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1 2 唯律 2010/06/02 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1275487336/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る なんつーか可愛いな。 -- (名無しさん) 2016-12-01 21 31 28 月が綺麗 を実際使ってるやついたらキモいな、なんかにわか臭い -- (名無しさん) 2015-02-11 19 30 51 何で唯律ってこうテンポが良くて可愛らしいんだろうねぇ。 正に子犬のじゃれ合い。 -- (名無しさん) 2014-02-10 02 07 40 かわいいいいい〜!!!!!!!!! -- (名無しさん) 2012-04-13 02 13 54 ほのぼのすなぁ -- (じゅわ〜) 2012-03-13 17 23 49 いいね -- (名無しさん) 2011-10-11 11 13 34 りっちゃんは一番薄着な時点でどっちかと言うと暑がりだと思う‼ フンス‼ -- (あずにゃん) 2011-09-07 21 58 29 ぴ「口もとが緩んだ」 -- (ぴ) 2011-07-24 16 54 29 いいね! -- (ななしさん) 2010-11-16 21 17 29 確かに似たようなのありましたね。 これはこれで良いな。 -- (通りすがり) 2010-10-06 22 57 51
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音源 屹音セツ この音源は風花藍流の声を使った実験的な音源です。 現在は単独音のみ配布しています。 ※屹音セツのキャラクターデザイン、音源の権利は風花藍流にあります。 プロフィール (変化イメージ1)(変化イメージ2)(変化イメージ3) 名前:屹音 セツ(きつね 雪) 年齢:不詳 大きさ:子犬ほど 種族:雪狐の神格(どこかを守護しているわけではないが、格が同じ) 特技:変化(g変えキャラに) 好きな食べ物:油揚げ 推奨エンジン:bkh01、TIPS (エンジンの導入及び変更方法はこちらを参照して下さい。 パスワード:utau サンプルはg±0、g-27、g-40の順に歌います。 単独音 強音源 強音源追加パック 強音源追加パック2 囁き音源 ※追加パックはフォルダの中身をコピーして、追加したいフォルダに入れれば、すぐにご使用できます。 非公式設定 以下、中の人の妄想設定(公式ではありませんので変えて構いません) 雪と縁を司る狐。 他の神の手下に襲われ傷ついているところを、通りかかった雪歌ユフさんに助けられ、マフラーをもらう。 それから、少女(ロリ)に変化して恩返しに来ている。 ユフさんからはまるで妹のように可愛がれている。
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京太郎「すー…すー…」 京太郎「ぅ…さむ…ん?」ブルッ 一「あ、起きたー?」馬乗り 京太郎「え?……え?」 一「おはよー京くん。良い朝だね」ニコニコ 京太郎「えっと…おはよう、ございます?」 一「うん」ニコニコ 京太郎「なんで…馬乗りなんです?」 一「んふふ、こういうこと…んっ…♪」ズリッ 京太郎「ぉっ…!?何を!?」ピクン 一「んー?何が?ただボクはキミの上で腰を前後に動かしてるだけだよ?」ズリズリ 京太郎「わかっててやってるだろこのドスケベ…!」 一「そりゃあね。だからこそこうやって挑発してるんだし?どう?朝から一発」 京太郎「出来れば遠慮したいです…一発じゃ済まないし…」 一「むー…じゃあちゅーだけならしていいでしょ?」 京太郎「まぁそれくらいなら…」 一「やったー♪」ギュー 京太郎「あぁもう抱きつかないで…んむ、ちゅ…」 一「~♪ちゅっ…ぷは…♪んー♪」スリスリ 京太郎「こら、すりつかないで下さいってば」 一「い~じゃんせっかくの休みなんだしー♪」ギュー 京太郎「はぁ…あと十分だけですよ?」 一「りょーかいっ♪旦那様♪」 カンッ 国広一は子犬的にカワイイ 異論は認める
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ガーディの遊技場 - 人目のガーディを捕まえた! - 人がガーディにふかもふにされました ここはふかもふのふかもふによるふかもふのためのSS置場です 当SSは筆者の妄想が築き上げた世界観で進められています。 ポケモンのストーリーと異なる部分が多々見られるのは仕様です。 また以下の作品は全てフィクションであり登場すr(以下略 ◇隻腕と犬と鴉と 一応同主人公で作られたストーリー。 流れ?ナニソレオイシイノ? 忠犬ガーディ 子犬の心(377の続き) シゲらない氏フルボッコストーリー 海の上、空の下 海の下、大地の上 孤独の上、仲間の下 煙に揺られ 隻腕サイドストーリー 天高く犬肥ゆる秋 01 02 03 04 紫煙は掻き消え、水に落つ 前篇 中篇 後篇 夕焼けの風宵闇の風 亀の甲より年の功 想外の来客 戻れないモノ ◇塵芥 シリーズ予定中(筆者談) 塵芥 ◇読みきりタイプ 悲しみ、忘れていませんか? 一時休息 言って伝わること、伝わらないこと 優しそうな貴方だったから ◇小ネタ すごいえーふぃ1・2 小ネタその1 こちらスネーク ◇SSリレー投下作品 ピカチュウ エレブー 感想、リク、やじなどはこちらへどうぞ。 test -- 旧型SD (2007-12-28 16 13 21) 名前 コメント
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ちょっと、設定が変わっててしまうけど、番外編として書いておいたネタがあるんで、 それを捧げます。 日曜の夜8時。「8時ですよ!!カテジナさん!」が始まった。 兄弟たちはじっとテレビを見守る。 MSに乗ったカテジナがテレビの画面の舞台に現われる。 カテジナ「8時だよ!全員集合しな!!」 OP「お魚くわえたドラ猫 追っかけって MSで駈けてく おかしなカテジナさん みんながおびえてるー 子犬のようにおびえてるー ルールルルー 今日も……」 ウッソ「シャクティ、後ろ、後ろ!カテジナさんが!!」 アル「あ、ハマーンさんに、ララァさんやら、フォウさんにクェスまで出てきた。うっかり、キングギドラとゴジラとガメラとジェットジャガーが 出会っちゃったって感じだな」 ジュドー「……お前、ほんとは、ザクマニアじゃなくて、特撮マニアだろ」 ウッソ「V2で今、助けに行くぞ!シャクティ!!」 アル「大丈夫。みんな、これから銭湯に入るだけだから」 ウッソ「だから、戦闘だから、まずいんだろ!今行くぞ!」 アル「あーあ、行っちゃった。楽しみにしていたいはずなのに」 全員「ハァハァ、銭湯マンセー」(終り) link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ ウッソ・エヴィン カテジナ・ルース シャクティ・カリン
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大根とドッグフード 2009年1月23日 (金) お仕事から帰宅して、玄関を開けたら廊下にこんなモノが……( ̄□ ̄;)!! もちろん犯人は2頭の愛犬。 玄関に置いてあった、今朝宅配されたばかりの有機野菜が入った段ボールを開けて、大根を取り出して、葉っぱをかじって…… 寝室のベッドの下に隠しておいたドッグフードの袋を引きずり出して、袋をかじって、中のドッグフードを食べて…… そうよね、私がいつもより長い時間仕事で留守にしていたから寂しかったのよね、いつものご飯の時間よりちょっと遅くなっちゃったからお腹すいちゃったのよね…… と一人つぶやきながら、怒りを抑え、眉間にしわを寄せながら後始末をしていると、悪いことをしてしまったとわかっているようで、二頭は慌ててハウスに入ったまま出てきません。 私が長時間留守にすると、二人で力を合わせて、家中歩き回り、食料探しをしているようです。 もう老犬なんですけれど、食欲だけはあるようで。 昨日はなぜか深夜に、頂き物の箱入り苺を食べたらしく、朝見た二頭は、シーズーなのにお顔のまわりの毛がピンク色に染まっておりました。 あぁ、毎日子犬を育てているような気分です(-_-#) 老犬になってから赤ちゃんに戻ったようです。 おいしいもの かなえキッチン : ごはん日記 2009年
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「フフフ……」 それまでずっと私とカトレアのやりとりを見つめていたジョセフが、不意に笑い声を漏らした。 「やっぱりエレオノールの姐さんは俺の言った通りのキャラだったな。 いや、こーゆー時の俺の予想って絶対に外れたコトが無いんだよネ。 相手が次に何を言うのか全部わかっちゃう俺ってば、ひょっとして超能力者なのか・も」 「……ふん。何を他人事みたいに言っているの。まだまだ貴方にもその力を貸して貰いますからね。 これからもたっぷりとこき使ってやるんだから、覚悟しておきなさいな」 「わかってるさ。お美しいカトレアお嬢様の為ともなれば、このJOJO、幾らでもお手伝いさせて頂きますともさ」 「その言葉…努々忘れないで頂きたいものね」 迷いの無い口調で頷くジョセフに向けて、それでも私はいつになく強い口調で念を押しておく。 今、カトレアを本当の意味で治療してやれるのは彼が操る波紋法の技術だけだ。 彼自身の人間性や、それに対する私の個人的な心情等を別とすれば、私の医者としてのジョセフ・ジョースターに対する信頼は極めて深い。 私達にはジョセフの存在が必要であり、妹のことで彼に頼りたいという気持ちは依然として変わらない。 先程口にした通り、私が彼のことを評価しているという言葉も、決して嘘では無いのだ。 彼の操る波紋の技術は本当に素晴らしい物だと思うし、実際そのおかげで僅かばかりではあるがカトレアの体調が回復に向かっていることも事実だ。 最初の内は得体の知れない術を使う平民の医者ということで、ジョセフにカトレアの容態を診て貰うことには両親からも強く反対されたものだ。 それでも、私の必死の説得によって何とか彼による初回の診察が許可されたのだ。 そしてその結果、彼は波紋を用いた治療がカトレアの回復に繋がる可能性を見事に提示してくれた。 そのおかげで、今ではすっかりこのヴァリエール公爵家で暮らす者全員がジョセフによるカトレアの診察を待ち詫びるようになっていた。 今まではどんなに優秀な『水』系統のメイジを招聘した所で、病魔に冒されたカトレアの体を癒すことは出来なかった。 しかし、波紋という不思議な術を操るこのジョセフ・ジョースターという男は、例えほんの僅かと言えども初めてカトレアの体調を好転させることに成功した人物だった。 あまり素直に言葉に出せてはいないが、私はジョセフには本当に感謝している。 そしてまだまだ、彼をこのヴァリエール公爵家に繋ぎ止めておきたいとも思う。 せめてカトレアの体が完治するその日までは、彼には私達に付き合って欲しい。 私達にとって、その願いを実現させ得る可能性を持ったジョセフの存在は、まさしく希望その物なのだから。 「……これで減らず口さえ叩かなければ、もっと素直に褒めてあげてもいいんだけれど」 「ンー?何か言ったかい、エレオノールの姐さん。 幾ら俺様が頼り甲斐のあるイイ男だからって、俺へのラブコールに遠慮なんて要らないぜ? マ、ちぃとばっかしトウが立ってる気もするが、姐さん程の美人ならいつでも大歓迎なんだな、これが」 「そんな訳があるか!何をどう解釈したらそういう結論に辿り着くのよ!?それに誰のトウが立っているですってぇぇぇ!? もう一度その口で言ってみなさいな、この愚か者がぁーッ!!」 少しでも褒めてやろうと思うとすぐこれだ。まったく、本当に何度言われても懲りない男だ。 確かに、平民の分際で頭の回転も速く、カトレアにも引けを取らぬ程の見事な洞察力だとは思う。 私よりも年下の癖に、妙に老成した空気すら感じる程だ。 以前聞いた通り、遠い国から旅をして来て、その道中で様々な怪物と戦って来たという話も嘘では無いのかもしれない。 ただそれでも許し難いのは、今はその能力を人をおちょくる為だけに使っていることなのだが。 「おーコワっ…妹さんにはあんなに優しかったっつーのに、何だか俺だけ差別されてるカンジ。 なあカトレアお嬢様よ、今更こんなことを言うのも何なんだが、やっぱあんたの姉貴はおっかねー人だったわ」 「うふふ…そうですね、確かにエレオノール姉様は厳格な方ですが… だけど先生も御存知の通り、本当はとってもお優しくて頼りになる、私の自慢のお姉様なんですよ」 「まッ、俺もあんた達が実はかなり似た者同士の姉妹だっつーコトは色々な意味で良~くわかったがね。 でもなー、だったら俺にだってもーちっとばかし優しくしてくれてもイイんじゃねーかなァ。 俺ってばこーんなにカワイイ年下の男の子なのに、エレオノールの姐さんも見る目が無いぜ」 「やかましい!いい加減に年齢の話から離れなさいな!人が気にしていることをいちいちいちいち……貴方にはデリカシーと言う物が無いと言うの!?」 先程まで泣きそうな顔をしていたカトレアが、再び呑気に微笑んでくれるようになってくれたのは素直に嬉しい。 しかし、それ以上にジョセフの言葉がいちいち癇に障って仕方が無かった。 認めたくは無かったが、確かに最近は鏡を前にしているとお肌の具合があれこれと気になってばかりだったし、体からも何だか全体的に柔軟さが無くなって来ている感じがする。 先程もジョセフに言ってやった通り、これでも色々と美容には気を使っているつもりなのだが、いい加減に小手先の美容法だけでは間に合わない時期に差し掛かっているのかもしれない。 この歳にもなって、未だに結婚すら満足出来ていないという現実が目の前に立ち塞がっている以上、私はカトレアの件とは全く別の意味で、胸に広がる激しい焦燥感と共にその向こう側にある絶望の影に怯えて過ごす日々が続いて久しかった。 「フム。それじゃあ、さっきの話に戻るが姐さんも俺の波紋を受けてみるかい? 波紋っつーのは怪我や病気の治療だけじゃなくて美容にもイイんだぜ、いやホントの話」 「まあ、それは素敵なお話。でも、どうして…その、波紋が美容に宜しいんですの?」 「……ある程度の想像は付くわね」 首を傾げるカトレアよりも、寧ろ私は得意気に話すジョセフに向かって言葉を続ける。 「波紋の呼吸によって発生した生命エネルギーを体内に蓄積しておけば、当然肉体は活性化され、代謝能力も向上する。 老化を体内の老廃物を排出する機能の劣化と捉えれば、代謝機能を底上げすることによって肉体の老化を抑止、あるいは大幅に遅らせることも出来る……違うかしら?」 「ほぉー」 感心したように呟くジョセフの足元に、カトレアが部屋の中で飼っている子犬が一匹近付いて来る。 片手でそのおチビを摘み上げて膝の上に乗せながら、ジョセフはこちらの顔を窺いながら言葉を続ける。 「姐さんってば随分とインテリなんだな。つーか良く新陳代謝の話なんて知ってるな?」 「仕事柄、ね。そういう話には敏感なのよ」 正確にはカトレアの治療の為に学んだことだったが、アカデミーでの研究に必要な知識であるという点はどちらでも同じだ。 それにジョセフの操る波紋の技術、その仕組みについても、彼から聞き出せるだけの話は聞いておいて、それに対する私自身の独自の解釈も色々と試みている。 元はと言えば、私が噂話で聞いたジョセフの治療法を詳しく研究・調査したいと思って接近したのが始まりだったのだ。 私個人の好奇心を満たす為に、彼やカトレアや利用してしまっているのでは無いかという負い目は未だ完全に消え失せてはいない。 カトレアの体力が少しずつ回復してくれていることは確かに嬉しい。 だが、この私が素直にそれを喜んでも良いのか――まだ、迷いがあった。 「マ、詳しい理屈は姐さんが今言った通りで間違ってねーだろう。 重要なのは、俺の波紋を流し続ければただでさえ美人のあんた達が更に美しくなっちまうっつー、そっちの方の話だネ。 俺が本格的に波紋を習った先生なんかも、見てくれは姐さんと大して変わらないのに本当は五十歳のばばあだったしな。 案外、俺も見た目よりずっとジジイなのかもしんねーぞ?なーんちゃってネ」 「あら、それではジョースター先生の診察を受けさせて頂いている私も、もっと綺麗になれるのかしら?」 「難しいねー。何しろ妹さんは今の段階で絶世の美人!挙句の果てにナイスバディで性格もサイコーと来てるもんなァ。 流石の俺も、これ以上どうイジったら妹さんをグレードアップ出来んのか想像も付かねー」 「ふふ、いやですわ。ジョースター先生ったらお上手なんですから」 「いやいやホントの話よ。まさかこんな所でカーズを上回る究極生命体の姿を拝めるなんて想像もしてなかったぜ。 …あーだが、妹さんにゃ関係ねーんだが、エレオノールの姐さんに言っとかないとならねー話があるな。 ウム、これは姐さんにとってはかなり重要かつシビアな話なんだが」 やおら真剣な表情を作りながら、ジョセフは私の顔を真正面から見つめて来る。 こうして見ると、彼がつくづく均整な顔立ちと適度に引き締まった肉体を持った美男子なのかが良くわかってしまう。 一瞬、そんな男性に視線を送られているという事実に、私は気恥ずかしさを覚えそうになるが―― そんな恥じらいの感情も、次のこの男の一言によって完膚無きまでに打ち砕かれる羽目になった。 「幾ら俺の波紋でも胸まではでっかく出来ねーからな。その辺は悪ぃけど諦めてくれよな、エレオノールの姐さん」 ある意味、予想通りの言葉ではあった。 私に対する哀れみと申し訳無さが心の底より滲み出ました、とでも言う風な表情を浮かべるジョセフに向けて、私は一旦にっこりと微笑んでやる。 案外、哀れな罪人を裁く際の処刑人の気持ちとはこういう物なのかもしれない。 一種独特の爽快感すら覚えながら、私は一度浮かべた笑顔を崩して、そして心の底から怒りと憎しみを絞り出すようにして咆哮する。 「こ・ん・の・ぉ――無礼者がぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」 それと共に、自分でも惚れ惚れするくらいのスピードで再び愛用の鞭を取り出して、そのまま目の前で椅子に座ったままのジョセフに向かって握り締めた鞭を全力で叩き込んでやる。 「HOLY SHIT(やっばァーい)!!」 彼の体の正中線上を狙った私の一撃も、どうやらこちらの行動を予測していたらしいジョセフに避けられてしまう。 再びこのカトレアの自室の中に張り詰めた緊張感が走る。 目を丸くして私達の様子を窺うカトレアや、部屋の中にいる動物達の困惑の視線が集まって来るのを感じる中で、私はジョセフを威嚇するように中空に向かってもう一度鞭を振るっておく。 「ウホッ、相変わらずいい音……」 ジョセフの言う通り、我が相棒が風を切る音はどこまでも鋭い。まったく以って頼もしい限りである。 「まったく、貴方という人は少しでも褒めるとすぐ調子に乗るようねぇ!? カトレアの治療を続けて貰っている手前、多少のことは大目に見ていたつもりだけれど…… やっぱり貴方にはもう一度、貴族と平民の違いという物を思い知らせておくべきのようだわねぇッ!!」 私の怒声に反応して、カトレアのペット達が再びビクリと体を震わせる。 特に、先程からジョセフの膝の上に乗りながら、彼の大きな手で撫で回されている子犬などは完全に怯えきった視線をこちらに向けて来るが、ジョセフに対する怒りの感情に支配された今の私はそんなことなど気にも留めない。 「あ、あの……エレオノール姉様?」 「カトレア、貴女は下がっていなさい。そこにいると危ないわよ」 幾らジョセフが許し難い妄言を吐いたとは言え、万が一にもこんな馬鹿馬鹿しいことでカトレアを傷付ける訳にはいかない。 戸惑いの表情を浮かべて私の顔を見上げるカトレアに釘を刺しつつ、私はそのまま鞭を振り回してもこの子に当たらないような位置へと陣取って行く。 とは言え、カトレアのことはそれで良いとするにしても、今もジョセフの膝の上で恐怖に震え上がっている子犬についてはあまり身の安全は保障出来ないかもしれない。 ジョセフに対する哀れみなどは欠片も感じないが、何の罪もないおチビを傷付けてしまうのは幾ら何でも気が引ける。 しかし確実にジョセフを仕留めるということを第一に考えている今の私には、ここで退転するという考えも思い付かなかった。 万が一怪我でもしてしまったら、せめてこのおチビにだけはヒーリングの魔法を掛けてやろう。 そう決意を新たにして、私は未だに椅子に座ったままのジョセフに向かって一歩を踏み出す。 「さぁ~て?覚悟は宜しいかしら、ジョセフ・ジョースター先生…… 言い残すことがあるなら今の内にどうぞ。誰の耳にも届けず、私が墓場まで持って行って差し上げますので」 「ちょっと待ってくれ姐さん。それってよーするに、俺の話を聞く気はぜェーんぜんねぇってコトだよな?」 「ウフフフフ。理解出来ているなら話は早いわぁ。もっともそれがわかった所で、貴方の死期が近付くだけの話だけれどねぇ?」 「オーノー!相変わらずこのネーチャンってば、こっちの聞く耳なんざ全然持っちゃいねーのな! ったく、そんな風にいっつもピリピリしてばっかだから、フィアンセの男にも逃げられちまったんじゃネーノ?」 「殺す。殺すわ。絶対殺す。今すぐ殺す。何が何でも殺してやる」 私にとっての怒りの琴線、その全てに触れた遺言というのも、実にこの男らしいとは言える。 まるで死者の魂を運ぶ死神のような心持ちで、私はそのままゆっくりと鞭を振り上げる。 「――だから!とっととこの場で死んでしまえぇぇぇ!!ジョセフ・ジョースタァァァァッ!!!」 そして咆哮と共に、私は全力を込めた必殺の一撃を目の前の愚か者に向かって叩き込んでやる。 「おっとォ!」 「む!?」 「まあ」 手応えは無かった。私は手加減した訳でもなければ、慈悲を掛けてやったつもりも無い。 完璧な殺意で以って振るわれた私の鞭を、ジョセフ・ジョースターはあろうことか座ったままの姿勢で、膝だけの力を使って後方に跳躍することであっさりと避けて見せたのだ。 常人に出来る芸当では無かったが、さりとてこの男がまともな人間でないこともまた事実。 恐らくは波紋法の呼吸によって体内に蓄えられた生命エネルギーが、ジョセフの身体能力を大幅に強化しているが故に出来た技なのだろう。 「ヘッヘ~ン!残念だったなエレオノールさんよォ!毎度毎度、バカ正直にあんたの鞭に打たれてやるほど、このジョセフ・ジョースター様は大人しくもなけりゃあソッチ方面の趣味もねーんだぜ!」 腹が立つほど爽やかな笑顔を浮かべながら空中を舞うジョセフは、そのまま全身をくるりと半回転させて完璧な姿勢で床へと着地する。 「よっと――これで勝負は仕切り直しってヤツかな、エレオノールの姐さん」 「フフフ…中々面白い真似をしてくれるわね。けど、まだ躾の悪い野良犬への仕置きは終わっていなくてよ? 今日という今日は、貴方に引導を渡してあげるわ……覚悟しなさいな」 今の跳躍は確かに予想外だったが、理屈さえわかっていれば必要以上に驚くことも無い。 そもそもこの男の存在自体が、今までの私の常識で推し量れる相手では無いのだ。 どんな非常識な真似をしでかした所で、現実をありのままに受け入れてやればいい。 後はそれを許せるか否かであって、勿論私は先程のジョセフの発言を許すつもりなど毛頭無かった。 両手で鞭の端を引っ張りつつ、ふてぶてしい笑みを向けて来るジョセフの顔を力一杯に睨み付けてやる。 ギシギシと鞭の軋む音が未だ収まらぬ私の怒りを代弁してくれているようで実に心強い。 「オーノー、いつもながら本ッ当に物騒なネーチャンだぜ…だが、そーでなくちゃあ今の俺としても困っちまうんだよネ。 ――姐さん!あんたはこれから『このエレオノール、容赦せん!』と言う!」 「このエレオノール・ド・ラ・ヴァリエール!容赦はしないわ……ハッ!?」 自身満面に宣言するジョセフの言う通りに、私は彼の言葉をそのまま復唱してしまう。 何か物凄く嫌な予感がする。 この男がこういう物言いをする時は、まず間違いなくこちらの行動を先読みして、その対処を完璧に終えている場合だった。 それも、決して相手に自分の打った布石を悟らせない方法によって、だ。 私が気付いていないだけで、彼は既にこちらに対する反撃を完了している。 それは間違いないと考えていいだろう。 そう、例えるならばルイズが魔法を使ったら爆発が生じ、あるいはヴァリエール公爵こと私の父様が決して母様に頭が上がらず、そして悲しきかな、如何なる手段を講じても終ぞ私の胸が膨れることが無かったと言うくらい、確実に。 だが、どうやって?一体どのような手段を用いて、ジョセフはそれを行ったのだ? 先程椅子に座った状態から跳躍する間の何処に、そんな暇があったと言うのだろう。 私は目を凝らしてジョセフの姿を見つめる。何か見落としていることは無いか、おかしな動きはしていないか、先程と変わっている所は無いか… ほんの僅かな違いすら見逃さないようにしっかりと彼の姿を観察する。 しかしそれでもジョセフ自身に変わった所は見受けられない。 強いて言うならば、以前とある事故がきっかけで失われたという片手が目立つ程度で―― 「う………ッ!?」 その時、急に右腕に異様な重さを感じて、私は思わず手にしていた鞭を取り落としてしまう。 片手。そうだ、そう言えば一つだけ変わっていると言える箇所があった。 先程ジョセフが残された右手だけで撫で回していた子犬の姿が、今は何処にも見えないではないか。 ジョセフ・ジョースターの操る波紋、彼の手元からいなくなった子犬、重さを感じる私の右腕。 これらの符号から導き出される答えはただ一つ。私は視線を自分の右腕に送る。 そこには果たして、私の予想通りにジョセフが撫で回していたあのおチビがしがみ付いていた。 「くっ」 何とか引き離そうと思っても、四本の足でしっかりと自分の体を固定している子犬はびくともしない。 こんな小さな体の何処にここまでの筋力があるのか信じられないくらいの、物凄い力だった。 「まあまあ、なんてこと。この子ったら一体どうしてしまったのかしら」 そんなおチビの様子を見て取ったカトレアが、首を傾げつつ椅子から立ち上がる。 この子ってば普段はとても大人しいのに、と呟いてカトレアは子犬の頭を優しく撫でた。 そのままおチビに対して私から離れるよう促してくれているが、問題の子犬は主人であるカトレアの指示などまるで意に介さずに、私の右腕にぴったりとしがみ付いたまま離れようとしない。 「無駄よ、カトレア」 「ですがエレオノール姉さま」 「詳しい説明だったら後で其処の不埒千万なお医者様がして下さるでしょうよ。 少なくとも私が言えるのは、今このおチビに何かを言った所で聞く耳なんて持たない、いいえ、持てないようにされているということだけよ」 「ありゃま、どーやら手品の種はバレバレみたいネ。もーちっとばっかし驚いてくれると思ったんだケド」 「わからいでか。私が貴方の側で波紋の観察を始めてから、一体どれだけの時間が経ったとお思い? 波紋が生じる理屈と実際の効果さえ判明していれば、ある程度の推測は立てられるものよ。 第一、この種の波紋は初めて会った時に貴方が私に流した物と同じ――って、ぅわぁぅっ!?」 何時の間にか、ジョセフは足音一つ立てずに私とカトレアのすぐ側にまで近付いて来ていた。 いきなり彼の顔が大写しとなって眼前に飛び込んで来たせいで、私は思わず驚愕の悲鳴を上げてしまう。 驚きと、そこから生じる焦りのせいで、思考が上手く働かない。 おかげで私はそのまま彼が無造作に伸ばして来る手を振り払うことも出来ぬまま、唯一自由に動かせた筈の左腕も掴まれてしまい、今や完全に身動きが取れなくなってしまっていた。 「ウケケケ。これでチェックメイトってヤツだな、エレオノールの姐さん」 「あ……くぅっ…」 相変わらずの人を喰ったような、意地の悪さが滲み出たジョセフのその表情が、私は苦手だ。 お調子者で礼儀知らずで、誰もが畏れるヴァリエール公爵家の長女たるこの私に対しても、身分の差なんてお構いなしに堂々と自然体で接してのけるこの男の存在を――幾度となく心の中から追い出そうと思っても、逆にそれは私の中で大きく膨れ上がって行く一方だった。 満足に彼の顔を見られなくて、私は必死に顔を逸らそうとする。 だが、それも出来なかった。 あろうことか、彼の方からその顔を近付けて来て、私の視界を自分の姿で塞いでしまったのだ。 目の前に彼の顔が大写しになって、心臓の鼓動が張り裂けそうなまでに高まっている。 もう限界だ、と思った矢先、やはりこの男は私の予想を遥かに上回る行動を起こして来た。 手首から先の無い左腕を不器用に操って、私の前髪を跳ね上げて。 そして、剥き出しになった私の額に、軽く口付けをしたのだ。 「……~~~~っ!?」 全身に痺れるような衝撃が走る。その感覚は決して私の気のせいでは無い。 ジョセフが私の左腕を掴む手を離して、一歩その体を引いたのを確認しても、私の体は指先一つ満足に動かせなかった。 「フッフッフ~ン。幾ら本気で俺をブッ飛ばそうとしてるとは言え、姐さんには普段から世話になってるからなァ~。 あんま手荒な真似もしたく無かったし、とりあえず俺の熱~い感謝の気持ちを波紋入りのキッスで送らせて貰ったぜ。 まッ、体の自由が利かないのは、王子様のキスでお姫様の目を覚ますっつーアレの逆バージョンだわな。 あんま強い波紋じゃねーし、どうせもう暫くしたらそっちのチビと一緒にすぐ解けるだろうし」 悪戯が成功した子供のように無邪気に笑いながら、右腕に子犬をしがみ付けたまま立ち竦んでいる私から離れるべく、ジョセフは更に二歩、三歩と距離を取って行く。 「んじゃ!エレオノールの姐さんがもう一度プッツンする前に、俺はここらでオサラバするぜ! このままこーしていたら、またこのおっかねェネーチャンに何されるかわかったモンじゃねーしな! 妹さんもお大事になァ~!万が一何かあっても、呼んでくれりゃあこのJOJOはすぐ駆け付けるからノープロブレムだぜ!」 やがて勢い良く手を上げて私とカトレアに会釈した後、ジョセフは全速力で部屋から駆け出して行った。 「あ、ジョースター先生!その、今日は本当にありがとうございました!」 呆気に取られた様子でジョセフの姿を見詰めていたカトレアが、そこでようやく思い出したかのように、あっと言う間に私達の視界から消え去ったジョセフに向かって別れの挨拶を投げ掛けた。 そして、そのままカトレアは困惑した表情を浮かべたまま、微動だにしない私の方へと向き直る。 「……あの、その。エレオノール姉様……」 「許さない……」 「え」 何か言い掛けたカトレアの言葉を遮るように、怒りと憎しみに彩られた私の声がこのカトレアの自室に響き渡って行く。 それと共に私は、やがて自分を束縛する目に見えぬ力が少しずつ弱まって行き、再び自分の身体が自由を取り戻して行く感触を実感していた。 「おぉのれぇジョセフ・ジョースタァァァッ!いつもいつもいつもいつも私をコケにしおってぇぇぇ!! 許さん!ぜぇーったいに許すものですか!地の果てまでも追い詰めてくびり殺してくれるわぁぁぁッ!!」 「あ、え、エレオノール姉様…?」 どこまでも私の心を惑わせて、からかって、おちょくって、弄び続けるジョセフに対する怒りが、再び私の中で燃え上がる。 やはり、あんな男は嫌いだ。今の出来事でそれが良くわかった。 私とあの男は、決して交わることの無い不倶戴天の運命にあるのだ! 私は無理矢理自分の身体を動かして、自分の右腕にしがみ付いたままの子犬の身体を掴んでやる。 まだ身体を動かすのは少し億劫ではあったが、激情に駆られた今の私はそんなことなどいちいち気する暇も無かった。 自分と同様に、既に波紋の効力が弱まりつつあった子犬の身体を強引に引き離し、一体何が起こったのかわからないとでも言う風に目を白黒させているおチビを半ば強制的にカトレアに押し付けるように渡してやる。 そして改めて右手に鞭、左手に魔法の杖を構えて、私は今度こそ完璧な戦闘態勢を取った 「絶ぇッ対に逃すものですか!今日こそあの変態医者に引導を渡してくれるわ! 待ってなさいなジョセフ・ジョースター、貴様が生きてこのヴァリエール公爵家から出られるなどと思わないことねぇぇぇぇッ!!」 既にこの場から逃げ去ったジョセフに対する呪いの言葉を吐きながら、私も全速力で彼の後を追う。 後に残されたのは、胸におチビを抱いたままのカトレアと、怯えを通り越して最早諦めの境地に達した視線をこちらに向けて来る大勢のペット達だけだった。 「……ふぅ。やっぱり、エレオノール姉様とジョースター先生ったら、仲がお宜しいんですから。 でも――うふふっ。なんだか私は、そのことがとっても嬉しいわ。 私の自慢のエレオノール姉様が、先生の前ではあんなに生き生きとしていらっしゃるんですもの。 それに、本当にお二人のやりとりを見ていると、もうおかしくって…… ふふふ…ははっ、あらいやだ、でも何だか止まらないわ…うふふふふ、あはははははっ」 心の奥底から、カトレアは笑う。 それは普段の彼女が浮かべることのない、どこまでも清々しくて爽やかな笑顔。 彼女に命を救われた動物達だけが、カトレアが今日、本当の意味で笑ったことを知っていた。 ――しかし、と自分はいつもそこで思うのだ。 何故こうも己自身の未来を、自分が背負うべき運命の存在を断言することが出来る? 今、こうして見知らぬ土地で暮らすという行為に、どうしてここまで違和感を覚えるのだ? 自分がその疑惑を抱く時、必ず脳裏に浮かんで来る光景がある。 ともすれば、これまで自分が重ねて来た記憶を全て押し潰してしまいそうな程の圧倒的な量だ。 これもまた記憶なのかもしれない。 ただし、自分が知る由も無い、自分では無い誰かの記憶だ。 当然だろう。何故ならば、これまでの人生でそんな体験などした筈が無いのだから。 体験したことの無い記憶など、思い出せる筈が無いではないか。 『フフフ、そうね。病気になるとみんなスゴク優しいんだもん。たまにはカゼもいいかもね』 『じじいは…決して逆上するなと言った…… しかし…それは…無理ってもんだッ!こんなこと見せられて頭に来ねえヤツはいねえッ!』 『もらっとくぜーッ!父親ならよォー、息子にお小遣いくれてくもんよねェ~ッ! それにお袋の写真家に持って帰ったら、またバアちゃんともめちゃうぜ~!元気でなあ~ッ!』 それでも自分は、自分の中にある光景を否定出来ない。 何処かでこれらの記憶を体験し、その人達に出会っている人間がいることを、自分は知っているからだ。 この記憶の淵を辿って行く時、最後はいつも同じ光景が目の前に現れる。 それが自らが知り得ない筈の記憶の終着点であり、またこの眠りから醒める時の合図でもあった。 『世界ノ終焉ガ訪レル前ニ、私ハ自ラノ能力ニヨッテ、私ノ主人ト私自身ヲ守ラ無ケレバナラナイ! 時ノ加速ノ果テニ、イズレ我々ガ再ビ遭ウソノ時マデ、オ前自身ニ定メラレタ『本当の運命』ニ到達スルコトは決シテ無イダロウ。 『終わりが無いのが終わり』……ソレコソガ、コノ私、『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』ノ能力ダ』
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―――――――――――――――――――――――唯、憂ルート 唯家!! 唯「憂ただいまー!!」 憂「おねーちゃん!無事だったんだね……お犬さん?」 唯「そうだよ~ケロちゃんだよ~」 ケルベロス「ご主人、その呼び名は……」 ??「おやおや。ケルベロスがまともな口調とは……」 憂「あっ、ルイさん」 ルイ・サイファー「こんにちは、お嬢さん。私はルイ・サイファー。皆からルイと呼ばれている。以後、お見知りおきを」 ケルベロス「る、ルイ・サイファー!!」 ルイ「興味をそそるケルベロスだ。あの面白い男のケルベロスでもないし、マダムのものでもない……ふむ」 唯「憂、だめだよ~勝手に家に変な外人さん上げちゃ」 憂「ご、ごめんなさいおねーちゃん。玄関前に倒れていたからつい」 ルイ「助かったよ、憂さん。少しこの世界で力を消費しすぎてね。いや知り合いに見られたら笑われてしまうところだった」 唯「ふ~ん、なんか怪しいなぁ」 ルイ「君の妹を取ったりしなから安心してくれ。しかし君も大変な事に巻き込まれたね。スティーブンめ、アジなことをしてくれて」 ケルベロス「何を企んでいるんだ、お前は」 ルイ「企む?何の話だい」 ケルベロス「ルイ貴様、ご主人に手をだしたらただじゃ済まないぞ」 唯「まぁまぁケロちゃん落ち着いて」 もふもふ 憂「あれ、そのおっきなお犬さん、首輪付いてない?」 唯「首輪?おっ、ほんとだ!どれどれ」 『ハチ』 唯「ハチ??」 憂「あれ、そういえば昔……」 ・・・・・・・・・・・ 唯(7歳)『みてーういーかわいい子犬さんだよぉ』 憂(6歳)『おねーちゃん子犬拾ってきたらお母さんにまた怒られるよ~』 唯『隠して飼うからいいの~。だってこのままじゃ死んじゃうんだよ!』 憂『う、うんだけど……』 唯『協力して憂~』 憂『わ、わかったよおねーちゃん。今お家になるダンボール持ってくるね』 唯『よかったね~ハチ~』 子犬『キャン!!』 ・・・・・・・・・・・ 憂「って言うことが昔」 唯「だけどその子犬2週間くらいたったら居なくなっちゃって」 憂「おねーちゃんと泣いて探した記憶があるよ」 ケルベロス「……その時の子犬が俺なんだ」 唯「な、なんとあの時のハチがケロちゃん!!」 ルイ「……ふむ。マダムの死んだケルベロスが生まれ変わって地上に落とされたのか……。そこで人語を覚えて」 ケルベロス「そうだ。そしてその時の恩を返しに此処に来たのだ」 ルイ「律儀な忠犬だ。さて、唯君だったかな?君はこの世界を元に戻したいかね」 唯「うん、みんなとまた一緒にあの世界でギー太弾きたい!」 ルイ「人の罪を認めてもかね」 唯「罪?」 ルイ「まぁ、それはいい。さて、私は魔界が開いた場所を知っている。そして今からそこに行こうとしている。一緒に行くかね?」 唯「しってるの??あっ、じゃあ皆に電話しなくちゃ」 Trrrrr…trrrrr… 唯「あっ、りっちゃん~?私~」 律『もしもし、唯か!魔界の扉の場所がわかったぞ。澪も梓もそこに向かってるらしい』 唯「私達も今から行くよ~じゃあそっちで待ち合わせね」 律『おう、待ってるぞ』 唯「ねぇ、りっちゃん。なんでこの世界でも携帯は繋がるんだろうね」 律「突っ込むな、唯」 律「ここが魔界の入り口だったとはなぁ」 澪「ああ、灯台もと暗しだった」 ショボー「そうねぇ。私も気がつかなかったわ」 ??「……来てしまったか、人の子よ」 唯「だ、誰!?」 ケルベロス「下がってろ、ご主人」 サタン「我が名は大天使、サタン。この魔界を開きしもの。そして全てを裁くもの」 憂「大天使……サタン」 和「サタンって悪魔の名称じゃなかったかしら」 ガブリエル「ええ、そうよ。けどサタンは元々は天使。人間たちを裁くものとして偉大なる父が遣わした天使なの」 唯「じゃあガブリエルさんより偉いの?」 ガブリエル「……相当」 サタン「何故私がこの世界に魔界を開いたか分かるか人の子よ。何故私が遣わされたか」 律「んなもんわかんねーよ!」 澪「おい、律!」 サタン「私は元々人間であった。名をザインと言う。私は千年王国の完成を夢見た。しかしある悪魔によって邪魔されていた。千年王国は神の望み。理想の王国を作るために偽りの神すらつくるものもいた」 ガブリエル「……」 サタン「私は半身のセトと一つになり、神となった。悪魔と人間を裁くものとして。人の子よ。汝らの罪を知っているか?」 澪「し、知らない!」 サタン「人は醜い。互いに滅ぼすように同胞を殺し合い、ついにはこの星すらも滅ぼそうとしている。偉大なる父は仰った。全てを無かったものにし、選ばれし者の世界を作れと」 律「殺しあう……戦争は無くならないしな」 唯「けど私達だって喧嘩くらいするよ!!だってしょうがないじゃん、生きてるんだから!」 サタン「それを何千年も繰り返してか!!」 唯「うっ……だけど」 ルイ「サタン、来たか。全てを裁きに」 サタン「ルシファー……まだ生きていたのか」 憂「ルイさん??」 ルイ「憂君。騙してすまない。私も悪魔なのだよ。これが私。大魔王、ルシファー」 紬「ろ、六枚対の羽……」 梓「大魔王、ルシファー……」 サタン「あくまで 神の意志に逆らうつもりか?ルシファー」 ルシファー「地上の全てを消し去り人間をヒツジのようにかいならすのが神の意志なら従うわけにはいかぬ」 サタン「ルシファーよ九頭龍による真の大破壊という神から与えられた使命を忘れ何をしているよりによって 人間のしもべに成り下がるとは」 ルシファー「私の行う破壊は悪魔を、人間を、唯一神の支配から解き放ち新たな世界を生み出すためだ!かつて 私が人間に知恵を与えたのも、人間を自らに支配させようとしたため。そして地上は人間の国となったのだ」 サタン「それが、どんな結果を呼んだか。不完全な人間に知恵を与えたために彼らは暴力と破壊に明けくれた。それがきさまのねらいだったのか?ルシファーよ」 ルシファー「唯一神の手先ふぜいに私の考えは しょせん理解できん」 サタン「……では 人間よ神の裁きを受け 永遠に地獄へ落ちよ!」 律「うわ、あの人おこってるよ!!」 サタン「はぁあ!!」 律「っ!澪危ない!!」 デカラビア「ふっん!!マハラカーン!!」 律「わ、私の悪魔……ヒトデ??」 デカラビア「よう、私の主。俺はデカラビア。ソロモン王の支配下の悪魔」 サタン「小賢しい、反射魔法など」 デカラビア「テトラカーンもマハラカーンもどんとこい!」 澪「り、律~」 ショボー「ごめんね、澪ちゃん私じゃもうついていけないの~」 モコイ「おしっこちびりそ、ボク」 サタン「なぜだ、大天使のお前が何故そこまで人間に加担する」 ルシファー「大天使? 神の奴隷に一体何のほこりがあるものか。 私は 自分のやりたい事をやる。神の名のもとに命じれば誰でも従うとまだ思っているのか! もはや きさまの時代は終わった。神が造り破壊し再生する、神の手の上でのくり返しは終わりだ。 神無き未来はカオスのみかも知れんだが 真の再生は その中にある! 我々は きさまを倒し その屍を乗りこえ未知の未来へと進むのだ!」 サタン「人の子よ。汝らもそれが望みか」 律「まだ人間もすてたもんじゃないぜ」 紬「傲慢で、卑屈かもしれないけど」 梓「こうやって仲良く生きていける」 澪「悪魔と人間が友達になれるんだ。人間同士だってうまく行くさ。なぁ」 ショボー「そうだね、澪ちゃん!」 モコイ「だね、ボク達お友達!」 唯「私たちはこれからも仲良く何時までもけいおんしていたい!!」 律「……なーんかずれてるけどいいか」 さわ子「唯ちゃん……」 憂「おねーちゃんカッコいい!!」 サタン「……そうか。それが君たちの選択なら今回は引こう。過去に私の友人が言っていた。『自分たちの世界は、自分たちの手で造ると』私はその友人と共に歩みたかったがそれもかなわなかった。神の手で操る世界では無く、自分たちで作る世界こそが本当の幸せなのだな」 ルシファー「……魔界は閉じられる。もう君たちに会うこともないだろう。憂、君の入れてくれたコーヒーはなかなか美味しかったよ」 ケルベロス「お別れだな、ご主人」 唯「ケロちゃん……」 ぎゅ ケルベロス「あの時もらった名は一生忘れない」 唯「またね、ケロちゃん……」 梓「じゃあね、猫」 ネコショウグン「じゃあなあずにゃんにゃん」 梓「……にゃん」 律「おい、ヒトデ。出て来るの遅い」 デカラビア「フォルネウスとお茶しててな」 トール「ではさらばです、お嬢様。斉藤によろしく」 紬「あら、斉藤の知り合いなの??」 さわ子「じゃあね、いい男!」 クー・フーリン「じゃあな、いい女!!」 さわ子「ふっ……お世辞はいいわよまったく」 和「ガブリエル、貴方も行くのね」 ガブリエル「ええ。実はね、和。ザインは、サタンは私が……」 和「いいわ。ガブリエル。はじめから貴方はその罪滅しで」 ガブリエル「ごめんなさい、和。幼なじみと仲良くね」 和「サヨウナラ、大天使ガブリエル」 澪「そっか、お前らともお別れなのか……ぐすっ」 ショボー「泣かないで、澪ちゃん。また会えるわ」 モコイ「別れは辛いのね、ボクも、チミも」 ゴゴゴゴゴ。。。。。 唯「行っちゃったね、みんな」 律「……ああ。これは悪い夢、いやいい夢だったな」 澪「ホント……夢みたいだった」 憂「……」 憂(最後、ルイさんが私に呟いたこと。『おまえたちはさしづめ真の救世主だったのだろう。混沌の中、平和は失われているが自由は手に入った。むろん平和を求める自由もある。期待しているぞ、人の子よ』って) 憂(……これから人はどういうに生きていくのかな) 数日後!! 紬「みんなーお茶にしましょー」 律「おー、今日もウマそうだな、このアップルパイ!」 唯「いただきまーす!!」 澪「けどよかったな。みんなもどってきて」 梓「ホントにあれはなんだったんですかね」 唯「夢、だったのかな」 律「かもなぁ。誰かが見せた夢だったのかもな」 澪「……ショボー、モコイ元気かなぁ」 ああー神様―おねがいー好きにー♪t 澪「おっ、メールだ」 カチャ 隅っこ!! ショボー「驚いてるね、澪ちゃん」 モコイ「携帯,便利っす」 ショボー「じゃあもどろうか、モコイ、マスターの元に」 モコイ「ライドウ待ってるね、チミ!」 唯「また会おうね、みんな!!」 ELELOHIMELOHOELOHIMSEBAOTH ELIONEIECHADIEREIECHADONAI JAHSADAITETRAGRAMMATONSADAI AGIOSOTHEOSISCHIROSATHANATON AGLAAMEN 終り!! …………お疲れ様でした。そのまま電源をお切りください…… それでは、寝ている間に悪魔に魂を乗っ取られぬよう気をつけて…… 戻る
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102 Dalmatians Puppies to the Rescue 原題:102 Dalmatians Puppies to the Rescue 発売:2000年11月8日(北米)、2000年12月8日(欧州) 機種:ドリームキャスト*、プレイステーション*、Windows*、ゲームボーイカラー* 概要 実写版『102』をもとにしたゲーム。日本未発売。 2匹のダルメシアンの子犬(パッチーズとウィーザー)を主人公に、クルエラ・ド・ビルのド・ビル屋敷からの脱出を図る。 キャスト ドミノ フランキー・ムニーズ* オッドボール モリー・ケック クルエラ・ド・ビル スザンヌ・ブレイクスリー ジャスパー・バダン ジェフ・ベネット ホーレス・バダン モーリス・ラマーシュ ドッティー バーバラ・ディリックソン ディップスティック ジェフ・ベネット ワドルスワース ジェフ・ベネット シェルビー ジェフ・ベネット ジャン=ピエール・ルペル ジェス・ハーネル ファーズブーム ジェス・ハーネル フィジット メリッサ・ディズニー* プリシラ メリッサ・ディズニー チブス軍曹 マイケル・J・ガフ チェスター マイケル・J・ガフ イヴォンヌ トレス・マクニール マニー ジョン・パートリッジ* クリスタル ルシー・テイラー ストーリーテラー コーリー・バートン テレビの声 トレス・マクニール その他 フランク・ウェルカー* 用語集 ロケーション イギリス*のロンドン*リージェンツ・パーク ビッグ・ベン* ド・ビル屋敷