約 2,435,451 件
https://w.atwiki.jp/love2mybuddy/pages/45.html
シルヴィア(修道女) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ドジで方向音痴な爆乳修道女。 幼い時から教会で育てられている。 無知ゆえかオッパイを触っても怒らないようだ。 処女。 メシマズ嫁…。 メシアン党に所属だが、派閥意識は全くないのでどの党を助けても抵抗がない。 聖職者としては正しい姿勢だが、捕縛者を解放しても主人公を妄信してしまうところに危うさも感じる。 そこが魅力ではあるが、反感を持つ人もいるかもしれない。 キャラクターデータ クレリック(初期レベル 1) おっとりした性格が原因で修行の旅に出た僧侶 特徴:戦闘後獲得金銭+10% 一部の会話イベントとエロ、龍脈球の浄化、フィールドでの遺物発見、鑑定によるレア発見時に好感度が上昇する。 カルマによる好感度上下がある。 解説 能力値はバランス型で、魔防力と運がばでぃ中最も高い。 HP・防御力はリンドの次に高く、MPと魔法力はヴァニラに次いで高い。 攻撃力は中間、敏捷性もヴァニラの次に低いもののルチアとほぼ差が無いとかなり優秀。 特徴は戦闘後獲得金銭+10%と特に序盤に嬉しい内容だが、周回を開始する位になると恩恵を感じられないだろう。 防御面は非常に優れていて、特殊防具によっては主人公・ソルジャーに劣らない防御能力を持ちうる。 主人公・ソルジャーと比べて魔法寄りだが、貴重な ヒール 系を習得するので安全性が高い。 反面、攻撃能力の欠如が目立つ。 ヴァニラに次ぐ魔法力を持っていながら、 シェイド を覚えないのが非常に残念。 メシアンライト を覚えれば単体火力は多少改善されるが、属性が神聖に偏るので耐性持ちに注意。攻撃アイテムを惜しまないこと。 雑魚を主人公の シェイド 等の一撃で倒せない場合、工夫するのは寧ろ主人公側が良いだろう。 現時点で全体攻撃技追加は[暴風の剣]しかなく、基準が物理攻撃なうえにTP消費なので魔法能力が落ちて本末転倒になる。 TP回復もなく、後天的にも習得しないので エンデュランス を装備しても全く噛み合わない。 最終的に雑魚戦は主人公に任せ、ボス戦は エリアヒール でTPを稼ぐのが堅実。 エリアヒール はCTが無い他、ボス戦に嬉しい弱体解除を備え、安定してTPを供給してくれる優良スキル。 チアー で援護したり、[災厄の剣]で使える ヘルブレイズ で攻めるのが安定するだろう。 雑魚戦は主人公の仕事と割り切らないと、長所が活かせずに使い難さばかりが悪目立ちする。 習得スキル 習得LV スキル名 説明 クールターン アクション 4 チアー 2ターンの間、対象の攻撃力・防御力・敏捷性を上げる CT2 12 ヘブンリフト 敵単体に神聖属性の強烈な一撃を放つ CT3 16 メディテーション 5ターンの間、自身の魔法力を大幅に上げる CT7 アーケイン 2 ヒール 対象のHPを250前後回復させる なし 6 キュアー 対象の毒・暗闇・麻痺を解除する なし 8 エリアヒール 味方全体のHPを200前後回復させる なし 14 モアヒール 対象のHPを500前後回復させる なし 18 リヴァイブ 対象の戦闘不能を解除し、HPを100前後回復させる なし パッシブ 習得済 オーディール 自身の戦闘終了時経験値が+50%上がる なし 10 ブレス 常時全状態異常耐性が+10%上がる なし 20 ベール 常時神聖属性耐性が上がる なし 30 スピリット 常時MP再生率+1%を得る なし 探求の書:シルヴィア バディ無しでカナーン村の教会に入るとイベント発生 ↓ シルヴィアをバディにして善行を10回積む(カルマ減少を10回、1度に2以上減っても1回) ↓ シスターエルに報告し、「腐食した装飾品」を入手 ↓ どこかの骨董屋で観て貰うと、修復不可能であり「蘇りの泉」なら何とかなるかもという情報を得る ↓ (各地の冒険者に話を聞きながら)マドロッカ街道の小高い丘の上にあるが、力を失っているらしいことを突き止める ↓ マドロッカの一番南東にある丘にて泉を発見する (丘に登るためにはモルガドロンと戦う必要があるので注意) ↓ 二人で泉を浄化すると「蘇りの泉」が復活する ※蘇りの泉が以後使用可能に ↓ この事をシスターエルに報告する(Clear) 固有イベント(画像あり) イベント名 場所 内容 備考 シルヴィアの修行(1/2) 宿屋・寝室 後背位。初めての場合処女を奪う動作がある。 シルヴィアの修行(2/2) 宿屋・寝室 パイズリ。 シルヴィア:青姦 青姦スポット 壁に寄りかかっての対面立位。 泉の掃除 マドロッカ街道 全裸を後ろから眺める。 夜這い男:シルヴィア 宿屋 「怪しい中年男」にイタズラされる。 街道か平原の宿屋でのみ発生。 呪いの力:シルヴィア 戦闘中 マンヌレージによる呪い。 「探求の書」で設定可能。 愛情表現:シルヴィア 会話イベント 彼女の後ろから乳遊び。 乳首を引っ張る操作が可能。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/853.html
ミスティア8 新ろだ2-215 日が沈み、夜が来る。四方どこを見回しても木、木そして暗闇。そして時折聞こえる、何かの慟哭。 それは守るすべを持たぬ人間にとって死の象徴。闇の中の闇。一切の無。 ここ幻想郷の妖怪獣道に、不釣り合いな青年一人、ただひたすらに足を進める。 全く腕に覚えがないというわけでもないが、人間と同等以上の知性を持った妖怪にはまるで歯が立たない。 だから彼は足を進める。唯何も考えず、何も考えないでいられるから、足を進めることに集中する。 何かがいる、何かに見られている。考えたくない。気づきたくない。気づきたく……なかった。 だから青年は気づかない。気づかない……フリをする。辺りは暗闇。暗闇だから見えない。見えないなら……誰もいない。 何かに追われる。何かに後ろを付けられる。距離が狭まる。何かが徐々に青年との距離を詰めていく。 闇が迫る。横目で後ろを見る。目に映るは暗闇。だから何もいない。それでも闇は迫る。そこに闇がいる。闇が迫る。 再び前を向く。前を向いて足を進める。背後の気配と決別するために。 それでも背後の気配はなおも強く、青年を追い詰める。10歩、5歩、3歩、2歩、1歩…… 捕らえられる。暗闇に抱かれ、足が止まる。青年を追い詰めた暗闇は両手を背後から回し青年の腹部に回す。 暗闇から伸びる腕はしかし、優しく温かく青年を抱きしめる。まるでその感触を確かめるように。温もりを確かめるように。 青年も一瞬体を強張らせるものの、すぐに脱力し、暗闇に身を心を任せ…… 「ミスティア……」 と優しく、背後の暗闇の主――といっても単に青年が鳥目ゆえに視認できなかっただけだが――夜雀の怪ミスティア・ローレライ その人に声をかける。 「ありゃ、抱きしめられただけで分かっちゃうんだ?」 「普通の妖怪だったら僕を捕らえてすぐに頭からガブリッ……だからな……」 「むぅーちょっと残念。もう少し驚いてくれると思ったのにー」 そう言って頬を膨らませつつも、どこか嬉しさを隠せない表情のミスティア。 そんな彼女をフォローするように青年は返す。 「いや内心驚きのあまり心臓が悲鳴を上げてるんだけどね……。てか驚かせないでよ」 「それはねぇ……誰かさんが危険を冒してまで夜の道を無防備に歩くからいけないんだよ?」 「その……ごめん。どうしてもミスティアに会いたくて」 と、平淡に青年は言う。それは他意の無い青年の素直な気持ちであり、決して目の前の夜雀少女を赤面させようという他意はない。 それでも、目の前の夜雀少女にはあまりにも攻撃力がありすぎたようで……あっという間にミスティアの頬は真っ赤に染まる。 しばらく口をパクパクさせて返す言葉を探す……もとい思考停止中だったがはっと我に返り口を開くミスティア 「えっ!? あっ……その……で、でもっ! それで道中で○○に死なれたりしたら……私が……迷惑……」 ミスティアは呟く……青年を咎めるように、憂いを秘めながら、しかしそれは同時に惚気でもあり、 したがって再び羞恥に頬を染め、そしてトーンダウン。 「本当にごめん。でも大丈夫。こう見えて逃げ脚としぶとさには自信がある」 「今こうして夜雀さんに捕まったか弱い人ネギが一人いるわけだけど……」 「……僕は、一度捕まってからが勝負なのです。それにミスティアになら望む所。僕から捕まりにいくよ」 「……バカね」 呆れるように、そしてやっぱりどこか嬉しそうにミスティアは吐き捨てる。 「馬鹿な僕は……嫌いか?」 「嫌いなわけ……ないじゃない……。それに馬鹿なのはお互い様よ。妖怪の私にゾッコンなあなたも。 普通の人間さんを此処までダメにしてしまった私も。ふふっ……嫌いになれるわけないわね……」 「いや、僕は僕の意思でミスティアを愛してる。だから気にしないで、そんな些細な事」 「そう言ってもらえると……悪い気はしないわね……むしろ嬉しい……かな…… 私だって○○に負けないくらい○○の事が好きだし……それは私の素直な気持ち……だよ♪ っと、話を流される所だったわ、と、に、か、く……私は○○が大好きだからこそ……心配してるの! 反省……してよね?」 「……善処……致します」 「むぅ……毎回毎回善処善処って……思えば私達が初めて会ったのもこんな感じだったわね」 「うっ……覚えていらっしゃるのですか……」 「そりゃあいくら私だってあなたとの慣れ始めぐらい覚えてるわよ」 青年――名を○○――とミスティアは屋台の常連と店主という関係であり、 そして今や恋人同士であり、そしてかつては命の恩人でもあった。 幻想郷に○○が来て間もないころ、妖怪に関する知識のない○○が真夜中に妖怪の現れる道に足を踏み入れ、 あわや妖怪に喰われようとする所を、屋台の為に通りかかったミスティアに助けられたのだ。 人を食らう妖怪たるミスティアとしては、別に他の何処の馬の骨とも知らぬ妖怪が赤の他人を食らおうと知った事ではなく、 肉食獣が草食獣を喰らい貪らんとする様をみて食物連鎖という大自然の厳しさを実感しつつも冷徹に達観する人の如く ただ凛と通り過ぎればよい、いやいっそのこと折角の人ネギを横取りする事すら合理的ではあったのだが、 今にも屋台にて世の中の人間どもに鳥鍋反対を訴えかけ、ついで鳥目→八目鰻→金がっぽり商法を実行しようとする手前、 ここは命だけでも助けて信者を増やすのが得策だと夜雀少女は小さな頭で考えた。 結果思惑は当たり屋台の女将さんはリピーターと鳥鍋反対信者だけでなく、臨時皿洗いと恋仲まで作ることに成功したのだ。 「と、こう言うとなんだかまるで私が○○を利用したみたいね」 「いやいや本当にミスティアには感謝してる。事実、もしあの時助けられてなければ……僕は今ここにいないからね……」 「うー……嬉しいけど胸が痛むわ……と、とにかく、アンタは進歩がなさすぎ! もう少し……自分の事大切にしてよ……○○の為にも……私の……為にも……」 「う~ん……ミスティアにそう言われると断れないねぇ……」 「お人よしねホント……そんな○○が私は大好きなんだけれど……さ、行きましょ。屋台まで私に逢いに来てくれたんでしょ?」 「はい……女将さんの居る所なら何処にでも……」 「ふふっ、しゅっぱーつ!」 先程後ろから○○の背に襲いかかった時のまま、ミスティアは相変わらず○○の背に抱きつきながらも足を進めんとする。 「そ、その……そろそろ後ろから抱きしめるの……離してくれても……」 「こうしてぎゅぅぅって抱きしめていないと…… 自信過剰な○○君はすぐ私の手を離れて、そして妖怪に襲われちゃうんだから」 「そんなに僕は怖いもの知らずじゃないってば。それに僕はミスティアの傍を離れたりなんてしないから……疑ってる?」 「それに……一週間ぶりに逢ったんだもの……○○と出会ったの…… これでも恋焦がれる気持ちは……自身顧みず妖怪獣道を突っ走っちゃう無鉄砲な誰かさんにも負けないつもりなんだよ?」 「ええ、それはもう全身からビンッビンに伝わるのです。しかし何と言うか、体裁……というか……決まりが悪いというか」 と、頬を指で掻きながら、バツが悪そうに不満を漏らす○○。 「あら、屈強な肉体の○○君は華奢な妖怪少女に抱かれるのをプライドが許さない……と?」 「いやとても嬉しいのだけど……恥ずかしい、色々と。男の意地……なんだろうけど……」 「ふふっ、しょうがないわね……うん! そんな男の子の顔、立ててあげなくちゃ……おいで……」 ○○を解放すると、両手を拡げて○○を誘うミスティアに、それに答えるようにその細い体を抱きしめる○○。 「好き……大好きだ……ミスティア……」 「うん、私も○○の事が大好き。愛してるよ……○○っ!」 そう言って、照れる○○を強く抱きしめ返すミスティア。 その華奢な腕のどこにそんな力があるのか、意外と強い抱擁に○○は目の前に居る少女がやはり妖怪なんだなと改めて実感した。 「このまま抱きしめ合ったまま屋台に行ったら待っている人はどんな顔するのかな?」 「堪忍してくれ……恥ずかしすぎる」 「私に心配ばかりかけた罰だよっ!」 「うぅ……ミスティアさんが僕をいじめる……」 「ふふっ嘘だよ嘘。手、繋いで行こっか!」 「あ、うん……」 ミスティアが手を差し出し○○がたどたどしくそれを取る。 強く結ばれる手と手。大きな○○の手と、小さく細長いミスティアの手。指と指が絡まり合う。心と心が重なる。 暫く無言で二人は歩き続ける。○○の視界を木々が視界から通り去る。 人間を寄せ付けない夜の道の不気味な木々が茂みがしかし今の○○にはどうでもいいものに思えた。 大好きなミスティアに一週間ぶりに出会えたという嬉しさ、愛しさ。彼女が傍に居てくれるという心強さ。 そして先程から一向に鳴り収まる気配を見せない胸の高鳴り。○○はこれらの事で頭が胸がいっぱいで、背景など空気同然だった。 「出会ってから結構立つけど……やっぱりまだまだ初心だなぁ……」 「ん? なになにっ?」 「えっ!? いや、なんでもない……うん、なんでもない」 ○○は心の中で言ったつもりだったが声に出ていたらしく、ミスティアに傍受されてしまう。 「もしかして……照れてる?」 「照れてない」 「本当に~?」 「本当です」 「ふぅ~ん……じゃあ確かめちゃう、えへへっ」 「っ!!?」 突然○○の胸に顔を埋め、そして耳を付けるミスティア。 休むことを知らない○○の鼓動がミスティアの耳へと伝わる。 「凄いね……○○の胸、すごくドキドキいってる。心地よい鼓動……そんなに恥ずかしかったの?」 「違う……それはさっきミスティアが驚かしたからだ」 「照れ屋さんなんだね、○○は……可愛い♪」 「うぅ、そう言ってまた僕をからかう……」 「はいはい、いじけないの~! ほら、もうすぐ屋台だよ? このままいったらお客さんの肴にされちゃうよっ」 前方に薄らと光が見える。光はは徐々に強く大きくなり、やがて屋台の形を映し出す。 明りの正体は家主の居ない屋台の提灯の明かりではなく、どうやらすでに幾人か集まっている人妖の炊いた焚き火であった。 こちらに気がついたのか、手を振る影もある。普通の魔法使いや氷精といった顔なじみの連中であった。 「みんな~♪ お待たせっ!」 「や、どうもです」 勢いよく人の集まりに飛び込んでいくミスティアと、必死に羞恥を隠しつつも愛想よく振る舞わんとする○○。 そしてそんな見事なまでに恋人してる二人に向けられるは料理への期待と二人の仲への冷やかし。 二人の恋仲はすでに周知の事であり、結局のところ○○がいくら足掻こうと酒のつまみとなる事は逃れられない事実なのである。 「それで○○。一週間ぶりに皿洗い……していくんだよねっ?」 「うん、そのつもりできた。少しでもミスティアが楽できたらいいな……」 「えへへ……後でいっぱい賄い飯のサービスしちゃうんだからぁっ」 「おう、うれしいね、がんばるよ」 その後は忙しくも楽しかった。やはり目の前でイチャつかれると酒も八目鰻も進むようで、 一週間ぶりの夫婦漫談? という事もあってかどんどん空き皿がジョッキが○○の流しの元へ回ってきた。 ○○は食器を洗うその手を、休めることなく、丁寧に確実に洗い上げていく。 時たま休憩となると…… 「はいっ、○○……あーん♪」 「……それ……どうしてもやらないとだめか?」 「……嫌……なの?」 箸で八目鰻の蒲焼の切れ端を箸に取り、○○の目と鼻の先にまで差し出すミスティア。 渋る○○に追い打ちをかけるように周囲の期待の眼差しは降り注ぎ、そしてミスティアも悲しそうに上目使いを決める。 そんな八方ふさがりの○○にとって最早選択肢は一つしかなく…… 「いやその……人……みてる…し……っ……あーん」 「あーん♪ ふふっ、どう? 美味しい?」 「うん、美味しいよ。一週間もミスティアのご飯食べてないと体が細胞レベルで欲しがってる気がするね」 「あら、まだまだね。一日で禁断症状が出るくらいにならなくちゃ」 「ははは……それは嬉しいやら怖いやら……」 「ねねっ、今度は私に、ねっ、食べさせてよっ!」 「えっ!? う、うん」 ○○は箸を構え、八目鰻を切り分け、そしてそれをミスティアの口元に運ぶ。 再び注がれる周囲の視線。○○の手が箸が羞恥で震える。それを楽しそうに嬉しそうに見つめるミスティア。 「はいミスティア……あーん」 「あーん♪ ん、ぱくりっ……うん、おいしい♪」 なんてラブ&コメディも展開しつつ、楽しい? 時間はどんどん過ぎ去ってゆく。 夜は次第に更けていき終業のお時間。客がみな消え去り、再び二人だけの時間。 「ご来店ありがとうございましたぁ♪ さっ片づけ片づけ……っと思ったけれど、 ○○のおかげでする事無くなっちゃった。ありがとう○○」 「どういたしまして、女将さん」 「○○がいてくれると本当に助かるわぁ……料理に専念できるし、何より腕もはかどっちゃう!」 「そういわれると僕も嬉しいよ。こんな方法でしか恩を返せないからね」 「律儀ねぇ……今どう思ってるかは別としてあの時の私はただ○○を別の意味で食い物にしようとしていただけなのに」 「いやいやそんなことないって。それにミスティアに感謝することは命を助けられた事だけじゃない」 「えっ?」 まっすぐにミスティアを見つめる○○。ふいをくらったようにキョトンとするミスティア。 ○○の眼差しは鋭く、しかし優しくミスティアの瞳に突き刺さり、そして言葉を紡ぎだす。 「こんなにも美味しい鰻を食べさせてくれて、こんなにも楽しい場を提供してくれて、 おかげでこんなにも早くこの幻想郷に馴染む事が出来たし、困ったときに相談に乗ってくれる仲間が沢山できた。 ミスティアと話しているととても楽しくて、ちょっぴりまだ恥ずかしいこともあるけれど、でも幸せになれる。 僕だけじゃない、皆がミスティアに感謝してる。だから皆の分まで……恋人として、良き理解者として……」 ……ありがとう、ミスティア」 暫くは○○の覇気ともとれるその言霊の勢いに呆気に取られたようなミスティアだが、 やがて時間がたつにつれ、○○の感謝の言葉の重みに気付き始め、徐々に頬が耳が赤く染まってゆく。 「う……うん、私……そんなに偉い? 人を鳥目にして……そして八目鰻で荒稼ぎしようとする私が……そんなに偉い?」 「あぁもちろんさ。美味しい鰻で、一杯の酒で、皆をほっこりさせてくれるミスティアは皆の……そして僕の誇りだ」 「へ…えへへ……○○にそう言ってもらえると……凄く嬉しくて……胸が熱くなって…… その……上手く言えないけれど……こちらこそありがとう○○……」 「どういたしまして……さっ、それじゃあ僕もこのへんでお暇……」 「な~にいってるの? 私が送って行くわよ」 「えっ?」 帰ろうとする○○の手をギュッとつかむミスティア。 「あ……気にしなくていいんだよ? ミスティアもお疲れだろうし、迷惑はかけら」 「だーかーらっ! 帰り道で妖怪さんにもぐもぐされる方が迷惑だって言ってるじゃない! それに、私は迷惑なんかじゃないよ? ひと時でも長く、○○と一緒に居られるんだもの。 迷惑……じゃない、幸せ……なんだよ?」 「あ……うん、ごめんミスティア。そうだね、一緒だと心強い……うん送って」 「まっかせなさいっ!」 屋台の明かりを消し、たたみ、そして後にする○○とミスティア。 妖怪に襲われる心配で一杯だった漆黒の夜道も、胸の鼓動による爆音に悩まされた逢瀬コースもそこにはなく、 ただただひたすらの幸せが○○の心から満ち溢れていた。 無言で夜道をただただ進んでゆく。言葉がない。が、その空気はとても優しく温かく穏やかだった。 幸せなひと時、胸の鼓動が共鳴する至福のひと時はすぐに過ぎ去り、○○の家の前に到着する。 里の外れにある小さな小屋。幻想郷にきて間もない○○に、暫くの仮住宅。 「今日は本当にありがとうミスティア。そして本当にお疲れ様」 「うん、久しぶりに張り切りすぎちゃったかな……とても幸せだけど、疲れちゃった」 「本当にお疲れ様……何か……御褒美をあげたいのだけれども何もなくてね……」 「ふふっ……御褒美なら……簡単に準備できるじゃない」 「えっ……あ、その、うん」 ○○を妖しい視線で絡め取るミスティア。 その言葉だけでミスティアが何を要求しているのかを察した○○の胸が再び高鳴る。ドキドキ、バクバク、胸を締め付ける。 「うん、ミスティア……目、閉じて……」 「ん……これで……いい?」 「うん、目、ずっと瞑っていてね。御褒美……あげるね」 そう言って○○も目を閉じ、手探りでミスティアの背中を抱きしめ、伝う様に頭へ手を伸ばす。 ミスティアからも、○○の体へ背中へと手を伸ばし、抱き寄せるように抱きしめるように、徐々に接近していく。 接近する。お互いの吐息がよく聞こえてくる。もっと接近する。吐息が唇に触れる。さらに接近する。お互いの熱気を顔で感じる。 もっと接近する…… ――ちゅ、 唇と唇が触れる。柔らかい感触。温かい感触。二人の優しさが愛が交わり、爆ぜる。 抱きしめる腕に力が入る。体と体が密着する。二人の胸の鼓動がお互いの胸を打ち、響き合い、共鳴する。 全身の力が抜ける。無防備な唇を無防備な体を無防備な心をお互い曝しあう。信頼しているから、愛し合っているから。 柔らかい唇にはどんどん力が込められ、形を変え、その豊かな弾力性で心地よさを相手に返す。 ――ちゅむ……ん…ぷぁ…… 数十秒とも一刻ともいえる短い様な長い様な、そんな時間が過ぎさり二人は唇を解放する。 解放してなお唇に残る柔らかい、優しい感触に暫くの間恍惚として、○○はゆっくりと目を開ける。 「ふふっ、やっと目を開けた♪」 ○○の目に飛び込んできたのはいかにもしてやったりな表情の、ミスティアの顔。 「見て……たの?」 「うん、割と最初の方からね」 「閉じていてって言ったのに……」 「えへへ……ごめんね……○○がキスするときどんな顔してるのかなって……気になっちゃって…… 可愛かったよ、○○が必死になってキスしてる顔……とても可愛かった♪」 「あ……うん……その……どうも……」 羞恥に顔を伏せながらも○○は嬉しさを隠せない様子で、精一杯ミスティアに微笑みかける。 ミスティアもまた、精一杯の嬉しさを、愛しさを、幸せを表現するために○○を強く抱きしめ、その胸に顔を埋める。 最後に、とミスティアの頭を優しく撫で、そして離れようとする○○。 「そろそろ……行くね」 「えっ!? も……もうお別れなの?」 「うん……また明日も行くから……さ、離して……」 と言って抱擁する腕を解く様に促す、がミスティアは止める気配はなく…… 「……だ…よ……」 「えっ?」 「……嫌だよっ! 離したく……ないよ……」 「ミ……ミスティア!?」 埋めた顔を持ち上げるミスティア。○○の眼に映ったのは、涙を流し、憤りとも哀しみとも取れぬ複雑な表情で 何かを訴えかける一人の夜雀の少女の姿だった。 「折角1週間ぶりに出会えたのに……もうお別れなんて……嫌だよ……離したくない……手放したくないよ……」 「ミスティア……大丈夫だ……もう一週間なんて待たせない。一週間はただ仕事が入ってただけだ。 また明日から毎日通える。ミスティアと毎日会えるんだ」 「……怖いよ……○○を手放してしまったら……仕事中無理して怪我しただとか……私に逢う途中で妖怪に襲われたとかで…… 逢えなくなっちゃうんじゃないかって……手放したら最後なんじゃないかって私怖いよっ!」 「ミスティア……」 「もう一週間なんて……ううん、一日でも待ちたくないよ……ずっと一緒に居たい……ずっとお話していたいよ……」 「……僕もだよミスティア……この一週間僕は……心に穴が開いたみたいで……仕事の合間もミスティアの事ばかり考えていて」 「じゃあっ! ……○○……一緒に暮らそうよ……こんなにもお互いを想い合っていて……こんなにもお互いに愛し合っていて お互いがいないというだけで日常生活に支障が出るくらいに私達はお互いにダメにして……ダメにされちゃったのに…… それなのに別々に暮らしているなんてヘンだよっ! ○○と……一緒に生活したいよ……」 「ミスティア……ダメなんだ……僕にはまだようやく安定した仕事を見つけたばかりで全然蓄えがないんだ。 ミスティアには結構式を挙げさせてやる事も出来なければ満足に食べさせてやる自信もない。幸せにしてあげる自信がないんだ。 そればかりか僕と一緒に居るとミスティアに迷惑がかかる。僕は自分を顧みない馬鹿だし、その上とても弱い。 生活力は幻想郷に来る前から全然ないしこちらの世界にはやっと少し慣れたばかりだ。 ミスティアと一緒になったらきっと僕はミスティアに頼りきりになって…… 今まで以上に僕はミスティアに迷惑をか『○○の馬鹿っ!!』 っ! ……」 夜の人里の一角にミスティアの声がこだまする。突然発せられた罵声に○○は口を止め、腰を引き立ちすくむ。 激昂した夜雀の少女のみが○○の目に映る。○○の見た事のない、否、幻想郷中の人妖が拝んだことのない、ミスティアの表情。 ○○が今までに出会ったどの妖怪よりも恐ろしく荒々しいその覇気を目の当たりにして、 弁を続けることも、反論する事も、のけぞる事も唾を飲む事も出来ず、ただ無意識のうちに腰が竦み足が震え冷や汗が噴き出るのみ。 「さっきから『ミスティアに迷惑がかかる』 ってばかり言って……○○は私と一緒に居たいの!? 居たくないの!?」 「……っ……」 「さっき○○私に言ってくれた、私と話していると楽しいって、 幸せだって、言ってくれた……それを聞いて私とても嬉しかったっ! なのにそれは嘘なのっ!? 本心で言ってくれたんじゃないのっ!? 私は……私の事を気にしない○○の意見が聴きたいよ……○○の素直な気持ちが……心が聴きたいよ……」 「……ミスティア……」 返す言葉もなく、ただ呆然とミスティアの心の叫びを聞く○○に、さらに詰め寄るように、○○に語りかけるミスティア。 「私は……唯○○と一緒に居られればそれだけで幸せなんだよ…… 別に結婚式がどれだけ遅くなっても、それが幸せに出来ない理由になんてさせないからっ! ○○は唯と一緒に居られることが一番の喜びなんだよ……○○が私を養えないて言うなら私が○○まで養う、 私を幸せにできないというなら私が○○まで幸せにする、誰にも文句は言わせないから…… ……○○に迷惑をかけるなんて言わせないっ! だって迷惑なんかじゃないもん…… 大好きな○○と一緒に暮らせて、大好きな○○を幸せに出来るのは……他でもない幸せだもんっ!」 「……」 「○○は自分勝手だよ……自己中心的だよ……私に迷惑がかかるって言っていつもいつも私を頼ることを回避して、 自分だけで全て背負って、それだのに私の事になると途端に無鉄砲に行動して、 もしそれが私の事を想っての行動だって言うのならそんなのウソよっ! ○○はただ、自分の体裁を気にしているだけだよ…… ○○はただ私の前でかっこつけたいだけだよ……私そんなのいらない。 弱くたって情けなくたって力量がなくたって私そんなの気にしない。 私はただ○○にもっと素直に、純粋に私を求めて欲しいよっ!」 「……ごめ…ん……」 「私はただ○○と隣り合ってお話できるだけで幸せ、○○とお話して素直な気持ちをぶつけ合うだけで幸せ。。 ○○が私の作ったご飯を美味しい美味しいって食べてくれるだけでいい、そして時たまダメ出ししてくれたらそれだけで嬉しい。 ○○が私の隣でお皿を洗ってくれるだけでいい、指でこするだけで音が鳴るようなピカピカのお皿を私が必要な時に常に傍に置いてくれるだけで私はとても助かる。 ○○が優しく私の事を抱きしめてくれるだけでいい、私が抱きしめたいと思ったときに手の届く位置に居てくれれば私は幸せ。 ○○が今日も一日お疲れ様って労ってくれればそれでいい。それで頭を撫でてくれたり、肩を揉んでくれたり、キスしてくれたりするのが私の明日への活力になるから。 ○○がいつも傍に居てくれるだけで幸せ。○○が傍に居てくれれば私は幸せ。○○となら、どんなことだってできるし、どんなことだって楽しい」 「……ミス……ティア……」 「ねぇ○○……私を……○○にとっての幸せで居させて……いつもいつでもいつまでも……私に幸せそうな○○を見せてよ…… ○○が私のおかげで幸せを感じてくれるのが私は一番幸せ……だからもっと頼ってほしい。もっと甘えて欲しい。 もっと近くに、いつも触れるぐらいに近くに居て飾らない、隠さない、素直な、幸せな○○を見せて欲しいよ……」 ミスティアは言い終わると、再び○○の胸に顔を埋め、その涙で○○の服を濡らしてゆく。 やがてミスティアの咽び泣きが終わったのを見計らい、○○はそっとミスティアの顔を持ち上げる。 「ミスティア……離して……」 「○…○……」 ○○はまるで何事もなかったかのように、そっとミスティアの肩に手をかけ、再び離れるように促す。 自分の想いが届かなかったと、失意の表情を見せるミスティアに、○○はあわてて続ける。 「大丈夫……僕はもうミスティアの元を離れない……ただちょっと……荷物をまとめる準備をさせてくれ……」 「えっ!?」 「こんな小さなボロ屋だからな、大したものはおいてないんだ。だからすぐ終わる。……手伝って……くれるかな? それから僕の新しい住居だね。いずれは二人の家を持ちたいなぁ。ははっ、お仕事頑張らなくちゃだな。 だからそれまで、ミスティア。僕をミスティアの家に置いてくれるか? ミスティアの傍に置いてくれるか? 今まで以上に……ミスティアを幸せにする役目を……果たさせてくれるか? 今まで以上に幸せになった僕を……見つめていて……くれるか……?」 「○…○っ!」 肩を抱きミスティアの瞳をじっと奥まで覗き込む○○。それを見上げるミスティアの表情は明るく、喜びの涙が流れていた。 「ミスティアの言うとおりだ。僕は、ミスティアの傍に居られる事が幸せだ。ミスティアとお話しできるのが幸せだ。 ミスティアの歌を傍で聞いてあげられる事が幸せだ。ミスティアの作ってくれた料理を食べられるのが幸せだ。 ミスティアのお傍で、お皿洗いができるのが幸せだ。疲れたミスティアを傍で労う事が出来るのが幸せだ。 ミスティアと一緒に手を組んで歩く事が出来るのが幸せだ。ミスティアとキスしたり抱きしめ合ったりするのが幸せだ。 ミスティアが幸せそうな顔を僕に向けてくれるのが幸せだ。僕の手でミスティアが喜んでくれるのが幸せだ。 今やっと気がついた。僕はこんなにも幸せだった。そしてもっともっと幸せになれる術があったんだ。 そしてミスティアを、大好きなミスティアを幸せにする方法もこんなにも近くに…… ミスティア……貴女は僕の幸せだ……そして僕は、ミスティアの幸せで在り続けたい…… 今までごめんミスティア。僕はミスティアの想いにずっと気付けなかったばかりか自分の気持ちにも嘘をついて来た。 『恋人同士』『愛してる』なんて言っておきながら僕は自分の事だけを、自分の体裁だけを考えて自分を偽ってきた。 ……一緒に暮らそう! 僕はずっとずっとミスティアに傍に居て欲しい。もうミスティアが傍に居てくれないとダメなんだ。 やっと気づけた。いや、やっとミスティアの前に素直になれた。これが本当の僕だ。 とても頼りなくて、力量もなくて、馬鹿でとても甘えん坊でどうしようもない奴だが、世界で一番貴女を愛している。 もう……ダメなんだっ! ミスティアが居ないと僕はダメだ。ダメにされてしまった。僕の心はミスティアの物だ。 だからミスティア。責任を取って一緒に居て欲しい。僕も、ミスティアをダメにした責任として一緒にいたい」 「うん……もうずっと一緒だからっ……もう絶対に離さない、逃がさないんだからっ!!」 再び○○の胸元へ顔を埋め、涙でその服を濡らす。違うのは怒りと哀しみの涙から、喜びと幸せの涙へと変わったという事。 感極まった妖怪の腕力という事で、見た目は少女といえどもやはりその力は普通の人間の手に負えるようなものではなく、 あわてて○○はバランスを取り、ミスティアの腕に手をかけてそれを制する。 「あ……こら強く抱きしめすぎっ……と、とりあえず荷物まとめるからな、離さない、はしばし勘弁してくれ…… ……改めて今日から、僕たち真に恋人だ……愛してる、ミスティア……この世の誰よりも……」 「うん……私も……○○大好きだよ♪」 一刻後、背中に風呂敷を担いで肩を寄せ合う何とも奇妙な二人組が夜明けの妖怪獣道を遊歩していったとか。 Megalith 2010/10/23 前略。俺は今頭を抱えています。 「もう一回、言ってみ?聞き間違えたかもしれん」 「ん?○○の家に暫く泊めてって言ったの」 小首を傾げる桜色の少女に、俺はため息をつく他、なかった。 「・・・・・・うん、じゃあ整理してみようか」 「?」 更に小首を傾げて不思議そうにする目の前の少女。 普段、屋台で見せる女将然とした雰囲気はそこにはない。あぁもう可愛いなぁ。 ・・・・・・ってそうじゃなく。 「何でミスティアはここに来たんだ?」 「えーと、屋台が壊れたから。直るまでここに居ようかと」 「いやいや妖夢。屋台じゃなくて自分の家は?」 「元々森に住んでたんだもん。家なんて作ってないよ」 「・・・・・・じゃあ野営すればいいじゃないか。お手の物だろ?」 何でそこで俺の家に転がり込むって選択肢が出てくるんだ・・・・・・。 再びため息をつく。 「いやぁ。屋根の下で過ごす快適さを覚えちゃったもので~♪」 「だから待て。そこで転がり込まれる方の気持ちも考えろ。っていうか屋台ってそんな快適だったか?」 ビシッと突っ込んでやる。うん、ここで甘い顔しちゃ駄目だ。 骨の髄までしゃぶり尽されかねない・・・・・・! 「藤原さんって、知ってるよね?」 「ん。あぁ、あの火の鳥の人」 この覚え方もまぁどうかと思うが。 たまにあの人もあの屋台に出没する。 ついでに焼き鳥持ってこられることにミスティアは毎回半泣きになるのもお約束だ。 「うん。あの人。焼き鳥はまぁ困るんだけど、やけにうちを気に入ってくれたらしくて、屋台を改造してくれたのよ」 「へぇ」 「水道電気ガス完備に仮眠室完備にお風呂完備の生活空間の場所をくっつけて」 「いやいやいや待て待て待て」 それ最早屋台じゃねーだろ!? どーりで最近謎のスペースが奥にあるなぁと思ったよ・・・・・・。 「で?その便利な暮らしにすっかり慣れちゃったから今更外で生活する気にならないと」 「その通り~♪○○はやっぱり察しが良いねっ」 「・・・・・・じゃあ次だ。何でうちに来た。他にもっとあるだろ、博麗神社とか博麗神社とか博麗神社とか」 厄介人を押し付けるならあそこは中々便利だ。家主もぶっきらぼうだが、なんだかんだ甘いしな。 紅白巫女にこんなこと言うと怒られそうだが。 「○○の家が良いのよ~♪温もりある家~」 「いやだから何でだって」 「楽しそうだから」 言いやがったよ。しれっと言いやがったよ。 そんなに俺面白いキャラしてねーぞ。 いやまぁこういういたいけな少女に頼られるのは嬉しいけどさ男として。 残念ながら中身普通に妖怪だけど。 「・・・・・・」 「いいじゃない。美味しい料理、食べさすよ?あぁ、勿論○○には手出さないから。 美味しそうだとは思うけど人はもう食べないように決めてるの」 「まぁ人食い妖怪の屋台なんざ誰も行こうとは思わないだろうからな」 「そういうこと~。で。駄目?」 ・・・・・・正直ミスティアの料理と言うのはかなり魅力的だ。 最近特に腕を上げており、評判もうなぎ登りだと聞く。 かくいう俺もそれを目的として屋台に結構な頻度で通っているわけだし。 だが。もう1つ、問題がある。俺は男だ。そしてミスティアは女だ。 だから・・・・・・その、間違いも起こりうる可能性もあるわけで。 「・・・・・・いやな?男一人女一人、一緒に同居って問題があると思わないか?」 「ん~何で~?」 「いや、だから・・・・・・」 「構わないよ。○○にだったら何されても」 ・・・・・・口ごもる俺に対しそんなことを満面の笑みで言われた。 いやいやいや、ミスティアさん?今なんて言いました? 「は?」 「いや、だから。○○にだったら何されてもいーよ。 それに、あんまり酷いことはしないだろうし。ヘタレだし。 そもそも襲われても怖くないし。弾幕的な意味で」 うふふ、なんて笑いながらそんなことを言う。 ・・・・・・こいつは意味分かってて言ってるんだろうか。言ってるんだろうなぁ。 あの連中の酒に付き合ってくうちに大分性格も悪くなったように思う。 「ヘタレ言うな。っていうかそういうことを冗談でも言うもんじゃない」 「冗談じゃないよ?」 鈍いなぁ、とやれやれというポーズでため息をついてくれやがった。 ・・・・・・冗談じゃないってどういうことだよ。 「だって私、○○のこと、好きだもん。それが理由。駄目?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」 いやいやいや待て待て待て。この目の前の少女は今上目遣いで何言ってくれた? 俺のことが好き?冗談だろ?からかってるんだろ? そもそも俺とミスティアの関係って屋台での客と店主の関係であってそれ以上じゃなくって・・・・・・。 何でそこでそんな言葉が出てくるようなことが? あれ?もしかして俺、酒が入ったとき何かやらかしたか?思い出せ思い出せ。 「おーい、もしも~し?」 「・・・・・・はっ!いや、お前・・・・・・本気か?」 「本気じゃなかったらこんなこと言わないよ」 むぅ~、と膨れる。その頬は真紅に染まっていて・・・・・・。 成る程、どうやら本気らしい。まさかこうなるとはなぁ・・・・・・。 俺は頭をポリポリと掻きながら、どう答えるべきか、考えた。 「俺は、好きだ、とは言い切れんな」 「・・・・・・どうして?」 何処か怯えたような、不安そうな顔をされる。 「だってそうだろう。俺もお前も、所詮は屋台での相手しか知らない。 それで好きだ、なんて簡単には言えない。・・・・・・だから」 そこで俺は言葉を一旦区切る。 ・・・・・・そして息を吸って、落ち着いて次の言葉を続けた。 「こうして折角お前から言ってきたんだ。一緒に暮らそう。 そして、お互いを良く知ろう。一緒に料理して、ご飯食べて、掃除もして。外に出て。 そして近づいていって近づいていって・・・・・・。お互いの知らなかったことを、知っていって。 そうすればきっとお互いに好きだ、って自信をもって言えると、思うから」 俺の偽りのない気持ちを、紡いでいく。 「だから、これからよろしくな、ミスティア」 「・・・・・・うんっ!」 その時見せた彼女の笑みは、とても晴れやかで。 俺の中で今でも強く、残っている。 「・・・・・・と、いったところだ。同居生活始めた切欠ってのは。それが2ヶ月前だな」 「おい、霊夢。お茶あるか。とびっきり渋いの。甘いのろけ聞かされて口の中が甘ったるいぜ」 「出がらしで良けりゃあるわよ」 「酷っ!?客人に対してそれは酷いだろ!?」 ――博麗神社。 いつもながら参拝客の居ないこの神社には、霊夢と魔理沙と、俺とミスティアが居た。 ミスティアは耳たぶまで真っ赤にしている。あぁもう可愛いなぁ。 「屋台はもう直ってるのよね?なのにまだ同居してるの?」 霊夢はお茶を啜りながらそう聞いてきた。 それに対し、魔理沙は茶化すように言う。 「当然だろ?二人はもう式まで済ませた仲なんだ。夫婦なら一緒に暮らしていて当然、だろ?」 「・・・・・・まぁ、そういうこったな」 隣のミスティアの頭を撫でながらそう答える。 益々赤くなって林檎のようになっている。愛いやつだ。 ――そう。俺らはもう、婚約している。 「色々あったんだがな。まぁ、なんだかんだ気が合ったというか、相性が良かったというか。 一緒に暮らし始めたら後は早かったな。一月したらもうゴールだ」 「相性ねぇ。あっちの方か?」 にやにやと黒白はそんなことを言ってくる。 ・・・・・・はしたないな。年頃の少女なのに。まぁ、憎めないが。 「そういう問題じゃねー。まぁ、お前も好きなやつが出来て、一緒に暮らしたら分かるさ」 「そういうもんか?」 「そういうもんだ」 そう断言してやる。・・・・・・すると、今度は霊夢が口を挟んできた。 なんだかんだいってやっぱり気になるのだろう。 こちらも年頃の少女なことに、変わりはない。 「でも、何でミスティアはそんな唐突に○○のところに言って、告白して押しかけたのかしら」 「・・・・・・そこは本人にしか分からないなぁ」 そういって隣を向くと、恥ずかしさに耐え切れず俯いている彼女の姿がある。 羽もパタパタしている。可愛い。 「うぅっ・・・・・・もうやめない?この話・・・・・・」 「嫌だね。こういう他人の恋話ほど面白いものはないんだぜ」 「・・・・・・だ、そうだ。諦めろ。こいつらにロックオンされた時点でどうしようもない」 「・・・・・・うー。それじゃ、言うけど。屋台に来ていた○○に、一目惚れしちゃったのよ。 誰にでも分け隔てなく喋っててさ、そして明るくて、気が利いて。 時たま疲れてるときなんか気がついてくれて声をかけてくれたりして。優しくて。 だから、どうにかして近づきたいなぁ、と思ってて。その矢先に屋台が壊れちゃって。 これだ!って思って思いっきりアタックして。それで勢いで、つい・・・・・・」 モジモジと答えるミスティア。そこまで言い終えるとまた俯いてしまった。 ・・・・・・いや、流石にこれは恥ずかしいな。俺も。 「成る程ね~。ベタ惚れじゃない。良かったわね、○○」 「・・・・・・今度はこっちが恥ずかしいな、全く」 「そんじゃ、この仲睦まじい二人を祝して宴会と行こうぜ!」 ・・・・・・いや、何でそーなる。そもそも式を挙げたのは一ヶ月前でその時も散々騒いだろうに。 まぁ、騒ぎたいだけなんだろうなぁ、多分。 「・・・・・・別に良いけど、うちでやるんじゃないでしょうね?」 「勿論ここだが」 「・・・・・・はぁ。片付け、やりなさいよ?いつも大変なんだから」 「分かってる分かってる」 いつもながらのやり取り。あいつ絶対分かってないな・・・・・・。 今日も霊夢が一人、ため息をつきながら後片付けすることになるのだろうな。ご愁傷様だ。 これからも。こんな日々が続く。そしてきっと退屈しないだろう。 だって、俺には素敵な、可愛らしい歌姫が傍に居るんだから。 「ま、これからもよろしくな。ミスティア」 「うん。こちらこそ。○○」 いつまでも、幸せに。
https://w.atwiki.jp/socmyth/pages/564.html
ヘスティアー(古代ギリシア語:Ἑστῐ́ᾱ [Hestíā])は、ギリシア神話に登場する炉、家庭の処女神。ヘスティア。 参考Webリンク ヘスティアー - Wikipedia Hestia - Wikipedia Ἑστία - Wiktionary 作品 パズル ドラゴンズ ヴェスティーア大空洞 ヘスティア 覚醒ヘスティア 陶芸部の女神・ヘスティア 陶砲の聖炉神・ヘスティア タグ ギリシア神話 古代ギリシア語
https://w.atwiki.jp/gods/pages/77372.html
グネヴィア グウィネヴィアの別名。
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/951.html
ヘヴネヴィア 異世界とのクロノスゲート接続先と言われる場所。 武器、防具、道具、魔導書と言った戦闘用の道具はもちろん、衣食住の機能もあり、更に宝石や娯楽と言った施設など、住居地域としての機能も豊富で、完全に一つの街としての機能を持っている。 また、クロノスゲートも存在しており、ヘヴネヴィア地上のゲートは魔導世界『イルフィリア』のヒューノシティと、『魔界』城下町の二つの世界へ向かうことが出来る。ただ、開く為にはまだ、クロムやシャドウと言った一部の者が同行しなければその所在すら不明である…。 関連ワード ・ヘヴネヴィア上空 異世界とのクロノスゲートの接続先と言われる場所…というか空間? シャドウ達魔族勢が主に利用する。 ちなみに上空のゲートからは魔界城下町しか行けないらしい。 …が、初めてクロムがサンクチュアリの世界にはこっちに繋がってしまったらしく、落っこちてしまったらしい。 ・魔界 ヘヴネヴィアからのクロノスゲートの接続先の場所の一つ。 シャドウやブラッド等、魔族の者達が住んでいる世界。 ・イルフィリア ヘヴネヴィアからのクロノスゲートの接続先の場所の一つ。 クロムや雅等、幻想世界と呼ばれる世界の人々が住んでいる世界の一つ。 ・聖域(サンクチュアリ) ヘヴネヴィアからのクロノスゲートの接続先の場所の一つ。 MYオリジナル関連キャラ ほぼ全て 他オリジナル関連キャラ ほぼ全て
https://w.atwiki.jp/physoften/pages/13.html
宇宙の話 このページでは宇宙に関係した頻出質問を扱う とりあえず頻出質問をいくつかあげるお。 宇宙の大きさはどれくらいですか ブラックホールって何?
https://w.atwiki.jp/furyoyuugi/pages/1176.html
ゼノヴィア 【図鑑143】 ゼノヴィア(ゼノヴィア) SR SR-Max SSR[覚醒] 「」 「」 「」 コスト__成長型__ Lv1⇒_攻撃___⇒__防御___⇒__特攻___⇒__特防___⇒__ 前衛・[火]・[風]・[水]・[智]・[暴]・前衛スキル 後衛・[火]・[風]・[水]・[智]・[暴]・後衛スキル サポート・[火]・[風]・[水]・[智]・[暴]・サポートスキル ・。 ・。 ・。 出現日2018/06/18 取得日2018/06/27取得方法ハイスクールD×Dコラボ ランキング上位報酬
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4764.html
マブラヴ オルタネイティヴ 【まぶらう゛ おるたねいてぃう゛】 ジャンル あいとゆうきのおとぎばなし 対応機種 Windows 98~XP(*1)Xbox 360プレイステーション3 開発元 アージュ 発売元 【Win】アージュ【360/PS3】5pb. 発売日 【Winオリジナル】2006年2月24日【Win全年齢版】2006年9月22日【Win7対応版】2012年6月29日【360】2011年10月27日【PS3】2012年10月25日 定価 【Winオリジナル】7,140円【Win7対応版】8,100円 レーティング アダルトゲーム 【Win】全年齢対象版あり【360/PS3】CERO D(17才以上対象) 判定 良作 マブラヴシリーズマブラヴ / マブラヴ オルタネイティヴ 概要 あらすじ 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 WARNING!!!!!!! 鬱気味の人などは真面目に読まないことをお勧めします。 概要 Win用アダルト恋愛アドベンチャー『マブラヴ』の続編。 厳密には前作『マブラヴ』の複数あるシナリオのうち、ある程度プレイした後に解禁されるアンリミテッド編の続編。 オリジナルのWin版は18歳未満禁止だが、後に18歳未満でもプレイ可能な全年齢版が発売されている。 しかし、その後に発売された移植の360/PS3版は共にCERO D(17歳以上対象)となっている。 あらすじ 謎の地球外生命体「BETA」に侵略され、人類が存亡の危機に立たされているという、それまでいた平和な世界とは全く異なる世界に迷い込んだ主人公・白銀武。苦悩しつつも人類を救うために奮戦するが、その努力が実る事は無く、人類は一部の選ばれた者のみが地球を捨てて脱出し、残された人間はやがてくる滅亡までBETAと希望の無い戦いを続けるだけの日々を送ることになってしまった(ここまで前作アンリミテッド編)。 しかしある朝白銀武が目覚めると、武が初めてこの世界に来た日である2001年10月22日に何故かタイムスリップしていた。それまでの記憶、つまり「これから起こる未来」を知っている武は、今度こそ人類の滅亡を防ぐために戦う決意をするのだった。 特徴 ゲームシステムは前作と同じ。随所で選択肢が表示されるごく普通のアドベンチャーゲーム。 多数のヒロインが登場するが、恋愛モノで言うところの「攻略対象」はメインヒロインである「鑑純夏」ただ1人のみ(*2)。 過去のアージュ作のゲームからのゲスト出演キャラも多数いただけに、期待は大きかった。 これは本作が多数のヒロインとの恋愛をメインテーマに置いていない作品である以上仕方が無いとも言える。 ただゲームジャンルとしては恋愛アドベンチャーを謳っている。前作『マブラヴ』と違い平凡な恋愛パートはほぼ無いのだが…。 + ネタバレ しかもこのメインヒロインを含め、ほとんどのヒロインは最終的に死亡する。エンディング分岐も特に無く、ヒロインが生存する結末は無い。 もっとも、主人公が最終的に帰り着く世界では全員平和に生存しており、死んだ世界でも悲劇的・理不尽な死亡ではなく、敵と勇敢に戦い抜いた上での戦死ではあるので、何も救いの無い結末とまでは呼べない。 評価点 非常によく練り込まれた世界観の設定。 大作アニメが1本か2本は軽く作れてしまいそうなほどの綿密な世界情勢やメカニックの設定に裏打ちされた描写は、ミリタリーファンやロボットファンを惹きつけてやまない。 本作の世界を別の主人公の視点から描いた『トータル・イクリプス』など、スピンオフ作品も生まれている。 ハインライン『宇宙の戦士』を彷彿とさせる重厚で硬派なSF設定や、平行世界にまで舞台が広がるワイドスクリーン・バロック的構造のストーリー、荒廃し危機に瀕していながらも政治的な思惑の飛び交う世界情勢の描写もよく作り込まれており、斬新かつ極めて深みのある作風。 前作『マブラヴ』やその他アージュ作品と世界観を共有しているが、それらの設定をうまく伏線として取り込んでおり、アージュ作品のファンは何度も感心させられる。 メカニック面でも「戦術機」という巨大人型兵器が登場、設定だけでなくビジュアルにもこだわっている。 そしてその戦術機に乗り込む際に着用するパイロットスーツ「衛士強化装備」があるが女性訓練生の物は「肌の大部分がほぼ透けている」というフェティッシュなデザインである(ちなみに正規兵の物、上位モデルは透けない)。ただエロゲー的なデザインとしてだけでなく、作中できちんとした理由付けもなされているのがポイント。 戦術機そのものも、この手のロボットものには必ず「人型兵器である必要性」の理由付けが求められるが、これもきちんとしている。敵の性質上、航空戦力は全て無力化され、地上兵器も立体構造を持つ閉所に突入して戦うため車輪で走る既存兵器では対応不可能。「地上を走るがジャンプする動きができ、かつ武器を持ち替えて1機で複数の状況に対応できる汎用性」を求めた結果の人型兵器とされている。通常の戦場ではあり得ないド派手なカラーリングの機体もいるが、こちらを色覚によって識別していない事が分かっているため。 軍艦などの現実に存在した兵器も登場するが、「歴史が異なる平行世界」故に、本来叶わなかったifが反映されており、軍事マニアもニヤリとさせる設定が盛り込まれている。 日本は第二次世界大戦で早期に降伏し、原爆を落とされていないため、多数の軍艦が轟沈せずに残っている。国連を通じた連合軍としてアメリカ等とも協力関係にあるため、戦艦大和・武蔵・アイオワ・ニュージャージーなどが同一の艦隊で作戦に当たる様は圧巻と言える(ストーリーのメインではないが)。 また、史実では建造中の災害によって空母へ改装されて完成を見た航空母艦・加賀は、この世界では災害を受けておらず、当初の予定通りに戦艦として就役している。大和型戦艦として建造され途中で空母に変更され、完成前に撃沈され就役できなかった信濃もこの世界では戦艦として完成をみている。 逆に、一部の艦船は「戦術機として開発された」事になっており登場しない。吹雪型駆逐艦・吹雪、陽炎型駆逐艦・陽炎、同・不知火、翔鶴型航空母艦・瑞鶴などはこの世界には存在せず、代わりに同名の戦術機が存在する。 演説が流れるシーンが何度かあり、ストーリーを盛り上げるのに一役買っている。 特に最終決戦前に流れる若本規夫氏が演じるキャラの演説シーンは人気が高い。 ただし欠点もある。詳細は後述。 『JAM Project』が歌う主題歌も非常に熱い。 この主題歌『未来(あす)への咆哮』は、エロゲーの楽曲という性質上、女性メンバーが参加していないなど若干特別扱いを受けている曲ではあるが、同グループの他のどの曲にも負けていない熱さを誇ると評価が高い名曲。 他のJAM Projectの楽曲と違い男声パートのみなので、比較的音域が狭くカラオケでも歌いやすい。ただしあくまで比較の問題であり、一流どころの男性歌手4人がかりで歌う曲である事からもわかるとおり、一般的に見れば非常に難易度が高い曲である。 後の360/PS3版にて追加された新テーマ曲はフルメンバーが参加したさらに熱いものとなっている。 この主題歌とあわせ、OPなどの随所のムービーも高く評価されている。 JAM Project以外にPS3版では『GRANRODEO』の『0-GRAVITY』が存在し、こちらの評価も高い。 2006年のアダルトゲームとしては演出面が高い水準にある。日常シーン・戦闘シーンの両方でアージュ独自の総合演出システム“AGES“の機能をフルに活かした演出がされ、現在でもその評価は高い(*3)。 特に、話の展開に応じて立ち絵が細かく動く表現方法は、本作を皮切りに一気に普及したと言える。 キャラクターのボイスも、離れた位置にいるキャラの声はきちんと遠くから聞こえてくる声になっているなど、随所で芸が細かい。 賛否両論点 本作は元々、前作と一本で発売される予定だったのだが諸事情により分割された経緯を持つ(*4)。 本編中にも前作『マブラヴ』(*5)での出来事を回想するシーンがいくつかあるなど、前作からプレイしている事が前提となっている。 一応本作だけでも楽しめない事は無いが、既に書いている通り壮大なストーリーと複雑な伏線が醍醐味の作品でもあるので、全てを踏まえて楽しむのに比べればやはり魅力は半減してしまう。 グロテスクなシーンの描写があまりにもダイレクト。 + ネタバレ注意 特に主人公が訓練生である間の教官を務める立場のキャラクターが死亡するシーンは凄まじいものがあり、しかもそれを正面で直視したシーンを無修正で表示するというもの。キャラクター名で検索すると「トラウマ」などのキーワードが関連に並んでしまう他、画像検索すると普通の立ち絵などに混ざって問題シーンの画像が数多く並んでしまう結果となっている。死亡したシーンだけではなくその後幾度も主人公のトラウマとしてフラッシュバックするため苦手なプレイヤーには余計たちが悪い。 ただ、グロシーンの凄惨さは悲壮な世界観の演出の一部でもあり、そこからの鬱展開による追い詰めや主人公が人並みならぬ決意を持つ動機にもなっているストーリー上必要なものなので、グロシーンの存在そのものは仕方がない。 このグロシーンの凄惨さ故にプレイが進められないという声も多数あがった。 これらの声を受け、「まずはプレイして頂く事が何よりも大事」として、先述の通りグロシーン緩和パッチが配布されている。またWin全年齢版や360/PS3版では最初からグロシーンが緩和されている。 しかしシーンそのもののカットはされておらず、緩和されても耐えられないと言う人はどうしようもない。シーン自体をカットという安易な手法を使わず、ストーリーの構成に違和感がないようにした点は逆に評価できると言えなくも無いが。 問題点 エロシーンが2つしかない。 しかもそれらも若干のグロ要素を含み、かなり性的嗜好を選ぶシチュエーションである。 これもゲームのメインテーマがそうではないからで済む問題と言えなくも無いが、全く無い訳ではないので、中途半端にエロゲーの形を引きずってしまっているとも言える。 差分回収が手間 どのような選択をしてもエンディングは一つだが、道中のイベントは複数用意されている。 しばらく後の展開に影響する選択肢もあるが、スキップが非常に遅い。 前述した演説は一切飛ばすことの出来ないオートデモでありゲームとしてはテンポが悪い。演説中はメニューすら開けなくなるので画面を見ている事しか出来なくなる。 説明台詞が多過ぎる。 先述したように、よく練り込まれた設定・世界観だが、劇中で登場人物がそれに関して説明するのが延々と続くシーンが余りにも多い。時には数時間続く事もあり、ゲームのプレイ時間の肥大化に繋がっている。人によってはダレる場合も。 総評 グロシーンの凄惨さやそのシーンからの鬱展開など「プレイするためのハードル」の高さ、エロゲー・恋愛ゲーとして期待していた人にとっては肩透かしを食らってしまう該当シーンの少なさはあるが、それを補って余りある圧倒的なボリュームの世界観・ストーリーは魅力。 これと言ったバグや製作の投げっぱなしもほぼ無く、商品としても高い完成度を誇る。 多数のメディアミックスやスピンオフ作品、関連グッズの発表が現在も続く人気タイトルであり、いずれかに触れて興味を持ったならば、ぜひともそれらの原点である本作(及び前作)のプレイをお勧めする。 余談 本作の360版と1日違いでアージュの過去作『君がいた季節』のリメイクが発売されており、多数の追加キャラが登場しているが、本作からの逆輸入キャラも複数いる。 タイトルの「ブ」と「ヴ」が間違われやすい。また、alternativeの読みを「オルタナティブ」「オルタナティヴ」と間違われることも多い。 これは本作のオルタネイティヴと言う読みが、やや特殊であるため仕方ない点でもある。 前作『マブラヴ』のころからもそうであったが、今回はさらに1つ「ヴ」が増えた。 このゲームに限らずアージュのゲーム全般に言えることなのだが、発売までに幾度も延期を繰り返している。前作『マブラヴ』の元々の発売予定であった2001年から数えると、計5年延期している。 あまりの延期っぷりにファンの間で「1アージュ=3年」という単位が生み出されるほど。アージュ側も認知し、ネタとして時たま使用するほど。 様々なメディアにて展開されている人気漫画作品『進撃の巨人』は、本作をモデルにして世界観などの設定が作られている。作者自身が各種媒体で冗談半分ではあるが「パクって作りました!」などと豪語するほどに影響を受けていると本人ブログで語られている。 長らく『スパロボ』参戦が望まれる作品だったが、2018年10月にソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』にて期間限定ながら参戦した。 2019年に『ファンタシースターオンライン2』で本作とのコラボアイテムが登場した。 2019年10月23日のアージュ20周年記念イベントで、本作の正統続編となる『Muv-Luv INTEGRATE(仮)』が発表された。発売時期やプラットフォームは未定だが一本のパッケージになるということ。 2020年3月27日に『age アーカイブス ~20thBOX Edition~』が発売。 Windows 10に正式対応したバージョンの『マブラヴ』関連作品が大量に収録されている。 テレビアニメ版が2021年10月に放送された。 2022年10月に、二期の放送が決定した。
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/8606.html
このページはこちらに移転しました どこか宇宙の片隅で 作詞/つなぐ 湿った風に運ばれてくる 錆びた鉄のような雨の匂い 急ぎ足で 帰り道 夏が近づいていた 濡れた髪を乾かしながら コーヒーの湯気をため息で飛ばす 冷めたくらいが 丁度いい 猫舌だからね 溜まったメールの中に 優しさの欠片を見つけ 寂しさを添付したままで 名前をつけて保存 雨が止んで 雲の隙間から 星が私を覗き見てる 椅子から転げ落ちて 濡れた窓から見上げれば 滲むフィラメントの瞬きが 心細く震えてた 私が眠りにつくまで どうか消えないで 夜を溶かし 星を混ぜて 飲み干した銀河 膝を抱えて丸まり 自転する星は頭ぶつけた 涙目の中に新しい 星が生まれて消えた 私を見てる星だけは どうか消えないで
https://w.atwiki.jp/takakazu/pages/76.html
その他 シルヴィア #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (シルヴィア.jpg) 名前ω渾名 シルヴィアω無し 性別ω年齢 女ω二十九 役職 帝国歌劇団薔薇組組長 相姦図 童帝→お慕い申し上げております シルヴァラ→手のかかる弟ナオミ→頼れる劇団長 人物 後宮で暮らす童帝の妾の一人にしてエロイヤルナイツ将軍シルヴァラの実の姉弟同様類稀な美貌の持ち主だが、性格は正反対で素直な心優しい貴婦人帝国歌劇団の薔薇組を任せられるほど歌舞音曲に通じ、ナオミや童帝の信頼も厚い当たり役は弟を真似た嫌味な将軍。薔薇組は男装の芝居が中心で婦女子に人気