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とんきんじょがぅくん 東京女学館とは明治時代からある私立学校らしい。設立には伊藤博文が関わっていたらしい。 概要 女学校とはエリートな女を育てるため女に対し、イラヌ知恵を植え付けるイメージが強いがそうだったりする。 1888年に創立の運営母体「東京女学館」は、1956年に短期大学を開校すると、2002年には短大から移行するかたちで4年制大学を開校し、国際教養学部の設置による女性の国際化発展を目指。 しかし、少子化による大学間の競争激化で定員割れが続くなど厳しい経営環境に陥っていることから、大学の存続は困難と判断し今回の決定に至ったようです。なお、東京・広尾にある小・中・高等学校につは運営を続方針。 しかし、共学学校へ入る女が増えたために受学女が定員割れ、経営が成り立たなくなり、2013年の募集を取りやめている。2016.3月末に廃校予定。 外部 中高部
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九嶺女学園(きゅうれい-) 広島のガーデン。陥落地で抵抗を続けている。(*1) 武を重んじる御台場女学校や柳都女学館に近い思想のガーデン。陥落地ゆえに相模女子高等学館や旧ヘルヴォルのように手段を選ばない現実主義なところがあり、廃墟や旧市街地でも普通に高出力砲の使用やノインヴェルト戦術を行う。(*2)
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ワンダーモモ 機種:AC, PCE, PS, NS, PS4 作曲者:弓達公雄 追加BGM&効果音(PCE) (*1) (*2):奈雲美徳 開発・発売元:ナムコ 発売日:1987年2月(AC)、1989年4月21日(PCE)、2022年3月31日(NS, PS4) 概要 美少女アイドルを主人公にした特撮ショーモチーフのアクションゲーム。 それまでのナムコが硬派な雰囲気を持ったゲームでイメージづけられていたのに対し、美少女を主役にした軟派な雰囲気のゲームが突如世に出てきたことで大きな反響を呼んだ。 その後のナムコゲーにおける美少女推しの傾向の先鞭を切った作品、そしてギャルゲーの元祖作品の1つとして、良くも悪くも有名な逸品である。 なお、開発中のタイトルが『ワンダーママ』だったとする情報があった (*3) が、本作の企画担当である永島洋武氏とプログラマーの弓達公雄氏によって否定されている。(*4) (*5) サウンドスタッフが多忙だったため、本作のプログラマーである弓達公雄氏が作曲を担当している。 キャラクターのボイスはナムコ社員が担当しているほか、モモのボイスは当時のグラフィックのアルバイトが担当したとのこと。(*6) 後年に移植されたPCエンジン版では、ステージ構成の変更やキャラクターの削除など、AC版の完全移植とは行かなかった。 その代わり、特定ステージクリア時にビジュアルシーンが挿入されるようになり、よりギャルゲーっぽい作風に変貌した。 収録曲 (サウンドトラック順) 曲名 補足 順位 アーケード版 基板立ち上げボイス アレッ?~アッ!~やめて!~いやん クレジット ゲームスタート 幕開けA ~ メインテーマ 各VOL ACT 1 開始~BGM 変身ジングル 変身後のテーマ 第2回マイナーゲーム342位1980年代154位 ステージクリア ACT 終了 幕開けB ~ メインテーマ 各VOL ACT 2, 3, 4 開始~BGM ハイスコア更新 実際には未使用 (ハイスコア更新には別のジングルを使用)旧「未使用曲1」 女学生救出ジングル VOL3 クリア旧「未使用曲5」 エンディング END ネームエントリー PLEASE ENTER YOUR NAME! ゲームオーバー 未使用曲2 「メインテーマ」後半から開始、一部チャンネルのみバージョン『ナムコ アーケード80'S』にのみ収録 未使用曲3 「メインテーマ」別バージョン「ステージクリア」再生中に特定のアドレスを指定した際に再生される『ナムコ アーケード80'S』にのみ収録 未使用曲 「メインテーマ」別調性バージョン旧「未使用曲4」 SE・ボイス集 『ナムコ アーケード80'S』65Track目に収録 PCエンジン版 がんばりまーす!(ACT START) 「ゲームスタート」のアレンジ 舞台の幕開け 歓声 モモのテーマ 「メインテーマ」のアレンジ 変身! 「変身ジングル」のアレンジ ワンダーモモのテーマ 「変身後のテーマ」のアレンジ やったあ!(ACT FINISH) 「ステージクリア」のアレンジ あなたが傍にいてくれたら(休息の一時1) ビジュアルシーン1 はまのやどかり(休息の一時2) ビジュアルシーン2 おふろでぃーて(休息の一時3) ビジュアルシーン3 すたっふのおじさまたち(エンディング) スタッフクレジット ゲームオーバー 「ゲームオーバー」のアレンジ ネームエントリー 「ネームエントリー」のアレンジ 『ナムコ ビデオ ゲーム グラフィティ Vol.2』収録 アレンジバージョン ワンダーモモ 作詩 (*7)・作曲:弓達公雄編曲:米光亮唄:TAKA まさごろ 『太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル』収録 アレンジバージョン ワンダーモモーイ うた:桃井はるこ作詞:桃井はるこ作曲:NAMCO(弓達公雄)/桃井はるこ編曲:坂下正俊(manzo) 『WONDER MOMO-i~New recording~』収録 アレンジバージョン WONDER MOMO-i~New recording~ 「ワンダーモモーイ」の新録版作詞:桃井はるこ作曲:NAMCO(弓達公雄)/桃井はるこ編曲:坂下正俊(manzo) サウンドトラック ナムコ・ゲーム・ミュージック VOL.2 アーケード版をメドレー収録 ナムコ ビデオ ゲーム グラフィティ Vol.2 アレンジバージョン「ワンダーモモ」を収録 ナムコ ベストヒットパレード! 『ナムコ ビデオ ゲーム グラフィティ Vol.2』からアレンジバージョンを再録 ナムコ グラフィティ コレクション ベスト10 『ナムコ ビデオ ゲーム グラフィティ Vol.2』からアレンジバージョンのショート版を収録 GAME SOUND LEGENDS SERIES ナムコ・ゲーム・ミュージック VOL.2 『ナムコ・ゲーム・ミュージック VOL.2』をトラック分割・個別曲名命名したGAME SOUND LEGENDS SERIES版 一部を除くアーケード版の楽曲を、効果音付きのGAME PLAYING音源として収録 ナムコ アーケード80'S 複数の未使用曲を含むアーケード版を収録 太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル 大熱唱!歌祭り 『太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル』に収録されたボーカルアレンジバージョン「ワンダーモモーイ」を収録 WONDER MOMO-i~New recording~ 「ワンダーモモーイ」の新録版「WONDER MOMO-i~New recording~」を収録 ワンダーモモ オリジナルサウンドトラック Apple Musicでの配信。アーケード版を収録 HuCARD Disc In BANDAI NAMCO Games Inc.Vol.2 PCエンジン版を収録 NAMCO ARCADE SOUND DIGITAL COLLECTION Vol.1 アーケード版をデジタル収録 PV AC版 (Wii VC)
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たまには田村ひよりを思い出してあげて下さい……。 「はぁ……」 とある会場。大量の同人誌が積み重ねられた長テーブル。 そのパイプ椅子に腰掛けながら、田村ひよりは、頭を抱えながら深いため息を吐いた。 彼女を追い詰めるものはこの世にただ一つしかない。 (締め切りが……締め切りが……) シン×キラ本の制作期限が近づいている。 と言っても構想はほとんど出来上がっているし、後はもう仕上げだけと言っても差し支えない段階なのだが、 (どうしよう……シン・アスカがどうしても上手く書けない。あと一歩なんだけど……) キラの方は今まで散々題材に使ってきたので問題ないが、彼女にとってシンは始めての試みだった。 正直、こんな他のサークルの売り子なんてしてる場合ではないのだが、お世話になっている方の頼みだったため断れなかった。 (はぁ、体調が悪いって言って抜け出そうかな……) そんな事を考えていた時、ひよりに一人の男が話しかけた。 「すいません」 「はい?」 顔を上げると、そこには一人の少年がいた。 「!」 こよりは、まるで雷の直撃を受けたような衝撃を受けた。 「すいません。サークル“キボンヌ”はここでいいんですよね?」 一言で言えばその少年はシン・アスカそのものだった。外見、口調、仕草。完璧な『そっくりさん』である。 (こ、この人に私のコレクションである赤服を着せて、本の体勢を取らせてそれを参考にすれば!) 自分の作品は完璧になる。そう思ったら、ひよりの体は勝手に動いていた。 シンはこなたの頼みで、いつものごとく買出し要員として、この会場にやってきていた。 会場の地図を片手に色んな苦労を体験し、数十のサークルで本を買い回り、やっと最後の一軒にきた時、 「私の救世主ぅぅぅぅぅ!」 「うわ!」 本の事を尋ねた売り子が、急に抱きついてきた。 シンはコーディネイターの身体能力を総動員して、両手に抱えた本が落ちないように踏ん張った。 こなたには「折り目を付けるな! 傷を付けるな! 集合時間を忘れるな!」と散々言われたからである。 「協力してください!」 少女は、いきなり半泣きで協力してくださいときた。 「な、何だよあんた! 俺はここのサークルに新刊を買いに来ただけで――」 「差し上げます! タダで全部差し上げます! でも売り切れてるから原本あげます! だから協力して!」 うしろで「ちょっと!」という他サークル員達の声が上がった。 しかし、シンはこの少女のとある言葉で頭が一杯だったので聞こえなかった。 (タダか……) 実は、シンの財布の中身は常に寂しい。 バイトはしてるが、そのバイト代の大部分は、自発的に泉家に納めている。居候は色々大変なのである。 (お金は払わなくても本は手に入る。つまり、お金は余る。そして、それは俺は新しいディスティニーのプラモが買える) 結論。誰一人悲しむ事はなく、皆ハッピー。 「分かりました。俺は何をすればいいんですか? 売り子ですか?」 「脱いで!」 「…………は?」 シンは固まった。 (今、脱いで。と言ったか? いやいやいやこんな可愛い女の子がいきなりそんな事いうわけないじゃないか、 エロゲーじゃあるまいし。聞き間違いだよな。まいったな、自分で思ってる以上にこなたに毒されてるんだな、あっはっは) 「すいません。よく聞き取れなかったのでもう一度言っていただけませんか?」 シンは爽やかな笑顔で言った。 「とりあえずそこの小部屋入りましょ! 大丈夫! すぐ終わる……ように努力するから!」 少女は凄みのある笑顔で言った。 震える拳。血走った目。荒い呼吸。その少女の全てから、その言葉がマジである事がヒシヒシと伝わってくる。 「さ、さよなら!」 気がついたらシンはその場から駆け出していた。 その後、 無理に全力疾走したのがいけなかったのだろう。 いくつかの本に折り目や傷が入ってしまっていたため、シンはこなたにメチャクチャ怒られた。 翌日、シンが通いなれてきた通学路を通って校門をくぐると。突然の誰かがぶつかってきた。。 何とか踏ん張れたため倒れはしなかったが、一言文句を言ってやろうと思って、ぶつかってきた人物を確認する。 「おい危ないだろ……て、げぇ、あんたは!」 「私! 奇跡を信じますぅぅぅ!」 昨日の売り子が、こなた達と同じ制服を着てシンに抱きついていた。 昨日の出来事が頭をよぎる。正直、あまりシンはお近づきになりたくないタイプの女性だった。 イタイ知り合いはこなた一人で十分である。 「は、放してくれ! って何で泣いてるんだあんたー!?」 「お願い! 私を見捨てないで! ギリギリなのよ! 協力してぇぇ!」 「冗談じゃない、お断りだ!」 「おねがいしまずぅ。私、何でもしますから!」 「な、泣いたってダメだ! しつこいぞ」 シンは引き剥がそうとするが、少女は信じられない力でこちらを締め付けてくるため、中々難しい。 だからといって、本気で引き剥がすと勢い余ってこの少女が怪我をする可能性もある。 さじ加減が難しかった。 「そんなぁ! 最初はあんなに優しく微笑んでくれたじゃないですか! あなたに見捨てられたら私、終わりなんですぅ!」 「知るか! 俺には関係ない!」 「落としたくないんです! 作っちゃったからには責任持って社会に送り出したいんです!」 「ああ! もう!」 いいかげん本気で引き剥がそうか、なんて考えていると、 「シン……」 登校してきたところなのだろう。親友の白石みのるが声を掛けてきた。 「あ、白石。ちょうどよかった。この子を引き剥がすのを手伝って――」 次の瞬間、 「見よ! 東方は赤く萌えているパーンチ!」 「ぐは」 白石は本気でシンを殴った。コーディネイターであるシンはナチュラルである白石のパンチなど普通は避けられるのだが。 下半身に少女がしがみついていたため避けられなかった。 「な、何するんだよ白石!」 「見損なったぞシン! 親友のお前がそんな男だったとはな!」 「は?」 「彼女……『おろしたくない』って泣いてるじゃないか! それを、俺には関係無いだと! よくもそんな事が言えるな!」 白石が少女を指差しながら叫ぶ。 白石に殴られた衝撃でシンから離れた少女は、多数の女生徒に囲まれていた。 「あなた、大丈夫」 「気をしっかりもってね」 「こんな無責任な男、別れて正解よ」 「うえーん。よく分からないけどありがとうございばずぅ」 少女は女学生の一人からハンカチを受け取ると、 チーンとかんだ。 「さ、保健室行きましょ」 「でも私、このそっくりさんに用が……」 「いいの! いいのよ!」 「そうよ! こんな顔が良いだけの男にあなたはもったいないわ!」 「今の世の中、女手一つで立派に子供を育ててるお母さんは一杯いるわ!」 「さっ、これ以上この男の前にいたら、おなかの赤ちゃんにも良くないわ、行きましょ」 「え、ええ!」 少女は女学生達に両脇を固められて共に校内へ入っていく。 彼女達が二メートルぐらい歩いた頃、 集まっていた女生徒達は一斉に鋭い視線をこちらに向け、そして口を揃えてこう言った。 「「「サイッテー!」」」 「え、ちょっと……」 シンは冷静に分析してみる。歩いていた自分。泣きながら飛びついてきた少女。会話の内容。そして自分の行為。 結論。自分は結構やばい風に見られている。 「ちょっと待て! それは誤解だ!」 去っていく女性達を追いかけようとした時、 「シ~ン~」 ドス黒い感情がこもった声がシンの歩みを止めた。 ゆっくり振り返ると、そこには、 「うわ!」 目を血走らせた、大量の男子生徒がゆっくりこちらに歩いてきていた。 「貴様はここにいる男子全てを怒らせた!」 「幼女に超幼女!」 「ツンデレと家庭的少女!」 「ボーイッシュ!」 「完璧超人眼鏡っ子だけでは満足できんというのか貴様は!」 「待て! 俺の話を聞け!」 「「「「問答無用!」」」」 今日の教訓。いくらコーディネーターでも、ナチュラル数十人の暴行の嵐からは逃れられない。 市内のとある病院。 そこには、包帯でぐるぐる巻きにされたシンと、その隣でパイプ椅子に座るこなたがいた。 「ねぇシン。なんか後輩を弄ぶだけ弄んで捨てて。 さらに復縁を迫ったその子に、冷たい言葉を投げかけた挙句に、 冷徹に嘲笑いながら蹴りとばしたって本当?」 「俺は無実だ! って痛たたた!」 全身打撲しているのにもかかわらず、身を乗り出したシンは体を抑えながらベッドに体を預けた。 常人なら百回死んでもおかしくないような暴行の嵐を受けながら全治一週間とはさすがコーディネイターといった所である。 「だろうね。シンがそんなにやり手だったら、みんな苦労しないしね~」 こなたはふぅ、っとため息を吐きながら、背もたれに深く体を預けた。 「そうそう、皆で協力して誤解は解いといたよ。後でおみまいに来てくれるらしいからその時、お礼言いなよ」 「ああ、感謝してる」 「でもさ。主人公が大怪我。エロゲーだったらこの後の展開は」 ガラッ、 こなたが言い終わる前に病室の扉が開いた。 この部屋は一人部屋なので、間違いなくシン関係の人物である。 「あの、失礼します」 そして、やっぱりシン関係の人物だった。 「ひい、あんたは!」 シンは体ごと後ずさった。 「田村ひよりっていいます。わたしのせいでこんな事になって……すいませんでした!」 深々と頭を下げるひよりに対し、こなたは手を上下にヒラヒラと振った。 「ああ、大丈夫だよひよりん。シンは頑丈さだけが取り柄だからね~」 「おまえ、あの子を知ってるのか!」 「知ってるよ~。趣味が一緒……じゃなくて限りなく近く、限りなく遠いんだよ~」 「こうなった以上、私が責任もって看病します!」 いや、止めてください。と言おうとしたシンだったが、その前にこなたに遮られた、 「ほうほう~。そういえばシン。さっきトイレに行きたいとか言ってなかった?」 「言ってねぇ!」 「と、ここに取り出したるはSI☆BI☆N」 「あ、私がやります! いえ! やらせてください!」 やる気満々でガラスの物体を受け取る女子高校生。 「は?」 唖然とするコーディネイター。 「あはっ♪ はい、どうぞ」 嬉々としてガラスの物体を渡す幼女。 「おい、こなた!」 「では……行きます」 ジリジリと近寄ってくるひより。 シンは全身打撲のため何も抵抗ができない。 「や、やめろ! っていうかあんた何冷静にやろうとしてるんだよ!」 「大丈夫です。私(絵で)見慣れてますから!」 「や、止めてくれぇぇぇぇぇぇえ!」 市内のとある病院の一室にシンの叫びが響き渡った。 (フラグフラグ~~♪) そんな中、こなたは一人だけ楽しそうだった。 前 戻る 次
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「ごきげんよう、お姉さま」 今野緒雪の少女小説『マリア様がみてる』の登場人物。「ふくざわ ゆみ」。 DKソフトウェア開発室による同人作品、 スール対戦型格闘ゲーム 『マリばと!』と、 二作目『マリばと!+プラス』に出演している。 CVは、アニメ版は 植田佳奈 氏、ドラマCDのみ 桑島法子 氏。 本編における主人公であり、当然ながら全巻皆勤賞。基本的にストーリーは彼女の視点で進む。 一つ上の姉に小笠原祥子を持ち、後に一つ下の妹に松平瞳子が就いた。*1 初登場時は一年生であり、一巻の最後に「紅薔薇のつぼみの妹」に就任。翌年は「紅薔薇のつぼみ」となった。 祥子の卒業後は「紅薔薇さま」として山百合会をまとめている模様。 性格は元気で前向きだが、心境の変化によるアップダウンが激しい。 ただし、ストーリーが後半に進むにつれて落ち着きのある性格になっていった。 容姿や性格、成績にも特筆すべき所が無く、自分の事を一般市民だと認識している。 もっとも、幼稚舎からリリアン女学園に通い、「お姉さま」「白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)」のような呼び名に特に抵抗を感じていないあたり、 かなり疑問が残るのだが。 また、裏表が無く嘘をつくのも苦手であり、思っている事が全部顔に出る(聖曰く「百面相」)。 「タヌキ顔」とも自称している。弟(後述)も同じあたり、どうも福沢一家に共通らしい。 二次創作でもネタにされており、ニコニコ静画でタヌキ化させたファンアートが投稿されたり、 後記する『マリばと!』では一部の動作で狸の尻尾と耳が生える。 父親は売れっ子の設計士であり、比較的裕福。 父、母、弟の祐麒(ゆうき・4月1日の遅生まれで生まれは約1年違うが同学年)と一緒に暮らしている。 母親もリリアン出身であり、祥子の母である清子(さやこ)とも面識があった。 基本的に、人間的なスペックが優れている人間が多い山百合会では普通人に属する。 だが、そのボケっぷりと真面目さ、ひたむきな姿勢から多くの人間を惹き付けている。 また、彼女に感化されて人生において大きな転機を成した人物も数多い。 少なくとも、小笠原祥子、島津由乃、佐藤聖、松平瞳子の四人は出会わなかったら決定的に違った人生になっていただろう。 彼女達以外にも細川可南子、柏木優、小笠原清子、池上弓子なども祐巳に惹き付けられている。 蟹名静の言葉「祐巳さんは祥子さまに会わなくてもそれほど変化はなかったろうが、今の祥子さまは祐巳さん無しでは考えられない」(要約)は、 彼女の特性を正に端的に言い表している。 弟の祐麒が花寺学院で生徒会長をやっているあたり、これも遺伝かもしれない。 さらには二年生時の後半からは自分の長所を若干自覚し始めたようで、瞳子相手にニコニコしながら押し切ってしまう描写もよく見られた。 髪型も相まって、高町なのはを連想させる笑みである。いい意味で。 + 原作についての裏話 実は、『マリア様がみてる』の当初の主役は祐巳ではなく二条乃梨子だった。 シリーズで最初に発表された短編が『チェリーブロッサム』(第9巻)に収録されている『銀杏の中の桜』であり、 志摩子以外の山百合会メンバーはおまけで、祥子と令に至っては 名前すら無かった 。 ここに至るエピソードを補完するために書かれたのが、一巻から続いた「1年目」である。 この設定のため「異常な風習にツッコミを入れる」という、 学園ものでは本来主人公がやるべき行為を祐巳は一切やらず、乃梨子が行っている。 『マリばと!』での福沢祐巳 「いっきまーす!」 『マリばと!』では、主人公とは思えないほど癖のあるキャラ。 「レイニーブルー」で登場した空色の傘を使用したり、タヌキの尻尾ではたいたりと面白いのだが、 動きが若干遅く、必殺技を出すとよろけるため全体的なスキも大きい。 傘のおかげで当たり判定は強いので、空中から傘を打ち下ろしながら攻めていくのがメインになる。 また、回転しながらつっこんでいく必殺技「狸顔っていうなぁ~」は、 自動的に相手に向かって飛んでいったり、コマンド入力で途中で方向を変えられたり とハイスペック。 おそらく、元ネタはメイの「アクアローリング」であろう。 タメの時間が長い代わりに、一旦空中に飛び上がるので潰されにくいため、発動と同時に交代するとよい。 さらに、原作での主人公であるため、姉妹ゲージを上昇させやすいパートナーがかなりの数いるのもポイントである。 相性がよいパートナーは、やはりお姉さまの小笠原祥子。 地上戦有利な祥子と空中戦有利な祐巳とで弱点を補えあえる上、姉妹ゲージの回収が速く、 交代してからの擬似タンデムもやりやすい。 MUGENにおける福沢祐巳 死門氏によるものが存在していたが、現在は入手不可。 スール交代システムの代わりにストライカーを搭載しており、人間弾幕状態になる事も。 呼べるのは、お姉さまの小笠原祥子、同級生の島津由乃、藤堂志摩子である。 各自の攻撃方法は、祥子が飛び蹴り、由乃は祐己のいる位置で突き、志摩子は敵の真下から飛び出す。 ただし呼び出す際にゲージを消費するため、管理を怠るとあっという間に枯渇してしまう。 蓬莱氏による外部AIも存在したが、こちらも現在は入手不可。 また、ゲージ消費無しでストライカー無制限に呼び出せる改変を施された祐己も存在し、凶改変キャラの大会に出場している。 出場大会 高校生キャラ大会 ラノベっぽい何かでタッグトーナメント ラノベシングルトーナメント 大会であまり見ない男達と男女タッグ大会 オールスターゲージ増々トーナメント MUGEN式トライアスロンサバイバー 第3回遊撃祭 ゲージ増々タッグトーナメント 単騎無双VS数の暴力 FINAL WARS 神速VS鬼弾幕 俺より普通な奴に会いに行ってみる大会 出演ストーリー 東北紅魔卿EX(今の所非戦闘) _ ,.'´ ヽ ryュミソノハ))) 〃ヘ(l.゚ ヮ゚ノ)' ′⊂)j水!つ ノ/ |i `iララ′ *1 ここで言う「姉」「妹」とは。上級生と下級生を擬似的な姉妹として結び付ける「スール制度」の事。 ちなみに女学生同士で「姉妹」関係を作るということは、大正・昭和初期の「女学校」では流行として割と行われていたことであり、 こうした文化は、少女小説の元祖的存在である吉屋信子氏の作品にも描写されている。
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近接武器 ※2011/12/02 のアップデートより休憩所東の自販機にて「武器(剣)(グローブ)」購入できます。 武器(剣・斧)は「超級武士刀」、武器(グローブ)は「特殊指拳套」までが入手可能 投擲武器も4種(投擲用?刀、斧頭、雙頭斧、殺人鐵餅)が購入可能・・・微妙。 自販機での価格はこちら ⇒ 自動販売機 剣 - 長刃の一覧 画像 名前 攻撃力 入手方法 合成材料 木刀 105 男サラリーマン 女OL 合成 木塊*2 膠布*2 強化木刀 156 合成 木塊*4 膠布*2 布條*2 大木棒 234 老爺 老婆 合成 木塊*2 布條*2 強力木棒 351 合成 木塊*4 布條*2 鐵針*2 電熱棒 540 中年男 中年女 合成 電子零件組*2 電池*2 鐵板*2 大電熱棒 662 合成 電子零件組*2 電線*2 電池*2 銅板*2 西瓜刀 828 男チンピラ 女チンピラ 合成 木塊*2 膠布*2鐵板*2 開山刀 1035 木塊*2 膠布*4 鋼板*2 武士刀 1296 男警官 女警官 合成 木塊*2 布條*2 鋼板*2 超級武士刀 1620 合成 巫女 木塊*4 皮革*2 鋼板*4 殺豬刀 1785 レシピ発見済み 冰凍武士刀 2430 ゴミor敵から超低確率ドロップ 烈焰武士刀 2430 ゴミor敵から超低確率ドロップ 猛毒武士刀 2430 ゴミor敵から超低確率ドロップ 大師木刀 2020 レシピ発見済み 氷凍大師刀 3030 ゴミor敵から超低確率ドロップ 烈焰大師刀 3030 ゴミor敵から超低確率ドロップ 猛毒大師刀 3030 ゴミor敵から超低確率ドロップ 大師木棒 皇家剣 3030 市長or副市長のみ自販機で買える 武神剣 (武神劍) 攻撃3030防御1010 金紅石戒*5 属性大師刀 超神刀 3800 ガチャのみ? 末日刀? ガチャのみ? 名前 コメント - 短刃の一覧 超級小刀 90 女学生 男学生 合成 鐵板*2 布*2 水果刀 135 合成 膠布*2 鐵板*2 布*2 菜刀 198 不良学生 不良OL 合成 [販]5k 鐵板*2 木塊*2 斬骨菜刀 252 合成 木塊*2 鋼板*2 螺絲*2 短鐵棒 378 男商人 女商人 合成 鐵板*2 塑膠布*2 布*2 刺針短鐵棒 522 合成 鐵板*2 鋼板*2 塑膠布*2 布*2 鐵鎚 666 悪徳商人 痴漢中年 合成 鐵板*2 木塊*2 布條*2 強化鐵鎚 813 合成 膠布*2 木塊*2 鋼板*2 鐵針*2 手斧 1020 男外国人 女外国人 合成 鐵板*2 木塊*2 螺絲*2 強化手斧 1275 合成 鐵板*2 木塊*2 鋼板*2 螺絲*2 狩獵短刀 1675 レシピ発見済み 強化氷斧 1913 ゴミor敵から超低確率ドロップ 強化火斧 1913 ゴミor敵から超低確率ドロップ 強化毒斧 1913 ゴミor敵から超低確率ドロップ 氷凍猟刀 2513 ゴミor敵から超低確率ドロップ 火炎藍波刀 2513 ゴミor敵から超低確率ドロップ 猛毒猟刀 2513 ゴミor敵から超低確率ドロップ 名前 コメント グローブ - グローブの一覧 画像 名前 攻撃力 入手方法 合成材料 塑膠手套 72 不良少女 塑膠布*4 布手套 115 サラリーマン 毛絮*2 布*2 毛線手套 155 男商人 毛絮*4 布條*2 薄皮手套 234 毛絮*2 皮革*2 硬皮手套 306 毛絮*2 皮革*2 塑膠板*2 競賽手套 461 毛絮*2 皮革*2 碎銅塊*2 格鬥手套 576 皮革*2 塑膠布*2 碎鐵塊*2 軍用手套 648 皮革*2 塑膠板*2 鐵板*2 老虎指 828 皮革*2 塑膠布*2 碎鋼塊*2 溶解液*2 特殊指拳套 1044 皮革*2 塑膠板*2 鋼板*2 溶解液*2 重金屬拳套 1803 レシピ発見済み 暗殺者拳套 2062 レシピ発見済み 氷指拳套 1566(氷属性) ゴミor敵から超低確率ドロップ 火?指拳套 1566(炎属性) ゴミor敵から超低確率ドロップ 猛毒指拳套 1566(毒属性) ゴミor敵から超低確率ドロップ 暗殺氷拳套 2166(氷属性) ゴミor敵から超低確率ドロップ 暗殺炎拳套 2166(炎属性) ゴミor敵から超低確率ドロップ 暗殺毒拳套 2166(毒属性) ゴミor敵から超低確率ドロップ 皇家拳套 2166 市長or副市長のみ自販機で買える 武神拳 攻撃2166防御722 金紅石戒*5 属性暗殺拳套 超神拳 2750 末日拳套 守護者拳? 名前 コメント 投擲物 沖天炮包~燃燒彈は化学物質Bと合成で毒、化学物質Fで火属性を付ける事が出来る - 投擲物の一覧 画像 名前 攻撃力 入手方法 合成材料 その他備考 鐵石 300 碎鐵塊*1 飛刀 600 碎鐵塊*1 布條*1 回力標 750 塑膠板*1 十字回力標 900 碎鐵塊*2 八角手裏劍 1050 碎鐵塊*1 鐵針*1 刺針鐵球 1200 鐵球*1 鐵針*1 投擲用?刀 1350 鐵板*1 塑膠板*1 斧頭 1500 鐵板*1 木塊*1 雙頭斧 1650 鋼板*1 木塊*1 殺人鐵餅 1800 鋼板*2 沖天炮包 1950 布條 木塊*1 火藥*1 大龍炮 2100 布條*1 火藥*2 蜂炮 2400 塑膠板*1 火藥*2 煙火 2700 布條*1 塑膠板*1 火藥*1 化學物質F*1 大煙火 3000 布條*1 塑膠板*1 炸藥*1 化學物質F*1 土製爆彈 3300 精密感應器*1 火藥*2 化學物質F*1 硝酸甘油彈 3600 精密感應器*1 化學液保存罐*1 化學物質B*1 化學物質F*1 瓦斯彈 3900 精密感應器*1 瓦斯罐*2 化學物質F*1 汽油彈 4200 布條 合成油*1 汽油罐*1 化學物質F*1 燃燒彈 6000 汽油罐*2 合成油*1 化學物質F*1 名前 コメント 盾 - 銃の一覧 画像 名前 攻撃力 特殊効果 入手方法 木質小手盾 1200 防御+100 投擲防御+5% 巫女 銅質小手盾 1500 防御+150 投擲防御+10% 鐵質小手盾 精鐵小手盾 2500 防御+250 投擲防御+15% 上忍 金小手盾 3000 防御+300 投擲防御+20% 名前 コメント 銃 - 銃の一覧 画像 名前 攻撃力 入手方法 合成素材 土製改造銃 改造模型銃 鋼筆手銃 子彈組 警官 名前 コメント
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■■■学生とは? 「ふせじがくせい」と読みます。 学校・学年などの細かい設定は決まっていないようです。 なんとなくみんな同じ学年なイメージです。 時には自分の創作、時には人と絡む、そんなキャラだと思います。 誤りがございましたら編集よろです。 名前 コメント
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―――そして、五月二十五日 にわかに、壕内の空気が浮き足立ちました。 本部に伝令に行っていたりっちゃんが、小声で耳打ちします。 「……唯、荷物まとめろ!南部へ転進するんだって!」 転進、とは要は撤退のことですが、それを聞いて私はビックリしました。 「へ? 患者さんたちは!? とてもじゃないけど全員連れて行けないよ!」 「シッ!大きな声出すな!私だって驚いてんだ!よく分からないけど、歩ける人だけ連れてけって!」 りっちゃんが私をとがめますが、この不穏な雰囲気は、たちまち壕内に広がります。 『女学生さん!自分はまだ歩けるんだ!』 「あの、その……」 『歩けるんです!どうか連れていってください!お願いします!』 「で、でも……」 両脚を失った兵隊さんでさえ、寝台から転げ落ちてきて、必死に両腕で這い寄ってくるのです。 しかし、将校さんが壕に来て仁王立ちになり、軍刀を片手に叫びます。 『歩けない兵隊を連れてくやつは叩っ斬るぞ!』 私たちにはどうすることもできず、脇目もふらず荷物をまとめたり、軽症の患者さんを手伝ったりしたのです。 しかし、私とムギちゃんは、壕の近くに米兵がいると聞いて、なかなか脱出できませんでした。 しばらくすると、数名の衛生兵さんたちが、ズカズカと壕に入ってきたのです。 衛生兵は、練乳を水で溶いたミルクを入れた飯盒をいくつか持っていました。 そして、ミルクを空き缶に注いで重傷兵さんたちの側に置いていきます。 「あの……手伝いましょうか?」 ムギちゃんが、衛生兵さんの一人に声を掛けました。しかし、 『何をモタモタしとるか貴様ら!敵が迫ってるんだ!早く行かんかっ!』 「ひ、ひぃ!」「ひぇぇ…」 すごい剣幕で衛生兵さんに言われた私たちは、壕の入口のほうへ退きました。 すると、配られたミルクを飲んだ重傷兵さんの一人が、ウンウンうなって苦しんでいます。 「え? ……もしかして、これ…?」 ムギちゃんの色白な顔から、さらに血の気が引き、蒼白になります。 「え、衛生へ……モゴモゴ!」 私は、苦しんでいる患者さんを診てもらおうと、衛生兵さんを呼ぼうとしました。 「黙って!」 しかし、ムギちゃんに口をふさがれます。 『飲むな!青酸カリだ!』 『毒だ!飲むんじゃない!』 異常を感じた他の患者さんが騒ぎ出しました。 「ゆ、唯ちゃん!行きましょう!」 ムギちゃんに急かされ、私も、ただならぬ雰囲気を感じ取りました。 「早く出ようよ!私たちも危ないよぉ!」 私たちは、急いで身の回りのものをまとめると、壕の外に逃げ出したのです。 『これが人間のやることか!お前らそれでも人間か!』 逃げる間際、叫び声に振り向くと、脚のない重傷兵さんを、衛生兵さんたちが暗い壕の奥に引きずっていきます。 その叫びが、耳にこびりついて離れませんでした。 (ごめんなさい……ごめんなさい……!) 私たちは、心の中で詫びながら、走り続けたのです。 ―――現在この地に建つ、南風原陸軍病院壕跡の碑には、「重傷患者二千余名自決之地」と刻まれている。 しかし、その数は定かでなく、さらに多いとも言われている――― そして、私たちは、ようやく南部へ撤退していく学徒隊の列に追いつくことができました。 雨が激しくなり、たちまち、脚もとは膝まで浸かるようなぬかるみと化します。 私たちを引率しているさわ子先生が、私を心配して声をかけてくれましたが、 「どうしても重たければ、捨てていってもいいのよ?」 「ううん、大事なものだから……」 薬や包帯がないために苦しんだ兵隊さんたちを思うと、捨てていくことはできませんでした。 しかし、豪雨の中を歩いていると、背負っている毛布や包帯や脱脂綿が水を吸って重くなり、肩に食い込むのです。 みんな、大事な医薬品や、食料や、書類を背負ったり、てんびん棒で担いだりしています。 「しゃらんら…、しゃらんら……」 力持ちのムギちゃんは、米俵を背負ったうえに、傷ついた級友を担架で運んでいますが、 気丈に振る舞ってはいても、さすがに疲労の色は隠せませんでした。 「伏せっ!」 突如、和ちゃんの声が響き、みんな、ためらいもなく泥の中に顔を埋めて突っ伏します。 着弾音。 周囲に砲弾の破片がバチャバチャと落ち、泥の塊が降りしきりました。 「……危ねえ」 りっちゃんが、ずれたカチューシャを直しながら起きあがります。 「うぅ……」 つややかだった澪ちゃんの黒髪も、ぬかるみの泥と壕生活の垢とシラミにまみれて見る影もありません。 南部への撤退の最中も、十字路や橋などを中心に、砲爆撃が盛んにありました。 ぬかるんだ道ばたには、艦砲や機銃掃射に遭ったり、 あるいは力尽き行き倒れた、たくさんの死体が転がっていました。 どぶ川には避難民の死体が浮かび、手や足のなくなった重症患者の死体が、雨に打たれています。 『助けてください!女学生さん!看護婦さん!』 負傷した避難民や兵隊が泣き叫んでいても、助ける余裕などありませんでした。 非情だと思われても、見捨てて進むしかなかったのです。 さて、もうすぐ東風平だと思って歩いていると、前方から来た兵隊さんたちに呼び止められました。 「どこへ行くのだ?」 和ちゃんがメガネに付いた雫をぬぐいながら答えます。 「東風平です」 「なんだ君らは、こっちは国場だ。反対方向だぞ」 兵隊さんがあきれます。 澪ちゃんは棒のようになった足をさすり、泣きそうになって恨みがましくつぶやきました。 「和ぁ……」 国場、それは首里に通じる道です。私たちはあてどもなく歩いていたのです。 「おかしいわね……」 和ちゃんは首をかしげてきびすを返しました。 私たちの中には島尻の地理に詳しい人もいなくて、ようやく引き返しました。 ―――五月二十九日 この日、星条旗が首里城跡にはためいたが、日本軍司令部はすでに南部に撤退した後であった。 壮麗優美な首里城は跡形もなく焼け落ち、石垣も大半が破壊された。 今も、その破壊の痕跡を、当時の石垣に見ることが出来る。 司令部の南部撤退は、徹底持久という作戦目的には適うものであったが、 これが避難民の被害を激増させる大きな原因となったのである――― そして、ようやく南端近くにたどり着きました。 まだ南部のほうは、艦砲も爆撃も少なく、家々の屋根が残っていました。 「静かだねぇ…」 途中、立ち寄った集落では子ヤギが草をはみ、庭先をニワトリがコッコッと歩いていました。 畑から失敬してきたキャベツを塩もみにして頬張ると、しょっぱさと共に、キャベツの甘みが口に広がります。 「キャベツうめぇ!」 りっちゃんが、涙にむせびそうな勢いで、パリパリとキャベツを噛みます。 私たちも、思わず笑みをこぼします。野菜を食べるなんて久しぶりでした。 床板は引きはがされたりしてありませんでしたが、屋根の下で休めたので、私たちは泥のように眠りました。 しかし、そんな束の間の安らぎは、すぐに破られたのです。 患者さんを収容する壕はなく、患者さんは廃屋や、石垣の陰や茂みの中で野ざらしになっていました。 すぐに薬も資材もなくなり、病院としての機能はほとんど失われていたのです。 私たちにできることと言えば、砲火をくぐって水をあげたり様子を見に行くくらいでした。 その患者さんたちも、次第に激しくなる艦砲と銃爆撃にさらされ、どんどん亡くなっていきました……。 ―――南部撤退後、沖縄陸軍病院が入った壕は、以下のとおりである。 病院本部は山城本部壕。第一外科は波平第一外科壕と大田壕。 第二外科は糸洲第二外科壕。第三外科は伊原第三外科壕。 津嘉山経理部は伊原第一外科壕。一日橋・識名分室は伊原第三外科壕。 糸数分室は伊原第一外科壕――― 参考 注意 http //www.youtube.com/watch?v=fYfzsi2F8k0 (【凄惨につき視聴注意】六月以降の戦い) ―――六月十四日以降、八重瀬岳、与座岳といった防衛線は米軍に次々と突破され、 司令部のある摩文仁方面と、避難民が集まり病院壕も散在する山城方面に敵は迫った。 この前日の六月一三日、小禄の海軍根拠地隊が全滅し、司令官・大田実少将は自決。 これに先立つ六月六日、大田少将から海軍次官あてに打電した電報は、以下の有名な一節で結ばれている。 「沖縄県民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」 ―――六月十七日 和ちゃんと一緒に、伊原第一外科壕への伝令に行く途中、空の壕で食糧を探していました。 斬り込みに行った部隊がいた壕には、食料、薬、そして、手榴弾などが残っていたからです。 そして、斬り込みに行った部隊が還ってくることは、ほとんどありませんでした。 「手榴弾、か……」 缶詰をかばんに詰めたあと、私は、手榴弾を手に取ったり、また弾薬箱に戻したりしていました。 “いざというとき”の用意をしておこうか、迷ったのです。 和ちゃんにも、私の様子が見えていたはずですが、とがめるわけでもありませんでした。 和ちゃんもまた、密かに覚悟を固めていたのかもしれません。 「……唯、もう行くわよ」 「う、うん」 私は、手榴弾を、かばんに押し込みました。 そしてサトウキビも探し、ようやく、焼け残った畑からサトウキビを探しだしてきました。 でも、「サトウキビはアリがわくから壕の外で食べろ」と先生方に言われてましたから、 (えへへ、早く食べたいなぁ~) と思いながら第一外科壕の入口近くでサトウキビの皮をむいていました。 「唯、先に食べちゃいなさいよ。キビ皮は私が捨ててくるから」 もたもたしている私を見かねた和ちゃんが私に促します。 「え? いいよぉ。自分で捨ててくるよ」 私が遠慮してると、和ちゃんは茶目っ気を含ませて、 「ふふ……いいのよ。これも“生徒会の仕事”だから。でも、私の分も残しておいてね」 と、私からサトウキビの皮を奪い取るようにして外に出て行きます。 私は、サトウキビをかじりながら、 「じゃあお言葉に甘えて!和ちゃんも気を付けてね~」 と、壕の中に入りながら髪をいじっていましたが、そうしたらヘアピンを落としてしまいました。 (ヘアピンヘアピン……、あ!あった!) 私がしゃがみながらヘアピンを探し当てて髪に挿していると、 入口からすさまじい炸裂音。 「!!!! ひゃぁぁぁぁ!」 熱い液体がぬるりと顔にかかり、爆風で私は壕の奥のほうまで転がり落ちます。 恐ろしい絶叫が轟いて、壕の中は騒然とします。たくさんけが人が出ています。 壕の入口付近に、艦砲が直撃したのです。 「明かりを点けろ!」と大声がして明かりが灯されると、入口付近は大惨事。 「あ、ああぁ……」 足の踏み場もなく散る、兵士やら生徒やら看護婦やら教師やら、誰が誰ともわからない手足や臓物、 それどころか、壕の壁のいたるところにへばり付く、何が何ともわからない肉塊や血しぶき。 たまたましゃがんでいなかったら、私もこうなっていたでしょう。 (の、和ちゃんは!?) 私は、血みどろの中を手探りで恐る恐る和ちゃんを探しましたが、 ようやく、ひしゃげた血まみれのメガネのつるが片方、見つかっただけでした。 さっき、私が頬に受けた血は、和ちゃんのものだったのでしょうか…… 5
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No.6023 隙間女 前のサーヴァント:メランポス(こいぬ座) 次のサーヴァント:ハサン・サッバーハ(獣) データ 登場歴 データ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫: アサシン ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓ 【真名】:隙間女 【属性】:中立・悪 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓ 【筋】:D(20) 【耐】:E(10) 【敏】:A+(60) 【魔】:E(10) 【幸運】:C(30) 【宝】:B ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【特徴】:都市伝説 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ / ヘ / / ヽ ', / / ; /ヽハ}r/| i ,' / / / // | | {/i i / /' / /、 ,' / | / { | /| / / / / ` ー- / ; / | ∨ | ,'灯汽'´ / / // / | λ { っ } / f佗心。 / / | 〃∨ ヘ乂斗 つ 》、' / |、 // !ヽ{ xx 乂 ノ / / | ヽ // | i人 、 xx`¨ // | \ >''"´`` ‐-ミ ヽ. 、__ /'´| ! \ / \ ∨ \ ,. ィ´ ,' ', ヽ , ' , ', ', ∨ `¨ヘ"゙゛ / ヘ. ,ィy' ', ', 〉 ト、 ∨ /゛ア, / ∧ ヘ. / ∧ /}_ノ / ! ├ ',._j / /} / / ∨ ヘ. / \ - ' __...¨´ィトイ / / / / ∨ ヘ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ◆気配遮断:A あなたを陰から見守ってますよ。 サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【保有スキル】 ◆単独行動:A++ あなたを見てるのは私だけで良い。 マスター不在でも行動できるようになるが、宝具を最大出力で使用する場合など、 多大な魔力を必要とする行為にはマスターの存在が必要不可欠となる。 ◆精神異常:A+ あなた以外を私は考えられません。あなた以外はゴミそのものです。 自分の好きな人以外をゴミ同然と考える。 精神的なハイパーアーマー能力。 ◆自己保存:A+ あなたが死ぬまでずっとそばにいます。 自分の好きな人が死なない限り消滅することはない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ◆『隙間から覗く瞳』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人 私は隙間から見てるよ。気づいて、気づいてください、気づけ、気づきなさい。 ねぇ……私を見てよ。 ありとあらゆる隙間と隙間を行き来することが出来る。 隙間からの監視や奇襲、撤退などを行える。 また、繰り返しその姿を見せ続けられた者は、次第に精神を汚染されていく。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【weapon】 ナイフ 鎌 斧 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴】 都市伝説『隙間女』 ある日のこと、一人暮らしをしているある女学生が部屋の中でだれかの視線を感じた気がした。 もちろん、部屋には彼女(彼)の他にはだれもいない。 気のせいかな……そう思って彼女(彼)はそのことを忘れてしまった。 ところが、その日以来彼は毎日のように部屋の中で誰かに見つめられているような感覚に襲われるようになった。 部屋はアパートの3階なので外から覗かれているとは考えにくい。 部屋のどこかに誰かが隠れているのではないかと思い家捜しをしても見たが、もちろんその努力はむだに終わった。 自分はおかしくなってしまったのだろうか…… そんなことも考 え始めるようになった時、彼女(彼)はついに視線の主を発見する。 彼女(彼)の部屋のタンスと壁の間にあるほんの数ミリの隙間の中に女が立っており、じっと彼を見つめ続けていたのだ。 呼び出された彼女には、隙間女と似た逸話である、『ベッドの下の男』の要素も混ざっている。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【聖杯への願い】 好きな人が出来ない場合は皆に私を見てもらうこと。好きな人が出来た場合は受肉して好きな人と暮らすこと。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【性格】 クレイジーサイコストーカー。 気に入ったら敵であろうが味方であろうがストーカーを始める。 ヤンデレ。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【備考】 気に入らない相手だとマスターだったとしても言うこと聞かない。バーサーカーみたいなアサシン。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 登場歴 【安価・コンマ】八百万の英霊よ、集え【募集鯖鱒聖杯戦争】 12代目(ガバルキャッスル編) 1( 581~) 2 3 4
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柳都女学館 新潟を一手に守護するガーデン 柳都女学館は新潟のガーデン。広大な新潟全域を1校で守っている。 日本海側の北方地域を広く守備するためこの地域の解放を目指すリリィが所属を希望する。「武」や「苦難に立ち向かう志」を重視するガーデンで脳筋系。(*1) 格付SSのLGブローズグハッダを中心に8つの分担レギオンと1つの遊撃レギオンで、担当地域を決めて分校に駐屯する形で戦っている。(*2) それら"9つの"分校は元々別のガーデンであったが、柳都女学館として統合されて今の新潟唯一のガーデンとなった。(*3) 超のつく反G.E.H.E.N.A.主義の立場を取っている。(*4) 御台場女学校と校風が似てると言われ、レアスキル持ちであっても極端な武勇が求められる。千子夕七の低評価は彼女の繊細なリリィとしてのイメージが校風にそぐわない為とされる。(*5) ヴァイキング思想が根底にあり、柳都のリリィは死を覚悟した時に「ヴァルハラで会おう」と言う。(*6) 擬似姉妹制度「グリンカムビの誓い(金鷄冠の誓い(*7))」が存在する。誓いを交わして姉妹となったリリィは互いに作ったメダルを交換して身に着ける。(*8) 柳都9大レギオン一覧(*9) 名称 格付 隊長 分校 守備地域 備考 LGブローズグハッダ SS 宮入風舞姫 燕三条分校 中越総括 担当地域は三条市を含む(*10) LGヒミングレーヴァ S 千子夕七 遊撃 LGドゥーヴァ 不明 隅谷水晶 柏崎分校 中越海岸線守備(旧佐渡守備総括) 佐渡島を含むファーブニル佐渡島侵略の際、水晶を残して全滅 LGヘヴリング 不明 吉原菜乃葉 下越分校 下越守備総括 担当地域は村上市を含む(*11) LGウズ 不明 今泉吏園 上越分校 上越守備総括 LGフレン 不明 榎本瑚桃 糸魚川分校 上越海岸線守備 LGビュルギャ 不明 八鍬白蓮 下越県北守備 白蓮は現生徒会長 LGバーラ 不明 高見明日香 下越内陸守備 LGコールガ 不明 天田花心 魚沼分校 中越内陸守備統括 校章