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カードリスト 能力 https //login.alteil.jp/lhCardDB/detail.php?id=2954 解説 手札に歌姫のカードがあることでスキルを発動するカード。 アタック発動まで考えると、手札に2枚以上歌姫のカードを用意する必要がある。 アタック発動でSP1消費し、「対戦ユニットのHPを-自分ユニットのATする」ことができる。 打点の底上げができる他、プロテクトユニットにダメージを与える手段になる。 ただし、代表的なプロテクトユニット魔法衛兵長『レナリー』が出てくる優勢ファルカウ時は 侵魚/正義を司るモノ を意識する必要があるため、ポンと出せないのが難しいところである。 同じスキルを持つカードには両手に斧をもつ男や妖精族の二刀剣士などが挙げられる。 このスキルを持つカードとしては珍しく援護HPを持っているため、HPが低いユニットに付けても安心である。 援護倍ユニットのサポートに付ける運用がおもしろそうである。 AT30の援護倍ユニット、例えば太陽王国の聖騎士に付ければ、HP90、打点120、AGI3という能力になる。 魔法剣の二刀剣士に付ければAGI4で打点120になる。 星乃瞬『レイセイ』に付けると非優勢で最低打点130、発動順などランダム要素が絡めば打点170に到達する 可能性もあるため恐ろしい。 コンボor必殺コンボ カード名 あれば。なければ空欄のままで。 解説や弱点など。 カード背景 ラヴァートの世界ではどんな人物or事件or魔法なのか 関連ファイル ファイル名 関連カード 妖精族の二刀剣士 両手に斧をもつ男 関連用語 歌姫 弓兵 収録 どのパックに入っているか? カードリストからコピペしてください。 また着せ替えの有無もここに
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太陽にほえろ / 太陽にほえろ 【たいようにほえろ】 TVでお馴染みのあの曲が登場だよ!【ゲーム画面】 テレビでお馴染みのあの曲が登場だよ!お前は今日からポップン刑事だ! くれぐれも殉職しないようにね!【公式ページ】 太陽にほえろ / 太陽にほえろ 収録作品 関連リンク ポップンミュージック6で登場した版権曲。担当キャラクターはニャミ(版権)/太陽にほえろ。 同名ドラマのテーマ曲。 太陽にほえろのテーマ / ♪♪♪ BPM 118 5b-6 N-15 H-21 EX-35 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA (10) (21) (27) (41) 刑事ドラマの傑作といえる作品から、1974年から数年間も続いた「太陽にほえろ!」の主題曲が登場。このドラマはとにかく、○○刑事(デカ)というようなあだ名でも有名だったらしい。今の世代では見ているという人はごく少数だと思われるが、メロディを知っているほうが多いと思われる。刑事ものでよくジャズものとかフュージョンものとかが使われることが多いらしいが。 あのフレーズをしっかりと刻めるかがハイパー譜面の攻略のポイント。全体的に16分が多く、微ズレありというスコア狙いの難度が高い曲でもある(さりげなく西部警察の出現条件に関わっているところがニクイ)。ブラス部分はそこまで難しくは無いので確実にゲージを稼ごう。版権曲の中ではトップクラスの難度を誇るEXは、一転してドラムパートをひたすら叩かせる譜面構成になり、階段と短い連打、ロールなどをしっかりと刻めるかがクリアに関わる要素である。24分や32分が入り乱れてリズムが複雑になるのでスコアは出しづらくなる。ハイパー譜面をベースに難しくしたというわけではなく、別のパートを演奏させるという意味でのEX譜面の好例の1つといえる。 収録作品 AC版 ポップンミュージック6~ポップンミュージック15 ADVENTURE CS版 ポップンミュージック5 ポップン5は先行収録曲の1曲。 関連リンク [[]] 楽曲一覧/ポップンミュージック6
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るり、らら。 子供の歌声が響く。 ここは教会だった。 そして少女は、そこで夢見ていた。 少女は恋をしていた。 たとえそれが誤った形であろうとも、それは間違いなく恋心だった。 非凡な才能を有して生まれ落ちた少女は、定められたように最優の英霊を呼んだ。 そして少女は、恋に落ちた。 自分をも含めた、すべてのものを巻き添えに。 すべてのものが彼女のために狂い落ちた。 泥濘んだ地面に空いた大穴が、周囲のあらゆるものを引き込んでいくように。 そして少女は、すべての希望を裏切って無敵だった。 誰も少女を倒せなかった。 それどころか、勝負さえできなかった。 触れれば殺す英霊は彼女に心酔し、明晰なる錬金術師は主との盟約をあっさりと違えた。 そして少女は、無敵のままに最強の剣を振るい続けた。 ある者は快楽の内に絶頂死した。 ある者は彼女の計略で破滅した。 太陽王の神殿が砕け散った。 そして少女は――零と壱の狭間に魅入られた。 気付けば見知らぬ街に立っていた。 この街には父がいて、妹がいた。 だが、少女の目は誤魔化せない。彼女は最初から何も忘れていなかった。 そして少女は、これが聖杯戦争であり、如何なる事情か、自分は本来の戦争を離脱させられ放り込まれたのだと知った。 とんだ迷惑を働いてくれたものだと思う。 どうやら現実世界ではないようだが、肉体を破壊されれば死ぬ、という点で変わりはないらしい。 厄介な話だが、しかし少女は悲観はしなかった。 どうせ生まれるものは同じなのだから、ついでに持って帰ればいいとだけ考えていた。 少女は自分の敗北など、最初から視野にさえ入れていなかった。 無邪気に遊ぶ子供達の声をバックコーラスに、少女はステンドグラス越しの陽気に微睡んでいた。 肌は絹のようにきめ細やかでシミ一つなく、顔の造形などは最早溜息が出そうなほどに美しく整っている。 どこか幼気な雰囲気が付随しているのもまた、男性の心を掴むにはおあつらえ向きといえるだろう。 無防備に微睡む少女の姿を視界へ収めたのは、教会の重い扉を押し開けた一人の青年だった。 幸い今は神父は不在だったが、もしも彼の者が目にしたならば驚いたに違いない。 灰色の頭髪を讃えたその青年は、およそ現代を生きるのにはまず間違いなくそぐわない戦装束に身を包んでいたからだ。 鎧の重厚さは偽物などと微塵も気取らせず、また彼自身の纏う空気もまた、一般人とはどこか一線を画している。 「マスター」 主と呼ばれた少女は、んん、と可愛らしい寝ぼけ声を出した後、眠たげに細められた目を擦って覚醒した。 欠伸をしながら視線を向け、「あら、セイバー」と事も無げに言ってのける。 一見すると危機感を全く持たないマスターであるが、実際に危険などではなかったのだから仕方ない。 彼女を仮に見つけた者があったとして、殺害できた可能性は英霊を伴っていようと低いだろう。 「午睡は構わないが、しかし直に日が落ち始める。今晩はマスターも出るのだろう?」 「……ええ。ありがとう、セイバー……」 未だ眠そうに立ち上がる少女は、セイバーを先導して家路への道を歩み始めた。 その華奢な後ろ姿を霊体化しながら見つめ、セイバーの英霊は疑問を抱いていた。 どこからどう見ても、こうしている彼女は普通の年頃の少女だ。 動作の一つ一つに気品があり、その美貌も相俟って生きる分に苦労はしないだろうが、逸脱したものは感じない。 にも関わらず、彼女の体に循環する魔力の桁は常人とは確実に桁が二つは外れている。 月並みな言葉を、ましてマスターには向ける言葉では絶対になかったが、怪物という呼称が最も正しい次元だと思う。 この偽りの街で行われる聖杯戦争が、本来の様式とは大幅に異なっているらしいことはセイバーも知っていた。 だからイレギュラーな事情を持ったマスターが現れるのは不自然なことではなく、むしろ危惧すべきことである。 だが……それでも、この少女――沙条愛歌という少女にだけは釈然としないものを感じるのだ。 例えようもない、何か。そう、言葉に出来ない『不安』を感じる。 自分にとって最大の味方であるはずなのに、こんな心境になる理由が皆目解らない。 立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花を地で行き、作り物の妹と戯れる姿は微笑ましいの一言に尽きる。 なのに彼女を見ていると、英霊だとか英雄だとかそういったものを一切無視した本能的な不安に囚われる。 まるで底の見えない深淵を覗いているような――堪えようのない感覚を。 セイバーはかぶりを振って、脳裏へ浮かんだ不安を否定した。 彼女が何を抱えていようと、自分は彼女を勝利へ導くべく召喚されたサーヴァントだ。 ならば戦おう。竜殺しと謳われたこの身がどれほど通用するかは定かではないが、捨てたものでもないと思っている。 英霊ジークフリートは、静かに己の剣を握り締めた。落陽に至りつつある街を、少女と共に歩いていた。 ――沙条愛歌にとっての『セイバー』は、『騎士王アーサー・ペンドラゴン』のみである。 彼女は自分の呼んだ英雄に、全く執着を寄せていない。 そしてそのことへ、微塵の疑問も感じていないのだ。 セイバーが違和感の正体へ至れなかったのも無理はない。沙条愛歌は、彼を騙そうとはしていない。だからボロが出るはずもないし、そんなことがあるとすれば、それは彼女の辣腕が振るわれた時だけだ。 沙条愛歌の世界はアーサー・ペンドラゴンで完結している。 最強無敵の怪物王女は電脳の大地においても、変わらず無欠であり、完璧な――『悪』であった。 【クラス】 セイバー 【真名】 ジークフリート@Fate/Apocrypha 【パラメーター】 筋力A 耐久A+ 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具A+ 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【保有スキル】 黄金律:C 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 金銭には困らぬ人生を約束されている。 仕切り直し:A 窮地から脱出する能力。 不利な状況であっても逃走に専念するのならば、相手がAランク以上の追撃能力を有さない限り逃走は判定なしで成功する。 竜殺し:A 竜の属性を持つ相手に対して特攻、特防の性能を誇る。 【宝具】 『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人 竜殺しを為した、呪いの聖剣。 原典である魔剣『グラム』としての属性も持ち、手にした者によって聖剣にも魔剣にも成り得る。 柄に青い宝玉が埋め込まれており、ここに神代の魔力が貯蔵・保管されていて、真名を解放することで大剣を中心とて半円状に拡散する黄昏の剣気を放つ。またグラムと同じく、竜種の血を引く者に対しては追加ダメージを与える。 他の対軍宝具と比べて宝具発動の為に必要なタメが非常に少なく、追撃・連発が可能な特性がある。 『悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 防御対象:1人 背中を除く全身にファヴニールの血を浴びた逸話の具現。 Bランク以下の物理攻撃と魔術を完全に無効化し、更にAランク以上の攻撃でもその威力を大幅に減少させ、Bランク分の防御数値を差し引いたダメージとして計上する。 また正当な英雄による宝具の攻撃の場合はB+相当の防御数値を得る。ただし竜種特攻などの宝具やスキルを所持している場合はプラス分が計上されない。その防御力は赤のランサーの槍撃を受けても微傷程度で済むほど。 但し伝承の通り、背中にある菩薩樹の葉が張り付いていた跡が残っている部分のみ効果は発揮せず、呪いによりその個所を隠すことも出来ない。その上一度背中を負傷すると治癒魔術でも修復は難しい。 【weapon】 宝具。 【人物背景】 ニーベルンゲンの歌に登場する英雄。 ネーデルランドの王子であり、数多の冒険を成し遂げてニーベルンゲン族の財宝を手に入れ、邪悪なる竜ファヴニールを倒して「竜殺し(ドラゴンスレイヤー)」の称号を冠するまでに至った勇者。さらにその倒した竜の血を浴びることで不死身となり無敵の肉体を手に入れた大英雄である。 仕切り直し、竜殺しの二つのスキルは「Grand Order」より。 また、マスターとして最高適性である沙条愛歌に召喚されたことでパラメータが上昇している。 【マスター】 沙条愛歌@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ 【マスターとしての願い】 元の聖杯戦争へ戻る。ついでに聖杯を獲得する 【weapon】 なし 【能力・技能】 魔術回路の量は少ないが、誕生したその時から根源と接続されているためにあらゆる事象を知り、あらゆる全てを認識する機能を有した全知全能状態にある。 系統を問わずあらゆる魔術を極めており、その能力は神代の魔術師さえ超えているとされる。空間移動をはじめとした魔術もお手の物で使いこなすが、「自分の行き着く先」だけは絶対に視ようとも、また知ろうともしない。 【人物背景】 「第一位・熾天使」の階梯を有するマスター。 セイバーに恋慕の情を抱いた事で彼の望み=「故国の救済」を完遂させる為に暗躍し、はぐれサーヴァントであるアサシン、奥多摩山中の戦闘でマスターを陥落させて従えたアーチャー、愛歌の才覚に魅せられ美沙夜を売って自分の元に付いたキャスターを手駒として暗躍の限りを尽くした。ヒロインでありラスボス。 【方針】 他の主従を潰す。手駒も適度に作っておきたい
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登録日:2017/12/31 (日) 01 40 33 更新日:2024/02/29 Thu 08 18 44NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 SL アニメ アニメ映画 エネルギーカプセル ザ☆ドラえもんズ シンエイ動画 テレビ朝日 ドキドキ機関車大爆走! ドラえもん ドラえもんズ ドラ・ザ・キッド ロコ ロビン 劇場版 同時上映 大山版ドラえもん短編映画リンク 小学館 映画 映画ドラえもん 本編より可愛いヒロイン 東宝 機関車 池田眞美子 藤子プロ 藤子・F・不二雄 錦織博 ■概要 映画ザ☆ドラえもんズシリーズ5作目。 2000年3月11日に公開された『ドラえもん のび太の太陽王伝説』及び『おばあちゃんの思い出』の同時上映として放映された。 ドラえもんズの劇場版の例に漏れず、田中道明氏の漫画『ドラえもんゲームコミック ザ・ドラえもんズ』においてもコミカライズされ、別冊コロコロコミック2000年4月号に掲載されたが、恐らくは尺の都合か、雑誌の掲載エピソードで唯一単行本未収録となっている作品でもある。 ■あらすじ 舞台は22世紀――。 警察に捕らえられたはずの悪の科学者「Dr.アチモフ」が脱走し、パワーセンターに置かれていた「エネルギーカプセル」を奪ってしまった。 それにより、供給されていたエネルギーが途絶え、町全体の機能がストップしてしまった。 寺尾台校長はドラえもんズを呼び寄せ、唯一残った「エネルギーカプセル」を2時間以内にパワーセンターに届けるという任務を課す。 ドラえもんズはロビンが運転する機関車「ロコ」に乗り、パワーセンターに向かうが、そこにアチモフとその手下が現れ、妨害してきた。 果たしてドラえもんズとロビンはアチモフの邪魔をかいくぐり、エネルギーカプセルを時間内に無事、届けることができるのだろうか。 ■主な登場人物 ドラ・ザ・キッド CV.難波圭一 高所恐怖症だが、空気砲の腕前はピカイチのドラえもんズのメンバー。本作の事実上の主人公。 最初は機関車「ロコ」をオンボロと馬鹿にしたが、ロビンのロコに対する思い入れを聞いた後に謝罪した。 「耳塞いでろ! ドッカーン!!」 「お、女の子ぉ!?」 ロビン CV.白鳥由里 本作のヒロイン。寺尾台校長の幼なじみの孫。 機関車「ロコ」の運転手を務める。 登場当初は帽子をかぶっており、強気な態度をとっていたため、男の子と思われたが、キッドが大岩を破壊した際、岩の破片から庇われた際に帽子が取れ、女の子だと判明。 最初はキッドと衝突していたが、アチモフに人質を取られた際、キッドはカプセルより彼女の安全を優先していたため、後に和解。踏みつけが強力で、キッドはもちろんアチモフでさえも大袈裟に痛がるほど。 祖父から「古いものでも大切に扱っていれば、元気に動いてくれる」と教わっており、それ故、ロコへの愛情は人一倍深い。 エンディングではまさかのドレス姿を披露。 これまでのドラえもんズのヒロインの例にもれず、本編とは一線を画す可愛さを持つ。 「ああそうだよ! 女の子の運転手がいちゃいけない?」 ドラえもん CV.大山のぶ代 ドラえもんズのリーダー。 主にエネルギーカプセルの制限時間をメンバーに報告する役割を担っていた。ぶっちゃけて言うと活躍してない。まぁドラズ映画ではいつものことです。そしてドラズ映画ではこれが最後の出演となってしまった…。 「大変だ! もう時間がないよ!」 ドラメッドⅢ世 CV.佐藤正治 様々な魔法を操るが、水が苦手なドラえもんズのメンバー。 ロコと共に川に落ちた際、火事場の馬鹿力ならぬ水場の馬鹿力を発揮し、ロコを抱えて水面を爆走。 「水怖い! 水怖い! 水怖い! 水怖い!」 王ドラ曰く「水場の馬鹿力」。 ドラリーニョ CV.一龍斎貞友 サッカーが得意だが、物忘れが激しいドラえもんズのメンバー。 アチモフが落としてきた大岩の一個目をシュートで破壊した。 「岩さん岩さんでっかいねぇ~」 その後、アチモフの部下に追いかけ回されるが、ドラメッドのメガトンパンチで助かった。(*1) エル・マタドーラ CV.中尾隆聖 ヒラリマントを駆使し、なおかつ力持ちのドラえもんズのメンバー。 客車の屋根でシエスタしていたが、二個目の大岩が降ってきた際にドラリーニョに起こされると岩を牛に見立てヒラリマントで受け流した。 「でっけぇ牛だな! 燃えるぜぇ~!」 しかし、その後はタイムリミットが迫るまで再び寝た。 王ドラ CV.林原めぐみ カンフーを駆使するが、女の子に対する免疫がないドラえもんズのメンバー。 窯に入れる薪を割ったり、アチモフの部下をカンフーで圧倒した。 ロビンが女の子と判明した際はフニャフニャになっていた。 「ボ、ボ、ボボボボク女の子に弱いんですぅ~~~」 ドラニコフ CV.桜井敏治 丸い物を見るとオオカミに変身するドラえもんズのメンバー。 客車に乗り込んできた太り気味のアチモフの部下の腹を満月に見立てて変身、火炎放射でアチモフの部下をまとめて吹っ飛ばした。 「アオォォーーン!!」 寺尾台校長 CV.永井一郎 ロボット学校の校長先生。 出発の際、ロビンにお守りとしてペンダントを付けた。 Dr.アチモフ CV.銀河万丈 『怪盗ドラパン謎の挑戦状!』に登場した悪の科学者。 ドラえもんズとの戦いに敗れ、逮捕されたが、前述の通り脱走し、エネルギーカプセルを奪い、予備のカプセルをほとんど破壊した。 カプセルを届けさせまいと様々な罠でドラえもんズ達を妨害する。 「この先には絶対に行かせないっしょ!」 ■用語 パワーセンター エネルギーカプセルが安置されている場所。 ここから町全体にエネルギーを供給する。 かつては火力発電所だった。 エネルギーカプセル これ一つで町全体の電力を賄うことができるほどのエネルギーが収入されているカプセル。 非常にデリケートで、どこでもドアやタイムマシンを利用すると時限の歪みが生じ、カプセルが壊れてしまう。 ロコ ロビンが運転する機関車。赤いボディが特徴。 型が古いが、幼いころから祖父と共に手入れをしていたため、まだ現役。 終盤のネタバレ アチモフらを退けたドラえもんズだが、残り時間はあと2分30秒。 死に物狂いで釜に薪を入れるキッド達。 パワーセンターまで目前といった時に性懲りもなくアチモフが現れ、パワーセンターへの道を塞いでしまった。 キッドはロビンにロコを走らせるよう指示し、ドラえもんズ達は屋根に乗り、伝説のひみつ道具「親友テレカ」を掲げた。 「我ら、ドラえもんズ!!」 次の瞬間、ロコは虹色の光を纏い、アチモフのメカに突っ込んでいく。そして突き破り、大破。 アチモフは捨て台詞を吐き、逃走していった。 こうしてパワーセンターに着いたドラえもんズは、所長(CV.緒方賢一)にタイムカプセルを手渡そうとしたが、なぜかスルーされた。 振り返ると嬉々としてロビンのペンダントを持っている所長の姿が。 所長は大急ぎでペンダントをケースに入れるとなんとパワーセンターが復旧した。 事態が飲み込めないドラえもんはカプセルのケースを開けると、 00 00 03 00 00 02 00 00 01 ボンッ! おつかれさま 呆然とするドラえもんズ ロビン。 すると寺尾台校長からの通信が入ってきた。 なんと、ドラえもんズが死守していたカプセルはダミー。つまり偽物だった。 校長先生曰く「敵を欺くには、まず味方からと言うじゃろ?」。 それを聞いてどっと脱力するドラえもんズ達。 そう、実はロビンのペンダントこそが、本物のエネルギーカプセルだったのだ。 「そりゃないぜ…」とぼやくキッドにロビンが寄り添い、礼を言った後、キスをした。 ロビンはフニャフニャになったキッドを見て微笑んでドラえもんズらに礼を言うのであった。 「ありがとう。ドラえもんズ!」 ちなみに漫画版ではこの後、調子に乗ったキッドの足をロビンが踏んづける結末になっている。どっとはらい。 ■主題歌 ぼくらの元気 作詞:柚木美祐、作曲・編曲:藤沢秀樹 歌:堀江美都子 追記・修正はエネルギーカプセルを無事届けてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ドラリーニョが岩に話しかけてる。岩なんて思うんだ? -- 名無しさん (2017-12-31 05 50 35) Wikipediaでも誤った情報だったけど、コミカライズはされている。当時別コロで読んだ覚えがあるから間違いない。ということで情報を修正しておきました -- 名無しさん (2017-12-31 07 36 46) バトル満載で面白い作品だったな。あと当時小学生だった時は何とも思わなかったけどロビン可愛いわ -- 名無しさん (2017-12-31 08 12 13) ロボット学校の時も思ったけど、キッドって、主役向きのキャラだよね。 -- 名無しさん (2017-12-31 12 25 02) ↑3 ワタシも覚えてる、というか持ってる。確か、2000年になったから、リ・ニューアル化した別冊コロコロ4号に載ってた。でも、その次号でドラズが別コロでの連載が終わってしまった。 -- 名無しさん (2017-12-31 12 30 36) 今さらなんだけど、ドラズの映画って時系列的にはどんな感じなんだろう?ドラえもんが過去へ行く前?それともちょくちょく未来に戻ってるとか? -- 名無しさん (2017-12-31 22 09 27) ↑ドラえもん、ちょくちょく戻ってくる可能性あり得ます。ドラズSPでは、仲間によく会ったりしてますから。 -- 名無しさん (2018-01-01 09 18 25) ちなみに、本作が掲載されてる別コロの情報によると、アチモフ・ロボは20mの巨体らしい・・・。 -- 名無しさん (2018-01-01 09 36 19) ロビンのデザインから、米谷監督作品と思っていたら、別人だったと知って驚いた。 -- 名無しさん (2018-01-01 17 32 28) タイマーを報告するドラえもん以外の全員に戦闘での見せ場があるから好き -- 名無しさん (2023-05-06 12 46 41) 名前 コメント
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粛清の太陽 4白白黒黒 ソーサリー すべてのパーマネントを破壊する。それらは再生できない。 37版の 28 [部分編集] リセットカ-ド ただし破壊されないパーマネントには対処出来ない イラスト . . . . . . . . . . . ┌───────────┐. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . │ 太陽があんなに黒く… ..│. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . └───────────┘. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ... . . . . . . . _____. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .γ .. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .,' .. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . l .. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ',.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,'. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . '.,. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,.'. . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ... . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . ヽ.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ノ. .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ^ー───=='. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ┌─────────────────┐. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . │ これは何か、 │. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . │ 悪いことの前触れに違いないから… │. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . └─────────────────┘. . . . . . . . . . . . . . . . .
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太陽の神殿 -ASTEKA II- 機種:PC88,PC98,X1,FM7,MSX2,FC,Win,SS 作曲者:阿部隆人 作曲者(FC):宮本昌知、山藤武志 開発元:日本ファルコム、コンパイル(FC) 発売元:日本ファルコム、トンキンハウス(FC) 発売年:1986,1988(FC),1998(Win,SS) 概要 ジャンルはアドベンチャーだが、ファミコン版はRPGになっており、オリジナルの楽曲もいくつか追加されている。 サターン版及びWindows版では大幅にアレンジされているが、双方曲・グラフィック・操作性は異なったアレンジが施されている。 またWindows版にはオリジナル音源とグラフィックを忠実に再現したオリジナル版も収録されている。 収録曲 曲名 曲名2 補足 順位 Templo del Sol 太陽の神殿 タイトル 癒し98位 Cerote 聖なる泉 メインBGM Mundo Perdido 失われた世界 香炉 La norche triste 悲しみの夜 エンディング El Castillo エルカスティジョ スタッフロール Una Muchacha de la Aldea 村娘 隠し画面 ファミコン版収録曲(仮曲名) 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニング パスワード 研究室 尼僧院 高僧の墓 戦闘 戦闘勝利 カラコル Eカスティーリョ 戦士の神殿 球戯場 大魔王エーマ ゲームオーバー サウンドトラック ファルコム・ゲーム・ミュージック FalcomClassicsII MusicCollection Y sII / Taiyou-no-shinden セガサターン限定版に付属 PV(PC88)
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プロフィール 選手名 - 藤田 太陽(ふじた たいよう) 背番号 - 阪神時代 15(01年~09年途中) → 西武時代 45(09年途中~12年) → ヤクルト時代 51(13年) 出身地 - 秋田県秋田市 身長/体重 - 187cm/90kg 投打 - 右投右打 球歴 - 新屋高-川崎製鉄千葉-阪神(00年ドラフト1位)-埼玉西武-東京ヤクルト 顔文字 - 未定 実況板でのあだ名 - 関連用語 - 入団前 同じ秋田県出身の石川とは小学校時代からの知り合いであったという。 2000年ドラフトで阪神を逆指名し、ドラフト1位入団。なお、同年のヤクルトのドラフト1位は平本であった。 阪神時代は期待されながらもケガに苦しみ、最多登板は02年の12試合であった。 09年途中に水田とのトレードで埼玉西武に移籍。 埼玉西武では中継ぎとして活躍し、10年には48試合に登板して6勝(3敗)を挙げた。しかし11年以降は成績が落ち、12年オフに戦力外通告を受け退団。 ヤクルト時代 13年、ヤクルトに入団。中継ぎとして20試合に登板したが、オフに戦力外通告を受けた。 ちなみに09年のトレード相手の水田も、中日を経て12年にヤクルトに入団している。水田も13年オフに戦力外通告を受けた。 年度別成績 http //bis.npb.or.jp/players/01205113.html これまでのアクセス数 - 本日のアクセス数 - 昨日のアクセス数 -
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【デッキ名】雲の上の太陽 【使用者】キング 【メインギミック】「ラーの翼神竜」などの太陽を象徴するモンスターを主力とし、その生け贄要員を「雲魔物」で確保して闘うデッキ(決闘之里!bot様より引用) 【このデッキを使った回の動画】 リーベルト『信濃百鬼夜行』vs キング『雲の上の太陽』 名前 コメント
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「オーマーン、ルキスラはどんなところなんだ!?」 狭い馬車の中、早くもオーマーン卿は今回の思い付きが、果たして間違いではなかったのかと自問していた。 「栄えた国だよ、みな安全に暮らしている」 「そうか!それは素敵だな!太陽(ぼく)のおかげに違いない!」 「ああ、きっとそうだろう」 オーマーン卿は、隣から覗き込む幸せそうな笑顔に向かって応えた。 何も狭い馬車の中で、わざわざより窮屈に隣に座るようなことはしていない。 アンヘリエル・テスケリエル・トリポケイラ。 この身も心も明るい巨大な男は、馬車の中で背を伸ばして座っていることができず、上半身を対面の座席にまでぎゅうぎゅうに詰めないと収まらないのだ。 本来この馬車はさして狭いわけでもない。なんなら4人乗りこんでもゆったり過ごせる、ただ人が移動するために使うにはちょっと贅沢なくらいの馬車を手配したはずだった。 そして朗らかに大声で、恐ろしく近い距離から話しかけてくるのだ。ここまで顔を近づけてくるのは、犬か牙をもって襲い掛かる魔物くらいのものだろう。 窓を全開に風を入れ、あの冒険者たちはいったいどうやってこの男と馬車を共にしているのだろうかと、思案ついでに目を閉じて、ルキスラまでの道中をやり過ごそうとした。 「いい人達が不安にならないよう、ルキスラでも太陽(ぼく)が不滅だってことを教えて回るぞ!安心してくれ!」 「大丈夫、大丈夫、誰も太陽が滅びるなんて思っていないさ。それに、銀鱗隊(われわれ)や蒼鷹騎士団もいるんだ、ルキスラの人々は概ね安心して暮らしているよ、ありがとう」 「そうか!それは素敵だな!回り回って太陽(ぼく)のおかげだ!どういたしまして!」 ルキスラまではあと半日ほどある。 夜の間にアンヘリエルを馬車に積み込んで行くのがいいという彼らの助言に「まさか、君たちの仲間を預かるんだ。丁重に客人として迎えるつもりだよ」などと紳士ぶりを発揮した自分が恨めしい。 迫りくる体温に耐えつつ、それでも涼しげな物腰を崩さない、ルキスラ銀鱗隊慧尾(すいび)隊が長、オーマーン・シーマル卿の忍耐力は並の冒険者を遥かに凌駕しているようだった。 ルキスラ銀鱗隊は、国政を司る要人の警護のために擁立された少数精鋭の騎士部隊である。 指揮系統の長は皇帝であり、実態として銀鱗隊は彼の私兵隊という側面も持っているが、皇帝の手腕によって政敵に疎まれることもなく、必要な時、必要な場所で、必要な人物を警護する働きを十全に発揮していた。 銀鱗隊の部隊は大小あれどその性質によって4つに区分されている。 皇帝に侍り、片時も警護の隙を作らない「瞳」の部隊。政府要人の警護をする「翼」の部隊。要人が集会する際の施設警護を担う「爪」の部隊。この3つはある意味ルキスラ帝国「そのもの」を守るための部隊であり、とりわけ「瞳」の部隊は銀鱗隊の中でも傑出した実力者が揃った花形だ。 そして4つ目「尾」の部隊。 彼らはルキスラ帝国民「ではない」国賓の警護を担っており、唯一国外へも赴く点において、やや特殊な性質を持っていた。護りの磐石な帝国内から外に出れば蛮族領と隣り合うこの地域において、外に出るというのは、それだけで危険を伴っている。 尾は切れればまた生えるもの。 ルキスラ銀鱗隊「尾」の部隊は、唯一人員の入れ替わりが激しい、荒事専門の遊撃部隊であった。 日が傾き、ルキスラの城下町が斜陽に照らされる頃にオーマーン卿とアンヘリエルは彗尾隊隊舎に到着していた。 隊舎は丁度蹄鉄のような形をしており、玄関正面に作戦室兼武器保管室、奥に進むと左右分かれ、それぞれ食堂と宿舎に繋がっており、中庭の訓練場をぐるっと囲んでいる。 隊舎は西日を受け入れるように建てられており、訓練場では数人の隊員が練武に勤しんでいた。 皆銀鱗の盾を構えており、盾に反射する日の光が規則正しく蹄鉄の内側を照らしてゆく様は、アンヘリエルの目にも眩しく映ったことだろう。 「諸君、ルキスラの客人を連れ帰ったぞ」 オーマーン卿が声をかけると、隊員達は構えを解いて二人を迎えた。 逆光に照らされたアンヘリエルはダークトロールと見紛うような風貌だったが、オーマーン卿の信頼が成せる術か、隊員たちはアンヘリエルの大きさに驚きつつも臆せず暖かく歓迎した。 気を良くしたアンヘリエルがいつものアレをすると、流石に皆怪訝な顔をしたが、慣れた様子のオーマーン卿が手を叩き騒めきを収めた。 「明日からの訓練計画を伝える。もちろん彼を交えた特殊訓練だ、皆作戦室に集まれ」 銀鱗隊の面々は手際よく装備を片付けると、作戦室へと駆けていった。 統率の取れた隊員たちを見ると、ここまでの道中の苦境が癒やされていくようだった。 「彼、本当に腕は立つんですか?」 臆面なくするりとオーマン卿の横に立ったのは、慧尾隊副隊長のマーティン・コーダスだ。 オーマーン卿よりやや小柄で若年、しかし隙のない熟練の武人のような佇まい。目付きは鋭いが、訝しんでいるというよりは、卿の連れてきた未知数の大男の実力を油断なく見定めようとしていた。 「さて、どうかな。見どころはあると思うんだが、、、マーティン、お前はどう見る?」 オーマン卿はにやりとマーティンに問いかけた。 「何よりも無駄な動きが多すぎます。とても腕の立つ冒険者とは思えない、、、、、、ですが、そのせいか本当の実力も測りかねる、、、といったところでしょうかね。」 観察すれば観察するほどマーティンの眉間にシワが寄っていく。 アンヘリエルが踊りながら作戦室の中に入っていくのを見届けると、マーティンは完全に首を傾げてしまった。 「はっはっは、私にも読みきれないのさ。ただ、あいつの人を守ろうとする気概には見るものがある、それだけが確かだ」 そう聞くとマーティンは肩をすくめて、他の隊員たちに続いて作戦室へと向かった。 「ま、隊長が得体のしれない奴を連れてくるのは初めてじゃないですしね」 作戦室の壁には銀鱗の盾が整然と飾られており、それらは一つの巨大な盾を見上げるように表を向けて、窓から差し込む夕日をその盾に集めていた。 Shining Silver Scale Shield 通称4Sと呼ばれるそれは、銀鱗の煌盾。 見た目や形は銀鱗の盾と大きく変わらないが、白銀に輝き精緻に並んだ鱗の文様は、銀鱗の盾とは一線を画した武具であることを物語っている。銀鱗隊の中でも特に実力を評価され、銀鱗隊の責務を全うし隊員たちの規範たりうると認められた者しか扱うことのできない一品だ。 壁に飾られているものは飾り盾で、通常使用は念頭に置かれていない巨大なエンブレムのようなものだが、この印のもとに集い、ルキスラ帝国の防衛の要となることの名誉と矜持を、いつでも隊員たちに思い出させるに十分な威厳を持っていた。 それは銀鱗の盾たちが集めた夕日を反射し、作戦卓を昼間のように照らしていた。 そんな銀鱗隊の誇りを背に、オーマーン卿は改めて隊員たちに改めてアンヘリエルを紹介した。 「彼はアンヘリエル、ダーレスブルグの冒険者ギルド「そびえたつ若木」亭の冒険者だ。彼のパーティでは、まぁ見ての通りだが盾役を担っている。 先日彼らに依頼して共闘したとき、彼が実に興味深い戦い方をしていてな、お互い学べることが多いのではと招かせてもらった。」 さ、アンヘリエル。と促されると、アンヘリエルもまた改めて今回の経緯を語った。 「みんな僕のことはよく知っているよね。そう、太陽だよ。僕は昔、僕がいつの日か滅びるって予言を見つけてしまってね、こんな嘘を信じてしまって不安になる人がいたら悲しいなと思って旅を始めたんだ。みんなを安心させたくてね」 銀鱗隊の面々は、アンヘリエルではなくオーマン卿を怪訝な表情で伺っていた。オーマーン卿は穏やかな笑みのまま動じないフリをしていたが、今日ほどこの作戦室の居心地が悪いことはなかっただろう。 当然アンヘリエルが室内の不穏なざわつきに気づくことはなかったが、しかしアンヘリエルの表情は神妙なものになり言葉を続けた。 「ただ、この旅は、、、僕が思っていたより、ずっと過酷だったんだ。そして、今のままの僕では、みんなを十分に安心させることは出来ないとわかった。僕は太陽だ、陽の光はこのラクシアに生きるすべてのものに等しく降り注がなくちゃいけない、、、でもそうしたくても、僕の力が足りなかった。悔しいけれど、太陽失格だ」 何人かの隊員は察するものがあったのかもしれない。アンヘリエルの言葉を受け止め、しかし太陽太陽とおかしなことを繰り返されるせいで咀嚼しきれずに押し黙っていた。「僕は、僕の光が届くところで人に傷ついてほしくない。人だけじゃない、動物も、草木も、、、、悪さをしないなら蛮族にだって安心してほしいんだ。全ての命は大きな巡りの中で繋がっている。無闇に断ち切れば、その巡りは淀んで、よくないことが起きるんだ。僕は太陽だから不滅だけれど、僕の友達はそうじゃない。その淀みが巡り巡って、その人達を傷つけるかもしれない。旅の中で、そうやって苦しんでいる人たちを知ってしまったんだ。だから僕は──」 そびえ立つ若木亭の皆のおかげで最近は随分喋れるようになっていたアンヘリエルだが、元来3行以上の言葉をまともに理解出来ない程度の知力の持ち主だ。 いよいよ脳の限界を超えそうになり、目が回り始めていたところに助け舟が出た。 「強くなりたいってことだな、誰をも、誰からでも守れるように。あまりに傲慢だがシンプルだ、嫌いじゃない」 アンヘリエルのことを情熱的に妄言を吐く巨人と認識し始めていた他の銀鱗隊員と違い、マーティンはアンヘリエルの真意をざっくばらんに解釈してくれたようだった。 「そう、そういうことだ!君は敏いな!ギレルモみたいだ!」 「その人のことは知らないが、一応ありがとう」 他の隊員たちも戸惑いから回復し、どうにか合点がいったことにしてアンヘリエルの言葉を飲み込んだようだった。 かなり怪しいが、自己紹介も完了したということで、オーマーン卿が手を叩いた。 「と、いうわけだ。明日からの訓練に数日アンヘリエルに参加してもらうことにした。この体を見ればわかると思うが、かなり力が強いぞ。戦い方も奇抜だ。我々彗尾隊は不測の事態に対処する能力を常に磨いておかねばならん。そこで彼が訓練に参加すれば、、、不測の事態はきっと起きてくれるだろうということだ。お前達には日々の訓練では得られない実践に近い経験を、そしてアンヘリエル、君は我々が日々磨き上げてきたルキスラ銀鱗隊警護術の技を学ぶといい」 アンヘリエルはぱぁ!と明るい表情にもどった。褒められたと思ったのだろう。 「ああ、楽しみだ!」 今日はこのくらいでお開きにしよう、とにかく風呂に入りたい、かなり堪える一日だったんだとオーマーン卿は宿舎へと向かっていき、隊員たちもそれに続いて解散した。 「俺はマーティン・コーダス、彗尾隊副隊長だ。よろしくなアンヘリエル」 「よろしく、マーティン!僕はアンヘリエル・テスケリエル・トリポケイラだ!」 マーティンが手を差し出し、アンヘリエルが両手で握手をした。 「俺も明日が楽しみだよ。もう日が落ちるな、隊舎を軽く案内しよう」 マーティンがそう言うと丁度夕日が差し込まなくなり、銀鱗の煌盾に照らされていた作戦室がすっと暗くなった。 「、、、、、アンヘリエル?」 アンヘリエルを宿舎に運ぶために、隊員たちはもう一汗かく羽目になった。 次の日、皆隊舎で食事をしたら早速訓練を開始することになった。 いつもなら皆さっさと食事を済ませてしまうところだが、本当は昨晩のうちに冒険者の暮らしのことを色々聞いてみたかったのだろう、若い隊員たちはアンヘリエルの周りに集まり、談笑を交えながらの平和な朝食を過ごした。 アンヘリエルが仲間やこれまでの旅のことを話す隙間に、やたら食事を褒めるので、普段の慣れた朝食もより楽しめたのだろう。 訓練を開始する頃には、昨日の警戒も随分解けたようだった。 一同を練兵場に集め、オーマーン卿は訓練計画を伝えた。 まずは、主に若い隊員の訓練。 アンヘリエルを襲撃者と見立て、突破力のある蛮族に対応する方法を模索する。 国内での警備では、要人を襲う者が現れたとしても、その規模や手口はある程度限られる。 しかし「尾」の部隊である彗尾隊の任務では、いくら想定していても対応しきれない状況に陥りうるのだ。 帝国の外に出れば、大破局の傷跡はまだ残っており、やむを得ず危険な山道や渓谷を通らなければならない場合がある。 通常襲撃を受ければ真っ先に逃走を図るところだが、そのような場所では挟撃を狙われやすく、逃走は非常に困難になる。 このような状況こそ訓練しておきたいところだが、トロールを練兵場に連れてくることなどできるわけもなく、かと言っていきなり任務について実践では不安も残る。 オーマーン卿は、一人の力では絶対に止められない蛮族に対し、限られた人数でチームアップし対抗するための技術と心構えを学ばせたいと考えていた。 そこでアンヘリエルが適役というわけだ。 ダークトロールにも見劣りしない巨躯に膂力、ただ突っ込んでくるだけで脅威になる存在が味方についてくれたのは願ってもない機会だった。 まずは単純に巨大な敵というのがどれだけの驚異か身を持って体験するために、一人ずつアンヘリエルのタックルを受け止めてみることとなった。 アンヘリエルは気乗りしないようだったが、仲良くなったばかりの隊員たちに頼まれると断りきれず、見事に全員を吹き飛ばしていった。 マーティンが「ダークトロールならお前達が倒れたところに斧を振ってくるだろう、気を失っても逃げ回れよ」などと発破をかけ、隊員たちは擦り傷だらけになりながら奮闘した。 しかし当然気合でどうにかなるものではなく、みなぜいぜいと息を切らしへたり込んでいた。 これはオーマーン卿としては非常に満足いく結果だったようだ。 「逃げ場のない場所で、こんな敵に襲われることもある。敵が賢しければ、寧ろそんな場所でこそこういった戦術を取ってくるだろう。要人に随伴できる人数は最大でも5、6人。そんな環境で挟撃を受ければ、突進してくるトロールを止めるのに割ける人員は多くても2人だ。馬車を捨ててでも逃げなければならない場合、その場で一番実力のあるものが随伴することになるからな。どうだ、絶望的だろう」 実に愉快そうな声色でオーマーン卿は語ったが、その瞳は暗渠の如く深い闇を湛えているようだった。 「すまないな、ただ怯えさせたいわけじゃない。訓練と経験を積めば、一人でどんな蛮族も押し止めることはできる。アンヘリエルが協力してくれるのはまたとない機会だ、存分に学ばせてもらおう」 オーマーン卿の様子を見て、アンヘリエルにも気持ちが入り直したようだった。 強くならなければ、犠牲を出さずに守り切るという選択肢を選ぶことはできないのだ。 休憩を挟んだあとは、5人がかり、4人がかり、3人がかりとチームの人数を減らしながら同じ訓練に励んだ。 どのようにすれば勢いよく襲ってくる巨体が止まるのか、傷をいくつも作りながらも徐々に技が磨かれてゆき、ついには二人がかりでアンヘリエルの足をとり、バランスを崩させその場に転ばせ止めることに成功した。 周りから歓声が上がる中、誰よりも喜んだのはアンヘリエルだった。 地べたに転がされたまま「すごいぞ君たち!僕は安心だ!」と叫んだ。 人が成長する場に立ち会うのは、自分自身と仲間たちがより強くなることができるという証左を得たようで、心がいっぱいの「大丈夫だ!」に満たされたのだ。 昼食をはさみ、午後はアンヘリエルの訓練をすることになった。 アンヘリエルに課せられた訓練は、シンプルな模擬護衛戦だ。 オーマーン卿が護衛対象、それをマーティンが狙う形だ 「安心しろ、オーマーン!僕が守ってやるからな!」 意気揚々とタワーシールドを構え、アンヘリエルはマーティンに対峙した。 「アンヘリエルにも分かりやすいよう、最もシンプルなルールでの訓練だ。アンヘリエルは私の護衛、マーティンが襲撃者だ。私はここから動かない。5分の間、私への攻撃を全て防げばアンヘリエルの勝ち、一撃でも通せばマーティンの勝ちだ」 マーティンは自信満々のアンヘリエルを前に、これから自分がしようとしていることを思い少し憂鬱だった。 「いいか、アンヘリエル。これから俺は、お前の弱点をしつこく攻めるからな、どんな結果になっても拗ねるなよ?」 「ふふふ、ここは絶対通さないぞ!」 アンヘリエルの呑気さには毒気を抜かれてしまいそうだったが、顔を下げて深くため息をついた。 アンヘリエルはトリッキーな行動はしても性格が愚直すぎるのだ。遠からぬうちに痛い目を見るのは明白だった。 「さぁ、開始だ!」 オーマーン卿が合図をすると、マーティンは顔を上げた。 「最初から押し通るつもりはない」 マーティンの肌は青白く変化し、額から2本の角が伸びていた。 「エネルギー・ボルト」 マーティンのかざした手からまっすぐオーマーン卿を目掛けて魔力の矢が放たれた。 愚かにも飛び道具を想定していなかったアンヘリエルは面食らったが、ギリギリのところでオーマーン卿の前に盾を構え一発目を防いだ。 マーティンは間髪入れずに、2本目、3本目のエネルギー・ボルトを放つ。 「ほら、そんな構え方で守り続けられると思うのか?」 盾をオーマーン卿の前に釘付けにされ、アンヘリエルはそこから動けなくなった。 「それで自分のことはどう守るつもりなんだ?リープ・スラッシュ」 4発目の魔力は形を変え、アンヘリエルを刃のように切り付けた。 アンヘリエルは持ち前のタフさで倒れこそしなかったが、この戦況がこのまま続けば遠からず受けきれなくなることは自明だった。 一向に近づいてこない相手に対し打開策はなく、アンヘリエルの表情に陰りが差した。 「それに、こんな攻撃にどう対処するんだ?」 マーティンは手のひらの上に火球を創り出し、高く放り投げた。 火球は空気を喰いながら進み、放物線が下降し始めるころには二人を飲み込めそうな大きさにまで成長していた。 「ファイアボール」 このままではオーマーン卿に被害が及ぶと気づいた瞬間から、アンヘリエルの判断は早かった。 タワーシールドを火球に向けて放り投げ、オーマーン卿に覆い被さった。 アンヘリエルの狙い通り、火球は確かに空中で弾けて散ったが、タワーシールドも燃え尽きてしまった。 「大丈夫かオーマーン!?」 アンヘリエルは慌ててオーマーンを抱き起こしたが、当のオーマーン卿はのんびりと煙の向こうのマーティンを指差した。 煙が晴れると、マーティンの手のひらには再び火球が作り出されていた。 「ファイアボール」 咄嗟の判断だったとはいえ、アンヘリエルも自分が最悪の一手を選んでしまったことに気づいたようだ。 マーティンは火球を高く掲げどんどん成長させていたが、そのまま霧散させるように魔法を終わらせた。 「ここまでだ、アンヘリエル」 再びオーマーン卿に覆い被さろうとしていたアンヘリエルを制し、マーティンは異貌化を解き訓練を中止した。 「2分だ、たった2分しか経っていないぞアンヘリエル」 訓練前の自信満々な表情は見る影もなく、完全に情けなく落ち込んでいた。 「マーティンすまない、がっかりさせたか?一瞬君のことをズルいと思ったが、僕のためだったんだろう。手も足も出せなかった」 マーティンは叱られた大型犬のような様子で項垂れるアンヘリエルの肩を叩いた。 「あまり落ち込むなとは言わない、お前は弱くないからな。咄嗟に盾を投げたのも別に悪い手段じゃなかった。本当に他に選べる手段がないのなら、決死の判断は必要だ。ただ、お前は素直すぎる。これまでは仲間が支えてくれてどうにかなっていたんだろうが、自分の弱点をもっと把握しておいたほうが良いだろう。お前と過ごした時間は短いが、それでも何をすれば追い込めるかわかり易すぎだ。敵意を持ってお前やお前の仲間を狙ってくる者ならもっと早く気づくだろうし、手加減もしてはくれない」 肩を落とすアンヘリエルに、マーティンは厳しく続けた。 「そして一つ、絶対に変えなきゃいけないことがある。戦いの中で、お前はお前自身も守らなくちゃいけないんだ。こればかりは今まで運が良かったとしか思えない、お前が倒れればお前の守ろうとしている人も傷つくことになるんだぞ。自己流で戦うことを否定はしないが、盾の扱いには技術が必要だ。安心しろ、これからしっかり教えてやる」 「ありがとう、マーティン。僕はもっと学ばなくてはいけないな」 マーティンはもう一度肩を叩き、アンヘリエルに顔を上げさせた。 「さて、訓練を続けたいがお前の盾は俺が焼いてしまったからな、、、隊長、あなたの事だからきっと最初から銀鱗の盾を渡すつもりだったんでしょう?」 そう声をかけられたオーマーン卿は、やれやれと肩をすくめた。 「ああ、その通りだ。全く、訓練が全部終わってから彗尾隊に勧誘がてらプレゼントしようと思っていたんだがな、どうせなら訓練中に慣れてもらうとしよう」 オーマーン卿は見学していた隊員を呼び、アンヘリエルに合う銀鱗の盾を持ってくるよう指示をした。 「というわけだ、これから君に新しい盾を贈る。ここでしっかり扱いを学べば君の心強い味方になるだろう。それにしても、随分乱暴にやったもんだな、最初から異貌化までするとは思っていなかったよ」 「俺もあなたと同じでしたからね。アンヘリエルには、何故か期待したくなる」 マーティンもオーマーン卿のように肩をすくめてみせた。 確かな実力があるのに不器用で、不器用なのに唯一つの目的のためならどんな手段でも取ろうとする。アンヘリエルのアンバランスな魅力に、二人とも絆されてしまったようだ。 しばらくすると、銀鱗の盾を探しに行っていた隊員が手ぶらで戻ってきた。 「隊長、かなり探したんですが、どの盾もアンヘリエルには小さすぎるんです。持ち手に腕が通らないので扱えないかと、、、いかがしましょう?ひとまず間に合わせの盾を用意するにしても、彼に合う大きさの盾が市内の武具店で見つかるかどうか」 それを聞くとオーマーン卿もバツが悪そうに頭をかいた。アンヘリエルの大きさはもちろん分かっていたが、もともと大ぶりな作りの銀鱗の盾すら合わないというのは想定外だった。折角贈ると決めていたのに、これから特注で作らせるとなるとアンヘリエルの帰国に間に合いそうもない。 皆が困惑した表情で、微妙な空気が流れるなか、アンヘリエルはハッと思いついたように作戦室へと駆けて行った。 「オーマーン、安心しろ!君の心遣いを無駄にはしないぞ!」 アンヘリエルが作戦室に飛び込むと、にわかに不穏な音が聞こえてきた。 ガコッと大きな家具を動かすような音だ。その後に続けて「よし、僕にぴったりだ!」というアンヘリエルの歓声。 オーマーン卿はもう笑うしかなく、項垂れながらマーティンを見た。 マーティンは知りませんよ、こっちを見ないでくださいと、にべもない態度だ。 そしてアンヘリエルが作戦室を飛び出してきた。 飾り盾として掲げられていた「銀鱗の煌盾」を持って。 満面の笑みで。 盾を探してくれていた隊員に対して「安心しろ!丁度いいぞ!」などと声をかけて、すっかりご機嫌だ 陽の光をまばゆく反射させる煌盾は、まさしく自分にピッタリな盾だとでも言いたげな様子だった。 声をかけられた隊員は「ア、アンヘリエルさん、流石にその盾は、、、いえ、私が口を挟むことではないんですが、、、、、隊長!?良いんですか?」と狼狽えている。 尊敬と憧れを込めて4Sと呼ばれるその盾が持ち出されている事自体に、他の隊員たちの間にもざわめきがひろがっていった。 引くに引けないオーマーン卿は、腹をくくり隊員たちにも聞こえるよう語った。 「良かろう。もちろん私はこの盾の価値を、ここの誰よりも理解しているつもりだ。ただ銀鱗隊の矜持が籠っているだけじゃあ無い、ルキスラ帝国の安寧と繁栄を支えてきた歴史と誇りの象徴だとすら思っている。だが同時に、それは盾だ。それは飾られる為に作られたものだが、これからも部屋を照らすだけなら断然、誰かを守る為に使われるべきだろう。扱える者が現れるとは思っても見なかったが、きっと今がその時なんだ。アンヘリエル、そいつの本懐を果たさせてやってくれ」 マーティンが助け舟を出すように手を叩くと、隊員たちも納得したように拍手を伝播させていった。 極めて異例だが、一介の冒険者アンヘリエルが4Sの使い手として受け入れられたのだ。 拍手の中、オーマーン卿は一つ付け加えた。 「とは言え、ただ君に渡してしまってよい物というわけでも無いんだ。アンヘリエル、その銀鱗の煌盾は君に「貸し」ておく。我々彗尾隊はいつでも優秀な人材を募ってるからな。4Sを扱える新人なんてこれまで一人もいなかった。君が旅の目的を遂げた後でいい、その盾を持ってここへ戻ってこい。その時は客人としてではなく、ルキスラ銀鱗隊の仲間として歓迎しよう」 オーマーン卿の言葉を受けて、拍手はより大きく、暖かなものになる。 拍手に気づいたアンヘリエルは盾を掲げ、皆にその雄姿を見せた。その場にいた誰にとっても誇らしい姿だった。 そしてその後数日に渡り、アンヘリエルは隊員たちと共にマーティンとオーマーン卿に訓練をつけてもらい、驚くべきスピードでルキスラ銀鱗隊警護術の技を習得したのであった。 帰国の見送りは静かに、マーティンだけが現れた。 アンヘリエルはそれがとても嬉しかった。 アンヘリエルに触発されてか、若い隊員たちも4Sを目指しより一層訓練に励むようになっていた。 隊舎を去る際、若い隊員たちに、見送りには行きたいけれど負けてられませんからねと送り出されたのだ。 オーマーン卿もいつにも増して熱心に訓練の指揮を取っていた。 「それじゃあ、お前の旅の無事を祈っている。きっとまた会おう」 マーティンとアンヘリエルは固く握手をし、馬車は進みだした。 「ありがとうマーティン、きっとまた!」 朝日に照らされながら去っていく馬車を一瞥すると、マーティンは隊舎へと戻っていった。 アンヘリエルが戻った時、誰も欠けずに迎えてやるつもりだ。 こうしてアンヘリエルのルキスラでの旅は終わった。 アンヘリエルが銀鱗の煌盾を託された時、彼の頭の中がこのキラキラの盾を使ってどうやって光ろうかという考えで一杯で、まるで話を聞いていなかったことに誰も気づかなかった点を除いて、この数日間の交流は皆にとって実りあるものだった。 おわり。
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太陽のサイン 太陽のサイン アーティスト azusa 発売日 2012年10月17日 レーベル ポニーキャニオン デイリー最高順位 5位(2012年10月17日) 週間最高順位 5位(2012年10月23日) 月間最高順位 25位(2012年10月) 年間最高順位 258位(2012年) 初動売上 2935 累計売上 4644 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 太陽のサイン 武装神姫 ED 2 月のうさぎ ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 10/23 5 新 2935 2935 2 10/30 ↓ 987 3922 3 11/6 430 4352 2012年10月 25 新 4352 4352 4 11/13 292 4644 関連CD Install×Dream 告白