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501 名前:夢オチだよ未来の僕1/2 :2009/02/11(水) 09 32 35 ID ??? アムロ「(…き…)ん~(…きろ)んっ、なんだ(起きろ)」 ハマーン「起きろと言っているのだアムロ・レイ」 アムロ「はっ………どうして皆がここにいる?」 そこには先日弟達と結婚した義理の妹達がいた シーマ「なに簡単な事さ、あんたに一人に決めてもらうためさ」 アムロ「………勘違いしてる様だが、いくら俺でも義妹と関係をもつ(ベキッ)ぐはっ」 ハマーン「勘違いしているのは貴様だ俗物」 アムロ「くっ、じゃあなんで皆が俺の部屋にいる…んっアイナ」 アイナ「私はシローを信じています、ですがシローがこの先アムロさんの様にならないか不安で」 レイン「私もドモンを信じています、ですがドモンがこの先アムロさんの様にならないか不安で」 アムロ「………悪いが意味が分からない、何を言っているんだ」 シーマ「将来あたし達の旦那が、あんたみたいに浮気しないか不安だと言ってるんだ」 アムロはアイナ、レイン、シーマ、セシリー、ソシエ、ラクス、ステラ、ネーナ、 リリーナ、ティファ、ハマーン、11人から不安が宿る瞳に見据えられていた アムロ「うっ………俺にどうしろと言うんだ」 ソシエ「お義兄さんがお付き合いする人を一人だけにすればいいのよ」 ネーナ「せっちゃんはまだマリナの心配してんのよ、あたしと結婚したってのに」 ハマーン「あきらめろアムロ・レイ、貴様が結婚すればすべてうまくいく」 アムロ「………いきなり結婚しろと言われても、こちらにも事情がある」 リリーナ「お義兄さん、お願いします私達は不安で押し潰されそうなのです」 アムロ「うっ、しかし………」 シャクティ「待って下さい皆さん、お義兄さんを結婚させても問題解決にはなりません」 ラクス「でも、それ以外に方法が思い付きませんし」 シャクティ「第一お義兄さんが結婚した所で女癖の悪さが収まるはずもないでしょう」 ハマーン「………それは確かに言えるな…だが、それなら我々はどうすればいい」 シャクティ「安心して下さい私に妙案があります」 503 名前:夢オチだよ未来の僕2/2 :2009/02/11(水) 09 34 08 ID ??? シャクティ「簡単な話です、もぎれば良いんですよ」 アムロ「もぎれば良いって、なにを、もぐつもりだ(バッ)」 ステラ「もぐってなに?」 シャクティ「もぐ、ねじり取る事です、 なにをもぐか、お義兄さんが大事そうに隠している物です」 シーマ「いくらなんで、それはいき過ぎな気がするねぇ」 シャクティ「お義兄さんの女性問題も解決でき、私達の夫の浮気防止にも効果絶大ですよ」 ハマーン「フッ確かに妙案だな(ガシッ)おとなしくしろアムロ・レイ」 アムロ「なっなにをするハマーン…って皆も落ち着け(ガシッ)やっやめろ~」 男と女、力に差はあっても所詮は多勢に無勢あっさり押さえつけられてしまった シャクティ「お義兄さん、この子は戦い過ぎて疲れています、もう休ませてあげましょうよ」 アムロ「なっコイツはまだ現役なんだコイツを一番上手く使えるのは僕なんだ~」 ~~~ アムロ「はっ…夢か、ハァハァまったくとんでもない夢だった」 リボンズ「そう夢オチだよ未来の僕………………今はね」 アムロ「リボンズ、お前の仕業かこの悪夢は………んっ今は?何のことだ」 リボンズ「なに彼女達が抱えている不安は本当の事なんだよ」 アムロ「その不安は、お前の勝手な想像だろうが」 リボンズ「事前に調査した結果だよ未来の僕 彼女達は最愛の人が君の様にならないか不安なのさ フッ面白いね未来の僕 この先、君の義妹になった彼女達が悪夢を正夢にするかもしれないなんて」 アムロ「………………………………」 リボンズ「返事がないただの屍のようだね未来の僕」 504 名前:ディアナの悪戯アムロ編 :2009/02/11(水) 09 59 11 ID ??? ディアナ「ディアナの悪戯アムロ編~夢オチだよ未来の僕~ どうだったでしょうか、楽しんでもらえたらよいのですが」 リボンズ「月の女王に頼まれて悪夢をみせた僕としては面白かったよ」 ディアナ「アンケートが役に立ちましたね、これでアムロさんが自重してくれれば良いのですが」 リボンズ「それは無理だろうね月の女王」 ディアナ「所でモニクさんが出演してないようですが、なにか理由あるのでしょうか」 リボンズ「空中分解、お約束、フラグクッラシャー好きなのを選ぶといいよ月の女王」 ディアナ「………リボンズさん、また協力をお願いしますね」 リボンズ「未来の僕絡みなら協力は惜しまないよ月の女王」 ディアナ「よしなに」 505 名前:ディアナの悪戯アムロ編 :2009/02/11(水) 10 05 23 ID ??? アルとシュウトは相手が分からないので省きました カミーユはアムロと同類なので省きました 以上でアムロ編終わり 507 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/02/11(水) 11 25 21 ID ??? うーん、もぎもぎなBADENDはなぁ 逆に、アムロ嫁に問い詰められて(他はちゃんと一人に決めたぞゴルァ)アッー!!とかも良かったかもしれませんよベタですが さてと、次回もまた楽しみにしてまする 508 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/02/11(水) 11 39 32 ID ??? ティファ「大丈夫。ガロードと一緒ならきっと未来は変えられます」 シン「相変わらずの相思相愛っぷりのようで」 ガロード「へへへやめろよ照れるじゃん」 ウッソ「ところで兄さんは、しいて上げるならティファさんの身体のどの部分が好きですか」 ガロード「は?そんなの全部に決まってるだろ!」 ウッソ「いやでもつい目が行くところとかありませんか?」 ジュドー「ウッソはやっぱりおっぱいか?」 ウッソ「相手がお姉さんだったらね」 キャプテン「ティファがガロードに背を向けているとき、ガロードの視線がティファのうなじにいく確率83.537%」 ガロード「キャ、キャプテン!?」 シン「うなじか」 ジュドー「マニアックだねえ」 ウッソ「いやでも分かりますよ兄さん」 ガロード「違う!そんな目で見てねえ!」 509 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/02/11(水) 11 47 38 ID ??? 508の続きっぽく。 アムロ「手を繋いだだけで真っ赤になる初心なのにな」 シロー「すぐ砂糖を撒き散らすしな」 カミーユ「おかげで周囲の人間は胸焼けだ」 シーブック「僕なんか十年の呪いがかかっているのにな」 キラ「そんなに仲良しなんだったらさっさとゴールインしちゃえばいいのに」 ガロード「やめてくれぇぇーっ!!」 511 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/02/11(水) 12 01 22 ID ??? アムロ「ところで、将来もがれるつもりなのか」 リボンズ「うっ」 DOME「まあ、最後の最後には僕みたいになるんだから気にしなくていいんだよ」 リボンズ「そ、それもちょっと」
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戻る 信代のキャラwww -- (名無しさん) 2011-10-27 23 47 34 エリザベスwwwなんだこいつwwwww -- (名無しさん) 2011-10-27 23 52 34 ムギ編いいな ロリにゃん可愛い -- (名無しさん) 2011-10-28 04 04 02 母むぎゅ幸せそうでいいね -- (名無しさん) 2011-10-28 09 02 19 姫ちゃん…可愛い…っ -- (名無しさん) 2011-10-28 20 57 44 こりゃ良いね。 -- (通りすがり) 2011-10-28 22 15 48 ひめこがえろい… -- (名無しさん) 2011-10-29 00 03 51 このSS、なんでその他にあるの? 内容からして百合やレズとかじゃないの? -- (名無しさん) 2011-10-29 00 10 48 色々間違っているのだが、そこが良い。まさにシュールレアリズム。 -- (名無しさん) 2011-10-29 05 12 37 ムギが可愛すぎるwww 後、地の文が上手いからサラっと読める。 これはGJだわ・・・ -- (名無しさん) 2011-10-29 11 41 04 ムギ編の夢は一つの平行世界として成立している感じだね。夢見てるときだけ行き来できる。 ギャグなのに、せつない。作者の力量を感じる。 -- (名無しさん) 2011-10-30 00 08 26 ムギ編良いなあ…… 切ない…… -- (名無しさん) 2011-10-30 03 40 36 ↓5 百合以外のジャンルが混じっているからです。 男体化とか -- (管理人) 2011-10-30 04 51 00 ムギ編だけ突出して良いね。 別視点で律編や澪編等が有るのかと思った。 他のはなぁ…なんか… -- (うむ) 2011-10-30 12 07 12 律いちごいいなぁ…。 英雄は旅立ち(ゲーセンへ)、成し遂げ(いちごor信代に勝利)、生還する(信代戦後)。 と、まさに英雄譚的王道ストーリー。 ……夢オチだけどな -- (名無しさん) 2011-11-08 10 32 28 シュールレアリスム。 -- (名無しさん) 2011-11-13 09 26 49 エリザベスwwww -- (名無しさん) 2011-11-23 15 33 07 個人的には唯姫が好き。 -- (名無し) 2012-02-19 16 32 02 ムギ編いいなぁ イケメン律や澪、唯、梓の3人の娘たちに囲まれるムギが 本当に幸せそうだ。 -- (名無しさん) 2012-06-09 21 49 41 ムギ編と律編素晴らしいです 律ファンにとてもいいです 律男体化は素晴らしいです -- (ドラマー) 2012-08-06 22 47 28 唯姫が突き抜けてた -- (名無しさん) 2013-03-14 21 55 09 ムギは母親役が本当に似合うな。 最後の唯姫もいい感じ。 -- (名無しさん) 2014-01-22 01 20 06 長いから敬遠してたが、それは食わず嫌いだったな。 平均して素晴らしい。 -- (名無しさん) 2016-05-22 21 41 09 律編、唯編がいい。 他もなかなか。 -- (名無しさん) 2016-11-03 21 24 55
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紬「梓ちゃん、梓ちゃん」 梓「なんですか?」 紬「梓ちゃんのことが好きです!」 梓「…知ってました」 紬「ねぇ、ねぇ、それで返事は?」 梓「もう、わかってますよね」 紬「それでも梓ちゃんの口から聞きたいの!」 梓「…そうですね」 紬「…うん」 梓「一度しか言わないのでよ〜く聞いてください」 紬「…うん」 梓「私はムギ先輩のこと−−−−−−−−−− △▽△ 紬「という夢を見たの〜」 梓「はぁ、そうですか」 紬「はい、緑茶をどうぞ」 梓「ありがとうございます」 紬「みかんもどうぞ」 梓「あ、はい。いただきます」 紬「うふふ…」 梓「あの、ムギ先輩?」 紬「うん?」 梓「このお茶とみかん、その夢の話とどう関係するんですか?」 紬「…?」 梓「関係なかったんですか…」 紬「…うん」 梓「…なんだか拍子抜けしちゃいました」 紬「ごめんなさい。けど夢は夢だから」 梓「そうですけど…」 紬「でもね、ちょっと考えちゃった。 どうしてあんな夢を見たんだろうって」 梓「夢を見た理由ですか?」 紬「ええ、夢にはその人の心理状態が反映されるって聞いたことあるから」 梓「夢診断というやつですね」 紬「うん、それそれ。 それでね、どうしてあんな夢を見たんだと思う?」 梓「えっと…それは遠回しに『好きだ』と言って欲しいってことですか?」 紬「ううん。それはないと思う」 梓「思う、ですか?」 紬「うん。無意識に思ってる可能性は否定できないから、思う」 梓「なるほど。ではムギ先輩自身はそう思ってないと思っているわけですね」 紬「ええ、私は言葉より行動のほうが大切だって思ってるから」 梓「それは…行動に示せってことですね」 紬「え…」 紬「…もう、梓ちゃんったら」 梓「ムギ先輩がいけないんです。あんな…」 紬「でも許してあげる」 梓「ありがとうございます」 紬「それにしても、結局あの夢はなんだったのかしら」 梓「確かに、なんだったんでしょう」 ▽△▽ 梓「という夢を見ました」 紬「複雑な夢ね」 梓「そうですね」 紬「途中ちょっと話が飛んでるみたいだけど」 梓「自主規制です」 紬「そっかぁ」 梓「そーです」 紬「それで…あ、はい、麦茶」 梓「あ、温かい麦茶」 紬「ええ、どうかしら」 梓「とっても薫りがいいです」 紬「ちょっと癖があるから、好き嫌いがわかれるんだけど…。 梓ちゃんは気に入ってくれたみたいでよかったわ」 梓「はい」 紬「それでね、結局何を作ろっか」 梓「そうですね…憂からクリスマスパーティーの料理を2品も任されたわけですが、何を作りましょうか」 紬「やけに説明口長ね」 梓「なんだかそうしないといけない気がしたので」 紬「変な梓ちゃん」 梓「はい。 なんだか夢でも見てる気がします」 紬「ねぇねぇ、梓ちゃん。今このときも夢だとしたら、どちらが見てる夢なのかしら」 梓「そうですね……不自然なくらいの説明口調しちゃいましたし…」 紬「もしかしたらりっちゃんの見てる夢かもしれないわ!」 梓「え、律先輩!?」 紬「ええ、もしそうだったら素敵だと思わない?」 梓「別に思わないです」 紬「それは残念…」 梓「本気で残念がらないでください!」 紬「話は変わるけど、梓ちゃん。私も夢を見たんだ」 梓「あ、ムギ先輩もですか」 紬「ええ、話してもいいかしら」 梓「聞かせてください」 △▽△ 紬「あずさちゃんがいない夢がだったの」 梓「私がいない夢...ですか?」 紬「ええ、その場所には私以外誰もいなくて、とても寒い場所で笑っていた」 梓「...」 紬「それが辛くて私は自分の名前を捨てようとしたんだけど、そのとき梓ちゃんがとめてくれたの」 梓「私がいないのに、私がとめたんですか?」 紬「ええ、不思議なんだけどね。 声がしたわけでも、直接会ったわけでもないのに、梓ちゃんが助けてくれたの。 なぜだかそうはっきりわかったの」 梓「そうですか」 紬「ええ、不思議な夢でしょう?」 梓「そうですね。でもよかったです」 紬「どうして?」 梓「ムギ先輩を止めたのが私で」 紬「//」 梓「でも、どうしても私が止めてあげられないその時は、他の誰かでもいいと思います」 紬「ううん、そんなことない」 紬「梓ちゃんがいないなら、私がいないのと同じだもの」 梓「それでも、いて欲しいとおもうんです」 紬「そっか」 ▽△▽ 梓「という夢を見たんです」 紬「はい、今日は紅茶」 梓「久しぶりですね」 紬「ええ、高校の頃を思い出すわ」 梓「そうですね。あの頃は−−」 紬「楽しかったわ~。 毎日のように部室に集まって、みんなでお喋りして。 もちろん今だって楽しいけど」 梓「あの頃は格別でした。 もちろんスミーレ達と過ごした日々も楽しかったですし、今だって楽しいですけど。 それでも...あの頃は特別だったと思います」 紬「ええ、ええ、そうよね。 明日のクリスマス会ではその話も沢山したいわ~。 あ、でも憂ちゃんや純ちゃんもいるんだから、私達が軽音部にいた頃の話ばっかりするのはよくないかしら」 梓「大丈夫です。 純は澪先輩の話を聞きたいと思ってますし、憂は唯先輩の話ならなんでも大歓迎ですから」 紬「ふふ、それだとりっちゃんがかわいそう」 梓「私達だってかわいそうです」 紬「そっか、そうだよね」 梓「はい」 紬「でも、それくらいの不幸は我慢しないと爆発しちゃうかも」 梓「爆発…ですか?」 紬「ええ、りあ獣は爆発しろって言われちゃうのよ」 梓「リア充…ムギ先輩がネットスラングを使うなんて珍しいです」 紬「ふふ、この前純ちゃんに教えてもらったの」 梓「純...何してるの」 紬「ふふ、純ちゃんはとっても物知りさんなのよ〜」 梓「ムギ先輩、あんまり純の言うことを真に受けないでくださいね」 紬「…梓ちゃんがそう言うなら」 梓「はい。お願いします」 紬「あ、みかんのおかわりいる?」 梓「じゃあ、お願いします」 紬「皮を剥いてあげるね」 梓「どうせなら食べさせてください」 紬「了解っ!」 梓「そういえばムギ先輩、どうして炬燵を買ったんですか?」 紬「寒かったからだけど…」 梓「それなら電気カーペットとか電気毛布とかもあるじゃないですか」 紬「あ、そういうのでもよかったね。 でもね、猫は炬燵で丸くなるって昔から言うから」 梓「猫?」 紬「ええ、気まぐれな中野の猫さんを惹きつけるために、炬燵が必要だったのよ。きっと。 …後付けだけど」 梓「…なるほど。でも失敗だったかもしれません」 紬「どうして?」 梓「寒いほうが暖かいからです」 紬「?」 梓「…わからないならいいです」 紬「あれ?」 梓「どうしました?」 紬「ねぇ、梓ちゃん。私達高校生よね」 梓「はい」 紬「どうして梓ちゃんが菫のことを知っているの?」 梓「それを言うなら、思い出話のように高校生の頃のことを話してたムギ先輩は?」 紬「そもそもここはどこ?」 梓「そういえば…」 紬「…これは夢ね」 梓「どうやらそうみたいです」 紬「でも、なんで夢で未来のことがわかったのかしら」 梓「予知夢じゃないですか」 紬「予知夢…」 梓「ムギ先輩って、まるで未来のことがわかってるように見えることがありますから」 紬「そう?」 梓「はい。たとえばバレンタインの時。 あの時がきっかけだったんです」 紬「ごめんなさい。覚えてないわ」 梓「仕方ないです。これは夢の中ですから」 紬「…そうだね」 梓「それで、目を覚ましたら、何をしましょう」 紬「う〜んとね。とりあえず、目が覚めてから考えましょう」 梓「そーですね」 紬「うんっ!」 ◇◇◇ 唯「あれ、ムギちゃんは?」 澪「そういえば梓もいないな」 律「クリスマスの料理もあらかた平らげたし、2人きりになりたかったんじゃないのか?」 唯「付き合い始めたばかりだもんね、ムギちゃんとあずにゃん」 澪「でも、せっかく炬燵があるのに」 律「ちょっと探してみようぜ。キスシーンが拝めるかもしれないし」 憂「キス!?」 唯「憂も見てみたい?」 憂「うん…ちょっとだけ見てみたいかな」 澪「といっても唯の家で行ける場所なんて…あ、隣の部屋に−−」 律「うん、どうしたんだ、澪?」 澪「しーっ」 唯「寝てるね」 律「あぁ、でもこれは」 憂「うん。ぴったりくっついて、ぐっすり眠ってるみたい」 澪「…梓、気持ちよさそうだ」 唯「うんうん」 −−−−好きです」 おしまいっ! 戻る
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巨人小笠原、和田アキ子とその仲間をレイプして死亡 【和田アキ子@現実 死亡】 【勝俣州和@現実 死亡】 【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生 死亡】 【坂田銀時@銀魂 死亡】 【澤井啓夫@現実 死亡】 【巨人小笠原@なんJ 死亡】
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が、それは迫り来る死を目前にした692の夢だった。 「という夢を見たんだ。太極拳でどうやってレーザー受け流すんだよ」 かくして、殺害数トップはデコとなった。 アリガトォオオゥ───ッッッ!! 【中国人×12億@現実 死亡確認】 【692@現実 死亡確認】 死因・デコレーザーをくらって溶解
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戻る 百合短編SS 何かマトリョーシカのような話だな。 標準的なムギ梓です。 -- (名無しさん) 2013-12-26 22 23 55 自分の理解力が無いからか? イマイチ分からなかった。 -- (聡) 2013-12-26 22 56 11
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※餡子による母子の記憶継承と無駄に都合良く物事を考える餡子脳を踏まえて読んでください。 「お?い、れいむ??」 「なあに、おにいさん?」 「ゆっくり死ねええええええええええ!!」 「ゆべしっ!?」 男性の呼びかけに応じて彼の傍まで跳ねて行くなり全力でぶん殴られたのは飼いゆっくりのれいむ。 元々野生の個体で、家族を殺したれみりゃから助け出してもらった事があるので男性に全幅の信頼を寄せている。 それだけに、突然の事態に防御も回避も間に合わず、思いっきり顔面を陥没させ、餡子を撒き散らしながら勢い良く吹っ飛び、壁に激突した。 そのまま床に落ちたれいむは「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・!」とかなり危険な状態のときに発する呻き声を上げる。 そして、男性がオレンジジュースを持って駆けつけたときには、半ば物言わぬ饅頭に変わり果ててしまっていた。 「お?い、れいむ??」 「ゆゆっ!おにーさん、どうしてこんなことするの、ぷんぷん!」 「こんなことって何さ?」 「れいむのかわいいおかおにいたいことしたでしょ!ごまかさないでね!」 そう言いながら目を覚ましたれいむは思いっきり膨らんで男性を威嚇する。 が、彼にそんなものが通じるはずもない。 男性はおかしそうに笑いながら、こともなげにこう切り返した。 「それはきっと夢だよ!」 単純なもので、そんな言葉を聞かされるとれいむは本当に夢だったんじゃないかと思い始める。 頬を膨らますのを止め、首をかしげるような仕草をしながら男性に「ゆめ?」と尋ねた。 「そうさ、夢さ!良く考えてみろよ!とっても可愛いれいむがそんな酷い事されるわけないじゃないか!」 「ゆっ、それもそうだね!おにいさんはれいむのかわいさにめろめろだもんね!」 「そういう事さ!ゆっくり理解してね!」 「自分は可愛い。だからゆっくりさせてもらえる」・・・それはゆっくりの思考体系においては極めて論理的で妥当な主張らしい。 人間であれば「お前は何を言っているんだ」と言われかねないその言葉に納得したれいむは、満面の笑みを浮かべている。 もっとも、先ほど殴られて出来た怪我がオレンジジュース効果で完治しているおかげでもあるのだが。 何にせよ、さっきの出来事を夢か何かとして片付けたれいむは男性にご飯を持ってくるように要求し、またぶん殴られた。 勿論、その殴打による傷も目を覚ましたときには完全に癒えていて、男に諭されて夢だと思うことになった。 数日後、れいむは男性にお友達を連れてきて欲しいと要求した。 また殴られて大怪我をする夢を見たが、目を覚ますとそこにはありすの姿があった。 涎を垂らし、頬を紅潮させ、体中から妙な粘液を分泌する、いわゆる発情モードになったありすの姿が。 「でいむうううううう!ずっぎりぢまぢょうねえええええええええええ!!」 「やべでええええええええええ!ずっぎぢぢだらゆっぐぢでぎないいいいいいい!?」 れいむは必死で抵抗したが発情したありす種の力にかなうはずもなく、あっという間に捕まってしまった。 それから2時間半に渡って、計32回強制すっきりをさせられ、その数だけの蔦を生やしたれいむの意識は闇の中に消えていった。 「お?い、れいむ??」 「ゆゆっ、おにーさん!どうしてれいむをたすけてくれなかったの、ぷんぷん!」 「はぁ、助ける?」 「そうだよ!れいむ、ありすにいっぱいひどいことされたんだよ!」 そう言いながら目を覚ましたれいむは思いっきり膨らんで男性を威嚇する。 が、彼にそんなものが通じるはずもない。 男性はおかしそうに笑いながら、こともなげにこう切り返した。 「それはきっと夢だよ!」 単純なもので、そんな言葉を聞かされるとれいむは本当に夢だったんじゃないかと思い始める。 頬を膨らますのを止め、首をかしげるような仕草をしながら男性に「ゆめ?」と尋ねた。 「そうさ、夢さ!良く考えてみろよ!とっても可愛いれいむを助けないわけないじゃないか!」 「ゆっ、それもそうだね!おにいさんはれいむのかわいさにめろめろだもんね!」 「そういう事さ!ゆっくり理解してね!」 「自分は可愛い。だからゆっくりさせてもらえる」・・・それはゆっくりの思考体系においては極めて論理的で妥当な主張らしい。 人間であれば「お前は何を言っているんだ」と言われかねないその言葉に納得したれいむは、満面の笑みを浮かべている。 もっとも、先ほどのすっきりの疲労がオレンジジュース効果で完治し、頭の蔦がありすに移植されたせいで無くなっているおかげでもあるのだが。 何にせよ、さっきの出来事を夢か何かとして片付けたれいむは男性にご飯を持ってくるように要求し、またぶん殴られた。 勿論、その殴打による傷も目を覚ましたときには完全に癒えていて、れいむはいつもの夢だと思った。 夢から覚めたときにはまた発情したありすがいて、また散々レイプされたが、男に諭されて夢だと思うことになった。 数日後、れいむは男性にゆっくりした可愛らしい赤ちゃんが欲しいと要求した。 また殴られて大怪我をする夢を見たが、目を覚ますとそこにはありすの姿があった。 勿論、それもいつものレイプされる夢で、散々すっきりさせられた後に目を覚ますと、頭に蔦が一本だけ残っていた。 「お?い、れいむ??」 「おにいさん、みてみて!れいむ、あかちゃんができたよっ!」 何故出来たのかは考えないらしい。小さな小さなれいむとありすが実るその蔦を自慢げに男性に見せびらかす。 それを見た男性はおもむろにその赤ちゃんを引きちぎって、れいむの目の前で食べてしまった。 「どほぢでぞんなごどず・・・ゆ゛ぐっ!?」 「ゆっくり死ねえええええええええええええ!!」 抗議しようとした瞬間に全力でぶん殴られたのは飼いゆっくりのれいむ。 突然の事態に防御も回避も間に合わず、思いっきり顔面を陥没させ、口から餡子を撒き散らしながら壁に激突した。 そのまま床に落ちたれいむは「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・!」とかなり危険な状態のときに発する呻き声を上げる。 そして、男性がオレンジジュースを持って駆けつけたときには、半ば物言わぬ饅頭に変わり果ててしまっていた。 殴られる夢から目を覚ましたと思ったれいむはまたしても発情したありすにレイプされる夢を見た。 そして、本来ならば元気に生まれてれいむとゆっくりする予定だった赤ちゃん達が無数に・・・・・・。 「お?い、れいむ??」 「ゆゆっ、おにーさん!どうしてれいむのあかちゃんたべちゃったの、ぷんぷん!」 「はぁ、食べる?」 「そうだよ!れいむのあかちゃんたべちゃったんだよ!」 そう言いながら目を覚ましたれいむは思いっきり膨らんで男性を威嚇する。 が、彼にそんなものが通じるはずもない。 男性はおかしそうに笑いながら、こともなげにこう切り返した。 「それはきっと夢だよ!」 単純なもので、そんな言葉を聞かされるとれいむは本当に夢だったんじゃないかと思い始める。 頬を膨らますのを止め、首をかしげるような仕草をしながら男性に「ゆめ?」と尋ねた。 「そうさ、夢さ!良く考えてみろよ!とっても可愛いれいむの赤ちゃんを食べるわけないじゃないか!」 「ゆっ、それもそうだね!おにいさんはれいむのかわいさにめろめろだもんね!」 「そういう事さ!ゆっくり理解してね!それにほら、頭の蔦だってちゃんと無事じゃないか!」 「ゆゆっ!?ほんとうだね、れいむのかわいいあかちゃん、とってもゆっくりしてるよ!」 「自分は可愛い。だからゆっくりさせてもらえる」・・・それはゆっくりの思考体系においては極めて論理的で妥当な主張らしい。 人間であれば「お前は何を言っているんだ」と言われかねないその言葉に納得したれいむは、満面の笑みを浮かべている。 もっとも、先ほどのすっきりの疲労がオレンジジュース効果で完治し、頭の蔦が1本を残してありすに移植されたせいで無くなっているおかげでもあるのだが。 何にせよ、さっきの出来事を夢か何かとして片付けたれいむは男性にご飯を持ってくるように要求し、またぶん殴られた。 勿論、その殴打による傷も目を覚ましたときには完全に癒えていて、れいむはいつもの夢だと思った。 その後、また発情したありすがいて、また散々レイプされたがれいむはいつもの夢だと思った。 目を覚ますとまたしても男性に蔦に成っている赤ちゃんを食べられたが、男に諭されて夢だと思うことになった。 「ゆゆっ!れいむのかわいいあかちゃん、ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっきゅりちていっちぇね!」」」」 数日後、れいむの赤ちゃんは無事に誕生した。 れいむ種2匹とありす種2匹。みんなとってもゆっくりした可愛らしい赤ちゃんだ。 「おっ、れいむ・・・赤ちゃ生まれたのか?」 「そうだよ!とってもゆっくりしたかわいいあかちゃんだよ!」 「じゃ、死ね」 男は何の前触れもなく1匹の赤れいむの頭にお箸を突き立てて、絶命させてしまった。 それから死体、もとい小さな饅頭を責任を持って食べて処分した。 「どほぢでぞんなごどず・・・ゆ゛ぐっ!?」 「ゆっくり死ねえええええええええええええ!!」 抗議しようとした瞬間に全力でぶん殴られたのは飼いゆっくりのれいむ。 突然の事態に防御も回避も間に合わず、思いっきり顔面を陥没させ、口から餡子を撒き散らしながら壁に激突した。 そのまま床に落ちたれいむは「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・!」とかなり危険な状態のときに発する呻き声を上げる。 そして、男性がオレンジジュースを持って駆けつけたときには、半ば物言わぬ饅頭に変わり果ててしまっていた。 殴られる夢から目を覚ましたと思ったれいむはまたしても発情したありすにレイプされる夢を見た。 そして、本来ならば元気に生まれてれいむとゆっくりする予定だった赤ちゃん達を蔦ごと食べられる夢からも目を覚ました。 「お?い、れいむ??」 「ゆゆっ、おにーさん!どうしてれいむのあかちゃんにひどいことしたの、ぷんぷん!」 「はぁ、酷いこと?」 「そうだよ!れいむのあかちゃんぶすってしてぱくってしちゃったんだよ!」 そう言いながら目を覚ましたれいむは思いっきり膨らんで男性を威嚇する。 が、彼にそんなものが通じるはずもない。 男性はおかしそうに笑いながら、こともなげにこう切り返した。 「それはきっと夢だよ!」 単純なもので、そんな言葉を聞かされるとれいむは本当に夢だったんじゃないかと思い始める。 頬を膨らますのを止め、首をかしげるような仕草をしながら男性に「ゆめ?」と尋ねた。 「そうさ、夢さ!良く考えてみろよ!とっても可愛いれいむの赤ちゃんを虐待するわけないじゃないか!」 「ゆっ、それもそうだね!おにいさんはれいむのかわいさにめろめろだもんね!」 「そういう事さ!ゆっくり理解してね!それにほら、赤ちゃんならここにいるじゃないか!」 「ゆゆっ!?ほんとうだね、れいむのかわいいあかちゃん、とってもゆっくりしてるよ!ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっきゅちちていっちぇね!」」」」 「自分は可愛い。だからゆっくりさせてもらえる」・・・それはゆっくりの思考体系においては極めて論理的で妥当な主張らしい。 人間であれば「お前は何を言っているんだ」と言われかねないその言葉に納得したれいむは、満面の笑みを浮かべている。 もっとも、先ほどのすっきりの疲労がオレンジジュース効果で完治し、同じ髪飾りをつけた赤ちゃんが目の前にいるおかげでもあるのだが。 何にせよ、さっきの出来事を夢か何かとして片付けたれいむは男性にご飯を持ってくるように要求し、またぶん殴られた。 勿論、その殴打による傷も目を覚ましたときには完全に癒えていて、れいむはいつもの夢だと思った。 その後、また発情したありすがいて、また散々レイプされたがれいむはいつもの夢だと思った。 更に、またしても男性に蔦に成っている赤ちゃんを食べられたが、これまたいつも通りの夢だと思った。 目を覚ますとまたもや男性に赤れいむを殺されたが、男に諭されて夢だと思うことになった。 その夢から目を覚ますと、今度は目の前で1匹の赤ありすがれみりゃに食べられた。 怒りに任せてれみりゃに襲い掛かろうとしたとき何故か男性に殴り飛ばされた。 そのとき、れいむは赤ありすが食べられてしまったのも夢なんじゃないかと思った。 その殴打による傷も目を覚ましたときには完全に癒えていて、れいむはいつもの夢だと思った。 その後、また発情したありすがいて、また散々レイプされたがれいむはいつもの夢だと思った。 更に、またしても男性に蔦に成っている赤ちゃんを食べられたが、これまたいつも通りの夢だと思った。 目を覚ますとまたもや男性に赤れいむを殺されたが、これもまたいつもの夢だと思った。 そして、れいむはれみりゃに赤ありすが食べられたことを男に諭されるまでもなく夢だと思うことになった。 その夢から目を覚ますと、今度は目の前で1匹の赤ありすが赤れいむを犯し殺してしまった。 怒りに任せて赤ありすを踏み潰そうとしたとき、何故か男性に殴り飛ばされた。 そのとき、れいむは赤ありすが赤ありすを犯し殺してしまったのも夢なんじゃないかと思った。 その殴打による傷も目を覚ましたときには完全に癒えていて、れいむはいつもの夢だと思った。 その後、また発情したありすがいて、また散々レイプされたがれいむはいつもの夢だと思った。 更に、またしても男性に蔦に成っている赤ちゃんを食べられたが、これまたいつも通りの夢だと思った。 目を覚ますとまたもや男性に赤れいむを殺されたが、これもまたいつもの夢だと思った。 そして、れいむはれみりゃに赤ありすが食べられたが、やっぱり夢だと思った。 また、赤ありすが赤れいむを犯し殺したが、男に諭されるまでもなく夢だと思うことになった。 その夢から目を覚ますと、最後に生き残った赤ありすが男性に虐待され、殺されてしまった。 しかし、れいむは男性に抗議することを一切せずにこう言った。 「ゆっ、これもゆめなんだね!おにいさんはれいむのかわいさにめろめろだもんね!」 「・・・・・・・・・・・・」 「だからひどいことなんてしないよ!ゆっくりはやくおきてあかちゃんとゆっくりしたいよ?♪」 そう言って鼻歌を口ずさむれいむを抱きかかえると男は倉庫へと向かい、おもむろにその入り口を開け放った。 すると、その中には・・・無数の蔦を生やしたありすや飾りのない赤ゆっくりの死骸が散乱していた。 「ゆぎぃ、なにごでぇ!?ゆめでもぜんぜんゆっぎぢでぎないよぉ!?」 「夢じゃないよ」 「ゆゆっ!へんなこといわないでね!?」 「変なことじゃないさ。それに嘘でもない」 「・・・・・・ゆーっ!ゆっくりできないこといわないでよ、ぷんぷん!」 そう言いながられいむは思いっきり膨らんで男性を威嚇する。 が、彼にそんなものが通じるはずもない。 男性はおかしそうに笑いながら、ポケットから幾つかの髪飾りを取り出し、こともなげにこう切り返した。 「じゃあ、これは何かな?」 「ゆ゛っ・・・で、でいむのあがぢゃんの・・・」 「そして、この子は誰かな?」 男性は手近な赤れいむだったものに取り出した髪飾りを括りつけた。 更に手近な赤ありすだったものにカチューシャを取り付けた。 ついでに手近なありすの、それもあと少しで生まれそうな蔦を引っこ抜いて、れいむの頭にねじ込んでやった。 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「いいや、これが現実だよ」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「いいや、これが現実だよ」 幾度と無く繰り返される押し問答。 その間にも男は転がっているゆっくりだったものの形を整え、うつろな目がれいむを、見つめるように配置する。 その作業を繰り返すことおよそ1時間。れいむは既に赤ゆっくりが誕生していることに気付いていない。 口々に「おきゃーしゃん・・・ゆっきゅちちちぇね!」などと言っているがれいむは当然反応しなかった。 そして、男が倉庫の奥かられみりゃを連れてきたことにさえも気付いていない。 それどころか、視界に入ってさえいなかった。 れいむの目い映るものは、じっとれいむを見つめている倉庫内に並んだ数千の濁った瞳。 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ちがうよ、ゆめだよ!?おにいさんはれいむにめろめろなんだよ!?れいむはとってもかわいいんだよ!?とってもゆっくりしているんだよ!?」 「ゆぴぇええええええええええん!」 「どうしたんだ、れいむ?怖い夢でも見たのか?」 悪夢にうなされて、寝汗のようなものを沢山かいたれいむは、目を覚ました途端怖くなって泣き出してしまった。 すると、飼い主のお兄さんが駆け寄ってきて手のひらで包み込んでくれた。 そうやって、彼の手の中に包まっていると、少しずつ気分が落ち着いてきた。 「はははっ、いつもいつも悪夢にうなされるなんて、怖がりだなぁ」 「だっちぇ・・・れーみゅ、ゆめしゃんきょわいんだよ・・・」 「まあ、仕方ないか。れみりゃに家族が殺されて、生き延びたのはお前だけだもんな・・・そりゃ悪夢も見るよな」 「おにーしゃん・・・おにーしゃんはれーみゅをまもっちぇくれりゅ?」 「当たり前だろ?俺はお前の可愛さにメロメロなんだから」 男の手は温かくて、大きくて、それに今は亡き母親のリボンが巻かれているのでとてもゆっくり出来るものだった。 結局、幼くして恐怖を餡子に刻み込まれたれいむは男の手の温もりに包まれながらようやくゆっくりした安らかな眠りについた。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 無限ループになるようなならないような・・・ ちょっとぬるかったような気がする byゆっくりボールマン
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自信たっぷりにいちごに挑んだ律であったが、完敗であった。 勝てなくとも、もっと健闘するはずだった…だがそれは過信でしかなかった 律「ちくしょう…」チラッ いちご「……」フッ 律「(ちょっと笑った!?)」 律「ぐぬぬ…いちご!も一回勝負だ!」 いちご「いいけど…」 ここまで馬鹿にされて引き下がるわけにはいかない。王者の微笑が律に火をつけた。 律「(見てろよ…澪、唯、むぎゅ、梓…)」 もはやあるのはドラマーとしてのプライドと、軽音楽部部長としての責任 光男「(律坊に火をつけちまったか…こうなったら少々手強いぜ、おさげの嬢ちゃん)」フーッ 観戦していた光男は煙草を吹かしながら戦況を分析する。初戦は差は歴然であったが 光男「下手したら…」 光男「食われるぜ?」キリッ 学生「おっちゃんジュース頂戴」 光男「あ、はい」 律「(頑張れりっちゃん、負けるなりっちゃん)」ブツブツ いちご「(なんか言ってる…)」 いちご「準備OK?」 律「よっしゃ、OK!」 2回戦の幕があける… 律「(最初らへんは大丈夫なんだが…問題はサビだ…)」ダンダンポコポコ いちご「(さすがドラム経験者だけあって…なかなかのセンス…)」 ピョンピョンピョンピョン イントロやAメロは律が若干のミスをするものの、ほぼ互角といったところだろう 律「くる…!」ダダダダピヨピヨ いちご「……♪」コロコロコロコロ 律が警戒していたサビのパート しかし、頭で思っていても体はついていかない。またしても、サビで差をつけられてしまう Wおうじの勝ちだドン! 太鼓のキャラクターが勝者の名を宣言する 律「ぬぬぬぃぃ…」 いちご「……」フッ またしても嘲笑うかのように微笑む王者 いかにも、余裕しゃくしゃくといった表情 律「むむむー…!いちごもう1回お願い!」 いちご「うん、いいよ」 光男「(ふふふ、流石に1回や2回で勝てるわきゃあるめぇな、おさげの嬢ちゃんも相当な腕と見える)」 その後も律はいちごに挑み続けた、そしたら2時間過ぎてた。 律「また負けた…」ゼェゼェ いちご「(なんという執念…)」フゥフゥ 実に29戦29敗 流石にお互い疲れを隠せない。2人の額には汗が滲む 律「ちょっとハーフタイムだ」ヒュウヒュウ いちご「ええ」ハッハッ 律「(いつの間にかギャラリーがこんなに…)」 すっかり勝負に没頭していた律はギャラリーに気づかなかった。 いちご「(末恐ろしい存在だわ…Rithu Tainaka…)」 いちごの余裕な表情は真剣そのもの、前半の余裕は微塵も感じられない。 1戦終えるごとに律はスコアを着々と伸ばし続けた。 結果はいちごが勝利してきたが、もはや戦いはほぼ互角といっていいだろう。 いちご「(たった2時間でここまで進化するとはね…)」フゥフゥ いちごはハンカチで汗を拭きながら、体力の回復に勤めた 一方、その頃律は… 律「あーんもう!」ドガンガラガラ 29連敗という記録的連敗という屈辱。 後一歩というところまで来ても勝てない焦燥。 そして財布がやばい。 律「(ゲームオーバーなのか…)」 半ば諦めの表情に変わってきた律 光男「おう律坊、見事な負けっぷりだな」ニヤニヤ 律「うるしゃい」ハァハァ 光男「見ろよ、ギャラリーがあんなに集まってきやがった」 律「ああ…さっきまで気づかなかったよ」 光男「もうギブアップか?」 律「うーむ…まだまだやりたいのは山々なんだけど、財布もやばくてさ…」 それを聞いた光男は煙草に火をつけ、口を開く… 光男「一つ昔話をしようか…お前さんが中坊の時のな」 律「あ?」 光男「この店で格ゲーの大会があったの覚えてっか?」 律「あー…2回戦で負けたけどな」 光男「それだ、お前さんが1回戦で負かした奴はここら辺じゃ有名なゲーマーだったんだぜ」 律「そうなのか!?ふぇー知らなかった」 光男「勿論、その大会でも優勝候補だった。お前さんとやり合ってた時はギャラリーがわんさといたもんだ」 律「ふーん、けど、それがどうしたんだよ」 光男「わからねぇか?今の状況があん時に似てるってことさ」 律「ぽ?」 光男「目立ちたがりのおめぇのことだ、ゾクゾクするだろ」 律「……!」ハッ 光男「オラ行ってこい、いい加減に勝ってきやがれ」 律「……うん!ありがとう、みっちゃん!」 光男の言葉で何かを悟った律、疲弊しきった表情が清々しい笑顔に変わった。 その顔を見て光男は親指を立てた。グッb←こんな感じの 光男「(察しがよくなったな…少しは勉強したか)」ニヤリ 律「(目立ちたがりね…)」クスッ 学祭のライブでもそうだった。普段の練習以上に、沢山の人の前で演奏する時は調子がいい。 律「(今はライブ、このギャラリーは観客だな)」 自分に言い聞かせ、律は戦場に向かう。 太鼓を叩く腕はすでに限界を超えていた。しかし、この独特の集中がそれすらも忘れさせる。 いちご「休憩は終わりね…」 律「ああ…うふふっ」 いちご「!?」 不敵な笑みを浮かべた律を見て、いちごは驚きを隠せない。29連敗し、2時間の激闘を終えて、精神、肉体的にも追い詰められた状況で… いちご「(開き直り…かな?)」 律「ああそうだ…いちご」ズビシッ そう言うと律は、いちごの目の前で人差し指を立てた。 律「これがラストバトルな」 いちご「そう…」 王者いちごは感じとっていた、律の変化を。 この表情から初めて恐怖を覚え、一瞬、敗北という文字が脳裏をよぎる… いちご「(いや、私は負けない…絶対に)」プイプイ 流石、王者である。 首を横にプイプイと振って、不安を一掃する。 いちご「(次が節目の30戦目…いいわ、潰してあ・げ・る)」 そして、ファイナルバトルの幕が開ける…!! 光男「(律坊の奴…敢えて自分を追い込んだか…)」 光男「(大会の時もそうだ、2タテくらった後…3タテ連取で逆転勝ちしやがったんだ)」 今のシチュエーションが限りなくあの時と酷似している。 大舞台、逆境 この2つが律の力が最大限に発揮できる要素なのだ。 光男「(こりゃあ…ひょっとして、ひょっとするかもな…)」 これから始まる最終決戦に思わず武者震いが起きる。 律「よし準備OK!」 いちご「こっちも…OK」 決戦に選んだ曲は「Listen!!」某アニメのEDである。 ギャラリーの喧騒を余所に2人の戦いは始まる 律「……」ダダダダダポンポコ いちご「(流石に…イントロとAメロではミスはしないか…)」テケテケテケテケ 序盤は2人共ノーミスで切り抜ける。 いちご「やはり勝負は中盤から終盤…!」 2時間に及ぶ激闘で、いちごは周知していた。 とうに2人の腕は激痛で悲鳴をあげていた。握力が段々と弱まってくる。 律「(くっ…いてぇ…)」ズキズキ いちご「(痛い…よぉ…)」ウルウル しかし、決してバチは離さない。バチを離すぐらいなら2人は死を選ぶだろう 律「流石だな、いちご」フゥフゥ いちご「次はサビね…ついてこれる?」ハァフゥ 律「なめんなぁ!」 ウィルシング?歌うよー感じるそのまま♪どんなに小さくても世界で1つの歌♪ 画面上に○の嵐が吹き荒れる…! お互いが雌雄を決さんと最後の力を振り絞る。 いちご「え…!」ダダダダダ 律「(まだまだ…!)」タカタカタカダダダダ いちごは驚愕する。ついさっきまで最大の弱点だったサビを律は克服。 ギャラリーからどよめきが起きる。 いちご「(なに…なにが起きたの…?)」 律「(へへっ…盛り上がってるな)」 ギャラリーと連動するように律のテンションも上がっていく。 いちご「(この状況で…なんて楽しそうな顔なの…)」スッポコポンポン 律「それそれっ」ポンポンポン 光男「(あれだ、あの表情だ…。覚醒しやがったな…!!)」ゴクリ 曲はサビから間奏に入り。いよいよ勝負は終盤に差し掛かる。 いちご「(負けたくない…絶対に…!)」スッポコポンポン 律「(勝つんだ…!)」スッポコポンポン 最早そこにあるのは、憎しみでも殺意でもない…あるのはプライドのみ ウィルシング?歌うよー感じるそのまま♪ 曲は最後のサビ。 ここまでお互いノーミスで切り抜けてきた。 いちご「(ここまで追い込まれたのは初めてよ…田井中さん…)」ホッ いちごは敗北はないと確信した。 引き分けであろうと思われた次の瞬間…! 律「まだだ!」 いちご「!!」 リッースン♪ 澪が最後の歌詞を言い終えた。その後に、連打が待っていた 律「うおりゃあぁぁ」ダダダダダ いちご「あっ…」ビクン 律「よっしゃあぁぁ!」 律は雄叫びをあげた。 ハーフタイムを挟み、実に3時間に及ぶ激闘は終わった。 2Pの勝ちだドン! すげードン!ハイスコア更新だドン! ギャラリーから歓声があがる。なかには嗚咽を漏らすものまで… 9
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~琴吹邸~ 斎藤「子犬の横にはあなた~♪」 執事の斎藤は庭掃除に勤しむ。冬になり木々は枯れ葉を落としていく。 紬父「ノリノリだな、斎藤」 斎藤「はっ…!旦那様」 紬父「紬達はまだか…」 斎藤「そうですなぁ…、もうこちらには向かっていると思いますが…」 紬父「うむ」 斎藤「ふふ、早く可愛い孫娘に会いたいご様子」 紬父「ちっ…違うもん!」 斎藤「ふふふふふ、旦那様顔が真っ赤ですよ」 紬父「ぬぬぬ…、いやさ…年末の挨拶は礼儀じゃん」 斎藤「ふふふ、私も楽しみですよ。勿論、紬お嬢様と会うのも」 紬父「ゴホン、来たら知らせるように」 斎藤「かしこまりました」 斎藤「(琴吹グループの社長も、一人の父親であったか…)」 紬母「斎藤さん」 斎藤「はっ、奥様」 紬母「紬達はまだかしら?」 斎藤「到着したらお知らせいたしますよ」 紬母「そう、じゃあお願いするわね」 斎藤「(奥様も待ちきれないみたいだなぁ)」フフッ 斎藤「さて…さっさと終わらせよう」 紬「(渋滞…)」 出発してしばらくは賑やかだった車内は静まり返る。唯と澪は寝てしまったようだ。 梓「ママ、まだかな?」 紬「うん…もうちょっとだと思うんだけど…」 梓「梓ね、抱っこしてほしい」 紬「うん、おいで」 梓「ママのお腹にはね、あのね…赤ちゃんがいるんだよ」 紬「うん、梓ちゃんはお姉ちゃんになるのよ」 梓「ほんとに!?」キラキラ 紬「梓お姉ーちゃん」 梓「えへへっ」 渋滞で車が進まないものでストレスが溜まるが、我が子の屈託のない笑顔に癒される。 律「へへへ」 梓「あーパパー!何笑ってるんですかー」 律「なんでもないよ」 先程まで険しい表情だった旦那も、梓のお陰で顔がほころぶ。 それを見てこちらも嬉しくなって思わず笑ってしまう。 紬「うふふっ」 梓「ママもーなんで笑っているんですかー」 紬「梓ちゃん、しーっ。お姉ちゃん達寝てるから…」 梓「あっ…しーっ」 律「(空いてきたかな)」 渋滞が緩和されたようだ。車が動き出す。 景色が変わっていく。けれど、見覚えがある景色。 紬「(懐かしいなぁ…)」 はしゃぐ子供達をよそに、しばし、感傷に浸る。 高校はどうなっているのだろうか…、現在の軽音部はどんな感じなのだろうか。 律「ムギの母校てここら辺だったよな」 紬「ええ」 紬「(こっちではりっちゃんは男の子だから…)」 桜ヶ丘は女子校である、当然、夢の世界での律は他の学校だったのだろう。 律「軽音部だっけか、ムギのイメージじゃないけどなぁ」 紬「そうね…、すごい楽しかった」 律「何やってたんだ、ピアノか」 紬「うん、正確にはキーボードだけど」 律からこんな質問をされると、惚けているんじゃないかと変な気持ちになる。 律「さてさて…着きましたよ」 紬「運転お疲れ様でした」 律「あぁ」 紬「(なんかドキドキ…)」 10年後の自分の両親といよいよ対面である。 唯澪梓「着いたー!」 律「相変わらず広いな」 子供達と手を繋ぎながら歩いていく。 家の門までは若干の距離がある、するとその途中に… 斎藤「約束したじゃない、あなた約束したじゃない…」ハッ 律「久しぶり、斎藤さん」 紬「斎藤…また歌ってる」クスクス 斎藤「お…お嬢様…、若旦那…立派になられて…」フルフル 澪「こんにちは」ペコリ 斎藤「こんなに大きくなられて…」 唯「さいとー、おひげ伸びてる」 律「こら、挨拶だろう」 唯「あっ…こんにちはぁ」 斎藤「こんなに大きくなられて…」フルフル 梓「梓です、こんにちは」フリフリ 斎藤「こんなに大きくiry」フルフル 紬「斎藤、大丈夫?」クス 斎藤「はっ…立派に成長されたお子様を見たらつい…」 紬「元気で何よりね」 斎藤「紬お嬢様もお変わりなく…」 執事は歳のせいか涙もろくなっているようだ。 庭掃除の時に歌う癖は10年前と変わってはいなかったが 律「お義父さん達は?」 斎藤「はい、少々お待ちを…」 斎藤は懐からドラを取り出した。 紬「えっ…」 斎藤「紬お嬢様御一行のおなりー!!」ジャーンジャーン ドラの音がこだまする。子供達は思わず耳を塞ぐ。 斎藤「野郎共ー!!戦じゃ戦じゃー!!」ブオォー どこから取り出したのか、矢継ぎ早に法螺貝を吹き始めた。 紬「ちょっと…!斎藤…!そんなにハッスルしなくても…」 斎藤「はあっ…はぁ…」ゼエゼエ 法螺貝の音が静まりかえる頃、続々と使用人達が集まってきた。 律「うはは、すげぇなぁ」 唯「きゃははは」 澪「すごい、いっぱい人が来たよ」 紬「(何、この演出)」 梓「ママ…」グイグイ 紬「梓ちゃん、大丈夫だからね」 面白がる律達だが、梓は驚いてしまったようだ。 すかさず、むぎゅぎゅむぎゅう 使用人達は整列し、門まで一列に並んだその先には、なぜか仁王立ちで待ち受ける人影が… 紬「パパ…」 10年後の父親がいた。 紬父「…久しぶりだな」キリッ 紬「(なんで…仁王立ちしてるのかしら…)」 先程からの凝った演出に困惑する紬。 唯澪「じいじー!」 子供達は父に駆け寄る。 紬父「はーい、じいじですよー」 紬「ブホォ」 思わず吹き出してしまった。孫は可愛いのだろう、クールだった父の表情が豹変する。 澪「澪ね、もうすぐ小学生なんだぁ」 唯「唯は年長さん!」 紬父「そうかそうか、大きくなったなぁ」 頭を撫でながら、笑顔で話を聞いてあげてる父を見て紬は微笑む。 紬「パパ…ふふっ」 律「お久しぶりです、お義父さん」キリッ 紬父「あぁ、久しぶりだね律君」キリリッ 律「今年もお世話になりました、来年もよろしく…」 紬父「まぁ、固い挨拶は抜きだ。上がってくれ」 紬父「斎藤…」 斎藤「はっ」 紬父「いい法螺貝だった」 斎藤「お褒めに預かりまして」 紬「…」イライラ 紬「そういえばママは?」 斎藤「おかしいですね、私の法螺貝に狂いはないはずですが…」 紬「近所迷惑だからやめなさい」 斎藤「いやしかし…敷地が広すぎて近所がないんですが」 紬「斎藤…いい?」 斎藤「は…」 紬「子供達の教育によくないわ、いい大人が法螺貝を吹いて…真似したらどうするの?」 斎藤「はっ…」 紬「けど、上手くてちょっと感心しちゃった」 斎藤「お褒めに預かりまして」 律「(飴と鞭か…やりよるわい)」 執事とのやり取りを見て、律は思う。 なんか…すっごいお嬢様ーって感じ?がすると。 紬「それじゃ、子供達と遊んであげて」 斎藤「それが…旦那様が連れていっちゃいましたよ」フフッ 紬「はやっ」 律「まあ、とりあえずお義母さんに挨拶しようぜ」 紬「うん…そうね」 孫娘に会って嬉しそうにしてくれる父親を見て、内心は嬉しかった。 キャラが変わったのには最初は戸惑ったが、子供達が懐いてくれるようにクールなキャラを辞めたのだろう ~リビング~ 紬「ただいまぁ」 紬母「あらあら、むぎゅう…律君もお久しぶりね」 律「ご無沙汰してます」 紬母「出迎えれなくてごめなさいね、お料理してたのよ」 紬「私も手伝う」 紬母「だーめ、妊婦さんは疲れちゃうから休んでなさい」 紬「むぎゅぎゅ…」 律「たはは…」 照れ臭そうに頭をかく律。飲み会でのセクハラ部長の言動ような母に律はたじたじだ。 紬「…」ジー… これが10年後の母か…とまじまじと見てしまう。 美容にうるさいせいか、あまり歳をとったふうには見えなかった。 紬母「ん、なぁに?」 紬「あっ…いやっ…、ママ綺麗だなぁって…」 紬母「嬉しいこと言ってくれるじゃない」 律「ふぁ…」 紬母「律君、疲れたでしょ?ちょっと休んだら?」 律「そっすね、それじゃあ…」 紬母「紬、部屋に案内してあげて」 紬「あ、はぁい」 紬「私の部屋の場所知らないんだ?」 律「いやー、ムギの家は大きすぎてさ…迷っちまうんだよ」 確かに、我が家であるマンションに比べたら、実家は広すぎる。ちょっとしたホテルに来たような気分になる。 5
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しばし思い出話タイム。 大学はどうだったのか、仕事の話や、ちゃんと貯金はしてるのか、ちゃんとご飯は食べているのかと話す内容はたくさんあった。 姫子「ふふふっ」 唯「姫ちゃんも酔った?」 姫子「うん、さすがにねぇ…」 唯「目がトロンとしてるもん」 姫子「じゃあ酔ってる」 唯「あたしはまだまだ飲めるよー」 姫子「強いねー…唯は」 意外にもなかなかの酒豪の平沢唯に立花姫子もびっくり! 開けたばかりの一升瓶も四分の三は飲んだ。 姫子「あぅ…もう駄目…」 唯「あらら、姫ちゃま」 ついに机に突っ伏してしまった。 唯「お茶ですよ」 姫子「ありがと…」ゴキュゴキュ 唯「姫ちゃんのそんな様子初めてかも」 姐御肌であり、男勝りランキングで律の次点を射止めた姫子が、弱々しく机にへたりこむ姿はめったに見ることはできないだろう。 姫子「帰らなくてよかったかな…」 唯「ぽ?」 姫子「唯と久しぶりに沢山話せたし、家は何にもないしね」 唯「うん、わかるわかる」 姫子「皆でワイワイやった後に一人になると、すごい寂しくならない?だから…」 唯「姫ちゃん…寂しい…?」 姫子「今は大丈夫、だって唯と一緒だから」 唯「…!」キュルルルルン 姫子「なーんて…ふふ、ちょっとドキッとした?」 唯「うっ…うん」 姫子「はい…すごいね、一升瓶飲み干しちゃったよ」 唯「姫ちゃん、あたしを酔わせてどうする気?」 姫子「ふふ、私の方が酔ったから」 姫子「じゃあ消すね」 唯「はーい」 姫子「狭くない?」 唯「平気だよ」 姫子「そう、じゃあおやすみ…」 唯「姫ちゃん、おやすみ」 明かりを消すと、なかなか強い雨のようで雨音が聴こえる。 唯「…」 姫子「…んん」スヤスヤ 唯「(なんか緊張する…)」 至近距離のすぐに眠りについた姫子を、横目でチラチラと見ていてばかりで、なかなか寝付けない。 唯「(姫ちゃんが一人…姫ちゃんが二人…)」 姫子「…」ムクッ 唯「…!」 姫子「唯…起きてる?」 唯「あ…うん」 姫子「…」ニコ 唯「…」テヘッ 無言で微笑む姫子に笑顔で答える。 姫子「…唯もたまに寂しくなる?一人暮らししててさ」 唯「うん…前は憂がいたからね~…」 姫子「…じゃあ、慰めてあげる」 唯「ほぇ…?」 むぎゅぎゅ 姫子「ほら…」ギュ 唯「ふぁ…」 姫子「ふふ、ちょっとお酒臭いかもだけど」 唯「ううん…落ち着く…」 姫子「よしよし」ナデナデ 唯「(暖か柔らかいよぉ…)」キュルルルルン 姫子の胸に抱かれ、唯はその感触を堪能した。 姫子「唯ってよく抱き着いたりとかしてたじゃない?」 唯「うん…」 姫子「唯がじゃれるの見ててね、ちょっと羨ましかったんだ」 唯「そうだったんだ…」 姫子「ふふ、嫉みとかじゃないけどね」 唯「じゃあさじゃあさ、今日は朝までじゃれちゃおう」 姫子「本当に?嬉しいな」 言ってくれればよかったのにと唯は思った。 五年もの歳月を経て姫子の夢を叶えてあげれた自分を、今日だけは褒めてあげよう。 姫子「…」クゥクゥ 唯「(トイレ行きたい…)」 40分ほど経っただろうか、姫子は唯に抱き着いたまま寝息をたてる。 唯「(起こさないように…)」モゾモゾ 姫子の両腕をそっと外す。ベッドから上手く抜け出せたと思った矢先。 姫子「唯~…どこ行っちゃうの?」 唯「姫ちゃっ…トイレだよ」 姫子「行っちゃやだ…」 唯「すぐ戻ってくるから…ね?」 姫子「…わかった」 唯「(なんだろう…この罪悪感…!)」 後ろ髪引かれる思いで唯はトイレに向かう。 姫子の寂しげな潤んだ瞳を見て、唯は思った。 姫子を待たせぬように一刻も早く排泄を済ませようと…! 唯「(ううっ…待っててね)」シャー… 唯「ふぅ…すっきり…」 尿意から解放され安堵の表情を浮かべ、ベッドに戻る唯。 姫子「…あ」 唯「姫ちゃん、お待たせ」 姫子「おかえり」 誘導するように布団をポンポンと叩く。 唯「ただいま」ポスッ 姫子「…」ムギュギュ 唯「わっ…えへへ、姫ちゃん甘えん坊さん」 姫子「わかった?ふふ」 唯「うん」 姐御肌な彼女が見せる意外な一面。そのギャップが唯を狂わせる。 唯「…姫ちゃん」 姫子「どうしたの?」 唯「ちょっちゅ…キスしていい?」 噛んだ。 それを聴いた姫子はクスリと笑って頷くと 姫子「ん…いいよ」 唯「…」ゴクリ 姫子「…唯?」 酔った勢いとは言え大それたことを言ってしまった。それを受け入れてくれた姫子。 唯「ちょっと待ってね…」 姫子「…じゃあ、あたしからしちゃうぞ」 唯「えっ…んっ…」チュ 躊躇する唯を見兼ねて姫子は唯の唇を奪う。 姫子「…どう?」 唯「どうって…?」 姫子「あたしのキス」 唯「う…う~んと…」 姫子「ふふっ」 返答に困った唯の顔を見て微笑する姫子。 唯「上手く言えないけど…すごいね…よかった」 姫子「唯らしい答えね」 お互いに顔を見合わせて笑う。 姫子「…なんか暑くなってきちゃったね、汗かいちゃった」 唯「んっ…ん」 姫子「はぁ…んっ…」 静かな部屋には、舌を絡めあう音、唾液が交わる音が響く。 徐々に姫子のワイシャツは開け、下着が殆ど見える状態になっていた。 唯「姫ちゃん…」 姫子「唯…」 ふわふわ時間ならぬ、ぺろぺろ時間。 姫子「あぅ…」 唯「えへへ…姫ちゃん、汗舐めたげる」 姫子「ちょっと…いやっ…」 唯「(ちょっぴりしょっぱい)」ペロペロ 姫子「あぅぅ…」 唯「クールな姫ちゃんの意外な一面」 姫子「何言ってんの…エロ唯」 唯「むー!姫ちゃんから来たくせに!」 姫子「私は…抱きしめただけよ?」 唯「お○ぱい擦りつけてきたくせに!」 姫子「そっ…それは…」 唯「それは?」 姫子「唯が…可愛らしいくて…ギュッとしたくなっちゃって…」 唯「……///」ポッ 姫子「ふふ、あらあら?」 唯「なんだよぅ…///」 姫子「そういうとこもね、ポイント高いよ」 唯「へへ…」ムギュギュ 姫子「よしよし」ナデナデ 唯は思った。 お姉さんみたい…。 こんなにも甘えたくなるのは姫子だけだろう。安心する。 姫子「…!」 唯「どしたの?」 姫子「…チャイム」 唯「え?」 耳を澄ましてみると確かに聞こえた。雨音に混じり聴こえ辛かったのだ。 唯「こんな時間に…誰かな?怖い」 姫子「…大丈夫、私がいるから」 唯「うん…行ってくる」 恐る恐る玄関に向かう唯。しかし、ペロペロ時間を中断されて黙っているわけにはいかない。 唯「はぁい」 三回目のチャイムが鳴った後、ドアノブを少し開けた。 唯「あっ…!!」 律「唯…!」 唯「律ちゃん、どうしたの?」 律「ごめん、終電逃しちゃって…さ」 申し訳なさそうな顔をする律。全身びしょ濡れで下着がスケスケだ。 26