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死亡表記付名簿 作品タイトル/キャラクター名 うたわれるもの ハクオロ カルラ トウカ オボロ ベナウィ AIR 国崎往人 神尾観鈴 遠野美凪 Ever17-the out of infinity- 倉成武 小町つぐみ 桑古木涼権 Canvas2~虹色のスケッチ~ 上倉浩樹 鳳仙エリス 桔梗霧 竹内麻巳 藤浪朋子 車輪の国向日葵の少女 森田賢一 日向夏咲 三ツ廣さち 大音灯花 樋口璃々子 卯月セピア 法月将臣 SHUFFLE!ON THE STAGE 土見稟 リシアンサス ネリネ 芙蓉楓 時雨亜沙麻弓=タイム 終末少女幻想アリスマチック 丸目蔵人 月瀬小夜音 観興寺六花 疋田伊織 刀伎直冬芽 上泉信綱 小鳥遊圭 シンフォニック=レイン クリス・ヴェルティン トルティニタ・フィーネ ファルシータ・フォーセット リセルシア・チェザャリーニ アーシノ・アルティエーレ sola 森宮依人 四方茉莉 森宮蒼乃 神河繭子 辻堂剛史 D.C.P.S. 朝倉純一 朝倉音夢 芳乃さくら 白河ことり 杉並 To Heart2 河野貴明 柚原このみ 向坂環 小牧愛佳 十波由真 向坂雄二 バルドフォース 相馬透 紫藤彩音 バチェラ リャン 八木澤宗次 クーウォン ゲンハ ひぐらしのなく頃に 前原圭一 竜宮レナ 園崎魅音 園崎詩音 北条沙都子 古手梨花 フタコイ オルタナティブ恋と少女とマシンガン 双葉恋太郎 白鐘沙羅 白鐘双樹 舞-HiME運命の系統樹 高村恭司 鴇羽舞衣 玖我なつき 美袋命 天河朔夜 藤乃静留 Memories Off~それから~ 鷺澤一蹴 陵いのり 鷺澤縁 藤原雅 木瀬歩 Memories Off6~T-wave~ 塚本志雄 嘉神川クロエ 鈴代黎音 春日結乃 稲穂信 リトルバスターズ! 直枝理樹 棗鈴 来ヶ谷唯湖 西園美魚 棗恭介 残り87/88名 見せしめ 作品タイトル/キャラクター名 うたわれるもの エルルゥ Ever17 -the out of infinity- 倉成ホクト SHUFFLE! ON THE STAGE プリムラ D.C.P.S. 水越眞子 Memories Off6 ~T-wave~ 遠峯りりす リトルバスターズ! 井ノ原真人 宮沢謙吾
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レベル別デュエリスト一覧 前半(ハート0~2個) Lv.1 トメ , 大山平 , ボーイ , 須見英樹 Lv.2 丸藤翔(B) , 万丈目準(R) , 早乙女レイ(RJ) , 斎王琢磨(B) , 迷宮兄弟・弟 , 首領・ザルーグ(DU) , アビドス3世前田隼人 , 藤原優介 , 佐藤謙羊 , 松田悠平 , 山口康弘 , 二階堂寛 , 古澤利久 , 清水季也 , 愛怒瑠夫 , 吉澤由美 Lv.3 ティラノ剣山 , プロフェッサー・コブラ , 浜口ももえ , ブラック・マジシャン・ガール(DU) , タイタン(7) , 迷宮兄弟・兄 , 大徳寺 , ユベル(DU) , ミスターT初心守 , 梅原太一 , 高野剛史 , 西野祐太 , 甲斐隆史 , 加藤亮 , 西口良夫 , 鈴木総一郎 , 嵐ヒロシ , 間礼二 , 瓶田武司 Lv.4 エド・フェニックス , アモン・ガラム , 万丈目正司 , 鮎川恵美 , サラ , タニヤ , アムナエル川又義典 , 橋本卓也 , 金田光弘 , 倉田丈二 , 神田川流 , 清国郁夫 , 栄彬中村祐治 , 塚本真歩路 , 高橋秀行 , 樋口桜 Lv.5 丸藤亮(H) , ヨハン・アンデルセン , 斎王美寿知 , ナポレオン , オースチン・オブライエン枕田ジュンコ , 人造人間-サイコ・ショッカー(DU) , 万丈目長作 , カミューラ久保勇二 , 新田淳 , 桑原潤 , 渡邉勉 , 柴田リョウ , 堂本工事 , 藤原雪乃 , 風見吹子 , 山本百合 Lv.6 遊城十代(YU) , 天上院明日香(B) , ジム・クロコダイル・クック , クロノス・デ・メディチ , 天上院吹雪(B)矢ヵ城利之 , 沢中国正 , 川崎泰生 , 峠太郎 , 三田川たくや , 向井伸介 , 渡邊豪高田純二朗 , 野畑義賢 , 地原岩夫 , 温田熱巳 , 水城流次 , 北條礼博 , 打田英人 , 吉光俊輔 , 白石光一田中奈津代 , 宮田ゆま , 海野幸子 Lv.7 早乙女レイ(BR) , 松村成基 , 灘晋平 , 坂倉真 , 清水剛 , 田中康彦加藤友紀 , 山谷理恵 , 原麗華, 山路康平 Lv.8 セイコ , 茂野間ネオ , 木葉孝三 , 桐岡麻季 Lv.9 石原法子 , 石原周子 後半(ハート2~4個) Lv.1 トメ , 大山平 Lv.2 須見英樹 Lv.3 斎王琢磨(B) , 山口康弘 , 愛怒瑠夫 , 清水季也 , 瓶田武司 , 吉澤由美 Lv.4 ティラノ剣山 , タイタン(7) , 佐藤謙羊 , 鈴木総一郎 , 松田悠平 , 梅原太一 , 間礼二 , 西野祐太 , 西口良夫 , 初心守 , 古澤利久 Lv.5 丸藤翔(B) , アモン・ガラム , プロフェッサー・コブラ , 浜口ももえ , 橋本卓也 , 加藤亮二階堂寛 , 川又善典 , 倉田丈二 , 川崎泰生 , 神田川流 , 清国郁夫 , 塚本真歩路 , 高橋秀行 Lv.6 万丈目準(R) , ヨハン・アンデルセン , 天上院吹雪(A) , ブラック・マジシャン・ガール(DU) , ミスターT首領・ザルーグ(DU) , 高野剛史 , 新田淳 , 久保勇二 , 甲斐隆史 , 金田光弘 , 桑原潤 , 堂本工事 , 渡邊豪高田純二朗 , 地原岩男 , 風見吹子 , 山本百合 Lv.7 丸藤亮(H) , 斎王美寿知 , ジム・クロコダイル・クック , 人造人間-サイコ・ショッカー(DU)万丈目正司 , 鮎川恵美 , ボーイ , サラ , 松村成基 , 沢中国正 , 峠太郎 , 向井伸介 , 野畑義賢 , 白石光一 , 黒川唯一水城流次 , 温田熱巳 , 北條礼博 , 吉光俊輔 , 清水剛 , 打田英人 , 海野幸子 , 宇佐美彰子 , 宮田ゆま Lv.8 天上院明日香(B) , ナポレオン , クロノス・デ・メディチ , 枕田ジュンコ , 万丈目長作 , カミューラ , 灘晋平 , 矢ヵ城利之 , 山路康平 , 加藤友紀 , 山谷理恵 Lv.9 遊城十代(YU) , 早乙女レイ(BR) , エド・フェニックス , オースチン・オブライエン , セイコ , 茂野間ネオ , 木葉孝三 , 石原周子 , 石原法子 禁止カード使用時 Lv.1 エド・フェニックス斎王琢磨(B)トメカミューラ Lv.3 須見英樹 Lv.4 清水季也 Lv.6 丸藤翔(B) Lv.7 プロフェッサー・コブラ首領・ザルーグ(DU)山本百合 Lv.8 万丈目準(R)丸藤亮(H)ヨハン・アンデルセンブラック・マジシャン・ガール(DU)万丈目正司鮎川恵美迷宮兄弟・弟アビドス3世ナポレオン地原岩夫野畑義賢 Lv.9 クロノス・デ・メディチ遊城十代(R)早乙女レイ(BR)天上院明日香(B)ジム・クロコダイル・クック天上院吹雪(A)万丈目長作タニヤボーイ大徳寺山路康平 Lv.10 遊城十代(YU)三沢大地セイコ石原法子石原周子原麗華茂野間ネオ その他(フリーデュエルのみ) Lv.10 覇王・十代
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124 :自作自演男 ◆kC0elLNz.w :2007/09/23(日) 20 52 31 0 『……吸う?』 ただ黙って、水瀬さんが煙草を吸うさまを見つめていると、 水瀬さんが大分ちびた煙草をこちらに突き出してきました。 僕は煙草が吸えなかった――いまも吸えないのですが、 なにぶん煙草の煙というものが僕はぜんたい駄目なものでして、 果たして吸うか吸うまいか、そのときは随分悩みました。 しかしこんなチャンスを逃すわけにはいかないと、 僕は意を決してそっと煙草を受け取り、 舌先で舐めるようにして吸い口を口にすると、 おそるおそる二、三度、見様見真似でふかしてみました。 当然のように僕は盛大に咳き込み、 煙草をぽろりと床下に落としてしまいました。 『ばーか』 そして水瀬さんは足を伸ばし、落とした煙草をぐりぐりと踏んで火を消すと、 そのまま煙草を蹴飛ばし、教室の隅のほうへ追いやりました。 それから水瀬さんは足を組んでソファにどっかと座り直し、 僕の咳が落ち着くまでじっと見つめていました。 ようやく僕の咳が落ち着いてくると、 水瀬さんは気だるげに目をこすりながら僕に言いました。 『ん……じゃ、やろうか』 『はい……お願いします』 気が付くと、敬語を使っていました。 『オナニー見るだけで一万円とか、ホント馬鹿だね』 本当に呆れたように水瀬さんが呟きました。 『見てくれるのが水瀬さんなら安いくらいです』 『今まで、私でオナニーしたことある?』 考えもしなかった質問に、僕は一瞬動揺しましたが、 本当のことを言うことにしました。 『十回くらい……やりました』 『どんな妄想で?塚本くんの妄想のなかの私は、どんな感じなの?』 答えを考えるだけでも恥ずかしくなるような質問を浴びせられているのに、 僕は異常なほどに興奮し、性器をがちがちに膨らませていました。 <前へ 次へ>
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武将名 あなやまばいせつ 武田二十四将 UC穴山梅雪 武田家親族衆の筆頭。母は信玄の姉、妻は信玄の娘。武田姓を許されるなど優遇された。侍大将として川中島など、数々の戦に参戦した。駿河侵攻戦後は江尻城主となり、内政面で手腕を発揮して、駿河支配を担った。信玄没後は、後を継いだ勝頼と反目しあった。「ワシは武田一門じゃぞ。. 文句を言われる筋合いはないわ」 出身地 甲斐国 コスト 1.5 兵種 鉄砲隊 能力 武力4 統率5 特技 伏兵 計略 零距離射撃 武力が上がり、射程距離が下がる。 必要士気4 Illustration 塚本陽子 武田家に2枚しか無い鉄砲隊の片割れ。 しかし武力・統率ともに平凡で、伏兵を持つものの威力にはあまり期待できない微妙なスペック。 単に鉄砲隊として見た場合はもう一枚の鉄砲であるC跡部勝資のほうが優秀。 2枚並べて使うのも鉄砲としては常套手段だが、それをするなら他勢力にもっと優秀な組み合わせが多数あるのも現実。 ただ、計略要員として見た場合は武田家の1.5コストで唯一の大幅武力強化持ちである。 その計略は武力が上がり(武力+10 Ver1.20D)8.5cの間、鉄砲の射程距離が短くなるというもの(2/3程度、要検証)。 あくまで射程距離が短くなるだけであり、近づけば鉄砲を撃つ事は可能。 そこまで極端に射程が減るわけではなく、射程UP効果の2つ付いた家宝と合わせれば通常射程と大差無く使える。 基礎スペックこそお粗末だが、1.5コストが士気4で武力14の超絶強化になると思えばさほど悪くなく 代償が射程短縮のみなので、乱戦時などはノーリスク。 代償の射程も極端に短いわけではないので混戦時に後ろから撃ち込むぐらいの事は出来る。 特にVer1.20Aからは乱戦ダメージが増加した為、超絶強化クラスでも無い限り相手武将の兵力があっという間に減っていく。 虎口防衛や大筒の攻防で大いに役立ってくれるだろう。
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村井仁をお気に入りに追加 村井仁 <情報1課> #blogsearch2 村井仁 <情報2課> #technorati 村井仁 <報道課> FC岐阜前社長がJリーグの2021シーズンを総括。「ホームタウン制度」や愛すべきチームへの思いも語った(2021年12月6日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 小学生の部・加藤さん 一般・塚本さん最優秀 高岡市人権標語コンクール - 中日新聞 【公演 / 会見レポート】舞台「SK∞ エスケーエイト」本日開幕、レキ役の木津つばさ「チーム一丸となって」(舞台写真あり) - ステージナタリー 【東京都大学サッカーリーグ戦3部第4節】ICUは日大生物資源と引き分ける (2021年11月30日) - エキサイトニュース J2優勝の磐田へ…村井チェアマンがお祝いのメッセージ「チーム力はまさに盤石」(ゲキサカ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 磐田J2優勝!服部年宏ヘッド「この経験は今後に」不敗記録18に更新(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【速報中】ICUvs都留文科大は、ICUが4点リードで前半を折り返す (2021年11月27日) - エキサイトニュース アカリクのイベント「Acaric Tech Talk/Special」 を9月・11月にオンラインにて開催しました:時事ドットコム - 時事通信 サンタクロースってどんな人?青年団による子供参加型演劇「サンタクロース会議」 - ステージナタリー 松本空港の運用時間 午後7時まで延長へ 神戸線複便化を検討 | 政治・経済 | 株式会社市民タイムス - shimintimes.co.jp 長野県政を問う 「脱劇場」現実路線に、国との対話重視 - 日本経済新聞 村井仁 <成分解析課> 村井仁の42%は玉露で出来ています。村井仁の36%はカルシウムで出来ています。村井仁の21%はかわいさで出来ています。村井仁の1%は言葉で出来ています。 村井仁 <保存課> 使い方 サイト名 URL 村井仁 <外部リンク課> ウィキペディア(Wikipedia) - 村井仁 ページ先頭へ
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School Rumble Vol.6 通常版 限定版 発売日 2004年9月17日 ISBN-10(通常版) 4063634337 ISBN-13(通常版) 978-4063634334 ISBN-10(限定版) 4063620301 ISBN-13(限定版) 978-4063620306 表紙 播磨拳児 裏表紙 塚本天満 価格(通常版) 390円(税別) 価格(限定版) 1333円(税別) サブタイトル ♯73 [COOKIE S FORTUNE] - お姉さんの苗字判明。2-C順調に学力低下中。 ♯74 [WINNING] - 体育祭スタート。花井は相変わらず。 ♯75 [BATTLE GROUND] - 体育祭、騎馬戦。2-Cと2-Dの独壇場。 ♯76 [BIG MAN OF CAMPUS] - 引き続き体育祭、騎馬戦。2-Cと2-D以外の抵抗。天王寺2-Dだったのね。 ♯77 [FAREWELL TO THE KINGS] - まだ騎馬戦。天王寺でかすぎ。奈良・・・・・。 ♯78 [DEAD OR ALIVE] - まだまだ騎馬戦。どこまで行っても今鳥は今鳥。 ♯79 [SOLDIERS OF INNOCENCE] - 騎馬戦・・・・・、のはず。一条最強説。 ♯80 [THE PRIDE AND THE PASSION] - 沢近のプライド。大人の余裕。 ♯81 [YOU RE A BIG BOY NOW] - 女子リレー。勇姿の影で。播磨、お嬢のために。 ♯82 [SOME CAME RUNNING] - 男子リレー直前。花井、お前は違う。2-C男子、本気モード。 ♯83 [TRUE BLOOD] - 頂上決戦。バカに奇跡を。 ♯84 [SLOW DANCING IN THE BIG CITY] - 体育祭終了、レクリエーション。何気に天満は播磨を見てくれてる。 ♭17 [EYE OF THE CAT] - 天満、伊織、意識交換。周防、ファーストキ(ry ♭18 [JUMP INTO HELL] - 今明かされる、吉田山の小さい小さい全て。 ♭19 [BEST FRIENDS] - 葉子、絃子、友人の結婚式。大人の世界。
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024話 蜘蛛の糸 時刻は朝方を示そうとしていた。 空は夜の帳を徐々に白く染め上げている。 電波の通じない、時計代わりの携帯電話を閉じて、青年は深く息を吐き出した。 弱肉強食なゲームのご説明は、それはそれはもう痛み入るほどに理解できた。 メガホン越しにゲーム放棄を訴えていた男の声が、何の面白味のない銃声によって倒されたのだ。 少なくとも一人、銃を持った人間がこのゲームに乗ったという証だ。 その人間が誰か確認することはできなかったし、撃たれた男が無事なのかも分からない。 しかし確実に分かることがある。 あの時、何の迷いもなく敵意はないと名乗り出ていたら、己の身体には必要のない風穴が空いていただろう。 「まずは生き残ることが最優先、だな」 場合によっては、人を殺すことになるかもしれない。 間接的ではあるが、青年は人を――それも所属していた集団のリーダーを殺害した経験を持っている。 (そのリーダーが何故か生きており、この下らないゲームに参加しているという事実は 思考の彼方へ放り込んでおいた。考えてても答えなど出るはずもない) 正当防衛なんて甘っちょろい思考だけでは、恐らく行動はできないだろう。 もしも出会った相手に敵意があるのなら、戸惑ってはならない。 生きることを優先に、そして可能なら仲間との合流。それから先は、状況次第か。 配給された武器は、何の変哲もない作業用のハサミだ。 GUMPでも入っていればと期待していたが、そんな強運でもあればこのゲームに参加することはなかった。 心許ないそのハサミを手に、青年――塚本新は、身を隠していたアラヤ神社から離れていく。 ヒロインは常に辺りに気を配っていた。 その手の中には、ロイヤルポケットと呼ばれている小型の銃を収めている。 まるで知恵の輪のような金属の塊が銃だと分かった時、ヒロインは興奮と恐怖を胸に抱いた。 自分は、このゲームで有利な位置に立ったのだ。 だからと言って、人をそう簡単に殺めてしまおうとは思っていない。 死にたくないと思う心は、誰でも同じだ。 人でも、悪魔でも。 ならば自分は、何をするべきなのだろう? パートナーであるヒーローとの再会。 連絡手段が一切無いこの都市で、再び巡り会える可能性は絶望的だ。 ああ、なぜだろうか。この殺戮の舞台の幕が開いてからずっと、頭が軋むように痛い―― 突如思考を止め、ヒロインは背後を振り返った。 その視線の先には、さきほど歩いてきた道以外には何もない。 「思い過ごし……?」 歩き詰めで疲れているのか、それとも単に神経質になっているのか。 ヒロインは再び視線を前に向けようとして、 背後から、草を踏む音がした。 「――ッ!!」 反射的に、ヒロインは身体ごと振り返る。 その時、引き金にかけていた指に力が入ったことを彼女は知らない。 発砲には大した反動もなく、弾が本当に吐き出されたのかも疑わしいほどだった。 背後にはこちらを窺っていた人間がいて、撃ち出した弾丸が偶然にも相手に命中したと理解できたのは 「ぐッ……!」と苦しむ男の声と、道に滴る赤い雫のおかげだった。 緑のジャケットにサングラスを頭に乗せた青年は、左肩を押さえて踞る。その足下には、ハサミがあった。 そう、例えば、例えばあのハサミが喉元にでも突き立てられたなら――どうなっていたのだろう。 数多ある可能性の示唆でさえも、不安定な精神を揺れ動かすには十分すぎるほどだった。 ざあ、と血の気が引き、ヒロインはその場から脱兎の如く走り去る。 人を撃った、撃たなければ殺られていた もしあの足音に気付いていなかったら私は わたしはどうなっていたのだろう まだ死ねない死ぬわけにはいかない かれに、 ヒーローに、あうまでは。 ――このゲームは、人の心の魔を増幅させる。 ヒロインの精神に、蜘蛛の糸が張り巡らされる。 それはヒロイン自身が気付かないまま、ゆっくりと、心を蝕み始めていた。 新は撃たれた肩を押さえながら、少女が走り去った先を呆然と見つめていた。 殺す気などは更々無い。うまく交渉に持ち込み、共に行動して戦力増加ができればと思っていた。 しかし――現実はうまくいかないものだ。 特に人間相手の交渉だ、悪魔を相手にするのとはわけが違う。 (余談だが、彼はうまく話し合いに持ち込めたなら 悪魔相手と同様にウシシ!イヤーン!でバキューン!な交渉をするつもりだった。 ヒロインの行動は、至極当然の結果であり、正解だったと言えよう) 敵意を感じたなら、躊躇なく反撃する。 それができなかったのは、新が軽度のフェミニストであったというどうしようもない性分の所為だ。 「痛ってぇ……いきなり撃ち込んでくれやがって……美人さんには攻撃できねえってーの」 新は痛みに耐えるような掠れた声で、しかし軽い調子のまま呟くと、ザックを開けて肩の治療に取りかかった。 一日の始まりが、最初の戦果発表の時が近付いてくる。 【塚本新(主人公・ソウルハッカーズ)】 状態:銃創による左肩負傷(応急手当済み) 武器:作業用のハサミ 道具:? 現在位置:蓮華台・アラヤ神社付近 行動指針:スプーキーズとの合流、その後は状況次第 【ヒロイン(真・女神転生)】 状態:アルケニーの精神侵食によるパニック状態 武器:ロイヤルポケット 道具:? 現在位置:蓮華台を闇雲に逃走中 行動指針:ザ・ヒーローに会う Back 023 Next 025
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登録日:2019/02/11 (月) 13 30 26 更新日:2024/02/01 Thu 23 30 32NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2-C School Rumble ほとんどモブ カレー スクールランブル 小西大樹 小西遼生 想い人 河童 漫画家 矢神高校 記憶 転校 高校生 僕、転校するんだ、明後日 烏丸大路(からすまおおじ)とはアニメ・漫画作品「スクールランブル」の登場人物である。 CV:小西大樹(現 小西遼生) 【外見】 おかっぱ頭の少年、いつもボーっとしていて無表情。 クラスの女子からは、「かっこいいけど、かなり変わった人」と思われていた模様。 服装はほとんど学校の制服である学ランを着用しており、雨の日は河童(レインコートではなくUMAの)を着用する。 身長は175㎝。 【性格】 上述の通り無表情で何を考えているのかわからず、その上口数も多くなく、その本心はうかがい知れない。 たがカレーには並々ならぬこだわりを持っているようである。 【能力】 外見からは想像もつかないが身体能力は並の高校生を凌駕しており、 クラスのいざこざから始まったサバゲーでは獅子奮迅の大活躍をした他、 不良として喧嘩に明け暮れていた播磨とも互角以上に立ち回る腕っぷしを持つ。 また、漫画家としての顔も持ち、「二条丈」というペンネームでデビューしている。 ギターの演奏もできる。 【本編での行動】 第1話から登場し(一応)主人公である塚本天満の想い人であるが、 いきなり冒頭から、2日後にアメリカに転校してしまうという衝撃の事実が発覚するも、 天満の必死の行動により転校を1年延ばすことを決めた。 そこからは天満が彼に告白しようとして空回りするラブコメディとか その天満に恋する男、播磨拳児との三角関係とか まさかの恋のライバル登場とか そんな王道のラブコメディを期待していた読者もいたかもしれない だがこの烏丸 出番が少ない そう、出番が少ないのである 大事な事なので2回言いました。 曲がりなりにも主人公の想い人という重要な立ち位置ながら、あまり出番がないのである。 酷い時にはコミックス1巻分丸々出番がないという事もザラにある。 出てきても突拍子もない奇行に走って天満を煙に巻いたり、 播磨が頑張ってきたことを易々とやってのけるオチ担当だったりもした。 まぁ、出てきたら出てきたでそれなりに目立つので空気化は免れているが。 天満や播磨以外との交流も殆ど描かれてはいないが、文化祭でバンドのメンバーに選ばれる等印象は悪くない模様。 そんなこんなでグダグダのまま物語は終結に向かうと思われたが・・・ 以下、ネタバレ注意 実は重度の記憶障害を患っており、アメリカに行くのもその治療のためであった。 終盤、そのこともあり天満に対し別れを告げるも、それに激怒した播磨が殴りこんできた際、自身も最初で最後の本気のキレッぷりを見せ、カウンターの一撃で殴り倒した。 「この苛立ちを、君にぶつけていいんならそうするよ」 殴り合いの末、彼に天満に対する思いをぶちまけるのだった。(なお、その時の彼の表情は普段の彼とは程遠い、鬼気迫る表情であった) アメリカで天満が聞いた情報によれば「考える力が失われる」病気であるらしく、病院で天満がみつけた時は車いすに座り、一言も喋らぬままルービックキューブをひたすら回していた。 最終的に天満と共にアメリカに渡り、全てを忘れてしまったようだが、天満に寄り添われながら生活しており、 記憶も少しづつ取り戻している模様。 【主な人間関係】 塚本天満 烏丸に想いを寄せる主人公。 当初は烏丸が天満をどう思っているのかは不明だったが、少なくとも彼女とはそれなりに仲が良かった。 実際は病気のこともあり意図的に彼女の好意から避けていた模様。 播磨拳児 天満に想いを寄せるもう一人の主人公。 最初は接点がなかったものの、ふとしたことで天満が烏丸を好きだという事を知ってしまい。彼の高校生活は大いに荒れることとなる。 以降事あるごとに烏丸を意識するようになり、恋・漫画家としてライバル意識を向けられるも、ことごとく受け流している。 だが播磨も彼の人柄や漫画家としての腕は認めており、心の底から憎みきれてはいない模様。 最終的には彼を殴ってでも2人の恋を後押しした。 一条かれん、嵯峨野恵、結城つむぎ、冬木武一 文化祭のバンドメンバー、サバゲーにもこの5人で参加した。 沢近愛理 実は、遠足の際バスの中で天満を押しのけて烏丸の隣に座るシーンがあり、 もしかしたら最初は彼女を恋のライバルとして天満にあてがわせる予定だったのかもしれない。 実際は皆さんお察しの通り播磨に(ある意味)ゾッコンになるわけだが。 【余談】 出番は少ないものの、アニメのキャスト紹介では上から2番目(天満の下で播磨の上)に名を連ねていた。 追記、修正はカレーを食べてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 殆ど台詞がなかったから牙狼の時は驚いた -- 名無しさん (2019-02-11 13 57 53) アニメだと1話目から人外っぷりを発揮してた。(天満、播磨も大概だが) -- 名無しさん (2019-02-11 17 20 38) 声優の他の役調べると驚くキャラ -- 名無しさん (2019-02-11 18 55 57) 名前 コメント
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記録 男子100m決勝 男子100m準決勝(全3組) 男子100m予選(全8組) 記録 部類 記録 樹立者 所属 樹立年日 日本記録(NR) 10.00 伊東 浩司 富士通 1998/12/13 日本ジュニア記録(JR) 10.24 髙橋 和裕 奈良県立添上高等学校 1994/08/02 日本高校記録(HR) 10.24 髙橋 和裕 添上(奈良) 1994/08/02 大会記録(GR) 10.24 髙橋 和裕 添上(奈良) 1994/08/02 ※準決勝・決勝のレーンは不明 男子100m決勝 男子100m決勝 風(-0.5) 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 10"50 梨本 真輝 市船橋(千葉) 2 10"63 大瀨戸 一馬 小倉東(福岡) 3 10"64 ケンブリッジ 飛鳥 東京(東京) 4 10"70 綱川 隼人 市船橋(千葉) 5 10"72 橋元 晃志 川薩清修館(鹿児島) 6 10"74 金森 和貴 松江北(島根) 7 10"75 諏訪 達郎 四日市工(三重) 8 10"78 女部田 祐 東京(東京) 9 10"85 塚本 和也 平城(奈良) 男子100m準決勝(全3組) 男子100m準決勝1組 風(-0.5) 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 10"55 梨本 真輝 市船橋(千葉) Q 2 10"63 ケンブリッジ 飛鳥 東京(東京) Q 3 10"73 塚本 和也 平城(奈良) q 4 10"81 渡邊 壮史 岡山工(岡山) 4 10"81 北村 拓也 広島皆実(広島) 6 10"82 西垣 佳哉 中京大中京(愛知) 7 10"91 日吉 克実 韮山(静岡) 8 10"96 東 克俊 出水(鹿児島) 男子100m準決勝2組 風(-1.7) 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 10"69 綱川 隼人 市船橋(千葉) Q 2 10"74 女部田 祐 東京(東京) Q 3 10"75 橋元 晃志 川薩清修館(鹿児島) q 4 10"76 渡邉 悟 富士市立(静岡) 5 10"79 今井 祐弥 香住(兵庫) 6 10"83 須田 隼人 橘(神奈川) 7 10"88 与那国 塁 那覇西(沖縄) 8 11"05 小池 祐貴 立命館慶祥(北海道) 男子100m準決勝2組 風(-2.3) 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 10"69 大瀨戸 一馬 小倉東(福岡) Q 2 10"73 金森 和貴 松江北(島根) Q 3 10"75 諏訪 達郎 四日市工(三重) q 4 10"87 小笹 幸平 西京(山口) 5 10"94 桐生 祥秀 洛南(京都) 6 10"95 山口 竜哉 鶴翔(鹿児島) 7 11"02 佐々木 秀弥 仙台育英(宮城) 8 11"23 河室 裕貴 名古屋(愛知) 男子100m予選(全8組) 男子100m予選1組 風(-1.9) 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 8 10"80 諏訪 達郎 四日市工(三重) Q 2 4 10"81 ケンブリッジ 飛鳥 東京(東京) Q 3 9 10"96 宮内 康成 松山北(愛媛) 4 3 11"04 渡辺 将志 名古屋(愛知) 5 2 11"06 川内 等意 自由ケ丘(福岡) 6 6 11"13 永沼 賢治 大分舞鶴(大分) 7 5 11"25 石井 優登 桐生南(群馬) 8 7 11"44 渋谷 直寿 木造(青森) 男子100m予選2組 風(-0.8) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 2 10"67 梨本 真輝 市船橋(千葉) Q 2 7 10"81 桐生 祥秀 洛南(京都) Q 3 9 10"87 日吉 克実 韮山(静岡) q 4 5 10"97 髙須 晃宏 黒沢尻北(岩手) 5 4 10"98 日沼 凌介 北海道栄(北海道) 6 1 11"15 吉武 信太朗 今治南(愛媛) 7 6 11"34 福富 晃希 佐賀工(佐賀) 8 3 11"40 本間 崇裕 札幌国際情報(北海道) - 8 木歩士 悠大 長岡大手(新潟) DNS 男子100m予選3組 風(-0.4) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 3 10"64 金森 和貴 松江北(島根) Q 2 6 10"68 綱川 隼人 市船橋(千葉) Q 3 7 10"71 北村 拓也 広島皆実(広島) q 4 9 10"75 山口 竜哉 鶴翔(鹿児島) q 5 2 10"76 河室 裕貴 名古屋(愛知) q 6 5 11"00 今村 迅人 北部(長野) 7 4 11"06 藤本 浩太 札幌啓北商(北海道) 8 8 11"22 長尾 侑樹 城南(徳島) 男子100m予選4組 風(-1.3) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 3 10"78 塚本 和也 平城(奈良) Q 2 2 10"96 小池 祐貴 立命館慶祥(北海道) Q 3 5 10"98 瀬野 貴志 埼玉栄(埼玉) 4 6 11"00 江國 隼斗 倉敷青陵(岡山) 5 4 11"01 川瀨 政宏 伊志田(神奈川) 6 7 11"05 西村 定喜 星稜(石川) 7 9 11"06 小林 和広 春日部東(埼玉) - 8 進藤 和基 北海道栄(北海道) DNS 男子100m予選5組 風(-2.5) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 8 10"94 西垣 佳哉 中京大中京(愛知) Q 2 4 10"97 渡邉 悟 富士市立(静岡) Q 3 6 11"18 佐藤 智仁 一関二(岩手) 4 2 11"24 海野 啓太 埼玉栄(埼玉) 5 5 11"31 三村 哲 広島井口(広島) 6 7 11"35 甲斐 翔 宮崎南(宮崎) 7 9 11"36 森野 将太 富岡東(徳島) 8 3 11"52 山本 悠史 明星(大阪) 男子100m予選6組 風(-1.2) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 4 10"75 橋元 晃志 川薩清修館(鹿児島) Q 2 9 10"84 小笹 幸平 西京(山口) Q 3 6 10"85 今井 祐弥 香住(兵庫) q 4 2 10"92 内藤 亮 渋川(群馬) 5 5 11"06 久保 圭祐 函館中部(北海道) 6 7 11"09 与那原 良貴 那覇西(沖縄) 7 3 11"11 上松 涼太郎 星稜(石川) 8 8 11"12 佐藤 武瑠 花巻東(岩手) 男子100m予選7組 風(-1.3) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 4 10"73 女部田 祐 東京(東京) Q 2 2 10"75 須田 隼人 橘(神奈川) Q 3 6 10"80 渡邊 壮史 岡山工(岡山) q 4 7 10"82 与那国 塁 那覇西(沖縄) q 5 9 10"90 佐々木 秀弥 仙台育英(宮城) q 6 8 10"94 藤沢 亮輔 大阪(大阪) 7 5 10"99 山田 裕貴 姫路(兵庫) 8 3 11"02 別府 寛高 祐誠(福岡) 男子100m予選8組 風(+0.3) 順位 ORD 記録 名前 所属校名 備考 1 1 10"80 大瀨戸 一馬 小倉東(福岡) Q 2 7 10"89 東 克俊 出水(鹿児島) Q 3 5 10"93 上田 大貴 済美(愛媛) 4 2 10"96 奥山 アスカ 日大山形(山形) 5 4 10"98 鈴木 俊洋 県川越(埼玉) 6 6 10"98 霜鳥 佑 東京学館新潟(新潟) 7 8 11"06 大口 健太 星稜(石川) 8 9 11"19 南山 曙宏 小倉(福岡) 9 3 11"26 合田 達哉 観音寺中央(香川)
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作者:月下の人 ◆WXsIGoeOag 【前作】 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 【9】 【次作】 話には聞いていても、実際目にするとやはり驚くべき画像だった。 携帯の画面に写る揃いの制服の生徒たち。体型は人間でこそあるが、その顔や手は素肌ではなく体毛に覆われていて。 突き出た鼻面、天に伸びる耳、その腰には尻尾が揺れる。耳尻尾なんてレベルではない、まさに獣人である。 三人組の女子生徒は、活発そうな犬と、リボンの猫、おっとりした表情の兎。 追いすがる男子生徒は黄色い毛皮のチーター。その頭を抑えつけている長身の男子生徒は狼か。 「うぉ!」 「わっ!」 彼らを率いる教師は、茶色い剛毛に突き上がった鼻、口の両脇から上向きに突き出た牙に、見る者を震えあがらせる鋭い眼光。 でっぷりと太った体がその迫力を引きたてる、見るからに恐ろしい猪男。どう見たって鬼教師だ。 人間の男子生徒が平然と会話しているのは、赤茶の鱗に覆われた凶暴な面構えの…トカゲ? いや、 むしろゲームに登場する飛竜のよう。その隣から顔を出す女子生徒は黒い毛皮だが、その顔つきは狐のようだ。 「人間ってこんなに少ないのか?」 「いや、うちは特別ケモノが多いんだ。教師もほとんどケモノだし。そういう学園なんだよ」 大きな翼の腕を広げ、顔に嘴、足には鉤爪を持ったワシの女子生徒。プロレスラーのような身体つきをした白虎の女子生徒。 中心にいる人間男子生徒は長身な彼女たちに囲まれている影響か、陽太よりも小さく見える。 文庫本を片手に物静かな雰囲気を醸す、純白でふさふさした毛皮を持つ犬の男子生徒。 彼に笑顔を向けている猫の女教師は新米なのだろう、とても若々しく、むしろ彼より年下のようで。 この二人は教師と生徒なのだろうが……妙にいい雰囲気を感じるのは気のせいか。 「種族による区別って全然ないんですね」 「そだね。別の種族で組んでるひとの方が多いかも」 「種族違っても大丈夫なのか? 子供とかできんの?」 「うん。子供は大概どっちかの種族で生まれるんだよ」 「へぇえ…。よくできてんなお前の世界」 次の写真で思わず吹き出した。 バスの座席で居眠りする鎌田の、その顔には変に器用な落書きがされていて。 犯人とおぼわしきこの小さな、眼鏡の犬っこは近所の悪ガキか何かだろうか。 やる気の見えない猫の生活指導。不良っぽいトカゲ。厳しそうな眼鏡の兎の委員長。 不良っぽいライオン女教師。発育の良い狐の女子。不良っぽいカラカル。 小さな狸の女教師。不良っぽい人間女子。巨大なカブトムシにスズメバチ。 「……不良多くね?」 「ははは…」 その他にも様々な写真があって。多種多様な生徒たちが、それぞれに修学旅行を楽しんでいて。 時折ぶれたり、歪んだり、逆光でよく見えなかったりする、リアルなそれらの写真は作りもののそれとは思えず。 笑い、驚き、旅行を心から楽しんでいる彼らの表情もまた、作りもののそれとは決して思えなかった。 写真を次々と見ていて、気付いたことがある。 「あの鎌田さん、このよく写ってる馬の人と、鹿?の人は…」 「ああ、馬が塚本で鹿が来栖。こいつらとはまあ…腐れ縁?ってやつかな。なんだかんだでいつも一緒に行動してる」 「ふーん……」 いつも一緒にいるのか、この二人。 二人組について思うところがあったのだが、とても失礼なので晶は言うのはやめておいた。 「……馬鹿?」 「っちょっ!!?」 なんて気遣いも空しく、躊躇なく言ってしまう陽太。直後にツッコミのチョップを入れる晶。 そんな二人を見て鎌田はハハハと笑う。 「そんな気ぃ遣わなくていいよいいよ別に。実際、塚本は相当馬鹿だし、来栖だって大差ない」 ただ…と鎌田は不意に真顔になる。 「二人組で馬鹿、じゃなくて、僕も含めた三人組でチーム鹿馬螂(カマロ)っていうらしい。 とは言っても僕自身そんな徒党に入った覚えはなくて、塚本が勝手に言ってるだけなんだ。本当馬鹿だよね、ハハハ」 表面的には変わらない鎌田の顔を見て晶は思う。この人は表情豊かだ。 顔の形こそ変わらなくても、豊かな人柄が様々な表情を浮かび上がらせる。そんな鎌田の今の顔は…… 「お二人は…鎌田さんにとって本当に大切なお友達だったんですね」 鎌田は一瞬驚いたような顔を見せて、ふっ…と小さく息を吐いた。 「そうだね。いつも当然のように一緒にいて、時にはうっとおしい連中とさえ思ってたけど… 情けないもんだ。こうして会えなくなって、初めて気付いた」 「塚本と来栖は僕の親友だ。他の誰にも代えられない、僕の大切な仲間なんだ」 だから…、と、鎌田は決意の表情を浮かべる。 「僕は必ず、元の世界に帰る。どんな困難が待ち受けていようとも、絶対に無事に帰ってみせる」 「鎌田さん……」 「あいつら二人だけじゃ駄目なんだ。三人揃ってこそ、チーム鹿馬螂だからね」 心配する晶に、鎌田はニコリと微笑んで見せた。 「………嘘だな」 晶と鎌田は驚いて、ポツリと呟いた陽太に顔を向ける。 「今さら何言ってんのさ! 乗り気だったのはあんたでしょ!」 「いやいや待て勘違いすんな、その手を下ろせ晶」 晶の手から頭を防御しながら弁明する陽太。 「信じてるって鎌田の世界も、そっから来ちまったって話も」 「ふーん……じゃあ何さ」 晶が手を下ろすのを確認すると、ふぅ、と一息ついて陽太は語り出した。 「そもそも。パラレルワールドってのは人が想像できる可能性の数だけ、無限に存在する。そういうもんだ。 例えば、人型ロボットが車や携帯並みに普及してる世界。異形が闊歩して魔法が使える世界。 ヒーローや魔女っ子が平和を守る世界なんかもあるはずだ。人類皆能力者なこの世界だって無限の可能性の一つだ。 当然、鎌田のいた獣人世界だって存在するんだろうさ」 「ほう、それで?」 「だがそれらの世界はまず繋がったりしない。互いの存在に気付かないからこそ、どの世界も混乱せずにやっていけるんだ。 それが繋がる異常事態ってのは、想像を遥かに超える科学技術か、人智を超えた異能の力か、せいぜいそんな原因だろう」 「ふーむ…」 「つまりだ。獣人世界の科学技術がこの世界と大して変わらないってんなら、繋がっちまった原因は十中八九こっち。 解明されない異能の力が無数に存在する、このチェンジリング世界にあるはずだ。そうだろ?」 「…なるほど」 晶はいつの間にか、陽太の演説に引き込まれていた。単純な厨二妄想と割り切れない何かがある。 異世界の住人、鎌田の存在は大きい、が、それ以上に。自信満々な物言いが、何とも言えない説得力を生み出している。 こいつは演説家か、もしくは詐欺師の才能があるんじゃないだろうか。晶は、陽太の将来が少し心配になった。 「で、鎌田だが。お前はこの世界に来ちまった理由はわからないって言ってたな」 「あっ、ああ…」 突然話を振られた一瞬、鎌田にギクリとした表情が見えた。陽太の目が光る。 「二週間調べて手がかりゼロ。そんな厄介な状況の割に、お前の態度には妙な自信が見える。 現実主義のお前は、そんな根拠のない自信を持つタイプじゃねえな」 「う……」 「そしてお前は最初会った時『人を探す旅をしている』と言った。他に何とでも言いようはあるってのにだ。 さっき説明で詰まったのも恐らく、連れて来られた、と言いかけたんじゃねえのか」 「………」 「推測するにお前は、この世界に来ちまった理由、少なくとも関係のある人物の名を既に掴んでいる。違うか?」 最近どこかで見たようなパターンである。とはいえ、陽太はだいぶ控え目だが。 「驚いた。すごいな、君は」 晶は鎌田をじっと見つめて次の言葉を待つ。 「確かに、君の推測通りだ。その人の名前はわかっている」 「…ふっ。やはりな」 陽太はこれが当然だと言わんばかりに澄まし顔をしていたのだが、 机の下で小さくガッツポーズをとっているのが晶からはばっちり見えているのだった。 「ただ、その名前を言うわけにはいかないんだ。名前を知ったら、本格的に厄介事に巻き込まれてしまうかもしれないから…」 「比留間慎也か」 「そう、比留間慎也の名前だけは………」 数秒間、沈黙が場を支配して。 「ええええええええええっ!!!!?」 「えええぇ!?」 「なんだ図星かよ」 驚愕する鎌田と晶に対して、陽太は涼しい顔を見せていた。 「なっなんでそこまでっ!!??」 「はっきりしないが薄々そんな気はしててな。試しに鎌かけてみた」 「…あっ!?」 鎌田は自分の失言に気付くが、時既に遅し。 「しかしカマキリのお前が鎌にかかるとはな。笑えねえ冗談だぜ」 「…やられたよ。君も人が悪いな」 「知能派と呼べ」 胸を張る陽太に対して、額に手を当て大きな溜息をつくと、渋々といった様子で語り出す。 「どうやら君に隠し事はできないようだ。まあ、僕も嘘つくの得意じゃないしね。 そうだ、その人物の名前は比留間慎也。この世界では有名な能力研究者のはずだ。 この名前までは案外すぐに辿りつけたんだ。だけど…」 おっと、と何かに気付いた様子で鎌田は話の流れを変える。 「ところで、なんだって比留間慎也の名前が出たんだい? 世界的な有名人…だよね? 僕が調べた限り、世間的には悪い評判も無いはずだ。薄々そんな気がしていたって、一体どういう…?」 「厄介事に巻き込まれるって言うがな、俺と晶はとっくに巻き込まれてんだ。鎌田、お前に会う前からな」 「えっ? どういうこと?」 「俺と晶の能力は、比留間慎也に狙われているのさ」 「……えっ……と…え?」 鎌田は少々、ぽかんとした顔を見せて。そして晶に同意を求める。 「いやいや、陽太君はまたそういうことを。ないでしょ? さすがにそんなこと…」 「いえその…こればかりは本当なんです。陽太の妄想じゃなくて」 「……マジで?」 「マジです」 「おいコラ。俺がいつ妄想言ったってんだ」 「いつも言ってんでしょ」 陽太の反論をすっぱり切り落とす晶。鎌田は真剣な目で晶に向き直る。 「その話、できれば詳しく聞かせてもらえないだろうか」 「いいだろう。語ってやろうじゃないか俺の戦いの日々を。比留間の野望を。始めよう、悠久の神話ぶっ!?」 陽太の良い気分の語りは、晶の手に塞がれあっさり止められてしまうのだった。 「はいそこまで。あんたが語ると無駄に長くなるから。僕が話します」 「うん、そうしてくれると助かる」 「まず最初、ことの起こりは――」 不機嫌にむくれている陽太を気に留めず、無駄のない晶の語りを鎌田は真剣に聞き入っていた。 <続く> 登場キャラクター 岬陽太 水野晶 鎌田之博 上へ