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――抗おうともせずに受け入れた。ウオーヴォの死は、彼女を絶望の淵へと追いやっていた。もはや、この世界に自分の心を動かすに足るものなんてない。いや、これ以上生きていたって仕方がない。 今のジョルナータにしてみれば迫り来る死でさえも意識を向けるに足らなかったのだ。彼女は、全ての感情が死に絶えた瞳で、『矢』が自身を貫くのを人事の様に眺めていた。 しかし、心臓を貫いたはずの『矢』は彼女の命を奪いはしなかった。それどころか、小刻みに震えながら体内に飲み込まれていった後には傷一つ残りはしない。 常識的に考えれば死んで当然の出来事であるはずなのに、ジョルナータの身には何一つ変化は起こらなかった。そう、ジョルナータの身には。 変化が起こったのは、彼女のスタンドであった。 『インハリット・スターズ』が身をよじらせ、震える。そのヴィジョンが急速に膨れ上がり、腕から生えてきたコードが見る見るうちに複雑に絡まり、コート状の形へと変化していく。コードの生えてきた位置が腕であった為に、真っ先に隠れてしまったが、そう言えば右腕は今までのそれとは明らかに違う形であった。 二人のスタンド使いの肉体の一部を移植した直後に、『矢』に貫かれた事がこの結果を招いたのだろうか? ジョルナータは当惑しながら己がスタンドの変化を眺めていた。 そして、『インハリット・スターズ』は一変した。醜く肥大化した肉体をコートで覆い、表情は憎しみに歪んでいる。 この怪物じみたスタンドの容姿に、ジョルナータは声も出さずに狂ったような笑みを浮かべた。 彼女は、自身が初めてスタンドを発現させた瞬間を思い出していた。義父に虐げられた苦しみが、自身の内面が形となった。 そう思ったあの時と同じだ。これは、私だ。全てを奪われた私が、この悲しみと怒り、そして絶望が、『インハリット・スターズ』を変えたんだ。 実におぞましく、反吐が出るほど汚らわしく、そして醜い。それこそが今の自分なんだ。人の皮を被った怪物でしかないんだ。 理解ってしまったことが、立て続けに起きた仲間の死で崩壊寸前だった少女の背中を突き飛ばす。この時、ジョルナータは完全に壊れた。 ――醜は、美を憎む。壊れ、不完全な存在は、完全にして無欠の存在を許す事が出来ない。ジョルナータの双眸に、光に包まれて立つ存在が写った。 (あれが、憎い) 唐突にそう思った。思った瞬間、相手を拒絶したくてたまらなくなった。存在自体が受け入れられない。美に満ち溢れ、手の届かぬ高さにある生き物だから。 なら、引きずり降ろそう。自らの足元へと叩き落とし、踏みにじってやらなければおさまらない。ジョルナータは立ちあがり、そして自分の身体へと目をやった。 (動かしづらい) 右腕のことだ。まだ、移植したばかりだから、十分に馴染んでいないのだろう。 (このままでは無駄、馴染んでからでないと使えない。馴染まないと、出来ない) 何が使えないのか、何が出来ないのかは判らない。 けど、何となく判った。今は、まだ時期じゃないのだ。馴染むだけの時間があれば、話は変わってくる。それだけの時間が必要だ。それだけの時間を用意するには如何すればいいか? ジョルナータの口から、歌のように言葉が紡がれた。 「ウオーヴォさん、あなたは言っていましたね、『命の優先順位』ってことを。その意味がようやく判りましたよ。ようやくね……」 彼女は、ゆっくりと足を進める。その先には、この間ずっと究極生物を見つめ呆然としていたステッラが待っている。彼は、自分が見ていない所に何が起きていたのかを知らない。 光の中から、ドゥオーモは姿を現した。人ならざる美に、降りしきる雨ですら避けて通るかのように見えた。先 程千切れたはずの右腕が、まるで早回しの植物の成長記録のように、傷口から生え直していく。 人間ではこのような事は起こり得ないのだが、彼はそれがまるで髪が抜けるよりも当たり前のような視線で腕の再生を見つめていた。 残る『パッショーネ』の幹部が呆然とこちらを眺めているのなど、まるで意に介さない。そして、体液に表面を濡らして腕が再生しきったのを確認すると、掌を数度開閉させ、 「フフ……、フフフフ、フハハハハハハハハ! なるほど、これが究極の生物というものか! すばらしいぞ、実にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃすばらしいッ! 私は、このドゥオーモは遂に神の如き力を手にしたのだぁはははははぁぁぁぁぁぁっ!」 天を仰いで哄笑した。 彼の背後に控えているスタンドは、その姿を一変させていた。胸元に仮面を取りこんだそれは、眩しい程の神々しさを感じさせた。まるで、その本体が本当に神になったのではないか、と思えるほどに。 その様を、ステッラは呆然と見つめていた。全身を打ち叩く雨の冷たささえ感じられない。 気がつけば、無意識に足を一歩退いていた。気圧される物を感じていたのだろう。本能的に感じていた、あの敵に勝つ事は出来ない、と。 気を張っていなければ、首を垂れ、足を折ってしまいそうなほどのプレッシャーを感じる。 躍起になって姿勢を維持しようとする彼の背に、だがこの時声が向けられた。 「ステッラさん、お願いがあります」 彼は、背後に目を向けなかった。一度目をそらしてしまえば、敵に二度と目を向けられないような気がしていた。今振り返れば、俺は敵に立ち向かうだけの心を保てなくなりそうだ。逃 げる訳にはいかない。そう思い、振り返らなかったが為に、彼は少女の変貌を知る事はなかった。 「生きていたのか、ジョルナータ!」 「ええ、ウオーヴォさんの心臓と、先程ステッラさんが斬り落としたあいつの腕を移植しましたから。 それよりも、お願いがあります。しばらくでいいですから、この腕が体に馴染むまで、完全に私のモノになるまでの時間を稼いでください」 何かが違う、ステッラは思った。進化したボスを足止めするのは、死ぬことと同義語である。今までのジョルナータならば絶対にそんな事は言わなかったし、なにより組織の上下関係を乱すような依頼をするはずがない。 だが、彼は断ろうと思わなかった。 『インハリット・スターズ』は他者の肉体の一部を掌握すれば、その能力の一部を使いこなせるようになる。 元々、『時の流れの外の世界』へと入門出来る唯一の切り札が彼女であったのだ。断る理由はない。ステッラは強張る頬を無理に歪め、 「別に倒せない、とは限らないが……。何分程だ?」 と、笑って問いかける。 「最低でも1分は必要でしょうね」 無茶な注文である。データが本物だとしたら、相手がスタンドを使わなくても10秒持たせられるかさえ危うい。だというのに、 「見損なうな、ジョルナータ」 「え?」 「じっくり馴染ませろ。少なくとも3分は持たせてやる。行け!」 ステッラは後ろ手を振ってジョルナータに別れを告げる。水を蹴散らし、躊躇うことなく離れていく足音を背で聞くも、彼は最後まで振り向かなかった。 この時になって、ようやくドゥオーモは哄笑を止め、ステッラへと目を向ける。やがて、その顔にじわじわと笑いが広がっていった。 「ほう、逃げぬか。それも、実にいい眼つきで見つめてくるな。この私に立ち向かおう、という決意が伝わってくるぞ。 よい、実によい。お前は素晴らしいサンドバッグになってくれるだろう。 しかし、不思議な事だが貴様ら『パッショーネ』の人間は本当に私の役に立ってくれる。むしろ、我が『ヴィルトゥ』の穀潰しどもよりも貢献していると言っていいだろうな。 貴様らの先代のボスは、私に『矢』の存在を知らせてくれた。今のボスは、かつての私にとって手に負えぬ天敵であった『キング・クリムゾン』を始末し、更に内乱を起こして、我が組織の勢力を拡大する機会を与えてくれた。 先程逃げていった小娘は、我が為に『エイジャの赤石』を確保して、運んできてくれた。 そして、今度はお前だ。進化した私の力を試す良い素材となってくれるとは、願ってもない機会だ」 「余裕だな、ならば精々油断しろ。億に一つでも貴様に勝つ可能性がないとは限らないのだからな」 「億に一つ? 残念だが、絶無だとも。我がスタンドは至高にして無敵、当に究極生物に相応しき最強の能力なのだからな!」 言葉を残し、ドゥオーモの姿がかき消える。後はただ雨だけが残るのみ。これは、間違いなくこれまでと同じ『時の流れの外に出る』能力だ。 どうやら、変化したのは見た目だけらしい。ならば、次は何処からか奇襲をかけてくるはずだ。そう予想し、油断なく警戒を行うステッラへと、雨が風に舞った。 一拍遅れて見えない衝撃が彼を襲った。まるで、殴られたかのような激痛がステッラの腹から全身に広がっていく。宙に吹き飛ばされた彼を追うように、雨音を裂いて声が聞こえた。 「ふ、これでは『レジーナ・チェリ』(天の女王)という今までの名は相応しくないな。 我がスタンドよ、お前は只今この時より『レジーナ・チェリ・ラエターレ』(喜ばしき天の女王)と呼ぶのが相応しい!」 満足しきった声は、何処から聞こえてくるのか全く分からない。 が、無様に落下したステッラがもがきながら這い起きると、今度は先程と同じように飛び道具が飛んでくる。今度はナイフではなく甲質化した羽根であったが、いくら至近距離でいきなり時の流れの中へと姿を現すにせよ、同じ手は二度とステッラには通じない。 『SORROW』の拳が目まぐるしく動いて羽根を叩き落とす。 が、真の恐ろしさはここからであった。なんと、地べたへと落下した羽根は、水たまりに触れるや否や即座にピラニアに変化してステッラへと飛びかかってきたのだ。 予想もつかない攻撃に、ステッラの注意が向けられた瞬間、 コォォォォォォ…… 微かな音と共に、再びの衝撃が彼を襲った。最前同様に、飛び散る雨滴を先触れとして。 今度の一撃は左肩であった。だが、これまでの打撃とは決定的な違いが存在した。打たれた個所が、液状化し、次いで気化していく。 このような攻撃は、今までお目にかかった事がない。蕩けて落ちた腕から来る激痛にステッラは唇を激しく噛んだ。また、声が聞こえた。 「これが『波紋』と言うものか……。よいぞ、実によい」 ステッラは知る由もない。先程の一撃が、スタンドとはまったく別種の能力によるものである事を。これこそが、生命の体内のエネルギーを操る技術『波紋法』であることなど、彼にとっては全くの理解の外であった。 だが、理解出来る事もあった。 (やつの能力は、時の流れの外に出る能力のはずだ……。だが、これは如何いうことか? 姿も表わさぬままに攻撃するなど……、いや、先触れはあった! いつも、やつが攻撃する際には雨が弾き飛ばされた。 まるで、拳打の巻き起こす風に吹き飛ばされていったかのように……、拳打、だと?) ステッラの脳裏に、ある答えが稲妻のように奔った。だが、それが事実ならば何と恐ろしい事なのだろうか! 本当に相手の能力がそうであるのならば、この世にドゥオーモを倒すスタンドなど存在しえないかもしれない! 「貴様、まさか『時間の流れの外から、時間の流れの中へと干渉する』能力なの……か?」 雨の中、ホウ、と息を飲む音が聞こえた。彼は、最悪の予想が的中したのを知った。 「その通りだ。高々二打で気付くとは、優秀なスタンド使いだ。だが、知ったからと言って如何なるというのだ?」 再び、雨が飛び散った。が、次の衝撃は『SORROW』の拳が軽々と受け流した。今度の息を飲む音は当惑だ。 「なん、だと?」 「タネが判ればやり様がある。この雨が、貴様の拳の軌道を教えてくれる。ならば、受け流すのは不可能な事ではない。こちらの攻撃は通用しないだろうが、それでも身は守れる」 返事はない。だが、再びあの不気味な、コォォォォォォ……、という呼吸音が聞こえた。次の瞬間、バシュッ! 放たれた光の矢がステッラの右腕を吹き飛ばした。 『レジーナ・チェリ・ラエターレ』に取り込まれた。『エイジャの赤石』は波紋増幅器の役割を持つ。ドゥオーモは、自らのスタンドに波紋を流し込み、レーザーとして放ったのだ。 両腕が千切れた! 本体の腕を失う、ということはスタンドもまたその腕を失う、ということ。もはや、ステッラに身を守る術はない。勝敗は、この時点で決した。 雨の中広がったのは、戦闘ではなかった。虐殺であり、屠殺であった。究極生物の拳が、スタンドの拳が嵐のようにステッラを襲う。息つく暇もない連撃が、雨よりも多くステッラを打った。 何時果てるともなく続く暴虐の末、ぐったりと街路樹にもたれかかったステッラを見下ろし、ドゥオーモは時の流れの外から拳を振り上げた。 「当然の事だが、私の勝利であったな。勝者の責務だ、今楽にしてやろう……!」 雨を飛び散らせ、拳が振るわれる。それを、回避する事も出来ぬままステッラは迎え……、呟いた。 「貴様の……勝利と、俺の勝利は……、違う」 「何?」 もはや、一寸先すら瞳に映らない。全身の傷口から血液が流れ出し、心臓には既に送り出すだけの物資が届かない。 これ以上の戦闘は不可能。それでも立ち上がり、ステッラが呟いた不敵なセリフに、思わずドゥオーモは拳を止め、問い質す。 この男は、こうまで一方的にいたぶられて何故闘志を捨てないのか? それこそが、彼にとっては理解出来ない。不信と当惑の念が彼の問いかけに滲み出ていた。 相手が見えなくても、何を考えているかは予想がつく。ステッラの口元には僅かに笑みが浮かんだ。 「貴様の勝利は……、『蹂躙して支配する』、ただそれだけだ……。『力』しか持たない者に、心ある人間は決してついてこない……。 俺達が倒した貴様の配下は、強引に支配した奴隷か、貴様に似て弱者を蹂躙することのみに長けた人間ばかりだった。有り体に言えばクズばかりだ」 その通りだ。ドゥオーモは密かに頷いていた。確かに、自分の部下に目の前の男に匹敵する忠心と頭のキレを持ち合わせた者は一人たりといなかった。 単純に有能な人材だけであれば、むしろ『パッショーネ』を凌いでいるだろうが、その中に“漢”は存在しなかった。時差を操る能力、全てを消し去る能力、個々の幹部はそれぞれ覇を称えるに足る能力を持ち合わせていたが、むしろそれ故に信を置ききれない部下であった。 彼らが裏切らなかったのは自身の力を憚った為、そして彼らを厳正に監視していた為であった。 「だが、俺の勝利は違う。『主の為に力を尽くし、目標を達成する』事だ。 ……ああ、判っていたとも。俺は、俺のチームは捨て駒だとな。貴様らを潰せればよし、よしんば失敗しても注意を集める陽動になればそれでいい。その考えの元に派遣されたと気付いていた。 だが、構わない。任務は任務だ、可能な限り任務を遂行するのが俺たちの役割だ。与えられた限りは全力を尽くし、そして達成してみせる。それでいい。 そして今、俺は貴様を倒す唯一の希望を守る為にここにいる。希望を守ることこそが、ボスの御心に適うことなのだからな……。 教えてやる、今現在の俺の目標は、『ジョルナータの為に時間を稼ぐ』、ただそれだけのシンプルな内容だ。 ふふ、あの娘を逃がしてから何分過ぎた事だろうな。ボスの元へ撤退するにせよ、貴様に立ち向かうにせよ、十分な余裕は与えられただろうよ。能力の試し台で遊び過ぎて時を忘れたな?」 ドゥオーモの顔が引き攣る。そうだ、あの娘は『人間であった頃の自身の腕』を移植されて姿を消した。 通常ならばなんという事もないが、彼女のスタンド『インハリット・スターズ』にとっては、『時の流れの外へと入門する手段』になり得るのだ。 究極生物と化した今、彼女を恐れる必要性は皆無であろうが、それでも自らのみに許された特権である『時間の流れの外の世界』へと足を踏み込んだ下等生物を許してなるものか。 何よりも重要な処刑を、この男が今の今まで妨げていたのだ。ドゥオーモはこの瞬間目の前の男へと持っていたある種の敬意を捨て去った。 「そうか……、ならばもはや躊躇うまい。我が神罰を執行するとしよう、死を以て判決と為す……。 死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死けェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいィィィィィィィィィィィィィィィィッ!」 『レジーナ・C・ラエターレ』の拳が迸る。それは、ありとあらゆる方角から、音よりも速く繰り出された。 一撃、一撃、また一撃とステッラの身体を衝撃が襲った。しかし、彼は苦鳴を一言半句たりと漏らそうとしなかった。 全身を粉砕されて、肉体が吹っ飛んでいく。地べたへと叩きつけられたまま、ステッラは身動き一つしない。その頭上へと、能力を解除してドゥオーモが姿を現す。 「フン……、忌々しいが見事な男だな。貴様が稼いだ時間はジャスト10分だ。神の如き至尊の身となった私に、取るに足らない人間ごときがこうまで食い下がったとはな」 己を見下ろす究極生物。それにステッラは砕かれた顎を渾身の力を込めて開き、 「その余裕……、何処まで続くかな? 『インハリット・スターズ』は『人間の可能性』が形となったスタンドだ……、貴様みたいに“弱い人間であることから逃げて、自身の世界に閉じこもった”存在が勝てるとは……」 これ以上の戯言を許そうとは思わない、ドゥオーモは再びスタンドを発現させ、 「『レジーナ・チェリ・ラエターレ』ッ!」 一撃で彼の頭蓋を粉砕し、呟いた。 「次は、ジョルナータ・ジョイエッロ。逃がしはせん……」 ステッラ・テンぺスタ――死亡 今回の死亡者 本体名―ステッラ・テンぺスタ(味方チームのリーダー) スタンド名―SORROW(進化したボスのスタンドに嬲り殺され死亡) 使用させていただいたスタンド No.3343 【スタンド名】 レジーナ・チェリ・ラエターレ(喜ばしき天の女王) 【本体】 ボス(ドゥオーモ) 【能力】 「時間の流れの外から、時間の流れの中へと干渉」する < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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小銭の鳴る音の後そこから現れたのは、分厚い紙幣の束だった。 彼が再び目を剥いて驚いている内に、男はそれを無造作により分けて勢いよく突き出してきた。 「どうもありがとう。少ないけど、持っていって下さい」 男は相変わらず愛想の良い酔っ払いだった。 彼は油断していたところを突かれて口ごもり、だらしなく腕をぶら下げて立ち尽くしていた。けれども ぼんやりと男の身なりを眺めていると、野暮ったいズボンと、掠り傷に砂の粒が入り込んだ運動靴とに札束が 全く馴染んでいないことに気がついて、面倒事になりそうな予感がした。そもそもこの男からこんな金を 受け取る謂れはないのだ、と彼は自分に言い聞かせ、都合のいいことを考えてにやつかないように歯を 喰いしばった。 「そんなつもりじゃなかったんです。本当に、結構なんで」 社交性というものが乏しい彼には碌な断り方が思い浮かばず早口でそれだけ述べた低い声には、自分の中で 芽生えたかもしれない欲から目を離そうと意識し過ぎる余りに、迷惑そうな気色が隠されるどころか男に 向かって強く押しつけられていた。ただし相手の目を見てそんな態度で物を言う度胸など彼にはなかったので、 頭を下げているとも見えるように深く俯いている。 「…おい」 男はその声で一瞬にして彼を恫喝した。反射的に彼が怯えた目で窺うと、たった今まで男の表情から 溢れていた愛想や親しみといったものが、いつの間にかふつと完全に消え失せていた。ぞわりと気味の悪い こそばゆさが身体の中心から湧き上がり一斉に全身へ行き渡ったのと同時に、彼は自分がどうしようもない 失態を演じたのだと直ちに理解した。 「俺が受け取れって言うたんやから受け取れ。逆らう気があるんやったらかかって来い」 低く唸るようにそう言うや否や、男は小刻みに二発突き出した拳をわざと彼の目の前で止めて一々反応する のを面白がった後、うまく勢いのついた三発目を確実に鳩尾へ叩き込んだ。彼は力の加えられた方へ数歩 後ずさり、打撲の強烈な痛みと喉が詰まって酷く噎せ返ったせいで、訳が分からないまま蹲って地面に手を ついた。頭に血が昇って異常に熱い。汗で湿った手のひらに尖った小石がへばりつく。 彼は真っ赤な顔で吐くように咳き込みながら、生身の人間に一発殴られただけでこうも動けなくなるもの なのかと自分の弱さを思い知り、驚いていた。 「情けないなぁ」 男はまさに彼が考えていたのと同じことを言った。しかしいざ指摘されると、決して自分を誰かに 打ち勝てるほど強いと認識していたわけではなかったのに、堪らなく恥ずかしく、悔しかった。屈辱という のはもっと志の高い人間のものだと彼は思い込んでいたが、案外原始的な感情なのかもしれなかった。 「立てよ」 男が彼の前髪を力任せに引っ掴む。これで全身を吊り上げられては堪らないと彼は思わず男の腕を押さえ 込み、自分の足でよろよろと立ち上がったが、その瞬間に手を振り払われ、気付くと背後の塀に突き 飛ばされていた。 「……人のこと舐めとったら、ぶち殺すぞ」 男の両手が彼の首を捕らえ、叫ぶ間も与えず握り締められた。腹の大きな二本の親指が喉仏に食い込み、 彼に強い吐き気を催させる。彼の息を止めるのは首の背面から突き上げてくる方の指だった。 すぐ近くで眠っている人々がいるのに、自分が殺されそうになっているのを知らせることができないという ことが、彼は俄かに信じられなかった。けれどもこんな呻き声では誰も目を覚まさない。自然と顎が開き、 ぐったりと舌が伸びて言うことを聞かない。 彼の目の前では、街灯にさ青(お)く照らされた男の顔がある。今度の喧嘩では思い通りに暴力を振るい、 相手を捻じ伏せることができたので満足そうに、歯を剥いて笑っている。歯や目玉の表面、額から湧き出す 血潮といったあらゆる男の体液が、きらきらと繊細な光を反射している。光のせいで小さく震えるような 血潮の流れさえ目でとらえることができるようになっている。 彼は男の息から酒の揮発する感触を皮膚に受けながら、それらから目を離すことができずに、むしろもっと 細かいもの、どうでもいいものを追ってしまうのだった。目蓋を圧迫する赤紫色の腫れ物が外側へいくに つれて淡い虹色になっていく様子だとか、頬についている何かを押しつけた跡のような古い傷だとか。 “こんな夜中に意味もなく外を歩き回ってるような奴は、刺されようが殺されようが文句なんか 言われへんのや” なぜか彼はいつか子どもの頃に父親が新聞を広げながら言ったことを、頭の中で繰り返し思い出していた。 死ぬかもしれないという目に見えない可能性だったものが、いよいよ彼を現実に覆い尽そうとしていた。 もうよく分からなくなってくる。 “こんな夜中に意味もなく外を歩き回ってるような奴は、刺されようが殺されようが文句なんか言われへん” ということは、自分が死んでしまうのは仕方のないことだったのか。 けれども今もし彼が口を利けたなら、阿呆のようにみっともなく、死ぬ、死ぬと泣き喚いているに違い なかった。こんな得体の知れないものが怖くない人間などいない。死ぬことを望んだり喜んだりするのは単に 負担から逃れられることに対してそうしているのだ。生きている人間と死んだ人間の境目をわたるときこそが、 人の過ごす時間の中で最も恐ろしい瞬間である。 いつの間にか彼の視界は白い光が溢れかえって、もう男の血塗れの顔もぼんやりとしか見えなくなっていた。
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【登録タグ C KAITO また切ない世界を生きる ろめちんぽいど 曲】 作詞:また切ない世界を生きる 作曲:また切ない世界を生きる 編曲:また切ない世界を生きる 唄:KAITO ろめちんぽいど 曲紹介 絵:ゆゆ 調声(KAITO):taillight 調声(ろめちんぽいど):硝子 MST:nogi 歌詞 (piaproより転載) 余計な戯言 とにかくうざい あれもこれもそれもどれも 邪魔で見えない 偉い「キミ」ほど酷いものはない ガラス張りのかの心臓 邪魔で消したい また食べられる けど噛まず吐き捨てる 重荷話 カブラ放し 下手で殴る 卑下を殺して早く殺して 笑う果てで謳う言葉気持ち悪いね まだまだか? 実によくできた拝だ まだまだか? 歴史残る落書きだ まだまだ(まだだ)まだまだ(まだだ) まだまだか? くどくど味気が変わる まだまだか? もしかして。誰ですか? まだまだか? そうですか。誰ですか? まだまだ(ずっと)まだまだ(ずっと) 見かけのエンジェルナンバー 塗りつぶしたがる難は 少しおかしなロダンだ Charna 無理もないさ明日眩むから 調べても出てこないわ 生き続けるこの才は 細やかなるこの懺は また掴む毎に笑う毎に 全て塗り潰したくなる Ah... "ヤダ"な有様 見るに堪えない ママ代わりの碧う彼の子宮に眠る 腐敗する哀 それも一興 黒く綴る 未来の為 貴方達のタメ 今年で十六歳 来年も十六歳 もう全てが面倒くさい Charna 無理もないさ これが望み足掻く 全て愛だから 塗り潰しちゃえや体裁 塗り潰しすぎだ天災 気づけた私は天才 嗚呼 どうぞどうにでもしてや LaLaLa... 深い眠り覚ます心地 今がその時 動き出すわ混迷歌 黒塗りの超名画 UTAU構えへの精は Charna 無理もないさ これが自己の命だそうだ 嗚呼 数年後もCharna 消えようともCharna 逃げられないCharnaからは だからどうぞ これからはよろしくお願いします コメント 名前 コメント
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あかつきによせて【登録タグ あ 曲 特訓P 鏡音リン】 作詞:ライター@特訓P 作曲:ライター@特訓P 編曲:ライター@特訓P 唄:鏡音リン 曲紹介 歌詞 帰宅途中の見慣れた坂道でよく 擦り傷ばかり作って驚かせたかな 「泣き虫だけど笑うと笑顔が素敵ね」 母は寝る前に隣で 口癖のように呟いていたっけ 泣きじゃくった日々も今は懐かしいね わがままばっかりで いつまでも私は弱いな ぐるぐると 廻っていた 色褪せた観覧車は動かないけど 一人きりの変わった世界で 失くしたモノはあるの? 「子供はどうして大人にならなきゃいけないの?」 父は困った顔してそういうもんだと答えなかったね そんな私でも大人になっていく 過ぎていく現実で あの時の答えは探せないまま 揺々と流されて 泣くことも 笑うことも 忘れてしまった 散らばった心のピースは 今でも見つからない 虚ろな顔した影ぼうし 手を引かれ私はただ足を運ばせる 薄れていく冷たい世界に 溺れた魚は ぐるぐると廻ってた 「あぁそうか」 此処はいつも暗い場所だった 父と母へいままでありがとう 星屑は照らしてるよ コメント 名前 コメント
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ようやく最奥まで到達すると、市の髪を撫でながらしばらく市の身体が馴染むまで待つ。 「バカめ。 子種を口から飲み込むなどと。 卑しき婢女(はしため)のような振る舞いだ」 「…………長政様、嫌だった……? 市の事、嫌いになった……?」 「そうではないっ」 市にうるうると涙ぐまれると、途端に長政はどうしたらいいのか判らなくなる。 「……下から飲まねば孕めんだろうがっ! 判ったら今度からは……その…無茶をするなっ! いいなっ!!」 出すぎたまねをして怒られていると思って泣いていた市は、長政が市の身体を労わっている事と、 二人の子供が欲しいということを告げられた事に気が付いて、一瞬ぽかんとしたあと、直ぐに 恥ずかしそうに微笑んだ。 「……はい。 ……もうしません……」 「う……た、たまには、よいぞ」 「……はい?」 長政は今までに無いほど顔を真っ赤にしている。 「むうっ!そんな事はどうでもいいっ!!」 長政は市の両足を抱え上げて、腰を突き上げた。 「あ…あっ……長政様……。すごい……」 先ほど果てたばかりだというのに、もう硬度を取り戻した長政に、市が嬉しそうに微笑む。 「はぁ……、は……、あっ、ああ……っ」 「くうっ……お前の中はいったい、どうなっているのだ……はっ……絡みつく……」 繋がっている部分が熱くて堪らない。 きゅうきゅうと絞り上げられ蕩けてしまいそうになる。 花に一夜の6
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【登録タグ R Rana fatP 久遠真雪 曲】 作詞:久遠真雪 作曲:amyu 編曲:amyu 唄:Rana 曲紹介 公式モニターということでデモソング向けよりも自由に作らせてもらいました。 トランス系サウンドの中にほんのりと和や夏をイメージしたノスタルジック感じで。 加隈亜衣さんの声好きなので個人的にも大満足です。 歌詞 晴れ渡る 空から聞こえた 懐かしい 歌声を運んで 世界中 巡る為に今 飛び立って どこまでも行く 素直な心 通じ合ったら 想いを乗せて あなたの元へ 重なる夢は 鼓動の中で 溶け合い永遠を知る 私達は風になって 同じ場所を目指した 星の声が導くまま 海を渡りその先 虹の先を駆け抜けてく 光と一つになり 太陽が微笑んだ証を胸に刻む 目が覚めた 瞬間生まれた 美しい 夢を育てながら 世界中 溢れる緑を 青空も 見守っている 真っ直ぐ向かう 魂の色 触れ合った手が 優しく包む 素直になれた 今の気持ちで 一緒に歩いていこう 誰でもないあなただけの 道があるから願う 巡り合ったあの日のまま 変わらずにいた瞳 強くなったその心を 抱きしめて風は吹く いつまでも胸の中に光宿している 安らかな日々 見つけた今は 心と心 合わせて飛ぶよ 一人じゃないと 感じ合えたら 笑顔を並べていこう 私達は風になって 同じ場所を目指した 星の声が導くまま 海を渡りその先 空の果てで夢を拾い 大地に水を注ぐ 晴れ渡る未来の中へ一緒に進もう コメント すてきな曲でした!Ranaちゃんだいすきです -- 名無しさん (2014-11-20 00 14 16) saturationの人の作品だったのか。どうりで脳に馴染むわけだ。 -- 名無しさん (2015-04-25 00 47 50) 名前 コメント
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ネタバレ含 ■幼馴染(メインヒロイン):鬼塚(仮)ひなた ■パーソナルデータ 身長:167 体重:普通 スリーサイズ:D モデルか?とまではいわないが十分に豊か 性別:女 年齢:20歳 所属:大学2回生(?学部) 誕生日:5/24 血液型:A型 家族構成:両親 出身地:武蔵野 趣味: 癖: 性格:明るく快活で面倒見が良く、人と接するのが好き。しかし内面は繊細。 大切なもの: バイトを始めた時期:1年ちょっと前 家事能力:良 ■メモ 主人公と比べれば裕福な家庭に生まれ、順調に育っている。 小さい頃は泣き虫だったが小学校でミニバスを始め、少しずつ明るく快活な今の性格に近付いて いくが内面の繊細さは残っていた。中学でもバスケ部に入り運動神経が良かったこともあり次第に メンバーの中心となっていく。 そして中学では隣の席になった主人公の落ち着いた雰囲気が気に入り、男女で分かれてはいたものの 同じバスケ部所属ということで仲良くなった。夏になり、主人公からの告白で付き合い始めるが、 翌年夏の終わり、主人公が本当は別の人のことを好きらしいとに気が付き、別れを切り出す。 以降、クラスが別になっていたこともあり交流は途絶える。 つきあっている間に手を繋いでキスまではしたけどそこから先はなし。 高校に入ってまた同じクラス、隣の席になり、互いの負い目から少々いびつな主従関係のような 形で交流が回復し、やがて「付き合ってないと考える方がおかしい」と周知されるほどに仲が良く なるが、互いに決定的な一線を越えようとはしなかった。 同じ大学に進学して1年以上経って、あまりそういう関係ではいたくないと思った幼馴染は少し 距離を置くようになった。ただの友人よりは親しいが、友達以上恋人未満よりやや友達寄り。 つきあっていた当時は長めの髪をポニーテールにしていたが、主人公の好きな人がポニーテール らしいことに気が付いてばっさりと切ってしまう(失恋断髪の図式)。その髪型は今も同じ。 最初は気持ちを切り捨てるつもりで、高校からは友達としての立ち位置を示す髪型となる。 主人公の誠実さだとか、おおらかさだとか、ちょっと抜けているところだとか、みんなひっくる めて好き。しかしいびつな関係を清算する為に距離を置き、普通の友人という地位に甘んじている うちにそのことに慣れつつあり、恋愛よりも友情ならずっと傍にいられるのかなといった惑いが 幼馴染の中で大きくなっている。 表情
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作品番号 No.006 タイトル まゆもやるくぼですけど!! 運営コメント(土倉) 読むのは二度目ですが、二度目読んでも面白かったのでやっぱ良い作品だよなぁ、と再確認しました。 ほかの方のsunnyさん宛ての感想をちらほらTLで見かけまして、構成が上手だというのが特によく目に付いたんですね。で、そこ注目して読んでみたんですけど、なるほど上手かったです。美しい起承転結。1回目読んだ時も、物語の流れがとてもなめらかに進むなあとは思ってたんですが、違和感を感じさせないそれが、つまり構成の妙なんですよね。たぶん。 加筆された部分にも気づきました。個人的に、やっぱあった方がいいと思いました。自賛みたいで恐縮ですが。で、訂正されたとこを見て思ったんですが、編集がすげえ上手いですね。挿された新規エピソードが違和感なく馴染んでて、「あ、すごい」と素直に感嘆しました。きっと、そういうところも構成の上手さの表れですよね。 物語の素晴らしさは、以前に申し上げたとおりです。 最後にちょこっと気になった点なんですけど、文長いなー、もう少し読点欲しいかも、と思うところがありました。やっぱり個人の好みなんですけどね……(苦笑 運営コメント(大山) まゆがプロデューサーのためにアイドルをやるように、乃々もプロデューサーのためにもとい誰かのためにアイドルをやっているんですよね。まゆと乃々、不思議と共通点が多い気がします。まゆが自分の恋のために、プロデューサーに見てもらうために乃々のプロデューサーを買って出る。言っちゃえばまゆは自分の事しか考えていませんよね。ですが、自分の事しか考えていなくてもプロデューサーになってしまえば無意識に担当アイドルの事を考える。乃々が逃げ出そうとした時に「絶対に来る」と言い切れたのはプロデューサーだからこそですね。担当を信じるのがプロデューサーですから。まゆのアイドルとしての脆さと対比するように乃々のアイドルとしての強さが書かれていたと思います。その分、まゆに対して僅かな憤りを覚えてしまうシーンもあったのですが、ライブのとこで乃々の無言の呼びかけに応えることで、まゆだってアイドルとしてこんなに強いんだ、と訴えかけているようでした。 タイトルに対しひとことの「シリアスです。」で既に笑ってしまったんですけど、マジでシリアスでしたね。「まゆの恋心」っていうのは、それだけで長編一本書けるだけの余白があって、だから何度も何度も多くの人が繰り返しテーマにしてきたのだと思います。これもまたその一つ。そこに森久保を重ねてくるのは、こう、いい意味で卑怯ですよね。よくまとまっている話だと感じました。欲を言えば「アンダーザデスク」の話として、この話は書き上げてほしかった。それは多分構想とは全く違うものでしょうし、今よりもずっとずっとボリュームが必要な一本の話になってしまうのでしょうけれど、それでも星輝子を名前だけの登場ではなく相応の背景を持った、二人と同じ立場のアイドルとして描き切ってほしかったなぁと。単純に、遅れてきた三人目ってよっぽど大きなシナリオ用意しないとバランスが悪くなっちゃいますからね。別にアンデス担当でもなんでもないんですけど、今後の展開を示唆するくだりがあったのでそう思ってしまいました。続編を読みたいです。それを期待してしまうくらいの強度のあるお話でした。面白かったです。 - 2018-01-09 02 51 53 森久保が目を合わせない理由には、なるほどと思わされました。まゆのの、そういうのもあるのか……そして何より快いラスト。 - 2018-01-12 22 09 32 冒頭にまゆの独白があるからこそプロデューサーの代役を志願する動機に繋がり、するりと世界観へ入れました。 - 2018-01-14 14 48 43 森久保もまゆも、両者とても魅力的に描かれている作品だと思いました。とても面白かったです。 - 2018-01-17 19 35 38 まゆの心持ちの変遷と言う難しいテーマを書ききっていただき満足です。 - 2018-01-23 00 08 04 面白かったです。まゆちゃんとプロデューサーの関係を描くのに「なるほどー」と言っちゃうような斬新さがあると思いました。それはいかにもフィクション的な設定ではあるのですがスタートラインとしてのそれに違和感は全然なく、とても楽しめました。 佐久間まゆのキャラクター表現も優れていると思います。母性というか、倫理観ではないもっと根本的なものに突き動かされてる様が彼女の魅力でしょうし、私はこのまゆちゃん好きです。 「まゆはあなたのプロデューサーですから」 というセリフから乃々ちゃんを置いて走り出すシーンまで、まゆちゃんのアンビバレントな心情がありありと伝わってきてキュンときますね。 - 2018-01-23 16 02 26 自分の姿を自分で見ることは叶わなくて、その言動が他人に映し出されて初めて見えてくる 二人の心に写し出された相手の姿はとても綺麗でした - 2018-01-23 20 44 07 新しいコメントは下に追加されていきます。 また、ツリー構造のコメントシステムなので、 コメント横のチェックボックスにチェックを入れていたければ、 そのコメントに対して、コメントを追加・反応を返すことができます。 コメント入力中にEnterKeyを押しすぎますと、誤ったコメント投下のもとになります、 ご注意ください。 誤ったコメント投下をした際は、そのコメントにチェックを入れて、続などの一言を添えた上で ご自身の思ったコメント入力を続けられたらと思います。
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うによ ウニ世のこと。 それ以上でもそれ以下でもない。
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■ミラージュロッド Ⅱ 持っている者を守る幻影を放つ杖。TP+50 序盤に入手可能ながら破格の性能を持つ杖。強力なFOEのドロップが素材ではあるが、終盤まで十分活躍できる。 売り切れがないのも地味にうれしい。 TP+50のおかげで杖装備可能な職の誰に装備させても役立つ優れモノ。↑でも言及されているが限定品ではないのが何より嬉しい。 TPボーナス+50は、賢者の杖と並んで同率一位。TPボーナスのみを求めるのなら、誇張抜きで最後まで使える。 持ち主を守る幻影(要するに幻をデコイにするってことだろうが)という解説なんだから、回避力(AGIorLUC)なりHPなりが伸びると思うんだけどなあ……。 ↑幻影で目の前の惨状を隠して持ち主の精神(TP)を守る……とか 物理攻撃力を求めないのなら、2層の時点で杖キャラの最終装備が決まってしまうという驚愕の事態に陥る。 これ一つでレベル10病毒の呪言の使用上限が5も上がる。はっきり言って独の威力も相まってバランスブレイカーである。 安いので賢者の杖が売り出されたあとも使っている。多分アルケミもカスメもメディックもこの杖がすごく馴染んでいるだろう カボチャのドロップはいつもすごいものばかりなのですべてのカボチャを頑張って倒そう 高性能過ぎるので自主規制で使わない事に。 単純に核熱や全体術式のLv1が2.5回分増える。これと核熱と大雷光を手にしたうちのケミは現在進行形で3層で無双してる。ただしそこのカブト、頭封じだけは勘弁な TPを50消費したら剣に持ちかえる。そんなうちのマグス 新でも登場。TPボーナスは無いが TEC+3 AGI+5 と地味に足が早くなる。速度補正がマイナスでないTEC依存スキルを使うなら有用か。 これがないと2のメディック全然TP足らなくない? メディックよりさらにTPと回復力が少ない剣ドクを使っている場合でも一時的に剣をすててでもこれを持つ価値がある。速度が必要になるボスやFOE時だけ剣に持ち替えれば十分 当たり前だがケミにも有用。旧2の回避率がやたら高い雑魚に対しほぼ必中の術式が惜しみなく撃てるのは大変ありがたい コメント