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▼タグ一覧 エスパー サイキック ミッドヴィリーム ヴンダーレンジャー 三色菫の花言葉=私を思ってください 眼鏡 秘封倶楽部 茶髪 青龍組 うさみ すみれこ 幻想町の不思議や神秘を追い求める『秘封倶楽部』の初代会長。故人。 実は蓮子の先祖に当たり、蓮子は彼女が残した活動記録からヒントを得て 『秘封倶楽部』を現代に蘇らせた。 実はその正体は… 「奇跡の世界より出でし超能力者(エスパー)!オカルトエスパー!」 ヴンダーレンジャーのひとり。ただし彼女はヴンダーレンジャー結成前から活動していた。 変身後の衣装は菫色と白色の、袖のないレオタード型のサイバー服にサイバー風のグリーブ。 頭部には光輪とゴーグルが装備されている。 戦闘スタイルは超能力そのもの。 サイコキネシスで物を浮かして攻撃したり、 パイロキネシスで炎を起こして攻撃する…など。 ゼナーカードを投擲する攻撃やなぜかパンダカーによる突進攻撃も得意。 「幻想轟くオカルティズム!リムレーツェル!」 ヴンダーレンジャーの一員である宇佐見菫子が、ミッドヴィリームの一員になった時の姿。 変身後の衣装は菫色を基調とした衣装。 菫色のサイバーチックなブレザーに身を包み、背中には表が金・裏が銀のマントを羽織る。 更に目元にはオカルトエスパーの時に使っていたヴンダーグラスをそのまま装備し、頭にはシルクハットを装備。 超能力を自在に操る白い不思議な手袋を両手に嵌め、数段までジャンプできる不思議な黒い靴を履いている。 戦闘スタイルは、持ち前の超能力を使ったスタイル。 右手に持っている溜め撃ち可能な光線銃と、左手に持っているカードが武器。 光線銃は超能力がエネルギー源となっており、超能力が強い場所にいればいる程威力が上がる。 カードは投げて切り裂いたり爆発したりする事が可能な簡易武器。 トランプやUNOやテレホンカードやトレカで代用する事も可能…???「レアカードに傷がついたわ!」 なお手袋を使って超能力を増幅させている為、手袋が使えなくなると超能力の技が一気に弱体化する。 必殺技は『ヴィリーム・レーツェル・サイコブレイク』。 両手の手袋を嵌めた掌から不思議な超能力の念波を実体化させ、物理的に奇跡獣を浄化させる技。 物理が硬い奇跡獣には、奇跡獣に念波の光線を直接送り込み浄化させる。 因みに彼女は既に亡くなっている筈だが、なぜ変身できるのかというと…(ネタバレ注意) + ○菫子の死後の秘密 彼女は秘封倶楽部として活動していたある日、謎の死を遂げる。つまり夭逝する。 この死因は蓮子とメリー以外知らない。 菫子の死後、葬式も済ませいよいよ火葬という時に、何故か棺の中の菫子の死体が無くなってしまう。 その死体はケイオスが派遣した奇跡獣士によって盗まれていたのである。 そしてミラクルアースへと死体は渡り、ケイオスの奇跡獣士計画に利用される。(奇跡獣士のミラクルパワーを与えて奇跡獣士として復活させる計画) しかしこの計画を知ったシンキとミマによって菫子の死体が奇跡獣士化されることを防ぐことに成功。 さらに菫子はミマにミラクルパワーを与えられて蘇生。 この恩から、菫子はシンキとミマに協力するようになった。 ○その後… 菫子はミラクルアースに定住することに。 ケイオスの話をミマから聞かされた菫子は、ケイオスを倒すと心に決め、ミマにアーティファクトを作ってもらうよう要請。 そのアーティファクトとは… このアーティファクトでオカルトエスパーに変身し、奇跡獣と戦っていた。 ある日、ガイアアースに住む幻想町のヴィリーム達が修行の為ミラクルアースを訪れた際、町を襲っていた奇跡獣士に苦戦していたヴィリーム達のピンチを救い、メラメラさんから「ヴィリームになってくれないか」と頼み込まれ、ヴィリームとなった。 (二年後編では…) 高校生編開始前にリヴァピースとリヴァラックの目撃情報が発生した事を知り、ヴィリーム達に協力するべく幻想町へ。 菫子自身は幻想町では亡くなっている身だったが、偶然通りがかった吸血翼星デビルス・クルミが事情を察し、 中学3年生相応の年齢で生き返らせた(期限は3年間+αであり、高校卒業で願いの効果が切れる模様)。 以後菫子は上海アリス幻樂学園高等部の生徒として、幻想町でも過ごせるようになった。 (※ちなみにこの後クルミは天子に捕まったが、懲らしめの為に天子の体を縮ませた(早苗も巻き添えを食らった)) なお高校生編ではリムレーツェルとして戦っており、オカルトエスパーの能力をリムレーツェルに組み込んだ。 その為光線銃で炎を起こしたり(パイロキネシス)、得意の超能力の更なる増幅といった芸当も可能に。
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◆ジャムシミンソカ モチーフ:紙魚+四面楚歌 能力:【紙や衣類を食べる程度の能力】 概要: 紙魚が、リヴァピースとの融合によって誕生した奇石獣。 分類はフツタチ。姿は巨大な紙魚の幼虫。 紙や衣類を食べる害虫ゆえ、発生するや否や、町内の書店や図書館が襲撃を受ける。 出動した奇跡の戦士は、そのおぞましい姿に戦慄を覚える。 奇石獣と化した紙魚の幼虫は驚異的な耐久力を持ち、奇跡の戦士の攻撃を耐え続ける。 さらに俊敏な動きで行方を晦まし、奇跡の戦士をかく乱する。 奇石獣の性質上、その攻撃を受けた奇跡の戦士の戦闘服が次々と食われていき・・・ そして、ある一定の攻撃を受けた時、奇石獣は成長し、成虫の姿へと姿を変える!
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▼タグ一覧 ホトケノザの花言葉=調和 土属性 奇跡獣人 氷属性 福耳 青龍組 魔法使い 黒髪 矢田寺成美(やたでらなるみ) 高校生編における上海アリス幻樂学園高等部1年青龍組の生徒。15歳(中学生編換算で13歳)。 三つ編みの黒い髪の毛が特徴。福耳でやたら運がいい。素直な性格故いつもあてにされてしまう。 彼女は岩手出身であり、高校生編で幻想町に引っ越して上海アリス幻樂高校に入学。 ミラクルパワーには敏感であるが、とある出来事までその事実を知らなかったらしい。 【実は彼女は…】 「吹雪舞い散る魔法地蔵!マジザーレム!」 名前:キセキマジザーレム モチーフ:マジカル(魔法)+地蔵+ウィザード(魔法使い)+ブリザード(吹雪)+ゴーレム 能力【魔法を使う程度の能力】 →その名の通りだが、ブリザードとゴーレムのモチーフの影響もあり氷の魔法と岩の魔法が得意 解説:矢田寺成美の奇跡獣人としての姿で、外見は典型的な灰色の魔法使いの衣装。 魔法使いにありがちなとんがり帽子の代わりに笠地蔵の笠を被っており、首元には赤いスカーフを装備。 魔法を使う程度の能力の通り、あらゆる魔法を使いこなす。ただしモチーフの影響か、氷の魔法や岩の魔法を得意としている。 実は彼女は中学生編では普通の人間として暮らしていたものの、中学3年生の時の修学旅行先の幻想町で偶発的に奇跡獣人になった。 高校生編までは地元の岩手では奇跡獣の脅威が無かった為、人助けやパトロール等の任務程度の活躍をしていた。 その為戦闘経験が乏しく、奇跡獣や奇石獣との戦いはどちらかというと苦手。 ヴィリーム達やキセキウィザーグロー(魔理沙)との協力を経て徐々に戦う事に慣れようと努力中。
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ジュエレイダーズ達が宝珠町で戦っている相手で、 奇跡獣人・キセキウィザブラルがレイダージュエルの一つ、レイダーオパールを悪用して生み出した奇跡獣の亜種。 奇跡獣士のシキ種とタタリ種の性質を併せ持ち、ウィザブラルが目をつけた人間の感情とミラクルパワーを基にして オパールの魔力で実体化させている。そのため倒されても幽体化してオパールに戻り、 ウィザラブルが魔力を込めれば再び実体化してしまう。 浄化するには、ウィザラブルのオパールと同じ力を持つ宝石である、レイダージュエルの光を浴びせる必要がある。 魔石獣の名前は『ジャム×××』になる (ジェム(宝石)+邪。続く部分、モチーフ二つ以上は奇跡獣の命名規則と同じ。)
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◆キセキネクロマンサイ モチーフ:ネクロマンサー(死霊使い)+サイ 能力:死者を蘇らせる程度の能力 (呼んで字の如く。ヴィリームに倒された奇跡獣も蘇らせる事も可能) 解説:お盆の帰省ラッシュに関するニュースを見ていた早苗が 「もしご先祖様が蘇ったら皆驚くだろうな」 と考え、サイのぬいぐるみを使って生み出した奇跡獣。 町のお寺の墓場に潜み、自らの能力でお墓に祭られたご先祖様達を次々蘇らせた。 ヴィリームと交戦すると、自らの能力で蘇った再生奇跡獣軍団(後述)を嗾け、自身は後方へ退避。ただし戦闘能力がめっきり低いと言う訳ではなく、サイがモチーフに入ってるだけあってパワーのある突進攻撃で戦う。 □再生奇跡獣軍団 過去の戦いで倒され、キセキネクロマンサイの能力で蘇った奇跡獣達。 数は多いが所謂再生怪人なので能力は低い。 □椛のご先祖様 本エピソードのゲストキャラ。かつて著名な武家に仕えたという侍。 性格は至って真面目だが、女性好きなのが唯一の欠点。 本人は真夜がお気に入りらしい。子孫である椛に自らが得意としていた幻の必殺剣を伝授しようとするが… 特撮作品のお約束とも言える再生怪人をミッドヴィリームでやってみたらこうなってしまいました
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ミラクルパワーを使いこなす為に造られた、不思議なアイテムの総称。 ミッドヴィリームはスペルカード、 東風谷奇跡団はキャンディポット、 ミラクルアイはミラクルマスク、 ヴンダーレンジャーはヴンダーグラスが該当。 +のちに敵対する勢力の中にもアーティファクトを使うものが現れる 洗脳された幻想町の元・一般人であるカルケイオスはハナーカードを、 元奇跡の戦士たちが洗脳されたシンケイオス、エトゥケイオスはカオスマホを使用する。 それぞれのアーティファクトはその性質は微妙に違うものの、使うと彗星のパワーが作用してミラクルパワーを自在に引き出せるようになる。 基本的には、1人につき1種類のアーティファクトしか使えないが、 霊夢は例外で、ミッドヴィリーム・東風谷奇跡団・ミラクルアイ・ヴンダーレンジャーの 4種類のアーティファクトを全て使いこなす事が可能であり、それぞれ違ったフォームになる事が可能らしい。 (奇跡団以外は、ある日アーティファクトとして使えなくなってしまい、また別のアーティファクトが作られる。20年後、2代目ミッドヴィリーム達はプリズムミラクルチャームを使う。) (これらのアーティファクトのプロトタイプとなった最古のアーティファクトがあり、現在はミラクルアースで封印されている。)
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LL/WE19-08 カード名:“それは僕たちの奇跡”星空 凛 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 ● パワー:2500 ソウル:1 特徴:《音楽》? 【自】 あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《音楽》?のキャラなら、あなたは自分のバトル中のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1000。(公開したカードは元に戻す) 【起】●助太刀2500 レベル2[① 手札のこのカードを控え室に置く](あなたはフロントアタックされている自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2500) レアリティ:R 14/06/24 今日のカード。
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♪魁!東風屋奇跡団!♪ ♪東風谷奇跡団のミラクルゲーム♪ ♪響け 奇跡獣哀歌(エレジー)♪
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ロケ地・富山県氷見市。 時雨れて時雨れて氷見の海。 雪降る雪降る氷見の海。 ファータ・ウェール・フォールはヴィリームだよ。 次回、名産奇跡獣道中記・第31話『立て!氷見の寒ブリ』 楽しみに取っておいたのに消えている、私のミラクルフルーツ誰だ食べたのは。 名前:キセキカンブリーフ モチーフ:寒ブリ+ブリーフ 能力:『寒ブリ音頭』を踊る程度の能力 解説:氷見市の寒ブリから生まれた名産奇跡獣。 外見は寒ブリの頭に筋肉男のブリーフ一丁姿という、何とも放送ギリギリな名産奇跡獣。 その為、この姿を見たファータとフォールには『変人』と言われてしまった。 実は『寒ブリ音頭』を踊る以外は特に害をもたらさない名産奇跡獣。 案外ノリのいい性格で、すぐにウェールと意気投合。 更に早苗がリムコメットに変身して現れ、カンブリーフはコメットとも意気投合。 「ブリブリ寒ブリ、寒ブリブリーフ♪」 「「ブリブリ寒ブリ、寒ブリブリーフ♪」」 『寒ブリ音頭』を踊るウェールとコメット。氷見市民の子供達まで踊り出す事態に。 ファータとフォールは赤面しつつも、どうにかして欲しいという親からの苦情に応対。 だが浄化して欲しくないという子供達の声が。 「お願いー、カンブリーフを浄化しないでー」 「駄目よ。ちゃんとヴィリーム達に浄化させて貰うわよ」 そんな親子の会話が響く中、ウェールがコメットにひそひそ話。 「ひそひそひそひそ…なのですよ」 「了解しました!お任せ下さい!」 そしてウェールがカンブリーフに向けて必殺技発動。 「魚は水属性だから、草に弱い筈ですよー! ヴィリーム・ウェール・セレッソ!」 大量のさくらんぼをぶつけ、カンブリーフは浄化。ローカルハートが分離され、ウェールが回収。 そしてコメットが新たな技を使った! 「蘇れ!キセキカンブリーフ! ヴィリーム・コメット・フルーツチャージ!」 するとあら不思議!別のミラクルパワーの力でカンブリーフが蘇った! その後カンブリーフは、コメットと二人で『寒ブリ音頭』のCDをリリース。 意外にも子供達を中心に、ひっそりとしたブームが起きたらしい。 一方その頃リムラパンは、何故か高岡市にいた。 だがいつまで待っても名産奇跡獣は現れませんでした。残念でした。 「ドラえも~ん、何とかして下さい…」 怒れ!勇気のエスパーダ! 赤いヴィリーム!炎の剣! 光輝くローカルハート!会津若松の桜守る為!今こそ立ち上がれ! 次回、名産奇跡獣道中記・第33話『あいづだぜ!ざんげきのブレイブ』 次回もこのチャンネルで、ヴィリーム・ブレイブ・エスパーダ承認! 名前:キセキヤエザクラッコタイ モチーフ:八重の桜+虎+白虎隊 能力:桜の花びらを白虎隊の隊士に変える程度の能力 解説:会津若松市の八重の桜から生まれた名産奇跡獣。 外見は桜を模した桜色と茶色の武士服を着た侍。 刀を振ると桜の花びらが現れて、花びらが白虎隊の隊士になる。 武士道の精神を持っていて、1対1のフェアな対決を望む。 会津若松市にブレイブ・ビター・ルクスが駆けつけ、同時にドクター・ブックスとリムラパンも駆けつけた。 大量の相手出現を察したヤエザクラッコタイは、大量の桜吹雪で白虎隊の隊士を召還。 ブレイブ以外全員の相手を隊士に任せた。 「大量の相手じゃきりが無いわ…!」 「みんなは…、どこ…!」 「白虎隊が沢山いて、きりが無いぞ!」 「これでは、テレポートする時間も無いです…♪」 一方ブレイブは、ヤエザクラッコタイに連れられてある場所へ。 飯盛山の白虎隊十九士の墓の前だ。 「白虎隊の誇りにかけて…、お前を打ち破る!」 この並々ならぬ覚悟を見たブレイブが、深呼吸して一言。 「お前も相当の覚悟があるようだ。だがこちらもローカルハートの為だ!問答無用!」 「はぁっ!」 遂に互いの剣が鍔迫り合い、飯盛山に剣の音が響く。 その音は数時間に渡って響き、とうとう夕焼けになった。 ここでブレイブが必殺技を繰り出すのか、剣から炎を発動!すると…。 「炎はやめろ!」 突如ヤエザクラッコタイが怯え出した。 どうやら城が燃えて自害した白虎隊の精神が残っていたようだ。 「よし…、ならば炎抜きで勝負してやる」 ブレイブが剣の炎を消して、素の剣で勝負を再開。 そして一瞬の隙を突いたブレイブが必殺技で決める! 「ヴィリーム・ブレイブ・ムラマサ!」 炎の代わりに妖気を纏った剣で斬り、見事浄化。 一方のビター達も、桜の花びらで出来た白虎隊士が消えて、無事に戻って来た。 ヤエザクラッコタイのローカルハートを懐に入れ、墓前で手を合わせるブレイブがいた。 ロケ地・鹿児島県南種子町。 ミッドヴィリームが、宇宙キター! 種子島宇宙センターで、モルテ・テスラ・ドワーフが活躍! 一方のトラックとラパンも種子島で…。 次回、名産奇跡獣道中記・第34話『宇・宙・対・決(前編)』 種子島の鉄砲は、壊れちゃったね。おやすみいのしし。 名前:キセキイモケッドン モチーフ:サツマイモ+ロケット+西郷どん(西郷隆盛の愛称) 能力:宇宙まで空を飛べる程度の能力 解説:種子島宇宙センターのロケットから生まれた名産奇跡獣。 外見は西郷隆盛の顔つきをしている、サツマイモ色のロケットそのもの。一人称は「おいどん」。 ロケットの如く宇宙へ逃げる事も可能だが、ミサイルも発射可能。 種子島に駆けつけたヴィリーム3人とレトロ・トラックとリムラパン。 イモケッドンはミサイルを大量に繰り出して防戦へ。 「オイドーンドーン!」 それに対処したのはテスラとトラック。 どうやら種子島全体に危機が及ぶと見て、今回は一時的に協力する模様。 「電気ならミサイルもショートする筈だ。任せろ!」 「流石に今回は、協力するしかないようだね!」 迎撃したミサイルは、何故かサツマイモに。サツマイモの要素がまだあるようだ。 その隙を伺って、モルテが単騎でイモケッドンに立ち向かう。 「さあミサイルはもうそろそろ尽きたのじゃないの? 私の必殺技を受けるがいいわ! ヴィリーム・モルテ…」 モルテが必殺技を繰り出そうとしたその瞬間! なんとイモケッドンが打ち上がり、大気圏外へと逃亡! 更に逃亡の際にこの一言! 「おいどんは宇宙へ逃げて、そこからUターンするでごわす! もしおいどんが種子島に墜落して爆発すれば…」 墜落等すれば種子島どころか、日本が危ない。このままだと間違いなくイモケッドンが墜落だ。 すると何かを決意して巨大化したドワーフが向こうの予備の大型ミサイルを指して言った。 「私がミサイルに乗って軌道を調整して、名産奇跡獣に特攻します!」 衝撃の一言に驚きを隠せない。だがラパンは。 「…私もミサイルに乗せて下さい!」 ラパンまでミサイルに乗った。 イモケッドンの墜落を防ぐ為に、身を犠牲にしようとするドワーフとラパン。 2人が宇宙へ飛んでいくのを見たモルテは。 「バカ…!生きて帰りなさいよ…!」 こう涙で言うしかないのだった。 名産奇跡獣・キセキイモケッドンが種子島めがけて特攻を仕掛ける。 それを阻止すべく、ドワーフとラパンがミサイルに乗って身を犠牲にしようとする。 そんな2人を助けだしたのは果たして…。 次回、名産奇跡獣道中記・第35話『宇・宙・対・決(後編)』 君は英雄だ…。 種子島の名産奇跡獣・キセキイモケッドンは宇宙に逃げたと思いきや、なんと種子島ごと特攻を仕掛けるつもりだ! ドワーフとラパンは近くにあった迎撃用ミサイルに乗り、特攻して阻止を狙う! 一方地上では、テスラとレトロ・トラックが、そんな2人を心配そうに見守る。 「今は無事を祈るしかないようだな…」 「そうだね。あたいも宿敵とは言え、リムドワーフとリムラパンの無事を祈るよ」 だがモルテはいてもたってもいられず、スペカでウェールに連絡。 「ウェール聞こえる?リムモルテよ。今すぐ種子島に来て頂戴!」 『分かりましたー』 そして数分後。リムウェールが種子島に到着。それと同時に空が光り、爆発音が! カッ ドーン 爆発音が消えると、ローカルハートが落ちてきた。テスラがそれを拾った。 「悪いなトラック。これは貰うぞ」 「別にいいよ。今回は完全にあたいの負けだから」 トラックは負けを認め、その後何故か愛媛県松山市にテレポート。 一方モルテは、ウェールに涙ぐみながら指示を出す。 「いいわねウェール。今からあんたのあの技で、宇宙に行ったドワーフとラパンをこっちに呼び戻して!」 「了解ですよー。でも、モルテちゃんが悲しむと、こっちも悲しい気持ちになりますよー」 ウェールの励ましを聞き落ち着いたモルテを見て、改めてウェールがこの技を披露。 「ヴィリーム・ウェール・カムバック!」 気を失ってはいたものの、無事にドワーフとラパンは戻って来た。 「もう、心配したのよ!…あんた達」 微妙に涙ぐんでいるモルテに抱かれているドワーフとラパン。 そんなラパンの心境が揺れる…! (どうしよう…。謝ってヴィリーム達に協力すべきか、 普段通りウィザーグローさんに協力すべきか…) 一方上空では。 「さて、ラパン達にいつ本当の事を話そうかな…」 そう呟いて、魅魔様ことミマ・アナベラルの写真を見るウィザーグローであった。 トンネルの向こうは、松山市でした(トンネル関係ないけど)。 そこには温泉があるぞ! いい湯だな、アハハ。 次回、名産奇跡獣道中記・第36話『驚異!これが道後温泉のロボットだ(前編)』 ニューヨークで、入浴。 名前:キセキレッシャーパンダ モチーフ:レッサーパンダ+坊っちゃん列車 能力:真っ直ぐ突き進む程度の能力(機関車のように真っ直ぐ進み、周囲の物をぶっ飛ばす) 解説:坊っちゃん列車から生まれた名産奇跡獣。 誕生と同時に松山市を走り回った。 一方の早苗達奇跡団は8人揃って松山市を観光。 だが道後温泉に入ろうとしたその時に、レッシャーパンダと遭遇。 「レッシャー!ポッポー!」 早苗は何かを思いついたのか、道後温泉本館にミラクルパワーを注入! 「皆さん!道後温泉に入って下さい! …おっと、ヨーヨードさんは男湯ですよ」 奇跡団幹部全員が道後温泉本館に入る。 すると、道後温泉本館がなんと巨大ロボットの奇跡獣に! 道後温泉本館を模した巨大ロボット型奇跡獣・キセキスパロボットラの誕生だ! 早苗達女性幹部はスパロボットラの温泉フロアにいる。 シンクロナイズドスイミングを温泉で行う事でスパロボットラのミラクルパワーを強める事が可能だ! 一方のヨーヨードは、…ただ1人操縦席にいた。 「何故オイラだけ操縦席なんスか?」 疑問に思うヨーヨードを無視して、早苗達は速泳ぎを始めた。 するとスパロボットラが走り出し、レッシャーパンダを追いかける! そしてレッシャーパンダを捕まえてそのまま浄化! たったこれだけの出番に終わったスパロボットラの解説は後編にて! 一方早苗達はローカルハートを入手したが、なんと誰の物にするかで揉めていた。 「わたし!わたし!」 「お主の物は我の物!我の物も我の物!」 8人がローカルハートの所有権を争っている間に、キセキシンパンダ登場! 「この勝負、私が預かる! ローカルハート争奪杯・奇跡団野球拳大会を行う!」 すると早苗は。 「野球拳なら服が多い方が有利です! ヴィリーム・ミラクライズ・オン!」 リムコメットに変身した。だがシンパンダは。 「…その野球拳では無い。本家の方だ」 ローカルハートを巡る、野球拳(本家本元)の結果や如何に!? 坊っちゃん列車の名産奇跡獣を浄化した東風谷奇跡団。 だがそのローカルハートを巡って一触即発? そしてシンパンダが下した対決内容はなんと…! 次回、名産奇跡獣道中記・第37話『驚異!これが道後温泉のロボットだ(後編)』 アウト!セーフ!よよいのよい! 名前:キセキスパロボットラ モチーフ:スパ(温泉)+スーパーロボット+虎 能力:温泉での動きを反映させる程度の能力 解説:キセキレッシャーパンダに対抗すべく、 早苗が道後温泉本館で生み出した奇跡獣。 道後温泉本館を巨大ロボにしたような感じの外見。 ヨーヨードが操縦担当。早苗達は温泉型コックピットで泳ぐ事により、スパロボットラが強化。 「野球拳を行う!」 ローカルハートを巡って、シンパンダの鶴の一声で始まった野球拳大会。 トーナメント方式の勝負。ではダイジェストでどうぞ。 1回戦 コメット(早苗)VSチック コメットが奇跡の力でストレート勝ち。 「奇跡の勝利です!」 1回戦 ウォッチVSフォン ウォッチがストレート勝ち…と思いきや、反則で失格。 時間を止めて相手の手を探ってたのが原因。 「能力は禁止じゃないですわ!」 「黙らっしゃい!」 1回戦 ヨーヨードVSブックス ブックスが秘策を見せると言ったが、それは後出しだった。 当然ブックスは失格。 「オイラ、勝っていいんスか?」 1回戦 チンVSトラック あいこが続く珍事が起こるも、最後はチンにうっかりの神が舞い降りたのか、トラックが勝った。 「あたい勝ったけど、妙に疲れた…」 準決勝 コメットVSフォン フォンの携帯電話の機能も空しく、コメットが圧勝。 「やっぱりね…」 準決勝 ヨーヨードVSトラック 珍しくまともな好勝負。盛り上がった末に、ヨーヨードに軍配。 「決勝進出していいんスか?」 決勝 コメットVSヨーヨード 「さあ負けませんよ!」 「何故オイラが…」 野球拳開始!そして…。 「勝者、キセキヨーヨード!」 まさかのヨーヨードが勝利。ローカルハートはヨーヨードの手に渡った。 早苗達は不服気味だが、奇跡団のローカルハート獲得を一応喜んだ。 ロケ地・兵庫県神戸市。 向日葵の花の中に立つ影は!(リムフルール!) 神戸の街を突き破り! 今だ!とどめの必殺技!頭だ! 次回、名産奇跡獣道中記第38話『吸血風見鶏』 神戸より愛をこめて。 名前:キセキカザミドラキュラ モチーフ:風見鶏+鶏+ドラキュラ 能力:血を吸う程度の能力(ドラキュラのように血を吸う) 解説:神戸市の異人館の風見鶏から生まれた名産奇跡獣。 ドラキュラとニワトリを足して2で割った外見。 誕生と同時に六甲山に逃げて、廃館を一瞬で綺麗にしてペンションのように仕立てて迷い客を待っていた。 だが運悪く最初に六甲山に迷ったのが幽香であった為…。 「六甲山の植物を観察しに来たけど、完全に道に迷ったわ…。 夕方だし早くホテルに戻らないと…」 すると六甲山に綺麗な館が。一応入ってみた幽香。 そこにはキセキカザミドラキュラが。 「ようこそ我が館へ!ささ、今日は無料で宿泊させてあげます」 一応宿泊する事にした幽香だが、豪華ホテルに泊まりたかった為不機嫌。 とりあえず風呂に入る事にした。 そして風呂から出ると、カザミドラキュラがいた。 「お姉さん、実は私ドラキュラなのです。その証拠を今見せましょう」 そしてカザミドラキュラが幽香の体を掴もうとすると…。 「…うふふ」 怖い笑顔でカザミドラキュラを投げ飛ばした。 (…やべー。こいつを相手にするのはよそう) 内心そう思ったカザミドラキュラは逃げ出し、館を脱出しようと屋根の上へ。するとそこには。 「あら逃がさないわ、名産奇跡獣さん…」 リムフルールが待ち構えていた。しかもやけにニンニク臭く、持っている蔦もニンニクの蔦だ。 「私を陥れた罰として、ドラキュラの苦手なニンニクでお仕置きよ…」 サア、カンネンナサイ!ドカッ!バキッ! 【奇跡仕置中:悲惨な場面の為音声のみでお送りします】 メイワクカケチャ、ダメデショ!バゴッ!ズガンッ! 最早観念しているカザミドラキュラ。だがフルールに慈悲は無い。 「とどめを刺してあげるわ!ヴィリーム・フルール・ペナルティプラント!」 カザミドラキュラは、ニンニクの蔦に締め付けられて無惨にも浄化された。 ローカルハートを手にしたフルールは変身を解除し、そのまま神戸市の豪華ホテルに直行した。 ロケ地・熊本県熊本市。 いきなり来る、ハピネスの不意打ち! いきなり放つ、ルクスの技! いきなり団子は、熊本名産! 次回、名産奇跡獣道中記・第39話『E.N.ダンゴォ』 ビター、暇ならどうだい?お茶でもしようよ! 名前:キセキイキナリダンゴムシ モチーフ:いきなり団子+ダンゴムシ 能力:いきなり現れる程度の能力 解説:熊本名産の郷土菓子・いきなり団子から生まれた名産奇跡獣。 外見はいきなり団子と同じ色のダンゴムシだが、大きさは人間と同じ程度。 いきなり団子が好物。丸くなって転がって攻撃も出来る。 何故か敵と味方の区別がつかない。 熊本市に駆けつけたハピネス・ビター・ルクスの3人と、奇跡団のトラックとチン。勿論ラパンも一緒。 数十分経過しても名産奇跡獣は現れない。 だが時折背中にダメージを受ける一同。実はイキナリダンゴムシがいきなり現れて消えているもの。 何かを思いついたハピネスが、自分の背中に落とし穴を仕掛けた。 案の定引っかかったイキナリダンゴムシ。当然怒ってます。 一方、何を思ったのかラパンがイキナリダンゴムシを助けた。 「大丈夫ですか♪私が出してあげます♪」 ラパンはイキナリダンゴムシの手を繋ぎ、羽衣のテレポートで落とし穴から脱出。 脱出に成功したイキナリダンゴムシは、ラパン以外の5人を敵だと思い込んだ。 そして5人に向かって襲いかかった! 「いきなりだが転がり攻撃!」 かろうじて避けた5人。だがこのままでは熊本市民を巻き込む可能性がある。 チンはミラクルパワーでトラックを巨大化させ、イキナリダンゴムシを止める事に成功。 その間にビターとルクスが熊本市民を避難させ、ハピネスは不意打ちの体制に。 だがイキナリダンゴムシがそれをフェイントで避けた。 「ウサァ!?」 勢い余ってハピネスは地面に激突。 その隙を狙ったのはラパン!何故かイキナリダンゴムシは無防備に。 「兎さんよ、お前なら倒されても恨まねぇ…」 「ごめんなさい!ヴィリーム・ラパン・ムーンサルト!」 ラパンが月面宙返りのキックでイキナリダンゴムシを浄化。 そして自らの立場に葛藤しつつもローカルハートを握りしめるラパンだった。 ロケ地・岐阜県白川村。 合掌造りの集落にやって来た、フォール・グラース・セトネ。 白川郷と呼ばれるこの地域で何が待ち構えるのか? 一方、リムコメットとブックスも白川郷にて…。 次回、名産奇跡獣道中記・第40話『合掌じかけの名産奇跡獣』 リムラパンもいるよ…。 名前:キセキガッショバメ モチーフ:合掌造り(白川郷の住宅建築様式)+燕 能力:冬を巻き起こす程度の能力(寒くする程度の能力と言ってよい) 解説:白川郷の合掌造りの住宅から生まれた名産奇跡獣。 外見は、合掌造りの屋根を三度笠に見立てて被った燕そのもの。 ちなみに越冬燕であるので、聞き分けの無い女である。 羽ばたかせて相手を凍らせたり、吹雪を起こす事が可能。 フォール・グラース・セトネ・ラパン・コメット・ブックスが岐阜県白川村に集い、 名産奇跡獣・キセキガッショバメと対峙。 「ひゅるり~♪ひゅるりらら~♪」 どこかで聞いた事がある歌を歌いつつ、白川村に大寒波を巻き起こす。 「先手必勝です!ヴィリーム・コメット…」 カチーン! 技を放とうとするコメットを冷凍光線で凍らせたガッショバメ。 更にブックスとフォールとラパンも巻き添えに。 寒さ耐性のあるグラースと、傘で防いで無事だったセトネの、 2人きりの戦いが始まった。 早速セトネは天候を有利にすべく晴れにしようとした。 「ヴィリーム・セトネ・サニーデイズ!」 だがいくら晴らしても、すぐに大寒波に戻ってしまう。 「セトネは下がってて!あたいが1人で挑むから!」 「フン!このあたしに挑むとは猪口才な!」 流石北国生まれなだけあって、ガッショバメと互角に戦うグラース。 互角に戦うものの、徐々に力が消耗していく。 一方セトネは、晴れにしようと奮闘するが、中々上手くいかない。 その頃、氷漬けで動けないフォールは、セトネが晴れにしようと奮闘する様子を見逃さなかった。 (グラース、もう少し頑張って。太陽の色を引き出せば…) それから数分後。現れたのは炎の拳を纏ったフォールの姿が! 「セトネが太陽を呼んだおかげで赤色が引き出せたわ! 必殺、ヴィリーム・フォール・コロナジャブ!」 炎の拳をガッショバメに連打するフォール! 見事浄化され、ローカルハートを入手したフォール。 コメット達の凍り状態も解除され、白川郷も元に戻った。 NEXT
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奇跡にふれたよ! ID C4uv820s 渋谷、駅近くのファストフード店に一人の少女の声が響く。 「お願い!今すぐバトルロワイアルを止めて!」 その声と共に彼女の前に座っている白い怪生物の耳が伸び、 少女の胸元に届いた。 そして――、何も起こらなかった。 「おかしいなあ、普通ならこれで契約が成立するんだけど……」 キュゥべえは困惑していた。 先ほどから何回も試したのだが「バトルロワアルを止める」「バトルロワイアルから脱出する」「死んだ参加者を復活させる」「首輪を外す」といった願いが悉く叶えられない。 故に、まだ平沢唯との契約も成立していなかった。 「うう……キュゥべえちゃん、どんな願いでも叶うんじゃなかったの?」 半泣きの唯がキュゥべえに問いかける。 「いや、どうも叶えられる願いが制限されているらしい。 どうしてそんなことができるんだろう……」 「ねえキュゥべえちゃん、やっぱり魔法少女なんてムリだよ。私運動神経鈍いし、それに魔女と戦うなんて……」 「なに言ってるんだい唯!」 魔法少女になってバトルロワイアルを止めるという決意を挫かれた唯の泣き言を、キュゥべえは慌てて遮った。 「魔法少女にならなくちゃこの場で生き残ることもできないんだよ! 魔法少女になれば体も壊れにくくなるし、魔法だって使えるようになる。 そうすればこの戦いで生き残る可能性はグッと上がるし、あの騎士たちが襲ってきても戦えるようになる。 こんな事を言いたくはないけど、今のままの唯があいつらに襲われたらただ殺されるだけだ」 「殺される……やだ!やだよぉ!」 殺し合いに乗っている白と黒の騎士に襲われたという話はすでにキュゥべえから聞いている。 しかもそのうちの一人は魔法が使えるらしい。 「落ち着いて唯!魔法少女になれば身を守る力が手に入る。 それに制限されているだけで、バトルロワイアルの存在自体に関わらない願いなら叶える事はできるよ!」 「願い……」 「ねぇ、キュゥべえちゃん。人と会いたいってお願い……叶えられるかな?」 「それは任意の人物をここに呼び寄せるということかい? それならば多分可能だと思うよ」 最初に連れてこられた空間で、唯は自分の友人たちの姿を見ていた。 律っちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん 彼女と同じ軽音部のメンバーであり、かけがえのない仲間。 彼女たちは今どこにいるだろうか。無事だろうか。自分のように怯えてはいないか。 会いたい。今すぐみんなに会いたい。 「私……軽音部のみんなに会いたい……」 唯は震える声で言った。 「このお願いは、叶えられる?」 キュゥべえの耳が再び唯の胸元に伸びる。 そして――ソウルジェムが作られた。 ♪ 「殺してやる……人を殺すやつは殺してやる……」 高性能爆弾ジャスタウェイを握りしめながら、田井中律は街中を徘徊していた。 「私は絶対に戻るんだ……当たり前の毎日に絶対戻るんだ……」 バトルロワイアルに参加させられていきなり殺し合いを見せられ、さらに 思わず人を殺してしまった(と彼女は思っている)ことで、その精神はすでにボロボロに疲弊していた。 そんな彼女の前に、もう二度と現れるはずのない人物が現れた。 「ようやく見つけたぞ!その爆弾を捨てろ!」 「ゆ、幽霊!?」 自分が爆殺したはずの剣の女(シグナム)が目の前に出現したことでパニックに陥る律。 「私はまた生きている。支給品……いや『仲間』のおかげでな。 さあ、手に持っている爆弾を捨てて投降しろ。お前の身柄を一時拘束させてもらう」 10/の空間【転】移で爆発から逃れたシグナムだが 危険人物を野放しにしておくことは彼女の正義感が許さなかった。 その後も爆弾魔……律を探し続け、ようやく発見したのだった。 「ひ、人殺しめ!今度こそ殺してやる!」 律は手に持っているジャスタウェイを力一杯シグナムに投げつける。 しかし、シグナムは難なくジャスタウェイを避けた。 「不意打ちでなければ、こんなものは通じない!」 タケシとディアボロはこのバトロワが始まってすぐに出会い、意気投合した。 途中で野比玉子という主婦とも合流した彼らは、街中にあった居酒屋に隠れ 更には店の酒と肴を勝手に持ち出しロワ真っ最中だというのに宴会を開いていた。 「最近、娘が冷たいんですよ……」 酔いに任せてディアボロが愚痴りはじめた。 「年頃の娘さんがいると大変でしょうねぇ、うちは男の子だから……」 と玉子。 「まぁまぁ呑んで下さいディアボロさん!」 未成年にも関わらずすっかり出来上がってるタケシが酒を注ぐ。 「しかも娘のやつ、うちの組織の若いのとデキてるらしいんですよ。 その事をこの前聞いたら『プライベートなことに口出すなクソオヤジ』なんて言われて……ウウ……」 「あらまあ」 「わかりますよディアボロさん!呑みましょう!今日はとことん呑みましょう!」 「トリッシュ!お前は父さんよりあのオカッパ頭を選ぶのかァァァァッ!」 「それでは一番タケシ!イシツブテの鳴きマネしまーす!」 「それよりも何だか外が騒がしいわね」 人が争うような声を聞いた玉子は、泣き出したディアボロと誰も見てない宴会芸を披露するタケシを尻目に 外の様子を見ようと居酒屋の扉を開けた。 そこに、シグナムが避けたジャスタウェイが飛び込んできた。 「「「……不細工な人形が、光っ――――?」」」 爆発とともに、彼らは居酒屋ごと吹き飛んだ。 「畜生!畜生ッ!」 律は追い詰められていた。 残るジャスタウェイはたった一つしかない。 それ以外の彼女の支給品は『謎の白い液体』と『バンテリン』。どう見ても武器にはならない。 剣の女はこちらに迫ってくる。 「こ、これでも食らえ!」 律はヤケクソで謎の白い液体をブチ撒けた。 「!?」 全身にそれを浴びた女が、一瞬動きを止める。 律にとってそれは最後の好機だった。 最後のジャスタウェイを振り上げて彼女は叫ぶ。 「死 次の瞬間、律の姿はそこから消えた。 「消えた……?」 謎の白い液体に塗れたまま、シグナムは周囲を見渡す。 だがデコが特徴的だった爆弾魔の少女の姿はどこにも見当たらない。 「10/!あの少女がどうなったか分かるか?」 『僕にも分かりません。まるで煙のように消えてしまった、としか……』 「クッ、探すぞ!まだこの近くにいるはずだ!」 『あっ、シグナムさん!まずは体を拭いたほうが……』 謎の白い液体に塗れたまま、シグナムは律を探すために走り始めた。 【板橋区/一日目・午後】 【シグナム@魔法少女リリカルなのは】 [状態]健康、謎の白い液体まみれ [装備]光剣サイファー@ストライダー飛竜 [道具]支給品一式、黒い万年筆(10/)@カオスロワ、ランダム支給品0~1(本人確認済み) [思考] 基本:バトルロワイアルの破壊 0:あの少女(律)はどこに消えた? 1:危険人物は拘束する。 〔備考〕 ※元親は死んだと思っています。 ※田井中律を危険人物と認識しました。 ※爆発で死者が出たことには気がついていません。 〔10/の思考〕 基本:持ち主に従う。 【タケシ@ポケットモンスター 死亡】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】 【野比玉子@ドラえもん 死亡】(二回目) ※板橋区の居酒屋が一軒爆発しました。 ♪ (やっと魔法少女ができた……まあトラブルはあったけどこの子は楽だったな。 質問もほとんどしてこなかったし) そんな事を考えながら、キュゥべえはソウルジェムを握りしめる唯を見上げる。 唯は不安な顔で、自分の前に広がる店内の誰もいない空間を見つめていた。 やがてその空間に、学生服姿の少女たちが現れる。 「ここは……」 「あれ……私はたしか……」 「唯先輩……?」 現れた三人を見て、唯の瞳から大粒の涙が零れ落ちた。 「澪ちゃん!ムギちゃん!あずにゃん!!」 「唯ちゃん!?」 「唯!お前いつの間に……?」 何が起こったのかわからない様子の三人に唯は抱きつく。 みんなに会うこと、これ以上に望むものなんかない。これ以上の望みなんて―― そして最後に律が姿を現した。 「律っちゃ」 ねええええええええええええええええ!」 律はジャスタウェイを思いっきり投げた。 ジャスタウェイは律の出現地点の前にいた唯たちに当たった。 閃光と轟音、そして全てが終わった。 ♪ 「あ……」 吹き飛んだ店の跡で、全身黒焦げになりながらもソウルジェムが破壊されなかった唯はまだ生きていた。 一体何が起きたのかわからない。 みんなと会えたと思ったら急に爆発がして…… 「み……ん……な……は……?」 彼女はまだ気づかない。自分が生きているのは魔法少女であるが故ということに。 彼女はまだ知らない。生身の体で爆発をくらった友人たちの死体が、自分の周りに転がっていることに。 【渋谷区・ファストフード店跡/一日目・午後】 【平沢唯@けいおん!】 [状態] 魔法少女化、肉体に常人なら即死級のダメージ、ソウルジェム残魔力100% [装備] ソウルジェム [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み) [思考・状況] 1 みんな…… ※魔法少女になりました。 ※キュゥべえの不利にならない範囲で魔法少女に関する知識を得ています。 ※騎士二人(ブロントさんと混沌の騎士)がバトルロワイアルに乗っていると思っています。 【個人制限及び特殊体質】 ※傷の治癒などでソウルジェムの魔力を消費。0になった瞬間、死亡or魔女化します。 ※ソウルジェムを破壊されない限り肉体はどんな致命傷でも死にませんが、首輪は例外。 ※ソウルジェムの魔力は時間経過回復不可。グリーフシード、それに準ずる何かで回復可能。 ※キュゥべえとテレパシーで会話できますが、かなり接近しない限り不可。 【秋山澪@けいおん! 死亡】 【琴吹紬@けいおん! 死亡】 【中野梓@けいおん! 死亡】 ♪ 「が……な……」 何が起こった。 爆弾はもっと離れた距離であの女に当たって爆発するはずだったのに。 「まったく、いきなりとんでもないことをしてくれたね」 「……!?」 全身に大火傷を負っている律の前に、焦げ茶色になったキュゥべえが歩いてくる。 「君たちと離れていたからいいようなものの、一つ間違えば僕も死んでいるところだったよ」 「ぁ……たすけ…………」 「助けてほしいのかい?」 瀕死の律を見るキュゥべえの瞳には、いかなる感情も浮かばない。 「君はもうすぐ死ぬ。いまから治療を受けてもまず間に合わないだろうね。 もってあと5分、意識を保っていられるのはもっと短い……」 「ぁ……ぁ……」 「でもね、助かる方法はあるよ」 そう言うとキュゥべえは、律の瞳を覗き込んだ。 「僕と契約して、魔法少女になってよ!」 【渋谷区・ファストフード店跡/一日目・午後】 【田井中律@けいおん!】 [状態]瀕死、全身にダメージ(特大) [装備]なし [道具]支給品一式、謎の白い液体@現実、バンテリン@現実 [思考] 1:死にたくない 〔備考〕 ※剣の女(シグナム)を危険人物と認識しました。 ※槍の男(元親)を殺したと思っています。 【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態] 火傷によるダメージ(中)、焦げ茶色 [装備] [道具] ランダム支給品1~3(本人確認済み) [思考・状況] 1・この殺し合いを利用して感情エネルギーを集める。 2・魔法少女に自分を守ってもらう。 3・目の前の少女と契約する。 4・出来ればあの少女(ハルヒ)と契約したい。 5・騎士(ブロントさん・混沌の騎士)を警戒。 【備考】 ※キュゥべえは一度殺せば死にます ※薄い壁をすり抜けることは可能です ※肉体の乗り換えができないことを知りました ※騎士二人(ブロントさんと混沌の騎士)がバトルロワイアルに乗っていると思っています ※渋谷駅前のファストフード店が一店舗爆発しました。 支給品紹介 【謎の白い液体@現実】 その名の通り謎の白い液体。どれほどの量が支給されているのかは不明。 メキシコの世界遺産と関係があるらしいがその正体は不明。 実はアルコール飲料らしいがその正体は不明。 詳しく知りたい場合は「プルケ」で検索するといいらしい。 【バンテリン@現実】 膏薬。腰痛、筋肉痛、関節痛などにスゥーっと効いてくれるありがたい薬。 044 一般人の第一級戦場 投下順に読む 046 ショーグン・プリンセス・オールイーター 044 一般人の第一級戦場 時系列順に読む 046 ショーグン・プリンセス・オールイーター 023 戦う理由は十人十色 シグナム 069 CROSS FIRE 023 戦う理由は十人十色 田井中律 056 嘆きの種 029 異なる価値観 平沢唯 056 嘆きの種 029 異なる価値観 キュゥべえ 056 嘆きの種