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1 2 3 4 5 おまけ ※交尾の話… 2010/04/05 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1270434977/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 松居一代wwww -- (名無しさん) 2018-01-24 14 19 50 立ち食いで米5合は流石に・・・ -- (名無しさん) 2016-02-21 06 56 33 純よ...wwwww -- (名無しさん) 2014-03-13 04 23 16 純ちゃん… -- (名無しさん) 2011-11-17 01 04 14 カヲス -- (名無しさん) 2010-12-11 18 30 53 面白すぎ。 和怖いなあんた。 -- (通りすがり) 2010-09-26 10 22 30 なかなかのカオス! しかし↓には賛同出来ないな、唯ありきの憂、憂ありきの唯だろ -- (名無しさん) 2010-09-26 08 23 56 憂ってやっぱ唯ラブじゃないほうがいいやー -- (名無しさん) 2010-08-23 10 28 32 これいいな。 -- (名無しさん) 2010-07-25 11 13 50 和が色んな意味で凄いなw マシュランボー懐かしすぎwww -- (名無しさん) 2010-06-25 23 46 14
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♪律VS紬! 紬「じゃあ言葉は黒にしましょ」 律「ふんふん、黒ね」 紬「ゲームスタート――じゃあ私からの質問。ゴキブリの色は何でしょう?」 唯「何かムギちゃんじゃないみたいな質問だね。ていうか答えたら負けるしね これは答えなきゃダメなのかな?」 梓「どうなんでしょうね」 律「甘い、甘すぎだムギ。スガキヤのソフトクリームより甘いぜ。 答えはブラックだ!」 紬「さすがりっちゃん……そのたとえは私には全くわからないけど。そもそも私、 ゴキブリを見たことがないからゴキブリを見るのが夢なんだけれど」 和「何その夢」 唯「何だか熱くなってまいりましたー」 紬「じゃあ、これはどうかしら……私の髪の色はなんでしょう?」 律「地味に難しいな。茶色ではないし……うーん」 憂「ふうースッキリした」 律「金っていうにはちょっと……」 紬「はい今りっちゃん『金』って言ったわね。私の勝ち」 律「な、なに言ってんだよっ?ムギが選んだ言葉は『黒』だろ!?」 唯「あっ、言っちゃった」 律「!!」 紬「私の勝ち、ね」 律「くっそー、やるなあムギー」 ♪紬、勝利! ♪食後! 唯「お腹いっぱいだよ~」 律「ああ、お好み焼きだけじゃなく手羽先のコーラ煮にタコのおすいもの、ほうれん草 のおひたし さらには、サケのムニエル!」 唯「いやあ、憂はSS内じゃハンバーグかカレーしか作れないと 思ってたのに……」 澪「空腹も手伝ってとっても美味しかったな」 和「空腹は最高のスパイスって言うものね」 梓「あ、今とっておきの名台詞が浮かびました」 唯「おお!なんですかいあずにゃん!?」 梓「『満腹は最高の贅沢』」 唯「あずにゃんカックイイいいぃっ!」 梓「苦しいです。そんなに抱き着かないで下さい」 唯「えへへへ」 和「でも今のは不覚にもにうまいと思ったわ」 唯「詩人だねあずにゃんは!」 ♪帰宅! 和「まあ、あんまり長居するのも迷惑だろうしそろそろ帰るわね」 唯「そんなことないよっ。もうちょっとくらいいてもいいのに」 澪「唯。明日も学校があるってこと忘れてないか?」 梓「そうですよ、唯先輩」 唯「もちろん忘れてないよっ。あずにゃんっ。明日も部活楽しみだもん」 律「いやあ、憂ちゃんホントにありがとう、ごっつぁんです」 憂「そんなに頭を下げなくても……むしろこちらこそご迷惑をおかけしてしまって。 今日はありがとうございました。また、皆さんいつでもいらして下さいね」 紬「今度来る時には何か持ってくるわね」 唯「ムギちゃんもいつもありがとね」 紬「どういたしまして」 和「また雨が降り出してきそうだし、皆も寄り道せずに帰るのよ」 律「よし、じゃあ明日も学校へ元気に登校することを誓って、解散!」 唯「楽しかったね、憂」 皆が帰った後お姉ちゃんは本当に嬉しそうに言いました。 憂「うん、またみんなでご飯食べたいね」 この数日間でお姉ちゃんは少し、成長しました。それはあまりにも小さな成長で 注意深く見なければ、きっと誰も気づかないだらうし、案外私しか気づいていない かもしれません。 けれども。確かにお姉ちゃんは確実に一歩ずつ進んで前に向かっています。 憂「今日はお洗濯に風呂洗いにご飯に色々とありがとね」 唯「ううん、憂はいつもいっぱいいっぱい家事をやってくれるんだから、こんなの 何でもないよ。わたしは憂のお姉ちゃんなんだから。それに……」 最後の言葉はお姉ちゃんが俯いたせいなのか、語尾が掠れたせいなのか聞き取れ ませんでした。 どうしたの、と尋ねると、 唯「今日、わたしが米研ぎを失敗しちゃったせいで憂があんなことになっちゃって…… ごめんね」 憂「……ふふ」 唯「?」 私は自分の行動を思い出して、笑ってしまいました。 さっきまでなんであんなことをしてしまったのか頭を抱えそうになっていたのに。 憂「でもそれで今日、こんな楽しい時間を過ごせたなら決して悪くないとも思ったんだ」 唯「憂……」 憂「明日からも頑張ろうね、お姉ちゃん」 唯「まかせて!もうすぐ三年生になるし、勉強に家事に部活に全部ガンバるよ。 あっ、新曲の練習もしなきゃっ」 ああ神様。どうかこれからも、こんな素敵な日々が続いてくれますように。 唯「今日は久々に一緒に寝よっか?」 憂「うんっ」 ♪おわり? 戻る おまけ
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唯「……大丈夫?」 憂「…………」 どうも平沢憂です。さっそくですけど大丈夫じゃないです。とってもお腹が苦しいです。 はちきれそうです。ヤバいです。得体の知れない何かが身体の内側で暴れ 狂っています。未知の激痛がお腹を苛んで、私を見つめるお姉ちゃんの心配げな 表情すらも酷く不明瞭です。 お母さん。 今ならあなたの気持ちがわかる気がします。 周りからよくできた娘なんて言われますが、ていうか自分でそう思わないこともないんで すけど、それでもやっぱり白状すれば、年相応に両親に迷惑をかけたことはたくさんあります。 わがままを言って困らせたこともあります。 それでも私、平沢憂は今日までまっすぐ姉の平沢唯とともに真面目に気丈に女の子らしく生きてきました。 私たちの両親は行き過ぎた放任主義ゆえに家にいないことも多々ありましたが、 私たち姉妹は決して道を踏み外すことはありませんでした。 お母さん。あなたにはどんなにお礼を言っても足りないくらいです。 あなたが私に料理のスキルを叩き込んでくれたおかげでお姉ちゃんに毎日、おいしいご飯をたべさせて あげることができました。 そしてお父さん。ごめんなさい。小学校で出された「お父さんの似顔絵の宿題」で思わず カツラをとった寝顔を描いてしまって。 図工の先生に絶賛されたとき正直満更でもありませんでした。 本当に二人とも今日までありがとうございました。 そして松居一代さん。 あなたのお掃除術によって、今日も我が家は清潔に美しく保たれています。 ありがとうございます、松居棒。 --最後にお姉ちゃん。 私の大切なお姉ちゃん。 私の大好きなお姉ちゃん。 私がいなくなっても勉強に部活に恋愛、全部頑張ってね。 応援しています。 私はいつも、いつまでもお姉ちゃんを見ています。 様々な思い出が走馬灯のように脳裏をかけ巡ります。 まるでこれから天に召されるかのようです。 そもそろなにゆえ私はこんな悲惨な目にあっているのでしょうか。 いえ、というより今私が陥っている状況に認識が追いつけていないのです。 だんだん、視界がぼやけてきました。 額には気持ちの悪い汗が浮かびます。 激痛に思考にまでも暗幕がかかろうとしています。 瞼がどんどん重くなっていくのを感じます。 最後に視界の端で黒い二つの髪が揺れたのを見て、私の意識は途絶えました。 ――何故こんなことになってしまったのか? ♪ある日の昼休み・学校の屋上! 和「わざわざ呼び出してごめんなさい」 憂「いえ、気にしないで下さい。ところで屋上って立ち入り禁止じゃないんですか?」 和「許可は取ってあるから大丈夫よ」 憂「それで用件っていうのは?」 和「唯のことよ」 憂「お姉ちゃんのこと、ですか」 和「単刀直入に言うわよ。唯を今すぐ鍛えなさい」 憂「……はい?」 和「言い方が悪かったわね。唐突な話だけど、憂ちゃん。仮にあなたが死んだら唯はどうなると思う?唯がひとりぼっちになってしまったら」 憂「……」 和「それに今の状態のままで唯が社会に出たら。考えてもみなさい。飼い猫同然の唯にとって 社会なんてものは盛りのついたオス猫の吹き溜まりみたいなものよ」 憂「社会って恐ろしいんですね。私まで社会に出る自信が無くなりそうです」 和「あなたなら大丈夫よ。ところで憂ちゃんは交尾中の猫の喘ぎ声の生々しさを知ってる?」 憂「知ってます。何て言うか赤ん坊の泣き声みたいですよね」 和「そうなのよ。春とか盛り真っ最中でしょ。夜中に勉強してると聞こえてくるから 集中できないのよね」 憂「なんであんな声になっちゃうんでしょうね」 和「アレはオスの性器に突起のようなものがついているからよ。だから性器を引き抜く時に 強烈な刺激がメス猫に与えられるらしいわ。それでその激痛によってメスは声をあげてし まうの。でもその痛みがトリガーになって排卵を促すからオス猫の突起は絶対に必要なもの なのよ。ああ、人間のオスにも突起をつければ少子化問題の解消につながるかもしれないわ ね。いや、でもそうしたら今度は交尾をしたがらなくなってしまうかもしれないわね。 まあ、考え方次第ではアダルトビデオとかの流通が減るかもしれないから、教育的に見れば 悪くないかもね。そうそう話は戻るけど同じ系統のライオンも猫と同様らしいわ。ただ、 メスのライオンは、交尾中は恍惚とした表情を浮かべているのだけど、オスが性器を引き抜 こうとするとあまりの痛みに激怒してオスに噛み付こうとするらしいわ。その獰猛さにオス のライオンは一目散に逃げ出すそうよ。そうそう、交尾と言えばウサギの交尾を見たこと あるかしら。私は未だに拝んだことがないんだけれど。なんでもウサギはオスとメス を一緒にして放置しておくと延々と交尾しちゃうらしいの。あんまりにしすぎちゃうもん だから男性器が腐ってしまうらしいわ。ちなみにオスのウサギは達すると、バタンと倒れる らしいの。しかも叫ぶらしいのよ。まるで人間みたいでしょ? え? 人間の交尾は見た ことがあるのか……ってそ、そんなことは聞かないでほしいわね。正直に言うわ。見たこと なんてないわ。別に人間には興味ないもの。え? 本当に興味ないのかって? いや、うん まあそうね。全く興味が無いと言えば嘘になるわ。でも見たことがないのは本当よ。そう よね、だったら想像ってことになるのだから知ったかぶりってことになるわね。まあそんな ことは気にしないで。うん?しかも人間はイッてもバタンと倒れない? ええそうね。倒れ ないわよね? でも面白いと思わない? とにかく交尾をさせすぎないようにウサギを監視 しておかないといけないらしいわ。そういえば、先日生徒会の関係で講堂に朝呼ばれたのよ。 ちょうどその時、鳥が二匹入ってきたのだけど、さっそく交尾を始めちゃったの。早朝よ。 早朝。でも、遠くから見てると強姦してるようにしか見えないのよ。天井の辺りでしていたの だけど、何回か暴れすぎて片方が落ちてきたりして。気になっちゃって私、仕事どころ じゃなかったわ。ところで憂ちゃんはクジラの交尾については(以下略)――」 憂「あの、本題に戻りませんか?」 和「ごめんなさい。ちょっとしゃべりすぎたわね。また聞きたかったらいくらでも話すけど」 憂「とりあえず本題を」 和「……どこまで話したかしら?」 憂「お姉ちゃんを鍛えるとか鍛えないとか、そんな話です」 和「そう、それ。簡単に言うと今の唯は一人で生きていく生存能力と社会的経験値が 圧倒的に足りないと思うの」 憂「確かに、そう思わなくもないですけど……」 和「唯が今のまま大人になったらどうなるか想像してみて」 憂「それは……」 和「もし社会人として一人で暮らすことになったら。生活能力の零の唯は自分で料理 も作ることができない。自炊もできない唯はインスタントで済ませる毎日を送る。 やがて、栄養の傾きに伴って病を患う。当然、掃除もできないので、気づいた頃 にはもうゴミ屋敷の完成。不衛生な環境は病気を呼ぶには十分ね」 憂「…………」 和「汚い大人がわんさかいる社会。欺瞞に満ちた社会。果たして純粋無垢な唯は どうなるのかしら。簡単に他人に騙され、利用されるかもしれない。そうじゃなく ても今までの世界とのギャップに、耐性の無い唯はやがて悪い薬に手を出してしまい……」 憂「和さん!私、お姉ちゃんちゃんが社会に出ても大丈夫なように今日から お姉ちゃんを鍛えあげます!」 和「ありがとう。私の気持ちを汲みとってくれたのね。 私もできる限り協力するわね」 こうして私の闘いが始まりました。 ♪その日の夜・平沢家! お姉ちゃんは私のクラスメートの梓ちゃんのことを「あずにゃん」と呼びます。 なんでもその所以は、さわこ先生の用意したネコミミカチューシャが大変似合っていた というそれだけの理由なのだそうですけど、それ以来お姉ちゃんは梓ちゃんのことを 「あずにゃん」と呼ぶのです。 しかし、自由気ままに怠惰な生活を送り、食べては寝てを繰り返すお姉ちゃんの方が よっぽど猫に似ているのではないのかと、和さんの言葉を聞いてふと思いました。 何はともあれ、私は私自身と仏様と和さんに誓って、自分の使命を全うするのみです。 善は急げというので、とりあえず普段より早めにに夕飯を食べることにしました。 これが本当の膳は急げ……あれ、面白くないですか? 憂「お姉ちゃん、ちょっと聞いてほしい話があるんだ」 唯「ふえ?何?」 憂「あのね……」 それから私は今朝、和さんに言われたことを話し始めました。 本当は夏目漱石のかの名作先生のように思いの丈を手紙にしてありのままに綴り たかったのですが、現実問題としてあれだけの量を手紙で送るというのは不可能らしい ので断念しました。 唯「そっかあ。唯も和ちゃんもそんなにわたしのことを考えてくれていたなんて……」 お姉ちゃんがどこか感慨深そうに呟いた頃には、時計の針が三週目を終えようとしていました。 唯「憂、わたし立派な人になれるように頑張るよ!」 憂「私も全力を挙げて協力するからね!」 私たちは仲の良い姉妹らしく決意も新たに食卓を挟んで抱きしめ合いました。 ……この時の私はあまりに楽観的だったのかもしれません。 私はこれでもお姉ちゃんのことなら誰よりも、無論、生みの親であるお母さんよりも 知っているつもりでした。 いいえ。 実際知っていることだけなら、おそらく誰よりも多いのでしょう。 しかし、それ以上に知らないことも山ほどあるということに、私、平沢憂はこれから 気づかされるのでした。 2
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♪食器洗い! とりあえず、いきなりご飯を作れと言うのはさすがにお姉ちゃんでなくとも難しい と思うので、順を追ってまずは食器洗いからすることにしました。 唯「うい~、いくらわたしでも食器洗いくらいはできるよ~ほらほら」 憂「さすがお姉ちゃん!」 唯「洗って~流して~ふきふき~」 憂「いいカンジだね」 唯「余裕のよっちゃんだよ~洗って~ま~たふきふき~」 憂「…………」 唯「~~~~~~~♪」 憂「お姉ちゃん……」 唯「んん?何~?」 憂「とりあえず食器洗ってそのつど流して拭いてたら、効率悪いから全部洗って 流してからまとめて拭いたほうがいいよ」 唯「おお!さすが憂!」 憂「ちなみにタワシはこびりついた汚れをとる時以外は使っちゃダメだよ。 傷がついちゃうからね」 唯「なーるへそ」 憂「それと油ものを後回しにして洗おうね。洗剤を無駄に使わなくて済むよ。 あと、お湯を使ったほうが汚れを落としやすいからね」 唯「さすが憂~! 憂「…………」 どうも道のりは私の予想よりも長いみたいです。 ♪お洗濯! 憂「お風呂に入ったことだし次は洗濯だね」 唯「まかせなさい!ほれほれほれーい」 憂「お姉ちゃん洗剤入れすぎっ!めっ! 唯「あうう~調子に乗りました」 憂「量は適切に!」 唯「エコだねっ」 唯「そういえば我が家には色んなハンガーがあるね」 憂「たぶんどの家にもハンガーは何種類かあると思うよ」 唯「まあいいや。さっさと干しちゃおー」 憂「お姉ちゃん、きちんとシワは伸ばさなきゃダメだよ。こうパンパンって。 そろと洗濯バサミできちんと型崩れしないようにね」 唯「おっけ~」 憂「ちなみに今は冬だからストーブをかけておくこと」 唯「洗濯物を乾かしやすくするんだねっ」 憂「うん。それにこうしておくことで乾燥予防にもなるしね」 唯「へえー」 憂「最後に冬はカッターシャツの袖口とから渇きにくいから、こうやってもう 一個のハンガーの方に袖をかけておくと渇きやすくなるよ」 唯「うぉんだふぉー!?」 唯「憂せんせーしつもーん」 憂「何かなお姉ちゃん?」 唯「冬になるといつもなんで窓の溝のところにわたしや憂の使えなくなった靴下とかを 挟んで置いてあるの?」 憂「あれはね、冬になると窓に結露によって水滴がつくでしょ?」 唯「ケツロってなに?」 憂「結露っていうのは空気中の水分が冷たい窓の表面に触れることで水滴になって くっついちゃう現象のことだよ」 唯「ふんふん」 憂「それでそういう水分が溝に溜まったりするとカビの原因になるから、事前に 靴下とかを置いといて、水滴が溜まらないようにしてるんだ」 唯「じゃあわたしの要らなくなったパンツとかタイツもあげるよ」 憂「パンツにはまた違う用途があるんだよ」 唯「どんな?」 憂「ひみつ」 唯「じゃあついでにもう一個質問。今日のごはんのメニューにから揚げがあったけど、 なんで使った後のフライパンに週間少年ジャンプが刺してあった?」 憂「一応わかってると思うけど載せてあるだけだからね。ああしておくと油を吸って くれるから便利なんだよ。一時期はこの油吸い取るためだけにガンガン買ってたけど、 月刊だから結局やめたんだ」 唯「使えるものはなんでも使うなんて、憂は主婦のかがみだねっ」 憂「ちなみにこの油取りの方法は「伊藤家の食卓」で知ったんだ。まあ、日本人は 勿体ない主義だしね。本当かどうかは知らないけど勿体ないって言葉は日本にしか ないんだって」 ♪おやすみ! 唯「憂、アドバイスある?」 憂「普通に寝ていいよ」 唯「じゃあおやすみ~」 憂「おやすみ。明日も頑張ろうね」 唯「あいあいまむ!」 とりあえず、一日目は無事に終わりました。 ♪また別の日・早朝! 唯「憂は朝は絶対カフェオレだよね?」 珍しく早起きしたお姉ちゃんが、トマトとチーズとシーチキンのホットサンドを 頬張りながら私に尋ねました。 憂「うん、なぜかこれ飲まないとエンジンかからないから」 本当はブラックの方がより好みなんですが、空っぽの胃にコーヒーはあまり よろしくないようなのでやむなく朝は毎回カフェオレにしています。 ちなみにお姉ちゃんは朝っぱらから季節に関係なくキンキンに冷やした牛乳を おいしそうに毎日飲みます。 唯「いってきまーす」 憂「いってきます」 恒例の挨拶を済ませて私たち姉妹は今日も今日とて学校に向かうのでした。 ♪学校・昼休み 梓「へえ、唯先輩が家事を手伝ってるんだ」 憂「うん、って言ってもまだまだ道のりは長そうだけどね。でもやる気はあるから教える側 としてはすごくやりがいがあるかな」 純「唯先輩って家だとどんな感じなの?」 憂「盛りのついた猫みたいに床やそこら中をごろごろしてるよ。これがまた とってもかわいいんだ」 梓「憂は相変わらずだね」 純「そうそう猫と言えば最近家の猫が……」 純ちゃんが両目を輝かせて、猫について語りだしました。 ♪放課後・音楽準備室! 今朝、私はお姉ちゃんに放課後におつかいに行ってもらうように頼んでいました。 おつかいと言ってもおやつを買いに行ってもらうだけなんですけれど。 ちなみに私はお菓子を買う場合は薬局を利用します。 最近の薬局の品揃えと安さには目を見張るものがあります。 もちろん、お姉ちゃんにも薬局へ行ってもらうように言っておきました。 ただ一つ問題がありました。普段からしっかりしているなんて評判のある私ですが、 もちろん時にはドジを踏む日もあります。 今日がまさにその日でした。 お姉ちゃんにポイントカードと朝刊に挟まっていたポイント二倍券を渡すのを うっかり忘れていたのです。 救いなのは私がそれに放課後にすぐ気がついたということと、音楽準備室に行けば、 十中八九お姉ちゃんに会えるというこです。 というわけでレッツゴー。 私たちの教室のある校舎と違って旧校舎は独特のにおいが漂っています。 もっともそんな旧校舎の一角にある音楽室は紅茶のかぐわしい香りが満ちていて、 ここだけ別次元のようです。 律「おっ、憂ちゃんどうしたの?」 憂「こんにちは。お姉ちゃんに用事があって来たんですけど……いませんね」 律「唯なら掃除当番だからまだ三十分くらい来ないんじゃない?」 紬「もしよかったら、せっかく来たんだし待っている間一緒にお茶しない?」 憂「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて」 紬さんの用意したお菓子がどれだけ美味なのかを知っていた私は、もちろん喜んで 快諾しました。 憂「もう純ちゃんが猫のさかりについて昼休み中延々と語りだしちゃって」 梓「無駄に熱心に話してたよね。少し怖かったぐらいだよ」 澪「そういえば、和も最近動物の話をよくするな」 紬「私も何か動物を飼ってみたいわね」 律「ムギが買う動物……ゴールデンレトリバーとか?」 紬「そういうのもいいけど、チワワとか可愛いのも良いと思わない?」 澪「私は犬より猫派かな……」 梓「やっぱり猫ですよね。可愛いし散歩の必要はないし、うるさくないし」 律「意外と猫も鳴くとうるさいらしいけどな」 美味しい美味しいチョコモンブランを平らげ、芳しい香りをたてる紅茶が底を尽きる かけた頃に、ようやくお姉ちゃんはやって来ました。 唯「ごめーん、遅くなっちゃった」 お姉ちゃんに用件を伝え、目的のものを渡して軽音部を後にした渡した私は 少々手持ち無沙汰でした。 お姉ちゃんにおつかいを頼んだのはなにも私に時間が無いからではありません。 これも訓練の一環としてのことなのです。 一応、お姉ちゃんには学校でしなければならない用事ができてしまったと伝えましたが、 そんなものはありません。もちろん私はお姉ちゃんのおつかいの行方を見守ろうと 思っています。 憂「とりあえず図書室で軽音部が終わるまで待とうかな……って純ちゃん?」 純「憂、少し話したいことがあるんだけどいい?」 暇と言えば暇なので頷いておきました。 純「――つまりあれはオスの性器に突起のようなものがついていて、それによって 性器を引き抜く時には強烈な(以下略)――」 強烈な既視感に襲われて、私は思わず目頭を揉みました。 純ちゃんはあれから狂った機関銃のように動物の交尾について、熱弁を奮う のをやめようとしません。 和さん。どうやらあなたに共通の趣味を持つ相手が見つかったようです。 おめでとうございます。いえ、別に投げやりなんていません。 ただそろそれ帰りたいかなあって思っただけです。 お姉ちゃんも心配してるでしょうし―― 憂「ってお姉ちゃんはおつかいに行ってもらってるんだった!!」 今更のように思い出して腕時計を確認すれば、既に時計は六を跨がろうとしていました。 憂「ごめん純ちゃんそろそろ帰っていいかなお姉ちゃんが心配でわた」 返事を待たずに既に全力疾走の体勢に入っていましたが、右腕を掴むあまりの握力に 思わず私は踏み出そうとしていた足を止めてしまいました。 純「話は最後まで聞いてよね……」 憂「……!」 そんなに交尾の話がしたいんなら和さんとしろっ!!――と振り返ってそうツッコミ を入れようとして私は息を呑みました。 目の前にいる純ちゃんの瞳には昼間のような輝きは存在せず、澱が沈澱したかのような 闇が支配していました。 私の第六感が告げます。これはヤバいと。 目の前にいるのがクラスメイトだということも忘れて、咄嗟に身を翻すと同時に 純ちゃんの腕を振りほどきます。 これでも足は速い方です。五十メートル走の記録七秒前半。 体勢を低くして、思いっきり地面を蹴りあげます。 後ろを振り返る余裕はありません。 和「憂!廊下を走っちゃ……」 憂「ごめんなさい!」 廊下の角を曲がる直前に突然和さんの声がして脊髄反射的に謝り、ほとんど同じタイミング で和さんの横をすり抜けます。 ていうか私の姿を見る前に私の名前を呼びましたよね!? と、ツッコむ暇もなく階段を二段飛ばしで下りて行きます。 目指すはお姉ちゃんの向かっているであろう薬局です。 ♪初めてのおつかい! 憂「いや、さすがにお姉ちゃんもおつかいは初めてではないけど」 何とか純ちゃんを撒くことに成功した私は、お姉ちゃんのおつかいの行く末を 見守るために先回りして既に薬局でスタンバっていました。 普通に部活を終えているならば、まもなく来るはずです。 唯「~~~♪」 数分もしないうちにお姉ちゃんが店内に入ってきました。 化粧品売り場の棚に隠れて様子を窺う私からもお姉ちゃんのどこか 楽しそうな表情が見てとれます。 おお、さっそく特売セールスのところへ向かうとは。 お姉ちゃん、買い物は思ったよりうまくできるかもしれません。 ちなみに買い物について、私は一切何も言ってませんでしたので、ここはお姉ちゃんの 実力の試されるところです。 本来であれば三つ買うだけで千円近くも行ってしまうお菓子の並んだ棚を眺め…… おもむろに一つのお菓子を取りました。 レーズンパイです。 しかし難しい顔をして手放します。次は源氏パイです。 私のお気に入りの一つです。あ、また棚に戻しました。 チョコパイ、ホームパイ、パイの実……と、なぜかパイの類を手にとっては棚に 戻すという作業を数回した後に、今度は隣の棚に目をつけたらしく再びお菓子の 吟味を開始しました。 あ、すみません、ここは邪魔ですよね……ってこんばんは店員さん。はい? 土日以外に来るなんて珍しいって、ええ普段ならポイント二倍デーにしか来ないんです けど。いえ、ちょっと今日は用事があったもので、ってお姉ちゃん大量に買い過ぎだよ しかも特売セールス対象外の商品だけなんて……すみませんこちらの話しです。 ああ、これメ○ードの試供品ですか、ありがとうございますお姉ちゃんと一緒に 使わせてもらいます。これからもよろしくお願いします。 ってお姉ちゃんポイント二倍券出さないと何のために券を渡したのか……というか、 また新しいカード作ってもらって……あ、ビ○レの新作ですか今度買いに行きます。 本年に邪魔してすみません。 浮かんでは消えるヤキモキした気持ちを抑えこむのに苦労しながらも、 何とか 無事にお姉ちゃんが買い物を済ませたのを見取って、とりあえずは姉よりも多少 大きい胸を撫で下ろしました。 しかし店に入ったにも関わらず、何も買わないことにある種の罪悪感を感じてしまう 私は、仕方なくマスク一箱を買うことにしました。 あ……ポイントカードはお姉ちゃんに渡しているんだった。 結局、私はマスクとレシートを受け取って薬局を立ち去りました。 ♪平沢家・帰宅後! 無事に帰宅したところで今日もまた今日とてお姉ちゃんを立派なお姉ちゃんにする べく私は心して、お姉ちゃんにかからなければなりません。 3
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♪オマケ 梓「ねえ、4月になって私たちも二年生になったわけだけど……」 憂「純ちゃん学校に来ないね」 梓「…………今日何日だっけ?」 憂「四月六日だね」 梓「今日来ないとさすがにまずいよね?」 憂「うーん、まあ純ちゃんの一話に場合確実に出番があるかと言えば必ずしもそうでもないし」 梓「微妙に失礼だよ、憂。それに一話だよ?一話って言ったら脇役が唯一出れる 回でしょ?」 憂「梓ちゃんもそれ、相当失礼だよ」 梓「電話しても出ないし、困ったなあ」 憂「よし、梓ちゃん。それじゃあ私に任せて」 梓「家にでも行くの?」 憂「ううん、ある人に頼む。ところで梓ちゃんは和さんに貸したハンカチ返してもらった?」 梓「うん、返してもらったよ。というか新品になってた」 憂「ありがとう。それだけわかれば十分」 梓「?」 ♪三年二組 唯「あれ、憂?どうしたの」 憂「うん、ちょっと用事があってきたんだけど……」 紬「キョロキョロしてるけど、誰か探してるの?」 憂「はい、簡単に言うと犯人を」 澪「ん?何かあったのか?」 憂「いえ、既に事後です」 律「いやあ、購買は相変わらず混んでた……って憂ちゃん、どうしたの?」 憂「ある人に用事があったんですけど……」 唯「それより憂!もうすぐだよ、もうすぐっ」 律「そうそう、そうだぜ!私らがまた大活躍して画面をところ狭しと暴れ回るんだからなあ 澪「捏造するなっ」ドスッ 律「ぐえっ!」 紬「でも最初の『けいおん!』と二期の『けいおん!!』って何が違うのかしらね?」 唯「なんだろうね?」 律「うーん、案外前回と同じで何も変わらないんじゃない?」 澪「というか変えようがないしなあ」 憂「より正確に言うなら変えちゃダメなんですよね」 律「まあ、コンセプトがゆるーい女子高生の日常を描く、だもんな」 澪「まあみんなもそう言うのを求めてるしな」 唯「はいはい!りっちゃん隊員!いい案があります!」 律「ほほう?」 唯「ライブシーンを迫力満点にすればいいんだよっ!」 紬「たとえば?」 唯「こんな感じに」 ♪ 唯『放課後ティータイムのライブにようこそー!!』 唯『ふわっふわた~いむっ』 澪『ふわっふわた~いむっ』 ジャジャン、ジャジャン、ジャ-ン、ドっカーン!! 唯『どうもありがとおおおおおっっっ!!』 ドドドドドドドドカンドカ-ンドカ-ン!!!! 観客『うおおおおっ!!』 ♪ 唯「……みたいな?」 澪「……どうやってその大量の火薬を用意する気だ?」 紬「私のほうでよければ」ニコ 律「……いや、違うな。こんなのじゃダメだ」 律「けいおん二期は一期よりも放送される地方が格段に増えたんだから、もっと ファン層を増やすべきだろ」 憂「たとえば?」 律「たとえば床の間の奥様方を味方につけるべくミステリーものとかどう?」 澪「……それはサスペンスって言うんじゃないのか?」 律「似たようなもんだろ?」 紬「でもそんなシリアスな話をやったらもとの視聴者がいなくなっちゃうんじゃ……」 律「そこはミステリーもんでも、『けいおん』風にアレンジするんだよ こんな感じに」 ♪ 和『律、今度は校長先生が殺されたみたいよっ』 律『あちゃーついにさわちゃんまでやられたかあ』 梓『今日こそ事件を解決しに行きましょうよっ』 澪『梓の言うとおりだっ!いい加減犯人を捕まえないと』 律『えーまだティータイムの最中じゃん。なあ唯?』 唯『うん、もっとティータイムしてたーい』 梓『ダメったらダメです!』 律『よし、そこまで言うなら民主的に多数決で決めようぜ!行かない!』 唯『行かないっ』 澪『行く』 梓『澪先輩に同じく……ムギ先輩は?』 紬『じゃあ……行かないの方向で』 澪『なっ……まさかの裏切り!?』 紬『事件現場に行くよりもさわこ先生のお墓参りに行きましょ。私、子供の頃から みんなでお墓参りに行くのが夢だったの』 唯『うん、じゃあそうしよっか』 紬『今から楽しみね♪』 ♪ 律「……どうよ?」 梓「……シュールというか、もはや視聴者を馬鹿にしてますね」 澪「こんなの放送したら色んなところから苦情が来そうで恐い……」 憂「あの……ところで」 ♪職員室 憂「失礼します」 さわ子「あら、憂ちゃん。どうしたの?キョロキョロしちゃって」 憂「……いないなあ」 さわ子「?」 憂「いえ、こちらの話なんです」 さわ子「もしかして用事のある先生でもいる?」 憂「違います……って先生なんだかお疲れですね」 さわ子「ちょっとね……」 憂「そういえばもうすぐ『けいおん!!』が始まりますけど……」 さわ子「ああーぶっちゃけどうでもいいわね。つうか二期の出番より彼氏の欲しいわ。 ここをウロチョロとしてる連中は唯ちゃんのことを狙ってるみたいだけどね、たくっ だいたいこの学校は生徒の数に対して教師少ないわクーラーかからんわ、いった(以下略)」 憂「先生……素が出てます」 さわ子「あら、ヤダ。いけないいけない。それで憂ちゃんは何しに職員室に来たの?」 憂「実はというと……」 ♪屋上 憂「教室にもいなくて、職員室にもいなくて生徒会室にもいなかったらもう、ここにしか いないと思っていました」 和「……来ると思ってたわ。何か私に用事があるんでしょ?」 憂「ええ。率直に言います。純ちゃんをもとに戻して下さい」 和「……言ってる意味がわからないわね」 憂「あの皆さんとご飯を食べた日からずって考えていたんです」 和「…………」 憂「それで気づいたんです。梓ちゃんと純ちゃんの二人の共通点に」 和「そもそもその二人についても詳しく知らないし、その二人に何が起きたのかも 知らないのに急にそんな話をされても困るわね」 憂「いいえ、そんなはずはありません。和さん、あなたは知ってたんですその二人の ことについては何も知らなくてもその二人が私に対して交尾の話を延々としていたのはね」 和「話だけは聞いてあげる」 憂「最初の事件。純ちゃんが私に対して交尾の話をしまくった。これ、私は途中で 嫌になって逃げたんです。 和「それで?」 憂「廊下を全力で走って、私は和さんに注意された……」 和「生徒会執行部としては当然の行いね」 憂「私が廊下の角を曲がる前にね」 和「……!」 憂「そう。おかしいんですよね和さん。和さんは廊下の角に隠れてたんだから 見えてるはずがないのに」 憂「次に梓ちゃん。これもまたおかしい点が一つ」 和「……」 憂「私、あの時梓ちゃんがあんまりにも交尾の話をするから、悲鳴をあげたんです。 しかし、和さん。あなたはまるで何も聞こえなかったみたいに振る舞った」 和「それだけ?それだけかしら。なら教室に戻らせてもらうわ」 憂「そして最後。最後は私のことです。覚えてますよね?私がご飯五合を一人で食べたこと」 和「後、半世紀は忘れられそうにないわ」 和「何せ女子高生が、ご飯五合も食べたとかギャグ以外のなんでもないわ」 憂「そうですね」 和「その上立ち食いまでして……」 憂「……意外ですね。こんな簡単に和さんがボロを出すなんて」 和「……え?」 憂「今、和さんは少なくともご飯を食べていたときの私を見ていたことを認めたんです」 和「どういうこと?」 憂「だって私、一言も言いませんでしたから」 和「自分で説明しておいてよく言えるわね」 憂「確かに私は自分でご飯を食べたことを説明しました。でも立ち食いをしたことについて は一言も言ってないんですよ」 和「!」 憂「こうもあっさりボロを出すとは思いませんでした」 和「……」 憂「それと、和さん。梓ちゃんにハンカチを借りたことは覚えてますか?」 和「覚えてるわ。当然きちんと返したわ」 憂「新品を、でしょう。梓ちゃんが本来使っていたハンカチと同じ種類のものを買って 返したんでしょう?」 和「それが何か意味があるとでも言うの?」 憂「はい。なんでわざわざ新品のものを買ったのか……どこかで無くしてしまったからでしょう?」 和「……ええ、そうよ」 憂「ついでに、そのハンカチっていうのはこれですね」 和「どこでそれを……?」 憂「家の勝手口付近です。あそこからなら、流し台の前でご飯を食べる私を 見れますよね」 和「……っ」 憂「もう一つ。このハンカチを発見したのは皆さんが帰ってからすぐです。あの日は雨が 降ったり止んだりしてましたね、覚えてますか?」 和「……」 憂「このハンカチ濡れてたんです。そして私がご飯を食べていた時、雨が降っていました」 憂「私の推理は全て、和さんがその場にいた、ということを証明していてめ決して 和さんが犯行をしたというのを証明しているわけではありません」 和「……そうね」 憂「でも、そのことを隠してたんだから疑う余地は十分にあります。 ……どうですか?間違ってますか、私の考え」 和「…………いいわ、認める。認めます。あなたやその二人を操ったのは私、真鍋和よ」 憂「どうしてこんなことしたんですか?」 和「交尾」 憂「はい?」 和「誰でもよかった。交尾を、交尾について熱く語れる人間なら」 憂「……話が見えないです」 和「だから、交尾について語れる友達がほしかった……」 憂「それで、純ちゃんや梓ちゃんを?」 和「ええ。でも所詮、操り人形。彼女たちと語り合っても全然ときめかなっかった」 憂「……あの、じゃあ私はなんで?」 和「うん?えーとうーん」 憂「ぶっちゃけ理由無いみたいな?」 和「まあぶっちゃけちゃうと、ね。何となく自分の能力を試したくなっただけって感じね」 憂「酷い言い草ですね」 和「まあ、純ちゃんについては戻すの忘れてただけだから……戻しておくわね」 憂「あの……結局その和さんの力って何なんですか?」 和「二期で教えてあげる」 憂「…………」 和「…………」 憂「…………」 和「私、アニメは闘ってなんぼだと思ってるから。ちなみに一番好きなアニメは マシュランボーよ」 憂「聞いてませんし、そんなアニメ知りません。だいたい私たちが闘い出したら 苦情が来て打ち切りになっちゃいますよ」 和「それもマシュランボーみたいでいいわ」 憂「帰っていいですか」 和「もうすぐ始まるんだからここにいなさい。ワンセグあるし」 憂「いいです。家で私はじっくりお姉ちゃんと一緒に見ます」 和「そう、さよなら」 ♪次の日!! 『けいおん!!』については皆さんのこれからの楽しみを奪うつもりは無いので何も 語りませんが、とりあえず純ちゃんは無事帰ってきました。 純「次はハエの交尾がいい?それともカメムシ?やっぱクジラ!?なんでも説明してあげるっ」 ……はい、無事なんだと思います……。 梓「…………ねえ、どうしちゃったの、この娘?」 憂「知らない……」 和さんの洗脳は解けたのか、純ちゃんの瞳はいつものように輝いていましたが、問題は そんなことではなく、和さんの洗脳がきっかけでどうやら本格的に交尾について目覚めて しまったという事実が問題なのです。 憂「よかったですね和さん。語りあえる仲間が見つかって……」 梓「?」 純「なに、二人ともテンション低いなあ。せっかく私が交尾の 話しまくってんのに~」 まあ、何はともあれ今日も平和です、神様。 おしまい!! 戻る
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戻る カオス・その他系 なんというか・・・カオス・・・ -- (名無しさん) 2010-04-11 08 55 17 こんな話だったんだ わりとほんわかとしてんね -- (名無しさん) 2010-04-11 15 40 19 なかなか面白かった。誤字脱字はしょうがないにしても床の間は… -- (名無しさん) 2010-04-12 03 41 09 カオスだけど、単純に読み物としても面白い。文章もしっかりしてるし。 -- (名無しさん) 2010-04-12 15 19 54 家事ネタも悪くないいね 憂のキャラクターがしっかり書かれてるあたりもいい -- (名無しさん) 2010-05-28 01 51 38 和が色んな意味で凄いなw マシュランボー懐かしすぎwww -- (名無しさん) 2010-06-25 23 46 14 これいいな。 -- (名無しさん) 2010-07-25 11 13 50 憂ってやっぱ唯ラブじゃないほうがいいやー -- (名無しさん) 2010-08-23 10 28 32 なかなかのカオス! しかし↓には賛同出来ないな、唯ありきの憂、憂ありきの唯だろ -- (名無しさん) 2010-09-26 08 23 56 面白すぎ。 和怖いなあんた。 -- (通りすがり) 2010-09-26 10 22 30 カヲス -- (名無しさん) 2010-12-11 18 30 53 純ちゃん… -- (名無しさん) 2011-11-17 01 04 14 純よ...wwwww -- (名無しさん) 2014-03-13 04 23 16 立ち食いで米5合は流石に・・・ -- (名無しさん) 2016-02-21 06 56 33 松居一代wwww -- (名無しさん) 2018-01-24 14 19 50
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唯「えええええええ!?」 澪「嘘だろ!?」 けいおん「ほんとなの……」 律「相手は誰だよ!」 けいおん「……わからないの」 紬「そんな……」 梓「まさか……貴女じゃないでしょうね?」 ローソン「ええっ!? 私知らないよぉっ!」 律「ああ……なんでこんな事に」 けいおん「ふええ……どうしよう」 梓「けいおん先輩、本当に心当たりはないんですか?」 けいおん「う、うーん……えっと……」 梓「それって心当たりがありすぎて誰の子供かわからないって事ですか?」 けいおん「そ、それは……」 唯「あずにゃん今はけいおんちゃんを責めたりしちゃだめだよ」 梓「あっ……すみません」 澪「連れてきた!」 デニーズ「ちょ、ちょっといきなりなぁに?」 紬「お待たせ!」 ロッテリア「何ヨ?」 ルミネ「ゎたしぃそがしーんだけどぉ」 律「あのな……けいおんが妊娠したんだ」 デ・ロ・ル「えっ」 デニーズ「あたしじゃないよ!?」 ロッテリア「ワタシも知らないヨ!」 ルミネ「けいおんちゃんヵゎぃぃけどそんなことしなぃょー」 けいおん「うう……」 律「くそっどうしたら……」 USJ「ちょっとーどうしたのよー?」 タワレコ「ケンカはよくないですー」 律「あっお前ら!」 澪「実はけいおんが妊娠したんだ……」 律「お前らもけいおんと付き合ってた事あったよな?」 USJ「ええー私じゃないよー」 タワレコ「私も違いますですー」 梓「ここはやっぱり先生にも言った方が……私呼んできます」 唯「……そうだね」 けいおん「ううっ……」 梓「先生連れてきました」 日本郵政「どうしました?」 京都府「けいおんさんの具合がわるいみたいですが」 律「実はけいおんが、その、妊娠したみたいで……」 日本郵政・京都府「!!?」 澪「でも誰の子供かわからないんです……」 日本郵政「そ、それは……」 京都府「わっ……私は認知しないっ!!」 唯梓律澪紬「!?」 京都府「し、しまッ……!」 紬「まさか先生が……?」 京都府「い、いえ違うわ! まだ決まった訳ではないでしょう!?」 京都府「そ、そういえばけいおんさんはモバゲーさんとアイベルさんとも交友があったみたいですが!?」 律「こ、こいつ……!」 澪「モバゲーにアイベル……本当なのか?」 けいおん「う……うん」 梓「どういう事なんですか! 前に京阪電鉄先輩とも付き合ってるって言ってましたよね!?」 京阪電鉄「ひっ!? プシューガコン……ゥゥゥウウウウウウウンガタンゴトンガタンゴトン……」 梓「あっ逃げるな!」 唯「待ってよ、けいおんちゃんはこの前伊藤園ちゃんと付き合い始めたって聞いたよ?」 けいおん「……」 唯「ねえけいおんちゃん!」 けいおん「あ、あのあの私…………うっ、く!」 紬「けいおんちゃん!?」 けいおん「うう……お腹が……!」 唯「あっあっどうしよう!」 律「ちくしょう!! まだ相手が誰かもわからないのに! あと何十人候補がいるんだよ!!」 澪「誰か! けいおんとコラボした方の中でお医者さんはいませんか!?」 「……」 梓「ああもうっ! 肝心な所でコラボしてないなんてっ!」 けいおん「あっ、あん……ううぅ……生まれちゃうかもぉ」 唯「うええっ!? ど、どうしよー!」 紬「普通にお医者さんを呼んだらどうかしら!?」 律「それだ!」 澪「呼んでくる!」 唯「けいおんちゃんもうすぐお医者さんが来るからね!」 けいおん「んっ、んん~~~~!」 澪「呼んできた!」 医者「これはいけない! 今すぐお産の準備を! お湯とタオルをお願いします」 紬「タオルなら腐るほどある気がするわ!」 律「先生! けいおんの赤ちゃんは男の子ですか女の子ですか!? 面白いですかつまらないですか!?」 医者「それは実際に見てみるまで分かりません……」 澪「くっ……頑張れけいおん!」 けいおん「う、うんっ……私……この子を産みたい」 梓「けいおん先輩……!」 唯「頑張れ!」 ローソン「……頑張れ、頑張れ!」 デニーズ「頑張って!」 DIME「けいおん頑張れ! 私生まれた子供の特集組んじゃう!」 日経BP「それでみんなに祝ってもらおうよ!」 SPA「まかせといてよ!」 けいおん「み、みんな……!」 けいおん「あっ、うっ……」 医者「呼吸をしっかり!」 けいおん「ひっひっふー! ひっひっふー!」 医者「生まれますよ!」 唯「ど、どんな子が生まれるの……!?」 澪「けいおん……!」 律「お前がそうしたいんだよな、けいおん! なら私は応援するしかない!」 紬「けいおんちゃん頑張れっ……頑張れっ」 梓「もう少し!」 「「「「「けいおん!!!!」」」」」 けいおん「みんなぁ……ありがと……んっ! んーーーーー!!!!」 唯澪律紬梓「あっ!!!」 けいおん3期「ほぎゃあああああああああ!!!!!」 唯「うっ生まれたーーーーーー!!!!」 律「この子はっ!!!?」 けいおん「ああ……私の赤ちゃん……!」 澪「そうか……そうか……よかったなけいおん……ぐすっ」 梓「もう……これに懲りたら少しは控えて下さいね」 「「「「「けいおんおめでとおおおお!!!!」」」」」 けいおん「みんなごめんね……ありがとぉ」 バンプレ「あっと! 出産に立ち会えなかったかー!」 けいおん「あっ」 バンプレ「けいおんちゃんおめでとぉ!」 けいおん「ありがとぅ」 バンプレ「出産祝いにまたうちからフィギュア出さない?」 けいおん「えっホントですかぁ!? あたしやります!」 澪梓「おいいいいいい!!!」 律「もうやっとれんわ!!」 唯「ムギちゃん焼きそば食べにいこー」 紬「焼きそば!? 行く行く!」 END 戻る
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タイトルの通りウォーターⅢが想像妊娠するお話 保管場所 ダウンロード 感想・コメント等 名前 コメント
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トップページに戻る 妊娠してすべきことは意外に多いと思う。 病院から医者を選ぶ、名前を選ぶと言うと違和感があるが、候補を挙げて最終的には選択しているし、住む場所を変えなくてはならない場合もある。 限られた時間の中でいろんな選択を正確かつ迅速に行なわなければならない。 ■産婦人科(病院)の選択 妊娠したかどうかを確認するときは、どこの産婦人科だってよい。だって本当にできたのかそうでないのかを確認するだけだから。 でも、出産を考えると病院によって、金額や方針等、産婦人科によっていろいろ異なる。実際、僕たちは当初妊娠確認で最初に通った近くの個人産婦人科病院から、広尾にある日本赤十字病院に変えた。 →続きを読む ■名前の選択 名前を決めるということは、無事に子供を産むという仕事の次に重要な仕事といえるかもしれない。 男の子でも、女の子でも名前は正当な理由が無い限り変える事はできない。名前を変更するには、裁判が必要となるらしい。(なので、出産届を提出する際は誤字に注意) そして、名前を決めるのは男の役目と言っても良いと思う。僕たちの大仕事はここだ!おじいちゃん、おばあちゃんには、退出いただいてもらおう。(もちろんきちんと合意を採る事は重要) →続きを読む 名前 コメント trackback 上へ plugin_back is not found. please feed back @wiki.
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【 ~『妊娠』~ 】 ポケモンの妊娠には二種類、「自然産卵」と「交配妊娠」と呼ばれるものが存在する。 前者はタマゴグループが同一の異性同士のポケモンを一定期間同じ場所で育てることで、何処からともなく「タマゴ」が現れる現象のことを言う。 この場合でも”おや”の遺伝子を受け継いだ子供が生まれてくるが、基本的には”野生”の状態では、妊娠した状態では母体も満足に”わざ”を使えずに 常に危険に晒される状態を防ぎ、子孫繁栄を行うためのポケモンの習性であり、通常の人間の様に、「タマゴ」ではなく胎児を妊娠する後者の「交配妊娠」が 人間社会に暮らすポケモンに好まれている。 戻る