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164: 635 :2019/02/25(月) 20 16 56 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 ネタ 飛躍 神崎島宇宙基地 巨大なロケットが打ち上げの時を待っていた。 「打ち上げ3分前です。全システムの電源が外部から内部に切り替えられました!」『180、79、78』 「トーチ点火!」『81、80、79』 「デフレクター冷却開始!」『69、68、67』 「打ち上げ1分前です!」『60、59、58』 「ウォーターカーテン散水開始!」『31、30、29』 「フライトモードオン!」『13、12、11』 「非常用電池起動!」『9、8、7』 「全システム準備完了!」『5、4、3』 「メインエンジンスタート!」『2、1』 「ヤタガラス搭載エネルギアロケットリフトオフ!」 ロケットはノズルから火を吐きながら龍の様に天空へと登っていく。 「オービターヤタガラスを搭載したエネルギアロケット1号機が神崎島宇宙基地から打ち上げられました。」 「打ち上げ以後ロケットの管制は神崎島宇宙基地管制塔から神崎島鎮守府宇宙司令部に引き継がれています。」 神崎島宇宙基地管制室 大勢の人間達が喜んでいた。 「よっしゃー!」 「やったぞ!」 「まて!まだ喜ぶのは早い!」 喜んでいた者達に神崎島宇宙開発の責任者ヴェルナー・フォン・ブラウンは釘をさした。 「……。」 「ロケットは正常に飛行中です。神崎島の各地上局は正常にロケットの追尾を行っています。」 全員が固唾を飲む。 『こちらアメリカ海軍ミサイル追跡艦インヴィンシブル、現在ロケットに異常は見受けられず。』 『同じくロシア海軍ミサイル追跡艦マーシャル・ネデリン、こちらも同様だ。』 今回のヤタガラス打ち上げ支援の為に派遣された米露両国のミサイル追跡艦からも順調という報告が入る。 米露両国がどれ程力を入れているのか分かる。 『こちらヤルバーン、展開させているヴァルメからも異常は報告されていない。』 ヤルバーンからも報告が入った。 今回の打ち上げはイゼイラ史上初のトーラル技術なしの大気圏離脱であり、イゼイラ本国とティエルクマスカ本部から全力での支援を命じられている。 またもしもの時のためにティ連防衛総省太陽系軍管区特危自衛隊からも複数の艦艇が抽出され支援に当たっている。 ティ連も凄まじい力の入れようだ。 全員がモニターを注視する。 10秒、1分、その時間が何倍にも感じられた。 『管制室聞こえるか?こちらヤタガラス。』 165: 635 :2019/02/25(月) 20 18 47 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp オービターヤタガラス 凄まじいGが乗員を襲っていた。 「グウウウ。」 その中でもイゼイラ人デルンは特に苦しそうだった。 イゼイラ人の骨格は含気骨であるため骨密度が人類に劣るのだ。 デルンは歯を食いしばり耐えていた。 デルンの脳裏に自分を送り出してくれた家族や仲間、フリンゼの姿が浮かぶ。 イゼイラとティエルクマスカの希望を託されたのだ、こんな所で挫ける訳にはいかなかった。 何時間にも感じる重圧が続く、そしてそれは突然終わった。 そしてデルンはしばらく呆けていた。 「ア…。」 「おい!大丈夫か!?」 船長のガガーリンが心配そうに声を掛ける。 ガガーリンは体を固定していたベルトを既に外していてデルンのベルトを外し始めた。 「…大丈夫デス。宇宙へ出るとはコレ程大変な事だったのデスネ…。」 「そりゃそうだ。空間振動エンジンや重力制御なんてものはヤルバーンが来るまで存在しなかったからなあ。」 デルンの呟きに答えながらテキパキとベルトを外していく。 「ほい、終わったぞ。」 「ありがとうゴザイマス。アワワ!」 ベルトを外し油断しているとデルンの体が浮かんだ。 無重力状態だ。 普段重力制御されて宇宙にいるためとっさに反応出来なかったのだ・ 「おいおい、この船はティ連の船のように重力制御されてないのだから注意してくれ。」 「申し訳アリマセン…。」 「これから直せばいいさ。作業に入るぞ!」 「ハイ!」 ガガーリンはコックピットの席に座ると管制室と通信を始めた。 「管制室聞こえるか?こちらヤタガラス。」 『!ああ、聞こえるぞ。状況は?』 「船体に異常なし、乗員も全員無事だ。これより次の作業に入る。」 『了解した。健闘を祈る!』 短い報告を終えガガーリンは息を吐いた。 そしてコックピットの窓から青い地球が目に入った。 「ああ、帰ってきたのかここに。」 ガガーリンの呟きをデルンは聞き同じ様にガラス越しの地球を見た。 宇宙から惑星を見ることの多いイゼイラ人にとっても特別に見えるようだ。 「すごいデスネ…。」 「まあ、頑張ったご褒美という所か…。」 地球をぼうっと見つめる二人にまりも注意した。 「はいはい、そういうのはISSに着いてからにしましょ?」 「「そうだな(デスネ。)」」 166: 635 :2019/02/25(月) 20 22 47 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 神崎島宇宙基地管制室 『管制室聞こえるか?こちらヤタガラス。』 「!ああ、聞こえるぞ。状況は?」 『船体に異常なし、乗員も全員無事だ。これより次の作業に入る。』 「了解した。健闘を祈る!」 ヤタガラスとの通信が終わった。 「よっしゃーーーー!!」 通信を終えるとガッツポーズをしてフォン・ブラウンは絶叫した。 また、そこかしこで握手をしたり、抱き合って喜びを表している。 二藤部は笑いながら泣くヴェルデオと肩を組み、笑顔の三島がヴェルデオの背中を叩き、 ジョージ・ハリソン米大統領とゲオルギー・アレクサンドル・グレヴィッチ露大統領は無言で握手を交わす。 マーキュリ7やロシアの伝説的宇宙飛行士達は円陣を組み、日米露の宇宙関係者はリポビタン○で乾杯している。 ここにいる艦娘達は抱き合って喜んでいる。 そして我らが柏木夫妻は 「マザトザン、やっだデスヨ。イゼイラ人がドーラルに頼る事なぐ宇宙に行けだデスヨ。」 「ああ、フェル。やったな!」 「うえーん。マサトサン!!」 フェルさんの顔は涙でグシャグシャだ。 「フェルフェリア君。」 そんなフェルさんに声を掛ける人物、神崎提督だ。 後ろには明石や夕張が控えている。 二人共感動でがん泣きである。 「すびばせん。神崎提督。」 柏木に鼻をかんでもらいながらフェルさんは対応する。 「いや、そのままで構わない。まずはおめでとう。」 「アリガトウゴザイマス!」 フェルさんは元気いっぱいに答えた。 「しかし、これからが大変だぞ。」 「へ?」 「神崎島の宇宙開発を通してとはいえ、地球の地域国家と直接関わることになったのだ。これから様々な国や勢力が接触を図ることだろう。」 言外に大丈夫か?とフェルさんに問いかける。 真面目な顔をしたフェルさんと心配そうに見つめる柏木。 「提督、ご心配ありがとうゴザイマス。でもワタシ達イゼイラ人は大丈夫デス。」 「ほう。」 「これはワタシ達が失ったものを取り戻すストーリーなのデスヨ。ワタシ達は必ず乗り越えなければならないのデスヨ。」 「そうか…。」 何やら提督は納得したらしい。 「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」 「その言葉ハ?」 「地球で初めて他の天体に降りた人物の言葉だ。」 「アポロ11号船長アームストロングの言葉ですね。」 「柏木君その通りだ。」 フェルは自分の中でその言葉を反芻する。 167: 635 :2019/02/25(月) 20 23 26 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 「たった一人のイゼイラ人が宇宙に出ただけデス。しかし、トーラルの助力なしに成し遂げたのはティエルクマスカ全体の飛躍デスネ…。」 その言葉を噛みしめるようにフェルは言った。 そしてフェルは姿勢を正し、神崎提督に最上級ティエルクマスカ敬礼をする。 「神崎博之提督。ワタシ達イゼイラ人が失った物を取り戻す機会を与えて下さったことに一人のイゼイラ人として感謝致しマス。」 今回の打ち上げはただの打ち上げではない、イゼイラとティエルクマスカの未来と希望を取り戻すための飛躍なのだ。 この成功がどれだけのものをティエルクマスカに齎したのかは計り知れない。 そして今のフェルはいつものほえほえフェルさんではない、ティエルクマスカとイゼイラの意思を代表しているのだ。 彼女達が今回の様な希望となるものをどれだけ渇望しているのかが分かる。 その姿に神崎提督はフッと笑みを零す。 「柏木君。」 「はい?」 「良い奥さんを貰ったな。」 「そりゃもう自慢の嫁さんですから。」 柏木は笑顔で応えた。 168: 635 :2019/02/25(月) 20 24 19 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 以上になります。 転載はご自由にどうぞ!
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「ロケットガール」に関連するニュースを掲載します。 2007年8月20日 2007年7月3日 2007年6月22日 2007年5月25日 2007年2月28日 2007年2月26日 2007年2月20日 2007年2月19日 2007年2月14日 2007年1月20日 2006年11月30日 2006年11月18日 2006年10月19日 2007年8月20日 「ロケットガール4 魔法使いとランデヴー」が発売されました。 魔法使いとランデヴー―ロケットガール〈4〉 (富士見ファンタジア文庫) 2007年7月3日 「ロケットガール4 魔法使いとランデヴー」の発売が、”みんなが夏休みの宿題で焦り始める頃”になったそうです。 ・『ロケットガール4 魔法使いとランデヴー』 2007年6月22日 アニメ「ロケットガール」のDVD2巻が発売されました。 ロケットガール 2 [DVD] 2007年5月25日 アニメ「ロケットガール」のDVD1巻が発売されました。 ロケットガール 1 限定版 [DVD] ロケットガール 1 通常版 [DVD] 2007年2月28日 新刊が出るようです。 魔法使いとランデヴー 文庫 野尻抱介 | 角川書店・角川グループ 2007年2月26日 TVCMがウェブでも見られるようになりました。 ソロモン宇宙協会-ロケットガール公式サイト 2007年2月20日 ロケガファンによるウェブページが続々と公開されています。 ロケットガール 非常に良くまとめられたページ。Q Aなどがある。 ROCKET-GIRL ANIMATION LAUNCH COUNT DOWN アニメ放送開始でのカウントダウン。 ■見世物小屋ほうむぺいじ■ ロケガを応援するバナーがある。 Starship Engineer's Log(2007-02-20) ロケガに登場するミールに関する記事。 2007年2月19日 小さくて軽いというだけでパイロットになってしまった少女たちを描く『ロケットガール』がWOWOWにて2007年2月21日(水)より放送開始! キャラクター紹介&先行場面カット公開!! - goo アニメ WEBアニメスタイル_TOPICS 2007年2月14日 女子高生と宇宙開発の物語 TVアニメ『ロケットガール』アフレコ取材レポート 2007年1月20日 「ロケットガール3 私と月につきあって」発売 私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫) 待望の再刊第3巻、「私と月につきあって」が発売されました。 2006年11月30日 WOWOWノンスクランブルにて2007年2月スタート キャスト 森田ゆかり:仙台エリ マツリ:生天目仁美 三浦茜:長谷川静香 2006年11月18日 「ロケットガール2 天使は結果オーライ」発売 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 待望の再刊第2巻、「天使は結果オーライ」が発売されました。 2006年10月19日 ロケットガール養成講座が開設されます 秋田大学ものづくり創造工学センター 「女子中高生理系進路選択支援事業」 文部科学省の「女子中高生理系進路選択支援事業」の一環として、「ロケットガール」がタイアップし、女子中学生・高校生がハイブリッドロケット、カンサットの製作などを行うイベントが開催されるとの事です。 「ロケットガール1 女子高生、リフトオフ!」発売 #amazon plugin Error amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 待望の再刊第1巻、「女子高生、リフトオフ!」が発売されました。
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学校やテレビではタブーとされている戦争の真実をまとめるページ 大東亜戦争の真実 <目次> ■なぜこのページが必要になったのか ■当ページ編集の注意事項 ■戦争の年表 ■戦争とは何か ■当時の世界観 ~当時の人類の価値観~ ■日本が戦争をした理由・背景 ■神風特攻隊の真実 ■東京裁判の真実(1)日本軍の責任とは (2)事後法がまかり通ってしまった裁判 ■なぜ日本だけが「悪」にされるのか(1)隠蔽されるアメリカ軍の戦争犯罪 (2)なぜか黙殺される欧米各国の植民地支配 ■戦争に対する現在の日本の姿勢 ■参考サイト ■なぜこのページが必要になったのか | 田母神俊雄(前航空幕僚長)の退職問題でも明らかなように、日本は過去の戦争についての見解・発言に非常に敏感な国です。北朝鮮と一緒で左翼国家になりつつあります。一種の粛清です。 現在の日本では、戦争の話は一種のタブーとなっているのです。 そこで当サイトでは、タブーとは関係なく真実をまとめることが必要と考えました。 ■当ページ編集の注意事項 | 当ページを編集される方は、客観的事実のみを書くようにしてください。 したがって、「こうであってほしい」というような願望を元にした記述はしないでください。 願望に沿った記述では客観性が乏しく、当サイトの趣旨にも反します。 ■戦争の年表 年月日 日本 世界 注目すべきこと ■戦争とは何か 外交でどうしても解決できない場合にやむをえなくすること もしくは他国の侵略からまもること。 だが、戦争のおかげでパソコンや宇宙開発技術が進歩した。 ■当時の世界観 ~当時の人類の価値観~ 世界中が戦国時代。 ■日本が戦争をした理由・背景 英仏のブロック経済。 ■神風特攻隊の真実 http //www.nicovideo.jp/watch/sm215102真実はどこに ~特攻隊~ | 神風特攻隊の歴史は、果たして単なる残酷な強制自爆行為なのでしょうか? 【関連】特攻隊(仮題) ■東京裁判の真実 東京裁判名場面(アメリカ人による誠実な弁護) (1)日本軍の責任とは (2)事後法がまかり通ってしまった裁判 ■なぜ日本だけが「悪」にされるのか (1)隠蔽されるアメリカ軍の戦争犯罪 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4330163アメリカ軍の戦争犯罪 (2)なぜか黙殺される欧米各国の植民地支配 ■戦争に対する現在の日本の姿勢 中国「いやー俺なんかあともう少しで沖縄占領できそうだぜ」 韓国「俺は竹島奪えたぜ!うひゃひゃひゃ!憲法9条最高!」 アメリカ「はっ!甘いな!俺は日本全体を植民地にしたようなもんだ!」 ロシア「うへへ。俺は日本女性強姦しまくったけど大丈夫!南樺太と千島列島いただき!」 全員「じゃあみんなで日本を分割しよう!」 そして日本は消えた・・・。永遠に・・・・。 このような事態もおこりうるでしょう・・・。 ■参考サイト | 反日・自虐史観を排した歴史年表 http //www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/nenpyo.html 歴史サイト一覧 http //www40.atwiki.jp/japanpatriot/pages
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※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ◎巨人が食べているのは人ではなく記憶(脳、血液) ・巨人は「人間の天敵」とされている。人間を捕食するからだ。 ・しかし、巨人は太陽光さえあれば永遠に活動可能で、繁殖もしない。食べた人間を消化せずに、肉ダンゴにして吐き出してしまう。 ・では、なぜ巨人は人間を食べるのか? ・実は巨人は人間そのものを食べているわけではなく、人間の「脳や記憶」を食べているのではないか? ・言うまでもなく記憶は脳に保存されるが、体組織や血液中にも記憶がある可能性が指摘されている。その場合、巨人は血液を吸収しているのではないかと考えられる。 ・そうした記憶を抽出したのがグリシャの注射ではないか。 ◎仮説 巨人が記憶(脳、血液)を食べる理由 ・ある理想を持った科学者がいた。 ・その科学者は戦争のない平和な世界を目指し、同時に永遠に思考し続けることはできないかと考えた。 ・彼はこう考えた。 ・別の人間に私の記憶を移植し、その人間が私と同じように考えるようになれば、それは私と同じだと言っていいのではないか? ・この記憶移植を永遠に繰り返せば、私が永遠に生きて、永遠に思考し続ける事ができるのではないか? ・肉体など精神の乗り物に過ぎない。肉体を乗り換えるだけの事ではないか。 ・これは実質的な不老不死だ。 ・さらに彼はこう考えた。 ・記憶の移植が可能なら、全人類の記憶を1人の人間に集めたらどうなる? ・全人類が1人だけになれば戦争も起こしようがない。 ・これこそが真の平和ではないか! ・その科学者は「全人類を1人にする」研究を始めた。 ・彼の計画のためには、「記憶の移植」と「記憶の記録」の2つのシステムが必要だった。 ・記憶は脳だけでなく、細胞や血液中の神経ペプチド様記憶伝達物質も関係すると言われる。 ・そして彼は人間の記憶を液体にして保存する方法を開発した。 ・しかし、全人類の記憶を人間サイズの脳に収めることは、物理的に不可能だった。 ・どうしても「全人類の記憶を収納できる巨大な脳」が必要だった。 ・そこで彼はこう考えた。 ・人間自体を巨大な脳細胞にできないだろうか? ・まず、人間を巨大な脳細胞にして、複数の人間の記憶を移植する。 ・限界量まで記憶させたら、その人間脳細胞同士を通常の脳細胞のように結合する。 ・思考とは脳細胞を繋ぐニューロンを走る電気信号だ。 ・その人間脳細胞を無数につなぎ、互いに電気信号で交信させれば、思考する巨大な脳を作る事ができるのではないか? ・その科学者は「人間を脳細胞にする」研究を始めた。 ・できるだけ多くの記憶を収納するために、脳細胞もできるだけ大きくしたい。 ・こうして、彼は植物をベースに人間を巨大な脳細胞に変化させる「巨人細胞」を作った。 ・この巨人細胞は人間に移植されると、遺伝子の設計図を描き変え、人間を巨大な人型の脳細胞に変化させる。 ・そのためには、あらかじめ巨人の体を構成する巨人化物質で大気を満たしておく必要がある。 ・巨人化現象は電撃によって発動し、体内の血液と細胞を消費して、大気中に浮遊する巨人化物質を取り込む事で、巨人の体を作るのだ。 ・また、巨人は記憶を集めるために食人衝動を持たされた。 ・巨人細胞を移植されて巨人になると、記憶を持った人間を食べたくなり、人間を追いかけて捕食するようになる。 ・つまり、巨人とは記憶の巨大な倉庫であり、自動記憶収集装置なのだ。 ・そして、体内で脳と血液から記憶物質を抽出したら、不要な肉体は吐き出せばいい。それはただの乗り物、運転手を失った抜け殻に過ぎない。 ・巨人に生殖能力はない。生殖能力の付与が技術的に可能かどうかは関係ない。 ・むしろ、勝手に巨人の数が増えては困るのだ。 ・脳の数が増えたら、つまり2人以上の人間がいたら争いが起きてしまうからだ。 ・しかも巨人は植物のように光合成でエネルギーを作れるため、太陽光さえあれば全人類の記憶は巨人の中で永遠に生き続ける事ができる。 ・それは全人類が永遠の命を得たのと同じだ。 ・だから、科学者に良心の呵責は無かった。彼の考えでは、全人類が1人の巨人に統合されれば、病気や災害、戦争の苦しみから解放されて不老不死になれるからだ。 ・その科学者は自分の本当の目的を隠し、巨人を世界に広めた。 ・建築重機などの労働力、宇宙開発、細胞を硬質化させて巨大建築や宇宙船の資材として、巨人は世界を席巻した。 ・多くの人が巨人細胞を自らに注入し、巨人化能力を手に入れた。 ・巨人が活動しやすいように、大気には巨人化物質が大量に散布された。 ・しかし、問題もあった。 ・ひとつは倫理問題、もうひとつは新陳代謝の限界問題である。 ・倫理問題とは、生命倫理や宗教観から巨人に反対する運動である。彼らは「巨人は神や自然の摂理に逆らう悪魔の仕業である」として激しく非難した。 ・そして新陳代謝の問題とは、巨人化のために細胞や血液を消費するため、細胞分裂の限界が早まる事である。 ・人間の細胞分裂の回数はテロメアの数によって決まっている。原則的に、細胞分裂の回数が多いほど長く生きられる(可能性が高い)。 ・巨人能力者は巨人化するごとにこのテロメアを消費する。つまり、巨人化するほど寿命が短くなるのだ。 ・そして、一度巨人化した後は、消費した細胞や血液が回復するまで巨人化はできなくなる。 ・巨人化は自分の命を削ることになるので、必然的に巨人の年齢は次第に若くなり、ついには子どもが使われる事になった。 ・同時に、巨人の力は軍事利用されていった。 ・激化する戦争に、巨人の開発で急発展した生物工学が利用された。 ・第一次世界大戦は毒ガスなど「化学の戦い」、第二次世界大戦は原爆など「物理学の戦い」と呼ばれる。 ・第三次世界大戦は「遺伝子工学の戦い」となったのである。 ※現実に日本以外の国のiPS細胞は軍事目的で開発されている。 ・動物を元に人造人間が作られ、無人機や人間の代わりに戦闘用の巨人兵士として戦線へ投入された。 ・そしてテロメア制限問題のため、できるだけ回数多く巨人化できるように、人造人間の子どもたちが兵士にされた。 ・地上のあらゆる戦線で、人造人間の子どもたちが兵器として殺し合わされたのである。 ・戦争は拡大し、地球は人の住めない環境になりつつあった。 ・人間は地球から脱出するため、巨人を使って宇宙船を作った。 ・脱出組はできるだけ多くの生物を救うため、生物の遺伝子だけを抽出して移住先で再生する計画を立てた。 ・そのために利用されたのも、やはり巨人だった。 ・巨人は改造され、食べた動物から遺伝子や記憶を抽出する能力が与えられた。食べた動物を体内で記憶抽出液に浸し、動物の脳や血液から記憶物質を抽出して保存する。人間が胃液で肉を消化吸収するように、巨人は遺伝子や記憶を消化吸収する事が出来るのである。 ・さらに動く動物を見つけると食べたくなる衝動を与え、自動的に動物の遺伝子を収拾させた。 ・もちろん、巨人に無差別に動物を食べさせるわけにはいかないので、巨人をコントロールできる指揮官役の人造人間が作られた。 ・もともと一部の人造人間には、工事や宇宙開発でも指揮官としての能力を与えられていた。 ・巨人たちは指揮官の指し示した目標を食べた。 ・限界まで遺伝子と記憶を貯め込んだ巨人は、新天地に着いた後で遺伝子を解放し、多くの動物を再生する。 ・いわば、脱出組は巨人を効率よく運搬できる「生物の種」として新天地に運ぼうと考えたのである。 ・移住先の惑星には、以前から生物がいる可能性が指摘されていた土星や木星の衛星が選ばれた。 ・科学者は狂喜した。ついに自分の待ち望んだ状況がやってきたのだ。 ・科学者は最初から巨人のプログラムに、動物ではなく人間を食べる衝動を隠していた。 ・プログラムに例えると、世界中で使われている重要なアプリケーションにウイルスを仕掛けていたのである。 ・科学者は移住先の惑星に向かう宇宙船に乗りこんだ。 ・移住先の惑星には惑星環境の改造チームが「壁=地球環境を再現した移住用コロニー」を作り、移民を待っていた。
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学校やテレビではタブーとされている戦争の真実をまとめるページ 大東亜戦争の真実 <目次> ■なぜこのページが必要になったのか ■当ページ編集の注意事項 ■戦争の年表 ■戦争とは何か ■当時の世界観 ~当時の人類の価値観~ ■日本が戦争をした理由・背景 ■神風特攻隊の真実 ■東京裁判の真実(1)日本軍の責任とは (2)事後法がまかり通ってしまった裁判 ■なぜ日本だけが「悪」にされるのか(1)隠蔽されるアメリカ軍の戦争犯罪 (2)なぜか黙殺される欧米各国の植民地支配 ■戦争に対する現在の日本の姿勢 ■参考サイト ■なぜこのページが必要になったのか | 田母神俊雄(前航空幕僚長)の退職問題でも明らかなように、日本は過去の戦争についての見解・発言に非常に敏感な国です。北朝鮮と一緒で左翼国家になりつつあります。一種の粛清です。 現在の日本では、戦争の話は一種のタブーとなっているのです。 そこで当サイトでは、タブーとは関係なく真実をまとめることが必要と考えました。 ■当ページ編集の注意事項 | 当ページを編集される方は、客観的事実のみを書くようにしてください。 したがって、「こうであってほしい」というような願望を元にした記述はしないでください。 願望に沿った記述では客観性が乏しく、当サイトの趣旨にも反します。 ■戦争の年表 年月日 日本 世界 注目すべきこと ■戦争とは何か 外交でどうしても解決できない場合にやむをえなくすること もしくは他国の侵略からまもること。 だが、戦争のおかげでパソコンや宇宙開発技術が進歩した。 ■当時の世界観 ~当時の人類の価値観~ 世界中が戦国時代。 ■日本が戦争をした理由・背景 英仏のブロック経済。 ■神風特攻隊の真実 http //www.nicovideo.jp/watch/sm215102 真実はどこに ~特攻隊~ | 神風特攻隊の歴史は、果たして単なる残酷な強制自爆行為なのでしょうか? 【関連】特攻隊(仮題)? ■東京裁判の真実 東京裁判名場面(アメリカ人による誠実な弁護) (1)日本軍の責任とは (2)事後法がまかり通ってしまった裁判 ■なぜ日本だけが「悪」にされるのか (1)隠蔽されるアメリカ軍の戦争犯罪 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4330163 アメリカ軍の戦争犯罪 (2)なぜか黙殺される欧米各国の植民地支配 ■戦争に対する現在の日本の姿勢 中国「いやー俺なんかあともう少しで沖縄占領できそうだぜ」 韓国「俺は竹島奪えたぜ!うひゃひゃひゃ!憲法9条最高!」 アメリカ「はっ!甘いな!俺は日本全体を植民地にしたようなもんだ!」 ロシア「うへへ。俺は日本女性強姦しまくったけど大丈夫!南樺太と千島列島いただき!」 全員「じゃあみんなで日本を分割しよう!」 そして日本は消えた・・・。永遠に・・・・。 このような事態もおこりうるでしょう・・・。 ■参考サイト | 反日・自虐史観を排した歴史年表 http //www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/nenpyo.html 歴史サイト一覧 http //www40.atwiki.jp/japanpatriot/pages/40.html
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496: 657 :2022/04/04(月) 23 13 08 HOST 119-229-165-95f1.kyt1.eonet.ne.jp 憂鬱SRW・OG 戦間期ネタ 「獅子の鼓動」 「完成してしまったな…Gストーン」 「完成してしまったじゃないんですよ…天海夫妻や獅子王博士がいることから備えて来ましたが、まさかサイコフレームの延長線上に存在するとは…」 「同じ無限力関連だからか…?しかし、これで31原種や遊星主達も存在することになるな」 「提言されていたGGGの設立…進めないといけませんね」 「ID5の大河幸太郎君を予定してるんだろう?まあ現状彼にしか任せられないんだが…」 夢幻会の会合の一幕 サイコフレームを更なる発展を研究していた技術班が勇気や人の生きようとする意思に反応し、 出力を跳ね上げる特性を発見、更に地球内にあるGクリスタルと類似する特性を持つ地球産の精神感応物質を組み合わせ、短期間で形となった、 開発には民間から獅子王麗雄博士や獅子王雷牙博士が協力しており、その特性を利用した新型動力であるGSライドの開発が進むこととになり、 F惑星や融合惑星で正規軍が抽出された戦力不足を補うため、民間からのスカウトも含め地球本土防衛のための防衛組織設立が進められることとなった 「それでボクにGGGに所属してもらいたいと?」 「ああ、同期のよしみでもあるが…悪いが、Gストーンの研究に携わってもらった以上逃がすわけにはいかなくなったからな」 「それに、凱君の治療に使いたいんだろ?」 「バレていたか…あやつの夢を道半ばで途絶えさせるわけにはいかん…」 「それに凱は護る力が手に入るならそれを欲しい…そう言っておったよ」 大洋連合・日本エリア 学生時代から交友関係のある獅子王麗雄博士と神崎の会話 この世界では獅子王凱はEI-01に接触し瀕死の重傷を負ったのではなく、 若くしてDSSDの外宇宙航行船のパイロットになっていたが、歴史の修正力か宇宙船の事故により瀕死の重傷を負っていた。 既にその事故によりサイボーグによる全身の義体化による応急処置が行われていたが父である麗雄の研究を助けるため、Gストーン適合実験に立候補していた。 獅子王凱以外にも各理事国の軍以外にも民間出身の優秀なスタッフが集められ、 地球連合直属防衛組織GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)が設立することなった 497: 657 :2022/04/04(月) 23 13 52 HOST 119-229-165-95f1.kyt1.eonet.ne.jp 「やることが…やることが多い…!」 「軌道上に拠点型AF建造までにGアイランドシティの宇宙開発公団地下に臨時基地の建設…それに新型特機の開発もありますよ…」 「F惑星に繋がるゲートの防衛もあります、休んでる暇はありませんよ」 大洋で進められるGGGの臨時基地の建造と超AI搭載型の新型特機の開発のために日企連もフル稼働状態であった なお、超AI搭載型特機開発は既に稼働している勇者特救隊を運用している旋風寺舞コンツェルンが主体となり開発が進められていた。 「ムラクモ・ミレニアムから派遣されたリンクス永です、よろしく」 「有澤重工より派遣されました鴨川桜子です!よろしくお願いします!」 「旋風寺舞人と勇者特急隊です、これより日企連からGGGの臨時隊員として着任します!」 「うむ、よろしく、三人とも勇者達が揃うまで君達の奮戦を期待する!」 GGG設立直後、大河幸太郎と日企連リンクス&勇者特急隊の会話 Gストーンで稼働する特機ガオガイガーと超AI搭載型特機が未だ完成しておらず、臨時の戦闘班として勇者特急隊と日企連の大洋待機組から流星と桜子が派遣されていた 「ドクター、あのサイボーグとAIの改造は済んだか?」 「ああ、随分と反抗してくれたがようやく捕獲できた、まったく…ただでさえ少ない戦力をすり減らされてものだ」 「だがその成果もあった、あのサイボーグに装着されていたJジュエルと呼ばれる情報サーキット、それにAIの情報に入っていた異星の知性体のストレスを吸い上げるシステム…興味深いものだ」 「これらのデータが有れば既存の侵食型ナノマシン兵器を越えるものが作れる…ただのストレスを抱えた人間が兵器と化すのだからな」 「そしてこれを浄化するのは連合でもそう簡単ではない、全く面白いことになってきたな」 「ああ、この惑星と人間そのものを兵器プラントとして我々をコケにした地球連合を殲滅する…バイオネットの恐ろしさ見せつけてくれるわ!」 地球某所 WLF残党「バイオネット」の拠点での首脳部の会話 地球外から飛来したと思われるEOTで作られたサイボーグとAIユニットを捕獲した彼等はサイボーグ達から手に入れた技術情報を元に騒乱を巻き起こそうとしていた 融合惑星にヴォルガーラが襲来する直前その脅威は現実のものとしてCE地球圏に襲来する事となる。 「まさか私達が正義の組織に所属するなんて前の世界では思っても見ませんでしたよ…」 「それを言うなら俺もだよ、まさか舞人君やガインと一緒に戦う経験なんてロンド・ベルに所属してる桜子君ぐらいだったし」 「それで…いると思います?ゾンダー」 「地球圏で不審な宇宙船が迎撃された記録はないですね…仮にEI-01が存在していても地球圏に侵入したとは思えませんが…」 「ただ、上の方の調査では天海夫妻の養子に護君がいることは確認されています、恐らくは本物のギャレオンもどこかに」 「現段階ではわからないことだらけか…仮にゾンダーが出てきたとして、子供だけを矢面に立たせるわけにもいかないよな」 「当然ですね、大人としての最低限の義務は果たさないと」 GGGベイタワー基地 桜子と永の会話 夢幻会や日企連の調査でもEI-01ことパスダーが地球圏に飛来したという記録は現状存在していなかった。 しかし、天海夫妻が8年前にどこからか捨て子を拾い、養子として育てているのは確認されており、 ギャレオンが人知れず地球へと飛来していたことは確実であった。 この時点ではリンクス2人も地球人がゾンダーを作り出すとは想定の範囲外であり、後手に回ってしまうのは仕方のないことであった。 498: 657 :2022/04/04(月) 23 14 25 HOST 119-229-165-95f1.kyt1.eonet.ne.jp 用語解説 GGG(ガッツィ・ギャラクシー・ガード) 地球連合軍直属の防衛組織として設立された組織 融合惑星やF惑星で正規軍のリソースが奪われそれを補うために設立されたのが発足理由である。 大洋連合政府直属のエージェントの一人であった大河幸太郎を長官に据え、民間からも広く優秀なスタッフを集めており、 現在は地球衛星軌道に建造されている拠点型AF GGGオービットベースが建造されるまでの拠点として、 日本大陸に存在する宇宙開発公団タワーのある人工都市Gアイランドシティ地下に基地が建造されている。 バイオネット WLF残党が組織したサイボーグ系の技術を主体に犯罪行為を行う組織。 WLFの人員らしくその行いは民間人の拉致、人体実験、サイボーグ化など外道そのものであり、GGG所属人員の一部の親族にも被害を齎している。 外宇宙から飛来したサイボーグとAIユニットを大きな被害を出しつつも確保しており、そこからEOTを手に入れてしまい、 融合惑星などでリソースを奪われた地球圏で騒乱を巻き起こすこととなる。 ガオガイガー 上述の時系列では開発中の特機、サイコフレームからの派生した技術である無限情報サーキットGストーンが使用されている機体のため、 地球連合内でも最重要機密の機体の一つとして扱われている。 メインパイロットはGストーンを装備したサイボーグである獅子王凱が予定されている。 GGGオービットベース 原作より巨大化し、群体型AFの区分となっており、複数のディビジョン艦を組み合わせて構成されている 外宇宙での活動も視野に入れた運用が考えられており、地球圏各地にディビジョン艦が派遣され事態収拾を行う事が可能となっている。 現在は地球衛星軌道で建造中であり、獅子王雷牙博士、スタリオン・ホワイトが主体となり次世代AFの一つとして建造が進められている。 Gストーン この世界線では純地球産という恐るべき代物。詳細に関してはほぼ緑の星産のGストーンと同スペックを発揮している。 サイコフレームの延長線上に開発された代物であり、人間や知性体の生きようとする意思や勇気に強く反応し際限なく出力を跳ね上げる特性を持つ。 現在でも検証が進んでいるものの人間の精神に強く反応する不安定なもので、開発されて日が浅い事もありその完全なスペックの把握は進んでいない。 夢幻会はGストーンの開発に成功したことにより31原種やソール11遊星主が存在する可能性が高まったことにより警戒することになるが… ゾンダーメタル バイオネットが外宇宙から飛来したサイボーグが装備していた無限情報サーキットとAIから奪った情報から手に入れた滅んだ異星のストレス解消プログラムの情報を参考にし、地球技術で再現した知的生命体の生機融合を可能にし、兵器化する代物。 バイオネットの最終的な目的はゾンダーメタルを利用し、ゾンダーロボから大量のゾンダーメタルを生成し拡散させることで周囲一体全てをゾンダー化させた上での兵器化を目的としており、エージェントとしてサイボーグと大量のゾンダーメタルを組み合わせたゾンダリアンを使用し、各地で騒乱を引き起こそうとしている。 バイオネットにとってはゾンダー化した人間の生機融合を浄化することは容易ではなく、その対処に連合が苦慮すると考えていたが… 499: 657 :2022/04/04(月) 23 14 57 HOST 119-229-165-95f1.kyt1.eonet.ne.jp 投下終了 wiki転載はご自由にどうぞ リンクスの修正と桜子達の会話を追加しました
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次世代型宇宙輸送船 「平常丸」 開発経緯 FVBでは宇宙開発による資材消費量の増加が問題化していた。 だが、この藩国の選択は「あくまでも前進」であり、宇宙進出の遅滞はありえなかった。 そこで首脳陣はその対策として、宇宙での資材採掘地の確保及び輸送量のアップに活路を見いだそうとした。 しかしFVBが誇る冒険艦<蒼天号弐>は大量の資材輸送能力を持っているが、その運用コストは高く、安価大量が要求される輸送任務に見合うものではなかった。それに、なによりも主力艦が常に輸送に回ることは軍事上の大きなロスだった。 そこで、ランニングコストが安価でかつ資材輸送能力の高い大型宇宙輸送船の開発が始められた。 その頃、ビギナーズ藩国開発の名艦、多目的プラットフォーム<ミアキス>をベースに新造艦の開発を進めていたFVB開発陣は選択を迫られていた。 ミアキスは、大量生産を容易にするシンプルで丈夫な構造、プラットフォームに各種目的に合わせたコンテナを接続して多彩な運用を可能とする多機能性を両立させた船であり、その構造はブロック構造で量産・部分ごとの改良が容易に行えるように設計されていた。 FVBではミアキス搭載用の新型ブロック・コンテナの研究・開発を行っていたのだが、彼らは、次々と各藩国で発掘・開発されていく新型宇宙艦艇の公開されているスペックと自分達が開発してるミアキス用新型ブロック・コンテナの予想スペックと開発進捗状況に焦りを感じ始めていた。 その焦りは新型宇宙空母(後の初心級)のスペックが噂される事で爆発した。 既存の空母型ミアキスと同じ消費燃料・資源と人員でありながら、新型空母のスペックはミアキス空母のそれを大幅に上回ると予想されたからである。 <ミアキス>はいくら優秀とはいえ、もともと急造の汎用船だった。 そして、彼らは決断した。 今開発を行っている次世代型ブロックをまとめ、これまでに蓄積した技術のすべてを投入した輸送専用船とし完成させることをもって、多目的宇宙プラットホームの改良開発の終了とすることを。 こうして完成した次世代型宇宙輸送艦は、戦艦のような華やかさもなく、どちらかといえば不恰好ではあったが、本来の“宇宙帰還プロジェクト”の象徴として国民の人気は高い。 その就航式には藩王摂政をはじめ多くの国民が出席し、平和を願い日常を支える意味をこめ<平常丸>と名づけられた。 そして技術者たちは夢を見る。 この次世代型が活躍し、そのノウハウの蓄積をもとに開発されていく後継艦たちが活躍する、華々しき宇宙時代の到来を。 特徴 積載量を可能な限りとった巨大船であるが、その巨体に比べて最小限のクルーでの運用が可能となっている。 だが、徹底的にカスタマイズを施された結果、規格を大きくはなれ量産ラインに乗せることは出来なくなった。次世代の主力宇宙輸送艦の実験艦的な存在である。 各部構造体 各構造体は、今まで蓄積された運用・改造実績とFVBの誇る機関士たちのアドバイスにより、従来品(ミアキス)よりも省力化と効率化が行われている 1.新型ブリッジ一体式居住ブロック 1基 もともとは新機軸のコンテナに対応するため艦載コンピュータの高性能化が行われたが、多目的仕様から専門仕様に変えることによって巨大化した船体において高性能化した支援を受けることにより、より少ない人数で運用が可能となっている。 2.試作量産型エンジンブロック 9基 量産試作として10基製造された増殖炉型対消滅炉を使用した新型エンジンブロックである。増殖炉型対消滅炉とは特殊機構(反物質の寿命の方が長い特殊粒子群が発生しやすい特殊領域を構築する機構)により炉内中心領域においておこる対生成・対消滅のプロセスに介入し、管理に手間のかかる反物質燃料を炉内生成することによって使用量を減らすことで、全体の消費燃料・資源の圧縮を目指した新型機関である。今回使用されなかった残り1基の増殖炉型対消滅炉は、新型の反物質燃料工場を作るための研究資材とされている。 3.複合貨物輸送用メインフレーム 1基 ミアキス用貨物輸送コンテナ(約30×30×50)を複数個と遠隔操作型作業艇を積載することを目的として研究・開発がされていたメインフレームであり、今回使用された試作フレームにはコンテナを積載する船倉が8個、積載型が左右計2箇所と、研究開発が凍結された作業艇用積載部にミアキスのメインフレームを埋め込むことで貨物船倉とした2個積載型が上下2箇所に配置されており、合計20個のコンテナを輸送できるようになっている。 その他の部分は対消滅炉用の物質燃料(H2O)積載用のタンクとなっている。 外見 前方上方に新型ブリッジ一体式居住ブロックがあり、その下方に第一エンジンブロックがある。 それらを繋ぐのはメインフレームである。メインフレームは前方からドッキングステーションが上下にあり、その後方にコンテナを2個を積載する船倉が設置されている。その2つをはさむ形でコンテナを4個積載する船倉が用意されている。後方では第2~第9エンジンブロックが八角形の頂点に1基ずつ結合されている。 機構 新型ブリッジ一体式居住ブロックと第一エンジンブロックはメインフレーム内に収められたフレキシブルサブフレームによっても接続されており、非常時に第1エンジンブロックが残っていれば脱出艇として切り離せるようになっている。 コンテナ8個積載船倉の開放方向は左右方向である。 今後の課題 今回使用されなかった量産試作の増殖炉型対消滅エンジンに使用されていた特殊機構は、新型の反物質燃料製造機構の試作のために使用されることが決まっていたが、従来の反物質の生成方法(物質を粒子加速器で加速し、物質にぶつける事で物質をエネルギーに変換し、高エネルギー領域をつくりそのエネルギーが物質と反物質に対生成された内の反物質のみを回収する)は、高エネルギー領域を維持し続けるようにはなっておらず、対消滅エンジンは高エネルギー領域を維持し続けることは出来るが内部の生成物を回収することは考えて設計されていないため、どちらを改造して行くのかさえまだ決定されていなかった。 運用 パイロット 「定時だ出港準備を開始する。各エンジンのコールド・チャックをしてくれ」 コパイロット「全エンジンのコールド・チャック完了。問題ありません。」 パイロット 「では、ステーションコントロールに始動動力補助を申請を行う。」 パイロット 「こちら”次世代宇宙輸送船”、FVB宇宙ステーションコントロール応答願う」 管制官 「こちら、FVB宇宙ステーションコントロール。”次世代宇宙輸送船”どうぞ」 パイロット 「これより事前に提出積みのフライトプランに基き出航準備を開始する。運用規約に基づき、始動動力補助を申請する」 管制官 「”次世代宇宙輸送船”了解した。こちらのバッテリーは十分ある。始動動力補助を許可する。始動動力供給ラインの設定は?」 パイロット 「規約第参七弐号による供給を申請する」 管制官 「了解した、始動動力供給ラインの設定を完了した」 パイロット 「”次世代宇宙輸送船”了解。始動動力供給ライン状態確認。通信を一時中断する」 管制官 「”次世代宇宙輸送船”了解した。非常用回線は開いてる、非常時はそちらから連絡してくれ」 パイロット 「第一エンジン状態をコールドからホットに」 コパイロット「状態ホット。ホット・チェック問題ありません」 パイロット 「状態をアイドリングへ」 コパイロット「炉内に燃料供給開始します。内部エネルギー上昇、ファーストボーダークリア」 パイロット 「特殊機構動作開始、状態をクルーズに移項せよ」 コパイロット「特殊粒子群の発生を確認、セカンドボーダークリア。反物質燃料の供給を減らします」 パイロット 「第一エンジン始動完了、次は第二・第三エンジンを同時に始動するぞ。」 コパイロット「第二・第三エンジン始動完了しました」 パイロット 「第二・第三エンジンの出力を使って、第四・第五エンジンの始動を開始せよ」 コパイロット「了解しました」 パイロット 「こちら”次世代宇宙輸送船”、FVB宇宙ステーションコントロール応答願う」 管制官 「こちら、FVB宇宙ステーションコントロール。”次世代宇宙輸送船”どうぞ」 パイロット 「第一から第三エンジン始動を完了した。規約による始動動力補助の完了と動力返還手続きの申請をする」 管制官 「了解した、供給ラインの開放と再設定を行う、しばしまて」 パイロット 「了解した」 管制官 「ラインの再設定が完了した、いつでも返送を開始してくれてかまわない」 (文:オカミチ,菩鋳螺) L:次世代宇宙輸送艦 = { t:名称 = 次世代宇宙輸送艦(艦船) t:要点 = 巨大宇宙輸送艦,ミアキス似,集合エンジン t:周辺環境 = 宇宙 t:評価 = 装甲8 t:特殊 = { *次世代宇宙輸送艦の乗り物カテゴリ = 宇宙艦船として扱う。 *1ターンに2航路の往復移動が出来る。この航路は変更できない。 *200万tの輸送力を持つ。 *1ターンにつき燃料4万tと資源2万tを使用する。 *1ターンにつき1名のパイロット、4名のコパイロットを必要とする。 *次世代宇宙輸送艦の人機数 = 20人機として扱う。 *この艦を建造することはできない。 } t:→次のアイドレス = 船員(職業),宇宙パイロット(職業),資源採掘地(施設),コールドスリープ(技術) } ※連結ミアキス(燃料精製工場船)の派生をマイルにて取得。 Q: 次世代宇宙輸送艦は「*1ターンに2航路の往復移動が出来る。この航路は変更できない。」とあります。 ・往復2航路のうち1航路のみを 宇宙ステーション-燃料採掘地に指定する ・残りの1航路は今後を見越して未定のまま残しておく ・1航路往復+星間リンクゲートの2航路分を使用して、合計2往復で燃料を運ぶ 以上は可能でしょうか? A: ええ
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学校やテレビではタブーとされている戦争の真実をまとめるページ 大東亜戦争の真実 <目次> ■なぜこのページが必要になったのか ■当ページ編集の注意事項 ■戦争の年表 ■戦争とは何か ■当時の世界観 ~当時の人類の価値観~ ■日本が戦争をした理由・背景 ■神風特攻隊の真実 ■東京裁判の真実(1)日本軍の責任とは (2)事後法がまかり通ってしまった裁判 ■なぜ日本だけが「悪」にされるのか(1)隠蔽されるアメリカ軍の戦争犯罪 (2)なぜか黙殺される欧米各国の植民地支配 ■戦争に対する現在の日本の姿勢 ■参考サイト ■なぜこのページが必要になったのか | 田母神俊雄(前航空幕僚長)の退職問題でも明らかなように、日本は過去の戦争についての見解・発言に非常に敏感な国です。北朝鮮と一緒で左翼国家になりつつあります。一種の粛清です。 現在の日本では、戦争の話は一種のタブーとなっているのです。 そこで当サイトでは、タブーとは関係なく真実をまとめることが必要と考えました。 ■当ページ編集の注意事項 | 当ページを編集される方は、客観的事実のみを書くようにしてください。 したがって、「こうであってほしい」というような願望を元にした記述はしないでください。 願望に沿った記述では客観性が乏しく、当サイトの趣旨にも反します。 ■戦争の年表 年月日 日本 世界 注目すべきこと ■戦争とは何か 外交でどうしても解決できない場合にやむをえなくすること もしくは他国の侵略からまもること。 だが、戦争のおかげでパソコンや宇宙開発技術が進歩した。 ■当時の世界観 ~当時の人類の価値観~ 世界中が戦国時代。 ■日本が戦争をした理由・背景 英仏のブロック経済。 ■神風特攻隊の真実 http //www.nicovideo.jp/watch/sm215102真実はどこに ~特攻隊~ | 神風特攻隊の歴史は、果たして単なる残酷な強制自爆行為なのでしょうか? 【関連】特攻隊(仮題) ■東京裁判の真実 東京裁判名場面(アメリカ人による誠実な弁護) (1)日本軍の責任とは (2)事後法がまかり通ってしまった裁判 ■なぜ日本だけが「悪」にされるのか (1)隠蔽されるアメリカ軍の戦争犯罪 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4330163アメリカ軍の戦争犯罪 (2)なぜか黙殺される欧米各国の植民地支配 ■戦争に対する現在の日本の姿勢 中国「いやー俺なんかあともう少しで沖縄占領できそうだぜ」 韓国「俺は竹島奪えたぜ!うひゃひゃひゃ!憲法9条最高!」 アメリカ「はっ!甘いな!俺は日本全体を植民地にしたようなもんだ!」 ロシア「うへへ。俺は日本女性強姦しまくったけど大丈夫!南樺太と千島列島いただき!」 全員「じゃあみんなで日本を分割しよう!」 そして日本は消えた・・・。永遠に・・・・。 このような事態もおこりうるでしょう・・・。 ■参考サイト | 反日・自虐史観を排した歴史年表 http //www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/nenpyo.html 歴史サイト一覧 http //www40.atwiki.jp/japanpatriot/pages/40.html
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惑星ヴェオン・レギトはゼヌレーグ星系に存在する惑星で、ジエール帝国連邦の領土の一つ。行政区分はヴェオン・レギトに属する。ジェレーグ星系は1670年に調査され、1579年には皇帝が遷都している。その後ヴェオン・レギトの楽園化を受けて、1742年にジエール帝国連邦の首都は惑星ヒェルニエのレーオントレイオンに変更された。楽園化後は自由な往来が制限されている。 目次 歴史シンテーア初の居住外惑星として開発 楽園化 6つの組織 現代のヴェオンレギト生活 軍事 政治 生活 地形 最先端の不死技術 関連項目 歴史 シンテーア初の居住外惑星として開発 1570年にシンテーア帝国の初の居住外惑星として調査と開発が始められた。ヴェオン・レギトは陸地の少ない海洋型惑星であり、シンテーアは宇宙開発の第一拠点として、巨大海上プラントを開発開始。1575年には会場プラントは居住可能なエリアを解放、居住者を募った。会場プラントは開発を継続し、年々巨大化していった。1579年には皇帝ジヒラート8世が遷都を発表。首都をヴェオンレギト中央エリアにあるヴェオン・シンクトレアに定めた。人民は宇宙開発の第一歩の成功を大いに祝った。 楽園化 惑星ヴェオン・レギトは外部への情報規制がなされていることをいいことに、楽園か計画をスタートした。不死技術により長寿化がもたらされたジエールだが、ほとんどの人間は140歳から200歳の間に人として生きることに飽きてしまい、死の道を選んだ。しかしヴェオン・レギト人は生きるために娯楽に飢え、その娯楽は人類としての道徳を完全に無視した方向へと発達した。 まず、ヴェオン・レギトは奴隷制を導入した。ロボットによる労働的奴隷の他に、外国から購入した奴隷の脳を都合の良いように改造して、繁殖させ、労働者として酷使した。彼等はレベル0と呼ばれている。さらには、奴隷同士による殺しあいに金をかけたり、人体実験の材料にしたりなど好き放題を行うようになった。しかし、これが一定の成果を上げ、ジエールの研究レベルは一段と上昇した。 暇を持て余した彼らの創作活動は非常に活発であり、彼らは創作物をより良いものにするため、自分たちの好きなように同星系内にある惑星ギレギンを開発した。 6つの組織 楽園化したヴェオン・レギトでは、娯楽の過剰の発達から、それぞれ微妙な関係を持つ6つの組織が誕生した。6つの組織はそれぞれがヴェオン・レギトの覇権を握るべく、裏社会で暗躍している。 詳しくはヴェオン・レギトの六組織を参照。 現代のヴェオンレギト 生活 ヴェオン・レギトでは労働が制限される。ヴェオン・レギト人生活に十分すぎる額の国からの支給金(国内最多)を受け取って生活している。彼らの職業は半ばヴェオン・レギト人であることである。 しかし、時間を持て余している彼らの生み出す小説やゲームなどの創作品は非常に出来が良く、これらは一部検閲を受け、他の階級でも楽しまれている。その影響で生活背景は全く知られていないにかかわらずレギト語は他の階級でも有名である。これらが副収入になりうるが、ヴェオン・レギトで金儲けが禁止されている身、月の支給額の2倍以上所得した場合、税金として国に納められる。 創作活動は惑星ヴェオン・レギトよりかは惑星ギレギンの方で活発に行われている。 軍事 ヴェオン・レギト人はほぼ全員が軍人といってよい。中には試験を受けて司令官になるものもいるが、ほとんどが兵士である。とはいえ、彼らは直接戦いに行くわけではない。コントロール・ボットと言われるカプセル状の容器に入り、そこから機兵や戦闘機を操縦する。これらの設備は母艦や宇宙戦艦、ヴェオン・レギト内の軍事施設に展開されている。 国民は半年に1回以上訓練を受けに行かなければならないが、ほとんどゲームをプレイするような状態で、ゲームセンターで戦闘機ゲームをプレイするのと同じ環境でありそれがストレスになることはありえない。 兵士はそれぞれが国から支給される装備を自分の愛機にカスタマイズしたりと、完全にゲーム状態なのだ。実際に戦争になると、戦果によってボーナスが支給される。(ペナルティや損失分は支給額から少量引かれるためギャンブルや競技としても楽しまれている) 政治 政治は大衆民主主義であり、国民一人一人が政治の中枢レーオント・レイオンの議題に投票し、意見する。またレーオント・レイオンはヴェオン・レギトからの意見にも耳を傾ける。 レベル3地区より下の計画経済地区に対して指令を出す、経済のスーパーコンピュータ、ガイラス8世もヴェオン・レギトで管理されている。 また、リュート・リェニュト法では規定されていないもののレベル6という存在が都市伝説として語られており、彼らはそれらのスパコンの管理者であるとされている。しかし実際に彼等は存在し、彼等こそが秘密結社リェニュト6である。彼等は帝国連邦全土を掌握し、牛耳る存在として君臨しているが、彼らは自分らの存在の発覚を恐れ、それを都市伝説として噂話に仕立て上げている。 生活 まずヴェオン・レギトでは出産が許可されていない。これは体制の維持のためであり、次第に減っていく人口はたのレベル5地区からのヴェオン・レギト移住申請によって補われている。しかし、その申請は非常に厳重であり、再三に再三を重ねた審議が行われる。 ヴェオン・レギトでは他地区からの支給をマルチ・ディスクを通じて購入することができる。また、実際に商業エリアも設けられており、そこでは個人の管理する施設が立ち並んでいる。しかし従業員はレベル0と呼ばれるヴェオン・レギト固有の奴隷である。彼らは脳みそをいじくられており、非常に従順である。レベル0は外国から購入した奴隷や戦争の捕虜などが使われる。中ではヴェオンレギトと個別に取引をしている国家があるともいわれているが… また、食に関してヴェオン・レギト人はとにかく貪欲である。新しい刺激を常に求めている彼らは世界中様々な食材に手を出し、挙句の果てにはレベル0民を調理し始めるなど、人類として超えてはならない一線をとうに超えている。 ヴェオン・レギトには移動手段として様々な場所にワープ施設が用意されている。また、ヴェオン・レギトにおいて土地は空中においても管理されている。というのは重力を利用した空中建造物を建てることもできるからだ。 地形 ヴェオン・レギトの人工島は5つのエリアに分かれており、それらは中央エリア・東西南北エリアに分けられている。さらに各エリアは6階層に分かれており、最上階層は娯楽施設が立ち並び、第二階層は商業地、第三階層以下はどんどん土地の値段が安くなってくる。出店するにしろ彼らは月の支給額の2倍以上は受け取れないシステムとなっているため、最上階層、第二階層は国民の希望に沿って国が建造した施設が並び、第三階層以下は個人出店の施設が多くなっている。 ヴェオン・レギトには様々な居住区が設けられている。最も高価なのは浮遊建造物であり、次に中央エリアが高い。最も安いのは第六階層の居住区である。支給額に限度のある彼らは、豪華な家に住めば他に回す金が減る。自分がどのような暮らしをしたいかで住む場所を選ぶことができるのだ。 ヴェオン・レギトの下層エリアの路地はまるで迷宮のように入り組んでいる。もともとヴェオン・レギトの秘密化が進む前に、第二次宇宙大戦で避難してきたシンテーア人、ヅェアトロット人とエルトゥンユルント人を避難させるために、地下居住区を急速建造して、とにかく人がたくさん入れるようにしたのが名残である。それらはヴェオン・レギトの迷宮と言われ、現在は管理されておらず廃墟化している。中には廃墟の奥にやばい店を構えたり、肝試しに使ったりと、都市伝説の発生源の一つになっている。 最先端の不死技術 ヴェオン・レギトは宇宙で最も優れる具術水準の不死技術を使用している。中央エリア第2階層には中央エリアクローンセンターが存在し、ここではすべてのヴェオン・レギト人の遺伝子データと中央エリア居住の人民のクローンが管理されている。彼らが何らかの原因で死亡しても、脳の「意思」を即座にマルチディスクに転送し、それを中継地点としクローンセンターに送られる。クローンセンターで生産された自身のクローンにその「意思」は移植され、何事もなかったかのようにそこから歩みだす。これは宇宙船などで遠征中であっても、船や至る所に配置されている通信中継衛星で転送が行われる。 ヴェオン・レギトで生産されるクローンはいわゆる避妊改造済みというもので、男性の精通、女性の生理のシステムが廃止されている。一方でうつ病防止のためもあり性交は重要視されており、快楽度数の向上などの改造が施されている。 いかにしても死ねない彼らであるが、自殺の権利は保証されており、享楽的で怠惰な生活に飽き、他の地区に移るものや自殺するものは少なくない。ただし、他の地区に移るものはヴェオン・レギト内の漏出不可能な記憶は出国前に削除される。 関連項目 ジエールの領土一覧
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ゆっくりスの翼 ――妖立宇宙軍―― 妖立宇宙軍、それは妖怪による宇宙軍。 設立者はいわずと知れた蓬莱人、Dr.八意永琳である。目的は月の奪取。宇宙開発が進み、人間による開拓か始まろうとしている月面を、蓬莱人の手に取り戻すのが、彼女の狙いだった。 彼女は蓬莱人として長年の間に築き上げた人脈と、妖怪ならではの超科学を駆使して、今ここにNASAやグラフコスモスのそれをも越える、優秀な月面輸送システムを築き上げたのであった。 これは、その輝かしき第一歩の記録である。 「Tマイナス600、射場閉鎖」 「外部電源より機内電源へ移行。ロケットは自律制御を開始します――」 幻想郷に何重にもエコーした声が響き渡る。アリス邸を改造して作られたブロックハウス(打ち上げ指揮所)に詰めている管制兎たちのアナウンスだ。 紅魔館の館内で建造された、八意永琳謹製の妖怪月ロケットであるモウソウチク5型、略してM5ロケットは、数千項目ものプリフライトチェックを終えて、間もなく打ち上げられようとしていた。 ロケットの先端、ノーズフェアリング内に収められたルナー・ボートでは、ただひとりの搭乗者であるゆっくりかぐやが、人々から挨拶を受けていた。 「元気でね」 「頑張って」 「向こうへ着いてもゆっくりしてね!」「ゆっくりするんだぜ!」「ちゅるんだよ!」 親しい妖怪たちとともに、見送りに来たれいむやまりさたちが声をかける。 彼女らの挨拶が終わると、最後にボート内に顔を突き出して、永琳本人が言った。 「これは私が考えた、私の実験よ。おまえのものじゃない。今ならまだ、引き返せる……本当に行く?」 「ゆぅ~」 ポリカーボネイトの透明なゆっくり用宇宙ボールに入ったゆぐやが、いつもの眠そうな目で、うなずいた。 「これはかぐやのおしごとなのよ~。かぐやのおかあさんからうけついだのよ~。だからかぐやは、ぜったいおつきさまにいくのよ~」 知らない人間が見れば、本番前だというのに何をのんびりしているのかと思うような口調だが、普段はしゃべるどころか、だらだらごろごろしてばかりで、決して自分から何かしようとは思わないのがゆぐやである。このゆぐやが目一杯本気になっているのが、永琳にはわかった。 ゆぐやの母は、60年代のアポロ計画の一環として、宇宙へ行った。ただ一頭、地球大気圏の外へ出たゆっくりだった。 だがしょせんゆっくり、悲しいかな、黄金のトロフィーに等しいと言われる月着陸ミッションを与えられることはなく、地球の上で朽ちてしまったのだ。 しかし彼女は恋をし、娘を残した。それがこのゆぐやだ。 ゆっくりかぐや種はめったに動かない代わり、寿命が長い。ずっと待っていた彼女に、ようやくチャンスが巡って来たというわけだった。 「いいわ。頑張ってちょうだい。――ゆっくりしていってね」 「ゆっくりするのよ~」 ゆぐやがゆらゆらと体を揺らしてうなずいた。永琳はサムアップサインをしてボートを出た。 作業兎たちが、頑丈なレンチでハッチを閉めた。 「整備塔クリアー! カウントダウン続行!」 「整備塔、オープンします!」 湖の中洲にたつ紅魔館の時計台が、ポーンポーンポーンと規則的なアラームの音を立てながら左右に開いていく。M5型の緑色の姿が、夕刻の幻想郷に姿を現し、真東に向かって首をもたげた。 「まったく、何で私たちの館をこんなことのために……」 「ま、いいんじゃないの。面白そうだし」 紅魔館メンバーは、全員霧の湖の外まで退避させられている。咲夜メイド長の愚痴に、館の主であるレミリアが、にやにや笑いながら答えた。 「あの気違い女科学者がどれほどのものを作ったのか、とっくり見せてもらおうじゃない?」 「お嬢様……館の後始末は私の仕事なんですよ?」 昨夜が悲しそうに首を振った。 永遠邸では、ロケット及びペイロードの総合管制指揮所として、システムの集約的な管理が行われていた。 「妖怪の山から気象情報入電! 風力4、雲量0。気象GOです!」 「飛行哨戒中の博麗霊夢および霧雨魔理沙より入電、周辺空域に障害となる飛行物なし――」 「Tマイナス300、永琳博士、最終判断を」 「GO? NO-GO?」 「もちろん、GOよ」 紅魔館から飛び離れる途中の空中で、永琳が不敵に答えた。 「M5ロケット、最終打ち上げ段階に入ります」 幻想郷の多くの人々とゆっくりが見守る前で、最後のカウントダウンが進んでいく。 「10、9、8、7――」 ロケットの側面から黒い煙が噴き出す。発電用サイドモータ点火。 「6、5、4――」 紅魔館の湖に近い側で、盛大な放水が沸き起こる。噴射衝撃波を緩和するウォーターカーテンの展開。 「3、2、1――」 人々が拳を握る。ゆっくりたちが叫ぶ。 ゆぐやが唇をかみ締める。 「ゼロ。Lift-off!!」 閃光とともに、凄まじい白煙が湖上に吹き渡った。二秒もかけずに湖畔に届き、湖面を覆う。 M5が上昇を始める。鋭い機首を天空へ向ける。突き刺さるように昇っていく。 遅れて、湖畔の人々に、五体を揺さぶるとどろきがバリバリと届いた。 レミリアが、フランドールが、パチュリーが目を見張る。他の人々も。それは確かに、何百年もの時を生きた幻想郷住人にさえ、いまだ目撃されたことのない、壮大なスペクタクルだった。 ただひとり、咲夜メイド長だけが滂沱の涙を流していた。 「あああああ、館がこっぱみじんにいいいいいい……」 「Tプラス10、11、12、13……」 アリス邸ブロックハウスでは、打ち上げ後ロケットの管制が続いている。 「T75、一段燃焼終了! 一段分離!」 「二段点火確認!」 「100、101、102……」 「間もなく妖怪の山管制圏を出ます」 「妖怪の山、ロスト!」 「管制中継を妖怪の山からチェイサーにハンドオーバ!」 「チェイサー、了解ーい!」 高速で上昇し飛行していくロケットは、あっという間に地平線の向こうへ消える。人間たちの場合、ロケットの行程にそって地上追跡局や追跡船を設置しておくのが常道である。 幻想郷に外部の追跡局はない。代わりに永琳が選んだのは、最速を誇る妖怪にロケットを可能な限り追尾させる方式だった。 「清く正しい、射命丸でーーーーーーーーーーーーーーっす!!!」 マスコミ天狗の射命丸文が、翼を羽ばたき大気を切り裂き、すばらしい高速でM5を追っていく。 「145、146、147、148……」 「二段燃焼終了!」 「天狗より地上、竹の二段目がおっこちましたぁー!」 モウソウチク5型は、永琳がDNA改造した巨大な竹のロケットである。その中にはBPシリーズと呼ばれる高分子ブタジエン系固体燃料がぎっしり詰まっている。これが燃える端から、下の段を節目のところで切り離していくのだ。 「182、183、184、185、フェアリングオープン!」 「天狗より地上、竹の先っぽが剥けました! ゆぐやちゃんのボートが出てきてます! っていうか、そろそろつらいでーす!」 この時点ですでにロケットと文の水平分速はマッハ10を越えている。鉛直高度は150Km。アメリカ空軍の定める宇宙高度(80.5Km)のはるか上だ。 空は暗く、星が瞬く。いかに妖怪といえども、宇宙空間の環境はつらい。 「ひきが れきまへーーーーーーーーーーん!」 「地上管制より天狗、あと100秒こらえなさい」 「ひ、ひほごろひー!」 永琳の冷酷な指令に、息を止めて顔を真っ赤にした文が細い悲鳴を上げた。 そんな彼女の頭上で、M5は再び閃光を放ち、加速を始める。 「三段点火! 206、207、208、209」 「へーん、もうやけらー!」 ぶっちゃけ妖怪に酸素は必要ない。根性据えた文がさらに大きく羽ばたいて、ないに等しい高空大気を蹴りつけた。 三段に点火したロケットはますます速度を上げる。空気抵抗が極小なためその速度は天井知らずにあがっていく。時速一万二千キロから、一万三千、一万四千。マッハ17、マッハ18、マッハ19。 「ちょ…………こえ…………まぢ、むぃ……………………」 顔を赤くしたり青くしたり、おぼれた人間みたいにバタバタもがいていた文が、はるか頭上の点のように離れたロケットに目を止め、気づいた。 「てんうよい、ちひょー。ろへっほ、ちぎえ……は……」 Tプラス347秒。加速を終了したM5三段が分離した。 秒速七千九百メートル、軌道速度達成。ゆぐやは人工衛星となった。 力尽きた文が、目をペケにしてへろへろと落ちていく。 透明な宇宙ボールの中。強烈な打ち上げGのせいでぺったんこに潰れていた饅頭が、もぞもぞと動き出した。じきに、ぽむっ! と音を立てて球形に戻る。 「ゆふー…………ちょっぴり、おもかったのよぉ……」 ゆっくりかぐやは一息ついた。ゆっくりは骨がないので、外側さえしっかりボールで支えられていれば、意外とGには強いのだ。 「ゆっくりする、のよぉ……」 ゆむゆむと体を回して、ルナー・ボートの窓のほうを見た。 そして、息を呑んだ。 「ゆぅ……」 そこは天空。 純白の太陽の輝く、暗黒の宇宙。眼下には青い大気と、渦巻く雲。 一望のもと数千キロ四方が収まっている。地球のいかなる王も皇帝も見たことのない、生命の王国。 「おかあさん……ゆぐやは……ゆぐやは……やっとおいついたのよぉ……」 ぽろり、と流した涙は、落下せずに宙に浮く。きらきらと輝いて漂い始める。 「とっても……ゆっくりできるのよぉ……♪」 あとからあとから流れる涙に、きらきらと周りを取り囲まれて、ゆぐやはふわふわとゆっくりする。 幻想郷に外部地上局はない。 このことは、幻想郷とボートとの通信が、一日のうち限られた時間にしかできないということを意味した。永琳は当然、ボートと通信できる時間に月遷移軌道へのトランスファを行うことにしていた。その通信可能範囲と、軌道離脱タイミングが一致するまで、数日かかった。 「今ロケットを噴射しても、月に向いていない。しかし月に向くまで待っていると、電波が届かなくなる。両方が一致するまで待つのよ、かぐや」 「ゆぅ~ん、ゆっくりしているから、だいじょうぶなのよぉ~」 数日の待機など、ゆぐやには屁でもない。ふわふわふわふわとゆっくりして過ごした。 五日後、タイミングが一致した。永遠亭の追跡管制局で、永琳は命じる。 「いち、にい、さんでボタンを押すのよ。いい?」 「ゆぅ~」 「いち、にぃ、さん!」 「……」 「かぐや? かぐや、どうしたの!」 「……すやすや……すやすや……」 ゆぐやは寝ていた。 打ち上げの時はやる気満々だったが、五日も待たされてはやる気が失せるのは当然だった。永琳の必死の呼びかけもむなしく、ゆぐやは起きなかった。持ち時間を使いきり、軌道離脱ウインドウは閉じた。 次のウインドウは八日後だった。 八日後、ゆぐやは聞き返した。 「あかいぼたんだったぁ? あおいぼたんだったぁ~?」 「赤 い ボ タ ン よ ッ」 永琳が握り締めたマイクが、バキャッと音を立てて折れた。 このウインドウも閉じてしまった。次のウインドウは四日後だった。 そして、ロケットのバッテリーが持つのは、その日までだった。 「私は何か、とんでもない間違いをしたんじゃ……」 永琳が人選について真剣に悩み始めたとき、声をかける者たちがいた。 「れいむたちに――」 「まりさたちに――」 「ま か せ て ね !」 現れたのは、ゆぐやの親友だった森のゆっくりたち! 「あなたたち……!」 永琳は、しゃがみこみ、一縷の望みを託して彼女らの頬に触れた。 「たのむわ……同じゆっくりとして!」 「ゆっ、れいむがはげますよ!」 「まりさがげんきづけてやるんだぜ!」 何の根拠もなく自信満々に言い張るゆっくりたちの姿に、永琳は強く思った。 ――ダメかもしんない。 「か・ぐ・や! か・ぐ・や!」 「ゆーえす! ゆーえす! ゆーえす! 「ゆっ、ゆっくりしないでね! いまだけがんばってね!」 当日、永琳の心配をよそに、ゆっくりたちは必死の声援を送った。 「ゆうぅぅ~、うるさくてねれないのよぉ……あ、これ?」 ぽちっとな。 寝ぼけまなこのゆぐやが押したボタンで、M5の四段ブースターが点火、軌道離脱噴射が行われた。 加速後に四段は分離され、ルナー・ボートは月へ向かう。 月は遠いが、地球から遠ざかれば遠ざかるほど、可視時間が長くなっていく。 地球軌道を離れて五日後、幻想郷とボートは、ほぼ一日の半分の時間、交信できるようになっていた。 だが、交信の内容はほとんど永琳の悲鳴で占められていた。 「起きて、ねぇ起きて! お願いだからちゃんと起きて、動いて! おまえを救うのはお前しかいないのよ! サボってたら命にかかわるのよ! 動いてってば! 今だけ、あと二日だけでいいから! それさえ済んだら好きなだけゆっくり出来るから! ねぇ聞いてる? 頼むからいう事を聞いてちょうだい! 聞けっていってるでしょ! 動けこのくそニートが!」 「えーりん、うるさいんだけどぉ……」 「うわわわごめんなさい姫様」 あまりしつこく怒鳴るので本物の輝夜まで起きてきてしまい、あわてて謝る永琳だった。 問題は電力だった。 地球軌道で、ルナー・ボートはバッテリーの電力を使い尽くした。ボートに太陽電池パドルはついていない。船内の温度は自転によるバーベキューロールで保っているから、凍りついたり蒸し焼きになったりすることはないが、通信機やコンピューターは電気を使っている。 電気がなければ、着陸できない。 こんなこともあろうかと、ルナー・ボートには手回し式の発電機が取り付けられていた。バッテリーが底を突いても、残っている最後の力――人力で、最低限の電力を確保するためだ。 だが、その人力ならぬ、ゆっくり力が、予想を超えて頼りないのが問題だった。 「ゆぅ……ゆぅ……」 「寝てないで起きなさーい!」 「だって……ねむいのよぉ……」 今日もニート明日もニート。ゆぐやのさぼり能力は尋常ではなかった。 「こうなったら仕方がないわ……鈴仙! てゐ!」 「はぁぁい……」「なんだウサー」 ものすごいやる気ない顔でやってきた二人に、永琳は次々に命令を出した。プリズムリバー三姉妹を呼んで来い、できれば小野塚小町も、それに八雲紫と連絡をつけろ、等など。 二人の兎は、一応頑張った。だが、小町と紫の返事はそっけないものだった。 「そりゃ、あたしは距離を操れますけど、さんじうまんキロも離れてるものをなんとかしろってーのは、さすがに無理ですねえ」 「隙間はどこにでも出せるわけじゃないのよ」 等など。 頼みの綱の三姉妹が、地上通信士用のマイクの前でじゃかじゃかと躁になるロックをかき鳴らしたが、五分もしないうちに輝夜が現れてマジ怒りされてしまった。 残存電力はいよいよ残り少なく、通信の維持すら難しくなってきた。 「ああもう一体、どうしたら……!」 八意永琳、万事休す。 そのとき――である。 彼女は、ある男のことを思い出した。 それは、幻想郷の住人ではない。日本人ですらない。 あのNASAで、人を月に送るために働いていたという。 今でもいるのかどうかは、わからない。そもそも生きているのかどうか。アポロが終わったのは40年近く昔だ。 それでも永琳は、てゐを呼んだ。 「御用ウサー?」 「ええ、そうよ」 「はいはい、今度はどんな無理難題ウサ」 「アメリカへ行ってちょうだい」 「……」 悪戯ウサギ、さすがに無言。 永琳は腕組みしながら横目で彼女を見つめ、きっぱりと言った。 「アメリカへ行ってちょうだい」 「……いやだと言ったら?」 「M6の乗員になりたい?」 「ふぁーい」 この人相手ではどこまでも貧乏くじを引く、てゐだった。 ……というより、だからこそ悪戯に走るのかもしれない。 『かぐや、かぐや』 「……ゆ……?」 ゆうゆうと無重力の心地よい惰眠をむさぼっていたゆぐやは、目を開ける。 「だれなのよぉ……?」 『僕だよ』 だれだろう? 聞いたことがあるような、ないような……。 眠くてだるい。面倒くさい。ゆぐやは再び寝ようとする。 『覚えてないかな。あれは半世紀近く前だしな。君はお母さんより、ずっと小さかった……』 「ゆっ? おかあさん?」 『そうだ。思い出せないかい? 僕は――君のお母さんを宇宙に送った』 年老いてしわがれた声。ゆぐやの味噌餡の脳みそに電撃が走る。 ――そうよぉ……このこえには、たしかにききおぼえがあるのよぉ……。 「おにいさんは……じっけんおにいさん!?」 『……うん、まあ、そうだ』 若干の沈黙を経て、すぐに相手は言葉を続ける。 『四十年前、かぐやがいけなかったところに、いま娘の君が行こうとしているという。 僕は……僕は、なんと言っていいんだろう、かける言葉がない。 あのときかぐやには、月へ行けるとさんざん吹き込んだのに、結局行かせてやれなかった。そんな僕には、君に言葉をかける資格など……本当はないのかもしれない』 『ちょっとあんた、そんなヘコむようなこと言ってどうすんのさコラ!』 なにやらウサギの声がぎゃんぎゃんと聞こえるが、ゆぐやは気にならなかった。 母を宇宙へ行かせてくれた彼が、今また再び言葉をくれた――それだけで、何か、長い時間の谷間を経て、足りていないもの届けてもらったような気がした。 「ううん…… おにいさん かぐや、げんきがでたのよぉ……」 そう言うと、かぐやはゆっくりボールからゆむゆむと這い出て、壁のハンドルに取り付いた。口でくわえて、いっしょうけんめいぐるぐると回す。 発電機が回り、ゆっくりと電力が貯まり始めた。通信機の音声が鮮明になる。テレメーターを監視している永琳の歓喜の声が聞こえた。 『やったじゃない、かぐや! その調子よ、なんとかあと二時間頑張って!』 「ゆっくり、がんばるのよぉ~」 ゆぐやは懸命にハンドルを回し、なんとか着陸に必要なだけの電力を貯めこんだ。 最後にアメリカから、力強い声が飛んできた。 『かぐや、君たちにはこれが一番だったな。――Take it EASY!』 「ゆっくりしていくよぉ~」 ゆぐやは返事をして、ルナー・ボートの窓に見入った。 そこにはいつの間にか、巨大な月の姿が見え始めていた。 月――白銀の盆、あるいは光と闇で形作られた鋭利なる鎌。 竹製の小型固体モータ二本をV字に広げて、うまく推力を加減し、モウソウチク五型は月周回軌道に乗った。 月の脱出速度は、わずか二・四キロ。つまり、かなり速度を落としても地面にぶつかってしまうことはない。 ゆぐやは、低速で流れていく月面の光景を、ゆっくりと眺めた。 灰色の明確な日向。黒色の冥界のような日陰。いや、かすかに日陰も見えている。日向面からの照り返しだろう。 それにしても中間のディテールはあまりにも少ない。白と黒だけ。砂と岩のみ。四季映姫が見れば、あるいは好みそうな景色だが、この風景を好む人は少ないだろう。 ゆぐやは――また、泣いていた。 彼女は知っていたのだ、この地にかつて、月人の壮大な都があったことを。 そしてまた―― 彼女は知っているのだ。この地にいずれ、人間の壮大な都が築かれることを。 ただゆぐやは、母と同じように、今ここに来たかった。 月人も、人間もいない、今このときに――。 『月着陸噴射、開始するわ』 はるか遠くに離れた永琳の声とともに、ゆぐやの視界の中で、前方へとモータの炎が伸びた。スッと減速Gがかかる。 『噴射成功。着陸まで四百秒。かぐや、ボールに入って』 「……ゆっ」 ゆぐやはゆっくり宇宙ボールに入り、ワンタッチの蓋を閉じる。 そのまま、窓外の景色を見続けた。当分の間、見られなくなるはずだった。 やがて、地上の景色が近づいてきた。ゆぐやは目を閉じ、衝撃に備える。 窓の外を流れる砂の速度が極限まで高まり――衝撃! 「ゆぐぅっ、ゆぐぅぅぅ!」 球形のルナー・ボートは、レゴリスの砂漠にじかに突っ込んだ。硬着陸。だが停止せず、何度もバウンドする。浅い角度で入ったのが幸いした。それを狙った進入だった。 六分の一重力下で、ぽーん、ぽーんと跳ねたボールは、地上では考えられないほど長々と転がってから、ようやく動きを止めた。 巻き起こった砂塵が、きれいな放物線を描いて落下していき、やがて再び真空が澄んだ。 バシュッ、と音を立ててボートのハッチが開く。 そこから、透明なゆっくり宇宙ボールが顔を出した。 中に入っているゆぐやの歩行によって、ボールは転がり、空中に出て―― とさっ、と軽い音を立てて砂の上に降りた。 「ゆううう……!」 ゆっくりかぐや、月着陸。 幻想郷を出てから、実に二十五日後のことだった。 「ここが……おつきさまなのぉ~」 しみじみと、ゆぐやは月面を見回す。 静かだ。――風はなく、鳥もおらず、人や妖怪も一切いない。 広大な砂と、点在する岩だけの世界。 万年の無人。 億年の静寂。 その荒涼たる景色を見て、ゆぐやは―― 「……ゆっくりできるのよぉ~~~~♪」 心から、歓喜した。 そう……それが、ゆぐやが選ばれた理由だった。 月でゆっくりできる、ということが。 ゆぐやは不死だ。体を粉々にされて燃やし尽くされない限り死なない。食料も水もいらず、酸素もいらない。 だからこそ、アポロ計画のサターン宇宙船よりはるかに小さなM5型で、月に来られたのだ。M5はパワーが弱く、月まで一ヵ月近くもかかった。普通の人間が乗ったら、酸素も食料も足りなくて、餓死するか窒息死していただろう。 そして、なんらかの奇跡に恵まれた月に到着したとしても、そこで絶望を味わったことだろう。 M5は、帰還用の宇宙船を載せていないのだから。 そう、これは片道飛行。帰らずの旅。 月に骨を埋める者でなければ、許されない旅。 ゆぐやこそは、その資格を持つ者だった。 「ゆっしょ、ゆっしょ……ゆふー……すずしいのよ♪」 ボートの日陰に入って、ゆぐやは息をつく。月の二十八日の自転に合わせて、多少は動かなければならないだろうが、たいしたことではない。 ここでは、誰も――人間だけでなく、同じゆっくりたちでさえもが――干渉してこないのだ。 絶対の孤独。――究極の放置。 母の夢見た、永遠の、ゆっくり。 いや、厳密にはそうではない、いずれここには誰かが来るだろうから。 だがそれも……ずっと先のことだ。二十年か、三十年か。あるいは千年か、二千年か。 でもその程度ならかまわない。 二十年に一度ぐらいなら……起きてやったって、いいではないか。 『かぐや、着いたの? 報告して!』 「ゆっくり、とうちゃくしたよぉ……」 小さな通信機にそうつぶやくと、ゆぐやはそれをひと呑みに飲み込んだ。 そして、目を閉じた。 「ゆっくり、ゆっくりするのよ~……」 月面、静かの海、アポロ11号着陸地点から二キロ。 白い太陽と青い地球だけが見守る砂漠で、小さなボールがゆっくりし続けている。 あの日からずうっと。 これからもずうっと。 ===================================================================== 「ゆっくりと動物の人」さんの「そらを夢見て」を見て、 発作的に月まで連れてってやりたくなりまして。 YT 最後のシーン、「猫の地球儀」という小説を思い出しました。 切ない終わり方ですがこういうの大好きです。あと宇宙開発モノも。ゆぐや可愛いよゆぐや。 -- 名無しさん (2008-10-09 03 21 28) 数年前「シューメイカー=レビー彗星」で再び脚光を浴びた ユージン・シューメイカー博士は元宇宙飛行士候補でした。 彼は難病に冒され、宇宙への道を閉ざされてしまいます。 しかし彼は天文学者として宇宙開発にその一生を捧げ、 多くの飛行士を送り出す事に貢献しました。 今、シューメイカー博士は月に眠っています。 無人月面探査機に彼の遺灰が載せられ、 生前果たせなかった月面着陸を果たしたのです。 シューメイカー夫人は言います。 「夜空を見上げればいつでもあの人に会えるんです。なんて素晴らしい事でしょう!」 -- 私は饅頭 (2008-10-09 04 53 44) なんと荘厳な物語っっ そして作者の博識ぶりに脱帽 -- 名無しさん (2008-12-09 16 51 42) いいはなしだなーーーー -- ちぇんと(ry 飼いたい (2012-03-29 11 17 20) 名前 コメント