがき どうも、セインでございます 飼いゆっくりに起きた悲劇…的なことを書こうとしたらまだ悲劇は起きませんでした…ごめんなさい 幻想郷は識字率が低い 幻想郷の文化レベルは戦国時代から江戸時代程度だと思ったのでこういう設定を作りましたが実際江戸時代の識字率は高かったらしいです… それにけーねが寺子屋で授業してたりAQNが本書いたりしているので識字率は高いのかも…ごめんなさい 8月10日 2339 セイン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/483.html
ゆっくり飾り2 2匹の異端ゆっくりを捕まえてから、はや1ヶ月が過ぎた。 俺はその間、農作業の合間を縫って、畑から少し離れた場所に落とし穴を掘った。 直径約2m、高さ約3mもある。 俺は穴の底に大きめの木の板を敷き、穴の壁には細長い木の板を貼り付けていく。 おまけに、隙間には水を含んで柔らかくなった粘土を敷き詰める。 乾けばカチカチに固まるだろう。 これは、穴に落ちたゆっくりが、土に穴を開けて逃げられないようにするためだ。 俺は、里へ出掛ける度に廃材を集め、 休日ともなれば香霖堂で使えそうなものを物色した。 作業を終えた俺は、落とし穴にぶら下がったロープを伝って外にでる。 「これだけ掘れば十分だろ。」 そう言って感慨深げに穴を見下ろす。 これだけ深いと、ロープでも無い限り人間でも脱出は困難だ。 次に俺は、穴のすぐ近くに木で出来た塔を建てた。 塔のてっぺんには、横に伸びた木の棒がくくりつけられている。 ここに異端ゆっくりを吊るすのだ。 これが俺特製の「ゆっくりホイホイ」。 ゆっくりが、死んだゆっくりの飾りをつけた者を襲う特性をいかした罠だ。 畑を荒らしにやってきたゆっくり達は、野菜に目もくれず目の色を変えて異端ゆっくりに襲い掛かる。 しかし、ゆっくりの跳躍力では届かず、そのまま穴に真っ逆さまに落ちる寸法だ。 この「ゆっくりホイホイ」を掘っている間は、何度かゆっくりに畑を荒らされそうになったが、 その度に甘言でそいつらを家に誘き寄せ、異端ゆっくり達に始末させた。 人間が味方についている異端ゆっくりに、普通のゆっくり一家が歯が立つ訳が無かった。 穴が完成した翌朝、俺は香堂で手に入れた透明な箱に1匹の異端ゆっくりを入れると塔に吊るした。 まるで首吊りの処刑場みたいだな。 「おにーさん、どーしてれーむをこんなところにとじこめるの?ゆっくりできないよ!だしてよ!つかまっちゃうよ!」 こうして罠をセットし終わると、ギャーギャー喚く異端ゆっくりを尻目に家に戻った。 夕方になり、様子を見に穴の傍にやって来た。 「おお、いるいる」 既に穴には、10数匹のゆっくりたちが底で騒いでいた。 中には、落ちてきたゆっくりに潰されて既に絶命しているものもいる。 また、全てのゆっくり達に言えることだが、皆ダメージを負っているようだった。 こんな3mの高さから落ちれば当然か。 「さっさとまりさたちをだしてね!」「れ”ーむ”のごどもがああ!!!」「こんなところじゃゆっくりできないよ!」 「お”があ”さ”ん”い”だい”よ”お”!!」「せまいよー、くらいよー、こわいよー!!」 「ここはれーむたちのおうちだよ!ゆっくりできないひとはでていってね!」 それでもどこかの漫画で聞いたような台詞や、既に自分家宣言して叫んでいるゆっくり達をよせに、 俺は大きな声でこう言った。 「1匹だけ助けてあげるよ!助かるのは1匹だけだよ!親も子供関係ないよ!」 しばらく、互いに顔を見合わせていたゆっくり達だったが、突然魔理沙が隣にいた子霊夢に襲い掛かると様相は一変した。 傷ついた身体にムチを打ち、生存本能にしたがって生き延びる為に殺し合いを始めたのだ。 魔理沙にいたっては、自分の子供と思わる他のゆっくり達にも平気で噛み付いていた。 「お”があざんや”めでいだいよ!!!れ”い”む”のあ”ん”ごがああああ!!!!!」 そこで親霊夢が魔理沙に渾身のタックルを仕掛ける。 どうやら霊夢は自分の命より子供の命を優先して戦っているようだ。 もっとも、とうの子供は既に絶命しかけているが... また、ボディプレスを仕掛けて自分の方が割れてしまうものもいた。 「ゆっくりしね”え”え”え”え”え”え”え”、がらだがあ”あ”あ”!!!!!!!い”だい”い”だい”だい”い”い”い”い”!!」」 最初に穴に落ちた時点で、身体に少し亀裂が入っていたのだろう。無茶しやがって... 阿鼻叫喚の絵図が繰り広げられている穴を尻目に、俺は吊り下げられていた異端ゆっくりの箱を地面に下ろしてた。 そして手に持っていた風呂敷を箱にかけ、家に戻った。 何故風呂敷を掛けたのかというと、異端ゆっくりが俺の家に入る様子を他のゆっくりたちに見られては困るからだ。 聞いた話によれば、異端ゆっくりを飼っていたことが他のゆっくり達にバレ、 家を大量のゆっくりに襲撃された例があるという。そうなってはかなわない。 何にせよ、単純なあいつらは1匹になるまで殺しあうだろう。 次の日の朝、早速穴の中の様子を見に行く。周りには、何匹かのゆっくり達が叫んでいた。 珍しくゆっくりちぇんやパチュリー、アリスもいた。 「ゆー!いまたすけるよ!!」「ゆっくりまってね!だしてあげるよ!!」「ちーんぽ!!」 夕方から今朝にかけてあれだけ騒いたので、近くを通りかかったゆっくり達が気づいたのだろう。 助けようとはしているが、どうにも出来ないでいる。 俺は後ろから無言で近づくと、穴の周りにいたゆっくり達を1匹残らず蹴り落とした。 「いたいよ!おじさんなにするの!!」「どうしておとすの!!」「ゆっくりしんでね!!」 そんなゆっくり達の抗議の声を無視し、中の様子を観察してみる。 「大分少なくなって来たな。」 中にいる、昨日穴に飛び込んだゆっくり達は見るも無残な姿をしていた。 穴の底に張られた板には、夥しい量の餡子が張り付いており、ゆっくり達の皮や毛髪や飾り等が散らばっていた。 その上をさっき蹴り落としたゆっくり達が跳ね回っていた。 生き残ったと思われる、ボロボロのゆっくり魔理沙は、端っこでうずくまっている。 相当過酷な戦いだったのだろう。自慢の帽子はよれよれで、餡子だらけだ。 そんな生き残ったゆっくり魔理沙は、俺に向かってこう叫んだ。 「おにーさん、一人になったよ!!おなかすいたよ!もうだしてよ!やくそくだよ!」 「一匹じゃないじゃないか!そいつらも殺さないと出してあげないよ!お腹がすいたら、殺して食べれば?」 昨日の戦いで吹っ切れたのだろう、ゆっくり魔理沙は底にへばりついた餡子を少し頬張ると、 周りにいる新しいゆっくり達に喰い付き始めた。 この「ゆっくりホイホイ」において、最後の1匹なるというのは並大抵のことではない。 なぜなら、日中は殺しあっている最中にも、次から次へと新しいゆっくりが落ちてくるからだ。 そえに加え、食べ物は与えられない為、どんなに仲の良かったゆっくり達も、最終的には共食いを始める。 おまけに俺がけしかける。 それでも、穴からは出られないし、食料は無いので新しく落ちてきたゆっくり達を襲う。 何もしらない新しいゆっくりたちは、訳も分からず殺されたり、パニックに陥ったり、 生き延びようと反撃を試みたり、逃げ出そうとする。 そうして、ある程度淘汰されると、彼らはようやく状況を理解するのだ。 「殺らなければ、殺られる!」 おまけに、この穴は直径が2mしかなく狭い。 だからずっとライバル達と一緒にいなくてはならないので、ゆっくり眠ることも出来ないのだ。 よって、絶対にゆっくりするこはできない! もちろん、喰いつかれたゆっくり達からすれば、冗談ではない。 あれだけ助けるといっていたのに、落ちた途端攻撃されたからだ。 「痛いよ!ゆっくり止めていってね!」「まりさどーしてこんことするの!」「きけんなまりさはゆっくりしんでいってね!!」 既に体力を使い果たしていたゆっくり魔理沙は激しい反撃にあい、壁に叩きつけられるとゆっくり永遠の眠りについた。 「おーい。お前達!最後の1匹だけになったら助けてやるぞ!でも新しいゆっくりが落ちてきたら、殺さないと無効になるぞ!」 俺はそう叫ぶと、異端ゆっくりを取りに家に戻った。 俺は昨日とは違う片方の異端ゆっくりを透明な箱に入れ、風呂敷を被せると穴に戻り、 穴のそばにある木の塔に箱を結びつける、俺は家に戻っていった。 穴の中からは、口汚い罵りあいや、悲鳴が聞こえてくる。 畑で農作業をしながらたまに落とし穴の方を見ると、ゆっくり1家が異端ゆっくりに攻撃しようと近づき、あわれにも穴に落ちていった。 こんな光景が日に何度も起きていた。 このゆっくりホイホイを作ってから、ゆっくりによる畑襲撃はピタリとなくなった。 効果は抜群だった。 Part.2に続く witten by 御湯栗 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/733.html
ゆっくりゆうぎ ある日、俺はゆっくりを放し飼いにしている庭で奇妙なゆっくりを見つけた。 「ゆっくりちからくらべしようね!そぉーれゆっくり!ゆっくり!」 そのゆっくりは額に角が生えていた。他のゆっくりを追いかけまわしている。 「ゆゆ!もっとゆっくりしてね!それじゃゆっくりできないよ!」 「なにいってるの!ちからくらべ!ちからくらべしよう!」 逃げ回るれいむに素早い動きで追いつき、激しくすーりすーりしようとする。 すりすりというよりはずりずりという感じだ。 「ゆぶっ!もっと……ゆっくり……」 「れいむはよわいね!ほらもっとゆっくりがんばってね!!」 「もうやめでええええ!!!」 「それそれ!ゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃ!!!」 何この新種。 「ゆぎゅぎゅぎゅぎゅぅぅぅぅ!!!」 「はーい、そこまでー」 俺は阿鼻叫喚のるつぼと化した庭へと踏み入った。 新種は今まで絡んでいたれいむを放り出しこちらを振り向く。 「ゆっ!ほねのありそうなにんげんがきたよ!ゆうぎとちからくらべしようね!」 新種は俺の足元へ跳ねてくると、足に対して攻撃してきた。 「ゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃ!!!」 「………」 やはり所詮はゆっくり。口で言うほどの力はないのだった。 「ていっ」 足を軽く振っただけで「ゆべふっ!!」と吹き飛ぶ新種。 「なかなかやるね!おもしろくなってきたよ!ゆっくりぃぃぃ!!!」 再度飛び掛ってくる。 「なんつうか……暑苦しい奴だな……」 * * * * 「ゆうぎのなまえはゆうぎだよ!ゆっくりちからくらべするよ!」 さっきからずっとこれだ…庭のゆっくり達はおびえて物陰に隠れてしまっている。 「おにいさん!そいつをゆっくりおいだしてね!」 「ゆっくりできないよ!」 「ゆっくりひとのはなしをきいてね!!」 それはお前らもだけどな。 「まあまあ、そんな事いわずに仲良くしてあげなさいよ」 俺は飛び掛ってきたゆうぎを手で掴むと、物陰で口を尖らせるゆっくりどもの方へ投げる。 「しょうぶ!しょうぶ!ゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃ!!」 「ゆあああんん!!!」 半刻ほども暴れた後、ようやくゆうぎは沈静化した。 「ゆゆゆゆゆ……」 「どぼちてゆっくりざぜてくれないのぉぉぉ……」 あたりは死屍累々たる有様だ。 「いいしょうぶして、すっきりー!!」 そりゃあお前はそうだろうがね。 「まずは、ゆうぎの鼻っ柱を折ってやることが第一と考えました」 誰に説明してるんだ?俺… ともかく、ゆっくりれみりゃを檻から出し、ゆうぎと対面させてみた。 「うー☆めずらしいゆっくりだどぅ~♪たっべちゃうどぅ~♪」 ぎゃお~☆と威嚇するれみりゃ。しかし、相手の反応はいつもと違うのだった。 「ゆゆ!あいてにとってふそくはないよ!わくわくしてきたよ!! ゆっくりぃぃぃぃ!!!!」 天敵であるはずの、自分より何倍も大きい体付きのれみりゃへ突進するゆうぎ。 「あう~?おちびちゃんのぶんざいでぐれいとなおぜうさまにたてつくなんておろかだっどぅぅ~☆ おもいしらせて……うぁ?」 あ、角が刺さった。 「う゛あ゛~!!いだいどぅ~!!」 「そぉれゆっくり!ゆっくり!ゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃ!!」 れみりゃはじたばたと逃げ惑う。 「い゛だい゛の゛やぁだどぅぅーー!!」 実際の痛みはそれほどでもないのだろうが、想定外の反攻に恐慌を起こし、 まるでふらんにいじめられている時のように縮こまってしまうれみりゃ。逆にゆうぎの方は気迫充分だ。 「おっきいくせにだらしないよ!もっとゆっくりちからくらべしようね!!」 「や゛へ゛て゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛~!!」 勝負はあっけなく決した。 「う゛う゛う゛…」 「ゆうぎのかちだね!!」 「つ゛の゛つ゛の゛こ゛あ゛い゛どぅ゛……」 通常種に続いてれみりゃまでも心的外傷を負ってしまったらしい。 知り合いにはゆふらん持ちもいるが、この調子ではうっかり勝ちかねない。対面させるのはやめておこう。 「うーむ、与えられた特権的地位に安住するだけではいかんということさなぁ…」 憐れを誘うれみりゃの姿を見て、俺は無意味にそう思ったのだった。 それからどうなったのかというと。 「しょうぶ!しょうぶ!」 ゆうぎはそのまま家に定着した。 「やめてね!!ゆっくりできないよ!!」 大抵は一方的に勝負を持ちかけては周囲のゆっくりを困らせているが、 俺が相手をしてやって程よく勝負欲を発散したあとでなら、他のゆっくりとゆっくりすることもある。 俺は今まで隔離していたれみりゃも庭に放つことにした。 ゆうぎは俺に次ぐ実力者としてれみりゃを認識しているため、好んで勝負をもちかける。 そのため他のゆっくりの被害軽減に役立つのだ。 「ゆゆっ!れみりゃだ!!れみりゃしょうぶだよ!!」 「おぜうさまはいないいないだどぅぅぅ~!!」 頭をかかえて丸まり、いないふりをするれみりゃだがそんなことをしても無駄だ。 「ゆっくり!ゆっくり!」 なすすべもなくゆうぎの猛攻にさらされるれみりゃ。 「あ゛う゛ぅ゛~!!!」 「れ゛い゛む゛!!ま゛り゛さ゛ぁ゛!!た゛す゛け゛て゛ほ゛し゛い゛ん゛だどぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」 通常種とれみりゃの間には、反ゆうぎ同盟とでも呼ぶべき協調体制が生まれていた。 「れいむのかわりにゆっくりあいてしてあげてね!!」 「まりさよりつよくておおきいれみりゃならだいじょうぶなのぜ!! めいしょうぶをきたいしてるのぜ!!」 この程度のものだが。っていうかまりさ煽ってんじゃねえ。 「そうだどぅ!とんでにげるっどぅ~!!れみりゃあたまいいどぅ~♪」 おお、よく気づいたぞれみりゃ。かれこれ三日も前から気づくのに期待してたんだが。 「ゆゆっ!!にげるとはひきょうだよ!!ゆっくりおりてきてね!!」 しかし心配はいらない。れみりゃを放すにあたり、敷地を覆うように網を張ってある。 いつまでも逃げ続けることはかなわないのだ。 いくらもしないうちに滞空能力の限界を迎えるれみりゃ。 「う゛ぁぁ~!う゛ぁぁ~!つかれたどぅぅぅぅ~!!」 「はやくおりてきてしょうぶしようね!!ゆっくりまってるよ!!」 泣き叫びながら懸命に翼を動かすれみりゃ。ヒャァ!たまんねぇ!これが見たくて三日も仕事休んだ甲斐があったぜ! 「や゛だどぅ!や゛た゛どぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!!」 だんだん高度が落ちてくる…あ、落ちた。すかさず突進するゆうぎ。 「もうやだどぅぅぅぅーーー!!!たずげでじゃぐやぁぁ~!!!!!」 「ゆっくりぃぃぃぃぃ!!!!!」 ゆうぎの勝ち鬨が、庭に響いたのだった。 おしまい。 □ ■ □ ■ このお兄さんは虐待にも飽きてしまった”観察”お兄さんです。 あまり自分では手を下さず、勝手に面白行動を取るゆっくりを眺めて楽しむ的な。 俺も庭にゆっくり飼って隠棲したいよ… 読了ありがとうございました。 今までに書いたSSです。よかったらどうぞ 豚小屋とぷっでぃーん 豚小屋とぷっでぃーん2 エターナル冷やし饅頭 れみりゃ拘束虐待 無尽庭園 ゆっくりできない夜 ゆっくりぴこぴこ 何かがいる 踊り師とれみりゃ 小ネタ-瓶ゆっくり このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3220.html
近年、ゆっくりを扱うペットショップは増え 躾の行き届いたゆっくりは高値で取引されていた。 ブリーダーにより一般的な社会常識を叩き込まれたゆっくりから うんうんやしーしーをしないゆっくりまでペット業界の競争は更なる転機を迎えていた。 『ゆっくりは人語を話すから虐待される』 これは、ゆっくり加工場ペット開発部の愛と虐待の記録である。 「ふがふがふが・・・ふがふほほほふ・・・!」 円筒状の耐熱ガラスに囲まれた実験槽の中には、バスケットボールサイズのゆっくりれいむがいる。 このれいむには歯が一本もない。 最近、歯が抜かれたか溶かされたかしてまだ痛むのだろう。 狭い実験槽の外を遮る耐熱ガラスにしきりに体当たりをしたり喚いている。 「ふがふがふっふふー!ふひひひひふぼふぼぉ!」 (れいむの歯を返してね!それから馬鹿なジジイは死んでね!) 確かにこれなら人の神経を逆なでするような暴言を吐くことはあるまい。 だが、ペットとしての最低条件である可愛さが決定的に足りない。 実験槽の外には白衣を着た男が首を左右に振り、隣にいる作業服の男に合図を促すと コクリとうなずいて赤いスイッチに手をかけた。 キュイィィイインっとモーター音が鳴り響き、実験槽の床が開くと幾重も刃のついたプロペラが覗いて回転を始める。 歯なしれいむは、回転する刃の危険性を察知しその場でポインポインっと跳んでかわそうとするが 当然、着地で刃に切り裂かれた。 外側から見ると、それはまるで大きなミキサー 本物のミキサーであるなら一思いに数秒で餡子と化すところだが、刃はれいむの足部分を切ると一旦回転を止める。 「ふがふひひぃー!」 数秒おいて、また刃は回転し今度はぺにぺに付近まで切り裂く。 「ふひ!ふひ!ふfheiadca・・・!」 ゆっくりと、甘い餡子に加工されるれいむ。 姿を完全に失うと、実験槽に取り付けられているポンプから餡子がチューブを伝ってどこかへ流れていく。 再び実験槽の上部が開き、ゴロンゴロンっと1匹のゆっくりまりさが転がり落ち 先ほどまでれいむがいた位置に落下する。 「・・・・・・!」 (ゆべっ!) このまりさは、産まれる前の実ゆっくりの段階で口内をハンダゴテで焼かれており しゃべることも食べることもできない。 そんな、まりさが成体サイズまで成長していることには秘密がある。 頭頂部に蓋がついていて、そこへ生ゴミなり有機物をいれることで燃料補給が可能な 一応は商品化が有力視されているホープだ。 「・・・・・・!・・・・・・!」 (ここはどこなの!まりさをゆっくりおうちにかえしてね!) 涙目いっぱいでガラス越しに男たちに目で訴えかけている。 白衣の男は腕を組んで、しばらく考え込んでいた。 確かに犬や猫が人語を解していたら憎たらしいだろうが、かといって泣き声一つあげずに ただジッと飼い主を恨めしそうに見ていたら到底、愛でられまい。 燃料補給に頭頂部に蓋がついているというのもどうにもグロい。 それを誤魔化すために帽子を被っているまりさ種を選んだが結局は失敗だったようだ。 「・・・・!・・・・!」 (まりさをどうするつもりなの!まりさはいいゆっくりだからたすけてね!) ぴょんぴょんっ! 白衣の男の様子を伺っていた作業服の男が赤いボタンに手を掛けた。 その時、白衣の男が作業服の男の前に待て!と手で制する。 「・・・?・・・・!」 (ゆゆっ?ゆっくりしていってね!) まりさは精一杯自己アピールをするためピョンっと跳んで 昔ながらのあの”ゆっくりしていってね!”の動きをする。 もし、れいむと一緒であったなら綺麗に決まったであろう。 白衣の男が作業服の男に何かを伝えると、作業服の男はハッと何かに気がついて 青いほうのボタンを押す。 すると実験槽の上部の蓋が開き、そこからウィィィンっと機械音を響かせながらアームが伸びてきた。 そのアームはまりさのお帽子を掴むと、左右に振って 被っているまりさだけをはたき落とす。 「・・・!・・・・!・・・!」 (やめてね!まりさのお帽子をとらないでね!やめてっゆべ!) 成体サイズのまりさの帽子は人間も被ることが出来る。 巷ではこのまりさのお帽子がブームで、饅頭商品以上に人気があった。 更に、どんな素材よりも水に浮くという特性で水上スキー用の板代わりに お帽子を足にはめる水上スキーヤーも少なくない。 ただ水に浮くだけでなくスィーっといったお帽子だけがもつ爽快感があると言うのだ。 お帽子の回収作業が終わると 先ほどのれいむの同じように地面からプロペラが出現し、まりさもゆっくりと餡子となった。 実験槽は再び空になり、上部の蓋が開くと今度は数匹のゆっくりが転がり落ちてくる。 「ゆー!、ゆーゆーゆー!」 「「「ゆーゆーゆー!」」」 成体サイズのゆっくりれいむに、その子ゆっくりが3匹。 白衣の男は、これだ!っと今までとは表情を変えた。 人語を解さないからといって、それだけでは愛玩動物にはなりえない。 この「ゆーゆー!」いう泣き声なら新商品となりうる、そう確信した。 その時、子ゆっくりの1匹がしゃべりだした。 「おかーしゃん、れいみゅはいつまでゆーゆーいってればいいの?」 バリバリバリッ その子れいむの体内から突如放電が始まる。 「ゆびびびびびび!」 「おちびちゃんたち、ゆーゆー以外しゃべっちゃだめだよ! しゃべると、ビリビリしてゆっくり出来なくな・・・ゆびびびびび!!」 「ゆー!ゆゆゆー!」「おかーしゃん、おねーちゃんゆっくり・・・びびびびび!」 親れいむ1匹と、子れいむ2匹は心臓の役目をする餡子中枢が電気ショックで停止し 白目をむいて舌ダランっと垂らし、泡を吹いた。 それから、今度は先ほどよりも強い電気ショックがバチンッと実験槽の外まで聞こえると 親れいむは息を吹き返した。 「ゆ・・・ゆーゆー・・・」 子れいむ2匹にもバチンッと電気ショックが起きるがまるで反応がない。 何度もバチンッ、バチンッと続くうちにプスプスと黒煙があがり、とうとう黒ずんでしまった。 親れいむと子れいむは2匹に寄り添って 「ゆー・・・」「ゆゆー・・・」っと泣いている。 体内に埋め込まれた機械が、「ゆー」以外の発声を行うと拷問のような電流を流し罰を与える。 そして心臓停止(中枢餡子の機能停止)を感知すると、それを心臓マッサージの要領で蘇生させるメカニズムだ。 このまま商品として出荷されることはなく、あくまで世代を重ねて「ゆー」以外をしゃべらないゆっくりを作ることが目的である。 このシステムは排泄を行わないゆっくりを作る途上で考案されたが 心臓停止するたびに仮死状態でうんうんやしーしーを垂れ流してしまうためお蔵入りとなってしまった。 うんうんをして電気ショックで心停止し漏らし、蘇生した瞬間に結局センサーにお漏らしと認識されて電流を流されて それは酷い拷問だったそうだ。 虐待が目的でないため職員はすぐに助けようとしたが、いかんせん電流が流れっぱなしなので手が出せず 死んでは生き返りまた死に生き返っては結局死ぬというサイクルを待つしかなかった。 白衣の男は、再び腕を組んで考え込むと 親れいむが成体にしてもサイズが不自然に大きいことに気づく。 しもぶくれなのは元々だが、それにしても一際膨らんでいるのだ。 「ゆー・・・ゆー・・・」 親れいむが子れいむを舌で舐めてあげている。 本当は「ぺーろぺーろ」とか「すーりすーり」と声に出して言いたいのだろう。 「ゆっ?ゆゆ!?」 親れいむの産道が開き、ポーンっと子れいむが飛び出てくる。 ガラスの内側に当たると跳ね返り転がり、黒ずんだ子ゆっくりがクッションとなった。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆーゆー!」 「ゆー!」 電流が流れる機械は手術によって、埋め込まれているもので生まれたばかりの子れいむには内臓されていない。 「ゆゆ?ゆっくちちていっちぇね!」 親や姉が、自分の挨拶に返事をしてくれない事で子れいむは不安がりもう一度挨拶をした。 「ゆーゆー!」 「ゆゆーん!」 親と姉は精一杯の返事をする。 「ゆっくちちぇいっちぇね!ゆっくちちぇいっちぇね!」 「ゆゆーん!」 「ゆー!」 「ゆ!どうちて、ゆっくちちてくれにゃいの!ぷんぷん!」 「ゆー・・・」 「ゆー!ゆー!」 「れいみゅのおやなら、ゆっくちちぇくれるはずだよ!ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆー・・・」 「ゆゆー・・・」 「ゆーしかいえにゃいの?ばきゃにゃの!」 「ゆ・・・」 「ゆゆ・・・」 「ばきゃはれいみゅのおやなんかじゃないよ!ゆっくちちんでね!」 「どぼじでぞんなごどをいぅのぉおお!」 「ゆ!?ゆゆー!」 とうとう、親ゆっくりが「ゆー」以外をしゃべってしまった。 バリバリバリバリ 「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃ・・・ゆー・・・ゆー・・・」 そして、放電によって白目をむいてグッタリと心停止する。 「ゆ!きょわいよぉおお!へんなゆっくりはちねー!」 「やめてね!れいむがおかーさんに変なこというからゆっくりできなく・・・びびびびびび・・・!」 子れいむの方も放電が始まり泡を吹く。 数秒してバチンッと音がすると、親れいむは蘇生するが、子れいむは泡を吹いたまま動かない。 バチンッバチンッと音が続いて、先ほどの2匹の子れいむ同様に黒煙を噴きながら黒ずんでしまった。 「へんにゃゆっくちはちねー!ちねー!」 子れいむは親ゆっくりに体当たりを始める。 「やめてね!おかーさんに触ると危な・・・びびびびびび!」 「ゆっ?・・・びびびびび!」 放電した親れいむにに体当たりしたため、子れいむも感電してしまった。 幸い直接体内からではなく体外から感電したため絶命にはいたらない。 しかし、バチンッ!っと親れいむの蘇生が始まると傍にいた子れいむも感電し 「ゆびゃ!」っと悲鳴を漏らした。 「ゆゆ・・・おちびちゃん・・・おかーさんからはなれ・・・びびびびび!」 「たちゅけ・・・びびびびび!」 バチンッ 「ゆびゅ!」 度重なる、心停止の連続で親れいむはとうとう息を吹き返さなくなった。 バチンッ 「ゆぴゅ!」 バチンッ 「ゆぴゃ!」 バチンッ 「ゆびゃ!」 感電し続ける子れいむも親れいむから離れる前に電気が流れるので逃げることが出来ず 一定の間隔で悲鳴を漏らす。 バチンッ! 「ゆびっ!」 バチンッ! 「ゆっ・・・!」 バチンッ! 「ゆ・・・!」 バチンッ! 「・・・」 やがて、悲鳴はやんだ。 白衣の男は作業服の男に赤いボタンを押させたかったが、体内に機械が入っている事を考え 青いボタンを押させた。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり 作者:まりさ大好きあき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3573.html
『野良ゆっくり根絶計画 2』 -農村部編- 農村部は都市部に比べゆっくりが多い。飼いゆっくりはほんの僅かでありほとんどが野良である。都会のゆっくりに比べ体格がよく運動能力も高く また我侭で下種であった。被害は都市部よりも深刻であり農場荒らしに家屋侵入が主な問題であった。 「ゆぅ~はたけさんになんにもないよ~」 「むきゅ、ふゆさんがもうじきくるからね。あきらめておうちにかえりましょ」 「おうちにもたべものさんがいっぱいあるからだいじょうぶだよ!」 今年は早めに全ての野菜を収穫しておいた。秋ごろからゆっくりは越冬のため食糧を集め始める。野菜はゆっくりの大好物でありよく狙われていた。 農場を荒らすゆっくりはおめでたいお頭であった。野菜は勝手に生えてくると信じきっているのだ。ではなぜ畑だけに生えて巣の近くには生えてこないんだ? と質問すればそれは人間が独り占めしているからだと頓珍漢な回答をする。全くの馬鹿ではなく中途半端に知能があるため罠を張っていてもそれを突破して 野菜を奪い畑を荒らすゆっくりもいる。ゆっくりの死骸をぶら下げておけばゆっくりは恐れて畑に寄り付かなくなるという話もあったが代が変わるにつれ 効果は無くなった。人間に捕まったゆっくりは馬鹿だからとむしろ死骸を見てあざ笑っていた。 「ゆ!なんではたけさんにおやさいさんがはえているんだぜ?」 「れいむがたべるよ!だいこんさんはれいむのだいこうぶつだよ!」 ある日突然何も無かった畑に野菜が生えていた。キャベツ、大根、ニンジン…どれもゆっくりが大好きな野菜であった。 「むきゅう…あきさんはもうすぎたのに…おかしいわ」 「どうでもいいんだぜ!はやくおやさいさんをもっていくんだぜ!!」 ゆっくり達は畑に侵入し野菜を食べ始めた。 「「「むーしゃむーしゃしあわせー!!!」」」 「きっとゆっくりしているれいむへのぷれぜんとだね」 「ここをまりさのゆっくりぷれいすにするよ」 ここだけではなく農村部の全ての畑に突如として野菜が生えた…のではなく昨夜のうちに農家と加工所職員が埋めたのだ。善意ではない。 野菜の中には痺れ薬や毒が混入されている。 「ゆゆ!なんだかからだがじんじんしてきたよ!!!」 「なんだかゆっくりできないんだぜ!さっさとにげるんd…なんでからだがうごかないのおおおお!!!!!!!」 「ゆべえええええ!!!!」 「おきゃーしゃん!あんきょしゃんはいちゃりゃだm…ゆげえええ!!!!」 天国だった畑は一瞬して地獄と化した。あるゆっくりは餡子を吐き出して死んだり気絶した。あるゆっくりは逃げようとしたが体が痺れて動けない。 「だじげでえええええ!!!!」 「らんじゃまー!!!!うごげないよおおおおお!!!!!!」 「ゆっぐりでぎないいいいい!!!」 農村部にゆっくりの悲鳴が響く。遅れて畑にやってきたゆっくりの大半はこの様子を目の当たりにして逃げ出した。一部のお馬鹿なゆっくりは 「そうやっておやさいさんをひとりじめしようなんてあまいんだぜ!まりささまにはおみとおしなんだぜ!!」 「おやさいさんをひとりじめしたばちがあたったんだよ。わかるよー」 と自ら罠に嵌っていった。ある程度ゆっくりが集まったところで職員が袋を持ってやってきた。 「おじさん!!れいむをたすけてね!!たすけてくれたらおうたをうたってあげるよ!!」 「そんないなかもののゆっくりじゃなくてとかいはなありすをたすけてね!!」 「まりさはとってもあたまがいいんだぜ!!おにいさんをゆっくりさせてあげるからはやくたすけてほしいんだぜ!!」 農村部のゆっくりは都心部のゆっくりに比べ自分勝手であるため好き勝手喚いている。まるで自分達は助けてもらう権利があるかのように。 どこがどう頭がいいのかと?一緒に罠に嵌ってるのになぜお前だけ田舎者ではないのかと?職員は内心不愉快だった。 しかし職員は何も答えず黙々とゆっくりを袋に詰めていく。 「ゆ!!!おじさんはばかなの?れいむのいうことがわからないの?しぬの?」 「ゆっくりしないではやくたすけてほしいんだぜ!!」 もう少し自分の立場を分かったらどうなんだ?だが職員はゆっくりには喋らない。加工所職員は経験で分かっている。ゆっくりと会話するだけ無駄だ。 たいしたことは言っていない。相手したらこっちが不愉快になるだけだ。 職員がゆっくりを1袋分詰め終わり新しい袋を取りにトラックに戻ったところでゆっくりはようやく罠であったことに気付いた。 「おでがいじまずうううう!!!!!でいぶをだずげでぐだざああいいいい!!!」 「ばりざにはがわいいおちびじゃんがいるんでずうううううう!!!!!だがらおやざいざんをどっだんでずうう!!!」 「ゆるじでぐだざあいいいい!!!!あじずはいながものでいいでずがらああ!!」 助けてくれる者など誰もいない。数十分後畑にいたゆっくりは全て回収された。彼は新しい毒入り野菜を畑に埋め次の場所へと向かった。 1日にこれを3回。職員が来る度に大量のゆっくりが回収されていく。餡子脳では警戒心が無いのだろうか。 「にんげんさんはずるいよ…こんなおおきなおうちをひとりじめするなんて。ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするよ」 全く勝手な言い分である。家屋侵入は都市部に比べ農村部では深刻であった。都市部の住宅に比べ農村部の住宅はゆっくりに侵入されやすい。 一番多いのは窓ガラスを石で割って中に侵入するというものであった。都市部では強化ガラスを使っているため石を投げたところで割れたりしないが 農村部では普通のガラスであったため割れやすかった。そこで農村部の全ての住宅のガラスが取り替えられた。ドアも頑丈なものに換えられ補強もされた。 費用は全てタダ。胡散臭い団体から没収した財産から全て賄われている。戸締りを忘れて侵入されるケースもあったがそれは住人の責任も少しある。 「ゆ!!!!おかしいよ!!!!なんでこわれないの!!!」 「まりさ、れいむがかわるよ。ゆ!!!!どうじでこわれないのおおお!!!!」 何度も石を投げてもガラスは割れない。いつもだったらとっくに家の中に侵入できていたのに。数十分後住人が帰宅した。 「ゆ!!おじさんここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!!」 「ゆっくりしないでででってね!!!!」 住人は黙ってまりさの帽子とれいむのリボンを奪い取った。 「なにするの!!!りぼんがないとゆっくりできないよ!!」 「ぼうしかえしてね!!!じじいはゆっくりしね!!!」 彼は帽子とリボンをビリビリに破いてしまった。 「「どぼじでぞんなごどするのおおおお!!」」 彼は何も答えずに今度はまりさを捕まえ髪の毛を乱暴に抜き始めた。 「いだいよおおおお!!!!なにずるのおおお!!!!」 「ばりざああ!!!!ばりざのぎれいながみのげがあああ!!!」 れいむは彼に体当たりをするが全く通用しない。まりさを禿饅頭にすると今度はれいむを捕まえ皮をちぎっていった。 「いだい!!!いだいい!!!でいぶのずべずべなはだをがえじでええええ!!!!」 「ゆ…ゆっぐりじないでばりざはにげるよ!!!!」 彼はれいむを放り投げると逃げるまりさを捕まえ底部を鷲掴みにし思いっきり破った。 「ゆぎゃあああああ!!!!!ばりざのあんよがああああああ!!!!!」 その後彼は思う存分ゆっくりを虐待しゴミと一緒に焼却処分した。 家屋侵入は一気に減っていった。それでも軒下の侵入したり倉庫に侵入するゆっくりもいる。特に冬が近づいていたため軒下を巣にしたいのだ。 「よいしょっと、うわっ!」 「「「ゆ!!!」」」 軒下を点検すると大抵の住宅でゆっくり家族が見つかった。虫の死骸やどこから拾ってきたのかくず野菜に石ころ、葉っぱなどが集められていた。 「なにするの!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!!」 「さっさとでていってね!」 「おきゃしちょーだいね!!」 1匹として人間の住処に勝手に侵入したことを謝るゆっくりはいない。 「お願いします」 「はい」 農村部にも各家庭に加工所の職員が派遣されている。彼はトングでゆっくりを掴み袋に入れていく。 「はなちぇええええ!!!」 「おちびちゃんをはなしてね!はなさないとおこるよ!」 職員は力を込めた。 「いちゃああああいいいいい!!!!やべちぇええええええ!!!!!!!!」 「おでがいじまずうううう!!!!!でいぶのおちびじゃんいじめないでええええ!!!!」 「じじいはゆっくりしないでしね!しね!じねえええ!!」 彼は黙々と3匹のゆっくり家族を袋に詰めると軒下に集められたゴミを掃除した。 「念のため倉庫も見ておきましょう」 「お願いします」 昔は倉庫に食糧を保管する人が多かったがゆっくりが倉庫に忍び込むケースが増えてきたため最近では食糧は頑丈で鍵がなければ入れない場所に保管されている。 大抵の倉庫には農具等が保管されているがやはり住処として忍び込むゆっくりは多い。 「整理終わりました」 「ご苦労様。ゆっくりはいましたか?」 「ここの倉庫にはいませんでしたね。ここの前の家では5匹の家族が住んでましたよ」 「それはそれは」 「念のために毒入りの団子を入れておきました。ご注意ください」 「ありがとうございます」 ゆっくりは都市部と同様に原則回収であった。餡子の後処理の他に確実にゆっくりを捕獲するという目的があったからだ。痛めつけこれで死んだだろうと 思っていても意外とゆっくりの生命力は強く生き残っているケースがある。そのため痛めつける場合は確実に殺せというのが加工所からの通達だった。 農村部では虐待鬼意山というゆっくりを虐待するのが大好きな人が多くいたためかなりの人が見つけたゆっくりを虐め殺していた。 回収されたゆっくりは村の広場で焼かれていた。キャンプファイアーの如く大きな炎を上げている。 「「あづいよおおおお!!!!!!!だずげでぐだざいいいい!!!!!」」 「「ごんなのどがいはじゃないわああああああ!!!!!!!」」 「「「ぼうわるいごどじまぜん!!!!!!がっでにおうぢにはいっだりじまぜんがらああああ!!!!!」」」 「「「「「ゆっぐりじだいいいいい!!!!!」」」」」 中には串刺しにされたゆっくりを炙っている者もいる。 「あじゅいよおおおお!!!!おきゃあざんだずげでええええ!!!」 「いだいよおおおお!!!!!」 程よく焼けたところで串に刺さったゆっくりを食べ始めた。 「まだゆっくり余ってる?」 「無くなるどころか増えてるよ。ほれ、あそこの箱に入ってるから」 赤ゆっくりや小さめの子ゆっくりが串に刺さって箱の中に入れられていた。箱には"ご自由にお食べください"と書いてあった。農村部のゆっくりは都心部のゆっくりに比べ 汚れてはいなかったため水洗いをすれば食べることができる。生で食べる者もいれば焼いて食べる者もいた。辺りは焼饅頭の美味しそうな匂いが充満していた。 甘い匂いと暖かい空気に誘われて多数のゆっくりがやってくる。 「あったかいね!!れいむもここでゆっくりさせてね!!」 「おちびちゃん!!あったかいね」 「ちょってもゆっきゅりできるね!おきゃーしゃん」 すると誰かがれいむを持ち上げた。 「ゆゆ!おそらをとんでるみた~い」 「いいにゃ~。おきゃあしゃんだけじゅる~い」 ポイッ 「ゆぎゃあああああ!!!!!!!あづうううういいいい!!!!!」 れいむを焚き火に投げ入れられた。 「ぎゃああああああ!!!!」 「おきゃああじゃあああんん!!!!」 「おちびちゃん!ここはゆっくりできないよ!!ゆっくりしないd…おそらを…ゆぎゃああああああああ!!!!!」 「やめちぇね!りぇいみゅをもやさにゃいでにぇ!!!」 赤れいむは焚き火に投げられず代わりに串刺しにされた。 「いじゃああああいいいいい!!!!!!!ぬいてね!!はやくりぇいみゅをたじゅげでね!!!!」 赤ゆっくりはゆっくりのなかでは餡子の甘みが丁度よく皮の食感がもちもちしているため食用として人気があった。赤ゆっくりと小さめの子ゆっくりが 串刺しにされて食用として箱に入れられていたのはそのためである。 「しっかしこれじゃあ焼却しきれないな」 「こっちで処分する量は減らせないのか?今度はお汁粉にでもするか」 「残りのゆっくりどうなってるんだ??」 「確かゴミ焼却場で焼かれてるってさ。毎日物好きの見物客が来てるってよ」 「そいつらここに来て食べてくれないかね」 「ここ農村なんだから潰して肥料にでもするか?」 「それは大きいところでやるってよ。ここじゃこうやって燃やして食べるしか処分方法は無いよ」 数週間もやっていると農村部でもゆっくりを見なくなった。野菜トラップも引っかからない。どうやらどこかに逃げたようだ。 なかなかゆっくりが見つからなくなったところで加工所は農村部でも都市部同様ゆっくり1匹10万円で引き取ることとした。 ここでも人々は朝から晩までゆっくりを狩るようになった。山へ狩りに行こうとする人も多かったがバリケードが引かれていて山へ入れなかった。 もうじき山間部での駆除を行うらしく何か準備をしていた。ゆっくりの逃げ場はもう山しかなかった。都会へ逃げようとするゆっくりもいたが 都会から逃げてきたゆっくりから話を聞き都会をあきらめ山へ逃げていった。都会へ向かったゆっくりは待ち構えていたトレジャーハンターによって 加工所に売り飛ばされた。 残るは山間部だけ。ゆっくり根絶も最終局面を迎えることとなった。 つづく by 虐待おにいちゃん