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「ほら! ほら! 聞こえるだろ!」 ジーーーーー ウッキウキに声を弾ませた澪ちゃんが、つまみをひねりながら言いました。 ジー、というラジカセの雑音が響く部室内は、窓から降り注ぐ光でオレンジ色に染まっています。 「わたし…ちょっとお手洗いに…」 あずにゃん、5分前におトイレから戻ってきたとこじゃん。 「あ、お、お茶のおかわり淹れてくるねっ」 ムギちゃん、まだなみなみと入ってるよ? ミルクティー。 ただ一人、りっちゃんだけが、なに食わぬ顔で悠然とマドレーヌを頬張っていました。もぐもぐ。 えらいです。さすがは部長です。 やっぱりね。こういうときはりっちゃんの出番ですよね。 頼むよ、りっちゃん隊員! ところがりっちゃんは、ひとつマドレーヌを食べ終えるとふたつ目に手を伸ばし、 さらに三つ四つと次から次へマドレーヌをパクつくばかり。なにも行動を起こそうとしません。 そのあいだ、澪ちゃんは宇宙がどうの、地球がどうの、緑がどうの、イルカがどうの、……etc 目をキラッキラに輝かせながらしゃべり続けていました。 あんまりちゃんと聞いてなかったので詳しくはわかんなかったんだけど。 さっさとなんとかしてよっ! りっちゃん隊員!! すると、わたしの心の声が聞こえたのか、 りっちゃんはわたしに向けて、片目を閉じたり開いたり、合図を送ってきました。 「ああ、スルーしとけ、ってこと?」 「バカ! 口に出していうな!」 「オイ! ちゃんと聞かなきゃダメだろ! 集中しろっ!」 …なんで怒られなきゃいけないんでしょうか。意味不明です。 澪ちゃんの目つきは血走っていました。マジです。マジもんです。 「あ! 忘れてた! そ、そういや今日部長会議だったわ~、じゃ!」 りっちゃんは唐突に立ち上がり、シュパッと飛ぶように駆けて行きました。 期待ハズレの腰抜け隊員め。 ところで。 あずにゃんはお腹の調子が悪いのでしょうか。 ムギちゃんは一体どんなお茶を淹れているのでしょうか。 二人ともちっとも戻ってきません。 ギャラリーが減ったからなのか、澪ちゃんは先ほどまでの大演説をやめ、雑音を聞き入るように目をつむっていました。 意味のわからない演説を聞かされるのも苦痛ですが、静かになったぶん余計にラジカセの雑音が耳ざわりです。 しばらく観察していると、二つの瞳からしずくが流れ始めました。 澪ちゃんはすっかり自分の世界に入り込んでしまっている様子です。 わたしは澪ちゃんのお皿に残ったマドレーヌを手に取りました。 澪ちゃんは全く気づく素振りを見せません。 マドレーヌを口に含み、ゆっくりゆっくりとその甘みを噛み締めながら、 なんでこんなことになってしまったのか、ぼんやり考えてみましたが、わたしにわかるはずもありません。 部室には雑音が流れ続けています。 わたしは両耳を塞ぎ、目を閉じました。 こうすれば今、わたしに感じられるのは口の中に広がるマドレーヌの甘さだけ。 ん~、マドレーヌおいし♪ 現実逃避バンザイ。 ★★ 「ハァ…」 「どうしたの? お姉ちゃん」 「どうしたもこうしたもなくてねぇ…」 「もしかして澪さんのこと?」 我が妹はどうしてこうも察しがいいのでしょう。 お風呂上がりの憂がバスタオルで頭を拭きながら、わたしに向けて微笑みました。 「結構評判になってるよ。二年生の間でも」 澪ちゃんの宇宙の声講座は軽音部やクラス内に収まらず、学年を超えて広がりを見せています。 ある日、宇宙の声が聞こえた、と言いだしてからというもの、 澪ちゃんはいつでもどこでもあの古めかしいラジカセを持ち歩くようになりました。 しかもドヤ顔で。 黒人さんでもないのにヘッドホンを首にかけ、ラジカセを担いでうろうろしているのです。 いいえ、黒人さんでもこんなことしないでしょう。 今の時代、世界のどこを探せば澪ちゃんみたいな人は見つかるのでしょうか。 世紀末からタイムスリップしてきたラッパーでしょうか。 どうやら放課後ティータイムには、いつのまにかベーシストの代わりにラッパーが加入していたようです。 休み時間はみんなと会話もせず、ラジカセにヘッドホンをつないで宇宙の声を聞き、 お昼休みはお弁当を食べ終えるとすぐに屋上へ行き(宇宙の声が入りやすいらしいです)、 放課後は教室や部室で布教活動。 それが澪ちゃんの日課です。 澪ちゃんの奇妙奇天烈摩訶不思議な行動はすぐさま学年中、学校中に広がりました。 そりゃそうです。ファンクラブもある人気者、桜高のアイドル秋山澪ちゃん。 いつでもどこでもファンは彼女の行動に注目しているのです。 今では週に三度、ファンクラブ会員を集めての“宇宙の声を聞く会”が催されています。 『ファンクラブの子達が希望してるし…他ならぬ澪もみんなに聞かせたいって言ってるから…』 ファンクラブ会長である和ちゃんは、真っ赤なメガネを左手の人差し指でクイッと押し上げながら言いました。 困ってるときの和ちゃんはこうしていつも左手の人差し指でクイッとメガネを押し上げる癖があります。 クイッと。右手ではなくて左手です。 幼馴染みのわたしにはわかるんです。 嘘です。 双方の要望が一致している以上、会長としての務めを果たさないわけにはいかないというわけで。 実に立派な会長です。さすがわたしの自慢の幼馴染み。 前ファンクラブ会長の曽我部先輩も草葉の陰で喜んでいることでしょう。 けれどもそのおかげで、もともと少なかった練習の時間が、いままで以上に少なくなりました。 そりゃそうです。 口を開けば練習練習、三四がなくて五に練習。 練習、という言葉以外の日本語を忘れてしまったんじゃないかというくらい練習練習言ってた澪ちゃんがいないのです。 同じく練習練習言ってる練習にゃんも大きな味方を失って、前ほど練習練習言わなくなりました。 それ以前にメンバーが揃っていなければ練習できないんですけど。 ガミガミうるさいことを言われずにお茶やお菓子を飲み食いできるのはありがたいですが、 五人みんな揃っていなければ楽しさもおいしさも半減です。はっきり言うとつまんないのです。 ライブや学祭、今後の軽音部の活動にも支障が出ちゃいますし(すでに出てるけど)、なにより澪ちゃんの将来が心配です。 最近では深夜遅くまで宇宙の声を聞いているらしく、なんと授業中に居眠りしていることすらあるのです。 あの澪ちゃんがです。 真面目とおっぱいと勉強熱心が服着て歩いてる澪ちゃんがです。 りっちゃんやわたしが居眠りしていると情け容赦なくばしばし頭を叩く古典の堀込先生も、 澪ちゃんの頭を叩くわけにもいかず、眉をしかめながらゴホンゴホンとあざとい咳払いを数十回繰り返していました。 (それでも澪ちゃんは起きませんでした。夢の中でも宇宙と交信していたのでしょうか) 「実はわたしも昨日行ってきたんだよね、例の集会」 「え…憂、それホント?」 妹が洗脳されておかしな宗教にハマりでもしたら、留守がちな両親に代わり平沢家を預かる姉として申し訳が立ちません。 「うん。純ちゃんが行きたいって言うから梓ちゃんも誘って三人で」 ホッ。純ちゃんとあずにゃんがいっしょならまだ安心です。 「純ちゃんもあずにゃんも災難だねぇ…」 「でも…ほかのみんなは結構満足そうだったよ」 憂はほのぼのと微笑みました。 …そうかもしれません。 もともとほとんど開かれることのなかったファンクラブの会合が、定期的に開かれるようになったのですから。 澪ちゃんファンの人たちとしては、理由はなんであれ、とにかく澪ちゃんと少しでも接点が持てることがうれしいのです。 澪ちゃん自身も、ファンクラブが存在するおかげでこうして数多くのひとに宇宙の声を聞かせられるわけですから、ハッピーでしょう。 つまりウィンウィン、ってやつです。 でもみんな、聞こえてるのかな。宇宙の声。 みんながちゃんと聞こえていて、澪ちゃんと同じように宇宙の声に感動しているんなら、なにも問題はありません。 けれど。もし。 「憂はさ、聞こえた?」 バスタオルをとるとふわっとシャンプーの香りが漂います。 わたしと同じ香りをまといながら、憂はちょっとだけ口角を上げました。 額に張り付いた半乾きの髪はわたしよりちょっぴり色素が薄くて、 お風呂上がりで赤く上気したほっぺはぷくぷくとやわらかそう。 そんなことをぼんやり考えていると、憂が両手を伸ばし、わたしのほっぺに触れました。 「お姉ちゃんのほっぺ、相変わらずやわらかいね」 「うい…ちょっと、」 「世界でいちばんやわらかいんじゃないかなー」 わたしは知っています。わたしより、憂のほうが百万倍やわらかいんです。 こんなにやわらかいものは、憂のほっぺ以上にふにふにやわらかいものは、この世に存在しない、ってくらい。 思わず憂のほっぺに触れようと左手が伸びていたことに気がつき慌てて引っ込めると、もう一度憂に尋ねました。 「…で、憂は聞こえた?」 「お姉ちゃんは? 他のみなさんは聞こえたの?」 憂は答えず、反対にわたしに問い返してきました。 わたしは憂にほっぺを触れられたまま、黙って首を横に振りました。 「それを澪さんにちゃんと伝えた?」 わたしはもう一度、首を横に振りました。 「戻ってきてほしいなら、ちゃんと言ったほうがいいんじゃないかな。澪さんに」 「…澪ちゃん、すっごく一生懸命だから」 りっちゃんやムギちゃん、あずにゃん、わたし。 軽音部のみんなはたぶん全員聞こえてないと思います。 では軽音部以外の誰かで、澪ちゃん以外に宇宙の声が聞こえている人はいるんでしょうか。 まわりのみんな、誰にも聞こえてなくて、自分しか聞こえてなくて、誰も澪ちゃんのことを信じてないとしたら。 誰にもわかってもらえないとしたら。 どうしたらいいんでしょう。 わたしが考えごとをしてるうちに、いつの間にか憂の顔がすぐ間近に迫っていました。 じっとわたしの瞳を見つめる憂から目を逸らし、両手で憂の手を掴んでわたしのほっぺから離すと、右手の人差し指で憂の唇を押さえて言いました。 「ダメだよ。そういうのもうしない、って約束したでしょ」 そうしてポンと憂の肩を叩いて距離をとると、まだ半乾きで湿ったままの憂の髪を撫でて、 「髪、乾かしておいで」 そう言って立ち上がり、リビングを出て部屋に戻りました。 ★★ 「おっす」 ある日の放課後、澪ちゃんが部室にひょっこり顔を出しました。 ああ、今日は集会のない日だったっけ。 もはや澪ちゃんの放課後のメイン活動は軽音部ではなく、宇宙集会になっていました。 「ムギ、わたし今日はレモンティー飲みたいな」 「その言い方はないんじゃないか」 食いついたのはりっちゃんでした。 「は? どうしたんだよ、急に」 「あのな。ほとんど顔出さないくせにその言い方はなんだ、って言ってんの」 「律だってお茶、飲んでるだろ」 「そういうことじゃねーよ。ムギがどんな気持ちでお茶とお菓子準備してたか考えたことあるのか、って意味だよ」 集会の日であろうとなかろうと、ムギちゃんはいつだって澪ちゃんの分のお茶とお菓子を用意していました。 気まずい空気が立ち込めています。 いつか起こるんじゃないかと思っていたことが、ついに今日やってきました。 この機会にちゃんと話し合いをするべきです。 けれどそうわかっていても、なにを言うべきかどうやって伝えるべきか、いざとなるとちっともわからなくなってしまい、 わたしはりっちゃんと澪ちゃんを代わる代わる眺めるばかりでした。 「と、とりあえずお茶にしましょうよ…ほら! 今日は澪先輩の大好きなガトーショコラですよ!」 ここのところずっと、ガトーショコラの登場率は以前に増して高くなっていました。わたしでも気がつくくらいですから相当です。 きっと澪ちゃんを喜ばせたいというムギちゃんの想いに違いありません。 「………」 「………」 本当ならとっても美味しいはずのガトーショコラ。それがやたらと苦く感じたのは、きっと気のせいじゃないと思います。 ちょっと前まであんなにわいわいと賑やかだったお茶会は、終始無言でカチャカチャと陶器の音が響くだけの気まずい時間に変わってしまいました。 こんなときこそさわちゃん先生が乱入してきてくれると助かるのですが、 そんなときに限ってさわちゃん先生はやってこないのです。 まったく。役に立たないなぁ。 知ってたけど。 仕方ありません。 「よ~し、みんな! れんしゅう…しようっ……!!」 唐突に立ち上がり、思い切って言ってみました。 澪ちゃんの大好きな“れんしゅう”という言葉を使うことで気を引こうとしたわけです。 まさに切り札。例えればジョーカー、これぞ伝家の宝刀です。 「その前に聞いておきたいことがあるんだけど」 みんながさぁ練習するぞと立ち上がる中、最後まで座ったままの澪ちゃんが力強い声で言いました。 「大きい声出すなよ、びっくりするだろ」 「…大事なことなんだ」 今度は打って変わって弱々しい声。澪ちゃんはまだ座ったまま、少し顔を伏せていました。 「みんな、あのさ…」 澪ちゃんはさらに小さく頼りない声でしゃべりだしましたが、すぐに黙ってしまいました。 傍目に見てりっちゃんがすごくイライラしているのがわかります。 澪ちゃんがこうやって時々暴走してしまいがちなのを一番わかっているのがりっちゃんです。 澪ちゃんの側に一番長くいるのがりっちゃんです。 澪ちゃんのことを一番わかっているのりっちゃんです。 そのはずです。 イライラしていても、澪ちゃんがしゃべりだすまで待っていてあげるのが、きっとりっちゃんのやさしさなんだと、 わたしはそう思います。 「…みんなはさ。聞こえてる?」 ここでごまかしちゃいけない。 わたしは思いました。 きっとみんなもそう思ったんだと思います。 でもみんな、なにも言えませんでした。 ここで本当のことを言えば、澪ちゃんが傷つくってわかっていたから。 けれど曖昧にごまかしてこの場をしのいでも、なんの解決にもならないってこともわかっています。 誰もなにも答えないまま沈黙が続き、しびれを切らした澪ちゃんは椅子から立ち上がるとソファーのところに置いてある愛用のラジカセを手に取り、スイッチを入れました。 相変わらず、ジー、という音だけが響くだけでした。 「…なぁ、聞こえるか? 聞こえるよな? な?」 そうやって縋るような表情でわたし達に訊ねる澪ちゃんには、 初めの頃のちょっと調子に乗りすぎた色は全くありませんでした。 「ごめん」 りっちゃんが小さな声で呟きました。 さっきまでの怒気を孕んだ口調とは全く違っていました。 「…」 澪ちゃんはりっちゃんに答えることなく、ラジカセのつまみをいじっています。 ジー、という雑音がさらに大きくなりました。 「ごめん」 さっきよりも大きく、はっきりした声でりっちゃんが言います。 それでも澪ちゃんはわたし達のほうを見ることなく、一心不乱にラジカセを見つめてつまみをいじっています。 「澪ちゃん」 ムギちゃんが呼びかけました。 澪ちゃんは振り向きません。 「澪先輩」 あずにゃんが声をかけました。 澪ちゃんはラジカセを見つめてブツブツ呟いています。 「澪ちゃん」 わたしが呼んでも、澪ちゃんには聞こえていないようでした。 「みお!!」 りっちゃんが大声で叫びました。 今まで聞いたこともないような大声が部屋中に反響して、思わずビクッと身体が跳ねました。 それは澪ちゃんも同じだったみたいで、ようやくラジカセから視線を外し、おずおずとこちらを向きました。 りっちゃんは、大声とは反対にちっとも怒っているようには見えず、 潤んだ瞳で澪ちゃんをじっと見つめていました。 「…みお。ごめんな。悪いけどわたしは何にも聞こえない。たぶんみんなも一緒だ。 だからもうやめようぜ。みんな心配してるんだ。もういいだろ? 戻ってこいよ。澪がいないとさみしいんだよ。 澪にとって、宇宙とか地球とかイルカとか…大事だってのはわかる。わかる…、けどさ。 わたし達のことは…大事じゃ、ねーのかよ…。わたしは、みおが…、だいじなんだよ…。 まえ…みたいに、お茶、飲んだり…ふざけてあそんだり…えんそう、したりしたいんだよ。 ………なぁ…たのむよ、もどってきてくれよ…」 次第に泣き声が混じって、声を詰まらせながらりっちゃんは言いました。 「ごめん」 澪ちゃんの口から出たのは、さっきのりっちゃんと同じ言葉。 ようやくわかってくれたのか、とホッと胸をなでおろした瞬間、 「大丈夫、きっと聞こえるはずだから。今度こそ…ほら」 「澪のバカ! いい加減にしろっ!」 「あっ、ちょ、りっちゃん!」 「律先輩っ!」 「りっちゃん待って!」 叫びながら飛び出したりっちゃん、 りっちゃんを追いかけてムギちゃんとあずにゃんも飛び出して、 部室にはわたしと澪ちゃん。ふたりだけが取り残されました。 ジー、という耳ざわりなだけの雑音が響く中、澪ちゃんがわたしに振り向きました。 その顔は笑っているわけでも泣いているわけでもなく、きっと最初からわかっていたのかもしれません、 なにも言わず目を伏せるとラジカセのスイッチを切りました。 音が止み、しん、と静まり返った部室はいつもとまるで違う空間みたいに思えて、 澪ちゃんのいる“宇宙”ってこういうところなのかな? …と思いましたが、全然違うかもしれません。わかりません。 澪ちゃんの宇宙は、澪ちゃんの中にしかない。 澪ちゃんにしかわからない。 澪ちゃんのことを一番わかっているはずのりっちゃんにだってわからない。 たぶん澪ちゃんのお父さんお母さんにも。 きっと誰も、澪ちゃんの宇宙のことはわからないのです。 気がつくとラジカセを手に取った澪ちゃんが、スタスタと歩いて部室を出て行こうとするところでした。 慌てて後を追うと、澪ちゃんはポッケから鍵を取り出し、屋上の扉を開けようとしています。 集会で時折屋上を使っていましたから、その関係でうまいこと融通したのかもしれません。 ファンクラブ会長が生徒会長だと、そのあたりとっても便利なんでしょう。 扉が開き、屋内に強く冷たい風が吹き込んできて、わたしは思わず顔を伏せました。 澪ちゃんは平然として長い黒髪をたなびかせながら扉の向こうへ踏み出してゆきます。 わたしも澪ちゃんに続きました。…さぶいです。 空は青く広く晴れ渡っていて、雲ひとつありません。 高く空の向こうに、鳥が飛んでいるのが見えました。 こんな見事な晴天の日は、宇宙との交信もしやすいのではないでしょうか。 「天気がよくて、高い場所のほうが声は聞き取りやすいんだ」 やっぱりそうみたいです。 澪ちゃんがラジカセのスイッチを入れました。 快晴の下にジー、といういつもの雑音が響きます。 澪ちゃんは腰を下ろし膝を抱えて体育座りの格好になると、目をつむって顔を伏せました。 わたしも澪ちゃんの隣に腰を下ろして、同じように体育座りで膝を抱えて目をつむり、顔を伏せました。 しばらくそのまま澪ちゃんの側に寄り添っていました。 風に乗って雑音が空に流れてゆきました。 どれくらい時間がたったのか、「おーい」と扉の向こうであずにゃんの声が聞こえてわたしは顔を上げました。 ちょっぴり寝ちゃってたみたいです。 澪ちゃんは顔を上げていて、群青色に染まっていく空を眺めていました。 ラジカセの雑音はいつのまにか止んでいました。 ★★ “ちょっと今、出てこれる?” 20時14分にきたメールを見て、わたしは靴紐を結びました。 ところがなぜか今日に限ってうまく結べず、なんどやってもほどけてしまいます。 「どこに行くの」 もたもたしているとお風呂上がりの憂がやってきて、 頬を真っ赤に染めながらわたしに訊ねました。 「うんとね、澪ちゃんとこ」 「こんな夜遅くに?」 「夜は空気が澄んでるから、特に声が聞こえやすいんだって」 そっか。と憂はにっこり笑って言いました。 「ねぇ、憂」 「なぁに、お姉ちゃん」 「もう一度聞くね。憂は聞こえた? 宇宙の声」 わたしの問いに対して憂は曖昧な笑顔を浮かべるままで、なにも答えてはくれませんでした。 「…聞こえたのか聞こえてないのか、どっちなの?」 「自分が聞こえた音が、宇宙の声なのかどうかわからないの」 「ってことは憂はなにか聞こえたってこと??」 「お姉ちゃんはなにも聞こえなかったの?」 わたしの耳に聞こえたのは、ジー、という雑音だけです。 「ジー、…っていう音は聞こえたよ」 「わたしも同じ」 「じゃあ聞こえてないってことじゃないの?」 「そうなのかな。でももしかしたらあれが宇宙の声なのかな、って」 「そんなわけないでしょ。だってただの雑音だよ? 壊れたラジカセから聞こえる単なる雑音だよ!」 「わからないよ」 「…わからないってなにが」 わたしには憂の考えていることがわかりません。 「わたしに聞こえてる音とお姉ちゃんに聞こえてる音と、澪さんに聞こえてる音は同じかどうかわからない、ってこと」 「…よくわかんない」 「わたしにもよくわかんない」 「なにそれ。ヘンなの」 「だよね。ヘンだよね」 憂は目尻を下げてにっこりと笑いました。 つられたわたしも思わず笑顔になりました。 「でもね。わたしにもお姉ちゃんにも、軽音部のみなさんにも…他の誰にも聞こえなかったとしても、 宇宙の声が本当に存在しないなんて言えるのか、わからないの。 だって澪さんは聞こえる、って言ってるんでしょ? …本当はね。わかってるよ。 まわりのみんなに理解してもらえなかったり、共有してもらえなかったりすることは、 “ない”ってことにされちゃうんだろーなー…ってこと。 だけどね、わたしはあんまりそういうことしたくない、っていうか…うーん、と…。 あ、わたしね。澪さんのこと好きだから、信じたいな、ってそう思うの」 憂はにこにこ笑いながら言いました。 「お姉ちゃんもわたしとおんなじ気持ちかな、って勝手に思ってた」 「…わたしも澪ちゃんのこと、好きだよ」 「うん。知ってる」 憂の瞳は、まっすぐわたしを見つめていました。 「でもわたし、信じてなかった」 「ううん、そんなことないと思う」 視線をそらして下を向くと、結んだ靴紐がまた縦結びになっていました。 ほどいて結び直しましたが、また縦結びになってしまい、ほどきます。 なにやってんだろ、わたし。 「結ぼうか?」 「…大丈夫、自分でできるから」 「…結ばせて」 憂は三和土に降りて腰をかがめると、簡単にほどけないよう固く強く靴紐を結んでくれました。 「ほら、できた」 「うい…お願いがあるんだけど」 「なに?」 「キス、してくれない?」 憂は目を閉じてすっと顔を寄せ、キスしてくれました。 わたしは黙って立ち上がり、憂に背中を向けるとドアノブをつかみ、扉を押し開けました。 びゅうっと冷たい風が頬を刺し、髪が揺れます。 目を見開いたまま一歩を踏み出し、扉を閉めることも忘れてそのまま、わたしは真冬を駆け出しました。 2
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*Top Pege* このサイトについて 株式会社SEGAが提供しているオンラインゲーム PHANTSY STAR ONLINE 2 のゲーム内部、Ship5にて活動しているRPチーム [第07独立機動部隊 宇宙と星]の公式ホームページです。 主な管理はチームリーダーが行っていますのでゲーム内でウィスメールその他、もしくはTwitterの @Andras252 にご連絡ください。 あとチムメンの皆で好きに弄ってくれてもいいんだぜ! PHANTASY STAR ONLINE 2 の公式ホームページ様はこちら。 Next Update...........→ 2014/08/31 チームの方針についてを更新しました。 2014/07/20 新着チームイベントページを更新しました。 2014/07/19 メンバー紹介ページにメンバー、キャラクターを追加、不具合を修正。チームの方針についてを更新しました。 2014/06/25 新着チームイベントページを更新しました。 2014/05/28 チームメンバー紹介ページにキャラクターを追加、チームイベントバックナンバーを追加。 2014/05/14 新着チームイベントページを更新しました。 2014/05/07 チームメンバー紹介ページを更新 キャラページを追加しました。 2014/04/23 チームメンバー紹介ページを微修正。 2014/04/21 チームページ全体の大幅な修正などを実施。 2013/08/23 チーム概要【チームの方針について】を更新。【チームメンバー紹介】にてキャラクターを追加、キャラクターページを実装しました。 2013/08/09 チーム概要【チームへの参加方法】 【チームルール】 【チームの方針について】 【チームメンバー紹介】 を更新しました。 2013/08/05 祝☆チームページ建設!
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チーム詳細 活動方針について チーム名 第07独立機動部隊 宇宙と星 活動サーバー(Ship) Ship5 ラグズ チームマスター レイ(-Akira-) 総メンバー数 30名 (2014/08/31現在) 活動ブロック B-232[共用]撮影推奨 (あくまで仮の集合場所に使うような意味合いです。必ずここでプレイしなくてはならない、というわけではございません。 メンバー全員が楽しめるチームに プレイスタイルは人それぞれで、あまりログイン出来ない人や週末プレイヤーの方、深夜明朝プレイヤーの方もいらっしゃるでしょう。 他のチームにフレンドがいらっしゃる方も当然いらっしゃると思いますし、時には一人で遊びたい時もあるかと思われます。 当チームではチームの為にメンバーの皆様に何かを強制、強要することはいたしません。 ただ、出来ればメンバーの誰かが助けを求めた時に時間が空いていましたら、お手伝いなどしていただけたらと思います。 チームの活動方針 このチームは、まったり、のんびりと各々のペースで宇宙を進んでいく非常にマイペースなRPチームです。 皆でわいわいやりつつチームを育てたり、お互いと交流したりしています。 他のプレイヤー様に迷惑をかけなければ特に何をしてもかまいません。 ただ、TPOはしっかりと踏まえての行動をお願い致します。 RPについて そもそも、Role(役、役柄、役割)-Play(楽しむ、行う、演じる)とは、『役を演じる』というような意味の言葉です。 ゲーム世界においては、基本的にそのゲームの世界観に沿った社会背景やプロフィール等を自由に設定し、そのゲーム世界の登場人物となって楽しむ、いわゆる『ごっこ遊び』の事を指します。 プレイヤーである自分視点での発言はなるべく控え、飽くまでゲーム世界に存在するキャラクターの視点で発言を行いながら、 自分の思い描いたキャラクターになりきっていくことがRPの醍醐味の一つでもあり、本質でもあると思われます。 時に、その思い描くキャラクターが、別の作品のキャラクター(漫画や小説、アニメに登場する、いわゆる『版権キャラクター』)である場合があります。 これはまれに『なりきり』等とも呼ばれ、その元となるキャラクターの発言や性格等を踏襲しつつ、 状況に合わせて『あのキャラクターならこんな時こう発言しそう、こう対応しそう』等といった事を考えながら、元となるキャラクターらしく立ち振舞っていきます。 我がチームでは上記のような遊び方に興味のある方を大歓迎しています! RPの度合いなんて問いません! 貴方だけの設定を、今ここで生かしてみませんか? 「RPは時々気が向いた時とかにゆっくりやりたい」「ガッツリRPで遊びたい!!!」「よくわからないけどキャラクターになりきるのは楽しそう!」 そんな貴方からのご連絡、おまちしてます!
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このwikiは優月聖音が提供するLapisMemory~宇宙と貴方の軌跡~の公式wikiです。 【公式】:https //discord.gg/lapismemory 【原作公式サイト】:https //seihu-kai-presents.webnode.jp/ イベント一覧 イベント名 開始日時 終了予定 フェロー参加型イベント 3月31日(sun)12 00~ 4月1日(mon)11 59 オープンベータテスト開始9ヶ月記念! 4月1日(mon)0 00~ 4月21日(sun)23 59 ※詳しくはDiscordサーバー内をご確認ください。 アップデート情報 【4月1日】オープンベータテストから9ヶ月! 4月21日23 59までイベント開催中! ※当wikiは個人で運営するMMOTRPGサーバーの公式wikiです。情報の妥当性や正確性については最新のものではない可能性があります。 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 [ゲームに関する問い合わせに関しては面接後に表示されるDiscord内チャンネルへお願いします] ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載を禁じます。 ※当wikiで使用している画像、情報等の権利は、優月聖音に帰属します。
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宇宙 宇宙とは、地球の地上およそ100メートル以上上空の空間である イスラム教における宇宙 アッラーが創造したとされている。
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宇宙とは、われわれの住んでいる空間である。 超光速にならないと宇宙から脱出する事ができない。 大きさ 直径と半径。 半径 137億光年、または465億光年と考えられている。 直径 274億光年、または930億光年と考えられている。 次元 この宇宙の次元数。 空間 3次元。 時空 3+1=4次元。 多宇宙理論 編集中
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宇宙とは、空の上にひろがる広大な空間である。 未開の地であり、その分妄想の甲斐がある、魅惑的な場所である。宇宙には俺クラスのライバルや、俺に似合うヒロインがいるに違いない。 また、内的宇宙やコスモなども中二的には興味深いキーワードである。 Wikipedia@宇宙が当たり前のように中二病的で非常によろしい。大宇宙時代の到来を待ち望む。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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概説 宇宙意識に入った人の経験・特徴 臨死体験と宇宙意識の目覚め 概説 宇宙意識(Cosmic Consciousness)とは、普通の人間が持っている意識を超えた、より高次の意識形態で、少数の個人によって所有される。トランスパーソナル・レベルの意識の総称という意味で用いられる事もあるが、リチャード・モーリス・バックによれば、自己意識が高等動物によって所有されている単純意識の上方に位置する事と同様、宇宙意識は自己意識の遥か上方に位置する第三の意識形態である(*1)。意識の形態についてのバックの説明は以下のようなものである。 高等動物は、単純意識と呼ばれる意識を所有し、単純意識の働きにより、犬も馬も自身に関する事柄を感知する。そして、人間は単純意識の上に自己意識をもっており、自己意識により、自分自身が木、岩、川や湖、自分自身の手足や体を感知するだけでなく、自身が世界のあらゆるものと違う別個の存在であると知覚するようになる。さらに、その遥か上方に位置する宇宙意識は、宇宙、つまり森羅万象の生命と秩序に関する意識であり、宇宙意識をもつことにより、新しい種の一員にしてしまうような知的な光明、啓示が起こる。これに、道徳的な高揚状態、形容しがたい上昇の感覚、幸福と喜び、倫理観の高まりといった特徴、要素が加わり、永遠の生命の意識とも呼べるようなものが到来するという。なお、自己意識が獲得されても、単純意識が存続する事と同様に、宇宙意識が獲得されても単純意識、自己意識は存続する。 1872年にバック自身も宇宙意識を瞬間的に体験しているといわれるが、バックは、宇宙意識を意識の進化、自然な成長に基づいて捉えており、超自然的、あるいは超常的なものとして捉えられるべきではないとしている。また、このような成長の観点から、人間世界に宇宙意識がより一般的になった時には宇宙意識の上に新たな世界が構築されると思うとも述べている(*2)。宇宙意識の誕生には、前提条件として高い人格が存在している必要があると言い、完全に成熟した段階で年齢に伴う下降が始まる前に獲得されるらしく、30歳~40歳という時期に宇宙意識に達している事を指摘している。(*3) 宇宙意識に入った人の経験・特徴 バックは宇宙意識に入った人の経験は多種多様であるとしながら、幾つかの事例を紹介しており、宇宙意識の特徴を以下のように簡単にまとめている。(*4) a 主観的な光。 b 倫理観の高まり。 c 知的啓示。 d 不死の感覚。 e 死の恐怖の消滅。 f 罪の意識の消滅。 g 突然の瞬間的な覚醒。 h その人の以前の性格―知的、道徳的、肉体的。 i 啓示の年齢。 j 人格に対する魅力の増大。そのため、人々は常に(?)その人に引きつけられる。 k 実際に宇宙意識が現れている時の、他の人から見てそれと分かるその人の変貌。 バックは、精神そのものが雲か霧に満たされたような感覚や、喜び、確かさ、勝利、「救い」の感激に浸るといった事を挙げている。また、そのような感覚と同時、あるいは直後に、筆舌に尽くし難い知的啓示がもたらされるといい、閃光のように宇宙の意味と潮流の輪郭に関する明確な理解がもたらされ、あらゆる生命は永遠で人間の魂が不死であることなどを理解するという。そして、このような啓示を何かと例えると、目も眩むばかりの闇夜の稲光のようであるという。なお、吉福伸逸は、1985年に国立京都国際会議場において開かれた第9回トランスパーソナル国際会議において、発表者の多くが宇宙意識と呼ばれる自我意識を超えた全生態系、全惑星、全宇宙へと広がるアイデンティティの移行には個々人の人格の変容の問題が関わるという認識があったと指摘されている。(*5) 臨死体験と宇宙意識の目覚め バックが挙げている宇宙意識に入った人の特徴の多くは、臨死体験による意識の変容の特徴と重なると言える。ブルース・グレイソンのアンケート調査によれば、臨死体験中に宇宙との合一感を体験したと報告した体験者は42名(57パーセント)いたと報告している。また、臨死体験は、肉体的、精神的に死に近づいた人の人生観を根底から変えてしまうという事はしばしば指摘され、その中には宇宙の全一性や宇宙との一体感という感覚を見出すことができる。この事はバックが、宇宙意識が「宇宙が意識を持たない固定的な、意思のない法則に支配された物質からなるのではなく、完全に非物質的な、完全に霊的な、完全に生きた存在であると教えてくれる」と述べている事に通じる。多くの臨死体験者の他者への気遣いは人間に限られず、あらゆる生命に及んでいると言え、ケネス・リングは『Heading Toward Omega』(オメガに向かって)の中で、臨死体験は生命の内的一体性とその神聖さへの気づきを深め、地球の未来と生態系への関心を高めていく体験なのではないかと考え、人類に霊的な気づきという点で進化をもたらす体験であるという仮説を出している(*6)。また、フィンランドの医師で臨死体験をしたラウニ・リーナ・ルーカネン・キルデは、人類が全ての存在は一つであるという全一的な宇宙意識を獲得するようになる新しい進化段階に入ったと述べている。そして、キルデはシャーマンが陥るトランス状態、神秘主義の体験、ヨガの瞑想などは宇宙の全一性を直観的に把握するという本質においては同じだという。一方、レイモンド・ムーディは元々、このような仮説には批判的であった。 しかし、少なくとも臨死体験は「自己」という殻を破って宇宙全体へと開かれていく自己超越体験や宇宙の全一性の感覚とつながっていると考えられ、石井登は悟りや覚醒と言っても良いような根源的な変容とも共通すると指摘している。(*7) 宇宙との一体感(ワンネス)の感覚について、鈴木秀子は、「……大宇宙のさまざまなものがすべて、素晴らしい秩序の中にあって、それぞれが一つひとつの役割を果たして調和している、そうして燃えている」と述べている。また、脳神経外科医のエベン・アレグザンダーも臨死体験をした際に「……私はその場所で、無数の宇宙に豊かな生命が息づいているのを見た。…(中略)…言い換えれば、高次元の世界はこの世界と完全に隔絶しているわけではない。あらゆる世界がそれらすべてを包み込む神聖な〝真理〟の一部を構成しているのである。」と述べている(*8)。さらに、NGO「地球村」代表の高木善之の臨死体験も、宇宙の全一性という感覚、宇宙との一体感を伴っていると言え、過去現在未来のすべての出来事、すべての記憶がある全体意識だけがある光の世界において、地球の未来を見た事を証言している。(*9) 石井登は、このような臨死体験における「宇宙との一体感」と自己への執着や欲望からの解放は、同じ事実の表裏であるという可能性を指摘している(*10)。このような「宇宙との一体感」は、人生に対する態度が劇的に変化したり、生きる目的を自覚するに至ったり、周囲の人々への愛や思いやり寛容さが増大したり、社会的成功や物質的なものを追い求めるということが重要ではなくなったりといった臨死体験が齎す意識の変容の他の側面と混然一体となっていると言える。そして、そのような変容、精神的な成長は臨死体験が一種の幻覚とみなすことでは十分に説明ができない。 参考文献 河合隼雄/吉福伸逸共編『宇宙意識への接近 伝統と科学の融和』春秋社 1986年 立花隆『臨死体験 上』文藝春秋 1994年 鈴木秀子『神は人を何処へ導くのか』クレスト社 1995年 鈴木秀子『死に行くものからの言葉』文藝春秋 1996年 高木善之『転生と地球 価値観の転換へのメッセージ』PHP研究所 1997年 石井登『臨死体験研究読本 脳内現象説を徹底検証』アルファポリス 2002年 Ring, Kenneth Heading Toward Omega, 1985 リチャード・モーリス・バック『宇宙意識』尾本憲昭 訳 ナチュラルスピリット 2004年 エベン・アレグザンダー『プルーフ・オブ・ヘブン』白川貴子 訳 早川書房 2013年 マリオ・ボーリガード『脳の神話が崩れるとき』黒澤修司 訳 角川書店 2014年
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宇宙 宇宙とは、常にBloodMoonが発生している魔境のような場所です。 普通のワールドでは、キープインベントリーがあり、アイテムロストをしませんが、宇宙では死ぬと確定で全ロスをしてしまいます。なので、絶対に死なない環境にするか、死んでも大丈夫な装備で来るようにした方がいいです。 避雷針を使うと....? マップ ServerWebMap
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【作品名】オールスターオブオール 【名前】全宇宙の覇者 【属性】神 【大きさ】999cm 【攻撃力】全宇宙全能 【防御力】全宇宙全能 【素早さ】全宇宙全能 【特殊能力】全宇宙常時全能 【長所】全能神 【短所】全宇宙ってなんぞ? 819格無しさん2023/02/07(火) 16 36 36.17ID cXtqarfn 全宇宙の覇者考察 全宇宙を一次多元宇宙とみなすか それとも全宇宙=全ての宇宙(現実世界含む)とみなすか 取り敢えず後者であるとする 最善は常時コンバット化なので、IT巫女=大豆生田 昇天と同等。 849格無しさん2023/02/11(土) 23 08 05.39ID xYGDAxLS 819 全宇宙というだけで現実も含むとうのは早計ではないか 「あらゆる全てを破壊する」ならば現実の存在も破壊すると扱われて考察不能になる例があるが 「全てを破壊する」はこの限りではない つまり「あらゆる全ての宇宙」なら現実も含むかもしれないが単に「全ての宇宙」なら流石に現実までは含まないのでは あと「全階層全宇宙全次元」という「全宇宙」を含んだ用語もあるのでそれも考慮すべきかと 858◆n0qGxROT0Q 2023/02/13(月) 18 24 21.53ID lNmbUKcG 全宇宙の覇者再考察 全宇宙とは無限個の宇宙とする 多元宇宙全能と同列 全次元の王者再考察 全次元とは無限個の次元とする 多元宇宙全能と同列